JP2004340450A - 貯湯式給湯装置およびサーモスタット - Google Patents
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Abstract
【課題】低外気温時における貯湯式給湯装置の各機能部品、特に往復水路32・33の効率的な凍結防止時、および出湯・給湯時に貯湯槽9への冷水の回り込みを解消する。
【解決手段】経路切換手段8は、復水路33内の水温が、第1所定温度より高い時には第1温水循環経路23に切り替え、第2所定温度より低い時には第2温水循環経路24に切り換える。
これにより、熱源器6の出口より流出した循環水は貯湯槽9を迂回して熱源器6に戻されることより、機能部品の凍結防止制御を貯湯槽9内の温水を使用することなく行なうことができる。すなわち、低外気温時における貯湯式給湯装置の各機能部品、特に往復水路32・33の効率的な凍結防止を行なうことができる。また、出湯・給湯時に貯湯槽9内の差圧によって温水循環回路4中の冷水が貯湯槽9の上部に入り込むことがなくなり、貯湯槽9内の貯湯温度が下がることを防止できる。
【選択図】 図2
【解決手段】経路切換手段8は、復水路33内の水温が、第1所定温度より高い時には第1温水循環経路23に切り替え、第2所定温度より低い時には第2温水循環経路24に切り換える。
これにより、熱源器6の出口より流出した循環水は貯湯槽9を迂回して熱源器6に戻されることより、機能部品の凍結防止制御を貯湯槽9内の温水を使用することなく行なうことができる。すなわち、低外気温時における貯湯式給湯装置の各機能部品、特に往復水路32・33の効率的な凍結防止を行なうことができる。また、出湯・給湯時に貯湯槽9内の差圧によって温水循環回路4中の冷水が貯湯槽9の上部に入り込むことがなくなり、貯湯槽9内の貯湯温度が下がることを防止できる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱源器で生成された温水を貯留すると共に、所定の給湯箇所に給湯するための貯湯槽を備えた貯湯式給湯装置およびサーモスタットに関し、特に熱源器および貯湯槽を環状に接続する往復配管等の機能部品の凍結防止を行なう貯湯式給湯装置およびサーモスタットに関するものでる。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特許文献1に示されているように、熱源器にて生成された温水を貯湯槽に循環供給する温水循環回路中に、貯湯槽をバイパスするバイパス配管を接続した貯湯式電気温水器が知られている。この貯湯式電気温水器は、バイパス配管の開閉を、バイパス配管の途中に設置した開閉弁によって行なうようにしている。
【0003】
尚、温水循環回路は、貯湯槽内の温水を、第1接続管→往配管→熱源器→復配管→給湯管を経て貯湯槽に戻す温水循環経路である。そして、冬期等の低外気温時には、温水温度検知器の信号で給水ポンプ・電気ヒータ等の加熱源に通電し、開閉弁を開放して温水を循環させ、給水ポンプ・熱源器・往配管・バイパス配管・復配管の系内の温水を昇温させて、機能部品の凍結防止、つまり往配管や復配管等の配管凍結防止を行なっている。
【0004】
【特許文献1】
特許第3127622号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の貯湯式電気温水器においては、低外気温時に、バイパス配管に設けられた開閉弁を開放し、給水ポンプを運転して温水の循環を行った際にも、貯湯槽の上部への配管経路が遮断されないため、貯湯槽上部および給湯管への循環水の回り込みや、貯湯槽の下部より第1接続管を通じての温水(冷水)の吸い出しが懸念される。
【0006】
また、使用者が給水栓を開いて浴室の風呂または台所等の給湯箇所に出湯または給湯しようとすると、貯湯槽内の差圧によって温水循環回路中の冷えた温水(冷水)が回され、貯湯槽の上部へその冷水が入り込むことにより、貯湯槽内の温水温度が低下するという問題が生じる。
【0007】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、低外気温時における貯湯式給湯装置の各機能部品、特に往配管や復配管等の配管の効率的な凍結防止時、および出湯または給湯時に貯湯槽への冷水の回り込みを解消することのできる貯湯式給湯装置およびサーモスタットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項5に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、経路切換手段(8)は、熱源器(6)より流出する側の水路(33)内の水温が第1所定温度より高い時には第1温水循環経路(23)に切り替え、熱源器(6)より流出する側の水路(33)内の水温が第2所定温度より低い時には第2温水循環経路(24)に切り換えることを特徴とする。
【0009】
これにより、熱源器(6)の出口より流出した循環水は貯湯槽(9)を迂回して熱源器(6)に戻されることより、機能部品の凍結防止制御を行なうことができる。すなわち、低外気温時における貯湯式給湯装置の各機能部品、特に往水路(32)や復水路(33)等の配管の効率的な凍結防止を行なうことができる。
【0010】
また、出湯または給湯時に貯湯槽(9)内の差圧によって温水循環回路(4)中の冷水が貯湯槽(9)の上部に入り込むことがなくなるため、貯湯槽(9)内の貯湯温度が低くなることを防止できる。また、水−冷媒熱交換器6の運転開始時で沸き上げ温度が低い状態では、サーモスタット8は自動的に貯湯槽9を迂回する側に開いているため、貯湯槽9上部に低温の水が流入して、貯湯温度を下げてしまうことを防止でき、貯湯槽9内の貯湯温度低下を防止できる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、経路切換手段(8)は、水温を感知する感温部材(83e、83f、87)によって変位する弁体(83a、83b)を有し、この弁体(83a、83b)によって第1温水循環経路(23)と第2温水循環経路(24)とを切り換えるサーモスタット(8)であることを特徴とする。
【0012】
これにより、熱源器(6)より流出する側の水路(33)内の水温によって第1温水循環経路(23)と第2温水循環経路(24)とが自動的に切り換わることとなり、温水循環経路内の水温を検知する水温センサ等の水温検知手段や、経路切換手段を駆動するサーボモータ等の駆動手段や、水温検知手段の入力により水温を監視しつつ所定条件で駆動手段を動かして経路切換手段を制御する制御装置等の制御手段が不要となり、貯湯式給湯装置を簡素なものとしてコストを抑えることができる。また、これらの水温検知手段・駆動手段・制御手段の不具合による機能不良が起こらないため、信頼性の高い貯湯式給湯装置とすることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、感温部材(83e)としてサーモワックス(83e)を用いた事を特徴とする。また、請求項4に記載の発明によれば、感温部材(83f)として不活性ガス(83f)を用いた事を特徴とする。また、請求項5に記載の発明によれば、感温部材(87)としてバイメタル(87)を用いた事を特徴とする。これらにより、簡素な構造で確実な作動を行なうサーモスタット(8)とすることができる。尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置のシステム構成を示した模式図である。本実施形態のヒートポンプ式給湯装置は、本発明の貯湯式給湯装置に相当するもので、料金(ランニングコスト)の安い深夜電力(夜間電力)を使用して主に深夜に稼働される電気式給湯装置を構成するものである。
【0015】
