JP2008210648A - 有機el表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】封止基板の一主面に設けられた凹部内に乾燥部材を配置した場合に、有機EL素子の劣化を防止する効果をより大きくするのに有利な技術を提供する。
【解決手段】本発明の有機EL表示装置は、支持基板SUBと、支持基板SUBの一方の主面に支持された有機EL素子と、有機EL素子と向き合い、溝TCを介して互いに通じた複数の凹部RCが有機EL素子と向き合った主面に設けられ、支持基板SUBと共に中空体を形成した封止基板CSと、各々が乾燥剤を含有すると共に凹部RC内にそれぞれ配置された複数の乾燥部材DSとを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】本発明の有機EL表示装置は、支持基板SUBと、支持基板SUBの一方の主面に支持された有機EL素子と、有機EL素子と向き合い、溝TCを介して互いに通じた複数の凹部RCが有機EL素子と向き合った主面に設けられ、支持基板SUBと共に中空体を形成した封止基板CSと、各々が乾燥剤を含有すると共に凹部RC内にそれぞれ配置された複数の乾燥部材DSとを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置に関する。
有機EL素子は、水分を含んだ雰囲気に晒されると、速やかに劣化する。したがって、有機EL表示装置では、有機EL素子が水分を含んだ雰囲気に晒されるのを防止すべく、有機EL素子を封止している。
有機EL素子の封止には、封止基板が広く利用されている。この封止技術では、有機EL素子を支持している支持基板と封止基板とで気密な中空体を形成し、この中空体内の空間を例えば乾燥ガスで満たす。中空体内の有機EL素子は、外気と接触することがないため、水分を含んだ雰囲気に晒されることに起因した劣化を生じ難い。
しかしながら、乾燥ガスは、僅かな水分を含んでいる可能性がある。加えて、外部の水分が中空体の内部へと侵入するのは避けられない。そのため、封止基板を利用した封止技術では、通常、中空体内の水分を乾燥剤で取り除いている。
ところで、有機EL表示装置には、軽量であることが要求される。そこで、十分な機械的強度と軽量とを実現すべく、封止基板の内面に複数の凹部を設けることがある。
これら凹部の中には、乾燥剤を含有した乾燥部材を配置することができる。凹部内に乾燥部材を配置すれば、乾燥剤の使用に起因して表示パネルの厚さが増すことがない。しかも、多量の乾燥剤を使用できるため、有機EL素子の劣化を長期に亘って防止することができると考えられる。しかしながら、本発明者らは、本発明を為すに際し、凹部内に乾燥部材を配置した場合、有機EL素子の劣化を防止する効果が期待されるほど大きくはないことを見出している。
本発明の目的は、封止基板の一主面に設けられた凹部内に乾燥部材を配置した場合に、有機EL素子の劣化を防止する効果をより大きくするのに有利な技術を提供することにある。
本発明の第1側面によると、支持基板と、前記支持基板の一方の主面に支持された有機EL素子と、前記有機EL素子と向き合い、溝を介して互いに通じた複数の凹部が前記有機EL素子と向き合った主面に設けられ、前記支持基板と共に中空体を形成した封止基板と、各々が乾燥剤を含有すると共に前記複数の凹部内にそれぞれ配置された複数の乾燥部材とを具備したことを特徴とする有機EL表示装置が提供される。
本発明の第2側面によると、支持基板と、前記支持基板の一方の主面に支持された有機EL素子と、前記有機EL素子と向き合い、複数の凹部が前記有機EL素子と向き合った主面に設けられ、前記支持基板と共に中空体を形成した封止基板と、各々が乾燥剤を含有すると共に前記複数の凹部内にそれぞれ配置された複数の乾燥部材と、前記封止基板の前記主面に前記複数の凹部間の位置で支持された多孔質緩衝材とを具備したことを特徴とする有機EL表示装置が提供される。
本発明によると、封止基板の一主面に設けられた凹部内に乾燥部材を配置した場合に、有機EL素子の劣化を防止する効果をより大きくするのに有利な技術が提供される。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様又は類似する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の第1態様に係る有機EL表示装置を概略的に示す平面図である。図2は、図1に示す有機EL表示装置が含む表示パネルを概略的に示す平面図である。図3は、図2に示す表示パネルのIII−III線に沿った断面図である。図4は、図2及び図3の表示パネルが含むアレイ基板を概略的に示す断面図である。図5は、図2及び図3の表示パネルが含む封止基板を概略的に示す斜視図である。
