JP2004266363A - 撮像装置及び撮像装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の電荷検出回路を設けた構成にすると、各電荷検出回路の特性バラツキによって信号電圧に出力誤差が生じ、スジ状ノイズの発生要因となる。
【解決手段】撮像装置の構成として、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、水平走査回路により複数の電荷検出回路から順に読み出しかつ出力アンプ6から出力された信号電圧をサンプリングするS/H回路9と、S/H回路9でサンプリングされた信号電圧をメモリ電圧(Vm1〜Vm4)として順に記憶するメモリ10と、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、水平走査回路により複数の電荷検出回路から順に読み出しかつ出力アンプ6から出力された信号電圧と、メモリ10に記憶されたメモリ信号とを用いて、所定の信号処理を行う信号処理回路8とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】撮像装置の構成として、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、水平走査回路により複数の電荷検出回路から順に読み出しかつ出力アンプ6から出力された信号電圧をサンプリングするS/H回路9と、S/H回路9でサンプリングされた信号電圧をメモリ電圧(Vm1〜Vm4)として順に記憶するメモリ10と、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、水平走査回路により複数の電荷検出回路から順に読み出しかつ出力アンプ6から出力された信号電圧と、メモリ10に記憶されたメモリ信号とを用いて、所定の信号処理を行う信号処理回路8とを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光電変換部と電荷転送部とを有する撮像装置及び撮像装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像装置としては、行列状に二次元配置された複数の光電変換部から読み出した信号電荷を電荷転送部で垂直方向に転送し、さらにその信号電荷を水平方向に転送した後、各々の信号電荷を共通の電荷検出手段で電圧変換して出力するものが広く知られている。
【0003】
また近年においては、撮像装置の高速駆動等を実現し得るものとして、垂直方向に転送された信号電荷を電圧変換する複数の電荷検出手段を備えた撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1)。この撮像装置においては、垂直CCD(Charge Coupled Device)で垂直方向に転送した信号電荷を電荷検出手段で電圧変換し、これによって電荷検出手段が生成した信号電圧を走査手段で順次走査して読み出すとともに、この読み出した信号電圧を出力アンプで増幅して出力するものとなっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−135656号公報(請求項1、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された撮像装置では、複数の電荷検出手段を設けたことにより、各々の電荷検出手段の特性バラツキ(特にゲインのバラツキ)によって信号電圧に出力誤差が生じ、この出力誤差を含んだかたちで信号電圧が読み出されることになる。そのため、各々の光電変換手段から全く同じ量の信号電荷が読み出された場合でも、最終的に得られる出力信号電圧にバラツキ(レベル差)が生じてしまう。その結果、出力画像にスジ状のノイズ(縦スジ等)が発生する恐れがある。
【0006】
この対策としては、各々の電荷検出手段の特性を個別に調整して、信号電圧を出力するときの基準レベルを相互に合わせ込むことも考えられるが、1つの撮像装置に設けられる電荷検出手段の個数が多くなると、それにつれて調整の手間が増える。そのため、電荷検出手段の個数が非常に多くなる現状では、実際の対応がきわめて困難なものとなる。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、複数の電荷検出手段を備えた構成とした場合に、各々の電荷検出手段の特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる撮像装置及び撮像装置の駆動方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、受光した光を光電変換する光電変換部と、この光電変換部から読み出した信号電荷を転送する電荷転送部と、この電荷転送部からの信号電荷を電圧変換する複数の電荷検出手段と、これら複数の電荷検出手段で電圧変換された信号を順次読み出す走査手段と、この走査手段によって読み出された信号を出力する出力手段と、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号を記憶する記憶手段と、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶手段に記憶された信号とを用いて、所定の信号処理を行う信号処理手段とを備えるものである。
【0009】
この撮像装置においては、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号のレベルが、光電変換部から読み出される信号電荷の電荷量に関係なく、各々の電荷検出手段の特性バラツキに依存したものとなる。そのため、記憶手段に記憶される信号は、各々の電荷検出手段の特性バラツキによる出力誤差だけを含んだものとなる。一方、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号のレベルは、光電変換部から読み出された信号電荷の電荷量と各々の電荷検出手段の特性バラツキに依存したものとなる。したがって、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶手段に記憶された信号とを用いて、信号処理手段により所定の信号処理を行うことにより、光電変換部からの信号電荷の読み出しと電荷転送部による信号電荷の転送を行って出力手段から出力された信号成分の中から、各々の電荷検出回路の特性バラツキによる出力誤差成分を取り除くことが可能となる。
【0010】
本発明に係る撮像装置の駆動方法は、受光した光を光電変換する光電変換部と、この光電変換部から読み出した信号電荷を転送する電荷転送部と、この電荷転送部からの信号電荷を電圧変換する複数の電荷検出手段と、これら複数の電荷検出手段で電圧変換された信号を順次読み出す走査手段と、この走査手段によって読み出された信号を出力する出力手段とを備える撮像装置の駆動方法であって、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号を記憶する記憶工程と、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶工程で記憶された信号とを用いて、所定の信号処理を行う信号処理工程とを含むものである。
【0011】
この撮像装置の駆動方法においては、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号のレベルが、光電変換部から読み出される信号電荷の電荷量に関係なく、各々の電荷検出手段の特性バラツキに依存したものとなる。そのため、記憶工程に記憶される信号は、各々の電荷検出手段の特性バラツキによる出力誤差だけを含んだものとなる。一方、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号のレベルは、光電変換部から読み出された信号電荷の電荷量と各々の電荷検出手段の特性バラツキに依存したものとなる。したがって、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶工程に記憶された信号とを用いて、信号処理工程で所定の信号処理を行うことにより、光電変換部からの信号電荷の読み出しと電荷転送部による信号電荷の転送を行って出力手段から出力された信号成分の中から、各々の電荷検出回路の特性バラツキによる出力誤差成分を取り除くことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、インターライン型の転送方式を採用した撮像装置に適用した場合の本発明の実施の形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明するが、本発明は、フレームトランスファ型の転送方式を採用した撮像装置にも適用可能である。
