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JP2008148804A - たばこ臭の除去性能に優れた消臭剤 - Google Patents

たばこ臭の除去性能に優れた消臭剤 Download PDF

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activated carbon
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Yasutaro Seto
保太郎 瀬戸
Shuichi Yonezawa
修一 米澤
Kazuya Nishihara
和也 西原
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Abstract

【課題】本発明は、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類、VOC、およびそれらを含むタバコ臭の除去に特に優れた消臭性能と、消臭効果が長く持続する耐久性と、短時間で除去する即効性に優れた消臭剤を提供する。
【解決手段】アセトアルデヒドなどのアルデヒド類の消臭に効力のあるヒドラジン誘導体とVOC等のガスに吸着能力を発揮する活性炭とが直接接触しないように無機多孔質物質の細孔内にヒドラジン誘導体を固着するようにすることによって、活性炭の影響によってヒドラジン誘導体のアセトアルデヒド吸着能力が下ることのないようにし、耐久性があり、特にたばこ臭に効果のある消臭剤を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類、VOC、およびそれらを含むタバコ臭の除去に特に優れた消臭性能と、消臭効果が長く持続する耐久性と、短時間で除去する即効性に優れた消臭剤に関する技術である。
近年建築される住宅は、機密性の良いものが開発され、冷房や暖房に効率の良い省エネ住宅となってきている。しかしながら、機密性が良いがゆえに、各種生活臭が室内にこもってしまったり、建築材料から発生すると考えられる僅かなVOCガスが人体に悪影響を与えることも考えられることから、これらの悪臭やVOCガスを除去する技術が関心を集めている。中でも、タバコ臭は非喫煙者のみならず喫煙者にとっても嫌な臭いであり、人々の清潔志向もあって、タバコ臭を消臭する技術が強く求められている。タバコ臭は、主成分としてアセトアルデヒドを含み、副成分として100種類を越えるVOCガスを含んでいることが知られており、タバコ臭の消臭には、該アセトアルデヒドとVOCガスの両方の消臭を同時に行うことが必要不可欠で、どちらか一方の消臭だけではかえって人間にとって気分の悪い臭いに変化してしまうことが分かっている。
しかしながら、全ての悪臭ガスに有効な消臭剤はなく、各種悪臭ガスに有効な消臭剤を組み合わせて消臭する方法が行われる。一般に悪臭を除去する方法としては、活性炭やゼオライト等の吸着材を利用した吸着タイプと、オゾンや光触媒、金属フタロシアニン錯体等により悪臭物質を分解除去する触媒タイプ、あるいはこの吸着タイプと触媒タイプを併用した併用タイプに分けることができる。このうち例えば、活性炭の優れた吸着作用を利用した技術がよく知られているが、活性炭は多種類のVOCガスを吸着し、周辺のVOCガス濃度を低下させる働きには優れているが、アセトアルデヒドのようなアルデヒド類の吸着は十分ではなく、たばこ臭の除去には他の消臭剤と組み合わせて使用されなければならなかった。
特許文献1においては、水系溶媒に、水に対する溶解度が30℃で1g/100ml以下であるヒドラジド類と活性炭を混合した消臭剤が開示され、ホルムアルデヒドなどのアルデヒド類及びその他の悪臭物質を吸着し、長期間にわたって消臭効果の持続する消臭剤が記載されているが、ヒドラジド類と活性炭とが直接接触することにより、ヒドラジド類のアルデヒド吸着活性が低下してしまうことから、さらに長期間にわたる吸着効果のある消臭剤が求められている。
また、特許文献2においては、分子内に第一級アミノ基を有する化合物を多孔質二酸化ケイ素に担持した消臭剤が開示され、それ自身でアセトアルデヒド、ホルムアルデヒドなどのアルデヒド類の消臭機能が高い上、他の悪臭に対する消臭剤を混合した場合にも、個々の消臭剤のもつ本来の消臭機能を十分発揮することができる混合消臭剤を記載しているが、VOCガスの除去能力には劣るものであった。
また、出願人は特許文献3を出願しており、ヒドラジン誘導体と金属フタロシアニン錯体と多孔質無機物質とを含む消臭組成物を担持体に担持した構成が、アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸、アセトアルデヒド等多くの種類の悪臭に対した優れた消臭性能を有するものとして開示しているが、VOCガスの除去能力にはまだ不十分なものであった。
