JP2004079033A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路レイアウト面積を増大させることなく、メモリセルの接続する信号線の駆動力を大きくし、かつスタンバイ時のリーク電流を低減する。
【解決手段】抵抗値可変型メモリにおいて、メモリセルアレイ(1)に対するデジット線駆動回路(3a,3b)およびワード線駆動回路(2a,2b)およびビット線駆動回路(4a,4b)の電源電圧および/または基板バイアスを、動作モードに応じて変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】抵抗値可変型メモリにおいて、メモリセルアレイ(1)に対するデジット線駆動回路(3a,3b)およびワード線駆動回路(2a,2b)およびビット線駆動回路(4a,4b)の電源電圧および/または基板バイアスを、動作モードに応じて変更する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般に、半導体記憶装置に関し、特に、記憶データに応じて抵抗値が変化する抵抗性素子をメモリセルが有する不揮発性半導体記憶装置に関する。より特定的には、この発明は、半導体装置、特に、不揮発性半導体記憶装置の消費電流を低減するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
可変抵抗素子をメモリセルに利用し、この可変抵抗素子の抵抗値によりデータを不揮発的に記憶するメモリ装置が知られている。このようなメモリ装置としては、相変化メモリおよび磁気ランダム・アクセス・メモリ(MRAM)が知られている。
【0003】
相変化メモリは、たとえばポリシリコンを非晶質状態および結晶質状態に記憶データに応じて設定する。非晶質状態と結晶質状態では、その抵抗値が異なるため、2値データを記憶することができる。
【0004】
MRAMは、データの記憶に、強磁性体の磁化方向を利用する固体メモリの総称である。MRAMにおいては、メモリセルを構成する強磁性体の磁化方向が、ある基準方向に対して平行であるか反平行であるかを“1”および“0”に対応させる。このようなMRAMにおいては、メモリセルデータの記憶情報の読出により、巨大磁気抵抗効果(ジャイアント・マグネット−レジスタンス効果:GMR効果)が用いられるGMR素子と、磁性トンネル効果(トンネル・マグネット−レジスタンス効果:TMR効果)を利用するTMR素子がある。
【0005】
GMR素子を用いた場合、抵抗変化率が、6から8%であり、データ読出時には、たとえば10mA程度のセンス電流が必要とされるという欠点を有している。一方、TMR素子は、強磁性層/絶縁層/強磁性層の3層膜で構成され、電流が、絶縁層をトンネルして流れる。このトンネル抵抗値が、両側の強磁性層の磁化の相対角の余弦に比例して変化する。TMR素子においては抵抗変化率は、25%以上であり、10μA程度のセンス電流で十分大きな読出信号を得ることができるという特徴を有している。
【0006】
図20は、メモリセルの断面構造を概略的に示す図である。図20において、メモリセルは、データ記憶部Sを含む。このデータ記憶部Sは、書込ワード線WWLと書込ビット線WBLの交差部に対応して配置され、強磁性層901および903と、これらの強磁性層901および903の間の誘電体層902と、強磁性層903と書込ビット線WBLの間の反強磁性層904を含む。強磁性層903および反強磁性層904により、その磁化方向が固定される固着層を構成する。強磁性層901の磁化方向を、書込ワード線WWLを流れるワード線電流Iwlおよび書込ビット線WBLを流れるビット線電流Iblにより設定して、データを記憶する。
【0007】
ワード線電流Iwlが流れると、この電流を流れる方向に関して右方向に回転する磁界Hwlが形成される。書込ビット線WBLに電流Iblを流すと、このビット線電流Iblが流れる方向と直交する平面内において右方向に回転する磁界Hblが形成される。書込ワード線WWLおよび書込ビット線WBLは、互いに直交して配置され、これらの磁界HwlおよびHblも直交した磁界である。これらの磁界HwlおよびHblの合成磁界により、強磁性層901の磁化方向が決定され、データが記憶される。すなわち、記録層としての強磁性層901と固着層の強磁性層904の磁化方向が同じ方向の場合には、この記憶部Sは電気抵抗値が小さくなる。強磁性体層901および903の磁化方向が反平行、すなわち逆方向の場合には、記憶部Sの電気抵抗が高くなる。
【0008】
データ読出時において、この記憶部Sに誘電体層903を介してトンネル電流が流れ、この電流量を検出して、データを読出す。このメモリセルを流れる電流は、薄い誘電体層902を流れるトンネル電流であり、「磁気トンネル接合(magnet−tunneling junction)」が形成され、このメモリセルは、MTJメモリセルとも呼ばれる。
【0009】
GMR素子を利用する場合には、誘電体層に代えて、非磁性体導電体が用いられる。
【0010】
図21は、メモリセルの一般的な断面構造を概略的に示す図である。
図21に示すメモリセル構造においては、記憶部Sが、書込ビット線WBLとセルノードCNの間に配置される。このセルノードCNは導電層で形成され、コンタクトCTを介して、P型基板領域SUB表面に形成されるN型不純物領域IMPbに電気的に接続される。基板領域SUB表面には、この不純物領域IMPbと離れてN型不純物領域IMPaが形成される。これらの不純物領域IMPaおよびIMPbの間の基板領域表面上に、読出ワード線RWLが形成される。不純物領域IMPaは、コンタクトを介して読出ビット線RBLに結合される。読出ビット線RBLとセルノードCNの間に書込ワード線WWLが配置される。
【0011】
データの書込時において、書込ビット線WBLおよび書込ワード線WWLを流れる電流により誘起される磁界の合成磁界により、記憶部Sの磁化方向が決定される。従って、記憶データに従って書込ビット線を流れる電流の方向を設定することにより、固着層に対する記録層の磁化方向が決定され、データが書込まれる。
【0012】
データ読出時においては、読出ワード線RWLを選択状態により設定し、基板領域SUB表面にチャネルを形成して、不純物領域IMPaおよびIMPbを電気的に接続する。書込ビット線WBLから読出ビット線RBLに電流を流し、その電流量に従って、記憶部Sに記憶されたデータを検出する。
【0013】
図22は、メモリセルMCの電気的等価回路を示す図である。図22において、このメモリセルMCは、書込ビット線WBLおよび読出ビット線RBLの間に直列に接続される可変抵抗素子912とNチャネルMOSトランジスタ910とを含む。可変抵抗素子912は、その一端が書込ビット線WBLに電気的に接続されかつ書込ワード線WWLに電磁的に結合される。NチャネルMOSトランジスタ(アクセストランジスタ)910は、一方導通端子が可変抵抗素子912の他端に電気的に接続され、他方導通端子が読出ビット線RBLに電気的に接続され、かつさらに読出ワード線RWLに、そのコントロールゲートが電気的に接続される。
【0014】
データ書込時において、書込ワード線WWLと書込ビット線WBLに電流を流し、それらの誘起する磁界により、この可変抵抗素子912の磁化分極状態が決定され、この磁化分極状態に応じてその抵抗値が決定される。データ読出時においては、アクセストランジスタ910が導通し、書込ビット線WBLと読出ビット線RBLを流れる電流量の大小に応じてデータのセンスが行なわれる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
この可変抵抗素子(TMR素子)とアクセストランジスタを直列に接続する構成においては、データ読出時、アクセストランジスタ910を介して流れる電流を検出する必要がある。したがって、このアクセストランジスタの特性にばらつきが生じている場合、同様、読出電流にも差が生じ、このばらつきに起因するノイズを無視することができない。たとえば、MOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)の場合、0.25μmルールでは、ソース−ドレイン間電界降下は、100mV以上に達する。したがって、このアクセストランジスタの特性に10%のばらつきが存在する場合、10mV以上の雑音が生じる。周辺回路に発生するノイズをも考慮すると、このノイズレベルは、10mV以上となり、TMR素子で、10μAのセンス電流を流して25mVのメモリセル読出電圧が得られる場合、十分な信号/ノイズ比を得ることができない。
【0016】
この信号/ノイズ比を向上させるために、選択メモリセルの出力電圧を基準電圧と比較し、その差分電圧を増幅する方法が、一般に広く用いられる。この基準電圧を用いる差動増幅では、一般に、ダミーセルが用いられる。メモリセルと同一の特性を有するダミーセルを利用することにより、選択メモリセルのデータ線に生じるノイズの除去、またメモリセルのアクセストランジスタの特性のばらつきによるメモリセル出力電圧のオフセットを除去することを図る。
【0017】
しかしながら、この基準電圧の発生回路としては、選択メモリセルとダミーセルは、それぞれ別々のアクセストランジスタに接続されている。したがって、このアクセストランジスタの特性ばらつきによるメモリセルの出力電圧のオフセットを完全に除去することは困難である。
【0018】
また、HレベルデータおよびLレベルデータのセンス電流の差は、μA程度である。基準電圧を利用する場合、HレベルデータおよびLレベルデータ読出時のメモリセル電流またはメモリセル電圧の中間値を基準電圧として用いる必要がある。したがって、その基準電圧/基準電流とメモリセル電流/電圧の差がより小さくなり、選択メモリセルのデータを転送する経路とダミーセルのデータを転送する経路における伝達特性のばらつきにより、誤動作が生じる可能性がある。
【0019】
また、メモリセルのトンネル膜(TMR素子の誘電体膜)は、トンネル電流を流す絶縁膜であり、その抵抗値が膜厚に依存する。したがって、このトンネル膜の膜厚にばらつきが生じた場合、選択メモリセルとダミーセルのトンネル膜の抵抗値の差が大きくなり、差動増幅回路における差動入力電圧差が不十分となる、または反転する場合が生じ、正確なメモリセルデータの検出を行なうことができなくなる可能性が生じる。
【0020】
図23は、書込ビット線WBLを駆動する書込ドライバの構成の一例を示す図である。書込データに応じて、この書込ビット線WBL両側に設けられた書込ドライバの一方が活性化される。すなわち、書込ワード線WWLに対して設けられた書込ワード線ドライバにおいては、書込データにかかわらず一定方向の電流を選択書込ワード線に流す。一方、書込ビット線WBLにおいては、書込データに応じて電流の流れる方向が設定される。図23においては、この書込ビット線WBLの一方に配置された書込ドライバを示す。
【0021】
書込ドライバ950は、導通時、書込ビット線WBL電源ノードに結合するPチャネルMOSトランジスタ952と、導通時、書込ビット線WBLを接地ノードに電気的に結合するNチャネルMOSトランジスタ954を含む。
【0022】
スタンバイ時においては、この書込ドライバ950へHレベル(電源電圧VCCレベル)の信号が与えられる。この状態においては、書込ビット線WBLは、接地電圧レベルに維持される。しかしながら、MOSトランジスタ952は、そのゲートおよびソースが同じ電源電圧VCCレベルであっても、サブスレッショルド電流Ilが流れる。このサブスレッショルド電流Ilは、導通状態のMOSトランジスタ954を介して接地ノードへ放電される。
【0023】
また、メモリセルMCにおいても、読出ワード線RWLが、スタンバイ時、接地電圧レベルであっても、アクセストランジスタ910においては同様、サブスレッショルド電流が流れる。したがって、このビット線書込ドライバ950から書込ビット線WBLへ流れたリーク電流Ilbが、可変抵抗素子(TMR素子)912およびアクセストランジスタ910を介して、接地電圧レベルに維持される読出ビット線RBLに流れる。書込ビット線WBLは、メモリセルMCの各列に対応して配設されており、書込ドライバの数も、メモリセル列の数に等しい。したがって、スタンバイ時のリーク電流Il(Ila,Ilb)の総和が、無視することができない値となる。
【0024】
また、書込ワード線WWlおよび読出ワード線RWLに対しても、このビット線書込ドライバ950と同様のドライバが設けられており、スタンバイ時において内部のMOSトランジスタのサブスレッショルド電流によりリーク電流が流れる。したがって、このドライブ回路群におけるリーク電流によりスタンバイ時の消費電流が増大し、携帯機器などの用途において要求される超低スタンバイ電流の仕様を満たすことができなくなり、その用途が限定されるという問題が生じる。
【0025】
このようなサブスレッショルド電流を低減するためには、しきい値電圧の絶対値を大きくすることが考えられる。しかしながら、その場合、同一サイズの場合、MOSトランジスタの応答が遅れ、また、駆動電流が小さくなる。従って、このようなしきい値電圧の絶対値を大きくすると、高速動作のためにトランジスタサイズを低減することができず、微細化に対する障害となる。
【0026】
それゆえ、この発明の目的は、正確にデータを読出すことのできる低消費電流の不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
【0027】
この発明の他の目的は、高速動作性を損なうことなく、スタンバイ時のリーク電流が低減された半導体装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の観点に係る不揮発性半導体記憶装置は、各々が、記憶データに従って内部状態が決定され、その内部状態を保持してデータを記憶する複数のメモリセルと、メモリセル選択時、少なくともアドレス信号に従って選択メモリセルが接続する信号線を駆動する信号線駆動回路と、この信号線駆動回路の電源ノードに結合され、信号線駆動回路へ電源電圧を供給する電源回路を含む。この電源回路は、動作モードに応じて電源ノードの印加電圧を変更する。
【0029】
好ましくは、電源回路は、電源ノードを信号線駆動回路の非活性化時ハイインピーダンス状態に設定し、かつこの信号線駆動回路の活性化時電源ノードへ所定電圧レベルの電圧を供給する。
【0030】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、各メモリセルは、記憶データに応じて抵抗値が決定される抵抗素子を備える。この構成において、さらに、メモリセル列に対応して各々に対応の列のメモリセルの抵抗素子が結合する複数のビット線が設けられる。信号線駆動回路は、各ビット線に対応して配置され、各々が活性化時対応のビット線に電流を供給するビット線駆動回路を含む。
【0031】
好ましくは、さらに、各ビット線に対して、ビット線駆動回路の非活性化時、対応のビット線を所定電圧レベルに保持する電圧保持回路が設けられる。
【0032】
これに代えて、複数のメモリセルは、行列状に配列され、かつ各メモリセルは、記憶データに応じて抵抗値が決定される抵抗素子と、この抵抗素子に結合されるアクセストランジスタとを含む。この構成において、さらに、メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリセルのアクセストランジスタが結合される複数のワード線が設けられる。信号線駆動回路は、各ワード線に対応して配置され、各々が活性化時対応のワード線を選択状態に駆動して、対応のメモリセルのアクセストランジスタを導通状態に駆動するワード線駆動回路を含む。
【0033】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、各メモリセルは、記憶データに応じて抵抗値が決定される抵抗素子と、この抵抗素子に結合されるアクセストランジスタとを含む。この構成において、さらに、各メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリセルのアクセストランジスタが結合される複数のソース線が設けられる。信号線駆動回路は、各ソース線に対応して配置され、各々が活性化時対応のソース線を選択状態に駆動して対応のメモリセルに電流が流れる経路を形成する複数のソース線駆動回路を含む。
【0034】
好ましくは、信号線駆動回路は、さらに、各ソース線に対応して配置され、各々が対応のソース線の非選択時、対応のソース線へ電源ノードの電圧と電圧レベルの異なる電圧を供給する複数のソース線リセット素子を含む。
【0035】
好ましくは、メモリセル行それぞれに対応して、対応の行のメモリセルのアクセストランジスタに結合されるワード線が設けられる。ソース線駆動回路およびソース線リセット素子は、対応のワード線上の信号に従って選択的に活性化される。各ソース線において、ソース線駆動回路とリセット素子は相補的に活性化されるトランジスタで構成される。
【0036】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、信号線は、各メモリセル行に対応して配置され、また、信号線駆動回路は、各メモリセル行に対応して配置され、導通時、電源ノードを対応の行の配列された信号線に電気的に結合する各々がバックゲートを有する複数のドライブトランジスタを含む。この構成において、さらに、ドライブトランジスタのバックゲートへ電圧を印加する基板バイアス回路が設けられる。この基板バイアス回路は、動作モードに従ってバックゲートへ印加される電圧レベルを変更する。
【0037】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、信号線が、各メモリセル列に対応して配置される。信号線駆動回路は、各メモリセル列に対応して配置され、導通時、電源ノードを対応の列に配列された信号線に電気的に結合する、各々がバックゲートを有する複数のドライブトランジスタを含む。この構成において、さらに、ドライブトランジスタのバックゲートへ電圧を印加する基板バイアス回路が設けられる。この基板バイアス回路は、動作モードに従ってバックゲートへ印加される電圧レベルを変更する。
【0038】
好ましくは、基板バイアス回路は、信号線駆動回路の活性化時、バックゲートへ、このバックゲートのPN接合が順方向にバイアスされる電圧を印加し、信号線駆動回路の非活性化時、PN接合が逆バイアス状態となる電圧を印加する。
【0039】
好ましくは、電源回路は、周辺回路の電源回路と分離して配置される。
好ましくは、電源回路は、特定の動作モード指示信号に応答して、この電源回路が通常動作モード時に生成可能な電圧レベルと異なる電圧レベルの電圧を供給する。
【0040】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、信号線が、各メモリセル行に対応して配置される。信号線駆動回路は、各メモリセル行に対応して配置され、導通時、電源ノードを対応の行に配置された信号線と電気的に結合する、各々がバックゲートを有する複数のドライブトランジスタを含む。この構成において、さらに、ドライブトランジスタのバックゲートへ電圧を印加する基板バイアス回路が設けられる。この基板バイアス回路は、通常動作モード時に所定の電圧レベルの電圧を供給し、通常動作モードと異なる特定動作モード時には、この所定電圧レベルと異なる電圧レベルの電圧を供給する。通常動作モード時には、信号線駆動回路の活性/非活性に応じて所定の電圧レベルを第1および第2の電圧の間で切換えてバックゲートへ伝達する。
【0041】
この発明の第2の観点に係る不揮発性半導体記憶装置は、各々が互いに分離される基板領域に形成され、各々が複数のメモリセルを備える複数のメモリブロックを含む。メモリセルは、記憶データに応じて内部状態が決定され、その内部状態を保持してデータを記憶する。
【0042】
この発明の第2の観点に係る不揮発性半導体記憶装置は、さらに、複数のメモリブロックそれぞれに対応してかつメモリブロックの基板領域と分離される基板領域に配置され、各々が対応のメモリブロックのメモリセルの選択時、メモリセルに結合する信号線を選択的に結合する複数のアレイ駆動回路を含む。
【0043】
