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JP2008036680A - 打刻装置、同打刻装置に適用される打刻用コンピュータプログラム、および所望する画像が点状の加工痕の集合によって形成された加工物の製造方法 - Google Patents

打刻装置、同打刻装置に適用される打刻用コンピュータプログラム、および所望する画像が点状の加工痕の集合によって形成された加工物の製造方法 Download PDF

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JP2008036680A
JP2008036680A JP2006215337A JP2006215337A JP2008036680A JP 2008036680 A JP2008036680 A JP 2008036680A JP 2006215337 A JP2006215337 A JP 2006215337A JP 2006215337 A JP2006215337 A JP 2006215337A JP 2008036680 A JP2008036680 A JP 2008036680A
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Tomoyuki Hotta
堀田智之
Tsutomu Kuno
勉 久野
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Roland DG Corp
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Roland DG Corp
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Abstract

【課題】所望する画像を短時間に被加工物に形成するとともに、同画像における直線および曲線などの線図部分を滑らかな連続線として形成することにより被加工物に形成される画像の画質を向上させる。
【解決手段】打刻装置10は、ワークWKの表面に線状の加工痕を形成するための線痕加工工具31を保持するキャリッジ30と、同表面に点状の加工痕を形成するための点痕加工工具41を保持するキャリッジ40とを備えている。線痕加工工具31および点痕加工工具41は、外部コンピュータ装置60によって生成される線痕加工データおよび点痕加工データに基づいて駆動される。外部コンピュータ装置60は、所望する画像を表す画像データに基づいて、線図部分である輪郭部分OL1,OL2を加工するための線痕加工データを生成するとともに、図形部分PIを加工するための点痕加工データを生成して打刻装置10に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被加工物の表面に点状の加工痕を形成することができる加工部を有する点痕加工工具を用いて、所望する画像を前記点状の加工痕の集合によって前記被加工物の表面に形成する打刻装置、同打刻装置に適用される打刻用コンピュータプログラム、および所望する画像が点状の加工痕の集合によって形成された加工物の製造方法に関する。
一般に、金,プラチナ,真鍮,アルミニウム,ステンレス鋼などの比較的塑性変形し易い被加工物の表面に点状の加工痕を複数形成して、これら複数の加工痕の集合によって所望する画像を被加工物の表面に形成する打刻装置が知られている。例えば、下記特許文献1に記載の打刻装置においては、針状に形成された打刻棒の先端部を被加工物の表面に打ち付けて、同表面に点状の加工痕を形成している。そして、この加工痕の集合により、所望する画像、具体的には文字や図形を被加工物の表面に形成している。
特開2000−61540号公報
しかしながら、このような点状の加工痕の集合によって所望する画像を形成する打刻装置においては、被加工物に形成する画像のすべてを点状の加工痕の集合によって表しているため加工に時間が掛かり、加工効率が悪いという問題がある。また、被加工物に形成される画像における直線または曲線などの線図部分も点状の加工痕の集合によって表すため、これらの線図部分を滑らかな連続線として表現することが難しく、完成した画像の美観を損ねるという問題がある。
この場合、滑らかな連続線を形成するために加工痕の密度を高くする方法が考えられる。しかし、加工痕の密度を高くするためには打刻棒の被加工物に対する位置決め精度を向上させる必要があり、打刻装置の構成を複雑化させるという問題がある。また、加工痕の密度を高くすると、形成する加工痕の数が増加して加工時間がさらに増大するという問題もある。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、所望する画像を短時間に被加工物に形成することができるとともに、同画像における直線および曲線などの線図部分を滑らかな連続線として形成することにより被加工物に形成される画像の画質を向上させることができる打刻装置、同打刻装置に適用される打刻用コンピュータプログラム、および所望する画像が点状の加工痕の集合によって形成された加工物の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、被加工物の表面に点状の加工痕を形成することができる加工部を有する点痕加工工具を用いて、所望する画像を点状の加工痕の集合によって被加工物の表面に形成する打刻装置において、被加工物の表面に線状の加工痕を形成することができる加工部を有する線痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部を線状の加工痕によって被加工物の表面に形成するとともに、点痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を点状の加工痕によって被加工物の表面に形成する加工手段を備えたことにある。