【0013】
図1は本発明が適用される撮像装置の構成例を示す概略図である。図示した撮像装置は、複数のフォトセンサ1と、複数の電荷転送部2と、複数の電荷検出回路3と、走査手段となる水平走査回路4と、水平信号線5と、出力手段となる出力アンプ6とを備えて構成されている。
【0014】
複数のフォトセンサ1は行列状に二次元配置されている。各々のフォトセンサ1は、受光した光を光電変換する光電変換部に相当するもので、例えばフォトダイオードによって構成される。図1においては、各々のフォトセンサ1の位置を、垂直方向にm行、水平方向にn列(m,nはそれぞれ1以上の整数)として、それぞれPmn(P11、P12、P13、…、P21、P22、P23、…、P31、P32、P33、…)で表している。
【0015】
複数の電荷転送部2は、各々のフォトセンサ1に対して、それぞれ列毎にフォトセンサ1に隣接してライン状に設けられている。各々の電荷転送部2は、各行のフォトセンサ1から読み出された信号電荷を垂直方向(ライン方向)に順次転送するもので、例えばCCD構造を有する垂直CCDによって構成される。
【0016】
複数の電荷検出回路3は、行列状をなすフォトセンサ1の列毎(ライン毎)に電荷転送部2と1:1の対応関係で設けられている。各々の電荷検出回路3は、電荷検出手段に相当するもので、例えば、FD(フローティングディフュージョン)アンプとFDリセットトランジスタとによって構成される。この電荷検出回路3は電荷転送部2の一端部(垂直転送の終端部)に接続されている。各々の電荷検出回路3は、それぞれに対応する電荷転送部2から読み出された信号電荷を電圧変換することにより、当該信号電荷の電荷量に応じた信号電圧を生成するものである。
【0017】
水平走査回路4は、複数の電荷検出回路3を水平方向で順に選択することにより、各々の電荷検出回路3で生成された信号電圧を水平信号線5に順次読み出すものである。この水平走査回路4では、電荷検出回路3から水平信号線5へと信号電圧を読み出すにあたり、信号電圧の読み出し対象となる電荷検出回路3に対して水平走査周期に同期した水平走査パルスを出力する。
【0018】
出力アンプ6は、上記水平走査回路4によって水平信号線5に読み出された信号電圧を増幅して出力するもので、水平信号線5の一端に接続されている。この出力アンプ6は、例えば、4つの電荷検出回路3を1つの組として、この組ごとに1つずつ設けられている。この場合、出力アンプ6の個数は、電荷検出回路3の個数の1/4となる。
【0019】
図2に電荷検出回路3から出力アンプ6までの具体的な構成例を示す。図示のように4つの電荷検出回路(FD)3は、それぞれに対応するスイッチ7を介して共通の水平信号線5に接続されている。各々のスイッチ7は、水平走査回路4から出力される水平走査パネルφHn(nは1以上の整数)にしたがってスイッチング動作(オンオフ動作)するものである。このスイッチ7は、電荷検出回路3と水平信号線5との間に1つずつ接続されている。なお、以降の説明では、4つの電荷検出回路3とこれに対応する4つのスイッチ7を、それぞれ3A,3B,3C,3D及び7A,7B,7C,7Dとして区別するものとする。
【0020】
上記図2に示す構成においては、各々のスイッチ7A,7B,7C,7Dに対して水平走査回路4から水平走査のための水平走査パルスφHnが順に出力される。このとき、水平走査回路4から水平走査パルスφH1が出力されると、これに対応するスイッチ7Aがスイッチング動作(オン動作)する。そのため、電荷検出回路3Aから水平信号線5に信号電圧が読み出されるとともに、この信号電圧が出力アンプ6で増幅されて出力される。
【0021】
同様に、水平走査回路4から水平走査パルスφH2が出力されると、これに対応するスイッチ7Bのスイッチング動作(オン動作)により、電荷検出回路3Bから水平信号線5に信号電圧が読み出されるとともに、この信号電圧が出力アンプ6で増幅されて出力される。また、水平走査回路4から水平走査パルスφH3が出力されると、これに対応するスイッチ7Cのスイッチング動作(オン動作)により、電荷検出回路3Cから水平信号線5に信号電圧が読み出されるとともに、この信号電圧が出力アンプ6で増幅されて出力される。また、水平走査回路4から水平走査パルスφH4が出力されると、これに対応するスイッチ7Dのスイッチング動作(オン動作)により、電荷検出回路3Dから水平信号線5に信号電圧が読み出されるとともに、この信号電圧が出力アンプ6で増幅されて出力される。
【0022】
図3は出力アンプから出力された信号電圧の出力レベル補正のための構成例を示す図である。図3において、出力アンプ6の出力端には、信号処理回路8の一方の入力端が接続されている。また、出力アンプ6の出力端と信号処理回路8の他方の入力端との間には、サンプルホールド回路(以下、S/H回路)9とメモリ10が直列に接続されている。
【0023】
S/H回路9は、出力アンプ6から出力される信号電圧をサンプルホールドパルス(φSH)にしたがってサンプリングするものである。メモリ10は、S/H回路9でサンプリングされた信号電圧をメモリ電圧として記憶するもので、本発明における記憶手段に相当するものである。このメモリ10には、サンプリング時のタイミングに対応付けて複数のメモリ電圧が記憶される。メモリ10にメモリ電圧を記憶するにあたって出力アンプ6から出力される信号電圧は、電荷転送部2による信号電荷の転送(垂直転送)を行わずに、水平走査回路4により複数の電荷検出回路3から水平信号線5に順に読み出されたものとなる。ちなみに、電荷転送部2による信号電荷の転送は、電荷転送部2に対する垂直転送パルスの出力を停止することで、実行しないように制御することができる。
【0024】
ここで、1つの出力アンプ6からは、上記図2に示す構成にしたがって、4つの電荷検出回路3A,3B,3C,3Dに対応する信号電圧が水平走査回路4によって順に読み出されるとともに、各々の信号電圧がサンプルホールドパルスφSHによって順にサンプリングされる。これに対して、メモリ10は、サンプルホールドパルスφSHが立ち上がってから、所定時間経過後(次のサンプルホールドパルスφSHが立ち上がりるまでの間)に、S/H回路9にホールドされた信号電圧を読み出して所定のメモリ領域に書き込む。また、メモリ10は、サンプルホールドパルスφSHに同期して信号電圧(メモリ電圧)の書き込みを行う。したがって、メモリ10には、電荷検出回路3Aから読み出してサンプリングしたメモリ電圧Vm1と、電荷検出回路3Bから読み出してサンプリングしたメモリ電圧Vm2と、電荷検出回路3Cから読み出してサンプリングしたメモリ電圧Vm3と、電荷検出回路3Dから読み出してサンプリングしたメモリ電圧Vm4がそれぞれ個別に記憶(書き込み)されることになる。
【0025】
信号処理回路8は、出力アンプ6から出力される信号電圧と、メモリ10に記憶されたメモリ電圧とを用いて、所定の信号処理を行うものである。この場合、出力アンプ6から出力される信号電圧は、フォトセンサ1から電荷転送部2に読み出した信号電荷の転送(垂直転送)を行って、水平走査回路4により複数の電荷検出回路3から水平信号線5に順に読み出されたものとなる。
【0026】
信号処理回路8は、上述した信号処理の一つの形態として、出力アンプ6から出力される信号電圧と、メモリ10に記憶されたメモリ電圧とを用いた演算処理を行う。この演算処理において、信号処理回路8は、出力アンプ6から出力される信号電圧のレベル(特に黒レベル)を補正し、この補正後の信号電圧(以下、補正信号電圧)を自身の出力端から出力する。より具体的に記述すると、信号処理回路8は、出力アンプ6から出力される信号電圧とメモリ10から読み出されるメモリ電圧(Vm1,Vm2,Vm3,Vm4)とを用いた演算処理により、それらの信号電圧の差分値を求め、この差分値(演算処理結果)を補正信号電圧として出力する。
【0027】
