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JP2005016019A - 建設機械の旋回フレーム - Google Patents

建設機械の旋回フレーム Download PDF

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JP2005016019A
JP2005016019A JP2003178358A JP2003178358A JP2005016019A JP 2005016019 A JP2005016019 A JP 2005016019A JP 2003178358 A JP2003178358 A JP 2003178358A JP 2003178358 A JP2003178358 A JP 2003178358A JP 2005016019 A JP2005016019 A JP 2005016019A
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Japan
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plate portion
frame
vertical plates
swing
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Application number
JP2003178358A
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English (en)
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Naohiro Ishikawa
直洋 石川
Kazunori Yamada
一徳 山田
Makoto Motozu
誠 本図
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0808Improving mounting or assembling, e.g. frame elements, disposition of all the components on the superstructures
    • E02F9/0825Cast frame structure

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】スイングブラケットを鋳造部品として一体に形成し、溶接作業を簡略化して製造、組立時の作業性を向上でき、十分な剛性を確保できるようにする。
【解決手段】旋回フレーム11のスイングブラケット16を、筒状のボス部17、下板部18および上板部19からなる鋳鋼部品として一体に成形する。そして、ボス部17、下板部18および上板部19に対し前縦板15等をそれぞれ溶接により接合する。下板部18の後端側には、段差部18Cを介して底板13の前端部13Bを突合わせ溶接する。また、左,右の前縦板14,15間には、上板部19の傾斜面部19Bから底板13の上面側へと斜め下向きに傾斜して延びる閉塞板24を設ける。これにより、底板13、前縦板14,15およびスイングブラケット16の間にボックス構造をなす閉塞空間25を形成する。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル等の上部旋回体に好適に用いられる建設機械の旋回フレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に設けられ土砂の掘削作業等を行う作業装置とにより構成されている。
【0003】
また、所謂後方小旋回式と呼ばれる小型の油圧ショベル等は、上部旋回体の旋回フレームに対し作業装置のブームを、スイングポスト等を用いて左,右方向に揺動可能に連結する構成としたスイングポスト式の作業装置を採用しているものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−339403号公報
【0005】
この種の従来技術による旋回フレームは、下部走行体上に旋回可能に取付けられる底板と、該底板から上向きに立設され底板の前,後方向に延びる左,右の縦板と、該各縦板の前端側に設けられ前記底板と上,下に対向して配置される上板等とにより構成されている。
【0006】
そして、この上板は、例えば略三角形状の平板材により形成され、前記スイングポスト式の作業装置を揺動可能に支持するためのスイングブラケットを、各縦板の前端側となる位置で前記底板との間に形成する構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による旋回フレームは、左,右の縦板を底板上に溶接により接合し、これらの縦板の前端側には底板と上,下で対向するように上板を溶接により接合している。そして、左,右の縦板の前端側を上,下で挟むように対向した前記上板と底板等とにより、スイングポスト式の作業装置を揺動可能に支持するためのスイングブラケットを構成している。
【0008】
そして、このようなスイングブラケットは、作業装置からの掘削反力等のように外部から付加される大きな荷重を頻繁に受けることになるので、頑丈なブラケット構造に形成することが要求されている。しかし、スイングブラケットを頑丈な構造に形成するためには、溶接工数が増加してしまい、製造、組立時の作業性を向上することが難しいという問題がある。
【0009】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、スイングブラケットを鋳造部品として一体に形成することにより、溶接作業を簡略化して製造、組立時の作業性を向上できると共に、スイングブラケットが作業装置から受ける外力に対しても十分な剛性を確保できるようにした建設機械の旋回フレームを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、下部走行体上に旋回輪を介して設けられる底板と、該底板から上向きに立設され該底板の前,後方向に延びる左,右の縦板と、該左,右の縦板および前記底板の前端側に設けられスイングポスト式の作業装置を連結ピンを介して揺動可能に支持するスイングブラケットとを備えた建設機械の旋回フレームに適用される。
