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JP2018177920A - ゴム組成物およびタイヤ - Google Patents

ゴム組成物およびタイヤ Download PDF

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JP2018177920A
JP2018177920A JP2017077596A JP2017077596A JP2018177920A JP 2018177920 A JP2018177920 A JP 2018177920A JP 2017077596 A JP2017077596 A JP 2017077596A JP 2017077596 A JP2017077596 A JP 2017077596A JP 2018177920 A JP2018177920 A JP 2018177920A
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JP2017077596A
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健介 鷲頭
Kensuke Washizu
健介 鷲頭
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

【課題】加工性、耐磨耗性およびグリップ性能にバランスよく優れ、さらにブリードが抑制されたゴム組成物およびタイヤを提供すること。【解決手段】重量平均分子量が1.5×105〜3.0×106であり、芳香族ビニル含有量が60質量%以下である共役ジエン重合体(成分A)を60質量%以上含むゴム成分100質量部に対し、重量平均分子量が1.0×103〜1.0×105であり、芳香族ビニル含有量が70質量%以下であり、共役ジエン部のビニル結合量が20〜70%であり、水素添加率が56%以上であり、25℃でB型粘度計により計測される粘度が10万以上である共役ジエン重合体(成分B)を10〜200質量部、所定の成分Cおよび成分Dを含有するゴム組成物であり、成分B、成分Cおよび成分Dの合計含有量が80質量部以上であり、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量との差の絶対値が15未満であるか、または、成分Aの芳香族ビニル含有量が成分Bの芳香族ビニル含有量より大きく、かつ、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量の絶対値の差が20未満であるゴム組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム組成物およびタイヤに関する。
タイヤのトレッドゴム、特に高性能タイヤのトレッドゴムには、一般的に高いグリップ性能および耐磨耗性との両立が要求される。
従来、高いグリップ性能を示すゴム組成物を得るために各種対策が検討されている。例えば、ガラス転移温度(Tg)の高いスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)をゴム成分として使用したゴム組成物、プロセスオイルなどの液状成分(軟化剤成分)を高軟化点樹脂に等量置換し、ゴム成分に充填したゴム組成物、軟化剤またはカーボンブラックを高充填したゴム組成物、粒子径の小さいカーボンブラックを使用したゴム組成物、あるいは前記の対策を組み合わせたゴム組成物が知られている。
しかし、Tgの高いSBRを使用したゴム組成物は、温度依存性が大きくなり、温度変化に対する性能変化が大きくなるという問題がある。また、プロセスオイルを高軟化点樹脂に等量置換した場合は、置換量が多量であると、該高軟化点樹脂の影響により温度依存性が大きくなるという問題がある。さらに、粒子径の小さいカーボンブラックや多量の軟化剤を使用した場合、カーボンブラックの分散性が悪く、耐摩耗性が低下してしまうという問題がある。
特許文献1には、前記問題を解決するために低分子量スチレン−ブタジエン共重合体を用いたゴム組成物が提案されている。しかし、低分子量スチレン−ブタジエン共重合体には架橋性を有する二重結合が存在し、一部の低分子量成分がマトリックスのゴム成分と架橋を形成してマトリックスに取り込まれ、十分にヒステリシスロスを抑制できないという問題がある。また、低分子量成分が架橋によりマトリックスに取り込まれないようにするため、二重結合部を水素添加により飽和結合にした場合、マトリックスとの相溶性が著しく低下し、その結果、耐破壊特性が低下したり、低分子量成分がブリードしてくるという問題がある。
また、特許文献2には、前記問題を解決するために水素添加率が43〜55%の低分子量スチレン−ブタジエン共重合体を含有するゴム組成物が記載されているが、水素添加率が不十分であり、グリップ性能と耐摩耗性の両立という面では不十分である。
特開昭63−101440号公報 特許第4113847号公報
