JP2008138034A - 環境対応型粘着剤の製造方法 - Google Patents
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Abstract
コール成分の量が100ppm以下である酢酸エチルを用いると共に、重合開始剤として、
重合開始剤の分子量が200〜250の範囲内にあり、該重合開始剤のラジカル側鎖の炭素数が4〜9の範囲内にあり、かつ該重合開始剤の10時間半減期温度が45〜55℃の範囲内にある重合開始剤を使用することを特徴としている。
【効果】本発明によれば、揮発性有機化合物の発生の少なく、環境対応性に優れた粘着剤を製造することができる。
【選択図】なし
Description
ことができる環境対応型粘着剤を製造する方法に関する。
6分間以上加熱したい際に放出される揮発性成分量が150ppm以下であるアクリル系粘
着剤層を有する粘着テープが開示されている。この際の反応溶媒として酢酸エチルが使用されている。
が問題となる用途に使用される粘着剤であって、90℃、30分間加熱したとき不揮発分濃度が500ppm以下であるアクリル系粘着剤が開示されている。具体的には、酢酸エチ
ル溶媒中にモノマーを仕込み、10時間半減期温度が62℃であるラウロイルパーオキサイドを、複数回に分けて添加して未反応のアクリル系モノマーが残存しにくいような条件で反応を行って、粘着剤の臭気の低減を図っている。
それだけではアクリル系粘着剤の臭気は低減されない。
例えば、特開平8-245805号公報(特許文献4)の実施例1には反応溶媒として酢酸エチルを用いて、メタクリル酸エチル、アクリル酸メトキシエチルを、重合開始剤として2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)を用いて重合することが開示されている。
着シートとして、たとえば合成例2に示すように、酢酸エチルと他の溶剤(ヘプタン)とを反応溶媒として用いて電子部品加工用の粘着剤を製造することも開示されている。
アルデヒド、フェノブカルブがあり、これらの個々の空気中における濃度、および、これらの化合物を含む総揮発性有機化合物(TVOC=Total Volatile Organic Compounds)が室
内空気汚染源とされ、これらがシックハウス症の原因となることが指摘されている。
量体化反応によるもの、(2)酢酸にエチレンを溶解させて直接製造されるもの、(3)酢酸とエタノールとのエステル化反応により得られるものがあり、工業的には(1)アセトアルデ
ヒドの二量体化反応、(2)酢酸とエチレンからのものがほとんどである。ところが、上記(1)の方法で得られた酢酸エチルには相当量のアセトアルデヒドおよびエタノールが混在している。
該重合反応の反応溶媒として、酢酸エチル中に含有されるアルデヒド化合物び量が10ppm以下およびアルコール成分の量が100ppm以下である酢酸エチルを用いると共に、
重合開始剤として、重合開始剤の分子量が200〜250の範囲内にあり、該重合開始
剤のラジカル側鎖の炭素数が4〜9の範囲内にあり、かつ該重合開始剤の10時間半減期温度が45〜55℃の範囲内にある重合開始剤を使用することを特徴としている。
い。
本発明の環境対応型粘着剤の製造方法では、酢酸エチルを含有する有機溶媒中にアクリル系モノマーの少なくとも一部を溶解させて、重合開始剤の存在下に、アクリル系モノマーを重合させる方法である。
本発明で使用することができる官能基を有するアクリル系モノマーとして、(メタ)アクリル酸、クロトン酸のようなカルボキシル基含有アクリル系モノマー、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートのような水酸基含有アクリル系モノマー、アリルグリシジルエーテルのようなエポキシ基含有モノマーを挙げることができる。このような官能基を有するアクリル系モノマーは単独であるいは組み合わせて使用することができる。このような官能基含有アクリル系モノマーは、使用するアクリル系モノマー全体100重量部中に、通常は0.001〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部の範囲内の量で使用される。
