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JP2009034004A - たまご型プリンおよびその製造方法 - Google Patents

たまご型プリンおよびその製造方法 Download PDF

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JP2009034004A
JP2009034004A JP2007199245A JP2007199245A JP2009034004A JP 2009034004 A JP2009034004 A JP 2009034004A JP 2007199245 A JP2007199245 A JP 2007199245A JP 2007199245 A JP2007199245 A JP 2007199245A JP 2009034004 A JP2009034004 A JP 2009034004A
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正勝 郡司
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Abstract

【課題】 プリンを弾性小袋体に充填してたまご型(水ヨーヨー状)として、趣向性に富み消費者の購買意欲の向上を図る。
【解決手段】 プリンの原料を配合し、所定の調製がされたプリン原料液が、開口を備える弾性小袋体に充填され開口が密閉されてたまご型プリンとなっている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、プリン原料液が弾性小袋体に充填されたたまご型プリン(水ヨーヨー状のプリン)に関し、特に、弾性小袋体に充填された冷凍可能なたまご型プリンに関する。
カスタードプリンは、全卵、黄卵、牛乳および砂糖、等を原料としており、従来、例えば、次のようにして製造されている。
(1)牛乳にバニラシュガーを入れて約60℃程度に温める。これには生クリームを配合することもある。また、バニラシュガーは、バニラビーンズであってもよい。
(2)全卵または/および卵黄を掻き交ぜ、これに砂糖(グラニュー糖の使用が多いようである)を入れて全体をまんべんなく混ぜ合わせる。
(3)この(2)に(1)で温めた牛乳を加えて掻き交ぜ、プリン原料液を得る。このプリン原料液にはラム酒やはちみつを入れることもある。このプリン原料液を濾し器で濾す。濾さない場合もあるようであるが、通常は濾すようである。
(4)この濾し器で濾したプリン原料液を、カラメルタブレットを底に入れたプリンカップに注ぎ入れる。
(5)オーブンの天板の上に載せるバットにお湯(約30℃程度)を注いでおき、これに(4)のプリンカップを載置して、オーブンの150〜160℃の温度で30〜40分蒸し焼きする。この蒸し焼き停止後に、余熱で10〜20分程度火を通すこともある。
(6)焼き上がったらオーブンから出して荒熱を取り、冷蔵庫に入れて冷やし、完成する。
このようにして製造される従来のカスタードプリンは、冷凍した後に解凍すると、離水や組織の分離が生じたり、「ス」が入ったりして、品質が著しく低下するし、外観上も悪くなるし、食感的にもなめらか感が低下しボソボソになるので、冷凍保存ができない。そこで、冷蔵保存するが、それだと日持期間が7日程度となり、スーパー、コンビニ等の販売店では、衛生面、安全面等の確保のためもあり、冷蔵保存し、製造日より7日以内に販売し、残ったときは廃棄処分するようにしている。従って、カスタードプリンを冷蔵保存で出荷し、日持ちが7日間しかないとすると、出荷期間、運送時間等も必要なため販売店での販売は、かなり難しいのが現実である。
そこで、従来、このような課題を解決した冷凍保存可能なカスタードプリンおよびその製造方法が提供された(例えば、特許文献1乃至3参照)。特許文献1は、カスタードプリンの製造に際して、カスタードプリン種の中に1〜20重量部のペプチンおよび1〜35重量部のゼラチンを混入するものであり、