そして、温水を加熱する熱源ユニットとしてのヒートポンプユニット1と、このヒートポンプユニット1によって加熱された温水(水道水等の利用水)を貯留する貯湯槽9を含む貯湯槽ユニット2と、ヒートポンプユニット1および貯湯槽ユニット2に組み込まれた各機器を電気的に制御して、浴室または台所への給湯温度と風呂の自動湯張り(差し湯)等を自動コントロールする電子制御ユニット(運転制御手段)10とを備えている。
【0016】
ヒートポンプユニット1は、冷媒として臨界温度の低い二酸化炭素(CO2)を使用するヒートポンプサイクル3、および貯湯槽9の下部から水を循環し、ヒートポンプサイクル3によって加熱後に貯湯槽9の上部に戻す温水循環回路(貯湯用温水循環回路)4と、温水循環回路4中に設置された給水ポンプ7とから構成されている。ヒートポンプサイクル3は、電動式のコンプレッサ5・水−冷媒熱交換器6・電気式膨張弁11・空気熱交換器12およびアキュームレータ13を順次冷媒配管によって接続して構成されている。
【0017】
コンプレッサ5は、内蔵する電動モータ(図示せず)によって回転駆動され、空気熱交換器12より吸引した冷媒を臨界圧力以上の高圧に圧縮して吐出する電動式の冷媒圧縮機である。このコンプレッサ5は、色々な運転条件下において規定の能力が出るよう、電子制御ユニット10により回転数が制御される。また、電気式膨張弁11は、水−冷媒熱交換器6から流出する高圧の冷媒を減圧する装置で、電子制御ユニット10によって弁開度が電気的に制御される。
【0018】
そして、空気熱交換器12は、電気式膨張弁11で減圧された冷媒を空気熱交換器用の送風ファン14によって送風される室外空気との熱交換によって蒸発気化させ、コンプレッサ5にガス冷媒を供給する。その送風ファン14は、空気熱交換器12の熱交換性能を確保するよう、電子制御ユニット10によって回転数が制御される。
【0019】
水−冷媒熱交換器6は、本発明の熱源器に相当するもので、コンプレッサ5の吐出口より吐出された高圧・高温の冷媒によって水を湯に昇温させる熱交換器である。水−冷媒熱交換器6中の冷媒側熱交換器21は、コンプレッサ5の吐出口より吐出された高圧のガス冷媒と温水とを熱交換する冷媒流路管により構成されている。そして、水−冷媒熱交換器6は、冷媒側熱交換器21の一端面に水側熱交換器22の他端面が熱交換可能に密着するように配置された二層構造となっている。
【0020】
その給湯用熱交換器22は、冷媒側熱交換器21の冷媒入口部から冷媒出口部に至る冷媒流路の全長で冷媒と温水との熱交換を行なうように構成されており、水側熱交換器22の出口部から給湯温度(65℃〜90℃程度)相当の温水を取り出した時に、規定の熱交換性能を出せるように構成されている。
【0021】
温水循環回路4は、水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器(熱源器)22・サーモスタット8・貯湯槽9および給水ポンプ7を順次貯湯用配管により接続して構成された温水循環回路で、貯湯槽9を迂回させて循環水を循環させる凍結防止制御時に使用する凍結防止用配管としてのバイパス配管35を備えている。
【0022】
そして、温水循環回路4には、水側熱交換器22の出口より流出した温水を、貯湯槽9を経て水側熱交換器22に循環させる第1温水循環経路23と、水側熱交換器22の出口より流出した循環水を、貯湯槽9を迂回して水側熱交換器22に循環させる第2温水循環経路24と、貯湯槽9の下部から水道水等の利用水を給水するための給水配管25と、貯湯槽9の上部から給湯箇所に所望の給湯温度の温水を給湯するための給湯配管26とが設けられている。
【0023】
給水ポンプ7は、後述するヒートポンプ給水配管31と水側熱交換器22の入口とを接続する往水路32の途中に設置されており、内蔵する電動モータ(図示せず)によって回転駆動されて、沸き上げ運転時に、水側熱交換器22内で加熱された温水を貯湯槽9に還流させるように作動するウォータポンプである。この給水ポンプ7は、水側熱交換器22の出口側水温が、色々な運転条件下において決定される、所定の沸き上げ目標温度となるように、電子制御ユニット10によって回転数が制御される。
【0024】
給湯配管26は、その途中に温度調整弁(図示せず)が設置されており、貯湯槽9内の温水を台所・洗面所や浴室等の給湯箇所へ給湯する給湯供給管である。その給湯配管26の下流端には、台所・洗面台等に設置された蛇口や水栓等の給水栓(図示せず)、あるいは浴室に設置された蛇口や水栓等の給水栓(図示せず)が接続されている。
【0025】
そして、温度調整弁は、給湯配管26の途中に設けられて、貯湯槽9内の高温の温水と、図示しない給水配管からの低温の水道水との混合比率を調整して所望の給湯温度の温水に調整するものである。この温度調整弁は、上記の混合比率を調整する弁体をモータ等のアクチュエータにより駆動するようになっており、温水の温度を検出する温度センサ(サーミスタ)の検出温度により弁体位置を自動調整して、温水の温度が目標温度(目標出湯温度)に維持されるように構成されている。
【0026】
第1温水循環経路23は、給水ポンプ7を運転し且つ水側熱交換器22への熱量供給を行なうことで貯湯槽9内に貯留する温水を所望の貯湯温度に昇温させる沸上げ運転時に、貯湯槽9内の水を、貯湯槽9の下部と第1分岐部28とを接続するヒートポンプ給水配管31→第1分岐部28と水側熱交換器22の入口とを接続する往水路(往復配管)32→水側熱交換器22→水側熱交換器22の出口と第2分岐部29とを接続する復水路(往復配管)33→分岐部29と貯湯槽9の上部とを接続する貯湯槽配管34→貯湯槽9の順に循環させる経路である。
【0027】
また、第2温水循環経路24は、沸き上げ運転の停止時で、且つ機能部品の凍結防止制御時に、水側熱交換器22内の循環水を、復水路33→第2分岐部29と第1分岐部28とを連通するバイパス配管35→第1分岐部28と水側熱交換器22の入口とを連通する往水路32→水側熱交換器22の順に循環させる経路である。
【0028】
次に、本発明の要部の構成について説明する。図2〜4は本発明の第1実施形態におけるサーモスタット8の構造を示す断面図であり、図2は流入水温が高い場合の作動状況、図3は流入水温が上がっていく、もしくは下がっていく途中の作動状況、図4は流入水温が低い場合の作動状況を示す。また、図5は本発明の第1実施形態における感温部82cの構造を示す断面図である。
【0029】
サーモスタット8は、本発明の経路切替手段に相当するもので、復水路33と貯湯槽配管34との間の第2分岐部29に設けられており、入口ポート84が復水路33に連通し、第1出口ポート85が貯湯槽配管34に連通し、第2出口ポート86がバイパス配管35に連通している。サーモスタット8の本体81の内部には、復水路33からの温水に晒されて、その温水の温度によって移動する弁本体82を内蔵し、その弁本体82の移動によって2つの出口ポート85・86への流通を選択的に開閉している。
【0030】
弁本体82の駆動は、図5に示すように、弁本体82に組み込まれた感温部82cの内部に充填された感温部材であるサーモワックス82eにて作動棒82dを押し出すことにより、反力にて弁本体82が移動する。これにより、弁本体82に付けられた弁体82a・82bも同時に移動して両出口ポート85・86への開口部の一方を開らいて他方を閉じる。更に、弁本体82を元の位置に押し戻すように、弁戻り用ばね83を有している。
【0031】
以上の構造により、図4の流入水温が低い状態(例えば凍結防止運転時)では、感温部82c内部に封入されたサーモワックス82eは収縮状態にあり、弁本体82は弁戻り用ばね83にて、第2出口ポート86側(バイパス配管35側)が開となるように押し込まれている。これにより、第1出口ポート85側(貯湯槽配管34側)は弁体82aにて閉じられ、循環水は全て第2出口ポート86側(バイパス配管35側)に流出し、貯湯槽9内に貯蔵された温水を使うことなく凍結防止運転が行われる。