本発明では反応溶媒として酢酸エチルを使用する。本発明で反応溶媒として使用する酢酸エチルは、酢酸とエタノールとのエステル反応により製造することができるが、工業的
には酢酸にエチレンを溶解してエタノールを経ずに直接製造された酢酸エチル、アセトアルデヒドの二量体化反応により製造された酢酸エチルがある。このような酢酸エチルには、製造方法に起因して、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、エタノールなどの他の成分が含有されている。このような成分は、酢酸エチルを製造した後、蒸留により除去されるのが一般的であるが、このような蒸留によりホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類は、除去されるが、アルコール成分は、アルデヒド類ほどは除去されていない。アルコール類は、酸化されることによりアルデヒド類になり、蒸留された酢酸エチル中に含有されるアルコール類は、粘着剤の製造に使用されるまでの貯蔵、運搬中、および、アクリル系モノマーから粘着剤を製造する過程で酸化されてアルデヒド類を生成することから、本発明の環境対応型粘着剤の製造方法では、酢酸エチル中に含有されるアルデヒド類を10ppm以下であり、アルコール成分の含有率を100ppm以下である酢酸エチルを使用し、さらにアルデヒド類の含有率を5ppm以下、アルコール成分の含有率を50ppm以下である酢酸エチルを使用することが好ましい。
50ppm以下になるまで繰り返し蒸留して、蒸留酢酸エチルに含有されるアルデヒド類だ
けでなくアルコール成分までも除去する方法が挙げられる。
また、製造方法によっては酢酸エチル中に酢酸が含有されることもあるが、この酢酸は、
本発明では、上記の酢酸エチルの製造方法の内で、酢酸とエチレンとから直接酢酸エチルを製造する方法で得られた酢酸エチルを使用することが残留アルデヒド類、アルコール成分が少なくなることから有利であり、この酢酸エチル中に含有されるアルデヒド類、酢酸、アルコール成分などを除去して使用することが望ましい。
発性有機化合物)の濃度を低減することができる。
このような量で酢酸エチルを使用することにより、アクリル系モノマーの少なくとも一部、好ましくはアクリル系モノマーの全部が酢酸エチルに溶解する。
本発明で使用される重合開始剤の分子量が共に200〜250の範囲内にあり、この重合開始剤のラジカル側鎖の炭素数が共に4〜9の範囲内にあり、かつこの重合開始剤の10時間半減期温度が共に45〜55℃の範囲内にある重合開始剤を使用する。
このような重合開始剤の例としては、t-ブチルペルオキシデカエート(BPND、分子量:244℃、ラジカル側鎖の炭素数:4,9、10時間半減温度:47℃)、t-ヘキシルペル
オキシピバレート(HPP、分子量:202℃、ラジカル側鎖の炭素数:4,6、10時間半減温度:53℃)を挙げることができる。
剤を使用することで、反応溶媒である酢酸エチルに溶解もしくは分散したアクリル系モノマーを非常に高い反応率で(共)重合させることができ、アクリル系モノマーの残留量が著しく少なくなる。このために本発明の方法により得られた粘着剤では未反応モノマーおよび重合開始剤に起因するVOC濃度が非常に低く抑えられる。
上記のような重合開始剤は、合計で、反応溶媒である酢酸エチル中に溶解もしくは分散しているアクリル系モノマー100重量部に対して、通常は0.05〜1重量部、好ましくは0.4〜0.7重量部の範囲内の量で使用される。二種類の重合開始剤を使用する場合、それぞれの重合開始剤の使用量は、たとえば、重合開始剤の合計量を1:10〜10:1の範囲内の割合で内分した値とすることができる。
く抑えることができる。
0万〜100万の範囲内にあるアクリル系粘着剤であり、このアクリル系粘着剤についてFoxの式により求めたガラス転移温度は、通常は−70〜0℃の範囲内にある。
ーの残存量が通常は40ppm以下、多くの場合30ppm以下である。一般にアクリル系粘着剤を、市販の酢酸エチルを用いた溶液重合法で、重合開始剤として本発明で使用するような特定の重合開始剤を用いないで製造されるアクリル系粘着剤中には、使用したアクリル系モノマーが50〜1000ppm程度の量で残存することが知られており、本発明の方法
で得られた粘着剤に残存するアクリル系モノマーの量は著しく低い値を示す。
