JP2008170140A - 車両用熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】タンクの強度を確保しつつ、その小型化を図ることで、レイアウト性を向上させ、また、製作性を向上させる。
【解決手段】冷媒水冷部3は、冷却水タンク23に内蔵されて、冷却水と冷媒との間で熱交換を行う。この冷媒水冷部3では、第1の冷媒タンクが、冷媒用扁平チューブ33における一方の端部が挿入されて内部通路と連通しており、第2の冷媒タンクが、冷媒用扁平チューブ33における他方の端部が挿入されて内部通路と連通している。これらの冷媒タンクは、タンク内通路の断面形状のアウトラインが円弧形状を有し、このタンク内通路の幅Lが冷媒用扁平チューブ33の断面長手方向の幅よりも小さく設定されている。
【選択図】図4
【解決手段】冷媒水冷部3は、冷却水タンク23に内蔵されて、冷却水と冷媒との間で熱交換を行う。この冷媒水冷部3では、第1の冷媒タンクが、冷媒用扁平チューブ33における一方の端部が挿入されて内部通路と連通しており、第2の冷媒タンクが、冷媒用扁平チューブ33における他方の端部が挿入されて内部通路と連通している。これらの冷媒タンクは、タンク内通路の断面形状のアウトラインが円弧形状を有し、このタンク内通路の幅Lが冷媒用扁平チューブ33の断面長手方向の幅よりも小さく設定されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、第1の発熱体を冷却する第1流体を冷却する第1の熱交換ユニットと、第2の発熱体を冷却する第2流体を冷却する第2の熱交換ユニットとを含む車両用熱交換器に関する。
例えば、特許文献1には、車両用駆動装置を冷却する冷却水と空気との間で熱交換を行わせる第1の熱交換手段と、この第1の熱交換手段によって冷却された冷却水と車両の空調システムのコンプレッサから吐出された冷媒との間で熱交換を行わせる第2の熱交換手段とを備える熱交換器が開示されている。ここで、第1の熱交換手段によって冷却された冷却水は、冷却水タンクへと流入し、この冷却水タンクを経て車両用駆動装置側へと供給される。上述の第2の熱交換手段は、冷却水が流入する冷却水タンクに内蔵されており、冷媒用の内部通路が構成された扁平チューブで構成されており、その両端部には、コンプレッサ側からの冷媒が流入する冷媒タンクと、扁平チューブを流れた冷媒が流入する冷媒タンクとが設けられている。
特開2006−162176号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手法によれば、コンプレッサ側からは高温高圧の冷媒が流入するため、冷媒タンクの強度を確保する必要があるが、十分な強度を得ようとした場合には、冷媒タンクの大型化を招く虞がある。エンジルーム内には、空調用の冷媒を冷却するコンデンサ、エンジンを冷却するラジエータといったように、複数の熱交換器が隣接して配置されている。そのため、冷媒タンクが大型化することで、複数の熱交換器間の隙間を拡大し、また、冷媒タンクが熱交換器の外形よりも大きくなり、レイアウトの面で不利になるという問題がある。また、冷媒タンクの大型化は、その熱容量を増大させるため、構成部品の接合時におけるろう付けの悪化を招く虞がある。さらに、接合形状が複雑になり、ろう付け性がより悪化することが多い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タンクの強度を確保しつつ、その小型化を図ることで、レイアウト性を向上させ、また、製作性を向上させることである。
本発明の請求項1にかかる車両用熱交換器は、駆動部を冷却する冷却水を冷却する第1の熱交換ユニットと、空調システムに用いられる冷媒を冷却する第2の熱交換ユニットとを含む車両用熱交換器である。この車両用熱交換器は、冷却水と空気との間で熱交換を行う冷却水用熱交換手段を経由した冷却水が流入するとともに、内部に収容する冷却水を駆動部側に供給する冷却水タンクと、空調用の冷媒が流れる冷媒通路の一部を構成するとともに、冷却水タンクに内蔵されて、この冷却水タンク内の冷却水と冷媒との間で熱交換を行う冷媒水冷部とを有する。ここで、冷媒水冷部は、それぞれに冷媒用の内部通路が構成された複数の扁平チューブが、積層状に並んで構成される冷媒用熱交換手段と、扁平チューブにおける一方の端部が挿入されて内部通路と連通しており、扁平チューブの積層方向に延在するタンク内通路を介して、空調システム側からの冷媒を扁平チューブのそれぞれに供給する第1の冷媒タンクと、扁平チューブにおける他方の端部が挿入されて内部通路と連通しており、扁平チューブの積層方向に延在するタンク内通路を介して、扁平チューブのそれぞれを流れた冷媒を第2の熱交換ユニット側に供給する第2の冷媒タンクとを有する。この場合、第1の冷媒タンクおよび第2の冷媒用タンクは、タンク内通路の断面形状のアウトラインが円弧形状を有し、このタンク内通路の幅が扁平チューブの断面長手方向の幅よりも小さく設定されている。
また、本発明の請求項2にかかる車両用熱交換器において、扁平チューブのそれぞれは、一方の端部が、タンク内面に突き当てられた状態で第1の冷媒タンクにろう付けによって接合されており、他方の端部が、タンク内面に突き当てた状態で第2の冷媒タンクにろう付けによって接合されている。
また、本発明の請求項3にかかる車両用熱交換器において、第1の冷媒タンクは、冷媒の流入側となる冷却水タンクの上部にろう付けによって接合されており、第2の冷媒タンクは、冷媒の流出側となる冷却水タンクの下部にろう付けによって接合されている。
また、本発明の請求項4にかかる車両用熱交換器において、冷媒水冷部は、空調用システムにおける圧縮機から排出された冷媒と、第1の熱交換ユニットにおいて冷却された冷却水との間で熱交換を行う。
また、本発明の請求項5にかかる車両用熱交換器において、冷却水タンクは、冷媒水冷部を経由した冷媒が流入する第2の熱交換ユニットの冷媒タンクとろう付けによって接合されている。
また、本発明の請求項6にかかる車両用熱交換器において、冷媒水冷部は、扁平チューブの積層方向における冷媒用熱交換手段の幅が、冷却水用熱交換手段の幅以下に設定されている。
本発明の請求項7にかかる車両用熱交換器は、第1の発熱体を冷却する第1流体を冷却する第1の熱交換ユニットと、第2の発熱体を冷却する第2流体を冷却する第2の熱交換ユニットとを含む車両用熱交換器である。この車両用熱交換器は、第1の熱交換ユニットの一部を構成し、第1流体が流入する第1流体タンクと、第2流体が流れる第2流体通路の一部を構成するとともに、第1流体タンクに内蔵されて、この第1流体タンク内の第1流体と第2流体との間で熱交換を行う第2流体冷却部とを有し、第2流体冷却部は、それぞれに第2流体用の内部通路が構成された複数の扁平チューブが、積層状に並んで構成される第2流体用熱交換手段と、扁平チューブにおける一方の端部が挿入されて内部通路と連通しており、扁平チューブの積層方向に延在するタンク内通路を介して、第2流体を扁平チューブのそれぞれに供給する上流側の第2流体タンクと、扁平チューブにおける他方の端部が挿入されて内部通路と連通しており、扁平チューブの積層方向に延在するタンク内通路を介して、扁平チューブのそれぞれを流れた第2流体を第2の熱交換ユニット側に供給する下流側の第2流体タンクとを有する。ここで、上流側の第2流体タンクおよび下流側の第2流体用タンクは、タンク内通路の断面形状のアウトラインが円弧形状を有し、このタンク内通路の幅が扁平チューブの断面長手方向の幅よりも小さく設定されている。
また、本発明の請求項8にかかる車両用熱交換器において、第1流体タンクは、第1流体と空気との間で熱交換を行う第1流体用熱交換手段を経由した冷却水が流入するとともに、内部に収容する冷却水を第1の発熱体側に供給しており、第2流体冷却部は、第1流体との間で熱交換が行われた第2流体を第2の熱交換ユニット側に供給する。
