JP2008179264A - 車両用シート空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート空調ユニットに導入空気の質を改善する空気質改善機構を組み込み、車室内の空調を司る車室内空調ユニットの機能を助け、車室内空調ユニットの負荷の軽減のみならず、車室内の快適性の向上を図ること。
【解決手段】車両シート8の底面又は背面の少なくとも一方に空調空気を送るためのシート空調用送風機15を備えたシート空調ユニット3と、車室内の空調を司る車室内空調ユニット2を備え、前記車室内空調ユニット2内から前記シート空調ユニット3に空調空気を送り込む非接続型の車両用シート空調装置1を有している。そして、前記シート空調ユニット3に設けられたシート空調用送風機15の前後の導風通路18に導入空気の質を改善する空気質改善機構20を組み込んでいる。
【選択図】 図1
【解決手段】車両シート8の底面又は背面の少なくとも一方に空調空気を送るためのシート空調用送風機15を備えたシート空調ユニット3と、車室内の空調を司る車室内空調ユニット2を備え、前記車室内空調ユニット2内から前記シート空調ユニット3に空調空気を送り込む非接続型の車両用シート空調装置1を有している。そして、前記シート空調ユニット3に設けられたシート空調用送風機15の前後の導風通路18に導入空気の質を改善する空気質改善機構20を組み込んでいる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、車室内空調ユニットからの空調空気を用いてシート空調を行う車両用シート空調装置に関する。
車室内の空調だけでは解消できなかった乗員の背中、臀部及び大腿部の蒸れ、汗によるベタつきを抑えるために、シート空調装置が提案されている。
例えば特許文献1にあっては、シート1に開けたエア吹出孔7へ車室R内のエアを圧送する送風機12と、この送風機12から前記エア吹出孔7までの間で圧送中のエアを加熱又は冷却するシート温調手段20と、車室R内に温度調節済みのエアを供給する車両用温調機51と、このエアを供給する車両用温調機51と、この温調機51の出口52にてエアの吹出方向を変向する吹出方向変向手段53と、前記送風機12の運転信号Dに基づいて吹出方向変向手段53を介して車両用温調機51のエアの吹出方向を送風機12の吸気口11へ指向させるコントローラ54とから成っている。
これにより、温調済みのエアを送風機の吸気口へ送ることができるし、またこのエアをシート温調手段を介することで、急速に且つ十分に加熱又は冷却したエアを吹出すことができる。即ち、車室内の車両用温調機51から前記シートユニットに空調空気を送り込む非接続型の車両用シート空調装置が示されている。
特開平10−278556
また、特許文献2にあっては、座席本体1の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口20と、前記座席本体のある室内8の吸引した空気を除湿する除湿手段15を有する除湿空調ユニット11と、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路19とを備えている。
特開2005−21481
特許文献1において、車室内の車両用温調機51からシートユニットに空調空気を送り込むが、吹出方向変向手段53の構成要素となるルーバー56やダンパ66がインストルメント下にあり、シートまでにかなり遠い距離にある。したがって、送風機12の吸気口11までに拡散して空調空気の温度が変化してしまう。
そこで、車両用温調機51の出口52を、ブロワ12の吸気口11近傍まで導風管61を延ばした他の実施例が示されているが、この特許文献1では、共にブロワ12の吸気口11へ集風する機構が良くなく、吹出した空調空気が後部座席へ流出してしまい、シート空調ユニットに確実に吸入されない不都合があった。
特許文献2において、車室内用の空調装置の空調空気を利用するものではなく、車室内の空気(床面側の空気)を吸い込むだけである。即ち、フロントのインストルメントパネル下に設けられた空調装置の空調空気を積極的に導くフロアダクトも無い。
また、空調空気の質を改善するものではなく、単に吸引した空気の除湿手段15を有しているにすぎない。即ち、空気の湿気が、コルゲート状や粒状のシリカゲルや活性アルミナ等の吸着材14により吸着しているだけである。この特許文献2には、車室内の空調を司る車室内空調ユニットとの相乗効果、そして車室内空調ユニットの負荷の軽減を図る考えは無い。