【0011】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記スイングブラケットは、上,下方向に延び前記連結ピンが挿嵌されるピン穴を有した筒状のボス部と、該ボス部の下部側から後方に向けて延びる下板部と、該下板部と上,下で対向して前記ボス部の上部側に設けられた上板部とにより鋳造部品として一体成形する構成とし、前記スイングブラケットの下板部は前記底板の前端側に接合し、前記上板部の左,右両側には前記左,右の縦板を接合する構成としたことにある。
【0012】
このように構成することにより、スイングポスト式の作業装置を揺動可能に支持するスイングブラケットを、筒状のボス部、下板部および上板部からなる鋳造部品として一体成形することができ、従来技術の溶接構造物からなるスイングブラケットに比較して、その剛性を高めることができる。また、鋳造部品のスイングブラケットを用いることにより、底板および左,右の縦板に対する溶接作業を簡略化することができ、溶接部の接合強度を高めることができる。
【0013】
また、請求項2の発明によると、スイングブラケットのボス部には、下板部と上板部との間を上,下方向に延び左,右の縦板が前端を突当てた状態で接合される左,右の突当て部を一体に形成する構成としている。
【0014】
これにより、ボス部の外周側に一体に形成された左,右の突当て部に対し、左,右の縦板の前端を突合わせ溶接等の手段を用いて接合することができ、溶接作業を容易に行うことができると共に、スイングブラケットと左,右の縦板との接合強度を高めることができる。
【0015】
一方、請求項3の発明によると、スイングブラケットの下板部には、その左,右両側に左,右の縦板の前部下端側が衝合状態で接合される衝合段部を一体に形成する構成としている。
【0016】
これにより、下板部の左,右両側に一体に形成された左,右の衝合段部に対し、左,右の縦板の前部下端側を突合わせ溶接等の手段を用いて接合することができ、底板および左,右の縦板に対するスイングブラケットの接合強度をさらに高めることができる。
【0017】
また、請求項4の発明によると、スイングブラケットの上板部は、前部側がボス部の外周に一体に形成され後部側が下板部側へと斜め下向きに傾斜して延びる構成としている。
【0018】
この場合には、上板部の後部側が下板部側へと斜め下向きに傾斜して延びるため、この傾斜部分の左,右両側を左,右の縦板に溶接することにより、左,右の縦板に対する接合強度を向上できると共に、これらの縦板と底板との間の接合強度も高めることが可能となり、旋回フレーム全体を頑丈な構造に形成することができる。
【0019】
また、請求項5の発明によると、スイングブラケットの下板部と上板部との間には、前記上板部の後部側と下板部の後部側との間に間隔を保持する間隔保持体を形成してなる構成としている。
【0020】
これにより、スイングブラケットを鋳造手段を用いて一体成形するときに、上板部の後部側と下板部の後部側との間の上,下方向の間隔が変化してしまうのを間隔保持体で防止でき、下板部と上板部との間隔を設計値に従った一定の寸法に保つことができる。
【0021】
また、請求項6の発明によると、スイングブラケットの上板部と底板との間には、左,右の縦板の間を前,後方向に傾斜して延び前記スイングブラケットとは別部材からなる閉塞板を設け、該閉塞板は、前記底板、左,右の縦板およびスイングブラケットの間にボックス構造の閉塞空間を形成する構成としている。
【0022】
この場合には、閉塞板を用いることによって、旋回フレームの前部側で底板、左,右の縦板およびスイングブラケットの間にボックス構造の閉塞空間を形成できるので、これらの底板と各縦板とスイングブラケットとの間の接合強度を高めることができ、旋回フレームをさらに頑丈な構造に形成することができる。
【0023】
また、請求項7の発明によると、スイングブラケットの下板部は、底板の上面に沿って後方に延びる平板状の延在部を有し、上板部の後部側は、該下板部の延在部と一体成形される位置まで後方に傾斜して延びる構成している。
【0024】
この場合には、上板部の後部側を閉塞板として活用することができ、底板および左,右の縦板をスイングブラケットの下板部および上板部等に溶接することにより、旋回フレームの前部側で底板、左,右の縦板およびスイングブラケットの間にボックス構造の閉塞空間を形成することができる。
【0025】
また、請求項8の発明によると、左,右の縦板は、スイングブラケットの上板部よりも上方に突出し、この突出部分を前記上板部の両側に溶接により接合する構成としている。
【0026】
これにより、左,右の縦板は、スイングブラケットの上板部を左,右両側から挟んだ状態で該上板部の左,右両側に対する溶接作業を、例えば隅肉溶接等の手段を用いて容易に行うことができる。
【0027】
さらに、請求項9の発明によると、スイングブラケットの上板部には、オペレータが乗降する操作運転部を下側から支持するため上向きに突出した受座を一体に形成する構成としている。
【0028】
これにより、スイングブラケットの上板部に一体に形成した受座を用いて、オペレータが乗降する操作運転部を下側から支持することができ、この操作運転部をスイングブラケットの上方位置まで大きく張り出して配置することができる。
【0029】
また、請求項10の発明によると、スイングブラケットには、その左,右両側となる位置に、旋回フレームの一部をなす左,右のサイドフレームが取付けられるサイドフレーム取付部を設けてなる構成としている。
【0030】
これにより、左,右のサイドフレームは、例えばその前端側をスイングブラケットに対し左,右のサイドフレーム取付部を介して取付けることができ、旋回フレーム全体の組立作業を効率的に行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による建設機械の旋回フレームを、後方小旋回式の油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0032】
ここで、図1ないし図15は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は建設機械としての油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回輪4を用いて旋回可能に搭載された上部旋回体3と、後述の作業装置8等により構成されている。
【0033】
また、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム11を有し、この旋回フレーム11上には、図1、図2に示す如くキャブ5、外装カバー6およびカウンタウエイト7等が設けられている、そして、キャブ5は、オペレータが乗降する操作運転部を構成し、その内部に運転室を画成している。また、外装カバー6は、カウンタウエイト7と共にエンジン、油圧ポンプ(いずれも図示せず)等が収容される機械室を画成するものである。
