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JP2008164043A - 無給油チェーン - Google Patents

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JP2008164043A
JP2008164043A JP2006353487A JP2006353487A JP2008164043A JP 2008164043 A JP2008164043 A JP 2008164043A JP 2006353487 A JP2006353487 A JP 2006353487A JP 2006353487 A JP2006353487 A JP 2006353487A JP 2008164043 A JP2008164043 A JP 2008164043A
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JP2006353487A
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Takashi Nakagawa
貴司 中川
Hiroki Ishida
裕樹 石田
Toshihiko Aoki
敏彦 青木
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

【課題】潤滑油の漏出と外部塵埃の侵入を防止するとともに、連結ピンとブシュとの間の摺接摩耗を抑制して、チェーン摩耗伸びを防止でき、内プレートの外側面と外プレートの内側面に表面仕上げ加工を施すことなくチェーン製造負担を著しく軽減することができる無給油チェーンを提供すること。
【解決手段】ブシュ130を内プレート110に圧入嵌合してなる内リンク140と、ブシュ130に貫通する連結ピン160を外プレート150に圧入嵌合してなる外リンク170とが交互に連結され、ブシュ130と連結ピン160との間に潤滑剤が封入され、シールリング180が、内プレート110の外側面112と外プレート150の内側面153にそれぞれ凹設されてなる連結ピン160と同心円状のリング保持溝113、154に遊嵌保持されている無給油チェーン100。
【選択図】図2

Description

本発明は、伝動用ローラチェーン、搬送コンベヤチェーンなどに用いる無給油チェーンに係るものであって、特に、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、前記ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を封入してなる無給油チェーンに関する。
従来、2個の外リンクプレートの両端部をピンにて連結した外リンクと、2個の内リンクプレートをブシュにて連結した内リンクとを前記ピンをブシュに遊嵌することにより交互に連結し、かつ前記ピンとブシュとの間に注入された潤滑油を封止するシール手段を備えてなるシールチェーンが知られている。そして、このようなシールチェーンのシール手段は、少なくとも前記ブシュの軸方向端面に接触するように配置されるリング部材と、該リング部材とそれに対向する外リンクプレートとの間に圧接される弾性シールリングとを備えている(例えば特許文献1参照。)。
特開2004−256262号公報(第4欄、図3)
前述したような従来のシールチェーンでは、ブシュと外リンクプレートとの間を密封してピンとブシュとの間に注入された潤滑油のシール効果を持続させるために、リング部材と弾性シールリングとがブシュと外リンクプレートとの間に押圧状態で配置され、このような押圧状態の押圧力によって、外リンクプレートと内リンクプレートとの間の相対的な屈曲抵抗、すなわち、チェーン自体の屈曲抵抗が大きくなるという問題があった。
また、リング部材と弾性シールリングが外リンクプレート等に対して摺接摩耗することによって生じるシール効果の低化を防止するために、リング部材及び弾性シールリングと接触する外リンクプレートの内側面とブシュの端面の表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があり、その表面仕上げ加工の加工負担が増加するという問題があった。
そして、チェーン製造時には、シール手段としてのリング部材と弾性シールリングとを基本的なチェーン構成部品であるブシュと外プレートとの間に押圧状態で配置するため、チェーンの組立性が悪くなるという問題があった。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、チェーン稼動時における潤滑油の漏出と外部塵埃の侵入を防止するとともに、連結ピンの外周面とブシュの内周面との間の摺接摩耗を抑制して、チェーン摩耗伸びを長期にわたって防止でき、しかも、内プレートの外側面と外プレートの内側面に表面仕上げ加工を施すことなくチェーン製造負担を著しく軽減することができる無給油チェーンを提供することである。
請求項1に係る本発明は、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、前記ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を封入してなる無給油チェーンにおいて、前記内プレートと外プレートとの間隙をシールするシールリングが、前記内プレートの外側面と外プレートの内側面にそれぞれ凹設されてなる前記連結ピンと同心円状のリング保持溝に遊嵌保持されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の構成に加えて、前記ブシュの端部が、前記内プレートの外側面から一部突出していることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
