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JP2010078067A - 潤滑油滲出型チェーン - Google Patents

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JP2010078067A
JP2010078067A JP2008247478A JP2008247478A JP2010078067A JP 2010078067 A JP2010078067 A JP 2010078067A JP 2008247478 A JP2008247478 A JP 2008247478A JP 2008247478 A JP2008247478 A JP 2008247478A JP 2010078067 A JP2010078067 A JP 2010078067A
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Akihiko Utaki
昭彦 宇瀧
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

【課題】チェーン強度の低下、チェーン製造負担の増加、および屈曲抵抗の増大を回避しつつ優れた潤滑油の徐放性を発揮してブシュの内周面と連結ピンの外周面との間の摺動摩耗を長期に亘って低減し、しかも、チェーン稼動時における潤滑油の漏出と外部塵埃の侵入を防止する潤滑油滲出型チェーンを提供すること。
【解決手段】内プレート110とブシュ130と外プレート150と連結ピン160とを備え、含油材180が、連結ピン160の長手方向中央に配置した含油材リザーバー部161に露出状態で設けられている潤滑油滲出型チェーン100。
【選択図】図2

Description

本発明は、伝動チェーン、搬送コンベヤチェーンなどに用いる潤滑油滲出型チェーンに係るものであって、特に、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクとブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結されている潤滑油滲出型チェーンに関する。
従来、2個の外リンクプレートの両端部をピンにて連結した外リンクと、2個の内リンクプレートをブシュにて連結した内リンクとを前記ピンをブシュに遊嵌することにより交互に連結し、かつ前記ピンとブシュとの間に注入された潤滑油を封止するシール手段を備えてなるシールチェーンが知られている。
そして、このシールチェーンのシール手段は、少なくとも前記ブシュの軸方向端面に接触するように配置されるリング部材と、該リング部材とそれに対向する外リンクプレートとの間に圧接される弾性シールリングとを備えている(例えば特許文献1参照。)。
特開2004−256262号公報(第4欄、図3)
前述したような従来のシールチェーンでは、ブシュと外リンクプレートとの間を密封してピンとブシュとの間に注入された潤滑油のシール効果を持続させるために、リング部材と弾性シールリングとがブシュと外リンクプレートとの間に押圧状態で配置され、このような押圧状態の押圧力によって、外リンクプレートと内リンクプレートとの間の相対的な屈曲抵抗、すなわち、チェーン自体の屈曲抵抗が大きくなるという問題があった。
また、リング部材と弾性シールリングが外リンクプレート等に対して摺動摩耗することによって生じるシール効果の低下を防止するために、リング部材および弾性シールリングと接触する外リンクプレートの内側面とブシュの端面の表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があり、その表面仕上げ加工の加工負担が増加するという問題があった。
そして、シール手段としてのリング部材と弾性シールリングとを基本的なチェーン構成部品であるブシュと外プレートとの間に設けているので、組立工数が多くなり、チェーンの組立性が悪くなるという問題があった。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、チェーン強度の低下、チェーン製造負担の増加、および屈曲抵抗の増大を回避しつつ優れた潤滑油の徐放性を発揮してブシュの内周面と連結ピンの外周面との間の摺動摩耗を長期に亘って低減し、しかも、チェーン稼動時における潤滑油の漏出と外部塵埃の侵入を防止する潤滑油滲出型チェーンを提供することである。
請求項1に係る本発明は、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結されている潤滑油滲出型チェーンにおいて、前記ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を滲出供給する含油材が、前記連結ピンの長手方向中央に配置した含油材リザーバー部に露出状態で設けられていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の構成に加えて、前記含油材が含油樹脂であることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項3に係る本発明は、請求項2記載の構成に加えて、前記含油樹脂が含油ポリアセタール樹脂であることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項4に係る本発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の構成に加えて、前記内プレートの外側面から一部突出したブシュ突出端部が、前記外プレートの内側面を凹陥させてオフセット状態で外側面に膨出させたブシュ軸支用環状凹部によりそれぞれ囲繞支持されていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
