JP2008004784A - 熱伝導基板の製造方法及びこれによって製造した熱伝導基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の熱伝導基板では、リードフレームと、金属板を、途中に挟んだ伝熱樹脂を用いて、加熱・加圧、一体化する際、リードフレームのリード配線部分(他の基板に半田付けする部分)の表面にバリが発生しやすく、このバリが他の基板へ熱伝導基板を半田付けする際に、影響を与える場合があったため、リードフレームの表面にバリを発生させにくい熱伝導基板の製造方法及びこの製造方法で製造した熱伝導基板を目的とする。
【解決手段】回路形成用導体となるリードフレーム10に、第1のフィルム16を貼り付け、第1の金型18を用いてエンボス加工した後、前記リードフレーム10を、伝熱樹脂11や、金属板13や、第2のフィルム17と共に第2の金型19、第3の金型20等を用いて、加熱・加圧し、積層、一体化することで、前記伝熱樹脂11がリードフレーム10の表面に付着物9として付着し、バリ4が発生することを防止する。
【選択図】図1
【解決手段】回路形成用導体となるリードフレーム10に、第1のフィルム16を貼り付け、第1の金型18を用いてエンボス加工した後、前記リードフレーム10を、伝熱樹脂11や、金属板13や、第2のフィルム17と共に第2の金型19、第3の金型20等を用いて、加熱・加圧し、積層、一体化することで、前記伝熱樹脂11がリードフレーム10の表面に付着物9として付着し、バリ4が発生することを防止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器の大電力回路等に使用される熱伝導基板の製造方法及びこれによって製造した熱伝導基板に関する。
近年、電子機器の高性能化、小型化の要求に伴い、半導体等の電子部品の高密度化、高機能化が要求されている。この動きに対応するために、各種電子部品を実装する回路基板もまた小型・高密度化が求められている。その結果、高密度実装されたパワー半導体等の発熱をいかに放熱するかが重要な課題となっている。このような放熱性を改良する回路基板(高放熱基板)が、特許文献1に開示されている。
以下、図面を用いて従来の熱伝導基板について説明する。図18(A)、(B)は、従来の熱伝導基板の斜視図と断面図である。図18(A)、(B)において、リードフレーム1は、伝熱樹脂2に埋め込まれた状態で、金属板5の上に固定されている。なお点線3aは、リードフレーム1の電子部品の実装部に相当するが、「パターン省略」として配線パターン等は図示していない。またリードフレーム1の点線3bで示す部分は、熱伝導基板の端子部(あるいはリード端子部)となる部分であり、このリード端子部は、所定形状に折り曲げた後、熱伝導基板を他の基板(図示していない)に半田付けする際に用いる。
図18(A)において、点線3bで示すリード端子部の表面には、伝熱樹脂2がバリ4(あるいは汚れ)として付着している。また図18(B)は図18(A)の任意の位置での断面図に相当し、図18(B)に示すように、リードフレーム1は、伝熱樹脂2に埋め込まれた状態で金属板5の上に形成されている。そしてリードフレーム1の一部や、金属板5の表面にも、伝熱樹脂2からなるバリ4が付着している。このバリ4は、図18(B)の点線3bで示す部分に発生しやすく、リードレーム1を半田付けする際に阻害要因になるばかりでなく、リードフレーム1を後で打抜く(周囲の額縁状の部分を打抜くことで、実装用のリード配線部分を形成する)際、さらに所定形状に折り曲げる際の、作業性や精度に影響を及ぼしやすい。
次に図19〜図23を用いて、バリ4がリードフレーム1の表面や側面に発生するメカニズムについて説明する。図19(A)、(B)は共に、リードフレーム1と、伝熱樹脂2と、金属板5を、プレス装置(図示していない)を用いて、加熱・加圧、一体化する様子を示す断面図である。図19(A)はプレス前(一体化前)の断面図であり、矢印6に示すように、これら部材をプレス、積層し、一体化する。図19(B)は、プレス後(一体化後)であり、リードフレーム1の周辺、あるいは金属板5の表面にまでバリ4が発生している。次に図20〜図23を用いて、バリ4の発生メカニズムについて説明する。
図20は、リードフレーム1と伝熱樹脂2と金属板5を積層、一体化する様子を説明する部分斜視図である。図20はプレス前(リードフレーム1がセットする前)の斜視図、図21はプレス前(リードフレーム1がセットした後)の斜視図、図22はプレス途中(圧力印加中)の斜視図、図23はプレス終了後の斜視図である。
まず図20に示すように、下金型7の上に、リードフレーム1、伝熱樹脂2、金属板5を順番にセットする。そして矢印6で示すようにして、上金型(図示していない)を用いて、これらを加熱・加圧、一体化する。図21は、下金型7に、リードフレーム1をセットした様子を示す斜視図である。図21において、下金型7が有する凹凸の間にリードフレーム1が、一定の隙間8を有した状態でセットされている。ここで隙間8はリードフレーム1と、下金型7の隙間であり、この隙間8によって、下金型7とリードフレーム1との寸法誤差等を吸収する。そして図21に示すように、伝熱樹脂2、金属板5を矢印6に示すように押し付ける。
図22は、プレス途中(圧力印加中)の斜視図である。矢印6aで示すように、金属板5や伝熱樹脂2は、リードフレーム1や下金型7に加熱・加圧しながら押し付けられる。このときリードフレーム1と下金型7の隙間8に、矢印6bで示すように伝熱樹脂2が流れ込んでしまう。同様に上金型(図示していない)と下金型7の隙間や、上金型(図示していない)と金属板5の隙間にも、矢印6bで示すように加圧・加熱され流動状態になった伝熱樹脂2が流れ込んでしまう。その結果、リードフレーム1の周囲にバリ4が付着する。同様に金属板5の表面には伝熱樹脂2を主成分とする付着物9が発生する。