なお、上述したフォトセンサ1、電荷転送部2、電荷検出回路3、水平走査回路4、信号処理回路8及びメモリ10については、同一の半導体チップ上に形成することが望ましい。ただし、フォトセンサ1、電荷転送部2、電荷検出回路3及び水平走査回路4を同一の半導体チップ上に形成するとともに、信号処理回路8及びメモリ10を半導体チップの外部に形成することも可能である。
【0028】
図4はタイミング制御のための構成例を示すブロック図である。図4において、基準クロックパルス11は、一定周期の基準クロックパルスを発生するものである。タイミングパルス発生部12は、基準クロックパルスが発生する基準クロックパルス信号を用いて各種のタイミングパルス(垂直転送用のタイミングパルス、水平走査用のタイミングパルス、FDドライブ用のタイミングパルス、S/H回路ドライブ用のタイミングパルスなど)を発生するものである。
【0029】
垂直ドライバ13は、タイミングパルス発生部12から入力される垂直転送用のタイミングパルスにしたがって垂直転送パルス(φVm)を生成し、この垂直転送パルスを用いて電荷転送部(垂直CCD)2を駆動するものである。水平走査回路4は、タイミングパルス発生部12から入力される水平走査用のタイミングパルスにしたがって水平走査パルス(φHn)を生成し、この水平走査パルスを用いて各々の電荷検出回路3を順に選択走査するものである。
【0030】
FDドライバ14は、タイミングパルス発生部12から入力されるFDドライブ用のパルスにしたがってFDリセットパルス(φRS)を生成し、このFDリセットパルスを用いて各々の電荷検出回路(FD)3を駆動するものである。S/Hドライバ15は、タイミングパルス発生部12から入力されるS/Hドライブ用のパルスにしたがってサンプルホールドパルス(φSH)を生成し、このサンプルホールドパルスを用いてS/H回路9を駆動するものである。
【0031】
続いて、タイミングパルス発生部12が発生する各種のタイミングパルスに基づく撮像装置の動作について、図5〜図7のタイミングチャートを参照して説明する。
【0032】
先ず、図5においては、FDドライバ14が一定周期のFDリセットパルスφRSを出力するとともに、このFDリセットパルスφRSの周期のほぼ中間でS/Hドライバ15がサンプルホールドパルスφSHを出力する。このサンプルホールドパルスφSHは、上記図3に示すS/H回路9に対して、時系列順に4つ(φSH1,φSH2,φSH3,φSH4)出力される。サンプルホールドパルスφSHが出力される期間(以下、SHパルス出力期間)T1において、垂直ドライバ13は垂直転送パルスφVmを出力しない。そのため、SHパルス出力期間T1は、電荷転送部2から電荷検出回路3への信号電荷の読み出しを含めて、電荷転送部2による信号電荷の転送(垂直転送)が行われない期間となる。
【0033】
ただし、SHパルス出力期間T1であっても、FDリセットパルスφRSや水平走査パルスφHnの出力は継続的に行われる。そのため、SHパルス出力期間T1では、電荷転送部2による信号電荷の転送を行わずに、水平走査回路4により各々の電荷検出回路3からの信号電圧を水平信号線5に順に読み出すとともに、この読み出した信号電圧を出力アンプ6で増幅して出力することになる。このとき、各々の電荷検出回路3から水平信号線5への信号電圧の読み出しは、水平走査回路4から出力される水平走査パルスφHnにしたがって行われる。
【0034】
その後、S/Hドライバ15によるサンプルホールドパルスφSHの出力が終了すると、垂直ドライバ13は垂直転送パルスφVm(φV1,φV2,φV3,φV4,…)の出力を開始する。これにより、各々のフォトセンサ1から電荷電送部2へと読み出された信号電荷が、垂直転送パルスφVmに同期して電荷転送部2により転送されるとともに、電荷転送部2から電荷検出回路3へと読み出される。さらに、各々の電荷検出回路3に読み出された信号電荷は、当該電荷検出回路3で信号電圧に変換された後、水平走査回路4から出力される水平走査パルスφHnにしたがって出力アンプ6に順に読み出される。したがって、垂直転送パルスφVmが出力される期間では、フォトセンサ1から電荷転送部2に読み出した信号電荷の転送(垂直転送)を行って、水平走査回路4により各々の電荷検出回路3からの信号電圧を水平信号線5に順に読み出すとともに、この読み出した信号電圧を出力アンプ6で増幅して出力することになる。この場合、電荷転送部2がCCD構造を含むものであれば、電荷転送部2による信号電荷の電荷はCCDによる電荷転送となる。また、各々の電荷検出回路3から水平信号線5への信号電圧の読み出しは、水平走査回路4から出力される水平走査パルスφHnにしたがって行われる。
【0035】
一方、出力アンプ6に読み出された信号電圧は、当該出力アンプ6で増幅された後、当該出力アンプ6から出力される。ここで、上記SHパルス出力期間T1において、出力アンプ6から出力された信号電圧の出力波形が図6の上段で示す波形であるとすると、この信号電圧をS/H回路9がサンプルホールドパルスφSH(図6の中段で示す)でサンプリングしたときに得られる信号電圧(SH信号電圧)は、図6の下段で示すような波形となる。
【0036】
さらに詳述すると、出力アンプ6から出力される信号電圧の黒レベルは、各列の電荷転送部2に接続された電荷検出回路3の特性バラツキ(ゲインのバラツキなど)により、基準となる黒レベル(以下、基準黒レベル)BLからずれたものとなる。したがって、SH信号電圧のレベルも、各々の電荷検出回路3(図2に示す電荷検出回路3A,3B,3C,3D)の特性バラツキに応じて、基準黒レベルBLからずれたものとなる。こうして得られたSH信号電圧は、サンプリングのタイミングごとにメモリ10に記憶(書き込まれる)。
【0037】
すなわち、サンプルホールドパルスφSH1でサンプルホールドされたSH信号電圧の電圧値はメモリ電圧Vm1としてメモリ10に記憶される。同様に、サンプルホールドパルスφSH2でサンプルホールドされたSH信号電圧の電圧値はメモリ電圧Vm2として、サンプルホールドパルスφSH3でサンプルホールドされたSH信号電圧の電圧値はメモリ電圧Vm3として、サンプルホールドパルスφSH4でサンプルホールドされたSH信号電圧の電圧値はメモリ電圧Vm4として、それぞれメモリ10に順に記憶される。
【0038】
これにより、メモリ10には、図8に示すように、4つのメモリ電圧(Vm1,Vm2,Vm3,Vm4)が記憶される。このようにメモリ10に記憶されたメモリ電圧Vm1,Vm2,Vm3,Vm4のレベルは、フォトセンサ1から読み出される信号電荷の電荷量に関係なく、各々の電荷検出回路3A,3B,3C,3Dの特性バラツキに依存したものとなる。すなわち、メモリ電圧Vm1のレベルは電荷検出回路3Aの特性バラツキに依存し、メモリ電圧Vm2のレベルは電荷検出回路3Bの特性バラツキに依存し、メモリ電圧Vm3のレベルは電荷検出回路3Cの特性バラツキに依存し、メモリ電圧Vm4のレベルは電荷検出回路3Dの特性バラツキに依存したものとなる。そのため、メモリ10に記憶されるメモリ電圧(Vm1,Vm2,Vm3,Vm4)は、各々の電荷検出回路(3A,3B,3C,3D)の特性バラツキによる出力誤差(基準黒レベルBLとのずれ)だけを含んだものとなる。
【0039】
ちなみに、上述した基準黒レベルBLとは、フォトセンサ1に信号電荷が全く蓄積されていない状態で、当該フォトセンサ1から信号電荷を読み出して電荷転送部2により転送し、この転送した信号電荷を電荷検出回路3で電圧変換して出力アンプ6に読み出したときに、当該出力アンプ6から出力されるべき信号電圧の黒レベルをいう。
【0040】
一方、垂直転送パルスφVmの出力を開始(換言すると、電荷転送部2による信号電荷の転送を開始)してから、各々の電荷検出回路3から順に読み出されて出力アンプ6により出力される信号電圧(以下、読み出し信号電圧)が、例えば図7の上段で示すものであるとすると、この読み出し信号電圧は信号処理回路8の一方の入力端に入力される。ちなみに、出力アンプ6から出力される読み出し信号電圧のレベルは、フォトセンサ1から読み出された信号電荷の電荷量が全て同じである場合を想定して示している。このとき、信号処理回路8の他方の入力端には、当該信号処理回路8への読み出し信号電圧の入力に合わせてメモリ10から読み出されたメモリ電圧が入力される。
【0041】