特許文献2は、トレハロースを含有し、冷凍解凍後の硬さが30g/cm以下であるものであり、
特許文献3は、水飴類又は還元澱粉糖化物を内割りで5〜15%、ゼラチンを外割りで0.8〜1.25%及びリン酸塩を外割りで0.05〜0.3%含むものである。
特開2002−34485号公報 特開2002−34484号公報 特開平1−273556号公報
この従来の冷凍保存可能なカスタードプリンおよびその製造方法では、ペプチンやゼラチン等のゲル化剤を使用して固めたもので、それによりカスタードプリンの保存性を向上させると共に、冷凍可能としたものである。即ち、冷凍後に解凍しても離水や組織に変化が生じないものとした。
しかしながら、このようなゲル化剤を添加して保存性を向上させたカスタードプリンは、プリンのなめらかさが低下し、食感が低下する課題がある。即ち、ゲル化剤の配合量がプリンの食感に影響しない程度に少ないと、冷凍後に解凍すると離水等が生じ効果がなく、離水等が生じないような冷凍保存可能とするにはゲル化剤の配合量が多くなり、食感が低下するからである。
また、従来のプリンは、プリン容器に入れられているが、この容器はカップ状のものが通常であって、趣向性が低くて消費者の購買意欲を掻き立てるものではない。そこで、この発明ではプリンを弾性小袋体(小袋状の弾性容器)に充填して、たまご型(水ヨーヨー状)として提供するものとしたが、前記従来のプリンは卵を使用しているため、弾性小袋体を破壊してプリンを取り出す際に、形状を保持して取り出すことができない課題がある。
この発明は、このような点に鑑み前記課題を解決せんと提案されたものであり、その第1の目的は、プリンを弾性小袋体に充填してたまご型(水ヨーヨー状)として、趣向製に富み消費者の購買意欲の向上を図ったプリンおよびその製造方法の提供にあり、第2の目的は、長期間の冷凍保存が可能であり、解凍後も離水や組織の分離、変化が生じなく、カスタードプリンとしてのなめらかな食感の製造時の品質を保持しており、解凍後は、冷蔵保存(3〜7℃)で10日程度は、良好な外観、食感および品質を維持し、冷凍して出荷(配送)することによって、販売店では解凍時または着日より10日程度の陳列期間が確保できる冷凍可能なプリンおよびその製造方法の提供にある。
前記目的を達成するために、この発明のたまご型プリンは、プリンの原料を配合し、所定の調製がされたプリン原料液が、開口を備える弾性小袋体に充填され開口が密閉されていることを特徴とする。
この構成により、プリン原料液が、弾性小袋体に充填されゲル状に固化したたまご型(水ヨーヨー型)に形成されているので、プリンとして趣向生に富み、消費者の購買意欲を刺激し販売の向上を図ることができる。
この発明の弾性小袋体としては、弾性で小型のゴム袋や樹脂袋を挙げることができ、例えば、水ヨーヨーに使用するようなゴム袋や樹脂袋を例示できる。この弾性小袋体2は、食する形態を考慮すると、面圧に対しては強いが、尖鋭物では破れ易い材質が好ましい。
また、この発明の冷凍可能なたまご型プリンは、プリンの原料を配合し、所定の調製がされたプリン原料液が、開口を備える弾性小袋体に充填され開口が密閉されてなるたまご型プリンであって、
前記プリンの原料は、牛乳、生クリームおよび砂糖を主原料とし、これに少なくともトレハロース、ゼラチン、コラーゲンおよびグリシンが配合されていることを特徴とする。
また、この発明のプリンの原料は、上記の原料に脱脂粉乳をさらに配合してもよい。
この構成によりプリン原料として、トレハロース、コラーゲンおよびグリシンが配合されているので、長期間の冷凍保存が可能であり、比較的長期間に亘る冷凍保存であっても、解凍後に離水が生ずることなく保水性を保っており、良好な外観、食感および品質を維持する。従って、このプリンによれば、冷凍して出荷(配送)することによって、販売店では到着後の解凍時から10日程度の販売が可能となり、歩留まりも向上する。