【0032】
また、図3の流入水温が上昇していく途中の状態(例えばヒートポンプユニット1の運転開始直後)では、感温部82c内部に封入されたサーモワックス82eが膨張を始め、作動棒82dを押し出していく。これにより、弁本体82は弁戻り用ばね83を押し戻し、第2出口ポート86側(バイパス配管35側)を閉じる方向に移動を始める。この際、弁体82a・82bにて、2つの出口ポート85・86への分岐の両方が閉じられる状況が発生すると、サイクルが閉塞して機能不良となるため、図3に示すように、一定の間、両方の出口ポート85・86が開口している状態を設ける。
【0033】
また、図2の流入水温が高い状態(例えばヒートポンプユニット1の通常運転時)では、感温部82c内部に封入されたサーモワックス3eは膨張し、作動棒3dにより弁本体82は第2出口ポート86側(バイパス配管35側)を閉じるように移動する。これにより、第2出口ポート86側は弁体82bにて閉じられ、循環水は全て第1出口ポート85側(貯湯槽配管34側)に流出し、貯湯槽9の上部に沸き上げた高温水を貯蔵してゆく。
【0034】
以上のように、流入してくる水温のみにより、弁本体82の位置は決定され、凍結防止運転、および通常の沸き上げ運転両方の状態において、自動的に循環経路を選択的に切り換えることが可能となっている。
【0035】
貯湯槽9は、水側熱交換器22で生成された高温の温水を一時的に貯留する貯湯タンクである。この貯湯槽9の下部には、水道水等を給水するための給水配管25に接続する給水入口、および水側熱交換器22に循環水を循環供給するヒ一トボンプ給水用出口が設けられている。また、貯湯槽9の上部には、水側熱交換器22内で加熱された温水が流入する温水入口、および給湯配管26に接続する温水出口が設けられている。
【0036】
電子制御ユニット10は、CPU・ROM・RAM・I/Oポートの機能を有し、それ自体は周知の構造を持つマイクロコンピュータを内蔵している。尚、ヒートボンプユニット1の水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22に設置された循環水温度センサ(温度検出手段)41、室外(例えば空気熱交換器12の空気流れ方向の上流側)に設置された外気温度センサ(温度検出手段)42等の各種センサからのセンサ信号は、図示しない入力回路によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
【0037】
そして、電子制御ユニット10は、浴室の壁面および台所の壁面にそれぞれ設置された図示しない浴室リモートコントローラ(以下、浴室リモコンと呼ぶ)および図示しない台所リモートコントローラ(以下、台所リモコンと呼ぶ)や、循環水温度センサ41、外気温度センサ42等の各種センサからの信号に基づいて、ヒートポンプユニット1に装着されたコンプレッサ5、給水ポンプ7、電気式膨張弁11およびファン14を制御する。
【0038】
ここで、浴室リモコンおよび台所リモコンには、少なくとも沸き上げ運転の開始および停止の条件を設定する沸上げ運転制御スイッチ(図示せず)、浴室内の風呂または台所や洗面所へ給湯する給湯温度を希望の温度に設定する給湯温度設定スイッチ(図示せず)、貯湯槽9内に貯湯する給湯温度を希望の温度に設定する貯湯温度設定スイッチ(図示せず)、給湯温度や貯湯温度等を表示する表示装置(図示せず)等が設けられている。
【0039】
次に、本実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作用を簡単に説明する。浴室の壁面または台所の壁面にそれぞれ設置された浴室リモコンまたは台所リモコンで設定された条件により、沸き上げ運転の開始が指示されると、ヒートポンプユニット1側では、電子制御ユニット10の制御信号を受けてコンプレッサ5・電気式膨張弁11・給水ポンプ7および送風ファン14の運転が開始される。
【0040】
すると、コンプレッサ5の作動によってヒートポンプサイクル3中を冷媒が循環する。コンプレッサ5により120℃程度まで加熱・圧縮された冷媒は、水−冷媒熱交換器6中の冷媒側熱交換器21内に流入し、水側熱交換器22内を還流する温水と熱交換した後に、電気式膨張弁11にて膨張して低圧・低温となり、空気熱交換器12にて大気より吸熱を行ないながら蒸発し、コンプレッサ5へ戻る。
【0041】
この時、温水循環回路4においては、貯湯槽9の下部の温水が給水ポンプ7の作動により、水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22内に流入し、高圧・高温の冷媒との熱交換によって65〜90℃程度に昇温される。そして、水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22で生成された高温の温水は、復水路33、貯湯槽配管34を通じて貯湯槽9の上部に還流され貯湯される。
【0042】
一方、機能部品の凍結防止制御、つまり往水路32や復水路33等の配管凍結防止制御は、循環水温度センサ41または外気温度センサ42で検出される循環水温度または外気温度が予め定められた所定値(例えば3〜4℃)以下となると開始される。この時、サーモスタット8は、温水循環回路4は復水路33→バイパス配管35の第2温水循環経路24のままであり給水ポンプ7の運転によって循環水が貯湯槽9の上部へ回り込むことを防止している。
【0043】
先ず、循環水温度センサ41または外気温度センサ42で検出される循環水温度または外気温度が予め定められた所定値(例えば3〜4℃)以下となった時点で、電子制御ユニット10の制御信号にて給水ポンプ7は運転を開始する。これにより、往水路32内の循環水は、水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22→復水路33→バイパス配管35→往水路32を循環する。
【0044】
ここで、給水ポンプ7の運転を開始してからコンプレッサ5の運転(水一冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22への熱量供給)を開始するまでの所定時間(例えば2〜5分間程度)の問は、循環水温度センサ41により循環水の温度検出のみを行ない、所定時間が経過したところで、循環水温度が所定温度(例えば1〜2℃)以下であったら、電子制御ユニット10はコンプレッサ5、電気式髪張弁11へ制御信号を送り、コンプレッサ5の運転が開始されて水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22へ熱量の供給が開始される。
【0045】
この時、水−冷媒熱交換器6では高圧・高温の冷媒と循環水との熱交換が行われ循環水温度は20〜60℃程度まで昇温して第2温水循環経路24を循環水が循環することで、低外気温下でも機能部品の凍結防止、つまり往水路32や復水路33等の配管凍結防止が可能となる。循環水温度センサ41で検出される循環水温度が所定温度(例えば4℃)以上になるか、あるいは所定時間(例えば2〜5分問程度)を経過したところで電子制御ユニット10はコンプレッサ5、電気式膨張弁11ヘ制御信号を送り、ヒートポンプサイクル3の運転(水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22への熱量供給)は停止する。
【0046】
一方、給水ポンプ7の運転も、所定時間(例えば3O分問程度)を経過したところで電子制御ユニット10より制御信号が送られて停止する。この後、所定時間(例えば30分問程度)の間は、電気代等の経済性を向上させるために給水ポンプ7は稼働しないものとする。そして、循環水温度センサ41または外気温度センサ42で検出される循環水温度または外気温度が所定値(例えば4℃)以上となったら、凍結防止制御は終了する。