【0034】
8は上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該作業装置8は、例えばスイングポスト8A、ブーム8B、アーム8Cおよびバケット8D等を備えている。そして、作業装置8のスイングポスト8Aは、図2に示す連結ピン9等を用いて後述する旋回フレーム11のスイングブラケット16に対し左,右に揺動可能に取付けられている。
【0035】
これにより、スイングポスト式の作業装置8は、図2に示す連結ピン9を中心にして左,右に揺動されると共に、ブーム8Bおよびアーム8Cが上,下に俯仰動され、先端側のバケット8Dによって土砂等の掘削作業(側溝堀を含む)を行うものである。
【0036】
一方、下部走行体2の前側には、図1に示す如く排土板10等が上,下に回動可能に設けられている。そして、該排土板10は、土砂等の排土作業、地均し作業等を行うときに用いられる。また、排土板10は、車両姿勢を安定させるためのアウトリガーとしても使用されるものである。
【0037】
11は上部旋回体3のメインフレームを構成する旋回フレームで、該旋回フレーム11は、図4、図5に示すように後述するセンタフレーム12と、左,右のサイドフレーム30,31等とにより構成されている。
【0038】
12は旋回フレーム11の中央部分を構成するセンタフレームで、該センタフレーム12は、図4ないし図10に示す如く平板状の板材により形成され、前,後方向に延びた底板13と、後述の前縦板14,15、スイングブラケット16、閉塞板24、横板26、後縦板27,28およびウエイト取付部29等とにより構成されている。
【0039】
そして、旋回フレーム11の底板13には、図4ないし図7に示す如く旋回中心Oに対して同心円状をなすように周方向で互いに離間した多数のボルト穴13A,13A,…が形成され、これらのボルト穴13Aには、図1に示す下部走行体2との間に旋回輪4を取付けるためのボルト(図示せず)等がそれぞれ螺着されるものである。
【0040】
これによって、旋回フレーム11の底板13は、長さ方向(前,後方向)の中央部が下部走行体2上に旋回輪4を介して旋回可能に取付けられ、旋回中心Oを中心として左,右に旋回駆動される。また、底板13の前端部13Bは、図10に示す如く後述するスイングブラケット16の下板部18に突合わせ溶接されるものである。
【0041】
14,15は底板13の上面側に立設され、前,後方向に延びた左,右の縦板(以下、前縦板14,15という)で、該前縦板14,15は、図4ないし図7に示す如く旋回中心Oに対し左,右両側に離間して略「ハ」の字状に延びるように配設され、その前端側は後述のスイングブラケット16に左,右両側から接合されている。
【0042】
即ち、左,右の前縦板14,15は、旋回フレーム11の曲げ剛性を高めるため、図4ないし図8に示す如く底板13の上面から上向きに立設されると共に、後述のスイングブラケット16と横板26との間を直線状をなして互いに斜めに延びている。また、左,右の前縦板14,15は、後述するスイングブラケット16の上板部19よりも上方に突出する高さ寸法を有し、この突出部分が上板部19の左,右両側に後述の如く隅肉溶接されるものである。
【0043】
16は底板13および前縦板14,15の前端側に設けられたスイングブラケットで、該スイングブラケット16は、例えば鋳鋼等の材料を用いて鋳造部品(以下、鋳鋼部品という)として一体成形され、図4ないし図11に示す如く上,下方向に延びる筒状のボス部17と、後述の下板部18および上板部19とからなる一体物として構成されている。
【0044】
また、ボス部17の外周側には、図6ないし図15に示す如く前縦板14,15の前端側が突当て状態で接合される左,右の突当て部17A,17Bが外向きに突出して設けられている。そして、該突当て部17A,17Bは、後述する下板部18と上板部19との間を上,下方向に延びると共に、左,右の前縦板14,15に対応して上板部19の上方位置にも形成されている。
【0045】
ここで、スイングブラケット16のボス部17は、上下方向に貫通して延びるピン穴17Cを有し、このピン穴17C内には、図2に例示した連結ピン9が回動可能に挿嵌される。これにより、作業装置8のスイングポスト8Aは、スイングブラケット16に対して左,右に揺動可能に連結されるものである。
【0046】
18はスイングブラケット16の一部をなす下板部で、該下板部18は、図10ないし図15に示す如くボス部17の下端外周側から後方へと下向きに傾斜して延び、その左,右両側は、図13に示すように略「ハ」の字状の末広がり形状をなしている。
【0047】
そして、下板部18の左,右両側には、左,右の前縦板14,15に下側から当接し該前縦板14,15の前部下端側が衝合状態で接合される衝合段部18A,18Bが肉盛りするよう形成され、該衝合段部18A,18Bは、下板部18の剛性を高めるために他の部分よりも厚肉に成形されている。
【0048】
また、ボス部17から後方に延びる下板部18の先端側は、図10ないし図12に示す如く下面側が断面L字状に切欠かれた段差部18Cとなり、該段差部18Cには、図10に示す如く底板13の前端部13Bが下側から当接され突合わせ溶接されるものである。
【0049】
19はスイングブラケット16の一部をなす上板部で、該上板部19は、下板部18と上,下で対向し、その前部側はボス部17の上部外周側に一体成形された平坦面部19Aとなっている。また、上板部19の後部側は、平坦面部19Aに対し斜め後方へと下向きに傾斜して延びる傾斜面部19Bとなっている。
【0050】
そして、上板部19の平坦面部19A、傾斜面部19Bは、下板部18とほぼ同様にその左,右両側が図13に示す如く略「ハ」の字状の末広がり形状をなして形成されている。また、上板部19の傾斜面部19Bには、上向きに突出する後述の受座20が一体に形成されている。
【0051】
また、上板部19の平坦面部19Aは、前縦板14,15の上端よりも予め決められた寸法分だけ低い高さ位置に配設されている。そして、上板部19の平坦面部19A、傾斜面部19Bには、その左,右両側に前縦板14,15が隅肉溶接等の手段を用いて接合されるものである。
【0052】
20はスイングブラケット16の上板部19に設けられた受座で、該受座20は、上板部19の傾斜面部19Bから上向きに突出し、その平面形状は図13に示す如く略「8」の字形状をなしている。そして、受座20は、オペレータが乗降するキャブ5のフロア(床板)側をボルト等を介して下側から支持するものである。
