JP2008185812A - 光拡散性粒子含有成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明基材樹脂に光拡散性粒子が含有されてなる光拡散性粒子含有成形体であって、前記光拡散性粒子が、(メタ)アクリル系モノマーと多官能性モノマーとを多価メルカプタン化合物の存在下で重合させた架橋(メタ)アクリル系重合体粒子であり、前記多価メルカプタン化合物が、前記(メタ)アクリル系モノマーと多官能性モノマーの合計100重量部に対して、0.1〜10重量部用いられることを特徴とする光拡散性粒子含有成形体により上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
光拡散剤としては、架橋(メタ)アクリル系粒子、架橋シリコーン系粒子及び架橋スチレン系粒子等の架橋構造を有する有機系粒子が挙げられる。また、光拡散剤として、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、酸化チタン及び弗化カルシウム等の無機系粒子あるいはガラス短繊維のような無機系繊維も利用されている(特許文献2:特開平6−306266号公報)。
この問題を解決するために、ポリカーボネートに対して様々な酸化防止剤等を添加することで、溶融成形時の基材樹脂の変色を抑制し、長期間の色調に優れる光拡散性芳香族ポリカーボネート組成物を提供する方法が報告されている(特許文献3:特開平07−138464号公報、特許文献4:特開2001−214049号公報、特許文献5:特開2001−323149号公報)。
本発明の光拡散性粒子含有成形体(以下、単に成形体ともいう)1は、図1に例示されるように、透明基材樹脂2に光拡散性粒子3が配合された構成を有している。光拡散性粒子は、多価メルカプタン化合物の存在下で、(メタ)アクリル系モノマーと多官能モノマーを重合することによって得られた架橋(メタ)アクリル系重合体粒子である。なお(メタ)アクリルは、アクリル又はメタクリルを意味する。また、光拡散性粒子とは、透明基材樹脂に配合することにより、未配合の樹脂よりも光拡散性を向上させうる粒子を意味する。
式中nは1〜6、mは0〜6を表す整数であることが好ましい。更に、nは3又は4であることがより好ましい。
メルカプタン化合物の具体例としては、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート、ペンタエリスリトールチオプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキス(4−ブタネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(6−メルカプトヘキサネート)等の4価メルカプタン化合物、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリスチオブタネート等の3価メルカプタン化合物、ブタンジオールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオグリコレート、ヘキサンジオールビスチオグリコレート、ブタンジオールビスチオプロピオネート、エチレングリコールビスチオプロピオネート等の2価メルカプタン化合物が挙げられる。これら多価メルカプタン化合物は、単独で用いても、2種以上併用してもよい。
これらの中でも、優れた透明性が求められる場合には、(メタ)アクリル樹脂、(メタ)アクリル酸アクリルースチレン共重合体樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスチレンが好ましい。これらの熱可塑性樹脂は、それぞれ単独で用いてもよく、又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、(メタ)アクリル系モノマーと共重合可能な他のモノマーを使用してもよい。他のモノマーとしては、非架橋性モノマー、架橋性モノマーが挙げられる。非架橋性モノマーとしては、例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニルピロリドン等が挙げられる。これらモノマーは単独で使用してもよく、2種以上併用してもよい。
架橋(メタ)アクリル系重合体粒子は、乳化重合、懸濁重合、シード重合等の公知の方法により製造できる。この内、水性媒体下での懸濁重合が好ましい。
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,3−ジメチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,3,3−トリメチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−イソプロピルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、(2−カルバモイルアゾ)イソブチロニトリル、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリン酸)、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート等のアゾ系開始剤が挙げられる。
重合開始剤は、(メタ)アクリル系モノマーと多官能性モノマーの合計100重量部に対して、0.01〜10重量部用いるのが好ましく、更に好ましくは0.1〜5重量部である。重合開始剤が0.01重量部未満では、重合開始の機能を果たし難く、また、10重量部を超えて用いる場合は、コスト的に不経済的であるため好ましくない。
上記(メタ)アクリル系モノマーと多官能性モノマーと、多価メルカプタンと、任意に重合開始剤とその他の成分は、公知の方法により均一に混合されてモノマー組成物とされる。
また、水系での乳化粒子の発生を抑えるために、亜硝酸塩類、亜硫酸塩類、ハイドロキノン類、アスコルビン酸類、水溶性ビタミンB類、クエン酸、ポリフェノール類等の水溶性の重合禁止剤を用いてもよい。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、オレイン酸ナトリウム、ヒマシ油カリ等の脂肪酸油、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩等が挙げられる。
両性イオン界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミンオキサイドや、リン酸エステル系又は亜リン酸エステル系界面活性剤が挙げられる。
