JP2007090575A - タイヤのパンク修理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シーリング剤を収容した容器ユニットの装填部に対する装填前及び装填後の何れであっても、パンク修理の対象となる空気入りタイヤの種類等に応じて容器ユニットにおけるシーリング剤の収容量を調整可能とする。
【解決手段】 パンク修理装置では、容器ユニット22が、ベース容器24と、このベース容器に連結可能とされ、ベース容器に連結されて容器ユニットにおけるシーリング剤36の収容量を増量するカートリッジ容器26とを備えており、ベース容器にカートリッジ容器が連結された増量状態及びベース容器からカートリッジ容器が取り外されたベース状態の何れの状態にもなり得る。これにより、ベース容器にカートリッジ容器を連結して容器ユニットを増量状態とすれば、シーリング剤の収容量を増量でき、また容器ユニットをベース容器からカートリッジ容器が取り外されたベース状態とすれば、容器ユニットにおけるシーリング剤の収容量を減少できる。
【選択図】 図2
【解決手段】 パンク修理装置では、容器ユニット22が、ベース容器24と、このベース容器に連結可能とされ、ベース容器に連結されて容器ユニットにおけるシーリング剤36の収容量を増量するカートリッジ容器26とを備えており、ベース容器にカートリッジ容器が連結された増量状態及びベース容器からカートリッジ容器が取り外されたベース状態の何れの状態にもなり得る。これにより、ベース容器にカートリッジ容器を連結して容器ユニットを増量状態とすれば、シーリング剤の収容量を増量でき、また容器ユニットをベース容器からカートリッジ容器が取り外されたベース状態とすれば、容器ユニットにおけるシーリング剤の収容量を減少できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、パンクした空気入りタイヤをシールするためのシーリング剤を空気入りタイヤ内へ注入して空気入りタイヤのパンク穴を閉塞するためのタイヤのパンク修理装置に関する。
近年、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤのパンク穴をシーリング剤により閉塞すると共に、このタイヤの内圧を所定の基準圧まで加圧(ポンプアップ)するパンク修理装置が普及している。この種のパンク修理装置としては、例えば、特許文献1に記載された一体型のシーリング・ポンプアップ装置が知られている。
特許文献1に記載されたシーリング・ポンプアップ装置は、エアコンプレッサ、シーリング剤を収容すると共に、加圧空気を受け入れるためのエア受入口及びシーリング剤を吐出するための液剤吐出口がそれぞれ設けられた容器ユニット及び、液剤吐出口をタイヤの内部に連通させるジョイントホースを備えている。このシーリング・ポンプアップ装置では、エア受入口を通してエアコンプレッサにより発生した圧縮空気を容器ユニット内へ供給し、この圧縮空気の圧力を容器ユニット内のシーリング剤に作用させ、ジョイントホースを通して容器ユニット内からタイヤ内にシーリング剤を供給し、所定量のシーリング剤をタイヤ内へ供給完了した後、エアコンプレッサにより発生した圧縮空気をタイヤ内へ供給してタイヤをポンプアップする。
ところで、タイヤ内へのシーリング剤の適正な注入量は、タイヤの種類、サイズ等に応じて変化し、例えば、300ccから900ccの範囲という広いで変化する。このため、パンク修理装置における容器ユニットについても、パンク修理の対象となるタイヤの種類、サイズ等に応じて内容量(シーリング剤の収容量)がそれぞれ異なるものが用いられる。
特開2004−338158号公報
しかしながら、特許文献1に示されているような一体型のパンク修理装置では、通常、特定の容器サイズを有し、しかも装置本体側の装填部との連結構造も特定のものとされた一種類の容器ユニットのみが使用可能になっており、容器サイズ(内容量)がそれぞれ異なる複数種類の容器ユニットを用いることができない。
また、内容量がそれぞれ異なるが、装置本体側の装填部との連結構造が共通化された複数種類の容器ユニットを用意し、これら複数種類の容器ユニットからタイヤに適合する内容量を有する一種類の容器ユニットを選択し、この容器ユニットを装置本体側の装填部に装填することも考えられるが、容器ユニットを装填部に装填した後は、修理対象となるタイヤの種類やサイズが変更された場合には、装填されている容器ユニットを取り外さなければ、内容量が異なる容器ユニットを装填部に装填できないので、装填部に装填されていた容器ユニット及び、この容器ユニット内のシーリング剤が無駄になってしまう。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、シーリング剤を収容した容器ユニットの装填部に対する装填前及び装填後の何れであっても、容器ユニットにおけるシーリング剤の収容量を変更できるタイヤのパンク修理装置を提供することある。
本発明の請求項1に係るタイヤのパンク修理装置は、液状のシーリング剤を収容する容器ユニットと、該容器ユニットが装填可能とされた装填部とを有し、前記装填部に装填された前記容器ユニット内からシーリング剤を吐出させ、該シーリング剤をパンクした空気入りタイヤの内部へシーリング剤を注入するタイヤのパンク修理装置であって、前記容器ユニットは、シーリング剤を収容し、前記装填部に装填可能とされたベース容器と、シーリング剤を収容すると共に、前記装填部に装填された前記ベース容器及び前記装填部から離脱した前記ベース容器の何れにも連結可能とされ、前記ベース容器に連結されて前記容器ユニットにおけるシーリング剤の収容量を増量するカートリッジ容器とを備え、前記ベース容器に前記カートリッジ容器が連結された増量状態及び前記ベース容器から前記カートリッジ容器が取り外されたベース状態の何れの状態にもなり得ることを特徴とする。
本発明の請求項1に係るタイヤのパンク修理装置では、容器ユニットが、シーリング剤を収容したベース容器と、シーリング剤を収容すると共にベース容器に連結可能とされ、ベース容器に連結されて前記容器ユニットにおけるシーリング剤の収容量を増量するカートリッジ容器とを備えており、ベース容器にカートリッジ容器が連結された増量状態及びベース容器からカートリッジ容器が取り外されたベース状態の何れの状態にもなり得ることにより、ベース容器にカートリッジ容器を連結して容器ユニットを増量状態とすれば、容器ユニットがベース状態である場合と比較し、容器ユニットにおけるシーリング剤の収容量を増量できるので、パンク修理時に空気入りタイヤ内へ供給されるシーリング剤を簡単に増量できるので、パンク修理時に空気入りタイヤ内へ供給されるシーリング剤を簡単に調整できる。
