JP2009210749A - 光学シート、これを用いたディスプレイ用バックライト・ユニットおよびディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも、2層の光拡散補助層5,5にはさまれた光拡散層4を有する光伝達層3を備え、光拡散補助層5の屈折率は、例えば光拡散層4の屈折率とは異なる屈折率を有する粒子を含有するか、その内部に空隙を形成することによって光拡散層4の屈折率と異なり、かつ前記光拡散補助層5および光拡散層4は、多層押し出し法により一体成型されてなることを特徴とする光学シートである。
【選択図】図1
Description
従って、所定の輝度を提供するのに必要な総電力を低減することで電池寿命が増大するが、これは電池式装置には特に望ましいことである。
代表的なものとしては、米国3M社の登録商標である輝度強調フィルム(BRIGHTNESS Enhancement Film:BEF)や、光射出面に凹凸形状を持つ拡散シートがこれにあたる。
本発明は上記課題を解決し、厚さが薄くても光散乱性の高い光学シート、これを用いたディスプレイ用バックライト・ユニットおよびディスプレイを提供することを目的とする。
請求項2に記載の発明は、前記光拡散補助層は、前記光拡散層の屈折率とは異なる屈折率を有する粒子を含有することを特徴とする請求項1に記載の光学シートである。
請求項3に記載の発明は、前記光学シートは、少なくとも1軸方向に延伸されてなり、該延伸により前記光拡散補助層の内部に空隙が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の光学シートである。
請求項4に記載の発明は、前記光拡散補助層と光拡散層との合計膜厚が25μm〜500μmであり、前記光拡散補助層の膜厚が、合計膜厚に対し10%〜90%の割合であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学シートである。
請求項5に記載の発明は、前記光伝達層の全光線透過率が40%〜98%の請求項1〜4のいずれかに記載の光学シートである。
請求項6に記載の発明は、前記光伝達層のヘイズ値が20%〜100%である請求項1〜5のいずれかに記載の光学シートである。
請求項7に記載の発明は、前記光伝達層は2軸延伸されてなるシートである請求項1〜6のいずれかに記載の光学シートである。
請求項8に記載の発明は、前記光拡散補助層に含まれる粒子が、有機粒子または無機粒子であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の光学シートである。
請求項9に記載の発明は、前記光伝達層の最表面に、十点平均粗さRzが200μm以下、算術平均粗さRaが3.0μm以上1000μm以下の凹凸構造もしくは、プリズム頂角が40〜170度、プリズム間隔が20〜700μmの範囲内のプリズム構造を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光学シートである。
請求項10に記載の発明は、前記光伝達層の少なくとも一方の面に調光機能層を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光学シートである。
請求項11に記載の発明は、前記調光機能層と前記光伝達層とが、接着剤または粘着材により積層されてなることを特徴とする請求項10に記載の光学シートである。
請求項12に記載の発明は、前記調光機能層と前記光伝達層とが、少なくとも1つ以上のリブを介して積層されてなることを特徴とする請求項10または11に記載の光学シートである。
請求項13に記載の発明は、前記接着剤または粘着材の100℃で貯蔵弾性率G’が1.0×104Pa≦G’≦1.0×108Paである請求項11に記載の光学シートである。
請求項14に記載の発明は、前記接着剤または粘着材が、前記光伝達層の屈折率と異なる屈折率を有する有機粒子および/または無機粒子を含む請求項11に記載の光学シートである。
請求項15に記載の発明は、前記調光機能層は、その片面もしくは両面に、高さ5μm以上のプリズムレンズアレイもしくはマイクロレンズアレイもしくはシリンドリカルレンズアレイもしくはこれらを複合してなる形状のレンズアレイがストライプ状、点状もしくは不規則に成型されてなることを特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載の光学シートである。
請求項16に記載の発明は、前記光伝達層の少なくとも一面に少なくとも一枚のシート部材が積層され、前記シート部材は、前記光伝達層の屈折率とは異なる屈折率の有機粒子および/または無機粒子を含む請求項1〜15のいずれかに記載の光学シートである。
請求項17に記載の発明は、前記光伝達層の少なくとも一方の面に拡散板を備えることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の光学シートである。
請求項18に記載の発明は、表示画像を規定する画像表示素子の背面に、光源と、請求項1〜17のいずれかに記載の光学シートを少なくとも1枚以上備えることを特徴とするディスプレイ用バックライト・ユニットである。
請求項19に記載の発明は、表示画像を規定する画像表示素子の背面に、光源と、複数の光学シートを備えるディスプレイ用バックライト・ユニットにおいて、請求項1〜17のいずれかに記載の光学シートを少なくとも1枚以上備えることを特徴とする特徴とするディスプレイ用バックライト・ユニットである。
