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JP2004190661A - 燃料供給装置 - Google Patents

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JP2004190661A JP2003351897A JP2003351897A JP2004190661A JP 2004190661 A JP2004190661 A JP 2004190661A JP 2003351897 A JP2003351897 A JP 2003351897A JP 2003351897 A JP2003351897 A JP 2003351897A JP 2004190661 A JP2004190661 A JP 2004190661A
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辰雄 酒井
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Abstract

【課題】 外部への振動の伝達を低減する燃料供給装置を提供する。
【解決手段】 ポンプモジュール30はサブタンク20の内部に収容されている。ポンプモジュール30は、燃料フィルタ32、燃料ポンプおよびプレッシャレギュレータ49を有している。サクションフィルタ50は、燃料ポンプの吸入口と接続し、サブタンク20の底部内壁と接触している。サクションフィルタ50は、外周を不織布で覆われている。支持部材60はサクションフィルタ50の上方において燃料フィルタ32の蓋36とサブタンク20とを結合している。支持部材60は薄板で一体に形成されており、弾性を有している。支持部材60は、蓋36とスナップフィットする中央部61と、サブタンク20の周壁27とスナップフィットする2個の腕部64とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料タンク内に燃料ポンプを収容する燃料供給装置に関する。
燃料タンク内に燃料ポンプを設置し、燃料タンク内の燃料を吸入し吐出する所謂インタンク式の燃料供給装置が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特許文献1の燃料供給装置では、燃料ポンプおよび燃料ポンプの周囲を囲む燃料フィルタを有するポンプモジュールがサブタンク内に収容されている。特許文献2の燃料供給装置では、燃料ポンプはキャニスタ内に収容され、キャニスタの底部から外部に突出するフィルタから燃料タンク内の燃料を直接吸入している。
特開平9−268956号公報 米国特許第5038741号明細書
しかしながら、特許文献1の燃料供給装置では、ポンプモジュールを構成する燃料フィルタがサブタンクに直接接続しているので、燃料ポンプの振動は燃料フィルタ、サブタンク、燃料タンクに伝達し燃料タンクの外部に伝わる。特に車両に搭載される燃料供給装置の場合、燃料ポンプの振動が燃料タンクから車室内に伝達し騒音となる問題がある。
特許文献2の燃料供給装置では、燃料ポンプの上部がスプリングによりキャニスタに取り付けられているので、燃料ポンプの振動は上部からキャニスタに伝達しにくい。しかし、燃料ポンプの吸入口はキャニスタに嵌合し、キャニスタの底部は燃料タンクの底部内壁に接触しているので、燃料ポンプの振動は吸入口側からキャニスタおよび燃料タンクに伝達する恐れがある。
本発明の目的は、外部への振動の伝達を低減する燃料供給装置を提供することにある。
請求項1から19記載の発明によると、ポンプモジュールは、支持部材を介してサブタンクに接続し、サクションフィルタを介してサブタンクに接触している。支持部材は弾性を有しているので、燃料ポンプの振動は支持部材に吸収される。したがって、燃料ポンプの振動は支持部材からサブタンクに伝達しにくい。また、燃料ポンプの燃料吸入側はサブタンクと直接接触していないので、燃料ポンプの振動が燃料吸入側からサブタンクに伝達することを低減する。
さらに、ポンプモジュールは支持部材およびサクションフィルタを介してサブタンクに支持されているので、支持部材だけでポンプモジュールを支持する必要がない。弾性を有する支持部材に高い機械的強度が不要であるから、支持部材に弾性をもたせ易く支持部材の製造が容易である。
請求項3または4記載の発明によると、ポンプモジュールはポンプモジュールの重心よりも上方またはポンプモジュールの上面で支持部材と接続し、下方でサクションフィルタを介してサブタンクと接触している。重心を挟みポンプモジュールの上下がサブタンクに支持されるので、ポンプモジュールの揺れを防止できる。