また、この発明のプリンは、原料としてゼラチンを含むが、卵は使用しないので、プリン原料液が弾性小袋体に充填されていても、食べる時に、弾性小袋体を破壊して取り出しても、プリンは形状を保持して取り出すことができる。
なお、この発明で使用するコラーゲンは、特に制限されないが、海洋性のコラーゲンが好ましく、鮭の皮から抽出した海洋性コラーゲンが特に好ましい。コラーゲンは、比較的大量かつ安価に得られることから動物性のコラーゲン、中でも牛、豚などの動物の骨、皮などから抽出した動物性コラーゲンが多く使用されている。しかし、動物性のコラーゲンのうち、主に牛由来のコラーゲンは、口蹄疫やプリオンという通常の細胞蛋白が異常化することによるBSE(牛海綿状脳症)感染症の発生がある。これらの感染症は、通常の加熱処理では不活性化されないため、消費者に受け入れられなくなってきた。また、コラーゲンの繊維構造が複雑で分解しにくく、従って人体に消化吸収されにくい。また、脂肪分を除去することができない、等の理由においてプリンの原料には不適である。このような点で添加するコラーゲンとしては、海洋性コラーゲン、特に、鮭の皮から抽出した海洋性コラーゲンが、安全性が保たれるとともに、品質、食感への悪影響がなく製造できるので好適となる。
この発明でトレハロース、ゼラチンおよびコラーゲンを添加するのは、比較的長期間に亘る冷凍保存であっても、解凍時には保水性が維持されるとともに、離水してボソボソした食感や品質の低下を回避するためである。
また、グリシンを添加するのは、日持ちを向上させるためであり、これにより解凍後も10日程度の日持ちが可能となる。
また、ゼラチンおよびグリシンは、プリン取り出し時のプリンの形状保持に寄与する。
また、脱脂粉乳を添加すると、プリンの旨味、風味の向上、日持ちの向上等の品質が向上するし、プリンの保形性やゲル状の固化状態が向上する。
さらに、この発明で生クリームとは、生クリームそのままのものでも、ホイップした生クリームも含む意味である。
また、この発明の前記プリンの原料を配合し、所定の調製がされたプリン原料液は、牛乳と生クリームを配合して撹拌・混合し、これを85℃〜95℃に加熱した第1原料液に、砂糖、トレハロース、コラーゲンおよびグリシンを混合・撹拌した第2原料群と、水に溶いたゼラチンとを配合したものである。これに脱脂粉乳が配合されてもよい。
これにより牛乳と生クリームは、加熱されるので殺菌され日持ちが向上すると共に、第1原料液は加温されているので、これに添加する砂糖、トレハロース、コラーゲン、グリシン、ゼラチンおよび脱脂粉乳の溶解が向上し、均一な品質に仕上がる。
なお、牛乳と生クリームを配合し、これを加熱する際には、バニラビーンズまたはバニラシュガーを添加してもよい。
また、この発明の前記プリン原料液は、牛乳44〜54重量%、生クリーム21〜31重量%、砂糖5.0〜7.5重量%、トレハロース2.0〜4.0重量%、コラーゲン0.5〜1.2重量%、グリシン0.2〜0.6重量%、水に溶いたゼラチンは、5.0重量%〜9.0重量%の水に1.0重量%〜2.0重量%のゼラチンを溶いたもの2.0〜11.0重量%を示すことができ、
また、これに脱脂粉乳を配合する場合の割合は、3.0〜6.0重量%であるのが好ましい。
これにより冷凍後、解凍しても離水や組織の分離、変化が生じなく、プリンとして良好な食感、品質を維持するので長期間の冷凍保存が可能で、弾性小袋体に充填してあっても、取り出し時に形状を保持しての取り出しが可能となる。
また、この発明の冷凍可能なたまご型プリンの製造方法は、牛乳と生クリームを配合して撹拌・混合し、これを85℃〜95℃に加熱し、第1原料液を得る第1工程と、砂糖、トレハロース、コラーゲンおよびグリシンを配合し、撹拌・混合し第2原料群を得る第2工程と、ゼラチンを水に溶いて水溶きゼラチンを得る第3工程と、第1工程で得た第1原料液に第2工程で得た第2原料群と第3工程で得た水溶きゼラチンとを配合し撹拌してプリン原料液を得る第4工程と、該第4工程で得たプリン原料液を、開口を備える弾性小袋体に充填し、開口を密閉する第5工程と、を含むことを特徴とする。