出力アンプ6から信号処理回路8への読み出し信号電圧の入力と、メモリ10から信号処理回路8へのメモリ電圧の入力は、互いに同期して行われる。すなわち、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr1が入力されると、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm1が入力される。同様に、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr2が入力されると、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm2が入力され、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr3が入力されると、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm3が入力され、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr4が入力されると、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm4が入力される。
【0042】
このうち、読み出し信号電圧Vr1は、電荷検出回路3Aから読み出されて出力アンプ6から出力された信号電圧であり、読み出し信号電圧Vr2は、電荷検出回路3Bから読み出されて出力アンプ6から出力された信号電圧である。また、読み出し信号電圧Vr3は、電荷検出回路3Cから読み出されて出力アンプ6から出力された信号電圧であり、読み出し信号電圧Vr4は、電荷検出回路3Dから読み出されて出力アンプ6から出力された信号電圧である。各々の読み出し信号電圧Vr1,Vr2,Vr3,Vr4のレベルは、フォトセンサ1から読み出された信号電荷の電荷量と各々の電荷検出回路3A,3B,3C,3Dの特性バラツキの両方に依存したものとなる。
【0043】
このように読み出し信号電圧とメモリ電圧が入力されると、それらを用いた演算処理(信号処理)が信号処理回路8によって行われる。信号処理回路8での演算処理は、読み出し信号電圧の黒レベルが基準黒レベルBLに一致するように行われる。具体的には、例えば、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr1が入力され、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm1が入力された場合は、一方の信号電圧(例えば、読み出し信号電圧Vr1)を正電圧、他方の信号電圧(例えば、メモリ電圧Vm1)を負電圧として、それらの差分を信号処理回路8で演算し、その演算結果(差分電圧)を補正信号電圧として出力する。これにより、フォトセンサ1からの信号電荷の読み出しと電荷転送部2による信号電荷の転送を行って出力アンプ6から出力された信号成分の中から、各々の電荷検出回路3A,3B,3C,3Dの特性バラツキによる出力誤差成分を取り除いて出力することができる。
【0044】
このような演算処理(信号処理)を、読み出し信号電圧Vr2とメモリ電圧Vm2が入力された場合や、読み出し信号電圧Vr3とメモリ電圧Vm3が入力された場合、さらには読み出し信号電圧Vr4とメモリ電圧Vm4が入力された場合に、その都度、信号処理回路8で繰り返し行う。これにより、上述のようにフォトセンサ1から読み出された信号電荷の電荷量が全て同じである場合は、図7の下段で示すように、信号処理回路8から出力される補正信号電圧の黒レベルが基準黒レベルBLに一致し、かつ、読み出し信号レベルが相互に一致した状態となる。
【0045】
したがって、各々の電荷検出回路3に特性バラツキがあっても、その特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。また、各々の出力アンプ6に特性バラツキがあっても、その特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。さらに、電荷検出回路3や出力アンプ6以外で、電荷検出回路3から出力アンプ6に至る回路部分(配線等)に特性バラツキがあっても、その特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。その結果、出力画像にスジ状のノイズが発生することを確実に防止することが可能となる。
【0046】
なお、上記実施形態においては、4つの電荷検出回路3を1つの組として、それぞれの組ごとに1つの出力アンプ6を設ける構成としたが、本発明はこれに限らず、1つの組を構成する電荷検出回路3の個数を4つ以上又は4つ未満としてもよい。また、1つの組を構成する電荷検出回路3の個数を4つ以上とする場合は、電荷検出回路3と1:1の対応関係で出力アンプ6を設ける構成としてもよい。また、1つの組を構成する電荷検出回路3の個数を4つ未満とする場合は、全ての電荷検出回路3の信号電圧を1つの共通の出力アンプ6で増幅して出力する構成としてもよい。
【0047】
また、本発明に係る撮像装置は、携帯電話や電子手帳(PDA;Personal Digital Assistant)等に搭載することもできる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の撮像装置によれば、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶手段に記憶された信号とを用いて、信号処理手段により所定の信号処理を行うことにより、各々の電荷検出回路の特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。これにより、個々の電荷検出手段ごとに基準レベルの合わせ込みのための調整を行わなくても、スジ状ノイズの発生を防止することが可能となる。
【0049】
また、本発明の撮像装置の駆動方法によれば、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶工程に記憶された信号とを用いて、信号処理工程で所定の信号処理を行うことにより、各々の電荷検出回路の特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。これにより、個々の電荷検出手段ごとに基準レベルの合わせ込みのための調整を行わなくても、スジ状ノイズの発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される撮像装置の構成例を示す概略図である。
【図2】電荷検出回路から出力アンプまでの具体的な構成例を示す図である。
【図3】信号電圧の出力レベル補正のための構成例を示す図である。
【図4】タイミング制御のための構成例を示すブロック図である。
【図5】撮像装置の動作説明のためのタイミングチャート(その1)である。
【図6】撮像装置の動作説明のためのタイミングチャート(その2)である。
【図7】撮像装置の動作説明のためのタイミングチャート(その3)である。
【図8】メモリに記憶される電圧レベルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…フォトセンサ、2…電荷転送部、3…電荷検出回路、4…水平走査回路、5…水平信号線、6…出力アンプ、7…スイッチ、8…信号処理回路、9…S/H回路、10…メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、光電変換部と電荷転送部とを有する撮像装置及び撮像装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像装置としては、行列状に二次元配置された複数の光電変換部から読み出した信号電荷を電荷転送部で垂直方向に転送し、さらにその信号電荷を水平方向に転送した後、各々の信号電荷を共通の電荷検出手段で電圧変換して出力するものが広く知られている。
【0003】