好ましくは、各メモリブロックにおいて、複数のメモリセルは行列状に配列され、各メモリセルは、記憶データに従って抵抗値が決定される抵抗性素子と、この抵抗性素子を選択するアクセストランジスタとを含む。信号線は、メモリセル列に対応して配置され、各々に対応の列のメモリセルの抵抗性素子が結合されるビット線を含む。
【0044】
これに代えて、好ましくは、各メモリブロックにおいて、複数のメモリセルが行列状に配列され、メモリセルが、記憶データにしたがって抵抗値が決定される抵抗性素子と、この抵抗性素子を選択するアクセストランジスタとを含む。信号線は、各メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルのアクセストランジスタの制御電極に結合されるワード線と、各メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルの抵抗性素子に結合されるデジット線とを含む。各アレイ駆動回路は、対応のメモリブロックのワード線を駆動するワード線駆動回路と、対応のメモリブロックのデジット線を駆動するデジット線駆動回路とを含む。これらのワード線駆動回路とデジット線駆動回路は、互いに分離される基板領域に形成される。
【0045】
これに代えて、好ましくは、各メモリブロックにおいて、複数のメモリセルが行列状に配列され、メモリセルが、記憶データにしたがって抵抗値が決定される抵抗性素子と、この抵抗性素子を選択するアクセストランジスタとを含む。信号線は、各メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルのアクセストランジスタの制御電極に結合されるワード線と、各メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルの抵抗性素子に結合されるデジット線とを含む。各アレイ駆動回路は、対応のメモリブロックのワード線を駆動するワード線駆動回路と、対応のメモリブロックのデジット線を駆動するデジット線駆動回路とを含む。これらのワード線駆動回路とデジット線駆動回路は、同一の基板領域に形成される。
【0046】
好ましくはさらに、データ読出時、与えられたアドレスをデコードしてワード線指定信号を生成してワード線駆動回路へ与えるワード線アドレスデコード回路と、データ書込時活性化され、与えられたアドレスをデコードしてデジット線指定信号を生成してデジット線駆動回路へ与えるデジット線デコード回路がさらに設けられる。このワード線アドレスデコード回路およびデジット線デコード回路が、駆動回路と共通の基板領域に形成される。
【0047】
この発明の第3の観点に係る半導体装置は、第1の配線に接続される出力ノードと、導通ノードと、活性化時、電流が供給される制御電極ノードとを有する第1のトランジスタと、第1の動作モード時に、第1のトランジスタの基板領域に出力ノードと導通ノードの電位の中間の電位を供給する基板電位供給回路と、この第1の動作モードと異なる第2の動作モード時、基板領域と基板電位供給回路とを分離する分離回路とを備える。
【0048】
メモリセルが接続する信号線を駆動する回路の電源ノードの印加電圧を動作モードにに応じて変更することにより、信号線駆動回路の駆動力を低下させることなくスタンバイ時のリーク電流を低減することができる。
【0049】
また、メモリブロックの基板領域を周辺のアレイ駆動回路の基板領域と分離することにより、個々の基板領域のバイアス電圧を最適化することができる。これにより、アレイ駆動回路の駆動力を最適化することができる。
【0050】
また、各回路の基板領域が分離されており、ノイズの伝搬が各基板領域内に抑制され、ノイズマージンが改善される。さらに、各メモリブロックを分割駆動することができ、消費電流をさらに低減することができる。
【0051】
また、バックゲート電圧を動作モードに応じて調整することにより、動作時のトランジスタの駆動力をサイズを増大させることなく増大させることができ、面積増大を伴うことなく高速でメモリセルを選択することができ、小占有面積の高速動作する低消費電流の半導体記憶装置を実現することができる。
【0052】
また、動作モードに応じて基板電位供給回路とトランジスタの基板領域とを分離することにより、第2の動作モード時、トランジスタ基板領域の電位を変更することができ、トランジスタの動作特性を試験して、最適な動作特性で第1のトランジスタを動作させることができる。
【0053】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図1において、不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルMCが行列状に配列されるメモリセルアレイ1を含む。このメモリセルMCは、記憶データに応じて抵抗値が変化する可変抵抗素子(TMR素子)RTと、ワード線WL上の信号に従ってこの抵抗性素子RTを選択してソース線SLに接続するアクセストランジスタMTを含む。このアクセストランジスタMTは、NチャネルMOSトランジスタで構成される。
【0054】
メモリセルMCに対応して、書込ワード線、読出ワード線、書込ビット線および読出ビット線が配置される。以下の説明においては、この名称を簡略化するため、書込ビット線を単にビット線BLで示し、書込ワード線を、デジット線DLで示し、読出ワード線を、ワード線WLで示す。読出ビット線は、ソース線SLで示す。
【0055】
抵抗性素子RTは、データ書込時、デジット線DLとビット線BLをそれぞれ流れる電流が誘起する磁界に従ってその磁化方向が決定され、応じて抵抗値が決定される。デジット線DLには、データ書込時においては、一定の方向に電流が流され、ビット線BLにおいては、書込データの論理レベルに応じてその電流方向が決定される。
【0056】
メモリセルアレイ1の行方向(ワード線の延在方向)に関して両側に、活性化時、ワード線WLを駆動するワード線駆動回路2aおよび2bが設けられ、また、活性化時、デジット線DLを駆動するデジット線駆動回路3aおよび3bが設けられる。メモリセルアレイ1の一方側に、ワード線駆動回路2bに隣接して、ソース線駆動回路5が設けられる。
【0057】
ワード線駆動回路2aおよび2bは、ワード線活性化信号WLENの活性化時活性化され、アドレス指定された行に対応して配置されるワード線WLを選択状態へ駆動する。このワード線活性化信号WLENは、データ読出時に活性化される。
【0058】
デジット線駆動回路3aおよび3bは、デジット線活性化信号DGENの活性化に応答して活性化され、アドレス信号RADが指定する行に対応して配置されるデジット線DLへ所定方向の電流を供給する。
【0059】
ソース線駆動回路5は、選択状態のワード線WL上の信号に従って、選択ワード線に対応して配置されたソース線SLを接地電圧レベルに駆動する。
【0060】
メモリセルMCの各行に対応してワード線WL、ソース線SLおよびデジット線DLが配列され、メモリセル列に対応してビット線が配列される。
【0061】
ワード線駆動回路2aおよび2bをメモリセルアレイ1の両側に配置し、またデジット線駆動回路3aおよび3bをメモリセルアレイ1の両側に配置する。ワード線駆動回路2aおよび2bにおいては、ワード線WLに対応してワード線ドライバが配置され、またデジット線駆動回路3aおよび3bにおいては、デジット線DLに対応してデジット線ドライバが配置される。
【0062】
これらのワード線駆動回路2aおよび2bをメモリセルアレイ1の両側に配置し、またデジット線駆動回路3aおよび3bをメモリセルアレイ1の両側に配置することにより、これらのワード線ドライバおよびデジット線ドライバをメモリセルアレイ1の列方向に沿って交互に配置することができ、これらのワード線ドライバおよびデジット線ドライバのピッチ条件を緩和する。
【0063】
メモリセルアレイ1の列方向についての両側に、ビット線BLを駆動するビット線駆動回路4aおよび4bと、データ読出時、このメモリセルアレイ1のアドレス指定された列に対応するビット線を選択するリード選択回路6が設けられる。ビット線駆動回路4aおよび4bは、ビット線BLそれぞれに対応して配置されるビット線ドライバを含む。これらのビット線駆動回路4aおよび4bには、コラムアドレス信号CADおよび書込データDinおよび読出活性化信号READおよび書込活性化信号WRITEが与えられる。
【0064】
ビット線駆動回路4aおよび4bは、データ読出時においては、出力ハイインピーダンス状態である。この場合、選択列に対応するビット線BLへは、リード選択回路6を介して内部データ線から、センス電流が供給される。データ書込時においては、ビット線駆動回路4aおよび4bは、書込データDinに従って一方がアドレス指定された列に対応して配置されたビット線BLを電源電圧レベルに駆動し、他方のビット線駆動回路が、このアドレス指定された列のビット線を接地電圧レベルに駆動する。これにより、選択ビット線BLに、書込データDinにより決定される方向に電流が流れる。
【0065】
図1においては、データ“1”を書込むときに、ビット線駆動回路4aが、選択列のビット線BLをHレベルに駆動し、ビット線駆動回路4bが選択列のビット線を接地電圧レベルに駆動する。データ“0”を書込む場合には、ビット線駆動回路4bが選択列のビット線BLをHレベルに駆動し、ビット線駆動回路4aは、選択列のビット線を接地電圧レベルに駆動する。これにより、書込データ“1”および“0”に応じて、ビット線BLを流れる電流の方向を切換えることができる。
【0066】
不揮発性半導体記憶装置は、さらに、リード選択回路6により選択されたビット線BLを流れる電流を検出して内部読出データを生成する読出回路7と、読出回路7の読出した内部読出データを保持する保持回路8と、読出回路7の出力する内部読出データに従って外部出力データQを生成する出力回路9と、データ書込時外部からのデータDに従って内部書込データDinを生成する入力回路10と、外部からの読出指示信号REと書込指示信号WRに従って内部動作に必要な制御信号を生成する制御回路11と、外部からのアドレス信号ADに従って内部行アドレス信号RADおよび内部列アドレス信号CADを生成するアドレス入力回路12を含む。
【0067】
制御回路11は、このデータの書込および読出に必要な制御信号を生成するが、図1においては、この制御回路11から生成される読出活性化信号READ、書込活性化信号WRITE、ワード線活性化信号WLEN、およびデジット線活性化信号DGENを代表的に示す。
【0068】
このデータ読出時においては、読出回路7は、読出活性化信号READに従ってリード選択回路6を介して選択列のビット線へセンス電流を供給する。保持回路8は、この読出回路7の読出したメモリセルデータを保持する。この状態で、再び、参照データが、選択メモリセルへ書込まれ、この選択メモリセルから再び読出回路7により、選択メモリセルに書込まれた参照データを読出す。読出回路7は、この読出した参照データと保持回路8の保持するデータとを比較し、その比較結果に従った信号を出力回路9へ与える。
【0069】
出力回路9においては、この読出回路7の出力するデータに従って、外部出力データQを生成する。したがって、同じメモリセルに対して参照データが書込まれて読出されるため、ダミーセルを用いる必要がない。また、ダミーセルを用いた場合のパラメータのばらつきの影響を受けることなく、正確に、メモリセルデータを参照データと比較し、その比較結果に基づいて、外部出力データQを生成することができる。
【0070】
この不揮発性半導体記憶装置は、さらに、各回路に電源電圧を供給する電源回路17と、各回路の基板領域にバイアス電圧を供給する基板バイアス回路19を含む。
【0071】
電源回路17は、その構成については、後に詳細に説明するが、各回路毎に動作モードに応じて電源の電圧VddおよびVssの印加状態を変更する。すなわち、電源回路17は、電源ノードに結合するメイン電源線と、動作モードに応じて選択的にメイン電源に電気的に接続されるサブ電源線とを有する。サブ電源線に対応の内部回路が結合されて、動作電源電圧がこれらの対応の内部回路に供給される。メインおよびサブの階層電源構成を利用することにより、スタンバイ時のリーク電流を低減して消費電流を低減する。
【0072】
基板バイアス回路19は、メモリセルアレイ1およびメモリセル選択のための駆動回路等に対する基板バイアス電圧を供給する。図1においては、Pウェルに印加される基板バイアス電圧VpwおよびNウェル領域に印加される基板バイアス電圧Vnwを代表的に示す。これらの基板バイアス電圧を動作モードに応じて変更することにより、スタンバイ時のトランジスタのしきい値電圧の絶対値を大きくしてリーク電流を低減し、また、アクティブサイクル時においては、トランジスタのしきい値電圧の絶対値を小さくして、トランジスタを高速動作させまた、電流駆動力を増大させる。
【0073】
これらの電源回路17および基板バイアス回路19により、トランジスタサイズを変更することなく消費電流を低減してかつ動作速度を増大させる。
【0074】
図2は、図1に示すメモリセルアレイ1と、ワード線駆動回路2a,2bと、デジット線駆動回路3a,3bと、ソース線駆動回路5a,5bおよびリード選択回路6の構成をより具体的に示す図である。図2においては、2行4列に配列されるメモリセルMCに関連する部分の構成を代表的に示す。
【0075】
図2において、メモリセルアレイ1においては、メモリセルMCが行列状に配列される。このメモリセルMCは、抵抗性素子RTおよびアクセストランジスタMTを含む。
【0076】
ワード線駆動回路2aは、偶数ワード線WL0およびWL2に対応して配置されるワード線ドライバWDV0およびWDV2を含み、ワード線駆動回路2bは、奇数ワード線WL1およびWL3にそれぞれ対応して配置されるワード線ドライバWDV1およびWDV2を含む。ワード線ドライバWDV0−WDV3を、ワード線WL0−WL3の両側に交互に配置することにより、このワード線ドライバWDV0−WDV3のピッチ条件を緩和する。
【0077】
ワード線WL0−WL3と平行に、デジット線DG0−DG3が行方向に延在して配設される。デジット線駆動回路3aにはおいては、偶数デジット線DG0およびDG2に対応してデジット線ドライバDDV0およびDDV2が配置され、デジット線駆動回路3bにおいて、奇数デジット線DG1およびDG3に対応して、デジット線ドライバDDV1およびDDV3が配置される。デジット線DG0−DG3は、それぞれ末端が接地ノードに結合される。したがって、これらのデジット線ドライバDDV0−DDV3が、データ書込時に活性化されて、対応のデジット線DG0−DG3をHレベルに駆動すると、自動的に、選択デジット線に電流が流れる。
【0078】
デジット線駆動回路3aおよび3bにおいても、デジット線DG0−DG3の両側に交互に、デジット線ドライバDDV0−DDV3を配置することにより、これらのデジット線ドライバのピッチ条件を緩和する。
【0079】
デジット線ドライバDDV0−DDV3を、デジット線の両側に交互に配置した場合、偶数行と奇数行とで、デジット線を流れる電流の方向が異なる。この場合、データ読出時において、たとえば行アドレス信号の最下位ビットを用いて、偶数行のメモリセルのデータを反転する。たとえば、メモリセルデータと最下位行アドレス信号ビットを受けるEXNOR回路を用いることにより、最下位行アドレス信号ビットが“1”のときに、メモリセルの読出データを反転し、最下位行アドレス信号ビットが“0”のときに、メモリセルデータを単にバッファ処理して出力する処理を実現することができる。これにより、たとえ、デジット線を流れる電流の向きが、選択メモリセルの位置により異なる場合においても、ビット線を流れる電流の向きを変更する必要がなく、データ書込時の処理が簡略化される。
【0080】
デジット線DG0−DG3それぞれと平行に、ソース線SL0−SL3が行方向に延在して配設される。ソース線SL0−SL3それぞれには、対応の行に配設されるメモリセルMCのアクセストランジスタMTのソースが結合される。
【0081】
ソース線駆動回路5aは、ソース線SL0およびSL2に対応して配置されるソース線ドライバSSV0およびSSV2を含み、ソース線駆動回路5bは、ソース線SL1およびSL3に対応して配置されるソース線ドライバSSV1およびSSV3を含む。これらのソース線ドライバSSV0−SSV3は、対応のワード線WL0−WL3が選択状態(Hレベル)へ駆動されると導通するスイッチングトランジスタで構成される。
【0082】
これらのソース線ドライバSSV0−SSV3を、それぞれワード線ドライバWDV0−WDV3に近接して配置することにより、早いタイミングで、これらのソース線ドライバSSV0−SSV3を導通状態へ駆動して、ソース線SL0−SL3を接地電圧レベルへ駆動する。
【0083】
ワード線WL0−WL3上の信号に従ってソース線をソース線ドライバSSV0−SSV3を介して接地ノードへ駆動することにより、ソース線の電位制御のための回路が不要となり、回路構成が簡略化される。
【0084】
なお、ソース線ドライバSSVにおいては、非選択状態のソース線を中間電圧レベルに維持するリセットトランジスタが配置されるが、図2においては図面を簡略化するために、この非選択状態のソース線を中間電圧レベルに保持するプリチャージトランジスタは示していない。
【0085】
メモリセルMCの各列に対応してビット線BL0およびBL1が配設され、ビット線BL0およびBL1には、それぞれ、対応の列のメモリセルMCの抵抗性素子RTが結合される。
【0086】
ビット線駆動回路4aは、ビット線BL0およびBL1それぞれに対応して配置されるビット線ドライバBLLV0およびBLLV1を含み、ビット線駆動回路4bは、ビット線BL0およびBL1に対応して配置されるビット線ドライバBLRV0およびBLRV1を含む。
【0087】
データ書込時において、選択ビット線に対応して配置されるビット線BLLVおよびBLRVの一方が、書込データに応じてHレベルの信号を出力し、他方のビット線ドライバがLレベルの信号を出力する。これにより、選択ビット線BLにおいて、書込データに応じた方向に電流が流れる。データ読出時においては、これらのビット線ドライバBLLV0,BLLV1,BLRV0およびBLRV1は、出力ハイインピーダンス状態に維持される。
【0088】
これに代えて、ビット線駆動回路4aおよび4bにおいて、選択ビットに対応して配置されるビット線ドライバBLLVおよびBLRVが出力ハイインピーダンス状態に設定され、非選択ビット線に対応して配置されるビット線ドライバBLLVおよびBLRVが、ともにLレベルを出力する状態に設定されてもよい。
【0089】
データ読出時においては、選択ビット線に内部データ線15からリード選択回路6を介してセンス電流が供給され、このセンス電流を読出回路で検出して内部データの読出を行なう。
【0090】
リード選択回路6は、ビット線BL0およびBL1それぞれに対応して設けられるリード選択ゲートRSG0およびRSG1を含む。これらのリード選択ゲートRSG0およびRSG1は、それぞれ、図示しないコラムデコーダの出力信号に従ってデータ読出時導通し、導通時、対応のビット線BLを内部データ線15に電気的に結合する。
【0091】
図3は、図1に示す読出回路7、保持回路8、および出力回路9の構成の一例を示す図である。図3において、読出回路7は、読出活性化信号READの活性化に応答して内部データ線15に電流を供給する電流源トランジスタ20と、内部データ線上のノードNDBの電位と保持回路8の保持電位とを比較する差動増幅回路22を含む。電流源トランジスタ20は、読出活性化信号READの活性化時導通し、センス電源ノードから電流を内部データ線15上に供給する。このセンス電源ノード上のセンス電圧Vsは、選択ビット線の電位が上昇しすぎないように、比較的低い電圧レベルに設定される。
【0092】
差動増幅回路22は、電源ノードと内部ノードAaの間に接続されかつそのゲートが内部ノードAaに接続されるPチャネルMOSトランジスタ22aと、電源ノードとノードNDCの間に接続されかつそのゲートが内部ノードAaに接続されるPチャネルMOSトランジスタ22bと、内部ノードAaと接地ノードとの間に結合されかつそのゲートがノードNDB(内部データ線15)に結合されるNチャネルMOSトランジスタ22cと、ノードNDCと接地ノードの間に接続されかつそのゲートに保持回路8の保持電位を受けるNチャネルMOSトランジスタ22dを含む。