また、この発明の冷凍可能なたまご型プリンの製造方法の前記第1工程での配合割合は、牛乳44〜54重量%、生クリーム21〜31重量%であり、前記第2工程での配合割合は、砂糖5.0〜7.5重量%、トレハロース2.0〜4.0重量%、コラーゲン0.5〜1.2重量%、グリシン0.2〜0.6重量%であり、第3工程の水溶きゼラチンは、5.0重量%〜9.0重量%の水に1.0重量%〜2.0重量%のゼラチンを溶いたもの2.0〜11.0重量%である。
また、前記第2工程では、砂糖、トレハロース、コラーゲンおよびグリシンの他に脱脂粉乳も配合してもよく、この場合の脱脂粉乳の割合は、3.0〜6.0重量%である。
さらに、この発明の冷凍可能なたまご型プリンの製造方法は、前記第5工程での後に、冷却・冷凍する第6工程を含んでもよい。
以上のような製造方法により前記したような冷凍可能なたまご型プリンを製造することができる。
この発明のたまご型プリンおよびその製造方法によれば、次のような効果を奏する。
(1)プリン原料液が、弾性小袋体に充填され、ゲル状に固化したたまご型(水ヨーヨー型)に形成されているので、プリンとして趣向生に富み、消費者の購買意欲を刺激し販売の向上を図ることができる。
(2)プリン原料液が弾性小袋体に充填されゲル状に固化したたまご型(水ヨーヨー型)に形成されているので、弾性小袋体を破りプリンを取り出しても型崩れがなく、保形した状態で取り出すことができる。
(3)冷凍後、解凍しても離水や組織の分離、変化が生じなく、プリンとして良好な食感、品質および外観を維持する。従って、長期間の冷凍保存が可能となる。
(4)解凍後は冷蔵保存(3℃〜7℃)で10日程度は、良好な外観、食感および品質を維持する。従って、冷凍して出荷(配送)することが可能となりこれにより販売店では解凍時より10日程度の陳列期間、販売が可能となる。従って、商品の歩留まりも向上する。
(5)海洋性コラーゲン(鮭の皮から抽出した海洋性コラーゲン)を使用するので、人の健康を害することなく安全である。
(6)プリン原料液が弾性小袋体に充填されゲル状に固化したたまご型(水ヨーヨー型)に形成されており、持ち歩いても型崩れが生じないので、持参に便利であるし、それに加え日持ちすることから「お土産品」としても使用可能である。
以下、この発明の実施の形態を、図面と共に詳細に説明する。図1は、この発明の実施の形態を示すたまご型プリンの斜視図、図2は、この発明のたまご型プリンを製造する方法を説明する説明斜視図、図3(a)(b)は、この発明のたまご型プリンの食べ方を順序(a)(b)に示す斜視図である。
図1に示すように、この発明のたまご型(水ヨーヨー状)プリン1は、プリンの原料を配合し、所定の調製がされたプリン原料液が、開口3を備える弾性小袋体2に充填され、開口3が閉塞部材4で密閉されて構成されている。
弾性小袋体2は、ゴムや合成樹脂にて略鶏卵に近い大きさ、形状に形成されており、プリン原料液を充填すると鶏卵に似た形状となる。この弾性小袋体2は、食する形態を考慮すると、面圧に対しては強いが、尖鋭物では破れ易い材質が好ましい。弾性小袋体2は、開口3を備え、プリン原料液は、ここから充填される。弾性小袋体2にプリン原料液が充填された後は、この開口3は閉塞部材4で密閉される。この閉塞部材4は、従来公知の手段が採用される。
弾性小袋体2は、ゴムや合成樹脂にて形成されるが、これは透明でも不透明でもよい。 透明および半透明の場合は、充填したプリン原料液が透視可能となるし、プリン原料液が白色に近いので、充填したプリン原料液によりたまご型に見えるようになる。不透明の場合には、弾性小袋体2を白色とするとたまご型に見えるので好ましい。
