JP2009263574A - 共重合体およびそれを用いたゴム組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スチレン−ブタジエン−アルコキシシリルスチレン共重合体、およびそれを用いたゴム組成物に関する。
近年省資源、省エネルギー、加えて、環境保護の立場から排出炭酸ガスの低減の社会的要求が強まっている。自動車に対しても排出炭酸ガスの低減を目的として、自動車の軽量化・電気エネルギーの利用等の様々な対応策が検討されている。自動車の共通の課題として、タイヤの転がり抵抗改善による燃費性能の向上が必要とされており、更に自動車に対しては、走行時の安全性向上の要求も強まっている。これら自動車の燃費性能及び安全性は使用されるタイヤの性能に負うところが大きく、自動車用のタイヤに対しては、低燃費性、操縦安定性、耐久性の改善要求が強まっている。これらのタイヤ特性は、タイヤの構造・使用材料等種々の要素に左右されるが、特に路面に接するトレッド部分に用いるゴム組成物の性能が低燃費性・安全性・耐久性等のタイヤ特性への寄与が大きい。このため、タイヤ用ゴム組成物の技術的改良が多く検討・提案され、実用化されている。
例えば、タイヤトレッドゴムの性能として、低燃費性向上にはヒステリシスロスが小さいこと、ウェットグリップ性能向上にはウェットスキッド抵抗性が高いことが要求されている。しかしながら、低ヒステリシスロスとウェットスキッド抵抗性との関係は相反するものであり、一つだけの性能向上では問題点の解決は難しいのが現状である。タイヤ用ゴム組成物の改良の代表的な手法は、使用する原材料の改良であり、SBRやBRに代表される原料ゴムの構造の改良、カーボンブラック・シリカ等の補強充填剤、加硫剤、可塑剤等の構造や組成の改良が行われている。
低燃費性とウェットグリップ性能のバランスを向上させるために、充填剤としてシリカが良く用いられるが、一方でシリカを用いた場合には混練りが難しく、シリカの良分散性や加工性が課題となっている。その改良方法として特許文献1ではゴム組成物にポリアルキレングリコールを配合し、加工性に優れるゴム組成物を得る方法が記載されている。しかし、当該技術においては分子量が1000以上のポリアルキレングリコールは常温で固体であるためゴム組成物のムーニー粘度が高くなる問題や、分子量が低い場合あるいは配合量が多い場合はゴム表面にブリードアウトして接着不良等が発生する問題がある。
特開平9−3245号公報
加工性、低燃費性およびウェットグリップ性能のバランスに優れているゴム組成物を提供する。
本発明は、スチレンおよび/または1,3−ブタジエンと、下記一般式で表されるアルコキシシリルスチレンとを共重合して得られる共重合体に関する。
(一般式)
(一般式)
(式中のR1、R2、R3は独立に炭素数が1〜4の炭化水素基で、それぞれ同じであっても異なっていても良い。)
本発明の共重合体は、前記共重合体におけるアルコキシシリルスチレンの含有量が0.05〜35質量%であることを特徴とする。
本発明の共重合体は、前記共重合体におけるアルコキシシリルスチレンの含有量が0.05〜35質量%であることを特徴とする。
また、本発明は、ジエン系ゴムと前記共重合体を含むことを特徴とするゴム組成物に関する。
本発明のゴム組成物は、前記ゴム成分100質量部に対して、シリカを5〜150質量部含むことを特徴とする。
従来のゴム組成物に比べて、加工性、低燃費性とウェットグリップ性能のバランスに優れたゴム組成物を得ることができる。
<共重合体>
本発明における共重合体は、スチレンおよび/または1,3−ブタジエンと、下記一般式で表されるアルコキシシリルスチレンとを共重合して得られた共重合体である。
(一般式)
本発明における共重合体は、スチレンおよび/または1,3−ブタジエンと、下記一般式で表されるアルコキシシリルスチレンとを共重合して得られた共重合体である。
(一般式)
(式中のRは炭素数が1〜4の炭化水素基で、それぞれ同じであっても異なっていても良い。)
前記共重合体の分子量は300〜2,000,000であることが好ましい。
前記共重合体の分子量は300〜2,000,000であることが好ましい。
(アルコキシシリルスチレン)
前記アルコキシシリルスチレンの一般式中のR1、R2、R3は独立に炭素数が1〜4の炭化水素基で、それぞれ同じであっても異なっていても良い。Rの炭素数が4を超えると、前記アルコキシシリルスチレンの合成が困難になるだけでなく、それを用いて得られる共重合体を含むゴム組成物の性能改善効果が小さくなる傾向がある。前記アルコキシシリルスチレンは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
前記アルコキシシリルスチレンの一般式中のR1、R2、R3は独立に炭素数が1〜4の炭化水素基で、それぞれ同じであっても異なっていても良い。Rの炭素数が4を超えると、前記アルコキシシリルスチレンの合成が困難になるだけでなく、それを用いて得られる共重合体を含むゴム組成物の性能改善効果が小さくなる傾向がある。前記アルコキシシリルスチレンは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
前記共重合体におけるアルコキシシリルスチレンの含有量は0.05〜35質量%が好ましく、特に0.1〜20質量%であることが好ましい。窒素含有化合物の含有量が0.05質量%未満では低燃費性およびウェットグリップ性能の改善効果が得られにくく、一方、30質量%を越えると高コストになってしまう傾向がある。
<共重合体の製造方法>
(重合方法)
前記共重合体の重合方法については特に制限はなく、溶液重合法、気相重合法、バルク重合法のいずれも用いることができるが、特にアルコキシシリル基の安定性の観点から溶液重合法が好ましい。また、重合形式は、回分式及び連続式のいずれであってもよい。