また請求項1に係るタイヤのパンク修理装置では、カートリッジ容器が、装填部に装填されたベース容器及び装填部から離脱したベース容器の何れにも連結可能とされていることにより、ベース容器(容器ユニット)を装置本体側の装填部へ装填した後でも、ベース容器を装置本体側の装填部へ装填する前の何れの時期でも、ベース容器にカートリッジ容器を連結して容器ユニットを増量状態にできる。
また本発明の請求項2に係るタイヤのパンク修理装置は、請求項1記載のパンク修理装置において、前記ベース容器にシーリング剤を該ベース容器の外部へ吐出させるための第1の吐出口を設け、前記カートリッジ容器にシーリング剤を該カートリッジ容器の外部へ吐出させるための第2の吐出口を設けると共に、前記第1の吐出口に連結可能とされ、前記第1の吐出口に連結されて前記カートリッジ容器の内部を前記ベース容器の内部に連通させるジョイント部を設けたことを特徴とする。
また本発明の請求項3に係るパンク修理装置は、請求項2記載のパンク修理装置において、前記装填部に装填された前記ベース容器の内部に圧縮空気を供給するエア供給手段と、前記ベース容器の内部に配置されて、前記エア供給手段から供給される圧縮空気の圧力により前記ベース容器内で移動し、前記第1の吐出口を通して前記ベース容器の内部からシーリング剤を吐出させる第1のプランジャ部材と、前記カートリッジ容器の内部に配置されて、前記容器ユニットが増量状態にある時に、前記ジョイント部を通して前記ベース容器から供給されるシーリング剤の圧力によりにより前記カートリッジ容器内で移動し、前記第2の吐出口を通して前記カートリッジ容器の内部からシーリング剤を吐出させる第2のプランジャ部材と、前記容器ユニットが前記増量状態にあると、前記第1の吐出口を空気入りタイヤの内部に連通させ、前記容器ユニットが前記ベース状態にあると、前記第2の吐出口を空気入りタイヤの内部に連通させる液剤供給路と、前記ベース容器の内部から前記第1の吐出口を通して所定量のシーリング剤が吐出されると、前記ベース容器内を通して前記エア供給手段を前記第1の吐出口に連通させる第1のバイパス流路と、前記カートリッジ容器の内部から前記第2の吐出口を通して所定量のシーリング剤が吐出されると、前記カートリッジ容器内を通して前記ジョイント部を前記第2の吐出口に連通させる第2のバイパス流路と、を有することを特徴とする。
また本発明の請求項4に係るタイヤのパンク修理装置は、請求項1記載のパンク修理装置において、前記ベース容器にシーリング剤を該ベース容器の外部へ吐出させるための吐出口を設けると共に、該ベース容器の内部に連通した被ジョイント部を設け、前記カートリッジ容器に前記被ジョイント部に連結可能とされ、前記被ジョイント部に連結されて前記カートリッジ容器の内部を前記ベース容器の内部に連通させるジョイント部を設けたことを特徴とする。
また本発明の請求項5に係るパンク修理装置は、請求項4記載のパンク修理装置において、前記装填部に前記容器ユニットが装填されると、前記吐出口を通して前記ベース容器の内部と連通し、該ベース容器内からシーリング剤が流入する加圧給液室と、前記加圧給液室内へ圧縮空気を供給するエア供給手段と、一端部が前記加圧給液室内に面して開口すると共に、他端部が空気入りタイヤに接続されて前記加圧給液室を該空気入りタイヤ内に連通する気液供給路と、を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係るタイヤのパンク修理装置によれば、シーリング剤を収容した容器ユニットの装填部に対する装填前及び装填後の何れであっても、パンク修理の対象となる空気入りタイヤの種類等に応じて容器ユニットにおけるシーリング剤の収容量を調整できる。
以下、本発明の実施の形態に係るタイヤのパンク修理装置について説明する。
(第1の実施形態)
図1には、本発明の実施形態に係るタイヤのパンク修理装置(以下、単に「パンク修理装置」という。)が示されている。パンク修理装置10は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の基準圧まで内圧を再加圧(ポンプアップ)するものである。
(第1の実施形態)
図1には、本発明の実施形態に係るタイヤのパンク修理装置(以下、単に「パンク修理装置」という。)が示されている。パンク修理装置10は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の基準圧まで内圧を再加圧(ポンプアップ)するものである。
図1に示されるように、パンク修理装置10は外殻部として直方体状のケーシング12を備えており、ケーシング12は、その内部が仕切板18により装置の幅方向(矢印W方向)に沿って2個の小室14,16に区画されている。一方の小室14内には、モータ、ポンプ、電源回路等が一体化されたエアコンプレッサ20が配置されている。エアコンプレッサ20は、電源回路に接続された電源ケーブル(図示省略)を備えており、この電源ケーブルの先端部に設けられたプラグを、例えば、車両に設置されたシガレットライターのソケットに差込むことにより、車両に搭載されたバッテリによりエアコンプレッサ20には電源が供給可能になる。
また他方の小室16は、略円筒状に形成された樹脂製の容器ユニット22の装填部とされており、この小室16の内部には、容器ユニット22の下端側が収納されている。容器ユニット22は、図2に示されるように、その下端側に配置されるベース容器24と、このベース容器24の上側に配置されるカートリッジ容器26とを備えている。これらのベース容器24及びカートリッジ容器26は、その内部にそれぞれ液状のシーリング剤36を収容している。またカートリッジ容器26としては、シーリング剤36の収容量がそれぞれ異なる複数種類のものが用意されており、例えば、図2(A)に示される小容量のものと、図2(B)に示される大容量のものとが用意されている。
大容量のカートリッジ容器26(これを、小容量のものと区別する必要がある場合には、「カートリッジ容器26L」という。)は、300CC程度のシーリング剤36を収容しており、小容量のカートリッジ容器26(これを、カートリッジ容器26Lと区別する必要がある場合には、「カートリッジ容器26S」という。)は、150CC程度のシーリング剤36を収容している。
ここで、カートリッジ容器26Lとカートリッジ容器26Sとは、高さ方向(矢印H方向)に沿った寸法が異なるのみで、それ以外の部分の構造及び形状が同一になっている。ベース容器24は、400CC程度のシーリング剤36を収容している。これらのベース容器24及びカートリッジ容器26の内部には、それぞれ径方向に沿った寸法が一定の円柱状の空間が形成されている。