本発明は、加工性、耐磨耗性およびグリップ性能にバランスよく優れ、さらにブリードが抑制されたゴム組成物、および当該ゴム組成物により構成されたタイヤ部材を有するタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、重量平均分子量が1.5×105〜3.0×106であり、芳香族ビニル含有量が60質量%以下である共役ジエン重合体(成分A)を60質量%以上含むゴム成分100質量部に対し、
重量平均分子量が1.0×103〜1.0×105であり、芳香族ビニル含有量が70質量%以下であり、共役ジエン部のビニル結合量が20〜70%であり、水素添加率が56%以上であり、25℃でB型粘度計により計測される粘度が10万以上である共役ジエン重合体(成分B)を10〜200質量部、
凝固点が25℃以上であり、25℃で固形の樹脂(成分C)を5質量部以上、
凝固点が20℃以下であり、25℃でB型粘度計により計測される粘度が10万未満の液状可塑剤(成分D)を5質量部以上含有するゴム組成物であり、
成分B、成分Cおよび成分Dの合計含有量が80質量部以上であり、
成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量との差の絶対値が15未満であるか、または、成分Aの芳香族ビニル含有量が成分Bの芳香族ビニル含有量より大きく、かつ、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量の絶対値の差が20未満であるゴム組成物に関する。
成分Aの共役ジエン部のビニル結合量が20〜60%であることが好ましい。
成分Aおよび成分Bは、いずれも、共役ジエン構造を持つモノマーの、少なくとも1種以上から重合された重合体であることが好ましい。
成分Cが環式共役ジエン構造を有する有機物であることが好ましい。
成分Dの引火点が200℃以上であることが好ましい。
さらに、充填剤を含有することが好ましい。
また、本発明は前記のゴム組成物により構成されたタイヤ部材を有するタイヤに関する。
本発明のゴム組成物および当該ゴム組成物により構成されたタイヤ部材を有するタイヤは、加工性、耐磨耗性およびグリップ性能にバランスよく優れ、さらにブリードが抑制されたゴム組成物およびタイヤである。
本発明の一実施形態であるゴム組成物は、重量平均分子量が1.5×105〜3.0×106であり、芳香族ビニル含有量が60質量%以下である共役ジエン重合体(成分A)を60質量%以上含むゴム成分100質量部に対し、重量平均分子量が1.0×103〜1.0×105であり、芳香族ビニル含有量が70質量%以下であり、共役ジエン部のビニル結合量が20〜70%であり、水素添加率が56%以上であり、25℃でB型粘度計により計測される粘度が10万以上である共役ジエン重合体(成分B)を10〜200質量部、所定の成分Cおよび成分Dを含有するゴム組成物であり、成分B、成分Cおよび成分Dの合計含有量が80質量部以上であり、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量との差の絶対値が15未満であるか、または、成分Aの芳香族ビニル含有量が成分Bの芳香族ビニル含有量より大きく、かつ、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量の絶対値の差が20未満であるゴム組成物である。
本実施形態のゴム組成物は、特定のミクロ構造を有する共役ジエン重合体(成分A)と、特定の水素添加率を有する低分子量共役ジエン重合体(成分B)とを含有することで、加工性、耐摩耗性およびグリップ性能を高次にバランスさせ、さらにブリードを抑制することに成功したゴム組成物である。
成分Aは、重量平均分子量が1.5×105〜3.0×106であり、芳香族ビニル含有量が60質量%以下である共役ジエン重合体である。
成分Aの重量平均分子量は、1.5×105以上であり、1.7×105以上が好ましい。1.5×105未満の場合は、耐摩耗性が低下する恐れがある。また、成分Aの重量平均分子量は、3.0×106以下であり、2.0×106以下が好ましい。3.0×106を超える場合は加工性が悪化する恐れがある。
成分Aの芳香族ビニル含有量は、60質量%以下であり、50質量%以下がより好ましく、45質量%以下がさらに好ましい。60質量%を超える場合は、耐摩耗性または低温時のグリップ性能が低下する恐れがある。また、成分Aの芳香族ビニル含有量の下限は特に限定されない。
成分Aの共役ジエン部のビニル結合量は、グリップ性能の観点から、20%以上が好ましく、30%以上がより好ましい。また、成分Aの共役ジエン部のビニル結合量は、耐摩耗性および低温時のグリップ性能の観点から、60%以下が好ましく、50%以下がより好ましい。
成分Aを構成する芳香族ビニル成分としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、1−ビニルナフタレン、3−ビニルトルエン、エチルビニルベンゼン、ジビニルベンゼン、4−シクロヘキシルスチレン、2,4−トリメチルスチレンなどのビニル芳香族炭化水素モノマーがあげられる。これらは一種単独で用いても、二種以上を混合してもよい。なかでもスチレンが好ましい。
成分Aを構成する共役ジエン成分としては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、ミルセン、ファルネセンなどがあげられる。これらは一種単独で用いても、二種以上を混合してもよい。なかでも1,3−ブタジエンが好ましい。