(重合方法)
前記共重合体の重合方法については特に制限はなく、溶液重合法、気相重合法、バルク重合法のいずれも用いることができるが、特にアルコキシシリル基の安定性の観点から溶液重合法が好ましい。また、重合形式は、回分式及び連続式のいずれであってもよい。
溶液重合法を用いた場合には、溶媒中のモノマー濃度(スチレン、1,3−ブタジエンおよびアルコキシシリルスチレンの合計)は、5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましい。溶液中のモノマー濃度が5質量%未満では、得られる共重合体の量が少なく、コストが高くなる傾向がある。また、溶媒中のモノマー濃度は50質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましい。溶媒中のモノマー濃度が50質量%をこえると、溶液粘度が高くなりすぎて撹拌が困難となり、重合しにくくなる傾向がある。
(アニオン重合における重合開始剤)
アニオン重合を行う場合、重合開始剤としては特に制限はないが、有機リチウム化合物が好ましく用いられる。前記有機リチウム化合物としては、炭素数2〜20のアルキル基を有するものが好ましく、例えばエチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、tert−オクチルリチウム、n−デシルリチウム、フェニルリチウム、2−ナフチルリチウム、2−ブチルーフェニルリチウム、4−フェニル−ブチルリチウム、シクロヘキシルリチウム、シクロペンチルリチウム、ジイソプロペニルベンゼンとブチルリチウムとの反応生成物などが挙げられるが、これらの中で、入手容易性、安全性等の観点からn−ブチルリチウムまたはsec−ブチルリチウムが好ましい。
アニオン重合を行う場合、重合開始剤としては特に制限はないが、有機リチウム化合物が好ましく用いられる。前記有機リチウム化合物としては、炭素数2〜20のアルキル基を有するものが好ましく、例えばエチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、tert−オクチルリチウム、n−デシルリチウム、フェニルリチウム、2−ナフチルリチウム、2−ブチルーフェニルリチウム、4−フェニル−ブチルリチウム、シクロヘキシルリチウム、シクロペンチルリチウム、ジイソプロペニルベンゼンとブチルリチウムとの反応生成物などが挙げられるが、これらの中で、入手容易性、安全性等の観点からn−ブチルリチウムまたはsec−ブチルリチウムが好ましい。
(アニオン重合の方法)
前記有機リチウム化合物を重合開始剤として用い、アニオン重合によって共重合体を製造する方法としては、特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。
前記有機リチウム化合物を重合開始剤として用い、アニオン重合によって共重合体を製造する方法としては、特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。
具体的には、反応に不活性な有機溶剤、例えば脂肪族、脂環族、芳香族炭化水素化合物などの炭化水素系溶剤中において、例えばブチルリチウムを重合開始剤とし、必要に応じてランダマイザーの存在下でスチレンおよび/または1,3−ブタジエンとアルコキシシリルスチレンをアニオン重合させることにより、目的の共重合体を得ることができる
(アニオン重合における炭化水素系溶剤)
前記炭化水素系溶剤としては、炭素数3〜8のものが好ましく、例えばプロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、プロペン、1−ブテン、イソブテン、トランス−2−ブテン、シス−2−ブテン、1−ペンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどを挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
(アニオン重合における炭化水素系溶剤)
前記炭化水素系溶剤としては、炭素数3〜8のものが好ましく、例えばプロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、プロペン、1−ブテン、イソブテン、トランス−2−ブテン、シス−2−ブテン、1−ペンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどを挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
(アニオン重合におけるランダマイザー)
また、前記ランダマイザーとは、共重合体中の共役ジエン部分のミクロ構造制御、例えばブタジエンにおける1、2−結合、イソプレンにおける3、4−結合の増加など、あるいは共重合体におけるモノマー単位の組成分布の制御、例えばブタジエン−スチレン共重合体におけるブタジエン単位、スチレン単位のランダム化などの作用を有する化合物のことである。このランダマイザーとしては、特に制限はなく、従来ランダマイザーとして一般に使用されている公知の化合物の中から任意のものを用いることができる。例えば、ジメトキシベンゼン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ビステトラヒドロフリルプロパン、トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン、N,N,N',N'−テトラメチルエチレンジアミン、1,2−ジピペリジノエタンなどのエーテル類及び第三級アミン類などを挙げることができる。