特開2001−218824 特開2002−200149 特開2003−275288
これらの従来技術は、吸着体および吸着体と触媒を組み合わせたもので、アルデヒド類やVOCガスをそれぞれ吸着分解し脱臭するものであって、効率的に脱臭する方法としては有用な方法ではあるが、代表的な悪臭であるタバコ臭のようなアルデヒド類とVOCガスの両者を同時に消臭しなければ消臭効果の発揮されない悪臭については、さらに強力な消臭効果と即効性と耐久性のある消臭剤が必要とされている。
本発明は悪臭の内でも特にタバコ臭について、さらに大きな消臭効果と即効性と耐久性のある消臭剤を提供するために、以下の手段を提供する。
[1]ヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質と、活性炭とを有効成分として含有することを特徴とする消臭剤。
[2]前記無機多孔質物質の細孔径が0.6nm〜20nmの無機多孔質物質である前項1記載の消臭剤。
[3]前記無機多孔質物質が疎水性ゼオライトである前項1または2に記載の消臭剤。
[4]前記ヒドラジン誘導体が炭素数4〜8の酸ヒドラジド化合物からなる前項1〜3のいずれか1項に記載の消臭剤。
[5]前記ヒドラジン誘導体の担持量が無機多孔質物質1gに対して5〜500mgである前項1〜4のいずれか1項に記載の消臭剤。
[6]前記無機多孔質物質の平均粒子径が0.1μm〜30μmであることを特徴とする前項1〜5のいずれか1項に記載の消臭剤。
[7]前記ヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質が消臭剤100に対して5〜50質量%と、活性炭50〜95質量%とからなることを特徴とする前項1〜6のいずれか1項に記載の消臭剤。
[1]の発明では、ヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質と活性炭とを有効成分として含有するので、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸、VOCガス等のタバコ臭に優れた吸着消臭効果を発揮することができる。特に、タバコ臭の代表的悪臭ガスであるアセトアルデヒドは、活性炭には吸着されにくいが、ヒドラジン誘導体には即効的に化学吸着する性質があるので、アセトアルデヒド臭を再放出することもなく、耐久性の高い消臭性能を発揮することができる。また、活性炭はアルデヒド類には有効ではないが、その他の多くのガスには有効で、例えば、酢酸、硫化水素、VOCガス(トルエン等)に優れた吸着性能を発揮する。また、本発明では、ヒドラジン誘導体と活性炭とが直接接触しないように無機多孔質物質の細孔内にヒドラジン誘導体を固着しているので、活性炭の影響によってヒドラジン誘導体のアセトアルデヒド吸着能力が下ってしまうことのない耐久性のある消臭剤とすることができる。
[2]の発明では、無機多孔質物質の細孔径が0.6nm〜20nmの無機多孔質物質であるので、ヒドラジン誘導体を細孔内に固着することができ、ヒドラジン誘導体と活性炭とが直接接触するのを防ぐので、ヒドラジン誘導体のアセトアルデヒド吸着能力を下ることのない耐久性のある消臭剤とすることができる。
[3]の発明では、前記無機多孔質物質が疎水性ゼオライトであるので、細孔内に固着したヒドラジン誘導体は水に接したとしてもほとんど離脱することはなく、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸等に優れた吸着消臭効果を発揮することができる。
[4]の発明では、前記ヒドラジン誘導体が炭素数4〜8の酸ヒドラジド化合物であるので、水に対する溶解度が20g/100ml前後となり、水に接したとしてもほとんど離脱することはなく、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸等に優れた吸着消臭効果を発揮し、短時間で消臭する即効性能と耐久性にも優れた消臭剤とすることができる。
[5]の発明では、前記ヒドラジン誘導体の担持量が無機多孔質物質1gに対して5〜500mgであるので、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸等に優れた吸着消臭効果を発揮する消臭剤とすることができる。
[6]の発明では、前記無機多孔質物質の平均粒子径が0.1μm〜30μmであるので、十分な量のヒドラジン誘導体を前記無機多孔質物質の細孔内に固着でき、高いアルデヒド吸着効果を実現することができる。また、繊維構造体に本発明の消臭剤を固着しても、ざらつき感のないものとすることができる。