この場合、前記打刻装置において、前記加工手段は、前記所望する画像の一部を線状の加工痕によって形成するための線痕加工データを生成する線痕加工データ生成手段と、線痕加工工具を保持するとともに、線痕加工データ生成手段にて生成される線痕加工データに基づいて線痕加工工具の加工部を被加工物の表面に押し当てる加工工具保持部と、加工工具保持部によって保持される線痕加工工具に対する被加工物の位置を、線痕加工データに基づいて相対的に変化させる加工工具変位手段とを備えるようにするとよい。
そして、この場合、前記加工手段は、さらに、前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を点状の加工痕の集合によって形成するための点痕加工データを生成する点痕加工データ生成手段を備え、加工工具保持部は、線痕加工工具に代えて点痕加工工具を保持することができるとともに、点痕加工データ生成手段にて生成される点痕加工データに基づいて点痕加工工具の加工部を前記被加工物の表面に押し当てることができ、加工工具変位手段は、加工工具保持部に点痕加工工具が保持されているとき、同点痕加工工具に対する被加工物の位置を、点痕加工データに基づいて相対的に変化させるようにしてもよい。
また、これに代えて、前記加工手段は、さらに、前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を点状の加工痕の集合によって形成するための点痕加工データを生成する点痕加工データ生成手段と、点痕加工工具を保持するとともに、点痕加工データ生成手段にて生成される点痕加工データに基づいて点痕加工工具の加工部を被加工物の表面に押し当てる点痕加工工具保持部と、点痕加工工具保持部によって保持される点痕加工工具に対する被加工物の位置を、点痕加工データに基づいて相対的に変化させる点痕加工工具変位手段とを備えるようにしてもよい。
また、これらに代えて、前記加工手段は、さらに、前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を点状の加工痕の集合によって形成するための点痕加工データを生成する点痕加工データ生成手段と、点痕加工工具を保持するとともに、点痕加工データ生成手段にて生成される点痕加工データに基づいて点痕加工工具の加工部を被加工物の表面に押し当てる点痕加工工具保持部とを備え、加工工具変位手段は、さらに、点痕加工工具保持部によって保持される点痕加工工具に対する被加工物の位置を、線痕加工データに基づいて相対的に変化させるようにしてもよい。
この場合、前記打刻装置において、加工手段は、加工工具保持部と点痕加工工具保持部とが、互いに離合自在にしてもよい。また、これに代えて、加工手段は、加工工具保持部と点痕加工工具保持部とを選択的に備えるようにしてもよい。また、これらの場合、点痕加工データおよび線痕加工データは、所望する画像を表す画像データに基づいて生成するとよい。
このように構成した本発明の特徴によれば、被加工物の表面に形成する画像を線痕加工工具と点痕加工工具とを用いて、線状の加工痕と点状の加工痕とによって形成している。この場合、被加工物の表面に形成する画像における直線部分や曲線部分などの線図部分を点状の加工痕によって形成するよりも、線状の加工痕によって形成する方が同線図部分を短時間かつ美しく形成することができる。したがって、所望する画像を短時間に被加工物に形成することができるとともに、同画像における直線および曲線などの線部分を滑らかな連続線として形成することにより被加工物に形成される画像の画質を向上させることができる。
また、本発明は装置の発明として実施できるばかりでなく、同装置に適用される打刻用コンピュータプログラムの発明としても実施できる。
また、本発明の他の特徴は、所望する画像が点状の加工痕の集合によって形成された加工物の製造方法において、被加工物の表面に線状の加工痕を形成することができる加工部を有する線痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部を線状の加工痕によって被加工物の表面に形成する線痕加工ステップと、被加工物の表面に点状の加工痕を形成することができる加工部を有する点痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を点状の加工痕によって被加工物の表面に形成する点痕加工ステップとを含むことにある。
この場合、前記加工物の製造方法において、前記加工ステップは、前記所望する画像の一部を線状の加工痕によって形成するための線痕加工データを生成する線痕加工データ生成ステップと、加工工具保持部に線痕加工工具保持させた状態で、線痕加工データ生成ステップにて生成された線痕加工データに基づいて線痕加工工具の加工部を被加工物の表面に押し当てる押圧ステップと、加工工具保持部に保持された線痕加工工具に対する被加工物の位置を、線痕加工データに基づいて相対的に変化させる加工工具変位ステップとを含むとよい。
さらに、これらの場合、前記加工物の製造方法において、前記点痕加工ステップは、前記所望する画像の他の一部を点状の加工痕によって形成するための点痕加工データを生成する点痕加工データ生成ステップと、点痕加工データ生成ステップにて生成された点痕加工データに基づいて点痕加工工具の加工部を被加工物の表面に押し当てる押圧ステップと、点痕加工工具に対する被加工物の位置を、点痕加工データに基づいて相対的に変化させる点痕加工工具変位ステップとを含むようにするとよい。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、被加工物の表面に形成する画像を線痕加工工具と点痕加工工具とを用いて、線状の加工痕と点状の加工痕とによって形成している。このため、前記と同様に、被加工物に対して短時間に所望する画像を形成することができるとともに、形成される画像の画質を向上させることができる。