【0053】
21,21,…は下板部18と上板部19との間に設けられた間隔保持体としての支柱で、該各支柱21は、図14、図15に示す如く下板部18の段差部18Cから上板部19の傾斜面部19B側へと上向きに細長く立設され、傾斜面部19Bの先端側(後部側)を下側から支持している。
【0054】
そして、これらの支柱21は、左,右方向に間隔をもって例えば合計4本形成され、鋳造により成形されるスイングブラケット16の下板部18と上板部19とを、予め決められた上,下方向の寸法で離間させると共に、両者の間隔を設計値に従った一定の寸法に保つものである。
【0055】
22,23は下板部18の左,右両側に一体に形成されたサイドフレーム取付部となる左,右の嵌合凸部で、該嵌合凸部22,23は、下板部18の衝合段部18A,18Bから左,右方向に突出して設けられ、後述のサイドフレーム30,31が図5中に示す矢示A,B方向で嵌合して取付けられる。これにより、スイングブラケット16には、左,右の嵌合凸部22,23を介してサイドフレーム30,31の前端側がそれぞれ連結されるものである。
【0056】
24はスイングブラケット16の上板部19と底板13との間に設けられた閉塞板で、該閉塞板24は、鋼板等の板材を用いてスイングブラケット16とは別部材として形成され、図4ないし図8に示す如く上板部19に対応して略「ハ」の字状の末広がり形状をなしている。そして、閉塞板24は、左,右の前縦板14,15間に位置して上板部19の傾斜面部19Bと底板13との間に配設されている。
【0057】
そして、閉塞板24は、図10に示すように前端側が上板部19の傾斜面部19Bに隅肉溶接等の手段により接合され、後端側は底板13の上面に接合されている。また、閉塞板24は、その左,右両側が前縦板14,15に隅肉溶接等の手段で接合されている。
【0058】
ここで、閉塞板24は、上板部19の傾斜面部19Bに沿って左,右の前縦板14,15間を前,後方向に傾斜して延び、底板13、前縦板14,15およびスイングブラケット16の間に中空のボックス構造をなす閉塞空間25を形成している。
【0059】
そして、閉塞板24は、旋回フレーム11(センタフレーム12)の前部側で底板13、左,右の前縦板14,15およびスイングブラケット16の間に、中空のボックス構造をなす閉塞空間25を形成することにより、これらの底板13と前縦板14,15とスイングブラケット16との間の接合強度や曲げ強度等を高め、センタフレーム12の前部側を頑丈な構造に形成するものである。
【0060】
26は前縦板14,15の後端側に位置して底板13上に立設された横板で、該横板26は、底板13および前縦板14,15よりも薄肉の鋼板等を用いて形成され、図4、図5に示す如く底板13の上面と前縦板14,15の後端とにそれぞれ溶接手段を用いて接合されている。
【0061】
そして、横板26は、底板13上で左,右の前縦板14,15間を互いに連結するものである。また、横板26は、後述のサイドフレーム30側に向けて突出する突出部26Aを有し、該突出部26Aの先端側は、サイドフレーム30の長さ方向途中部位に溶接等の手段で固定されるものである。
【0062】
27,28は横板26の後側で底板13上に立設された左,右の後縦板で、該後縦板27,28は、図4、図5に示す如く横板26と後述のウエイト取付部29との間に左,右に離間して配設され、下面側が底板13の後部側に接合されると共に、後端側はウエイト取付部29にそれぞれ接合されている。また、後縦板27,28は、前端側が横板26に接合され、前縦板14,15の後端との間で横板26を前,後方向から挟むように配設されている。
【0063】
29は底板13の後端側に溶接等の手段により固着されたウエイト取付部で、該ウエイト取付部29は、図4、図5に示す如く左,右方向に延びる板材等により構成され、底板13の後部上面と後縦板27,28の後端との間に接合して設けられている。そして、ウエイト取付部29には、図1に示すカウンタウエイト7がボルト等を用いて着脱可能に取付けられるものである。
【0064】
30,31は旋回フレーム11の一部を構成する左,右のサイドフレーム(以下、左サイドフレーム30,右サイドフレーム31という)で、該左サイドフレーム30と右サイドフレーム31とは、例えば横断面がD字状、四角形状、三角形状、円形状または楕円形状をなす筒状の中空フレーム材を、図4に示す旋回中心Oを基準として円弧状に曲げ加工することにより形成されている。
【0065】
ここで、左サイドフレーム30は、左,右方向に直線状に延びた前枠部30Aと、該前枠部30Aの一側(左,右方向の外側端部)に継手部30Bを介して連結され、後部側が図4に示す旋回中心Oを基準とした半径Rの仮想円32内に収めるように円弧状に湾曲した曲げ枠部30Cとにより構成されている。
【0066】
そして、左サイドフレーム30の前枠部30Aは、左,右方向の内側端部がスイングブラケット16の嵌合凸部22に対し図5中の矢示A方向に嵌合して固定され、曲げ枠部30Cの後端側は、連結金具33等を用いて底板13の後端側に連結されている。また、曲げ枠部30Cの長さ方向途中部位は、後述の張出ビーム35等を介して底板13の長さ方向中間部に連結されている。
【0067】
この場合、左サイドフレーム30は、継手部30Bを介して連結された前枠部30Aの外側端部と曲げ枠部30Cの前側端部とが前記半径Rの仮想円32から外側に突出している。そして、左サイドフレーム30は、後述のキャブ支持台38を介してキャブ5を下側から支持し、半径Rの仮想円32から外側に突出した継手部30B側でキャブ5内の居住空間を広げるものである。
【0068】
また、右サイドフレーム31は、左,右方向に直線状に延びた短尺の前枠部31Aと、該前枠部31Aの一側(左,右方向の外側端部)に継手部31Bを介して連結され、図4に示す半径Rの仮想円32内に収めるように円弧状に湾曲した曲げ枠部31Cとにより構成されている。
【0069】
そして、右サイドフレーム31の前枠部31Aは、その内側端部がスイングブラケット16の嵌合凸部23に対し図5中の矢示B方向に嵌合して固定され、曲げ枠部31Cの後端側は、連結金具34等を用いて底板13の後端側に連結されている。また、曲げ枠部31Cの長さ方向途中部位は、後述の張出ビーム36,37等を介して底板13の長さ方向中間部に連結されている。
【0070】
