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JP2005061640A - ソーラ給湯装置付き湯制御装置およびソーラ給湯装置付加方法 - Google Patents

ソーラ給湯装置付き湯制御装置およびソーラ給湯装置付加方法 Download PDF

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JP2005061640A
JP2005061640A JP2003206841A JP2003206841A JP2005061640A JP 2005061640 A JP2005061640 A JP 2005061640A JP 2003206841 A JP2003206841 A JP 2003206841A JP 2003206841 A JP2003206841 A JP 2003206841A JP 2005061640 A JP2005061640 A JP 2005061640A
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JP
Japan
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hot water
solar
pouring
bathtub
water supply
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JP2003206841A
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English (en)
Inventor
Yasuo Okamoto
康男 岡本
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CHIRYU HEATER KK
Original Assignee
CHIRYU HEATER KK
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Publication date
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Abstract

【課題】ソーラ給湯装置による湯張りが容易なソーラ給湯装置付き湯制御装置を提供する。
【解決手段】自動湯張り装置20においてガス加熱器32が加熱した湯を浴槽24に供給する給湯路34と、追い焚き装置22においてガス加熱器46が加熱した湯を浴槽24に戻す追い焚き循環路52とは、浴槽24に接続される部分が共通とされ、この共通部に設けられた注湯部38にソーラ給湯装置12の注湯装置76が湯を注湯する。注湯装置76は混合弁104において貯湯タンク104内の高温の湯を水と混合し、適温にして浴槽24に供給するとともに、定流量弁162を経て湯を一定流量で注湯する。タイマ166の操作に基づいて電磁開閉弁160が設定時間開かれることにより、設定量の湯が注湯部38に自動で注湯される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽の湯張りを制御する湯制御装置に関するものであり、特に、ソーラ給湯装置の利用による湯張りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴槽に自動で湯を張る自動湯張り装置は、例えば、特許文献1に記載されているように既に知られている。自動湯張り装置は、電気あるいはガス,灯油等の燃料をエネルギ源とする加熱器および制御装置を備え、水が加熱器により加熱され、設定された温度の湯が指定された量、自動で浴槽に供給されるように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−73312号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果】
このように、自動湯張り装置においては水が加熱器により加熱されるのであるが、この加熱器はガス等の人工のエネルギにより水を加熱する人工加熱器であり、湯は人工加熱器による水の加熱以外に、例えば、ソーラ給湯装置により得ることができる。ソーラ給湯装置は自然のエネルギである太陽熱により水を加熱して湯とし、洗面所,台所等、湯が使用される設備へ供給する装置であり、ソーラ給湯装置により得られる湯を浴槽に供給すれば、水を加熱する人工エネルギを節約することができる。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景とし、ソーラ給湯装置による湯張りが容易なソーラ給湯装置付き湯制御装置およびソーラ給湯装置付加方法を提供することを課題としてなされたものであり、本発明によって、下記各態様のソーラ給湯装置付き湯制御装置およびソーラ給湯装置付加方法が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではない。一部の事項のみを選択して採用することも可能なのである。
【0006】
なお、以下の各項において、 (1)項が請求項1に相当し、 (4)項および (5)項を併せた項が請求項2に、(6)項および (7)項を併せた項が請求項3に、 (9)項が請求項4に、(10)項が請求項5に、(11)項が請求項6に、(13)項が請求項7にそれぞれ相当する。
【0007】
(1) (a)浴槽に、自動で、第一給湯設定温度の湯を指定給湯量供給する自動湯張り装置と、 (b)湯の温度を上昇させる昇温装置を有し、その昇温装置と前記浴槽との間で湯を循環させることにより、浴槽の湯の温度を上昇させる追い焚き装置との少なくとも一方を備えた湯制御装置と、
(c)太陽熱により水を加熱して湯にするソーラ加熱器と、(d)そのソーラ加熱器により加熱された湯を前記湯制御装置の前記浴槽に接続された配管の一部である注湯部に注湯する注湯装置とを備えたソーラ給湯装置と
を含むソーラ給湯装置付き湯制御装置。
追い焚き装置は、人が入浴中に使用されることが多いため、湯温が所望の高さになったら人が追い焚きを停止させるものであってもよい。しかし、指定量の追い焚きが行われたならば、自動で停止される追い焚き装置の方が便利である。その場合の追い焚きの指定量は、追い焚き設定温度まで上昇させる量でも、設定温度だけ上昇させる量でも、設定時間でもよい。要するに、追い焚きを自動で停止させるべき時期が一義的に決まる量であればよいのである。自動湯張り装置および追い焚き装置が設けられるとともに、追い焚き量が温度によって指定される場合、第一給湯設定温度と追い焚き設定温度とは同じでもよく、異なっていてもよい。