前記プリン原料液としては、牛乳、生クリーム、砂糖、脱脂粉乳、トレハロース、ゼラチン、コラーゲンおよびグリシン、などが配合されて使用される。プリン原料液は、このプリンの原料を使用し、所定の調製が行われたものである。例えば、牛乳と生クリーム(これはホイップしたものでもよい。)を配合して撹拌・混合し、これを85℃〜96℃に加熱した第1原料液に、砂糖、トレハロース、コラーゲンおよびグリシンを混合・撹拌した第2原料群と、水に溶いたゼラチンとを添加して調製したものである。前記第2原料群は、脱脂粉乳を配合して調製してもよい。このプリン原料液を調製するときのプリン原料液の配合割合は、次の通りである。
牛乳 44〜54 (単位:重量%)
生クリーム 21〜31
脱脂粉乳 3.0〜6.0
砂糖 5.0〜7.5
トレハロース 2.0〜4.0
コラーゲン 0.5〜0.6
グリシン 0.2〜0.6
水に溶いたゼラチン 5.0〜9.0重量%の水に1.0〜2.0重量%のゼラチンを溶いたもの基準とし、これを2.0〜11.0
ここで、トレハロース、ゼラチンおよびコラーゲンを添加するのは、比較的長期間に亘る冷凍保存であっても、解凍時には保水性が維持されると共に、離水してボソボソした食感や品質の低下を回避するためである。
また、グリシンを添加するのは、日持ちを向上させるためであり、これにより解凍後も10日程度の日持ちが可能となる。
また、ゼラチンおよびグリシンは、弾性小袋体2からプリンを取り出す時の、プリンの形状保持に寄与する。
さらに、脱脂粉乳を添加すると、プリンの旨味、風味が向上するし、日持ちも向上する、等の品質の向上を図ることができるし、プリンの保形性やゲル状の固化状態が向上する。ゼラチンやグリシン等のゲル化剤が添加されていても、脱脂粉乳でプリンの食感の向上を図ることができる。
コラーゲンは、比較的大量かつ安価に得られることから動物性のコラーゲン、中でも牛、豚などの動物の骨、皮などから抽出した動物性コラーゲンが多く使用されている。しかし、動物性のコラーゲンのうち、主に牛由来のコラーゲンは、口蹄疫やプリオンという通常の細胞蛋白が異常化することによるBSE(牛海綿状脳症)感染症の発生がある。これらの感染症は、通常の加熱処理では不活性化されないため、消費者に受け入れられなくなってきた。また、コラーゲンの繊維構造が複雑で分解しにくく、従って人体に消化吸収されにくい。また、脂肪分を除去することができない、等の理由においてプリンの原料には不適である。このような点で添加するコラーゲンとしては、海洋性コラーゲン、特に、鮭の皮から抽出した海洋性コラーゲンが、安全性が保たれるとともに、品質、食感への悪影響がなく製造できるので好適となる。
次に、冷凍可能なたまご型プリンの製造方法について説明する。冷凍可能なたまご型プリンの製造方法は、牛乳と生クリームを配合して撹拌・混合し、これを85℃〜95℃に加熱し、第1原料液を得る第1工程と、脱脂粉乳、砂糖、トレハロース、コラーゲンおよびグリシンを配合し、撹拌・混合し第2原料群を得る第2工程と、ゼラチンを水に溶いて水溶きゼラチンを得る第3工程と、第1工程で得た第1原料液に第2工程で得た第2原料群と第3工程で得た水溶きゼラチンとを配合し撹拌してプリン原料液を得る第4工程と、該第4工程で得たプリン原料液を、開口を備える弾性小袋体に充填し、開口を密閉する第5工程と、を含む。
前記第5工程の後に、冷却し、包装して冷凍し、出荷される。
前記第4工程で得たプリン原料液は、弾性小袋体2に充填する前に濾すのが好ましい。この第4工程で得たプリン原料液は、図2に示すように充填機(図示せず)のノズル6より弾性小袋体2に充填され、開口3が充填機(図示せず)が備える密閉手段により密閉される。図2において、符号5aは弾性小袋体2に充填されたプリン原料液を示す。
また、第4工程で得たプリン原料液は、60℃〜65℃程度の温度にして弾性小袋体2に充填するのが好ましい。65℃を超える温度では、熱により弾性小袋体2を劣化させるおそれがあり、60℃未満ではプリン原料液のゲル化しての固化状態が進行して弾性小袋体2への充填が難しくなるからである。
なお、第5工程でのプリン原料液の充填料は、弾性小袋体2に充填されたプリン原料液が冷却してゲル状に固化した時、弾性小袋体2がぴったりと密着して表面が引っ張り状態となる量が好ましい。