また近年においては、撮像装置の高速駆動等を実現し得るものとして、垂直方向に転送された信号電荷を電圧変換する複数の電荷検出手段を備えた撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1)。この撮像装置においては、垂直CCD(Charge Coupled Device)で垂直方向に転送した信号電荷を電荷検出手段で電圧変換し、これによって電荷検出手段が生成した信号電圧を走査手段で順次走査して読み出すとともに、この読み出した信号電圧を出力アンプで増幅して出力するものとなっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−135656号公報(請求項1、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された撮像装置では、複数の電荷検出手段を設けたことにより、各々の電荷検出手段の特性バラツキ(特にゲインのバラツキ)によって信号電圧に出力誤差が生じ、この出力誤差を含んだかたちで信号電圧が読み出されることになる。そのため、各々の光電変換手段から全く同じ量の信号電荷が読み出された場合でも、最終的に得られる出力信号電圧にバラツキ(レベル差)が生じてしまう。その結果、出力画像にスジ状のノイズ(縦スジ等)が発生する恐れがある。
【0006】
この対策としては、各々の電荷検出手段の特性を個別に調整して、信号電圧を出力するときの基準レベルを相互に合わせ込むことも考えられるが、1つの撮像装置に設けられる電荷検出手段の個数が多くなると、それにつれて調整の手間が増える。そのため、電荷検出手段の個数が非常に多くなる現状では、実際の対応がきわめて困難なものとなる。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、複数の電荷検出手段を備えた構成とした場合に、各々の電荷検出手段の特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる撮像装置及び撮像装置の駆動方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、受光した光を光電変換する光電変換部と、この光電変換部から読み出した信号電荷を転送する電荷転送部と、この電荷転送部からの信号電荷を電圧変換する複数の電荷検出手段と、これら複数の電荷検出手段で電圧変換された信号を順次読み出す走査手段と、この走査手段によって読み出された信号を出力する出力手段と、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号を記憶する記憶手段と、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶手段に記憶された信号とを用いて、所定の信号処理を行う信号処理手段とを備えるものである。
【0009】
この撮像装置においては、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号のレベルが、光電変換部から読み出される信号電荷の電荷量に関係なく、各々の電荷検出手段の特性バラツキに依存したものとなる。そのため、記憶手段に記憶される信号は、各々の電荷検出手段の特性バラツキによる出力誤差だけを含んだものとなる。一方、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号のレベルは、光電変換部から読み出された信号電荷の電荷量と各々の電荷検出手段の特性バラツキに依存したものとなる。したがって、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶手段に記憶された信号とを用いて、信号処理手段により所定の信号処理を行うことにより、光電変換部からの信号電荷の読み出しと電荷転送部による信号電荷の転送を行って出力手段から出力された信号成分の中から、各々の電荷検出回路の特性バラツキによる出力誤差成分を取り除くことが可能となる。
【0010】
本発明に係る撮像装置の駆動方法は、受光した光を光電変換する光電変換部と、この光電変換部から読み出した信号電荷を転送する電荷転送部と、この電荷転送部からの信号電荷を電圧変換する複数の電荷検出手段と、これら複数の電荷検出手段で電圧変換された信号を順次読み出す走査手段と、この走査手段によって読み出された信号を出力する出力手段とを備える撮像装置の駆動方法であって、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号を記憶する記憶工程と、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶工程で記憶された信号とを用いて、所定の信号処理を行う信号処理工程とを含むものである。
【0011】
この撮像装置の駆動方法においては、電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号のレベルが、光電変換部から読み出される信号電荷の電荷量に関係なく、各々の電荷検出手段の特性バラツキに依存したものとなる。そのため、記憶工程に記憶される信号は、各々の電荷検出手段の特性バラツキによる出力誤差だけを含んだものとなる。一方、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号のレベルは、光電変換部から読み出された信号電荷の電荷量と各々の電荷検出手段の特性バラツキに依存したものとなる。したがって、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶工程に記憶された信号とを用いて、信号処理工程で所定の信号処理を行うことにより、光電変換部からの信号電荷の読み出しと電荷転送部による信号電荷の転送を行って出力手段から出力された信号成分の中から、各々の電荷検出回路の特性バラツキによる出力誤差成分を取り除くことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、インターライン型の転送方式を採用した撮像装置に適用した場合の本発明の実施の形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明するが、本発明は、フレームトランスファ型の転送方式を採用した撮像装置にも適用可能である。
【0013】
図1は本発明が適用される撮像装置の構成例を示す概略図である。図示した撮像装置は、複数のフォトセンサ1と、複数の電荷転送部2と、複数の電荷検出回路3と、走査手段となる水平走査回路4と、水平信号線5と、出力手段となる出力アンプ6とを備えて構成されている。
【0014】
複数のフォトセンサ1は行列状に二次元配置されている。各々のフォトセンサ1は、受光した光を光電変換する光電変換部に相当するもので、例えばフォトダイオードによって構成される。図1においては、各々のフォトセンサ1の位置を、垂直方向にm行、水平方向にn列(m,nはそれぞれ1以上の整数)として、それぞれPmn(P11、P12、P13、…、P21、P22、P23、…、P31、P32、P33、…)で表している。
【0015】
複数の電荷転送部2は、各々のフォトセンサ1に対して、それぞれ列毎にフォトセンサ1に隣接してライン状に設けられている。各々の電荷転送部2は、各行のフォトセンサ1から読み出された信号電荷を垂直方向(ライン方向)に順次転送するもので、例えばCCD構造を有する垂直CCDによって構成される。
【0016】
複数の電荷検出回路3は、行列状をなすフォトセンサ1の列毎(ライン毎)に電荷転送部2と1:1の対応関係で設けられている。各々の電荷検出回路3は、電荷検出手段に相当するもので、例えば、FD(フローティングディフュージョン)アンプとFDリセットトランジスタとによって構成される。この電荷検出回路3は電荷転送部2の一端部(垂直転送の終端部)に接続されている。各々の電荷検出回路3は、それぞれに対応する電荷転送部2から読み出された信号電荷を電圧変換することにより、当該信号電荷の電荷量に応じた信号電圧を生成するものである。
【0017】
水平走査回路4は、複数の電荷検出回路3を水平方向で順に選択することにより、各々の電荷検出回路3で生成された信号電圧を水平信号線5に順次読み出すものである。この水平走査回路4では、電荷検出回路3から水平信号線5へと信号電圧を読み出すにあたり、信号電圧の読み出し対象となる電荷検出回路3に対して水平走査周期に同期した水平走査パルスを出力する。
【0018】
出力アンプ6は、上記水平走査回路4によって水平信号線5に読み出された信号電圧を増幅して出力するもので、水平信号線5の一端に接続されている。この出力アンプ6は、例えば、4つの電荷検出回路3を1つの組として、この組ごとに1つずつ設けられている。この場合、出力アンプ6の個数は、電荷検出回路3の個数の1/4となる。
【0019】