湯制御装置が自動湯張り装置を備えているのであれば、自動湯張り装置とソーラ給湯装置とを選択的に使用して浴槽に湯を張ることができる。
湯制御装置が自動湯張り装置を備えておらず、追い焚き装置を備えているのであれば、浴槽にはソーラ給湯装置による注湯によって湯が溜められ、温度が低い場合には追い焚き装置によって上昇させられる。
湯制御装置が自動湯張り装置および追い焚き装置を備えているのであれば、自動湯張り装置あるいはソーラ給湯装置によって浴槽に湯を張ることができるとともに、追い焚きを行うことができる。
ソーラ給湯装置は自然エネルギである太陽熱を利用して水を加熱し、供給する装置であり、自然給湯装置と称することができる。それに対し、電気や燃料等、人為的に作り出された人工エネルギを利用して水を加熱し、供給する装置は人工給湯装置と称することができる。
本発明のソーラ給湯装置付き湯制御装置においては、ソーラ給湯装置により得られる湯は湯制御装置の注湯部から浴槽に供給される。ソーラ給湯装置は、自動湯張り装置と追い焚き装置との少なくとも一方の浴槽への接続通路を利用して、浴槽に湯を供給することができるのであり、ソーラ給湯装置により得られる湯を容易に浴槽に供給することができる。
本発明のソーラ給湯装置付き湯制御装置は、既存の湯制御装置にソーラ給湯装置が新たに追加された装置でもよく、既存のソーラ給湯装置に湯制御装置を新たに追加した装置でもよく、共に既存の湯制御装置およびソーラ給湯装置が組み合わされた装置でもよく、共に新設の湯制御装置およびソーラ給湯装置を含む装置でもよい。
【0008】
(2)前記ソーラ加熱器が、
太陽熱を収集する太陽熱収集器と、
熱交換器を有し、その熱交換器と前記太陽熱収集器とを通るソーラ循環路において熱媒体を循環させ、熱交換器において水を加熱して湯にする太陽熱利用装置と
を備え、前記注湯装置が、前記熱交換器からの湯を前記注湯部に注湯するものである (1)項に記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
熱交換器は、水を蓄えるタンクとその内部に配設され、熱媒体の熱をタンク内の水に伝達する伝熱器とを備えたものとしたり、熱媒体を流す熱媒体通路と、その熱媒体通路の外側あるいは内側に形成された水通路とを有し、水通路を流れる水を熱媒体通路内を流れる熱媒体の熱により加熱するものとしたりすることができる。
(3)前記ソーラ加熱器が、
太陽熱を収集する太陽熱収集器と、
貯湯タンクと、
それら太陽熱収集器および貯湯タンクを直列につなぐソーラ循環路において水を循環させ、太陽熱収集器により収集される太陽熱により加熱して湯にする循環装置と
を有し、前記注湯装置が前記貯湯タンクからの湯を前記注湯部に注湯するものである (1)項に記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
本項のソーラ給湯装置付き湯制御装置によれば、貯湯タンクから浴槽に供給される水が太陽熱により直接、加熱されて湯にされる。
【0009】
(4)前記湯制御装置が前記自動湯張り装置を備えた (1)項ないし (3)項のいずれかに記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
(5)前記自動湯張り装置が、
電気と燃料との少なくとも一方により水を加熱し、前記第一給湯設定温度の湯を供給する人工給湯装置と、
その人工給湯装置から供給される湯を前記浴槽に導く給湯路と、
前記浴槽の湯のレベルが設定レベルに達することと、浴槽への給湯量が設定量に達することとの少なくとも一方の条件が満たされた場合に、前記指定給湯量の湯が供給されたとして給湯を停止させる給湯停止装置と
を有し、前記給湯路の一部が前記注湯部とされた (4)項に記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
給湯量は、湯のレベルと供給量との少なくとも一方によって指定される。
給湯停止装置は、給湯停止条件として、浴槽の湯のレベルが設定レベルに達することと、浴槽への給湯量が設定量に達することとのいずれかを選択可能なものとすることもできる。具体的には、例えば、手動で操作される選択部材を有するものとしたり、浴槽に残っている残り湯の量を検出する残り湯量検出装置や、大気温度を検出する気温検出装置を設け、それらの検出結果に基づいて、いずれかが自動で選択されるようにしたりすることができるのである。また、給湯開始時には浴槽に残り湯がないことを前提とする場合には、上記両方の条件が同時に満たされることとなる。給湯停止装置は、給湯路を遮断する遮断装置と、人工給湯装置への電気またはガス,灯油等の燃料の供給を停止させるエネルギ供給停止装置とを含むものとすることが望ましい。
本項のソーラ給湯装置付き湯制御装置によれば、湯が浴槽に自動で供給されるとともに、指定給湯量に達したならば湯の供給が自動で停止される。
【0010】
(6)前記湯制御装置が前記追い焚き装置を備えた (1)項ないし (5)項のいずれかに記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
(7)前記追い焚き装置が、
電気と燃料との少なくとも一方により湯の温度を上昇させる前記昇温装置と前記浴槽とを経て形成された追い焚き循環路と、
その追い焚き循環路に湯の循環を生じさせる循環生成装置と
を有し、前記追い焚き循環路の一部が前記注湯部とされた (6)項に記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
【0011】
(8)前記湯制御装置が、前記自動湯張り装置と前記追い焚き装置との両方を含み、
前記自動湯張り装置が、
電気と燃料との少なくとも一方により水を加熱し、前記第一給湯設定温度の湯を供給する人工給湯装置と、
その人工給湯装置から供給される湯を前記浴槽に導く給湯路と、
前記浴槽の湯のレベルが設定レベルに達することと、浴槽への給湯量が設定量に達することとの少なくとも一方の条件が満たされた場合に、前記指定給湯量の湯が供給されたとして給湯を停止させる給湯停止装置と
を有するとともに、前記追い焚き装置が、
電気と燃料との少なくとも一方により湯の温度を上昇させる前記昇温装置と前記浴槽とを経て形成された追い焚き循環路と、
その追い焚き循環路に湯の循環を生じさせる循環生成装置と
を有し、かつ、前記給湯路と前記追い焚き循環路とが共通部を有し、その共通部の一部が前記注湯部とされた (1)項ないし (3)項のいずれかに記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
本項の発明によれば、自動湯張り装置および追い焚き装置の両方を備えたソーラ給湯装置付き湯制御装置を簡易に構成することができる。