【0093】
この差動増幅回路22は、ノードNDBの電位が、保持回路8の保持電位、すなわちノードNDDの電位よりも高いときには、ハイレベルの信号を出力し、ノードNDBの電位が、ノードNDDの電位よりも低い場合には、ローレベルの信号をノードNDCに出力する。
【0094】
保持回路8は、ノードNDDの電位を受ける容量素子24と、保持指示信号SWPの活性化時、ノードNDCおよびNDDを電気的に結合するスイッチングトランジスタ26を含む。図3においては、このスイッチングトランジスタ26は、NチャネルMOSトランジスタで構成される。しかしながら、スイッチングトランジスタ26は、CMOSトランスミッションゲートで構成されてもよく、またPチャネルMOSトランジスタで構成されてもよい。
【0095】
この電位保持回路8において、スイッチングトランジスタ26が導通したときには、ノードNDCがノードNDDに電気的に結合される。この状態においては、差動増幅回路22においては、出力ノードNDCと基準データ信号ノードNDDが等しい電圧レベルとなり、ノードNDBの電位に等しい電圧をノードNDCに生成する。MOSトランジスタ22aおよび22bで構成されるカレントミラー段のミラー比が1であり、またMOSトランジスタ22cおよび22dのサイズ(チャネル幅とチャネル長の比)が等しく設定されており、差動増幅回路22が、増幅率が1のボルテージフォロワとして動作し、ノードNDBの電位に等しい電位をノードNDCに生成する。したがってスイッチングトランジスタ26が非導通状態となったときには、ノードNDDには、容量素子24により、内部データ線15に読出されたメモリセルデータ(電流量)に応じた電位が保持される。
【0096】
出力回路9は、基準電圧VrefとノードNDCの電位を差動増幅する差動増幅器28と、差動増幅器28の出力信号をラッチするラッチ回路30と、ラッチ回路30の出力信号をバッファ処理して外部出力データQを生成する出力バッファ回路32を含む。
【0097】
基準電圧Vrefは、メモリセルデータ読出時に選択メモリセルに書込まれる参照データが“0”のときには、その電圧レベルが低くされ、また参照データとして、“1”が用いられる場合には、その電圧レベルが高く設定される。この差動増幅器28は、2値データを生成する。
【0098】
ラッチ回路30は、データの出力タイミングを調整するために設けられる。出力バッファ回路32は、データ読出時、所定のタイミングで活性化されて、ラッチ回路30のラッチデータをバッファ処理して外部出力データQを生成する。
【0099】
図4は、図2および図3に示す回路の動作を示すタイミング図である。以下、図4を参照して、図2および図3に示す回路のデータ読出時の動作について説明する。
【0100】
まず、データ“1”は、メモリセルの抵抗性素子RTの抵抗値が高い状態を示し、データ“0”は、この抵抗性素子RTの抵抗値が低い状態を示すと仮定する。
【0101】
動作モードは、クロック信号CLKの立上がりエッジでの制御信号の論理状態の組合せにより設定される。データ書込時においては、クロック信号CLKの立上がりエッジで、チップセレクト信号CSおよび書込指示信号WRをHレベルに設定する。この状態においては、データ書込が指定され、デジット線DGが、デジット線駆動回路3aおよび3bにより、選択されて、選択デジット線に電流が流れる。また、ビット線駆動回路4aおよび4bにおいて、アドレス信号および書込データに従って、選択列のビット線がビット線ドライバBLLVおよびBLRVにより駆動され、書込データにより決定される方向に、電流が流れる。
【0102】
図4においては、選択メモリセルに対してデータ“1”が書込まれる状態を1例として示す。
【0103】
データ書込時においては、リード選択回路6は非導通状態であり、また図3に示す電流源トランジスタ20も、非導通状態であり、ノードNDA−NDDはすべて接地電圧レベルにある。
【0104】
次のサイクルにおいて、クロック信号CLKの立上がりエッジでチップセレクト信号CSおよび読出指示信号REがHレベルに設定され、データ読出が指示される。このデータ読出指示に従って、読出活性化信号READが活性化され、またワード線駆動回路2aおよび2bにより、選択行のワード線WLがHレベルに駆動される。このときまた、ソース線駆動回路5aおよび5bにより、選択行に対応するソース線が接地電圧レベルに設定される。
【0105】
また、リード選択回路6が、アドレス信号に従って生成された読出列選択信号に従って、選択列に対応して配置されたビット線を内部データ線15に電気的に接続する。
【0106】
読出活性化信号READの活性化に従って、電流源トランジスタ20が導通し、センス電源ノードから、リード選択回路6により選択されたビット線BLに電流を供給する。今、選択メモリセルがデータ“1”を記憶している場合、このビット線BL(ノードNDA)の電圧レベルがプリチャージ電圧レベルまで上昇する。
【0107】
このとき、保持回路26においては、保持指示信号SWPがHレベルとなり、スイッチングトランジスタ26が導通しノードNDCおよびNDDが電気的に結合される。したがって、この差動増幅回路22においては、負帰還がかかっており、ノードNDDおよびノードNDBが同一電圧レベルとなり、このノードNDDの電位が容量素子24により保持される。所定期間が経過すると、保持指示信号SWPが非活性化され、スイッチングトランジスタ26が非導通状態となり、容量素子24が、このメモリセルの読出データを、その充電電位により保持する。
【0108】
この状態で、いわゆる「リードモデファイライト」動作を行ない、論理レベルが予め知られている参照データを選択メモリセルに書込む。この場合、再びデジット線DGが選択状態へ駆動され、ビット線BLへ、参照データに応じた方向に電流が流れる。この状態においては、読出活性化信号READが活性状態にあっても、リード選択回路6のリード選択ゲートRSGは非導通状態であり、ビット線へは、余分な読出電流は流れず、参照データがメモリセルに書込まれる。この場合、ノードNDB−NDDは、電流源トランジスタ20が非導通状態であり、先のメモリセルを読出した状態に維持される。
【0109】
この参照データの書込が完了すると、ビット線BLが、リード選択回路6が非導通状態であるため、一旦、接地電圧レベルに駆動される。この後、再びリード活性化信号READを活性化し、リード選択回路6のリード選択ゲートRSGを導通させる。選択ビット線に再び電流源トランジスタ20から電流が供給され、ビット線BLの電位が、上昇する。今、参照データが、論理“0”のデータの場合、データ“1”を読出したときよりも、このビット線BL、すなわちノードNDAの電位は低い。ノードNDBに、このノードNDAの電位が伝達され、ノードNDBの電位も先のメモリセルの記憶データ読出時よりもその電位レベルが低下する。
【0110】
差動増幅回路22は、ノードNDBの電位とノードNDDの電位差に応じた電位レベルにノードNDCを駆動する。ノードNDDの電位レベルが、ノードNDBの電位レベルよりも高いため、ノードNDCは、先のメモリセルの記憶データ読出時よりも電位レベルが低下する。
【0111】
このノードNDCの電位レベル低下を、基準電圧Vrefとの比較に基づいて出力回路9に含まれる差動増幅器28により増幅し、ラッチ回路30により、この読出データをラッチする。この後、出力バッファ回路32を介して外部へ出力する。
【0112】
この出力動作時において、参照データが論理“0”であり、メモリセルの記憶データが“1”であるため、選択メモリセルへのデータの再書込を行ない、記憶データのリストアが行われる。
【0113】
このリストア動作は、差動増幅回路22の出力信号の振幅が大きく振れたか否かを判定することにより行なわれる。すなわち、差動増幅回路22の振幅が大きく変化した場合には、メモリセルの記憶データは参照データと論理レベルが反転しており、この場合には、リトスア時には、参照データを逆転してデータを書込む。一方、この差動増幅回路22の出力信号、すなわちノードNDCの電位が小さい場合には、メモリセルの記憶データが、参照データと同じ論理レベルである。この場合には、参照データを選択メモリセルに書込む。
【0114】
参照データの論理レベルが予め定められており、この参照データの論理レベルに応じて基準電圧Vrefの電圧レベルを設定する。この基準電圧Vrefとの比較に基づいて、差動増幅回路22の出力信号の振幅の大小の判定が、差動増幅器28において行われる。このリストアのための構成については後に詳細に説明する。
【0115】
したがって、このデータの書込時において、いわゆるリードモデファイライト動作を実行することにより、1つの読出サイクル時においてデータの読出および書込を行なうことができ、別々のサイクルを準備する必要がなく、データ読出に必要とされるサイクルを、図4に示すように2クロックサイクルに設定することができ、高速のデータ読出を行なうことができる。
【0116】
図5(A)は、メモリセルから“0”のデータ読出時の差動増幅器28の出力信号変化を示す図である。図5(A)に示すように、メモリセルから、データ“0”が読出される場合、差動増幅回路22の出力信号は、保持回路8により、データ“0”に対応する電圧レベルにある。この後、参照データ“1”がこの選択メモリセルに書込まれて再び読出されて、差動増幅回路22で比較される。この参照データと保持回路8に保持されたデータが、差動増幅回路22で差動増幅される。
【0117】
データ“0”は抵抗性素子RTの抵抗値が小さい状態であり、ビット線の電位が低い状態に対応する。したがって、この場合、差動増幅回路22の出力信号が大きくHレベルへ変化し、差動増幅器28に与えられる基準電圧Vrefを大きく超える。したがって、この状態においては、差動増幅器28の出力信号がLレベルとなり、メモリセルの記憶データに応じたデータが、差動増幅器28により生成されて、次段のラッチ30によりラッチされる。
【0118】
図5(B)は、選択メモリセルからデータ“1”が読出され、参照データ“1”と比較される場合の差動増幅回路22および差動増幅器28の出力信号の変化を概略的に示す図である。図5(B)に示すように、選択メモリセルの記憶データが“1”の場合、保持回路8により、このデータ“1”が保持され、差動増幅回路22の出力信号も、このデータ“1”に応じた電圧レベルである。
【0119】
参照データ“1”が選択メモリセルに書込まれて再び読出されて、差動増幅回路22へ与えられる。差動増幅回路22においては、この選択メモリセルから伝達された参照データ“1”と保持回路8に保持されたデータ“1”を差動増幅する。したがって、この差動増幅回路22の出力信号は、保持回路8が保持する電圧レベルからそのオフセット値により、少し変化するだけである。この場合、差動増幅回路22の出力信号は、基準電圧Vrefよりも低いため、差動増幅器28の出力信号は、Hレベルとなる。
【0120】
この差動増幅回路22においてアナログ的に差動増幅動作を行なわせ、差動増幅器28を、比較回路として動作させて、その出力信号を2値信号として変化させることにより、正確に、メモリセルの記憶データに応じた信号を、差動増幅器28から出力することができる。
【0121】
なお、上述の説明においては、差動増幅回路22は、差動増幅動作時において、メモリセルから読出された参照データと保持回路8の保持するデータの論理レベルが等しい場合、その差動増幅回路22の出力信号の電圧レベルはその変化は十分小さいとしている。しかしながら、この差動増幅回路22は、メモリセルから読出された参照データと保持回路8の保持データの論理レベルが等しい場合、その出力信号が中間電圧(VCC/2)の電圧レベルに駆動され、参照データと保持データの電圧差に応じて、その出力信号が大きく変化されるように構成されてもよい。
【0122】
したがって、差動増幅器28における基準電圧Vrefは、参照データの論理レベルに応じてその電圧レベルが設定される。すなわち参照データとして、データ“1”が用いられる場合には、基準電圧Vrefの電圧レベルは高く設定され、データ“0”が参照データとして用いられる場合には、基準電圧Vrefの電圧レベルは十分低く設定される。
【0123】
図6は、図1に示す制御回路11の書込/読出に関連する部分の構成を概略的に示す図である。図6において、制御回路11は、外部からの読出指示信号REに応答してデータ読出に必要な動作を制御する読出制御回路40と、書込指示信号WRに従ってデータ書込に必要な動作制御を行なう書込制御回路42を含む。
【0124】
読出制御回路40は、図6においては、読出活性化信号READ、保持指示信号SWPおよびワード線活性化信号WLEを生成するように示す。ワード線活性化信号WLEの活性化期間中、ワード線WLが、選択状態に維持される。
【0125】
この制御回路11において、さらに、参照データDrefと差動増幅器28の出力する内部データQiを受けるEXORゲート41が設けられる。書込制御回路42は、このワード線活性化信号WLE、参照データDref、書込データDinおよびEXORゲート41の出力信号に従ってデジット線駆動回路およびビット線駆動回路の動作を制御し、選択メモリセルに対するデータの再書込を実行する。
【0126】
この書込制御回路42は、通常のデータ書込時において、書込指示信号WRと書込データDinとに従ってデジット線およびビット線を駆動する。データ読出時においては、書込制御回路42をワード線活性化信号WLEの活性化に応答して、まず参照データDrefの選択メモリセルへの書込を行なう。メモリセルの記憶データに対応する内部読出データQiが生成されると、参照データDrefと内部読出データQiの一致/不一致結果に従って、再び選択メモリセルへのデータの再書込(リストア)動作を制御する。
【0127】
EXORゲート41は、参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが同じ場合には、Lレベルの信号を出力し、両者が不一致の場合には、Hレベルの信号を出力する。したがって、EXORゲート41の出力信号がHレベルのときには、データ“0”を記憶するメモリセルへデータ“1”が書込まれており、この参照データDrefの反転データを選択メモリセルへ書込む。これらの読出制御回路40および書込制御回路42は、ハードウェアで構成されてもよく、またシーケンスコントローラなどで構成されてもよい。
【0128】
図7は、これらの読出制御回路40および書込制御回路42のデータ読出時の動作を示すフロー図である。以下、図7を参照して図6に示すこれらのデータ読出時の動作について説明する。
【0129】
読出制御回路40は、読出指示が与えられるかをモニタする(ステップSP1)。この読出指示が与えられたかどうかは、チップセレクト信号CSと読出指示信号REの両者の活性化を検出することにより判定される。
【0130】
読出指示が与えられると、読出制御回路40は、読出活性化信号READ、保持指示信号SWPおよびワード線活性化信号WLEを所定のシーケンスで活性化し、アドレス指定されたメモリセルの選択、選択メモリセルの記憶データの読出および保持を行なう(ステップSP2)。この選択メモリセルの記憶データの保持が完了したか否かの判定が行なわれ(ステップSP3)、この選択メモリセルの記憶データの保持が完了すると、次いで、参照データの書込、読出および保持データと参照データの比較を行なう処理が行なわれる(ステップSP4)。
【0131】
このステップSP3において、メモリセルの記憶データの保持が完了したかは、単に、保持指示信号SWPの活性/非活性化により判定される。参照データの書込時においては、この保持指示信号SWPが活性状態から非活性状態となり、データの保持が完了すると、書込制御回路42が、ワード線活性化信号WLEの活性化時、活性化されて、参照データDrefを選択メモリセルへ書込む。メモリセルのデータ読出時において、選択メモリセルのアドレスは指定されており、この選択メモリセルアドレスは内部で固定して、デジット線およびビット線が駆動される。この場合、読出活性化信号RAEDを非活性化し、選択列のビット線へセンス電流が流れるのを防止する。
【0132】
書込回路42による参照データDrefの書込が完了すると、読出制御回路40が、再び、読出活性化信号READを活性化し、この参照データを読出して、比較を行なう。この比較動作時においては、ビット線駆動回路およびデータ線駆動回路は非活性状態に維持されている。
【0133】
次いで、参照データと保持データの比較を行なった後、内部読出データがラッチ回路40に格納される(ステップSP5)。
【0134】
このラッチ動作と並行して参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが等しいかの検出が行なわれる(ステップSP6)。この検出動作は、図6に示すEXORゲート41により実行される。参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが異なる場合には、メモリセルの記憶データが破壊されているため、この参照データDrefの反転データを選択メモリセルへ書込みリストア動作を実行する(ステップSP7)。
【0135】
一方、参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが等しい場合には、選択メモリセルは正確なデータを記憶しているため、さらに再書込動作は実行されない。この選択メモリセルの記憶データが破壊されているときにのみ再書込を実行することにより、再書込に要する電流を低減する。
【0136】
ステップSP6およびSP7における再書込処理は、図6に示す書込制御回路42において、この参照データDrefおよびEXORゲート41の出力信号に基づいて実行される。書込制御回路42は、このリストア動作時においては、参照データDrefを反転し、その反転参照データに従ってビット線駆動回路を、参照データ書込時と逆の状態に駆動する。
【0137】
なお、参照データDrefは、データ読出モード時に、外部から与えられてもよい。この外部から参照データを与える場合には、いわゆる「リードモデファイライト」サイクルで、参照データの書込を行なう場合、外部のコントローラの制御の下にこの参照データの選択メモリセルへの書込が実行される。これに代えて、参照データDrefは、内部のレジスタ回路に格納されてもよく、また電源電圧または接地電圧レベルに配線により固定されて内部で生成されてもよい。
【0138】
また、参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが等しい場合には、リストア動作は行なっていない。しかしながら、この内部読出データQiの生成後、この参照データDrefと内部読出データQiの一致/不一致にかかわらず、内部読出データQiを、元の選択メモリセルへ再書込することが行なわれてもよい。内部で、参照データDrefと内部読出データQiは、それぞれ所定のタイミングで、データ読出時、選択メモリセルへ書込む。
【0139】
なお、ビット線のメモリセル選択時の電位は、プリチャージ用のトランジスタ、すなわちセンス電流供給トランジスタ20のインピーダンス(チャネル抵抗)と選択メモリセルのインピーダンスの関係で決定される。差動増幅回路22において製造工程のばらつきにより、そのボルテージフォロア動作時において、入力電圧と出力電圧にオフセットが生じる場合が存在しても、参照データを同一選択メモリセルから読出すため、差動増幅回路においてオフセットが、同様、生じ、このオフセットが相殺される。基準電圧Vrefは、参照データの論理レベルと、ビット線電位と、この差動増幅回路22の増幅率とに応じて、適当な電圧レベルに設定されればよい。以下に、各駆動回路の構成の1例について具体的に説明する。
【0140】
[デジット線駆動回路の構成]
図8は、デジット線駆動回路3およびその電源の構成を概略的に示す図である。図8において、デジット線DGa−DGeそれぞれに対応して、デジット線ドライバDDVa−DDVeが設けられる。デジット線DGa−DGeは、それぞれ、デジット線ドライバDDVa−DDVeと対向する端部が接地ノードに結合される。
【0141】
