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JP2009079538A - 容量可変型気体圧縮機 - Google Patents

容量可変型気体圧縮機 Download PDF

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JP2009079538A
JP2009079538A JP2007249313A JP2007249313A JP2009079538A JP 2009079538 A JP2009079538 A JP 2009079538A JP 2007249313 A JP2007249313 A JP 2007249313A JP 2007249313 A JP2007249313 A JP 2007249313A JP 2009079538 A JP2009079538 A JP 2009079538A
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Tomonori Yamashita
智則 山下
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Marelli Corp
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Calsonic Compressor Inc
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Abstract

【課題】容量可変型気体圧縮機において、製造コストを抑制するとともに油供給通路等の配置設計の自由度を向上させる。
【解決手段】リヤサイドブロック20に形成されている油路23の一部とシリンダ40に形成されている油路46が、容量制御弁90への冷凍機油Rを供給する油供給通路上流部47aによって兼用されていることにより、これら油路23の一部および油路46を油供給通路上流部47aとは別異に形成する必要がなく、これによって製造コストを抑制し、かつ油供給通路47の配置設計自由度を向上させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、容量可変型気体圧縮機に関し、詳細には、高圧オイルを供給する油路の改良に関する。
従来より、空気調和システム(以下、空調システムという。)には、冷媒ガスなどの気体を圧縮して、空調システムに気体を循環させるための気体圧縮機(コンプレッサ)が用いられている。
気体圧縮機には、容積が周期的に変化する圧縮室が備えられており、この圧縮室の容積が増大する行程で気体が圧縮室に吸入され、容積が減少する行程で気体が圧縮されて、圧縮気体として圧縮室の外部に吐出される。
ここで、一般的なコンプレッサの一つとして例えばベーンロータリ形式のコンプレッサが知られている。
このベーンロータリ形式のコンプレッサは、一端が開放された略筒状のケースとこのケースの開放された一端開口を塞ぐように当該ケースの一端面に接続されるフロントヘッドとを有するハウジングの内部に、圧縮機本体が収容された構成となっている。
圧縮機本体は、回転軸と一体的に回転する円柱状のロータと、ロータの外周面の外方を取り囲み、断面輪郭略楕円形状の内周面を有するシリンダと、ロータの外周面から突出し、この突出した先端がシリンダの内周面に当接した状態を維持するように進退可能とされ、回転軸回りに等角度間隔でロータに設けられた複数枚の板状のベーンと、ロータおよびシリンダの両端面の側からそれぞれ、このロータおよびシリンダを挟むように配設された2つのサイドブロック(フロントサイドブロックおよびリヤサイドブロック)とを有し、回転軸の回転にしたがって、2つのサイドブロック、ロータ、シリンダ、およびロータの回転方向に相前後する2つのベーンによって画成された複数の圧縮室の容積がそれぞれ増減を繰り返すことにより、各圧縮室に吸入された気体(例えば、冷媒ガス)を圧縮して、圧縮機本体の外部に吐出するように構成されている。
ここで、ベーンをシリンダの内周面に向けて突出させる力は油圧によるものであり、この油圧は、二つのサイドブロックおよびシリンダに、連通して形成された油路を通じて、ロータに形成されたベーン背圧室に作用し、ベーン背圧室に作用した油圧がベーンの先端をシリンダ内周面に当接させるように付勢している。