【0012】
(9)前記注湯装置が、前記ソーラ加熱器の湯の温度が第二給湯設定温度より高い場合に、その湯に水を混合することにより、第二給湯設定温度の湯とする水混合装置を有する (1)項ないし (8)項のいずれかに記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
ソーラ加熱器は太陽熱により水を加熱して湯にする機器であるため、季節や天候等によって湯の温度が浴槽に供給するには高くなり過ぎることがあるが、本項のソーラ給湯装置付き湯制御装置によれば、ソーラ加熱器の湯の温度が高過ぎても、適切な温度に下げて浴槽に供給することができる。
【0013】
(10)前記注湯装置が、その注湯装置による注湯量が指定注湯量に達した場合に注湯を停止する注湯停止装置を有する (1)項ないし (9)項のいずれかに記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
本項のソーラ給湯装置付き湯制御装置によれば、ソーラ給湯装置による注湯が自動で停止される。注湯量が指定されれば、自動で指定量の湯が浴槽に注湯されるのであり、使い勝手の良いソーラ給湯装置付き湯制御装置が得られる。
注湯停止装置は、例えば、(11)項に記載の湯制御装置のように、流量制御装置およびタイマを含む装置とされる。タイマは人の操作によりセットされるものでもよく、あるいはコントローラに設けられたタイマであって、コントローラへの時間の入力によりセットされるものでもよい。後者の場合、時間は、人がコントローラに直接入力し、セットしてもよく、あるいは人がリモコンを用いて電気信号をコントローラに送り、セットしてもよい。時間の入力完了により注湯が開始されてもよく、注湯開始が別に指示されてもよい。
あるいは注湯停止装置は、注湯量検出装置および注湯量指定装置を含む装置としてもよい。注湯量検出装置は、例えば、注湯流量の積算を検出する積算流量計を含んで構成される。注湯量検出装置は、注湯量指定装置の機能および注湯遮断機能も備え、検出された積算注湯量が指定注湯量に達したならば、注湯を遮断し、停止する装置としてもよく、あるいは注湯停止装置を更に注湯停止制御装置(コントローラ)を含む装置とし、積算注湯量および指定注湯量を注湯停止制御装置に入力させ、注湯停止制御装置においてそれら注湯量が比較され、積算注湯量が指定注湯量に達したならば、注湯を停止させるようにしてもよい。指定注湯量の入力完了により注湯が開始されてもよく、注湯開始が別に指示されてもよい。注湯量指定装置は、コントローラに設けてもよく、あるいはリモコンにより構成してもよい。前者の場合、指定注湯量は、人が注湯停止制御装置に直接入力することとなり、後者の場合、人がリモコンを用いて指定注湯量を表す電気信号を注湯停止制御装置に送ることとなる。注湯開始も同様である。
リモコンを用いて、注湯時間の設定,注湯量の指定や注湯開始の指示を行うようにすれば、例えば、所望の場所において、例えば、浴室内にいながら設定や指定を行い、注湯装置に、所望温度の湯を所望量、浴槽に注湯させるようにすることができる。指定注湯量のリセットや変更も所望の場所において行うことができる。
【0014】
(11)前記注湯停止装置が、
前記注湯装置による注湯流量を一定流量に制御する流量制御装置と、
前記注湯装置による注湯時間を設定可能なタイマと
を含む(10)項に記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
流量制御装置により注湯流量が一定流量に制御されるため、タイマにより設定される注湯時間と浴槽に注湯される湯量とが一対一に対応し、タイマによる注湯時間の設定により、注湯量を指定することができる。タイマは注湯量指定装置を構成している。
タイマは、注湯時間が設定されるものであるが、タイマの目盛は、注湯時間そのものを示すものとされても、注湯量を示すものとされても、浴槽内の湯のレベルを示すものとされてもよい。浴槽に残り湯がないことを前提とする場合には、湯のレベル(水位)は注湯量と一対一に対応しているからである。
(12)前記流量制御装置が、前記注湯装置により注湯される湯の圧力変化にかかわらず流量を一定に制御する定流量弁を含む(11)項に記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
【0015】
(13)(a)浴槽に、自動で、第一給湯設定温度の湯を指定給湯量供給する自動湯張り装置と、 (b)湯の温度を上昇させる昇温装置を有し、その昇温装置と前記浴槽との間で湯を循環させることにより、浴槽の湯の温度を上昇させる追い焚き装置との少なくとも一方を備えた既存の湯制御装置に、太陽熱により水を加熱して湯にするソーラ加熱器を備えたソーラ給湯装置を付加する方法であって、
前記湯制御装置の前記浴槽に接続された配管の一部に注湯部を設け、その注湯部に前記ソーラ加熱器により加熱された湯を導くソーラ給湯路を接続するソーラ給湯装置付加方法。
本項のソーラ給湯装置付加方法によれば、既存の湯制御装置の配管の一部に注湯部を設け、そこにソーラ給湯路を接続するだけで、ソーラ給湯装置により得られる湯が浴槽に供給されるようにすることができる。注湯部に接続するソーラ給湯装置は、前記 (2)項, (3)項, (9)項ないし(12)項に記載のものであることが望ましく、湯制御装置は前記 (4)項ないし (8)項に記載のものであることが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態であるソーラ給湯装置付き湯制御装置が示されている。本実施形態のソーラ給湯装置付き湯制御装置は、湯制御装置10およびソーラ給湯装置12を含んでいる。
【0017】
湯制御装置10を説明する。
湯制御装置10は、本実施形態においては、自動湯張り装置20および追い焚き装置22を備えている。自動湯張り装置20は人工給湯装置26を備え、浴槽24に自動で設定温度の湯を指定された量、供給するとともに、浴槽24以外に湯が使用される設備、例えば、洗面所,台所等の給湯口にも湯を供給する。人工給湯装置26は、水道管28と浴槽24等の湯使用機器とを接続する通路30の途中に設けられた人工加熱装置としてのガス加熱器32を含み、燃料の一種であるガスをエネルギ源として通路30内の水を加熱し、設定温度の湯を供給する。通路30は、例えば、パイプにより構成されており、ガス加熱器32が設けられた部分より湯使用機器側において分岐させられて給湯路34,36が設けられ、人工給湯装置26から供給される湯を湯使用機器に導く。給湯路34を構成する配管のうち浴槽24に接続された部分に注湯部38が設けられている。
【0018】