[7]の発明では、消臭剤100に対して、前記ヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質が5〜50質量%と活性炭50〜95質量%とからなるので、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸、VOCガス等のタバコ臭に十分な吸着消臭効果を発揮することができ、即効性と耐久性のある消臭剤とすることができる。
本発明の消臭剤は、例えば、室内にあるカーテン、カーペット、壁紙、椅子張り地等の繊維構造体に、バインダー樹脂等で固着し、自然対流の環境下でタバコ臭の消臭をしたり、空気清浄機やエアコン等のフィルターに本発明の消臭剤を担持させ、ファンによって強制的に空気を循環させながらタバコ臭の消臭を行なってもよいし、直接通気性のある容器内に入れアルデヒド類とVOCガスの両者を同時に消臭する消臭剤として使用することもできるものである。
本発明の消臭剤は、ヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質と、活性炭とを有効成分として含有する。
無機多孔質物質としては、ゼオライト、麦飯石、シリカゲル等をあげることができるが、中でも、疎水性ゼオライトは、一旦ヒドラジン誘導体を細孔内に固着し乾燥すれば、水に分散したとしても、細孔内部のヒドラジン誘導体を保持し脱離することがないので好ましい。前期無機多孔質物質の細孔径は、0.6nm〜20nmであるのが好ましい。0.6nmを下回る細孔径ではヒドラジン誘導体が無機多孔質物質の細孔内に入りにくく、また20nmを上回る細孔径では水洗いをした時にヒドラジン誘導体が脱離してしまうことから好ましくない。
また、無機多孔質物質の粒径は0.1μm〜30μmであるのが好ましい。0.1μmを下回ると、ヒドラジン誘導体を無機多孔質物質の細孔内に担持しにくく、またコストも高くなることから好ましくない。また、30μmを超えると、繊維構造体に担持させたときに、ざらつき感がでてしまうことから好ましくない。
本発明においてヒドラジン誘導体は、たばこ臭に多く含まれるとされるアセトアルデヒド等のアルデヒド成分の化学吸着に有効で、即効性に優れた消臭剤であって、水溶性のヒドラジンが好ましい。例えば、水加ヒドラジン、炭酸ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン、臭化水素酸ヒドラジン、アジピン酸ヒドラジド、フェニルヒドラジド、カーボジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、セバシン酸ヒドラジド、ドデカンジヒドラジド、ベンゾフェノンヒドラジド、ステアリン酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、マレイン酸ヒドラジド、マレイン酸ヒドラジドモノカリウム、マレイン酸ヒドラジドモノナトリウム、ベンゼンスルホニルヒドラジド、モノメチルヒドラジン、クエン酸ヒドラジド及びp−トルエンスルホニルヒドラジド等を挙げることができる。水溶性であるので、無機多孔質物質の細孔内に簡単に固着することができる。さらに望ましくは、炭素数4〜8の酸ヒドラジド化合物で水に対する溶解度が20g/100ml前後となるヒドラジン誘導体が好ましい。具体的には、アジピン酸ヒドラジドが特に好ましいものとして挙げることができる。また、該ヒドラジン誘導体は単独或いは混合物であってもよい。
ヒドラジン誘導体はアルデヒド消臭に非常に有効であるが、ヒドラジン誘導体と活性炭が直接接触すると、ヒドラジン誘導体のアルデヒド消臭能力が極端に低下し、耐久性のないことがわかってきた。その理由をはっきりと解明したわけではないが、本発明ではヒドラジン誘導体と活性炭が直接接触するのを避けるため、ヒドラジン誘導体を無機多孔質物質の細孔内に固着させたうえで、活性炭のVOCガスの吸着性能とあわせて、タバコ臭に対し強力な消臭効果と即効性と耐久性のある消臭剤とするものである。
活性炭としては、椰子殻活性炭、石油ピッチ系球状活性炭、活性炭素繊維、木質系活性炭等の活性炭系炭素多孔質体が、吸着比表面積が非常に大きいことから好ましく用いられ、たばこ臭におけるVOCガスの吸着性に効果的であるが、その他の悪臭ガス、例えば建材等から発生するVOCガス、生ゴミ等の腐敗臭、ペット臭等の消臭にも効果を発揮する。中でも、椰子殻活性炭は吸着効果が高いので特に好ましい。また、活性炭は黒色であることから、一般の衣料やインテリア商材の表面には使用しにくいが、裏面にバインダー樹脂で担持したり、バッキング剤等に混入して使用することができる。また色彩に影響しないフィルター材等には、フィルターの製造工程で混入してもよいし、フィルターの表面にバインダー樹脂で担持して使用すればよい。