デジット線ドライバDDVa−DDVeは、それぞれ、PチャネルMOSトランジスタPQで構成され、これらのMOSトランジスタPQは、ソースが、デジット電源線50に結合され、そのバックゲートが共通に、基板バイアス線52に結合される。
【0142】
これらのデジット線ドライバDDVa−DDVeそれぞれに対応して、デジット線デコーダDDKa−DDKeが設けられる。デジット線デコーダDDKa−DDKeは、メモリセルへのデータ書込時活性化され、図示しないアドレス信号をデコードし、対応のデジット線の選択時、Lレベルの信号を出力する。デジット線デコーダDDKa−DDKeは、非選択時には、Hレベル(電源電圧VCCレベル)の信号を出力する。
【0143】
デジット電源線50は、電源トランジスタ54を介して電源ノード56に結合される。この電源トランジスタ54は、PチャネルMOSトランジスタで構成され、そのチャネル幅Wが十分大きくされており、またしきい値電圧の絶対値も高く設定される。この電源トランジスタ54は、書込イネーブル信号ZWENがLレベルであり、メモリセルのデータ書込を指示されたときに、導通し、デジット電源線50を電源ノード56に結合する。
【0144】
電源ノード56は、他の制御回路などの周辺回路に対する電源電圧VCCPを供給する周辺電源ノード58と分離して設けられる。この電源ノード56を、周辺電源ノード58と分離して設けることにより、後に説明するテスト時に、デジット線駆動回路の電源系のパラメータの最適化を図る。また、デジット線駆動回路の動作モードに応じて電源電圧の印加状態を変更して、リーク電流の低減等を図る。
【0145】
基板バイアス線52は、スイッチングトランジスタ60を介して昇圧電位発生回路63に結合され、かつスイッチングトランジスタ62を介して降圧電位発生回路65に結合される。スイッチングトランジスタ60は、PチャネルMOSトランジスタで構成され、書込イネーブル信号WENがLレベルのとき導通し、デジット線駆動回路の非動作モード時、昇圧電位発生回路63の生成する昇圧電圧を、基板バイアス線52へ伝達する。スイッチングトランジスタ62は、書込イネーブル信号ZWENがLレベルのとき導通し、降圧電位発生回路65の生成する降圧電位を、基板バイアス線52に伝達する。昇圧電圧発生回路63は、電源電圧VCCよりも高い昇圧電圧を生成し、降圧電位発生回路65は、電源電圧VCCよりも低い電圧を供給する。これらのスイッチングトランジスタ60および62のバックゲートは共通に降圧電位発生回路63の出力ノードに結合される。
【0146】
書込イネーブル信号WENは、書込イネーブル信号ZWENの反転信号であり、データ書込動作以外の動作モード時においてはLレベルに設定され、選択メモリセルへのデータ書込を行なうときに、Hレベルに設定される。
【0147】
昇圧電位発生回路63および降圧電位発生回路65へは、それぞれテストモード指示信号TEST1およびTEST2が与えられる。これらのテストモード指示信号TEST1およびTEST2は、個々に設定され、テストモード時これらの昇圧電位発生回路63および降圧電位発生回路65の電圧発生動作を停止させる。
【0148】
このテストモード時には、昇圧電位発生回路63の出力ノードを、ノード64に結合し、また降圧電位発生回路65の出力ノードを、ノード66に結合する。これらのノード64および66は、テストモード時、それぞれ電源電圧VCCよりも高い電圧を供給することのできるパッドに結合され、またノード66は、テストモード時、電源電圧VCCよりも低い電圧を供給することのできるパッドに結合される。
【0149】
これらの、ノード64および66が、テストモード指示信号TEST1およびTEST2に従って、選択的にパッドに結合される構成が用いられてもよい。これらのノード64および66の電圧をテストモード時、外部から設定することにより、基板バイアス線52のバイアス電圧のレベルを調整し、デジット線ドライバのトランジスタPQのリーク電流および電流駆動力を最適化する。
【0150】
図9は、図8に示すデジット線駆動回路の動作を示す信号波形図である。以下、図9を参照して、この図8に示す回路の動作について説明する。
【0151】
書込イネーブル信号ZWENがHレベル(電源電圧VCCレベル以上)のときには、電源トランジスタ54はオフ状態である。デジット線デコーダDDKa−DDKeの出力信号信号はすべてHレベルであり、デジット線ドライバDDVa−DDVeにおいてMOSトランジスタPQがすべてオフ状態にある。電源トランジスタ54は、そのしきい値電圧の絶対値Vthが十分高く設定されており、サブスレッショルドリーク電流は十分抑制される。一方、デジット線ドライバのトランジスタPQは、書込動作モード時に駆動力を大きくして高速で選択デジット線を選択状態へ駆動してデジット線に電流を流すため、そのしきい値電圧の絶対値は比較的小さくされる。
【0152】
書込イネーブル信号ZWENは、書込活性化信号WRITEと同じ信号であってもよく、また、書込サイクル期間活性状態とされる信号であってもよい。データのリストア動作を行う構成の場合、データ読出時において参照データの書込およびメモリセルデータの再書込が行われる。従って、このリストア動作をデータ読出時に行う構成においては、メモリセルが選択されるアクティブサイクル時に、この書込イネーブル信号ZWENが活性化されてもよく、また、高速で電源線50および基板バイアス線54の電圧を安定化させることができる場合には、データを実際に書き込むときに、この書込イネーブル信号ZWENが活性化されてもよい。
【0153】
このデジット電源線50においては、電源トランジスタ54がオフ状態となると、電源トランジスタ54の供給するリーク電流とデジット線ドライバのMOSトランジスタPQの放電するリーク電流が釣合う電圧レベルに、デジット電源線50の電圧レベルが安定化する。この釣合った状態においてはデジット電源線50の電源電圧は電源電圧VCCよりも低い電圧レベルとなり、ドライバトランジスタPQのゲート−ソースが逆バイアス状態となり、デジット線ドライバのトランジスタPQのリーク電流がさらに抑制される。
【0154】
このとき、またスイッチングトランジスタ60がオン状態、スイッチングトランジスタ62がオフ状態であり、昇圧電位発生回路63の発生する昇圧電圧Vhdが基板バイアス線52上に伝達される。この昇圧電圧Vhdは、電源電圧VCCよりも高い電圧レベルであり、MOSトランジスタPQのしきい値電圧の絶対値が、その基板バイアス効果により高くされ、リーク電流がさらに抑制される。
【0155】
データ書込を行なうときには、書込イネーブル信号ZWENがLレベルとなり、書込イネーブル信号WENがHレベルとなる。応じて、デジット電源線50へは、電源トランジスタ54を介して電源電圧VCCが供給され、また基板バイアス線52へは、スイッチングトランジスタ62を介して降圧電位発生回路52の降圧電圧Vldが伝達される。電源トランジスタ54は、そのサイズ(チャネル幅)は十分大きくされており、大きな電流駆動力を有している。デジット線デコーダDDKa−DDKeのいずれかの出力信号がLレベルとなり、対応のMOSトランジスタPQが導通し、デジット電源線50上の電源電圧VCCに従って対応のデジット線へ電流を供給する。
【0156】
このとき、基板バイアス線52へは、電源電圧VCCよりも低い降圧電圧Vldが伝達されており、これらのドライバのMOSトランジスタPQはそのしきい値電圧の絶対値が小さくされており、電流駆動力が大きくされる。それにより、デジット線ドライバのMOSトランジスタPQの電流駆動力が大きくなり、十分な大きさの電流が、選択デジット線上に供給される。
【0157】
選択メモリセルへのデータの書込が完了すると、書込イネーブル信号ZWENが再びHレベルとなり、再びスタンバイ状態に復帰し、デジット電源線50がフローティング状態、基板バイアス線52が、昇圧電圧Vhdのレベルに設定される。
【0158】
なお、降圧電位発生回路65が発生する降圧電位Vldは、このドライバのMOSトランジスタPQのP型不純物領域とN型基板領域の間のPN接合が、順方向にバイアスされても導通しない電圧レベルに設定される。したがって、この降圧電圧Vldは、VCC−Vpn以上の電圧レベルに設定される。ここで、Vpnは、PN接合のビルトイン電圧を示す。
【0159】
テスト動作モード時においては、昇圧電位発生回路63および降圧電位発生回路65は、それぞれ、テストモード指示信号TEST1およびTEST2により、非活性化される。この場合には、スイッチングトランジスタ60が、ノード64を介して外部からの電圧を受け、またスイッチングトランジスタ62が、ノード66を介して外部からの電圧を受ける。このノード64および66の電圧レベルを調整することにより、このデジット線駆動回路3におけるリーク電流を変化させてテストする。
【0160】
また、電源ノード56の電源電圧VCCの電圧レベルを変化させ、選択デジット線へ流れる電流を変更し、書込データに対する電源電圧のマージンを測定する。テストモード指示信号TEST1およびTEST2は、テストモード指示信号と特定のアドレスキーを用いて個々に設定される。これにより、スタンバイ状態時におけるリーク電流に対する昇圧電圧のマージン、およびデータ書込時における書込データに対する降圧電圧Vldのマージンを測定する。
【0161】
したがって、このドライバのMOSトランジスタPQの電源を電源トランジスタ54を用いて階層化することにより、このドライバのMOSトランジスタPQのリーク電流を低減しつつ、その駆動能力をウェル基板バイアス調整により変更することができ、小占有面積で大きな電流駆動能力を有するデジット線ドライバを実現することができる。
【0162】
[ビット線駆動回路の構成]
図10は、図1に示すビット線駆動回路4aおよび4bとその電源回路の構成を概略的に示す図である。図10においては、ビット線BLa−BLcを代表的に示す。
【0163】
ビット線駆動回路4aにおいては、これらのビット線BLa−BLcそれぞれに対応してビット線ドライバBLLVa−BLLVcが設けられる。これらのビット線ドライバBLLVa−BLLVcそれぞれに対応して、トライステートデコーダBLDKa−BLDKcが設けられる。これらのトライステートデコーダBLDKa−BLDKcは、非選択時には、対応のビット線ドライバBLLVa−BLLVcを、出力ハイインピーダンス状態に設定する。選択時においては、これらのトライステートデコーダBLDKa−BLKDcは、書込データに応じて、対応のビット線ドライバBLLVa−BLLVcを、Hレベル出力またはLレベル出力のいずれかの状態に設定する。
【0164】
ビット線駆動回路4bにおいては、ビット線BLa−BLcそれぞれに対応して、ビット線ドライバBLRVa−BLRVcが設けられる。これらのビット線ドライバBLRVa−BLRVcは、それぞれトライステートデコーダBRDKa−BRDKcの出力信号に従って、出力ハイインピーダンス状態、Hレベル信号出力状態およびLレベル信号出力状態のいずれかの状態に駆動される。
【0165】
これらのビット線ドライバBLLVa−BLLVcおよびBLRVa−BLRVcは、それぞれ、Hレベルの信号を出力するためのPチャネルMOSトランジスタPBLと、Lレベルの信号を出力するNチャネルMOSトランジスタNBLを含む。
【0166】
ビット線駆動回路4aにおいて、ドライバのPチャネルMOSトランジスタPBLは、ソースが共通にハイ側ローカル電源線70lに結合され、NチャネルMOSトランジスタNBLのソースが共通に、ロー側ローカル電源線72lに結合される。MOSトランジスタPBLのバックゲートが、共通に、ローカル基板バイアス線74lに結合され、NチャネルMOSトランジスタNBLのバックゲートが共通に、ローカル基板バイアス線76lに結合される。
【0167】
ビット線駆動回路4bにおいて、PチャネルMOSトランジスタPBLのソースが、共通にハイ側ローカル電源線70rに結合され、バックゲートが共通に、ローカル基板バイアス線74rに結合される。NチャネルMOSトランジスタNBRは、ソースが共通にロー側ローカル電源線72rに結合され、そのバックゲートが、共通にローカル基板バイアス線76rに結合される。
【0168】
ハイ側ローカル電源線70lおよび70rが共通に、ハイ側グローバル電源線71に結合され、ロー側ローカル電源線72lおよび72rが、共通にロー側グローバル電源線73に結合される。ローカル基板電源線74lおよび74rが、共通にグローバル基板バイアス線75に結合される。ローカル基板バイアス線76lおよび76rが共通にグローバル基板バイアス線77に結合される。
【0169】
ハイ側グローバル電源線71は、書込イネーブル信号ZWENに応答して選択的に導通する電源トランジスタ80を介して電源ノードに結合される。ロー側グローバル電源線73は、書込イネーブル信号WENの活性化に応答して導通する電源トランジスタ81を介して接地ノードに結合される。これらの電源トランジスタ80および81が結合する電源ノードおよび接地ノードは、周辺回路の電源ノードおよび接地ノードから分離される。
【0170】
グローバル基板バイアス線75は、書込イネーブル信号WENに応答して選択的に導通するスイッチングトランジスタ82を介して昇圧電位発生回路86に結合され、かつ書込イネーブル信号ZWENの活性化に応答して降圧電位発生回路87に結合される。これらのスイッチングトランジスタ82および83は、それぞれ、PチャネルMOSトランジスタで構成される。
【0171】
昇圧電位発生回路86および降圧電位発生回路87は、それぞれテストモード指示信号TEST3およびTEST4により、選択的に活性/非活性状態に設定される。テストモード時においては、昇圧電位発生回路86は、その出力ノードが、パッド90に結合され、また降圧電位発生回路87が、その出力ノードが、テストモード時、パッド91に結合される。これらのパッド90および91に、テストモード時、電源電圧よりも高い電圧および電源電圧よりも低い電圧を個々に与えて、リーク電流のテストなどを実行する。
【0172】
グローバル基板バイアス線77は、書込イネーブル信号ZWENに応答して導通するスイッチングトランジスタ84を介して負電位発生回路88に結合され、かつ書込イネーブル信号WENに応答して導通するスイッチングトランジスタ85を介して昇圧接地発生回路89に結合される。これらのスイッチングトランジスタ84および85は、NチャネルMOSトランジスタで構成される。
【0173】
負電位発生回路88および昇圧接地発生回路89には、それぞれテストモード指示信号TEST5およびTEST6が与えられ、個々にテスト状態に設定することができる。負電位発生回路88は、活性化時、接地電圧よりも低い負電圧を発生し、昇圧接地発生回路89は、活性化時、接地電圧よりも高い電圧を発生する。これらの負電位発生回路88および昇圧接地発生回路89は、テストモード時、それぞれの出力ノードが、ノード(パッド)92および93に結合され、それぞれのテストモード時非活性状態のときに外部から負電位および昇圧接地の電圧レベルが設定される。
【0174】
電源トランジスタ80および81は、それらのしきい値電圧の絶対値が高く、また、チャネル幅Wは十分に大きくされる。これらの電源トランジスタ80および81のスタンバイ時のリーク電流を低減し、かつ動作時の駆動電流を大きくする。
【0175】
ビット線BLa−BLcそれぞれに対応して、アクティブサイクル指示信号ZACTに応答して選択的に導通するプリチャージトランジスタPTa−PTcが設けられる。これらのプリチャージトランジスタPTa−PTcは、導通時、対応のビット線BLa−BLcを中間電圧Vmaに設定する。アクティブサイクル指示信号ZACTは、データの書込または読出が行われる動作モード時に活性化される(Lレベルに設定される)。これらのビット線プリチャージトランジスタは、スタンバイ時にビット線がフローティング状態となるのを防止する。
【0176】
図11は、図10に示す回路の動作を示す信号波形図である。以下、図11を参照して、図10に示すビット線駆動回路のデータ書込時の動作について説明する。
【0177】
スタンバイ状態時においては、書込イネーブル信号ZWENは、Hレベルであり、また書込イネーブル信号WENは、Lレベルである。したがって、ハイ側グローバル電源線71へは、電源トランジスタ80がオフ状態であり、グローバル電源線71は、フローティング状態となる。したがって、電源トランジスタ81もオフ状態であり、ロー側電源線73もフローティング状態となる。
【0178】
トライステートデコーダBLDKa−BLDKcおよびBRDKa−BRDKcは、それぞれビット線ドライバBLLVa−BLLVcおよびBLRVa−BLRVcが、出力ハイインピーダンス状態となるように、その出力信号のレベルを設定する。すなわち、ビット線ドライバにおいて、PチャネルMOSトランジスタPBLおよびPBRは、ゲートにHレベルの信号を受け、NチャネルMOSトランジスタNBLおよびNBRが、Lレベルの信号をゲートに受ける。
【0179】
スタンバイ時においては、アクティブサイクル指示信号ZACTはHレベルであり、ビット線プリチャージトランジスタPTa−PTcが導通状態に設定され、ビット線BLa−BLcは、中間電圧Vmaの電圧レベルに設定される。この中間電圧Vmaは、電源電圧VCCの1/2の電圧レベルである。ビット線BLa−BLcを中間電圧レベルに維持することにより、メモリセルにおけルリーク電流を抑制する。
【0180】
また、スイッチングトランジスタ82および84が、それぞれオン状態であり、基板バイアス線75および77へは、昇圧電位発生回路86からの昇圧電圧および負電位発生回路88からの負電圧が供給される。したがって、PチャネルMOSトランジスタPBLおよびPBRは、そのバックゲートに昇圧電圧を受け、NチャネルMOSトランジスタNBLおよびNBRが、バックゲートに、負電圧を受け、これらのMOSトランジスタPBL、PBR、NBLおよびNBRは、バックゲートバイアス効果により、そのしきい値電圧の絶対値が大きくなる。
【0181】
このスタンバイ状態時において、グローバル電源線71および73が、フローティング状態であり、MOSトランジスタPBLおよびPBRのリーク電流と、電源トランジスタ80のリーク電流が釣合う電圧レベルに、ハイ側グローバル電源線71の電圧レベルが安定化する。このとき、グローバル電源線71の電圧レベルは、電源電圧VCCよりも低くなるため、MOSトランジスタPBLおよびPBRが、そのゲート−ソース間が逆バイアス状態となり、さらに、リーク電流が抑制される。
【0182】
また、ロー側グローバル電源線73においては、MOSトランジスタNBLおよびNBRのリーク電流と電源トランジスタ81のリーク電流が釣合う電圧レベルでその電圧レベルが、安定化する。したがって、このロー側グローバル電源線73の電圧レベルは接地電圧よりも高くなり、同様、MOSトランジスタNBLおよびNBRのゲート−ソース間が逆バイアス状態となり、そのリーク電流がさらに抑制される。
【0183】
データ書込時においては、このビット線に電流を流す必要がある。このビット線BLa−BLcに流れる電流の向きは書込データに応じて決定される。この書込時においては、ハイ側グローバル電源線71においては、電源トランジスタ80がオン状態となり、電源電圧VCCがハイ側ローカル電源線70lおよび70rに供給される。また、電源トランジスタ81が導通し、接地電圧が、グローバル電源線73を介してローカル電源線72lおよび72rに供給される。
【0184】
グローバル基板バイアス線75においては、スイッチングトランジスタ83がオン状態、スイッチングトランジスタ82がオフ状態となり、降圧電位発生回路87からの降圧電圧が供給され、その電圧レベルが、電源電圧VCCよりも低い電圧レベルに設定され、MOSトランジスタPBLおよびPBRのバックゲートが、ソースに対して順方向にバイアスされる。
【0185】
同様、スイッチングトランジスタ84がオフ状態、スイッチングトランジスタ85がオン状態となり、MOSトランジスタNBLおよびNBRのバックゲートへは、基板バイアス線76lおよび76rを介して昇圧接地発生回路89からの昇圧接地電圧Vbsgが与えられ、これらのMOSトランジスタNBLおよびNBRのバックゲートが順方向にバイアスされる。
【0186】
ただし、この順方向バイアス時においても、PN接合のビルトイン電圧よりも、バックゲート−不純物領域間の電圧は低いため、これらのドライブトランジスタのPN接合は非導通状態を維持する。
