JP2004305771A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 液不透過性の裏面シートと、液透過性の表面シートと、該裏面シート及び該表面シートの間に配設された縦長の吸収体とを備えた吸収性物品において、
上記裏面シートは、伸縮性を有しており、該裏面シート上に不織布が伸張可能な多数の襞を有して、間欠的に接合されており、
上記表面シートは、上記吸収体をその底面両側部まで包囲し、上記不織布と接合されていることを特徴とする吸収性物品。
【選択図】 図3
Description
(1)おむつの構成が複雑になるために製造工程が多くなり、生産効率が悪くコスト高になる。
(2)上記ギャザーが比較的大きくなるため、おむつが嵩高になり、コンパクトな型に収納保存し難い。
(3)弾性部材の使用が偏る場合があり、身体に局所的な圧力がかかり、肌に跡が残るなどする。
(4)裏面シートあるいは表面シートによりつっぱる所が発生し、おむつのフィット感が低減するおそれがある。
(5)おむつのフィット性の低減により排泄物の漏れ等が起こるおそれがある。
(6)的確なギャザーを与え難く、おむつが着用者からずれる場合がある。
例えば、特開平3−80859号公報、特開平3−224559号公報及び特開平4−227260号公報には、表面材として伸縮性不織布を用い、また裏面材として伸縮性フィルムを用い、両者を接合してなるおむつが記載されている。
即ち、上記イソシアネートとして芳香族イソシアネートを用いた場合、該イソシアネートと反応してポリウレタンをなすポリオール等との反応性が高いため、ポリウレタンシート中における未反応イソシアネート残存量は少ないものの、該ポリウレタンシートが自然条件で保存しても激しく黄変するため未反応イソシアネート残存量は少ないが、自然条件で保存しても、特に光、熱、酸化窒素ガス、都市燃焼ガス等による変色と劣化を受け易いため、激しく黄変し、例えば吸収性物品等に用いた場合に商品価値を著しく損なうという問題がある。
図1は、本発明(第1発明)の一実施例1を示すパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図、図2はその展開図、図3は図2上のI−I線における断面図である。
ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエステル系、アミド系又はアクリル系等の合成繊維、レーヨン又はキュプラ等の再生繊維、綿、麻又は絹等の天然繊維等。
そして、上記の繊維を不織布に加工する方法としては、通常の加工方法を用いることができ、例えば、ヒートロールボンド、エアースルーヒートボンド、スパンボンド、ニードルパンチ、スパンレース又はメルトブローン等の方法を挙げることができる。
上記エラスチック素材としては、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、アミド系ゴム、ブチルゴムグラフトポリエチレン、1,2−ポリブタジエン、トランス1,4−ポリイソプレン系の熱可塑性エラストマーの1種又は2種以上のブレンドを紡糸したものを挙げることができる。
上記吸収体4としては、解繊パルプを主材とした高分子吸水ポリマーを併用したものが好ましく、また熱可塑性樹脂、セルロース繊維、高分子吸水ポリマーの混合物に熱処理したものが好ましい。該高分子吸水ポリマーは、上記吸収体4の上層、中層、下層のいずれに存在させてもよく、また、パルプと混合したものであってもよい。また、該高分子吸水ポリマーは自重の20倍以上の液体を吸収して保持し得る保持性能を有し、ゲル化する性質を有する粒子状のものが好ましく、このような高分子吸水ポリマーとしては、例えば、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)重合体などが好ましく挙げられる。
上記透湿性フィルムは、その膜厚が好ましくは5〜100μmであり、透湿度が好ましくは0.5g/100cm2・Hr以上、更に好ましくは1.0〜2.5g/100cm2・Hrであり、耐水圧が好ましくは2m以上である。上記膜厚が上記範囲外であると、伸縮性が低下するので、上記範囲内とするのが好ましい。
また、上記透湿性フィルムの伸縮性は、100%伸長して応力を解放した際の永久歪が40%以下であるのが好ましい。
ここで、上記永久歪(%)は、下記式により求められるものである。
永久歪(%)=〔(100%伸長して応力を解放した時の長さ−初期長さ)/初期長さ〕×100
上記永久歪が、40%を超えると、おむつのフィット性が低下するので好ましくない。
上記ジカルボン酸成分としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;コハク酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸等が挙げられ、上記ジオール成分としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール等脂肪族ジオール;シクロヘキサンジメタノール、パラキシリレングリコール、ビスフェノールAのエチレノキサイド2モル付加物等の芳香族ジオール等が挙げられ、それぞれ使用に際しては、単独若しくは混合物として用いることができる。
上記ポリエーテルとしては、ポリエチレングリコール、ポリ(エチレン/プロピレン)ブロックポリグリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメチレングリコール等が用いられ、上記脂肪族ポリエステルとしては、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリカプロラクトン等が挙げられる。