μg/テストピース以下、好ましくは0.08μg/テストピース以下、アセトアルデヒドのVOCは通常は0.2μg/テストピース以下、好ましくは0.1μg/テストピース以下
、総揮発性有機化合物(TVOC)は、通常は500μg/テストピース以下、好ましくは3
00μg/テストピース以下である。
厚さ70μm(dry)のものである。またこのテストピースを用いて行われるサンプリングバック法とは、上記にような一定の大きさのテストピースをSUSメッシュに貼り付けた後、
規格化されたバッグ(例えばテドラーバック、GSサイエンス社製AA-10)に入れ、この中
の空気を高純度窒素ガス(純度99.999%)で置換した後、この窒素ガスが充填されたバックにテストピースを入れて65℃で2時間加熱して、加熱により粘着剤から揮発性成分を
バック内に放出させ、こうしてバック内に放出された揮発性成分を採取する。総VOCの測
定は採取した成分をGC-MSで分析することで行った。また、アルデヒド化合物の分析は採取した成分を所定の溶剤に溶解させた後、この溶液を高速液体クロマトグラフィを用いて分析する。これらは粘着剤層に含有されている揮発性成分の分析方法であり、VOCの測定
方法としては一般的な方法である。なお、本発明では分析装置であるGC-MSとしてAgilent technology社製ガスクロマググラフ6890N、質量検出器5973Nを使用した
また、高速液体クロマトグラフィとして、日本ウォーターズ(株)製のAlltanceを使用し、使用カラムはGLサイエンス(株)製ODS-80A、75×4.6mm、3μmを使用し、検出器には、波長360nmのUVを用いた。
低い値を示すとともに、TVOCも低い値を示す。特にこの粘着剤は、アルデヒド類の含有率が低くという特性を有している。さらに、本発明の方法で製造することにより、残存モノマーの量も著しく低くなる。したがって、本発明の方法で製造した環境対応型粘着剤は、室内空気汚染(シックハウス)の汚染源となりにくい。また、本発明の方法で製造した環境対応型粘着剤は、たとえば電子部品の接合に使用した場合であっても、VOCによって電
子部品の汚染が生じにくく、安定に電子部品を接合することができる。
さらに、得られた酢酸エチル溶液を粘着剤として使用する際には、無機充填剤、有機充填剤、複合充填剤などの充填剤を配合することもできるし、色剤を配合することもでき、さらに粘着剤に一般的に配合される成分を添加して使用することができる。
発明はこれらによって限定されるものではない。
〔製造例〕
<Tischtchenko法による酢酸エチルの合成>
攪拌機付の反応装置に、アルミニウムチップ170kgおよび酢酸エチル2240kgを仕込み、70℃に加熱して、98〜99%エタノール815kgを6時間かけて加えて促進剤として反応装置内に塩素ガスを導入した。このようにして反応が進行することにより水素ガスが約22m3発生した。水素ガスの発生が終了した時点で、反応液を熟成缶に移して
、この熟成缶に酸化亜鉛を30kg加えて、最初の一日目は30〜40℃に反応液の温度を保持し、次いで2日目〜5日目までは25℃〜30℃に維持してさらに熟成させて酢酸エチル合成用の触媒であるアルミニウムアルコラートを調製した。
の粗酢酸エチルを蒸留して精製して蒸留酢酸エチル(1-1)を得た。この蒸留酢酸エチル(1-1)中には、原料由来のアセトアルデヒドが10ppmを超える量で、また触媒原料由来の
エタノールが200ppmを超える量で混在していた。
た。その成分をガスクロマトグラフィにより精密分析したところ、精製酢酸エチル(1-2)に含まれるアセトアルデヒド、アルコール成分の量は以下の通りであった。
酢酸エチル含量・・・99.5重量%
アセトアルデヒド・・・10ppm
アルコール・・・・・150ppm。
<酢酸とエチレンとの直接合成による酢酸エチルの合成>
磁気攪拌装置を備えた容量200ミリリットルのオートクレーブに、70%カリウムカチオン交換し、350℃、5時間乾燥して完全に付着水もしくは結晶水を除いたドデカダングストケイ酸3.0gと、市販の99.5%酢酸(国産化学(株)製)60.5gとを仕込んだ後、市販の99.5%エチレン0.69モルをゆっくり酢酸に吸収させながら加熱して180℃で5時間反応を行って酢酸エチル(2)を得た。
酸エチル収率は21.8%であった。