図23はプレス後の斜視図である。図23においてリードフレーム1は、伝熱樹脂2に埋め込まれた状態で金属板5に積層され一体化している。そしてその表面には、図22で示した伝熱樹脂2の回り込みによって発生したバリ4や、付着物9が付着する。同様に下金型7の表面にも、伝熱樹脂2の付着物9が付着する。そしてこの付着物9は、次のプレス成形において、バリ4等の発生の引き金となる。ここで図21、図22で示した隙間8(下金型7と、リードフレーム1の間の隙間等)は必須である。これら隙間8を考慮しない場合、加工寸法のバラツキや、材料の温度による伸縮、金型の組立精度等の影響により、プレスできないことがある。
特開2002−33558号公報
従来の熱伝導基板では、リードフレーム1と、金属板5と、伝熱樹脂2と、を積層し、プレスで一体化して熱伝導基板を作製する際、リードフレーム1の端子部分(リードフレームの一部であり、熱伝導基板を他の基板に実装したり、接続したりする端子部分に相当)において、下金型7とリードフレーム1の隙間8に依存するバリ4等が発生していた。そしてリードフレーム1に付着したバリ4によって、熱伝導基板の端子部分での半田付けが阻害されていた。そのためプレス工程終了後に、バリ4の除去工程が必要であったが、伝熱樹脂2は硬化しているため、バリ4の除去は難しかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、熱伝導基板の製造において、加熱・加圧時の伝熱樹脂2の滲みやはみ出しによるリードフレームのバリの付着、あるいは金属板へのバリの発生を抑制する熱伝導基板の製造方法を提供する。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、配線パターン形状にリードフレームを成形する工程と、前記リードフレームの一面の少なくとも外周部以上に第1のフィルムを貼り付ける工程と、前記第1のフィルムを第1の金型を用いてエンボス加工する工程と、前記リードフレームの第1のフィルムの貼り付けられていない他面側に、樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂と、金属板と、を順にセットし、第2のフィルムを介して、少なくとも第2の金型と第3の金型を用いて、加熱・加圧して積層体を形成する工程と、前記積層体中の前記伝熱樹脂を硬化させる工程と、前記伝熱樹脂が半硬化状態または完全硬化状態で、前記第1のフィルム及び前記第2のフィルムを前記積層体から剥離する工程と、を有する熱伝導基板の製造方法及び、これによって製造した熱伝導基板を提供する。
このような構成によって、リードフレームと、伝熱樹脂と、金属板をプレスで加熱・加圧、一体化する際に、リードフレームと金型との間の隙間は第1のフィルムで、更に金属板と金型の隙間は第2のフィルムで塞ぐことができ、これら金型の隙間に前記伝熱樹脂の加熱・加圧して形成する際の回り込みを防止する。更に前記第1のフィルム、第2のフィルムが、前記伝熱樹脂が金型に直接、接することを防止するため、前記金型が前記伝熱樹脂で汚れにくくなるため金型のメンテナンスが容易となり、熱伝導基板の生産性を高められる。
以上のように本発明によれば、加熱・加圧時に、伝熱樹脂から突き出したリードフレームの端子部分(リードフレームの一部であり、熱伝導基板を他の基板に実装したり、半田付けしたりするリード部分に相当)の表面への、熱硬化樹脂組成物の滲みやはみ出しによる汚れやバリの付着を抑制することができる。
その結果、金型の表面汚れを防止できるため、金型の清掃回数を減らせ、高品質の熱伝導基板を安定して製造できる。
なお本発明の実施の形態に示された一連の製造工程は、成型金型を用いて行われる。但し、説明するために必要な場合以外は、成形金型は図示していない。また図面は模式図であり、各位置関係を寸法的に正しく示したものではない。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における熱伝導基板について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態における熱伝導基板について、図面を参照しながら説明する。
図1(A)、(B)は、本発明の熱伝導基板の斜視図及び断面図である。図1(A)、(B)において、10はリードフレーム、11は伝熱樹脂、12は点線、13は金属板である。リードフレーム10は、アルミニウム、銅、鉄等の高導電性、高熱伝導性を有する部材を、プレス加工、エッチング加工、レーザー加工等により所定の配線パターン形状に成形したものである。そしてリードフレーム10は、伝熱樹脂11に埋め込まれた状態で、金属板13の上に固定している。なおリードフレーム10の中央部のパターン等は、「パターン省略」として図示していない。そして図1で、点線12bで示すリードフレーム10の外周部(特に伝熱樹脂11の最外部から、外に突き出した部分)であり、「他の基板に半田実装する際に端子となるリードフレーム10の部分」に相当する。本実施の形態ではこのリードフレーム10の外周部が、バリ4が発生しない構造部に相当する。そしてこのリードフレーム10の外周部を、端子リード(あるいは外部へ配線される端子となる)となる部分とし、外部回路への実装時の半田付け性を改善することで、熱伝導基板の品質を高めている。