また、カリウム−t−アミレート、カリウム−t−ブトキシドなどのカリウム塩類、ナトリウム−t−アミレートなどのナトリウム塩類も用いることができる。これらのランダマイザーは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、ランダマイザーの使用量は、有機リチウム化合物1モル当たり、0.01モル当量以上が好ましく、0.05モル当量以上がより好ましい。ランダマイザーの使用量が0.01モル当量未満では、添加効果が小さく、ランダム化しにくい傾向がある。また、ランダマイザーの使用量は、有機リチウム化合物1モル当たり1000モル当量以下が好ましく、500モル当量以下がより好ましい。ランダマイザーの使用量が1000モル当量をこえると、モノマーの反応速度が大きく変化してしまい、逆にランダム化しにくくなる傾向がある。
また、前記ランダマイザーとは、共重合体中の共役ジエン部分のミクロ構造制御、例えばブタジエンにおける1、2−結合、イソプレンにおける3、4−結合の増加など、あるいは共重合体におけるモノマー単位の組成分布の制御、例えばブタジエン−スチレン共重合体におけるブタジエン単位、スチレン単位のランダム化などの作用を有する化合物のことである。このランダマイザーとしては、特に制限はなく、従来ランダマイザーとして一般に使用されている公知の化合物の中から任意のものを用いることができる。例えば、ジメトキシベンゼン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ビステトラヒドロフリルプロパン、トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン、N,N,N',N'−テトラメチルエチレンジアミン、1,2−ジピペリジノエタンなどのエーテル類及び第三級アミン類などを挙げることができる。また、カリウム−t−アミレート、カリウム−t−ブトキシドなどのカリウム塩類、ナトリウム−t−アミレートなどのナトリウム塩類も用いることができる。これらのランダマイザーは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、ランダマイザーの使用量は、有機リチウム化合物1モル当たり、0.01モル当量以上が好ましく、0.05モル当量以上がより好ましい。ランダマイザーの使用量が0.01モル当量未満では、添加効果が小さく、ランダム化しにくい傾向がある。また、ランダマイザーの使用量は、有機リチウム化合物1モル当たり1000モル当量以下が好ましく、500モル当量以下がより好ましい。ランダマイザーの使用量が1000モル当量をこえると、モノマーの反応速度が大きく変化してしまい、逆にランダム化しにくくなる傾向がある。
本発明においては、この反応後に、必要に応じて、公知の老化防止剤や重合反応を停止する目的でアルコールなどを加えることができる。
<ゴム組成物>
(ゴム成分)
本発明において、ゴム組成物のゴム成分としてはジエン系ゴムを用いることが好ましい。ジエン系ゴムは、天然ゴムおよび/またはジエン系合成ゴムからなり、ジエン系合成ゴムとしては、たとえば、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)などがあげられる。中でも、グリップ性能および耐摩耗性をバランスよく示すことから、NR、BR、SBRが好ましい。これらのゴムは単独で用いてもよく、2種以上組み合わせてもよい。
(ゴム成分)
本発明において、ゴム組成物のゴム成分としてはジエン系ゴムを用いることが好ましい。ジエン系ゴムは、天然ゴムおよび/またはジエン系合成ゴムからなり、ジエン系合成ゴムとしては、たとえば、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)などがあげられる。中でも、グリップ性能および耐摩耗性をバランスよく示すことから、NR、BR、SBRが好ましい。これらのゴムは単独で用いてもよく、2種以上組み合わせてもよい。
(共重合体)
本発明のゴム組成物においては、前記共重合体の配合量は、ゴム成分100質量部のうち、3質量部以上、特に5質量部以上であることが好ましい。配合量が3質量部未満であると低燃費性およびウェットグリップ性能の改善効果が得られにくい傾向がある。
本発明のゴム組成物においては、前記共重合体の配合量は、ゴム成分100質量部のうち、3質量部以上、特に5質量部以上であることが好ましい。配合量が3質量部未満であると低燃費性およびウェットグリップ性能の改善効果が得られにくい傾向がある。
(シリカ)
本発明のゴム組成物においては補強剤としてシリカを配合することを特徴とする。前記シリカのチッ素吸着比表面積(N2SA)は50〜300m2/gであることが好ましく、特には80〜250m2/gであることが好ましい。チッ素吸着比表面積が50m2/g未満のシリカでは補強効果が小さく耐摩耗性が低下する傾向があり、300m2/gをこえるシリカでは分散性が悪く、ヒステリシスロスが増大し燃費性能が低下する傾向がある。
本発明のゴム組成物においては補強剤としてシリカを配合することを特徴とする。前記シリカのチッ素吸着比表面積(N2SA)は50〜300m2/gであることが好ましく、特には80〜250m2/gであることが好ましい。チッ素吸着比表面積が50m2/g未満のシリカでは補強効果が小さく耐摩耗性が低下する傾向があり、300m2/gをこえるシリカでは分散性が悪く、ヒステリシスロスが増大し燃費性能が低下する傾向がある。
また前記シリカの配合量は、ゴム成分100質量部に対して、5〜150質量部が好ましく、10〜100質量部がより好ましい。シリカの配合量が5質量部未満であると耐摩耗性が十分でない傾向があり、一方、シリカの配合量が150質量部をこえると、加工性が悪化する傾向がある。シリカは単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