この粗酢酸エチル(2)を蒸留して蒸留酢酸エチル(2-1)を得た。この蒸留酢酸エチル(2-1)についてガスクロマトグラフィにより分析した結果は次の通りである。
酢酸エチル含量・・・99.9%
アセトアルデヒド・・・1ppm以下
アルコール・・・・・50ppm
この製造直後の蒸留酢酸エチル(2-1)中におけるアルコールの含有率は低い値を示した
。
その成分をガスクロマトグラフィにより精密分析したところ、この精製酢酸エチル(2-2)に含まれるアセトアルデヒド、アルコール成分の量は次の通りであった。
酢酸エチル含量・・・99.9%
アセトアルデヒド・・・1ppm以下
アルコール・・・・・・5ppm。
<酢酸とエタノールとのエステル化反応により酢酸エチルの合成>
市販の酢酸と、市販のエタノールとを用いて、常法のエーテル反応を行い酢酸エチル(3)を得た。
酢酸エチル含量・・・99.8%
アセトアルデヒド・・・1ppm以下
アルコール・・・・400ppm。
酢酸エチル含量・・・99.9%
アセトアルデヒド・・・1ppm以下
アルコール・・・・・50ppm。
〔実施例1〕
窒素導入管、攪拌手段、温度計および還流装置を備えた反応容器に、ブチルアクリレート(BA)57.7重量部、2-エチルヘキシルアクリレート(2EHA)40重量部、アクリル酸(AA)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)0.30重量部、n-ドデシルメルカプタン0.03重量部、および、上記エチレンと酢酸とから生成された酢酸エチルをさらに一回蒸留した精製酢酸エチル(2-2)90重量部を入れ、さらにここに初期重合開
始剤として第1の重合開始剤であるt-ブチルペルオキシネオデカノエート(BPND、Mw=2
44、ラジカル側鎖の炭素数=4,9、10時間半減期温度=47℃)0.006重量部を
加えて、反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、反応容器内の温度が80℃になるように加熱して反応を開始させた。
その後反応温度を81℃に昇温して、第2の重合開始剤であるt-ヘキシルペルオキシピ
バレート(HPP、Mw=202、ラジカル側鎖の炭素数=4,6、10時間半減期温度=53℃
)0.6重量部を上記酢酸エチル(2-2)7重量部に溶解させた溶液を数回に分けて添加し
た後、反応温度を81〜82℃に維持しながらさらに、3.5時間反応させた。
て反応を停止させた(固形分含量=43%)。得られたアクリル系粘着剤のGPCにより測
定した重量平均分子量は50万であり、ガラス転移温度(Tg)は、−59℃であった。
ころ、0.06μg/テストピース以下であり、アセトアルデヒドについてのVOCを測定したところ、0.07μg/テストピースであり、また、このテストピースのVOCを測定したところ、300μg/テストピースであった。
〔比較例1〕
実施例1において、反応溶媒として用いた精製酢酸エチル(2-2)の代わりに、Tischtchenko法による酢酸エチル(1)を蒸留した酢酸エチルをさらに一度蒸留した精製酢酸エチル(1-2)を使用した以外は同様にして重量平均分子量50万、ガラス転移温度(Tg):−59
℃のアクリル系粘着剤を製造した。
ころ、0.1μg/テストピースであり、アセトアルデヒドについてのVOCを測定したところ、0.3μg/テストピースであり、また、このテストピースのTVOCを測定したところ
、1700μg/テストピースであった。
〔実施例2〕
実施例1において、反応溶媒として用いた精製酢酸エチル(2-2)の代わりに、エチレン
と酢酸から生成した酢酸エチル(2)を蒸留した蒸留酢酸エチル(2-1)を使用した以外は同様にして重量平均分子量50万、ガラス転移温度(Tg):−59℃のアクリル系粘着剤を製造した。
0ppm、2EHAが20ppmの量で含有されていた。
ころ、0.08μg/テストピースであり、アセトアルデヒドについてのVOCを測定したところ、0.1μg/テストピースであり、また、このテストピースのTVOCを測定したとこ
ろ、500μg/テストピースであった。
〔比較例2〕
実施例2において、反応溶媒として用いた精製酢酸エチル(2-2)の代わりに、酢酸とエ