【0187】
また、アクティブサイクル指示信号ZACTがLレベルとなり、ビット線BLa−BLcに対するプリチャージトランジスタPTa−PTcによるプリチャージが終了する。
【0188】
データ“1”の書込時においては、MOSトランジスタPBLがオフ状態、MOSトランジスタNBLがオン状態となる。一方、MOSトランジスタPBRがオン状態、MOSトランジスタNBRがオフ状態となる。したがって、データ“1”の書込時においては、ビット線駆動回路4aが、選択ビット線を接地電圧レベルに駆動し、ビット線駆動回路4bが、選択ビット線を電源電圧レベルへ駆動する。
【0189】
データ“0”の書込時においては、逆に、MOSトランジスタPBLおよびNBRがオン状態、MOSトランジスタNBLおよびPBRがオフ状態となる。この状態においては、ビット線駆動回路4aからビット線駆動回路4bに電流が流れる。
【0190】
このビット線に電流を流し、データの書込を行なった後、再びスタンバイ状態に入る。この場合、基板バイアス線77へは、このビット線のリセット時において、昇圧接地電圧Vbsgを供給し、高速で、選択ビット線を中間電圧Vmaレベルにまでリセットする。
【0191】
このリセット期間中に、グローバル電源線71および73に対する電源制御が行われ、再びグローバル電源線71および73がハイインピーダンス状態となり、また基板バイアス線75および77も、このリセット期間完了後、それぞれ、昇圧電圧および負電圧レベルに駆動される。これらの電源電圧の駆動は、リセット期間完了後に行なわれてもよい。図11においては、書込完了後に、各電源線の電圧レベルが調整されるように示す。
【0192】
したがって、データ書込時においてビット線に電流を流す場合には、この選択ビット線に対して設けられるビット線ドライバにおいてMOSトランジスタPBL、PBR、NBLおよびNBRのバックゲートバイアスが浅くされ、そのしきい値電圧の絶対値が小さくされ、電流駆動力が大きくされる。また、グローバル電源線71および73に対しても、それぞれ電源電圧VCCおよび接地電圧GNDが供給される。このバックゲートバイアスの調整により、ビット線ドライバBLLVa−BLLVcおよびBLRVa−BLRVcの駆動力が大きくされ、面積増大を伴うことなく、大きな駆動力でビット線を駆動することのできるビット線ドライバを実現することができる。
【0193】
なお、このスタンバイ時においては、ハイ側およびロー側の電源線をハイインピーダンス状態に設定しており、ビット線ドライバのMOSトランジスタのゲート−ソース間が、逆バイアス状態に設定され、またバックゲートバイアスも深くされており、十分にそのリーク電流が抑制され、スタンバイ時の消費電流が低減される。
【0194】
図12は、この図10に示すビット線駆動回路のデータ読出時の動作を示す信号波形図である。データ読出時においては、ビット線ドライバにおいてPチャネルMOSトランジスタPBLおよびPBRはゲートにHレベルの信号を受け、オフ状態を維持する。また、ビット線ドライバのMOSトランジスタNBLおよびNBRは、ゲートにLレベルの信号を受けオフ状態である。従って、データ読出時において、ビット線ドライバBLLVa−BLLVcおよびBLRVa−BLRVcが、出力ハイインピーダンス状態に設定される。ビット線プリチャージトランジスタPTa−PTcは、同様、データ読出時においては非導通状態に設定される。図2に示すリード選択回路を介してセンス電源から選択ビット線に対してセンス電流が供給される。
【0195】
この読出サイクルが完了すると、基板バイアス線75の電圧レベルを、負電圧Vbbから、昇圧接地電圧Vbsgにまで所定期間高く設定し、高速で、選択ビット線を放電する。このビット線のリセット完了後、スタンバイ状態に復帰し、各ビット線は中間電圧レベルに維持される。
【0196】
なお、このデータ読出モード時においては、そのNチャネルMOSトランジスタNBLおよびNBRのバックゲートへは、基板バイアス線75を介して負電圧Vbbが、負電位発生回路88から供給される。MOSトランジスタPBLおよびPBRのバックゲートに対しては、昇圧電位発生回路86からの昇圧電圧がバックゲートへ与えられる。
【0197】
昇圧電位発生回路86および負電位発生回路88は、たとえば、キャパシタのチャージポンプ動作を利用する回路で構成される。降圧電位発生回路87および昇圧接地発生回路89は、抵抗素子を用いるレベルシフト回路または、基準電圧との比較に従って、基準電圧レベルと同じ電圧レベルの信号を出力する回路または、ダイオードのレベルシフト効果を利用する回路を用いて形成される。
【0198】
これらの昇圧電位発生回路86、降圧電位発生回路87、負電位発生回路88および昇圧接地発生回路89へは、テストモード指示信号TEST3、TEST4、TEST5およびTEST6がそれぞれ与えられており、テストモード時これらの回路の動作を停止させ、外部からパッド90、91、92および93を介してこれらの内部電圧の電圧レベルを設定することができる。したがって、これらの電圧レベルを最適化し、その結果に従って、接地電位発生回路87および昇圧接地発生回路89の生成する電圧のチューニングを行なうこともできる。負電位発生回路88および昇圧電位発生回路86についても同様である。
【0199】
また、電源トランジスタ80および81が接続する電源ノードおよび接地ノードも、周辺回路から分離されており、この電源ノードおよび接地ノードへ、最適な大きさの電流がビット線へ供給されるようにこれらの電源トランジスタ80および81のサイズをテストモード時調整する。
【0200】
なお、ビット線駆動回路においても電源制御は、データのリストアをおこおなう構成においては、十分に電源電圧および基板バイアス電圧の切り替えを行うことができる場合には、実際のデータ書込に応じて電源および基板バイアスの制御が行われてもよい。
【0201】
これに代えて、ビット線駆動回路の電源および基板バイアス制御が、アクティブサイクル指示信号ZACTに従って実行されてもよい。
【0202】
図13は、図10に示すトライステートデコーダBLDKa−BLDKcおよびBRDKa−BRDKcの構成の一例を示す図である。図13においては、トライステートデコーダBRDK(BRDKa−BRDKc)の構成を示す。図13において、トライステートデコーダBRDKは、アドレス信号を受けるAND型デコーダ100と、デコーダ100の出力信号と内部書込データDinとを受けるNANDゲート102と、デコーダ100の出力信号と書込データDinとを受けるNANDゲート103と、書込タイミング信号ZWACTを反転するインバータ104と、NANDゲート102の出力信号と書込タイミング信号ZWACTとを受けるORゲート105と、NANDゲート103の出力信号とインバータ104の出力信号を受けるANDゲート106を含む。
【0203】
ORゲート105の出力信号が、ビット線ドライバBLRVに含まれるMOSトランジスタPBRのゲートへ与えられ、ANDゲート106の出力信号が、ビット線ドライバBLRVに含まれるMOSトランジスタNBのゲートへ与えられる。
【0204】
スタンバイ時においては、書込タイミング信号ZACTがHレベルであり、ORゲート105の出力信号がHレベルであり、また、ANDゲート106の出力信号がLレベルである。したがって、ビット線ドライバBLRVにおいては、MOSトランジスタPBRおよびNBRがともに非導通状態にある。
【0205】
AND型デコーダ100は、選択時、Hレベルの信号を出力し、非選択時、Lレベルの信号を出力する。書込データDinが“1”のときには、このNANDゲート102および103が、インバータとして動作する。
【0206】
データの書込時、書込タイミング信号ZACTが所定のタイミングで活性化されてLレベルとなる。応じて、ORゲート105およびANDゲート106がバッファ回路として動作する。したがって、選択ビット線に対しては、ORゲート104からは、Lレベルの信号が出力され、また、ANDゲート106が、Lレベルの信号を出力する。この状態においては、MOSトランジスタNBRがオフ状態、MOSトランジスタPBRがオン状態となる。ビット線BLがHレベルに駆動される。
【0207】
書込データDinが“0”のときには、NANDゲート102および103がともに、Hレベルの信号を出力する。ORゲート105がHレベルの信号を出力しANDゲート106がHレベルの信号を出力する。したがって、ビット線ドライバBLRVにおいて、MOSトランジスタPBRがオフ状態、MOSトランジスタNBRオン状態となり、ビット線BLが接地電圧レベルに駆動される。
【0208】
なお、データDinが“0”のときにはデコーダの出力に係らず、このトライステートドライバの出力信号の状態が決定される。従って、AND型デコード回路100においては、書込データDinが“0”のときにはデコード動作が禁止されてもよい。
【0209】
非選択ビット線に対しては、AND型デコード回路100の出力信号は、Lレベルである。従って、NANDゲート102および103の出力信号がHレベルとなり、ビット線ドライバBLRVにおいて、MOSトランジスタPBRがオフ状態、MOSトランジスタNBRがオン状態となり、非選択ビット線は接地電圧レベルに維持される。アクティブサイクル時、非選択ビット線がフローティング状態となるのを確実に防止することができる。
【0210】
ビット線ドライバBLLVに対して設けられるトライステートデコーダBRDKに対しては、書込データDinに代えて、補の内部書込データZDinを与える。
【0211】
トライステートデコーダBRDKに対して、この内部書込データDinに代えて書込データZDinを与えることにより、書込データDinが、“0”のときに非選択状態を維持し、書込データDinが“1”のとき、AND型デコーダ100の出力信号に従ってビット線ドライバBLRVを駆動することができる。
【0212】
このAND型デコーダ100の出力信号と読出活性化信号READを受けるAND回路の出力信号をリードセレクトゲートへ与えることにより、コラムデコーダをデータ書込およびデータ読出に共通に用いることができる。この場合、内部書込データDinに代えて参照データDrefを与えることにより、リストア動作およびデータ読出後のデータのリードモデファイライトによる書込を容易に行なうことができる。
【0213】
[ワード線駆動回路の構成]
図14は、図1に示すワード線駆動回路およびその電源回路の構成を概略的に示す図である。図14においては、ワード線WLa−WLcに対応して配置されるワード線ドライバWDVa−WDVcを代表的に示す。ワード線ドライバは、このメモリセルアレイの両側に交互に配置される。
【0214】
ワード線ドライバWDVa−WDVcは、それぞれ、ワード線デコーダWDEKa−WDEKcの出力信号に従って対応のワード線WLa−WLcを選択状態へ駆動する。これらのワード線ドライバWDVa−WDVcの各々は、PチャネルMOSトランジスタPWQとNチャネルMOSトランジスタNWQを含む。これらのワード線ドライバWDVa−WDVcの各々は、CMOSインバータで構成され、対応のワード線デコーダWDEKa−WDEKcの出力信号がLレベルのときに、対応のワード線WLa−WLcを、Hレベルへ駆動する。
【0215】
ワード線ドライバWDVa−WDVcにおいて、PチャネルMOSトランジスタPWQのソースが、共通にローカル電源線110に結合され、そのバックゲートが、共通にローカル基板バイアス線111に結合される。NチャネルMOSトランジスタNWQは、ソースが、共通にローカル電源線112に結合され、それらのバックゲートが、ローカル基板バイアス線113に結合される。
【0216】
ハイ側ローカル電源線110は、ハイ側グローバル電源線114に結合され、またロー側ローカル電源線112は、ロー側グローバル電源線116に結合される。グローバル電源線114は、補の読出活性化信号ZREADをゲートに受ける電源トランジスタ120を介して電源ノードに結合される。グローバル電源線116は、接地ノードに結合される。従って、ロー側グローバル電源線116は、その電圧レベルが接地電圧に固定される。
【0217】
電源トランジスタ120が、PチャネルMOSトランジスタで構成され、データ読出動作モード時、導通し、電源ノードをグローバル電源線114に結合する。これらの電源トランジスタ120が結合する電源ノードおよびロー側グローバル電源線116が接続する接地ノードは、他の周辺回路から分離されており、このワード線駆動回路の電源回路の動作を、ワード線選択動作に応じて他の回路と独立に制御することを可能にする。
【0218】
ローカル基板バイアス線111および113は、それぞれグローバル基板バイアス線115および117に結合される。グローバル基板バイアス線115は、スイッチングトランジスタ121を介して昇圧電位発生回路123に結合され、かつスイッチングトランジスタ125を介して降圧電位発生回路126に結合される。
【0219】
スイッチングトランジスタ121は、読出活性化信号READの非活性化時導通し、スイッチングトランジスタ125は、読出活性化信号ZREADの活性化時導通する。昇圧電位発生回路128は、電源電圧VCCよりも高い電圧を生成し、降圧電位発生回路126は、電源電圧よりも低い電圧を生成する。この昇圧電位発生回路123および降圧電位発生回路126へは、それぞれテストモード指示信号TEST7およびTEST8が与えられ、テストモード時、それぞれ個々に、活性/非活性が制御される。
【0220】
昇圧電位発生回路123の出力ノードは、テストモード時、パッド131に結合され、降圧電位発生回路126の出力ノードが、テストモード時、パッド132に結合される。これらのパッド131および132へは、テストモード時、外部から所望のレベルの電圧を供給することができる。
【0221】
グローバル基板バイアス線117は、スイッチングトランジスタ127を介して負電位発生回路128に結合され、かつスイッチングトランジスタ129を介して昇圧接地発生回路130に結合される。
【0222】
スイッチングトランジスタ127および129は、NチャネルMOSトランジスタで構成され、それぞれのバックゲートが負電位発生回路128の出力ノードに結合される。スイッチングトランジスタ127は、読出活性化信号ZREADの非活性化時導通し、負電位発生回路128の生成する負電位を伝達する。スイッチングトランジスタ129は、読出活性化信号READの活性化時導通し、昇圧接地発生回路130の生成する電圧を伝達する。
【0223】
負電位発生回路128は、接地電位よりも低い負電圧を生成し、昇圧接地発生回路130は、接地電圧よりも高い電圧を生成する。
【0224】
これらの負電位発生回路128および昇圧接地発生回路130へは、それぞれテストモード指示信号TEST9およびTEST10が与えられ、個々に、テストモード時、活性/非活性が制御される。テストモード時においては、負電位発生回路128の出力ノードが、パッド133に結合され、また昇圧接地発生回路130の出力ノードも、テストモード時パッド134に結合される。テストモード時においては、これらの負電位発生回路128および昇圧接地発生回路130の動作を停止させ、負電圧および昇圧接地電圧の電圧レベルを外部から調整して、リーク電流等をテストすることができる。
【0225】
図15は、図14に示すワード線駆動回路2および電源回路の動作を示す信号波形図である。以下、図15を参照して、図14に示す構成の動作について説明する。
【0226】
スタンバイ時においては、補の読出活性化信号ZREDは、Hレベルであり、電源トランジスタ120はオフ状態であり、グローバル電源線114は、電源ノードから分離される。
【0227】
ワード線デコーダWDEKa−WDEKcの出力信号は、スタンバイ時においては、Hレベルであり、ワード線ドライバWDVa−WDVcそれぞれにおいて、NチャネルMOSトランジスタNWQがオン状態、PチャネルMOSトランジスタPWQがオフ状態である。
【0228】
この状態において、MOSトランジスタPWQを介してリーク電流(サブスレッショルド電流)が流れ、ローカル電源線110およびグローバル電源線114の電圧レベルは、電源トランジスタ120を介して流れるリーク電流とワード線ドライバWDVa−WDVcのPチャネルMOSトランジスタPWQを介して流れるリーク電流が釣り合う電圧レベルで安定化する。また、ワード線ドライバのPチャネルMOSトランジスタPWQのゲート−ソース間が逆バイアス状態となり、MOSトランジスタPWQを介して流れるリーク電流が抑制される。
【0229】
このとき、スイッチングトランジスタ121がオン状態、スイッチングトランジスタ125がオフ状態であり、基板バイアス線111へは、昇圧電位発生回路123の生成する昇圧電圧が供給される。したがって、ワード線ドライバWDVa−WDVcにおいて、PチャネルMOSトランジスタPWQの基板バイアスが深くなり、確実に、リーク電流が抑制される。
【0230】
ワード線ドライバWDVa−WDVcにおいて、NチャネルMOSトランジスタNWQがオン状態であり、ワード線WLa−WLcは、それぞれロー側ローカル電源線112を介してロー側グローバル電源線116に結合される。ロー側ローカル電源線112およびロー側グローバル電源線116が接地電圧レベルである。この状態において、ワード線WLa−WLcは、フローティング状態のハイ側電源線に結合されても、ロー側電源線112および116が接地電圧レベルであり、ワード線ドライバのNチャネルMOSトランジスタNWQを介して各ワード線が接地電圧レベルに固定される。
【0231】
また、スイッチングトランジスタ127がオン状態で、スイッチングトランジスタ129がオフ状態であり、基板バイアス線117および113へは、負電位発生回路128からの負電圧が供給され、ワード線ドライバWDVa−WDVcのNチャネルMOSトランジスタNWQのしきい値電圧が高くされる。この場合、MOSトランジスタPWQからのリーク電流がMOSトランジスタNWQを介して接地へ放電されるのを確実に抑制することができる。
【0232】
データ読出が始まると、補の読出活性化信号ZREADがLレベルとなり、電源トランジスタ120がオン状態となり、グローバル電源線114へ電源電圧VCCが供給される。また、スイッチングトランジスタ125および129がオン状態となり、スイッチングトランジスタ121および127がオフ状態となる。したがって基板バイアス線115および111には、降圧電位発生回路126からの降圧電圧が供給され、また基板バイアス線117および113へは、昇圧接地発生回路130の発生する電圧が供給される。したがってワード線ドライバWDVa−WDVcにおいて、MOSトランジスタPWQおよびNWQの基板バイアスが浅くなり、高速で、アドレス指定された行に対応するワード線を選択状態へ駆動する。
【0233】
読出動作が完了すると、選択状態のワード線WLを非選択状態へ駆動する必要がある。この場合、昇圧接地発生回路130からの昇圧接地電圧を基板バイアス線117および113を介して伝達し、ワード線ドライバWDVa−WDVcの放電用のMOSトランジスタNWQの駆動力を十分大きくする。これにより、選択状態のワード線を高速で非選択状態へ駆動することができる。この後、スイッまた、このワード線駆動回路においては、データ読出時、Lレベルのワード線を、電源電圧レベルへ駆動することが要求される。したがって、NチャネルMOSトランジスタNWQにおいて大きな駆動力が要求されるのは、選択ワード線を非選択状態へ駆動するときである。したがって、データ読出完了後のリセット期間のみ、この基板バイアス線113および117へ、昇圧接地発生回路130からの昇圧接地電圧が伝達されるように構成されてもよい。
【0234】
以上のように、このワード線ドライバにおいても、スタンバイ時においては、ドライブトランジスタの基板バイアスを深くし、また電源線をフローティング状態に維持しており、スタンバイ時のリーク電流を抑制することができる。また、動作時においては、基板バイアスを浅くしており、大きな駆動力で、ワード線を選択状態へ高速で駆動することができ、ドライバの面積を増大させることなく、小占有面積で大きな駆動力を有するワード線駆動回路を実現することができる。
【0235】
[ソース線駆動回路の構成]