(シランカップリング剤)
シリカを配合する場合、シランカップリング剤を併用しても良い。シランカップリング剤としては、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシ
シリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、ジメトキシメチルシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィドなどがあげられる。なかでも、補強性改善効果などの点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドおよび3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィドが好ましい。これらのシランカップリング剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
シリカを配合する場合、シランカップリング剤を併用しても良い。シランカップリング剤としては、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシ
シリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、ジメトキシメチルシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィドなどがあげられる。なかでも、補強性改善効果などの点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドおよび3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィドが好ましい。これらのシランカップリング剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記シランカップリング剤の配合量は、前記シリカ100質量部に対して1質量部以上であることが好ましく、2質量部以上であることがより好ましい。シランカップリング剤の配合量が1質量部未満では、未加硫ゴム組成物の粘度が高く加工性が悪くなる傾向がある。また、シランカップリング剤の配合量は、前記シリカ100質量部に対し、20質量部以下であることが好ましく、15質量部以下であることがより好ましい。シランカップリング剤の配合量が20質量部をこえると、その配合量ほどのシランカップリング剤の配合効果が得られず、コストが高くなる傾向がある。
(老化防止剤)
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、老化防止剤を含むことができる。老化防止剤としては、アミン系、フェノール系、イミダゾール系の各化合物や、カルバミン酸金属塩、ワックスなどを適宜選択して使用することが可能である。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、老化防止剤を含むことができる。老化防止剤としては、アミン系、フェノール系、イミダゾール系の各化合物や、カルバミン酸金属塩、ワックスなどを適宜選択して使用することが可能である。
(軟化剤)
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、軟化剤を含むことができる。軟化剤としては、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリンなどの石油系軟化剤、大豆油、パーム油、ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油などの脂肪油系軟化剤、トール油、サブ、蜜ロウ、カルナバロウ、ラノリンなどのワックス類、リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸などの脂肪酸、などが挙げられる。軟化剤の配合量は、ゴム成分100質量部に対してたとえば100質量部以下とされることが好ましく、この場合、該ゴム組成物がタイヤに使用された際のウエットグリップ性能を低下させる危険性が少ない。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、軟化剤を含むことができる。軟化剤としては、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリンなどの石油系軟化剤、大豆油、パーム油、ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油などの脂肪油系軟化剤、トール油、サブ、蜜ロウ、カルナバロウ、ラノリンなどのワックス類、リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸などの脂肪酸、などが挙げられる。軟化剤の配合量は、ゴム成分100質量部に対してたとえば100質量部以下とされることが好ましく、この場合、該ゴム組成物がタイヤに使用された際のウエットグリップ性能を低下させる危険性が少ない。
(加硫剤)