また、この気体圧縮機には、圧縮した気体を外部に吐出するに際して、その吐出量を変化させることができる容量可変型のものもある。
例えば、上述したベーンロータリ形式の圧縮機本体を備えた容量可変型のコンプレッサは、冷媒ガスの圧縮行程に対応した圧縮室を画成する構成部材のうちフロントサイドブロックの部分に、この圧縮行程に対応した圧縮室とこの圧縮室内の圧力よりも相対的に低圧の空間(例えば、冷媒ガスが導入される吸入室)とを連通させるバイパス通路が形成されるとともに、その両端面にそれぞれ作用する圧力の差に応じて軸方向に変位することにより、バイパス通路の通過を許容する状態(開状態)と阻止する状態(閉状態)とを切り替えるバイパス弁を備えている。
そして、バイパス通路が開状態のときは、バイパス通路を通じて圧縮室内の冷媒ガスの一部を低圧空間に逃がすことで圧縮室から吐出される冷媒ガスの量を減少させ、一方、バイパス通路が閉状態のときは、圧縮室内の冷媒ガスは低圧空間には逃がされないため、圧縮室から吐出される冷媒ガスの量は最大の状態に維持される。
ここで、バイパス弁の両端面のうち一方の端面には、圧縮室内の圧力が作用し、他方の端面には、高圧の油圧が作用しており、この高圧の油圧をバイパス弁に供給しているのが、フロントサイドブロック内に配設されているバイパスチェック弁である。
バイパスチェック弁は、ベーン背圧室に連通する油路とは別異の通路としてリヤサイドブロック、シリンダおよびフロントサイドブロックを連通して形成された油供給通路を通じて、高圧のオイルをバイパス弁の上記他方の端面に供給しているが、別途設けられた電磁弁が、バイパスチェック弁とバイパス弁との間の油供給通路の油圧を逃がすと、バイパスチェック弁に作用する油圧の均衡によって、バイパスチェック弁が油供給通路を閉じるため、バイパスチェック弁よりも下流側への油圧の供給は停止し、この結果、バイパス弁は、圧縮室の圧力により変位してバイパス通路を開き、圧縮室内の冷媒ガスの一部が低圧空間に逃がされ、圧縮室から吐出される冷媒ガス量を減少させる。
電磁弁が、バイパスチェック弁とバイパス弁との間の油供給通路の油圧を逃がすのを停止すると、バイパスチェック弁と油供給通路との僅かな隙間から浸透する高圧オイルが、バイパスチェック弁とバイパス弁との間の油供給通路に徐々に溜まり始め、高圧オイルがこのバイパスチェック弁の下流側の油供給通路を満たすと、バイパスチェック弁の上流側と下流側の圧力が均衡してバイパスチェック弁が変位し、この結果、油供給通路はバイパス弁まで連通し、バイパス弁の上記他方の端面に高圧オイルが供給され、この他方の端面に作用するオイルの圧力が圧縮室の圧力を上回ることで、バイパス弁がバイパス通路を閉鎖し、吐出する冷媒ガスの量を最大に戻すことができる(特許文献1)。
特開2006−037795号公報
ところで、上述したように容量可変型の気体圧縮機では、リヤサイドブロックとシリンダとに、容量可変用の油供給通路とベーン背圧室に油圧を供給する油路という2つの油路が各別に形成されており、ベーン背圧室への油圧供給用の油路のみが形成されている容量固定の気体圧縮機に対して、油供給通路をさらに形成する加工工数が多いことによる製造コストの増大と、油路および油供給通路自体の配置設計の自由度や、その他の通路や締結部等の配置設計の自由度が損なわれている、という問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、製造コストを抑制するとともに、油供給通路自体やその他気体圧縮機の構成要素の配置設計の自由度を向上させることができる容量可変型気体圧縮機を提供することを目的とする。
本発明に係る容量可変型気体圧縮機は、圧縮機本体の外部から圧縮室に潤滑油や作動油を供給する油路の一部が、容量制御弁に通じる油供給通路の一部に共用して形成されているため、油路の当該一部を油供給通路とは別異に形成する必要がなく、製造コストを抑制するとともに、油供給通路自体やその他気体圧縮機の構成要素の配置設計の自由度を向上させるものである。