通路30の分岐部とガス加熱器32が設けられた部分との間の部分には湯温センサ40が設けられ、ガス加熱器32により加熱されて湯使用機器に供給される湯の温度が検出されるようにされている。
【0019】
追い焚き装置22は、一端が前記給湯路34とは別に浴槽24に接続され、他端が給湯路34に接続された通路44を含む。通路44は、例えば、パイプにより構成され、その途中にガスをエネルギ源として湯を加熱するガス加熱器46が設けられ、昇温装置を構成している。以後、前記ガス加熱器32を給湯用ガス加熱器32と称し、ガス加熱器46を追い焚き用ガス加熱器46と称する。
【0020】
通路44の追い焚き用ガス加熱器46と浴槽24との間の部分に循環ポンプ48が設けられている。循環ポンプ48は駆動源の一種である電動モータとしてのポンプモータ50により駆動され、ポンプ48により浴槽24から汲み出された湯は追い焚き用ガス加熱器46により加熱されて温度が上昇させられ、給湯路34へ流入させられて浴槽24に戻される。給湯路34の一部であって、通路44が接続された部分より浴槽24側の部分が通路44と共に、追い焚き用ガス加熱器46と浴槽24とを経て形成された追い焚き循環路52を構成し、循環ポンプ48が追い焚き循環路52に湯の循環を生じさせる循環生成装置を構成している。給湯路34と追い焚き循環路52とは共通部を有し、その共通部に前記注湯部38が設けられているのであり、共通部の一部が注湯部38とされている。通路44の両端部が浴槽24にそれぞれ接続されて追い焚き循環路を構成し、通路30の分岐通路の1つが追い焚き循環路に接続されて追い焚き循環路の一部と共に給湯路を構成し、通路44を構成する配管のうち、温度を上昇させた湯を浴槽24に導く部分であって、上記分岐通路が接続された部分より浴槽24側の部分に注湯部が設けられ、給湯路と追い焚き循環路との共通部の一部にが注湯部が設けられていると考えることもできる。
【0021】
通路44にはまた、湯温センサ56が設けられており、浴槽24から循環ポンプ48によって汲み出された湯の温度が検出されるようにされている。通路44にはさらに、水圧センサ58が設けられ、浴槽24内に溜められた湯の圧力が検出されるようにされている。浴槽24の水圧は、浴槽24内に溜められた湯のレベル(高さないし水位)と体積(湯量)とにそれぞれ1対1に対応しており、水圧の検出により、浴槽24内に溜められた湯のレベルおよび量が得られる。
【0022】
給湯路34の通路44が接続された部分よりガス加熱器32側の部分には、電磁開閉弁60が設けられている。電磁開閉弁60は、本実施形態においては常閉の電磁弁とされており、自動湯張り装置20によって浴槽24に湯を張る際に開かれ、追い焚き時に閉じられる。電磁開閉弁60は、給湯を許容,遮断する装置であり、給湯路34を遮断する遮断装置であって、追い焚き時に浴槽24から汲み出された湯が後述する貯湯タンク側へ流出することを防止し、追い焚き循環路52内を湯が循環する状態に保つ追い焚き時湯流出防止装置を構成している。
【0023】
前記ソーラ給湯装置12を説明する。
ソーラ給湯装置12は、ソーラ加熱器68と注湯装置76とを備えている。ソーラ加熱器68は、太陽熱収集器70と、熱交換器72および熱媒液循環装置74を有する太陽熱利用装置78とを備えている。太陽熱収集器70は、熱媒体としての熱媒液を保持する熱媒液保持部(図示省略)を備えており、例えば、建物の屋根の上に設けられ、熱媒液保持部内に満たされた熱媒液が太陽熱によって温められ、太陽熱が収集される。
【0024】
熱交換器72は、太陽熱収集器70より下方に設けられ、水を蓄える貯湯タンク82と、その内部に配設された伝熱器83とを備えている。伝熱器83は、例えば、金属管が多数回らせん状に巻かれたものとされ、その両端部はそれぞれ、通路84,86によって太陽熱収集器70の熱媒液保持部に接続されている。通路84,86は、例えば、パイプにより構成されており、通路84,86を含んでソーラ循環路88が構成されている。
【0025】
熱媒液循環装置74は、通路84に設けられた熱媒液循環ポンプ90を備えている。熱媒液温センサ92により検出される熱媒液の温度が、湯温センサ94により検出される貯湯タンク82内の湯ないし水の加熱に適した温度であれば、熱媒液循環ポンプ90が作動させられて熱媒液がソーラ循環路88において循環させられ、伝熱器83において熱交換により、熱媒体の熱を貯湯タンク82内の水に伝達し、貯湯タンク82内の湯ないし水を加熱し、湯にする。
【0026】
貯湯タンク82は通路30の途中に設けられ、その下部において前記水道管28に接続され、上部は浴槽24等の湯使用機器に接続されている。水道管28から供給される水は、圧力調整弁96により適切な圧力に調整されて貯湯タンク82に供給される。貯湯タンク82から湯使用機器に湯が供給され、貯湯タンク82内の湯量が減少すれば、水道管28から水が貯湯タンク82に流入する。貯湯タンク82内の湯の温度は、貯湯タンク82の上部と下部とでは異なり、前記湯温センサ94は貯湯タンク82の水道管28に近い下部の湯温を検出するように設けられており、貯湯タンク82には更に、その上部の湯温を検出する湯温センサ98が別に設けられている。ソーラ給湯装置12は、図示は省略するが、コントローラを備えており、熱媒液温センサ92,湯温センサ94の検出信号に基づいて熱媒液循環ポンプ90を制御する。これら熱媒液温センサ92等により検出される各種温度は、表示部、例えば、コントローラに設けられたディスプレイに表示される。
【0027】
注湯装置76は、本実施形態においては、水混合装置100および注湯停止装置102を有する。水混合装置100は、混合弁104を有する。混合弁104を図2に基づいて説明する。なお、この混合弁104はエヌテーシー工業株式会社製のMT303型と称される市販の混合弁であり、簡単に説明する。
【0028】
混合弁104のハウジング120内には、弁孔122,貯湯タンク側ポート124,水道管側ポート126および浴槽側ポート128が設けられている。貯湯タンク側ポート124は、図1に示すように、通路130によって貯湯タンク82に接続され、水道管側ポート126は通路132によって水道管28に接続され、浴槽側ポート128は通路134によって前記注湯部38に接続されている。混合弁104においては、弁孔122内に収容された弁子140および駆動部材142の作動により、浴槽側ポート128が貯湯タンク側ポート124に連通する状態と、水道管側ポート126に連通する状態と、両ポート134,136に連通する状態とが得られる。
【0029】