パンク修理装置10では、図1に示されるように、容器ユニット22をベース容器24のみにより構成されるベース状態とすることも、図2に示されるように、容器ユニット22がベース容器24及びカートリッジ容器26により構成される増量状態とすることも可能になっている。
図1に示されるように、ベース容器24内には、その内部空間を高さ方向に沿って2個の隔室である液室部28と気室部30とに区画する略円板状のプランジャ部材32が配設されている。図2に示されるように、プランジャ部材32の外周面には全周に亘って断面がV字状の嵌挿溝60が形成されており、この嵌挿溝60内には、シリコーンゴム等の弾性材料からなるシールリング34が嵌め込まれている。シールリング34は、その断面形状が略円形とされており、外周側の端部を容器ユニット22の内周面に圧接させてプランジャ部材32の外周面とベース容器24の内周面との間をシールしている。またプランジャ部材32は、シールリング34をベース容器24の内周面に摺動させつつ、ベース容器24内で高さ方向へ移動可能とされている。
ベース容器24には、プランジャ部材32の上方に設けられる液室部28内にシーリング剤36が充填されている。タイヤ44に対するパンク修理前には、プランジャ部材32は、図1(A)に示されるように、液室部28の内容積を最大とすると共に、気室部30の内容積を最小とする下限位置に保持されている。ベース容器24では、下限位置にあるプランジャ部材32が上方(注入方向)へ移動するに従って、液室部28の内容積が連続的に縮小すると共に気室部30の内容積が連続的に膨張する。
図1に示されるように、ベース容器24には、その頂板部に円筒状の首部38が上方へ突出するように一体形成されており、この首部38の外周側には、ジョイントホース40の基端部に設けられた連結キャップ42がねじ止め可能とされている。またジョイントホース40の先端部には、タイヤ44のタイヤバルブ46にねじ止め可能とされたアダプタ48が配置されている。パンク修理装置10では、連結キャップ42を首部38にねじ止めすると共に、アダプタ48をタイヤバルブ46にねじ止めすることにより、ジョイントホース40を通してベース容器24における液室部28がタイヤ44の内部に連通する。
またベース容器24には、その底板中央部に円筒状のプラグ50が下方へ突出するように取り付けられている。このプラグ50は、圧力配管54の先端部に設けられたソケット52が嵌挿されており、圧力配管54は、ソケット52及びプラグ50を通してベース容器24における気室部30内へ連通している。圧力配管54の基端部はエアコンプレッサ20の圧縮空気の供給ポートに接続されている。これにより、エアコンプレッサ20は圧力配管54を通してベース容器24の気室部30内に連通し、エアコンプレッサ20を作動させると、エアコンプレッサ20により発生した空気(圧縮空気)が圧力配管54を通して気室部30内へ圧送される。ここで、エアコンプレッサ20は、パンク修理装置10により修理すべきタイヤ44の種類毎に規定された基準圧よりも高圧の圧縮空気が発生可能とされている。
図2に示されるように、カートリッジ容器26内には、その内部空間を高さ方向に沿って2個の隔室である上側液室部56と下側液室部58とに区画する略円板状のプランジャ部材78が配設されている。プランジャ部材78の外周面には、ベース容器24のプランジャ部材32と同様に、全周に亘って断面がV字状の嵌挿溝80が形成されており、この嵌挿溝80内には、シリコーンゴム等の弾性材料からなるシールリング34が嵌め込まれている。プランジャ部材78は、シールリング34をカートリッジ容器26の内周面に摺動させつつ、カートリッジ容器26内で高さ方向へ移動可能とされている。
カートリッジ容器26には、プランジャ部材78の上方に設けられる上側液室部56内にシーリング剤36が充填されている。タイヤ44に対するパンク修理前には、プランジャ部材78は、図2に示されるように、上側液室部56の内容積を最大とすると共に、下側液室部58の内容積を最小とする下限位置に保持されている。カートリッジ容器26では、下限位置にあるプランジャ部材78が上方(注入方向)へ移動するに従って、上側液室部56の内容積が連続的に縮小すると共に、下側液室部58の内容積が連続的に膨張する。
図3に示されるように、カートリッジ容器26には、その頂板部に円筒状の首部62が上方へ突出するように一体形成されており、この首部62の外周側には、ベース容器24の首部38と同様に、ジョイントホース40の連結キャップ42がねじ止め可能とされている。またカートリッジ容器26には、底板部の中央部に円筒状のジョイント部64が下側液室部58内へ突出するように一体的に形成されており、このジョイント部64の内周面には、ベース容器24における首部38に形成されたねじ山に対応するねじ溝が形成されている。これにより、ジョイント部64はベース容器24の首部38の外周側にねじ止め可能となる。
またカートリッジ容器26は、図3に示されるように、頂面側が閉塞された円筒状の上側キャップ66及びプラグ状の下側キャップ68を備えており、上側キャップ66は、その内周面にねじ溝が形成されており、首部62の外周側にねじ止め可能とされている。上側キャップ66を首部62の外周側にねじ止めすることにより、首部62の上端側の開口が密閉状態となるように閉塞される。また下側キャップ68は、その先端側の外周面にねじ山が形成されており、ジョイント部64の内周側へねじ込み可能とされている。下側キャップ68をジョイント部64の内周側にねじ込むことにより、ジョイント部64内が密閉状態となるように閉塞される。これらの上側キャップ66及び下側キャップ68は、カートリッジ容器26をベース容器24に連結しない保管時に、首部62及びジョイント部64にそれぞれ取り付けられる。
図2に示されるように、カートリッジ容器26のジョイント部64から下側キャップ68を取り外し、このジョイント部64を首部38外周側にねじ止めすれば、カートリッジ容器26がベース容器24の上側に連結固定されると共に、ジョイント部64及び首部38を通してカートリッジ容器26の下側液室部58がベース容器24の液室部28内に連通する。またカートリッジ容器26の首部62から上側キャップ66を取り外し、この首部62の外周側にジョイントホース40の連結キャップ42をねじ止めすれば、連結キャップ42及び首部62を通してジョイントホース40がカートリッジ容器26内に連通する。