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、加硫剤を含むことができる。加硫剤としては、有機過酸化物もしくは硫黄系加硫剤を使用できる。有機過酸化物としては、たとえば、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3あるいは1,3−ビス(t−ブチルパーオキシプロピル)ベンゼン等を使用することができる。また、硫黄系加硫剤としては、たとえば、硫黄、モルホリンジスルフィドなどを使用することができる。これらの中では硫黄が好ましい。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、加硫剤を含むことができる。加硫剤としては、有機過酸化物もしくは硫黄系加硫剤を使用できる。有機過酸化物としては、たとえば、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3あるいは1,3−ビス(t−ブチルパーオキシプロピル)ベンゼン等を使用することができる。また、硫黄系加硫剤としては、たとえば、硫黄、モルホリンジスルフィドなどを使用することができる。これらの中では硫黄が好ましい。
(加硫促進剤)
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、加硫促進剤を含むことができる。加硫促進剤としては、スルフェンアミド系、チアゾール系、チウラム系、チオウレア系、グアニジン系、ジチオカルバミン酸系、アルデヒド−アミン系またはアルデヒド−アンモニア系、イミダゾリン系、もしくは、キサンテート系加硫促進剤のうち少なくとも一つを含有するものを使用することが可能である。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、加硫促進剤を含むことができる。加硫促進剤としては、スルフェンアミド系、チアゾール系、チウラム系、チオウレア系、グアニジン系、ジチオカルバミン酸系、アルデヒド−アミン系またはアルデヒド−アンモニア系、イミダゾリン系、もしくは、キサンテート系加硫促進剤のうち少なくとも一つを含有するものを使用することが可能である。
(加硫助剤)
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、加硫助剤を含むことができる。加硫助剤としては、ステアリン酸、酸化亜鉛(亜鉛華)などを使用することができる。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、加硫助剤を含むことができる。加硫助剤としては、ステアリン酸、酸化亜鉛(亜鉛華)などを使用することができる。
本発明のタイヤ用ゴム組成物には、その他の補強剤、各種オイル、可塑剤、カップリング剤などのタイヤ用または一般のゴム組成物用に配合される各種配合剤および添加剤を配合することができる。また、これらの配合剤、添加剤の含有量も一般的な量とすることができる。このようにして得られた本発明のゴム組成物は、加工性、低燃費性とウェットグリップ性能において優れたバランスを示すものである。
<ゴム組成物の製造方法>
本発明のゴム組成物は、従来公知の製造方法により製造することができ、その製造方法が限定されるものではない。たとえば、上記各成分をバンバリーミキサーや混練ロール等の混練機を用いて、通常の方法および条件で混練することによって製造することができる。
本発明のゴム組成物は、従来公知の製造方法により製造することができ、その製造方法が限定されるものではない。たとえば、上記各成分をバンバリーミキサーや混練ロール等の混練機を用いて、通常の方法および条件で混練することによって製造することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
<測定および同定方法>
(数平均分子量Mnの測定)
数平均分子量Mnは、東ソー(株)製GPC−8000シリーズの装置を用い、検知器として示差屈折計を用い、分子量は標準ポリスチレンにより校正した。
(数平均分子量Mnの測定)
数平均分子量Mnは、東ソー(株)製GPC−8000シリーズの装置を用い、検知器として示差屈折計を用い、分子量は標準ポリスチレンにより校正した。
(アルコキシシリルスチレンおよび共重合体の構造同定)
アルコキシシリルスチレンおよび共重合体の構造同定は、日本電子(株)製JNM−ECAシリーズの装置を用いて測定した。
アルコキシシリルスチレンおよび共重合体の構造同定は、日本電子(株)製JNM−ECAシリーズの装置を用いて測定した。
<アルコキシシリルスチレンの合成>
(アルコキシシリルスチレン(1))
十分に窒素置換した三つ口フラスコにn−ペンタン150mL、ジメチルジクロロシラン180mmolを加え、0℃でイソプロピルアルコール(180mmol)/トリエチルアミン(180mmol)のトルエン溶液を1時間かけて滴下した。さらに室温で2時間撹拌した後、蒸留精製することでイソプロポキシジメチルシリルクロリドを得た。
(アルコキシシリルスチレン(1))
十分に窒素置換した三つ口フラスコにn−ペンタン150mL、ジメチルジクロロシラン180mmolを加え、0℃でイソプロピルアルコール(180mmol)/トリエチルアミン(180mmol)のトルエン溶液を1時間かけて滴下した。さらに室温で2時間撹拌した後、蒸留精製することでイソプロポキシジメチルシリルクロリドを得た。
次いで十分に窒素置換した三つ口フラスコにマグネシウム690mmol、THF120mLを加え、0℃で4−ブロモスチレン510mmolを1時間かけて滴下し、(4−ビニルフェニル)マグネシウムブロミドを得た。
そして十分に窒素置換した三つ口フラスコに脱水THF50mL、イソプロポキシジメチルシリルクロリド70mmolを加え、あらかじめ調製しておいた(4−ビニルフェニル)マグネシウムブロミド70mmol/THF溶液100mLを1時間かけて滴下した。室温で一晩撹拌した後、蒸留精製することでアルコキシシリルスチレン(1)(イソプロポキシジメチルシリルスチレン(C13H20OSi))を得た。該アルコキシシリルスチレン(1)の1H−NMR測定結果を表1に示す。