以下、本発明に係る打刻装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、被加工物であるワークWKの表面に点状の加工痕を複数形成することにより、所望する画像をワークWKの表面上に形成する打刻装置10の全体を示す斜視図である。また、図2は、同打刻装置10の作動を制御する制御システムのブロック図である。
この打刻装置10は、上面が開放された箱型の下カバー11を備えている。下カバー11は、打刻装置10の下側の筐体を構成する部材であり、その上部側が下部側より大きく広がった段付きの形状に形成されているとともに、その前面(図示手前側の面)図示左側には、打刻装置10の電源スイッチ11aが設けられている。この下カバー11の内部には、ベース12が設けられている。ベース12は、下カバー11の上部側の内部形状に対応した平板状に形成されており、ベース12の上面が下カバー11の上面と略面一となるように設けられている。このベース12の中央部には、ベース12の上面から下面に向かって貫通する四角形状の貫通孔12aが設けられている。貫通孔12aの内部には、ワークWKを載置するための載置台13が設けられている。
載置台13は、平板状に形成されており、その上面(ワークWKを載置する面)がベース12の上面と略面一となるように配置されている。この載置台13の下面における図示X軸方向の両側には、図示Y軸方向に沿って凸状に突出した突出部13a,13bが形成されている。これらの突出部13a,13bには、図示Y軸方向に貫通する孔部がそれぞれ設けられており、これらの各孔部に載置台シャフト14a,14bが摺動可能な状態でそれぞれ挿入されている。載置台シャフト14a,14bは、貫通孔12aの内部における載置台13の下方において、図示Y軸方向に平行な向きに架け渡された状態でそれぞれ設けられており、同貫通孔12aの内部において載置台13を支持するとともに図示Y軸方向に案内する。
載置台13の下方における載置台シャフト14aと載置台シャフト14bとの間には、Y軸方向送りネジ15が設けられている。Y軸方向送りネジ15は、載置台シャフト14a,14bと平行な状態で設けられており、その一端が貫通孔12a内に設けられたY軸方向フィードモータ16(図1において図示せず)の回転軸に連結しているとともに、他端が貫通孔12aの内壁面に回転自在に組み付けられている。Y軸方向フィードモータ16は、詳しくは後述するコントローラ50によって回転駆動が制御される電動モータである。また、Y軸方向送りネジ15は、載置台13の下面中央部に設けられた図示しないナットに螺合している。したがって、Y軸方向フィードモータ16が回転すると、載置台13はY軸方向送りネジ15およびナットからなるネジ送り機構により図示Y軸方向に変位する。
ベース12の上面中央部には、貫通孔12aを跨ぐように門型状のフレーム20が設けられている。フレーム20は、貫通孔12aの両脇の位置で直立した2つの柱部20a,20bと、同柱部20a,20b間に架け渡された水平部20cとから構成されており、フレーム20の長手方向が図示X軸方向と平行となるようにベース部12上に組み付けられている。このフレーム20における水平部20cの下方であって柱部20aと柱部20bとの間には、キャリッジシャフト21とX軸方向送りネジ22とが図示X軸方向に平行な状態でそれぞれ架け渡されている。
キャリッジシャフト21は、フレーム20の水平部20cの下方であって載置台13の上方の位置でキャリッジ30,40をそれぞれ支持するとともに、同キャリッジ30,40を図示X軸方向に案内するための軸部材である。これらのうち、X軸方向送りネジ22は、キャリッジ30,40を貫通して、その一端がフレーム20における柱部20bの外側壁面(図示左側壁面)に設けられたX軸方向フィードモータ23の回転軸に連結しているとともに、他端がフレーム20における柱部20aの内側壁面(図示右側壁面)に回転自在に組み付けられている。X軸方向フィードモータ23は、後述するコントローラ50によって回転駆動が制御される電動モータである。
キャリッジ30,40は、ワークWKの表面に線状または点状の加工痕を形成するための各加工工具を保持する加工工具保持部である。具体的には、図3(A),(B)に示すように、キャリッジ30は、ワークWKの表面に線状の加工痕を形成することができる針状の先端部31aを有する線痕加工工具31を保持する。またキャリッジ40は、ワークWKの表面に点状の加工痕を形成することができる円錐状の先端部41aを有する線痕加工工具41を保持する。なお、線痕加工工具31の先端部31aは、点痕加工工具41の先端部41aより鋭角に形成されている。また、線痕加工工具31および点痕加工工具41の各先端部31a,41aは、ワークWKより硬い素材(例えば、超硬合金や工業用人工ダイヤモンド)で構成されている。
これらのキャリッジ30,40は、互いに略同様の構成であるので、キャリッジ30の構成を中心に説明して、キャリッジ40におけるキャリッジ30と同様の構成部分は符号のみを記載してその説明を省略する。キャリッジ30(40)は、筐体を構成するホルダー32(42)を備えている。ホルダー32(42)は、略四角柱状に形成されており、その前面における図示左側部分が前方に向かって延びた張出片32a(42a)を備えている。張出片32a(42a)の下部には、図示右側に向かって水平状態で設けられた支持板33(43)が固着されている。支持板33(43)は、平板上に形成されており、その上面に円筒状に形成されたソレノイド34(44)が直立した状態で組み付けられている。このソレノイド34(44)が組み付けられた支持板33(43)の上面中央部には、同上面から下面に向けて貫通する図示しない貫通孔が設けられている。
