JP2004014711A - 半導体素子およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記憶維持時間を短縮せずに書き込み時間を短縮することが可能な、半導体素子および半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】ソースとドレインが形成された半導体基板上に、第1のトンネル絶縁膜、第2のトンネル絶縁膜、電荷蓄積層、ブロッキング絶縁膜、ゲート電極が積層された構造の半導体素子であり、第1のトンネル絶縁層をSiOxとし、第2のトンネル絶縁層をSiO2とすることによって、ダイオード効果を利用して書き込み時間の短縮と記憶維持時間を長期化を行う。
【選択図】図1
【解決手段】ソースとドレインが形成された半導体基板上に、第1のトンネル絶縁膜、第2のトンネル絶縁膜、電荷蓄積層、ブロッキング絶縁膜、ゲート電極が積層された構造の半導体素子であり、第1のトンネル絶縁層をSiOxとし、第2のトンネル絶縁層をSiO2とすることによって、ダイオード効果を利用して書き込み時間の短縮と記憶維持時間を長期化を行う。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性記憶素子として動作する半導体素子および半導体素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体不揮発性記憶素子としては、浮遊ゲート層を有するMOSFET(metal−oxide semiconductor field effect transistor)が使われていた。ビットコスト削減の為には、これらの素子の高集積化が必要とされるが、このタイプの素子は浮遊ゲート層がある為、微細化するのが困難になりつつある。そこで最近では、MONOS(metal oxide nitride oxide semiconductor)型不揮発性記憶素子が実用化され始めている。
【0003】
このMONOS型不揮発性記憶素子の構造を図10に示す。MONOS型不揮発性記憶素子の構造は、ソース領域52とドレイン領域53が形成された半導体基板51(Si)上に、トンネル絶縁膜55(SiO2)を形成し、トンネル絶縁膜55上に電荷蓄積層56(SiNx)を形成し、電荷蓄積層56上にブロッキング絶縁膜57(SiO2)を形成し、ブロッキング絶縁膜57上にゲート電極58を形成した構造を持つ。MONOS型構造では電荷蓄積は薄いSiNxのトラップで行われるので、素子の微細化は通常のMOSFETと同様に行うことが可能である。
【0004】
不揮発性記憶素子の特性には重要なものとして、書き込み時間(write time)と記憶維持時間(retention time)とがある。MONOS型素子は微細化には適しているものの、一般的に書き込み時間が遅いという特徴がある。そこで書き込み時間を速くするために、トンネル絶縁膜(SiO2)を薄くすると、書き込み印加電圧を除いた後に電荷蓄積層であるSiNx層からSi基板への逆トンネルによって電子が逃げ易くなり、記憶維持時間が短くなってしまう。一般論としては、書き込み時間と記憶維持時間はトレードオフの関係にあり、MONOS型構造の不揮発性記憶素子の幅広い実用化への障害となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、記憶維持時間を短縮せずに書き込み時間を短縮することが可能な、半導体素子および半導体素子の製造方法を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願発明の半導体素子は、半導体基板上に、キャリアを蓄積させてデータを記憶させる電荷蓄積層を有し、前記半導体基板と前記電荷蓄積層との間に、前記半導体基板側から前記電荷蓄積層側への電子の注入が、前記電荷蓄積層側から前記半導体基板側への電子の注入よりも容易である異方性トンネル層を有することを特徴とする。
【0007】
前記半導体基板側から前記電荷蓄積層側への電子の注入が、前記電荷蓄積層側から前記半導体基板側への電子の注入よりも容易である異方性トンネル層を有することによって、ゲート電極に電圧を印加した書き込み時は電子を流しやすいので、書き込み時間を短くすることが可能であり、記憶維持状態の時には電子を輸送しにくいので、記憶維持時間を長くすることが可能となる。シリコンリッチな酸化シリコン(SiOx)層と酸化シリコン(SiO2)層との積層構造であるSiOx/SiO2構造は、SiOxからSiO2方向には電子が流れやすいが、逆方向には電子が流れ難いという電子注入の容易さの異方性を持つため、異方性トンネル層として用いることが出来る。
【0008】
また、本願発明の半導体素子は、前記異方性トンネル層と前記半導体基板との間に、さらに極薄酸化膜が形成されていることを特徴とする。
【0009】
極薄酸化膜が半導体基板と第1のトンネル絶縁膜との間に存在して、両層の界面状態を整えることによって、第1のトンネル絶縁膜(SiOx)が直接FETのチャンネル領域と接した場合に、SiOxの特性に依存するようなSiOxとSiとの界面の影響うけ、FET動作の動作特性が劣化することを防止することが可能となる。
【0010】
また、上記課題を解決するために本願発明の半導体素子の製造方法は、半導体基板上に異方性トンネル層を形成する工程と、前記異方性トンネル層上に電荷蓄積層を形成する工程と、を有することを特徴とする。さらに前記異方性トンネル層を形成する前に、前記半導体基板上に極薄酸化膜を形成する工程を有する。
【0011】
これにより、半導体基板上にダイオード効果を有するトンネル絶縁膜が形成され、書き込み時間が短縮されかつ記憶保持時間が長期化された半導体素子を製造することが可能となる。また、極薄酸化膜を半導体基板と異方性トンネル層との間に形成することができるため、動作特性が劣化することを防止することが可能な半導体素子を製造することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下、本発明に係る半導体素子および半導体素子の製造方法について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、説明においては半導体素子を一つだけ記載して説明を行うが、半導体基板上には図示した半導体素子が複数形成されているものとする。
【0013】
図1は本願発明の半導体素子の構造を模式的に示す断面図であり、浮遊ゲート層が多層膜によって構成されるMISFET(metal insulatorsemiconductor field effect transistor)型素子である。図1に示すように半導体基板1上には、ソース領域2とドレイン領域3が形成され、半導体基板1上に第1のトンネル絶縁膜4が3〜5nm積層され、第1のトンネル絶縁膜4上に第2のトンネル絶縁膜5が1〜5nm積層され、第2のトンネル絶縁膜5上に電荷蓄積層6が3〜20nm積層され、電荷蓄積層6上にブロッキング絶縁膜7が5〜10nm積層され、ブロッキング絶縁膜7上にゲート電極8が形成されている。
【0014】