【0047】
次に、本実施形態での特徴について述べる。まず、経路切換手段8は、水−冷媒熱交換器6より流出する側の水路33内の水温が第1所定温度より高い時には第1温水循環経路23に切り替え、水−冷媒熱交換器6より流出する側の水路33内の水温が第2所定温度より低い時には第2温水循環経路24に切り換えるようにしている。
【0048】
これにより、水−冷媒熱交換器6の出口より流出した循環水は貯湯槽9を迂回して水−冷媒熱交換器6に戻されることより、沸き上げ運転の停止中に機能部品の凍結防止制御を行なうことができる。すなわち、低外気温時における貯湯式給湯装置の各機能部品、特に往水路32や復水路33等の配管の効率的な凍結防止を、貯湯槽9内の温水を使用することなく行なうことができる。また、出湯または給湯時に貯湯槽9内の差圧によって温水循環回路中の冷水が貯湯槽9の上部に入り込むことがなくなるため、貯湯槽9内の貯湯温度が低くなることを防止できる。また、水−冷媒熱交換器6の運転開始時で沸き上げ温度が低い状態では、サーモスタット8は自動的に貯湯槽9を迂回する側に開いているため、貯湯槽9上部に低温の水が流入して、貯湯温度を下げてしまうことを防止でき、貯湯槽9内の貯湯温度低下を防止できる。
【0049】
また、経路切換手段8は、水温を感知する感温部材83e、83f、87によって変位する弁体83a・83bを有し、この弁体83a・83bによって第1温水循環経路23と第2温水循環経路24とを切り換えるサーモスタット8である。
【0050】
これにより、水−冷媒熱交換器6より流出する側の水路33内の水温によって第1温水循環経路23と第2温水循環経路24とが自動的に切り換わることとなり、温水循環経路内の水温を検知する水温センサ等の水温検知手段や、経路切換手段を駆動するサーボモータ等の駆動手段や、水温検知手段の入力により水温を監視しつつ所定条件で駆動手段を動かして経路切換手段を制御する制御装置等の制御手段が不要となり、貯湯式給湯装置を簡素なものとしてコストを抑えることができる。
【0051】
また、これらの水温検知手段・駆動手段・制御手段の不具合による機能不良が起こらないため、信頼性の高い貯湯式給湯装置とすることができる。また、感温部材83eとしてサーモワックス83eを用いている。これにより、簡素な構造で確実な作動を行なうサーモスタット8とすることができる。
【0052】
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態における感温部82cの構造を示す断面図である。上述の第1実施形態に対し、感温部82c内の感温部材82fを不活性ガス82fとし、内部圧力によりピストン82gを押し出すことで、作動棒3dを駆動し、弁戻り用ばね83とのバランスにて弁本体82の位置を決定するようにしたものである。これによっても、簡素な構造で確実な作動を行なうサーモスタット8とすることができる。
【0053】
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態におけるサーモスタット8の構造を示す断面図であり、流入水温が低い場合の作動状況を示す。前述の第1実施形態に対し、弁本体82の駆動方法を、感温部材であるバイメタル87の反転動作により行なうものである。これによっても、簡素な構造で確実な作動を行なうサーモスタット8とすることができる。また、バイメタル87の反転変形温度を調整することで、弁本体82による貯湯槽配管34側とバイパス配管35側との切り換えを、任意の温度にて瞬間的に循環経路の切り換えを行なうことが可能である。
【0054】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、
上述の実施形態では、熱源ユニットとして臨界温度の低い二酸化炭素(CO2)を冷媒とするヒートポンプサイクル3を使用しているが、熱源ユニットとしてR22を冷媒とするヒ一トポンプサイクルを使用しても良く、また、熱源器としてガスバーナ・石油バーナ・電気ヒータ等の熱源器を使用しても良い。また、上述の実施形態では感温部82c内の作動流体を、サーモワックス82eや不活性ガス82fとしたが、温度に対する圧力および体積変化が十分大きければ、液体、もしくは2相流体であっても良い。
【0055】
また、図2〜4に示す実施例では、弁戻り用ばね83によって押さえつけられる方の弁体82aを面シール構造とし、サーモワックス82eによる作動棒の動きのバラツキを吸収するために、弁体82bを円筒シール構造としているが、これらの弁構造に限定するものではなく、弁体82aを円筒シール構造、もしくはそれ以外のシール構造としたり、弁体82bを面シール構造としたりしてもよい。その他弁体の構造は、上述の実施形態で説明しているように流路を選択的に切り換え可能とするものであれば、上述の構造によらないものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置のシステム構成を示した模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるサーモスタットの構造を示す断面図であり、流入水温が高い場合の作動状況を示す。
【図3】本発明の第1実施形態におけるサーモスタットの構造を示す断面図であり、流入水温が上がって行く途中の作動状況を示す。
【図4】本発明の第1実施形態におけるサーモスタットの構造を示す断面図であり、流入水温が低い場合の作動状況を示す。
【図5】本発明の第1実施形態における感温部の構造を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態における感温部の構造を示す断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態におけるサーモスタットの構造を示す断面図であり、流入水温が低い場合の作動状況を示す。
【符号の説明】
6 水−冷媒熱交換器(熱源器)
7 給水ポンプ
8 サーモスタット(経路切換手段)
9 貯湯槽
10 電子制御ユニット(運転制御手段)
23 第1温水循環経路
24 第2温水循環経路
33 復水路(熱源器より流出する側の水路)
41 循環水温度センサ(温度検出手段)
42 外気温度センサ(温度検出手段)
82a 第1の弁(弁体)
82b 第2の弁(弁体)
82e サーモワックス(感温部材)
82f 不活性ガス(感温部材)
87 バイメタル(感温部材)
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱源器で生成された温水を貯留すると共に、所定の給湯箇所に給湯するための貯湯槽を備えた貯湯式給湯装置およびサーモスタットに関し、特に熱源器および貯湯槽を環状に接続する往復配管等の機能部品の凍結防止を行なう貯湯式給湯装置およびサーモスタットに関するものでる。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特許文献1に示されているように、熱源器にて生成された温水を貯湯槽に循環供給する温水循環回路中に、貯湯槽をバイパスするバイパス配管を接続した貯湯式電気温水器が知られている。この貯湯式電気温水器は、バイパス配管の開閉を、バイパス配管の途中に設置した開閉弁によって行なうようにしている。
【0003】
尚、温水循環回路は、貯湯槽内の温水を、第1接続管→往配管→熱源器→復配管→給湯管を経て貯湯槽に戻す温水循環経路である。そして、冬期等の低外気温時には、温水温度検知器の信号で給水ポンプ・電気ヒータ等の加熱源に通電し、開閉弁を開放して温水を循環させ、給水ポンプ・熱源器・往配管・バイパス配管・復配管の系内の温水を昇温させて、機能部品の凍結防止、つまり往配管や復配管等の配管凍結防止を行なっている。