ソレノイド34(44)は、電気エネルギーを直線運動に変換する電磁機能部品であり後述するコントローラ50によって駆動が制御される。このソレノイド34(44)には、円筒状に形成された本体内を貫通する状態でプランジャ35(45)が設けられている。プランジャ35(45)は、鉄性の材料で形成されたピン状部材であり、ソレノイド34(44)の駆動によってソレノイド34(44)の下方に吸引される。すなわち、ソレノイド34(44)は、プル(PULL)型のソレノイドである。このプランジャ35(45)の下端部には、支持板33(43)に設けられた前記貫通孔を貫通した状態で配置される線痕加工工具31(点痕加工工具41)の上端部が接続されている。
線痕加工工具31(点痕加工工具41)は、加工部である先端部31a(41a)を下方に向けた状態(図示Z軸方向に平行な状態)で板バネ36(46)によって支持されている。板バネ36(46)は、図示垂直方向に延びる薄板状の垂直部36a(46a)と、図示水平方向に延びる薄板状の水平部36b(46b)とが直交したL字状に形成されているバネ部材である。板バネ36(46)は、水平部36b(46b)が支持板33(43)の下方に位置するように、垂直部36a(46b)が張出片32a(42a)の外側壁面に固着されている。板バネ36(46)の水平部36b(46b)の中央部には、同水平部36b(46b)を貫通した状態で円筒状のブッシュ36c(46c)が埋め込まれている。ブッシュ36c(46c)は、円筒内に線痕加工工具31(点痕加工工具41)を貫通させた状態で板バネ36(46)の水平部36b(46b)に固定する。
プランジャ35(45)の上方には、ストッパー37aを備えた支持片37(47)が設けられている。支持片37(47)は、短冊状に形成されており、その一端側がプランジャ35(45)の上方に位置するように、他端側がホルダー32(42)の上面に固定されている。この支持片37(47)の一端側の下面には、樹脂材料によって構成された半球状のストッパー37a(47a)が固着されており、上方に向かって変位するプランジャ35(45)の上端面が当たるようになっている。すなわち、ストッパー37a(47a)はプランジャ35(45)の上方における変移限界位置を規制している。
すなわち、ソレノイド34(44)が通電されると、ソレノイド34(44)内のプランジャ35(45)は下方に吸引される。この場合、線痕加工工具31(点痕加工工具41)は板バネ36(46)の付勢力に抗しながら下方に変位する。これにより、線痕加工工具31(点痕加工工具41)の先端部31a(41a)は、載置台13上に載置されたワークWKの表面に押し付けられ、同表面に点状(より具体的には、先端部31a(41a)の形状に対応した円錐形状)の加工痕を形成する。また、ソレノイド34(44)に対する通電が停止されると、線痕加工工具31(点痕加工工具41)は板バネ36(46)の付勢力によって上方に変位する。この場合、プランジャ35(45)はプランジャ35(45)の上端がストッパー37a(47a)に当たる位置まで上方に押し上げられる。これにより、線痕加工工具31(点痕加工工具41)の先端部31a(41a)は、ワークWKの表面から離脱する。
なお、ソレノイド34(44)は、ソレノイド34(44)に通電される時間の長さに比例してプランジャ35(45)を吸引する力が増加する。このため、ソレノイド34(44)に通電する時間を調整することにより、ワークWKの表面に形成される加工痕の大きさ(深さ)を調整することができる。
ホルダー32(42)の前面に直交する2つの側面には、図示X軸方向に貫通する孔部が図示Z軸方向に並んで2つ設けられている。これらのうち、上側に設けられた孔部には、キャリッジシャフト21が摺動可能な状態で挿入されている。また、ホルダー32の下側に設けられた孔部には、同孔部内に設けられた図示しないナットにX軸方向送りネジ22が螺合した状態で挿入されている。したがって、X軸方向フィードモータ23が回転すると、キャリッジ30はX軸方向送りネジ22およびナットからなるネジ送り機構により図示X軸方向に変位する。一方、ホルダー42の下側に設けられた孔部は同孔部とX軸方向送りネジ22とがすきまばめの関係となるように形成されており、同孔部にX軸方向送りネジ22が摺動可能な状態で挿入されている。すなわち、キャリッジ40には、キャリッジ40を直接図示X軸方向に変位させるための駆動源は接続されていない。
ホルダー32とホルダー42とが互いに対向する側面中央部には、直方体状の磁石38,48がそれぞれ設けられている。磁石38,48はキャリッジ30とキャリッジ40とを連結するための永久磁石であり、互いに対向する面が異なる磁極となっている。また、キャリッジ40におけるフレーム20の柱部20b側の側面には、L字状に形成された受け金具49が設けられている。受け金具49は、フレーム20における柱部20bの内側壁面に設けられたロック装置24とともに、キャリッジ40をフレーム20の柱部20bに固定するための金具である。
ロック装置24は、受け金具49に対応する逆L字に形成されたロック金具24aと、ロック金具24aを図示矢印方向に変位させるためのロック用ソレノイド24b(図1において図示せず)と、キャリッジ40の図示左側における変位可能限界を規制するストッパー24cとから構成されている。ロック用ソレノイド24bは、プッシュ・プル(PUSH−PULL)型のソレノイドであり、後述するコントローラ50によって駆動が制御される。すなわち、キャリッジ40が図示左側における変位可能限界位置に位置している場合において、ロック用ソレノイド24bに正方向の電流が流れることにより、ロック金具24aが図示時計回りに回動して受け金具49に引っ掛かりキャリッジ40がフレーム20の柱部20bにロックされる。また、ロック用ソレノイド24bに負方向の電流が流れることにより、ロック金具24aが図示反時計回りに回動して受け金具49から離れキャリッジ40のロックが解除される。