35は左サイドフレーム30をセンタフレーム12に連結する張出ビームで、該張出ビーム35は、基端側がセンタフレーム12の底板13等に接合され、先端側は左サイドフレーム30の曲げ枠部30Cに接合されている。そして、張出ビーム35は、横板26の突出部26Aと共にセンタフレーム12に対する左サイドフレーム30の接合強度を増大させるものである。
【0071】
36,37は右サイドフレーム31をセンタフレーム12に連結する張出ビームで、該張出ビーム36,37は、基端側がセンタフレーム12の底板13等に接合され、先端側は右サイドフレーム31の曲げ枠部31Cに接合されている。そして、張出ビーム36,37は、センタフレーム12に対する右サイドフレーム31の接合強度を増大させるものである。
【0072】
38は図4、図5に示す如く左サイドフレーム30の前枠部30A上に設けられたキャブ支持台、39は前縦板15の上側に設けられた他のキャブ支持台で、これらのキャブ支持台38,39は、図1ないし図3に示すキャブ5のフロア(床板)側を、スイングブラケット16の受座20と共に下側から支持するものである。
【0073】
本実施の形態による後方小旋回式の油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、旋回フレーム11の組立方法について説明する。
【0074】
まず、センタフレーム12の組立工程では、図5、図7に示す如く厚肉の鋼板等から略長方形状に形成された底板13に対して、その上面側に左,右の前縦板14,15をスイングブラケット16と共にそれぞれ溶接し、前縦板14,15の前端側はスイングブラケット16に対して左,右両側から隅肉溶接等により接合する。
【0075】
この場合、作業装置8のスイングポスト8Aがピン結合されるスイングブラケット16は、筒状のボス部17、下板部18および上板部19からなる鋳鋼部品として予め一体成形されている。
【0076】
そして、ボス部17から後方に延びる下板部18の先端側には、図10に示すように段差部18Cの位置で底板13の前端部13Bを下側から突合わせ溶接する。また、下板部18の左,右両側に位置する衝合段部18A,18Bには、前縦板14,15の前部下端側を衝合状態で接合する。
【0077】
また、スイングブラケット16の上板部19には、その平坦面部19Aおよび傾斜面部19Bを左,右両側から挟むようにして前縦板14,15の上部側を隅肉溶接等の手段を用いて接合する。そして、ボス部17の外周側に設けた左,右の突当て部17A,17Bには、図6ないし図10に示す如く前縦板14,15の前端側を突当てた状態で接合する。
【0078】
また、左,右の前縦板14,15間に位置して上板部19の傾斜面部19Bと底板13との間には、斜め下向きに傾けた状態で閉塞板24を溶接して設け、これにより、底板13、前縦板14,15およびスイングブラケット16の間にボックス構造をなす閉塞空間25を形成する。
【0079】
そして、このように閉塞板24を用いて旋回フレーム11(センタフレーム12)の前部側にボックス構造をなす閉塞空間25を形成することによって、前述した底板13と前縦板14,15とスイングブラケット16との間の接合強度や曲げ強度等を高め、センタフレーム12の前部側を頑丈な構造に形成するものである。
【0080】
一方、底板13の後部側には、図5に例示するように横板26および左,右の後縦板27,28等をそれぞれ溶接により立設し、これらの後縦板27,28の後部側には底板13の後端側に位置してウエイト取付部29を設ける。そして、該ウエイト取付部29には、図1に示すカウンタウエイト7を複数の取付ボルト等を用いて着脱可能に取付けることができる。
【0081】
次に、このように組立てられたセンタフレーム12の左,右両側には、図4、図5に示すように左サイドフレーム30と右サイドフレーム31とを張出ビーム35,36,37等を介して溶接手段等により組付ける。
【0082】
この場合、左サイドフレーム30は、前枠部30Aの内側端部をスイングブラケット16の嵌合凸部22に対し図5中の矢示A方向に嵌合して固定し、曲げ枠部30Cの後端側を連結金具33を介して底板13の後端側に連結する。また、曲げ枠部30Cの長さ方向途中部位は、図4に示すように張出ビーム35等を介して底板13の長さ方向中間部に一体に接合される。
【0083】
また、右サイドフレーム31は、前枠部31Aの内側端部をスイングブラケット16の嵌合凸部23に対し図5中の矢示B方向に嵌合して固定し、曲げ枠部31Cの後端側を連結金具34を介して底板13の後端側に連結する。また、曲げ枠部31Cの長さ方向途中部位は、図4に示すように張出ビーム36,37等を介して底板13の長さ方向中間部に対し一体に接合されるものである。
【0084】
次に、上述の如く組立てられた旋回フレーム11を備える後方小旋回式の油圧ショベル1の作動について図1および図2を参照して説明する。
【0085】
まず、外装カバー6内に収容したエンジンにより油圧ポンプを駆動すると、油圧ポンプからの圧油が下部走行体2の走行用モータに給排されることにより、油圧ショベル1(車両)を前進または後退させるように走行駆動できる。
【0086】
そして、土砂等の掘削作業を行うときには、油圧ポンプからの圧油を作業装置8の各シリンダ等に給排することにより、スイングポスト8Aに対しブーム8Bおよびアーム8Cを上,下に俯仰動させつつ、バケット8Dを回動させて土砂等を掘削する。
【0087】
また、作業装置8を用いて例えば側溝堀作業等を行うときには、旋回フレーム11のスイングブラケット16に対し、図2中に示す連結ピン9を中心にしてスイングポスト8Aが水平方向(左,右方向)に揺動され、これにより作業装置8全体が旋回フレーム11に対して左,右にスイングされるものである。
【0088】
ところで、作業装置8による土砂等の掘削作業時にはバケット8Dが掘削反力を受け、この掘削反力はアーム8C、ブーム8B及びスイングポスト8A等を通じて上部旋回体3の旋回フレーム11側に伝えられる。そして、旋回フレーム11側では掘削反力等の外力が、図2に示すスイングブラケット16のボス部17から底板13および左,右の前縦板14,15等に曲げ荷重となって伝わる。
【0089】
そこで、本実施の形態にあっては、旋回フレーム11のスイングブラケット16を、筒状のボス部17、下板部18および上板部19からなる鋳鋼部品として予め一体成形し、これらのボス部17、下板部18および上板部19に対し左,右の前縦板14,15をそれぞれ溶接により接合すると共に、下板部18の後端側には、段差部18Cを介して底板13の前端部13Bを接合する構成としている。
【0090】