半導体基板1は、p型シリコンなどの半導体材料からなる基板である。ソース領域2およびドレイン領域3は、n型ドーパント例えば燐、砒素などのイオン注入などの方法でゲート電極と自己整合的に形成されている。ソース領域2とドレイン領域3の間の半導体基板1の表面部分がチャンネル領域となる。図示を省略しているが、ソース領域2およびドレイン領域3には開口部が形成されて電極の取出しが行われている。
【0015】
第1のトンネル絶縁膜4は、シリコンリッチな酸化シリコン(SiOx)であり、SiOxのxの範囲は0.2<x<1.8である。第1のトンネル絶縁膜4には、微細なSiの塊であるSiクラスタ9が析出している。
【0016】
第2のトンネル絶縁膜5は典型的にはSiO2であり、書き込みの場合即ちゲート電極8に正電圧を印加した場合、第1のトンネル絶縁膜4であるシリコンリッチなシリコン酸化膜であるSiOx側から電子を蓄積する層である電荷蓄積層6へトンネル効果によって電子を導入するトンネル絶縁膜として働く。ゲート電極8に負電圧を印加した場合、逆方向へのトンネル効果によって電荷蓄積層6から電子を減少させるトンネル絶縁膜として働く。ゲート電極8に対して印加せず、電荷蓄積層6の記憶維持状態の時は電荷蓄積層6から第1のトンネル絶縁膜4を通して半導体基板1へ電子が漏洩することを防ぐための絶縁膜として働く。
【0017】
電荷蓄積層6は典型的な材料としてはトラップを含むSiNx層であり、電荷を蓄積する層として働く材料である。ブロッキング絶縁膜7はゲート電極8に電圧を印加した場合に、電荷が電荷蓄積層6からゲート電極8に漏洩することを防止する。典型的な材料としてはSiO2である。またゲート電極8は、金属あるいはドープされたポリシリコン(doped poly−Si)である。
【0018】
第1のトンネル絶縁膜4(SiOx)と第2のトンネル絶縁膜5(SiO2)との組み合わせは、その両端に電圧を印加した場合に、第2のトンネル絶縁膜5から第1のトンネル絶縁膜4の方向には電子が流れ難く、逆に第1のトンネル絶縁膜4から第2のトンネル絶縁膜5へは電子が流れ易いというように、電子注入の容易さに異方性を持つ。この第1のトンネル絶縁膜4と第2のトンネル絶縁膜5の組み合わせを異方性トンネル層とする。
【0019】
第1のトンネル絶縁膜4がSiOxであり、第2のトンネル絶縁膜5がSiO2である場合、即ち、SiOx/SiO2構造である場合に、SiO2からSiOxの方向には電子が流れ難く、逆にSiOxからSiO2へは電子が流れ易い性質を持つ事に関しては、以下に引用するD.J.DiMaria等の論文,J.Appl.Phys.51(59),2722(1980),Appl.Pys.Lett.37(1),61(1980).で明らかにされている。
【0020】
D.J.DiMaria等の論文を基に図2乃至図6を用いて、SiOx/SiO2構造での電子注入の容易さの異方性について説明する。図2に実験に用いられたSiOx/SiO2構造を示す。Siである半導体基板21上に、SiO2である絶縁膜25とSiOxで表される絶縁膜24とが形成されている。また、絶縁膜24上にはアルミニウム(Al)であるゲート電極28が形成されている。半導体基板21とゲート電極28との間に電位差を生じさせるために、半導体基板21とゲート電極28には端子が接続されており、両端子に電圧を印加することでSiOx/SiO2構造に電流を流して、電流電圧特性(I−V特性)を測定した。絶縁膜24はSiリッチな酸化シリコンであり、SiO2中に100ÅオーダーのSiクラスタ29が析出した構造となっている。
【0021】
SiOx/SiO2構造を半導体基板21側に設けた場合の電流電圧特性(I−V特性)を図3に、ゲート電極28側に設けた場合のI−V特性を図4に、半導体基板21側とゲート電極28側の両方に設けた場合のI−V特性を図5に示す。各図共に、横軸はゲート電極28に印加される電圧の大きさを示し、縦軸は電流値を示している。
【0022】
また、グラフ中において破線(Vg+)で示されるI−V特性は、ゲート電極28にプラス電位を印加して、半導体基板21側からゲート電極28側に電子が流れる場合を示し、実線(Vg−)で示されるI−V特性は、ゲート電極28にマイナス電位を印加して、ゲート電極28側から半導体基板21側に電子が流れる場合を示している。グラフ中の挿図は各層の配置を模式的に示したものである。灰色部分が100Å厚の絶縁膜24(SiOx)であり、斜線部が半導体基板21(Si)であり、黒部分がAlで形成されたゲート電極28であり、無色部分が300Å厚の絶縁膜25(SiO2)である。
【0023】
図3に示されたI−V特性からは同一電流値の場合にはVg+<Vg−がわかり、図4に示されたI−V特性からは同一電流値の場合にはVg+>Vg−であることがわかる。同じSi基板側からの電子注入で比較すると、図3Vg+と図4Vg+のI−V特性の同じ電流値では、図3Vg+<図4Vg+であることがわかる。したがってSiOx/SiO2構造はSiOxからSiO2方向には電子を流し易いが逆方向には電子を流し難い事がわかる。
【0024】
SiOx/SiO2構造が電子注入の容易さの異方性を示す理由として、考えられているモデルを図6のポテンシャル図に示して説明する。絶縁膜24のSiOx層中にはSiクラスタ29が析出していて、電子はSiクラスタ間をダイレクトトンネルで移動する。従ってSiOx層はSiO2層と比べると抵抗がかなり低くなる。SiOx/SiO2構造の全体としての電子の流れ易さは主に二層の界面付近で決まり、界面付近のSiクラスタからSiO2への電子の注入はFN(Fowler Nordheim)トンネルであると考えられる。Siクラスタ29(またはドット)の外形は曲面をもっている、換言すると、尖っているのでSiが平面として存在するよりも電界が集中する領域が存在する。その為Siクラスタ29の表面付近のSiO2の電界強度は平均電界強度より高くなっている。以上に述べた理由によって、Siクラスタ29から絶縁膜25(SiO2)への電子注入効率が高くなると考えられる。
【0025】
SiOx/SiO2構造はSiOxからSiO2方向には電子が流れやすいが、逆方向には電子が流れ難いという電子注入の容易さの異方性を持つ。これによって、ゲート電極に正電圧を印加した書き込み時は電子を流しやすいので、書き込み時間を短くすることが可能であり、記憶維持状態の時には電子を逆方向に輸送しにくいので、記憶維持時間を長くすることが可能となる。
【0026】
次に上述した構造の半導体素子を製造する方法について、図7を用いて説明する。まず、図7(a)に示すように、p型のシリコン単結晶の半導体基板1をLOCOS(local oxidation of silicon)などによって素子分離を行い、PECVD(plasma enhanced chemical vap or deposition)法によって、非化学量論的組成のSiOxを半導体基板1の基板主面に3〜5nm程度堆積させて第1のトンネル絶縁膜4を形成する。次に、CVD法によってSiO2を第1のトンネル絶縁膜4上に1〜5nm程度堆積させて第2のトンネル絶縁膜5を形成する。
【0027】
続いて図7(b)に示すように、LPCVD(low pressure chemical vapor deposition)法によって第2のトンネル絶縁膜5上にSiNx(Si3N4)を3〜20nm程度堆積させて電荷蓄積層6を形成する。さらにCVD法によってSiO2を電荷蓄積層6上に5〜10nm程度堆積させてブロッキング絶縁膜7を形成する。次いでブロッキング絶縁膜7上にAlまたはドープされたポリシリコン(doped poly−silicon)を堆積させてゲート電極8を形成する。