そこで、この発明は、車室内の空調を司る車室内空調ユニットの機能を助け、車室内空調ユニットの負荷の軽減のみならず、車室内の快適性の向上を図ることにある。
この発明に係る車両用シート空調装置は、車両シートの座面又は背面の少なくとも一方に空調空気を送るためのシート空調用送風機を備えたシート空調ユニットと、車室内の空調を司る車室内空調ユニットとを備え、前記車室内空調ユニット内から前記シート空調ユニットに空調空気を送り込む非接続型の車両用シート空調装置において、前記シート空調ユニットに設けられたシート空調用送風機の前後の少なくとも一方の導風通路に導入空気の質を改善する空気質改善機構を組み込んだことにある(請求項1)。
これにより、導風通路に設けられた空気質改善機構により車室内の空気の質の改善が図れる。これは、車室内の空調を司る車室内空調ユニットの機能を助け、且つ分散して車室内空調ユニットの負荷を軽減し、更なる車室内の快適性の向上が図られる。
前記空気質改善機構は、空気から悪質なにおいを脱臭する脱臭器(請求項2)、空気に香を付加する芳香器(請求項3)、空気を殺菌又は滅菌する殺菌又は滅菌器(請求項4)、及び空気から塵を収集する集塵器(請求項5)であったりしている。そして、この空気質改善機構は、シート空調用送風機に一体として取付られている(請求項6)。
前記空気質改善機構は、取付られるシート空調用送風機の下面から着脱作業が行われる、開口や取付手段を有している(請求項7)。それから、該空気質改善機構の着脱用に、その着脱軌跡空間を有し、しかもその空間に他の機器の配置を避けるようにしている(請求項8)。これにより、シートの下面よりの空気質改善機構の着脱が良好となる。さらに、空気質改善機構の作動、例えば電気的な集塵器にあっては、前記シート空調用送風機の作動と連動させることが好ましい(請求項9)。
前記シート空調用送風機に集風手段としてのガイド板を、前記車室内空調ユニットに接続のフロアダクトの吹出口から吹出される空調空気の流れに直交する位置と、流れに沿う位置とに可変するように設置することが好ましい(請求項10)。この集風手段にて、フロアダクトから吹出される空調空気を効率良く集めることができるし、また、掃除時には折り畳まれていることから、不都合を与えることもない。
以上のように、この発明によれば、シート空調ユニットに設けられたシート空調送風機の前後の少なくとも一方の導風通路に設けられた空気質改善機構により、導入空気の質の改善が図られる。これは取りも直さず、車室内空調ユニットの機能を助けることになる。即ち、分担して車室内空調ユニットの負荷を軽減すると共に車室内の快適性の向上となる(請求項1)。
前記空気質改善機構は、脱臭器、芳香器、殺菌又は滅菌器さらには集塵器であったりして、車室内の空気の脱臭、芳香、殺菌又は滅菌、さらには集塵する作用効果を得ている(請求項2,3,4,5)。この空気質改善機構は、シート空調用送風機と一体に取付られ、しかも下面から脱臭作業が行われるが、着脱用に着脱軌跡空間が確保され、しかも他の機器の配置を避けるようにしていることから、容易に行われる(請求項6,7,8)。
前記空気質改善機構は、前記シート空調送風機の作動と連動することから、特別のスイッチ機構を持たなくて、忘れることなく、電源が供給され、作動される利点を有している(請求項9)。
前記シート空調用送風機に集風手段としてのガイド板を持ち、このガイド板がフロアダクトの吹出口から吹出される空調空気に対して直交する位置と、流れに沿う位置とに可変するように設置され、確実に空調空気を集めることができる(請求項10)。
以下、この発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
図1,乃至図3において、この発明の第1の実施例が示され、車両用シート空調装置1は、車室内を空調するための車室内空調ユニット2と、車両の乗員の座席に空調空気を送るシート空調ユニット3と、前記車室内空調ユニット2内からの空調空気を送るフロアダクト4から成っている。
前記車室内空調ユニット2は、内気又は外気を導入し、該導入空気に流れを発生させる送風機(図示せず)と、この送風機により導入された空気を冷却するエバポレータ(図示せず)と、このエバポレータにより冷却された冷風を加熱するヒータコア(図示せず)とを備え、熱負荷に比して、吹出風の温度がコントロールされると共に、吹出モードに従って、所望の吹出口より車室内に吹出している。