本発明の請求項9にかかる車両用熱交換器は、第1の発熱体を冷却する第1流体を冷却する第1の熱交換ユニットと、第2の発熱体を冷却する第2流体を冷却する第2の熱交換ユニットとを含む車両用熱交換器である。この車両用熱交換器は、第1流体が流入する第1流体タンクと、第2流体が流れる第2流体通路の一部を構成するとともに、第1流体タンクに接続されて、この第1流体タンクから供給される第1流体と第2流体との間で熱交換を行う第2流体冷却部とを有する。この第2流体冷却部は、それぞれが第1流体タンクからの第1流体の流入方向とプレート面が直交するように積層された複数の平板形状のプレートで構成されており、互いに隣接する一対のプレート間のクリアランスが流体用の通路として形成されて、第2流体が流れる第1の通路と、第1流体が流れる第2の通路とが交互に設定されている。
また、本発明の請求項10にかかる車両用熱交換器において、第1流体タンクは、第1の熱交換ユニットの一部を構成しており、第1流体と空気との間で熱交換を行う第1流体用熱交換手段を経由した第1流体が流入しており、第2の通路のそれぞれは、第1流体タンクからの第1流体を第1の発熱体側へと流す通路を構成し、第1の通路は、第2流体を第2の熱交換ユニット側へと流す通路を構成する。
また、本発明の請求項11にかかる車両用熱交換器において、第1流体タンクは、第1流体用熱交換手段からの冷却水の流入面と対向する側の面が開口されたハウジング形状を有し、この開口部の周縁部と第2流体冷却部の周縁部とがろう付けによって接合されている。
また、本発明の請求項12にかかる車両用熱交換器において、第2流体冷却部は、第1流体と第2流体とが互いに対向する方向に流れる。
また、本発明の請求項13にかかる車両用熱交換器において、第2流体冷却部は、第1の通路にインナーフィンが設置されている。
また、本発明の請求項14にかかる車両用熱交換器において、第1流体は、車両用電動モータの制御用の電子部品(1)を冷却する冷却水であり、第2流体は、空調システムに用いられる冷媒である。
本発明の請求項1にかかる車両用熱交換器によれば、第1および第2の冷媒タンクにおいて、内部圧力に対する強度が向上し、その分このタンクを構成するプレートの薄肉化が可能となる。そのため、第1および第2のタンクの上下寸法を小さくすることができる。また、第1および第2の冷媒タンクは、周辺部品との熱容量差が小さくなり、ろう付けの性能向上を図ることができる。そのため、タンクの強度を確保しつつ、その小型化を図ることが可能となり、レイアウト性を向上させ、また、製作性を向上させることができる。
本発明の請求項2にかかる車両用熱交換器によれば、扁平チューブと、第1および第2の冷媒タンクとの接続箇所の強度がより一層向上する。
本発明の請求項3にかかる車両用熱交換器によれば、冷却水タンクにおける冷却水の流れを、第1および第2の冷媒タンクの間に位置する冷媒用熱交換手段側に導くため、冷却水が冷媒用熱交換手段をバイパスしてしまうといった不都合を抑制することができる。
本発明の請求項4にかかる車両用熱交換器によれば、冷却水による冷媒の冷却は流体同士の温度差が大きく、効率の良い部分のみ利用し、第2の熱交換ユニットを併用することで、第1の熱交換ユニットおよび冷媒水冷部の大型化を抑制することができる。
本発明の請求項5にかかる車両用熱交換器によれば、第1の熱交換ユニットと第2の熱交換ユニットとの結合を簡易に強化でき、かつ、結合用のブラケット等を必要としないので、構成の簡素化を図ることができる。
本発明の請求項6にかかる車両用熱交換器によれば、第1の熱交換ユニットにおける下流側の冷却水タンクの厚さが、上流側の冷却水タンクより大きくなることを抑制でき、レイアウト性の向上を図ることができる。
本発明の請求項7にかかる車両用熱交換器によれば、上流側および下流側の第2流体タンクにおいて、内部圧力に対する強度が向上し、その分このタンクを構成するプレートの薄肉化が可能となる。そのため、上流側および下流側の第2流体タンクの上下寸法を小さくすることができる。また、上流側および下流側の第2流体タンクは、周辺部品との熱容量差が小さくなり、ろう付けの性能向上を図ることができる。そのため、タンクの強度を確保しつつ、その小型化を図ることが可能となり、レイアウト性を向上させ、また、製作性を向上させることができる。
本発明の請求項8にかる車両用熱交換器によれば、第1流体および第2流体同士の温度差が大きく、効率の良い部分のみ利用し、かつ、第2の熱交換ユニットを併用することで、システム構成の大型化を抑制することができる。
本発明の請求項9にかかる車両用熱交換器によれば、第2冷媒冷却部は、プレートの積層構造であるため、個々のプレート同士の組み付けが容易となる。そのため、ろう付け部のクリアランス管理がしやすくなり、ろう付け性能が良好となる。そのため、第2冷媒冷却部の小型化も容易となるので、システム全体が大型化してしまう虞を抑制することができる。
本発明の請求項10にかかる車両用熱交換器によれば、第2流体冷却部は、第1流体および第2流体同士の温度差が大きく、効率の良い部分のみ利用しており、また、システム全体としては、第2の熱交換ユニットを併用しているので、システム構成の大型化を抑制することができる。
本発明の請求項11にかかる車両用熱交換器によれば、第1流体タンクと、第2流体冷却部とを一体化して構成することができるので、省スペース化を図ることができる。
本発明の請求項12にかかる車両用熱交換器によれば、第1流体と第2流体との間の熱交換効率の向上を図ることができる。
本発明の請求項13にかかる車両用熱交換器によれば、第1流体と第2流体との間の熱交換効率の向上をさらに図ることができる。
本発明の請求項14にかかる車両用熱交換器によれば、第2流体冷却部は、冷媒を水冷にて有効に冷却することができるとともに、冷却水および冷媒の温度差が大きく、効率の良い部分のみ利用しており、また、システム全体としては、第2の熱交換ユニットを併用しているので、システム構成の大型化を抑制することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態にかかる車両用熱交換器を概念的に示すブロック図である。本実施形態において、この車両用熱交換器は、エンジンの駆動力および電動モータの駆動力の何れか一方あるいは両方で走行可能なハイブリッド自動車に適用されている。
図1は、本発明の実施形態にかかる車両用熱交換器を概念的に示すブロック図である。本実施形態において、この車両用熱交換器は、エンジンの駆動力および電動モータの駆動力の何れか一方あるいは両方で走行可能なハイブリッド自動車に適用されている。
本実施形態にかかる車両用熱交換器は、駆動部(本実施形態では、電動モータおよびこの制御用の電子部品等を含む電動駆動部)1を冷却する冷却水を冷却するサブラジエータ2(第1の熱交換ユニット)と、車室内の空調システム用の冷媒を一次的に冷却する冷媒水冷部3と、冷媒水冷部3において冷却された冷媒を二次的に冷却するコンデンサ(第2の熱交換ユニット)4とを主体に構成されている。図2に示すように、サブラジエータ2は、エンジン冷却用のラジエータ5の正面側、すなわち、冷却風の上流側に配置されており、このサブラジエータ2の鉛直下方にコンデンサ4が配置されている。また、冷媒水冷部3は、サブラジエータ2に内蔵されており、その詳細については後述する。
再び図1を参照するに、電動駆動部1とサブラジエータ2との間には冷却水が循環するように通路が形成されており、この通路には冷却水を循環させる循環ポンプ6が設けられている。循環ポンプ6を駆動することにより、電動駆動部1からの冷却水(C1in)は、サブラジエータ2に供給され、このサブラジエータ2において空気との間で熱交換が行われる。サブラジエータ2からの冷却水(C1out)は、電動駆動部1に供給される。
一方、空調システムでは、コンプレッサにより圧縮された高温高圧のガス冷媒(C2in)は、冷媒水冷部3に供給され、その後、コンデンサ4に供給される。冷媒水冷部3およびコンデンサ4において熱交換が行われると、ガス冷媒は高圧の液冷媒又は気液混合冷媒となる。コンデンサ4からの冷媒(C2out)は、リキッドタンクにおいて気液分離され、その後、膨張手段で断熱膨張させて低温低圧の液冷媒又は気液混合冷媒とし、エバポレータで車室内の空気と熱交換させて低圧のガス冷媒とした後、コンプレッサに戻される。
図3は、サブラジエータ2の構造を示す模式的に示す正面図である。サブラジエータ2は、放熱フィン20および冷却水用扁平チューブ21で構成されるコア部(冷却水用熱交換手段)と、レインフォース22と、冷却水タンク23とを主体に構成されている。