【0028】
次に図7(c)に示すように、窒素雰囲気中で例えば300℃から1100℃で一時間程の熱処理を加える。この熱処理によって第1のトンネル絶縁膜4では、SiOx膜は相分離して図4に模式的に示したように数ナノメートル程度のSiクラスタ9が析出する。
【0029】
図7(d)はゲート多層膜のパターンニングを示しており、RIE(Reactive Ion Etching)などの方法によって、Siクラスタ9を含有する第1のトンネル絶縁膜4、第2のトンネル絶縁膜5、電荷蓄積層6、ブロッキング絶縁膜7およびゲート電極8は同じサイズに切断される。
【0030】
図7(e)では、イオン注入法などによって、半導体基板1の表面に例えば燐や砒素などのn型ドーパントを導入し、ゲート電極8と自己整合的にソース領域2およびドレイン領域3が形成される。次いで全面にCVD法によって絶縁膜を形成し、それをRIEなどによってエッチングすることで側壁にサイドウォールが形成される(図示せず)。最後に、ソース領域2およびドレイン領域3を開口して図示しない電極を所要のパターンで取り付けてメモリセルを完成する。
【0031】
[第2の実施の形態]
【0032】
次に、本発明に係る半導体素子および半導体素子の製造方法について他の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態と上述した第1の実施の形態との相違点は、半導体基板と第1のトンネル絶縁膜との間に極薄酸化膜が形成されている点だけである。また、本願発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、説明においては半導体素子を一つだけ記載して説明を行うが、半導体基板上には図示した半導体素子が複数形成されているものとする。
【0033】
図8は本願発明の半導体素子の構造を模式的に示す断面図であり、浮遊ゲート層が多層膜によって構成されるMISFET(metal insulatorsemiconductor field effect transistor)型素子である。図8に示すように半導体基板31上には、ソース領域32とドレイン領域33が形成され、半導体基板31上に極薄酸化膜40が2nm程度形成され、極薄酸化膜40上に第1のトンネル絶縁膜34が3〜5nm積層され、第1のトンネル絶縁膜34上に第2のトンネル絶縁膜35が1〜5nm積層され、第2のトンネル絶縁膜35上に電荷蓄積層36が3〜20nm積層され、電荷蓄積層36上にブロッキング絶縁膜37が5〜10nm積層され、ブロッキング絶縁膜37上にゲート電極38が形成されている。
【0034】
半導体基板31は、p型シリコンなどの半導体材料からなる基板である。ソース領域32およびドレイン領域33は、n型ドーパント例えば燐、砒素などのイオン注入などの方法でゲート電極と自己整合的に形成されている。ソース領域32とドレイン領域33の間の半導体基板31の表面部分がチャンネル領域となる。図示を省略しているが、ソース領域32およびドレイン領域33には開口部が形成されて電極の取出しが行われている。
【0035】
極薄酸化膜40は典型的にはSiO2である。極薄酸化膜40はFETのチャンネル領域と第1のトンネル絶縁膜34との界面状態を整えるものであり、従来のドットメモリのトンネル絶縁膜とは用途が異なっており、半導体基板31(Si)から第1のトンネル絶縁膜34(SiOx)へのキャリアの輸送の妨げにならない程度十分に薄い膜(例えば2nm以下)とする。換言すると、ダイレクトトンネルによってキャリアが過大な抵抗無く輸送される程度十分薄い膜とする。
【0036】
第1のトンネル絶縁膜34は、シリコンリッチな酸化シリコン(SiOx)であり、SiOxの組成はxの範囲が0.2<x<1.8である。第1のトンネル絶縁膜34には、微細なSiの塊であるSiクラスタ39が析出している。
【0037】
第2のトンネル絶縁膜35は典型的にはSiO2であり、書き込みの場合即ちゲート電極38に正電圧を印加した場合、第1のトンネル絶縁膜34であるSiOx側から電子を蓄積する層である電荷蓄積層36へトンネル効果によって電子を導入するトンネル絶縁膜として働く。ゲート電極38に負電圧を印加した場合、逆方向へのトンネル効果によって電荷蓄積層36から電子を減少させるトンネル絶縁膜として働く。ゲート電極38に対して印加せず、電荷蓄積層36の記憶維持状態の時は電荷蓄積層36から第1のトンネル絶縁膜34を通して半導体基板31へ電子が漏洩することを防ぐための絶縁膜として働く。
【0038】
電荷蓄積層36は典型的な材料としてはトラップを含むSiNx層であり、電荷を蓄積する層として働く材料である。ブロッキング絶縁膜37はゲート電極38に電圧を印加した場合に、電荷が電荷蓄積層36からゲート電極38に漏洩することを防止する。典型的な材料としてはSiO2である。またゲート電極38は、金属あるいはドープされたポリシリコン(doped poly−Si)である。
【0039】
第1のトンネル絶縁膜34(SiOx)と第2のトンネル絶縁膜35(SiO2)との組み合わせは、その両端に電圧を印加した場合に、第2のトンネル絶縁膜35から第1のトンネル絶縁膜34の方向には電子が流れ難く、逆に第1のトンネル絶縁膜34から第2のトンネル絶縁膜35へは電子が流れ易いというように、電子注入の容易さに異方性を持つ。この第1のトンネル絶縁膜44と第2のトンネル絶縁膜44の組み合わせを異方性トンネル層とする。
【0040】
SiOx/SiO2構造はSiOxからSiO2方向には電子が流れやすいが、逆方向には電子が流れ難いという電子注入の容易さの異方性を持つ。これによって、ゲート電極に電圧を印加した書き込み時は電子を流しやすいので、書き込み時間を短くすることが可能であり、記憶維持状態の時には電子を輸送しにくいので、記憶維持時間を長くすることが可能となる。
【0041】
また、極薄酸化膜40が半導体基板31と第1のトンネル絶縁膜34との間に存在して、両層の界面状態を整えることによって、第1のトンネル絶縁膜34(SiOx)が直接FETのチャンネル領域と接した場合に、SiOxの特性に依存するようなSiOxとSiとの界面の影響うけ、FET動作の動作特性が劣化することを防止することが可能となる。
【0042】
次に上述した構造の半導体素子を製造する方法について、図9を用いて説明する。まず、図9(a)に示すように、p型のシリコン単結晶の半導体基板31をLOCOS(local oxidation of silicon)などによって素子分離を行い、熱酸化法によって半導体基板31上にSiO2膜である極薄酸化膜40を2nm程度形成する。次にPECVD(plasma enhanced chemical vap or deposition)法によって、非化学量論的組成のSiOxを極薄酸化膜40上に3〜5nm程度堆積させて第1のトンネル絶縁膜34形成する。次に、CVD法によってSiO2を第1のトンネル絶縁膜34上に1〜5nm程度堆積させて第2のトンネル絶縁膜35を形成する。
【0043】