これにより、スイングポスト式の作業装置8を揺動可能に支持するスイングブラケット16を、筒状のボス部17、下板部18および上板部19からなる鋳鋼部品として一体成形することができ、従来技術の溶接構造物からなるスイングブラケットに比較して、その剛性を大幅に高めることができる。
【0091】
また、鋳鋼品からなるスイングブラケット16を用いることにより、底板13および左,右の前縦板14,15に対するスイングブラケット16の溶接作業を簡略化することができ、それぞれの溶接部位における接合強度を確実に高めることができる。
【0092】
この結果、底板13、前縦板14,15およびスイングブラケット16等からなる旋回フレーム11のセンタフレーム12は、スイングブラケット16のボス部17がスイングポスト式の作業装置8から受ける外力に対しても十分な剛性を確保できる。また、スイングブラケット16を鋳鋼部品として一体に形成することにより、溶接作業を簡略化して製造、組立時の作業性を向上できる。
【0093】
また、左,右の前縦板14,15間には、上板部19の傾斜面部19Bから底板13の上面側へと斜め下向きに傾斜して延びる閉塞板24を設け、底板13、前縦板14,15およびスイングブラケット16の間にボックス構造をなす閉塞空間25を形成する構成としている。
【0094】
そして、このように閉塞板24を用いてセンタフレーム12の前部側にボックス構造をなす閉塞空間25を形成することにより、底板13と前縦板14,15とスイングブラケット16との間の接合強度や曲げ強度等を高めることができ、センタフレーム12の前部側を頑丈な構造に形成することができる。
【0095】
従って、従来技術のように、スイングブラケット16近傍の溶接作業に多大な労力と時間を費やす必要がなくなり、溶接作業を簡略化して製造、組立時の作業性を向上できると共に、コストの削減化も容易に実現することができる。
【0096】
また、本実施の形態にあっては、底板13、前縦板14,15とスイングブラケット16との溶接箇所に外力として捩り力等が作用する場合でも、この捩り力に対する十分な剛性を、前記ボックス構造をなす閉塞空間25等によって確保でき、捩り剛性を確実に向上することができる。
【0097】
そして、旋回フレーム11のスイングブラケット16側が作業装置8から受ける外力に対して十分な強度を確保できるため、旋回フレーム11の底板13、前縦板14,15およびスイングブラケット16等の板厚を薄肉化できると共に、旋回フレーム11全体の重量の軽減化、コストダウン等を図ることができる。
【0098】
また、スイングブラケット16の上板部19には上向きに突出する受座20を一体に形成すると共に、左サイドフレーム30の前枠部30A上にはキャブ支持台38を設け、前縦板15の上側には他のキャブ支持台39を設けているため、これらの受座20およびキャブ支持台38,39により図1、図2に示すキャブ5のフロア(床板)側を下側から支持することができる。
【0099】
そして、操作運転部としてのキャブ5は、キャブ支持台38,39間にわたりスイングブラケット16の上板部19の上側まで左,右方向に大きく張り出して形成することが可能となり、キャブ5内での運転操作性や居住性を確実に高めることができる。
【0100】
さらに、鋳鋼部品として一体成形したスイングブラケット16には、下板部18の後部側と上板部19の後部側との間に間隔保持体としての支柱21,21,…を設けているので、スイングブラケット16の鋳造時に発生する熱影響等で下板部18と上板部19との上,下方向の間隔が変化したりするのを防止でき、両者の間隔を設計値に従った一定の寸法に保つことができる。
【0101】
次に、図16ないし図21は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0102】
そして、本実施の形態では、スイングブラケット41を、第1の実施の形態で述べたスイングブラケット16とほぼ同様に、筒状のボス部42、下板部43および上板部44からなる鋳鋼部品として一体成形している。しかし、本実施の形態では、スイングブラケット41の下板部43が後述の延在部43Dを有し、上板部44の後部側は、下板部43の延在部43Dまで後方に傾斜して延びる構成としている。
【0103】
ここで、スイングブラケット41のボス部42は、第1の実施の形態で述べたボス部17と同様に形成され、左,右の突当て部42A,42Bとピン穴42Cとを有している。また、下板部43は、第1の実施の形態で述べた下板部18と同様に、左,右の衝合段部43A,43Bと段差部43Cとを有している。
【0104】
しかし、この下板部43には、段差部43Cの位置から後方へと延びる延在部43Dが一体に形成され、該延在部43Dの下面には、図16に示す如く底板13が重合わせるように接合されている。そして、底板13は、前端部13Bが下板部43の段差部43Cに突合わせ溶接されるものである。
【0105】
また、上板部44は、第1の実施の形態で述べた上板部19とほぼ同様に、平坦面部44Aと傾斜面部44Bとを有している。しかし、この場合の上板部44は、傾斜面部44Bが下板部43の延在部43Dに向け後方へと傾斜して延び、傾斜面部44Bの先端は延在部43Dの先端に一体化されるように成形されているものである。
【0106】
一方、上板部44の傾斜面部44Bには、第1の実施の形態で述べた受座20と同様の受座45が一体に形成されている。また、下板部43の衝合段部43A,43Bには、左,右方向に突出する嵌合凸部46,47が、第1の実施の形態で述べた嵌合凸部22,23と同様に一体に形成されているものである。
【0107】
かくして、このように構成される本実施の形態にあっても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。しかし、本実施の形態では、スイングブラケット41の下板部43に延在部43Dを設け、上板部44の傾斜面部44Bは、下板部43の延在部43Dと一体成形される位置まで後方に傾斜して延びる構成としている。
【0108】
これにより、上板部44の平坦面部44A、傾斜面部44Bと下板部43との間には、図18に示すように略三角形状をなす空間部48を形成することができる。そして、この空間部48により、第1の実施の形態で述べた閉塞空間25と同様に中空のボックス構造をなす閉塞空間を形成でき、第1の実施の形態で用いた閉塞板24を不要にすることができる。
【0109】
なお、前記第1の実施の形態では、スイングブラケット16の下板部18と上板部19との間に間隔保持体として複数の支柱21,21,…を設ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばスイングブラケット16の下板部18と上板部19との間に1枚または複数枚の板状体からなる間隔保持体を設ける構成としてもよいものである。