放熱フィン20は、後述する冷却水用扁平チューブ21の幅と略同じ幅を有する薄板状の部材であり、図3に示すように、その正面視形状が波形を有するようにコルゲート加工されている。また、冷却水用扁平チューブ21は、その断面形状が偏平形状を有するように形成された細長い板状の部材であり、例えば、アルミニウム合金から形成されている。冷却水用扁平チューブ21には、その内部を貫通する複数本の通路が長手方向に沿って構成されており、個々の通路を冷却水が流れるようになっている。コア部は、冷却水用扁平チューブ21を一対の放熱フィン20によって両側から挟持することにより、放熱フィン20と冷却水用扁平チューブ21とが交互に積層されて構成されている。最も外側(上下側)に位置する放熱フィン20の外側には、レインフォース22がそれぞれ設置されており、コア部は、一対のレインフォース22によって積層方向に適正量の荷重が加えられた状態で挟持されている。コア部を構成する個々の冷却水用扁平チューブ21は、一方の端部が上流側の冷却水タンク23に挿入されるとともに、他方の端部が下流側の冷却水タンク23に挿入されており、これにより、個々の冷却水タンク23の内部空間と、冷却水用扁平チューブ21の内部通路とが連通している。
なお、図示は省略するが、コンデンサ4もその基本的な構成についてはサブラジエータ2と同じであり、放熱フィンおよび冷媒用扁平チューブで構成されるコア部と、レインフォースと、冷媒タンクとで構成されている。
図4は、冷媒水冷部3の構成を模式的に示す正面図であり、図5は、冷媒水冷部3の構成を模式的に示す側面図である。また、図6は、冷媒水冷部3の上部側の構成を模式的に示す分解斜視図である。冷媒水冷部3は、空調システムにおいて、コンプレッサからコンデンサ4までの間における冷媒通路の一部を構成している。この冷媒水冷部3は、サブラジエータ2における下流側の冷却水タンク23に内蔵されており、冷却水タンク23内の冷却水と、空調システムの冷媒との間で熱交換を行い、これにより、コンデンサ4に流入する前提として冷媒を一次的に冷却する。
具体的には、冷媒水冷部3は、流入側タンク(第1の冷媒タンク)と、流出側タンク(第2の冷媒タンク)と、冷媒と冷却水との間で熱交換を行うコア部(冷媒用熱交換手段)とで構成されている。サブラジエータ2側の冷却水タンク23の上部には開口が設けられており、この開口には、コンプレッサ側へと通じる冷媒通路と接続する筒状のコネクタ25が嵌合している。流入側タンクは、冷却水タンク23の上部に配置されて、冷却水タンク23の内部に突出したコネクタ25が嵌合されている。一方、冷却水タンク23の下部にも開口が設けられており、この開口には、コンデンサ4における上流側の冷媒タンクと接続する筒状のコネクタ25が嵌合している。流出側タンクは、冷却水タンク23の下部に配置されて、冷却水タンク23の内部に突出したコネクタ25が嵌合されている。また、コア部は、流入側タンクと流出側タンクとの間に設けられている。
流入側タンクは、一対のタンクプレート30,31と、一対のパッチエンド32とで構成されており、内部に形成されたタンク内通路を介して、コンプレッサ側からの冷媒をコア部側に供給する。この流入側タンクは、冷媒の流入側となる冷却水タンク23の上部にろう付けによって接合されている。
第1のタンクプレート30は、略矩形状を有する平板であり、後述する第2のタンクプレート31の下面に配置される。この第1のタンクプレート30は、冷却水タンク23内の冷却水の流れ方向に延在するスリット状の開口30aが形成されている。この開口30aは、冷却水の流れ方向と直行する方向にかけて所定間隔を隔てて複数形成されている。個々の開口30aの形状は、後述するコア部の冷媒用扁平チューブ33の外形形状と対応している。また、本実施形態では、冷却水の流れ方向と直行する方向におけるコア部の幅(すなわち、積層的に並んだ複数の冷媒用扁平チューブ33の総体的な幅)は、サブラジエータ2におけるコア部の幅(具体的には、冷却水用扁平チューブ21の断面長手方向の幅)以下となるように、冷媒用扁平チューブ33の個数が設定されており、第1のタンクプレート30に形成される開口30aの数は、冷媒用扁平チューブ33の個数と対応している。
第2のタンクプレート31は、第1のタンクプレート30の外周形状と対応した、略矩形状を有する板状の部材である。この第2のタンクプレート31は、その中央領域に、コネクタ25側に向かって凸状に湾曲された曲げ部が、冷却水の流れ方向と直行する方向に形成されている。この曲げ部により、第2のタンクプレート31には、断面形状のアウトラインが円弧形状を有し、冷却水の流れ方向と直行する方向に延在する空間が形成される。この空間は、冷媒をコア部に供給するためのタンク内通路として機能する。このタンク内通路の幅(冷却水の流れ方向における幅)Lは、後述する冷媒用扁平チューブ33の幅(断面長手方向の幅)よりも小さく設定されている。
また、第2のタンクプレート31の曲げ部における頂上には、その略中央位置に開口が形成されており、頂上部が冷却水タンク23の内面(上部の内面)に接合されて、開口とコネクタ25とが嵌合する。さらに、第2のタンクプレート31の縁部には、下方に向かって延出したL字形状の係合爪が設けられており、この係合爪は、第2のタンクプレート31の下面側に密着した状態で配置される第1のタンクプレート30を保持する。
一対のパッチエンド32は、第2のタンクプレート31の曲げ部によって形成される、第1のタンクプレート30と第2のタンクプレート31との間の開口領域の端部に配置され、タンク内通路を閉塞する。
流出側タンクは、一対のタンクプレート30,31と、一対のパッチエンド32とで構成されており、内部に形成されたタンク内通路を介して、コア部側からの冷媒をコンデンサ4における上流側の冷媒タンク(図示せず)に供給する。なお、流出側タンクの構成は、流入側タンクのそれと同じであり、流入側タンクの上下を逆さまにした状態で、冷却水タンク23に設けられている。この流出側タンクは、冷媒の流出側となる冷却水タンク23の下部にろう付けによって接合されている。
コア部は、複数の冷媒用扁平チューブ33によって構成されている。個々の冷媒用扁平チューブ33は、上下方向に延在して内部が中空に形成された扁平形状のホルダ34と、このホルダ34の内部に収容されたインナーフィン35とで構成されており、内部に冷媒通路が構成されている。インナーフィン35の全長は、ホルダ34のそれよりも短くなっている。このため、ホルダ34の両端は、インナーフィン35の両端からそれぞれ突出した格好となっている。ここで、インナーフィン35の両端から突出するホルダ34の両端部の突出長さは、第2のタンクプレート31の板厚以下に設定されている。
個々の冷媒用扁平チューブ33は、その一方の端部が、流入側タンクにおける第1のタンクプレート30の開口30aにそれぞれ挿入されおり、第2のタンクプレート31の下面(タンク内面)に突き当てられた状態で、ろう付けによって接合されている。また、個々の冷媒用扁平チューブ33は、その他方の端部が、流入側タンクにおける第1のタンクプレート30の開口30aにそれぞれ挿入されており、第2のタンクプレート31の下面(タンク内面)に突き当てられた状態でろう付けによって接合されている。これにより、個々の冷媒用扁平チューブ33は、その断面長手方向が冷却水の流れ方向と平行に配置された状態で、冷却水の流れ方向と直行する方向に積層的に並んでいる。
個々の冷媒用扁平チューブ33(具体的には、ホルダ34)には、側面を部分的に外側に突出させたビード34aが形成されており、隣り合う冷媒用扁平チューブ33同士でこのビード34aを突き合わせた状態でろう付けによって接合されている。また、冷却水タンク23の内周面には、内周面を部分的に内側に突出させたビード23aが形成されており、最も外側に位置する冷媒用扁平チューブ33は、自己に形成されたビード34aと、冷却水タンク23側のビード23aとを突き合わせた状態でろう付けによって接合されている。このため、ろう付け時、冷却水タンク23の外側から荷重を加えれば、ホルダ34とインナーフィン35とを密着された状態で接合することが可能となる。