請求項5記載の発明によると、サクションフィルタの外周は不織布で覆われている。不織布は厚みを容易に増すことができるので、サブタンクの底部内壁と接触しているサクションフィルタの不織布部分に弾性を持たせることができる。したがって、サクションフィルタにおいて燃料ポンプの振動を吸収できる。
請求項6記載の発明によると、サクションフィルタの濾材がサブタンクの底部内壁と接触しているので、燃料ポンプの振動が濾材で吸収される。これにより、燃料ポンプの振動がサクションフィルタからサブタンクに伝達することを低減できる。
請求項7記載の発明によると、サクションフィルタの底部とサブタンクの底部内壁との間に弾性部材を設置しているので、燃料ポンプの振動が弾性部材に吸収される。したがって、燃料ポンプの振動がサクションフィルタからサブタンクに伝達することを低減する。
請求項8記載の発明によると、サクションフィルタの底部と弾性部材とは凹面と凸面とで接触し、凹面は凹面の底に向けて滑らかに縮径している。凹面に対し凸面が相対移動することにより、燃料ポンプの振動をサクションフィルタ側で逃がすことができる。したがって、燃料ポンプの振動を低減できる。さらに、凹面により凸面が調心されるので、ポンプモジュールの軸ずれを防止できる。
請求項9記載の発明によると、弾性部材とポンプモジュールとは同軸軸上に設置されているので、凹面による凸面の調心性が向上する。
請求項10記載の発明によると、支持部材はサブタンクと周方向の複数箇所において接続しているので、サブタンクと接続している支持部材の各接続箇所の強度を低減できるとともに、ポンプモジュールが偏って揺れることを防止できる。
請求項11記載の発明によると、支持部材とサブタンクとの接続箇所を結んだ多角形内にポンプモジュールの中心軸が存在するので、ポンプモジュールが揺れにくい。
請求項12記載の発明によると、支持部材はポンプモジュールおよびサブタンクの少なくとも一方とスナップフィットで接続しているので、支持部材とポンプモジュールまたはサブタンクとの接続が容易である。
請求項13記載の発明によると、支持部材がサブタンクとスナップフィットする接続部は、サブタンクの周壁を径方向に挟む外周部および内周部を有している。ポンプモジュールがサブタンクの径方向に揺れても、接続部の外周部および内周部がサブタンクの周壁に係止されるので、スナップフィットが外れることを防止する。
請求項14記載の発明によると、ポンプモジュールおよびサブタンクとの接続箇所を連結する支持部材の連結部は波状に形成されている。したがって、支持部材に容易に弾性をもたせることができる。
請求項15記載の発明によると、サブタンクに係合して取り付けられる支持部材の係合部はサブタンクにポンプモジュールを取り付ける方向にほぼ沿って延びているので、サブタンクに支持部材を係合するときにポンプモジュールの取り付け方向に沿って支持部材の係合部が案内される。これにより、サブタンクに支持部材を係合する作業が容易になる。
請求項17記載の発明によると、サクションフィルタの吸入管はポンプモジュールの軸方向に沿って直線状に形成されている。サクションフィルタがポンプモジュールの重量を吸入管の軸に沿って受けるので、サクションフィルタはポンプモジュールを安定して支持できる。したがって、ポンプモジュールの振動を低減できる。
請求項18記載の発明によると、吸入管の径は軸長よりも大きい。吸入管のぶれが低減するので、サクションフィルタはポンプモジュールを安定して支持できる。したがって、ポンプモジュールの振動を低減できる。
請求項19記載の発明によると、吸入管の中心軸はポンプモジュールの軸とほぼ一致している。サクションフィルタは吸入管の中心軸上でポンプモジュールの重量を受けるので、サクションフィルタはポンプモジュールを安定して支持できる。したがって、ポンプモジュールの振動を低減できる。
請求項20記載の発明によると、燃料ポンプと結合しているポンプケーシングは、支持部材を介して燃料タンクに接続し、サクションフィルタを介して燃料タンクに接触している。支持部材は弾性を有しているので、燃料ポンプの振動は支持部材に吸収される。したがって、燃料ポンプの振動は支持部材から燃料タンクに伝達しにくい。また、燃料ポンプの燃料吸入側は燃料タンクと直接接触していないので、燃料ポンプの振動が燃料吸入側から燃料タンクに伝達することを低減する。
さらに、燃料ポンプは支持部材およびサクションフィルタを介して燃料タンクに支持されているので、支持部材だけで燃料ポンプを支持する必要がない。弾性を有する支持部材に高い機械的強度が不要であるから、支持部材に弾性をもたせ易く支持部材の製造が容易である。