図1に示す表示装置は、アクティブマトリクス型駆動方式を採用した下面発光型の有機EL表示装置である。この有機EL表示装置は、表示パネルDPと、映像信号線ドライバXDRと、走査信号線ドライバYDRとを含んでいる。
表示パネルDPは、図1乃至図3に示すように、アレイ基板ASと封止基板CSとを含んでいる。図3に示すように、アレイ基板ASと封止基板CSとは、向き合っており、中空体を形成している。具体的には、封止基板CSの中央部は、アレイ基板ASから離間している。封止基板CSの周縁部は、図示しない枠形のシール層を介して、アレイ基板ASの一方の主面に貼り付けられている。シール層の材料としては、例えば、フリットガラス及び接着剤を使用することができる。
アレイ基板ASは、図1、図3及び図4に示すように、絶縁基板SUBを含んでいる。絶縁基板SUBは、例えば、ガラス基板などの光透過性基板である。
基板SUB上には、図4に示すように、アンダーコート層UCとして、例えば、SiNx層とSiOx層とが順次積層されている。
アンダーコート層UC上では、複数の半導体層SC,例えばポリシリコン層,が配列している。各半導体層SCには、ソース及びドレインが形成されている。
アンダーコート層UC及び半導体層SCは、ゲート絶縁膜GIで被覆されている。ゲート絶縁膜GIは、例えばTEOS(tetraethyl orthosilicate)を用いて形成され得る。
ゲート絶縁膜GI上では、ゲートGが配列している。ゲートGは、例えばMoWからなる。
半導体層SCとゲート絶縁膜GIとゲートGとは、トップゲート型の薄膜トランジスタを形成している。本態様では、これら薄膜トランジスタは、pチャネル薄膜トランジスタであり、図1の画素PXが含む駆動トランジスタDR及びスイッチSWa乃至SWcとして利用している。
ゲート絶縁膜GI上では、図1に示すキャパシタCの下部電極と走査信号線SL1及びSL2とがさらに配列している。これらは、ゲートGと同一の工程で形成可能である。
走査信号線SL1及びSL2は、図1に示すように、各々が画素PXの行に沿って、すなわちX方向に延びており、画素PXの列方向に沿ったY方向に配列している。これら走査信号線SL1及びSL2は、走査信号線ドライバYDRに接続されている。なお、Z方向は、X方向とY方向とに直交する方向である。
ゲート絶縁膜GI、ゲートG、走査信号線SL1及びSL2、並びにキャパシタCの下部電極は、図4に示す層間絶縁膜IIで被覆されている。層間絶縁膜IIは、例えば、プラズマCVD法などにより成膜されたSiOx膜である。この層間絶縁膜IIの一部は、キャパシタCの誘電体層として利用する。
層間絶縁膜II上では、図に示すキャパシタCの上部電極、図4に示すソース電極SE及びドレイン電極DE、並びに、図1に示す映像信号線DL及び電源線PSLが配列している。これらは、同一工程で形成可能であり、例えば、Mo/Al/Moの三層構造を有している。
ソース電極SE及びドレイン電極DEは、図4に示すように、層間絶縁膜IIに設けられたコンタクトホールを介して薄膜トランジスタのソース及びドレインに電気的に接続されている。
映像信号線DLは、図1に示すように、各々がY方向に延びており、X方向に配列している。これら映像信号線DLは、映像信号線ドライバXDRに接続されている。
電源線PSLは、本態様では、各々がY方向に延びており、X方向に配列している。
電源線PSLは、本態様では、各々がY方向に延びており、X方向に配列している。
ソース電極SE、ドレイン電極DE、映像信号線DL、電源線PSL、及びキャパシタCの上部電極は、図4に示すパッシベーション膜PSで被覆されている。パッシベーション膜PSは、例えばSiNxからなる。
パッシベーション膜PS上では、画素電極である第1電極PEが配列している。本態様では、各第1電極PEは、光透過性の前面電極である。各第1電極は、パッシベーション膜PSに設けた貫通孔を介してドレイン電極DEに接続されており、このドレイン電極DEはスイッチSWaのドレインに接続されている。
第1電極PEは、本態様では陽極である。第1電極PEの材料としては、例えば、ITO(indium tin oxide)などの透明導電性酸化物を使用することができる。