コントローラ50は、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータによって構成されており、インターフェース51を介して接続される外部コンピュータ装置60からの指示に従って、Y軸方向フィードモータ16、X軸方向フィードモータ23、ソレノイド34,44およびロック用ソレノイド24bの作動をそれぞれ制御する。
外部コンピュータ装置60は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどからなるマイクロコンピュータによって構成されており、キーボードおよびマウスからなる入力装置61からの指示に従って、図4に示す加工プログラムを実行することにより打刻装置10の作動を制御する。この場合、加工プログラムは、作業者により予め前記ハードディスクに記憶されている。また、外部コンピュータ装置60は、液晶ディスプレイからなる表示装置62に、打刻装置10の作動状態および加工プログラムの実行状態などを適宜表示させる。すなわち、本実施形態において外部コンピュータ装置60は、個人向けパーソナルコンピュータ(所謂パソコン)を想定している。なお、外部コンピュータ装置60は、打刻装置10の作動を制御することができれば、どのような形式のコンピュータ装置であってもよい。
なお、下カバー11上には、ベース12上に設けられたフレーム20を覆う状態で上カバー17が配置されている。上カバー17は、打刻装置10の上側の筐体を構成する部材であり、下カバー11に対して着脱自在な状態で設けられている。この上カバー17は、上カバー17の内側の構成を明らかにするために二点鎖線で示している。
次に、上記のように構成した打刻装置10の作動について説明する。まず、作業者は外部コンピュータ装置60と打刻装置10とをインターフェース51を介して接続し、外部コンピュータ装置60および打刻装置10の電源をそれぞれ投入する。この場合、作業者は、打刻装置10の下カバー11の前面に配置された電源スイッチ11aを操作することにより、コントローラ50を含む打刻装置10の各種回路の作動を開始させる。これにより、外部コンピュータ装置60は、図示しない所定のプログラムを実行することにより作業者からの指令の入力を待つ待機状態となる。
また、打刻装置10は、コントローラ50内のROMに予め記憶されている図示しない所定のプログラムを実行することにより、キャリッジ30,40および載置台13の原点復帰をそれぞれ行った後、外部コンピュータ装置60からの指示を待つ待機状態となる。なお、キャリッジ30,40の各原点位置は、キャリッジ40がロック装置24のストッパー24cに当たる位置であり、載置台13の原点位置は、載置台13が最も図示前側に位置する位置である。
次に、作業者は、打刻装置10の載置台13上にワークWKを載置し固定した後、外部コンピュータ装置60の入力装置61を操作して、外部コンピュータ装置60に図4に示す加工プログラムの実行を指示する。この加工プログラムは、作業者が所望する画像をワークWKの表面上に形成するために、所望する画像に対応する加工データを生成して打刻装置10に出力するプログラムである。この指示に応答して、外部コンピュータ装置60は、加工プログラムをステップS100にて開始して、ステップS102にて、画像データの入力を待つ。
この場合、作業者は、所望する任意の画像をスキャナーなどの画像取り込み装置を用いて外部コンピュータ装置60に入力する。本実施形態においては、図5に示すようなアルファベット文字である「A」をデザイン化した図形を外部コンピュータ装置60に入力する。これにより、所望する画像を表す画像データが外部コンピュータ装置60のハードディスク内に記憶される。この場合、画像データはラスターデータ(ビットマップデータ)形式である。なお、所望する任意の画像は、本実施形態のように既存の画像、または同画像を表す画像データを取り込むようにしてもよいし、作業者が描画ソフトを用いて外部コンピュータ装置60上で画像を描画して画像データを生成するようにしてもよい。
次に、外部コンピュータ装置60は、ステップS104にて、前記画像データに基づいて線痕加工データと点痕加工データとをそれぞれ生成する。線痕加工データは、ワークWKの表面に線状の加工痕を形成するように打刻装置10、具体的には、Y軸方向フィードモータ16、X軸方向フィードモータ23およびソレノイド34をそれぞれ作動させるための加工データである。また、点痕加工データは、ワークWKの表面に点状の加工痕を形成するようにY軸方向フィードモータ16、X軸方向フィードモータ23およびソレノイド44をそれぞれ作動させるための加工データである。
本実施形態においては、図5に示す図形「A」において線図によって表すことができる輪郭部分OL1,OL2について線痕加工データを生成し、輪郭部分OL1,OL2以外の図形部分PIについて点痕加工データを生成する。具体的には、図形「A」における輪郭部分OL1,OL2を表す画像データをベクターデータ形式に変換するとともに、同ベクターデータ形式に変換された画像データに基づいて線痕加工データを生成する。この場合、輪郭部分OL1,OL2を表す画像データに含まれる白黒の明度(輝度)の程度を表すデータの変化は無視される。すなわち、線痕加工データは、ワークWKに一定の深さの加工痕を形成するための加工データに生成される。
また、図形「A」における輪郭部分OL1,OL2以外の図形部分PIを表す画像データは、ラスターデータ(ビットマップデータ)形式であるので、このラスターデータ(ビットマップデータ)形式に基づいて点痕加工データを生成する。この場合、図形部分PIを表す画像データに含まれる白黒の明度(輝度)の程度を表すデータの変化に応じて点痕加工データを生成する。すなわち、点痕加工データは、画像データに含まれる白黒の明度(輝度)の程度に応じた深さに加工痕を形成するための加工データに生成される。この加工痕の深さは、ワークWK上に形成される画像の濃淡を表す。
なお、画像データにおいて、線痕加工データを生成するための線図部分(本実施形態においては、輪郭部分OL1,OL2)の抽出は、外部コンピュータ装置60に対して入力装置61を操作して作業者が直接指示するようにしてもよいし、線図部分を抽出する公知のプログラムを用いてもよい。