以下、本発明の複数の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料供給装置を図2に示す。燃料供給装置10の蓋部材11は円板状に形成されており、樹脂製の図示しない燃料タンクの上壁に係止されて取付けられている。なお、燃料タンクは金属製でもよい。燃料供給装置10の蓋部材11以外の部品は燃料タンク内に収容されている。燃料タンクは、ポンプモジュール30を収容しているタンク部に移送用ジェットポンプにより燃料を移送可能な他のタンク部を有している。
蓋部材11に、燃料吐出管12および電気コネクタ14が組み付けられている。燃料吐出管12は、ポンプモジュール30の燃料ポンプ40から吐出された燃料を燃料タンクの外部に供給する管である。電気コネクタ14は、リード線により燃料ポンプ40に電力を供給する。
金属パイプ16の一端は蓋部材11に圧入されており、他端はサブタンク20に形成している挿入部18(図1参照)に緩く挿入されている。スプリング17は、蓋部材11とサブタンク20とを互いに離れるように付勢している。したがって、樹脂製の燃料タンクが温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で膨張および収縮しても、スプリング17の付勢力によりサブタンク20の底部は燃料タンクの底部内壁に常に押し付けられている。
サブタンク20の内部には、ポンプモジュール30およびサクションフィルタ50等が収容されている。
ポンプモジュール30は、燃料フィルタ32、燃料ポンプ40およびプレッシャレギュレータ49を有している。燃料フィルタ32は、ケース本体34および蓋36からなるフィルタケースと、フィルタエレメント39とを有し、燃料ポンプ40の外周を覆っている。ケース本体34および蓋36からなるフィルタケースは、燃料ポンプ40を覆うポンプケーシングである。ケース本体34と蓋36とは溶着等により固定されている。ケース本体34の流入口35は燃料ポンプ40の吐出口42と嵌合し結合している。燃料ポンプ40に燃料が逆流することを防止する逆止弁部材48は流入口35内に収容されている。フィルタエレメント39は燃料ポンプ40が吐出する燃料中に含まれる異物を除去する。
燃料ポンプ40は、図2に示す状態で、つまり燃料吐出側を鉛直方向上側に、燃料吸入側を鉛直方向下側にしてサブタンク20内に縦置きに収容されている。燃料ポンプ40は、電気コネクタ14とリード線で接続されるコネクタ部44(図1参照)を蓋36から露出している。燃料ポンプ40は、内部に図示しないモータを収容しており、モータとともに回転するインペラ等の回転部材により燃料吸入力を発生する。プレッシャレギュレータ49は、ケース本体34の図示しない流出口に流入口を接続しており、燃料ポンプ40が吐出しフィルタエレメント39で異物を除去された燃料の圧力を調圧する。調圧された燃料は、蛇腹管19を通り燃料吐出管12に向かう。
サクションフィルタ50は、燃料ポンプ40の吸入口と接続し、サブタンク20の底部内壁と接触している。サクションフィルタ50は、外周を濾材としての不織布52で覆われており、燃料ポンプ40がサブタンク20内から吸入する燃料に含まれる比較的大きな異物を除去する。不織布52の底部はサブタンク20の底部内壁に接触している。サクションフィルタ50は、サブタンク20の底部内壁に形成されている突部22に周囲を囲まれ位置決めされている。サブタンク20内に燃料を供給する供給手段としてのジェットポンプ59(図1参照)は、サブタンク20の外側に取り付けられている。ジェットポンプ59は、プレッシャレギュレータ49が排出する余剰燃料、またはエンジン側からリターンされる余剰燃料を噴出し、燃料タンク内の燃料を流入口24からサブタンク20内に供給する。燃料タンク内の燃料量が減少しても、サブタンク20内は燃料で充満されている。ポンプモジュール30が収容されているタンク部に他のタンク部の燃料を移送する図示しない移送用ジェットポンプは、サブタンク20の収容部26に収容されている。