パッシベーション膜PS上には、さらに、図2に示す隔壁絶縁層PIが形成されている。隔壁絶縁層PIには、第1電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられているか、或いは、第1電極PEが形成する列又は行に対応した位置にスリットが設けられている。ここでは、一例として、隔壁絶縁層PIには、第1電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられていることとする。
隔壁絶縁層PIは、例えば、有機絶縁層である。隔壁絶縁層PIは、例えば、フォトリソグラフィ技術を用いて形成することができる。
第1電極PE上には、各々が発光層を含んだ活性層ACTが配置されている。発光層は、例えば、発光色が赤色、緑色、又は青色のルミネセンス性有機化合物を含んだ薄膜である。活性層ACTは、発光層に加え、正孔注入層、正孔輸送層、正孔ブロッキング層、電子輸送層、電子注入層などもさらに含むことができる。
隔壁絶縁層PI及び活性層ACTは、対向電極である第2電極CEで被覆されている。第2電極CEは、全画素PXで共用する共通電極である。本態様では、第2電極CEは、背面電極である光反射性の陰極である。第2電極CEは、例えば、パッシベーション膜PSと隔壁絶縁層PIとに設けられたコンタクトホールを介して、映像信号線DLが形成されたのと同一の層上に形成された電極配線(図示せず)に電気的に接続されている。各々の有機EL素子OLEDは、第1電極PE、活性層ACT及び第2電極CEで構成されている。
各画素PXは、有機EL素子OLEDと画素回路とを含んでいる。本態様では、画素回路は、図1に示すように、駆動トランジスタDRと、出力制御スイッチSWaと、選択用スイッチSWbと、ダイオード接続スイッチSWcと、キャパシタCとを含んでいる。上記の通り、本態様では、駆動トランジスタDR及びスイッチSWa乃至SWcはpチャネル薄膜トランジスタである。スイッチSWa乃至SWcは、スイッチ群を構成している。また、画素PXは、図3の画素群PXGを構成している。
図1に示すように、駆動トランジスタDRと出力制御スイッチSWaと有機EL素子OLEDとは、第1電源端子ND1と第2電源端子ND2との間で、この順に直列に接続されている。本態様では、第1電源端子ND1は高電位電源端子であり、第2電源端子ND2は低電位電源端子である。
出力制御スイッチSWaのゲートは、走査信号線SL1に接続されている。選択用スイッチSWbは映像信号線DLと駆動トランジスタDRのドレインとの間に接続されており、そのゲートは走査信号線SL2に接続されている。ダイオード接続スイッチSWcは駆動トランジスタDRのドレインとゲートとの間に接続されており、そのゲートは走査信号線SL3に接続されている。選択用スイッチSWbとダイオード接続スイッチSWcとは、駆動トランジスタDRのドレイン及びゲートと映像信号線DLとが互いに接続された第1状態と、それらが互いから切断された第2状態との間で切り替え可能なスイッチ群を構成している。
キャパシタCは、定電位端子ND1’と駆動トランジスタDRのゲートとの間に接続されている。定電位端子ND1’は、例えば、第1電源端子ND1に接続する。
封止基板CSは、例えばガラス基板である。封止基板CSは、図2、図3及び図5に示すように、平板部FPと縁部RMと補強リブ部RRとを含んでいる。
平板部FPは、アレイ基板ASと向き合っている。
平板部FPは、アレイ基板ASと向き合っている。
縁部RMは、枠形状を有しており、平板部FPのアレイ基板ASと向き合った主面に支持されている。典型的には、縁部RMは、平板部FPの上記主面の周縁部又はその近傍に位置させる。縁部RMは、上述したシール層を介して、アレイ基板ASの一方の主面に貼り付けられている。縁部RMは、平板部FP及び補強リブ部RRをアレイ基板ASから離間させている。例えば、十分に厚いシール層を介して平板部FPとアレイ基板ASとを貼り付ける場合には、縁部RMは省略してもよい。
補強リブ部RRは、格子状又は網状であり、平板部FPのアレイ基板ASと向き合った主面に支持されている。補強リブRRは、アレイ基板ASから離間している。
補強リブ部RRは、封止基板CSのアレイ基板ASとの対向面に複数の凹部RCを形成している。平板部FPの主面は、これら凹部RCの底面を構成している。また、補強リブRR及び縁部RMは、これら凹部RCの側壁を構成している。
補強リブRRには、複数の溝TCが設けられている。隣り合う凹部RCは、1つ以上の溝TCを介して互いに通じている。溝TCの深さは、補強リブRRの高さと等しくてもよい。或いは、溝TCは、補強リブRRの高さと比較して、より浅くてもよい。溝TCが深い場合、溝TCが浅い場合と比較して、凹部RC間でのガスの移動が生じ易い。溝TCが浅い場合、溝TCが深い場合と比較して、高い機械的強度を実現するのが容易である。