図7は、サブラジエータ2の組み立て状態を説明する分解斜視図である。サブラジエータ2の組み立てでは、放熱フィン20と冷却水用扁平チューブ21とを交互に積層し、最外側フィンの外側にレインフォース22を設置し、積層方向に適正量の荷重を加えた状態で、冷却水用扁平チューブ21およびレインフォース22の端部を上流側の冷却水タンク23および下流側の冷却水タンク23へそれぞれ挿入する。下流側の冷却水タンク23は、冷却水用扁平チューブ21の挿入側の側面24が着脱可能となっており、その内部に、流入側タンクと、コア部と、流出側タンクとが組み付けられた冷媒水冷部3が内蔵される。また、冷却水タンク23において、冷却水タンク23の上部および下部に設けられた開口には、冷媒の通路を接続するコネクタ25が挿入され、さらに、冷却水用扁平チューブ21の挿入側の側面24と対向する側面には、開口が形成されており、この開口には、電動駆動部1側へと通じる冷却水通路が接続する出口パイプ26が嵌合される。
個々の部品が組み付けられ、かつ、冷媒水冷部が内蔵されたサブラジエータ2は、加熱炉に入れて加熱することにより、これら各種部品間の接合部に予め設けられたろう材を介して一体的にろう付けが行われる。なお、冷媒水冷部3は熱容量が他部位に比べ大きく、一体ろう付けが困難となる可能性がある。この場合には、冷媒水冷部3と上流側の冷却水タンク23の一部とを別体として組み付けた上でろう付けを行い、その後から、サブラジエータ本体に組み付けて、ろう付けを行ってもよい。
このような構成を有する車両用熱交換器において、電動駆動部1を冷却した冷却水は、サブラジエータ2の上流側の冷却水タンク23に設けられた入口部より流入し、その後、各冷却水用扁平チューブ21を流れ、下流側の冷却水タンク23に流入する。冷却水は、個々の冷却水用扁平チューブ21を流れる過程において、その熱が冷却水用扁平チューブ21から放熱フィン20、放熱フィン20から冷却風に伝達されて熱交換が行われ、これにより、冷却水が冷却される。温度が低下した冷却水は、下流側の冷却水タンク23において、冷媒水冷部3における個々の冷媒用扁平チューブ33の間を流れ、その後、出口パイプ26から流出する。
また、空調システムにおける冷媒は、コンプレッサから吐出された高温高圧のガスの状態で冷媒水冷部3の流入側タンクへ流入し、この流側タンクから各冷媒用扁平チューブ33に分散する。冷媒は、冷媒用扁平チューブ33の冷媒通路を流れる過程で、冷媒の熱が冷媒用扁平チューブ33から冷却水に伝わり、過熱度が減少した状態、もしくは、一部飽和域に入った状態にて、流出側タンクへ流れる。そして、流出側タンクから、コネクタ25を介して、その後、コンデンサ4の上流側の冷媒タンクに流入する。
通常、空冷より水冷の方が熱の伝達効率は高く、その分、小型化も可能であるが、冷却水にて冷媒を完全に凝縮させる場合、冷媒凝縮温度と冷却水との温度差が小さいため、冷媒の冷却の全てを水冷によってまかなうためには、サブラジエータ2のコア部、及び、冷媒水冷部3が大型化する虞がある。しかしながら、本実施形態では、水冷による冷媒の冷却は流体同士の温度差が大きく、効率の良い部分のみ利用し、コンデンサ4を併用することで、サブラジエータ2および冷媒水冷部3の大型化を抑制している。
このように本実施形態によれば、冷媒水冷部3において、第2のタンクプレート31の中央領域の曲げ部を小さくする観点から、タンク内通路の幅Lを、冷媒用扁平チューブ33の幅より小さな値に設定している。これにより、流入用および流出側タンクにおいて、内部圧力に対する強度が向上し、その分タンクプレート30,31の薄肉化が可能となる。そのため、流入側タンクおよび流出側タンクの上下寸法を小さくすることができる。そのため、タンクの強度を確保しつつ、その小型化を図ることが可能となり、レイアウト性を向上させ、また、製作性を向上させることができる。また、流入側タンクおよび流出側タンクの上下寸法を小さくした場合には、冷媒用扁平チューブ33を長く設定できるので、熱交換の効率を向上させることができる。
さらに、冷媒用扁平チューブ33の端部を、第1のタンクプレート30の開口30aに挿入した上で、第2のタンクプレート31の下面に接合している。そのため、冷媒用扁平チューブ33と、流入側タンクまたは流出側タンクとの接続箇所の強度がより一層向上する。また、インナーフィン35はホルダ34に対し、少し短めに設定されているため、ホルダ34の先端を第2のタンクプレート31に突き当てていても冷媒通路を確保することができる。なお、ホルダ34に対してインナーフィン35が短くなっており、ホルダ34の先端にはインナーフィン35が接合されない部位が生じる。しかしながら、その部分の距離は、第1のタンクプレート30の板厚以下となっているため、第1のタンクプレート30の板厚によって補強されることなり、強度低下を抑制することができる。
例えば、サブラジエータの下流側の冷却水タンクに冷媒水冷部を内蔵する構成として、冷却風の上流側に相当する側面側から冷媒を冷媒水冷部3に流入・流出させる手法も考えられる。しかしながら、かかる手法によれば、冷媒用扁平チューブを含むコア部の上方および下方と、冷却水タンクとの間における隙間が大きくなり、その隙間によって、冷媒用扁平チューブ33をバイパスする冷却水の量が多くなってしまうという不都合がある。また、冷媒の流出入方向が、前方向となることから、冷媒通路用の配管が前方に飛び出してしまい、レイアウト上の障害となってしまう。
しかしながら、本実施形態では、サブラジエータ2の冷却水タンク23の内壁と、冷媒水冷部3の流入側タンクおよび流出側タンクとは、ろう付けにより接合されている。また、これらのタンクは、冷却水の流れ方向と直行する方向に延在しており、冷却水の流れをコア部側に導くため、冷却水がコア部をバイパスしてしまうといった不都合を抑制することができる。また、流入側タンクおよび流出側タンクにおいて、第2のタンクプレート31に曲げ部を形成し、これにより、冷媒のタンク内通路を構成しているため、形状的にタンクの内圧に対する強度が向上する。そのため、第2のタンクプレート31を薄肉化を図ることができる。また、第2のタンクプレート31を薄肉化した場合、冷媒水冷部3を軽量化できる上、サブラジエータ2の冷却水タンク23といった周辺部との熱容量差が小さくなり、ろう付けの性能向上を図ることができる。また、冷媒の流出入を冷却水タンク23の上下方向とすることができるので、サブラジエータ2の下方に位置するコンデンサ4にスムーズに冷媒を導くことができ、また、レイアウト上有利であるとともに、外観上もスマートな格好に仕上げることができる。
また、サブラジエータ2の下流側の冷却水タンク23と、コンデンサ4の上流側の冷媒タンクとをろう付けによって結合すれば、サブラジエータ2とコンデンサ4との結合を簡易に強化でき、かつ、結合用のブラケット等を必要としないので、構成の簡素化を図ることができる。さらに、サブラジエータ2の冷却水タンク23と、コンデンサ4の上流側の冷媒タンクとの間で、個々のタンクを閉塞するパッチエンドを共用することも可能となる。
さらに、冷媒水冷部3において、冷媒通路を構成する複数の冷媒用扁平チューブ33は、その積層方向全体の幅を、サブラジエータ2における冷却水用扁平チューブ21の幅(断面長手方向の幅)以下とすることにより、サブラジエータ2の下流側の冷却水タンク23の厚さが、上流側の冷却水タンク23より大きくなることを抑制でき、レイアウト性の向上を図ることができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に冷媒水冷部3の構成を模式的に示す正面図であり、図9は、第2の実施形態に係る冷媒水冷部3の構成を模式的に示す側面図である。第1の実施形態にかかる冷媒水冷部3が、第1の実施形態にかかるそれと相違する点は、流入側および流出側タンクの形状である。なお、第1の実施形態と同一の構成については、参照符号を引用し、重複する説明は省略する。
図8は、第2の実施形態に冷媒水冷部3の構成を模式的に示す正面図であり、図9は、第2の実施形態に係る冷媒水冷部3の構成を模式的に示す側面図である。第1の実施形態にかかる冷媒水冷部3が、第1の実施形態にかかるそれと相違する点は、流入側および流出側タンクの形状である。なお、第1の実施形態と同一の構成については、参照符号を引用し、重複する説明は省略する。