続いて図9(b)に示すように、LPCVD(low pressure chemical vapor deposition)法によって第2のトンネル絶縁膜35上にSiNxを3〜20nm程度堆積させて電荷蓄積層36を形成する。さらにCVD法によってSiO2を電荷蓄積層36上に5〜10nm程度堆積させてブロッキング絶縁膜37を形成する。次いでブロッキング絶縁膜37上にAlまたはドープされたポリシリコン(doped poly−silicon)を堆積させてゲート電極38を形成する。
【0044】
次に図9(c)に示すように、窒素雰囲気中で例えば300℃から1100℃で一時間程の熱処理を加える。この熱処理によって第1のトンネル絶縁膜34では、SiOx膜は相分離して図4に模式的に示したように数ナノメートル程度のSiクラスタ39が析出する。
【0045】
図9(d)はゲート多層膜のパターンニングを示しており、RIE(Reactive Ion Etching)などの方法によって、極薄酸化膜40、Siクラスタ39を含有する第1のトンネル絶縁膜34、第2のトンネル絶縁膜35、電荷蓄積層36、ブロッキング絶縁膜37およびゲート電極38は同じサイズに切断される。
【0046】
図9(e)では、イオン注入法などによって、半導体基板31の表面に例えば燐や砒素などのn型ドーパントを導入し、ゲート電極38と自己整合的にソース領域32およびドレイン領域33が形成される。次いで全面にCVD法によって絶縁膜を形成し、それをRIEなどによってエッチングすることで側壁にサイドウォールが形成される(図示せず)。最後に、ソース領域32およびドレイン領域33を開口して図示しない電極を所要のパターンで取り付けてメモリセルを完成する。
【0047】
【発明の効果】
SiOx/SiO2構造はSiOxからSiO2方向には電子が流れやすいが、逆方向には電子が流れ難いという電子注入の容易さの異方性を持つ。これによって、ゲート電極に電圧を印加した書き込み時は電子を流しやすいので、書き込み時間を短くすることが可能であり、記憶維持状態の時には電子を輸送しにくいので、記憶維持時間を長くすることが可能となる。
【0048】
極薄酸化膜が半導体基板と第1のトンネル絶縁膜との間に存在して、両層の界面状態を整えることによって、第1のトンネル絶縁膜(SiOx)が直接FETのチャンネル領域と接した場合に、SiOxの特性に依存するようなSiOxとSiとの界面の影響うけ、FET動作の動作特性が劣化することを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるMISFET型半導体素子の構造を示す模式断面図である。
【図2】D.J.DiMaria等によるSiOx/SiO2積層構造のI−V特性を測定するための実験を模式的に示す図である。
【図3】半導体基板側にSiOx/SiO2積層構造を設けた場合のI−V特性を示すグラフである。
【図4】ゲート電極側にSiOx/SiO2積層構造を設けた場合のI−V特性を示すグラフである。
【図5】半導体基板側とゲート電極側の両方にSiOx/SiO2積層構造を設けた場合のI−V特性を示すグラフである。
【図6】SiOx/SiO2積層構造が電子注入の容易さの異方性を示す理由を示すモデル図である。
【図7】第1の実施の形態におけるMISFET型半導体素子の製造方法を示す工程図である。
【図8】第2の実施の形態におけるMISFET型半導体素子の構造を示す模式断面図である。
【図9】第2の実施の形態におけるMISFET型半導体素子の製造方法を示す工程図である。
【図10】従来のMONOS型不揮発性記憶素子の構造を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1,21,31,51 半導体基板
2,32,52 ソース領域
3,33,53 ドレイン領域
4,34 第1のトンネル絶縁膜
5,35 第2のトンネル絶縁膜
24,25 絶縁膜
55 トンネル絶縁膜
6,36,56 電荷蓄積層
7,37,57 ブロッキング絶縁膜
8,28,38,58 ゲート電極
9,29,39 シリコンクラスタ
40 極薄酸化膜
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性記憶素子として動作する半導体素子および半導体素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体不揮発性記憶素子としては、浮遊ゲート層を有するMOSFET(metal−oxide semiconductor field effect transistor)が使われていた。ビットコスト削減の為には、これらの素子の高集積化が必要とされるが、このタイプの素子は浮遊ゲート層がある為、微細化するのが困難になりつつある。そこで最近では、MONOS(metal oxide nitride oxide semiconductor)型不揮発性記憶素子が実用化され始めている。
【0003】
このMONOS型不揮発性記憶素子の構造を図10に示す。MONOS型不揮発性記憶素子の構造は、ソース領域52とドレイン領域53が形成された半導体基板51(Si)上に、トンネル絶縁膜55(SiO2)を形成し、トンネル絶縁膜55上に電荷蓄積層56(SiNx)を形成し、電荷蓄積層56上にブロッキング絶縁膜57(SiO2)を形成し、ブロッキング絶縁膜57上にゲート電極58を形成した構造を持つ。MONOS型構造では電荷蓄積は薄いSiNxのトラップで行われるので、素子の微細化は通常のMOSFETと同様に行うことが可能である。
【0004】
不揮発性記憶素子の特性には重要なものとして、書き込み時間(write time)と記憶維持時間(retention time)とがある。MONOS型素子は微細化には適しているものの、一般的に書き込み時間が遅いという特徴がある。そこで書き込み時間を速くするために、トンネル絶縁膜(SiO2)を薄くすると、書き込み印加電圧を除いた後に電荷蓄積層であるSiNx層からSi基板への逆トンネルによって電子が逃げ易くなり、記憶維持時間が短くなってしまう。一般論としては、書き込み時間と記憶維持時間はトレードオフの関係にあり、MONOS型構造の不揮発性記憶素子の幅広い実用化への障害となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、記憶維持時間を短縮せずに書き込み時間を短縮することが可能な、半導体素子および半導体素子の製造方法を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願発明の半導体素子は、半導体基板上に、キャリアを蓄積させてデータを記憶させる電荷蓄積層を有し、前記半導体基板と前記電荷蓄積層との間に、前記半導体基板側から前記電荷蓄積層側への電子の注入が、前記電荷蓄積層側から前記半導体基板側への電子の注入よりも容易である異方性トンネル層を有することを特徴とする。
【0007】
前記半導体基板側から前記電荷蓄積層側への電子の注入が、前記電荷蓄積層側から前記半導体基板側への電子の注入よりも容易である異方性トンネル層を有することによって、ゲート電極に電圧を印加した書き込み時は電子を流しやすいので、書き込み時間を短くすることが可能であり、記憶維持状態の時には電子を輸送しにくいので、記憶維持時間を長くすることが可能となる。シリコンリッチな酸化シリコン(SiOx)層と酸化シリコン(SiO2)層との積層構造であるSiOx/SiO2構造は、SiOxからSiO2方向には電子が流れやすいが、逆方向には電子が流れ難いという電子注入の容易さの異方性を持つため、異方性トンネル層として用いることが出来る。