そして、この車室内空調ユニット2には、車両シート用のフロアダクト4が接続され、エバポレータ並びにヒータコアにて冷却又は加熱された空調空気が吹出されるが、使用される状況により、冷風の吹出又は温風の吹出のみに固定しても良い。なお、シート空調が行われない時には、該フロアダクト4に空調空気は流れないように構成されている。
フロアダクト4は、フロア7のセンター凸部7aの面に添って配管され、その先端に吹出口6が形成され、該吹出口6がフロア7上であって、車両シート8の下面の近傍に配置されている。具体的には、車両シート8が最も後方へ戻されたときでも乗員から見えないことが好ましい。
シート空調ユニット3は、車両シート8に座る乗員の背中、臀部、大腿部に空調空気を送り、蒸れや汗によるベタつきを抑える作用をするもので、そこで採用の車両シート8はシートクッション9と、シートバック10とより、上下方向のみならず前後方向のストロークを有し、着座する乗員の体にフィットするように構成されている。この車両シート8は、車体に固定の車体側シートレール14aと、この上を前後方向(進行方向)に動くシート側シートレール14bを介して車体に固着されている。なお、図示しないが車両シート8には、上下方向にストロークする機構も備えられている。
この車両シート8には、それぞれ吹出口12及び13が設けられ、その吹出口12,13へ送り出し通路11a,11bを介して空調空気を送るシート空調用送風機15が車両シート8の底面に取付られている。
シート空調用送風機15は、内部に遠心式ファン16が配され、下面に吸込口17を有しており、前記吹出口6から吹出される空調空気を受けて、吸い込む作用をしている。
前記遠心ファン16は、前記シート空調用送風機15の内部空間である導風通路18内に配され、ファン16の回転により前記導風通路18の先方に形成の吸込口17より空調空気を吸い込んでいる。そして、吸い込んだ空調空気を下流側へ送り出し、前記送り出し通路11a,11bを介してシート吹出口12,13から吹出される。
前記導風通路18にあって、前記遠心ファン16の下流側に空気質改善機構20が設けられている。この空気質改善機構20は、導入空気から悪質な物質を吸着する脱臭器や脱臭剤が、かぐわしい香を発生させる芳香器が、空気中の雑菌を殺菌する殺菌又は滅菌器が、そして塵を集める集塵器が必要に応じて選択されて用いられる。なお、空気質改善機構20は、導風通路18の上流に設けても良いことは勿論である。
空気質改善機構20は、例えば図3に示すような構造をなし、シート空調用送風機15に取付られている。具体的な例として、空気質改善機構20は不織布が用いられた長方体の集塵用のフィルタ22が示され、長手方向両端の底面板23に取付片24を有している。
この集塵用のフィルタ22は、前記シート空調用送風機15の導風通路18を構成する底面18aに形成の取付開口25に挿入され、取付片24がシート空調用送風機15に係止して、該導風通路18内に配される。これにより、導入空気内に含まれる塵を集めることができる。
また、この集塵フィルタ22は、目詰まりを防ぐため、交換をしなければならず、その縦方向寸法L2が車両の床面7とシート空調用送風機15のフロア18aとの間寸法L1より短いことが必要であり、これにより、車両の前方か後方のいずれかに向けて着脱軌跡空間が持たされ、スムーズに集塵フィルタ22の交換が可能となる。具体的には、L1は11〜12mm程に、L2は5mm程になるものと思われる。なお、着脱軌跡空間には、他の機器の配置は控えられる。
空気質改善機構20は、前記した車室内空調ユニットの機能を助ける目的で設けられており、車室内の空気の質の改善を分担して、車室内空調ユニット2の負荷を軽減する作用を有している。
なお、空気質改善機構20の種類によっては、前記した図3に示す集塵フィルタ22と同様な構成でなくても良いが、取付開口26や取付手段24を有することは勿論である。それから、空気質改善機構20は、電気を用いる物が採用される場合には、シート空調用送風機15を連動させることが好ましい。
上述の構成において、シート空調ユニット3を作動させるには、まずインストルメントパネル等に設けられているシート空調装置の作動スイッチをONとする。すると車室内空調ユニット2から空調空気がフロアダクト4を通って吹出口6より車室内、即ち車両シート8の下部で車両の前後方向に吹出される。