次に、外部コンピュータ装置60は、ステップS106にて、前記ステップS104にて生成した線痕加工データを打刻装置10に出力する。打刻装置10は、外部コンピュータ装置60から出力された線痕加工データをコントローラ50のRAMに一時的に記憶するとともに、同一時的に記憶した線痕加工データに基づいてY軸方向フィードモータ16、X軸方向フィードモータ23およびソレノイド34の各作動を制御して画像データにおける線図部分、具体的には輪郭部分OL1,OL2の加工を開始する。
この場合、コントローラ50は、線図部分の加工開始に先駆けてロック用ソレノイド24bを作動させることにより、ロック金具24aを受け金具49に引っ掛けてキャリッジ40をフレーム20の柱部20bに固定する。これにより、原点位置に位置するキャリッジ30は、X軸方向フィードモータ23の回転駆動によりキャリッジ40と離脱して単独で変位する(図3(B)参照)。そして、線痕加工工具31の先端部をワークWKの表面に押し付けた状態でキャリッジ30のワークWKに対する位置を変化させることにより、ワークWKの表面に線状の加工痕が形成される。このようにして、線痕加工データに基づく線図部分の加工がすべて終了した場合には、コントローラ50はキャリッジ30および載置台12を原点復帰させる。
次に、外部コンピュータ装置60は、ステップS108にて、前記ステップS104にて生成した点痕加工データを打刻装置10に出力する。打刻装置10は、外部コンピュータ装置60から出力された点痕加工データをコントローラ50のRAMに一時的に記憶するとともに、同一時的に記憶した点痕加工データに基づいてY軸方向フィードモータ16、X軸方向フィードモータ23およびソレノイド44の各作動を制御して画像データにおける図形部分PIの加工を開始する。なお、このステップS108による点痕加工データの出力は、打刻装置10による線図部分の加工進度に関わらず出力されコントローラ50のRAMに記憶される。そして、打刻装置10は線図部分の加工が終了した後、図形部分PIの加工を開始する。
具体的には、コントローラ50は、線図部分の加工が終了しキャリッジ30が原点復帰した状態でロック用ソレノイド24bを作動させることにより、ロック金具24aを上方に退避させて受け金具49から外し、キャリッジ40のロック状態を解除する。そして、コントローラ50は、RAMに記憶した点痕加工データに基づいて図形部分PIの加工を開始する。この場合、キャリッジ40は磁石38,48によってキャリッジ30と連結されているため、キャリッジ30と一体的に変位する。そして、点痕加工工具41の先端部をワークWKの表面に断続的に押し付けながらキャリッジ40のワークWKに対する位置を変化させることにより、ワークWKの表面に点状の加工痕が形成される。このようにして、点痕加工データに基づく図形部分PIの加工がすべて終了した場合には、コントローラ50はキャリッジ40および載置台13を原点復帰させる。
次に、外部コンピュータ装置60は、ステップS110にて、この加工プログラムの実行を終了して再び待機状態となる。これにより、打刻装置10も再び待機状態となる。そして、作業者は、載置台13からワークWKを取り外して加工作業を終了する。また、作業者は、他のワークWKに対して画像を形成する場合には、前記と同様にして他のワークWKを載置台13にセットした後、加工プログラムを実行する。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、ワークWKの表面に形成する画像を、線痕加工工具32と点痕加工工具42とを用いて線状の加工痕と点状の加工痕とによって形成している。この場合、ワークWKの表面に形成する画像における直線部分や曲線部分などの線図部分(本実施形態においては、輪郭部分OL1,OL2)を点状の加工痕によって形成するよりも、線状の加工痕によって形成する方が同線図部分を短時間かつ美しく形成することができる。したがって、所望する画像を短時間にワークWKに形成することができるとともに、同画像における直線および曲線などの線部分を滑らかな連続線として形成することによりワークWKに形成される画像の画質を向上させることができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、線痕加工データおよび点痕加工データを外部コンピュータ装置60によって生成するように構成したが、これに限定されるものではない。例えば、打刻装置10に入力装置61や表示装置62に相当する装置をそれぞれ設けるとともに、コントローラ50のRAMまたはROMに図4に示す加工プログラムを記憶させることにより、所望する画像に基づいて線痕加工データおよび点痕加工データを生成するように構成してもよい。すなわち、打刻装置10に線痕加工データおよび点痕加工データを生成する機能を備えるように構成してもよい。これによれば、外部コンピュータ装置60は不要である。
また、上記実施形態においては、線痕加工工具31の先端部31aを針状に形成したが、ワークWKの表面に線状の加工痕を形成することができれば、これに限定されるものではない。例えば、線痕加工工具31の先端部31aの形状を彫刻刀のような刃物で構成してもよい。これによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、線痕加工工具31と点痕加工工具41とを各加工工具保持具が保持、すなわちキャリッジ30およびキャリッジ40が保持するように構成したが、ワークWKの表面に線状の加工痕および点状の加工痕を形成することができれば、これに限定されるものではない。例えば、1つのキャリッジが線痕加工工具31と点痕加工工具41とを選択的に保持するように構成してもよい。これによれば、加工工具を保持する加工工具保持具が1つになり、打刻装置10の構成を簡単にすることができる。なお、線痕加工工具31と点痕加工工具41とをそれぞれ保持するキャリッジ30およびキャリッジ40を選択的に打刻装置10に取り付けられるように構成しても同様である。