成分Aとしては、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−ミルセン共重合体などが挙げられる。なかでも、汎用性の高さの観点から、スチレン−ブタジエン共重合体が好ましい。
成分Aのゴム成分中の含有量は、60質量%以上であり、80質量%以上が好ましい。60質量%未満の場合は、グリップ性能が不十分となる恐れがある。また、成分Aのゴム成分中の含有量の上限は特に限定されず、成分Aを含有することの効果がより得られるという観点から100質量%が好ましい。
前記ゴム成分は、前記成分A以外のゴム成分(他のゴム成分)を含有してもよい。他のゴム成分としては、天然ゴム(NR)およびポリイソプレンゴム(IR)を含むイソプレン系ゴム、ブタジエンゴム(BR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)などが挙げられる。ゴム成分は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。低燃費性や耐摩耗性、耐久性、ウェットグリップ性能のバランスの観点からNR、BRを含有することが好ましいが、成分Aを含有することの効果がより得られるという観点から他のゴム成分は含有しないことが好ましい。
本実施形態に係るゴム組成物は、成分Aを含むゴム成分に、重量平均分子量が1.0×103〜1.0×105であり、芳香族ビニル含有量が70質量%以下であり、共役ジエン部のビニル結合量が20〜70%であり、水素添加率が56%以上であり、25℃でB型粘度計により計測される粘度が10万以上である共役ジエン重合体(成分B)を含有することにより、耐摩耗性およびグリップ性能を高次にバランスさせ、さらにブリードを抑制することができる。
成分Bの重量平均分子量は、1.0×103以上であり、2.0×103以上が好ましい。1.0×103未満の場合は、耐摩耗性が低下する恐れがある。また、成分Bの重量平均分子量は、1.0×105以下であり、8.0×104以下が好ましい。1.0×105を超える場合はグリップ性能が悪化する恐れがある。
成分Bの芳香族ビニル含有量は、70質量%以下であり、65質量%以下が好ましい。70質量%を超える場合は、耐摩耗性が低下する恐れがある。また、成分Bの芳香族ビニル含有量の下限は特に限定されない。
成分Bの共役ジエン部のビニル結合量は、グリップ性能の観点から、20%以上が好ましく、30%以上がより好ましい。また、成分Bの共役ジエン部のビニル結合量は、耐摩耗性および低温時のグリップ性能の観点から、70%以下が好ましく、60%以下がより好ましい。
成分Bの水素添加率は、56%以上であり、65%以上が好ましい。56%未満の場合は、成分Bが、マトリックスであるゴム成分に取り込まれてグリップ性能が不十分となる恐れがある。また、成分Bの水素添加率の上限は本発明の効果が損なわれない限り特に限定されない。なお、成分Bの水素添加率は、成分Bの共役ジエン部の二重結合の水素添加率である。
成分Bの25℃でB型粘度計により計測される粘度は、10万以上であり、20万以上が好ましい。粘度が10万未満の場合は、十分なグリップ性能が得られない恐れがある。また、成分Bの25℃でB型粘度計により計測される粘度の上限は、成分Bが粘性を持つ液状である限り特に制限はない。
成分Bを構成する芳香族ビニル成分としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、1−ビニルナフタレン、3−ビニルトルエン、エチルビニルベンゼン、ジビニルベンゼン、4−シクロヘキシルスチレン、2,4−トリメチルスチレンなどのビニル芳香族炭化水素モノマーがあげられる。これらは一種単独で用いても、二種以上を混合してもよい。なかでもスチレンが好ましい。
成分Bを構成する共役ジエン成分としては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、ミルセン、ファルネセンなどがあげられる。これらは一種単独で用いても、二種以上を混合してもよい。なかでも1,3−ブタジエンが好ましい。
成分Bとしては、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−ミルセン共重合体などが挙げられる。
成分Bのゴム成分100質量部に対する含有量は、10質量部以上であり、15質量部以上が好ましく、20質量部以上がより好ましい。10質量部未満の場合は、グリップ性能が不十分となる恐れがある。また、成分Bのゴム成分100質量部に対する含有量は、200質量部以下であり、180質量部以下が好ましく、150質量部以下がより好ましい。200質量部を超える場合は、加工性および耐摩耗性が悪化する恐れがある。