図1に示すように、支持部材60はサクションフィルタ50の上方において燃料フィルタ32の蓋36とサブタンク20とを接続している。蓋36はポンプモジュール30の重心200よりも上方にあり、ポンプモジュール30の上面に位置している。支持部材60は薄板で一体に形成されており、弾性を有している。支持部材60は、蓋36とスナップフィットする中央部61と、サブタンク20の周壁27とスナップフィットする2個の腕部64とを有している。中央部61と蓋36とは、蓋36の上面から突出する突起37に中央部61の嵌合穴62がスナップフィットすることにより接続している。支持部材60の接続部である腕部64は、サブタンク20の周壁27を径方向に挟む外周部66および内周部68を有している。外周部66と内周部68との間隔はサブタンク20の周壁27の厚みよりも僅かに大きい。図1および図3に示すように係合部としての外周部66に窓67が形成されており、この窓67はサブタンク20の周壁27の外側に突出する爪28と嵌合している。外周部66はサブタンク20にポンプモジュール30を取り付ける方向にほぼ沿って延びている。したがって、サブタンク20にポンプモジュール30を取り付ける方向、つまりサブタンク20に支持部材60を取り付ける方向で外周部66の窓67は爪28に嵌合し外周部66が爪28に係合する。したがって、サブタンク20にポンプモジュール30を取り付ける工程と、サブタンク20に支持部材60を係合する工程とを同時に行える。
次に、燃料ポンプ40の振動低減について説明する。
ポンプモジュール30は、サクションフィルタ50を介してサブタンク20の底部内壁と接触し、支持部材60によりサブタンク20と接続している。サクションフィルタ50は、ポンプモジュール30の重量と、支持部材60がポンプモジュール30に加える弾性力とを受けている。燃料ポンプ40のモータが作動し燃料ポンプ40が燃料を吸入し吐出すると、燃料ポンプ40が振動する。燃料ポンプ40の振動は、支持部材60およびサクションフィルタ50を介してサブタンク20に伝達しようとする。しかし、支持部材60は弾性を有しているので、燃料ポンプ40から蓋36を通り支持部材60に伝達する振動は支持部材60に吸収され低減する。また、サクションフィルタ50の外周は不織布52で厚く覆われており、この不織布52がサブタンク20の底部内壁に接触しているので、燃料ポンプ40からサクションフィルタ50に伝達する振動はサクションフィルタ50に吸収され低減する。したがって、燃料ポンプ40の振動がサブタンク20から燃料タンクに伝達することを低減する。
さらに、ポンプモジュール30の重心200は、スナップフィットにより支持部材60と接続している箇所と、サクションフィルタ50と接続している箇所との間に位置しているので、燃料ポンプ40の振動および車両の揺れにより、サブタンク20に対しポンプモジュール30が揺れることを低減できる。
また、サクションフィルタ50の周囲をサブタンク20の底部内壁から突出する突部22が囲んでいるので、サクションフィルタ50の位置ずれを防止できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図4に示す。第1実施形態と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
支持部材70は、燃料フィルタ32の蓋36とサブタンク20とを接続している。支持部材70は薄板で一体に形成されており、弾性を有している。支持部材70は、蓋36とスナップフィットする円形状の中央部71と、サブタンク20の周壁27とスナップフィットする3個の腕部74とを有している。中央部71と蓋36とは、中央部71から蓋36に向けて突出する突起72が蓋36の上面側に形成した嵌合穴38に2箇所でスナップフィットすることにより接続している。支持部材70の腕部74は、サブタンク20の周壁27を径方向に挟む外周部76および内周部78を有している。外周部76に窓77が形成されており、この窓77はサブタンク20の周壁27の外側に突出する爪28と嵌合している。外周部76と内周部78との間隔はサブタンク20の周壁27の厚みよりも僅かに大きい。
支持部材70の腕部74とサブタンク20の周壁27とがスナップフィトしている3箇所を結ぶ三角形212内に、ポンプモジュール30の中心軸210は位置している。
サクションフィルタ80は、芯部材82の外周を濾材である不織布84が厚く覆っている。芯部材82には吸入管83が形成されている。不織布84を通過した燃料は、芯部材82に形成されている通孔82aから吸入管83を通り燃料ポンプ40に吸入される。吸入管83はポンプモジュール30の中心軸210に沿って直線状に形成されており、吸入管83の中心軸はポンプモジュール30中心軸210とほぼ一致している。吸入管83の径は軸長よりも大きい。
片面が凸曲面に形成されている中央部材86の平面側は芯部材82と溶着等により接続されている。片面が凹曲面に形成されているゴム製の弾性部材88は、サブタンク20の底部内壁から突出する突部22に周囲を囲まれ位置決めされている。中央部材86の凸曲面は、弾性部材88の凹曲面と接触している。弾性部材88の軸心とポンプモジュール30の中心軸と210とは同軸上に位置している。