前記第1工程での配合割合は、牛乳44〜54重量%、生クリーム21〜31重量%であり、前記第2工程での配合割合は、脱脂粉乳3.0〜6.0重量%、砂糖5.0〜7.5重量%、トレハロース2.0〜4.0重量%、コラーゲン0.5〜1.2重量%、グリシン0.2〜0.6重量%であり、第3工程の水溶きゼラチンは、5.0重量%〜9.0重量%の水に1.0重量%〜2.0重量%のゼラチンを溶いたもの2.0〜11.0重量%である。
ここで、トレハロース、コラーゲン、グリシンおよびゼラチンの添加量は、添加量が少ない程、製造するプリンの品質、食感、外観等への悪影響がなくなるので好ましいが、下限値未満の添加量では、添加する効果、即ち、冷凍保存可能で、解凍後に離水等が生ずることなく品質を維持することへの寄与の効果が少なく、また、上限値を超える添加量では、効果は高くなるが、プリンの品質、食感への悪影響が大きく、品質、食感および外観等が大きく低下するからである。
このようにして得られた冷凍可能なたまご型プリン1は、まず、図3(a)に示すようにたまご型プリン1を一方の手に持って、他方の手で、ようじや針等の先端の尖鋭体7で弾性小袋体2を刺す(傷つける)と、張りつめている弾性小袋体2が破れ、図3(b)に示すように容器8にプリン5を取り出すことが可能となり、食べることができる。
この時の弾性小袋体2内のプリン原料液5aは、冷却によりゲル状に固化し、弾性小袋体2を破り取り出す時は、第3(b)に示すように形状を保持して取り出すことが可能となる。
次に実施例を挙げる。
牛乳49.3重量%とホイップした生クリーム26.6重量%にバニラビーンズ適量を加え、撹拌混合し、95℃に加熱して第1原料液を得た。他方、脱脂粉乳4.6重量%、砂糖6.4重量%、トレハロース3.0重量%、コラーゲン0.8重量%、グリシン0.4重量%を配合し、撹拌混合して第2原料群を得た。前記第1原料液に、第2原料群と水溶きゼラチンを添加し撹拌混合し、プリン原料液を得た。この時の水溶きゼラチンは、前記したもの9.0重量%配合した。このプリン原料液を網で濾し、このプリン原料液を透明の弾性小袋体2に充填し、弾性小袋体2の開口3を閉塞部材4で密閉して冷凍可能なたまご型プリン1を得た。その後流水で15℃まで冷却した後、−20℃で冷凍した。
この実施例では、コラーゲンとして鮭の皮から抽出した海洋性コラーゲンパウダー(商品名:イハラ・マリンコラーゲン 井原水産株式会社製)を使用し、充填機は、荒畑製作所のMKV120Wを使用した。
この実施例で得たたまご型プリン1は、冷凍した後、解凍して冷蔵しても10日間は、品質の低下は見られなかった。また、冷凍状態では30日間経過しても解凍しての品質に低下は見られなかった。冷凍状態での試験は30日で止めたが、それより以上の保存も可能と思われる。
前記実施の形態および実施例は、この発明を制限するものではなく、この発明は、要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が許容される。
この発明の実施の形態を示すたまご型プリンの斜視図である。 この発明のたまご型プリンを製造する方法を説明する説明斜視図である。 この発明のたまご型プリンの食べ方を順序(a)(b)に示す斜視図である。
符号の説明
1 たまご型プリン
2 弾性小袋体
3 開口
4 閉塞部材
5 プリン
5a プリン原料液
6 充填機のノズル

Claims (12)

  1. プリンの原料を配合し、所定の調製がされたプリン原料液が、開口を備える弾性小袋体に充填され開口が密閉されていることを特徴とするたまご型プリン。
  2. プリンの原料を配合し、所定の調製がされたプリン原料液が、開口を備える弾性小袋体に充填され開口が密閉されてなるたまご型プリンであって、
    前記プリンの原料は、牛乳、生クリームおよび砂糖を主原料とし、これに少なくともトレハロース、ゼラチン、コラーゲンおよびグリシンが配合されていることを特徴とする冷凍可能なたまご型プリン。
  3. 前記プリンの原料は、さらに脱脂粉乳が配合されていることを特徴とする請求項2記載の冷凍可能なたまご型プリン。