図2(A)、(B)は、リードフレーム10の上面図及び断面図である。図2(A)、(B)において、14は隙間、15は矢印である。図2(A)の矢印15aにおける断面図が、図2(B)に相当する。また図2(A)において、点線12で示す部分が、図1(A)において点線12bで説明した「端子となるリードフレーム部分」に相当する。また隙間14は複数のリードフレーム10の隙間に相当する。
図3(A)、(B)は、リードフレーム10に第1のフィルム16を貼り付け、エンボス加工した後の上面図及び断面図である。図3(A)の矢印15における断面図が、図3(B)に相当する。図3において、リードフレーム10の隙間14a、14b等に、第1のフィルム16が露出している。こうして前記リードフレーム10の、少なくとも端子となるリードフレーム10部分(あるいは伝熱樹脂11の最外周部分にも)第1のフィルム16を貼り付ける。
なお、図3(A)において、隙間14aは熱伝導基板の部品実装部におけるリードフレーム10の隙間であり、例えば図1(A)において、パターン省略とした部分に相当する。そしてこの隙間14aに伝熱樹脂11が充填され、絶縁することになる。一方、隙間14bは熱伝導基板を、他の基板に実装する際に、リードフレーム10を外部接続用端子(あるいはリード端子)となる部分である。この部分は、伝熱樹脂11が無い(リード端子となる部分、つまり根元部分だけは伝熱樹脂11で保護することが望ましい)。なお図3において、点線12で示す部分より外周部は、額縁状に一体化しているが、これはリードフレーム10がバラバラにならないためである。
そしてリードフレーム10の外周部(図3(A)では点線12で図示、図3(B)では矢印15bで図示)において、リードフレーム10の隙間14に、第1のフィルム16を埋め込み、エンボス加工とする。ここで点線12で示した部分は、伝熱樹脂11からリードフレーム10が突き出した部分に相当し、熱伝導基板を他の基板の上に半田実装する際に接続部となる部分に相当する。
図4(A)、(B)は、リードフレーム10に第1のフィルム16を貼り付け、エンボス加工する様子を説明する断面図である。まず図4(A)に示すように、リードフレーム10の下に、第1のフィルム16をセットし、矢印15aで示すように圧着する。このとき第1のフィルム16の、前記リードフレーム10に接する面に接着層(更にプレス後に剥離可能なものが望ましい)を形成しておくことが望ましい。図4(B)は、第1のフィルム16をリードフレーム10に貼り付け、リードフレーム10の外周部(図4(B)では、矢印15bで図示)として、成形(あるいはエンボス加工)した後の断面図である。なお図4(A)、(B)において金型は図示していない。また金型等の詳細は、後述する図7〜図17で説明する。
図5(A)〜(C)は、リードフレーム10と伝熱樹脂11と金属板13とを加熱・加圧して一体化する様子を説明する断面図である。図5において、17は第2のフィルムである。まず図5(A)に示すように、エンボス加工した第1のフィルム16を有するリードフレーム10を用意する。そしてその上に、伝熱樹脂11、金属板13、第2のフィルム17をセットする。そして矢印15aに示すように金型(図示していない)を用いて、加熱・加圧し、一体化する。図5(B)はプレスが終了した様子を示す断面図である。図5(B)に示すように、リードフレーム10や、伝熱樹脂11、金属板13を第1のフィルム16や第2のフィルム17で覆った状態でプレスすることで、金型(図示していない)と前記伝熱樹脂11が接しないため、金型(図示していない)が前記伝熱樹脂11で汚れない。図5(C)は、第1のフィルム16と第2のフィルム17と、を剥離した後の様子を示す断面図である。図5(C)に示すように、リードフレーム10や伝熱樹脂11、金属板13を第1のフィルム16や第2のフィルム17で覆った状態でプレス成形したため、バリ4が発生していない。なお伝熱樹脂11は、シート状とすることで、その取り扱いや成形性を高められる。なおシート状としては、例えば図11に示すように、中央部を厚めにしたものも含む。中央部を厚めにすることで、伝熱樹脂11に圧力を加えやすい。
更に、予め樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂11と、金属板13と、を予め一体化させた一体化物(図示していない)としても良い。このように、積層に用いる部材を予め一体化(あるいは予備成形)しておくことで、工数を減らすことができる。こうして加熱・加圧して積層体を形成し、前記積層体中の前記伝熱樹脂11を硬化させる。
そして前記伝熱樹脂11が半硬化状態または完全硬化状態で、図5(C)に示すように前記第1のフィルム16及び第2のフィルム17を前記積層体から剥離することで、熱伝導基板を製造する。
図6(A)、(B)は、リードフレーム10と、伝熱樹脂11と、金属板13とを積層、一体化した後の様子を説明する上面図及び断面図である。図6(A)の矢印15aでの断面図が図6(B)に相当する。また矢印15bは、端子となるリードフレーム10と、伝熱樹脂11の重なり部分(あるいはリードフレーム10の外周部)を示すものであり、矢印15bに示すように端子となるリードフレーム10(伝熱樹脂11から細く突き出したリードフレーム10)を、伝熱樹脂11で保護することで、隣接するリードフレーム10同士が変形して接触しにくくなる。また隣接するリードフレーム10の沿面距離を増加させる効果がある。
次に図7〜図17を用いて、特に図2の点線12等で説明した、リードフレーム10の外周部について、詳しく説明する。ここでリードフレーム10の外周部(点線12)は、伝熱樹脂11からリードフレーム10が突き出した部分に相当し、この部分に伝熱樹脂11が付着すると(例えば、図18(A)、(B)、図23等で説明したように)熱伝導基板の半田付け性を低下させてしまう。
