JP2004149546A - 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の中間体および製法 - Google Patents
置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の中間体および製法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004149546A JP2004149546A JP2004000418A JP2004000418A JP2004149546A JP 2004149546 A JP2004149546 A JP 2004149546A JP 2004000418 A JP2004000418 A JP 2004000418A JP 2004000418 A JP2004000418 A JP 2004000418A JP 2004149546 A JP2004149546 A JP 2004149546A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- optionally substituted
- hydrogen
- alkyl
- independently selected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 *c1c(*)cc(C2(CC*(CBr)CC2)C#N)cc1 Chemical compound *c1c(*)cc(C2(CC*(CBr)CC2)C#N)cc1 0.000 description 5
- GQKACVFLUZESJE-UHFFFAOYSA-N CNC(C(CC1)(CCC1(c(cc1OC2CCCC2)ccc1OC)C#N)Br)(C#N)O Chemical compound CNC(C(CC1)(CCC1(c(cc1OC2CCCC2)ccc1OC)C#N)Br)(C#N)O GQKACVFLUZESJE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C43/00—Ethers; Compounds having groups, groups or groups
- C07C43/02—Ethers
- C07C43/20—Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
- C07C43/21—Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring containing rings other than six-membered aromatic rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D303/00—Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D303/02—Compounds containing oxirane rings
- C07D303/48—Compounds containing oxirane rings with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms, e.g. ester or nitrile radicals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P11/00—Drugs for disorders of the respiratory system
- A61P11/06—Antiasthmatics
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C253/00—Preparation of carboxylic acid nitriles
- C07C253/30—Preparation of carboxylic acid nitriles by reactions not involving the formation of cyano groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2601/00—Systems containing only non-condensed rings
- C07C2601/06—Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring
- C07C2601/08—Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring the ring being saturated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2601/00—Systems containing only non-condensed rings
- C07C2601/12—Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
- C07C2601/14—The ring being saturated
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Public Health (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Epoxy Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
Description
本発明は、4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン酸およびその類似体を製造するための中間体および合成経路を含む。本酸およびその列挙された類似体は、IVと命名されたホスホジエステラーゼイソ酵素(以下PDE IV)の触媒部位を選択的に抑制し、従って該酸は、PDE IV酵素およびそのサブタイプに影響を与えることにより緩和される多くの疾患の治療に有用である。
気管支喘息は複雑で、多因子性疾患であり、気道の可逆的狭窄および外的刺激に対する気道の過敏性により特徴付けられる。
喘息に対する新規治療薬の同定は、多数のメディエーターが該疾患の発症原因であるという事実により困難となる。従って、単一メディエーターの効果を除去することが慢性喘息の三要素全てに実質的な効果を持つとは考え難い。「メディエーター対策」に代わる方法は該疾患の病態生理の原因細胞の活性を制御することである。
一つのかかる方法はcAMP(サイクリックアデノシン3’,5’− 一リン酸)の濃度を上昇させることによる。サイクリックAMPは、広範なホルモン、神経伝達物質および薬物に対する生物学的反応を媒介する第2の伝達物質であることが示されている;[クレブス・エンドクリノロジー・プロシーディングス・オブ・ザ・フォース・インターナショナル・コングレス・エクサープタ・メディカ(Krebs Endocrinology Proceedings of the 4th International Congress Excerpta Medica)、17−29、1973]。適当なアゴニストが特異的細胞表面受容体に結合すると、アデニレートシクラーゼが活性化され、それがMg+2−ATPをcAMPに速やかに変換させる。
本発明は式(I):
[式中、
R1はアルキル基が所望により1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−(CH4R5)nC(O)O(CR4R5)mR6、−(CR4R5)nC(O)NR4(CR4R5)mR6、−(CR4R5)nO(CR4R5)mR6、または−(CR4R5)rR6であり;
mは0ないし2であり;
nは1ないし4であり;
rは0ないし6であり;
R4およびR5は水素またはC1−2アルキルから独立して選択され;
R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロゲン置換されたアリール、アリールオキシC1−3アルキル、ハロゲン置換されたアリールオキシC1−3アルキル、インダニル、インデニル、C7−11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラニル、フラニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チエニル、テトラヒドロチオピラニル、チオピラニル、C3−6シクロアルキル、あるいは1または2個の不飽和結合を含むC4−6シクロアルキルであり、ここに該シクロアルキルおよび複素環基は所望により1ないし3個のメチル基または1個のエチル基によって置換されていてもよく;