弁子140は円筒状を成し、弾性部材の一種である圧縮コイルスプリング144によって弁座146から離間する向きに付勢されている。スプリング144の付勢による弁子140の移動限度は、弁子140がハウジング120に設けられた別の弁座148に当接することにより規定される。
【0030】
駆動部材142は軸状を成し、その軸方向の一端部は弁子140により、他端部はハウジング120に螺合された湯温設定部材ないし湯温調節部材としてのダイヤル150により、軸方向に相対移動可能に支持されている。ダイヤル150は有底円筒状を成し、その内部に軸方向に移動可能に収容された保持部材152が駆動部材142を保持している。保持部材152は圧縮コイルスプリング154により、ダイヤル150から突出する向きに付勢されており、駆動部材142はダイヤル150に対して軸方向に移動可能である。このスプリング154の付勢による保持部材152ないし駆動部材142の移動限度は、ダイヤル150に設けられたストッパ部156により規定される。
【0031】
駆動部材142は本実施形態においては温度感応式駆動部材とされており、貯湯タンク82から混合弁104に供給される湯温が設定温度より高い場合に膨張し、弁子140をスプリング144の付勢力に抗して弁座146に向かって移動させる。したがって、常には、図2に示すように、弁子140が弁座148に当接し、低温側ポートである水道管側ポート126が閉じられる一方、高温側ポートである貯湯タンク側ポート124が開かれて浴槽側ポート128に連通させられているが、貯湯タンク82から設定温度より高い温度の湯が供給されれば、駆動部材142が伸長し、弁子140をスプリング144の付勢力に抗して弁座146に着座する向きに移動させる。それにより、水道管側ポート126が開かれ、貯湯タンク側ポート124と共に浴槽側ポート128に連通させられ、湯が水と混合されて温度が下げられて通路134から注湯部38に注湯され、浴槽24に供給される。貯湯タンク82から供給される湯の温度が低く、駆動部材142が収縮すれば、弁子140がスプリング144の付勢により弁座146から離間する向きに移動させられ、水道管側ポート126から流入して湯と混合される水の量が減少させられるとともに、貯湯タンク側ポート124から流入する湯の量が増大させられて、浴槽24に供給される湯の温度が上昇させられる。貯湯タンク側ポート124から流入する湯の温度が設定温度より低くなれば、弁子140は弁座148に着座した状態に保たれ、水道管側ポート126からの水の混入が阻止され、貯湯タンク82からの湯のみが浴槽24に供給される。
【0032】
ダイヤル150を操作し、そのハウジング120に対する螺合量を調節することにより、駆動部材142の位置が調節され、弁子140が弁座146,148に着座する際の湯の温度が調節され、注湯部38に注湯される湯の温度が調節される。ダイヤル150のハウジング120に対する螺合量を多くするほど、駆動部材142が弁子140側へ移動させられる。それにより、駆動部材142は少ない膨張量で弁子140を弁座146に着座させることとなり、貯湯タンク82から供給される湯の温度が同じであり、膨張量が同じであるとすれば、水道管側ポート126の開口面積が大きくされて水道管28から流入する水の量が多くなり、水との混合により得られる湯の温度が低くされる。逆に、ダイヤル150のハウジング120に対する螺合量を少なくするほど、駆動部材142が弁子140を弁座146に着座させるのに多くの膨張量を要し、貯湯タンク82から供給される湯の温度が同じであるとすれば、湯と混合される水の量が少なく、水との混合により得られる湯の温度が高くされる。なお、駆動部材142の膨張量が多く、弁子140を弁座146に着座させた状態から更に伸長させられる場合、保持部材152がスプリング154の付勢力に抗して後退させられ、駆動部材142の伸長が許容される。弁子140が弁座146に着座させられれば、貯湯タンク82から浴槽24に湯が供給されなくなるが、温度低下により駆動部材142が収縮し、弁子140が弁座146から離間させられて浴槽側ポート128が貯湯タンク側ポート124に連通させられる状態になれば、貯湯タンク82から浴槽24に湯が供給される。
【0033】
混合弁104の浴槽側ポート128と注湯部38とを接続する前記通路134には、図1に示すように、電磁開閉弁160,流量制御装置としての定流量弁162および逆止弁164が直列に設けられている。電磁開閉弁160は、本実施形態においては常閉の電磁開閉弁とされており、貯湯タンク82からの湯を浴槽24に供給する際に開かれる。
【0034】
電磁開閉弁160は、本実施形態においては、人によるタイマ166の操作に基づいてソレノイドに電流が供給され、開かれて貯湯タンク82の湯が注湯部38に注湯されるように構成されている。定流量弁162は、電磁開閉弁160より注湯部38側に設けられており、貯湯タンク82から混合弁104を経て注湯部38に注湯される湯の注湯流量を一定流量に制御し、湯の圧力変化にかかわらず流量を一定に制御する。したがって、注湯時間と注湯量とは一対一に対応することとなり、タイマ166による注湯時間の設定によって注湯量が指定される。また、逆止弁164は定流量弁162より注湯部38側に設けられ、定流量弁162側から注湯部38への湯の流入は許容するが、逆向きの流れは阻止するようにされている。
【0035】
本ソーラ給湯装置付き湯制御装置は、図1に示すように、コントローラ200を備えている。コントローラ200には、前記湯温センサ40等、各種センサの検出信号が入力される。また、駆動回路(図示省略)を介して給湯用ガス加熱器32,追い焚き用ガス加熱器46,ポンプモータ50,電磁開閉弁60を制御する。さらに、コントローラ200にリモコン202が接続されている。本実施形態においては、リモコン202により、自動湯張りのための給湯量の指定,温度の設定,自動湯張り開始の指示,追い焚き量の設定,追い焚き開始の指示等が為される。給湯量は、本実施形態においては、浴槽24に溜められる湯のレベル(水位)あるいは供給される湯の量の設定により指定される。追い焚き量は、本実施形態においては温度により設定される。リモコン202が、給湯量指定装置であって、給湯停止条件として、浴槽24の湯のレベルが設定レベルに達することと、浴槽24への給湯量(供給湯量)が設定量に達することとのいずれかを選択する選択部材を構成するとともに、自動湯張り温度設定装置,追い焚き量設定装置を構成している。
【0036】
次に作動を説明する。
本ソーラ給湯装置付き湯制御装置においては、人工給湯モードおよびソーラ注湯モードの2つのモードで浴槽24に湯を張ることができる。人工給湯モードは、水道管28から供給される水を給湯用ガス加熱器32により加熱して浴槽24に注湯するモードである。ソーラ注湯モードは、貯湯タンク82から供給される湯を注湯部38に注湯し、浴槽24に供給するモードである。いずれのモードによって湯張りを行うかは、本実施形態においては、例えば、湯温センサ98により検出される貯湯タンク82内の湯の温度に基づいて人が決定する。