請求項20に記載の発明は、前記光源が冷陰極管もしくはLEDもしくは半導体レーザーであることを特徴とする請求項18または19に記載のディスプレイ用バックライト・ユニットである。
請求項21に記載の発明は、画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する液晶表示素子からなる画像表示素子と、光源と、請求項18〜20のいずれかに記載のディスプレイ用バックライト・ユニットを備えることを特徴とするディスプレイである。
図1は、本発明の光学シートを説明するための断面図である。
本発明の光学シートは、2層の光拡散補助層5にはさまれた光拡散層4を有する光伝達層3を備えてなる。
前記光伝達層3は全光線透過率が40%〜98%(JIS K7361−1に準拠した測定において)、ヘイズ値は20%〜100%(JIS K7136に準拠した測定において)であるのが好ましい。全光線透過率が40%を下回ると、輝度低下を生じ、80%を上回ると拡散性能が不十分である。また、ヘイズ値が98%を下回るとやはり拡散性能が不十分であるため、全光線透過率は80%以下、ヘイズ値は98%以上であることが望ましい。
光拡散補助層5と光拡散層4とは、屈折率を異ならせる必要がある。屈折率の差は0.02以上であることが望ましい。屈折率の差がこれより小さいと十分な光散乱性能が得られない。上記屈折率の差を発現するためには、上記のように粒子または空隙を導入する方法のほかにも、例えば光拡散層4の透明樹脂と光拡散補助層5の透明樹脂の屈折率を異ならせる方法がある。
10%を超える場合、光伝達層3に占める光拡散層4の割合が減り、十分な拡散性が得られないという欠点がある。
また、この光伝達層3を500μmを超えると、光学シート全体として厚みが増すという欠点がある。
これとは別に、図4に示すように、拡散シートや拡散板13を光伝達層3の少なくとも一方の面に設置し、光伝達層3の剛性を強化してもよい。
また、前記とは別の形態として、光伝達層3の少なくとも一面に少なくとも一枚のシート部材を積層し、前記シート部材が、光伝達層3の屈折率とは異なる屈折率の有機粒子および/または無機粒子を含むようにしてもよい。
更に視認性を向上させるために前記線幅を50μm、面積1500μm2以下にすることがより好ましい。
光源1が配置されたランプハウス2に、一体型の光学シート7が配置されている。構成によっては、一体型の光学シート7の光源側と反対側に、さらに拡散シートや反射型偏光分離シート8を設けることもある。
また、屈折率差を利用するため、調光機能層6への入射光は低屈折率層から入射することが望ましく、通常は空気層が設けられている。この空気層を確保し、調光機能層6と光伝達層3を一体接合するため、リブ12および接着剤もしくは粘着剤11を使用する。このような一体接合箇所は一体型の光学シート7中に複数層設けられていても良い。
さらにディスプレイ装置もますます大型化の一途をたどっており、それに伴い光学シートもしくは光学シート群のサイズも大きくなっていくが、本発明の光学シートもしくは光学シート群は一体型であるため薄くて強度が強く、さらに表示品位も優れているためこういった大型ディスプレイ装置にも十分に使用できる。とくに、画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する液晶表示素子からなる画像表示素子と、光源と、本発明のディスプレイ用バックライト・ユニットを備えることを特徴とするディスプレイが好ましい。
(調光機能層の作製方法)
(実施例1)
幅方向にピッチ50μm、高さ方向に25μm、頂角90°のシリンドリカルプリズムアレイを伴ったシートを、透明樹脂を用いて押し出し成型により厚さ240μmに成型した。
この際、透明樹脂としてポリカーボネート樹脂を使用し、屈折率の異なるポリカーボネート粒子を添加し、シートのHzが40%になるように調整した。
(実施例2)
光伝達層を形成するため、光拡散補助層としてポリエチレンテレフタレート(PET)のチップに対して、非相溶な熱可塑性樹脂としてポリ-4-メチルペンテン-1のチップ、および分散剤として分子量4000のポリエチレングリコールを混合し180℃3時間真空管相した後に、押出機に供給し、常法により285℃で溶融してTダイ複合口金内に導入した。
また、光拡散層としてはポリ-4-メチルペンテン-1のチップの量を減らしたものを使用した。
得られた溶融体シートを、表面温度25℃に保たれた冷却ドラム上に密着冷却固化させ未延伸フィルムとした。続いて、該未延伸フィルムを98度に過熱されたロール群を用いて長手方向に延伸した後、25℃のロール群で冷却し、1軸延伸フィルムとした。次いで、該1軸延伸フィルムをクリップで保持しながらテンターに導き105℃に加熱された雰囲気下で長手方向に垂直な方向に延伸した後、さらに幅方向に弛緩しつつ、テンター内で220℃の熱処理を施し均一に除冷後、巻き取り拡散基材を得た。全光線透過率とHz値はポリ-4-メチルペンテン-1の添加量と、延伸の倍率を変えることで作成した。総厚は200μmであり、得られた光伝達層の両側に易接着処理を施した。
(実施例3)
得られた調光機能層と光伝達層との易接着面にそれぞれ粘着材を塗布し、空気層を確保しつつ一体成型をはかった。
(実施例4)