【0004】
【特許文献1】
特許第3127622号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の貯湯式電気温水器においては、低外気温時に、バイパス配管に設けられた開閉弁を開放し、給水ポンプを運転して温水の循環を行った際にも、貯湯槽の上部への配管経路が遮断されないため、貯湯槽上部および給湯管への循環水の回り込みや、貯湯槽の下部より第1接続管を通じての温水(冷水)の吸い出しが懸念される。
【0006】
また、使用者が給水栓を開いて浴室の風呂または台所等の給湯箇所に出湯または給湯しようとすると、貯湯槽内の差圧によって温水循環回路中の冷えた温水(冷水)が回され、貯湯槽の上部へその冷水が入り込むことにより、貯湯槽内の温水温度が低下するという問題が生じる。
【0007】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、低外気温時における貯湯式給湯装置の各機能部品、特に往配管や復配管等の配管の効率的な凍結防止時、および出湯または給湯時に貯湯槽への冷水の回り込みを解消することのできる貯湯式給湯装置およびサーモスタットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項5に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、経路切換手段(8)は、熱源器(6)より流出する側の水路(33)内の水温が第1所定温度より高い時には第1温水循環経路(23)に切り替え、熱源器(6)より流出する側の水路(33)内の水温が第2所定温度より低い時には第2温水循環経路(24)に切り換えることを特徴とする。
【0009】
これにより、熱源器(6)の出口より流出した循環水は貯湯槽(9)を迂回して熱源器(6)に戻されることより、機能部品の凍結防止制御を行なうことができる。すなわち、低外気温時における貯湯式給湯装置の各機能部品、特に往水路(32)や復水路(33)等の配管の効率的な凍結防止を行なうことができる。
【0010】
また、出湯または給湯時に貯湯槽(9)内の差圧によって温水循環回路(4)中の冷水が貯湯槽(9)の上部に入り込むことがなくなるため、貯湯槽(9)内の貯湯温度が低くなることを防止できる。また、水−冷媒熱交換器6の運転開始時で沸き上げ温度が低い状態では、サーモスタット8は自動的に貯湯槽9を迂回する側に開いているため、貯湯槽9上部に低温の水が流入して、貯湯温度を下げてしまうことを防止でき、貯湯槽9内の貯湯温度低下を防止できる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、経路切換手段(8)は、水温を感知する感温部材(83e、83f、87)によって変位する弁体(83a、83b)を有し、この弁体(83a、83b)によって第1温水循環経路(23)と第2温水循環経路(24)とを切り換えるサーモスタット(8)であることを特徴とする。
【0012】
これにより、熱源器(6)より流出する側の水路(33)内の水温によって第1温水循環経路(23)と第2温水循環経路(24)とが自動的に切り換わることとなり、温水循環経路内の水温を検知する水温センサ等の水温検知手段や、経路切換手段を駆動するサーボモータ等の駆動手段や、水温検知手段の入力により水温を監視しつつ所定条件で駆動手段を動かして経路切換手段を制御する制御装置等の制御手段が不要となり、貯湯式給湯装置を簡素なものとしてコストを抑えることができる。また、これらの水温検知手段・駆動手段・制御手段の不具合による機能不良が起こらないため、信頼性の高い貯湯式給湯装置とすることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、感温部材(83e)としてサーモワックス(83e)を用いた事を特徴とする。また、請求項4に記載の発明によれば、感温部材(83f)として不活性ガス(83f)を用いた事を特徴とする。また、請求項5に記載の発明によれば、感温部材(87)としてバイメタル(87)を用いた事を特徴とする。これらにより、簡素な構造で確実な作動を行なうサーモスタット(8)とすることができる。尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置のシステム構成を示した模式図である。本実施形態のヒートポンプ式給湯装置は、本発明の貯湯式給湯装置に相当するもので、料金(ランニングコスト)の安い深夜電力(夜間電力)を使用して主に深夜に稼働される電気式給湯装置を構成するものである。
【0015】
そして、温水を加熱する熱源ユニットとしてのヒートポンプユニット1と、このヒートポンプユニット1によって加熱された温水(水道水等の利用水)を貯留する貯湯槽9を含む貯湯槽ユニット2と、ヒートポンプユニット1および貯湯槽ユニット2に組み込まれた各機器を電気的に制御して、浴室または台所への給湯温度と風呂の自動湯張り(差し湯)等を自動コントロールする電子制御ユニット(運転制御手段)10とを備えている。
【0016】
ヒートポンプユニット1は、冷媒として臨界温度の低い二酸化炭素(CO2)を使用するヒートポンプサイクル3、および貯湯槽9の下部から水を循環し、ヒートポンプサイクル3によって加熱後に貯湯槽9の上部に戻す温水循環回路(貯湯用温水循環回路)4と、温水循環回路4中に設置された給水ポンプ7とから構成されている。ヒートポンプサイクル3は、電動式のコンプレッサ5・水−冷媒熱交換器6・電気式膨張弁11・空気熱交換器12およびアキュームレータ13を順次冷媒配管によって接続して構成されている。
【0017】
コンプレッサ5は、内蔵する電動モータ(図示せず)によって回転駆動され、空気熱交換器12より吸引した冷媒を臨界圧力以上の高圧に圧縮して吐出する電動式の冷媒圧縮機である。このコンプレッサ5は、色々な運転条件下において規定の能力が出るよう、電子制御ユニット10により回転数が制御される。また、電気式膨張弁11は、水−冷媒熱交換器6から流出する高圧の冷媒を減圧する装置で、電子制御ユニット10によって弁開度が電気的に制御される。
【0018】
そして、空気熱交換器12は、電気式膨張弁11で減圧された冷媒を空気熱交換器用の送風ファン14によって送風される室外空気との熱交換によって蒸発気化させ、コンプレッサ5にガス冷媒を供給する。その送風ファン14は、空気熱交換器12の熱交換性能を確保するよう、電子制御ユニット10によって回転数が制御される。
【0019】
水−冷媒熱交換器6は、本発明の熱源器に相当するもので、コンプレッサ5の吐出口より吐出された高圧・高温の冷媒によって水を湯に昇温させる熱交換器である。水−冷媒熱交換器6中の冷媒側熱交換器21は、コンプレッサ5の吐出口より吐出された高圧のガス冷媒と温水とを熱交換する冷媒流路管により構成されている。そして、水−冷媒熱交換器6は、冷媒側熱交換器21の一端面に水側熱交換器22の他端面が熱交換可能に密着するように配置された二層構造となっている。
【0020】
その給湯用熱交換器22は、冷媒側熱交換器21の冷媒入口部から冷媒出口部に至る冷媒流路の全長で冷媒と温水との熱交換を行なうように構成されており、水側熱交換器22の出口部から給湯温度(65℃〜90℃程度)相当の温水を取り出した時に、規定の熱交換性能を出せるように構成されている。
【0021】
温水循環回路4は、水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器(熱源器)22・サーモスタット8・貯湯槽9および給水ポンプ7を順次貯湯用配管により接続して構成された温水循環回路で、貯湯槽9を迂回させて循環水を循環させる凍結防止制御時に使用する凍結防止用配管としてのバイパス配管35を備えている。
【0022】