【0110】
また、前記各実施の形態では、スイングブラケット16,41の下板部18,43にサイドフレーム取付部としての嵌合凸部22,23,46,47を設ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばスイングブラケットのボス部、下板部または上板部のいずれかにサイドフレーム取付部を設ける構成としてもよく、このサイドフレーム取付部は、例えば凹形状をなしてサイドフレームが取付けられる構成としてもよいものである。
【0111】
また、前記各実施の形態では、内部に運転室を画成する箱形状のキャブ5を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばオペレータが乗降する操作運転部を、キャノピを用いて運転席を上側から覆う構成としてもよい。そして、例えば図4に示す底板13、前縦板14,15、スイングブラケット16、閉塞板24等を有するセンタフレーム12と、左,右のサイドフレーム30,31とからなる旋回フレーム11は、キャブ仕様のものにもキャノピー仕様のものにも共通して使用できるものである。
【0112】
また、前記各実施の形態では、後方小旋回式の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばスイングポスト式の作業装置が設けられる種々の建設機械の旋回フレームに適用してもよいものである。
【0113】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1に記載の発明によれば、スイングポスト式の作業装置を連結ピンを介して揺動可能に支持するスイングブラケットを、上,下方向に延び前記連結ピンが挿嵌されるピン穴を有した筒状のボス部と、該ボス部の下部側から後方に向けて延び底板の前端側に接合される下板部と、該下板部と上,下で対向して前記ボス部の上部側に設けられ左,右両側に前記左,右の縦板が接合される上板部とにより一体成形する構成としているので、スイングブラケットを、ボス部、下板部および上板部からなる鋳造部品として一体に成形することができ、従来技術の溶接構造物からなるスイングブラケットに比較して、その剛性を大幅に高めることができる。
【0114】
そして、鋳造部品のスイングブラケットを用いることにより、底板および左,右の縦板に対するスイングブラケットの溶接作業を簡略化することができ、旋回フレームの製造、組立時の作業性を向上できると共に、スイングブラケットが作業装置から受ける外力に対しても十分な剛性を確保することができる。
【0115】
また、請求項2に記載の発明によると、スイングブラケットのボス部には、下板部と上板部との間を上,下方向に延び左,右の縦板が前端を突当てた状態で接合される左,右の突当て部を一体に形成する構成としているので、ボス部の外周側に一体に形成された各突当て部に対し、左,右の縦板の前端を突合わせ溶接等の手段を用いて接合することができ、スイングブラケットと左,右の縦板との接合強度をより確実に高めることができる。
【0116】
一方、請求項3に記載の発明によると、スイングブラケットの下板部には、その左,右両側に左,右の縦板の前部下端側が衝合状態で接合される衝合段部を一体に形成する構成としているので、下板部の左,右両側に形成された左,右の衝合段部に対し、各縦板の前部下端側を突合わせ溶接等の手段を用いて接合することができ、底板および左,右の縦板に対するスイングブラケットの接合強度をさらに高めることができる。
【0117】
また、請求項4に記載の発明によると、スイングブラケットの上板部は、前部側がボス部の外周に一体に形成され後部側が下板部側へと斜め下向きに傾斜して延びる構成としているので、上板部は傾斜部分の左,右両側等を左,右の縦板に溶接することにより、左,右の縦板に対する接合強度を向上できると共に、これらの縦板と底板との間の接合強度も高めることができ、旋回フレーム全体を頑丈な構造に形成することができる。
【0118】
また、請求項5に記載の発明は、スイングブラケットの下板部と上板部との間に間隔保持体を形成する構成としているので、スイングブラケットを鋳造手段を用いて一体成形するときに、上板部の後部側と下板部の後部側との間の上,下方向の間隔が変化してしまうのを間隔保持体により防止でき、下板部と上板部との間隔を設計値に従った一定の寸法に保つことができる。
【0119】
また、請求項6に記載の発明によると、スイングブラケットの上板部と底板との間には、左,右の縦板の間を前,後方向に傾斜して延びる閉塞板を設ける構成としているので、旋回フレームの前部側で底板、左,右の縦板およびスイングブラケットの間に閉塞板によって閉塞空間を形成でき、これによって底板と各縦板とスイングブラケットとの間の接合強度、曲げ強度等を高めることができ、旋回フレームの前部側をさらに頑丈な構造に形成することができる。
【0120】
また、請求項7に記載の発明によると、スイングブラケットの下板部は、底板の上面に沿って後方に延びる平板状の延在部を有し、上板部の後部側は、該下板部の延在部と一体成形される位置まで後方に傾斜して延びる構成しているので、上板部の後部側を閉塞板として活用することができ、底板および左,右の縦板をスイングブラケットの下板部および上板部等に溶接することにより、旋回フレームの前部側で底板、左,右の縦板およびスイングブラケットの間に閉塞空間を形成することができる。
【0121】
また、請求項8に記載の発明によると、左,右の縦板は、スイングブラケットの上板部よりも上方に突出し、この突出部分を前記上板部の両側に溶接により接合する構成としているので、左,右の縦板は、スイングブラケットの上板部を左,右両側から挟んだ状態で該上板部の左,右両側に対する溶接作業を、例えば隅肉溶接等の手段を用いて容易に行うことができ、溶接作業性を確実に向上することができる。
【0122】
さらに、請求項9に記載の発明によると、スイングブラケットの上板部には、オペレータが乗降する操作運転部を下側から支持するため上向きに突出した受座を一体に形成する構成としているので、スイングブラケットの上板部に一体に形成した受座を用いて、オペレータが乗降する操作運転部を下側から支持することができ、この操作運転部をスイングブラケットの上方位置まで大きく張り出して配置することができる。これにより、操作運転部をスイングブラケットの上板部の上側まで左,右方向に大きく張り出して形成することができ、操作運転部内での運転操作性や居住性を高めることができる。