成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量との差の絶対値は、(1)15未満であるか、または、(2)成分Aの芳香族ビニル含有量が成分Bの芳香族ビニル含有量より大きく、かつ、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量の絶対値の差が20未満である。さもないと、両成分の相溶性が悪化し、ブリードが発生する恐れがある。上記(1)の場合において、当該絶対値は10以下が好ましい。上記(2)の場合において、当該絶対値は15以下であることが好ましい。いずれの場合においても、当該絶対値の下限は特に限定されず、0が最も好ましい。
成分Aおよび成分Bは、いずれも、共役ジエン構造を持つモノマーの、少なくとも1種以上から重合された重合体であることが、成分Aと成分Bとの相溶性の観点から好ましい。
成分Cは、凝固点が25℃以上であり、25℃で固形の樹脂である。凝固点が25℃未満の場合は、室温で液状となる場合があるため、十分なグリップ性能が得られない恐れがある。成分Cとしてはスチレン系レジン、テルペン系レジン、クマロンインデン系レジン、フェノール系レジンなどが挙げられる。成分Cは1種のみを使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
成分Cは、成分AがSBRの場合に成分Aと成分Cの相溶性が特に良好になり、よりブルームを抑制できるという理由から、環式共役ジエン構造を有する有機物であることが好ましく、脂環式共役ジエン構造を有する有機物であることが好ましい。
成分Cのゴム成分100質量部に対する含有量は、5質量部以上であり、10質量部以上が好ましい。5質量部未満の場合は、十分なグリップ性能が得られない恐れがある。また、成分Cのゴム成分100質量部に対する含有量の上限は、ゴムの硬度を保つ観点から、50質量部以下が好ましく、40質量部以下がより好ましい。
成分Dは、凝固点が20℃以下の液状可塑剤である。凝固点が20℃を超える場合は、ゴム組成物に十分な可塑性を与えることができない傾向がある。
成分Dの25℃でB型粘度計により計測される粘度は、10万未満であり、5万以下が好ましい。粘度が10万以上場合は、ゴム組成物に十分な可塑性を与えることができない恐れがある。また、成分Dの25℃でB型粘度計により計測される粘度の下限は、特に下限値はなく、可塑性を与えられればよい。
成分Dの引火点は、加工中の発火を抑制できるという理由から、200℃以上が好ましい。
成分Dとしては、アロマオイル、ミネラルオイル、リン酸エステル系可塑剤、脂肪族エステル系可塑剤などが挙げられる。成分Dは1種のみを使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
成分Dのゴム成分100質量部に対する含有量は、5質量部以上であり、10質量部以上が好ましい。5質量部未満の場合は、十分な可塑性が付与されない恐れがある。また、成分Dのゴム成分100質量部に対する含有量の上限は、ゴムの十分な剛性を保つ観点から、45質量部以下が好ましく、40質量部以下がより好ましい。
成分B、成分Cおよび成分Dの合計含有量は、80質量部以上であり、85質量部以上が好ましい。80質量部未満の場合は、グリップ性能が不十分となる恐れがある。また、成分B、成分Cおよび成分Dの合計含有量の上限は、本発明の効果が損なわれない限り特に限定されない。
すなわち、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量との差の絶対値が15未満であるか、または、成分Aの芳香族ビニル含有量が成分Bの芳香族ビニル含有量より大きく、かつ、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量の絶対値の差が20未満であり、かつ成分Cを5質量部以上、成分Dを5質量部以上含有し、成分B、成分Cおよび成分Dを合計で80質量部以上含有することにより、成分Bのブリードや成分Dのブルームを抑制し、かつ高いグリップ性能および耐摩耗性を発現することができる。
特に、グリップ性能が向上する理由としては、成分Bを十分に含有することで低温時のゴムの路面への追従性が増し、成分Cを十分に含有することで高温時にゴムの粘着性が増し、路面への追従性が増すためだと考えられる。また、成分Bのブリードや成分Cのブルームが抑制される理由としては、成分Aと成分Bとの相溶性が高く、かつ成分Dが成分A、成分Bおよび成分Cの相溶性を向上させているためだと考えられる。
前記ゴム組成物には、前記成分以外にも、ゴム組成物の製造に一般に使用される他の成分、例えば、充填剤、シランカップリング剤、軟化剤、ステアリン酸、酸化亜鉛、各種老化防止剤、ワックス、加硫剤、加硫促進剤などを適宜配合することができる。
充填剤としては、カーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、アルミナ、クレー、タルクなどが挙げられる。ウェットグリップ性能の観点から、カーボンブラックおよび/またはシリカを含有することが好ましく、カーボンブラックがより好ましい。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N2SA)は、グリップ性能および耐摩耗性の観点から80m2/g以上が好ましく、100m2/g以上がより好ましく、200m2/g以上がさらに好ましい。また、カーボンブラックのN2SAは、分散性および耐摩耗性の観点から280m2/g以下が好ましい。なお、本明細書におけるカーボンブラックのN2SAは、JIS K6217のA法に準じて測定される値である。