(アルコキシシリルスチレン(2))
十分に窒素置換した三つ口フラスコにTHF180mL、ジメチルジクロロシラン460mmolを加え、0℃で(4−ビニルフェニル)マグネシウムブロミド510mmolを1時間かけて滴下し、さらにtert−ブトキシカリウム460mmol/THF360mL溶液を1時間かけて滴下した。室温で一晩撹拌した後、蒸留精製することでアルコキシシリルスチレン(2)(tert−ブトキシジメチルシリルスチレン(C14H22OSi))を得た。該アルコキシシリルスチレン(2)の1H−NMR測定結果を表2に示す。
十分に窒素置換した三つ口フラスコにTHF180mL、ジメチルジクロロシラン460mmolを加え、0℃で(4−ビニルフェニル)マグネシウムブロミド510mmolを1時間かけて滴下し、さらにtert−ブトキシカリウム460mmol/THF360mL溶液を1時間かけて滴下した。室温で一晩撹拌した後、蒸留精製することでアルコキシシリルスチレン(2)(tert−ブトキシジメチルシリルスチレン(C14H22OSi))を得た。該アルコキシシリルスチレン(2)の1H−NMR測定結果を表2に示す。
<共重合体の合成>
(共重合体(1))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン18mmol、アルコキシシリルスチレン(1)3mmol、sec−BuLi 0.11mmolを加えて、−30℃で19時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(1)を得た。<Mn=36000、アルコキシシリルスチレン含有率=26質量%、スチレン含有量=74質量%>
(共重合体(2))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン21mmol、sec−BuLi0.107mmolを加えて、0℃で15時間撹拌した。その後、アルコキシシリルスチレン(1)4.6mmolを加えて、0℃で17時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(2)を得た。<Mn=62000、アルコキシシリルスチレン含有率=32質量%、スチレン含有量=68質量%>
(共重合体(3))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン18mmol、1,3−ブタジエン83mmol、アルコキシシリルスチレン(1)1.1mmol、sec−BuLi 0.2mmolを加えて、0℃で19時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(3)を得た。<Mn=39000、アルコキシシリルスチレン含有率=4質量%、スチレン含有量=28質量%、1,3−ブタジエン含有量=68質量%>
(共重合体(4))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン23mmol、1,3−ブタジエン87mmol、sec−BuLi0.2mmolを加えて、0℃で20時間撹拌した。その後、アルコキシシリルスチレン(1)0.84mmol、を加えて、0℃で16時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(4)を得た。<Mn=140000、アルコキシシリルスチレン含有率=3質量%、スチレン含有量=33質量%、1,3−ブタジエン含有量=64質量%>
(共重合体(5))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン15mmol、アルコキシシリルスチレン(1)2mmol、sec−BuLi1.2mmolを加えて、−10℃で30分間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(5)を得た。<Mn=1100、アルコキシシリルスチレン含有率=21質量%、スチレン含有量=79質量%>
(共重合体(6))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン14mmol、アルコキシシリルスチレン(2)1.7mmol、sec−BuLi1.5mmolを加えて、−10℃で30分間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(6)を得た。<Mn=1200、アルコキシシリルスチレン含有率=21質量%、スチレン含有量=79質量%>
以下に、アルコキシシリルスチレン(1)〜(2)および共重合体(1)〜(6)の合成時に用いた各種薬品について説明する。
(共重合体(1))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン18mmol、アルコキシシリルスチレン(1)3mmol、sec−BuLi 0.11mmolを加えて、−30℃で19時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(1)を得た。<Mn=36000、アルコキシシリルスチレン含有率=26質量%、スチレン含有量=74質量%>
(共重合体(2))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン21mmol、sec−BuLi0.107mmolを加えて、0℃で15時間撹拌した。その後、アルコキシシリルスチレン(1)4.6mmolを加えて、0℃で17時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(2)を得た。<Mn=62000、アルコキシシリルスチレン含有率=32質量%、スチレン含有量=68質量%>