  4. 前記プリンの原料を配合し、所定の調製がされたプリン原料液は、牛乳と生クリームを配合して撹拌・混合し、これを85℃〜95℃に加熱した第1原料液に、砂糖、トレハロース、コラーゲンおよびグリシンを混合・撹拌した第2原料群と、水に溶いたゼラチンとを配合したものである請求項2記載の冷凍可能なたまご型プリン。
  5. 前記第2原料群は、脱脂粉乳が配合されていることを特徴とする請求項4記載の冷凍可能なたまご型プリン。
  6. 前記プリン原料液は、牛乳44〜54重量%、生クリーム21〜31重量%、砂糖5.0〜7.5重量%、トレハロース2.0〜4.0重量%、コラーゲン0.5〜1.2重量%、グリシン0.2〜0.6重量%、水に溶いたゼラチンは、5.0重量%〜9.0重量%の水に1.0重量%〜2.0重量%のゼラチンを溶いたもの2.0〜11.0重量%である請求項4記載の冷凍可能なたまご型プリン。
  7. 前記第2原料群の脱脂粉乳の配合割合は、3.0〜6.0重量%である請求項5記載の冷凍可能なたまご型プリン。
  8. 牛乳と生クリームを配合して撹拌・混合し、これを85℃〜95℃に加熱し、第1原料液を得る第1工程と、砂糖、トレハロース、コラーゲンおよびグリシンを配合し、撹拌・混合し第2原料群を得る第2工程と、ゼラチンを水に溶いて水溶きゼラチンを得る第3工程と、第1工程で得た第1原料液に第2工程で得た第2原料群と第3工程で得た水溶きゼラチンとを配合し撹拌してプリン原料液を得る第4工程と、該第4工程で得たプリン原料液を、開口を備える弾性小袋体に充填し、開口を密閉する第5工程と、を含むことを特徴とする冷凍可能なたまご型プリンの製造方法。
  9. 前記第1工程での配合割合は、牛乳44〜54重量%、生クリーム21〜31重量%であり、前記第2工程での配合割合は、砂糖5.0〜7.5重量%、トレハロース2.0〜4.0重量%、コラーゲン0.5〜1.2重量%、グリシン0.2〜0.6重量%であり、第3工程の水溶きゼラチンは、5.0重量%〜9.0重量%の水に1.0重量%〜2.0重量%のゼラチンを溶いたもの2.0〜11.0重量%である請求項8記載の冷凍可能なたまご型プリンの製造方法。
  10. 前記第2工程では、砂糖、トレハロース、コラーゲンおよびグリシンの他に脱脂粉乳も配合して第2原料群を得ることを特徴とする請求項8記載の冷凍可能なたまご型プリンの製造方法。
  11. 前記第2工程での配合割合は、砂糖5.0〜7.5重量%、トレハロース2.0〜4.0重量%、コラーゲン0.5〜1.2重量%、グリシン0.2〜0.6重量%の他に脱脂粉乳3.0〜6.0重量%が配合されていることを特徴とする請求項10記載の冷凍可能なたまご型プリンの製造方法。
  12. 前記第5工程での後に、冷却・冷凍する第6工程を含むことを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の冷凍可能なたまご型プリンの製造方法。
JP2007199245A 2007-07-31 2007-07-31 たまご型プリンおよびその製造方法 Withdrawn JP2009034004A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8989228B2 (en) 2009-07-09 2015-03-24 Sony Corporation Laser diode device, method of driving the same, and laser diode apparatus
CN111513259A (zh) * 2020-05-26 2020-08-11 黄冈师范学院 一种柠檬山药布丁及其制备方法
JP2021129547A (ja) * 2020-02-21 2021-09-09 健太 松田 冷凍カスタードプディング、及び、カスタードプディングの製造方法

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