カーボンブラックを含有する場合の含有量は、耐摩耗性の観点からゴム成分100質量部に対して、10質量部以上が好ましく、15質量部以上がより好ましい。また、カーボンブラックの含有量は、加工性の観点から200質量部以下が好ましい。
前記シリカとしては特に限定されず、例えば、乾式法シリカ(無水ケイ酸)、湿式法シリカ(含水ケイ酸)等が挙げられるが、シラノール基が多いという理由から、湿式法シリカが好ましい。
シリカの窒素吸着比表面積(N2SA)は、破断時伸び、耐久性の観点から、80m2/g以上であることが好ましく、100m2/g以上であることがより好ましく、110m2/g以上であることがさらに好ましい。また、シリカのN2SAは、低燃費性、加工性(シート圧延性)の観点から、250m2/g以下であることが好ましく、235m2/g以下であることがより好ましく、220m2/g以下であることがさらに好ましい。なお、シリカの窒素吸着比表面積は、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。
シリカを含有する場合の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、シリカを含有することの効果が十分に得られるという理由から、5質量部以上であることが好ましく、7質量部以上であることがより好ましい。また、加工性の観点から、40質量部以下が好ましく、35質量部以下がより好ましい。
シリカは、シランカップリング剤と併用することが好ましい。シランカップリング剤としては、ゴム工業において、従来からシリカと併用される任意のシランカップリング剤を使用することができ、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドなどのスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、Momentive社製のNXT−Z100、NXT−Z45、NXTなどのメルカプト系(メルカプト基を有するシランカップリング剤)、ビニルトリエトキシシランなどのビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシランなどのアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランなどのグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシランなどのニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシランなどのクロロ系などが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
シランカップリング剤を含有する場合のシリカ100質量部に対する含有量は、十分なフィラー分散性の改善効果や、粘度低減等の効果が得られるという理由から、4.0質量部以上であることが好ましく、6.0質量部以上であることがより好ましい。また、十分なカップリング効果、シリカ分散効果が得られず、補強性が低下するという理由から、シランカップリング剤の含有量は、12質量部以下であることが好ましく、10質量部以下であることがより好ましい。
前記老化防止剤としては特に限定されず、ゴム分野で使用されているものが使用可能であり、例えば、キノリン系、キノン系、フェノール系、フェニレンジアミン系老化防止剤などが挙げられる。
老化防止剤を含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、0.5質量部以上が好ましく、0.8質量部以上がより好ましい。また、老化防止剤の含有量は、充填剤等の分散性、破断時伸び、混練効率の観点から、2.0質量部以下が好ましく、1.5質量部以下がより好ましく、1.2質量部以下がより好ましい。
前記加硫剤としては、硫黄やカプロラクタムジスルフィドなどの硫黄含有化合物が用いられる。加硫剤としての硫黄としては、例えば、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、オイル処理硫黄などが挙げられる。これらはそれぞれ単独または2種以上を混合して用いることができる。
加硫剤を含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、良好な加硫反応の観点から、0.5質量部以上が好ましく、0.6質量部以上がより好ましい。また、硫黄の含有量は、グリップ性能、耐摩耗性の観点から、3質量部以下が好ましく、2質量部以下がより好ましい。
前記加硫促進剤としては、グアニジン系、アルデヒド−アミン系、アルデヒド−アンモニア系、チアゾール系、スルフェンアミド系、チオ尿素系、チウラム系、ジチオカルバメート系、ザンデート系の化合物などが挙げられる。なかでも、本発明の効果が好適に得られるという理由から、ベンゾチアゾリルスルフィド基を有する加硫促進剤が好ましい。