図7は、端子部分となるリードフレーム10の隙間に第1のフィルム16をエンボス加工する様子を説明する部分斜視図である。図7において、18は第1の金型であり、第1のフィルム16をリードフレーム10の隙間にエンボス加工するためのものである。まず第1の金型18の上に、第1のフィルム16、リードフレーム10をセットする。なお図7〜図17において、第1のフィルム16や第1の金型18、リードフレーム10はその一部だけを示している。そしてこの状態で矢印15に示すようにプレスする。なお図7において、上金型は図示していない。
図8は、第1の金型18を用いて、第1のフィルム16をリードフレーム10の隙間にエンボス加工する様子を示す斜視図である。図8において、第1の金型18の凹凸の間にリードフレーム10が第1のフィルム16を介して嵌め込んでいる。ここでリードフレーム10と第1の金型18の間には、一定の隙間が形成しているが、図7、図8では、この隙間に第1のフィルム16が、一種の緩衝材として挟まることになる。なお図8において上金型等は図示していない。こうして第1のフィルム16をエンボス加工する。
図9はエンボス加工した第1のフィルム16ごとリードフレーム10を取り出す様子を示す斜視図である。図9において、リードフレーム10の隙間に、エンボス成形した第1のフィルム16を固定するには、例えば第1のフィルム16のリードフレーム10側の面に接着層を形成すれば良い。
次に図10〜図17に示すようにして、リードフレーム10と伝熱樹脂11、金属板13を積層、一体化する。図10は、リードフレーム10と、伝熱樹脂11、金属板13をセットした様子を説明する斜視図である。図10において、19は第2の金型である。そして第2の金型19の上に、エンボス加工した第1のフィルム16を貼り付けたリードフレーム10や、伝熱樹脂11、金属板13等をセットする(なお図10では、第2のフィルム17は図示していない)。なお第1の金型18と、第2の金型19を共用することも可能であるが、別々にすることも可能である。例えば第1の金型18を、第1のフィルム16の成形のみに使う場合、そのタクトを高速化できる。一方、第2の金型19は、伝熱樹脂11の成形に用いるため、タクトの高速化に限度がある。こうした場合、その熱伝導基板の生産量に応じて、第1の金型18と、第2の金型19を使い分ければ良い。
図11は、第2の金型19に、エンボス加工した第1のフィルム16ごとリードフレーム10を嵌め込んだ様子を示す斜視図である。図11に示すように、第1のフィルム16を介して、リードフレーム10を第2の金型19にセットする。そして、その上に、伝熱樹脂11と、金属板13と、第2のフィルム17と、順にセットする。次に図12で示すように、金型を用いて、積層、一体化する。
図12は、伝熱樹脂11と金属板13をリードフレーム10に押し付ける様子を示す斜視図である。図12において、20は第3の金型、21は第4の金型である。そして第3の金型20と、第4の金型21は、矢印15a、15bで示すようにスライドしながら個別に加圧できる構造部を有している。
図13は第3の金型20だけを用いて加熱・加圧プレスする様子を示す斜視図である。まず図13に示すように、第3の金型20を矢印15に示すように押し付ける。こうして第2の金型19と、リードフレーム10との隙間を、第1のフィルム16で密閉する。同時にリードフレーム10と第3の金型20の隙間(更に第3の金型20と金属板13の隙間も)を、第2のフィルム17で密閉する。
次に図14で示すようにして、伝熱樹脂11を成形する。図14は、第4の金型21も用いて加熱・加圧プレスする様子を示す斜視図である。図14に示すように、第4の金型21を、矢印15bに示すように押し付ける。なおこの状態で、第3の金型20も矢印15aで示すように押し付けている。このように第1のフィルム16と第3の金型20を用いて、リードフレーム10と第2の金型19の隙間を塞いだ後、第4の金型21を矢印15bで示すように押し付けることで、伝熱樹脂11が、外部にはみ出ることを防止しながら、リードフレーム10を伝熱樹脂11に埋め込み、金属板13と一体化する。こうして図22で説明したバリ4の発生を抑制する。このように第1のフィルム16と、第2のフィルム17を同時に組み合わせて用いることで、第3の金型20とリードフレーム10の隙間や、第4の金型21とリードフレーム10の隙間、第4の金型21と金属板13の隙間等、複数個所を密閉することができる。その結果、各金型表面への付着物9の発生や、リードフレーム10へのバリ4の付着を防止する。なお図14に示すように、プレスしているときには第3の金型20と、第4の金型21の面は、同一平面(あるいは面一、つらいち)になるように設計することが望ましい。プレスで加熱・加圧した状態で、第3の金型20と第4の金型21の面が互いに同一平面になるように設計しておくことで、プレス最中に加熱した際の、熱ムラや圧力ムラの発生を抑えられる。
図15は、プレスが終了した後の様子を説明する斜視図である。図15に示すように、第3の金型20、第4の金型21をそれぞれ矢印15a、15bで示すように持ち上げる。その後、図16に示すようにして、リードフレーム10、伝熱樹脂11、金属板13からなる積層体を矢印15に示すように、第2の金型19から取り出す。図16は、第1のフィルム16と第2のフィルム17で保護された積層体を示す斜視図である。