但し、
a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか;または
b)R6がヒドロキシルである場合、rは2ないし6であるか;または
c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2−テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1または2であるか;または
d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2−テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1ないし6であり;
e)nが1でありmが0である場合、R6は−(CR4R5)nO(CR4R5)mR6中のH以外である;
XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり;
X2はOまたはNR8であり;
YはOまたはS(O)m’であり;
m’は0、1、または2であり;
R2は所望により1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−CH3または−CH2CH3から独立して選択され;
R3は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、CH2NHC(O)C(O)NH2、ハロゲン置換されたC1−4アルキル、−CH=CR8’R8’、所望によりR8’、CN、OR8、CH2OR8,NR8R10、CH2NR8R10、C(Z’)H、C(O)OR8、C(O)NR8R10、またはC≡CR8によって置換されていてもよいシクロプロピルであり;
R8は水素または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
R8’はR8またはフッ素であり;
R10はOR8またはR11であり;
R11は水素、または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
Z’はO、NR9、NOR8、NCN、C(−CN)2、CR8CN、CR8NO2、CR8C(O)OR8、CR8C(O)NR8R8、C(−CN)NO2、C(−CN)C(O)OR9、またはC(−CN)C(O)NR8R8、であり;
R’およびR”は独立して水素または−C(O)OHである]
の化合物の製法に関し、該方法は式II(a)またはII(b):
の化合物を、極性溶媒中で、約60℃および100℃の間の温度にて、所望により不活性雰囲気下で、反応が完結するに十分な時間、臭化リチウムまたは臭化マグネシウムで処理することを含む。
もう一つの態様において、本発明は本明細書中で以下により完全に記載されるように、イソバニリンから出発する、式III:
[式中、R1、R3、X2およびXは式(I)と同様である]
のケトンのワンポット (one-pot)製法に関する。
さらに第三の態様において、本発明は式(IV):
[式中、式IIIと同じく、R1、XおよびX2は式Iと同様である]
の化合物を、アルカリ金属シアン化物、例えばLiCNを用いて、少量の水を含有するジメチルホルムアミドのごとき混合可能な溶媒中で処理することを含む、式Iの化合物の整法に関する。
式VのX、X2およびR1基は式Iのそれと同様である。
さらなる具体例において本発明は式II:
[式中、
R1はアルキル基が所望により1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−(CH4R5)nC(O)O(CR4R5)mR6、−(CR4R5)nC(O)NR4(CR4R5)mR6、−(CR4R5)nO(CR4R5)mR6、または−(CR4R5)rR6であり;
mは0ないし2であり;
nは1ないし4であり;
rは0ないし6であり;
R4およびR5は水素またはC1−2アルキルから独立して選択され;
R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロゲン置換されたアリール、アリールオキシC1−3アルキル、ハロゲン置換されたアリールオキシC1−3アルキル、インダニル、インデニル、C7−11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラニル、フラニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チエニル、テトラヒドロチオピラニル、チオピラニル、C3−6シクロアルキル、あるいは1または2個の不飽和結合を含むC4−6シクロアルキルであり、ここに該シクロアルキルおよび複素環基は所望により1ないし3個のメチル基または1個のエチル基によって置換されていてもよい;
但し、
a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか;または
b)R6がヒドロキシルである場合、rは2ないし6であるか;または
c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2−テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1または2であるか;または
d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2−テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1ないし6であり;
e)nが1でありmが0である場合、R6は−(CR4R5)nO(CR4R5)mR6中のH以外である;
XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり;
X2はOまたはNR8であり;
YはOまたはS(O)m’であり;
m’は0、1、または2であり;
R2は所望により1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−CH3または−CH2CH3から独立して選択され;
R3は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、CH2NHC(O)C(O)NH2、ハロゲン置換されたC1−4アルキル、−CH=CR8’R8’、所望によりR8’、CN、OR8、CH2OR8、NR8R10、CH2NR8R10、C(Z’)H、C(O)OR8、C(O)NR8R10、またはC≡CR8によって置換されていてもよいシクロプロピルであり;
R8は水素または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
R8’はR8またはフッ素であり;
R10はOR8またはR11であり;
R11は水素、または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
Z’はO、NR9、NOR8、NCN、C(−CN)2、CR8CN、CR8NO2、CR8C(O)OR8、CR8C(O)NR8R8、C(−CN)NO2、C(−CN)C(O)OR9、またはC(−CN)C(O)NR8R8であり;および
TはCNまたはRがC1−6アルキルまたはC0−3アルキルフェニルであるSO2Rである]
の化合物に関する。
本製法は、ある種の4−置換−4−(3,4−二置換フェニル)シクロヘキサン酸を調製するための9工程から成る合成法を含む。出発物質はイソバニリン、3−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド、またはそれらの類自体である。「類自体」とは式(I)の定義におけるR1、R3、X2およびXの定義に従った、もう一つの3および/または4位が置換された化合物を意味する。
本製法によって作成された化合物はPDE IV抑制物質である。それらは1996年9月3日に発行された米国特許第5,552,438号に記載された様な多くの疾患の治療に有用である。