具体的には、第2の実施形態にかかる冷媒水冷部3は、コンプレッサ側からの冷媒が流入する流入側タンクと、コンデンサ4における上流側の冷媒タンク(図示せず)に冷媒が流出する流出側タンクと、冷媒と冷却水との間で熱交換を行うコア部(冷媒用熱交換手段)とで構成されている。冷却水タンク23の上部には開口が設けられており、この開口には、コンプレッサ側へと通じる冷媒通路と接続する筒状のコネクタ25が嵌合している。流入側タンクは、冷却水タンク23の上部に配置されて、コネクタ25と嵌合している。一方、冷却水タンク23の下部にも開口が設けられており、この開口には、コンデンサ4における上流側の冷媒タンクと接続する筒状のコネクタ25が嵌合している。流出側タンクは、冷却水タンク23の下部に配置されて、コネクタ25と嵌合している。また、コア部は、流入側タンクと流出側タンクとの間に配置されている。
流入側タンクは、一対のタンクプレート40,41と、一対のパッチエンド(図示せず)とで構成されており、内部に形成されたタンク内通路を介して、コンプレッサ側からの冷媒をコア部側に供給する。この流入側タンクは、冷媒の流入側となる冷却水タンク23の上部にろう付けによって接合されている。
第1のタンクプレート40は、略矩形状を有する平板である。この第1のタンクプレート40には、その略中央に開口が形成されており、第1のタンクプレート40の上面側が冷却水タンクの内面(上部の内面)に接合されて、開口とコネクタ25とが嵌合する。第1のタンクプレート40の縁部には、下方に向かって延出したL字形状の係合爪が設けられており、この係合爪は、第1のタンクプレート40の下面側に密着した状態で配置される第2のタンクプレート41を保持する。
第2のタンクプレート41は、第1のタンクプレート40と外周形状と対応した、略矩形状を有する板状の部材である。この第2のタンクプレート41は、その中央領域に、コネクタ25と対向する側に向かって凸状に湾曲された曲げ部が、冷却水の流れ方向と直行する方向に形成されている。この曲げ部により、第2のタンクプレート41には、断面形状のアウトラインが円弧形状を有し、冷却水の流れ方向と直行する方向に延在する空間が形成されている。この空間は、冷媒をコア部に供給するためのタンク内通路として機能する。このタンク内通路の幅(冷却水の流れ方向における幅)Lは、後述する冷媒用扁平チューブ43の幅(断面長手方向の幅)よりも小さく設定されている。また、第2のタンクプレート31には、矩形状の開口が形成されており、この開口は、後述するコア部の外周形状と対応している。また、本実施形態では、冷却水の流れ方向と直行する方向におけるコア部の幅(すなわち、積層的に並んだ複数の冷媒用扁平チューブ43の総体的な幅)は、サブラジエータ2におけるコア部の幅(具体的には、冷却水用扁平チューブ21の断面長手方向の幅)以下となるように、冷媒用扁平チューブ43の個数が設定されており、第1のタンクプレート30に形成される開口の幅は、冷媒用扁平チューブ43の個数と対応した幅に形成されている。
一対のパッチエンドは、第2のタンクプレート41の曲げ部によって形成される、第1のタンクプレート40と第2のタンクプレート41との間の開口領域の端部に配置され、タンク内通路を閉塞する。
流出側タンクは、一対のタンクプレート40,41と、一対のパッチエンド(図示せず)とで構成されており、内部に形成されたタンク内通路を介して、コア部側からの冷媒をコンデンサ4における上流側の冷媒タンク(図示せず)に供給する。なお、流出側タンクの構成は、流入側タンクのそれと同じであり、流入側タンクの上下を逆さまにした状態で、冷却水タンク23に設けられている。この流出側タンクは、冷媒の流出側となる冷却水タンク23の下部にろう付けによって接合されている。
コア部は、複数の冷媒用扁平チューブ43によって構成されている。個々の冷媒用扁平チューブ43は、上下方向に延在して内部が中空に形成された扁平形状のホルダ45と、このホルダ45の内部に収容されたインナーフィン(図示せず)とで構成されており、内部に冷媒通路が構成されている。インナーフィンの全長は、ホルダ45のそれよりも短くなっている。このため、ホルダ45の両端は、インナーフィンの両端からそれぞれ突出した格好となっている。ここで、インナーフィンの両端から突出するホルダ45の両端部の突出長さは、第2のタンクプレート41の板厚以下に設定されている。
個々の冷媒用扁平チューブ43は、断面長手方向と冷却水の流れ方向とが対応した状態で、冷却水の流れ方向と直行する方向に積層的に並んでいる。個々の冷媒用扁平チューブ43(具体的には、ホルダ45)には、側面領域の一部が部分的に外側に突出したビード45aが形成されており、隣り合う冷媒用扁平チューブ43同士でこのビード45aを突き合わせた状態でろう付けによって接合されている。また、冷却水タンク23の内周面には、内周面の一部が部分的に内側に突出したビード23aが形成されており、最も外側に位置する冷媒用扁平チューブ43は、自己に形成されたビード45aと、冷却水タンク23側のビード23aとを突き合わせた状態でろう付けによって冷却水タンク23と接合されている。すなわち、ろう付け時、冷却水タンク23の外側から荷重を加えれば、ホルダ45とインナーフィンが密着された状態で接合できる。
また、個々の冷媒用扁平チューブ43の両端部は、その中央領域が、タンク内通路と形状的に対応して、略半円形状に切り取られた形状となっている。このような形状を有する個々の冷媒用扁平チューブ43の両端部は、拡管されており、隣接する冷媒用扁平チューブ43同士が直接的に接合されている。
複数の冷媒用扁平チューブ43からなるコア部は、その一方の端部が、流入側タンクにおける第2のタンクプレート41の開口に挿入されて、第1のタンクプレート40の下面(タンク内面)に突き当てられた状態で、ろう付けによって接合されている。また、個々の冷媒用扁平チューブ43は、その他方の端部が、流入側タンクにおける第2のタンクプレート41の開口に挿入されて、第1のタンクプレート40の下面(タンク内面)に突き当てられた状態でろう付けによって接合されている。
このように本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、以下に示すようなさらなる効果を奏する。具体的には、第2のタンクプレート41には、個々の冷媒用扁平チューブ43に対応した開口を複数設けるのではなく、冷媒用扁平チューブ43の両端部をそれぞれ拡管することで、隣接する冷媒用扁平チューブ43同士を直接接合した形状にしている。これにより、第2のタンクプレート41に冷媒用扁平チューブ43の個数に対応した穴を加工する必要がなく、四角い枠上の形状に簡素化できる。また、個々の冷媒用扁平チューブ43を、平板状の第1のタンクプレート40へと突き当てることにより、冷媒用扁平チューブ43の面積を増加させることができるので、熱交換領域を広く設定することができる。さらに、冷媒用扁平チューブ43の端部の拡管により、チューブ出入り時の圧力損失を低減できる。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態にかかる車両用熱交換器を模式的に示す斜視図である。第3の実施形態の車両用熱交換器が、第1または第2の実施形態のそれと相違する点は、冷媒水冷部3に換えて、冷媒水冷部7が用いられていることである。なお、第1または第2の実施形態と同一の構成については引用符号を参照することにより、その詳細な説明は省略することし、以下、相違点を中心に説明を行う。
図10は、本発明の第3の実施形態にかかる車両用熱交換器を模式的に示す斜視図である。第3の実施形態の車両用熱交換器が、第1または第2の実施形態のそれと相違する点は、冷媒水冷部3に換えて、冷媒水冷部7が用いられていることである。なお、第1または第2の実施形態と同一の構成については引用符号を参照することにより、その詳細な説明は省略することし、以下、相違点を中心に説明を行う。