また本発明の消臭剤は、消臭剤100に対してヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質が5〜50質量%と、活性炭50〜95質量%とからなることが好ましく、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸、VOCガス等のタバコ臭に十分な吸着消臭効果を発揮することができる。ヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質が5質量%を下回るとアンモニア、アセトアルデヒド、酢酸等の十分な吸着消臭効果を発揮することができない。50質量%を上回ると、活性炭表面を無機多孔質物質が覆ってしまい、活性炭自身が持っている吸着性能を損ねてしまうので好ましくない。より好ましくは10〜30質量%である。また、活性炭が消臭剤100に対して50質量%を下回るとVOCガス等に対して強力な即効性と耐久性のある消臭効果を発揮することができない。95質量%を上回るとヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質が少なくなりすぎて、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸等に十分な消臭効果を発揮することができなくなる。より好ましくは70〜90質量%である。
また、本発明の消臭剤においては、発明を妨げない範囲で、さらに他の消臭剤や臭気吸着剤や各種添加剤等を担持せしめた構成を採用しても良い。例えば酸化亜鉛を添加すれば、たばこ臭の他に硫化水素などの悪臭も消臭することができるようになる。次ぎに実施例により、本発明を具体的に説明する。なお、本発明の各種性能試験は以下のようにして行った。
(消臭性能試験)
本発明の消臭剤の水分散液をシャーレ上にとり、乾燥させた後にそのまま試験用袋(容積10l)に入れ、その袋内に各種悪臭ガス5l(アセトアルデヒド、アンモニア、酢酸、トルエン)を一定濃度(アセトアルデヒド100ppm、アンモニア100ppm、酢酸100ppm、トルエン20ppm)で注入し三十分後の濃度を検知管で測定し消臭率(%)を求め、除去率が90%以上であるものを「◎」、除去率が85%以上90%未満であるものを「○」、除去率が80%以上85%未満であるものを「△」、除去率が80%未満であるものを「×」とし、「○」以上を合格と評価した。
(耐久性能試験)
50回これを繰り返した後の除去率が90%以上であるものを「◎」、除去率が85%以上90%未満であるものを「○」、除去率が80%以上85%未満であるものを「△」、除去率が80%未満であるものを「×」とし、「○」以上を合格と評価した。
(即効性能試験)
本発明の消臭剤をシャーレ上にとり、試験用袋(容積10l)に入れ、その袋内に各種悪臭ガス5l(アセトアルデヒド、アンモニア、酢酸、トルエン)を一定濃度(アセトアルデヒド100ppm、アンモニア100ppm、酢酸100ppm、トルエン20ppm)で注入し10分後の濃度を検知管で測定し消臭率(%)を求め、除去率が85%以上であるものを「◎」、除去率が80%以上85%未満であるものを「○」、除去率が75%以上80%未満であるものを「△」、除去率が75%未満であるものを「×」とし、「○」以上を合格と評価した。
<実施例1>
アジピン酸ヒドラジド300mgを水100ccに添加し、十分攪拌して溶解させた後で、細孔径10nm、平均粒子径が15μmの疎水性ゼオライトを1g入れ十分含浸させ、吸引ろ過をおこない、ろ紙上で水洗した後乾燥して、ヒドラジン誘導体200mgを細孔内に固着した無機多孔質物質1gを得た。次に該無機多孔質物質0.1gと椰子柄活性炭0.1gを4ccの水に分散させ十分攪拌して、シャーレ上にとり乾燥した。次に上記の消臭性能試験、耐久性能試験、即効性能試験をおこない除去率を表1に記載した。
<実施例2>
次に、アジピン酸ヒドラジド150mgを添加し、ヒドラジン誘導体100mgが細孔内に固着した無機多孔質物質1gを得た以外は、実施例1と同様にしてヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質を得た。各性能試験を行ない除去率を表1に記載した。
<実施例3>
実施例1において、無機多孔質物質0.01gと椰子柄活性炭0.1gを4ccの水に分散させ十分攪拌して、シャーレ上にとり乾燥した以外は実施例1と同様にし、各性能試験を行ない除去率を表1に記載した。