次に図17に示すように、積層体から、第1のフィルム16、第2のフィルム17を除去する。図17は、積層体から第1のフィルム16と第2のフィルム17を除去した後の斜視図である。こうして得られた積層体の表面(特に電子部品の実装面となるリードフレーム10の上)に、ソルダーレジスト等を形成することで、図1等で示した熱伝導基板となる。なお第1のフィルム16、第2のフィルム17は、共に樹脂フィルムが望ましい。樹脂フィルムは安価で、リサイクル性に優れている。第1のフィルム16、第2のフィルム17の厚みは10μm以上500μm以下(更には30μm以上、300μm以下)が望ましい。第1のフィルム16、第2のフィルム17の厚みが10μm未満の場合、プレス途中に(あるいはプレス後に引き剥がす際にも)破れやすくなる。また第1のフィルム16、第2のフィルム17の厚みが500μmを超えると、材料費に影響を与える。なお少なくとも第1のフィルム16にはある程度の伸縮性を有するものを選ぶことが望ましい。また必要に応じて第1のフィルム16、第2のフィルム17の少なくともどちらかの片面に粘着層を形成することができる。例えば第1のフィルム16の、リードフレーム10に接する側に粘着層を設けることで、第1のフィルム16をエンボス加工した後も、リードフレーム10から第1のフィルム16が剥がれにくくなる。また接着層によって、リードフレーム10と第1のフィルム16の密着性を高める効果も得られる。なお、第1のフィルム16と、第2のフィルム17の両方に接着層を形成し、この接着層同士が互いに接するように接着した場合、図17に示すように第1のフィルム16や第2のフィルム17を引き剥がす際に引き剥がしにくくなる場合がある。そのため接着層を形成するのは、第1のフィルム16か、第2のフィルム17か、どちらかだけに限定することが望ましい。
更に詳しく説明する。リードフレーム10の厚みは0.10以上2.00mm以下(望ましくは1.00mm以下)が望ましい。リードフレーム10の厚みが0.10mm未満の場合、フニャフニャしたり、折れ曲がったりしやすく、その取り扱いが難しい。リードフレーム10の厚みが2.00mmを超えると、プレスによる打抜きが難しくなり、リードフレーム10自体のパターン精度が低下する。そのため加工精度の面から、リードフレーム10としては0.20〜1.00mm(更に望ましくは0.30〜0.50mm)が望ましい。
また伝熱樹脂11としては、無機フィラー70重量%以上95重量%以下と、熱硬化性樹脂5重量%以上30重量%以下からなることが望ましい。ここで無機フィラーは略球形状で、その直径は0.1μm以上100μm以下が適当である(0.1μm未満の場合、樹脂への分散が難しくなる場合、また100μmを超えると伝熱樹脂11の厚みが厚くなり熱拡散性に影響を与える)。そのため伝熱樹脂11における無機フィラーの充填量は、熱伝導率を上げるために70から95重量%と高濃度に充填している。特に、本実施の形態では、無機フィラーは、平均粒径3μmと平均粒径12μmの2種類のアルミナを混合したものを用いている。この大小2種類の粒径のアルミナを用いることによって、大きな粒径のアルミナの隙間に小さな粒径のアルミナを充填できるので、アルミナを90重量%近くまで高濃度に充填できるものである。この結果、伝熱樹脂11の熱伝導率は5W/(m・K)程度となる。なお無機フィラーとしてはアルミナの代わりに、酸化マグネシウム、窒化ホウ素、酸化ケイ素、炭化ケイ素、窒化ケイ素、及び窒化アルミニウムからなる群から選択される少なくとも一種以上を含んでもよい。
なお無機フィラーを用いると、放熱性を高められるが、特に酸化マグネシウムを用いると線熱膨張係数を大きくできる。また酸化ケイ素を用いると誘電率を小さくでき、窒化ホウ素を用いると線熱膨張係数を小さくできる。こうして伝熱樹脂11としての熱伝導率が1W/(m・K)以上20W/(m・K)以下のものを形成することができる。なお熱伝導率が1W/(m・K)未満の場合、放熱基板の放熱性に影響を与える。また熱伝導率を20W/(m・K)より高くしようとした場合、フィラー量を増やす必要があり、プレス時の加工性に影響を与える場合がある。
なお熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂およびシアネート樹脂の内、少なくとも1種類の樹脂を含んでいる。これらの樹脂は耐熱性や電気絶縁性に優れている。伝熱樹脂11の厚みは、薄くすれば、リードフレーム10に装着したパワーデバイスに生じる熱を金属板13に伝えやすいが、逆に絶縁耐圧が問題となり、厚すぎると、熱抵抗が大きくなるので、絶縁耐圧と熱抵抗を考慮して最適な厚さである50μm以上1000μm以下に設定すれば良い。
次にリードフレーム10の材質について説明する。リードフレーム10の材質としては、銅を主体とするものが望ましい。これは銅が熱伝導性と導電率が共に優れているためである。またリードフレーム10としての加工性や、熱伝導性を高めるためには、リードフレーム10となる銅素材に銅以外の少なくともSn、Zr、Ni、Si、Zn、P、Fe等の群から選択される少なくとも1種類以上の材料とからなる合金を使うことが望ましい。例えばCuを主体として、ここにSnを加えた、銅材料(以下、Cu+Snとする)を用いることができる。Cu+Sn銅材料(あるいは銅合金)の場合、例えばSnを0.1重量%以上0.15重量%未満添加することで、その軟化温度を400℃まで高められる。比較のためSn無しの銅(Cu>99.96重量%)を用いて、リードフレーム10を作製したところ、導電率は低いが、出来上がった放熱基板において特に形成部等に歪みが発生する場合があった。そこで詳細に調べたところ、その材料の軟化点が200℃程度と低いため、後の部品実装時(半田付け時)に変形する可能性があることが予想された。