図2に電荷検出回路3から出力アンプ6までの具体的な構成例を示す。図示のように4つの電荷検出回路(FD)3は、それぞれに対応するスイッチ7を介して共通の水平信号線5に接続されている。各々のスイッチ7は、水平走査回路4から出力される水平走査パネルφHn(nは1以上の整数)にしたがってスイッチング動作(オンオフ動作)するものである。このスイッチ7は、電荷検出回路3と水平信号線5との間に1つずつ接続されている。なお、以降の説明では、4つの電荷検出回路3とこれに対応する4つのスイッチ7を、それぞれ3A,3B,3C,3D及び7A,7B,7C,7Dとして区別するものとする。
【0020】
上記図2に示す構成においては、各々のスイッチ7A,7B,7C,7Dに対して水平走査回路4から水平走査のための水平走査パルスφHnが順に出力される。このとき、水平走査回路4から水平走査パルスφH1が出力されると、これに対応するスイッチ7Aがスイッチング動作(オン動作)する。そのため、電荷検出回路3Aから水平信号線5に信号電圧が読み出されるとともに、この信号電圧が出力アンプ6で増幅されて出力される。
【0021】
同様に、水平走査回路4から水平走査パルスφH2が出力されると、これに対応するスイッチ7Bのスイッチング動作(オン動作)により、電荷検出回路3Bから水平信号線5に信号電圧が読み出されるとともに、この信号電圧が出力アンプ6で増幅されて出力される。また、水平走査回路4から水平走査パルスφH3が出力されると、これに対応するスイッチ7Cのスイッチング動作(オン動作)により、電荷検出回路3Cから水平信号線5に信号電圧が読み出されるとともに、この信号電圧が出力アンプ6で増幅されて出力される。また、水平走査回路4から水平走査パルスφH4が出力されると、これに対応するスイッチ7Dのスイッチング動作(オン動作)により、電荷検出回路3Dから水平信号線5に信号電圧が読み出されるとともに、この信号電圧が出力アンプ6で増幅されて出力される。
【0022】
図3は出力アンプから出力された信号電圧の出力レベル補正のための構成例を示す図である。図3において、出力アンプ6の出力端には、信号処理回路8の一方の入力端が接続されている。また、出力アンプ6の出力端と信号処理回路8の他方の入力端との間には、サンプルホールド回路(以下、S/H回路)9とメモリ10が直列に接続されている。
【0023】
S/H回路9は、出力アンプ6から出力される信号電圧をサンプルホールドパルス(φSH)にしたがってサンプリングするものである。メモリ10は、S/H回路9でサンプリングされた信号電圧をメモリ電圧として記憶するもので、本発明における記憶手段に相当するものである。このメモリ10には、サンプリング時のタイミングに対応付けて複数のメモリ電圧が記憶される。メモリ10にメモリ電圧を記憶するにあたって出力アンプ6から出力される信号電圧は、電荷転送部2による信号電荷の転送(垂直転送)を行わずに、水平走査回路4により複数の電荷検出回路3から水平信号線5に順に読み出されたものとなる。ちなみに、電荷転送部2による信号電荷の転送は、電荷転送部2に対する垂直転送パルスの出力を停止することで、実行しないように制御することができる。
【0024】
ここで、1つの出力アンプ6からは、上記図2に示す構成にしたがって、4つの電荷検出回路3A,3B,3C,3Dに対応する信号電圧が水平走査回路4によって順に読み出されるとともに、各々の信号電圧がサンプルホールドパルスφSHによって順にサンプリングされる。これに対して、メモリ10は、サンプルホールドパルスφSHが立ち上がってから、所定時間経過後(次のサンプルホールドパルスφSHが立ち上がりるまでの間)に、S/H回路9にホールドされた信号電圧を読み出して所定のメモリ領域に書き込む。また、メモリ10は、サンプルホールドパルスφSHに同期して信号電圧(メモリ電圧)の書き込みを行う。したがって、メモリ10には、電荷検出回路3Aから読み出してサンプリングしたメモリ電圧Vm1と、電荷検出回路3Bから読み出してサンプリングしたメモリ電圧Vm2と、電荷検出回路3Cから読み出してサンプリングしたメモリ電圧Vm3と、電荷検出回路3Dから読み出してサンプリングしたメモリ電圧Vm4がそれぞれ個別に記憶(書き込み)されることになる。
【0025】
信号処理回路8は、出力アンプ6から出力される信号電圧と、メモリ10に記憶されたメモリ電圧とを用いて、所定の信号処理を行うものである。この場合、出力アンプ6から出力される信号電圧は、フォトセンサ1から電荷転送部2に読み出した信号電荷の転送(垂直転送)を行って、水平走査回路4により複数の電荷検出回路3から水平信号線5に順に読み出されたものとなる。
【0026】
信号処理回路8は、上述した信号処理の一つの形態として、出力アンプ6から出力される信号電圧と、メモリ10に記憶されたメモリ電圧とを用いた演算処理を行う。この演算処理において、信号処理回路8は、出力アンプ6から出力される信号電圧のレベル(特に黒レベル)を補正し、この補正後の信号電圧(以下、補正信号電圧)を自身の出力端から出力する。より具体的に記述すると、信号処理回路8は、出力アンプ6から出力される信号電圧とメモリ10から読み出されるメモリ電圧(Vm1,Vm2,Vm3,Vm4)とを用いた演算処理により、それらの信号電圧の差分値を求め、この差分値(演算処理結果)を補正信号電圧として出力する。
【0027】
なお、上述したフォトセンサ1、電荷転送部2、電荷検出回路3、水平走査回路4、信号処理回路8及びメモリ10については、同一の半導体チップ上に形成することが望ましい。ただし、フォトセンサ1、電荷転送部2、電荷検出回路3及び水平走査回路4を同一の半導体チップ上に形成するとともに、信号処理回路8及びメモリ10を半導体チップの外部に形成することも可能である。
【0028】
図4はタイミング制御のための構成例を示すブロック図である。図4において、基準クロックパルス11は、一定周期の基準クロックパルスを発生するものである。タイミングパルス発生部12は、基準クロックパルスが発生する基準クロックパルス信号を用いて各種のタイミングパルス(垂直転送用のタイミングパルス、水平走査用のタイミングパルス、FDドライブ用のタイミングパルス、S/H回路ドライブ用のタイミングパルスなど)を発生するものである。
【0029】
垂直ドライバ13は、タイミングパルス発生部12から入力される垂直転送用のタイミングパルスにしたがって垂直転送パルス(φVm)を生成し、この垂直転送パルスを用いて電荷転送部(垂直CCD)2を駆動するものである。水平走査回路4は、タイミングパルス発生部12から入力される水平走査用のタイミングパルスにしたがって水平走査パルス(φHn)を生成し、この水平走査パルスを用いて各々の電荷検出回路3を順に選択走査するものである。
【0030】
FDドライバ14は、タイミングパルス発生部12から入力されるFDドライブ用のパルスにしたがってFDリセットパルス(φRS)を生成し、このFDリセットパルスを用いて各々の電荷検出回路(FD)3を駆動するものである。S/Hドライバ15は、タイミングパルス発生部12から入力されるS/Hドライブ用のパルスにしたがってサンプルホールドパルス(φSH)を生成し、このサンプルホールドパルスを用いてS/H回路9を駆動するものである。
【0031】
続いて、タイミングパルス発生部12が発生する各種のタイミングパルスに基づく撮像装置の動作について、図5〜図7のタイミングチャートを参照して説明する。
【0032】
先ず、図5においては、FDドライバ14が一定周期のFDリセットパルスφRSを出力するとともに、このFDリセットパルスφRSの周期のほぼ中間でS/Hドライバ15がサンプルホールドパルスφSHを出力する。このサンプルホールドパルスφSHは、上記図3に示すS/H回路9に対して、時系列順に4つ(φSH1,φSH2,φSH3,φSH4)出力される。サンプルホールドパルスφSHが出力される期間(以下、SHパルス出力期間)T1において、垂直ドライバ13は垂直転送パルスφVmを出力しない。そのため、SHパルス出力期間T1は、電荷転送部2から電荷検出回路3への信号電荷の読み出しを含めて、電荷転送部2による信号電荷の転送(垂直転送)が行われない期間となる。
【0033】
ただし、SHパルス出力期間T1であっても、FDリセットパルスφRSや水平走査パルスφHnの出力は継続的に行われる。そのため、SHパルス出力期間T1では、電荷転送部2による信号電荷の転送を行わずに、水平走査回路4により各々の電荷検出回路3からの信号電圧を水平信号線5に順に読み出すとともに、この読み出した信号電圧を出力アンプ6で増幅して出力することになる。このとき、各々の電荷検出回路3から水平信号線5への信号電圧の読み出しは、水平走査回路4から出力される水平走査パルスφHnにしたがって行われる。