そして、温水循環回路4には、水側熱交換器22の出口より流出した温水を、貯湯槽9を経て水側熱交換器22に循環させる第1温水循環経路23と、水側熱交換器22の出口より流出した循環水を、貯湯槽9を迂回して水側熱交換器22に循環させる第2温水循環経路24と、貯湯槽9の下部から水道水等の利用水を給水するための給水配管25と、貯湯槽9の上部から給湯箇所に所望の給湯温度の温水を給湯するための給湯配管26とが設けられている。
【0023】
給水ポンプ7は、後述するヒートポンプ給水配管31と水側熱交換器22の入口とを接続する往水路32の途中に設置されており、内蔵する電動モータ(図示せず)によって回転駆動されて、沸き上げ運転時に、水側熱交換器22内で加熱された温水を貯湯槽9に還流させるように作動するウォータポンプである。この給水ポンプ7は、水側熱交換器22の出口側水温が、色々な運転条件下において決定される、所定の沸き上げ目標温度となるように、電子制御ユニット10によって回転数が制御される。
【0024】
給湯配管26は、その途中に温度調整弁(図示せず)が設置されており、貯湯槽9内の温水を台所・洗面所や浴室等の給湯箇所へ給湯する給湯供給管である。その給湯配管26の下流端には、台所・洗面台等に設置された蛇口や水栓等の給水栓(図示せず)、あるいは浴室に設置された蛇口や水栓等の給水栓(図示せず)が接続されている。
【0025】
そして、温度調整弁は、給湯配管26の途中に設けられて、貯湯槽9内の高温の温水と、図示しない給水配管からの低温の水道水との混合比率を調整して所望の給湯温度の温水に調整するものである。この温度調整弁は、上記の混合比率を調整する弁体をモータ等のアクチュエータにより駆動するようになっており、温水の温度を検出する温度センサ(サーミスタ)の検出温度により弁体位置を自動調整して、温水の温度が目標温度(目標出湯温度)に維持されるように構成されている。
【0026】
第1温水循環経路23は、給水ポンプ7を運転し且つ水側熱交換器22への熱量供給を行なうことで貯湯槽9内に貯留する温水を所望の貯湯温度に昇温させる沸上げ運転時に、貯湯槽9内の水を、貯湯槽9の下部と第1分岐部28とを接続するヒートポンプ給水配管31→第1分岐部28と水側熱交換器22の入口とを接続する往水路(往復配管)32→水側熱交換器22→水側熱交換器22の出口と第2分岐部29とを接続する復水路(往復配管)33→分岐部29と貯湯槽9の上部とを接続する貯湯槽配管34→貯湯槽9の順に循環させる経路である。
【0027】
また、第2温水循環経路24は、沸き上げ運転の停止時で、且つ機能部品の凍結防止制御時に、水側熱交換器22内の循環水を、復水路33→第2分岐部29と第1分岐部28とを連通するバイパス配管35→第1分岐部28と水側熱交換器22の入口とを連通する往水路32→水側熱交換器22の順に循環させる経路である。
【0028】
次に、本発明の要部の構成について説明する。図2〜4は本発明の第1実施形態におけるサーモスタット8の構造を示す断面図であり、図2は流入水温が高い場合の作動状況、図3は流入水温が上がっていく、もしくは下がっていく途中の作動状況、図4は流入水温が低い場合の作動状況を示す。また、図5は本発明の第1実施形態における感温部82cの構造を示す断面図である。
【0029】
サーモスタット8は、本発明の経路切替手段に相当するもので、復水路33と貯湯槽配管34との間の第2分岐部29に設けられており、入口ポート84が復水路33に連通し、第1出口ポート85が貯湯槽配管34に連通し、第2出口ポート86がバイパス配管35に連通している。サーモスタット8の本体81の内部には、復水路33からの温水に晒されて、その温水の温度によって移動する弁本体82を内蔵し、その弁本体82の移動によって2つの出口ポート85・86への流通を選択的に開閉している。
【0030】
弁本体82の駆動は、図5に示すように、弁本体82に組み込まれた感温部82cの内部に充填された感温部材であるサーモワックス82eにて作動棒82dを押し出すことにより、反力にて弁本体82が移動する。これにより、弁本体82に付けられた弁体82a・82bも同時に移動して両出口ポート85・86への開口部の一方を開らいて他方を閉じる。更に、弁本体82を元の位置に押し戻すように、弁戻り用ばね83を有している。
【0031】
以上の構造により、図4の流入水温が低い状態(例えば凍結防止運転時)では、感温部82c内部に封入されたサーモワックス82eは収縮状態にあり、弁本体82は弁戻り用ばね83にて、第2出口ポート86側(バイパス配管35側)が開となるように押し込まれている。これにより、第1出口ポート85側(貯湯槽配管34側)は弁体82aにて閉じられ、循環水は全て第2出口ポート86側(バイパス配管35側)に流出し、貯湯槽9内に貯蔵された温水を使うことなく凍結防止運転が行われる。
【0032】
また、図3の流入水温が上昇していく途中の状態(例えばヒートポンプユニット1の運転開始直後)では、感温部82c内部に封入されたサーモワックス82eが膨張を始め、作動棒82dを押し出していく。これにより、弁本体82は弁戻り用ばね83を押し戻し、第2出口ポート86側(バイパス配管35側)を閉じる方向に移動を始める。この際、弁体82a・82bにて、2つの出口ポート85・86への分岐の両方が閉じられる状況が発生すると、サイクルが閉塞して機能不良となるため、図3に示すように、一定の間、両方の出口ポート85・86が開口している状態を設ける。
【0033】
また、図2の流入水温が高い状態(例えばヒートポンプユニット1の通常運転時)では、感温部82c内部に封入されたサーモワックス3eは膨張し、作動棒3dにより弁本体82は第2出口ポート86側(バイパス配管35側)を閉じるように移動する。これにより、第2出口ポート86側は弁体82bにて閉じられ、循環水は全て第1出口ポート85側(貯湯槽配管34側)に流出し、貯湯槽9の上部に沸き上げた高温水を貯蔵してゆく。
【0034】
以上のように、流入してくる水温のみにより、弁本体82の位置は決定され、凍結防止運転、および通常の沸き上げ運転両方の状態において、自動的に循環経路を選択的に切り換えることが可能となっている。
【0035】
貯湯槽9は、水側熱交換器22で生成された高温の温水を一時的に貯留する貯湯タンクである。この貯湯槽9の下部には、水道水等を給水するための給水配管25に接続する給水入口、および水側熱交換器22に循環水を循環供給するヒ一トボンプ給水用出口が設けられている。また、貯湯槽9の上部には、水側熱交換器22内で加熱された温水が流入する温水入口、および給湯配管26に接続する温水出口が設けられている。
【0036】
電子制御ユニット10は、CPU・ROM・RAM・I/Oポートの機能を有し、それ自体は周知の構造を持つマイクロコンピュータを内蔵している。尚、ヒートボンプユニット1の水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22に設置された循環水温度センサ(温度検出手段)41、室外(例えば空気熱交換器12の空気流れ方向の上流側)に設置された外気温度センサ(温度検出手段)42等の各種センサからのセンサ信号は、図示しない入力回路によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
【0037】
そして、電子制御ユニット10は、浴室の壁面および台所の壁面にそれぞれ設置された図示しない浴室リモートコントローラ(以下、浴室リモコンと呼ぶ)および図示しない台所リモートコントローラ(以下、台所リモコンと呼ぶ)や、循環水温度センサ41、外気温度センサ42等の各種センサからの信号に基づいて、ヒートポンプユニット1に装着されたコンプレッサ5、給水ポンプ7、電気式膨張弁11およびファン14を制御する。
【0038】