これら凹部RC内には、それぞれ、乾燥部材DSが配置されている。本態様では、乾燥部材DSは、乾燥剤を含有したシートであり、接着剤を介して封止基板CSに貼り付けられている。乾燥部材DSは、シートでなくてもよい。例えば、凹部RC内に粒状の乾燥剤からなる層を形成し、これら層を凹部RC内に固定化してもよい。
乾燥剤としては、物理吸着乾燥剤及び化学吸着乾燥剤を単独で又は組み合わせて使用することができる。物理吸着乾燥剤としては、例えば、シリカゲル、ゼオライト、及びそれらの混合物を使用することができる。化学吸着乾燥剤としては、例えば、酸化バリウム、五酸化燐、塩化カルシウム、及びそれらの混合物を使用することができる。
アレイ基板ASと封止基板CSとシール層とは、気密な中空体を形成している。この中空体の内部空間は、窒素ガスや希ガスなどの不活性ガスで満たされており、外部空間と比較して低圧である。
映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、アレイ基板ASの封止基板CS側の主面であって封止基板CSから露出した部分に配置されている。すなわち、映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、COG(chip on glass)実装している。映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、COG実装する代わりに、TCP(tape carrier package)実装してもよい。
この有機EL表示装置は、例えば、以下の方法により製造する。
まず、アレイ基板ASと封止基板CSとを準備する。次に、大気圧よりも低圧の不活性ガス雰囲気中で、アレイ基板ASと封止基板CSとをシール層を介して貼り合わせ、表示パネルDPを得る。さらに、表示パネルDPに、映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRを実装して、有機EL表示装置を得る。
まず、アレイ基板ASと封止基板CSとを準備する。次に、大気圧よりも低圧の不活性ガス雰囲気中で、アレイ基板ASと封止基板CSとをシール層を介して貼り合わせ、表示パネルDPを得る。さらに、表示パネルDPに、映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRを実装して、有機EL表示装置を得る。
この有機EL表示装置は、例えば、以下の方法により駆動する。
この有機EL表示装置で画像を表示する場合、例えば、画素PXを行毎に選択する。選択している画素PXには書込動作を行い、非選択の画素PXでは表示動作を行う。
この有機EL表示装置で画像を表示する場合、例えば、画素PXを行毎に選択する。選択している画素PXには書込動作を行い、非選択の画素PXでは表示動作を行う。
具体的には、或る画素PXへの書込動作は、走査信号線ドライバYDRから、この画素PXが接続された走査信号線SL2に、スイッチSWb及びSWcを閉じる走査信号(ON)を電圧信号として出力することにより開始する。なお、この画素PXが含むスイッチSWaは開いておく。
この状態で、映像信号線ドライバXDRから、先の画素PXが接続された映像信号線DLに映像信号を電流信号として出力し、駆動トランジスタDRのゲート−ソース間電圧を、先の映像信号に対応した大きさに設定する。その後、走査信号線ドライバYDRから、この画素PXが接続された走査信号線SL2にスイッチSWb及びSWcを開く走査信号(OFF)を電圧信号として出力する。これにより、書込動作を終了する。
先の画素PXでの表示動作は、この画素PXが接続された走査信号線SL1に、スイッチSWaを閉じる走査信号(ON)を電圧信号として出力することにより開始する。スイッチSWaを閉じている間、有機EL素子OLEDには、駆動トランジスタDRのゲート−ソース間電圧に対応した大きさの駆動電流が流れる。有機EL素子OLEDは、駆動電流の大きさに対応した輝度で発光する。表示動作は、先の画素PXが接続された走査信号線SL1に、スイッチSWaを開く走査信号(OFF)を電圧信号として出力することにより終了する。
さて、この有機EL表示装置では、上記の通り、補強リブ部RRに溝TCが設けられている。そのため、この有機EL表示装置は、補強リブ部RRに溝TCが設けられていない有機EL表示装置と比較して、凹部RC間でのガスの移動が生じ易い。