すなわち、本発明に係る容量可変型気体圧縮機は、気体を圧縮する圧縮室が形成された圧縮機本体を備え、前記圧縮機本体に、圧縮行程に対応した圧縮室と所定の低圧空間とを連通させるバイパス通路および前記バイパス通路を開閉する容量制御弁が設けられるとともに、前記圧縮機本体の外部から前記容量制御弁に油圧を供給する油供給通路が形成された容量可変型気体圧縮機において、前記油供給通路の一部は、前記圧縮機本体の外部から前記油圧を前記圧縮室に供給する油路の一部を共用して形成されていることを特徴とする。
このように構成された本発明に係る容量可変型気体圧縮機によれば、圧縮機本体の外部から圧縮室の内部に潤滑油や作動油を供給する油路の一部が、容量制御弁に通じる油供給通路の一部に共用して形成されているため、当該油路の一部を油供給通路とは別異に形成する必要がなく、これによって製造コストを抑制することができる。
また、従来であれば、油路と油供給通路とが各別に形成されていたため、これら両路がそれぞれの存在部分(形成領域)を各別に占有していたが、本発明に係る容量可変型気体圧縮機は、共用部分については油供給通路のみの存在部分(形成領域)だけが占有されているに過ぎないため、共用されていることによって別途形成することが不要となった油路の一部に対応した占有部分に、他の構成要素や部材を配置または形成することができ、油供給通路自体やその他気体圧縮機の構成要素の配置設計の自由度を向上させることができる。
本発明に係る容量可変型気体圧縮機によれば、製造コストを抑制するとともに、油供給通路自体やその他気体圧縮機の構成要素の配置設計の自由度を向上させることができる。
以下、本発明の容量可変型気体圧縮機に係る最良の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る容量可変型気体圧縮機の一実施形態であるベーンロータリ式コンプレッサ100を示す縦断面図である。
図示のコンプレッサ100は、例えば、冷却媒体の気化熱を利用して冷却を行なう空気調和システム(以下、単に空調システムという。)の一部として構成され、この空調システムの他の構成要素である凝縮器、膨張弁、蒸発器等(いずれも図示を省略する。)とともに、冷却媒体の循環経路上に設けられている。
そして、コンプレッサ100は、空調システムの蒸発器から取り入れた気体状の冷却媒体としての冷媒ガスG(気体)を圧縮し、この圧縮された冷媒ガスG(圧縮気体)を空調システムの凝縮器に供給する。凝縮器は、圧縮された冷媒ガスGを液化させ、高圧で液状の冷媒として膨張弁に送出する。
高圧で液状の冷媒は、膨張弁で低圧化され、蒸発器に送出される。低圧の液状冷媒は、蒸発器において周囲の空気から吸熱して気化し、この気化熱との熱交換により蒸発器周囲の空気を冷却する。
また、コンプレッサ100は、一端が開放された略筒状のケース11とこのケース11の開放された一端開口を塞ぐようにケース11の一端面に接続されるフロントヘッド12とからなるハウジング10の内部に収容され、回転軸51が回転することにより冷媒ガスGを圧縮する圧縮機本体60と、圧縮機本体60に組み付けられた、圧縮機本体60から吐出された高圧の冷媒ガスGから冷凍機油R(油分、潤滑油、作動油)を分離するサイクロンブロック70と、圧縮機本体60の回転軸51に伝達すべき回転駆動力を回転軸51に伝達する駆動力伝達部80とを備えた構成である。
ハウジング10内に収容された圧縮機本体60は、軸回りに回転駆動される回転軸51と、この回転軸51と一体的に回転する円柱状のロータ50と、ロータ50の外周面の外方を取り囲む断面輪郭略楕円形状の内周面49を有するシリンダ40と、背圧を受けてロータ50の外周外方に向けて突出可能に埋設され、その突出側の先端がシリンダ40の内周面49に当接した状態を維持するように進退可能(その突出量が可変)とされ、回転軸51回りに等角度間隔でロータ50に埋設された5枚の板状のベーン58と、ロータ50およびシリンダ40の両端面の外側からそれぞれ当該端面を覆うようにシリンダ40に固定されたフロントサイドブロック30およびリヤサイドブロック20とを備えている。
そして、2つのサイドブロック20,30、ロータ50、シリンダ40、および回転軸51の回転方向に相前後する2つのベーン58,58によって画成された各圧縮室48の容積が、回転軸51およびロータ50の回転にしたがって増減を繰り返すことにより、各圧縮室48に吸入された冷媒ガスGを圧縮して吐出するように構成されている。