(共重合体(3))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン18mmol、1,3−ブタジエン83mmol、アルコキシシリルスチレン(1)1.1mmol、sec−BuLi 0.2mmolを加えて、0℃で19時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(3)を得た。<Mn=39000、アルコキシシリルスチレン含有率=4質量%、スチレン含有量=28質量%、1,3−ブタジエン含有量=68質量%>
(共重合体(4))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン23mmol、1,3−ブタジエン87mmol、sec−BuLi0.2mmolを加えて、0℃で20時間撹拌した。その後、アルコキシシリルスチレン(1)0.84mmol、を加えて、0℃で16時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(4)を得た。<Mn=140000、アルコキシシリルスチレン含有率=3質量%、スチレン含有量=33質量%、1,3−ブタジエン含有量=64質量%>
(共重合体(5))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン15mmol、アルコキシシリルスチレン(1)2mmol、sec−BuLi1.2mmolを加えて、−10℃で30分間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(5)を得た。<Mn=1100、アルコキシシリルスチレン含有率=21質量%、スチレン含有量=79質量%>
(共重合体(6))
十分に窒素置換した耐圧容器にシクロヘキサン20mL、スチレン14mmol、アルコキシシリルスチレン(2)1.7mmol、sec−BuLi1.5mmolを加えて、−10℃で30分間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、再沈殿精製により共重合体(6)を得た。<Mn=1200、アルコキシシリルスチレン含有率=21質量%、スチレン含有量=79質量%>
以下に、アルコキシシリルスチレン(1)〜(2)および共重合体(1)〜(6)の合成時に用いた各種薬品について説明する。
n−ペンタン:関東化学(株)製
ジメチルジクロロシラン:信越シリコーン(株)製のKA−22
イソプロピルアルコール:関東化学(株)製
トリエチルアミン:関東化学(株)製
マグネシウム:関東化学(株)製
THF:関東化学(株)製のテトラフドロフラン
4−ブロモスチレン:関東化学(株)製
tert−ブトキシカリウム:関東化学(株)製
シクロヘキサン:関東化学(株)製
スチレン:関東化学(株)製
sec−BuLi:関東化学(株)製の1.0Msec−BuLiシクロヘキサン、n−ヘキサン溶液
1,3−ブタジエン:東京化成工業(株)製
<実施例1〜7および比較例1〜2>
表1に示す配合処方にしたがって、混練り配合し、各種供試ゴム組成物を得た。これらの配合物を170℃で15分間プレス加硫して加硫物を得て、これらについて以下に示す試験方法により加工性、低燃費性およびウェットグリップ性能を評価した。
ジメチルジクロロシラン:信越シリコーン(株)製のKA−22
イソプロピルアルコール:関東化学(株)製
トリエチルアミン:関東化学(株)製
マグネシウム:関東化学(株)製
THF:関東化学(株)製のテトラフドロフラン
4−ブロモスチレン:関東化学(株)製
tert−ブトキシカリウム:関東化学(株)製
シクロヘキサン:関東化学(株)製
スチレン:関東化学(株)製
sec−BuLi:関東化学(株)製の1.0Msec−BuLiシクロヘキサン、n−ヘキサン溶液
1,3−ブタジエン:東京化成工業(株)製
<実施例1〜7および比較例1〜2>
表1に示す配合処方にしたがって、混練り配合し、各種供試ゴム組成物を得た。これらの配合物を170℃で15分間プレス加硫して加硫物を得て、これらについて以下に示す試験方法により加工性、低燃費性およびウェットグリップ性能を評価した。
<評価項目および試験方法>
(加工性)
混練り後のゴムシート肌を目視により官能評価を行った。比較例1を3として5段階評価を行い、数字が大きいほどゴムシート肌がよく、加工性に優れていることを示している。
(加工性)
混練り後のゴムシート肌を目視により官能評価を行った。比較例1を3として5段階評価を行い、数字が大きいほどゴムシート肌がよく、加工性に優れていることを示している。
(低燃費性)
(株)上島製作所製スペクトロメーターを用いて、動的歪振幅1%、周波数10Hz、温度50℃でtanδを測定した。tanδの逆数の値について比較例1を100として指数表示した。数値が大きいほど転がり抵抗が小さく、低燃費性であることを示している。
(株)上島製作所製スペクトロメーターを用いて、動的歪振幅1%、周波数10Hz、温度50℃でtanδを測定した。tanδの逆数の値について比較例1を100として指数表示した。数値が大きいほど転がり抵抗が小さく、低燃費性であることを示している。
(ウェットグリップ性能)
(株)上島製作所製フラットベルト式摩擦試験機(FR5010型)を用いてグリップ性能を評価した。幅20mm、直径100mmの円筒形のゴム試験片を用い、速度20km/時間、荷重4kgf、路面温度20℃の条件で、路面に対するサンプルのスリップ率を0〜70%まで変化させ、その際に検出される摩擦係数の最大値を読みとった。比較例1を100として指数表示した。指数が大きいほどウェットグリップ性能が高いことを示す。