凹部RC間でのガスの移動が生じ難い有機EL表示装置では、例えば、中空体の内部空間に外部空間から水分が浸入した場合に、先の内部空間のうち、シール層近傍の領域において、水分濃度が局所的に上昇する。そのため、補強リブ部RRに溝TCが設けられていない有機EL表示装置では、シール層近傍の有機EL素子OLEDが劣化し易い。
これに対し、補強リブ部RRに溝TCを設けた有機EL表示装置では、中空体の内部空間に外部空間から水分が浸入した場合に、水分は先の内部空間全体に速やかに拡散する。そのため、この有機EL表示装置は、補強リブ部RRに溝TCが設けられていない有機EL表示装置と比較して、水分を含んだ雰囲気に晒されることに起因した有機EL素子OLEDの劣化を生じ難い。
また、補強リブ部RRに溝TCを設けていない場合、貼り合せの際に、補強リブ部RRがアレイ基板ASと封止基板CSとの間の領域からの排気を妨げる可能性がある。アレイ基板ASと封止基板CSとの間の領域からガスが十分に抜けないと、中空体の外部空間と内部空間との圧力差が不十分となり、その結果、シール強度が不十分となることがある。
補強リブ部RRに溝TCを設けると、アレイ基板ASと封止基板CSとの間の領域からの排気が容易になる。それゆえ、中空体の外部空間と内部空間との圧力差が不十分となるのを防止でき、したがって、シール強度が不十分となるのを防止することができる。
次に、本発明の第2態様について説明する。
図6は、本発明の第2態様に係る有機EL表示装置の表示パネルを概略的に示す断面図である。この表示パネルDPでは、乾燥部材DS上に、多孔質緩衝材PCが配置されている。第2態様に係る有機EL表示装置は、乾燥部材DS上に多孔質緩衝材PCが配置されていること以外は、第1態様に係る有機EL表示装置と同様の構造を有している。
図6は、本発明の第2態様に係る有機EL表示装置の表示パネルを概略的に示す断面図である。この表示パネルDPでは、乾燥部材DS上に、多孔質緩衝材PCが配置されている。第2態様に係る有機EL表示装置は、乾燥部材DS上に多孔質緩衝材PCが配置されていること以外は、第1態様に係る有機EL表示装置と同様の構造を有している。
多孔質緩衝材PCは、例えば、軟質な連続気泡発泡体などのように通気性を有している軟質材料である。多孔質緩衝材PCとしては、例えば、メタアクリル酸エステル、スチレン、ナイロン12などのナイロンを使用することができる。
多孔質緩衝材PCは、封止基板CSに支持されている。多孔質緩衝材PCは、例えば、凹部RCに嵌め込むこと及び/又は封止基板CSに接着することにより、封止基板CSに支持され得る。多孔質緩衝材PCは、封止基板CSに接着する代わりに、乾燥部材DSに接着してもよい。
多孔質緩衝材PCは、上記の通り、通気性を有している。そのため、多孔質緩衝材PCを配置することに起因して、第1態様で説明した効果が著しく損なわれることはない。すなわち、本態様でも、第1態様で説明したのとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、多孔質緩衝材PCは、凹部RCから突き出ている。すなわち、多孔質緩衝材PCからアレイ基板ASまでの距離は、補強リブ部RRからアレイ基板ASまでの距離と比較してより短い。したがって、封止基板CS及び/又はアレイ基板ASが撓んだ場合、例えば、補強リブ部RRがアレイ基板ASに接触するのに先立って多孔質緩衝材PCがアレイ基板ASに接触する。或いは、封止基板CS及び/又はアレイ基板ASが撓んだ場合、多孔質緩衝材PCはアレイ基板ASに接触するものの、補強リブ部RRはアレイ基板ASとは接触しない。
多孔質緩衝材PCを省略した場合、封止基板CS及び/又はアレイ基板ASが撓むと、補強リブ部RRがアレイ基板ASに接触することに起因して、アレイ基板ASが強い衝撃を受けることがある。この場合、例えば、有機EL素子OLEDの電極CEが損傷を被る可能性がある。
多孔質緩衝材PCは、この衝撃を和らげる。それゆえ、この有機EL表示装置は、有機EL素子OLEDの損傷を生じ難い。
次に、本発明の第3態様について説明する。
図7は、本発明の第3態様に係る有機EL表示装置の表示パネルを概略的に示す断面図である。この表示パネルDPでは、溝TCが省略されると共に、補強リブ部RRに多孔質緩衝材PCが取り付けられている。第3態様に係る有機EL表示装置は、溝TCが省略され且つ補強リブ部RRに多孔質緩衝材PCが取り付けられていること以外は、第1態様に係る有機EL表示装置と同様の構造を有している。