なお、ロータ50の両端面からそれぞれ突出した回転軸51の部分のうち一方の部分は、フロントサイドブロック30の軸受部32に軸支されるとともにフロントヘッド12を貫通して外方まで延びている。
同様に回転軸51の突出部分のうち他方の側は、リヤサイドブロック20の軸受部22により軸支されている。
ケース11は、一端が閉じられた概略筒状体を呈し、圧縮機本体60を、リヤサイドブロック20に固定されたサイクロンブロック70の側から内部に収容する。
フロントヘッド12は、このケース11の開放された部分を覆うように組み付けられて、ハウジング10の内部に収容空間を形成している。
駆動力伝達部80は、ラジアルボールベアリング14を介してフロントヘッド12のボスの外側で回転自在に支持されたプーリ82と、外輪側がプーリ82の側壁82aに結合されてプーリ82と一体的に回転し、内輪側が回転軸51に結合されて回転軸とともに回転し、内輪側と外輪側とが弾性緩衝部材83aによって結合された緩衝材付き伝達板83とを備え、外部からプーリ82に与えられた回転駆動力が、緩衝材付き伝達板83を介して回転軸51に伝達されることにより、このコンプレッサ100が駆動される。
フロントヘッド12には、蒸発器から低圧の冷媒ガスGが吸入される吸入ポート12aが形成されており、この吸入ポート12aには、冷媒ガスGの逆流を防ぐ逆止弁12bが配設されている。
そして、この吸入ポート12aは、ハウジング10の内部に収容された圧縮機本体60のフロントサイドブロック30とフロントヘッド12との間に形成された吸入室34に連通し、冷媒ガスGは、吸入室34から吸入孔31を介して圧縮機本体60の圧縮室48内に吸引される。
一方、ケース11には、圧縮機本体60で圧縮された高圧の冷媒ガスGを凝縮器に吐出する吐出ポート11aが形成されている。
そして、この吐出ポート11aは、ハウジング10の内部に収容された圧縮機本体60のリヤサイドブロック20とケース11とにより画成された吐出室21に連通し、冷媒ガスGは、圧縮機本体60の圧縮室48内からサイクロンブロック70を介して吐出室21に吐出される。
サイクロンブロック70は、図1の矢視Aによる図2に示すように、圧縮機本体60のうちリヤサイドブロック20の外面に、ボルト等の締結部材等で組み付けられて固定されている。
そして、圧縮室48から吐出され冷凍機油Rが混在した高圧の冷媒ガスGが、サイクロンブロック70に設けられたフィルタを通過する際に、冷媒ガスGはフィルタを通過して、ケース11と圧縮機本体60とで画成された吐出室21に流れ込み、吐出ポート11aを通って凝縮器に送出される。
一方、冷凍機油Rは、フィルタで凝集するため冷媒ガスGから分離され、凝集量が増大すると自重により下方に滴下して、吐出室21の底部に貯留される。
ここで、コンプレッサ100の圧縮機本体60には、吐出室21の底部に溜められた冷凍機油Rの油圧を圧縮機本体60の内部に供給して、圧縮機60内部における摺動部分であるベーン58やロータ50とサイドブロック20,30やシリンダ40との間で発生する摩擦を軽減したり、ベーン58に突出力を作用させるための油路が形成されている。
この油路は、リヤサイドブロック20に形成された油路23、このリヤサイドブロック20の油路23に連通してシリンダ40に形成された油路46、およびシリンダ40の油路46に連通してフロントサイドブロック30に形成された油路33からなり、リヤサイドブロック20の油路23は軸受部22まで達し、回転軸51の周面と軸受部22の表面との間の僅かな隙間(隙間による絞りで、圧力損失が生じ、圧力は低下する)を通って、または、この隙間を通ることなく油路23を通って、圧縮本体40の内部(リヤサイドブロック20とロータ50との間)に冷凍機油Rが供給される。
また、シリンダ40の油路46は、その一端がリヤサイドブロック20の油路23に連通するとともに、他端がフロントサイドブロック30の油路33に連通し、フロントサイドブロック30の油路33は、その一端がシリンダ40の油路46に連通し、他端がフロントサイドブロック30の軸受部32まで達し、リヤサイドブロック20の油路23からシリンダ40の油路46を経由して供給された冷凍機油Rは、回転軸51の周面と軸受部32の表面との間の僅かな隙間(隙間による絞りで、圧力損失が生じ、圧力は低下する)を通って、または、この隙間を通ることなく油路33を通って、圧縮本体60の内部(フロントサイドブロック30とロータ50との間)に供給される。