第2実施形態では、支持部材70とサブタンク20とがスナップフィトしている3箇所を結ぶ三角形212内に、ポンプモジュール30の中心軸210が位置しているので、サブタンク20に対しポンプモジュール30が揺れにくい。
また、ポンプモジュール30が揺れると、弾性部材88の凹曲面に沿って中央部材86の凸曲面が摺動するので、突部22はポンプモジュール30の揺れ力を弾性部材88を介して殆ど受けない。したがって、弾性部材88の移動を防止するために突部22の肉厚を厚くし強度を高める必要がない。さらに、弾性部材88の凹曲面に沿って中央部材86の凸曲面が摺動することによりポンプモジュール30と弾性部材88との軸がずれても、弾性部材88の凹曲面に案内され弾性部材88の底側に中央部材86の凸曲面が移動することによりポンプモジュール30と弾性部材88との調心は自動的に行われる。
当然のことながら、中央部材86と弾性部材88との凹凸の接触関係は、上下逆にしてもよい。
また、直線状に形成された吸入管83の中心軸がポンプモジュール30中心軸210とほぼ一致しており、吸入管83の径が軸長よりも大きいので、サクションフィルタ80は吸入管83の中心軸上でポンプモジュール30の重量を受け、ポンプモジュール30を安定して支持する。したがって、ポンプモジュール30の振動を低減できる。
吸入管83がポンプモジュール30の中心軸210に沿って直線状に形成されていれば、吸入管83の中心軸はポンプモジュール30中心軸210からずれていてもよい。また、吸入管83の径は軸長と同じか短くてもよい。
(第3実施形態)
本発明の第2実施形態を図5に示す。第2実施形態と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
別部材である3個の支持部材90は、ポンプモジュール30の周方向にほぼ等角度間隔に設置され、燃料フィルタ32のケース本体34の底部とサブタンク20とを接続している。3個の支持部材90がポンプモジュール30およびサブタンク20とスナップフィットしている3箇所を結ぶ三角形212内にポンプモジュール30の中心軸210は位置している。
支持部材90は薄板で形成されており、弾性を有している。支持部材90は、連結部91と、ケース本体34の底部とスナップフィットする腕部92と、連結部91により腕部92と連結しサブタンク20の周壁27とスナップフィットする腕部94とを有している。腕部92とケース本体の34の底部とは、ケース本体34の底部から突出する突起100に腕部92の嵌合穴93がスナップフィットすることにより接続している。支持部材90の腕部94は、サブタンク20の周壁27を径方向に挟む外周部96および内周部98を有している。外周部96に窓97が形成されており、この窓97はサブタンク20の周壁27の外側に突出する爪28と嵌合している。外周部96と内周部98との間隔はサブタンク20の周壁27の厚みよりも僅かに大きい。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図6に示す。第1実施形態と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
支持部材110は、ポンプモジュール30の周方向にほぼ等角度間隔に設置されている弾性部111と、ケース本体34の外周側面をC字状に囲みケース本体34とスナップフィットしている環状部112と、弾性部111により環状部112と連結され、サブタンク20とスナップフィトしている腕部116とを有している。連結部である弾性部111は波状またはS字状に形成されており、弾性を有している。3個の腕部116がサブタンク20とスナップフィットしている3箇所を結ぶ三角形内にポンプモジュール30の中心軸210は位置している。
ケース本体34の外周面に2箇所爪120が形成されている。環状部112に2箇所形成されている窓113が爪120に嵌合しスナップフィットすることにより、環状部112がケース本体34の上下方向にずれることを防止する。
また環状部112は、周方向両端において幅方向に延び環状部112の外側に突出する突部114を有している。ケース本体34の外周面の周方向に離れた2箇所に、環状部112の幅方向に離れて2個の鉤122が形成されている。鉤122は、環状部112の板厚と突部114の厚みとを加え突部114を挿入可能な矩形の嵌合穴をケース本体34の外周面との間に形成している。ケース本体34の下方から鉤122に突部114を挿入することにより、突部114が鉤122に嵌合し、環状部112の窓113とケース本体34の爪120とがスナップフィットする。突部114が鉤122に嵌合しているので、環状部112は周方向に位置がずれない。