(株)上島製作所製フラットベルト式摩擦試験機(FR5010型)を用いてグリップ性能を評価した。幅20mm、直径100mmの円筒形のゴム試験片を用い、速度20km/時間、荷重4kgf、路面温度20℃の条件で、路面に対するサンプルのスリップ率を0〜70%まで変化させ、その際に検出される摩擦係数の最大値を読みとった。比較例1を100として指数表示した。指数が大きいほどウェットグリップ性能が高いことを示す。
以下に、実施例および比較例で用いた各種薬品について説明する。
NR:RSS#3
SBR:JSR(株)製のSL574
シリカ:テグッサ社製のウルトラシルVN3
シランカップリング剤:テグッサ社製のSi69
ポリエチレングリコール200:和光純薬工業(株)製
ポリエチレングリコール2000:和光純薬工業(株)製
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−1,3−ジメチルブチル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ステアリン酸:日本油脂(株)製のステアリン酸
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
硫黄:鶴見化学(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤1:大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ
加硫促進剤2:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD
<評価結果>
表1に示すように、スチレンおよび/または1,3−ブタジエンとアルコキシシリルスチレンの共重合体を含んだ実施例1〜7のゴム組成物は、比較例1および2のゴム組成物に比べて、加工性、低燃費性とウェットグリップ性能のバランスに優れたゴム組成物となることが明らかとなった。
NR:RSS#3
SBR:JSR(株)製のSL574
シリカ:テグッサ社製のウルトラシルVN3
シランカップリング剤:テグッサ社製のSi69
ポリエチレングリコール200:和光純薬工業(株)製
ポリエチレングリコール2000:和光純薬工業(株)製
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−1,3−ジメチルブチル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ステアリン酸:日本油脂(株)製のステアリン酸
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
硫黄:鶴見化学(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤1:大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ
加硫促進剤2:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD
<評価結果>
表1に示すように、スチレンおよび/または1,3−ブタジエンとアルコキシシリルスチレンの共重合体を含んだ実施例1〜7のゴム組成物は、比較例1および2のゴム組成物に比べて、加工性、低燃費性とウェットグリップ性能のバランスに優れたゴム組成物となることが明らかとなった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
Claims (4)
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2008117495A JP2009263574A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 共重合体およびそれを用いたゴム組成物 |
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|---|---|---|---|
| JP2008117495A JP2009263574A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 共重合体およびそれを用いたゴム組成物 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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|---|---|---|---|
| JP2008117495A Withdrawn JP2009263574A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 共重合体およびそれを用いたゴム組成物 |
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| JP2013231119A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 共重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
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-
2008
- 2008-04-28 JP JP2008117495A patent/JP2009263574A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110705 |