ここで、本実施形態に係るコンプレッサ100は、圧縮室48から吐出される冷媒ガスGの量を変化させることができる容量可変型のコンプレッサであり、本来は圧縮行程にある圧縮室48内の冷媒ガスGを、圧縮室48の外部に逃がして、現実の圧縮作用が開始されるタイミングを遅らせることで、圧縮室48内に閉じ込める冷媒ガスGの量を減小させて、圧縮室48からの吐出量を減小させるものである。
そして、このような容量可変とする作用は、図3に示すように、圧縮行程に対応した圧縮室48とこの圧縮室48内の圧力よりも相対的に低圧の空間である吸入室34(所定の低圧空間)とを連通させるバイパス通路36およびバイパス通路36を開閉する容量制御弁90と、吐出室21の底部(圧縮機本体60の外部)に溜まった冷凍機油Rにより容量制御弁90に油圧を供給する油供給通路47との構成による。
ここで、容量制御弁90は、油圧によりバイパス通路36を開閉動作するバイパスバルブ91(バイパス弁)と、油供給通路47を通じて供給された油圧をバイパスバルブ91に供給し、または供給を停止するバイパスチェックバルブ92(バイパスチェック弁)および電磁弁93とを備えている。ここで、バイパスバルブ91およびバイパスチェックバルブ92は、フロントサイドブロック30に設けられており、電磁弁93はフロントヘッド12に設けられている。
バイパス通路36の一端は、圧縮行程に対応した圧縮室48に臨んで開口し、この開口がバイパス孔48aとなり、他端が吸入室34に開口している。
そして、バイパスバルブ91は、バイパス孔48aに向いた一方の端面91aと反対側の端面91bとにそれぞれ作用する圧力の差に応じて軸方向に変位するものであり、バイパス通路36の通過を許容する状態(開状態;図3(b)参照)と、バイパス孔48aを一方の端面91aが塞ぐことでバイパス通路36の通過を阻止する状態(閉状態;図3(a)参照)とを切り替える。
バイパス通路36が開状態のときは、バイパス通路36を通じて圧縮室48内の冷媒ガスGの一部を吸入室34に逃がすことで圧縮室48から吐出される冷媒ガスGの量を減少させ、一方、バイパス通路36が閉状態のときは、圧縮室48内の冷媒ガスGは吸入室48には逃がされないため、圧縮室48から吐出される冷媒ガスGの量を減少させない。
バイパスバルブ91の他方の端面91bに作用する圧力は、バイパスチェックバルブ92によって制御されている。すなわち、バイパスバルブ91の他方の端面91bは油供給通路47のうちバイパスチェックバルブ92よりも下流側の部分(以下、油供給通路下流部47bという。)に臨み、図3(a)に示すように、バイパスチェックバルブ92が油供給通路47を開いている状態(油供給通路上流部47aと油供給通路下流部47bとが連通した状態)では、油供給通路下流部47bに供給されている冷凍機油Rの圧力は、吐出室21に溜められた冷凍機油Rに作用している圧力であるため、圧縮行程に対応した圧縮室48に作用する圧力よりも高く、したがって、バイパスバルブ91は、バイパス通路36を閉じた状態に維持し、圧縮室48から吐出される冷媒ガスGの量は最大となる。
ここで、電磁弁93は、油供給通路下流部47bを流通する冷凍機油Rを吸入室34に逃がすか、または逃がさないかを切り替えるように、油供給通路下流部47bを開閉するものであり、上述したバイパス通路36を閉じた状態(図3(a))のときは、電磁弁93は油供給通路下流部47bを流通する冷凍機油Rを吸入室34に逃がさないように設定されている。
一方、図3(b)に示すように、電磁弁93が油供給通路下流部47bを流通する冷凍機油Rを吸入室34に逃がすように切り替えられると、バイパスチェックバルブ92の、油供給通路上流部47aを臨む端面と油供給通路下流部47bを臨む端面とで圧力差が生じ、バイパスチェックバルブ92は、図示のバネによる付勢力に抗して、相対的に圧力の低い油供給通路下流部47bの側に変位する。