ここで、浴室リモコンおよび台所リモコンには、少なくとも沸き上げ運転の開始および停止の条件を設定する沸上げ運転制御スイッチ(図示せず)、浴室内の風呂または台所や洗面所へ給湯する給湯温度を希望の温度に設定する給湯温度設定スイッチ(図示せず)、貯湯槽9内に貯湯する給湯温度を希望の温度に設定する貯湯温度設定スイッチ(図示せず)、給湯温度や貯湯温度等を表示する表示装置(図示せず)等が設けられている。
【0039】
次に、本実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作用を簡単に説明する。浴室の壁面または台所の壁面にそれぞれ設置された浴室リモコンまたは台所リモコンで設定された条件により、沸き上げ運転の開始が指示されると、ヒートポンプユニット1側では、電子制御ユニット10の制御信号を受けてコンプレッサ5・電気式膨張弁11・給水ポンプ7および送風ファン14の運転が開始される。
【0040】
すると、コンプレッサ5の作動によってヒートポンプサイクル3中を冷媒が循環する。コンプレッサ5により120℃程度まで加熱・圧縮された冷媒は、水−冷媒熱交換器6中の冷媒側熱交換器21内に流入し、水側熱交換器22内を還流する温水と熱交換した後に、電気式膨張弁11にて膨張して低圧・低温となり、空気熱交換器12にて大気より吸熱を行ないながら蒸発し、コンプレッサ5へ戻る。
【0041】
この時、温水循環回路4においては、貯湯槽9の下部の温水が給水ポンプ7の作動により、水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22内に流入し、高圧・高温の冷媒との熱交換によって65〜90℃程度に昇温される。そして、水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22で生成された高温の温水は、復水路33、貯湯槽配管34を通じて貯湯槽9の上部に還流され貯湯される。
【0042】
一方、機能部品の凍結防止制御、つまり往水路32や復水路33等の配管凍結防止制御は、循環水温度センサ41または外気温度センサ42で検出される循環水温度または外気温度が予め定められた所定値(例えば3〜4℃)以下となると開始される。この時、サーモスタット8は、温水循環回路4は復水路33→バイパス配管35の第2温水循環経路24のままであり給水ポンプ7の運転によって循環水が貯湯槽9の上部へ回り込むことを防止している。
【0043】
先ず、循環水温度センサ41または外気温度センサ42で検出される循環水温度または外気温度が予め定められた所定値(例えば3〜4℃)以下となった時点で、電子制御ユニット10の制御信号にて給水ポンプ7は運転を開始する。これにより、往水路32内の循環水は、水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22→復水路33→バイパス配管35→往水路32を循環する。
【0044】
ここで、給水ポンプ7の運転を開始してからコンプレッサ5の運転(水一冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22への熱量供給)を開始するまでの所定時間(例えば2〜5分間程度)の問は、循環水温度センサ41により循環水の温度検出のみを行ない、所定時間が経過したところで、循環水温度が所定温度(例えば1〜2℃)以下であったら、電子制御ユニット10はコンプレッサ5、電気式髪張弁11へ制御信号を送り、コンプレッサ5の運転が開始されて水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22へ熱量の供給が開始される。
【0045】
この時、水−冷媒熱交換器6では高圧・高温の冷媒と循環水との熱交換が行われ循環水温度は20〜60℃程度まで昇温して第2温水循環経路24を循環水が循環することで、低外気温下でも機能部品の凍結防止、つまり往水路32や復水路33等の配管凍結防止が可能となる。循環水温度センサ41で検出される循環水温度が所定温度(例えば4℃)以上になるか、あるいは所定時間(例えば2〜5分問程度)を経過したところで電子制御ユニット10はコンプレッサ5、電気式膨張弁11ヘ制御信号を送り、ヒートポンプサイクル3の運転(水−冷媒熱交換器6中の水側熱交換器22への熱量供給)は停止する。
【0046】
一方、給水ポンプ7の運転も、所定時間(例えば3O分問程度)を経過したところで電子制御ユニット10より制御信号が送られて停止する。この後、所定時間(例えば30分問程度)の間は、電気代等の経済性を向上させるために給水ポンプ7は稼働しないものとする。そして、循環水温度センサ41または外気温度センサ42で検出される循環水温度または外気温度が所定値(例えば4℃)以上となったら、凍結防止制御は終了する。
【0047】
次に、本実施形態での特徴について述べる。まず、経路切換手段8は、水−冷媒熱交換器6より流出する側の水路33内の水温が第1所定温度より高い時には第1温水循環経路23に切り替え、水−冷媒熱交換器6より流出する側の水路33内の水温が第2所定温度より低い時には第2温水循環経路24に切り換えるようにしている。
【0048】
これにより、水−冷媒熱交換器6の出口より流出した循環水は貯湯槽9を迂回して水−冷媒熱交換器6に戻されることより、沸き上げ運転の停止中に機能部品の凍結防止制御を行なうことができる。すなわち、低外気温時における貯湯式給湯装置の各機能部品、特に往水路32や復水路33等の配管の効率的な凍結防止を、貯湯槽9内の温水を使用することなく行なうことができる。また、出湯または給湯時に貯湯槽9内の差圧によって温水循環回路中の冷水が貯湯槽9の上部に入り込むことがなくなるため、貯湯槽9内の貯湯温度が低くなることを防止できる。また、水−冷媒熱交換器6の運転開始時で沸き上げ温度が低い状態では、サーモスタット8は自動的に貯湯槽9を迂回する側に開いているため、貯湯槽9上部に低温の水が流入して、貯湯温度を下げてしまうことを防止でき、貯湯槽9内の貯湯温度低下を防止できる。
【0049】
また、経路切換手段8は、水温を感知する感温部材83e、83f、87によって変位する弁体83a・83bを有し、この弁体83a・83bによって第1温水循環経路23と第2温水循環経路24とを切り換えるサーモスタット8である。
【0050】
これにより、水−冷媒熱交換器6より流出する側の水路33内の水温によって第1温水循環経路23と第2温水循環経路24とが自動的に切り換わることとなり、温水循環経路内の水温を検知する水温センサ等の水温検知手段や、経路切換手段を駆動するサーボモータ等の駆動手段や、水温検知手段の入力により水温を監視しつつ所定条件で駆動手段を動かして経路切換手段を制御する制御装置等の制御手段が不要となり、貯湯式給湯装置を簡素なものとしてコストを抑えることができる。
【0051】
また、これらの水温検知手段・駆動手段・制御手段の不具合による機能不良が起こらないため、信頼性の高い貯湯式給湯装置とすることができる。また、感温部材83eとしてサーモワックス83eを用いている。これにより、簡素な構造で確実な作動を行なうサーモスタット8とすることができる。
【0052】
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態における感温部82cの構造を示す断面図である。上述の第1実施形態に対し、感温部82c内の感温部材82fを不活性ガス82fとし、内部圧力によりピストン82gを押し出すことで、作動棒3dを駆動し、弁戻り用ばね83とのバランスにて弁本体82の位置を決定するようにしたものである。これによっても、簡素な構造で確実な作動を行なうサーモスタット8とすることができる。
【0053】