ベンゾチアゾリルスルフィド基を有する加硫促進剤としては、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(TBBS)、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DCBS)、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N−ジ(2−エチルヘキシル)−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(BEHZ)、N,N−ジ(2−メチルヘキシル)−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(BMHZ)、N−エチル−N−t−ブチルベンゾチアゾール−2−スルフェンアミド(ETZ)等のスルフェンアミド系加硫促進剤や、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンイミド(TBSI)、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド(DM)等が挙げられる。
加硫促進剤を含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、十分な加硫速度を確保するという観点から、0.5質量部以上が好ましく、1.0質量部以上が好ましい。また、加硫促進剤の含有量は、ブルームを抑制するという観点から、10質量部以下が好ましく、5質量部以下がより好ましい。
本実施形態に係るゴム組成物は、一般的な方法で製造できる。例えば、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどの一般的なゴム工業で使用される公知の混練機で、前記各成分のうち、架橋剤および加硫促進剤以外の成分を混練りした後、これに、架橋剤および加硫促進剤を加えてさらに混練りし、その後加硫する方法などにより製造できる。
本実施形態に係るゴム組成物は、加工性、耐磨耗性およびグリップ性能にバランスよく優れ、さらにブリードが抑制されたゴム組成物であることから、タイヤのトレッド、サイドウォール、クリンチなどに用いることが好ましく、トレッドに用いることがより好ましく、競技用タイヤなどの高性能タイヤトレッドに用いることがさらに好ましい。
本実施形態のタイヤは、前記ゴム組成物を用いて、通常の方法により製造できる。すなわち、ゴム成分に対して前記の配合剤を必要に応じて配合した前記ゴム組成物を、タイヤ部材の形状にあわせて押出し加工し、タイヤ成型機上で他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、通常の方法にて成型することにより、未加硫タイヤを形成し、この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより、タイヤを製造することができる。
好ましい実施形態として以下が挙げられる。
[1]重量平均分子量が1.5×105〜3.0×106であり、芳香族ビニル含有量が60質量%以下である共役ジエン重合体(成分A)を60質量%以上含むゴム成分100質量部に対し、
重量平均分子量が1.0×103〜1.0×105であり、芳香族ビニル含有量が70質量%以下であり、共役ジエン部のビニル結合量が20〜70%であり、水素添加率が56%以上であり、25℃でB型粘度計により計測される粘度が10万以上である共役ジエン重合体(成分B)を10〜200質量部、
凝固点が25℃以上であり、25℃で固形の樹脂(成分C)を5質量部以上、
凝固点が20℃以下であり、25℃でB型粘度計により計測される粘度が10万未満の液状可塑剤(成分D)を5質量部以上含有するゴム組成物であり、
成分B、成分Cおよび成分Dの合計含有量が80質量部以上であり、
成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量との差の絶対値が15未満であるか、または、成分Aの芳香族ビニル含有量が成分Bの芳香族ビニル含有量より大きく、かつ、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量の絶対値の差が20未満であるゴム組成物、
[2]成分Aの共役ジエン部のビニル結合量が20〜60%である上記[1]記載のゴム組成物、
[3]成分Aおよび成分Bが、いずれも、共役ジエン構造を持つモノマーの、少なくとも1種以上から重合された重合体である上記[1]または[2]記載のゴム組成物、
[4]成分Cが環式共役ジエン構造を有する有機物である上記[1]〜[3]のいずれか1項に記載のゴム組成物、
[5]成分Dの引火点が200℃以上である上記[1]〜[4]のいずれか1項に記載のゴム組成物、
[6]さらに、充填剤を含有する上記[1]〜[5]のいずれか1項に記載のゴム組成物、
[7]上記[1]〜[6]のいずれか1項に記載のゴム組成物により構成されたタイヤ部材を有するタイヤ。
本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は、実施例のみに限定されるものではない。
以下、実施例および比較例において用いた各種薬品をまとめて示す。