バイパスチェックバルブ92が変位すると、バイパスチェックバルブ92の油供給通路上流部47aを臨む端面が自ら油供給通路47を閉鎖した状態(油供給通路上流部47aと油供給通路下流部47bとが連通していない状態)とし、油供給通路下流部47bには冷凍機油Rの圧力が作用せず、したがって、バイパスバルブの他方の端面91bに作用する圧力が、一方の端面91aに作用する圧力(圧縮行程に対応した圧縮室48に作用する圧力)よりも低くなり、この結果、バイパスバルブ91は、バイパス通路36を開いた状態となる。よって、圧縮室48から吐出される冷媒ガスGの量は減小する。
その後、電磁弁93が、バイパスチェックバルブ92とバイパスバルブ91との間の油供給通路下流部47bの油圧を逃がすのを停止すると、バイパスチェックバルブ92と油供給通路47との間の僅かな隙間から浸透する冷凍機油Rが、油供給通路下流部47bに徐々に溜まり始め、冷凍機油Rがこの油供給通路下流部47bを満たすと、バイパスチェックバルブ92の上流側と下流側の圧力が均衡してバイパスチェックバルブ92が変位し、この結果、油供給通路上流部47aと油供給通路下流部47bとが連通して、バイパスバルブ91の他方の端面91bまで冷凍機油Rの圧力が供給され、この他方の端面91bに作用する冷凍機油Rの圧力が圧縮室48の圧力を上回ることで、バイパスバルブ91がバイパス通路36を閉鎖し、圧縮室48から吐出する冷媒ガスGの量を最大に戻すことができる。
ここで、上述した圧縮機本体60の外部である吐出室21から冷凍機油Rを圧縮室48に供給する油路23,46,33のうちリヤサイドブロック20に形成されている油路23の一部とシリンダ40に形成されている油路46は、油供給通路上流部47a(油供給通路の一部)を共用して形成されている。
すなわち、リヤサイドブロック20に形成されている油路23の一部とシリンダ40に形成されている油路46は、油供給通路上流部47aによって兼用されている。
この結果、圧縮機本体60の外部から圧縮室48に冷凍機油Rを供給する油路23の一部および油路46が、容量制御弁90に通じる油供給通路47の一部である油供給通路上流部47aに共用して形成されているため、これら油路23の一部および油路46を、油供給通路上流部47aとは別異に形成する必要がなく、これによって製造コストを抑制することができる。
また、従来であれば、油路23の一部および油路46と油供給通路上流部47aとが各別に形成されていたため、これらがそれぞれの存在部分(形成領域)を各別に占有していたが、本実施形態のコンプレッサ100は、共用部分については油供給通路47のみの存在部分(形成領域)だけが占有されているに過ぎないため、共用されていることによって別途形成することが不要となった油路23の一部および油路46に対応した占有部分に別の構成要素や部材を配置または形成することができ、油供給通路47自体やその他コンプレッサ100の構成要素の配置設計の自由度を向上させることができる。
さらに、本実施形態のコンプレッサ100は、油供給通路47の一部を共用している油路23の一部はリヤサイドブロック20に形成され、油路46はこの油路23に連通してシリンダ46に形成され、かつバイパスチェックバルブ92の上流側の部分(油供給通路上流部47a)であるため、圧縮機本体60の外部(吐出室21)から圧縮室48に冷凍機油Rを供給する油路23,46,33の内圧が、バイパスチェックバルブ92の作動状態(油供給通路47の開閉状態)に依存して変動するのを防ぐことができ、圧縮室21(特にベーン58を突出させる付勢力を作用させるベーン背圧室(図示せず))に作用させる油圧の変動を回避することができる。
すなわち、吐出室21から圧縮室48に冷凍機油Rを供給する油路23,46,33の一部が、油供給通路47のうちバイパスチェックバルブ92の下流側の部分(油供給通路下流部47b)まで含めて共用されている構成の場合は、電磁弁93が開いて油供給通路下流部47b内の油圧を吸入室34に逃がしたとき(図3(b))、油供給通路下流部47b内の油圧が油供給通路上流部47a内の油圧よりも大幅に低下し、油路23,46,33内の油圧も、油供給通路下流部47b内の油圧にしたがって大幅に低下し、油路23,46,33によって圧縮室21(ベーン背圧室を含む)に供給しようとする本来の油圧を確保することができない。