<実施例4>
実施例1において、アジピン酸ヒドラジドにかえて、マレイン酸ヒドラジド(炭素数4の酸ヒドラジド)とした以外は実施例1と同様にし、各性能試験を行ない除去率を表1に記載した。
<実施例5>
実施例1において、疎水性ゼオライトにかえて細孔径18nm、平均粒子径が25μmのメソポーラスシリカとした以外は実施例1と同様にし、各性能試験を行ない除去率を表1に記載した。
<実施例6>
次に、アジピン酸ヒドラジド600mgを添加し、ヒドラジン誘導体400mgが細孔内に固着した無機多孔質物質1gを得た以外は、実施例1と同様にしてヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質を得た。各性能試験を行ない除去率を表1に記載した。
<比較例1>
実施例1において、無機多孔質物質にヒドラジン誘導体を固着させずに直接アジピン酸ヒドラジド0.2gと椰子柄活性炭0.1gを4ccの水に分散させ十分攪拌して、シャーレ上にとり乾燥した以外は実施例1と同様にして各性能試験を行ない除去率を表2に記載した。
<比較例2>
実施例1において、アジピン酸ヒドラジドを固着していない無機多孔質物質0.1gと椰子柄活性炭0.1gを4ccの水に分散させ十分攪拌して、シャーレ上にとり乾燥し、各性能試験を行ない除去率を表2に記載した。
<比較例3>
実施例1において、無機多孔質物質0.2gと椰子柄活性炭0.1gを4ccの水に分散させ十分攪拌して、シャーレ上にとり乾燥した以外は実施例1と同様にし、各性能試験を行ない除去率を表2に記載した。
<比較例4>
実施例1において、無機多孔質物質0.08gと椰子柄活性炭2gを4ccの水に分散させ十分攪拌して、シャーレ上にとり乾燥した以外は実施例1と同様にし、各性能試験を行ない除去率を表2に記載した。
<比較例5>
実施例1において、細孔径30nm、平均粒子径が15μmの疎水性ゼオライトとした以外は実施例1と同様にし、各性能試験を行ない除去率を表2に記載した。
Figure 2008148804
Figure 2008148804
表1、表2から示されるように、ヒドラジン誘導体と椰子柄活性炭が直接接する比較例1では、アセトアルデヒドに対する消臭能力が極端に低下していた。また、無機多孔質物質と活性炭だけからなる比較例2では、アセトアルデヒドに対する消臭能力のないものになってしまっていた。無機多孔質物質の量が消臭剤100に対して50質量%を超える比較例3では活性炭の効果が阻害されトルエンの吸着効果が小さくなっていた。また、無機多孔質物質の量が消臭剤100に対して5質量%を下回る比較例4ではアセトアルデヒドの消臭能力が低下してしまっていた。比較例5は、無機多孔質物質の細孔径が20nmを超えており、水に分散させ十分攪拌して、シャーレ上にとり乾燥するときにヒドラジン誘導体が離脱しアセトアルデヒドに対する消臭能力が低下していた。
本発明は、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類、VOC、およびそれらを含むタバコ臭の除去に特に優れた消臭性能を発揮し、家庭用または業務用のエアコン、空気清浄機等のフィルター材、あるいはタバコ臭を効率よく取り除く繊維布帛等として広く利用される。

Claims (7)

  1. ヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質と、活性炭とを有効成分として含有することを特徴とする消臭剤。
  2. 前記無機多孔質物質の細孔径が0.6nm〜20nmの無機多孔質物質である請求項1記載の消臭剤。
  3. 前記無機多孔質物質が疎水性ゼオライトである請求項1または2に記載の消臭剤。
  4. 前記ヒドラジン誘導体が炭素数4〜8の酸ヒドラジド化合物からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の消臭剤。
  5. 前記ヒドラジン誘導体の担持量が無機多孔質物質1gに対して5〜500mgである請求項1〜4のいずれか1項に記載の消臭剤。
  6. 前記無機多孔質物質の平均粒子径が0.1μm〜30μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の消臭剤。
  7. 前記ヒドラジン誘導体を細孔内に固着した無機多孔質物質が消臭剤100に対して5〜50質量%と、活性炭50〜95質量%とからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の消臭剤。
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