【0034】
その後、S/Hドライバ15によるサンプルホールドパルスφSHの出力が終了すると、垂直ドライバ13は垂直転送パルスφVm(φV1,φV2,φV3,φV4,…)の出力を開始する。これにより、各々のフォトセンサ1から電荷電送部2へと読み出された信号電荷が、垂直転送パルスφVmに同期して電荷転送部2により転送されるとともに、電荷転送部2から電荷検出回路3へと読み出される。さらに、各々の電荷検出回路3に読み出された信号電荷は、当該電荷検出回路3で信号電圧に変換された後、水平走査回路4から出力される水平走査パルスφHnにしたがって出力アンプ6に順に読み出される。したがって、垂直転送パルスφVmが出力される期間では、フォトセンサ1から電荷転送部2に読み出した信号電荷の転送(垂直転送)を行って、水平走査回路4により各々の電荷検出回路3からの信号電圧を水平信号線5に順に読み出すとともに、この読み出した信号電圧を出力アンプ6で増幅して出力することになる。この場合、電荷転送部2がCCD構造を含むものであれば、電荷転送部2による信号電荷の電荷はCCDによる電荷転送となる。また、各々の電荷検出回路3から水平信号線5への信号電圧の読み出しは、水平走査回路4から出力される水平走査パルスφHnにしたがって行われる。
【0035】
一方、出力アンプ6に読み出された信号電圧は、当該出力アンプ6で増幅された後、当該出力アンプ6から出力される。ここで、上記SHパルス出力期間T1において、出力アンプ6から出力された信号電圧の出力波形が図6の上段で示す波形であるとすると、この信号電圧をS/H回路9がサンプルホールドパルスφSH(図6の中段で示す)でサンプリングしたときに得られる信号電圧(SH信号電圧)は、図6の下段で示すような波形となる。
【0036】
さらに詳述すると、出力アンプ6から出力される信号電圧の黒レベルは、各列の電荷転送部2に接続された電荷検出回路3の特性バラツキ(ゲインのバラツキなど)により、基準となる黒レベル(以下、基準黒レベル)BLからずれたものとなる。したがって、SH信号電圧のレベルも、各々の電荷検出回路3(図2に示す電荷検出回路3A,3B,3C,3D)の特性バラツキに応じて、基準黒レベルBLからずれたものとなる。こうして得られたSH信号電圧は、サンプリングのタイミングごとにメモリ10に記憶(書き込まれる)。
【0037】
すなわち、サンプルホールドパルスφSH1でサンプルホールドされたSH信号電圧の電圧値はメモリ電圧Vm1としてメモリ10に記憶される。同様に、サンプルホールドパルスφSH2でサンプルホールドされたSH信号電圧の電圧値はメモリ電圧Vm2として、サンプルホールドパルスφSH3でサンプルホールドされたSH信号電圧の電圧値はメモリ電圧Vm3として、サンプルホールドパルスφSH4でサンプルホールドされたSH信号電圧の電圧値はメモリ電圧Vm4として、それぞれメモリ10に順に記憶される。
【0038】
これにより、メモリ10には、図8に示すように、4つのメモリ電圧(Vm1,Vm2,Vm3,Vm4)が記憶される。このようにメモリ10に記憶されたメモリ電圧Vm1,Vm2,Vm3,Vm4のレベルは、フォトセンサ1から読み出される信号電荷の電荷量に関係なく、各々の電荷検出回路3A,3B,3C,3Dの特性バラツキに依存したものとなる。すなわち、メモリ電圧Vm1のレベルは電荷検出回路3Aの特性バラツキに依存し、メモリ電圧Vm2のレベルは電荷検出回路3Bの特性バラツキに依存し、メモリ電圧Vm3のレベルは電荷検出回路3Cの特性バラツキに依存し、メモリ電圧Vm4のレベルは電荷検出回路3Dの特性バラツキに依存したものとなる。そのため、メモリ10に記憶されるメモリ電圧(Vm1,Vm2,Vm3,Vm4)は、各々の電荷検出回路(3A,3B,3C,3D)の特性バラツキによる出力誤差(基準黒レベルBLとのずれ)だけを含んだものとなる。
【0039】
ちなみに、上述した基準黒レベルBLとは、フォトセンサ1に信号電荷が全く蓄積されていない状態で、当該フォトセンサ1から信号電荷を読み出して電荷転送部2により転送し、この転送した信号電荷を電荷検出回路3で電圧変換して出力アンプ6に読み出したときに、当該出力アンプ6から出力されるべき信号電圧の黒レベルをいう。
【0040】
一方、垂直転送パルスφVmの出力を開始(換言すると、電荷転送部2による信号電荷の転送を開始)してから、各々の電荷検出回路3から順に読み出されて出力アンプ6により出力される信号電圧(以下、読み出し信号電圧)が、例えば図7の上段で示すものであるとすると、この読み出し信号電圧は信号処理回路8の一方の入力端に入力される。ちなみに、出力アンプ6から出力される読み出し信号電圧のレベルは、フォトセンサ1から読み出された信号電荷の電荷量が全て同じである場合を想定して示している。このとき、信号処理回路8の他方の入力端には、当該信号処理回路8への読み出し信号電圧の入力に合わせてメモリ10から読み出されたメモリ電圧が入力される。
【0041】
出力アンプ6から信号処理回路8への読み出し信号電圧の入力と、メモリ10から信号処理回路8へのメモリ電圧の入力は、互いに同期して行われる。すなわち、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr1が入力されると、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm1が入力される。同様に、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr2が入力されると、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm2が入力され、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr3が入力されると、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm3が入力され、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr4が入力されると、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm4が入力される。
【0042】
このうち、読み出し信号電圧Vr1は、電荷検出回路3Aから読み出されて出力アンプ6から出力された信号電圧であり、読み出し信号電圧Vr2は、電荷検出回路3Bから読み出されて出力アンプ6から出力された信号電圧である。また、読み出し信号電圧Vr3は、電荷検出回路3Cから読み出されて出力アンプ6から出力された信号電圧であり、読み出し信号電圧Vr4は、電荷検出回路3Dから読み出されて出力アンプ6から出力された信号電圧である。各々の読み出し信号電圧Vr1,Vr2,Vr3,Vr4のレベルは、フォトセンサ1から読み出された信号電荷の電荷量と各々の電荷検出回路3A,3B,3C,3Dの特性バラツキの両方に依存したものとなる。
【0043】
このように読み出し信号電圧とメモリ電圧が入力されると、それらを用いた演算処理(信号処理)が信号処理回路8によって行われる。信号処理回路8での演算処理は、読み出し信号電圧の黒レベルが基準黒レベルBLに一致するように行われる。具体的には、例えば、出力アンプ6から信号処理回路8に読み出し信号電圧Vr1が入力され、これに同期してメモリ10から信号処理回路8にメモリ電圧Vm1が入力された場合は、一方の信号電圧(例えば、読み出し信号電圧Vr1)を正電圧、他方の信号電圧(例えば、メモリ電圧Vm1)を負電圧として、それらの差分を信号処理回路8で演算し、その演算結果(差分電圧)を補正信号電圧として出力する。これにより、フォトセンサ1からの信号電荷の読み出しと電荷転送部2による信号電荷の転送を行って出力アンプ6から出力された信号成分の中から、各々の電荷検出回路3A,3B,3C,3Dの特性バラツキによる出力誤差成分を取り除いて出力することができる。
【0044】