図2に示されるように、ベース容器24には、その上端部にベース容器24の内壁面を外周側へ向って凹状に陥没させるように流路形成部70が一体的に成形されている。この流路形成部70は、内周側(ベース容器24内)へ向って開いた半円筒状に形成され、高さ方向に沿った両端部が半円状の底板部及び頂板部によりそれぞれ閉塞されている。これにより、流路形成部70内には高さ方向に沿って延在する断面半円状のバイパス流路72が形成される。このバイパス流路72は、高さ方向に沿って液室部28の上端寄り部位からベース容器24の頂板部まで延在している。
またカートリッジ容器26にも、その上端部にベース容器24と同様の形状を有する流路形成部74が一体的に成形されており、この流路形成部74内には断面半円状のバイパス流路76が形成されている。これらのバイパス流路72,76は、それぞれ径方向に沿った断面積がジョイントホース40の断面積と等しいか、若干大きくなっている。
パンク修理装置10では、容器ユニット22をベース容器24のみからなるベース状態(図1参照)及び、ベース容器24にカートリッジ容器26が連結された増量状態の何れの状態とすることも可能になっている。また容器ユニット22を増量状態とするときには、タイヤ44の種類等に応じて2種類のカートリッジ容器26S,26Lから一方を選択し、この選択されたカートリッジ容器26をベース容器24に連結することができる。すなわち、容器ユニット22をベース状態とすると、容器ユニット22のシーリング剤36の収容量は約400ccとなり、また容器ユニット22を増量状態とする際に、ベース容器24にカートリッジ容器26Sを連結すると、容器ユニット22のシーリング剤36の収容量は約550ccとなり、ベース容器24にカートリッジ容器26Lを連結すると、容器ユニット22のシーリング剤36の収容量は約700ccとなる。
パンク修理装置10では、図1(A)に示されるように、容器ユニット22がベース状態にあるときに、エアコンプレッサ20によりベース容器24の気室部30内に圧縮空気を供給すると、気室部30内の空気圧が上昇すると共に、この空気圧を受けたプランジャ部材32がシーリング剤36の静圧に抗して徐々に上方(注入方向)へ移動する。これにより、気室部30の内容積が徐々に膨張すると共に、液室部28の内容積が気室部30の膨張量と等しい量だけ縮小し、液室部28内のシーリング剤36が首部38内の空間を通ってジョイントホース40内へ押し出される。このシーリング剤36は、ジョイントホース40を通ってタイヤ44内へ注入される。
パンク修理装置10では、図1(B)に示されるように、圧縮空気の圧力によりベース容器24におけるプランジャ部材32が液室部28の内容積を最小とすると共に、気室部30の内容積を最大とする上限位置付近まで移動すると、プランジャ部材32がバイパス流路72の内周側に達し、プランジャ部材32の外周面におけるバイパス流路72に面した部分がベース容器24の内周面から離間する。これにより、気室部30はバイパス流路72を通して液室部28内へ連通し、バイパス流路72を通してエアコンプレッサ20により発生した圧縮空気が気室部30内から液室部28内へ供給可能になる。このとき、液室部28内に充填されていたシーリング剤36は大部分がジョイントホース40を通してタイヤ44内へ注入されている。
従って、パンク修理装置10では、プランジャ部材32が上限位置まで移動すると、エアコンプレッサ20により発生した圧縮空気が圧力配管54、気室部30、バイパス流路72、液室部28及びジョイントホース40を通ってタイヤ44内へ充填される。またプランジャ部材32が上限位置に移動した時点で、液室部28内に残存した少量のシーリング剤36の一部が圧縮空気と共にタイヤ44内へ圧送される。
またパンク修理装置10では、図2(A)又は図2(B)に示されるように、容器ユニット22が増量状態にあるときに、エアコンプレッサ20によりベース容器24の気室部30内に圧縮空気を供給すると、気室部30内の空気圧が上昇すると共に、この空気圧を受けたプランジャ部材32がシーリング剤36の静圧に抗して徐々に上方(注入方向)へ移動し、液室部28内のシーリング剤36が首部38内を通ってカートリッジ容器26の下側液室部58内へ押し出される。これにより、下側液室部58内にシーリング剤36が充填された後、下側液室部58内の液圧が徐々に上昇する。カートリッジ容器26では、下側液室部58内のシーリング剤36からの液圧を受けたプランジャ部材78がカートリッジ容器26内で徐々に上昇し、下側液室部58の内容積が徐々に膨張すると共に、上側液室部56の内容積が下側液室部58の膨張量と等しい量だけ縮小し、上側液室部56内のシーリング剤36が首部62内の空間を通ってジョイントホース40内へ押し出される。このシーリング剤36は、ジョイントホース40を通ってタイヤ44内へ注入される。
この後、カートリッジ容器26内におけるプランジャ部材78が上限位置に達すると、カートリッジ容器26内における上側液室部56に収容されていたシーリング剤36が全てジョイントホース40内へ押し出されるが、バイパス流路76を通して下側液室部58が上側液室部56と連通するので、ベース容器24内でのプランジャ部材32の上昇に従って、シーリング剤36が下側液室部58内から上側液室部56へ流入し、このシーリング剤36が引き続き上側液室部56からジョイントホース40内へ押し出される。
パンク修理装置10では、ベース容器24内におけるプランジャ部材32が上限位置に達すると、バイパス流路72を通して気室部30が液室部28に連通し、圧縮空気が気室部30、バイパス流路72及び液室部28を通してカートリッジ容器26の下側液室部58内へ供給される。このとき、カートリッジ容器26内における下側液室部58にはシーリング剤36が残留しているため、残留したシーリング剤36に関しては空気と混合した状態でタイヤ44内に注入されることになる。
ここで、更に効率的にシーリング剤36を注入するための1つの手法として、パンク修理を行う作業者は、下側液室部58内に残留しているシーリング剤36をジョイントホース40内へ送り出すため、パンク修理装置10をバイパス流路76が重力方向下側に位置するように横転させても良く、また装置自体を図1及び図2に示されている方向とは上下反転した状態で使用されるように設計しても良い。これにより、下側液室部58内に残留しているシーリング剤36が圧縮空気の圧力によりバイパス流路76及び上側液室部56を通ってジョイントホース40内へ押し出され、カートリッジ容器26内から全てのシーリング剤36が排出されると、エアコンプレッサ20が発生した圧縮空気がベース容器24、カートリッジ容器26及びジョイントホース40の内部を通ってタイヤ44内へ充填される。
次に、本発明の第1の実施形態に係るパンク修理装置10を用いてパンクしたタイヤ44を修理する作業手順を説明する。
パンク修理装置10では、先ず、パンク修理すべきタイヤ44の種類等に応じて容器ユニット22をベース状態及び増量状態の何れかに設定し、増量状態とする場合には、ベース容器24に連結するカートリッジ容器26をカートリッジ容器26S及びカートリッジ容器26Lの一方から選択する。
次いで、パンク修理装置10では、ジョイントホース40のアダプタ48をタイヤ44におけるタイヤバルブ46に接続し、エアコンプレッサ20を作動させることにより、上記したように、容器ユニット22内のシーリング剤36をタイヤ44内へ注入した後、タイヤ44内に圧縮空気を充填してタイヤ44内の内圧を所定の規定圧までポンプアップし、アダプタ48をタイヤバルブ46から切り離す。
作業者は、タイヤ44のポンプアップ完了後、一定時間内に、シーリング剤36が注入されたタイヤ44を用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤ44内部にシーリング剤36が均一に拡散し、シーリング剤36がパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。予備走行完了後に、作業者は、圧力ゲージ等によりタイヤ44の内圧を再測定し、必要に応じて再びジョイントホース40のアダプタ48をタイヤバルブ46にねじ止めし、エアコンプレッサ20を作動させてタイヤ44を規定の内圧まで加圧する。これにより、タイヤ44のパンク修理が完了し、このタイヤ44を用いて一定の距離範囲内で一定速度以下での走行が可能になる。
以上説明した本実施形態に係るパンク修理装置10では、容器ユニット22が、ベース容器24と、このベース容器24に連結可能とされ、ベース容器24に連結されて容器ユニット22におけるシーリング剤36の収容量を増量するカートリッジ容器26とを備えており、ベース容器24にカートリッジ容器26が連結された増量状態及びベース容器24からカートリッジ容器26が取り外されたベース状態の何れの状態にもなり得ることにより、ベース容器24にカートリッジ容器26を連結して容器ユニット22を増量状態とすれば、容器ユニット22がベース状態である場合と比較し、容器ユニット22におけるシーリング剤36の収容量を増量できるので、パンク修理時にタイヤ44内へ供給されるシーリング剤を簡単に増量でき、また容器ユニット22をベース容器24からカートリッジ容器26が取り外されたベース状態とすれば、容器ユニット22を増量状態とした場合と比較し、容器ユニット22におけるシーリング剤36の収容量を減少できるので、パンク修理時にタイヤ44内へ供給されるシーリング剤36を簡単に減量できる。
またパンク修理装置10では、ベース容器24に圧力配管54が接続された状態でも、ベース容器24に圧力配管54が接続されていない状態でも、カートリッジ容器26がベース容器24に連結可能とされている。これにより、ベース容器24(容器ユニット22)を装置本体へ装填した後でも、容器ユニット22を装置本体へ装填する前の何れの時期でも、ベース容器24にカートリッジ容器26を連結して容器ユニット22を増量状態にできる。
またパンク修理装置10では、カートリッジ容器26内のプランジャ部材78及びシールリング34によりジョイント部64が閉塞されてシーリング剤36の流出が阻止されることから、ベース容器24からカートリッジ容器26を取り外して容器ユニット22をベース状態に戻すこともできる。
この結果、本実施形態に係るパンク修理装置10によれば、シーリング剤36を収容した容器ユニット22の装置本体に対する装填前及び装填後の何れであっても、パンク修理の対象となるタイヤ44の種類等に応じて容器ユニット22におけるシーリング剤36の収容量を増減できる。
(第2の実施形態)
図4には、本発明の第2の実施形態に係るタイヤのパンク修理装置が示されている。なお、本実施形態に係るパンク修理装置90において、第1の実施形態に係るパンク修理装置10と同一の部分には同一符号を付して説明を省略する。
図4には、本発明の第2の実施形態に係るタイヤのパンク修理装置が示されている。なお、本実施形態に係るパンク修理装置90において、第1の実施形態に係るパンク修理装置10と同一の部分には同一符号を付して説明を省略する。
パンク修理装置90はコンプレッサユニット92を備えており、このコンプレッサユニット92には、その内部にモータ、エアポンプ、電源回路等が配設されると共に、電源回路からユニット外部へ延出する電源ケーブル(図示省略)が設けられている。この電源ケーブルの先端部に設けられたプラグを、例えば、車両に設置されたシガレットライターのソケットに差込むことにより、車両に搭載されたバッテリにより電源回路を通してモータ等へ電源が供給可能になる。ここで、コンプレッサユニット92は、そのエアポンプにより修理すべきタイヤ44の種類毎に規定された基準圧よりも高圧の圧縮空気を発生可能とされている。
パンク修理装置90には、液状のシーリング剤36(図5参照)を収容した容器ユニット94及び、この容器ユニット94が装填される注入ユニット96が設けられている。容器ユニット94は、図6に示されるように、その下端側に配置されるベース容器98と、このベース容器98の上側に配置されるカートリッジ容器100とを備えている。これらのベース容器98及びカートリッジ容器100は、その内部にそれぞれ液状のシーリング剤36を収容している。またカートリッジ容器100としては、シーリング剤36の収容量がそれぞれ異なる複数種類のものが用意されており、例えば、図7(A)に示される小容量のものと、図7(B)に示される大容量のものが用意されている。
大容量のカートリッジ容器100(これを、小容量のものと区別する必要がある場合には、「カートリッジ容器100L」という。)は、300CC程度のシーリング剤36を収容しており、小容量のカートリッジ容器100(これを、カートリッジ容器100Lと区別する必要がある場合には、「カートリッジ容器100S」という。)は、150CC程度のシーリング剤36を収容している。
ここで、カートリッジ容器100Lとカートリッジ容器100Sとは、高さ方向(矢印H方向)に沿った寸法が異なるのみで、それ以外の部分の構造及び形状が同一になっている。ベース容器98は、400CC程度のシーリング剤36を収容している。これらのベース容器98及びカートリッジ容器100の内部には、それぞれ略円柱状の空間(収納空間)が形成されている。
ベース容器98は、図5に示されるように、高さ方向(矢印H方向)に沿った一端側に径方向に沿った断面積が略一定とされた断面が略円形とされた胴部102が形成されると共に、この胴部102の他端側から断面積が徐々に縮小する肩部104を介して高さ方向に沿って突出する略円筒状の首部106が一体的に形成されている。首部106は、ネジ止め、スピン溶着等の方法によりユニット本体128に固着されており、内周側の空間がシーリング剤36を容器外部へ吐出するための吐出口132とされている。
図5に示されるように、ベース容器98には、その頂板部の中央部に有底円筒状のジョイント部110が容器内へ突出するように一体的に形成されており、このジョイント部110には、その内周面にねじ溝が形成されると共に、その下端側を閉止する内蓋部112が形成されている。この内蓋部112には、中央部に高さ方向へ貫通する円筒状の破通部114が一体的に形成されている。破通部114は上端面が高さ方向に対して傾斜する平面状に形成されており、破通部114の先端部は外周面と先端面とが鋭角に交わった先鋭なものになっている。
またベース容器98はプラグ状のキャップ116を備えており、このキャップ116はその先端側の外周面にねじ山が形成されており、ジョイント部110の内周側へねじ込み可能とされている。キャップ116をジョイント部110の内周側にねじ込むことにより、ジョイント部110が密閉状態となるように閉塞される。このキャップ116は、ベース容器98にカートリッジ容器100が連結されていない時に、ベース容器98のジョイント部110に取り付けられる。
一方、カートリッジ容器100は、図6に示されるように、上端部及び下端部が頂板部118及び底板部120によりそれぞれ閉止された略円筒状に形成されており、底板部120の中央部には、円筒状の首部122が下方へ突出するように一体形成されている。この首部122の外周面には、ベース容器98のジョイント部110に形成されたねじ溝に対応するねじ山が形成されている。また首部122の先端面には、図7に示されるように、アルミ箔等からなる封止材124が固着されており、この封止材124は首部122の下側の開口端が密閉状態となるように封止している。
図6に示されるように、ベース容器98のジョイント部110からキャップ116を取り外し、このジョイント部110の内周側にカートリッジ容器100の首部122をねじ込めば、カートリッジ容器100がベース容器98の上側に連結固定されると共に、ベース容器98の破通部114によりカートリッジ容器100の封止材124が突き破られて、カートリッジ容器100がベース容器98内に連通する。これにより、容器ユニット94がベース容器98にカートリッジ容器100が連結された増量状態となる。
図5に示されるように、注入ユニット96には、略有底円筒状に形成されたユニット本体128及び、このユニット本体128の下端部から外周側へ延出するプレート状の脚部129が一体的に設けられている。ユニット本体128内には、ベース容器98と連結された状態で、吐出口132を通して容器内部と連通する略円柱状の加圧給液室134が設けられている。
パンク修理装置90では、図5に示されるように、ベース容器98を注入ユニット96の上側に直立した状態とすると、ベース容器98内のシーリング剤36が自重及び、後述する空気圧の作用等により注入ユニット96の加圧給液室134内へ流入する。このとき、オリフィス部136は、ベース容器98から加圧給液室134内へ流入するシーリング剤36の流入量及び加圧給液室134から液剤容器内へ浮上する圧縮空気の流出量をそれぞれ調整する機能を有している。
パンク修理装置90には、図4に示されるように、コンプレッサユニット92から延出する耐圧ホース138が設けられると共に、図5に示されるように、注入ユニット96から延出し、プラグ及びソケットからなるカプラジョイント140を介して耐圧ホース138に着脱可能に接続される圧力配管142が設けられている。耐圧ホース138は、その基端部がコンプレッサユニット92内におけるエアポンプに接続されており、コンプレッサユニット92の作動時にはエアポンプが発生した圧縮空気を圧力配管142側へ供給する。また圧力配管142は、その先端側がユニット本体128の周壁部を貫通しており、先端側の開口を加圧給液室134内へ突出させている。
ここで、耐圧ホース138及び圧力配管142は、加圧給液室134内へ圧縮空気を供給するためのエア供給路を構成しており、コンプレッサユニット92(エアポンプ)の作動時には、耐圧ホース138を通してエアポンプから供給された圧縮空気を加圧給液室134内へ吹き込む。また圧力配管142には、カプラジョイント140とユニット本体128との間には逆止弁144が配設されており、この逆止弁144は、エアポンプから加圧給液室134内への圧縮空気の流通を許容するが、加圧給液室134内からコンプレッサユニット92への圧縮空気及びシーリング剤の流通を阻止する。これにより、エアポンプの作動を停止させた際に、タイヤ44からの空気圧によりベース容器98内のシーリング剤がエアポンプ内へ逆流し、コンプレッサユニット92の故障原因となることを防止している。
パンク修理装置90には、基端部がニップル146を介してユニット本体128に接続されたジョイントホース40が設けられている。このジョイントホース40は、図5に示されるように、ニップル146を介して加圧給液室134内へ連通しており、ニップル146の開口端と圧力配管142の開口端とは加圧給液室134内で互いに正対するように配置されている。また図4に示されるように、ジョイントホース40の先端部には、タイヤ44のタイヤバルブ46に着脱可能に接続されるアダプタ48が設けられている。ここで、ジョイントホース40は、タイヤ44内にシーリング剤36及び圧縮空気を供給するための気液供給路として構成されている。
パンク修理装置90では、図4に示されるように、ベース容器98におけるジョイント部110にキャップ116を取り付けて密閉状態とすることにより、容器ユニット94をベース状態にすることができ、また図6に示されるように、ベース容器98のジョイント部110からキャップ116を取り外し、このジョイント部110にカートリッジ容器100の首部122をねじ込むことにより、容器ユニット94を増量状態にすることができる。パンク修理装置90では、ベース容器98がユニット本体128に連結された後でも、ベース容器98がユニット本体128に連結される前でも、ベース容器98にカートリッジ容器100を連結して容器ユニット94を増量状態にすることができる。
次に、本実施形態に係るパンク修理装置90を用いてパンクしたタイヤ44を修理する作業手順を説明する。
先ず、容器ユニット94がベース状態にある場合について説明する。タイヤ44にパンクが発生した際には、作業者は、容器ユニット94(ベース容器98)の首部106を上方へ向けた状態で、ベース容器98の首部106にねじ止めされていた密封用のキャップ(図示省略)を取り外し、ベース容器98の雌ねじ部108内に注入ユニット96の雄ねじ部130をねじ込み、容器ユニット94を注入ユニット96に連結した後、ジョイントホース40のアダプタ48をタイヤ44のタイヤバルブ46にねじ止めし、ジョイントホース40を通してベース容器98内へ連通させる。
次いで、作業者は、図4に示されるように、注入ユニット96の上側にベース容器98が位置するようにパンク修理装置90を設置した後、コンプレッサユニット92を作動させ、耐圧ホース138及び圧力配管142を通してコンプレッサユニット92により発生した圧縮空気をユニット本体128の加圧給液室134内へ吹き込む。
これにより、加圧給液室134内では、圧縮空気の一部がオリフィス部136を通ってベース容器98内へ流出する。このベース容器98内へ流出した圧縮空気は、シーリング剤36内を浮上し、ベース容器98内におけるシーリング剤36の上側に空気層Gを形成する。また加圧給液室134内では、ベース容器98内へ流出しなかった圧縮空気が気泡としてニップル146内へシーリング剤36と共に流れ込み、ジョイントホース40内を通ってタイヤ44側へ流通する。
このとき、加圧給液室134内のシーリング剤36には、容器ユニット94内に形成された空気層Gの空気圧が作用する。この空気圧は、加圧給液室134内のシーリング剤36をジョイントホース40内へ押し出す加圧力として作用する。また圧力配管142の先端部から加圧給液室134内へ噴射された圧縮空気は、高速の空気流を形成してシーリング剤を巻き込んで、すなわちキャリアガスとなってシーリング剤36を加圧給液室134内からジョイントホース40内へ搬送する。
パンク修理装置90では、加圧給液室134内からジョイントホース40内へ流れ込んだシーリング剤36が圧縮空気の圧力によりタイヤ44側へ圧送されてタイヤ44内部へ注入される。この後、ベース容器98内から略全量のシーリング剤36が吐出され、ジョイントホース40を通して規定量のシーリング剤36がタイヤ44内へ注入完了すると、耐圧ホース138及び圧力配管142が加圧給液室134及びベース容器98の内部空間を介してジョイントホース40へ連通し、コンプレッサユニット92により発生した圧縮空気はタイヤ44内へ供給開始される。
この後、作業者は、コンプレッサユニット92に設けられた圧力ゲージ93によりタイヤ44の内圧が指定圧になったことを確認したならば、コンプレッサユニット92を停止し、アダプタ48をタイヤバルブ46から取り外す。
またパンク修理装置90では、容器ユニット94が増量状態になっている場合には、ベース容器98とカートリッジ容器100とが互いに連通した状態となっていることから、加圧給液室134内へ圧縮空気を吹き込み開始した初期段階には、圧縮空気がカートリッジ容器100内で空気層Gを形成し、この空気層Gがカートリッジ容器100内からベース容器98内へ拡大していく点を除いて、容器ユニット94がベース状態にある場合と同様の動作で、容器ユニット94からタイヤ44内へシーリング剤36が注入された後、圧縮空気がタイヤ44内へ充填されてタイヤ44がポンプアップされる。
作業者は、タイヤ44ポンプアップ完了後一定時間内に、シーリング剤36が注入されたタイヤ44を用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤ44内部にシーリング剤36が均一に拡散し、シーリング剤36がパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。予備走行完了後に、作業者は、タイヤ44の内圧を再測定し、必要に応じて再びジョイントホース40のアダプタ48をタイヤバルブ46にねじ止めし、コンプレッサユニット92を再作動させてタイヤ44を規定の内圧まで加圧する。これにより、タイヤ44のパンク修理が完了し、このタイヤ44を用いて一定の距離内で一定速度以下での走行が可能になる。
以上説明した本実施形態に係るパンク修理装置90でも、第1の実施形態に係るパンク修理装置10と同様に、ベース容器98にカートリッジ容器100を連結して容器ユニット94を増量状態とすれば、容器ユニット94がベース状態である場合と比較し、容器ユニット94におけるシーリング剤36の収容量を増量できるので、パンク修理時にタイヤ44内へ供給されるシーリング剤を簡単に増量できる。
またパンク修理装置90では、ベース容器98がユニット本体128に接続された状態でも、ベース容器98がユニット本体128に接続されていない状態でも、カートリッジ容器100がベース容器98に連結可能とされていることにより、ベース容器98(容器ユニット94)を装置本体へ装填した後でも、容器ユニット94を装置本体へ装填する前でも、ベース容器98にカートリッジ容器100を連結して容器ユニット94を増量状態にできる。
なお、以上説明した本発明に係るパンク修理装置10,90では、容器ユニット22,94を増量状態とするために、1個のベース容器24,98に1個のカートリッジ容器26,100を連結する場合のみを説明したが、1個のベース容器24,98に複数個のカートリッジ容器26,100を連結することにより、容器ユニット22,94を増量状態としても良い。
またパンク修理装置10,90では、それぞれ2種類のカートリッジ容器26S,26L又はカートリッジ容器100S,100Lを用いていたが、1種類又は3種類以上のカートリッジ容器を用いて、容器ユニット22,94を増量状態とするようにしても良い。またカートリッジ容器26,100におけるシーリング剤36の収容量も、本実施形態における設定量に限定されるものではなく、パンク修理の対象となるタイヤ44の種類等に応じて任意の量に設定可能である。
10 パンク修理装置
16 小室(装填部)
20 エアコンプレッサ(エア供給手段)
22 容器ユニット(液剤容器)
24 ベース容器
26、26L、26S カートリッジ容器
32 プランジャ部材(第1のプランジャ部材)
36 シーリング剤
38 首部(第1の吐出口)
40 ジョイントホース(気液供給路)
44 タイヤ(空気入りタイヤ)
62 首部(第2の吐出口)
64 ジョイント部
72 バイパス流路(第1のバイパス流路)
76 バイパス流路(第2のバイパス流路)
78 プランジャ部材(第2のプランジャ部材)
90 パンク修理装置
92 コンプレッサユニット(エア供給手段)
94 容器ユニット(液剤容器)
98 ベース容器
100、100L、100S カートリッジ容器
110 ジョイント部(被ジョイント部)
132 吐出口
134 加圧給液室
16 小室(装填部)
20 エアコンプレッサ(エア供給手段)
22 容器ユニット(液剤容器)
24 ベース容器
26、26L、26S カートリッジ容器
32 プランジャ部材(第1のプランジャ部材)
36 シーリング剤
38 首部(第1の吐出口)
40 ジョイントホース(気液供給路)
44 タイヤ(空気入りタイヤ)
62 首部(第2の吐出口)
64 ジョイント部
72 バイパス流路(第1のバイパス流路)
76 バイパス流路(第2のバイパス流路)
78 プランジャ部材(第2のプランジャ部材)
90 パンク修理装置
92 コンプレッサユニット(エア供給手段)
94 容器ユニット(液剤容器)
98 ベース容器
100、100L、100S カートリッジ容器
110 ジョイント部(被ジョイント部)
132 吐出口
134 加圧給液室
Claims (5)
- 液状のシーリング剤を収容する容器ユニットと、該容器ユニットが装填可能とされた装填部とを有し、
前記装填部に装填された前記容器ユニット内からシーリング剤を吐出させ、該シーリング剤をパンクした空気入りタイヤの内部へシーリング剤を注入するタイヤのパンク修理装置であって、
前記容器ユニットは、
シーリング剤を収容し、前記装填部に装填可能とされたベース容器と、
シーリング剤を収容すると共に、前記装填部に装填された前記ベース容器及び、前記装填部から離脱した前記ベース容器の何れにも連結可能とされ、前記ベース容器に連結されて前記容器ユニットにおけるシーリング剤の収容量を増量するカートリッジ容器とを備え、
前記ベース容器に前記カートリッジ容器が連結された増量状態及び前記ベース容器から前記カートリッジ容器が取り外されたベース状態の何れの状態にもなり得ることを特徴とするタイヤのパンク修理装置。 - 前記ベース容器にシーリング剤を該ベース容器の外部へ吐出させるための第1の吐出口を設け、
前記カートリッジ容器にシーリング剤を該カートリッジ容器の外部へ吐出させるための第2の吐出口を設けると共に、前記第1の吐出口に連結可能とされ、前記第1の吐出口に連結されて前記カートリッジ容器の内部を前記ベース容器の内部に連通させるジョイント部を設けたことを特徴とする請求項1記載のタイヤのパンク修理装置。 - 前記装填部に装填された前記ベース容器の内部に圧縮空気を供給するエア供給手段と、
前記ベース容器の内部に配置されて、前記エア供給手段から供給される圧縮空気の圧力により前記ベース容器内で移動し、前記第1の吐出口を通して前記ベース容器の内部からシーリング剤を吐出させる第1のプランジャ部材と、
前記カートリッジ容器の内部に配置されて、前記容器ユニットが増量状態にある時に、前記ジョイント部を通して前記ベース容器から供給されるシーリング剤の圧力によりにより前記カートリッジ容器内で移動し、前記第2の吐出口を通して前記カートリッジ容器の内部からシーリング剤を吐出させる第2のプランジャ部材と、
前記容器ユニットが前記増量状態にあると、前記第1の吐出口を空気入りタイヤの内部に連通させ、前記容器ユニットが前記ベース状態にあると、前記第2の吐出口を空気入りタイヤの内部に連通させる液剤供給路と、
前記ベース容器の内部から前記第1の吐出口を通して所定量のシーリング剤が吐出されると、前記ベース容器内を通して前記エア供給手段を前記第1の吐出口に連通させる第1のバイパス流路と、
前記カートリッジ容器の内部から前記第2の吐出口を通して所定量のシーリング剤が吐出されると、前記カートリッジ容器内を通して前記ジョイント部を前記第2の吐出口に連通させる第2のバイパス流路と、
を有することを特徴とする請求項2記載のタイヤのパンク修理装置。 - 前記ベース容器にシーリング剤を該ベース容器の外部へ吐出させるための吐出口を設けると共に、該ベース容器の内部に連通した被ジョイント部を設け、
前記カートリッジ容器に前記被ジョイント部に連結可能とされ、前記被ジョイント部に連結されて前記カートリッジ容器の内部を前記ベース容器の内部に連通させるジョイント部を設けたことを特徴とする請求項1記載のタイヤのパンク修理装置。 - 前記装填部に前記容器ユニットが装填されると、前記吐出口を通して前記ベース容器の内部と連通し、該ベース容器内からシーリング剤が流入する加圧給液室と、
前記加圧給液室内へ圧縮空気を供給するエア供給手段と、
一端部が前記加圧給液室内に面して開口すると共に、他端部が空気入りタイヤに接続されて前記加圧給液室を該空気入りタイヤ内に連通する気液供給路と、
を有することを特徴とする請求項4記載のタイヤのパンク修理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005280695A JP2007090575A (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | タイヤのパンク修理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005280695A JP2007090575A (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | タイヤのパンク修理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007090575A true JP2007090575A (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=37976832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005280695A Pending JP2007090575A (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | タイヤのパンク修理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2007090575A (ja) |
-
2005
- 2005-09-27 JP JP2005280695A patent/JP2007090575A/ja active Pending
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