なお、本発明の潤滑油滲出型チェーンで言うところの「オフセット状態」とは、ブシュ軸支用環状凹部とそれ以外のプレート部分とがプレート厚み方向にずれて段差状を呈している状態を意味している。
そこで、本発明は、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクとブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結されて、円滑に屈曲して安定したチェーン駆動を実現するばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に係る本発明の潤滑油滲出型チェーンによれば、含油材が連結ピンの長手方向中央に配置した含油材リザーバー部に露出状態で設けられていることにより、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油が充分に供給されてない状態となっても、含油材がブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を長期に亘って徐々に滲出供給するため、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間の摺動摩耗を低減してチェーンの摩耗伸びを長期に亘って防止できる。
また、含油材リザーバー部が連結ピンの長手方向中央に設けられていることにより、チェーン引張力に起因して剪断応力が作用する連結ピンの両端部側、すなわち、チェーン稼動時にチェーン長手方向前方およびチェーン長手方向後方にそれぞれ引っ張られる外プレートおよび内プレートによって高負荷状態の剪断応力が作用する連結ピンの両端部側の破断強度が低下することを回避して、連結ピンの実質的な強度を維持するため、潤滑油滲出型チェーンの安定したチェーン駆動を実現できる。
また、含油材を配置した連結ピンは何らの加工を施していない通常の連結ピンと同様の形状を呈しているため、通常の連結ピンと同様に取り扱うことができ、チェーン切り継ぎなどの分解組み付け作業を簡便に達成できる。
また、内プレートの外側面と外プレートの内側面との間には、従来のシールチェーンのようなブシュと外リンクプレートとの間に押圧状態で配置したシール部材を別部品として設けていないので、チェーン稼動時に円滑に屈曲して良好な周回走行を実現するとともに、チェーン切り継ぎ等の分解組み付け作業が容易である。
また、従来のシールチェーンでは、シール部材の摺動摩耗を防止して潤滑油の密封性を維持するために、内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面に表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があったが、本発明の潤滑油滲出型チェーンでは、従来のような表面仕上げ加工を施す必要がなく、チェーンの製造負担を軽減できる。
請求項2に係る本発明の潤滑油滲出型チェーンによれば、請求項1記載の潤滑油滲出型チェーンが奏する効果に加えて、含油材が含油樹脂であることにより、連結ピンに形成された含油材リザーバー部に対する含油材の取り付けをインサート成形などを用いて簡便に達成できるため、チェーン製造負担の増大を防止できる。
請求項3に係る本発明の潤滑油滲出型チェーンによれば、請求項2記載の潤滑油滲出型チェーンが奏する効果に加えて、含油樹脂が含油ポリアセタール樹脂であることにより、ポリアセタール樹脂自体がチェーン稼動時における振動や衝撃に対して優れた強度および耐衝撃性を発揮するばかりでなく、ポリアセタール樹脂の内部に形成された無数の気孔に含浸した潤滑油がブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に徐々に滲み出すとともに、ポリアセタール樹脂自体がその優れた摺動特性を発揮してブシュの内周面と連結ピンの外周面との間における摺動抵抗を低減するため、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間の摺動摩耗を低減できる。
請求項4に係る本発明の潤滑油滲出型チェーンによれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の潤滑油滲出型チェーンが奏する効果に加えて、内プレートの外側面から一部突出したブシュ突出端部が、外プレートの内側面を凹陥させてオフセット状態で外側面に膨出させたブシュ軸支用環状凹部によりそれぞれ囲繞支持されていることにより、このようなブシュ突出端部とブシュ軸支用環状凹部との間に生じた潤滑油の漏出径路が複雑に屈曲して油溜り機能を発揮する油溜り用ラビリンス構造となって、チェーン稼動時の周回走行によって生じる遠心力などに起因したブシュと連結ピンとの間に封入された潤滑油の漏出を抑制するとともに外部塵埃の侵入を抑制するので、ブシュの内周面と連結ピンの外周面の摩耗損傷を低減してチェーンの摩耗伸びを長期に亘って防止できる。