【0008】
また、本願発明の半導体素子は、前記異方性トンネル層と前記半導体基板との間に、さらに極薄酸化膜が形成されていることを特徴とする。
【0009】
極薄酸化膜が半導体基板と第1のトンネル絶縁膜との間に存在して、両層の界面状態を整えることによって、第1のトンネル絶縁膜(SiOx)が直接FETのチャンネル領域と接した場合に、SiOxの特性に依存するようなSiOxとSiとの界面の影響うけ、FET動作の動作特性が劣化することを防止することが可能となる。
【0010】
また、上記課題を解決するために本願発明の半導体素子の製造方法は、半導体基板上に異方性トンネル層を形成する工程と、前記異方性トンネル層上に電荷蓄積層を形成する工程と、を有することを特徴とする。さらに前記異方性トンネル層を形成する前に、前記半導体基板上に極薄酸化膜を形成する工程を有する。
【0011】
これにより、半導体基板上にダイオード効果を有するトンネル絶縁膜が形成され、書き込み時間が短縮されかつ記憶保持時間が長期化された半導体素子を製造することが可能となる。また、極薄酸化膜を半導体基板と異方性トンネル層との間に形成することができるため、動作特性が劣化することを防止することが可能な半導体素子を製造することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下、本発明に係る半導体素子および半導体素子の製造方法について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、説明においては半導体素子を一つだけ記載して説明を行うが、半導体基板上には図示した半導体素子が複数形成されているものとする。
【0013】
図1は本願発明の半導体素子の構造を模式的に示す断面図であり、浮遊ゲート層が多層膜によって構成されるMISFET(metal insulatorsemiconductor field effect transistor)型素子である。図1に示すように半導体基板1上には、ソース領域2とドレイン領域3が形成され、半導体基板1上に第1のトンネル絶縁膜4が3〜5nm積層され、第1のトンネル絶縁膜4上に第2のトンネル絶縁膜5が1〜5nm積層され、第2のトンネル絶縁膜5上に電荷蓄積層6が3〜20nm積層され、電荷蓄積層6上にブロッキング絶縁膜7が5〜10nm積層され、ブロッキング絶縁膜7上にゲート電極8が形成されている。
【0014】
半導体基板1は、p型シリコンなどの半導体材料からなる基板である。ソース領域2およびドレイン領域3は、n型ドーパント例えば燐、砒素などのイオン注入などの方法でゲート電極と自己整合的に形成されている。ソース領域2とドレイン領域3の間の半導体基板1の表面部分がチャンネル領域となる。図示を省略しているが、ソース領域2およびドレイン領域3には開口部が形成されて電極の取出しが行われている。
【0015】
第1のトンネル絶縁膜4は、シリコンリッチな酸化シリコン(SiOx)であり、SiOxのxの範囲は0.2<x<1.8である。第1のトンネル絶縁膜4には、微細なSiの塊であるSiクラスタ9が析出している。
【0016】
第2のトンネル絶縁膜5は典型的にはSiO2であり、書き込みの場合即ちゲート電極8に正電圧を印加した場合、第1のトンネル絶縁膜4であるシリコンリッチなシリコン酸化膜であるSiOx側から電子を蓄積する層である電荷蓄積層6へトンネル効果によって電子を導入するトンネル絶縁膜として働く。ゲート電極8に負電圧を印加した場合、逆方向へのトンネル効果によって電荷蓄積層6から電子を減少させるトンネル絶縁膜として働く。ゲート電極8に対して印加せず、電荷蓄積層6の記憶維持状態の時は電荷蓄積層6から第1のトンネル絶縁膜4を通して半導体基板1へ電子が漏洩することを防ぐための絶縁膜として働く。
【0017】
電荷蓄積層6は典型的な材料としてはトラップを含むSiNx層であり、電荷を蓄積する層として働く材料である。ブロッキング絶縁膜7はゲート電極8に電圧を印加した場合に、電荷が電荷蓄積層6からゲート電極8に漏洩することを防止する。典型的な材料としてはSiO2である。またゲート電極8は、金属あるいはドープされたポリシリコン(doped poly−Si)である。
【0018】
第1のトンネル絶縁膜4(SiOx)と第2のトンネル絶縁膜5(SiO2)との組み合わせは、その両端に電圧を印加した場合に、第2のトンネル絶縁膜5から第1のトンネル絶縁膜4の方向には電子が流れ難く、逆に第1のトンネル絶縁膜4から第2のトンネル絶縁膜5へは電子が流れ易いというように、電子注入の容易さに異方性を持つ。この第1のトンネル絶縁膜4と第2のトンネル絶縁膜5の組み合わせを異方性トンネル層とする。
【0019】
第1のトンネル絶縁膜4がSiOxであり、第2のトンネル絶縁膜5がSiO2である場合、即ち、SiOx/SiO2構造である場合に、SiO2からSiOxの方向には電子が流れ難く、逆にSiOxからSiO2へは電子が流れ易い性質を持つ事に関しては、以下に引用するD.J.DiMaria等の論文,J.Appl.Phys.51(59),2722(1980),Appl.Pys.Lett.37(1),61(1980).で明らかにされている。
【0020】
D.J.DiMaria等の論文を基に図2乃至図6を用いて、SiOx/SiO2構造での電子注入の容易さの異方性について説明する。図2に実験に用いられたSiOx/SiO2構造を示す。Siである半導体基板21上に、SiO2である絶縁膜25とSiOxで表される絶縁膜24とが形成されている。また、絶縁膜24上にはアルミニウム(Al)であるゲート電極28が形成されている。半導体基板21とゲート電極28との間に電位差を生じさせるために、半導体基板21とゲート電極28には端子が接続されており、両端子に電圧を印加することでSiOx/SiO2構造に電流を流して、電流電圧特性(I−V特性)を測定した。絶縁膜24はSiリッチな酸化シリコンであり、SiO2中に100ÅオーダーのSiクラスタ29が析出した構造となっている。
【0021】
SiOx/SiO2構造を半導体基板21側に設けた場合の電流電圧特性(I−V特性)を図3に、ゲート電極28側に設けた場合のI−V特性を図4に、半導体基板21側とゲート電極28側の両方に設けた場合のI−V特性を図5に示す。各図共に、横軸はゲート電極28に印加される電圧の大きさを示し、縦軸は電流値を示している。
【0022】
また、グラフ中において破線(Vg+)で示されるI−V特性は、ゲート電極28にプラス電位を印加して、半導体基板21側からゲート電極28側に電子が流れる場合を示し、実線(Vg−)で示されるI−V特性は、ゲート電極28にマイナス電位を印加して、ゲート電極28側から半導体基板21側に電子が流れる場合を示している。グラフ中の挿図は各層の配置を模式的に示したものである。灰色部分が100Å厚の絶縁膜24(SiOx)であり、斜線部が半導体基板21(Si)であり、黒部分がAlで形成されたゲート電極28であり、無色部分が300Å厚の絶縁膜25(SiO2)である。
【0023】