作成した光学シートを37型のサイズにカットし、単位レンズを冷陰極管と対向し、シリンドリカルレンズアレイであれば光源と平行になるように、バックライト・ユニットに配置した。光学シートの光源と反対面には厚さ2mmの透明レンズシートを配置した。光学シートは光源側にたるまないようにこの厚さ2mmの透明レンズシートと、両面テープで4辺を貼り合わせた。両面テープの幅は5mmとし、画像表示領域内に両面テープが入らないようにした。
(実施例5)
拡散性能評価は、市販の拡散板との比較により行った。本光学シートのHz値(JIS K7136)は99.03、光拡散率は61.6%従来の拡散板と比較しても拡散性は十分であった。
また、市販品に比べ大幅な膜厚削減が可能となった。
2・・・ランプハウス
3・・・光伝達層
4・・・光拡散層
5・・・光拡散補助層
6・・・調光機能層
7・・・光学シート
11・・・接着剤もしくは粘着剤
12・・・リブ
13・・・拡散板
Claims (21)
- 少なくとも、2層の光拡散補助層にはさまれた光拡散層を有する光伝達層を備え、前記光拡散補助層の屈折率は、前記光拡散層の屈折率と異なり、かつ前記光拡散補助層および光拡散層は、多層押し出し法により一体成型されてなることを特徴とする光学シート。
- 前記光拡散補助層は、前記光拡散層の屈折率とは異なる屈折率を有する粒子を含有することを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
- 前記光学シートは、少なくとも1軸方向に延伸されてなり、該延伸により前記光拡散補助層の内部に空隙が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
- 前記光拡散補助層と光拡散層との合計膜厚が25μm〜500μmであり、前記光拡散補助層の膜厚が、合計膜厚に対し10%〜90%の割合であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学シート。
- 前記光伝達層の全光線透過率が40%〜98%の請求項1〜4のいずれかに記載の光学シート。
- 前記光伝達層のヘイズ値が20%〜100%である請求項1〜5のいずれかに記載の光学シート。
- 前記光伝達層は2軸延伸されてなるシートである請求項1〜6のいずれかに記載の光学シート。
- 前記光拡散補助層に含まれる粒子が、有機粒子または無機粒子であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の光学シート。
- 前記光伝達層の最表面に、十点平均粗さRzが200μm以下、算術平均粗さRaが3.0μm以上1000μm以下の凹凸構造もしくは、プリズム頂角が40〜170度、プリズム間隔が20〜700μmの範囲内のプリズム構造を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光学シート。
- 前記光伝達層の少なくとも一方の面に調光機能層を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光学シート。
- 前記調光機能層と前記光伝達層とが、接着剤または粘着材により積層されてなることを特徴とする請求項10に記載の光学シート。
- 前記調光機能層と前記光伝達層とが、少なくとも1つ以上のリブを介して積層されてなることを特徴とする請求項10または11に記載の光学シート。
- 前記接着剤または粘着材の100℃で貯蔵弾性率G’が1.0×104Pa≦G’≦1.0×108Paである請求項11に記載の光学シート。
- 前記接着剤または粘着材が、前記光伝達層の屈折率と異なる屈折率を有する有機粒子および/または無機粒子を含む請求項11に記載の光学シート。
- 前記調光機能層は、その片面もしくは両面に、高さ5μm以上のプリズムレンズアレイもしくはマイクロレンズアレイもしくはシリンドリカルレンズアレイもしくはこれらを複合してなる形状のレンズアレイがストライプ状、点状もしくは不規則に成型されてなることを特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載の光学シート。
- 前記光伝達層の少なくとも一面に少なくとも一枚のシート部材が積層され、前記シート部材は、前記光伝達層の屈折率とは異なる屈折率の有機粒子および/または無機粒子を含む請求項1〜15のいずれかに記載の光学シート。
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- 表示画像を規定する画像表示素子の背面に、光源と、請求項1〜17のいずれかに記載の光学シートを少なくとも1枚以上備えることを特徴とするディスプレイ用バックライト・ユニット。
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- 前記光源が冷陰極管もしくはLEDもしくは半導体レーザーであることを特徴とする請求項18または19に記載のディスプレイ用バックライト・ユニット。
- 画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する液晶表示素子からなる画像表示素子と、光源と、請求項18〜20のいずれかに記載のディスプレイ用バックライト・ユニットを備えることを特徴とするディスプレイ。
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