また、ブシュ軸支用環状凹部が外プレートの内側面を凹陥させて外側面に膨出させたオフセット状態で形成されていることにより、ブシュ軸支用環状凹部の断面係数とそれ以外のプレート部分の断面係数とが同程度となるので、ブシュ軸支用環状凹部を形成することによる外プレートの強度低下を抑制できる。
また、内プレートの外側面と外プレートの内側面との間には、従来のシールチェーンのようなブシュと外リンクプレートとの間に押圧状態で配置したシール部材を別部品として設けていないので、チェーン稼動時に円滑に屈曲して周回走行するとともにチェーン部品点数の増加を回避できる。
また、従来のシールチェーンでは、シール部材の摺動摩耗を防止して潤滑油の密封性を維持するために、内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面に表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があったが、本発明の潤滑油滲出型チェーンでは、従来のような表面仕上げ加工を施す必要がなく、チェーンの製造負担を軽減できる。
本発明の潤滑油滲出型チェーンは、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクとブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を滲出供給する含油材が、連結ピンの長手方向中央に配置した含油材リザーバー部に露出状態で設けられて、チェーン強度の低下、チェーン製造負担の増加、および屈曲抵抗の増大を回避しつつ優れた潤滑油の徐放性を発揮してブシュの内周面と連結ピンの外周面との間の摺動摩耗を長期に亘って低減し、しかも、チェーン稼動時における潤滑油の漏出と外部塵埃の侵入を防止するものであれば、その具体的な実施の形態は如何なるものであっても何ら構わない。
例えば、本発明の潤滑油滲出型チェーンは、ローラチェーン、ブシュチェーンのいずれのものがその対象であっても差し支えないが、ローラチェーンの場合には、スプロケットとの噛み合いが円滑となるため、チェーンの摩耗を防止するので、より好ましい。
また、本発明の潤滑油滲出型チェーンに組み込まれる含油材の具体的な態様については、その内部に潤滑油を含有するものであれば如何なる態様であっても良く、例えば、内部に無数の気孔に含油させた多孔質体の焼結金属、含油させた多孔質樹脂、含油させた非孔質樹脂などの如何なるものであっても良く、特に、内部に形成された無数の気孔に潤滑油を含浸させた多孔質体の含油ポリアセタール樹脂を採用した場合には、ポリアセタール樹脂自体がチェーン稼動時における振動や衝撃に対して優れた強度および耐衝撃性を発揮するばかりでなく、ポリアセタール樹脂の内部に含浸された潤滑油がブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に徐々に滲み出す、すなわち、優れた潤滑油の徐放性を発揮するとともに、ポリアセタール樹脂自体がその優れた摺動特性を発揮してブシュの内周面と連結ピンの外周面との間における摺動抵抗を低減するため、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間の摺動摩耗を低減できる。
また、本発明の潤滑油滲出型チェーンにおいて含油材に含有させる潤滑油の具体的な種類については、潤滑性や耐劣化性を備えたものであれば如何なるものであって良く、特に、ポリαオレフィンやポリオールエステルなどの合成系炭化水素を基油とする合成油を採用した場合には、優れた粘性、潤滑性、耐劣化性を発揮して、樹脂内から連結ピンとブシュとの間に潤滑油が円滑に滲み出て摺接摩耗を抑制できる。
また、本発明の潤滑油滲出型チェーンにおける含油材リザーバー部の具体的な形状については、連結ピンの長手方向中央において含油材を露出状態で保持するものであれば如何なる態様であっても良く、例えば、連結ピンの外周面に凹設された凹溝状のもの、連結ピンの外周面に形成された切り欠き状のもの、連結ピンの長手方向中央に設けられた貫通孔状のもの、連結ピンを外周面を凹設することで形成された小径段部状のものなどいずれであっても差し支えない。
以下、本発明の第1実施例である潤滑油滲出型チェーン100を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施例である潤滑油滲出型チェーンの全体概要図であり、図2は、図1に示す潤滑油滲出型チェーンの連結状態を示す斜視図であり、図3は、図1に示す潤滑油滲出型チェーンを示す断面図であり、図4は、含油材リザーバー部の変形例を示す断面図である。
まず、本発明の第1実施例である潤滑油滲出型チェーン100は、図1乃至図3に示すように、前後一対のブシュ130の両端部を左右一対の内プレート110のブシュ130圧入孔に圧入嵌合してなる内リンク140とブシュ130内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピン160の両端部を左右一対の外プレート150のピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンク170とがチェーン長手方向に交互に連結されており、前述したブシュ130には、ローラ120が外嵌されている。
そこで、本実施例の潤滑油滲出型チェーン100が最も特徴とする含油材180の具体的な形態について図2および図3により詳しく説明する。