図16は、ソース線駆動回路5の構成を示す図である。このソース線駆動回路5においても、ソース線の両側に交互にソース線ドライバが配置される。図16においては、一方側に配置されるソース線駆動回路5のソース線ドライバを示す。図16においては、ソース線SLa−SLcを代表的に示す。
【0236】
ソース線SLa−SLcそれぞれに対応して、ソース線ドライバSSVa−SSVcが設けられる。これらのソース線ドライバSSVa−SSVcの各々は、それぞれ対応のワード線WLa−WLc上の信号電位に応答するNチャネルMOSトランジスタNSQおよびPチャネルMOSトランジスタPSQを含む。
【0237】
NチャネルMOSトランジスタNSQは、導通時、対応のソース線SLa−SLcを、ロー側ローカルソース電源線150に結合する。PチャネルMOSトランジスタPSQは、導通時、対応のソース線SLa−SLcを中間電圧伝達線151に結合する。この中間電圧伝達線151上の中間電圧Vmは、メモリセルMCにおけるアクセストランジスタMTのゲート−ソース間が逆バイアス状態となる電圧レベルであり、電源電圧VCCと接地電圧GNDの間の電圧レベルであればよい。この中間電圧Vmは、ビット線BLのプリチャージ電圧Vmaと同じ電圧レベルであってもよい。
【0238】
ロー側ローカルソース電源線150は、ソース電源トランジスタ152を介して接地ノードに結合される。このソース電源トランジスタ152は、読出活性化信号READの活性化に応答して導通する。ロー側ソース電源線150は、また、テストモード指示信号TEST11に応答して導通するスイッチングトランジスタ154を介してパッドPADに結合される。このスイッチングトランジスタ154は、NチャネルMOSトランジスタで構成され、テストモード指示信号TEST11がHレベルのとき、ロー側ソース電源線150をパッドPADに結合し、選択ソース線の電圧レベルを変更して、応じてソース線を流れるセンス電流を変更し、またリーク電流の大きさを変更してテストする。
【0239】
スタンバイ状態においては、このソース電源トランジスタ152はオフ状態であり、ロー側ソース電源線150は、接地ノードから分離される。ワード線WLa−WLcは、非選択状態であり、ソース線ドライバSSVa−SSVcにおいて、PチャネルMOSトランジスタPSQがオン状態となり、中間電圧Vmが、ソース線SLa−SLcに伝達される。ソース線SLa−SLcが中間電圧Vmレベルにプリチャージされても、ソース線ドライバSSVa−SSVcにおいては、NチャネルMOSトランジスタNSQがオフ状態であり、ローカルソース電源線150の電圧レベルは、このMOSトランジスタNSQのリーク電流とソース電源トランジスタ152のリーク電流が釣り合う電圧レベルで安定化する。
【0240】
この状態においては、ソース線ドライバSSVのNチャネルMOSトランジスタのゲート−ソース間が逆バイアス状態となり、MOSトランジスタNSQを介して流れるリーク電流が抑制される。
【0241】
データ読出時においては、読出活性化信号READがHレベルとなり、ソース電源トランジスタ152がオン状態となり、ロー側ローカルソース電源線150が接地ノードに結合され、その電圧レベルが接地電圧レベルに維持される。選択ワード線に対応して設けられるソース線ドライバにおいてNチャネルMOSトランジスタNSQが導通し、選択メモリセルに対するソース線SLが、接地電圧レベルに駆動される。
【0242】
非選択メモリセルにおいては、ソース線が、中間電圧Vmレベルに維持され、選択ビット線から非選択メモリセルの抵抗性素子RTを介して流れる電流が、さらにアクセストランジスタMTを介して非選択ソース線へリークするのを抑制する。これにより、正確に、選択メモリセルにおいて、ビット線からソース線に流れる電流量を、その選択メモリセルの記憶データに応じた電流量に設定することができ、正確にメモリセルデータの読出を行なうことができる。
【0243】
データ読出が完了すると、選択ワード線が非選択状態へ駆動され、応じて、選択ワード線に対応して配置されたソース線ドライバSSVにおいて、NチャネルMOSトランジスタNSQがオフ状態、PチャネルMOSトランジスタPSQがオン状態となり、選択ソース線が、再び中間電圧Vmレベルにプリチャージされる。また、ソース電源トランジスタ152がオフ状態となり、ロー側ソース電源線150が、フローティング状態に維持される。
【0244】
テストモード時においては、テストモード指示信号TEST11をHレベルに設定し、パッドPADへ、所望のレベルの電圧を印加することにより、このソース線を流れる電流量の調整、およびリーク電流量の測定を行う。
【0245】
以上のように、ソース線ドライバを、対応のワード線上の信号に応答して駆動することにより、ソース線を駆動するためのデコード回路は不要となり、回路占有面積を低減することができる。また、非選択状態のソース線を、中間電圧Vmレベルにプリチャージして維持することにより、メモリセルのリーク電流を低減することができる。また、ソース接地線(ロー側ローカルソース電源線)を、スタンバイ状態時フローティング状態に維持することにより、このスタンバイ時、ソース線を中間電圧レベルに維持しても、リーク電流を抑制することができ、スタンバイ電流を低減することができる。
【0246】
[全体の配置]
図17は、この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置を概略的に示す図である。この図17に示す半導体記憶装置においては、メモリアレイ200aおよび200bが設けられる。これらのメモリアレイ200aおよび200bそれぞれにおいて、メモリセルが行列状に配列される。メモリアレイ200aおよび200bは、それぞれアレイ基板領域210aおよび210b内にそれぞれ形成される。このアレイ基板領域210aおよび210b内に、メモリセルのアクセストランジスタが形成される。
【0247】
これらのアレイ基板領域のバイアス電圧を、個々に調整することによりアレイ基板領域210aおよび210bにおいてノイズが発生しても、ノイズの伝播を抑制することができる。また、メモリアレイ200aおよび200bをここに駆動することにより、選択メモリセルを含むアレイのみを選択状態に駆動するいわゆるブロック分割動作が可能となり、消費電流を低減することができる。
【0248】
メモリアレイ200aの一方側に、ワード線駆動回路202au、ワード線デコード回路203au、デジット線駆動回路204auおよびデジット線デコード回路205auがこの順に配置される。ワード線駆動回路202auが、基板領域211au内に形成され、デジット線駆動回路204auが、基板領域212au内に形成される。
【0249】
同様、メモリアレイ200aの他方側において、ワード線駆動回路202alが基板領域211al内に形成され、デジット線駆動回路204alが、基板領域212al内に形成される。ワード線駆動回路202alとデジット線駆動回路204alの間にワード線デコード回路203alが配置される。
【0250】
デジット線駆動回路において、デジット線ドライバは、PチャネルMOSトランジスタで構成され、このデジット線駆動回路204auおよび204alが形成される基板領域212alおよび212auは、たとえばNウェル領域で形成される。一方、ワード線駆動回路202auおよび202alは、PチャネルMOSトランジスタおよびNチャネルMOSトランジスタを含むため、これらのPチャネルMOSトランジスタ形成領域およびNチャネルMOSトランジスタがこの基板領域212auおよび211alに形成される。これは、たとえばツインウェル構造を用いて実現される。
【0251】
メモリアレイ200bに対して、一方側にワード線駆動回路202bu、ワード線デコード回路203bu、デジット線駆動回路204buおよびデジット線デコード回路205buが配置される。ワード線駆動回路202buが基板領域211bu内に形成され、デジット線駆動回路204buが、基板領域212bu内に形成される。
【0252】
メモリアレイ200bの他方側において、ワード線駆動回路202bl、ワード線デコード回路203bl、デジット線駆動回路204blおよびデジット線デコード回路205blが配置される。ワード線駆動回路202blが、基板領域211blに形成され、デジット線駆動回路204blが、基板領域212blに形成される。
【0253】
メモリアレイ200aおよび200bの間に、リード選択回路206aおよび206bと、ビット線駆動回路207aおよび207bと、コラムデコーダ208が配置される。リード選択回路206aとビット線駆動回路207aの間に、内部データ線(IO線)が配置され、データ読出時において、センス動作を行う差動増幅回路へ内部読出データが伝達される。
【0254】
ビット線駆動回路207aおよび207bが、それぞれ基板領域220aおよび220b内に形成される。コラムデコーダ208は、データ書込および読出用に別々に設けられてもよく、また書込動作時および読出動作時、両動作時において、デコード動作を行なうように構成されてもよい。
【0255】
この図17に示す配置においては、メモリアレイ200aおよび200bが設けられており、選択メモリセルを含むメモリアレイに対してのみデータアクセスを行なうことにより、消費電流を低減する。これは、メモリアレイ200aおよび200bそれぞれに、メモリセルを選択するための回路が配置されているため、「ブロック分割動作」を行なうことができる。
【0256】
また、ワード線駆動回路202au、202bu、202alおよび202blが、それぞれ基板領域211au、211bu、211alおよび211blに形成され、またデジット線駆動回路204au、204bu、204alおよび204blが、それぞれ基板領域212au、212bu、212alおよび212bl内に形成されており、これらを個々に、その基板電位を制御することができる。
【0257】
また、ビット線駆動回路207aおよび207bがそれぞれ基板領域220aおよび220bに形成され、他の回路の基板領域と分離されている。
【0258】
これらのワード線駆動回路およびデジット線駆動回路およびビット線駆動回路に対して、それぞれ異なるタイミングで基板バイアスを変更することができ、各動作モードに応じて基板バイアスを設定することにより、低消費電流で高速動作をさせることができる。
【0259】
すなわち、スタンバイ状態時においては、これらのワード線駆動回路、デジット線駆動回路およびビット線駆動回路の基板領域に、負バイアスを印加し、リーク電流を低減する。アクティブサイクルが始まると、データ読出が指示されるかデータ書込が指示されるかに応じて、ワード線駆動回路、デジット線駆動回路およびビット線駆動回路の基板バイアスを設定する。各回路ごとに基板領域を分離することにより、各動作モードに応じて、最適な基板バイアスを設定することができ、高速動作しかつ消費電流を低減することができる。
【0260】
この図17に示す配置においては、ワード線駆動回路、デジット線駆動回路およびビット線駆動回路が、その基板バイアスが個々に制御されるため、電源線も個々に調整されるため、それぞれの電源ノードおよび接地ノードは、各回路に対応して個々に設けられる。
【0261】
電源回路および基板バイアス回路は、ワード線駆動回路、ビット線駆動回路およびデジット線駆動回路にそれぞれ対応して配置される。グローバル電源線に対して配置される電源回路が、所定の領域内において集中的に配置されてもよい。ただし、ブロック分割動作を実現するために、メモリアレイ200aおよび200bそれぞれに対して電源回路および基板バイアス回路を配置して、個々に制御する必要がある。
【0262】
[基板領域の配置2]
図18は、この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置の変更例を示す図である。この図18に示す構成においても、2つのメモリアレイ200aおよび200bが設けられ、これらのメモリアレイ200aおよび200bは、それぞれアレイ基板領域210aおよび210b内に形成される。メモリアレイ200aに対応して、ワード線駆動回路、デジット線駆動回路、ワード線デコード回路およびデジット線デコード回路が配置され、メモリアレイ200bにおいても、ワード線駆動回路、デジット線駆動回路、ワード線デコード回路およびデジット線デコード回路が設けられる。このメモリアレイ200aおよび200bに対して設けられるメモリセルの選択回路およびデータ読出に関連する回路部分の構成は図17に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0263】
この図18に示す不揮発性半導体記憶装置の構成においては、以下の点が、図17に示す不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置と異なっている。すなわち、図18に示す不揮発性半導体記憶装置においては、ワード線駆動回路202auおよびデジット線駆動回路204auが共通に、基板領域230au内に形成され、ワード線駆動回路202alおよびデジット線駆動回路204alが、共通に基板領域230al内に形成される。デジット線駆動回路204buおよびワード線駆動回路202buが、基板領域230bu内に形成され、ワード線駆動回路202blおよびデジット線駆動線204blが共通に、基板領域230bl内に形成される。
【0264】
したがって、ワード線およびデジット線の駆動回路を、共通の回路基板領域内に配置する。基板領域230au、230al、230buおよび230blにおいても、PチャネルMOSトランジスタを形成する基板領域と、NチャネルMOSトランジスタを形成する基板領域が設けられる。
【0265】
これらの基板領域の外部にデジット線デコード回路およびワード線デコード回路が配置される。
【0266】
列選択およびデータ読出に関連する部分の構成は、図17に示す構成と同じである。
【0267】
この図18に示す基板領域の配置の場合、デジット線駆動回路とワード線駆動回路が共通の基板領域内に形成される。したがって、これらのワード線駆動回路とデジット線駆動回路の基板領域を分離するためのウェル分離領域が不要となり、回路のレイアウト面積を低減することができる。この基板領域230au、230al、230buおよび230blは、スタンバイ状態時には負バイアス状態(逆バイアス状態)に設定され、データの書込/読出を行なうアクティブサイクル時においては、正バイアス状態(順バイアス状態)に設定される。
【0268】
したがって、デジット線駆動回路およびワード線駆動回路のバックゲートバイアスは、同じタイミングで変更される。データの書込/読出を、ランダムなシーケンスで実行する場合、基板領域は、デジット線駆動回路およびワード線駆動回路ともに、正バイアス状態に設定する必要がある。基板バイアスを、書込/読出サイクルに応じて切換る場合、応答の遅れが生じる場合があり、このような状態のときに、スタンバイサイクル/アクティブサイクルで、これらのデジット線駆動回路およびワード線駆動回路の基板バイアスを切換えることにより、安定に基板バイアスを設定することができる。
【0269】
[基板領域の配置3]
図19は、この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域のさらに他の配置を示す図である。回路構成は、図17および図18に示す半導体記憶装置の回路構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付しその詳細説明は省略する。
【0270】
この図19に示す不揮発性半導体記憶装置の配置においては、メモリアレイ200aおよび200bは、それぞれ、アレイ基板領域210aおよび210b内に形成される。ワード線駆動回路200au、デジット線駆動回路204au、ワード線デコード回路203auおよびデジット線デコード回路205auが、基板領域250au内に形成される。ワード線駆動回路202al、デジット線駆動回路204al、ワード線デコード回路203alおよびデジット線デコード回路205alが、基板領域250alに形成される。
【0271】
また、ワード線駆動回路202bu、デジット線駆動回路204bu、ワード線デコード回路203bu、およびデジット線デコード回路205buが、基板領域250bu内に形成される。ワード線駆動回路202bl、デジット線駆動回路204bl、ワード線デコード回路203blおよびデジット線駆動回路205blが、基板領域250bl内に形成される。
【0272】
さらに、ビット線駆動回路207aおよび207bと、コラムデコーダ208が基板領域252内に形成される。リード選択回路206aおよび206bは、この基板領域252の外部に形成される。
【0273】
この図19に示す構成においては、デコードを実行する回路部分と、このデコード回路の出力信号に従って対応の信号線を駆動する駆動回路とは、同一の基板領域内に配置され、その基板バイアス電位がスタンバイ/アクティブサイクルに応じて制御される。デコード回路と駆動回路の基板領域を分離するための領域が不要となり、よりレイアウト面積を低減することができる。
【0274】
また、デジット線デコード回路およびワード線デコード回路の基板領域の電位も、デジット線駆動回路およびワード線駆動回路と同様に制御することができ、このデジット線デコード回路205au、205bu、205alおよび205blと、ワード線デコード回路203au、203al,203buおよび203blの消費電流も低減することができる。
【0275】
ここで、ビット線駆動回路207aおよび207bとは、対応のメモリアレイが異なるため、個々に動作する必要があり、ビット線駆動回路207aおよび207bの基板領域は分離される。コラムデコーダ208についても、一方のメモリアレイのビット線駆動回路を活性状態とし、他方のメモリアレイに対して配置されたいビット線駆動回路を非選択状態とするため、これらのビット線駆動回路およびコラムデコーダの基板領域は別々に配置される。
【0276】
アクティブサイクルにおいては、デジット線デコード回路、ワード線デコード回路およびコラムデコーダの電流駆動力が大きくされるため、高速で、選択動作を行なうことができる。
【0277】
なお、図17から図19に示す構成において、ビット線駆動回路は、各メモリアレイの両側に配置され、メモリアレイ200aおよび200bそれぞれにおいて、選択ビット線が両側から駆動される。
【0278】
以上のように、この各回路の基板バイアスを、動作モードに応じて変更することにより、スタンバイ時の消費電流を低減でき、またアクティブサイクル時の電流駆動力を大きくすることができ、高速でかつ低消費電流で動作する半導体記憶装置を実現することができる。
【0279】
[他の適用例]
上述の説明においては、メモリセルデータ読出時においては、参照データを書込み、その参照データとメモリセルから読出されたデータの比較を行なってメモリセルデータを決定している。しかしながら、この電源構成および基板バイアスの構成については、メモリセルアレイ内にダミーセルを設け、このダミーセルのデータと、選択メモリセルのデータとを比較する構成に対しても適用することができる。
【0280】
上述の説明においては、誘起磁界によりメモリセルの記憶部に分極を生じさせ、その分極方向にしたがってデータを不揮発的に記憶する不揮発性半導体記憶装置について説明している。しかしながら、不揮発性半導体記憶装置としては、MRAMに限定されず、例えば、結晶質と非晶質の間で結晶状態を変化させることにより、データを不揮発的に記憶する不揮発性半導体記憶装置であっても本発明は適用可能である。この例としては、例えば、日経マイクロデバイス、2002年3月号、第65ページから第78ページの、「不揮発性メモリ最前線;フラッシュからOUMへ.米インテルが描く将来像」と題された記事に開示されているOUM(Ovonic Unified Memory)のような相変化メモリであってもよい。
【0281】
この相変化メモリにおいては、メモリセルが薄膜のカルコゲナイト相および発熱素子により構成され、データ書込電流が通過する発熱素子からの加熱パターンに応じてカルコゲナイト相が、アモルファス化または結晶化される。カルコゲナイト相の電気抵抗は、アモルファス状態および結晶状態でそれぞれ異なる。書込電流を書込データに応じて設定することにより、カルコゲナイト相の状態を設定することができ、応じてデータを不揮発的に記憶することができる。