共役ジエン重合体1〜6:後述の共役ジエン重合体1〜6の製造方法により調製した共役ジエン重合体1〜6
樹脂1:ヤスハラケミカル(株)製のYSレジンTO125(凝固点:65℃、テルペン系樹脂、ヘテロ原子なし)
樹脂2:ヤスハラケミカル(株)製のクリアロンM125(凝固点:65℃、水添テルペン系樹脂、ヘテロ原子なし)
樹脂3:ヤスハラケミカル(株)製のYSポリスターT115(凝固点:55℃、テルペンフェノール系樹脂、ヘテロ原子あり)
樹脂4:ヤスハラケミカル(株)製のYSポリスターUH115(凝固点:55℃、水添テルペンフェノール系樹脂、ヘテロ原子あり)
液状可塑剤:大八化学工業製TOP(トリス(2−エチルヘキシル)ホスフェート)(凝固点:−70℃以下、粘度(B型、25℃):51、引火点:204℃)
カーボンブラック:東海カーボン製のシースト9(N2SA:142m2/g)
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸「つばき」
酸化亜鉛:微粒子酸化亜鉛(平均一次粒子径:100nm)
老化防止剤:住友化学(株)製のアンチゲン6C
硫黄:(株)軽井沢精錬所製の粉末硫黄
加硫促進剤:大内新興化学(株)製のノクセラーCZ
以下、共役ジエン重合体1〜6の製造方法において用いた各種薬品をまとめて示す。
ヘキサン:関東化学(株)製の無水ヘキサン
イソプロパノール:関東化学(株)製の特級イソプロパノール
TMEDA:キシダ化学(株)製のテトラメチルエチレンジアミン
ブタジエン:高千穂化学工業(株)製の1,3−ブタジエン
スチレン:和光純薬工業(株)製のスチレン
共役ジエン重合体1の製造方法
乾燥し窒素置換した3Lの耐圧ステンレス重合容器にヘキサン1800g、ブタジエン150g、スチレン50gとともにTMEDA0.22mmolを投入した。次に、重合開始剤の失活に作用する不純物をあらかじめ無毒化させるためにスカベンジャーとして少量のn−ブリルリチウム/ヘキサン溶液を重合容器に投入した。更にn−ブチルリチウム/ヘキサン溶液(n−ブチルリチウムの含有量として1.17mmol)を加えた後、50℃で3時間重合反応を行った。3時間後、1Mイソプロパノール/ヘキサン溶液を1.15ml滴下し、反応を終了させた。次に重合液を24時間室温で蒸発させ、さらに80℃で24時間減圧乾燥し、共役ジエン重合体1を得た。重合転化率はほぼ100%であった。
共役ジエン重合体2の製造方法
ブタジエン130g、スチレン70gに変えたこと以外は共役ジエン重合体1の製造方法と同様に処理をして、共役ジエン重合体2を得た。重合転化率はほぼ100%であった。
共役ジエン重合体3の製造方法
ブタジエン110g、スチレン90gに変えたこと以外は共役ジエン重合体1の製造方法と同様に処理をして、共役ジエン重合体3を得た。重合転化率はほぼ100%であった。
共役ジエン重合体4の製造方法
乾燥し窒素置換した3Lの耐圧ステンレス重合容器にヘキサン1800g、ブタジエン140g、スチレン60gとともにTMEDA0.22mmolを投入した。次に、重合開始剤の失活に作用する不純物をあらかじめ無毒化させるためにスカベンジャーとして少量のn−ブリルリチウム/ヘキサン溶液を重合容器に投入した。更にn−ブチルリチウム/ヘキサン溶液(n−ブチルリチウムの含有量として1.17mmol)を加えた後、50℃で3時間重合反応を行った。3時間後、1Mイソプロパノール/ヘキサン溶液を2L滴下し、反応を終了させ、上澄み液を除去した後、沈殿物を24時間室温で蒸発させ、さらに80℃で24時間減圧乾燥し、未水添物を得た。耐圧容器に未水添物200g、THF300g、10%パラジウムカーボン10gを加え、窒素置換したのち圧力が5.0kg/cm2になるように水素置換して、水素吸収が止まるまで水素置換を繰り返しながら、80℃で反応させた後、反応液をろ過して、触媒を除去した後、ろ液を24時間室温で蒸発させ、さらに80℃で24時間減圧乾燥し、共役ジエン重合体4を得た。
共役ジエン重合体5の製造方法
ブタジエン120g、スチレン80gに変えたこと以外は共役ジエン重合体4の製造方法と同様に処理をして、共役ジエン重合体5を得た。重合転化率はほぼ100%であった。
共役ジエン重合体6の製造方法
ブタジエン100g、スチレン100gに変えたこと以外は共役ジエン重合体4の製造方法と同様に処理をして、共役ジエン重合体6を得た。重合転化率はほぼ100%であった。
共役ジエン重合体1〜6の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC、東ソー(株)製のGPC−8000シリーズ)および検知器として示差屈折計を用いて測定した値を基に、標準ポリスチレン換算により求めた。
共役ジエン重合体1〜6の芳香族ビニル含有量は、JIS−K−6239に従い算出した。共役ジエン重合体1〜6の共役ジエン部のビニル結合量は、JIS−K−6239に従い算出した。
共役ジエン重合体4〜6の水素添加率は、水素添加反応前後のサンプルをそれぞれ、25℃にてJOEL JNM−A 400NMR装置を用いてプロトンNMRを測定し、そのスペクトルから求めたブタジエン単位に基づくビニル結合のメチレンプロトンの減少率から算出した。
表1に共役ジエン重合体1〜6の諸性質を示す。