図7は、本発明の第3態様に係る有機EL表示装置の表示パネルを概略的に示す断面図である。この表示パネルDPでは、溝TCが省略されると共に、補強リブ部RRに多孔質緩衝材PCが取り付けられている。第3態様に係る有機EL表示装置は、溝TCが省略され且つ補強リブ部RRに多孔質緩衝材PCが取り付けられていること以外は、第1態様に係る有機EL表示装置と同様の構造を有している。
多孔質緩衝材PCは、例えば、軟質な連続気泡発泡体などのように通気性を有している軟質材料である。多孔質緩衝材PCとしては、例えば、第2態様で例示した材料を使用することができる。
多孔質緩衝材PCは、補強リブ部RRのアレイ基板ASとの対向面に取り付けられている。多孔質緩衝材PCは、例えば、封止基板CSに接着することにより、封止基板CSに支持され得る。
ところで、通常、乾燥部材DSは、厚さの均一性が低い。また、例え、乾燥部材DSが均一な厚さを有していたとしても、シート状の乾燥部材DSを封止基板CSに貼り付けた際に、乾燥部材DSの表面に凹凸を生じることがある。そのため、乾燥部材DSとアレイ基板ASとの間の距離は、不均一になり易い。それゆえ、乾燥部材DSは、封止基板CS及び/又はアレイ基板ASが撓んだときに、アレイ基板ASとの接触を生じ易い。乾燥部材DSがアレイ基板ASと接触すると、例えば、有機EL素子OLEDが物理的及び/又は化学的損傷を被る可能性がある。
図3の表示パネルDPでは、乾燥部材DSを配置する凹部RCを深くすれば、乾燥部材DSとアレイ基板ASとの接触は生じ難くなる。また、凹部RCを深くすると、凹部RC間でのガスの移動が生じ難くなるが、図3の表示パネルDPでは補強リブ部RRに溝TCを設けているため、凹部RC間でのガスの移動は生じ易い。
これに対し、図7の表示パネルDPは、補強リブ部RRのアレイ基板ASとの対向面に多孔質緩衝材PCが取り付けられているため、図7の表示パネルDPから多孔質緩衝材PCを省略した場合と比較して、乾燥部材DSとアレイ基板ASとの接触を生じ難い。また、多孔質緩衝材PCは通気性を有しているため、多孔質緩衝材PCを取り付けることに起因して、凹部RC間でのガスの移動が著しく生じ難くなることはない。したがって、本態様でも、第1態様で説明したのとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、多孔質緩衝材PCは、補強リブ部RRのアレイ基板ASとの対向面を被覆している。したがって、封止基板CS及び/又はアレイ基板ASが撓んだ場合、多孔質緩衝材PCはアレイ基板ASに接触するものの、補強リブ部RRはアレイ基板ASとは接触しない。それゆえ、この有機EL表示装置は、第2態様に係る有機EL表示装置と同様、有機EL素子OLEDの損傷を生じ難い。
この有機EL表示装置では、補強リブ部RRに、第1態様で説明した溝TCを設けてもよい。補強リブ部RRに溝TCを設けると、凹部RC間でのガスの移動がより生じ易くなる。
以上、画素PXに映像信号として電流信号を書き込む構成を採用した有機EL表示装置について説明したが、有機EL表示装置には他の構成を採用してもよい。例えば、有機EL表示装置には、画素PXに映像信号として電圧信号を書き込む構成を採用してもよい。また、上述した有機EL表示装置はアクティブマトリクス駆動方式を採用しているが、有機EL表示装置には、パッシブマトリクス駆動方式やセグメント駆動方式などの他の駆動方式を採用することができる。
ACT…活性層、AS…アレイ基板、C…キャパシタ、CE…対向電極、CS…封止基板、DE…ドレイン電極、DL…映像信号線、DP…表示パネル、DR…駆動トランジスタ、DS…乾燥部材、FP…平板部、G…ゲート、GI…ゲート絶縁膜、II…層間絶縁膜、ND1…電源端子、ND1’…定電位端子、ND2…電源端子、OLED…有機EL素子、PC…多孔質緩衝材、PE…画素電極、PI…隔壁絶縁層、PS…パッシベーション膜、PSL…電源線、PX…画素、PXG…画素群、RC…凹部、RM…縁部、RR…補強リブ部、SC…半導体層、SE…ソース電極、SL1…走査信号線、SL2…走査信号線、SUB…絶縁基板、SWa…出力制御スイッチ、SWb…選択用スイッチ、SWc…ダイオード接続スイッチ、TC…溝、UC…アンダーコート層、XDR…映像信号線ドライバ、YDR…走査信号線ドライバ。
Claims (3)
- 支持基板と、
前記支持基板の一方の主面に支持された有機EL素子と、
前記有機EL素子と向き合い、溝を介して互いに通じた複数の凹部が前記有機EL素子と向き合った主面に設けられ、前記支持基板と共に中空体を形成した封止基板と、
各々が乾燥剤を含有すると共に前記複数の凹部内にそれぞれ配置された複数の乾燥部材とを具備したことを特徴とする有機EL表示装置。 - 前記複数の乾燥部材上にそれぞれ配置された複数の多孔質緩衝材をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
