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JP2009122371A - 防眩フィルムおよび画像表示装置 - Google Patents

防眩フィルムおよび画像表示装置 Download PDF

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JP2009122371A
JP2009122371A JP2007295800A JP2007295800A JP2009122371A JP 2009122371 A JP2009122371 A JP 2009122371A JP 2007295800 A JP2007295800 A JP 2007295800A JP 2007295800 A JP2007295800 A JP 2007295800A JP 2009122371 A JP2009122371 A JP 2009122371A
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Mari Okamura
麻利 岡村
Naoki Ichiki
直樹 一木
Tsutomu Furuya
勉 古谷
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Abstract

【課題】白ちゃけやギラツキによる視認性の低下が十分に抑制され、映り込み防止や反射防止など、防眩性能に優れた防眩フィルムおよび当該防眩フィルムを用いた画像表示装置を提供する。
【解決手段】樹脂基材フィルム101と、該樹脂基材フィルム101表面上に積層された、表面に凹凸形状を有する防眩層102とを備える防眩フィルムであり、該防眩層102は、光拡散性粒子103が分散された透明樹脂104からなる層であり、該光拡散性粒子103は、その投影面積が最小となるように投影したときの投影面の最大長さをLmax、その投影面におけるLmax方向と直交する方向の最大長さをLverとしたときに、Lmax/Lverで表されるアスペクト比が1を超える非真球状であり、該防眩層102表面が有する凹凸形状は、金属金型を用いたエンボス法によって形成される防眩フィルムおよびこれを用いた画像表示装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置等に好適に適用できる防眩フィルムおよびそれを用いた画像表示装置に関し、より詳しくは、ギラツキおよび白ちゃけが十分に防止され、優れた視認性を有する防眩フィルムおよび当該防眩フィルムを用いた画像表示装置に関する。
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイパネル、ブラウン管(陰極線管:CRT)ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイ等の画像表示装置は、その表示面に外光が写り込むと視認性が著しく損なわれてしまう。従来、このような外光の映り込みを防止するために、画質を重視するテレビやパーソナルコンピュータ、外光の強い屋外で使用されるビデオカメラやデジタルカメラ、反射光を利用して表示を行なう携帯電話等においては、画像表示装置の表面に外光の映り込みを防止するフィルム層が設けられている。かかるフィルム層としては、光学多層膜による干渉を利用した無反射処理が施されたフィルムや表面に微細な凹凸を形成することにより入射光を散乱させて映り込み像をぼかす防眩処理が施されたフィルムが一般的に用いられている。このうち、前者の無反射フィルムは、均一な光学膜厚の多層膜を形成する必要があるため、コスト高になる。これに対して、後者の防眩フィルムは、比較的安価に製造することができるため、大型モニタやパーソナルコンピュータ等の用途に広く用いられている。
たとえば、特許文献1には、透明基材フィルムの表面に、粒径が0.5〜5μmのスチレンビーズや凝集性シリカ等の透光性微粒子(フィラー)を含む透光性樹脂を塗工することにより防眩フィルムを作製することが記載されている。しかし、用いられているフィラーは、ビーズ(球状)や凝集性シリカ等の無定形であるために、当該フィラーによる透光性樹脂層内での十分な光散乱効果が得られないという問題があった。光散乱効果が不十分であると、高精細な画像表示装置の最表面に凹凸からなる防眩面を設けた場合、画素と防眩面の凹凸とが干渉し、いわゆる「ギラツキ」が生じて、画像の鮮明度を低下させ、表示画像の視認性を低下させる。
また、上記特許文献1に記載されるような、フィラーを分散させた樹脂溶液を基材フィルム上に塗布し、塗布膜厚を調整してフィラーを塗布膜表面に露出させることでランダムな凹凸を基材フィルム上に形成する方法によると、表面凹凸の配置や形状が、樹脂溶液中のフィラーの分散状態や塗布状態等に左右されてしまうため、意図したとおりの表面凹凸を得ることが困難であり、ヘイズが低いものでは十分な防眩性能が得られないという問題があった。さらに、このような従来の防眩フィルムを画像表示装置の表面に配置した場合、散乱光によって表示面全体が白っぽくなり、表示が濁った色になる、いわゆる白ちゃけが発生しやすいという問題があった。
一方、特許文献2には、透光性樹脂中に扁平な散乱体を分散させて光拡散フィルムとすることが記載されており、特許文献3には、扁平な(異形状の)樹脂粒子を製造する方法が記載されている。
特開平11−326608号公報 特開2003−195015号公報 特開2004−27008号公報
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、白ちゃけやギラツキによる視認性の低下が十分に抑制され、映り込み防止や反射防止など、防眩性能に優れた防眩フィルムおよび当該防眩フィルムを用いた画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明による防眩フィルムは、樹脂基材フィルムと、該樹脂基材フィルム表面上に積層された、表面に凹凸形状を有する防眩層とを備える防眩フィルムであり、該防眩層は、下記式(1)で示されるアスペクト比が1を超える非真球状の光拡散性粒子が分散された透明樹脂からなる層であり、該防眩層表面が有する凹凸形状は、金属金型を用いたエンボス法によって形成される防眩フィルムである。
アスペクト比=Lmax/Lver (1)
ここで、Lmaxは、前記光拡散性粒子の投影面積が最小となるように投影したときの投影面の最大長さであり、Lverは、その投影面におけるLmax方向と直交する方向の最大長さである。
本発明の防眩フィルムにおいて、防眩層表面が有する凹凸形状は、主として透明樹脂が形成する表面凹凸形状であることが好ましく、より好ましくは、光拡散性粒子は、防眩層内に埋もれている。
光拡散性粒子のアスペクト比は、1.2〜2の範囲内であることが好ましく、当該光拡散性粒子の形状としては、碁石状、凸レンズ状またはそれらに準ずる形状を挙げることができる。光拡散性粒子は、有機樹脂からなることが好ましい。また、光拡散性粒子は、透明樹脂100重量部に対して、10〜35重量部の範囲内で含有されることが好ましい。