タノールとのエステル反応用理得られア酢酸エチル(3)を蒸留した蒸留酢酸エチル(3-1)を使用した以外は同様にして重量平均分子量50万、ガラス転移温度(Tg):−59℃のアクリル系粘着剤を製造した。
、20ppm以下、2HEAが30ppm以下の量で含有されていた。
ころ、0.1μg/テストピースであり、アセトアルデヒドについてのVOCを測定したところ、0.3μg/テストピースであり、また、このテストピースのTVOCを測定したところ
、2500μg/テストピースであった。
〔実施例3〕
実施例1において、反応溶媒として用いた精製酢酸エチル(2-2)の代わりに、酢酸とエ
タノールとのエステル反応により得られた酢酸エチル(3)を蒸留した蒸留酢酸エチル(3-1)をさらに精密蒸留した精製酢酸エチル(3-2)を使用した以外は同様にして重量平均分子量
50万のアクリル系粘着剤を製造した。
ころ、0.1μg/テストピースであり、アセトアルデヒドについてのVOCを測定したところ、0.3μg/テストピースであり、また、このテストピースのTVOCを測定したところ
、2000μg/テストピースであった。
〔比較例3〕
実施例1において、第1の重合開始剤であるBPNDの代わりにラウロイルパーオキサイド(Mw:398,炭素数11,11、10℃半減期温度61.6℃)を同量使用し、第2の重合開始剤であるHPPの代わりにラウロイルパーオキサイドを同量使用した以外は同様にして重量平均分子量50万、ガラス転移温度(Tg):−59℃のアクリル系粘着剤を製造した。
40ppm、2EHAが680ppmの量で含有されていた。
ころ、0.06μg/テストピースであり、アセトアルデヒドについてのVOCを測定したところ、0.08μg/テストピースであり、また、このテストピースのTVOCを測定したと
ころ、4200μg/テストピースであった。
〔比較例4〕
実施例1において、第1の重合開始剤としてt-ブチルペルオキシ-2-エチルヘキサノエ
ート(パーブチルO、Mw:216、ラジカル側鎖の炭素数=4,7、10℃半減期温度:72時
間)を使用し、第2の重合開始剤であるHPPの代わりにt-ブチルペルオキシ-2-エチルヘキサノエートを同量使用した以外は同様にして重量平均分子量50万、ガラス転移温度(Tg):−59℃のアクリル系粘着剤を製造した。
0ppm、2EHAが700ppmの量で含有されていた。
ころ、0.07μg/テストピースであり、アセトアルデヒドについてのVOCを測定したところ、0.08μg/テストピースであり、また、このテストピースのTVOCを測定したと
ころ、6600μg/テストピースであった。
〔比較例5〕
実施例1において、第1の重合開始剤であるBPNDの代わりに2,2'―アゾビスイソブテロニトリル(AIBN)〔AIBN、Mw=164、ラジカル側鎖の炭素数=3,3、10時間半減期温
度=65℃)〕を同量使用し、第2の重合開始剤であるHPPをそのまま使用した以外は同様にして重量平均分子量50万、ガラス転移温度(Tg):−59℃のアクリル系粘着剤を製造した。
0ppm、2EHAが400ppmの量で含有されていた。
ころ、0.8μg/テストピースであり、アセトアルデヒドについてのVOCを測定したところ、0.1μg/テストピースであり、また、このテストピースのTVOCを測定したところ
、2500μg/テストピースであった。
Claims (2)
- 酢酸エチルを含有する有機溶媒中にアクリル系モノマーの少なくとも一部を溶解させて、重合開始剤の存在下に、該アクリル系モノマーを重合させて環境対応型粘着剤を製造する方法であって、
該重合反応の反応溶媒として、酢酸エチル中に含有されるアルデヒド化合物の量が10ppm以下およびアルコール成分の量が100ppm以下である酢酸エチルを用いると共に、
重合開始剤として、重合開始剤の分子量が200〜250の範囲内にあり、該重合開始剤のラジカル側鎖の炭素数が4〜9の範囲内にあり、かつ該重合開始剤の10時間半減期温度が45〜55℃の範囲内にある重合開始剤を使用することを特徴とする環境対応型粘着剤の製造方法。 - 上記酢酸エチル中におけるアセトアルデヒド化合物の量が5ppm以下およびアルコール
成分の含有率が50ppm以下であることを特徴とする請求項第1項記載の環境対応型粘着剤の製造方法。
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