全ての列挙された式の化合物のための好ましいR1置換基は、CH2−シクロプロピル、CH2−C5−6シクロアルキル、置換されていないかまたはOHC7−11ポリシクロアルキルによって置換されたC4−6シクロアルキル、(3−または4−シクロペンテニル)、フェニル、テトラヒドロフラン−3−イル、ベンジルまたは置換されていないかまたは1個以上のフッ素によって置換されたC1−2アルキル、−(CH2)1−3C(O)(CH2)0−2CH3、−(CH2)1−3O(CH2)0−2CH3、および−(CH2)2−4OHである。
反応図式(I)に関して、イソバニリン、3−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒドは容易に入手できる出発物質である。それは塩化シクロペンチルに代表されるごときR1X基(X=Cl、Br、およびI)によってアルキル化できる。最初に反応容器を不活性ガス、例えば窒素で満たす。次いでDMFのごとき極性溶媒を容器に加え、次にイソバニリン、次にR1X付加物、およびいくつかの塩基を加える。イソバニリンに対し約2当量のR1X付加物が用いられる。同様に、これもイソバニリンに対し約2当量の塩基が用いられる。塩基はいずれの無機塩基、または炭酸塩であってもよい。ここでは、炭酸カリウムが例に挙げられている。容器を、その間に反応が完結してしまうであろうと考えられる約90ないし120分間にわたり、約125℃に加熱する。容器内容物を室温に冷却し、無機塩を除去するために濾過し、メタノールのごときアルコールで洗浄する。この濾液は1−1と命名されたアルデヒドを含む。
ジカルボニトリルをルイス酸触媒を用いてシクロヘキサンカルボン酸に変換する;反応を進行させ酸を得るためには水も必要である。水がないと、中間体1−10aおよび1−10bは二量化し得る。本反応は、容器に溶媒、この場合はDMFが例として挙げられている、アセトニトリルおよび水、ならびにルイス酸(約1.5当量)、LiBrを例示、を加え、容器に不活化ガスを流し、ジカルボニトリルIIaまたはIIb、あるいはIIaおよびIIbの混合物を加え、容器およびその内容物を数時間、8時間を例示、にわたり約100℃に加熱することにより実施される。酸は通常の方法で単離される。
3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンズアルデヒドの調製
オーバーヘッド・スターラー (overhead stirrer)、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにジメチルホルムアミド(2.4L)、イソバニリン(350g、2.3モル、1当量)、塩化シクロペンチル(481g、4.6モル、2.0当量)および炭酸カリウム(634g、4.6モル、2.0当量)を入れた。激しく撹拌された懸濁液を2時間またはイソバニリンが消失するまで125℃に加熱した。反応溶液を20−30℃に冷却し、無機塩を除くために濾過した。フィルターケーキをメタノール(1.0L)ですすいだ。
生成物3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンズアルデヒドを含む透明淡褐色の濾液(DMFおよびメタノール)を、次の工程で直接使用した(溶液収率100%)。
3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンジルアルコールの調製
オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにジメチルホルムアミド(2.4L)、メタノール(1.0L)、および3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンズアルデヒド(506g、2.3モル、1当量)を入れた。フラスコ内容物を0ないし5℃に冷却し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(32.2g、0.85モル、0.37当量)を入れた。反応溶液を30分間にわたり0ないし5℃に保ち、さらに2時間またはアルデヒドが消失するまで20ないし25℃に暖めた。6N塩酸溶液(195mL、1.17モル、0.51当量)を20分かけて加えた。反応溶液を減圧下で濃縮し、20ないし25℃に冷却した。
フラスコにイオン交換水(1.9L)およびトルエン(1.9L)を入れた。
層を分離し、有機層を単離し、イオン交換水(2x800mL)で2回洗浄した。
生成物、3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンジルアルコールをトルエン中の溶液として集め(97%溶液収率)、次の工程で直接使用した。
4−クロロメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼンの調製
オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにトルエン溶液中の3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンジルアルコール(495g、2.2モル、1当量)を入れた。22℃にて激しく攪拌中の反応溶液に濃塩酸(600g、2.75当量)を加えた。反応溶液を30分間にわたり20ないし25℃に保持した。上部有機層を単離し、下部酸性層を捨てた。上部有機層に10%炭酸水素ナトリウム(550g、0.65モル、0.36当量)およびt−ブチルメチルエーテル(814g)を加えた。フラスコ内容物を激しく攪拌し、沈降させた。生成物、4−クロロメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼンをトルエンおよびt−ブチルメチルエーテル中の溶液として単離した(溶液収率96.8%)。これを次の工程で直接使用した。
4−シアノメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼンの調製
オーバーヘッドスターラー、および蒸留器具の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにトルエンおよびt−ブチルメチルエーテル溶液中の4−クロロメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼン(519g、2.15モル、1.0当量)を入れた。反応溶液を減圧濃縮し残渣を得た。12リットルのフラスコにDMF(1.44kg)およびシアン化ナトリウム(142g、2.9モル、1.35当量)を入れた。反応溶液を6時間または塩化ベンジルの消失により反応が完結したとみなされるまで、55℃に加熱した。反応溶液を減圧濃縮し残渣を得た。フラスコにt−ブチルメチルエーテル(2.30kg)およびイオン交換水(800mL)を入れた。フラスコ内容物を激しく攪拌し、イオン交換水(3x800mL)で3回洗浄し、常圧下で濃縮し残渣を得た。フラスコにアセトニトリル(1.26kg)を加え、溶媒がさらに400mL集められるまで蒸留を続けた。生成物、4−シアノメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼンをアセトニトリル中の溶液として単離した(収率92.2%)。これを次の工程で直接使用した。
ジメチル−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ−フェニル)ピメラートの調製
オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにアセトニトリル中の4−シアノメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼン溶液(460g、1.99モル、、1.0当量)、およびアクリル酸メチル(520g、6.0モル、、3.0当量)を入れた。フラスコ内容物を−10℃に冷却した。均圧化滴下漏斗にアセトニトリル(1.1L)および水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム(メタノール中の40%w/w溶液、25g、0.06モル、0.03当量)を入れた。滴下漏斗の内容物をフラスコに加えた。発熱が認められ、30分間攪拌後、フラスコ内容物を20℃に冷却した。反応溶液を減圧濃縮し残渣を得た。残渣にトルエン(2.6L)を加えた。このジメチル−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ−フェニル)ピメラート溶液(溶液収率90%)を次の工程で直接使用した。
4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オンの調製
オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにトルエン中のジメチル−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ−フェニル)ピメラート(720g、1.78モル、1当量)およびナトリウムメトキシド(メタノール中25wt%、545g、2.67モル、、1.5当量)を入れた。反応溶液を、2時間またはピメラートの消失により反応が完結したとみなされるまで70ないし75℃に加熱した。反応溶液を25℃に冷却した。pHを6.8−7.2に調整するために6N塩酸溶液を加えた。反応溶液を真空下で濃縮し残渣を得た。フラスコにジメチルスルホキシド(3.3L)、イオン交換水(250mL)および塩化ナトリウム(250g)を加えた。
フラスコ内容物を145−155℃に加熱し、この温度を2時間保持した。反応溶液を冷却し、真空下で濃縮し残渣を得た。残渣に水(1.9L)、酢酸エチル(1.25L)、およびt−ブチルメチルエーテル(620mL)を加えた。溶液を攪拌し沈降させた。層を分離し、水層を酢酸エチル(1.25L)で再抽出した。有機層を合わせてイオン交換水(2x2.5L)で2回洗浄した。有機層を単離し、減圧濃縮し残渣を得た。この残渣にイソプロパノール(1.66L)を加え、加熱して溶液を生成し、次いでヘキサン(1.66L)をゆっくりと加えた。懸濁液を30分かけて5℃に冷却し、2時間にわたり0ないし5℃に保持した。生成物を濾過し、0℃にてイソプロパノール−ヘキサンの50−50混合液(840mL)で洗浄した。生成物を乾燥させ、4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オン(315g、ピメラートから56%)を得た。
cis−(+/−)−6−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキソビシクロ「2.5]オクタン−2,6−ジカルボニトリルの調製
オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの5リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコに50%水酸化カリウム(220g)およびテトラヒドロフラン(550mL)を入れた。室温にて攪拌しながら、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム (8.1g、0.035モル、0.05当量)を加えた。溶液を0℃に冷却した。室温にて均圧化滴下漏斗にテトラヒドロフラン(550mL)、4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オン(230g、0.73モル、1.0当量)、およびクロロアセトニトリル(59g、0.78モル、1.07当量)を含む溶液を入れた。フラスコ内容物を0℃にて攪拌しながら、均圧化滴下漏斗内の溶液を15分間にわたり加えた。温度を0および5℃の間に保ち、1時間攪拌した。反応溶液を25℃に暖め、水(900mL)および酢酸エチル(900mL)で希釈した。溶液を攪拌し、30分間沈降させた。層を分離し、有機層を単離し、真空蒸留にて濃縮し残渣を得た。メタノール(540mL)を加え、溶液を40℃に加熱した。90分間かけて20℃に冷却しながら、ヘキサン(540mL)を加えた。冷却を続けると、10℃で生成物が結晶化し始めた。次いで懸濁液を−5℃に冷却し、2時間にわたり−5−0℃に保持した。生成物を濾過し、0℃にて50−50メタノール−ヘキサン混合液(300mL)で洗浄した。生成物を乾燥し、cis−(+/−)−6−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オキソビシクロ「2.5]オクタン−2,6−ジカルボニトリル(190g、73%)を白色結晶性固体として得た。
1−9aの調製
栓をした12ドラムスクリュ−トップバイアル (12dram screw-top vial)にジグライム(5.92g)および実施例7のエポキシニトリル(0.70g、1当量)を加えた。この混合液を5分間オイルバスで加熱しながら攪拌した。次いでMgBr2/6H2O(0.906g、1.55当量)を加えた。3時間後、出発物質は検出されなかった。反応混合液を冷却し、次いで5%クエン酸/酢酸エチル水溶液と混合し、層を振盪し分離した。エーテル/酢酸エチルを用いた二回目の抽出では有機層に色がいくらか抽出された;しかし次の抽出では色は認められなかった。有機画分を合わせて水および食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。生成物はヘキサンから結晶化した;mp151−152℃。
元素分析:C−58.20、H−5.82、Br−18.44、N−6.46;実測値C−58.32、H−5.73、Br−18.48、N−6.34。構造は、メチルアルコールから得た結晶性サンプルのX線構造解析で確認した。
1−9bの調製
エーテル中の(乳鉢および乳棒で研磨した)Mg(0.189g、2.02当量)に、少量のエーテル中の1,2−ジブロモメタン(1.55g、2.06当量)を加え、グリニャール反応を開始させた。ほとんどのマグネシウムが消費され、エタンの放出が認められなくなった時点で、反応溶液を室温にてさらに0.5時間攪拌し、その後、室温にてごく少量の乾燥したテトラヒドロフラン中の実施例7のエポキシド(1.41g;1当量)を加えた。室温にて約70時間後ブロモシアンアルコール(1−9b)およびブロモシアンヒドリン(1−9a)の双方が、6:1の比で得られた。生成物1−9bは分取用HPLCにより油として単離された。構造はカーボンおよびプロトンNMRで確認した。
化合物3−1 − エポキシスルホンの調製
マグネチックスターラーおよびゴム製の隔壁の付いた25mLの丸底フラスコに1.00gの4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オン、0.70gのクロロメチルp−トリルスルホン、および7mlのテトラヒドロフランを入れた。これを攪拌し、次いで3mlの50%w/wNaOH水溶液および塩化ベンジルトリメチル(0.05g)を加えた。この懸濁液を2時間室温にて激しく攪拌した。反応溶液を分液漏斗に移し、50mlの酢酸エチルを加え、6N HClで酸化した。有機層を確保し、イオン交換水で2回洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過して塩を除去した。
化合物3−2 − ブロモアルデヒドの調製
エーテル中のマグネシウム(0.048g、1.03当量、0.021モル;乳鉢および乳棒で研磨)に窒素下で1,2−ジブロモメタン(0.40g、1.06当量、0.02モル)を加えた。反応を開始させるためにエーテル中のヨウ素2滴を加え、その後反応溶液を緩やかに加熱した。グリニャールが形成された後、反応フラスコを約5℃に冷却し、エーテル/塩化メチレン中の実施例10のエポキスルホン(0.93g、1当量、0.002モル)を加えた。次いで反応溶液をTLCにかけた(条件:シリカゲル/シクロヘキサン:トルエン:アセトニトリル:酢酸 40:40:20:4)。反応溶液を5℃にて2時間撹拌した。反応混合液に水およびエーテル/TBMEを加え、有機層を分離することにより生成物を単離した。これらを水および食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。蒸発により得られた油を、ヘキサンおよび酢酸エチル(5−40%酢酸エチル)の混合液を用いた40gのシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにかけた。この結果、プロトンNMRの測定によれば、ほぼ等しい割合のエカトリアルおよびアキシアル異性体を含む、透明な油(0.49g)が得られた。マススペクトルによりm/e405に1臭素原子を含む分子イオンが示された[C20H24BrNO3]。
c−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−r−シクロヘキサンカルボン酸の調製
オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却器の付いた5リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにジメチルホルムアミド(580g)、アセトニトリル(480g)、臭化リチウム(72g、0.83モル、1.62当量)およびイオン交換水(20g、1.1モル、2.2当量)を入れた。反応溶液を25−30℃にて窒素下で撹拌し、次いでcis−(+/−)−6−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−オクソビシクロ[2.5]オクタン−2,6−ジカルボニトリル(180g、0.51モル、1.0当量)を加えた。反応容器を8時間またはエポキシニトリルの消失により反応が完結したとみなされるまで90−95℃に加熱した。フラスコ内容物を20℃に冷却し、次いで水酸化ナトリウム溶液(200mLのイオン交換水に溶かした92gの水酸化ナトリウム、2.3モル、4.5当量)を加えた。懸濁液を20℃にて30分間撹拌し、次いで次亜塩素酸ナトリウム(600mL、0.46モル、0.9当量)を加えた。フラスコ内容物を90分間撹拌し、次いでt−ブチルメチルエーテル(2.27kg)および6N HCl(644mL、3.86モル、7.5当量)を加えた。下部水層をt−ブチルメチルエーテル(454g)で逆抽出し、合わせた有機層をイオン交換水(4x800mL)で4回洗浄した。有機層を濃縮し残渣を得た。フラスコに酢酸エチル(900g)を入れ、加熱還流させた。フラスコ内容物を50℃に冷却し、次いでヘキサン(672g)を加えた。フラスコ内容物を0℃に冷却し、1時間保持した。生成物を濾過し、低温の酢酸エチル/ヘキサン(1/9、175g)で洗浄した。生成物を乾燥し、c−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−r−シクロヘキサンカルボン酸(125g、69%)をオフホワイトの粉末として得た。
c−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−r−シクロヘキサンカルボン酸塩化物の調製
窒素流入口付きの一首フラスコ中で、c−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−r−シクロヘキサンカルボン酸(1.372g、1当量、0.004モル)および塩化オキサリル(4.568g、9当量、0.036モル)を混合した。次いで1滴のジメチルホルムアミドを加えた。この混合液を室温にて一晩撹拌した。高真空下の蒸発の後、標記生成物が得られた。
1−10a型の4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−r−シクロヘキサンアシルニトリルの調製
フラスコ内で、実施例12で調製された酸塩化物(0.217g、0.006モル、1当量)のサンプルをCDCl3(2.34mL)に溶解した。この溶液(5℃に冷却)にシアン化トリメチルシリル(0.07g、1.3当量、0.008モル)および触媒量のZnI2(0.004g)を加えた。この溶液を一晩還流した。これにより、0.211gの標記化合物が得られた。IR:COCN、v2220cm−1;C=O、v1720cm−1。1−10aの異性体純度はアシルニトリルを温水中で加水分解し、生成物が主として純粋な化合物1−11aであることにより確認した。
1−10b型の4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−r−シクロヘキサンアシルニトリルの調製
実施例14と同様の実験で、アキシアルカルボン酸を塩化オキサリルおよび触媒量のジメチルホルムアミドを用いて酸塩化物に変換させた。この酸塩化物を対応するアシルニトリル、実施例14で調製された化合物の異性体である1−10b、に変換した。異性体純度はアシルニトリルを温水中で20時間撹拌して加水分解することにより分析した。分析用HPLCの測定により、生成物の>96%が1−10bの構造を持つことが示された。
Claims (19)
- 式(V):
(V)
[式中、
XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり;
YはOまたはS(O)m’であり;
m’は0、1または2であり;
R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−CH2CH3より独立して選択され;
R1は-(CR4R5)rR6であり;
rは0ないし6であり;
R4およびR5は、独立して、水素またはC1−2アルキルより選択され;
R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていてもよいC3−6シクロアルキルであり;
X2はOまたはNR8であり;および
R8は水素または1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルを意味する]
で示される化合物の製法であって、式(Z):
[式中、XおよびR1X2は式(V)の記載と同じであり、MはLiまたはMgであって、基(H)は水素を意味する]
で示される化合物を転化させるのに十分な時間、約室温で溶液中に維持することからなる方法。 - 式(Z):
(Z)
[式中、
XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり;
YはOまたはS(O)m’であり;
m’は0、1または2であり;
R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−CH2CH3より独立して選択され;
R1は-(CR4R5)rR6であり;
rは0ないし6であり;
R4およびR5は、独立して、水素またはC1−2アルキルより選択され;
R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていてもよいC3−6シクロアルキルであり;
X2はOまたはNR8であり;
R8は水素または1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルであり;および
MはLiまたはMgであり、(H)は水素を意味する]
で示される化合物。 - 式(Z):
(Z)
[式中、
XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり;
YはOまたはS(O)m’であり;
m’は0、1または2であり;
R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−CH2CH3より独立して選択され;
R1は-(CR4R5)rR6であり;
rは0ないし6であり;
R4およびR5は、独立して、水素またはC1−2アルキルより選択され;
R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていてもよいC3−6シクロアルキルであり;
X2はOまたはNR8であり;
R8は水素または1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
MはLiまたはMgであり、(H)は水素を意味する]
で示される化合物の製法であって、式(II’):
(II’)
[式中、XおよびR1X2は式(Z)の記載と同じ、TはCNまたはSO2Rであり、RはC1−6アルキルまたはC0−3アルキルフェニルを意味する]
で示されるエポキシドを、無水条件下でルイス酸と反応させることからなる方法。 - ルイス酸がLiBrである請求項23記載の方法。
- 式(IV):
(IV)
[式中、
XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり;
YはOまたはS(O)m’であり;
m’は0、1または2であり;
R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−CH2CH3より独立して選択され;
R1は-(CR4R5)rR6であり;
rは0ないし6であり;
R4およびR5は、独立して、水素またはC1−2アルキルより選択され;
R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていてもよいC3−6シクロアルキルであり;
X2はOまたはNR8であり;および
R8は水素または1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルを意味する]
で示される化合物。 - Xがメトキシであり、R1がシクロペンチルであって、X2が酸素である請求項26記載の式(IV)の化合物。
- 式(Ia)または(Ib):
[式中、
XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり;
YはOまたはS(O)m’であり;
m’は0、1または2であり;
R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−CH2CH3より独立して選択され;