しかし、本実施形態のコンプレッサ100においては、油路23,46,33は油供給通路下流部47bと共用されておらず、バイパスチェックバルブ92の作動状態に拘わらず吐出室21の内圧に依存して高圧を維持した油供給通路上流部47aのみと共用されているため、上述した圧縮室21(ベーン背圧室を含む)への供給油圧の低下を防止することができる。
さらに、本実施形態のコンプレッサ100は、冷凍機油Rに混入した異物が容量制御弁90の作動に影響を与えるのを防止する目的で、圧縮機本体60における油供給通路47の入口部に、冷凍機油Rを濾過するフィルタ99が配設されている。
冷凍機油Rに混入した異物は、このフィルタ99によって、油供給通路47に流入するのを阻止され、これにより容量制御弁90の適性な動作を確保することができる。
しかも、油路23の入口部も油供給通路47に共用されているため、油路23,46,33に供給される冷凍機油Rも、フィルタ99によって異物が除去されたものとなり(図2参照)、冷凍機油Rが供給された圧縮機本体60の内部における摺動部分に異物が影響を与えるのを回避することもできる。
上述した実施形態のコンプレッサ100は、ベーンロータリ形式の気体圧縮機であるが、本発明に係る容量可変型気体圧縮機は、実施形態のベーンロータリ形式のものに限定されるものではなく、他の形式の気体圧縮機、例えば、斜板往復動形式やスクロール形式の気体圧縮機にも適用することができる。
本発明に係る気体圧縮機の一実施形態であるベーンロータリ式コンプレッサを示す縦断面図である。 図1における矢視Aによる圧縮機本体を示す図である。 図1におけるB部の詳細を示す図であり、(a)は容量制御弁が閉じた状態(吐出容量が最大の状態)、(b)は容量制御弁が開いた状態(吐出容量が減少した状態)、をそれぞれ示す。
符号の説明
20 リヤサイドブロック
23,46 油路
30 フロントサイドブロック
40 シリンダ
47 油供給通路
47a 油供給通路上流部
90 容量制御弁
91 バイパスバルブ
92 バイパスチェックバルブ
93 電磁弁
100 コンプレッサ(容量可変型気体圧縮機)
G 冷媒ガス(気体)
R 冷凍機油(冷凍機油)

Claims (3)

  1. 気体を圧縮する圧縮室が形成された圧縮機本体を備え、
    前記圧縮機本体に、圧縮行程に対応した圧縮室と所定の低圧空間とを連通させるバイパス通路および前記バイパス通路を開閉する容量制御弁が設けられるとともに、前記圧縮機本体の外部から前記容量制御弁に油圧を供給する油供給通路が形成された容量可変型気体圧縮機において、
    前記油供給通路の一部は、前記圧縮機本体の外部から前記油圧を前記圧縮室に供給する油路の一部を共用して形成されていることを特徴とする容量可変型気体圧縮機。
  2. 前記圧縮機本体は、回転軸と一体的に回転するロータと、前記ロータの外周面の外方を取り囲み、断面輪郭略楕円形状の内周面を有するシリンダと、前記ロータの外周面から突出し、この突出した先端が前記シリンダの内周面に当接した状態を維持するように進退可能とされたベーンと、前記ロータおよび前記シリンダの両端面の側からそれぞれ、前記ロータおよび前記シリンダを挟むように配設された2つのサイドブロックとを備え、
    前記バイパス通路は、前記2つのサイドブロックのうち一方のサイドブロックに形成され、
    前記容量制御弁は、油圧により前記バイパス通路を開閉動作するバイパス弁と、前記油供給通路を通じて供給された油圧の前記バイパス弁への供給・停止を切り替えるバイパスチェック弁および電磁弁とを備え、
    前記油供給通路は、前記サイドブロックのうち他方のサイドブロック、前記シリンダおよび前記一方のサイドブロックを連通して形成され、
    前記油供給通路の一部を共用している前記油路の部分は、前記他方のサイドブロックおよび前記シリンダに形成されている部分を含み、かつ前記バイパスチェック弁の上流側の部分であることを特徴とする請求項1に記載の容量可変型気体圧縮機。
  3. 前記圧縮機本体のうち前記油供給通路の入口部には、前記油供給通路に供給される油を濾過するフィルタが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の容量可変型気体圧縮機。
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