上記透明樹脂は、光硬化性樹脂または熱可塑性樹脂であることが好ましい。また、透明樹脂と光拡散性粒子との屈折率差は、0.02〜0.5の範囲内であることが好ましい。
本発明の防眩フィルムのヘイズは、2〜40%の範囲内であることが好ましい。本発明の防眩フィルムは、防眩層の凹凸表面上に低反射膜をさらに有していてもよい。
また本発明により、上記いずれかに記載の防眩フィルムと画像表示素子とを少なくとも備え、該防眩フィルムは、画像表示素子の視認側に配置される画像表示装置が提供される。
本発明の防眩フィルムは、白ちゃけやギラツキによる視認性の低下が十分に抑制され、映り込み防止や反射防止など、防眩性能に優れる。そして、本発明の防眩フィルムを配置した画像表示装置は、明るさや防眩性能、視認性に優れている。
<防眩フィルム>
図1は、本発明の防眩フィルムの好ましい一例を示す断面模式図である。図1に示されるように、本発明の防眩フィルムは、樹脂基材フィルム101と、樹脂基材フィルム101表面上に積層された、表面に凹凸形状を有する防眩層102とを備える。防眩層102は、非真球状の光拡散性粒子103が分散された透明樹脂104からなる。そして、本発明においては、防眩層102の表面凹凸は、金属金型を用いたエンボス法により形成される。
防眩層を構成する透明樹脂としては、実質的に光学的に透明な紫外線硬化性樹脂、可視光硬化性樹脂等の光硬化性樹脂および熱可塑性樹脂などを好ましく用いることができる。これらの樹脂を用いることにより、後述するUVエンボス法、ホットエンボス法等のエンボス法により、防眩層表面に凹凸を形成することができる。
上記紫外線硬化性樹脂としては、特に制限されず、従来公知のものを用いることができる。たとえば、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等の多官能アクリレートの単独または2種以上と、「イルガキュアー 907」、「イルガキュアー 184」(以上、チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製)、「ルシリン TPO」(BASF社製)等の光重合開始剤との混合物を、紫外線硬化性樹脂とすることができる。また、紫外線硬化性樹脂の代わりに、光重合開始剤を適宜選定することにより、紫外線より波長の長い可視光で硬化が可能な可視光硬化性樹脂を用いることができる。
上記熱可塑性樹脂としては、実質的に透明であればいかなるものでもよく、たとえば、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ノルボルネン系化合物をモノマーとする非晶性環状ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。
本発明において、防眩層に分散される光拡散性粒子には、下記式(1)で示されるアスペクト比が1を超える非真球状粒子を用いる。
アスペクト比=Lmax/Lver (1)
ここで、Lmaxは、前記光拡散性粒子の投影面積が最小となるように投影したときの投影面の最大長さであり、Lverは、その投影面におけるLmax方向と直交する方向の最大長さである。このような非真球状の光拡散性粒子を用いることにより、ギラツキを効果的に抑制することができる。ギラツキをより効果的に抑制するためには、当該アスペクト比は、1.2〜2であることが好ましい。アスペクト比が2を超える場合には、エンボス法で防眩層表面の凹凸形状を形成する際に粒子が防眩層表面から突出しやすくなる傾向にある。
図2は、本発明に係る非真球状光拡散性粒子の形状の一例を示す概略図であり、図2(a)はその概略斜視図、図2(b)は概略平面図、図2(c)は概略上面図である。図2に例示される非真球状粒子において、Lmaxとは、図2におけるBで示される長さであり、Lverとは、Aで示される長さである。本発明において用いられる非真球状光拡散性粒子は、図2に示されるような碁石状のほか、凸レンズ状(碁石状のものを半分に割った形状)またはこれらに準ずる形状であってもよい。
非真球状光拡散性粒子は、有機樹脂からなる粒子であることが好ましい。好ましく用いられる有機樹脂からなる光拡散性粒子の具体的な例を挙げれば、たとえば、メラミン樹脂ビーズ(屈折率1.57)、アクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)ビーズ(屈折率1.49)、メチルメタクリレート−スチレン共重合体ビーズ(屈折率1.50〜1.59)、ポリカーボネートビーズ(屈折率1.55)、ポリエチレンビーズ(屈折率1.53)、ポリ塩化ビニルビーズ(屈折率1.46)、シリコーン樹脂ビーズ(屈折率1.43〜1.50)などを挙げることができる。当該光拡散性粒子の屈折率は、防眩層に光拡散機能を付与するために、上記透明樹脂の屈折率とは異なる値を有していることが必要である。透明樹脂と光拡散性粒子との屈折率差は、好ましくは0.02〜0.5、より好ましくは0.02〜0.05の範囲内である。当該屈折率差が0.02未満である場合には、十分な光拡散機能を付与することができず、また、屈折率差が0.5を超えると、光透過性が低下したり、着色したりするなどの不具合が発生する傾向がある。透明樹脂および光拡散性粒子の材質は、上記好ましい屈折率差を考慮して適宜選択される。
非真球状光拡散性粒子の平均粒径は、コールター法により測定される体積相当球径換算した平均粒径で、3〜30μmであることが好ましく、より好ましくは3〜12μmである。非真球状光拡散性粒子の平均粒径が3μmを下回る場合には、広角側の散乱光強度が上昇し、結果として、画像表示装置に適用したときにコントラストを低下させる傾向にある。また、平均粒径が30μmを上回る場合には、要求する散乱効果が得られない場合がある。
防眩層において、上記非真球状光拡散性粒子は、透明樹脂100重量部に対して、10〜35重量部含有されることが好ましい。非真球状光拡散性粒子の含有量が10重量部未満であると、十分な光散乱効果が得られずにギラツキが発生する傾向にある。また、非真球状光拡散性粒子の含有量が35重量部を超えると、光散乱効果が大きくなり、結果としてヘイズが高くなって、画像表示装置に適用したときに画面が暗くなり、視認性が損なわれるうえに、コントラストも低下する傾向となる。非真球状光拡散性粒子の含有量は、より好ましくは透明樹脂100重量部に対して、15重量部以上20重量部以下である。なお、透明樹脂が、たとえば光重合開始剤等を含む樹脂組成物である場合には、上記非真球状光拡散性粒子の含有量は、樹脂組成物中の樹脂成分100重量部に対する値である。
防眩層の厚みは、特に制限されないが、好ましくは5〜30μm程度であり、より好ましくは10〜25μmである。防眩層の厚みが5μm未満であると、非真球状光拡散性粒子が防眩層表面から突出して光学特性に好ましくない影響を与えたり、十分な光散乱効果が得られずにギラツキが発生したりする傾向にある。また、防眩層の厚みが30μmを超えると、割れやすくなったり、防眩層形成時の透明樹脂の硬化収縮によってフィルムがカールして生産性が低下したりする傾向にある。
上記樹脂基材フィルムは、透明樹脂より構成することができる。樹脂基材フィルムに用いることができる透明樹脂としては、実質的に光学的に透明であればよく、たとえば、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリプロピレン、ノルボルネン系化合物をモノマーとする非晶性環状ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。かかる樹脂を、溶剤キャスト法や押出法などを用いてフィルム状にすることにより、樹脂基材フィルムを得ることができる。樹脂基材フィルムに用いられる透明樹脂と防眩層に用いられる透明樹脂とは、同じであってもよいし、異なる材料であってもよい。
樹脂基材フィルムの厚みは30μm以上120μm以下であることが好ましく、より好ましくは、40μm以上80μm以下である。樹脂基材フィルムの厚みが30μm未満である場合には、防眩層形成時の透明樹脂の硬化収縮によってフィルムがカールして生産性が低下する。また、樹脂基材フィルムの厚みが120μmを上回ることは、最近の画像表示装置の薄型化への要求およびコスト等の観点から好ましくない。
樹脂基材フィルムと表面凹凸形状を有する防眩層との積層体である本発明の防眩フィルムは、たとえば、次の方法により作製することができる。
(1)樹脂基材フィルム表面上に、非真球状光拡散性粒子が分散された光硬化性樹脂含有液を塗布し、形成された光硬化性樹脂層に金属金型を押し当てた後、金属金型を密着させた状態で光照射を行ない、光硬化性樹脂層を硬化させ、その後、金属金型から硬化物層(防眩層)が積層された樹脂基材フィルムを剥離する方法。
(2)溶融された熱可塑性樹脂に非真球状光拡散性粒子を分散させた後、フィルム状に成形し、樹脂基材フィルムに貼合し、ついで、この積層フィルムを加熱状態で金属金型に押し付け、熱可塑性樹脂層に表面凹凸形状を付与する方法。
上記いずれの方法においても、表面に凹凸形状が付与された金属金型を用い、この金属金型の表面凹凸形状をフィルムに転写することにより、防眩フィルムを得る。上記(1)に示される金属金型形状の転写方法は、いわゆる「UVエンボス法」と呼ばれているものであり、上記(2)に示される金属金型形状の転写方法は、「ホットエンボス法」と呼ばれているものである。なお、本発明においては、光硬化性樹脂として、可視光硬化性樹脂等の紫外線硬化性樹脂以外の光硬化性樹脂を用いることもできるが、これら紫外線硬化性樹脂以外の光硬化性樹脂を用いる場合も、「UVエンボス法」に含めることとする。
UVエンボス法では、樹脂基材フィルムの表面に光硬化性樹脂層を形成し、その光硬化性樹脂層を金型の凹凸面に押し付けながら硬化させることで、金型の凹凸形状が光硬化性樹脂層に転写される。より具体的には、樹脂基材フィルム上に、紫外線硬化性樹脂等の光硬化性樹脂および非真球状光拡散性粒子を含有する樹脂液を塗布し、形成された光硬化性樹脂層を金属金型の凹凸面に密着させた状態で、樹脂基材フィルム側から紫外線等の光を照射して光硬化性樹脂層を硬化させる。その後、金属金型から、硬化物層(防眩層)が形成された樹脂基材フィルムを剥離することにより、金属金型の形状を当該硬化物層に転写する。
一方、ホットエンボス法では、まず、溶融された熱可塑性樹脂を用意し、これに非真球状光拡散性粒子を分散させて樹脂液を得た後、フィルム状に成形する。フィルム状に成形する方法としては、たとえば溶剤キャスト法や押出法など挙げることができる。次に、この熱可塑性樹脂フィルムに樹脂基材フィルムを、粘着剤や接着剤を用いて、あるいは用いることなく貼合する。ついで、この積層フィルムを加熱して熱可塑性樹脂フィルムを軟化させた後、金属金型の凹凸面に押し付け、金属金型の表面凹凸形状を熱可塑性樹脂フィルムに転写する。上記のエンボス法の中でも、生産性の観点から、UVエンボス法が好ましい。
上記のようなエンボス法を用いた表面凹凸の形成方法によれば、凹凸の配置や形状を、樹脂液中における非真球状光拡散性粒子の分散状態や樹脂液の塗布状態に関わらず、金属金型の表面凹凸の配置および形状のみの制御によって、防眩フィルムに形成される凹凸の配置や形状を制御することができるため、所望する表面凹凸形状を得ることが可能となる。また、エンボス法によって形成された防眩層表面の凹凸形状は、金属金型の凹凸形状の転写形状であり、主として防眩層を構成する透明樹脂が形成する表面凹凸形状である。すなわち、エンボス法を用いた表面凹凸の形成方法によれば、非真球状光拡散性粒子が防眩層内に埋もれた状態となるため、当該非真球状光拡散性粒子が防眩層表面に突き出て、表面凹凸形状を不均一にするという問題を回避または抑制することができる。したがって、エンボス法を用いた表面凹凸の形成方法によれば、所望する均一な表面凹凸形状を形成することが可能であり、これにより、防眩フィルムの防眩性を向上させることができる。
上記エンボス法に用いられる、表面凹凸形状を有する金属金型の製造方法としては、たとえば特開2007−156132号公報に記載される、研磨された金属の表面に平均粒径が15〜35μmの範囲にある微粒子をぶつけて凹凸を形成し、その凹凸面に無電解ニッケルめっきを施す方法を好ましく用いることができる。当該方法では、無電解ニッケルめっきにより、微粒子をぶつけて形成された凹凸形状が鈍った(緩和された)状態となっており、これにより、実質的に平坦部がなく、好ましい光学特性を示す防眩フィルムを得るのに好適な凹凸形状を有する金属金型を得ることができる。
また、特開2007−237541号公報には、金属基材表面に銅めっきまたはニッケルめっきを施し、当該めっき面を研磨し、研磨面に微粒子をぶつけて凹凸を形成し、凹凸形状を鈍らせる加工を施した後、当該凹凸面にクロムめっきを施す方法が記載されている。当該方法によっても、好ましい光学特性を示す防眩フィルムを得るのに好適な凹凸形状を有する金属金型を得ることができ、好ましく用いることができる。
なお、金属金型の形状は、平らな金属板であってもよいし、円筒状の金属ロールであってもよい。金属ロールを用いて金型を作製すれば、防眩フィルムを連続的なロール状で製造することができる。
以上のような、樹脂基材フィルムと表面凹凸形状を有する防眩層との積層体である本発明の防眩フィルムは、そのヘイズが2〜40%であることが好ましく、2〜15%であることがより好ましい。ヘイズが2%より小さい場合は、ギラツキ抑制効果が不十分となり、40%より大きい場合は、白ちゃけの発生による視認性の低下・コントラスト比の著しい低下が確認されるため好ましくない。防眩フィルムのヘイズは、防眩フィルムとガラス基板とを、凹凸面が表面となるように、光学的に透明な粘着剤を用いて貼合し、JIS K 7136に準拠して、測定される。
また、本発明の防眩フィルムは、防眩層側から入射角30゜で光を入射したときに、反射角30゜の反射率R(30)が0.04%以上0.2%以下であり、反射角40゜の反射率R(40)が0.005%以上0.02%以下であり、そして反射角50゜の反射率R(50)が0.0015%以下であることが好ましい。反射率R(30)、反射率R(40)および反射率R(50)を上記範囲内とすることにより、優れた防眩性能を示しつつ、白ちゃけがより効果的に抑制された防眩フィルムが提供される。
ここで、防眩層側から入射角30°で光を入射したときの角度毎の反射率について説明する。図3は、反射率を求めるときの防眩フィルムに対する防眩層側からの光の入射方向と反射方向とを模式的に示した斜視図である。図3を参照して、防眩フィルム301の防眩層側で法線302から30°の角度で入射した光303に対し、反射角30°の方向、すなわち、正反射方向305への反射光の反射率(つまり正反射率)をR(30)とする。また、任意の反射角θで反射した光306のうち、θ=40°の反射光の反射率、θ=50°の反射光の反射率をそれぞれ、R(40)、R(50)とする。なお、反射率を測定するときの反射光の方向(正反射方向305および反射角θで反射した光306の反射方向)は、入射した光303の方向と法線302とを含む平面308内とする。
図4は、図3における防眩フィルム301の防眩層側で法線302から30゜の角度で入射した光303に対する反射角θで反射した光306の、反射角θと反射率(反射率は対数目盛)との関係をプロットしたグラフの一例である。このような反射角と反射率の関係を表すグラフ、またはそれから読み取られる反射角毎の反射率を、反射プロファイルと呼ぶことがある。このグラフに示す如く、正反射率R(30)は30゜で入射した光303に対する反射率のピークであり、正反射方向から角度がずれるほど反射率は低下する傾向にある。
正反射率R(30)が0.2%を超えると、十分な防眩機能が得られず、視認性が低下する傾向にある。一方、正反射率R(30)があまり小さすぎても、白ちゃけが発生する傾向を示すことから、0.04%以上であるのが好ましい。また、R(40)が0.02%を超えると、白ちゃけが起こりやすくなり、0.005%未満の場合、十分な防眩性を示さなくなる。R(50)については、それが大きすぎると白ちゃけが起こりやすくなるため、0.0015%以下であることが好ましい。白ちゃけの観点からは、R(50)は小さければ小さいほど好ましいが、現実的には下限は0.00001%程度となる。
また、本発明の防眩フィルムは、上記R(30)、R(40)およびR(50)が上記範囲内であるとともに、R(35)/R(30)が0.4以上0.8以下であることがより好ましい。ここで、R(35)とは、上記と同様に定義され、入射角30゜で入射した光に対する反射角35°の方向の反射率である。これらの要件を満たすことによって、十分な防眩性を示しながら低ヘイズであり、白ちゃけおよびギラツキがより抑制された防眩フィルムを得ることができる。このような好ましい反射率特性は、エンボス法において用いられる金属金型の凹凸形状を制御することに得ることができる。R(35)/R(30)の値は、図4における反射角30°付近の傾き、すなわち正反射角近傍での傾きに対応している。なぜなら、図4において、反射率は対数目盛で示されているためである。反射プロファイルの正反射角近傍での傾きが急峻である場合、すなわち、R(35)/R(30)の値が0.4を下回る場合には、光源の反射が正反射角近傍で急激に低下することを意味し、結果として反射像が映り込んで、防眩性が低下することになる。映り込み防止効果のみに着目すれば、正反射角近傍での傾きがほぼ0であること、すなわちR(35)/R(30)の値がほぼ1であることが好ましいが、R(35)/R(30)の値が0.8を上回ると白ちゃけが発生しやすくなる。したがって、R(35)/R(30)は0.8以下とするのが好ましい。
図4に示す反射プロファイルの例においては、正反射率R(30)が約0.074%、R(40)が約0.013%、R(50)が約0.0004%となっている。そして、R(35)/R(30)の値は約0.6である。
上記した4つの反射率特性、すなわち、R(30)、R(40)、R(60)、およびR(35)/R(30)に関する要件を満たす場合における反射プロファイルの形状は、正反射率R(30)が低く、正反射角近傍での傾きが小さく、正反射率に対して1/10程度の反射率となる角度が正反射方向から±10°程度の広がりを持ちながらも、広角側での反射率が低く抑えられたものとなる。反射プロファイルをこのような形状にすることによって、低ヘイズでありながら優れた防眩性を示す防眩フィルムとなる。反射プロファイルがこのような形状を示さない場合、すなわち、正反射角近傍での傾きが大きく、正反射率に対して1/10程度の反射率となる角度が正反射方向から±10°程度の広がりを持たない場合には、正反射方向からわずかに角度が変化することにより急激に反射率が低下することを意味し、結果として反射像が映り込むことになりやすい。
具体的には、上記好ましい反射プロファイルを示す防眩フィルムに対して任意の光源を反射させた場合に、正反射角±10°程度の範囲において正反射光に近い反射光量が得られ、結果として光源の像を十分に散乱させ、ぼかすことができる。一方、正反射角近傍での傾きが大きく、広がった反射プロファイルを示さない防眩フィルムに任意の光源を反射させた場合には、正反射方向からわずかに角度を変化させることによって、急激に光源からの反射光が減少する。これは正反射光と周辺の区別が明確に行なえること、すなわち、反射光が結像して映り込むことを意味する。
防眩フィルムの反射率を測定するにあたっては、0.001%以下の反射率を精度良く測定することが必要である。そこで、ダイナミックレンジの広い検出器の使用が有効である。このような検出器としては、たとえば、市販の光パワーメーターなどを用いることができ、この光パワーメーターの検出器前にアパーチャーを設け、防眩フィルムを見込む角度が2°になるようにした変角光度計を用いて測定を行なうことができる。入射光としては、380〜780nmの可視光線を用いることができ、測定用光源としては、ハロゲンランプ等の光源から出た光をコリメートしたものを用いてもよいし、レーザーなどの単色光源で平行度の高いものを用いてもよい。裏面が平滑で透明な防眩フィルムの場合は、防眩フィルム裏面からの反射が測定値に影響を及ぼすことがあるため、たとえば、黒色のアクリル樹脂板に防眩フィルムの平滑面を粘着剤または水やグリセリン等の液体を用いて光学密着させることにより、防眩フィルム最表面の反射率のみが測定できるようにするのが好ましい。
上記に鑑み、本発明において規定する反射率R(30)、R(35)、R(40)およびR(50)は、次のようにして測定される。すなわち、防眩フィルムの凹凸面に、フィルム法線に対して30゜傾斜した方向から、He−Neレーザーからの平行光を照射し、フィルム法線と光入射方向とを含む平面内における角度を変化させたときの反射率を測定する。反射率の測定には、いずれも横河電機(株)製の「3292 03 オプティカルパワーセンサー」および「3292 オプティカルパワーメーター」を用いる。
また、本発明の防眩フィルムは、上記R(30)、R(40)およびR(50)が上記範囲内であるとともに、下記(a)〜(f)に示される防眩フィルムの表面凹凸形状に関する要件の少なくとも1つを満たすことがより好ましい。これらの要件を満たすことによって、十分な防眩性を示しながら低ヘイズであり、白ちゃけおよびギラツキがより抑制された防眩フィルムを得ることができる。下記(a)〜(f)に示されるような好ましい表面凹凸形状は、エンボス法において用いられる金属金型の凹凸形状を制御することにより得ることができる。
(a)防眩フィルム凹凸表面の任意の断面曲線における算術平均高さPaが0.09μm以上0.21μm以下である。
(b)防眩フィルム凹凸表面の任意の断面曲線における最大断面高さPtが0.5μm以上1.2μm以下である。
(c)防眩フィルム凹凸表面の任意の断面曲線における平均長さPSmが12μm以上20μm以下である。
(d)防眩フィルムの凹凸表面における各点の標高をヒストグラムで表したときに、ヒストグラムのピークが、最高点(高さ100%)と最低点(高さ0%)の中間点(高さ50%)を中心に±10%以内の範囲に存在する。
(e)200μm×200μmの領域内に150個以上350個以下の凸部を有する。
(f)防眩フィルム表面凹凸の凸部の頂点を母点としてその表面をボロノイ分割したときに形成される多角形の平均面積が100μm2以上300μm2以下である。
まず、上記(a)〜(c)について説明する。算術平均高さPa、最大断面高さPtおよび平均長さPSmは、JIS B 0601(ISO 4287と同一である)に規定されるものである。算術平均高さPaは、中心線平均粗さとも呼ばれる。
凹凸表面の断面曲線における算術平均高さPaが0.09μm未満である場合には、防眩フィルム表面がほぼ平坦となり、十分な防眩性能を示さなくなる。また、算術平均高さPaが0.21μmより大きい場合には、表面形状が粗くなり過ぎ、白ちゃけやギラツキなどの問題が生じ得る。凹凸表面の断面曲線における最大断面高さPtが0.5μm未満である場合には、やはり防眩フィルム表面がほぼ平坦となり、十分な防眩性能を示さなくなる。また、最大断面高さPtが1.2μmより大きい場合には、やはり表面形状が粗くなり過ぎ、白ちゃけやギラツキなどの問題が生じ得る。凹凸表面の断面曲線における平均長さPSmが12μm未満である場合には、表面形状が粗くなり、白ちゃけやギラツキなどの問題が生じ得る。また、平均長さPSmが20μmより大きい場合には、やはり防眩フィルム表面がほぼ平坦となり、十分な防眩性能を示さなくなる。
本発明において、凹凸表面の断面曲線における算術平均高さPa、最大断面高さPtおよび平均長さPSmは、JIS B 0601に準拠して測定される。かかる測定は、市販の一般的な接触式表面粗さ計を用いて測定することができる。また、共焦点顕微鏡、干渉顕微鏡、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope:AFM)などの装置により表面形状を測定し、その表面形状の三次元情報から計算により求めることもできるが、この場合、十分な基準長さを確保するために、200μm×200μm以上の領域を3点以上測定し、その平均値をもって測定値とされる。
次に、上記(d)について説明する。この要件は、ヒストグラムのピークが、最高点の標高と最低点の標高との差(最大標高)に対して40%から60%の範囲内にあることを意味する。中間点から±10%以内にピークが存在しない場合、換言すれば、ピークが、最大標高に対して60%より大きい位置または40%より小さい位置に現れる場合には、結果として表面形状が粗くなり、ギラツキが発生しやすくなる。また、外観の質感も低下する傾向にある。
標高のヒストグラムを求めるにあたっては、共焦点顕微鏡、干渉顕微鏡、原子間力顕微鏡(AFM)などの装置により表面形状を測定し、防眩フィルム表面の各点の三次元的な座標値を求めてから、以下に示すアルゴリズムにより決定する。すなわち、防眩フィルム表面の標高の最高点と最低点を求めた後、測定点の標高と最低点の標高との差(その点の高さ)を、最高点と最低点の差(最大標高)で除することによって、各点の相対的な高さを求める。求められた相対的な高さを、最高点を100%、最低点を0%としたヒストグラムで表すことによって、ヒストグラムのピーク位置を求める。ヒストグラムは、ピーク位置がデータの誤差の影響を受けない程度に分割する必要があり、10〜30程度に分割して表示する。なお、本測定に際しては、誤差を少なくするため、200μm×200μm以上の領域を3点以上測定し、その平均値をもって測定値とする。
図5に標高のヒストグラムの例を示す。この図において、横軸は、上述した最高点の標高と最低点の標高との差(最大標高)に対する測定点の高さの割合(単位%)であって、5%刻みで分割してある。たとえば、一番左の縦棒は、高さの割合が0〜5%の範囲にある集合の分布を示し、以下、右へ行くにつれて高さの割合が5%ずつ大きくなっている。この図では、横軸の3区切り毎に目盛を表示している。縦軸は、高さの分布を表し、積分すれば1になる値である。この例では、ピーク位置は最大標高に対して45%〜50%の位置に現れている。
次に、上記(e)について説明する。200μm×200μmの領域内における凸部の数が150個未満であると、高精細の画像表示装置と組み合わせて使用した場合に、画素との干渉によるギラツキが発生し、画像が見えにくくなる傾向にある。また、凸部の数が350個を超えると、結果として表面凹凸形状の傾斜角度が急峻なものとなり、白ちゃけが発生しやすくなる。
防眩フィルムの凹凸面における凸部の数を求めるにあたっては、共焦点顕微鏡、干渉顕微鏡、原子間力顕微鏡(AFM)などの装置により表面形状を測定し、防眩フィルム表面の各点の三次元的な座標値を求めてから、以下に示すアルゴリズムにより凸部を判定し、その個数をカウントする。すなわち、防眩フィルム表面の任意の点に着目したときに、その点の周囲において、着目した点よりも標高の高い点が存在せず、かつ、その点の凹凸面における標高が凹凸面の最高点の標高と最低点の標高との中間より高い場合に、その点が凸部の頂点であるとし、そのようにして求めた凸部の頂点の数をカウントし、凸部の数とする。より具体的には、図6に示すように、防眩フィルム表面の任意の点601に着目し、その点601を中心として、防眩フィルム基準面603に平行な半径2μm〜5μmの円を描いたとき、その円の投影円604の面内に含まれる防眩フィルム表面602上の点の中に、着目した点601よりも標高の高い点が存在せず、かつ、その点の凹凸面における標高が凹凸面の最高点の標高と最低点の標高との中間より高い場合に、その点601が凸部の頂点であると判定し、凸部の数を求める。その際、上記投影円604の半径は、サンプル表面の細かい凹凸をカウントせず、また、複数の凸部を含まない程度の大きさであることが求められ、3μm程度が好ましい。測定に際しては、誤差を少なくするために、200μm×200μmの領域を3点以上測定し、その平均値をもって測定値とする。
共焦点顕微鏡を用いて測定する場合、対物レンズの倍率は50倍程度とし、解像度を落として測定される。高解像度で測定すると、サンプル表面の細かい凹凸を測定してしまい、凸部のカウントに支障をきたすためである。なお、対物レンズを低倍率にすると、高さ方向の解像度も低下するため、凹凸の少ないサンプルの場合は表面形状が測定しにくくなることもある。このような場合には、高倍率の対物レンズで測定を行なった後、得られたデータにローパスフィルターをかけて空間周波数の高い成分を落とし、凹凸表面に観察される細かいざらつきが見えなくなるようにしてから、凸部の個数をカウントする。
次に、上記(f)について説明する。まず、ボロノイ分割について説明すると、平面上にいくつかの点(母点という)が配置されているとき、その平面内の任意の点がどの母点に最も近いかによってその平面を分割してできる図をボロノイ図といい、その分割のことをボロノイ分割という。図7に、防眩フィルムの表面における凸部の頂点を母点としてその表面をボロノイ分割した例を示す。図7に示されるように、多数の母点701のそれぞれに対して、ボロノイ分割により、当該母点を含むボロノイ多角形702(ボロノイ領域と呼ばれることもある)が割り当てられている。ボロノイ図においては、母点の数とボロノイ領域の数は一致する。
凸部の頂点を母点としてボロノイ分割したときに形成されるボロノイ多角形の平均面積が100μm2を下回る場合には、防眩フィルム表面の傾斜角度が急峻なものとなり、結果として白ちゃけが発生しやすくなる。また、ボロノイ多角形の平均面積が300μm2より大きい場合には、凹凸表面形状が粗くなり、ギラツキが発生しやすくなる。
防眩フィルム表面の凸部の頂点を母点としたボロノイ分割を行なうことにより得られるボロノイ多角形の平均面積を求めるにあたっては、共焦点顕微鏡、干渉顕微鏡、原子間力顕微鏡(AFM)などの装置により表面形状を測定し、防眩フィルム表面の各点の三次元的な座標値を求めてから、以下に示すアルゴリズムによりボロノイ分割を行ない、ボロノイ多角形の平均面積を求める。すなわち、先に図6を参照して説明したアルゴリズムに従ってまず防眩フィルム表面上の凸部の頂点を求め、次に、防眩フィルム基準面にその凸部の頂点を投影する。その後、表面形状の測定によって得られた三次元座標全てをその基準面に投影し、それら投影された全ての点を最近接の母点に帰属させることによってボロノイ分割を行ない、分割されて得られる多角形の面積を求めることにより、ボロノイ多角形の平均面積を求める。測定に際しては、誤差を少なくするために、測定視野の境界に接するボロノイ多角形703については、平均面積を求めるときには算入しない。また、測定誤差を少なくするために、200μm×200μm以上の領域を3点以上測定し、その平均値をもって測定値とする。
なお、本発明の防眩フィルムは、図8に示されるように、その最表面、すなわち防眩層の凹凸面側に低反射膜801を有していてもよい。低反射膜がない状態でも、十分な防眩機能を発揮するが、最表面に低反射膜を設けることにより、防眩性をさらに向上させることができる。低反射膜は、防眩層の上に、それよりも屈折率の低い低屈折率材料の層を設けることにより形成できる。そのような低屈折率材料として、具体的には、フッ化リチウム(LiF)、フッ化マグネシウム(MgF2)、フッ化アルミニウム(AlF3)、氷晶石(3NaF・AlF3またはNa3AlF6)等の無機材料微粒子を、アクリル系樹脂やエポキシ系樹脂等に含有させた無機系低反射材料;フッ素系またはシリコーン系の有機化合物、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等の有機低反射材料を挙げることができる。
本発明の防眩フィルムは、防眩効果に優れ、白ちゃけおよびギラツキが有効に防止されることから、画像表示装置に装着したときに視認性に優れたものとなる。画像表示装置が液晶ディスプレイである場合には、この防眩フィルムを偏光板に適用することができる。すなわち、偏光板は一般に、ヨウ素または二色性染料が吸着配向されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる偏光フィルムの少なくとも片面に保護フィルムが貼合された形のものが多いが、その一方の保護フィルムを本発明の防眩フィルムで構成する。偏光フィルムと、本発明の防眩フィルムとを、その防眩フィルムの樹脂基材フィルム側で貼り合わせることにより、防眩性偏光板とすることができる。この場合、偏光フィルムの他方の面は、何も積層されていない状態でもよいし、別の保護フィルムまたは光学フィルムが積層されていてもよいし、また液晶セルに貼合するための粘着剤層が形成されていてもよい。また、偏光フィルムの少なくとも片面に保護フィルムが貼合された偏光板の当該保護フィルム上に、本発明の防眩フィルムをその樹脂基材フィルム側で貼合して、防眩性偏光板とすることもできる。さらに、少なくとも片面に保護フィルムが貼合された偏光板において、当該保護フィルムとして上記樹脂基材フィルムを偏光フィルムに貼合した後、樹脂基材フィルム上に上記防眩層を形成することにより、防眩性偏光板とすることもできる。
上記本発明の防眩フィルムまたは防眩性偏光板を画像表示素子と組み合わせることにより、画像表示装置とすることができる。ここで、画像表示素子は、上下基板間に液晶が封入された液晶セルを備え、電圧印加により液晶の配向状態を変化させて画像の表示を行なう液晶パネルが代表的であるが、その他、プラズマディスプレイパネル、CRTディスプレイ、有機ELディスプレイなど、公知の各種ディスプレイに対しても、本発明の防眩フィルムまたは防眩性偏光板を適用することができる。本発明の画像表示装置においては、防眩フィルムは、画像表示素子よりも視認側に配置される。この際、防眩フィルムの凹凸面、すなわち防眩層側が外側(視認側)となるように配置される。防眩フィルムは、画像表示素子の表面に直接貼合してもよいし、液晶パネルを画像表示手段とする場合は、たとえば先述のように、偏光フィルムを介して液晶パネルの表面に貼合することもできる。このように、本発明の防眩フィルムを備えた画像表示装置は、防眩フィルムの有する表面の凹凸により入射光を散乱して映り込み像をぼかすことができ、優れた視認性を与える。また、本発明の防眩フィルムを高精細の画像表示装置に適用した場合でも、白ちゃけおよびギラツキが有効に防止されるとともに、優れた防眩特性を示す。
以下に実施例を示して、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。以下の実施例および比較例で共通して行なった防眩フィルムの評価方法は、次のとおりである。
(1)防眩フィルムのヘイズの測定
防眩フィルムは、反りを防止するため、光学的に透明な粘着剤を用いて、凹凸面が表面となるようにガラス基板に貼合してからヘイズの測定に供した。測定装置は、JIS K 7136に準拠した(株)村上色彩技術研究所製のヘイズメーター「HM−150」型を用いた。
(2)ギラツキの評価
ギラツキは、以下の方法で評価した。すなわち、まず図9に示すユニットセルのパターンを有するフォトマスクを作製した。この図において、ユニットセル900は、透明な基板上に、線幅10μmでカギ形のクロム遮光パターン901が形成され、そのクロム遮光パターン901の形成されていない部分が開口部902となっている。ここでは、ユニットセルの寸法が254μm×84μm(図の縦×横)、したがって開口部902の寸法が244μm×74μm(図の縦×横)のものを用いた。図示するユニットセルが縦横に多数並んで、フォトマスクを形成する。
そして、図10に示すように、フォトマスク903のクロム遮光パターン901を上にしてライトボックス905に置き、ガラス板907に粘着剤で防眩フィルム1001をその凹凸面が表面となるように貼合したサンプルをフォトマスク903上に置く。ライトボックス905の中には、光源906が配置されている。この状態で、サンプルから約30cm離れた位置909で目視観察することにより、ギラツキの程度を7段階で官能評価した。レベル1はギラツキが全く認められない状態、レベル3はごくわずかにギラツキが観測される状態、レベル7は激しいギラツキが観測される状態である。レベル1〜3の防眩フィルムを、フルハイビジョンデータ形式の26〜52インチサイズの大型テレビディスプレイ、XVGAおよびVGA表示形式の携帯電話やカーナビゲーション等のディスプレイの最表面に配置したとき、ギラツキは認められない。
<実施例1>
(A)エンボス用金型の作製
直径300mmのアルミニウムロール(JISによるA5056)の表面を鏡面研磨した。得られた鏡面研磨アルミニウムロールの外側表面に、ブラスト装置((株)不二製作所から入手)を用いて、東ソー(株)製のジルコニアビーズ「TZ−SX−17」(商品名、平均粒径20μm)をブラスト圧力0.1MPa(ゲージ圧、以下同じ)でブラストし、表面に凹凸をつけた。得られた凹凸付きアルミニウムロールの凹凸表面に無電解光沢ニッケルメッキ加工を行ない、金属金型を作製した。メッキ厚みは15μmに設定し、メッキ後にメッキ厚みをβ線膜厚測定器(商品名「フィッシャースコープ MMS」、(株)フィッシャー・インストルメンツから入手)を用いて実測したところ、17.2μmであった。
(B)防眩フィルムの作製
大日本インキ化学工業(株)製の光硬化性樹脂組成物「GRANDIC PC1141」(商品名、硬化後屈折率:1.514、光重合開始剤が配合されている)を酢酸エチルに溶解して、樹脂成分の濃度が45重量%である溶液とし、さらに、アクリル樹脂からなる非真球状光拡散性粒子A(アスペクト比Lmax/Lver 1.6、平均粒径(体積相当球径換算) 6μm、屈折率1.49)を該溶液中の樹脂成分100重量部あたり15重量部添加し、塗布液を調製した。
厚さ80μmのトリアセチルセルロース(TAC)フィルム(樹脂基材フィルム)上に、この塗布液を乾燥後の塗布厚みが21μmとなるように塗布し、60℃に設定した乾燥機中で3分間乾燥させた。乾燥後のフィルムを、上で作製した金属金型の凹凸面に、光硬化性樹脂層がニッケルメッキ層側となるようにゴムロールで押し付けて密着させた。この状態でTACフィルム側より、強度20mW/cm2の無電極水銀灯からの光をh線換算光量で300mJ/cm2となるように照射して、光硬化性樹脂層を硬化させた。この後、TACフィルムを硬化物層ごと金型から剥離して、表面に凹凸を有する硬化物(防眩層)とTACフィルムとの積層体からなる透明な防眩フィルムを作製した。当該防眩フィルムの光学特性を上記方法により評価した。
用いた非真球状光拡散性粒子の性状、防眩層の厚みおよび防眩フィルムの光学特性を表1に示す。
<実施例2〜4>
非真球状光拡散性粒子として、それぞれアクリル樹脂からなる光拡散性粒子B〜Dを用い、その添加量および防眩層の厚みを表1のように変更したこと以外は実施例1と同様にして、防眩フィルムを作製した。得られた防眩フィルムの光学特性を表1に示す。なお、実施例1〜4で用いたアクリル樹脂からなる非真球状粒子は、いずれも積水化成品工業から入手したものであって、その形状は碁石状(両凸レンズ状)である。
<比較例1〜9>
光拡散性粒子として、以下に示す真球状粒子を用い、その添加量および防眩層の厚みを表1のように変更したこと以外は実施例1と同様にして、防眩フィルムを作製した。得られた防眩フィルムの光学特性を表1に示す。
(1)比較例1:光拡散性粒子MX−500[アクリル樹脂球状粒子、平均粒径5μm、綜研化学製]
(2)比較例2:光拡散性粒子SX−500[ポリスチレン球状粒子、平均粒径5μm、綜研化学製]
(3)比較例3:光拡散性粒子SX−713L[ポリスチレン球状粒子、平均粒径7.2μm、綜研化学製]
(4)比較例4:光拡散性粒子KE−P−250[アモルファスシリカ、平均粒径2.5μm、日本触媒製]
(5)比較例5:光拡散性粒子KE−P−150[アモルファスシリカ、平均粒径1.5μm、日本触媒製]
(6)比較例6:光拡散性粒子トスパール130[シリコーン粒子、平均粒径3μm、東芝シリコーン製]
(7)比較例7:光拡散性粒子XX−104K[メチルメタクリレート−スチレン共重合体球状粒子、平均粒径7.5μm、積水化成品工業製]
(8)比較例8:光拡散性粒子XX−111K[メチルメタクリレート−スチレン共重合体球状粒子、平均粒径5μm、積水化成品工業製]
(9)比較例9:光拡散性粒子SFP−30M[シリカ球状粒子、平均粒径0.5μm、電気化学工業製]
Figure 2009122371
表1において、たとえば実施例1と比較例1とを比較すると、光拡散性粒子のアスペクト比以外の性状およびヘイズ値がほぼ同等にもかかわらず、アスペクト比が1を超える光拡散性粒子を用いた実施例1ではギラツキがわずかに感じられた程度であり、真球状光拡散性粒子を用いた比較例1では明らかにギラツキが感じられた。実施例2〜4においても、比較例1〜9と比較して、ヘイズ値に対してギラツキを感じにくい結果となった。
<実施例5>
以下の各成分が酢酸エチルに固形分濃度60%で溶解されている紫外線硬化性樹脂組成物(硬化後屈折率1.53)を用意した。
ペンタエリスリトールトリアクリレート 60部
多官能ウレタン化アクリレート 40部
(ヘキサメチレンジイソシアネートとペンタエリスリトールトリアクリレートの反応生成物)
レベリング剤あり
次に、この紫外線硬化性樹脂組成物の樹脂成分100重量部に対して、光重合開始剤である「ルシリン TPO」(BASF社製、化学名:2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド)を5重量部および実施例1で用いた光拡散性粒子Aを15重量部添加して塗布液を調製した。
厚さ80μmのトリアセチルセルロース(TAC)フィルム(樹脂基材フィルム)上に、この塗布液を乾燥後の塗布厚みが11.4μmとなるように塗布し、これ以降は実施例1と同様にして防眩フィルムを作製した。当該防眩フィルムの光学特性を上記方法により評価した。用いた非真球状光拡散性粒子の性状、防眩層の厚みおよび防眩フィルムの光学特性を表2に示す。また、コントラストを評価するために、ポリビニルアルコール−ヨウ素系直線偏光フィルムの両面に透明保護フィルムが貼着された偏光板(商品名「スミカラン SRDB31E」、住友化学(株)製)に、当該防眩フィルムをその樹脂基材フィルム側で粘着剤を介して貼着し、防眩性偏光板を作製した。
<実施例6>
光拡散性粒子の添加量を表2に示すように変更したこと以外は、実施例5と同様にして防眩フィルムを作製し、さらにそれを偏光板に貼着して防眩性偏光板を作製した。得られた防眩フィルムの光学特性を表2に示す。
また、実施例5および6で得られたそれぞれの防眩性偏光板を用い、以下のようにして液晶表示装置を作製し、コントラストを評価して、その結果を併せて表2に示した。
(コントラストの評価)
まず、市販の液晶テレビ(シャープ(株)製の「LC−32GS10」)から背面側および表示面側の偏光板を剥離し、それらオリジナル偏光板の代わりに、表示面側には、各例で作製した防眩性偏光板を、その防眩フィルム側を表面(液晶セルの反対側)にして、背面側には、住友化学(株)製の偏光板「スミカラン SRDB31E」を、それぞれの偏光板の吸収軸がオリジナルの偏光板の吸収軸と一致するように、粘着剤を介して貼合した。次に、こうして得られた液晶テレビを暗室内で起動し、(株)トプコン製の輝度計「BM5A」型を用いて、黒表示状態および白表示状態における輝度を測定し、コントラストを算出した。ここでコントラストは、黒表示状態の輝度に対する白表示状態の輝度の比で表される。
<比較例10および11>
光拡散性粒子として、比較例1で用いた光拡散性粒子MX−500を用い、表2に示すような添加量としたこと以外は、実施例5と同様にして防眩フィルムを作製し、さらにそれを偏光板に貼着して防眩性偏光板を作製した。得られた防眩フィルムおよび防眩性偏光板の評価結果を表2に示す。
Figure 2009122371
実施例5および6の防眩フィルムを用いた液晶表示装置のコントラストは、比較例10および11と比べ、同等以上となっていることがわかった。
<比較例12および比較例13>
実施例5および6で用いた塗布液を、それぞれ厚さ80μmのトリアセチルセルロース(TAC)フィルム(樹脂基材フィルム)上に塗布し、60℃に設定した乾燥機中で3分間乾燥させた。乾燥後のフィルムを、金属金型に密着させずに(すなわち塗布面が開放された状態で)、塗布面側から強度20mW/cm2の無電極水銀灯からの光をh線換算光量で300mJ/cm2となるように照射して、光硬化性樹脂層を硬化させた。こうして表面に凹凸を有する硬化物(防眩層)とTACフィルムとの積層体からなる透明な防眩フィルムを作製した。得られた防眩フィルムの光学特性を表3に示す。なお、実施例5で用いた塗布液から作製されたものが比較例12であり、実施例6で用いた塗布液から作製されたものが比較例13である。
Figure 2009122371
金属金型の表面凹凸形状を転写することによって作製された実施例1〜6および比較例1〜11の防眩フィルムでは、白ちゃけが観察されなかったが、エンボス法を用いなかった比較例12および13では、明確な白ちゃけが観察された。また比較例12および13では、エンボスによる適切な表面形状を形成していないため、光拡散粒子を防眩層内に完全には埋めることができず、粒子が防眩層表面に突出していることに起因するギラツキも発生していた。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の防眩フィルムを、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル、ブラウン管(陰極線管:CRT)ディスプレイ、有機ELディスプレイ、SEDなどの各種ディスプレイに対し、その防眩フィルムが画像表示素子よりも視認側となるように配置することで、白ちゃけおよびギラツキを発生させることなく、映り込み像をぼかすことができ、優れた視認性を与えるものとなる。
本発明の防眩フィルムの好ましい一例を示す断面模式図である。 本発明に用いる非真球状光拡散性粒子の形状の一例を示す概略図である。 反射率を求めるときの防眩層側からの光の入射方向と反射方向とを模式的に示す斜視図である。 防眩フィルムの法線から30°の角度で入射した光に対する反射光の反射角と反射率(反射率は対数目盛)との関係をプロットしたグラフの一例である。 防眩フィルムの標高ヒストグラムをグラフに表した一例である。 防眩フィルムの凸部判定のアルゴリズムを模式的に示す斜視図である。 防眩フィルムの凸部頂点を母点としてボロノイ分割したときの例を示すボロノイ図である。 本発明の防眩フィルムの別の好ましい一例を示す断面模式図である。 ギラツキ評価用パターンのユニットセルを示す平面図である。 ギラツキ評価の状態を示す断面模式図である。
符号の説明
101 樹脂基材フィルム、102 防眩層、103 光拡散性粒子、104 透明樹脂、301,1001 防眩フィルム、302 防眩フィルムの法線、303 30°の角度で入射される光、305 正反射方向、306 反射角θで反射した光、308 入射光方向と防眩フィルムの法線とを含む平面、601 防眩フィルム上の任意の点、602 防眩フィルム表面、603 防眩フィルム基準面、604 防眩フィルム上の任意の点を中心とする円の防眩フィルム基準面への投影円、701 ボロノイ分割の母点(凸部頂点の投影点)、702 ボロノイ多角形、703 測定視野境界に接するボロノイ多角形、801 低反射膜、900 フォトマスクのユニットセル、901 フォトマスクのクロム遮光パターン、902 フォトマスクの開口部、903 フォトマスク、905 ライトボックス、906 光源、907 ガラス板、909 ギラツキの観察位置。

Claims (11)

  1. 樹脂基材フィルムと、前記樹脂基材フィルム表面上に積層された、表面に凹凸形状を有する防眩層とを備える防眩フィルムであって、
    前記防眩層は、下記式(1)で示されるアスペクト比が1を超える非真球状の光拡散性粒子が分散された透明樹脂からなる層であり、
    前記防眩層表面が有する凹凸形状は、金属金型を用いたエンボス法によって形成される防眩フィルム。
    アスペクト比=Lmax/Lver (1)
    ここで、Lmaxは、前記光拡散性粒子の投影面積が最小となるように投影したときの投影面の最大長さであり、Lverは、その投影面におけるLmax方向と直交する方向の最大長さである。
  2. 前記防眩層表面が有する凹凸形状は、主として前記透明樹脂が形成する表面凹凸形状である請求項1に記載の防眩フィルム。
  3. 前記光拡散性粒子は、防眩層内に埋もれている請求項2に記載の防眩フィルム。
  4. 前記光拡散性粒子のアスペクト比は、1.2〜2の範囲内である請求項1〜3のいずれかに記載の防眩フィルム。
  5. 前記光拡散性粒子は、碁石状または凸レンズ状である請求項1〜4のいずれかに記載の防眩フィルム。
  6. 前記光拡散性粒子は、有機樹脂からなり、前記透明樹脂100重量部に対して、10〜35重量部の範囲内で含有される請求項1〜5のいずれかに記載の防眩フィルム。
  7. 前記透明樹脂は、光硬化性樹脂または熱可塑性樹脂である請求項1〜6のいずれかに記載の防眩フィルム。
  8. 前記透明樹脂と前記光拡散性粒子との屈折率差は、0.02〜0.5の範囲内である請求項1〜7のいずれかに記載の防眩フィルム。
  9. ヘイズが2〜40%の範囲内である請求項1〜8のいずれかに記載の防眩フィルム。
  10. 前記防眩層の凹凸表面上に低反射膜をさらに有する請求項1〜9のいずれかに記載の防眩フィルム。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の防眩フィルムと画像表示素子とを少なくとも備え、
    前記防眩フィルムは、前記画像表示素子の視認側に配置される画像表示装置。
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