【0037】
人工給湯モードを説明する。
例えば、貯湯タンク82内の湯の温度が低く、浴槽24に供給するのに適さない場合には、人工給湯モードが実行され、貯湯タンク82内の湯が給湯用ガス加熱器32により加熱されて浴槽24に供給される。貯湯タンク82内の湯の温度は、例えば、季節,天候等に応じて太陽熱による水の加熱が不足すれば低く、あるいは湯の使用量に対して加熱が追い付かず、水道管28から供給される水が貯湯タンク82を通路として通過するに過ぎなくなる状態で低くなる。
【0038】
そのため、人はリモコン202を操作し、湯温を設定し、給湯量を指定するとともに、自動湯張り開始を指示する。この設定された湯温が第一給湯設定温度である。自動湯張り開始の指示により電磁開閉弁60が開かれて湯が貯湯タンク82から給湯路34を通って浴槽24に供給されるとともに、湯温センサ40により検出される湯の温度が先にリモコン202を用いて設定された第一給湯設定温度より低いのであれば、給湯用ガス加熱器32にガスが供給され、通路30を通る湯が加熱されて浴槽24に供給される。
【0039】
浴槽24に溜められた湯の圧力は、水圧センサ58により検出され、それにより浴槽24に溜められた湯のレベルあるいは給湯量が求められる。給湯量が設定されたとき、浴槽24に湯が残っていれば、水圧センサ58の検出値に基づいて残り湯量が得られ、給湯時に得られる水圧センサ58の検出値および残り湯量に基づいて供給湯量である給湯量が得られる。水圧センサ58およびコントローラ200が給湯開始時残り湯量検出装置を構成している。水圧センサ58はまた、それのみにより、あるいはコントローラ200と共に浴槽24に溜められた湯の溜湯量検出装置,溜湯レベル検出装置および給湯量検出装置を構成している。
【0040】
設定されたレベルの湯が溜められ、あるいは設定された量の湯が給湯されれば、給湯が停止される。電磁開閉弁60が閉じられて浴槽24への給湯が停止されるとともに、給湯用ガス加熱器32へのガスの供給が停止されるのである。本実施形態においては、水圧センサ58,リモコン202の給湯量を指定する部分,電磁開閉弁60,コントローラ200の水圧センサ58の検出値に基づいて、指定給湯量の湯が供給されたときに電磁開閉弁60を閉じる部分,給湯用ガス加熱器32へのガスの供給を停止させる部分等が給湯停止装置を構成している。
【0041】
ソーラ注湯モードを説明する。
湯温センサ98により検出される湯の温度が高く、給湯用ガス加熱器32により加熱しなくても浴槽24に供給するのに十分であれば、ソーラ注湯モードにより浴槽24に湯を張ることができ、人はタイマ166を操作して注湯時間を設定し、注湯量を指定する。タイマ166が操作されることにより電磁開閉弁160のソレノイドに電流が供給されて電磁開閉弁160が開かれ、混合弁104が浴槽24に連通させられる。なお、タイマ166による注湯時間の設定に加えて、注湯開始の指示に基づいて電磁開閉弁160が開かれ、ソーラ注湯が開始されるようにしてもよい。
【0042】
電磁開閉弁160が開かれれば、貯湯タンク82内の湯は通路130,混合弁104の貯湯タンク側ポート124,浴槽側ポート128,電磁開閉弁160,定流量弁162,逆止弁164を通って注湯部38に注湯され、浴槽24に供給される。注湯装置76により浴槽24に注湯される湯の温度は、人が混合弁104のダイヤル150を操作することにより調節され、設定される。温度設定操作は、ソーラ給湯の開始前に行ってもよく、ソーラ給湯中に行ってもよい。温度は、例えば、湯温センサ98により検出される貯湯タンク82内の湯の温度に応じて設定する。この設定温度が第二給湯設定温度であり、混合弁104の駆動部材142に膨張を生じさせる境界である前記設定温度とは別の温度である。貯湯タンク82の湯の温度が第二給湯設定温度より高い場合に、その湯に混合弁104において水が混合され、第二給湯設定温度の湯とされて浴槽24に注湯される。駆動部材142の熱膨張により、弁子140が移動させられて水道管側ポート126が開かれ、湯に水が混合され、湯温が下げられて浴槽24に供給されるのである。そして、タイマ166により設定された時間が経過し、注湯装置76による注湯量が設定された量に達すれば、電磁開閉弁160のソレノイドへの電流供給が断たれ、電磁開閉弁160が閉じられて注湯が自動で停止される。電磁開閉弁160は浴槽24への注湯を許容,遮断する装置であって、通路134により構成される注湯路を遮断する遮断装置を構成している。また、本実施形態においては、定流量弁162およびタイマ166が注湯停止装置102を構成しており、ソーラ給湯装置12は自動ソーラ給湯装置とされている。電磁開閉弁160も注湯停止装置102を構成していると考えてもよい。
【0043】
湯張りが人口給湯モードにより行われる場合であっても、ソーラ注湯モードにより行われる場合であっても、浴槽24内の湯の温度が低い場合には、追い焚き装置22によって追い焚きが行われる。リモコン202の操作により、追い焚きにより得る湯温(追い焚き設定温度)が設定されるとともに、追い焚き開始が指示される。それにより、ポンプモータ50によって循環ポンプ48が作動させられ、浴槽24から湯が汲み出され、追い焚き用ガス加熱器46にガスが供給されて湯を温め、温度を上昇させて浴槽24に戻す。湯温センサ56により検出される浴槽24の湯の温度が設定温度に達すれば、循環ポンプ48が停止させられるとともに、追い焚き用ガス加熱器46へのガスの供給が停止され、追い焚きが停止される。追い焚きが自動で停止されるのであり、本実施形態においては、追い焚き装置22は自動追い焚き装置とされている。
【0044】
追い焚き実行時には、電磁開閉弁60は閉じられており、浴槽24から汲み出された湯が貯湯タンク82側へ流出することがない。電磁開閉弁60が追い焚き時湯流出防止装置を構成している。また、通常、ソーラ給湯装置12側の水圧は高く、浴槽24側からソーラ給湯装置12側へ湯が逆流することはないが、万一、ソーラ給湯装置12側の水圧が低くなることがあっても、逆止弁164により湯の逆流が防止される。逆止弁164は逆流防止装置を構成している。なお、逆止弁164は省略してもよい。
【0045】