図3に示されたI−V特性からは同一電流値の場合にはVg+<Vg−がわかり、図4に示されたI−V特性からは同一電流値の場合にはVg+>Vg−であることがわかる。同じSi基板側からの電子注入で比較すると、図3Vg+と図4Vg+のI−V特性の同じ電流値では、図3Vg+<図4Vg+であることがわかる。したがってSiOx/SiO2構造はSiOxからSiO2方向には電子を流し易いが逆方向には電子を流し難い事がわかる。
【0024】
SiOx/SiO2構造が電子注入の容易さの異方性を示す理由として、考えられているモデルを図6のポテンシャル図に示して説明する。絶縁膜24のSiOx層中にはSiクラスタ29が析出していて、電子はSiクラスタ間をダイレクトトンネルで移動する。従ってSiOx層はSiO2層と比べると抵抗がかなり低くなる。SiOx/SiO2構造の全体としての電子の流れ易さは主に二層の界面付近で決まり、界面付近のSiクラスタからSiO2への電子の注入はFN(Fowler Nordheim)トンネルであると考えられる。Siクラスタ29(またはドット)の外形は曲面をもっている、換言すると、尖っているのでSiが平面として存在するよりも電界が集中する領域が存在する。その為Siクラスタ29の表面付近のSiO2の電界強度は平均電界強度より高くなっている。以上に述べた理由によって、Siクラスタ29から絶縁膜25(SiO2)への電子注入効率が高くなると考えられる。
【0025】
SiOx/SiO2構造はSiOxからSiO2方向には電子が流れやすいが、逆方向には電子が流れ難いという電子注入の容易さの異方性を持つ。これによって、ゲート電極に正電圧を印加した書き込み時は電子を流しやすいので、書き込み時間を短くすることが可能であり、記憶維持状態の時には電子を逆方向に輸送しにくいので、記憶維持時間を長くすることが可能となる。
【0026】
次に上述した構造の半導体素子を製造する方法について、図7を用いて説明する。まず、図7(a)に示すように、p型のシリコン単結晶の半導体基板1をLOCOS(local oxidation of silicon)などによって素子分離を行い、PECVD(plasma enhanced chemical vap or deposition)法によって、非化学量論的組成のSiOxを半導体基板1の基板主面に3〜5nm程度堆積させて第1のトンネル絶縁膜4を形成する。次に、CVD法によってSiO2を第1のトンネル絶縁膜4上に1〜5nm程度堆積させて第2のトンネル絶縁膜5を形成する。
【0027】
続いて図7(b)に示すように、LPCVD(low pressure chemical vapor deposition)法によって第2のトンネル絶縁膜5上にSiNx(Si3N4)を3〜20nm程度堆積させて電荷蓄積層6を形成する。さらにCVD法によってSiO2を電荷蓄積層6上に5〜10nm程度堆積させてブロッキング絶縁膜7を形成する。次いでブロッキング絶縁膜7上にAlまたはドープされたポリシリコン(doped poly−silicon)を堆積させてゲート電極8を形成する。
【0028】
次に図7(c)に示すように、窒素雰囲気中で例えば300℃から1100℃で一時間程の熱処理を加える。この熱処理によって第1のトンネル絶縁膜4では、SiOx膜は相分離して図4に模式的に示したように数ナノメートル程度のSiクラスタ9が析出する。
【0029】
図7(d)はゲート多層膜のパターンニングを示しており、RIE(Reactive Ion Etching)などの方法によって、Siクラスタ9を含有する第1のトンネル絶縁膜4、第2のトンネル絶縁膜5、電荷蓄積層6、ブロッキング絶縁膜7およびゲート電極8は同じサイズに切断される。
【0030】
図7(e)では、イオン注入法などによって、半導体基板1の表面に例えば燐や砒素などのn型ドーパントを導入し、ゲート電極8と自己整合的にソース領域2およびドレイン領域3が形成される。次いで全面にCVD法によって絶縁膜を形成し、それをRIEなどによってエッチングすることで側壁にサイドウォールが形成される(図示せず)。最後に、ソース領域2およびドレイン領域3を開口して図示しない電極を所要のパターンで取り付けてメモリセルを完成する。
【0031】
[第2の実施の形態]
【0032】
次に、本発明に係る半導体素子および半導体素子の製造方法について他の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態と上述した第1の実施の形態との相違点は、半導体基板と第1のトンネル絶縁膜との間に極薄酸化膜が形成されている点だけである。また、本願発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、説明においては半導体素子を一つだけ記載して説明を行うが、半導体基板上には図示した半導体素子が複数形成されているものとする。
【0033】
図8は本願発明の半導体素子の構造を模式的に示す断面図であり、浮遊ゲート層が多層膜によって構成されるMISFET(metal insulatorsemiconductor field effect transistor)型素子である。図8に示すように半導体基板31上には、ソース領域32とドレイン領域33が形成され、半導体基板31上に極薄酸化膜40が2nm程度形成され、極薄酸化膜40上に第1のトンネル絶縁膜34が3〜5nm積層され、第1のトンネル絶縁膜34上に第2のトンネル絶縁膜35が1〜5nm積層され、第2のトンネル絶縁膜35上に電荷蓄積層36が3〜20nm積層され、電荷蓄積層36上にブロッキング絶縁膜37が5〜10nm積層され、ブロッキング絶縁膜37上にゲート電極38が形成されている。
【0034】
半導体基板31は、p型シリコンなどの半導体材料からなる基板である。ソース領域32およびドレイン領域33は、n型ドーパント例えば燐、砒素などのイオン注入などの方法でゲート電極と自己整合的に形成されている。ソース領域32とドレイン領域33の間の半導体基板31の表面部分がチャンネル領域となる。図示を省略しているが、ソース領域32およびドレイン領域33には開口部が形成されて電極の取出しが行われている。
【0035】
極薄酸化膜40は典型的にはSiO2である。極薄酸化膜40はFETのチャンネル領域と第1のトンネル絶縁膜34との界面状態を整えるものであり、従来のドットメモリのトンネル絶縁膜とは用途が異なっており、半導体基板31(Si)から第1のトンネル絶縁膜34(SiOx)へのキャリアの輸送の妨げにならない程度十分に薄い膜(例えば2nm以下)とする。換言すると、ダイレクトトンネルによってキャリアが過大な抵抗無く輸送される程度十分薄い膜とする。
【0036】
第1のトンネル絶縁膜34は、シリコンリッチな酸化シリコン(SiOx)であり、SiOxの組成はxの範囲が0.2<x<1.8である。第1のトンネル絶縁膜34には、微細なSiの塊であるSiクラスタ39が析出している。
【0037】
第2のトンネル絶縁膜35は典型的にはSiO2であり、書き込みの場合即ちゲート電極38に正電圧を印加した場合、第1のトンネル絶縁膜34であるSiOx側から電子を蓄積する層である電荷蓄積層36へトンネル効果によって電子を導入するトンネル絶縁膜として働く。ゲート電極38に負電圧を印加した場合、逆方向へのトンネル効果によって電荷蓄積層36から電子を減少させるトンネル絶縁膜として働く。ゲート電極38に対して印加せず、電荷蓄積層36の記憶維持状態の時は電荷蓄積層36から第1のトンネル絶縁膜34を通して半導体基板31へ電子が漏洩することを防ぐための絶縁膜として働く。