R1は-(CR4R5)rR6であり;
rは0ないし6であり;
R4およびR5は、独立して、水素またはC1−2アルキルより選択され;
R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていてもよいC3−6シクロアルキルであり;
X2はOまたはNR8であり;および
R8は水素または1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルを意味する]
で示される化合物の製法であって、式(IV):
[式中、XおよびR1X2は式(Ia)および(Ib)の記載と同じ]
で示されるアルデヒドを、アルカリ金属シアニドと反応させること
からなる方法。 - シアニドがLiCNである請求項28記載の方法。
- 式(IV)において、Xがメトキシであり、R1がシクロペンチルであり、X2が酸素である、請求項28または29記載の方法。
- 式(V):
(V)
[式中、
XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり;
YはOまたはS(O)m’であり;
m’は0、1または2であり;
R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−CH2CH3より独立して選択され;
R1は-(CR4R5)rR6であり;
rは0ないし6であり;
R4およびR5は、独立して、水素またはC1−2アルキルより選択され;
R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていてもよいC3−6シクロアルキルであり;
X2はOまたはNR8であり;および
R8は水素または1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルを意味する]
で示されるアシルニトリルの製法であって、式(IV):
(IV)
[式中、XおよびR1X2は式(V)の記載と同じ]
で示されるアルデヒドをLiCNおよび触媒量のジメチルホルムアミドと反応させること、
からなる方法。 - 式(VI):
(VI)
[式中、
XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり;
YはOまたはS(O)m’であり;
m’は0、1または2であり;
R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−CH2CH3より独立して選択され;
R1は-(CR4R5)rR6であり;
rは0ないし6であり;
R4およびR5は、独立して、水素またはC1−2アルキルより選択され;
R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていてもよいC3−6シクロアルキルであり;
X2はOまたはNR8であり;および
R8は水素または1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1−4アルキルを意味する]
で示される化合物。 - Xがシクロペンチルオキシであり、R2が−CH3である請求項32記載の化合物。
- シスおよびとランス異性体の4-シアノ-4-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)-r-シクロヘキサンカルボン酸の混合物より、シス異性体を豊富にする方法であって、シスおよびトランス異性体のヘキサン/酢酸エチル溶液から基本的にトランス異性体を含まないシス異性体を結晶化させることからなる方法。
- シス/トランス混合物を酢酸エチルに溶かし、ついでヘキサンを加える請求項34記載の方法。
- シス/トランス混合物を酢酸エチルに溶かし、ついでヘキサンを加える請求項35記載の方法。
- シス/トランス異性体の酢酸エチル溶液を加熱還流し、冷却し、ついでヘキサンを加えて結晶化させる請求項36記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US3760897P | 1997-02-12 | 1997-02-12 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53506598A Division JP3786971B2 (ja) | 1997-02-12 | 1998-02-12 | 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004149546A true JP2004149546A (ja) | 2004-05-27 |
| JP4093967B2 JP4093967B2 (ja) | 2008-06-04 |
Family
ID=21895265
Family Applications (4)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53506598A Expired - Fee Related JP3786971B2 (ja) | 1997-02-12 | 1998-02-12 | 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 |
| JP2004000418A Expired - Fee Related JP4093967B2 (ja) | 1997-02-12 | 2004-01-05 | 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の中間体および製法 |
| JP2004171346A Expired - Fee Related JP4053023B2 (ja) | 1997-02-12 | 2004-06-09 | 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 |
| JP2004171348A Expired - Fee Related JP4053024B2 (ja) | 1997-02-12 | 2004-06-09 | 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53506598A Expired - Fee Related JP3786971B2 (ja) | 1997-02-12 | 1998-02-12 | 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 |
Family Applications After (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004171346A Expired - Fee Related JP4053023B2 (ja) | 1997-02-12 | 2004-06-09 | 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 |
| JP2004171348A Expired - Fee Related JP4053024B2 (ja) | 1997-02-12 | 2004-06-09 | 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 |
Country Status (37)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6337408B1 (ja) |
| EP (1) | EP1023279B8 (ja) |
| JP (4) | JP3786971B2 (ja) |
| KR (1) | KR100412008B1 (ja) |
| CN (2) | CN1301982C (ja) |
| AP (1) | AP1215A (ja) |
| AR (2) | AR012550A1 (ja) |
| AT (2) | ATE300517T1 (ja) |
| AU (1) | AU725484B2 (ja) |
| BG (1) | BG63541B1 (ja) |
| BR (1) | BR9808637A (ja) |
| CA (1) | CA2279951A1 (ja) |
| CO (1) | CO4950534A1 (ja) |
| CY (1) | CY2478B1 (ja) |
| DE (3) | DE69836928T2 (ja) |
| DK (2) | DK1023279T3 (ja) |