具体的には、車両用熱交換器は、駆動部(本実施形態では、電動モータおよびこの制御用の電子部品等を含む電動駆動部)1を冷却する冷却水を冷却するサブラジエータ2(第1の熱交換ユニット)と、車室内の空調システム用の冷媒を一次的に冷却する冷媒水冷部7と、冷媒水冷部7において冷却された冷媒を二次的に冷却するコンデンサ(第2の熱交換ユニット)4とを主体に構成されている。同図に示すように、サブラジエータ2は、エンジン冷却用のラジエータ5の正面側、すなわち、冷却風の上流側に配置されており、このサブラジエータ2の鉛直下方にコンデンサ4が配置されている。冷媒水冷部7は、サブラジエータ2に接続されており、その詳細な構造については後述する。
電動駆動部1とサブラジエータ2との間には冷却水が循環するように通路が形成されており、この通路には冷却水を循環させる循環ポンプ6が設けられている。循環ポンプ6を駆動することにより、電動駆動部1からの冷却水(C1in)は、サブラジエータ2に供給され、このサブラジエータ2において空気と冷却水との間で熱交換が行われる。サブラジエータ2からの冷却水(C1out)は、電動駆動部1に供給される。
一方、空調システムでは、コンプレッサにより圧縮された高温高圧のガス冷媒(C2in)は、冷媒水冷部7に供給され、その後、コンデンサ4に供給される。冷媒水冷部7およびコンデンサ4において熱交換が行われると、ガス冷媒は高圧の液冷媒又は気液混合冷媒となる。コンデンサ4からの冷媒(C2out)は、リキッドタンクにおいて気液分離され、その後、膨張手段で断熱膨張させて低温低圧の液冷媒又は気液混合冷媒とし、エバポレータで車室内の空気と熱交換させて低圧のガス冷媒とした後、コンプレッサに戻される。
図11は、サブラジエータ2および冷媒水冷部7の構造を模式的に示す正面図である。サブラジエータ2は、第1または第2の実施形態と同様に、放熱フィン20および冷却水用扁平チューブ21で構成されるコア部(冷却水用熱交換手段)と、レインフォース22と、冷却水タンク23とを主体に構成されている。コア部を構成する個々の冷却水用扁平チューブ21は、一方の端部が上流側の冷却水タンク23に挿入されるとともに、他方の端部が下流側の冷却水タンク23に挿入されており、これにより、個々の冷却水タンク23の内部空間と、冷却水用扁平チューブ21の内部通路とが連通している。
冷媒水冷部7は、空調システムにおいて、コンプレッサからコンデンサ4までの間における冷媒通路の一部を構成している。この冷媒水冷部7は、サブラジエータ2における下流側の冷却水タンク23に接続されており、冷却水タンク23における冷却水と、空調システムの冷媒との間で熱交換を行い、これにより、冷媒を冷却する。
図12は、冷媒水冷部7を側面側から示す模式図であり、図13は、図12に示す冷媒水冷部7のAA断面を示す模式図である。冷媒水冷部7は、互いに向き合う第1のシェルプレート76および第2のシェルプレート77のセットを複数積層的に並べて構成されており、個々のシェルプレート76,77は、全体的に平板形状を有している。第1および第2のシェルプレート76,77は、熱伝導性に優れる部材、例えば、アルミニウム合金といった金属板より形成されている。
第1のシェルプレート76および第2のシェルプレート77は、サブラジエータ2における下流側の冷却水タンク23からの冷却水の流入方向に対して、そのプレート面が直行するような格好でそれぞれレイアウトされている。換言すれば、冷媒水冷部7は、それぞれが冷却水タンク23からの冷却水の流入方向とプレート面が直交するように積層された複数の平板形状のプレート76,77で構成されている。第1および第2のシェルプレート76,77は、周縁部が略L字形状にそれぞれ折り曲げられており、その周縁部が互いにろう付けによって接合されている。また、互いに接合された第1のシェルプレート76および第2のシェルプレート77のセットは、互いに隣り合うセット同士が、その周縁部を介してろう付けによって接合されている。ここで、コンデンサ4の下流側の冷却水タンク23は、冷却水の流入面と対向する側の面が開口されており、この開口部は、その周縁部と、最も冷却水タンク23側に位置する第1のシェルプレート76の周縁部とがろう付けによって接合されることにより、冷却水タンク23と冷媒水冷部7とが一体化されている。
このような構成の冷媒水冷部7は、隣接する一対のシェルプレート76,77間のクリアランスが冷却水または冷媒の通路として形成されており、個々の通路(すなわち、クリアランス)には、シェルプレート76,77の積層方向にかけて、冷媒が流れる第1の通路78と、冷却水が流れる第2の通路79とが交互に設定されている。個々の第1の通路78には、インナーフィン80が設置されている。
また、冷媒水冷部7には、個々のシェルプレート76,77を貫通する一対の冷却水入出口部81,82が構成されている。冷却水タンク23側からの冷却水は、一方の冷却水入出口部81へと流入すると、この冷却水入出口部81を介して個々の第2の通路79に対して分岐し、また、個々の第2の通路79を流れた冷媒は、他方の冷却水入出口部82において合流し、この冷却水入出口部82を経由して外部(駆動部側)へと流出する(C1out)。ここで、第1のシェルプレート76および第2のシェルプレート77には、一対の冷却水入出口部81,82と位置的に対応する開口76a,77aがそれぞれ形成されており、また、第1のシェルプレート76には、開口76aおよびその周縁部が外側(図13中において右側)に向けて凹状に窪まされた凹部が形成されている。個々の冷却水入出口部81,82は、第1のシェルプレート76における開口76aの周縁部を、隣接する第2のシェルプレート77(図13中において右側に位置する第2のシェルプレート77)側へと接触させて、当該接触箇所をろう付けにより接合することにより、一連の通路として構成されている。
同様に、冷媒水冷部7には、個々のシェルプレート76,77を貫通する一対の冷媒入出口部83,84が構成されている。コンプレッサ側からからの冷媒(C2in)は、一方の冷媒入出口部83へと流入すると、この冷媒入出口部83を介して個々の第1の通路78に対して分岐し、また、個々の第1の通路78を流れた冷媒は、他方の冷媒入出口部84において合流し、この冷媒入出口部84を経由して外部(コンデンサ4側)へと流出する(C2out)。ここで、第1のシェルプレート76および第2のシェルプレート77には、一対の冷媒入出口部83,84と位置的に対応する開口76b,77bがそれぞれ形成されており、また、第2のシェルプレート77には、開口77bおよびその周縁部が外側(図13中において右側)に向けて凹状に窪まされた凹部が形成されている。個々の冷媒入出口部83,84は、第2のシェルプレート77における開口77bの周縁部を、隣接する第1のシェルプレート76(図13中において右側に位置する第2のシェルプレート77)側へと接触させて、当該接触箇所をろう付けにより接合することにより、一連の通路として構成される。
本実施形態において、第2の通路79に対して冷却水を分岐させる一方の冷却水入出口部81は、冷媒水冷部7の下方にレイアウトされており、また、第2の通路79を流れた冷却水が合流する他方の冷却水入出口部82は、冷媒水冷部7の上方にレイアウトされている。そのため、冷媒水冷部7において、冷却水は、第2の通路79を下方から上方に向かって流れる格好となる。これに対して、第1の通路78に対して冷媒を分岐させる一方の冷媒入出口部83は、冷媒水冷部7の上方にレイアウトされており、また、第1の通路78を流れた冷媒が合流する他方の冷媒入出口部84は、冷媒水冷部7の下方にレイアウトされている。そのため、冷媒水冷部7において、冷媒は、第1の通路78を上方から下方に向かって流れる格好となる。したがって、冷媒水冷部7は、冷媒と冷却水とが互いに対向する方向に流れるように、冷媒および冷却水がそれぞれ流入している。
また、図12に示すように、一対の冷却水入出口部81,82は、その延在方向と直交する平面において、水平方向に関する位置が互いにオフセットしており、また、一対の冷媒入出口部83,84も、その延在方向と直交する平面において、水平方向における位置が互いにオフセットしている。このため、冷媒と冷却水とは、互いの進行方向が交差する格好となっている。