【0282】
さらに、メモリセルとしては、不揮発性メモリセルに限定されず、いかなるメモリセルの構造に対しても、本発明は適用可能である。メモリセルの選択のために、選択電流を使用するため、磁場によりメモリセルに分極を生じさせてその分極状態を不揮発的に記憶する不揮発性半導体記憶装置と、データ書込電流が通過する発熱素子からの加熱により相転移を生じさせて、その相の状態を不揮発的に記憶する不揮発性半導体記憶装置が、現状では、本発明が適用される半導体記憶装置としては、最も適している。しかしながら、メモリセルの形態として、キャパシタに電荷を保持することによりデータを記憶し、選択トランジスタによりキャパシタの記憶電荷の読出/書込を行うメモリセルに対しても、この選択トランジスタの活性化信号配線(ワード線)の高速化のために本発明を適用することも可能である。
【0283】
なお、MRAMにおいて、アクセストランジスタは、NチャネルMOSトランジスタで構成されている。しかしながら、このアクセストランジスタが、PチャネルMOSトランジスタで構成されていても、本発明は同様、適用可能である。
【0284】
【発明の効果】
以上のように、この発明に従えば、スタンバイ時の消費電流を動作時の駆動能力を低下させることなく大幅に低減することができる。
【0285】
すなわち、メモリセルが接続する信号線を駆動する信号線駆動回路の電源ノードの印加電圧を、動作モードに応じて変更しており、信号線駆動回路の動作時の駆動能力を低下させることなく消費電流を低減することができる。
【0286】
特に、電源ノードを、この信号線駆動回路の非活性化時ハイインピーダンス状態に設定し、この信号線駆動回路の活性化時電源ノードに一定電圧レベルの電圧を供給することにより、信号線駆動回路の電源を階層電源構成とすることができ、簡易な回路構成で、確実に、動作時の駆動力を低下させることなく、スタンバイ時の消費電流を低減することができる。
【0287】
また、この信号線駆動回路は、メモリセル列に対応して配置されるビット線を駆動するビット線駆動回路の場合、データの書込を行なうビット線駆動回路におけるスタンバイ時の消費電流を、データ書込時の電流駆動能力を低下させることなく容易に増大させることができる。
【0288】
また、ビット線をビット線駆動回路の非活性化時に所定電圧レベルに保持することにより、ビット線がスタンバイ時にフローティング状態となるのを防止することができ、ビット線電位がスタンバイ時に浮き上がり誤動作が生じるのを防止することができる。また、メモリセルを介してリーク電流が流れるのを防止することができる。
【0289】
また、信号線駆動回路が、メモリセル行に対応して配置されるワード線を選択状態へ駆動するワード線駆動回路の場合、データ読出時に選択ワード線を駆動するワード線駆動回路のスタンバイ時の消費電流を、動作時の電流駆動力を低下させることなく低減することができる。
【0290】
また、この信号線駆動回路が、メモリセル行に対応して配置されるソース線を駆動するソース線駆動回路の場合、スタンバイ時のソース線駆動回路のリーク電流を低減することができ、また動作時、高速で、選択行に対応して配置されたソース線を所定電圧レベルに駆動することができる。
【0291】
また、このソース線駆動回路に対して、対応のソース線の非選択時、電源ノードの電圧と異なる電圧レベルの電圧を供給するリセット素子を設けることにより、非選択ソース線において、メモリセルを介してリーク電流が流れるのを確実に防止することができ、消費電流を低減することができる。
【0292】
また、ソース線駆動回路およびソース線リセット素子を、対応のワード線上の信号に従って選択的に活性化することにより、ソース線駆動回路を選択するためのソース線デコーダが不要となり、回路のレイアウト面積が低減され、また消費電流も低減することができる。
【0293】
また、この信号線駆動回路において、メモリセル行に対応して配置される信号線を駆動するドライブトランジスタのバックゲートへ印加される電圧を、動作モードに従ってその電圧レベルを変更することにより、スタンバイ時のリーク電流を低減でき、また動作時の電流駆動力を大きくすることができ、小占有面積でかつ低消費電流で動作する信号線駆動回路を実現することができる。
【0294】
また、メモリセル列に対応して配置される信号線を駆動する信号線駆動回路のドライブトランジスタのバックゲートの電圧レベルを、動作モードに応じて変更することにより、この信号線駆動回路のレイアウト面積を増加させることなく、動作時の電流駆動力を大きくすることができ、回路レイアウト面積を低減することができる。また、この信号線駆動回路のスタンバイ時の消費電流をより低減することができる。
【0295】
また、このバックゲートバイアス電圧として、信号線駆動回路の活性化時、ドライブトランジスタのバックゲートのPN接合を順方向にバイアスし、非活性化時逆方向にバイアスする電圧を印加することにより、スタンバイ時のリーク電流を抑制し、かつ動作時の電流駆動力を大きくすることができる。
【0296】
また、電源回路を周辺回路の電源と分離することにより、特定の動作モード時には、その電源回路の供給する電圧レベルを変更することにより、信号線駆動回路が最適動作する電圧レベルを検出することができる。
【0297】
また、この信号線駆動回路のドライブトランジスタのバックゲートに与えられる電圧を、特定動作モード時通常動作モード時の電圧レベルと異なる電圧レベルに設定することにより、これらのバックゲートバイアス電圧を最適化することができ、また、リーク電流などのテストを行なうことができる。
【0298】
また、メモリブロックをそれぞれ別々の基板領域に形成し、またメモリブロックの基板領域と分離してそれぞれ個々の基板領域内にアレイ駆動回路を配置することにより、メモリブロック単位で動作させて、消費電流を低減でき、また基板領域の分離により、ノイズの伝搬を防止でき、安定に動作させることができる。また、各基板領域のバイアス電圧を、各回路アレイ駆動回路の動作モードに応じて最適値に設定することができ、低消費電流で高速動作する半導体記憶装置を実現することができる。
【0299】
また、メモリセルの抵抗性素子に結合するビット線を駆動する回路を、独立した基板領域に配置することにより、このビット線駆動回路のスタンバイ時の消費電流を低減しかつ動作時の駆動力を、レイアウト面積を増大させることなく大きくすることができる。
【0300】
また、ワード線ドライブ回路を分離基板領域に特に配置することにより、各動作モードに応じて、最適なバイアス電圧レベルに基板バイアス電圧を設定することができる。
【0301】
また、デジット線を駆動するデジット線駆動回路と、ワード線を駆動するワード線駆動回路を別々の基板領域に配置することにより、デジット線およびワード線の駆動状況に応じて、これらのデジット線駆動回路およびワード線駆動回路の基板バイアスを最適値に設定することができ、低消費電流で高速動作するデジット線駆動回路を実現することができる。
【0302】
また、ワード線駆動回路とデジット線駆動回路を共通の基板領域内に形成することにより、これらの駆動回路の基板領域を分離する領域が不要となり、レイアウト面積が低減される。
【0303】
また、ワード線デコード回路、ワード線駆動回路、デジット線デコード回路およびデジット線駆動回路を、共通の基板領域に形成することにより、基板領域の分離のための領域が不要となり、レイアウト面積が低減される。また、デコード回路においてもスタンバイ時の消費電流を低減することができる。
【0304】
また、選択時、制御電極が接続される配線に電流が供給される第1のトランジスタの基板領域に対し第1の動作モード時においては基板電位供給回路により第1のトランジスタの出力ノードと導通ノードの電位の中間の電位を供給し、第2の動作モード時に、この基板領域を基板電位供給回路から分離することにより、第2の動作モード時基板電位を変更して第1のトランジスタの動作特性を試験して、最適な動作特性を与える基板電位を設定することができる。また、第1の動作モード時において、第1のトランジスタのソース/ドレインの中間電位を基板に供給することにより、第1のトランジスタのしきい値電圧の絶対値を小さくして高速で、または大きな電流駆動力で第1のトランジスタを動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1に示す不揮発性半導体記憶装置の要部の構成を具体的に示す図である。
【図3】図1に示す不揮発性半導体記憶装置のデータ読出部の構成の一例を示す図である。
【図4】図2および図3に示す回路のデータ読出時の動作を示す信号波形図である。
【図5】(A)および(B)は、図3に示すデータ読出部の動作を示す信号波形図である。
【図6】図1に示す制御回路の要部の構成を概略的に示す図である。
【図7】図6に示す制御回路の動作を示すフロー図である。
【図8】図1に示すデジット線駆動回路の構成およびその電源部の構成を示す図である。
【図9】図8に示す回路の動作を示す信号波形図である。
【図10】図1に示すビット線駆動回路およびその電源部の構成を示す図である。
【図11】図10に示す回路の動作を示す信号波形図である。
【図12】図10に示すビット線駆動回路のデータ読出時の動作を示す信号波形図である。
【図13】図10に示すトライステートデコーダの構成の一例を示す図である。
【図14】図1に示すワード線駆動回路の構成および電源部の構成を示す図である。
【図15】図14に示す回路の動作を示す信号波形図である。
【図16】図1に示すソース線駆動回路の構成を概略的に示す図である。
【図17】この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置を概略的に示す図である。
【図18】この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置の変更例を示す図である。
【図19】この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域のさらなる配置を概略的に示す図である。
【図20】従来の磁気メモリ素子の構造を概略的に示す図である。
【図21】従来の磁気メモリ素子の断面構造の1例を概略的に示す図である。
【図22】従来の磁気メモリセルの電気的等価回路を示す図である。
【図23】従来の磁気メモリセル素子の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、2a,2b ワード線駆動回路、3a,3b デジット線駆動回路、5a,5b ソース線駆動回路、4a,4b ビット線駆動回路、6 リード選択回路、7 読出回路、8 保持回路、9 出力回路、BLLV0,BLLV1,BLRV0,BLRV1 ビット線ドライバ、DDV0−DDV3 デジット線ドライバ、WDV0−WDV3 ワード線ドライバ、MC メモリセル、RSG0,RSG リードセレクトゲート、22 差動増幅回路、8保持回路、24 容量素子、26 スイッチングトランジスタ、28 差動増幅回路、DDVa−DDVe デジット線ドライバ、DDKa−DDKe デジット線デコーダ、52 基板バイアス線、50 デジット線電源線、54 電源トランジスタ、56 電源ノード、60,62 スイッチングトランジスタ、63 昇圧電位発生回路、65 降圧電位発生回路、64,66 パッド、BLLVa−BLLVc,BLRVa−BLRVc ビット線ドライバ、PTa−PTc ビット線リセットトランジスタ、70l,70r ローカル電源線、72l,72r ロー側ローカル電源線、74l,74r ローカル基板バイアス線、76l,76r ローカル基板バイアス線、77 グローバル基板バイアス線、71 ハイ側グローバル電源線、73 ロー側グローバル電源線、75 グローバル基板バイアス線、77 基板バイアス線、80,81 電源トランジスタ、82,83,84,85 スイッチングトランジスタ、86 昇圧電位発生回路、87 降圧電位発生回路、88 負電位発生回路、89 昇圧接地発生回路、WDVa−WDVc ワード線ドライバ、110 ハイ側ローカル電源線、112 ロー側ローカル電源線、111 ローカル基板バイアス線、113 ローカル基板バイアス線、114 グローバル電源線、116 ロー側グローバル電源線、115 基板バイアス線、117 グローバル基板バイアス線、120 電源トランジスタ、121,125,127,129 スイッチングトランジスタ、123 昇圧電位発生回路、126 降圧電位発生回路、128 負電位発生回路、130 昇圧スイッチ発生回路、SSVa−SSVc ソース線ドライバ、NSQ NチャネルMOSトランジスタ、PSQ PチャネルMOSトランジスタ、PAD パッド、152 電源トランジスタ、154 スイッチングトランジスタ、200a,200b メモリアレイ、202au,202al,202bu,202bl ワード線駆動回路、203au,203al,203bu,203bl ワード線デコード回路、204au,204al,204bu,204bl デジット線駆動回路、205au,205al,205bu,205bl デコーダデコード回路、210a,210b,211au,211al,211bu,211bl,212au,212al,212bu,212bl,220a,220b 基板領域、230au,230al,230bu,230bl 基板領域、250au,250al,250bu,250bl,252
基板領域。
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般に、半導体記憶装置に関し、特に、記憶データに応じて抵抗値が変化する抵抗性素子をメモリセルが有する不揮発性半導体記憶装置に関する。より特定的には、この発明は、半導体装置、特に、不揮発性半導体記憶装置の消費電流を低減するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
可変抵抗素子をメモリセルに利用し、この可変抵抗素子の抵抗値によりデータを不揮発的に記憶するメモリ装置が知られている。このようなメモリ装置としては、相変化メモリおよび磁気ランダム・アクセス・メモリ(MRAM)が知られている。
【0003】
相変化メモリは、たとえばポリシリコンを非晶質状態および結晶質状態に記憶データに応じて設定する。非晶質状態と結晶質状態では、その抵抗値が異なるため、2値データを記憶することができる。
【0004】
MRAMは、データの記憶に、強磁性体の磁化方向を利用する固体メモリの総称である。MRAMにおいては、メモリセルを構成する強磁性体の磁化方向が、ある基準方向に対して平行であるか反平行であるかを“1”および“0”に対応させる。このようなMRAMにおいては、メモリセルデータの記憶情報の読出により、巨大磁気抵抗効果(ジャイアント・マグネット−レジスタンス効果:GMR効果)が用いられるGMR素子と、磁性トンネル効果(トンネル・マグネット−レジスタンス効果:TMR効果)を利用するTMR素子がある。
【0005】
GMR素子を用いた場合、抵抗変化率が、6から8%であり、データ読出時には、たとえば10mA程度のセンス電流が必要とされるという欠点を有している。一方、TMR素子は、強磁性層/絶縁層/強磁性層の3層膜で構成され、電流が、絶縁層をトンネルして流れる。このトンネル抵抗値が、両側の強磁性層の磁化の相対角の余弦に比例して変化する。TMR素子においては抵抗変化率は、25%以上であり、10μA程度のセンス電流で十分大きな読出信号を得ることができるという特徴を有している。
【0006】
図20は、メモリセルの断面構造を概略的に示す図である。図20において、メモリセルは、データ記憶部Sを含む。このデータ記憶部Sは、書込ワード線WWLと書込ビット線WBLの交差部に対応して配置され、強磁性層901および903と、これらの強磁性層901および903の間の誘電体層902と、強磁性層903と書込ビット線WBLの間の反強磁性層904を含む。強磁性層903および反強磁性層904により、その磁化方向が固定される固着層を構成する。強磁性層901の磁化方向を、書込ワード線WWLを流れるワード線電流Iwlおよび書込ビット線WBLを流れるビット線電流Iblにより設定して、データを記憶する。
【0007】
ワード線電流Iwlが流れると、この電流を流れる方向に関して右方向に回転する磁界Hwlが形成される。書込ビット線WBLに電流Iblを流すと、このビット線電流Iblが流れる方向と直交する平面内において右方向に回転する磁界Hblが形成される。書込ワード線WWLおよび書込ビット線WBLは、互いに直交して配置され、これらの磁界HwlおよびHblも直交した磁界である。これらの磁界HwlおよびHblの合成磁界により、強磁性層901の磁化方向が決定され、データが記憶される。すなわち、記録層としての強磁性層901と固着層の強磁性層904の磁化方向が同じ方向の場合には、この記憶部Sは電気抵抗値が小さくなる。強磁性体層901および903の磁化方向が反平行、すなわち逆方向の場合には、記憶部Sの電気抵抗が高くなる。
【0008】
データ読出時において、この記憶部Sに誘電体層903を介してトンネル電流が流れ、この電流量を検出して、データを読出す。このメモリセルを流れる電流は、薄い誘電体層902を流れるトンネル電流であり、「磁気トンネル接合(magnet−tunneling junction)」が形成され、このメモリセルは、MTJメモリセルとも呼ばれる。
【0009】
GMR素子を利用する場合には、誘電体層に代えて、非磁性体導電体が用いられる。
【0010】
図21は、メモリセルの一般的な断面構造を概略的に示す図である。
図21に示すメモリセル構造においては、記憶部Sが、書込ビット線WBLとセルノードCNの間に配置される。このセルノードCNは導電層で形成され、コンタクトCTを介して、P型基板領域SUB表面に形成されるN型不純物領域IMPbに電気的に接続される。基板領域SUB表面には、この不純物領域IMPbと離れてN型不純物領域IMPaが形成される。これらの不純物領域IMPaおよびIMPbの間の基板領域表面上に、読出ワード線RWLが形成される。不純物領域IMPaは、コンタクトを介して読出ビット線RBLに結合される。読出ビット線RBLとセルノードCNの間に書込ワード線WWLが配置される。
【0011】
データの書込時において、書込ビット線WBLおよび書込ワード線WWLを流れる電流により誘起される磁界の合成磁界により、記憶部Sの磁化方向が決定される。従って、記憶データに従って書込ビット線を流れる電流の方向を設定することにより、固着層に対する記録層の磁化方向が決定され、データが書込まれる。
【0012】
データ読出時においては、読出ワード線RWLを選択状態により設定し、基板領域SUB表面にチャネルを形成して、不純物領域IMPaおよびIMPbを電気的に接続する。書込ビット線WBLから読出ビット線RBLに電流を流し、その電流量に従って、記憶部Sに記憶されたデータを検出する。
【0013】
図22は、メモリセルMCの電気的等価回路を示す図である。図22において、このメモリセルMCは、書込ビット線WBLおよび読出ビット線RBLの間に直列に接続される可変抵抗素子912とNチャネルMOSトランジスタ910とを含む。可変抵抗素子912は、その一端が書込ビット線WBLに電気的に接続されかつ書込ワード線WWLに電磁的に結合される。NチャネルMOSトランジスタ(アクセストランジスタ)910は、一方導通端子が可変抵抗素子912の他端に電気的に接続され、他方導通端子が読出ビット線RBLに電気的に接続され、かつさらに読出ワード線RWLに、そのコントロールゲートが電気的に接続される。
【0014】
データ書込時において、書込ワード線WWLと書込ビット線WBLに電流を流し、それらの誘起する磁界により、この可変抵抗素子912の磁化分極状態が決定され、この磁化分極状態に応じてその抵抗値が決定される。データ読出時においては、アクセストランジスタ910が導通し、書込ビット線WBLと読出ビット線RBLを流れる電流量の大小に応じてデータのセンスが行なわれる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