| DZ (1) | DZ2423A1 (ja) |
| EA (1) | EA001783B1 (ja) |
| ES (3) | ES2196551T3 (ja) |
| HU (1) | HUP0001801A3 (ja) |
| ID (1) | ID23527A (ja) |
| IL (7) | IL131270A (ja) |
| MA (1) | MA24471A1 (ja) |
| MY (1) | MY118813A (ja) |
| NO (1) | NO993863D0 (ja) |
| NZ (1) | NZ337084A (ja) |
| OA (1) | OA11144A (ja) |
| PL (1) | PL193366B1 (ja) |
| PT (2) | PT1023279E (ja) |
| SI (2) | SI1524268T1 (ja) |
| SK (1) | SK108899A3 (ja) |
| TR (1) | TR199901920T2 (ja) |
| TW (1) | TW442455B (ja) |
| UA (1) | UA58533C2 (ja) |
| UY (2) | UY24882A1 (ja) |
| WO (1) | WO1998034584A2 (ja) |
| ZA (1) | ZA981125B (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6452022B1 (en) * | 1997-10-10 | 2002-09-17 | Smithkline Beecham Corporation | Method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids |
| UA67753C2 (uk) * | 1997-10-10 | 2004-07-15 | Смітклайн Бічам Корпорейшн | Спосіб отримання заміщених 4-феніл-4-ціанциклогексанових кислот |
| ECSP003599A (es) * | 1999-08-06 | 2002-03-25 | Smithkline Beecham Corp | Procedimiento para preparar acidos a traves de alfa-coroepoxi-esteres |
| US20040220424A1 (en) * | 1999-08-06 | 2004-11-04 | Smithkline Beecham Corporation | Process for preparing acids via alpha-chloroepoxy esters |
| GB9920152D0 (en) * | 1999-08-25 | 1999-10-27 | Smithkline Beecham Plc | Novel process |
| CA2402384A1 (en) | 2000-03-16 | 2001-09-20 | Inflazyme Pharmaceuticals Ltd. | Benzylated pde4 inhibitors |
| CN102491959B (zh) * | 2011-12-19 | 2015-03-25 | 江苏澄扬作物科技有限公司 | 一种环氧乙烷衍生物的制备方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8320943D0 (en) * | 1983-08-03 | 1983-09-07 | Lilly Industries Ltd | Organic compounds |
| AU3738293A (en) * | 1992-04-02 | 1993-11-08 | Smithkline Beecham Corporation | Compounds useful for treating allergic and inflammatory diseases |
| NZ251092A (en) * | 1992-04-02 | 1996-12-20 | Smithkline Beecham Corp | 4-cyano-cyclohexane derivatives; medicaments; used in treating asthma |
-
1998
- 1998-02-10 UY UY24882A patent/UY24882A1/es not_active IP Right Cessation
- 1998-02-10 AR ARP980100587A patent/AR012550A1/es unknown
- 1998-02-10 MY MYPI98000536A patent/MY118813A/en unknown
- 1998-02-11 ZA ZA981125A patent/ZA981125B/xx unknown
- 1998-02-12 AT AT02078056T patent/ATE300517T1/de not_active IP Right Cessation
- 1998-02-12 DK DK98908534T patent/DK1023279T3/da active
- 1998-02-12 NZ NZ337084A patent/NZ337084A/en unknown
- 1998-02-12 CA CA002279951A patent/CA2279951A1/en not_active Abandoned
- 1998-02-12 EA EA199900735A patent/EA001783B1/ru not_active IP Right Cessation
- 1998-02-12 PL PL335031A patent/PL193366B1/pl not_active IP Right Cessation
- 1998-02-12 CO CO98007356A patent/CO4950534A1/es unknown
- 1998-02-12 TR TR1999/01920T patent/TR199901920T2/xx unknown
- 1998-02-12 DZ DZ980033A patent/DZ2423A1/xx active
- 1998-02-12 SI SI9830872T patent/SI1524268T1/sl unknown
- 1998-02-12 DK DK04078092T patent/DK1524268T3/da active
- 1998-02-12 IL IL13127098A patent/IL131270A/xx not_active IP Right Cessation
- 1998-02-12 DE DE69836928T patent/DE69836928T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-02-12 ES ES98908534T patent/ES2196551T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1998-02-12 ID IDW990806A patent/ID23527A/id unknown
- 1998-02-12 PT PT98908534T patent/PT1023279E/pt unknown
- 1998-02-12 SI SI9830794T patent/SI1295869T1/sl unknown
- 1998-02-12 SK SK1088-99A patent/SK108899A3/sk unknown
- 1998-02-12 JP JP53506598A patent/JP3786971B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1998-02-12 DE DE69813596T patent/DE69813596T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-02-12 PT PT04078092T patent/PT1524268E/pt unknown
- 1998-02-12 EP EP98908534A patent/EP1023279B8/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-02-12 AT AT98908534T patent/ATE237603T1/de not_active IP Right Cessation