支持部材110の腕部116は、サブタンク20の周壁27を径方向に挟む外周部117および内周部119を有している。外周部117に窓118が形成されており、この窓118はサブタンク20の周壁27の外側に突出する爪28と嵌合している。外周部117と内周部119との間隔はサブタンク20の周壁27の厚みよりも僅かに大きい。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図7〜図9に示す。図7における支持部材160の係合部164とサブタンク140の爪142との係合は、図9をVII−VII線で切断した断面で示されている。第1実施形態と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
第5実施形態では、燃料ポンプ40が吐出する燃料中の異物を除去する燃料フィルタは、燃料ポンプ40の周囲ではなく、燃料タンクからエンジン側に燃料を供給する燃料タンク外部の供給経路中に設置される。
図7に示すように、燃料供給装置130の蓋部材132は円板状に形成されており、樹脂製の図示しない燃料タンクの上壁に係止されて取付けられている。蓋部材132には、燃料吐出部134、燃料リターン部136および電気コネクタ138が組み付けられている。燃料吐出部134は、燃料ポンプ40から吐出された燃料を燃料タンクの外部に供給する。燃料リターン部136は、エンジン側の余剰燃料を蛇腹管19を通してサブタンク140内にリターンする。電気コネクタ138は、リード線により燃料ポンプ40に電力を供給する。
サブタンク140は金属パイプ16により蓋部材132と接続しており、スプリング17の付勢力により燃料タンクの底部内壁に押し付けられている。サブタンク140の内部には、燃料ポンプ40、サクションフィルタ50およびポンプケーシング150等が収容されている。燃料ポンプ40、サクションフィルタ50およびポンプケーシング150はポンプモジュールを構成している。
有底筒状に形成された樹脂製のポンプケーシング150は、内部で燃料ポンプ40の吐出口42と嵌合し燃料ポンプ40と結合している。ブラケット170は燃料ポンプ40の下方でポンプケーシング150とスナップフィトし、燃料ポンプ40を支持している。図8に示すように、ポンプケーシング150の周壁152は網状または格子状に形成され樹脂の欠落部を有しているので、ポンプケーシング150に使用される樹脂量を低減でき、ポンプケーシング150を軽量化できる。ポンプケーシング150の側方に係止部153、154が形成されている。係止部153、154は、燃料リターン部136と接続している蛇腹管19を図7のように引っ掛けてポンプケーシング150に係止するものである。ポンプケーシング150の上部に吐出部156および2個の突起158が形成されている。吐出部156は、図7に示すようにポンプケーシング150の内部で燃料ポンプ40の吐出口42と嵌合し、ポンプケーシング150の外部で蓋部材132の燃料吐出部134と接続している蛇腹管19と接続している。突起158は、支持部材160の腕部162とスナップフィットにより接続している。
支持部材160は樹脂製であり、2個の腕部162と、腕部162同士を連結する連結部168とを有している。腕部162の一端はサクションフィルタ50よりも上方に位置するポンプケーシング150の突起158とスナップフィットし、腕部162の他端の係合部164でサブタンク140の爪142とスナップフィットする。係合部164は、図7および図9に示すようにサブタンク140に燃料ポンプ40を取り付ける方向に沿って延びており、係合部164に形成した窓165はサブタンク140に燃料ポンプ40を取り付ける方向に沿って延びる長穴である。窓165がサブタンク140の爪142と嵌合し係合することにより係合部164がサブタンク140にスナップフィットする。したがって、サブタンク140に燃料ポンプ40を取り付ける工程と、サブタンク140に支持部材160を係合する工程とを同時に行える。
燃料ポンプ40の振動は弾性を有する腕部162で吸収されるので、サブタンク140伝達しにくい。また、サクションフィルタ50の不織布52がサブタンク140の底部内壁に接触しているので、燃料ポンプ40の振動がサクションフィルタ50からサブタンク140に伝達することを低減できる。
以上説明した本発明の上記複数の実施形態では、弾性を有する支持部材がサブタンクとポンプモジュールとを接続し、ポンプモジュールの吸入口側と接続しているサクションフィルタがサブタンクの底部内壁と接触している。燃料ポンプ40の振動が弾性を有する支持部材により吸収されるので、燃料ポンプ40の振動がサブタンクから燃料タンクを通り燃料タンクの外部に伝わり騒音となることを低減する。さらに、サクションフィルタは不織布で外周を覆われているので、燃料ポンプ40の振動はサクションフィルタにおいても吸収される。