請求項3に係る本発明は、請求項1記載の構成に加えて、前記外リンクの内幅Do、内リンクの外幅Di、外プレートのリング保持溝の深さDho、内プレートのリング保持溝の深さDhi及びシールリングのチェーン幅方向の長さDsが、Do−Di+Dho<Ds<Dho+Dhi及びDo−Di+Dhi<Ds<Dho+Dhiを満足するようにそれぞれ形成されていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
請求項4に係る本発明は、請求項2記載の構成に加えて、前記外リンクの内幅Do、内リンクの外幅Di、外プレートのリング保持溝の深さDho、内プレートのリング保持溝の深さDhi、シールリングのチェーン幅方向の長さDs及びブシュ端部の内プレート外側面からの突出量Dbが、Do−Di+Dho−Db<Ds<Dho+Dhi+Db及びDo−Di+Dhi−Db<Ds<Dho+Dhi+Dbを満足するようにそれぞれ形成されていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
そこで、本発明は、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクとブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油が封入されてなることにより、外部からの無給油状態で長期にわたってチェーン駆動することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
請求項1に係る本発明の無給油チェーンによれば、内プレートと外プレートとの間隙をシールするシールリングが、内プレートの外側面と外プレートの内側面にそれぞれ凹設されてなる前記連結ピンと同心円状のリング保持溝に遊嵌保持されていることにより、このような内プレート及び外プレートのリング保持溝とシールリングとの間に生じた潤滑油の漏出径路が複雑に屈曲した形状のラビリンス構造となって、チェーン稼動時の周回走行によって生じる遠心力等に起因した潤滑油の漏出を抑制するとともに外部塵埃の侵入を抑制して、チェーンの摩耗伸びを長期にわたって防止することができ、また、連結ピンの外周面と外プレートの内側面と内プレートの外側面とシールリングの内周面との間に創成された環状油溜り領域に潤滑油が溜められ、この環状油溜り領域が滲み出そうとする潤滑油の勢いを抑制するので、シール効果を更に向上することができる。
また、シールリングが内プレートのリング保持溝と外プレートのリング保持溝とで遊嵌保持されていることにより、チェーン製造時には内プレートのリング保持溝と外プレートのリング保持溝との間にシールリングを遊嵌すれば良いので、ブシュと外リンクプレートとの間にシール部材を押圧状態で配置した従来のシールチェーンと比べて、チェーン切り継ぎなどの分解組み付け作業を容易に達成でき、また、チェーン稼動時に円滑に屈曲して周回走行することができる。
また、従来のシールチェーンでは、シール部材の摺接摩耗を防止して潤滑油の密封性を維持するために、内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面に表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があったが、本発明の無給油チェーンでは、従来のような表面仕上げ加工を施す必要がなく、チェーンの製造負担を軽減することができる。
請求項2に係る本発明の無給油チェーンによれば、ブシュの端部が内プレートの外側面から一部突出していることにより、チェーン稼動時に内リンクが外リンクに対してチェーン幅方向にスキュー、揺動、若しくは、偏在した際にも、摺動面積の小さいブシュ端面と外プレートの内側面とが互いに接触して、摺動面積の大きい内プレートの外側面と外プレートの内側面とが接触することを完全に阻止するので、長期に亘る円滑なチェーンの屈曲摺動を実現でき、また、内プレートの外側面と外プレートの内側面とが互いに接触する場合と比べて、内プレートのリング保持溝の底面と外プレートのリング保持溝の底面との間隔が広くなるので、シールリングが内プレートのリング保持溝の底面と外プレートのリング保持溝の底面とでチェーン幅方向に挟圧された状態でこれらリング保持溝の底面と摺動接触した場合に生じるシールリングの過度な摩耗損傷を防止することができる。
請求項3に係る本発明の無給油チェーンによれば、請求項1記載の無給油チェーンが奏する効果に加えて、外リンクの内幅Do、内リンクの外幅Di、外プレートのリング保持溝の深さDho、内プレートのリング保持溝の深さDhi及びシールリングのチェーン幅方向の長さDsが、Do−Di+Dho<Ds<Dho+Dhi及びDo−Di+Dhi<Ds<Dho+Dhiを満足するようにそれぞれ形成されていることにより、チェーン稼動時に内リンクが外リンクに対してチェーン幅方向にスキュー、揺動、若しくは、偏在した場合であっても、内プレートの外側面と外プレートの内側面とが互いに接触して、シールリングが内プレートのリング保持溝の底面と外プレートのリング保持溝の底面とでチェーン幅方向に挟圧された状態でこれらリング保持溝の底面と摺動接触することを阻止するので、シールリングの摩耗損傷を防止でき、また、シールリングが内プレート及び外プレートのリング保持溝から外れることを阻止して、潤滑油が外部に漏出することを防止するので、連結ピンの外周面とブシュの内周面の摺動摩耗を長期に亘って低減でき、チェーンの摩耗伸びを更に一段と防止することができる。
請求項4に係る本発明の無給油チェーンによれば、請求項2記載の無給油チェーンが奏する効果に加えて、外リンクの内幅Do、内リンクの外幅Di、外プレートのリング保持溝の深さDho、内プレートのリング保持溝の深さDhi、シールリングのチェーン幅方向の長さDs及びブシュ端部の内プレート外側面からの突出量Dbが、Do−Di+Dho−Db<Ds<Dho+Dhi+Db及びDo−Di+Dhi−Db<Ds<Dho+Dhi+Dbを満足するようにそれぞれ形成されていることにより、チェーン稼動時に内リンクが外リンクに対してチェーン幅方向にスキュー、揺動、若しくは、偏在した場合であっても、ブシュの端面と外プレートの内側面とが互いに接触して、シールリングが内プレートのリング保持溝の底面と外プレートのリング保持溝の底面とでチェーン幅方向に挟圧された状態でこれらリング保持溝の底面と摺動接触することを阻止するので、シールリングの摩耗損傷を防止でき、また、シールリングが内プレート及び外プレートのリング保持溝から外れることを阻止して、潤滑油が外部に漏出することを防止するので、連結ピンの外周面とブシュの内周面の摺動摩耗を長期に亘って低減でき、チェーンの摩耗伸びを更に一段と防止することができる。
本発明は、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、前記ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を封入してなる無給油チェーンにおいて、前記内プレートと外プレートとの間隙をシールするシールリングが、前記内プレートの外側面と外プレートの内側面にそれぞれ凹設されてなる前記連結ピンと同心円状のリング保持溝に遊嵌保持されて、チェーン稼動時における潤滑油の漏出と外部塵埃の侵入を防止するとともに、連結ピンの外周面とブシュの内周面との間の摺接摩耗を抑制して、チェーン摩耗伸びを長期にわたって防止でき、しかも、内プレートの外側面と外プレートの内側面に表面仕上げ加工を施すことなくチェーン製造負担を著しく軽減することができるものであれば、その具体的な実施の形態は如何なるものであっても何ら構わない。
例えば、本発明の無給油チェーンは、ローラチェーン、ブシュチェーンのいずれのものがその対象であっても差し支えない。
また、本発明の無給油チェーンに組み込まれるシールリングの具体的材料については、耐摩耗性と耐油性を備えたものであれば、プラスチック樹脂、ステンレス鋼材、鉄、アルミニウムなどのいずれであっても良く、特にプラスチック樹脂を採用した場合には、優れた自己潤滑性、耐油性を発揮して、内プレートや外プレートとの摺接摩耗に起因したシール効果の劣化を抑制するので、より好ましい。
また、本発明の無給油チェーンに組み込まれるシールリングの具体的形状については、円筒状のリング、断面H字状のリングなどのいずれであっても差し支えなく、また、シールリングの個数についても、内プレートのリング保持溝と外プレートのリング保持溝に遊嵌するように1つ配置されたもの、内プレートの2つのリング保持溝と外プレートの2つのリング保持溝に遊嵌するように連結ピンを中心として同心円状に2つ配置されたものなどのいずれであっても差し支えない。
また、本発明の無給油チェーンのリング保持溝の本数については、内プレートの外側面と外プレートの内側面とに連結ピンと同心円状に1つ凹設されたもの、内プレートの外側面と外プレートの内側面とに連結ピンを中心として同心円状に2つ凹設されたものなどのいずれであっても差し支えない。
また、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を供給する油溜り溝が連結ピンの外周面に刻設されている場合には、より多くの潤滑油を封入することができ、連結ピンとブシュとの間に潤滑油を継続的に供給できるので、連結ピンの外周面とブシュの内周面の摺動摩耗を長期に亘って低減でき、チェーンの摩耗伸びをより一層防止することができるので、より好ましい。
そして、外プレートの内側面と内プレートの外側面とが相互に近接対向するラビリンス構造形成粗面を備えている場合には、外プレートの内側面と内プレートの外側面との間には油溜り用ラビリンス構造が形成されているので、連結ピンとブシュとの間に注入された潤滑油のシール効果をより一層向上させることができ、ブシュと連結ピンとの間に注入された潤滑油が外部に漏れ出すことを防止できるとともに外部から塵埃が侵入することを防止できるので、より好ましい。
なお、ここで意味するラビリンス構造形成粗面とは、油溜り用ラビリンス構造を形成し得る粗面のことである。
以下、本発明の第1実施例である無給油チェーン100を図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である無給油チェーンの一部を切り欠いた全体概要図であり、図2は、図1に示す無給油チェーンの連結状態を示す斜視図であり、図3は、図1に示す無給油チェーンの断面図であり、図4は、図1に示す無給油チェーンの組み付け寸法図であり、図5は、図1の無給油チェーンがチェーン幅方向に片寄った状態を示す寸法図である。
まず、本発明の第1実施例である無給油チェーン100は、図1及び図3に示すように、左右一対で離間して配置された内プレート110、110のブシュ圧入孔111、111にローラ120、120が遊嵌された前後一対のブシュ130、130の両端部を嵌入固定した内リンク140と、左右一対で離間して配置された外プレート150、150のピン圧入孔151、151に前後一対の連結ピン160、160の両端部を嵌入固定した外リンク170とを備えている。
また、内リンク140と外リンク170とは、ブシュ130に連結ピン160が遊嵌されることにより連結されている。そして、ブシュ130と連結ピン160との間に潤滑油が封入されている。
そこで、本実施例の無給油チェーン100が最も特徴とするシールリング180、外プレート150及び内プレート110の具体的な形態について図1乃至図4により詳しく説明する。
まず、図1乃至図3に示すように、外プレート150の内側面153には、連結ピン160と同心円状のリング保持溝154が凹設されている。
また、図1乃至図3に示すように、内プレート110の外側面112には、連結ピン160と同心円状のリング保持溝113が凹設されている。
この内プレート110のリング保持溝113の径の大きさは、外プレート150のリング保持溝154の径の大きさと同じである。
図1及び図3に示すように、内プレート110のリング保持溝113と外プレート150のリング保持溝154には、内プレート110と外プレート150との間隙をシールするためのプラスチック樹脂からなる円筒状のシールリング180が遊嵌されている。
また、無給油チェーン100は、図4に示すように、外リンク170の内幅Do、内リンク140の外幅Di、外プレート150のリング保持溝154の深さDho、内プレート110のリング保持溝113の深さDhi及びシールリング180のチェーン幅方向の長さDsが、Do−Di+Dho<Ds<Dho+Dhi及びDo−Di+Dhi<Ds<Dho+Dhiを満足するようにそれぞれ形成されている。
このようにして得られた本実施例の無給油チェーン100は、内プレート110と外プレート150との間隙をシールするシールリング180が、内プレート110の外側面112と外プレート150の内側面153にそれぞれ凹設されて連結ピン160と同心円状のリング保持溝113、154に遊嵌保持されている。
したがって、このような内プレート110のリング保持溝113と外プレート150のリング保持溝154とシールリング180との間に生じた潤滑油の漏出径路が複雑に屈曲した形状のラビリンス構造Lとなって、チェーン稼動時の周回走行によって生じる遠心力等に起因した潤滑油の漏出を抑制するとともに外部塵埃の侵入を抑制して、チェーンの摩耗伸びを長期にわたって防止することができ、また、連結ピン160の外周面161と外プレート150の内側面153と内プレート110の外側面112とシールリング180の内周面との間に創成された環状油溜り領域Sに潤滑油が溜められ、この環状油溜り領域Sが滲み出そうとする潤滑油の勢いを抑制するので、シール効果を更に向上することができる。
また、シールリング180は、内プレート110のリング保持溝113と外プレート150のリング保持溝154とで遊嵌保持されている。
したがって、チェーン製造時には内プレート110のリング保持溝113と外プレート150のリング保持溝154との間にシールリング180を遊嵌すれば良いので、ブシュと外リンクプレートとの間にシール部材を押圧状態で配置した従来のシールチェーンと比べて、チェーン切り継ぎなどの分解組み付け作業を容易に達成でき、また、チェーン稼動時に円滑に屈曲して周回走行することができる。
そして、従来のシールチェーンでは、シール部材の摺接摩耗を防止して潤滑油の密封性を維持するために、内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面に表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があったが、本発明の無給油チェーン100では、従来のような表面仕上げ加工を施す必要がなく、チェーンの製造負担を軽減することができる。
また、外リンク170の内幅Do、内リンク140の外幅Di、外プレート150のリング保持溝154の深さDho、内プレート110のリング保持溝113の深さDhi及びシールリング180のチェーン幅方向の長さDsが、Do−Di+Dho<Ds<Dho+Dhi及びDo−Di+Dhi<Ds<Dho+Dhiを満足するようにそれぞれ形成されている。
したがって、図5に示すように、チェーン稼動時に内リンク140が外リンク170に対してチェーン幅方向にスキュー、揺動、若しくは、偏在した場合であっても、内プレート110の外側面112と外プレート150の内側面153とが互いに接触して、シールリング180が内プレート110のリング保持溝113の底面と外プレート150のリング保持溝154の底面とでチェーン幅方向に挟圧された状態でこれらリング保持溝113、154の底面と摺動接触することを阻止するので、シールリング180の摩耗損傷を防止でき、また、シールリング180が内プレート110のリング保持溝113と外プレート150のリング保持溝154とから外れることを阻止して、潤滑油が外部に漏出することを防止するので、連結ピン160の外周面161とブシュ130の内周面131の摺動摩耗を長期に亘って低減でき、チェーンの摩耗伸びを更に一段と防止することができるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第2実施例である無給油チェーン200について、図6及び図10に基づいて説明する。
ここで、図6は、本発明の第2実施例である無給油チェーンの一部を切り欠いた全体概要図であり、図7は、図6に示す無給油チェーンの連結状態を示す斜視図であり、図8は、図6に示す無給油チェーンの断面図であり、図9は、図6に示す無給油チェーンの組み付け寸法図であり、図10は、図6の無給油チェーンがチェーン幅方向に片寄った状態を示す寸法図である。
まず、本発明の第2実施例である無給油チェーン200は、図6及び図8に示すように、左右一対で離間して配置された内プレート210、210のブシュ圧入孔211、211にローラ220、220が遊嵌された前後一対のブシュ230、230の両端部を嵌入固定した内リンク240と、左右一対で離間して配置された外プレート250、250のピン圧入孔251、251に前後一対の連結ピン260、260の両端部を嵌入固定した外リンク270とを備えている。
また、内リンク240と外リンク270とは、ブシュ230に連結ピン260が遊嵌されることにより連結されている。そして、ブシュ230と連結ピン260との間に潤滑油が封入されている。
そこで、本実施例の無給油チェーン200が最も特徴とするシールリング280、外プレート250、内プレート210、ブシュ230の具体的な形態について図6乃至図9により詳しく説明する。
まず、図6及び図8に示すように、外プレート250の内側面253には、連結ピン260と同心円状のリング保持溝254が凹設されている。
また、図6及び図8に示すように、内プレート210の外側面212には、連結ピン260と同心円状のリング保持溝254が凹設されている。
この内プレート210のリング保持溝213の径の大きさは、外プレート250のリング保持溝254の径の大きさと同じである。
また、ブシュ230の端部232が、内プレート210の外側面212から一部突出している。
図6及び図8に示すように、内プレート210のリング保持溝213と外プレート250のリング保持溝254には、内プレート210と外プレート250との間隙をシールするためのプラスチック樹脂からなる円筒状のシールリング280が遊嵌されている。
また、無給油チェーン200は、図9に示すように、外リンク270の内幅Do、内リンク240の外幅Di、外プレート250のリング保持溝254の深さDho、内プレート210のリング保持溝213の深さDhi、シールリング280のチェーン幅方向の長さDs及びブシュ230の端部232の内プレート210の外側面212からの突出量Dbが、Do−Di+Dho−Db<Ds<Dho+Dhi+Db及びDo−Di+Dhi−Db<Ds<Dho+Dhi+Dbを満足するようにそれぞれ形成されている。
このようにして得られた本実施例の無給油チェーン200は、内プレート210と外プレート250との間隙をシールするシールリング280が、内プレート210の外側面212と外プレート250の内側面253にそれぞれ凹設されて連結ピン260と同心円状のリング保持溝213、254に遊嵌保持されている。
したがって、このような内プレート210のリング保持溝213と外プレート250のリング保持溝254とシールリング280との間に生じた潤滑油の漏出径路が複雑に屈曲した形状のラビリンス構造Lとなって、チェーン稼動時の周回走行によって生じる遠心力等に起因した潤滑油の漏出を抑制するとともに外部塵埃の侵入を抑制して、チェーンの摩耗伸びを長期にわたって防止することができ、また、ブシュ230の外周面233と外プレート250の内側面253と内プレート210の外側面212とシールリング280の内周面との間に創成された環状油溜り領域Sに潤滑油が溜められ、この環状油溜り領域Sが滲み出そうとする潤滑油の勢いを抑制するので、シール効果を更に向上することができる。
また、シールリング280は、内プレート210のリング保持溝213と外プレート250のリング保持溝254とで遊嵌保持されている。
したがって、チェーン製造時には内プレート210のリング保持溝213と外プレート250のリング保持溝254との間にシールリング280を遊嵌すれば良いので、ブシュと外リンクプレートとの間にシール部材を押圧状態で配置した従来のシールチェーンと比べて、チェーン切り継ぎなどの分解組み付け作業を容易に達成でき、また、チェーン稼動時に円滑に屈曲して周回走行することができる。
そして、従来のシールチェーンでは、シール部材の摺接摩耗を防止して潤滑油の密封性を維持するために、内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面に表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があったが、本発明の無給油チェーン200では、従来のような表面仕上げ加工を施す必要がなく、チェーンの製造負担を軽減することができる。
また、ブシュ230の端部232が内プレート210の外側面212から一部突出していることにより、チェーン稼動時に内リンク240が外リンク270に対してチェーン幅方向にスキュー、揺動、若しくは、偏在した際にも、摺動面積の小さいブシュ230の端面と外プレート250の内側面253とが互いに接触して、摺動面積の大きい内プレート210の外側面212と外プレート250の内側面253とが接触することを完全に阻止するので、長期に亘る円滑なチェーンの屈曲摺動を実現でき、また、内プレート210の外側面212と外プレート250の内側面253とが互いに接触する場合と比べて、内プレート210のリング保持溝213の底面と外プレート250のリング保持溝254の底面との間隔が広くなるので、シールリング280が内プレート210のリング保持溝213の底面と外プレート250のリング保持溝254の底面とでチェーン幅方向に挟圧された状態でこれらリング保持溝213、254の底面と摺動接触した場合に生じるシールリング280の過度な摩耗損傷を防止することができる。
そして、外リンク270の内幅Do、内リンク240の外幅Di、外プレート250のリング保持溝254の深さDho、内プレート210のリング保持溝213の深さDhi、シールリング280のチェーン幅方向の長さDs及びブシュ230の端部232の内プレート210の外側面212からの突出量Dbが、Do−Di+Dho−Db<Ds<Dho+Dhi+Db及びDo−Di+Dhi−Db<Ds<Dho+Dhi+Dbを満足するようにそれぞれ形成されている。
したがって、チェーン稼動時に内リンク240が外リンク270に対してチェーン幅方向にスキュー、揺動、若しくは、偏在した場合であっても、ブシュ230の端面と外プレート250の内側面253とが互いに接触して、シールリング280が内プレート210のリング保持溝213の底面と外プレート250のリング保持溝254の底面とでチェーン幅方向に挟圧された状態でこれらリング保持溝213、254の底面と摺動接触することを阻止するので、シールリング280の摩耗損傷を防止でき、また、シールリング280が内プレート210のリング保持溝213及び外プレート250のリング保持溝254から外れることを阻止して、潤滑油が外部に漏出することを防止するので、連結ピン260の外周面261とブシュ230の内周面231の摺動摩耗を長期に亘って低減でき、チェーンの摩耗伸びを更に一段と防止することができるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第3実施例である無給油チェーン300について、図11に基づいて説明する。
ここで、本発明の第3実施例である無給油チェーン300におけるシールリング380a、380bと外プレート350のリング保持溝354a、354bと内プレート310のリング保持溝313a、313b以外の構成は、前述した第2実施例の無給油チェーン200とまったく同じであるため、第2実施例の無給油チェーン200に関する明細書、および、図6乃至図10に示す200番台の符号を300番台の符号に読み替えることによって、シールリング380a、380bと外プレート350のリング保持溝354a、354bと内プレート310のリング保持溝313a、313b以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本発明の第3実施例の無給油チェーン300が最も特徴とするシールリング380a、380bと外プレート350のリング保持溝354a、354bと内プレート310のリング保持溝313a、313bの具体的な形態について図11により詳しく説明する。
すなわち、図11に示すように、外プレート350の内側面353には、連結ピン360を中心として同心円状に一対配置されたリング保持溝354a、354bが凹設されている。
また、図11に示すように、内プレート310の外側面312には、連結ピン360を中心として同心円状に一対配置されたリング保持溝313a、313bが凹設されている。
この内プレート310のリング保持溝313aの径の大きさは、外プレート350のリング保持溝354aの径の大きさと同じであり、また、この内プレート310のリング保持溝313bの径の大きさは、外プレート350のリング保持溝354bの径の大きさと同じである。
また、ブシュ330の端部332が、内プレート310の外側面312から一部突出している。
そして、図11に示すように、内プレート310のリング保持溝313a、313bと外プレート350のリング保持溝354a、354bには、内プレート310と外プレート350との間隙をシールするためのプラスチック樹脂からなる円筒状の一対のシールリング380a、380bがそれぞれ遊嵌されている。
また、無給油チェーン300は、外リンク370の内幅Do、内リンク340の外幅Di、外プレート350のリング保持溝354a、354bの深さDho、内プレート310のリング保持溝313a、313bの深さDhi、シールリング380a、380bのチェーン幅方向の長さDs及びブシュ330の端部332の内プレート310の外側面312からの突出量Dbが、Do−Di+Dho−Db<Ds<Dho+Dhi+Db及びDo−Di+Dhi−Db<Ds<Dho+Dhi+Dbを満足するようにそれぞれ形成されている。
このようにして得られた本実施例の無給油チェーン300は、内プレート310と外プレート350との間隙をシールする一対のシールリング380a、380bが、内プレート310の外側面312と外プレート350の内側面353にそれぞれ凹設されて連結ピン360を中心に同心円状に一対配置されたリング保持溝313a、313b、354a、354bに遊嵌保持されている。
したがって、このような内プレート310のリング保持溝313a、313bと外プレート350のリング保持溝354a、354bとシールリング380a、380bとの間に生じた潤滑油の漏出径路が更に複雑に屈曲した形状のラビリンス構造Lとなって、チェーン稼動時の周回走行によって生じる遠心力等に起因した潤滑油の漏出を抑制するとともに外部塵埃の侵入を抑制して、チェーンの摩耗伸びを長期にわたって防止することができ、また、ブシュ330の外周面333と外プレート350の内側面353と内プレート310の外側面312とシールリング380aの内周面との間に創成された環状油溜り領域S外プレート350の内側面353と内プレート310の外側面312とシールリング380aの外周面とシールリング380bの内周面との間に創成された環状油溜り領域S’とに潤滑油が溜められ、これら環状油溜り領域S、S’が滲み出そうとする潤滑油の勢いを抑制するので、シール効果を更に向上することができる。
また、シールリング380a、380bは、内プレート310のリング保持溝313a、313bと外プレート350のリング保持溝354a、354bとで遊嵌保持されている。
したがって、チェーン製造時には内プレート310のリング保持溝313a、313bと外プレート350のリング保持溝354a、354bとの間にシールリング380a、380bを遊嵌すれば良いので、ブシュと外リンクプレートとの間にシール部材を押圧状態で配置した従来のシールチェーンと比べて、チェーン切り継ぎなどの分解組み付け作業を容易に達成でき、また、チェーン稼動時に円滑に屈曲して周回走行することができる。
そして、従来のシールチェーンでは、シール部材の摺接摩耗を防止して潤滑油の密封性を維持するために、内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面に表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があったが、本発明の無給油チェーン300では、従来のような表面仕上げ加工を施す必要がなく、チェーンの製造負担を軽減することができる。
また、ブシュ330の端部332が内プレート310の外側面312から一部突出していることにより、チェーン稼動時に内リンク340が外リンク370に対してチェーン幅方向にスキュー、揺動、若しくは、偏在した際にも、摺動面積の小さいブシュ330の端面と外プレート350の内側面353とが互いに接触して、摺動面積の大きい内プレート310の外側面312と外プレート350の内側面353とが接触することを完全に阻止するので、長期に亘る円滑なチェーンの屈曲摺動を実現でき、また、内プレート310の外側面312と外プレート350の内側面353とが互いに接触する場合と比べて、内プレート310のリング保持溝313a、313bの底面と外プレート350のリング保持溝354a、354bの底面とのチェーン幅方向の間隔がそれぞれ広くなるので、シールリング380a、380bが内プレート310のリング保持溝313a、313bの底面と外プレート350のリング保持溝354a、354bの底面とでチェーン幅方向に挟圧された状態でこれらリング保持溝313a、313b、354a、354bの底面と摺動接触した場合に生じるシールリング380a、380bの過度な摩耗損傷を防止することができる。
そして、外リンク370の内幅Do、内リンク340の外幅Di、外プレート350のリング保持溝354a、354bの深さDho、内プレート310のリング保持溝313a、313bの深さDhi、シールリング380a、380bのチェーン幅方向の長さDs及びブシュ330の端部332の内プレート310の外側面312からの突出量Dbが、Do−Di+Dho−Db<Ds<Dho+Dhi+Db及びDo−Di+Dhi−Db<Ds<Dho+Dhi+Dbを満足するようにそれぞれ形成されている。
したがって、チェーン稼動時に内リンク340が外リンク370に対してチェーン幅方向にスキュー、揺動、若しくは、偏在した場合であっても、ブシュ330の端面と外プレート350の内側面353とが互いに接触して、シールリング380a、380bが内プレート310のリング保持溝313a、313bの底面と外プレート350のリング保持溝354a、354bの底面とでチェーン幅方向に挟圧された状態でこれらリング保持溝313a、313b、354a、354bの底面と摺動接触することを阻止するので、シールリング380a、380bの摩耗損傷を防止でき、また、シールリング380a、380bが内プレート310のリング保持溝313a、313b及び外プレート350のリング保持溝354a、354bから外れることを阻止して、潤滑油が外部に漏出することを防止するので、連結ピン360の外周面361とブシュ330の内周面331の摺動摩耗を長期に亘って低減でき、チェーンの摩耗伸びを更に一段と防止することができるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第4実施例である無給油チェーン400について、図12に基づいて説明する。
ここで、本発明の第4実施例である無給油チェーン400におけるシールリング480と外プレート450のリング保持溝454a、454bと内プレート410のリング保持溝413a、413b以外の構成は、前述した第2実施例の無給油チェーン200とまったく同じであるため、第2実施例の無給油チェーン200に関する明細書、および、図6乃至図10に示す200番台の符号を400番台の符号に読み替えることによって、シールリング480と外プレート450のリング保持溝454a、454bと内プレート410のリング保持溝413a、413b以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本発明の第4実施例の無給油チェーン400が最も特徴とするシールリング480と外プレート450のリング保持溝454a、454bと内プレート410のリング保持溝413a、413bの具体的な形態について図12により詳しく説明する。
すなわち、図12に示すように、外プレート450の内側面453には、連結ピン460を中心として同心円状に一対配置されたリング保持溝454a、454bが凹設されている。
また、図12に示すように、内プレート410の外側面412には、連結ピン460を中心として同心円状に一対配置されたリング保持溝413a、413bが凹設されている。
この内プレート410のリング保持溝413aの径の大きさは、外プレート450のリング保持溝454aの径の大きさと同じであり、また、この内プレート410のリング保持溝413bの径の大きさは、外プレート450のリング保持溝454bの径の大きさと同じである。
また、ブシュ430の端部432が、内プレート410の外側面412から一部突出している。
そして、図12に示すように、内プレート410のリング保持溝413a、413bと外プレート450のリング保持溝454a、454bとの間には、内プレート410と外プレート450との間隙をシールするためのプラスチック樹脂からなるシールリング480が遊嵌されている。
このシールリング480は、内プレート410のリング保持溝413a、413bと外プレート450のリング保持溝454a、454bとに遊嵌するフランジ部481、482を外周縁及び内周縁にそれぞれ備えた、いわゆる断面H字状のリングである。
このようにして得られた本実施例の無給油チェーン400は、内プレート410と外プレート450との間隙をシールする一対のシールリング480が、内プレート410の外側面412と外プレート450の内側面453にそれぞれ凹設されて連結ピン460を中心に同心円状に一対配置されたリング保持溝413a、413b、454a、454bに遊嵌保持されている。
したがって、このような内プレート410のリング保持溝413a、413bと外プレート450のリング保持溝454a、454bとシールリング480との間に生じた潤滑油の漏出径路が更に複雑に屈曲した形状のラビリンス構造Lとなって、チェーン稼動時の周回走行によって生じる遠心力等に起因した潤滑油の漏出を抑制するとともに外部塵埃の侵入を抑制して、チェーンの摩耗伸びを長期にわたって防止することができ、また、ブシュ430の外周面433と外プレート450の内側面453と内プレート410の外側面412とシールリング480の内周面との間に創成された環状油溜り領域Sに潤滑油が溜められ、これら環状油溜り領域Sが滲み出そうとする潤滑油の勢いを抑制するので、シール効果を更に向上することができる。
また、シールリング480が内プレート410のリング保持溝413a、413bと外プレート450のリング保持溝454a、454bとで遊嵌保持されている。
したがって、チェーン製造時には内プレート410のリング保持溝413a、413bと外プレート450のリング保持溝454a、454bとの間にシールリング480を遊嵌すれば良いので、ブシュと外リンクプレートとの間にシール部材を押圧状態で配置した従来のシールチェーンと比べて、チェーン切り継ぎなどの分解組み付け作業を容易に達成でき、また、チェーン稼動時に円滑に屈曲して周回走行することができる。
そして、従来のシールチェーンでは、シール部材の摺接摩耗を防止して潤滑油の密封性を維持するために、内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面に表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があったが、本発明の無給油チェーン400では、従来のような表面仕上げ加工を施す必要がなく、チェーンの製造負担を軽減することができる。
そして、ブシュ430の端部432が内プレート410の外側面412から一部突出していることにより、チェーン稼動時に内リンク440が外リンク470に対してチェーン幅方向にスキュー、揺動、若しくは、偏在した際にも、摺動面積の小さいブシュ430の端面と外プレート450の内側面453とが互いに接触して、摺動面積の大きい内プレート410の外側面412と外プレート450の内側面453とが接触することを完全に阻止するので、長期に亘る円滑なチェーンの屈曲摺動を実現でき、また、内プレート410の外側面412と外プレート450の内側面453とが互いに接触する場合と比べて、内プレート410のリング保持溝413a、413bの底面と外プレート450のリング保持溝454a、454bの底面との間隔が広くなるので、シールリング480が内プレート410のリング保持溝413a、413bの底面と外プレート450のリング保持溝454a、454bの底面とでチェーン幅方向に挟圧された状態でこれらリング保持溝413a、413b、454a、454bの底面と摺動接触した場合に生じるシールリング480の過度な摩耗損傷を防止することができるなど、その効果は甚大である。
本発明の第1実施例である無給油チェーンの一部を切り欠いた全体概要図。 図1に示す無給油チェーンの連結状態を示す斜視図。 図1に示す無給油チェーンの断面図。 図1に示す無給油チェーンの組み付け寸法図。 図1の無給油チェーンがチェーン幅方向に片寄った状態を示す寸法図。 本発明の第2実施例である無給油チェーンの一部を切り欠いた全体概要図。 図6に示す無給油チェーンの連結状態を示す斜視図。 図6に示す無給油チェーンの断面図。 図6に示す無給油チェーンの組み付け寸法図。 図6の無給油チェーンがチェーン幅方向に片寄った状態を示す寸法図。 本発明の第3実施例である無給油チェーンの断面図。 本発明の第4実施例である無給油チェーンの断面図。
符号の説明
100、200、300、400 ・・・ 無給油チェーン
110、210、310、410 ・・・ 内プレート
111、211、311、411 ・・・ ブシュ圧入孔
112、212、312、412 ・・・ 内プレート外側面
113、213、313a、313b、413a、413b ・・・ リング保持溝
120、220、320、420 ・・・ ローラ
130、230、330、430 ・・・ ブシュ
131、231、331、431 ・・・ ブシュの内周面
232、332、432 ・・・ ブシュ端部
233、333、433 ・・・ ブシュの外周面
140、240、340、440 ・・・ 内リンク
150、250、350、450 ・・・ 外プレート
151、251、351、451 ・・・ 外プレートのピン圧入孔
153、253、353、453 ・・・ 外プレートの内側面
154、254、354a、354b、454a、454b ・・・ リング保持溝
160、260、360、460 ・・・ 連結ピン
161、261、361、461 ・・・ 連結ピンの外周面
170、270、370、470 ・・・ 外リンク
180、280、380a、380b、480 ・・・ シールリング
、L、L、L ・・・ ラビリンス構造
、S、S、S’、S ・・・ 環状油溜り領域
Dho ・・・ 外プレートのリング保持溝の深さ
Dhi ・・・ 内プレートのリング保持溝の深さ
Db ・・・ ブシュ端部の内プレート外側面からの突出量
Do ・・・ 外リンクの内幅
Di ・・・ 内リンクの外幅

Claims (4)

  1. 前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、前記ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を封入してなる無給油チェーンにおいて、
    前記内プレートと外プレートとの間隙をシールするシールリングが、前記内プレートの外側面と外プレートの内側面にそれぞれ凹設されてなる前記連結ピンと同心円状のリング保持溝に遊嵌保持されていることを特徴とする無給油チェーン。
  2. 前記ブシュの端部が、前記内プレートの外側面から一部突出していることを特徴とする請求項1記載の無給油チェーン。
  3. 前記外リンクの内幅Do、内リンクの外幅Di、外プレートのリング保持溝の深さDho、内プレートのリング保持溝の深さDhi及びシールリングのチェーン幅方向の長さDsが、
    Do−Di+Dho<Ds<Dho+Dhi
    及び、
    Do−Di+Dhi<Ds<Dho+Dhi
    を満足するようにそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載の無給油チェーン。
  4. 前記外リンクの内幅Do、内リンクの外幅Di、外プレートのリング保持溝の深さDho、内プレートのリング保持溝の深さDhi、シールリングのチェーン幅方向の長さDs及びブシュ端部の内プレート外側面からの突出量Dbが、
    Do−Di+Dho−Db<Ds<Dho+Dhi+Db
    及び、
    Do−Di+Dhi−Db<Ds<Dho+Dhi+Db
    を満足するようにそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2記載の無給油チェーン。
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