このような演算処理(信号処理)を、読み出し信号電圧Vr2とメモリ電圧Vm2が入力された場合や、読み出し信号電圧Vr3とメモリ電圧Vm3が入力された場合、さらには読み出し信号電圧Vr4とメモリ電圧Vm4が入力された場合に、その都度、信号処理回路8で繰り返し行う。これにより、上述のようにフォトセンサ1から読み出された信号電荷の電荷量が全て同じである場合は、図7の下段で示すように、信号処理回路8から出力される補正信号電圧の黒レベルが基準黒レベルBLに一致し、かつ、読み出し信号レベルが相互に一致した状態となる。
【0045】
したがって、各々の電荷検出回路3に特性バラツキがあっても、その特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。また、各々の出力アンプ6に特性バラツキがあっても、その特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。さらに、電荷検出回路3や出力アンプ6以外で、電荷検出回路3から出力アンプ6に至る回路部分(配線等)に特性バラツキがあっても、その特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。その結果、出力画像にスジ状のノイズが発生することを確実に防止することが可能となる。
【0046】
なお、上記実施形態においては、4つの電荷検出回路3を1つの組として、それぞれの組ごとに1つの出力アンプ6を設ける構成としたが、本発明はこれに限らず、1つの組を構成する電荷検出回路3の個数を4つ以上又は4つ未満としてもよい。また、1つの組を構成する電荷検出回路3の個数を4つ以上とする場合は、電荷検出回路3と1:1の対応関係で出力アンプ6を設ける構成としてもよい。また、1つの組を構成する電荷検出回路3の個数を4つ未満とする場合は、全ての電荷検出回路3の信号電圧を1つの共通の出力アンプ6で増幅して出力する構成としてもよい。
【0047】
また、本発明に係る撮像装置は、携帯電話や電子手帳(PDA;Personal Digital Assistant)等に搭載することもできる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の撮像装置によれば、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶手段に記憶された信号とを用いて、信号処理手段により所定の信号処理を行うことにより、各々の電荷検出回路の特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。これにより、個々の電荷検出手段ごとに基準レベルの合わせ込みのための調整を行わなくても、スジ状ノイズの発生を防止することが可能となる。
【0049】
また、本発明の撮像装置の駆動方法によれば、光電変換部から電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、走査手段により複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ出力手段から出力された信号と、記憶工程に記憶された信号とを用いて、信号処理工程で所定の信号処理を行うことにより、各々の電荷検出回路の特性バラツキによる出力誤差を適切に補正することができる。これにより、個々の電荷検出手段ごとに基準レベルの合わせ込みのための調整を行わなくても、スジ状ノイズの発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される撮像装置の構成例を示す概略図である。
【図2】電荷検出回路から出力アンプまでの具体的な構成例を示す図である。
【図3】信号電圧の出力レベル補正のための構成例を示す図である。
【図4】タイミング制御のための構成例を示すブロック図である。
【図5】撮像装置の動作説明のためのタイミングチャート(その1)である。
【図6】撮像装置の動作説明のためのタイミングチャート(その2)である。
【図7】撮像装置の動作説明のためのタイミングチャート(その3)である。
【図8】メモリに記憶される電圧レベルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…フォトセンサ、2…電荷転送部、3…電荷検出回路、4…水平走査回路、5…水平信号線、6…出力アンプ、7…スイッチ、8…信号処理回路、9…S/H回路、10…メモリ
Claims (10)
- 受光した光を光電変換する光電変換部と、
前記光電変換部から読み出した信号電荷を転送する電荷転送部と、
前記電荷転送部からの信号電荷を電圧変換する複数の電荷検出手段と、
前記複数の電荷検出手段で電圧変換された信号を順次読み出す走査手段と、
前記走査手段によって読み出された信号を出力する出力手段と、
前記電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、前記走査手段により前記複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ前記出力手段から出力された信号を記憶する記憶手段と、
前記光電変換部から前記電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、前記走査手段により前記複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ前記出力手段から出力された信号と、前記記憶手段に記憶された信号とを用いて、所定の信号処理を行う信号処理手段と
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記光電変換部、前記電荷転送部、前記電荷検出手段、前記走査手段、前記記憶手段及び前記信号処理手段を同一の半導体チップ上に形成した
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記光電変換部、前記電荷転送部、前記電荷検出手段及び前記走査手段を同一の半導体チップ上に形成するとともに、前記記憶手段及び前記信号処理手段を前記半導体チップの外部に形成した
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記電荷転送部はCCD構造を含む
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記信号処理手段は、前記所定の信号処理として、前記走査手段により前記複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ前記出力手段から出力された信号と、前記記憶手段に記憶された信号とを用いた演算処理を行う
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記信号処理手段は、前記演算処理によって信号の差分値を求め、この差分値を補正信号として出力する
ことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。 - 受光した光を光電変換する光電変換部と、前記光電変換部から読み出した信号電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷転送部からの信号電荷を電圧変換する複数の電荷検出手段と、前記複数の電荷検出手段で電圧変換された信号を順次読み出す走査手段と、前記走査手段によって読み出された信号を出力する出力手段とを備える撮像装置の駆動方法であって、
前記電荷転送部による信号電荷の転送を行わずに、前記走査手段により前記複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ前記出力手段から出力された信号を記憶する記憶工程と、
前記光電変換部から前記電荷転送部に読み出した信号電荷の転送を行って、前記走査手段により前記複数の電荷検出手段から順に読み出しかつ前記出力手段から出力された信号と、前記記憶工程で記憶された信号とを用いて、所定の信号処理を行う信号処理工程と
を含むことを特徴とする撮像装置の駆動方法。 - 前記電荷転送部による信号電荷の転送は、CCDによる電荷転送である
ことを特徴とする請求項7記載の撮像装置の駆動方法。 - 前記信号処理工程では、前記所定の信号処理として演算処理を行う
ことを特徴とする請求項7記載の撮像装置の駆動方法。 - 前記信号処理工程では、前記演算処理によって信号の差分値を求め、この差分値を補正信号として出力する
ことを特徴とする請求項9記載の撮像装置の駆動方法。
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