- 1998-02-12 DE DE69831022T patent/DE69831022T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-02-12 AP APAP/P/1999/001618A patent/AP1215A/en active
- 1998-02-12 ES ES02078056T patent/ES2246373T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1998-02-12 WO PCT/US1998/002749 patent/WO1998034584A2/en not_active Ceased
- 1998-02-12 CN CNB988023776A patent/CN1301982C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1998-02-12 BR BR9808637-5A patent/BR9808637A/pt not_active Application Discontinuation
- 1998-02-12 AU AU66544/98A patent/AU725484B2/en not_active Ceased
- 1998-02-12 HU HU0001801A patent/HUP0001801A3/hu unknown
- 1998-02-12 MA MA24962A patent/MA24471A1/fr unknown
- 1998-02-12 KR KR10-1999-7007192A patent/KR100412008B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1998-02-12 CN CNA2006100819583A patent/CN1854131A/zh active Pending
- 1998-02-12 ES ES04078092T patent/ES2280008T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1998-07-20 TW TW087101889A patent/TW442455B/zh active
- 1998-08-06 UY UY25127A patent/UY25127A1/es not_active IP Right Cessation
- 1998-12-02 UA UA99084524A patent/UA58533C2/uk unknown
-
1999
- 1999-08-10 BG BG103651A patent/BG63541B1/bg unknown
- 1999-08-11 NO NO993863A patent/NO993863D0/no unknown
- 1999-08-12 OA OA9900176A patent/OA11144A/en unknown
-
2000
- 2000-03-22 US US09/533,368 patent/US6337408B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-07-29 IL IL150955A patent/IL150955A/en not_active IP Right Cessation
-
2004
- 2004-01-05 JP JP2004000418A patent/JP4093967B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2004-06-09 JP JP2004171346A patent/JP4053023B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2004-06-09 JP JP2004171348A patent/JP4053024B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2004-09-08 CY CY0400070A patent/CY2478B1/xx unknown
-
2005
- 2005-01-06 IL IL16618405A patent/IL166184A0/xx unknown
- 2005-01-06 IL IL16618805A patent/IL166188A0/xx unknown
- 2005-01-06 IL IL16618505A patent/IL166185A0/xx unknown
- 2005-01-06 IL IL16618605A patent/IL166186A0/xx unknown
- 2005-01-06 IL IL16618705A patent/IL166187A0/xx unknown
-
2006
- 2006-04-05 AR ARP060101344A patent/AR050308A2/es not_active Application Discontinuation
Also Published As
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4093967B2 (ja) | 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の中間体および製法 | |
| KR100560038B1 (ko) | 치환된 4-페닐-4-시아노시클로헥사노산의 제조 방법 | |
| US6452022B1 (en) | Method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| EP1295869B1 (en) | Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| EP1524268B1 (en) | Compounds and method for preparing sustituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| HK1037613B (en) | Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| HK1077056A (en) | Compounds and method for preparing sustituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| HK1058186A (en) | Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| CZ283999A3 (cs) | Sloučeniny a způsob přípravy substituovaných 4-fenyl-4-kyanocyklohexanových kyselin | |
| HK1058030A1 (en) | Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| HK1058030B (en) | Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| MXPA99007441A (en) | Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| CA2444210A1 (en) | Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids | |
| MXPA00003405A (en) | Method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050202 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071106 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080130 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080226 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080304 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |