JP2009038240A - 半導体集積回路装置の配置配線方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】信号配線の未結線やタイミング未達などの問題と電源配線における電圧降下の問題を同時に解決する。
【解決手段】本発明の半導体集積回路装置の配置配線方法は、ネットリストに基づいて配置されるセルへの電源が少なくとも2つ以上の異なる経路で供給されるように電源配線が配線される電源配線ステップ(ST12)と、複数のセルが配置されるセル配置ステップ(ST13)と、ST12で配線された初期電源配線と同じ配線層にST13で配置されたセル間の信号配線が配線される信号配線ステップ(ST14)と、ST14で信号配線が未結線もしくは配線ショートを生じた場合、または、信号配線においてタイミング違反が生じた場合に、問題となった信号配線の近傍に配置されている初期電源配線が許容される電圧降下の範囲内で削除され、問題となった信号配線が再配線される配線修正ステップ(ST15)を有する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の半導体集積回路装置の配置配線方法は、ネットリストに基づいて配置されるセルへの電源が少なくとも2つ以上の異なる経路で供給されるように電源配線が配線される電源配線ステップ(ST12)と、複数のセルが配置されるセル配置ステップ(ST13)と、ST12で配線された初期電源配線と同じ配線層にST13で配置されたセル間の信号配線が配線される信号配線ステップ(ST14)と、ST14で信号配線が未結線もしくは配線ショートを生じた場合、または、信号配線においてタイミング違反が生じた場合に、問題となった信号配線の近傍に配置されている初期電源配線が許容される電圧降下の範囲内で削除され、問題となった信号配線が再配線される配線修正ステップ(ST15)を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、多層配線を有する半導体集積回路装置の配置配線方法に関する。
近年の半導体集積回路装置では、搭載されるシステムの高機能化、大規模化、高速化に伴う消費電流量の増大と、メタル配線プロセスの微細化により配線抵抗値が高くなったことで、電圧降下が発生しやすくなってきている。電圧降下は、回路の動作速度を低下させ、集積回路装置のパフォーマンスの低下や誤動作を引き起こす現象を発生させるため、電圧降下を発生させないように従来から対策が行われてきている。
きめられた消費電流の条件下において電圧降下を防ぐためには、電源配線の抵抗を小さくする(例えば、「特許文献1」を参照。)ことが重要である。このため、従来は、可能な範囲で電源配線を太くしたり、本数を増やしたりすることがよく行われてきた。しかし、一方で、集積回路装置での配線リソースは、電源配線とともに、セル間の信号配線でも使用される。電源配線の抵抗を小さくしようとそのリソース割合を高めると、信号配線においてリソース不足から配線混雑が発生し、配線の未結線やショート、あるいは迂回配線によるタイミング違反を生じる、などの問題が発生する。そのため、従来は、消費電流の見積もりを行い、電圧降下問題を発生させない必要な電源本数を算出し、配線リソースを電源配線と信号配線に適切に割り当ててレイアウトする方法が採られていた。
しかしながら、このような従来の半導体集積回路装置の配置配線方法では、実際のレイアウト後にわかる局所的な電圧降下が発生した場合や、見積もり時の消費電流の値が小さかったことがレイアウト情報を使用した検証でわかった場合などには、電源配線を追加することが必要になり、設計工程での後戻りが発生し設計工数が大幅に増加するため、開発期間が長くなり、ひいては開発コストが増加するという問題があった。今後、半導体製造プロセスのさらなる微細化に伴って電源電圧の低電圧化が主流になることは必至で、電圧降下の問題がますます重要になると推察される。
特開2004−363294号公報
本発明は、信号配線の未結線やタイミング未達などの問題と電源配線における電圧降下の問題を同時に解決することができる半導体集積回路装置の配置配線方法を提供する。
本発明の一態様によれば、ネットリストに基づいて配置されるセルへの電源が少なくとも2つ以上の異なる経路で供給されるように電源配線が配線される電源配線ステップと、複数の前記セルが配置されるセル配置ステップと、前記電源配線ステップで配線された初期電源配線と同じ配線層に前記セル配置ステップで配置された前記セル間の信号配線が配線される信号配線ステップと、前記信号配線ステップで前記信号配線が未結線もしくは配線ショートを生じた場合、または、前記信号配線においてタイミング違反が生じた場合に、問題となった前記信号配線の近傍に配置されている前記初期電源配線が許容される電圧降下の範囲内で削除され、前記問題となった信号配線が再配線される配線修正ステップを有することを特徴とする半導体集積回路装置の配置配線方法が提供される。
本発明によれば、設計工程における後戻りを大幅に抑制することができるので、開発期間を短縮し、開発コストを削減することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法を示すフロー図である。ここでは、主に、論理設計で生成されたネットリストに基づいてレイアウトデータを生成するレイアウト設計にかかわる部分を示した。
本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法は、フロアプランを生成するステップ(ST11)、初期電源配線を配線するステップ(ST12)、ネットリストに基づいて複数のセルを配置するステップ(ST13)、セル間の信号配線を配線するステップ(ST14)、電圧降下を基準にして電源配線と信号配線を修正するステップ(ST15)、およびレイアウト情報を出力するステップ(ST16)を備えている。
フロアプランステップ(ST11)では、フロアプランモジュールを用いてパッド配置などが決められる。
電源配線ステップ(ST12)では、電源配線モジュールにより第3配線層〜第7配線層に初期電源配線がひかれる。この際、配置されるセルにおいて許容される電源電圧の範囲(例えば、3V±0.15V。)を超えて電圧降下がおきないために必要とされるよりあらかじめ電源配線を多くひいておく。すなわち、配置されるセルへの電源が少なくとも2つ以上の異なる経路で供給されるよう初期電源配線が形成される。具体的な初期電源配線の構成は、図3〜図7を用いて後述する。
セル配置ステップ(ST13)では、ネットリストに基づいて、セル配置モジュールによりセルが配置される。
信号配線ステップ(ST14)では、ネットリストに基づいて、ST13で配置されたセル間の信号配線が第3配線層〜第7配線層に配線モジュールにより配線される。ここで、信号配線のリソース不足によって配線混雑が発生すると、信号配線の未結線、配線ショート、および迂回配線によるタイミング違反が発生する。
配線修正ステップ(ST15)では、ST14で信号配線が未結線もしくは配線ショートを生じた場合、または、信号配線においてタイミング違反が生じた場合に、問題となった信号配線の近傍に配置されている初期電源配線が許容される電圧降下の範囲内(例えば、5%以下。)で削除され、問題となった信号配線が再配線される。この問題発生箇所(以下、「違反箇所」という。)を対策する具体的な詳細フローは図2を用いて後述する。
情報出力ステップ(ST16)では、ST11〜ST15で作成されたレイアウト情報が情報出力モジュールによって出力され、レイアウト設計工程が完了する。
図2は、本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における配線修正ステップ(ST15)を示すフロー図である。
本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における配線修正ステップ(ST15)は、違反箇所を抽出するステップ(ST21)、削除候補箇所を抽出するステップ(ST22)、電源配線の電圧降下を算出するステップ(ST23)、電圧降下を基準として初期電源配線の削除を判定するステップ(ST24)、初期電源配線を削除するステップ(ST25)、および信号配線を再配線するステップ(ST26)を備えている。
本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における配線修正ステップ(ST15)は、違反箇所を抽出するステップ(ST21)、削除候補箇所を抽出するステップ(ST22)、電源配線の電圧降下を算出するステップ(ST23)、電圧降下を基準として初期電源配線の削除を判定するステップ(ST24)、初期電源配線を削除するステップ(ST25)、および信号配線を再配線するステップ(ST26)を備えている。
違反箇所抽出ステップ(ST21)では、違反箇所が配線修正検出モジュールにより複数検出され特定される。これら特定された違反箇所に対して、以下のST22〜ST25が繰り返し実行され、信号配線のリソース不足が解決される。
候補抽出ステップ(ST22)では、信号配線のリソース不足を解消するために、ST21で特定された違反箇所に対して、その近傍に存在する初期電源配線の座標情報、接続情報に基づいて初期電源配線の削除候補箇所が電源配線削除候補抽出モジュールによって抽出される。
電圧降下算出ステップ(ST23)では、ST22で抽出された削除候補箇所を削除した場合の電源配線における電圧降下がどの程度発生するかが電圧降下計算モジュールによって算出される。
削除判定ステップ(ST24)では、ST23で算出された結果に基づいて初期電源配線の削除が判定される。すなわち、削除候補箇所を削除しても問題ない場合(“yes”、電圧降下≦5%。)には処理はST25へ移行し、削除候補箇所を削除すると電圧降下が大きく問題となる場合(“no”、電圧降下>5%。)には実際の削除を行わず、次の違反箇所を処理するために処理はST22へ移行する。
電源配線削除ステップ(ST25)では、ST22で抽出された削除候補箇所が初期電源配線から実際に削除される。
このようにST22〜ST25を繰り返しすべての違反箇所について処理が終わった後、再配線ステップ(ST26)で、更新された電源配線に基づいて、再配線モジュールによって信号配線が再配線され、ST14で配線された信号配線が修正される。
次に電源配線ステップ(ST12)で形成される初期電源配線の構造を説明する。
図3は、本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における初期電源配線を示すレイアウト図である。ここでは、一例として、第3配線層〜第7配線層に電源配線および信号配線が配線される場合の初期電源配線を示した。また、電源配線が各配線層で占める面積割合は25%であるとした。
本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における初期電源配線は、第7配線層に配置されたVDD配線17aとVSS配線17b、第6配線層に配置されたVDD配線16aとVSS配線16b、第5配線層に配置されたVDD配線15aとVSS配線15b、第4配線層に配置されたVDD配線14aとVSS配線14b、第3配線層に配置されたVDD配線13aとVSS配線13b、および各配線層間を接続するためのコンタクトプラグ18a〜18dで構成されている。
図3に示した4本の一点鎖線は、それぞれ図4〜図7に示した断面の位置を表している。また、図3はレイアウト図(平面図)であるため、下層のVDD配線13a、VSS配線13b、およびコンタクトプラグ13dは図示されていない。
VDD配線13a〜17aは、電源電位(VDD=3V)を供給するために使用され、VSS配線13b〜17bは、接地電位(VSS=0V)を供給するために使用される。
VDD配線17aとVSS配線17bは、第1の方向(図3の紙面上下方向。)に延在し、第1の方向と直交する第2の方向(図3の紙面左右方向。)に沿ってピッチdで交互に配置されている。
VDD配線16aとVSS配線16bは、第2の方向に延在し、第1の方向に沿ってピッチdで交互に配置されている。
VDD配線15aとVSS配線15bは、第1の方向に延在し、第2の方向に沿ってピッチdで交互に配置されている。また、VDD配線15aとVSS配線15bは、VDD配線17aおよびVSS配線17bとは第2の方向に沿ってd/2ずれて配置されている。
VDD配線14aとVSS配線14bは、第2の方向に延在し、第1の方向に沿ってピッチdで交互に配置されている。また、VDD配線14aとVSS配線14bは、VDD配線16aおよびVSS配線16bとは第1の方向に沿ってd/2ずれて配置されている。
VDD配線13aとVSS配線13bは、第1の方向に延在し、第2の方向に沿ってピッチdで交互に配置されている。また、VDD配線13aとVSS配線13bは、VDD配線15aおよびVSS配線15bとは第2の方向に沿ってd/2ずれて配置されている。
初期電源配線の面積比率、すなわち、初期電源配線と信号配線のリソース比率はピッチdと電源配線の配線幅wによって調整される。ここでは、一例として、初期電源配線の面積比率を25%にするため、初期電源配線の配線幅wはピッチdの1/4に設定されている。
VDD配線17aとVSS配線17bは、最上層の配線層に配置され、フロアプランステップ(ST11)でチップの周縁部に配置された複数の電源パッド(図示していない。)に接続されている。
第7配線層と第6配線層を接続するコンタクトプラグ18aは、VDD配線17aとVDD配線16aとの交差位置、およびVSS配線17bとVSS配線16bとの交差位置に形成されている。
すなわち、VDD配線17aとVDD配線16aは、コンタクトプラグ18aによって格子状に接続されている。同様に、VSS配線17bとVSS配線16bも格子状に接続されている。
第6配線層と第5配線層を接続するコンタクトプラグ18bは、VDD配線16aとVDD配線15aとの交差位置、およびVSS配線16bとVSS配線15bとの交差位置に形成されている。
すなわち、VDD配線16aとVDD配線15aは、コンタクトプラグ18bによって格子状に接続されている。同様に、VSS配線16bとVSS配線15bも格子状に接続されている。
第5配線層と第4配線層を接続するコンタクトプラグ18cは、VDD配線15aとVDD配線14aとの交差位置、およびVSS配線15bとVSS配線14bとの交差位置に形成されている。
すなわち、VDD配線15aとVDD配線14aは、コンタクトプラグ18cによって格子状に接続されている。同様に、VSS配線15bとVSS配線14bも格子状に接続されている。
第4配線層と第3配線層を接続するコンタクトプラグ18dは、VDD配線14aとVDD配線13aとの交差位置、およびVSS配線14bとVSS配線13bとの交差位置に形成されている。
すなわち、VDD配線14aとVDD配線13aは、コンタクトプラグ18dによって格子状に接続されている。同様に、VSS配線14bとVSS配線13bも格子状に接続されている。
次に、図4〜図7を用いて第3配線層〜第7配線層のVDD配線の立体構造について説明する。
図4〜図7は、本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における初期電源配線の構造を示す断面図である。図4は、図3におけるA−A断面を示し、図5はB−B断面を示し、図6はC−C断面を示し、図7はD−D断面を示している。
図4〜図7は、本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における初期電源配線の構造を示す断面図である。図4は、図3におけるA−A断面を示し、図5はB−B断面を示し、図6はC−C断面を示し、図7はD−D断面を示している。
第7配線層のVDD配線17aは、図6に示したように、コンタクトプラグ18aによって第6配線層の複数のVDD配線16aに接続されている。また、図4に示したように、複数のVDD配線17aがコンタクトプラグ18aによって1つのVDD配線16aに接続されている。
さらに、VDD配線16aは、コンタクトプラグ18aとは第2の方向(図4では紙面左右方向。)に半ピッチ(d/2)ずれたコンタクトプラグ18bによって第5配線層の複数のVDD配線15aに接続されている。また、図7に示したように、複数のVDD配線16aがコンタクトプラグ18bによって1つのVDD配線15aに接続されている。
さらに、VDD配線15aは、コンタクトプラグ18bとは第1の方向(図7では紙面左右方向。)に半ピッチ(d/2)ずれたコンタクトプラグ18cによって第4配線層の複数のVDD配線14aに接続されている。また、図5に示したように、複数のVDD配線15aがコンタクトプラグ18cによって1つのVDD配線14aに接続されている。
さらに、VDD配線14aは、コンタクトプラグ18cとは第2の方向(図5では紙面左右方向。)に半ピッチ(d/2)ずれたコンタクトプラグ18dによって第3配線層の複数のVDD配線13aに接続されている。また、図6に示したように、複数のVDD配線14aがコンタクトプラグ18dによって1つのVDD配線13aに接続されている。
このように、第3配線層〜第7配線層のVDD配線13a〜17aは、コンタクトプラグ18a〜18dによって複数階層の立体的な格子状に形成されている。
同様に、VSS配線13b〜17bも、コンタクトプラグ18a〜18dによって複数階層の立体的な格子状に形成されている。
次に、半導体集積回路装置の配置配線方法における初期電源配線の削除について説明する。
図8は、本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における初期電源配線削除の一例を示すレイアウト図である。ここでは、信号配線ステップ(ST14)で図8に示したA点およびB点に違反箇所が発生した場合を示した。
図8は、本発明の実施例1に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における初期電源配線削除の一例を示すレイアウト図である。ここでは、信号配線ステップ(ST14)で図8に示したA点およびB点に違反箇所が発生した場合を示した。
A点では、信号配線ステップで第6配線層の信号配線に問題が生じたため、VDD配線16aの一部が削除されている。また、B点では、第4配線層の信号配線で問題が生じたため、VDD配線14aの一部が削除されている。
VDD配線13a〜17aは、上述したように立体的な格子状に形成されており、いずれの場合も、電圧降下算出ステップで算出された電圧降下は、許容される範囲内(<5%)である。したがって、図8に示した電源配線に基づいて信号配線を再配線することで、電源配線での電圧降下による誤動作などの電圧降下問題を回避しつつ、リソース不足による信号配線の問題が解決される。
上記実施例1によれば、電源配線削除により信号配線のリソースが増加するので、配線混雑に起因する問題が解決される可能性が高くなるので、レイアウト設計工程における後戻りを大幅に抑制することができ、開発期間を短縮し、開発コストを削減することができる。
また、上記実施例1によれば、電源配線の電圧降下を算出し、その結果に基づいて電源配線の削除を判定しているので、電源の電圧降下に起因する誤動作などの電圧降下問題を発生させずに信号配線のリソースを増加させることができる。
上述の実施例1では、初期電源配線は、電源削除による電圧降下の影響を少なくするため、第3配線層〜第7配線層に形成されるとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、配置されるセルへの電源供給が2つ以上の異なる経路で実現できるような2つ以上の配線層があれば、原理的には適用可能である。
また、上述の実施例1では、初期電源配線の各配線層における面積比率は25%であるとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、配線層ごとに異なる面積比率を設定することもできる。
さらに、上述の実施例1では、第7配線層と第5配線層、第5配線層と第3配線層、および第6配線層と第4配線層の初期電源配線は、それぞれ半ピッチ(d/2)ずれて配置されるとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、上下のコンタクトプラグ18a〜18dを平面的に同じ位置に配置することが許容される場合には、対応する初期電源配線を平面的に同じ位置に配置することもできる。
さらに、上述の実施例1では、初期電源配線は各配線層においてVDD配線13a〜17aとVSS配線13b〜17bが交互に配置されるとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、必要に応じて並び順を設定するようにしても良い。
さらに、上述の実施例1では、電源電圧(VDD)は3Vであるとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、VDD=1.2Vなどの低電圧製品に適用することもできる。
さらに、上述の実施例1では、許容される電圧降下は5%であるとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、配置されるセルが誤動作を起こさない範囲で任意に設定することもできる。さらに、セルの仕様に基づいて、セルごとに異なる値で許容される電圧降下を設定するようにしても良い。
図9は、本発明の実施例2に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における配線修正ステップ(ST15)を示すフロー図である。フロアプランステップ(ST11)、電源配線ステップ(ST12)、セル配置ステップ(ST13)、信号配線ステップ(ST14)、および情報出力ステップ(ST16)は実施例1と同様であるので、説明は省略する。また、ST12で生成される初期電源配線も実施例1と同様であるので、説明は省力する。
本発明の実施例2に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における配線修正ステップ(ST15)は、違反箇所を抽出するステップ(ST91)、削除候補箇所を抽出するステップ(ST92)、電源配線の電圧降下を算出するステップ(ST93)、電圧降下を基準として初期電源配線の削除を判定するステップ(ST94)、初期電源配線を削除するステップ(ST95)、および信号配線を再配線するステップ(ST96)を備えている。
各ステップでの処理は実施例1と同様であるので、詳しい説明は省略する。実施例1との違いは、再配線ステップ(ST96)が繰り返しループの中に入っていることである。
すなわち、再配線ステップ(ST96)では、違反箇所ごとに電源削除ステップ(ST95)で更新された電源配線に基づいて、その違反箇所を解消するために再配線モジュールによって信号配線が再配線され、ST14で配線された信号配線が修正される。
このように、違反箇所ごとに再配線を実行することで、違反箇所が比較的少ない場合、つまり、電源配線を部分的に削除しても電圧降下問題が発生しにくい場合には、配線修正ステップ(ST15)での処理量を少なくすることができる。
上記実施例2によれば、実施例1と同様の効果を得られるばかりでなく、違反箇所が比較的少ない場合に、より短い時間で処理を実行することができる。
図10は、本発明の実施例3に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における配線修正ステップ(ST15)を示すフロー図である。フロアプランステップ(ST11)、電源配線ステップ(ST12)、セル配置ステップ(ST13)、信号配線ステップ(ST14)、および情報出力ステップ(ST16)は実施例1と同様であるので、説明は省略する。また、ST12で生成される初期電源配線も実施例1と同様であるので、説明は省力する。
本発明の実施例3に係わる半導体集積回路装置の配置配線方法における配線修正ステップ(ST15)は、違反箇所を抽出するステップ(ST101)、削除候補箇所を抽出するステップ(ST102)、電源配線の電圧降下を算出するステップ(ST103)、電圧降下を基準として初期電源配線の削除を判定するステップ(ST104)、初期電源配線の削除箇所を記憶するステップ(ST105)、および電源配線と信号配線を再配線するステップ(ST106)を備えている。
削除箇所記憶ステップ(ST105)と再配線ステップ(ST106)を除く各ステップでの処理は実施例1と同様であるので、詳しい説明は省略する。実施例1との違いは、ST105で初期電源配線が削除されるのではなく、ST105では削除される箇所が削除情報として記憶され、ST106で電源配線および信号配線がはじめから配線し直されることである。
すなわち、再配線ステップ(ST106)では、削除箇所記憶ステップ(ST105)で記憶された初期電源配線の削除情報に基づいて電源配線が再配線され、さらに信号配線が再配線される。
このように、初期電源配線の削除情報を記憶し、これに基づいて電源配線を再配線することで、違反箇所が多い場合に、電源配線の更新にかかる処理時間を短縮することができる。
上記実施例3によれば、実施例1と同様の効果を得られるばかりでなく、違反箇所が多い場合に、より短い時間で処理を実行することができる。
ST11 フロアプランステップ
ST12 電源配線ステップ
ST13 セル配置ステップ
ST14 信号配線ステップ
ST15 配線修正ステップ
ST16 情報出力ステップ
ST21 違反箇所抽出ステップ
ST22 候補抽出ステップ
ST23 電圧降下算出ステップ
ST24 削除判定ステップ
ST25 電源配線削除ステップ
ST26 再配線ステップ
ST12 電源配線ステップ
ST13 セル配置ステップ
ST14 信号配線ステップ
ST15 配線修正ステップ
ST16 情報出力ステップ
ST21 違反箇所抽出ステップ
ST22 候補抽出ステップ
ST23 電圧降下算出ステップ
ST24 削除判定ステップ
ST25 電源配線削除ステップ
ST26 再配線ステップ
Claims (5)
- ネットリストに基づいて配置されるセルへの電源が少なくとも2つ以上の異なる経路で供給されるように電源配線が配線される電源配線ステップと、
複数の前記セルが配置されるセル配置ステップと、
前記電源配線ステップで配線された初期電源配線と同じ配線層に前記セル配置ステップで配置された前記セル間の信号配線が配線される信号配線ステップと、
前記信号配線ステップで前記信号配線が未結線もしくは配線ショートを生じた場合、または、前記信号配線においてタイミング違反が生じた場合に、問題となった前記信号配線の近傍に配置されている前記初期電源配線が許容される電圧降下の範囲内で削除され、前記問題となった信号配線が再配線される配線修正ステップを有することを特徴とする半導体集積回路装置の配置配線方法。 - 前記初期電源配線は、
第1の方向に沿って延在し第1の電位を供給する複数の第1の配線および前記第1の方向に沿って延在し第2の電位を供給する複数の第2の配線を有する第1の配線層と、
前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って延在し前記第1の電位を供給する複数の第3の配線および前記第2の方向に沿って延在し前記第2の電位を供給する複数の第4の配線を有する第2の配線層とを有し、
前記複数の第1の配線および前記複数の第3の配線が前記第1の配線層と前記第2の配線層を接続するコンタクトプラグによって格子状に接続され、
前記複数の第2の配線および前記複数の第4の配線が別の前記コンタクトプラグによって格子状に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置の配置配線方法。 - 前記配線修正ステップは、
前記信号配線の未結線もしくは配線ショートを生ずる箇所、または、前記信号配線においてタイミング違反を生ずる箇所が違反箇所として特定される違反箇所抽出ステップと、
前記違反箇所抽出ステップで特定された前記違反箇所の近傍に存在する前記初期電源配線において、削除候補箇所が抽出される候補抽出ステップと、
前記候補抽出ステップで抽出された前記削除候補箇所を削除した場合の前記電源配線において、前記セル配置ステップで配置された前記セルでの電源電圧の電圧降下が算出される電圧降下算出ステップと、
前記電圧降下算出ステップで算出された計算値があらかじめ定められた電圧降下の許容範囲内であれば、前記候補抽出ステップで抽出された前記削除候補箇所が前記初期電源配線から削除される電源配線削除ステップと、
前記電源配線削除ステップで更新された電源配線に基づいて、前記信号配線ステップで配線された前記信号配線が修正される再配線ステップを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置の配置配線方法。 - 複数の前記違反箇所が存在する場合に、前記違反箇所に対応する前記削除候補箇所がすべて削除された後に前記再配線ステップが実行されることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路装置の配置配線方法。
- 前記配線修正ステップは、
前記信号配線の未結線もしくは配線ショートを生ずる箇所、または、前記信号配線においてタイミング違反を生ずる箇所が違反箇所として特定される違反箇所抽出ステップと、
前記違反箇所抽出ステップで特定された前記違反箇所の近傍に存在する前記初期電源配線において、削除候補箇所が抽出される候補抽出ステップと、
前記候補抽出ステップで抽出された前記削除候補箇所を削除した場合の前記電源配線において、前記セル配置ステップで配置された前記セルでの電源電圧の電圧降下を算出する電圧降下算出ステップと、
前記電圧降下算出ステップで算出された計算値があらかじめ定められた電圧降下の許容範囲内であれば、前記候補抽出ステップで抽出された前記削除候補箇所が削除箇所として記録される削除箇所記憶ステップと、
前記削除箇所記憶ステップで記録された前記削除箇所に基づいて新しい電源配線が形成され、前記新しい電源配線に基づいて前記セル間の信号配線が配線される再配線ステップを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置の配置配線方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2007201943A JP2009038240A (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | 半導体集積回路装置の配置配線方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014175493A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Toshiba Corp | 半導体集積回路 |
| WO2023105905A1 (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-15 | キヤノン株式会社 | 半導体装置、光電変換装置、光電変換システム、および、移動体 |
-
2007
- 2007-08-02 JP JP2007201943A patent/JP2009038240A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014175493A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Toshiba Corp | 半導体集積回路 |
| US9391017B2 (en) | 2013-03-08 | 2016-07-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor integrated circuit |
| WO2023105905A1 (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-15 | キヤノン株式会社 | 半導体装置、光電変換装置、光電変換システム、および、移動体 |
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