- 支持基板と、
前記支持基板の一方の主面に支持された有機EL素子と、
前記有機EL素子と向き合い、複数の凹部が前記有機EL素子と向き合った主面に設けられ、前記支持基板と共に中空体を形成した封止基板と、
各々が乾燥剤を含有すると共に前記複数の凹部内にそれぞれ配置された複数の乾燥部材と、
前記封止基板の前記主面に前記複数の凹部間の位置で支持された多孔質緩衝材とを具備したことを特徴とする有機EL表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007046055A JP2008210648A (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | 有機el表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2007046055A JP2008210648A (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | 有機el表示装置 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2008210648A true JP2008210648A (ja) | 2008-09-11 |
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ID=39786780
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2007046055A Pending JP2008210648A (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | 有機el表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2008210648A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010225569A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Samsung Mobile Display Co Ltd | 有機電界発光表示装置 |
| US7843136B2 (en) * | 2006-06-19 | 2010-11-30 | Hitachi Displays, Ltd. | Organic electroluminescence display device having a desiccant on glass plate |
| CN107425134A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-12-01 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种有机电致发光显示面板、其制作方法及显示装置 |
-
2007
- 2007-02-26 JP JP2007046055A patent/JP2008210648A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7843136B2 (en) * | 2006-06-19 | 2010-11-30 | Hitachi Displays, Ltd. | Organic electroluminescence display device having a desiccant on glass plate |
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| US8357929B2 (en) | 2009-03-24 | 2013-01-22 | Samsung Display Co., Ltd. | Organic light emitting display device |
| CN107425134A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-12-01 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种有机电致发光显示面板、其制作方法及显示装置 |
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