また、サクションフィルタがポンプモジュールの重量を受けているので、支持部材の機械的強度を高くする必要がない。したがって、弾性を有する支持部材を製造しやすい。
(他の実施形態)
第5実施形態ではポンプケーシング150を樹脂で一体成形したが、複数の部材でポンプケーシング150を構成してもよい。また第5実施形態では、燃料ポンプ40と別体であり燃料ポンプ40と結合しているポンプケーシング150に支持部材160がスナップフィットすることにより、弾性を有する支持部材160はサブタンク140と燃料ポンプ40とを接続した。これ以外にも、例えば支持部材が燃料ポンプに直接接続し、弾性を有する支持部材が燃料ポンプとサブタンクまたは燃料ポンプと燃料タンクとを接続してもよい。この場合、請求項20に記載したポンプケーシングは、支持部材と直接接続する燃料ポンプの接続部に該当する。
また第5実施形態では、支持部材160の係合部164に形成した窓165がサブタンク140の爪142に嵌合して係合する構成であるが、支持部材の係合部に形成した爪がサブタンクに形成した窓に嵌合する構成でもよい。
上記複数の実施形態では、サブタンク内に燃料ポンプ40を収容したが、燃料タンク内にサブタンクを設置せず、燃料タンク内に燃料ポンプ40を直接収容する構成でもよい。この場合、弾性を有する支持部材はポンプケーシングとして燃料フィルタのフィルタケースまたは第5実施形態のようなポンプケーシングと燃料タンクとを接続し、サクションフィルタは燃料タンクの底部内壁と接触する。また、燃料タンク内に燃料タンクと別体のサブタンクを収容する代わりに、燃料タンクと一体に形成され燃料タンクの一部を構成するサブタンクを燃料タンク内に設けてもよい。この場合、弾性を有する支持部材はポンプケーシングとして燃料フィルタのフィルタケースまたは第5実施形態のようなポンプケーシングと燃料タンクまたはサブタンクとを接続し、サクションフィルタはサブタンクの底部内壁と接触する。
上記複数の実施形態では、サクションフィルタは濾材としての不織布で外周を覆ったが、不織布以外の濾材を用いてもよい。また、サクションフィルタの外周を濾材ではなく例えば編状のケーシングで覆い、このケーシングがサブタンクまたは燃料タンクの底部内壁に接触してもよい。この場合、サクションフィルタのケーシングは弾性を有していることが望ましい。 上記複数の実施形態では、サブタンク内に燃料ポンプ40を縦置きに収容したが、サブタンク内に燃料ポンプを横置きに収容してもよい。
(A)は(B)のA方向矢視図であり、(B)は第1実施形態のサブタンクおよびポンプモジュールを示す部分断面図である。 第1実施形態による燃料供給装置を示す部分断面図である。 支持部材とサブタンクとのスナップフィットを示す側面図である。 (A)は(B)のA方向矢視図であり、(B)は第2実施形態のサブタンクおよびポンプモジュールを示す部分断面図である。 (A)は(B)のA方向矢視図であり、(B)は第3実施形態のサブタンクおよびポンプモジュールを示す部分断面図である。 (A)は(B)のA方向矢視図であり、(B)は第4実施形態のサブタンクおよびポンプモジュールを示す部分断面図である。 第5実施形態のサブタンクおよび燃料ポンプを示す部分断面図である。 ポンプケーシングおよび支持部材を示す斜視図である。 図7のIX方向矢視図である。
符号の説明
10 燃料供給装置、11 蓋部材、20、140 サブタンク、30 ポンプモジュール、32 燃料フィルタ、34 ケース本体(フィルタケース)、36 蓋(フィルタケース)、40 燃料ポンプ、50、80 サクションフィルタ、52、84 不織布(濾材)、59 ジェットポンプ(供給手段)、60、70、90、110 支持部材、83 吸入管、111 弾性部(連結部)、150 ポンプケーシング、160 支持部材、162 腕部(接続部)、164 係合部、200 重心、210 中心軸、212 三角形

Claims (20)

  1. 燃料タンク内に収容されるサブタンクと、
    前記サブタンク内に収容され、前記サブタンク内の燃料を吸入し吐出する燃料ポンプ、ならびに前記燃料ポンプの吸入口と接続して前記サブタンクの底部内壁に接触し、前記燃料ポンプが吸入する燃料中の異物を除去するサクションフィルタを有しているポンプモジュールと、
    弾性を有し、前記サクションフィルタの上方で前記ポンプモジュールと前記サブタンクとを接続している支持部材と、