具体的には、上記ハード成分は、テレフタル酸、フタル酸及び/又はナフタレンジカルボン酸、好ましくはフタル酸及び/又はナフタレンジカルボン酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール及びブタンジオール、好ましくはエチレングリコール、プロピレングリコール及びテトラメチレングリコールからなる群から選択される一種以上とのポリエステルであるのが望ましい。また、上記ソフト成分は、ポリ(エチレン/プロピレン)ブロックポリグリコール及び/またはポリテトラメチレングリコールであるのが望ましい。
上記ハード成分のTgが50℃未満であると、吸収性物品の裏面材等に用いた場合に、使用/保存温度において形状保持性が劣り、上記ソフト成分のTgが20℃を超えると、使用温度における透湿度が低下するので、上記範囲とするのが好ましい。
ここで、上記ガラス転移点温度(Tg)は、DSCで測定することにより得られる値である。
また、上記平衡水分率が0.30%未満であると、透湿度が低くなり、1.40%を超えると、弾性率が低下して形状保持性が劣り、また粘着性が強くブロッキングが生じるので上記範囲内とするのが好ましい。
ここで、上記MFIは、ASTMD1238に準拠して測定した200℃における値である。
また、上記ブロック共重合体ポリエステル樹脂のうち結晶融点が180℃を超えるものについての上記MFIは、ASTMD1238に準拠して測定した230℃における値であり、該値が上述の範囲であるのが好ましい。
また、上記平衡水分率は、23℃/0%RHに48時間保存した時の重量をW0 、23℃/65%RHに48時間保存した時の重量をW1 とした時、〔(W1−W0 )×100〕/W0 で示される値である。
図5は本発明(第2発明)の一実施例を示す図3相当図である。
本実施例の吸収性物品(パンツ型使い捨ておむつ)1は、図1に示す第1発明の実施例と同様に、液不透過性の裏面シート2と、液透過性の表面シート3と、該裏面シート2及び該表面シート3の間に配設された縦長の吸収体4とを備えており、パンツ型に形成されている。
また、上記吸収体4は、その上面側及び両側面(吸収体4の長手方向と平行な両側面)で、上記不織布6の凹条部6”の外面頂端と接着剤7を介して間欠的に接合されており、下面側においても上記裏面シート2と接着剤7を介して間欠的に接合されている。
図4は本発明(第1発明)の他の実施例の一部を省略して示す断面図で、この実施例のパンツ型使い捨ておむつにおいては、表面シートによる吸収体の包囲の態様が上記実施例1(第1発明の実施例)と異なる以外は、上記実施例1と同様に構成されている。
即ち、図4に示す実施例のパンツ型使い捨ておむつ1は、図示の如く、吸収体4が、表面シート3によって該吸収体4の底面両側部まで包囲されており、上記吸収体4の上面側において、ホットメルト接着剤7により上記表面シート3と接合されている。そして、上記表面シート3は、上記吸収体4の底面両側部において、その一部が上記吸収体4と反対側に折返され、折返された該一部において、ホットメルト接着剤7により不織布(図示せず)の凸条部の頂端と接合されており、該不織布の伸張を阻害しないようになされている。
また、実施例1及び2における不織布6は、吸収体4の巾方向のみに伸張可能であるが、上記不織布6としては、吸収体4の長手方向のみ、又は吸収体4の巾方向及び長手方向に伸張可能であっても良い。
<製造例1>
本製造例1は実施例1のパンツ型使い捨ておむつの製造例である。
前記実施例1における伸張可能な多数の襞部を有する不織布6は、上記裏面シート2にテンションをかけない状態(いわゆるフリーテンション状態)における上記裏面シート2の面積よりも面積の大きな不織布〔襞加工を施す前の不織布(以下、不織布Nという場合には、襞加工を施す前の不織布を意味する。)〕を用いることにより形成される。
具体的には、(1)不織布Nにマイクレックス加工等の方法により予め襞加工(クレープ加工)を施す方法、(2)不織布Nと、該不織布Nと同じ面積になるように一方方向に伸張させた上記裏面シート2とを間欠的に接合することにより、不織布Nに襞を付す方法等が挙げられる。
また、上記(1)の方法で形成した上記不織布6と上記裏面シート2との接合は、接着剤を用いずに、上記裏面シート2として熱可塑性エラストマーを用いて、該熱可塑性エラストマー2を上記不織布6の襞部の凹条部6”の外面頂端に当接させた後、両者を複合加工することによっても行うことができる。
上記(2)の方法において、上記のホットメルト接着剤を用いる場合には、裏面シート(透湿性フィルム)2上又は不織布N上に、ホットメルト接着剤をドット状又は線状等にパターン塗工する。これらのパターンの内、特に、ドット状のパターンが好ましい。この場合、上記接着剤の塗工は、裏面シート(透湿性フィルム)の伸張前後の何れであっても良い。
また、上記(2)の方法において、ヒートシール又は超音波エンボス等の方法を用いる場合には、ロールパターンをドット状又は線状等のパターンとすることにより、上記裏面シート2と上記不織布Nとを間欠的に接合することができる。
更に、伸縮弾性を有する不織布を上記不織布6として用いる場合には、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波エンボス等によりパターン接着することができる。
パターンをドット状とする場合、ドット状の面積は0.05〜3.0mm2、好ましくは0.6〜1.0mm2であり、各ドット間の間隔距離は3.0〜7.0mm、好ましくは3.0〜5.0mmである。また、パターンを線状とする場合、その巾は好ましくは0.5〜1.5mmである。尚、これらの数値は、不織布Nと裏面シート(透湿性フィルム)2とを接合した後、裏面シートが未伸張に復帰した後の接合シートにおける数値である。
次いで、これらを接合し、上記裏面シート(透湿性フィルム)の伸張状態を解放することにより、上記不織布Nには、襞が上記吸収体4の巾方向に向かって形成される(襞の凸条部及び凹条部は上記吸収体4の長手方向に沿って形成される)。
そして、このように裏面シートと接合された不織布6の上に、予め表面シート3によって包囲された吸収体4を載置し、上記表面シート3と上記不織布6とを凸条部6’の頂端において間欠的に接合する。然る後、常法によりパンツ型おむつに形成する。
本製造例2は実施例2のパンツ型使い捨ておむつの製造例である。
前記実施例2における伸張可能な多数の襞部を有する不織布6は、製造例1における上記(1)の方法により形成される。
而して、本製造例2においては、上記ホットメルト接着剤7を、上記不織布6の襞の凹条部6”の外面頂端上に、線状に塗工する。しかし、上記不織布6における上記吸収体4を被覆する部位においては、図5に示すように上記ホットメルト接着剤7を、凹条部6”の一部に線状に塗工する。
次いで、予め吸収体4を所定位置に載置した裏面シート2上に、接着剤の塗工された上記不織布(表面シート3)6を配し、両者を延設部5において間欠的に接合すると共に、不織布6と吸収体4との間も間欠的に接合する。然る後、常法によりパンツ型おむつに形成する。
本製造例2においても、特に詳述しなかった部分については、適宜製造例1の説明が適用される。
また、本発明の吸収性物品は、図1に示すようなパンツ型使い捨ておむつであることが好ましいが、解放型のおむつ又はフラット型の使い捨ておむつ(失禁用を含む)及びいわゆるトレーニングパンツであっても良い。
2 裏面シート
3 表面シート
4 吸収体
5 延設部
6 不織布
7 ホットメルト接着剤
Claims (10)
- 液不透過性の裏面シートと、液透過性の表面シートと、該裏面シート及び該表面シートの間に配設された縦長の吸収体とを備えた吸収性物品において、上記裏面シートは、ハード成分とソフト成分とのブロック共重合ポリエステル樹脂により形成された無孔の透湿性フィルムであり、該透湿性フィルム上に伸長可能な不織布が接合されていることを特徴とする吸収性物品。
- 上記ブロック共重合ポリエステル樹脂は、そのメルトフローインデックスが1〜25であり且つ平衡水分率が0.30%〜1.40%であり、また、上記ハード成分のガラス転移点温度(Tg)が50℃以上、上記ソフト成分のガラス転移点温度(Tg)が20℃以下であることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
- 上記ハード成分が、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジオールとのポリエステル又は脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジオールとのポリエステルであり、上記ソフト成分が、ポリエーテル及び/又は脂肪族ポリエステルであることを特徴とする請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 上記ハード成分が、フタル酸及び/又はナフタレンジカルボン酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール及びブタンジオールからなる群より選択される1種以上とのポリエステルであり、上記ソフト成分が、ポリ(エチレン/プロピレン)ブロックポリグリコール及び/又はポリテトラメチレングリコールであることを特徴とする請求項3記載の吸収性物品。
- 上記透湿性フィルムは、その膜厚が5〜100μmであり、透湿度が0.5g/100cm2・Hr以上であり、耐水圧が2m以上であり、上記不織布及び紙は、その坪量が10〜100g/m2であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の吸収性物品。
- 上記不織布が、伸長可能な多数の襞部を有するものであり、上記無孔の透湿性フィルムに間欠的に接合されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の吸収性物品。
- 上記不織布は、上記吸収体の幅方向または(及び)長手方向に伸長可能である請求項1〜6のいずれか1項記載の吸収性物品。
- 上記吸収体が、上記表面シートによって少なくとも該吸収体の底面両側部まで包囲されて該表面シートと間欠的に結合されており、且つ上記吸収体の底面に位置する上記表面シートが、上記不織布、間欠的に接合されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の吸収性物品。
- 液不透過性の裏面シートと、液透過性の表面シートと、該裏面シート及び該表面シートの間に配設された縦長の吸収体とを備えた吸収性物品において、上記裏面シートは、ハード成分とソフト成分とのブロック共重合ポリエステル樹脂により形成された無孔の透湿性フィルムであり、且つ上記表面シートが、伸長可能な多数の襞部を有する不織布であり、上記裏面シート及び上記表面シートは、上記吸収体の幅方向に延設されて延設部を形成しており、該延設部で間欠的に接合されていることを特徴とする吸収性物品。
- 上記不織布は、上記吸収体の幅方向または(及び)長手方向に伸長可能である請求項9記載の吸収性物品。
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