Figure 2018177920
実施例および比較例
表2〜5に示す配合処方にしたがい、1.7Lの密閉型バンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を150℃に達するまで5分間混練りし、混練り物を得た。次に、オープンロールを用いて、得られた混練り物に硫黄および加硫促進剤を添加し、80℃の条件下3分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。さらに、得られた未加硫ゴム組成物を150℃の条件下で30分間プレス加硫し、加硫ゴム組成物を得た。
また、前記未加硫ゴム組成物を所定の形状の口金を備えた押し出し機でタイヤトレッドの形状に押し出し成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせて未加硫タイヤを形成し、170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、試験用タイヤ(サイズ:195/65R15)を製造した。
得られた未加硫ゴム組成物、加硫ゴム組成物および試験用タイヤについて下記の評価を行った。評価結果を表1に示す。
引張試験
JIS−K−6251に従い、引張強度を測定した。結果は、比較例1の引張強度を100とする指数で示す。指数が大きいほど引張強度が高いことを示す。
加工性評価
混練り時のゴム組成物のバンバリーミキサーおよびオープンロールへの密着程度を以下の基準で評価した。
○:密着はほとんどなく、問題ない。
△:密着し「○」に比べてゴム排出に時間がかかる。
×:密着がひどく、「△」に比べてゴムの排出に時間がかかる。
ブリード性評価
試験用タイヤ表面を観察し、オイル状のブリード成分の程度を目視にて確認した。
○:ブリードなし
△:ややブリード気味
×:ブリード激しい
グリップ性能試験
各試験用タイヤを排気量2000ccの国産FR車の全輪に装着し、ドライアスファルト路面のテストコースにて実車走行を行った。操舵時のコントロールの安定性をテストドライバーが評価した。結果は、比較例1の評価を100とする指数で示す。指数が大きいほど初期グリップ性能が高いことを示す。
耐摩耗性試験
各試験用タイヤを排気量2000ccの国産FR車の全輪に装着し、走行距離8000km後のタイヤトレッド部の溝深さを測定し、タイヤ溝深さが1mm減るときの走行距離を求めた。結果は比較例1のタイヤ溝が1mm減るときの走行距離を100とする指数で示す。指数が大きいほど耐摩耗性が良好であることを示す。
Figure 2018177920
Figure 2018177920
Figure 2018177920
Figure 2018177920
表2〜5の結果より、本発明のゴム組成物および当該ゴム組成物により構成されたトレッドを有するタイヤは、加工性、耐磨耗性およびグリップ性能にバランスよく優れ、さらにブリードが抑制されたゴム組成物およびタイヤであることがわかる。

Claims (7)

  1. 重量平均分子量が1.5×105〜3.0×106であり、芳香族ビニル含有量が60質量%以下である共役ジエン重合体(成分A)を60質量%以上含むゴム成分100質量部に対し、
    重量平均分子量が1.0×103〜1.0×105であり、芳香族ビニル含有量が70質量%以下であり、共役ジエン部のビニル結合量が20〜70%であり、水素添加率が56%以上であり、25℃でB型粘度計により計測される粘度が10万以上である共役ジエン重合体(成分B)を10〜200質量部、
    凝固点が25℃以上であり、25℃で固形の樹脂(成分C)を5質量部以上、
    凝固点が20℃以下であり、25℃でB型粘度計により計測される粘度が10万未満の液状可塑剤(成分D)を5質量部以上含有するゴム組成物であり、
    成分B、成分Cおよび成分Dの合計含有量が80質量部以上であり、
    成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量との差の絶対値が15未満であるか、または、成分Aの芳香族ビニル含有量が成分Bの芳香族ビニル含有量より大きく、かつ、成分Aの芳香族ビニル含有量と成分Bの芳香族ビニル含有量の絶対値の差が20未満であるゴム組成物。
  2. 成分Aの共役ジエン部のビニル結合量が20〜60%である請求項1記載のゴム組成物。
  3. 成分Aおよび成分Bが、いずれも、共役ジエン構造を持つモノマーの、少なくとも1種以上から重合された重合体である請求項1または2記載のゴム組成物。
  4. 成分Cが環式共役ジエン構造を有する有機物である請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  5. 成分Dの引火点が200℃以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  6. さらに、充填剤を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴム組成物により構成されたタイヤ部材を有するタイヤ。
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