    を備えることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記ポンプモジュールは、前記燃料ポンプの周囲を覆い前記燃料ポンプが吐出する燃料中の異物を除去する燃料フィルタを有していることを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
  3. 前記支持部材は、前記ポンプモジュールの重心よりも上方で前記ポンプモジュールと接続していることを特徴とする請求項1または2記載の燃料供給装置。
  4. 前記支持部材は、前記ポンプモジュールの上面と接続していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  5. 前記サクションフィルタの外周は不織布で覆われていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  6. 前記サクションフィルタは燃料中の異物を除去する濾材を有し、前記濾材の底部が前記サブタンクの底部内壁と接触していることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  7. 前記サクションフィルタの底部は前記サブタンクの底部内壁に設置されている弾性部材と接触していることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  8. 前記サクションフィルタの底部と前記弾性部材とは凹面と凸面とで接触し、前記凹面は前記凹面の底に向けて滑らかに縮径していることを特徴とする請求項7記載の燃料供給装置。
  9. 前記弾性部材と前記ポンプモジュールとは同軸軸上に設置されていることを特徴とする請求項8記載の燃料供給装置。
  10. 前記支持部材は前記サブタンクと周方向の複数箇所において接続していることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  11. 前記支持部材は前記サブタンクと3箇所以上で接続しており、前記支持部材と前記サブタンクとの接続箇所を結んだ多角形内に前記ポンプモジュールの中心軸が存在することを特徴とする請求項10記載の燃料供給装置。
  12. 前記支持部材は前記ポンプモジュールおよび前記サブタンクの少なくとも一方とスナップフィットで接続していることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  13. 前記支持部材が前記サブタンクとスナップフィットする接続部は、前記サブタンクの周壁を径方向に挟む外周部および内周部を有していることを特徴とする請求項12記載の燃料供給装置。
  14. 前記ポンプモジュールおよび前記サブタンクとの接続箇所を連結する前記支持部材の連結部は波状に形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  15. 前記支持部材は前記サブタンクと係合する係合部を有し、前記係合部は前記サブタンクに前記ポンプモジュールを取り付ける方向にほぼ沿って延びていることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  16. 前記燃料ポンプは前記サブタンク内に縦置きされていることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  17. 前記サクションフィルタは、濾材および吸入管を有し、前記吸入管は前記ポンプモジュールの軸方向に沿って直線状に形成されていることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  18. 前記吸入管の径は軸長よりも大きいことを特徴とする請求項17記載の燃料供給装置。
  19. 前記吸入管の中心軸は前記ポンプモジュールの軸とほぼ一致していることを特徴とする請求項17または18記載の燃料供給装置。
  20. 燃料タンク内に収容され、前記燃料タンク内の燃料を吸入し吐出する燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプと結合しているポンプケーシングと、
    前記燃料ポンプの吸入口と接続して前記燃料ポンプが吸入する燃料中の異物を除去し、前記燃料タンクの底部内壁に接触した状態で設置されるサクションフィルタと、
    弾性を有し、前記サクションフィルタの上方で前記ポンプケーシングと前記燃料タンクとを接続する支持部材と、
    を備えることを特徴とする燃料供給装置。
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