一方、Cu+Sn>99.96重量%の銅系の材料を用いた場合、実装された各種部品の発熱の影響は特に受けなかった。また半田付け性やダイボンド性にも影響が無かった。そこでこの材料の軟化点を測定したところ、400℃であることが判った。このように、銅を主体として、いくつかの元素を添加することが望ましい。銅に添加する元素として、Zrの場合、0.015重量%以上0.15重量%以下の範囲が望ましい。添加量が0.015重量%未満の場合、軟化温度の上昇効果が少ない場合がある。また添加量が0.15重量%より多いと電気特性に影響を与える場合がある。また、Ni、Si、Zn、P等を添加することでも軟化温度を高くできる。この場合、Niは0.1重量%以上5重量%未満、Siは0.01重量%以上2重量%以下、Znは0.1重量%以上5重量%未満、Pは0.005重量%以上0.1重量%未満が望ましい。そしてこれらの元素は、この範囲で単独、もしくは複数を添加することで、銅素材の軟化点を高くできる。なお添加量がここで記載した割合より少ない場合、軟化点上昇効果が低い場合がある。またここで記載した割合より多い場合、導電率への影響の可能性がある。同様に、Feの場合0.1重量%以上5重量%以下、Crの場合0.05重量%以上1重量%以下が望ましい。これらの元素の場合も前述の元素と同様である。
なおリードフレーム10に使う銅材料の引張り強度は、600N/平方mm以下が望ましい。引張り強度が600N/平方mmを超える材料の場合、リードフレーム10の加工性に影響を与える場合がある。一方、引張り強度が600N/平方mm以下(更にリードフレーム10に微細で複雑な加工が必要な場合、望ましくは400N/平方mm以下)とすることでスプリングバック(必要な角度まで曲げても圧力を除くと反力によってはねかえってしまうこと)の発生を抑えられ、形成精度を高められる。このようにリードフレーム材料としては、Cuを主体とすることで導電率を下げられ、更に柔らかくすることで加工性を高められ、更にリードフレーム10による放熱効果も高められる。なおリードフレーム10に使う銅合金の引張り強度は、10N/平方mm以上が望ましい。これは一般的な鉛フリー半田の引張り強度(30〜70N/平方mm程度)に対して、リードフレーム10に用いる銅、あるいは銅合金はそれ以上の強度が必要なためである。リードフレーム10に用いる銅合金の引張り強度が、10N/平方mm未満の場合、リードフレーム10上に電子部品等を半田付け実装する場合、半田部分ではなくてリードフレーム10部分で凝集破壊する可能性がある。
なおリードフレーム10の、伝熱樹脂11から露出している面(電子部品等の実装面)に、予め半田付け性を改善するように半田層や錫層を形成しておくことも有用である。なおリードフレーム10の伝熱樹脂11に接する面(もしくは埋め込まれた面)には、半田層は形成しないことが望ましい。このように伝熱樹脂11と接する面に半田層や錫層を形成すると、半田付け時にこの層が柔らかくなり、リードフレーム10と伝熱樹脂11の接着性(もしくは結合強度)に影響を与える場合がある。金属製の金属板13としては、熱伝導の良いアルミニウム、銅またはそれらを主成分とする合金からできている。特に、本実施の形態では、金属板13の厚みを1mmとしているが、その厚みは製品仕様に応じて設計できる(なお金属板13の厚みが0.1mm以下の場合、放熱性や強度的に不足する可能性がある。また金属板13の厚みが50mmを超えると、重量面で不利になる)。金属板13としては、単なる板状のものだけでなく、より放熱性を高めるため、伝熱樹脂11を積層した面とは反対側の面に、表面積を広げるためにフィン部(あるいは凹凸部)を形成しても良い。全膨張係数は8ppm/℃〜20ppm/℃としており、本発明の放熱基板や、これを用いた電源ユニット全体の反りや歪みを小さくできる。またこれらの部品を表面実装する際、互いに熱膨張係数をマッチングさせることは信頼性的にも重要となる。また金属板13を他の放熱板(図示していない)にネジ止めできる。
以上のようにして、配線パターン形状にリードフレーム10を形成する工程と、前記リードフレーム10の一面に第1のフィルム16を貼り付ける工程と、前記第1のフィルム16の一部分以上を、第1の金型18を用いてエンボス加工する工程と、前記リードフレーム10の前記第1のフィルム16の貼り付けられていない他面側に、樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂11と、金属板13と、を順にセットし、第2のフィルム17を介した状態で、少なくとも第2の金型19と第3の金型20を用いて、加熱・加圧して積層体を形成する工程と、前記積層体中の前記伝熱樹脂11を硬化させる工程と、前記伝熱樹脂11が半硬化状態または完全硬化状態で、前記第1のフィルム16及び前記第2のフィルム17を前記積層体から剥離する工程と、を有する熱伝導基板の製造方法であって、リードフレーム10の端子部付近にバリ4が発生しにくい熱伝導基板を製造することができ、熱伝導基板の他基板への半田付け性を高められる。