モノマー組成物の分散方法として、例えば、水性媒体中にモノマー組成物を直接添加し、プロペラ翼等の攪拌力によりモノマー滴として水性媒体に分散させる方法、ローターとステーターから構成される高せん断力を利用する分散機であるホモミキサー、もしくは超音波分散機等を用いて分散させる方法等が挙げられる。
なお、(メタ)アクリル系モノマーと多官能性モノマーの沸点が重合温度付近又は重合温度以上である場合には、(メタ)アクリル系モノマーと多官能性モノマーが揮発しないように、オートクレーブ等の耐圧重合設備を使用して、密閉下あるいは加圧下で重合させるのが好ましい。
なお、成形体中で、拡散される光の波長は、可視光領域、赤外領域、紫外領域のいずれであってもよい。少なくとも可視光領域を含むことが好ましい。
光拡散板の液晶パネル側の発光面には、プリズムシート等が配置されていてもよい。また、光源の裏面には、反射シートが配置されていてもよい。
孔径50〜280μmの細孔に電解質溶液を満たし、電解質溶液を粒子が通過する際の電解質溶液の導電率変化から体積を求め、平均粒子径を計算する。具体的には、測定した平均粒子径は、ベックマンコールター社製のコールターマルチザイザーIIによって測定した体積平均粒子径である。なお、測定に際してはCoulter Electronics Limited発行のREFERENCE MANUAL FOR THE COULTER MULTISIZER(1987)に従って、測定する粒子の粒子径に適合したアパチャーを用いてキャリブレーションを行い測定する。
5%重量減少温度はJIS K7120に準拠して測定される。具体的には、TGA装置(セイコーインスツル社製TG/DTA6200)を用いて、窒素ガス雰囲気中、40℃〜500℃の温度範囲、及び10℃/minの昇温速度からなる条件下で重量減少挙動を測定する。かかる重量減少挙動において、5%の重量減少が認められる温度が5%重量減少温度とされる。
全光線透過率はJISK7361によって測定される。具体的には、日本電色工業社製NHD−2000を使用して測定する。ヘイズはJISK7136により測定される。具体的には、日本電色工業社製NDH−2000を使用して測定する。なお、光拡散性評価は、ヘイズが95%以上かつ全光線透過率が60%以上を満たすものを光拡散性と光透過性のバランスの優れるものとして○とし、前記規格を満たさないものを×とする。
輝度及び透過光の色度はJISZ8701に準拠して測定し、色度は透過光の色座標で示す。具体的には、40mm間隔に設置された4mmの冷陰極管上に得られた成形体を設置する。成形体から30cm離れた位置に固定したSPECTRORADIOMETER分光放射輝度計(コニカミノルタセンシング社製CS−1000A)にて輝度及び色度x、yを測定する。この色度x、yは数値が高くなると黄色味を帯び、数値が小さくなると青色味を帯びていくこと表している。輝度は、6500cd/cm2以上が好ましく、6550cd/cm2以上がより好ましい。色度は、x値が0.2840〜0.2940の範囲及びy値が0.2700〜0.2800の範囲が好ましい。色相評価は、輝度及び色度(x値及びy値)が好ましい範囲であるものを○とし、いずれかの値が好ましい範囲外のものを×とする。
製造例1(メルカプタン化合物未添加)
攪拌機、温度計を備えた重合器にラウリル硫酸ナトリウム0.05重量部を溶解させた脱イオン水500重量部を入れ、そこへ第三リン酸カルシウム50重量部を分散させた。これに予め調製しておいたアクリル酸ブチル60重量部、エチレングリコールジメタクリレート40重量部の重合性モノマー成分に過酸化ベンゾイル0.5重量部、アゾビスイソブチロ二トリル0.5重量部を溶解させた混合液を入れた。その液をT.Kホモミキサー(特殊機化工業社製)にて5000rpmで10分間攪拌し、液滴径がおよそ8μmになるように調製した。次に、重合器を65℃に加熱して攪拌しながら懸濁重合を行った後冷却した。ここで得られた懸濁液を濾過、洗浄した後乾燥して光拡散剤Aとなる架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
単価メルカプタン化合物としてOTG:チオグリコール酸オクチル(淀化学社製)1.0重量部を重合性モノマー成分に溶解させて、T.Kホモミキサーでの攪拌を5000rpmで10分間として、液滴径をおよそ8μmとなるように調製したこと以外は製造例1と同様にして光拡散剤Bとなる架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
ラウリル硫酸ナトリウムの量を0.1重量部とし、多価メルカプタン化合物としてBDTG:ブタンジオールチオグリコレート(淀化学社製)1.0重量部を重合体モノマー成分に溶解させて、T.Kホモミキサーでの攪拌を10000rpmで10分間として、液滴径をおよそ3μmとなるように調製したこと以外は製造例1と同様にして光拡散剤Cとなる架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
多価メルカプタン化合物としてTMTG:トリメチロールプロパントリスチオグリコレート(淀化学社製)1.0重量部を重合体モノマー成分に溶解させて、T.Kホモミキサーでの攪拌を5000rpmで10分間として、液滴径をおよそ8μmとなるように調製したこと以外は製造例1と同様にして架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
多価メルカプタン化合物としてPETG:ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート(淀化学社製)0.05重量部を重合体モノマー成分に溶解させて、T.Kホモミキサーでの攪拌を5000rpmで10分間として、液滴径をおよそ8μmとなるように調製したこと以外は製造例1と同様にして架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
メルカプタン化合物としてPETG:ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート(淀化学社製)0.3重量部を重合体モノマー成分に溶解させて、T.Kホモミキサーでの攪拌を3000rpmで10分間として、液滴径をおよそ15μmとなるように調製したこと以外は製造例1と同様にして光拡散剤Dとなる架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