【0123】
また、請求項10に記載の発明は、スイングブラケットの左,右両側となる位置に、サイドフレーム取付部を設ける構成としているので、旋回フレームの一部をなす左,右のサイドフレームを、スイングブラケットに対し左,右のサイドフレーム取付部を介して取付けることができ、これにより旋回フレーム全体の組立作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1に示す油圧ショベルの平面図である。
【図3】作業装置を取外した状態の上部旋回体を下部走行体と共に示す図1の左側面図である。
【図4】図1中の旋回フレームを拡大して示す平面図である。
【図5】図4中のセンタフレームと左,右のサイドフレームを分解した状態で示す平面図である。
【図6】図4中のセンタフレームを示す斜視図である。
【図7】図6に示すセンタフレームの分解斜視図である。
【図8】図6のセンタフレームを反対側からみた斜視図である。
【図9】図5に示すセンタフレームの前部側を拡大した要部平面図である。
【図10】スイングブラケット、底板および縦板等を図9中の矢示X−X方向からみた縦断面図である。
【図11】図10中のスイングブラケットを単体で示す縦断面図である。
【図12】図11に示すスイングブラケットの正面図である。
【図13】図11に示すスイングブラケットの平面図である。
【図14】図11に示すスイングブラケットの右側面図である。
【図15】図11に示すスイングブラケットの斜視図である。
【図16】第2の実施の形態による旋回フレームのセンタフレームを示す斜視図である。
【図17】図16中のスイングブラケットを単体で示す斜視図である。
【図18】スイングブラケットを図17中の矢示 XVIII−XVIII 方向からみた縦断面図である。
【図19】図18に示すスイングブラケットの正面図である。
【図20】図18に示すスイングブラケットの平面図である。
【図21】図18に示すスイングブラケットの右側面図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 旋回輪
5 キャブ(操作運転部)
6 外装カバー
7 カウンタウエイト
8 作業装置
8A スイングポスト
9 連結ピン
11 旋回フレーム
12 センタフレーム
13 底板
14,15 前縦板(縦板)
16,41 スイングブラケット
17,42 ボス部
17A,17B,42A,42B 突当て部
17C,42C ピン穴
18,43 下板部
18A,18B,43A,43B 衝合段部
18C,43C 段差部
19,44 上板部
19A,44A 平坦面部
19B,44B 傾斜面部
20,45 受座
21 支柱(間隔保持体)
22,23,46,47 嵌合凸部(サイドフレーム取付部)
24 閉塞板
25 閉塞空間
30,31 サイドフレーム
32 仮想円
35,36,37 張出ビーム
43D 延在部
O 旋回中心
R 半径

Claims (10)

  1. 下部走行体上に旋回輪を介して設けられる底板と、該底板から上向きに立設され該底板の前,後方向に延びる左,右の縦板と、該左,右の縦板および前記底板の前端側に設けられスイングポスト式の作業装置を連結ピンを介して揺動可能に支持するスイングブラケットとを備えた建設機械の旋回フレームにおいて、
    前記スイングブラケットは、上,下方向に延び前記連結ピンが挿嵌されるピン穴を有した筒状のボス部と、該ボス部の下部側から後方に向けて延びる下板部と、該下板部と上,下で対向して前記ボス部の上部側に設けられた上板部とにより鋳造部品として一体成形する構成とし、
    前記スイングブラケットの下板部は前記底板の前端側に接合し、前記上板部の左,右両側には前記左,右の縦板を接合する構成としたことを特徴とする建設機械の旋回フレーム。
  2. 前記スイングブラケットのボス部には、前記下板部と上板部との間を上,下方向に延び前記左,右の縦板が前端を突当てた状態で接合される左,右の突当て部を一体に形成してなる請求項1に記載の建設機械の旋回フレーム。
  3. 前記スイングブラケットの下板部には、その左,右両側に前記左,右の縦板の前部下端側が衝合状態で接合される衝合段部を一体に形成してなる請求項1または2に記載の建設機械の旋回フレーム。
  4. 前記スイングブラケットの上板部は、前部側が前記ボス部の外周に一体に形成され後部側が前記下板部側へと斜め下向きに傾斜して延びる構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械の旋回フレーム。
  5. 前記スイングブラケットの下板部と上板部との間には、前記上板部の後部側と下板部の後部側との間に間隔を保持する間隔保持体を形成してなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械の旋回フレーム。
  6. 前記スイングブラケットの上板部と前記底板との間には、前記左,右の縦板の間を前,後方向に傾斜して延び前記スイングブラケットとは別部材からなる閉塞板を設け、該閉塞板は、前記底板、左,右の縦板およびスイングブラケットの間にボックス構造の閉塞空間を形成する構成としてなる請求項1,2,3,4または5に記載の建設機械の旋回フレーム。
  7. 前記スイングブラケットの下板部は、前記底板の上面に沿って後方に延びる平板状の延在部を有し、前記上板部の後部側は、該下板部の延在部と一体形成される位置まで後方に傾斜して延びる構成としてなる請求項4に記載の建設機械の旋回フレーム。
  8. 前記左,右の縦板は、前記スイングブラケットの上板部よりも上方に突出し、この突出部分を前記上板部の両側に溶接により接合する構成としてなる請求項1,2,3,4,5,6または7に記載の建設機械の旋回フレーム。
  9. 前記スイングブラケットの上板部には、オペレータが乗降する操作運転部を下側から支持するため上向きに突出した受座を一体に形成してなる請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の建設機械の旋回フレーム。
  10. 前記スイングブラケットには、その左,右両側となる位置に、旋回フレームの一部をなす左,右のサイドフレームが取付けられるサイドフレーム取付部を設けてなる請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9に記載の建設機械の旋回フレーム。
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