また、上記実施形態においては、キャリッジ30とキャリッジ40とを離合自在に構成したが、ワークWKの表面に線状の加工痕および点状の加工痕を形成することができれば、これに限定されるものではない。例えば、キャリッジ30とキャリッジ40とを一体的に構成してもよい。これによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。なお、上記実施形態においては、キャリッジ30にキャリッジ40を連結する構成としたが、キャリッジ40にキャリッジ30を連結する構成としてもよい。また、本実施形態においては、線痕加工工具31により線図部分(輪郭部分OL1,OL2)の加工を行った後、点痕加工工具41により図形部分PIの加工を行うように構成したが、点痕加工工具41により図形部分PIの加工を行った後、点痕加工工具41により線図部分(輪郭部分OL1,OL2)の加工を行うように構成してもよい。
また、上記実施形態においては、キャリッジ30およびキャリッジ40をX軸方向フィードモータ23およびX軸方向送りネジ22によって図示X軸方向に変位するように構成したが、キャリッジ30およびキャリッジ40が図示X軸方向に変位可能であれば、これに限定されるものではない。すなわち、キャリッジ30およびキャリッジ40にそれぞれ駆動源および駆動機構を設けて変位させるように構成してもよい。これによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、線痕加工工具31および点痕加工工具41を図示X軸方向に変位させるとともに、ワークWKを図示Y軸方向に変位させるように構成したが、線痕加工工具31および点痕加工工具41に対するワークWKの位置が相対的に変位可能な構成であれば、これに限定されるものではない。例えば、線痕加工工具31および点痕加工工具41の位置を固定して、ワークWKが載置される載置台13を図示X軸方向およびY軸方向に変位させるように構成してもよい。これによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、図5に示す図形「A」における輪郭部分OL1,OL2について線状の加工痕で形成するように構成した。しかし、線状の加工痕で形成する部分は、ワークWK上に形成される画像の形状に応じて適宜決定されるものであり、必ずしも画像の輪郭部分に限定されるものではない。すなわち、直線や曲線などの線図によって表される部分(文字も含む)であれば、線状の加工痕によって形成することができる。これによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態は、本発明を打刻装置10に適用した一例を示した。しかし、本発明は、所望する画像が前記点状の加工痕の集合によって形成された加工物、例えば、自画像が点状の加工痕の集合によって形成されたペンダントのようなアクセサリーの製造方法としても適用することができる。この場合においても、本実施形態と同様の効果が期待できる。
本発明の一実施形態に係る打刻装置の全体を示す斜視図である。 図1に示す打刻装置の作動を制御する制御システムのブロック図である。 (A),(B)は図1に示す打刻装置のキャリッジを示す正面図であり、(A)は2つのキャリッジが連結した状態で変位する様子を示し、(B)は1つのキャリッジが単体で変位すう様子を示している。 外部コンピュータ装置によって実行される加工プログラムのフローチャートを示している。 図1に示す打刻装置によってワークWKの表面に形成される画像を示す説明図である。
符号の説明
WK…ワーク、10…打刻装置、13…載置台、14a,14b…載置台シャフト、15…Y軸方向送りネジ、16…Y軸方向フィードモータ、20…フレーム、21…キャリッジシャフト、22…X軸方向送りネジ、23…X軸方向フィードモータ、24…ロック装置、30,40…キャリッジ、31…線痕加工工具、31a,41a…先端部、32,42…ホルダー、34,44…ソレノイド、35,45…プランジャ,36,46…板バネ、41…点痕加工工具。

Claims (12)

  1. 被加工物の表面に点状の加工痕を形成することができる加工部を有する点痕加工工具を用いて、所望する画像を前記点状の加工痕の集合によって前記被加工物の表面に形成する打刻装置において、
    前記被加工物の表面に線状の加工痕を形成することができる加工部を有する線痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部を前記線状の加工痕によって前記被加工物の表面に形成するとともに、前記点痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を前記点状の加工痕によって前記被加工物の表面に形成する加工手段を備えたことを特徴とする打刻装置。
  2. 請求項1に記載の打刻装置において、
    前記加工手段は、
    前記所望する画像の一部を前記線状の加工痕によって形成するための線痕加工データを生成する線痕加工データ生成手段と、
    前記線痕加工工具を保持するとともに、前記線痕加工データ生成手段にて生成される線痕加工データに基づいて前記線痕加工工具の加工部を前記被加工物の表面に押し当てる加工工具保持部と、
    前記加工工具保持部によって保持される前記線痕加工工具に対する前記被加工物の位置を、前記線痕加工データに基づいて相対的に変化させる加工工具変位手段とを備える打刻装置。
  3. 請求項2に記載の打刻装置において、
    前記加工手段は、さらに、
    前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を前記点状の加工痕の集合によって形成するための点痕加工データを生成する点痕加工データ生成手段を備え、