【0038】
電荷蓄積層36は典型的な材料としてはトラップを含むSiNx層であり、電荷を蓄積する層として働く材料である。ブロッキング絶縁膜37はゲート電極38に電圧を印加した場合に、電荷が電荷蓄積層36からゲート電極38に漏洩することを防止する。典型的な材料としてはSiO2である。またゲート電極38は、金属あるいはドープされたポリシリコン(doped poly−Si)である。
【0039】
第1のトンネル絶縁膜34(SiOx)と第2のトンネル絶縁膜35(SiO2)との組み合わせは、その両端に電圧を印加した場合に、第2のトンネル絶縁膜35から第1のトンネル絶縁膜34の方向には電子が流れ難く、逆に第1のトンネル絶縁膜34から第2のトンネル絶縁膜35へは電子が流れ易いというように、電子注入の容易さに異方性を持つ。この第1のトンネル絶縁膜44と第2のトンネル絶縁膜44の組み合わせを異方性トンネル層とする。
【0040】
SiOx/SiO2構造はSiOxからSiO2方向には電子が流れやすいが、逆方向には電子が流れ難いという電子注入の容易さの異方性を持つ。これによって、ゲート電極に電圧を印加した書き込み時は電子を流しやすいので、書き込み時間を短くすることが可能であり、記憶維持状態の時には電子を輸送しにくいので、記憶維持時間を長くすることが可能となる。
【0041】
また、極薄酸化膜40が半導体基板31と第1のトンネル絶縁膜34との間に存在して、両層の界面状態を整えることによって、第1のトンネル絶縁膜34(SiOx)が直接FETのチャンネル領域と接した場合に、SiOxの特性に依存するようなSiOxとSiとの界面の影響うけ、FET動作の動作特性が劣化することを防止することが可能となる。
【0042】
次に上述した構造の半導体素子を製造する方法について、図9を用いて説明する。まず、図9(a)に示すように、p型のシリコン単結晶の半導体基板31をLOCOS(local oxidation of silicon)などによって素子分離を行い、熱酸化法によって半導体基板31上にSiO2膜である極薄酸化膜40を2nm程度形成する。次にPECVD(plasma enhanced chemical vap or deposition)法によって、非化学量論的組成のSiOxを極薄酸化膜40上に3〜5nm程度堆積させて第1のトンネル絶縁膜34形成する。次に、CVD法によってSiO2を第1のトンネル絶縁膜34上に1〜5nm程度堆積させて第2のトンネル絶縁膜35を形成する。
【0043】
続いて図9(b)に示すように、LPCVD(low pressure chemical vapor deposition)法によって第2のトンネル絶縁膜35上にSiNxを3〜20nm程度堆積させて電荷蓄積層36を形成する。さらにCVD法によってSiO2を電荷蓄積層36上に5〜10nm程度堆積させてブロッキング絶縁膜37を形成する。次いでブロッキング絶縁膜37上にAlまたはドープされたポリシリコン(doped poly−silicon)を堆積させてゲート電極38を形成する。
【0044】
次に図9(c)に示すように、窒素雰囲気中で例えば300℃から1100℃で一時間程の熱処理を加える。この熱処理によって第1のトンネル絶縁膜34では、SiOx膜は相分離して図4に模式的に示したように数ナノメートル程度のSiクラスタ39が析出する。
【0045】
図9(d)はゲート多層膜のパターンニングを示しており、RIE(Reactive Ion Etching)などの方法によって、極薄酸化膜40、Siクラスタ39を含有する第1のトンネル絶縁膜34、第2のトンネル絶縁膜35、電荷蓄積層36、ブロッキング絶縁膜37およびゲート電極38は同じサイズに切断される。
【0046】
図9(e)では、イオン注入法などによって、半導体基板31の表面に例えば燐や砒素などのn型ドーパントを導入し、ゲート電極38と自己整合的にソース領域32およびドレイン領域33が形成される。次いで全面にCVD法によって絶縁膜を形成し、それをRIEなどによってエッチングすることで側壁にサイドウォールが形成される(図示せず)。最後に、ソース領域32およびドレイン領域33を開口して図示しない電極を所要のパターンで取り付けてメモリセルを完成する。
【0047】
【発明の効果】
SiOx/SiO2構造はSiOxからSiO2方向には電子が流れやすいが、逆方向には電子が流れ難いという電子注入の容易さの異方性を持つ。これによって、ゲート電極に電圧を印加した書き込み時は電子を流しやすいので、書き込み時間を短くすることが可能であり、記憶維持状態の時には電子を輸送しにくいので、記憶維持時間を長くすることが可能となる。
【0048】
極薄酸化膜が半導体基板と第1のトンネル絶縁膜との間に存在して、両層の界面状態を整えることによって、第1のトンネル絶縁膜(SiOx)が直接FETのチャンネル領域と接した場合に、SiOxの特性に依存するようなSiOxとSiとの界面の影響うけ、FET動作の動作特性が劣化することを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるMISFET型半導体素子の構造を示す模式断面図である。
【図2】D.J.DiMaria等によるSiOx/SiO2積層構造のI−V特性を測定するための実験を模式的に示す図である。
【図3】半導体基板側にSiOx/SiO2積層構造を設けた場合のI−V特性を示すグラフである。
【図4】ゲート電極側にSiOx/SiO2積層構造を設けた場合のI−V特性を示すグラフである。
【図5】半導体基板側とゲート電極側の両方にSiOx/SiO2積層構造を設けた場合のI−V特性を示すグラフである。
【図6】SiOx/SiO2積層構造が電子注入の容易さの異方性を示す理由を示すモデル図である。
【図7】第1の実施の形態におけるMISFET型半導体素子の製造方法を示す工程図である。
【図8】第2の実施の形態におけるMISFET型半導体素子の構造を示す模式断面図である。
【図9】第2の実施の形態におけるMISFET型半導体素子の製造方法を示す工程図である。
【図10】従来のMONOS型不揮発性記憶素子の構造を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1,21,31,51 半導体基板
2,32,52 ソース領域
3,33,53 ドレイン領域
4,34 第1のトンネル絶縁膜
5,35 第2のトンネル絶縁膜
24,25 絶縁膜
55 トンネル絶縁膜
6,36,56 電荷蓄積層
7,37,57 ブロッキング絶縁膜
8,28,38,58 ゲート電極
9,29,39 シリコンクラスタ
40 極薄酸化膜
Claims (25)
- 半導体基板上に、キャリアを蓄積させてデータを記憶させる電荷蓄積層を有し、
前記半導体基板と前記電荷蓄積層との間に、前記半導体基板側から前記電荷蓄積層側へのキャリアの注入が、前記電荷蓄積層側から前記半導体基板側へのキャリアの注入よりも容易である異方性トンネル層を有することを特徴とする半導体素子。 - 前記異方性トンネル層と前記半導体基板との間に、さらに極薄酸化膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体素子。