配線パターン形状にリードフレーム10を形成する工程と、前記リードフレーム10の一面に第1のフィルム16を貼り付ける工程と、前記第1のフィルム16の一部分以上を、第1の金型18を用いてエンボス加工する工程と、樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂11を予め金属板13上に形成してなる一体化物の前記伝熱樹脂11を形成した面と、前記リードフレーム10の前記第1のフィルム16が貼り付けられていない面とが当接するようにセットし、第2のフィルム17を介した状態で、少なくとも第2の金型19と第3の金型20を用いて、加熱・加圧して積層体を形成する工程と、前記積層体中の前記伝熱樹脂11を硬化させる工程と、前記伝熱樹脂11が半硬化状態または完全硬化状態で、前記第1のフィルム16及び前記第2のフィルム17を前記積層体から剥離する工程と、を有する熱伝導基板の製造方法であって、リードフレーム10の端子部付近にバリ4が発生しにくい熱伝導基板を製造することができ、熱伝導基板の他基板への半田付け性を高められる。
また配線パターン形状にリードフレーム10を形成する工程と、前記リードフレーム10の一面に第1のフィルム16を貼り付ける工程と、前記第1のフィルム16の一部分以上を、第1の金型18を用いてエンボス加工する工程と、前記リードフレーム10の前記第1のフィルム16の貼り付けられていない他面側に、樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂11と、金属板13と、を順にセットし、第2のフィルム17を介した状態で、少なくとも第2の金型19と第3の金型20を用いて、加熱・加圧して積層体を形成する工程と、前記積層体中の前記伝熱樹脂11を硬化させる工程と、前記伝熱樹脂11が半硬化状態または完全硬化状態で、前記第1のフィルム16及び前記第2のフィルム17を前記積層体から剥離する工程と、を有する熱伝導基板の製造方法によって製造した熱伝導基板であって、前記リードフレーム10の前記伝熱樹脂11から突き出した前記リードフレーム10部分に、前記伝熱樹脂11の非形成構造部を有している熱伝導基板とすることで、リードフレーム10を外部接続用リード端子とした場合の半田付け性を高められる。
配線パターン形状にリードフレーム10を形成する工程と、前記リードフレーム10の一面に第1のフィルム16を貼り付ける工程と、前記第1のフィルム16の一部分以上を、第1の金型18を用いてエンボス加工する工程と、樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂11を予め金属板13上に形成してなる一体化物の、前記伝熱樹脂11を形成した面と、前記リードフレーム10の前記第1のフィルム16が貼り付けられていない面とが当接するようにセットし、第2のフィルム17を介した状態で、少なくとも第2の金型19と第3の金型20を用いて、加熱・加圧して積層体を形成する工程と、前記積層体中の前記伝熱樹脂11を硬化させる工程と、前記伝熱樹脂11が半硬化状態または完全硬化状態で、前記第1のフィルム16及び前記第2のフィルム17を前記積層体から剥離する工程と、を有する熱伝導基板の製造方法によって製造した熱伝導基板であって、前記リードフレーム10の前記伝熱樹脂11から突き出した前記リードフレーム10部分に、前記伝熱樹脂11の非形成構造部を有している熱伝導基板とすることで、リードフレーム10を外部接続用リード端子とした場合の半田付け性を高められる。
以上のように、本発明にかかる熱伝導基板とその製造方法を、各種PDP(プラズマディスプレイパネル)や電装用の大電力回路等に適用することによって、機器の小型化、高性能化が可能となる。
10 リードフレーム
11 伝熱樹脂
12 点線
13 金属板
14 隙間
15 矢印
16 第1のフィルム
17 第2のフィルム
18 第1の金型
19 第2の金型
20 第3の金型
21 第4の金型
11 伝熱樹脂
12 点線
13 金属板
14 隙間
15 矢印
16 第1のフィルム
17 第2のフィルム
18 第1の金型
19 第2の金型
20 第3の金型
21 第4の金型
Claims (8)
- 配線パターン形状にリードフレームを形成する工程と、
前記リードフレームの一面に第1のフィルムを貼り付ける工程と、
前記第1のフィルムの一部分以上を、第1の金型を用いてエンボス加工する工程と、
前記リードフレームの前記第1のフィルムの貼り付けられていない他面側に、樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂と、金属板と、を順にセットし、第2のフィルムを介した状態で、少なくとも第2の金型と第3の金型を用いて、加熱・加圧して積層体を形成する工程と、
前記積層体中の前記伝熱樹脂を硬化させる工程と、
前記伝熱樹脂が半硬化状態または完全硬化状態で、前記第1のフィルム及び前記第2のフィルムを前記積層体から剥離する工程と、を有する熱伝導基板の製造方法。 - 配線パターン形状にリードフレームを形成する工程と、
前記リードフレームの一面に第1のフィルムを貼り付ける工程と、
前記第1のフィルムの一部分以上を、第1の金型を用いてエンボス加工する工程と、
樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂を予め金属板上に形成してなる一体化物の前記伝熱樹脂を形成した面と、前記リードフレームの前記第1のフィルムが貼り付けられていない面とが当接するようにセットし、第2のフィルムを介した状態で、少なくとも第2の金型と第3の金型を用いて、加熱・加圧して積層体を形成する工程と、
前記積層体中の前記伝熱樹脂を硬化させる工程と、
前記伝熱樹脂が半硬化状態または完全硬化状態で、前記第1のフィルム及び前記第2のフィルムを前記積層体から剥離する工程と、を有する熱伝導基板の製造方法。 - 第1のフィルムもしくは第2のフィルムのいずれか一方以上は、厚み10μm以上500μm以下の樹脂性フィルムで、かつ第1のフィルムもしくは第2のフィルムのいずれかは、片面には接着層を有している請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の熱伝導基板の製造方法。