このように自動湯張り装置20の給湯路34と追い焚き装置22の追い焚き用循環路52との共通部に注湯部38を設け、その注湯部38にソーラ給湯装置12を接続し、ソーラ加熱器によって加熱された湯を共通部に注湯するようにすれば、ソーラ加熱により得られる湯を簡単に浴槽24に供給することができる。例えば、自動湯張り装置20および追い焚き装置22を備えた既存の湯制御装置に、ソーラ給湯装置12を追加する場合には、圧力調整弁96を経て供給される水を給湯用ガス加熱器32に導く通路30の一部を図1において符号A,Bの位置で切断すれば、その間の部分に二点鎖線で囲んで示すソーラ給湯装置12を取り付け、水道管28から貯湯タンク82を経て供給される水あるいは温度の低い湯は、ソーラ給湯装置12がない場合と同様に給湯用ガス加熱器32により加熱されるようにすることができるとともに、共通部の配管の一部を切除して代わりにT(T字形の管継手)を接続すれば、そのTにソーラ給湯装置12の通路134を構成する配管を接続することができ、簡単にソーラ給湯装置付き湯制御装置に改変することができる。Tが注湯部38を構成するのである。付加が容易なソーラ給湯装置12は逆に、取外しも簡単であり、例えば、ソーラ給湯装置12が不要になった場合、これを外し、元のように自動湯張り装置20および追い焚き装置22のみで使用することができる。また、自動湯張り装置20および追い焚き装置22とソーラ給湯装置12との一方が故障した場合、互いに支障を与えることなく、修理することができる。
【0046】
なお、上記実施形態においては、浴槽24以外の湯使用機器には、貯湯タンク82内の湯が給湯用ガス加熱器32により加熱されて供給されるようになっていたが、給湯用ガス加熱器32により加熱されることなく、供給され得るようにしてもよい。例えば、図3に示すソーラ給湯装置付き湯制御装置におけるように、通路30に、ガス加熱器32をバイパスし、貯湯タンク82と浴槽24以外の湯使用機器とを直接接続する通路220を設けるとともに、その通路220の貯湯タンク82側の接続部に切換装置の一種である手動三方弁222を設ける。
【0047】
手動三方弁222は人により操作され、貯湯タンク82を通路30の給湯用ガス加熱器32が設けられた部分に連通させる加熱位置と、貯湯タンク82を浴槽24以外の湯使用機器に直接連通させる非加熱位置とに切り換えられる。そして、例えば、湯温センサにより得られる貯湯タンク82内の湯の温度が高く、湯使用機器に供給するのに加熱が不要であれば、人は手動三方弁222を非加熱位置に切り換え、それにより貯湯タンク82から湯使用機器に直接湯が供給される。また、貯湯タンク82内の湯の温度が低く、加熱が必要であると判断すれば、人は手動三方弁222を加熱位置に切り換え、給湯用ガス加熱器32により加熱された湯が湯使用機器に供給される。通路220および手動三方弁222がない場合には、浴槽24以外の湯使用機器において湯の使用が開始される際、たとえ貯湯タンク82内の湯の温度は十分高くても、当初にガス加熱器32を流れるのは通路30内に滞留していた低温の湯であるため、必ずガス加熱機32が点火され無駄である。通路220および手動三方弁222を設ければ、この無駄を回避できるのである。
【0048】
なお、貯湯タンク82の給湯用ガス加熱器32側への連通と、湯使用機器側への連通との切換えが自動切換装置により自動で行われるようにしてもよい。例えば、手動三方弁222に替えて、電磁制御弁装置の一種である3ポート2位置の電磁方向切換弁を設け、湯温センサ98により検出される貯湯タンク82内の湯の温度と、湯が使用される湯使用機器の種類(浴槽24に給湯されるか、それ以外の湯使用機器に供給されるかであり、湯使用動作等に基づいて検出装置により検出される)とに基づいて、自動で切り換えが行われるようにするのである。
【0049】
また、混合弁104は、温度感応式駆動部材142の膨張を利用して弁子140が駆動され、貯湯タンク82から供給される湯に水が混合されるとともに、駆動部材142の位置の調節により、混合弁104から浴槽24に供給される湯の温度が調節される弁とされていたが、弁子が電動モータを駆動源とする駆動装置により移動させられ、浴槽側ポートと貯湯タンク側ポート,水道管側ポートとの連通状態が切り換えられるモータバルブを用いてもよい。電動モータとして、例えば、回転角度の正確な制御が可能なサーボモータが用いられる。サーボモータは自動湯張り装置20を制御するコントローラ200とは別のコントローラであって、ソーラ給湯装置12のコントローラにより制御される。また、モータバルブから浴槽24に供給される湯の温度を検出する湯温センサが設けられ、その検出信号がコントローラに供給される。
【0050】
モータバルブの弁子は、常には、浴槽側ポートを貯湯タンク側ポートに連通させる位置に位置させられている。そして、注湯時には、コントローラにおいて第二給湯設定温度と検出湯温とが比較され、検出湯温が第二給湯設定温度より高いのであればモータが起動されて弁子が移動させられる。それにより、浴槽側ポートが貯湯タンク側ポートおよび水道管側ポートに連通させられ、湯に水が混合され、温度が下げられて浴槽に注湯される。サーボモータは、検出湯温が第二給湯設定温度になるように弁子を移動させるべく制御され、設定された温度の湯が浴槽に注湯される。第二給湯設定温度は、人がコントローラに直接入力してもよく、リモコンを用いて設定してもよい。このリモコンは、自動湯張り装置20のリモコン202とは別に設けられる。リモコンを使用し、第二給湯設定温度を電気信号によってコントローラに入力させれば、例えば、所望の場所、例えば、浴室にいながら第二給湯設定温度の設定を行うようにすることができる。
【0051】
また、注湯停止装置は、前述のように積算流量計,リモコンおよびコントローラを含んで構成してもよい。その場合、定流量弁162に替えて積算流量計を設け、タイマ166を省略し、リモコンおよびコントローラを設ける。これらリモコンおよびコントローラはソーラ給湯装置12を構成し、自動湯張り装置20のコントローラ200およびリモコン202とは別に設けられる。積算流量計により検出される積算注湯量をコントローラに入力させ、リモコンにより注湯量を指定し、コントローラに電気信号を送る。注湯開始は、例えば、リモコンにより指示され、コントローラは注湯開始指示に基づいて電磁開閉弁160のソレノイドに電流を供給させ、電磁開閉弁160が開かれて注湯が開始される。コントローラは、積算流量計により検出された積算注湯量とリモコンにより入力された指定注湯量とを比較し、積算注湯量が指定注湯量に達すれば、電磁開閉弁160のソレノイドへの電流供給を遮断させ、電磁開閉弁160が閉じられて注湯が停止される。
この場合、混合弁として上記のバルブモータを用いれば、注湯量の指定,注湯開始,第二給湯設定温度の指定をすべてリモコンにより所望の場所、例えば、浴室において行うようにすることができる。注湯の中止,注湯量の変更等も所望の場所において行うことができる。
【0052】