吹出された空調空気は、フロア7上に沿って車両方向に流れ、吸入口17より、シート空調用送風機15内に導入される。この導入空気は、ファン16の下流側にて空気質改善機構20を通過することで、脱臭、芳香、殺菌又は滅菌されたり、さらには集塵される。即ち、空調空気の質の改善を前記車室内空調ユニットと分担して図ることができる。
図4において、第2の実施例が示され、この実施例2は、前記実施例1に対して、空調空気の集風機構の追加例で、シート空調用送風機15が作動時に、集風を良好とするため、該シート空調用送風機15に、その吸入口17の開閉蓋をも兼ねるガイド板26が回動自在に設けられている。このガイド板26は、図示しないアクチュエータにより回動される。
ガイド板26は、シート空調装置が作動されると、図示のように下方へ伸び、吸込口17は開かれると共に、フロアダクト4の吹出口から吹出される空調空気を遮断し、受けとめ、集風した空調空気が吸込口17から吸込まれる。
シート空調装置の作動が停止されると、ガイド板26が二点連鎖の位置に戻り、吸込口17を閉じる。したがって、清掃などで水洗いしても、吸込口17が閉じられているから、水がシート空調用送風機15内に入り込まず、内部を痛めることにはならない。なお、その他の部分は、実施例1と同一のため、同一の番号を付して、その説明を省略している。
1 車両用シート空調装置
2 車室内空調ユニット
3 シート空調ユニット
4 フロアダクト
6 吹出口
7 フロア
8 車両シート
14a 車体側シートレール
14b シート側シートレール
15 シート空調用送風機
17 吸込口
18 導風通路
20 空気質改善機構
22 フィルタ
24 取付片
26 ガイド板
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22 フィルタ
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Claims (10)
- 車両シートの座面又は背面の少なくとも一方に空調空気を送るためのシート空調用送風機を備えたシート空調ユニットと、車室内の空調を司る車室内空調ユニットとを備え、前記車室内空調ユニット内から前記シート空調ユニットに空調空気を送り込む非接続型の車両用シート空調装置において、
前記シート空調ユニットに設けられたシート空調用送風機の前後の少なくとも一方の導風通路に導入空気の質を改善する空気質改善機構を組み込んだことを特徴とする車両用シート空調装置。 - 前記空気質改善機構は、脱臭器であることを特徴とする請求項1記載の車両用シート空調装置。
- 前記空気質改善機構は、芳香器であることを特徴とする請求項1記載の車両用シート空調装置。
- 前記空気質改善機構は、殺菌又は滅菌器であることを特徴とする請求項1記載の車両用シート空調装置。
- 前記空気質改善機構は、集塵器であることを特徴とする請求項1記載の車両用シート空調装置。
- 前記空気質改善機構は、シート空調用送風機に一体として取付られたことを特徴とする請求項1記載の車両用シート空調装置。
- 前記空気質改善機構は、取付られるシート空調用送風機の下面から着脱作業が行われる、開口や取付手段を有することを特徴とする1から6のいずれか一つに記載の車両用シート空調装置。
- 前記空気質改善機構の着脱用に、その着脱軌跡空間を有し、且つその着脱軌跡空間に他の機器の配設を避けるようにしたことを特徴とする請求項6又は7記載の車両用シート空調装置。
- 前記空気質改善機構の作動と、前記シート空調用送風機の作動を連動させたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の車両用シート空調装置。
- 前記シート空調用送風機に集風手段としてのガイド板を、前記車室内空調ユニットに接続のフロアダクトの吹出口から吹出される空調空気の流れに直交する位置と、流れに沿う位置とに可変するように設置したことを特徴とする請求項1記載の車両用シート空調装置。
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-
2007
- 2007-01-25 JP JP2007014413A patent/JP2008179264A/ja active Pending
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