このような構成を有する車両用熱交換器において、電動駆動部1を冷却した冷却水は、サブラジエータ2の上流側の冷却水タンク23に設けられた入口部より内部に流入し、その後、各冷却水用扁平チューブ21を流れ、下流側の冷却水タンク23に流入する。冷却水は、個々の冷却水用扁平チューブ21を流れる過程において、その熱が冷却水用扁平チューブ21から放熱フィン20、放熱フィン20から冷却風に伝達されて熱交換が行われ、これにより、冷却水が冷却される。下流側の冷却水タンク23へと流れた冷却水は、そこから冷媒水冷部7を通過する。具体的には、冷却水は、一方の冷却水入出口部81から個々の第2の通路79へと分岐し、第2の通路79をそれぞれ流れた後に、他方の冷却水入出口部82において合流し、その後、電動駆動部1側へと供給される。
また、空調システムにおける冷媒は、コンプレッサから吐出された高温高圧のガスの状態で冷媒水冷部7へと流入する。具体的には、冷媒は、一方の冷媒入出口部83から個々の第1の通路78へと分岐し、第1の通路78をそれぞれ流れる。冷媒は、冷媒水冷部7における第1の通路78を流れる過程において、その熱がインナーフィン80から第1および第2のシェルプレート76,77、第1および第2のシェルプレート76,77から冷却水に伝わり、過熱度が減少した状態、もしくは、一部飽和域に入った状態となる。個々の第1の通路78を流れた冷媒は、他方の冷媒入出口部84において合流し、その後、コンデンサ4に流入する。
通常、空冷より水冷の方が熱の伝達効率は高く、熱交換器の小型化を図ることはできるが、冷却水にて冷媒を完全に凝縮させる場合、冷媒凝縮温度と冷却水との温度差が小さいため、冷媒の冷却の全てを水冷によってまかなうためには、サブラジエータ2のコア部、及び、冷媒水冷部3が大型化する虞がある。しかしながら、本実施形態では、水冷による冷媒の冷却は流体同士の温度が大きい効率の良い部分のみを利用し、コンデンサ4を併用することで、サブラジエータ2および冷媒水冷部7の大型化を抑制している。
また、本実施形態によれば、冷媒水冷部7は、シェルプレート76,77の積層構造であるため、個々のプレート76,77同士の組み付けが容易となる。そのため、ろう付け部のクリアランス管理がしやすくなり、ろう付け性能が良好となる。
また、本実施形態によれば、冷媒水冷部7において、冷却水と冷媒との流れが対向しているため、熱の交換効率の向上を図ることができる。また、冷却水を上向きに流しているため、冷却水の流量が少ない場合でも、流量分布の悪化を比較的抑制することができる。一方で、冷媒は、冷却水とは反対に、下向きに流しているため、オイル戻りの点で有利となる。また、冷媒水冷部7における冷媒の出口、すなわち、冷媒入出口部84が下側にレイアウトされるため、コンデンサ4との距離が近くなり、両者をスムーズに接続することが可能となる。
なお、本実施形態では、冷媒水冷部7において、第1の通路78側のみにインナーフィン80を配置した構成であるが、第2の通路79側に配置してもよい。もっとも、このインナーフィン80を使用せずに、第1および第2のシェルプレート76,77に凹凸(ビード)を設けることで、放熱面積や強度を確保してもよい。このケースでは、部品点数が削減でき、組付け時間の短縮を図ることができる。
また、本実施形態では、第1および第2のシェルプレート76,77のプレートを交互に積層しているが、一種類のプレートを交互に180度回転させ積層する構造としてもよく、このケースでは、部品の種類をさらに削減することが可能となる。
また、サブラジエータ2と冷媒水冷部7とは、必ずしもろう付けで一体化とする必要はない。例えば、両者を別々にろう付けした後、パッキンを挟んで周縁部をかしめる構造とすれば、各々に対してより適正なろう付け条件を実現することができ、ろう付け性能の向上を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。例えば、上述した各実施形態では、冷媒水冷部3(または冷媒水冷部7)は、駆動部(電動駆動部)1を冷却する冷却水と空調システムの冷媒との間で熱交換を行っているが、これに限定されず、車両における第1の発熱体を冷却する第1流体と、第2の発熱体を冷却する第2流体との間で熱交換を行うことができる。
1 駆動部
2 サブラジエータ
3 冷媒水冷部
4 コンデンサ
5 ラジエータ
6 循環ポンプ
20 放熱フィン
21 冷却水用扁平チューブ
22 レインフォース
23 冷却水タンク
23a ビード
25 コネクタ
26 出口パイプ
30 第1のタンクプレート
30a 開口
31 第2のタンクプレート
32 パッチエンド
33 冷媒用扁平チューブ
34 ホルダ
34a ビード
35 インナーフィン
40 第1のタンクプレート
41 第2のタンクプレート
43 冷媒用扁平チューブ
45 ホルダ
45a ビード
76…第1のシェルプレート
76a…開口
76b…開口
77…第2のシェルプレート
77a…開口
77b…開口
78…第1の通路
79…第2の通路
80…インナーフィン
81…冷却水入出口部
82…冷却水入出口部
83…冷媒入出口部
84…冷媒入出口部
2 サブラジエータ
3 冷媒水冷部
4 コンデンサ
5 ラジエータ
6 循環ポンプ
20 放熱フィン
21 冷却水用扁平チューブ
22 レインフォース
23 冷却水タンク
23a ビード
25 コネクタ
26 出口パイプ
30 第1のタンクプレート
30a 開口
31 第2のタンクプレート
32 パッチエンド
33 冷媒用扁平チューブ
34 ホルダ
34a ビード
35 インナーフィン
40 第1のタンクプレート
41 第2のタンクプレート
43 冷媒用扁平チューブ
45 ホルダ
45a ビード
76…第1のシェルプレート
76a…開口
76b…開口
77…第2のシェルプレート
77a…開口
77b…開口
78…第1の通路
79…第2の通路
80…インナーフィン
81…冷却水入出口部
82…冷却水入出口部
83…冷媒入出口部
84…冷媒入出口部
Claims (14)
- 駆動部(1)を冷却する冷却水を冷却する第1の熱交換ユニット(2)と、空調システムに用いられる冷媒を冷却する第2の熱交換ユニット(4)とを含む車両用熱交換器において、
冷却水と空気との間で熱交換を行う冷却水用熱交換手段(20,21)を経由した冷却水が流入するとともに、内部に収容する冷却水を前記駆動部(1)側に供給する冷却水タンク(23)と、
空調用の冷媒が流れる冷媒通路の一部を構成するとともに、前記冷却水タンク(23)に内蔵されて、当該冷却水タンク(23)内の冷却水と冷媒との間で熱交換を行う冷媒水冷部(3)とを有し、
前記冷媒水冷部(3)は、
それぞれに冷媒用の内部通路が構成された複数の扁平チューブ(34,35)が、積層状に並んで構成される冷媒用熱交換手段(33)と、
前記扁平チューブ(34,35)における一方の端部が挿入されて前記内部通路と連通しており、前記扁平チューブ(34,35)の積層方向に延在するタンク内通路を介して、前記空調システム側からの冷媒を前記扁平チューブ(34,35)のそれぞれに供給する第1の冷媒タンク(30,31,32)と、
前記扁平チューブ(34,35)における他方の端部が挿入されて前記内部通路と連通しており、前記扁平チューブ(34,35)の積層方向に延在するタンク内通路を介して、前記扁平チューブ(34,35)のそれぞれを流れた冷媒を前記第2の熱交換ユニット(4)側に供給する第2の冷媒タンク(30,31,32)とを有し、
前記第1の冷媒タンク(30,31,32)および前記第2の冷媒用タンク(30,31,32)は、前記タンク内通路の断面形状のアウトラインが円弧形状を有し、当該タンク内通路の幅が前記扁平チューブの断面長手方向の幅よりも小さく設定されていることを特徴とする車両用熱交換器。 - 前記扁平チューブ(34,35)のそれぞれは、一方の端部が、タンク内面に突き当てられた状態で前記第1の冷媒タンク(30,31,32)にろう付けによって接合されており、他方の端部が、タンク内面に突き当てた状態で前記第2の冷媒タンク(30,31,32)にろう付けによって接合されていることを特徴とする請求項1に記載された車両用熱交換器。
- 前記第1の冷媒タンク(30,31,32)は、冷媒の流入側となる前記冷却水タンク(23)の上部にろう付けによって接合されており、