    前記加工工具保持部は、前記線痕加工工具に代えて前記点痕加工工具を保持することができるとともに、前記点痕加工データ生成手段にて生成される点痕加工データに基づいて前記点痕加工工具の加工部を前記被加工物の表面に押し当てることができ、
    前記加工工具変位手段は、前記加工工具保持部に前記点痕加工工具が保持されているとき、同点痕加工工具に対する前記被加工物の位置を、前記点痕加工データに基づいて相対的に変化させる打刻装置。
  4. 請求項2に記載の打刻装置において、
    前記加工手段は、さらに、
    前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を前記点状の加工痕の集合によって形成するための点痕加工データを生成する点痕加工データ生成手段と、
    前記点痕加工工具を保持するとともに、前記点痕加工データ生成手段にて生成される点痕加工データに基づいて前記点痕加工工具の加工部を前記被加工物の表面に押し当てる点痕加工工具保持部と、
    前記点痕加工工具保持部によって保持される前記点痕加工工具に対する前記被加工物の位置を、前記点痕加工データに基づいて相対的に変化させる点痕加工工具変位手段とを備える打刻装置。
  5. 請求項2に記載の打刻装置において、
    前記加工手段は、さらに、
    前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を前記点状の加工痕の集合によって形成するための点痕加工データを生成する点痕加工データ生成手段と、
    前記点痕加工工具を保持するとともに、前記点痕加工データ生成手段にて生成される点痕加工データに基づいて前記点痕加工工具の加工部を前記被加工物の表面に押し当てる点痕加工工具保持部とを備え、
    前記加工工具変位手段は、さらに、前記点痕加工工具保持部によって保持される前記点痕加工工具に対する前記被加工物の位置を、前記線痕加工データに基づいて相対的に変化させる打刻装置。
  6. 請求項5に記載の打刻装置において、
    前記加工手段は、前記加工工具保持部と前記点痕加工工具保持部とが、互いに離合自在である打刻装置。
  7. 請求項5に記載の打刻装置において、
    前記加工手段は、前記加工工具保持部と前記点痕加工工具保持部とを選択的に備えることができる打刻装置。
  8. 被加工物の表面に点状の加工痕を形成することができる加工部を有する点痕加工工具を用いて、所望する画像を前記点状の加工痕の集合によって前記被加工物の表面に形成する打刻装置の作動を制御するコンピュータ装置に実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータ装置に、
    前記被加工物の表面に線状の加工痕を形成することができる加工部を有する線痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部を前記線状の加工痕によって前記被加工物の表面に形成させ、
    前記点痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を前記点状の加工痕によって前記被加工物の表面に形成させることを特徴とする打刻用コンピュータプログラム。
  9. 請求項8に記載の打刻用コンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータ装置に、
    前記所望する画像の一部を前記線状の加工痕によって形成するための線痕加工データを生成させ、
    前記生成した線痕加工データに基づいて前記線痕加工工具の加工部を前記被加工物の表面に押し当てさせ、
    前記線痕加工工具に対する前記被加工物の位置を、前記生成した線痕加工データに基づいて相対的に変化させる打刻用コンピュータプログラム。
  10. 所望する画像が点状の加工痕の集合によって形成された加工物の製造方法において、
    被加工物の表面に線状の加工痕を形成することができる加工部を有する線痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部を前記線状の加工痕によって前記被加工物の表面に形成する線痕加工ステップと、
    前記被加工物の表面に点状の加工痕を形成することができる加工部を有する点痕加工工具を用いて前記所望する画像の一部とは異なる他の一部を前記点状の加工痕によって前記被加工物の表面に形成する点痕加工ステップとを含むことを特徴とする加工物の製造方法。
  11. 請求項10に記載の加工物の製造方法において、
    前記線痕加工ステップは、
    前記所望する画像の一部を前記線状の加工痕によって形成するための線痕加工データを生成する線痕加工データ生成ステップと、
    前記線痕加工データ生成ステップにて生成された線痕加工データに基づいて前記線痕加工工具の加工部を前記被加工物の表面に押し当てる押圧ステップと、
    前記線痕加工工具に対する前記被加工物の位置を、前記線痕加工データに基づいて相対的に変化させる線痕加工工具変位ステップとを含む加工物の製造方法。
  12. 請求項10または請求項11に記載の加工物の製造方法において、
    前記点痕加工ステップは、
    前記所望する画像の他の一部を前記点状の加工痕によって形成するための点痕加工データを生成する点痕加工データ生成ステップと、
    前記点痕加工データ生成ステップにて生成された点痕加工データに基づいて前記点痕加工工具の加工部を前記被加工物の表面に押し当てる押圧ステップと、
    前記点痕加工工具に対する前記被加工物の位置を、前記点痕加工データに基づいて相対的に変化させる点痕加工工具変位ステップとを含む加工物の製造方法。
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