- 伝熱樹脂は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、及びイソシアネート樹脂からなる群から選択される少なくとも一種を含む請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の熱伝導基板の製造方法。
- 無機フィラーは、アルミナ、酸化マグネシウム、窒化ホウ素、酸化ケイ素、炭化ケイ素、窒化ケイ素及び窒化アルミニウムからなる群から選択される少なくとも一種を含む請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の熱伝導基板の製造方法。
- リードフレームは、Snは0.1重量%以上0.15重量%以下、Zrは0.015重量%以上0.15重量%以下、Niは0.1重量%以上5重量%以下、Siは0.01重量%以上2重量%以下、Znは0.1重量%以上5重量%以下、Pは0.005重量%以上0.1重量%以下、Feは0.1重量%以上5重量%以下である群から選択される少なくとも一種以上を含む、銅を主体とする金属材料である請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の熱伝導基板の製造方法。
- 配線パターン形状にリードフレームを形成する工程と、
前記リードフレームの一面に第1のフィルムを貼り付ける工程と、
前記第1のフィルムの一部分以上を、第1の金型を用いてエンボス加工する工程と、
前記リードフレームの前記第1のフィルムの貼り付けられていない他面側に、樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂と、金属板と、を順にセットし、第2のフィルムを介した状態で、少なくとも第2の金型と第3の金型を用いて、加熱・加圧して積層体を形成する工程と、
前記積層体中の前記伝熱樹脂を硬化させる工程と、
前記伝熱樹脂が半硬化状態または完全硬化状態で、前記第1のフィルム及び前記第2のフィルムを前記積層体から剥離する工程と、を有する熱伝導基板の製造方法によって製造した熱伝導基板であって、前記リードフレームの前記伝熱樹脂から突き出した前記リードフレーム部分に前記伝熱樹脂の非形成構造部を有している熱伝導基板。 - 配線パターン形状にリードフレームを形成する工程と、
前記リードフレームの一面に第1のフィルムを貼り付ける工程と、
前記第1のフィルムの一部分以上を、第1の金型を用いてエンボス加工する工程と、
樹脂と無機フィラーとからなる伝熱樹脂を予め金属板上に形成してなる一体化物の、前記伝熱樹脂を形成した面と、前記リードフレームの前記第1のフィルムが貼り付けられていない面とが当接するようにセットし、第2のフィルムを介した状態で、少なくとも第2の金型と第3の金型を用いて、加熱・加圧して積層体を形成する工程と、
前記積層体中の前記伝熱樹脂を硬化させる工程と、
前記伝熱樹脂が半硬化状態または完全硬化状態で、前記第1のフィルム及び前記第2のフィルムを前記積層体から剥離する工程と、を有する熱伝導基板の製造方法によって製造した熱伝導基板であって、前記リードフレームの前記伝熱樹脂から突き出した前記リードフレーム部分に前記伝熱樹脂の非形成構造部を有している熱伝導基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006173327A JP2008004784A (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | 熱伝導基板の製造方法及びこれによって製造した熱伝導基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006173327A JP2008004784A (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | 熱伝導基板の製造方法及びこれによって製造した熱伝導基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008004784A true JP2008004784A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39008919
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2006173327A Pending JP2008004784A (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | 熱伝導基板の製造方法及びこれによって製造した熱伝導基板 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2008004784A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106793692A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-05-31 | 天津七二通信广播股份有限公司 | 一种导热泥填装工装及使用方法 |
-
2006
- 2006-06-23 JP JP2006173327A patent/JP2008004784A/ja active Pending
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