まず、図2および図3に示すように、連結ピン160の長手方向中央には、凹溝状の含油材リザーバー部161が2箇所に凹設されており、この含油材リザーバー部161にそれぞれ含油材180が外部に露出した状態でインサート成形されている。
また、含油材180としては、多孔質体の含油ポリアセタール樹脂が採用されており、内部に形成された無数の気孔には潤滑油が含浸されている。
したがって、このポリアセタール樹脂自体がチェーン稼動時における振動や衝撃に対して優れた強度および耐衝撃性を発揮するばかりでなく、ポリアセタール樹脂の気孔に含浸された潤滑油がブシュ130の内周面と連結ピン160の外周面との間に徐々に滲み出すとともに、ポリアセタール樹脂自体がその優れた摺動特性を発揮してブシュ130の内周面と連結ピン160の外周面との間における摺動抵抗を低減するようになっている。
また、含油材180に含浸させる潤滑油としては、ポリαオレフィンやポリオールエステルなどの合成系炭化水素を基油とする合成油が採用されており、優れた粘性、潤滑性、耐劣化性を発揮して、含油材180の気孔に目詰まりを生じさせることなく長期に亘って安定して連結ピン160の外周面とブシュ130の内周面との間に滲み出て摺動摩耗を抑制するようになっている。
そして、含油材リザーバー部161は、図2および図3に示すように、前述したように連結ピン160の長手方向中央に設けられており、チェーン引張力に起因して最も剪断応力が作用する連結ピン160の両端部側の特定部分160a、すなわち、チェーン稼動時にチェーン長手方向前方およびチェーン長手方向後方にそれぞれ引っ張られる外プレート150および内プレート110によって高負荷状態の剪断応力が作用する連結ピン160の両端部側の特定部分160aの破断強度が低下することを回避するようになっている。
なお、含油材リザーバー部161の具体的な態様については、含油材180を露出状態で保持するものであれば如何なる態様であっても良く、例えば、図4に示すように、連結ピン160の長手方向中央に設けられた貫通孔状のものであっても良く、また、連結ピン160の長手方向中央を外周に亘って凹設することで形成された小径段部状のものであっても何ら構わない。
このようにして得られた本実施例の潤滑油滲出型チェーン100は、含油材180が連結ピン160の長手方向中央に配置した含油材リザーバー部161に露出状態で設けられている。
したがって、ブシュ130の内周面と連結ピン160の外周面との間に潤滑油が充分に供給されてない状態となっても、含油材180がブシュ130の内周面と連結ピン160の外周面との間に潤滑油を長期に亘って徐々に滲出供給するため、ブシュ130の内周面と連結ピン160の外周面との間の摺動摩耗を低減してチェーンの摩耗伸びを長期に亘って防止できる。
また、含油材リザーバー部161が、連結ピン160の長手方向中央に設けられている。
したがって、チェーン引張力に起因して剪断応力が作用する連結ピン160の両端部側、すなわち、チェーン稼動時にチェーン長手方向前方およびチェーン長手方向後方にそれぞれ引っ張られる外プレート150および内プレート110によって高負荷状態の剪断応力が作用する連結ピン160の両端部側の特定部分160aの破断強度が低下することを回避して、連結ピン160の実質的な強度を維持するため、潤滑油滲出型チェーン100の安定したチェーン駆動を実現できる。
また、含油材180を配置した連結ピン160は何らの加工を施していない通常の連結ピン160と同様の形状を呈しているため、通常の連結ピン160と同様に取り扱うことができ、チェーン切り継ぎなどの分解組み付け作業を簡便に達成できる。
また、内プレート110の外側面と外プレート150の内側面との間には、従来のシールチェーンのようなブシュと外リンクプレートとの間に押圧状態で配置したシール部材を別部品として設けていないので、チェーン稼動時に円滑に屈曲して良好な周回走行を実現するとともに、チェーン切り継ぎ等の分解組み付け作業が容易である。
また、従来のシールチェーンでは、シール部材の摺動摩耗を防止して潤滑油の密封性を維持するために、内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面に表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があったが、本発明の潤滑油滲出型チェーン100では、従来のような表面仕上げ加工を施す必要がなく、チェーンの製造負担を軽減できる。
また、含油材180が、含油ポリアセタール樹脂である。
したがって、連結ピン160に形成された含油材リザーバー部161に対する含油材180の取り付けをインサート成形などを用いて簡便に達成できるため、チェーン製造負担の増大を防止でき、また、ポリアセタール樹脂自体がチェーン稼動時における振動や衝撃に対して優れた強度および耐衝撃性を発揮するばかりでなく、ポリアセタール樹脂の内部に形成された無数の気孔に含浸した潤滑油がブシュ130の内周面と連結ピン160の外周面との間に徐々に滲み出す、すなわち、優れた潤滑油の徐放性を発揮するとともに、ポリアセタール樹脂自体がその優れた摺動特性を発揮してブシュ130の内周面と連結ピン160の外周面との間における摺動抵抗を低減するため、ブシュ130の内周面と連結ピン160の外周面との間の摺動摩耗を低減できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第2実施例である潤滑油滲出型チェーン200について、図5および図6に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第2実施例である潤滑油滲出型チェーン200におけるブシュ230および外プレート250以外の構成は、前述した第1実施例の潤滑油滲出型チェーン100と全く同じであるため、第1実施例の潤滑油滲出型チェーン100に関する明細書、および、図1乃至図4に示す100番台の符号を200番台の符号に読み替えることによって、ブシュ230および外プレート250以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本実施例の潤滑油滲出型チェーン200が最も特徴とするブシュ230および外プレート250の具体的な形態について詳しく説明する。