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態におけるサーモスタット8の構造を示す断面図であり、流入水温が低い場合の作動状況を示す。前述の第1実施形態に対し、弁本体82の駆動方法を、感温部材であるバイメタル87の反転動作により行なうものである。これによっても、簡素な構造で確実な作動を行なうサーモスタット8とすることができる。また、バイメタル87の反転変形温度を調整することで、弁本体82による貯湯槽配管34側とバイパス配管35側との切り換えを、任意の温度にて瞬間的に循環経路の切り換えを行なうことが可能である。
【0054】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、
上述の実施形態では、熱源ユニットとして臨界温度の低い二酸化炭素(CO2)を冷媒とするヒートポンプサイクル3を使用しているが、熱源ユニットとしてR22を冷媒とするヒ一トポンプサイクルを使用しても良く、また、熱源器としてガスバーナ・石油バーナ・電気ヒータ等の熱源器を使用しても良い。また、上述の実施形態では感温部82c内の作動流体を、サーモワックス82eや不活性ガス82fとしたが、温度に対する圧力および体積変化が十分大きければ、液体、もしくは2相流体であっても良い。
【0055】
また、図2〜4に示す実施例では、弁戻り用ばね83によって押さえつけられる方の弁体82aを面シール構造とし、サーモワックス82eによる作動棒の動きのバラツキを吸収するために、弁体82bを円筒シール構造としているが、これらの弁構造に限定するものではなく、弁体82aを円筒シール構造、もしくはそれ以外のシール構造としたり、弁体82bを面シール構造としたりしてもよい。その他弁体の構造は、上述の実施形態で説明しているように流路を選択的に切り換え可能とするものであれば、上述の構造によらないものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置のシステム構成を示した模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるサーモスタットの構造を示す断面図であり、流入水温が高い場合の作動状況を示す。
【図3】本発明の第1実施形態におけるサーモスタットの構造を示す断面図であり、流入水温が上がって行く途中の作動状況を示す。
【図4】本発明の第1実施形態におけるサーモスタットの構造を示す断面図であり、流入水温が低い場合の作動状況を示す。
【図5】本発明の第1実施形態における感温部の構造を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態における感温部の構造を示す断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態におけるサーモスタットの構造を示す断面図であり、流入水温が低い場合の作動状況を示す。
【符号の説明】
6 水−冷媒熱交換器(熱源器)
7 給水ポンプ
8 サーモスタット(経路切換手段)
9 貯湯槽
10 電子制御ユニット(運転制御手段)
23 第1温水循環経路
24 第2温水循環経路
33 復水路(熱源器より流出する側の水路)
41 循環水温度センサ(温度検出手段)
42 外気温度センサ(温度検出手段)
82a 第1の弁(弁体)
82b 第2の弁(弁体)
82e サーモワックス(感温部材)
82f 不活性ガス(感温部材)
87 バイメタル(感温部材)
Claims (5)
- 熱量を供給する熱源器(6)と、
この熱源器(6)で生成された温水を貯留すると共に、所定の給湯箇所に給湯するための貯湯槽(9)と、
前記熱源器(6)で生成された温水を、前記貯湯槽(9)に循環供給する給水ポンプ(7)と、
前記熱源器(6)より流出した温水を・前記貯湯槽(9)を経て再び前記熱源器(6)に戻すための第1温水循環経路(23)と、
前記熱源器(6)より流出した温水を、前記貯湯槽(9)を迂回して再び前記熱源器(6)に戻すための第2温水循環経路(24)と、
前記第1温水循環経路(23)と前記第2温水循環経路(24)とを切り換える経路切換手段(8)と、
外気温度もしくは循環水温度を検出する温度検出手段(41、42)と、
前記温度検出手段(41、42)によって検出される温度が所定値以下の時には、少なくとも前記給水ポンプ(7)の運転を開始する運転制御手段(10)とを備えた貯湯式給湯装置において、
前記経路切換手段(8)は、前記熱源器(6)より流出する側の水路(33)内の水温が第1所定温度より高い時には前記第1温水循環経路(23)に切り替え、前記熱源器(6)より流出する側の水路(33)内の水温が第2所定温度より低い時には前記第2温水循環経路(24)に切り換えることを特徴とする貯湯式給湯装置。 - 前記経路切換手段(8)は、前記水温を感知する感温部材(83e、83f、87)によって変位する弁体(83a、83b)を有し、この弁体(83a、83b)によって前記第1温水循環経路(23)と前記第2温水循環経路(24)とを切り換えるサーモスタット(8)であることを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
- 前記感温部材(83e)としてサーモワックス(83e)を用いた事を特徴とする請求項2に記載のサーモスタット。
- 前記感温部材(83f)として不活性ガス(83f)を用いた事を特徴とする請求項2に記載のサーモスタット。
- 前記感温部材(87)としてバイメタル(87)を用いた事を特徴とする請求項2に記載のサーモスタット。
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|---|---|---|---|
| JP2003136484A JP2004340450A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 貯湯式給湯装置およびサーモスタット |
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| JP2003136484A Pending JP2004340450A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 貯湯式給湯装置およびサーモスタット |
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007064526A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Noritz Corp | 熱回収装置、並びに、コージェネレーションシステム |
| JP2008032321A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Nippon Oil Corp | 管路凍結防止方法及びコジェネレーションシステム |
| JP2008032320A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Nippon Oil Corp | 管路凍結防止方法及びコジェネレーションシステム |
| JP2009002599A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Sanyo Electric Co Ltd | ヒートポンプ式給湯装置 |
| JP2009264617A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Corona Corp | ヒートポンプ式給湯機 |
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-
2003
- 2003-05-14 JP JP2003136484A patent/JP2004340450A/ja active Pending
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