さらに、上記実施形態において追い焚き装置は自動追い焚き装置とされ、追い焚きが自動で停止されるようにされていたが、追い焚きは手動で停止させてもよく、追い焚きの自動停止と手動停止とが選択的に行われるようにしてもよい。
【0053】
また、ソーラ給湯装置12はソーラ給湯が自動で停止される自動ソーラ給湯装置12とされていたが、手動で停止するようにしてもよい。例えば、電磁開閉弁およびタイマに替えて手動開閉弁を設け、手動開閉弁を開くことによりソーラ給湯を開始し、閉じることにより終了するようにするのである。
【0054】
さらに、上記各実施形態においてソーラ給湯装置は、太陽熱により熱媒体を温め、熱媒体と水との熱交換によって水が加熱される装置とされていたが、水が直接、太陽熱によって加熱される装置としてもよい。この種のソーラ給湯装置のソーラ加熱器は、太陽熱を収集する太陽熱収集器と、貯湯タンクと、それら太陽熱収集器および貯湯タンクを直列につなぐソーラ循環路において水を循環させ、太陽熱収集器により集熱される太陽熱により加熱して湯にする循環装置とを有し、注湯装置が貯湯タンクからの湯を注湯部に注湯するものとされる。例えば、貯湯タンクは太陽熱収集器より上方に設けられ、自然循環により、貯湯タンク内の水ないし温度の低い湯が太陽熱収集器に流入するとともに、太陽熱収集器において温められた水が貯湯タンクに戻されるようにされる。貯湯タンクが太陽熱収集器より上に設けられた構成およびソーラ循環路が循環装置としての自然循環装置を構成している。貯湯タンクの下部に水道管が接続されて水が供給され、貯湯タンクの上部に設けられた供給口から湯が流出させられ、湯使用機器に湯が供給される。あるいは貯湯タンクを太陽熱収集器より下方に設けるととともに、循環装置を循環ポンプを含む強制循環装置とし、貯湯タンク内の水ないし湯を強制的に循環させて太陽熱収集器において加熱させる。
【0055】
さらに、上記各実施形態において、自動湯張り装置の人工加熱器と追い焚き装置の昇温装置とが別々に設けられていたが、共用としてもよい。
【0056】
また、人工加熱器,昇温装置は電気により水を加熱する装置としてもよく、ガス等の燃料による加熱と電気による加熱とが選択的に行われる装置としてもよい。
【0057】
以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるソーラ給湯装置付き湯制御装置の回路図である。
【図2】上記ソーラ給湯装置付き湯制御装置の混合弁を示す正面図(一部断面)である。
【図3】本発明の別の実施形態であるソーラ給湯装置付き湯制御装置の要部を示す回路図である。
【符号の説明】
10:湯制御装置 12:ソーラ給湯装置 20:自動湯張り装置 222:追い焚き装置 24:浴槽 26:人工給湯装置 32:給湯用ガス加熱器 34:給湯路 38:注湯部 46:追い焚き用ガス加熱器 48:循環ポンプ 52:追い焚き循環路 68:ソーラ加熱器 70:太陽熱収集器 72:熱交換器 74:熱媒液循環装置 76:注湯装置 78:太陽熱利用装置 82:貯湯タンク 83:伝熱器 90:熱媒液循環ポンプ 100:水混合装置 102:注湯停止装置 104:混合弁 162:定流量弁 166:タイマ 200:コントローラ

Claims (7)

  1. (a)浴槽に、自動で、第一給湯設定温度の湯を指定給湯量供給する自動湯張り装置と、 (b)湯の温度を上昇させる昇温装置を有し、その昇温装置と前記浴槽との間で湯を循環させることにより、浴槽の湯の温度を上昇させる追い焚き装置との少なくとも一方を備えた湯制御装置と、
    (c)太陽熱により水を加熱して湯にするソーラ加熱器と、(d)そのソーラ加熱器により加熱された湯を前記湯制御装置の前記浴槽に接続された配管の一部である注湯部に注湯する注湯装置とを備えたソーラ給湯装置と
    を含むことを特徴とするソーラ給湯装置付き湯制御装置。
  2. 前記湯制御装置が前記自動湯張り装置を備え、その自動湯張り装置が、
    電気と燃料との少なくとも一方により水を加熱し、第一給湯設定温度の湯を供給する人工給湯装置と、
    その人工給湯装置から供給される湯を前記浴槽に導く給湯路と、
    前記浴槽の湯のレベルが設定レベルに達することと、浴槽への給湯量が設定量に達することとの少なくとも一方の条件が満たされた場合に、前記指定給湯量の湯が供給されたとして給湯を停止させる給湯停止装置と
    を有し、前記給湯路の一部が前記注湯部とされた請求項1に記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
  3. 前記湯制御装置が前記追い焚き装置を備え、その追い焚き装置が、
    電気と燃料との少なくとも一方により湯の温度を上昇させる前記昇温装置と前記浴槽とを経て形成された追い焚き循環路と、
    その追い焚き循環路に湯の循環を生じさせる循環生成装置と
    を有し、前記追い焚き循環路の一部が前記注湯部とされた請求項1または2に記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
  4. 前記注湯装置が、前記ソーラ加熱器の湯の温度が第二給湯設定温度より高い場合に、その湯に水を混合することにより、第二給湯設定温度の湯とする水混合装置を有する請求項1ないし3のいずれかに記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
  5. 前記注湯装置が、その注湯装置による注湯量が指定注湯量に達した場合に注湯を停止する注湯停止装置を有する請求項1ないし4のいずれかに記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
  6. 前記注湯停止装置が、
    前記注湯装置による注湯流量を一定流量に制御する流量制御装置と、
    前記注湯装置による注湯時間を設定可能なタイマと
    を含む請求項5に記載のソーラ給湯装置付き湯制御装置。
  7. (a)浴槽に、自動で、第一給湯設定温度の湯を指定給湯量供給する自動湯張り装置と、 (b)湯の温度を上昇させる昇温装置を有し、その昇温装置と前記浴槽との間で湯を循環させることにより、浴槽の湯の温度を上昇させる追い焚き装置との少なくとも一方を備えた既存の湯制御装置に、太陽熱により水を加熱して湯にするソーラ加熱器を備えたソーラ給湯装置を付加する方法であって、
    前記湯制御装置の前記浴槽に接続された配管の一部に注湯部を設け、その注湯部に前記ソーラ加熱器により加熱された湯を導くソーラ給湯路を接続することを特徴とするソーラ給湯装置付加方法。
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