ラウリル硫酸ナトリウムの量を0.1重量部とし、多価メルカプタン化合物としてPETG:ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート(淀化学社製)1.0重量部を重合体モノマー成分に溶解させて、T.Kホモミキサーでの攪拌を10000rpmで10分間として、液滴径をおよそ3μmとなるように調製した以外は製造例1と同様にして架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
多価メルカプタン化合物としてPETG:ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート(淀化学社製)5重量部を重合体モノマー成分に溶解させて、T.Kホモミキサーでの攪拌を5000rpmで10分間として、液滴径をおよそ8μmとなるように調製したこと以外は製造例1と同様にして架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
多価メルカプタン化合物としてPETG:ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート(淀化学社製)15.0重量部を重合体モノマー成分に溶解させて、T.Kホモミキサーでの攪拌を5000rpmで10分間として、液滴径をおよそ8μmとなるように調製したこと以外は製造例1と同様にして架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
多価メルカプタン化合物としてチオサリチル酸(淀化学社製)1.0重量部を重合体モノマー成分に溶解させて、T.Kホモミキサーでの攪拌を5000rpmで10分間として、液滴径をおよそ8μmとなるように調製したこと以外は製造例1と同様にして架橋(メタ)アクリル系重合体粒子を得た。
製造例1〜10で使用したメルカプタン化合物の種類及び使用量(重量部)、得られた粒子の5%重量減少温度を下記表1に示す。
実施例1
透明基材樹脂として、ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例3で製造した光拡散剤Cを0.5重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例4で製造した光拡散剤Dを1.0重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例6で製造した光拡散剤Fを10重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例7で製造した光拡散剤Gを1.0重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例7で製造した光拡散剤Gを0.03重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例8で製造した光拡散剤Hを3.0重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネートに代えてポリスチレン(トーヨースチロールGP HRM40、東洋スチレン社製)100重量部と、製造例7で製造した光拡散剤Gを3.0重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例1で製造した光拡散剤Aを1.0重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例2で製造した光拡散剤Bを1.0重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例10で製造した光拡散剤Jを1.0重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例1で製造した光拡散剤Aを1.0重量部、酸化防止剤としてTMTGを1.0重量部押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例5で製造した光拡散剤Eを1.0重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
ポリカーボネート(パンライトL−1250WP、帝人化成社製)100重量部と、製造例9で製造した光拡散剤Iを1.0重量部とを押出機中で280℃にて溶融混練した後、ペレット化した。得られたペレットを射出成形機(シリンダー温度320℃、滞留時間15分)で成形することにより、2mm厚、50mm×100mmの成形体を作製した。得られた成形体の評価結果を表2に示す。
実施例3〜7と比較例5及び6とから、多価メルカプタン化合物を特定量含む光拡散性粒子を含む成形体は、優れた輝度及び色度を有していることが分かる。
実施例7から、透明樹脂基板の材料によらず、多価メルカプタン化合物を含む光拡散性粒子を含む成形体は、優れた輝度及び色度を有していることが分かる。
2 透明基材樹脂
3 光拡散性粒子
9 光源
10 液晶表示パネル
11、12 基板
13 液晶層
14、15 電極
16、17 配向膜
18 反射シート
Claims (5)
- 透明基材樹脂に光拡散性粒子が含有されてなる光拡散性粒子含有成形体であって、前記光拡散性粒子が、(メタ)アクリル系モノマーと多官能性モノマーとを多価メルカプタン化合物の存在下で重合させた架橋(メタ)アクリル系重合体粒子であり、前記多価メルカプタン化合物が、前記(メタ)アクリル系モノマーと多官能性モノマーの合計100重量部に対して、0.1〜10重量部用いられることを特徴とする光拡散性粒子含有成形体。
- 前記多官能性モノマーが、(メタ)アクリル系多官能性モノマーである請求項1に記載の光拡散性粒子含有成形体。
- 前記多価メルカプタン化合物が、一般式R−(SH)x又はR−(A−SH)x(Rは炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を示し、Aは2価の有機残基を示し、xは2〜4を示す)で示される化合物である請求項1又は2に記載の光拡散性粒子含有成形体。
- 前記架橋(メタ)アクリル系重合体粒子が、JIS K7120に準拠した熱重量測定(TGA)において、350℃以上の5%重量減少温度を有する請求項1〜3のいずれか1つに記載の光拡散性粒子含有成形体。
- 前記光拡散性粒子が、前記透明基材樹脂100重量部に対して、0.01〜30重量部含有されてなる請求項1〜4のいずれか1つに記載の光拡散性粒子含有成形体。
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