前記第2の冷媒タンク(30,31,32)は、冷媒の流出側となる前記冷却水タンク(23)の下部にろう付けによって接合されていることを特徴とする請求項1または2に記載された車両用熱交換器。 - 前記冷媒水冷部(3)は、前記空調用システムにおける圧縮機から排出された冷媒と、前記第1の熱交換ユニット(2)において冷却された冷却水との間で熱交換を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載された車両用熱交換器。
- 前記冷却水タンク(23)は、前記冷媒水冷部(3)を経由した冷媒が流入する前記第2の熱交換ユニット(4)の冷媒タンクとろう付けによって接合されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載された車両用熱交換器。
- 前記冷媒水冷部(3)は、前記扁平チューブ(34,35)の積層方向における前記冷媒用熱交換手段(33)の幅が、前記冷却水用熱交換手段(20,21)の幅以下に設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載された車両用熱交換器。
- 第1の発熱体を冷却する第1流体を冷却する第1の熱交換ユニット(2)と、第2の発熱体を冷却する第2流体を冷却する第2の熱交換ユニット(4)とを含む車両用熱交換器において、
前記第1の熱交換ユニット(2)の一部を構成し、第1流体が流入する第1流体タンク(23)と、
第2流体が流れる第2流体通路の一部を構成するとともに、前記第1流体タンク(23)に内蔵されて、当該第1流体タンク(23)内の第1流体と第2流体との間で熱交換を行う第2流体冷却部(3)とを有し、
前記第2流体冷却部(3)は、
それぞれに第2流体用の内部通路が構成された複数の扁平チューブ(34,35)が、積層状に並んで構成される第2流体用熱交換手段(33)と、
前記扁平チューブ(34,35)における一方の端部が挿入されて前記内部通路と連通しており、前記扁平チューブ(34,35)の積層方向に延在するタンク内通路を介して、第2流体を前記扁平チューブ(34,35)のそれぞれに供給する上流側の第2流体タンク(30,31,32)と、
前記扁平チューブ(34,35)における他方の端部が挿入されて前記内部通路と連通しており、前記扁平チューブ(34,35)の積層方向に延在するタンク内通路を介して、前記扁平チューブ(34,35)のそれぞれを流れた第2流体を前記第2の熱交換ユニット(4)側に供給する下流側の第2流体タンク(30,31,32)とを有し、
前記上流側の第2流体タンク(30,31,32)および前記下流側の第2流体用タンク(30,31,32)は、前記タンク内通路の断面形状のアウトラインが円弧形状を有し、当該タンク内通路の幅が前記扁平チューブの断面長手方向の幅よりも小さく設定されていることを特徴とする車両用熱交換器。 - 前記第1流体タンク(23)は、第1流体と空気との間で熱交換を行う第1流体用熱交換手段(20,21)を経由した冷却水が流入するとともに、内部に収容する冷却水を前記第1の発熱体側に供給しており、
前記第2流体冷却部(3)は、第1流体との間で熱交換が行われた第2流体を前記第2の熱交換ユニット(4)側に供給することを特徴とする請求項7に記載された車両用熱交換器。 - 第1の発熱体を冷却する第1流体を冷却する第1の熱交換ユニット(2)と、第2の発熱体を冷却する第2流体を冷却する第2の熱交換ユニット(4)とを含む車両用熱交換器において、
第1流体が流入する第1流体タンク(23)と、
第2流体が流れる第2流体通路の一部を構成するとともに、前記第1流体タンク(23)に接続されて、当該第1流体タンク(23)から供給される第1流体と第2流体との間で熱交換を行う第2流体冷却部(7)とを有し、
前記第2流体冷却部(7)は、それぞれが前記第1流体タンク(23)からの第1流体の流入方向とプレート面が直交するように積層された複数の平板形状のプレート(76,77)で構成されており、互いに隣接する一対のプレート間のクリアランスが流体用の通路として形成されて、第2流体が流れる第1の通路(78)と、第1流体が流れる第2の通路(79)とが交互に設定されていることを特徴とする車両用熱交換器。 - 前記第1流体タンク(23)は、前記第1の熱交換ユニット(2)の一部を構成しており、第1流体と空気との間で熱交換を行う第1流体用熱交換手段(20,21)を経由した第1流体が流入しており、
前記第2の通路(79)のそれぞれは、前記第1流体タンク(23)からの第1流体を前記第1の発熱体側へと流す通路を構成し、
前記第1の通路(78)は、第2流体を前記第2の熱交換ユニット(4)側へと流す通路を構成することを特徴とする請求項9に記載された車両用熱交換器。 - 前記第1流体タンク(23)は、前記第1流体用熱交換手段(20,21)からの冷却水の流入面と対向する側の面が開口されたハウジング形状を有し、当該開口部の周縁部と前記第2流体冷却部(7)の周縁部とがろう付けによって接合されていることを特徴とする請求項10に記載された車両用熱交換器。
- 前記第2流体冷却部(7)は、前記第1流体と前記第2流体とが互いに対向する方向に流れることを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載された車両用熱交換器。
- 前記第2流体冷却部(7)は、前記第1の通路(78)にインナーフィン(80)が設置されていることを特徴とする請求項9から12のいずれか一項に記載された車両用熱交換器。
- 前記第1流体は、車両用電動モータの制御用の電子部品(1)を冷却する冷却水であり、
前記第2流体は、空調システムに用いられる冷媒であることを特徴とする請求項9から13のいずれか一項に記載された車両用熱交換器。
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|---|---|---|---|
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Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011064379A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Showa Denko Kk | 熱交換器 |
| CN102224391A (zh) * | 2008-11-26 | 2011-10-19 | 康奈可关精株式会社 | 复合换热器 |
| JP2013122368A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Hyundai Motor Co Ltd | 車両用熱交換器 |
| WO2014097977A1 (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-26 | カルソニックカンセイ株式会社 | 複合熱交換器 |
| JP2014119184A (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-30 | Calsonic Kansei Corp | 複合型熱交換器 |
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| CN106595373A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-04-26 | 尹兵 | 一种活动汽车散热器水室上循环水口 |
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-
2007
- 2007-04-20 JP JP2007112150A patent/JP2008170140A/ja active Pending
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| US10281217B2 (en) | 2017-05-12 | 2019-05-07 | Denso International America, Inc. | Multifluid heat exchanger |
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