- 前記異方性トンネル層は、第1のトンネル絶縁膜と第2のトンネル絶縁膜の組み合わせによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体素子。
- 前記第1のトンネル絶縁膜は、シリコンリッチな酸化シリコンで構成されていることを特徴とする請求項3記載の半導体素子。
- 前記シリコンリッチな酸化シリコンの組成は、SiOx(0.2<x<1.8)で表されることを特徴とする請求項4記載の半導体素子。
- 前記第1のトンネル絶縁膜中に、微細なシリコンクラスタが析出していることを特徴とする請求項4記載の半導体素子。
- 前記第2のトンネル絶縁膜は、酸化シリコンによって構成されていることを特徴とする請求項3記載の半導体素子。
- 前記電荷蓄積層は、窒化シリコンによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体素子。
- 前記極薄酸化膜は酸化シリコンによって構成されていることを特徴とする請求項2記載の半導体素子。
- ソース領域とドレイン領域が形成された半導体基板上に、第1のトンネル絶縁膜が形成され、
前記第1のトンネル絶縁膜上に第2のトンネル絶縁膜が形成され、
前記第2のトンネル絶縁膜上に電荷蓄積層が形成され、
前記電荷蓄積層上にブロッキング絶縁膜が形成され、
前記ブロッキング絶縁膜上にゲート電極が形成されていることを特徴とする半導体素子。 - 前記第1のトンネル絶縁膜はシリコンリッチな酸化シリコンで構成され、前記第2のトンネル絶縁膜は酸化シリコンで構成され、前記電荷蓄積層は窒化シリコンで構成され、前記ブロッキング絶縁膜は酸化シリコンで構成されていることを特徴とする請求項10記載の半導体素子。
- 前記シリコンリッチな酸化シリコンの組成は、SiOx(0.2<x<1.8)で表されることを特徴とする請求項11記載の半導体素子。
- 前記第1のトンネル絶縁膜中に、微細なシリコンクラスタが析出していることを特徴とする請求項11記載の半導体素子。
- ソース領域とドレイン領域が形成された半導体基板上に、酸化シリコンである極薄絶縁膜が形成され、
前記極薄絶縁膜上に第1のトンネル絶縁膜が形成され、
前記第1のトンネル絶縁膜上に第2のトンネル絶縁膜が形成され、
前記第2のトンネル絶縁膜上に電荷蓄積層が形成され、
前記電荷蓄積層上にブロッキング絶縁膜が形成され、
前記ブロッキング絶縁膜上にゲート電極が形成されていることを特徴とする半導体素子。 - 前記極薄絶縁膜は酸化シリコンで構成され、前記第1のトンネル絶縁膜はシリコンリッチな酸化シリコンで構成され、前記第2のトンネル絶縁膜は酸化シリコンで構成され、前記電荷蓄積層は窒化シリコンで構成され、前記ブロッキング絶縁膜は酸化シリコンで構成されていることを特徴とする請求項14記載の半導体素子。
- 前記シリコンリッチな酸化シリコンの組成は、SiOx(0.2<x<1.8)で表されることを特徴とする請求項15記載の半導体素子。
- 前記第1のトンネル絶縁膜中に、微細なシリコンクラスタが析出していることを特徴とする請求項15記載の半導体素子。
- 半導体基板上に異方性トンネル層を形成する工程と、
前記異方性トンネル層上に電荷蓄積層を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 前記異方性トンネル層を形成する前に、前記半導体基板上に極薄酸化膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項18記載の半導体素子の製造方法。
- 前記異方性トンネル層を形成する工程は、さらに第1のトンネル絶縁膜を形成する工程と、第2のトンネル絶縁膜を形成する工程とを有することを特徴とする請求項18記載の半導体素子の製造方法。
- 前記第1のトンネル絶縁膜を形成した後に、不活性ガス雰囲気中で熱処理を行う工程を有することを特徴とする請求項20記載の半導体素子の製造方法。
- 前記第1のトンネル絶縁膜を形成する工程は、CVD法によってシリコンリッチな酸化シリコンを積層するものであることを特徴とする請求項20記載の半導体素子。
- 前記第2のトンネル絶縁膜を形成する工程は、CVD法によって酸化シリコンを積層するものであることを特徴とする請求項20記載の半導体素子の製造方法。
- 前記電荷蓄積層を形成する工程は、CVD法によって窒化シリコンを積層するものであることを特徴とする請求項18記載の半導体素子の製造方法。
- 前記極薄酸化膜を形成する工程は、熱酸化法によって前記半導体基板表面に酸化シリコンを形成するものであることを特徴とする請求項19記載の半導体素子の製造方法。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005252266A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Samsung Electronics Co Ltd | 均一に分布されたシリコンナノドットが含まれたゲートを備えるメモリ素子の製造方法 |
| JP2009501449A (ja) * | 2005-07-14 | 2009-01-15 | マイクロン テクノロジー, インク. | 高密度nand不揮発性メモリデバイス |
| WO2009122458A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 国立大学法人広島大学 | 量子ドットの製造方法 |
| KR101111255B1 (ko) * | 2010-08-20 | 2012-02-22 | 광운대학교 산학협력단 | 스태거 터널 배리어를 가지는 비휘발성 메모리 소자 |
-
2002
- 2002-06-05 JP JP2002164638A patent/JP2004014711A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005252266A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Samsung Electronics Co Ltd | 均一に分布されたシリコンナノドットが含まれたゲートを備えるメモリ素子の製造方法 |
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| JPWO2009122458A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2011-07-28 | 国立大学法人広島大学 | 量子ドットの製造方法 |
| US8470693B2 (en) | 2008-03-31 | 2013-06-25 | Hiroshima University | Method for manufacturing quantum dot |
| KR101111255B1 (ko) * | 2010-08-20 | 2012-02-22 | 광운대학교 산학협력단 | 스태거 터널 배리어를 가지는 비휘발성 메모리 소자 |
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