すなわち、図5および図6に示すように、内プレート210の外側面から一部突出したブシュ突出端部231が、外プレート250の内側面を凹陥させてオフセット状態で外側面に膨出させたブシュ軸支用環状凹部251によりそれぞれ囲繞支持されており、このようなブシュ突出端部231とブシュ軸支用環状凹部251との間に生じた潤滑油の漏出径路が、複雑に屈曲して油溜り機能を発揮する油溜り用ラビリンス構造Lを呈している。
なお、本発明の潤滑油滲出型チェーン200で言うところの「オフセット状態」とは、ブシュ軸支用環状凹部251とそれ以外のプレート部分とがプレート厚み方向にずれて段差状を呈している状態を意味している。
このようにして得られた本実施例の潤滑油滲出型チェーン200は、内プレート210の外側面から一部突出したブシュ突出端部231が、外プレート250の内側面を凹陥させてオフセット状態で外側面に膨出させたブシュ軸支用環状凹部251によりそれぞれ囲繞支持されている。
したがって、このようなブシュ突出端部231とブシュ軸支用環状凹部251と外プレート250の内側面との間に生じた潤滑油の漏出径路が複雑に屈曲して油溜り機能を発揮する油溜り用ラビリンス構造Lとなって、チェーン稼動時の周回走行によって生じる遠心力などに起因したブシュ230と連結ピン260との間に封入された潤滑油の漏出を抑制するとともに外部塵埃の侵入を抑制するので、ブシュ230の内周面と連結ピン260の外周面の摩耗損傷を低減してチェーンの摩耗伸びを長期に亘って防止できる。
また、ブシュ軸支用環状凹部251が、外プレート250の内側面を凹陥させて外側面に膨出させたオフセット状態で形成されている。
したがって、ブシュ軸支用環状凹部251の断面係数とそれ以外のプレート部分の断面係数とが同程度となるので、ブシュ軸支用環状凹部251を形成することによる外プレート250の強度低下を抑制できる。
また、内プレート210の外側面と外プレート250の内側面との間には、従来のシールチェーンのようなブシュと外リンクプレートとの間に押圧状態で配置したシール部材を別部品として設けていないので、チェーン稼動時に円滑に屈曲して周回走行するとともにチェーン部品点数の増加を回避できる。
また、従来のシールチェーンでは、シール部材の摺動摩耗を防止して潤滑油の密封性を維持するために、内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面に表面粗さを小さくする表面仕上げ加工を施す必要があったが、本発明の潤滑油滲出型チェーン200では、従来のような表面仕上げ加工を施す必要がなく、チェーンの製造負担を軽減できるなど、その効果は甚大である。
本発明の第1実施例である潤滑油滲出型チェーンの全体概要図。 図1に示す潤滑油滲出型チェーンの連結状態を示す斜視図。 図1に示す潤滑油滲出型チェーンを示す断面図。 含油材リザーバー部の変形例を示す断面図。 本発明の第2実施例である潤滑油滲出型チェーンの連結状態を示す斜視図。 図5に示す潤滑油滲出型チェーンを示す断面図。
符号の説明
100、200 ・・・ 潤滑油滲出型チェーン
110、210 ・・・ 内プレート
120、220 ・・・ ローラ
130、230 ・・・ ブシュ
231 ・・・ ブシュ突出端部
140、240 ・・・ 内リンク
150、250 ・・・ 外プレート
251 ・・・ ブシュ軸支用環状凹部
160、260 ・・・ 連結ピン
161、261 ・・・ 含油材リザーバー部
170、270 ・・・ 外リンク
180、280 ・・・ 含油材

Claims (4)

  1. 前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結されている潤滑油滲出型チェーンにおいて、
    前記ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を滲出供給する含油材が、前記連結ピンの長手方向中央に配置した含油材リザーバー部に露出状態で設けられていることを特徴とする潤滑油滲出型チェーン。
  2. 前記含油材が、含油樹脂であることを特徴とする請求項1記載の潤滑油滲出型チェーン。
  3. 前記含油樹脂が、含油ポリアセタール樹脂であることを特徴とする請求項2記載の潤滑油滲出型チェーン。
  4. 前記内プレートの外側面から一部突出したブシュ突出端部が、前記外プレートの内側面を凹陥させてオフセット状態で外側面に膨出させたブシュ軸支用環状凹部によりそれぞれ囲繞支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の潤滑油滲出型チェーン。
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