この可変抵抗素子(TMR素子)とアクセストランジスタを直列に接続する構成においては、データ読出時、アクセストランジスタ910を介して流れる電流を検出する必要がある。したがって、このアクセストランジスタの特性にばらつきが生じている場合、同様、読出電流にも差が生じ、このばらつきに起因するノイズを無視することができない。たとえば、MOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)の場合、0.25μmルールでは、ソース−ドレイン間電界降下は、100mV以上に達する。したがって、このアクセストランジスタの特性に10%のばらつきが存在する場合、10mV以上の雑音が生じる。周辺回路に発生するノイズをも考慮すると、このノイズレベルは、10mV以上となり、TMR素子で、10μAのセンス電流を流して25mVのメモリセル読出電圧が得られる場合、十分な信号/ノイズ比を得ることができない。
【0016】
この信号/ノイズ比を向上させるために、選択メモリセルの出力電圧を基準電圧と比較し、その差分電圧を増幅する方法が、一般に広く用いられる。この基準電圧を用いる差動増幅では、一般に、ダミーセルが用いられる。メモリセルと同一の特性を有するダミーセルを利用することにより、選択メモリセルのデータ線に生じるノイズの除去、またメモリセルのアクセストランジスタの特性のばらつきによるメモリセル出力電圧のオフセットを除去することを図る。
【0017】
しかしながら、この基準電圧の発生回路としては、選択メモリセルとダミーセルは、それぞれ別々のアクセストランジスタに接続されている。したがって、このアクセストランジスタの特性ばらつきによるメモリセルの出力電圧のオフセットを完全に除去することは困難である。
【0018】
また、HレベルデータおよびLレベルデータのセンス電流の差は、μA程度である。基準電圧を利用する場合、HレベルデータおよびLレベルデータ読出時のメモリセル電流またはメモリセル電圧の中間値を基準電圧として用いる必要がある。したがって、その基準電圧/基準電流とメモリセル電流/電圧の差がより小さくなり、選択メモリセルのデータを転送する経路とダミーセルのデータを転送する経路における伝達特性のばらつきにより、誤動作が生じる可能性がある。
【0019】
また、メモリセルのトンネル膜(TMR素子の誘電体膜)は、トンネル電流を流す絶縁膜であり、その抵抗値が膜厚に依存する。したがって、このトンネル膜の膜厚にばらつきが生じた場合、選択メモリセルとダミーセルのトンネル膜の抵抗値の差が大きくなり、差動増幅回路における差動入力電圧差が不十分となる、または反転する場合が生じ、正確なメモリセルデータの検出を行なうことができなくなる可能性が生じる。
【0020】
図23は、書込ビット線WBLを駆動する書込ドライバの構成の一例を示す図である。書込データに応じて、この書込ビット線WBL両側に設けられた書込ドライバの一方が活性化される。すなわち、書込ワード線WWLに対して設けられた書込ワード線ドライバにおいては、書込データにかかわらず一定方向の電流を選択書込ワード線に流す。一方、書込ビット線WBLにおいては、書込データに応じて電流の流れる方向が設定される。図23においては、この書込ビット線WBLの一方に配置された書込ドライバを示す。
【0021】
書込ドライバ950は、導通時、書込ビット線WBL電源ノードに結合するPチャネルMOSトランジスタ952と、導通時、書込ビット線WBLを接地ノードに電気的に結合するNチャネルMOSトランジスタ954を含む。
【0022】
スタンバイ時においては、この書込ドライバ950へHレベル(電源電圧VCCレベル)の信号が与えられる。この状態においては、書込ビット線WBLは、接地電圧レベルに維持される。しかしながら、MOSトランジスタ952は、そのゲートおよびソースが同じ電源電圧VCCレベルであっても、サブスレッショルド電流Ilが流れる。このサブスレッショルド電流Ilは、導通状態のMOSトランジスタ954を介して接地ノードへ放電される。
【0023】
また、メモリセルMCにおいても、読出ワード線RWLが、スタンバイ時、接地電圧レベルであっても、アクセストランジスタ910においては同様、サブスレッショルド電流が流れる。したがって、このビット線書込ドライバ950から書込ビット線WBLへ流れたリーク電流Ilbが、可変抵抗素子(TMR素子)912およびアクセストランジスタ910を介して、接地電圧レベルに維持される読出ビット線RBLに流れる。書込ビット線WBLは、メモリセルMCの各列に対応して配設されており、書込ドライバの数も、メモリセル列の数に等しい。したがって、スタンバイ時のリーク電流Il(Ila,Ilb)の総和が、無視することができない値となる。
【0024】
また、書込ワード線WWlおよび読出ワード線RWLに対しても、このビット線書込ドライバ950と同様のドライバが設けられており、スタンバイ時において内部のMOSトランジスタのサブスレッショルド電流によりリーク電流が流れる。したがって、このドライブ回路群におけるリーク電流によりスタンバイ時の消費電流が増大し、携帯機器などの用途において要求される超低スタンバイ電流の仕様を満たすことができなくなり、その用途が限定されるという問題が生じる。
【0025】
このようなサブスレッショルド電流を低減するためには、しきい値電圧の絶対値を大きくすることが考えられる。しかしながら、その場合、同一サイズの場合、MOSトランジスタの応答が遅れ、また、駆動電流が小さくなる。従って、このようなしきい値電圧の絶対値を大きくすると、高速動作のためにトランジスタサイズを低減することができず、微細化に対する障害となる。
【0026】
それゆえ、この発明の目的は、正確にデータを読出すことのできる低消費電流の不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
【0027】
この発明の他の目的は、高速動作性を損なうことなく、スタンバイ時のリーク電流が低減された半導体装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の観点に係る不揮発性半導体記憶装置は、各々が、記憶データに従って内部状態が決定され、その内部状態を保持してデータを記憶する複数のメモリセルと、メモリセル選択時、少なくともアドレス信号に従って選択メモリセルが接続する信号線を駆動する信号線駆動回路と、この信号線駆動回路の電源ノードに結合され、信号線駆動回路へ電源電圧を供給する電源回路を含む。この電源回路は、動作モードに応じて電源ノードの印加電圧を変更する。
【0029】
好ましくは、電源回路は、電源ノードを信号線駆動回路の非活性化時ハイインピーダンス状態に設定し、かつこの信号線駆動回路の活性化時電源ノードへ所定電圧レベルの電圧を供給する。
【0030】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、各メモリセルは、記憶データに応じて抵抗値が決定される抵抗素子を備える。この構成において、さらに、メモリセル列に対応して各々に対応の列のメモリセルの抵抗素子が結合する複数のビット線が設けられる。信号線駆動回路は、各ビット線に対応して配置され、各々が活性化時対応のビット線に電流を供給するビット線駆動回路を含む。
【0031】
好ましくは、さらに、各ビット線に対して、ビット線駆動回路の非活性化時、対応のビット線を所定電圧レベルに保持する電圧保持回路が設けられる。
【0032】
これに代えて、複数のメモリセルは、行列状に配列され、かつ各メモリセルは、記憶データに応じて抵抗値が決定される抵抗素子と、この抵抗素子に結合されるアクセストランジスタとを含む。この構成において、さらに、メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリセルのアクセストランジスタが結合される複数のワード線が設けられる。信号線駆動回路は、各ワード線に対応して配置され、各々が活性化時対応のワード線を選択状態に駆動して、対応のメモリセルのアクセストランジスタを導通状態に駆動するワード線駆動回路を含む。
【0033】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、各メモリセルは、記憶データに応じて抵抗値が決定される抵抗素子と、この抵抗素子に結合されるアクセストランジスタとを含む。この構成において、さらに、各メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリセルのアクセストランジスタが結合される複数のソース線が設けられる。信号線駆動回路は、各ソース線に対応して配置され、各々が活性化時対応のソース線を選択状態に駆動して対応のメモリセルに電流が流れる経路を形成する複数のソース線駆動回路を含む。
【0034】
好ましくは、信号線駆動回路は、さらに、各ソース線に対応して配置され、各々が対応のソース線の非選択時、対応のソース線へ電源ノードの電圧と電圧レベルの異なる電圧を供給する複数のソース線リセット素子を含む。
【0035】
好ましくは、メモリセル行それぞれに対応して、対応の行のメモリセルのアクセストランジスタに結合されるワード線が設けられる。ソース線駆動回路およびソース線リセット素子は、対応のワード線上の信号に従って選択的に活性化される。各ソース線において、ソース線駆動回路とリセット素子は相補的に活性化されるトランジスタで構成される。
【0036】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、信号線は、各メモリセル行に対応して配置され、また、信号線駆動回路は、各メモリセル行に対応して配置され、導通時、電源ノードを対応の行の配列された信号線に電気的に結合する各々がバックゲートを有する複数のドライブトランジスタを含む。この構成において、さらに、ドライブトランジスタのバックゲートへ電圧を印加する基板バイアス回路が設けられる。この基板バイアス回路は、動作モードに従ってバックゲートへ印加される電圧レベルを変更する。
【0037】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、信号線が、各メモリセル列に対応して配置される。信号線駆動回路は、各メモリセル列に対応して配置され、導通時、電源ノードを対応の列に配列された信号線に電気的に結合する、各々がバックゲートを有する複数のドライブトランジスタを含む。この構成において、さらに、ドライブトランジスタのバックゲートへ電圧を印加する基板バイアス回路が設けられる。この基板バイアス回路は、動作モードに従ってバックゲートへ印加される電圧レベルを変更する。
【0038】
好ましくは、基板バイアス回路は、信号線駆動回路の活性化時、バックゲートへ、このバックゲートのPN接合が順方向にバイアスされる電圧を印加し、信号線駆動回路の非活性化時、PN接合が逆バイアス状態となる電圧を印加する。
【0039】
好ましくは、電源回路は、周辺回路の電源回路と分離して配置される。
好ましくは、電源回路は、特定の動作モード指示信号に応答して、この電源回路が通常動作モード時に生成可能な電圧レベルと異なる電圧レベルの電圧を供給する。
【0040】
これに代えて、好ましくは、複数のメモリセルは行列状に配列され、信号線が、各メモリセル行に対応して配置される。信号線駆動回路は、各メモリセル行に対応して配置され、導通時、電源ノードを対応の行に配置された信号線と電気的に結合する、各々がバックゲートを有する複数のドライブトランジスタを含む。この構成において、さらに、ドライブトランジスタのバックゲートへ電圧を印加する基板バイアス回路が設けられる。この基板バイアス回路は、通常動作モード時に所定の電圧レベルの電圧を供給し、通常動作モードと異なる特定動作モード時には、この所定電圧レベルと異なる電圧レベルの電圧を供給する。通常動作モード時には、信号線駆動回路の活性/非活性に応じて所定の電圧レベルを第1および第2の電圧の間で切換えてバックゲートへ伝達する。
【0041】
この発明の第2の観点に係る不揮発性半導体記憶装置は、各々が互いに分離される基板領域に形成され、各々が複数のメモリセルを備える複数のメモリブロックを含む。メモリセルは、記憶データに応じて内部状態が決定され、その内部状態を保持してデータを記憶する。
【0042】
この発明の第2の観点に係る不揮発性半導体記憶装置は、さらに、複数のメモリブロックそれぞれに対応してかつメモリブロックの基板領域と分離される基板領域に配置され、各々が対応のメモリブロックのメモリセルの選択時、メモリセルに結合する信号線を選択的に結合する複数のアレイ駆動回路を含む。
【0043】
好ましくは、各メモリブロックにおいて、複数のメモリセルは行列状に配列され、各メモリセルは、記憶データに従って抵抗値が決定される抵抗性素子と、この抵抗性素子を選択するアクセストランジスタとを含む。信号線は、メモリセル列に対応して配置され、各々に対応の列のメモリセルの抵抗性素子が結合されるビット線を含む。
【0044】
これに代えて、好ましくは、各メモリブロックにおいて、複数のメモリセルが行列状に配列され、メモリセルが、記憶データにしたがって抵抗値が決定される抵抗性素子と、この抵抗性素子を選択するアクセストランジスタとを含む。信号線は、各メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルのアクセストランジスタの制御電極に結合されるワード線と、各メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルの抵抗性素子に結合されるデジット線とを含む。各アレイ駆動回路は、対応のメモリブロックのワード線を駆動するワード線駆動回路と、対応のメモリブロックのデジット線を駆動するデジット線駆動回路とを含む。これらのワード線駆動回路とデジット線駆動回路は、互いに分離される基板領域に形成される。
【0045】
これに代えて、好ましくは、各メモリブロックにおいて、複数のメモリセルが行列状に配列され、メモリセルが、記憶データにしたがって抵抗値が決定される抵抗性素子と、この抵抗性素子を選択するアクセストランジスタとを含む。信号線は、各メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルのアクセストランジスタの制御電極に結合されるワード線と、各メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルの抵抗性素子に結合されるデジット線とを含む。各アレイ駆動回路は、対応のメモリブロックのワード線を駆動するワード線駆動回路と、対応のメモリブロックのデジット線を駆動するデジット線駆動回路とを含む。これらのワード線駆動回路とデジット線駆動回路は、同一の基板領域に形成される。
【0046】
好ましくはさらに、データ読出時、与えられたアドレスをデコードしてワード線指定信号を生成してワード線駆動回路へ与えるワード線アドレスデコード回路と、データ書込時活性化され、与えられたアドレスをデコードしてデジット線指定信号を生成してデジット線駆動回路へ与えるデジット線デコード回路がさらに設けられる。このワード線アドレスデコード回路およびデジット線デコード回路が、駆動回路と共通の基板領域に形成される。
【0047】
この発明の第3の観点に係る半導体装置は、第1の配線に接続される出力ノードと、導通ノードと、活性化時、電流が供給される制御電極ノードとを有する第1のトランジスタと、第1の動作モード時に、第1のトランジスタの基板領域に出力ノードと導通ノードの電位の中間の電位を供給する基板電位供給回路と、この第1の動作モードと異なる第2の動作モード時、基板領域と基板電位供給回路とを分離する分離回路とを備える。
【0048】
メモリセルが接続する信号線を駆動する回路の電源ノードの印加電圧を動作モードにに応じて変更することにより、信号線駆動回路の駆動力を低下させることなくスタンバイ時のリーク電流を低減することができる。
【0049】
また、メモリブロックの基板領域を周辺のアレイ駆動回路の基板領域と分離することにより、個々の基板領域のバイアス電圧を最適化することができる。これにより、アレイ駆動回路の駆動力を最適化することができる。
【0050】
また、各回路の基板領域が分離されており、ノイズの伝搬が各基板領域内に抑制され、ノイズマージンが改善される。さらに、各メモリブロックを分割駆動することができ、消費電流をさらに低減することができる。
【0051】
また、バックゲート電圧を動作モードに応じて調整することにより、動作時のトランジスタの駆動力をサイズを増大させることなく増大させることができ、面積増大を伴うことなく高速でメモリセルを選択することができ、小占有面積の高速動作する低消費電流の半導体記憶装置を実現することができる。
【0052】
また、動作モードに応じて基板電位供給回路とトランジスタの基板領域とを分離することにより、第2の動作モード時、トランジスタ基板領域の電位を変更することができ、トランジスタの動作特性を試験して、最適な動作特性で第1のトランジスタを動作させることができる。
【0053】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図1において、不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルMCが行列状に配列されるメモリセルアレイ1を含む。このメモリセルMCは、記憶データに応じて抵抗値が変化する可変抵抗素子(TMR素子)RTと、ワード線WL上の信号に従ってこの抵抗性素子RTを選択してソース線SLに接続するアクセストランジスタMTを含む。このアクセストランジスタMTは、NチャネルMOSトランジスタで構成される。
【0054】
メモリセルMCに対応して、書込ワード線、読出ワード線、書込ビット線および読出ビット線が配置される。以下の説明においては、この名称を簡略化するため、書込ビット線を単にビット線BLで示し、書込ワード線を、デジット線DLで示し、読出ワード線を、ワード線WLで示す。読出ビット線は、ソース線SLで示す。
【0055】
抵抗性素子RTは、データ書込時、デジット線DLとビット線BLをそれぞれ流れる電流が誘起する磁界に従ってその磁化方向が決定され、応じて抵抗値が決定される。デジット線DLには、データ書込時においては、一定の方向に電流が流され、ビット線BLにおいては、書込データの論理レベルに応じてその電流方向が決定される。
【0056】
メモリセルアレイ1の行方向(ワード線の延在方向)に関して両側に、活性化時、ワード線WLを駆動するワード線駆動回路2aおよび2bが設けられ、また、活性化時、デジット線DLを駆動するデジット線駆動回路3aおよび3bが設けられる。メモリセルアレイ1の一方側に、ワード線駆動回路2bに隣接して、ソース線駆動回路5が設けられる。
【0057】
ワード線駆動回路2aおよび2bは、ワード線活性化信号WLENの活性化時活性化され、アドレス指定された行に対応して配置されるワード線WLを選択状態へ駆動する。このワード線活性化信号WLENは、データ読出時に活性化される。
【0058】
デジット線駆動回路3aおよび3bは、デジット線活性化信号DGENの活性化に応答して活性化され、アドレス信号RADが指定する行に対応して配置されるデジット線DLへ所定方向の電流を供給する。
【0059】
ソース線駆動回路5は、選択状態のワード線WL上の信号に従って、選択ワード線に対応して配置されたソース線SLを接地電圧レベルに駆動する。
【0060】
メモリセルMCの各行に対応してワード線WL、ソース線SLおよびデジット線DLが配列され、メモリセル列に対応してビット線が配列される。
【0061】
ワード線駆動回路2aおよび2bをメモリセルアレイ1の両側に配置し、またデジット線駆動回路3aおよび3bをメモリセルアレイ1の両側に配置する。ワード線駆動回路2aおよび2bにおいては、ワード線WLに対応してワード線ドライバが配置され、またデジット線駆動回路3aおよび3bにおいては、デジット線DLに対応してデジット線ドライバが配置される。
【0062】
これらのワード線駆動回路2aおよび2bをメモリセルアレイ1の両側に配置し、またデジット線駆動回路3aおよび3bをメモリセルアレイ1の両側に配置することにより、これらのワード線ドライバおよびデジット線ドライバをメモリセルアレイ1の列方向に沿って交互に配置することができ、これらのワード線ドライバおよびデジット線ドライバのピッチ条件を緩和する。
【0063】
メモリセルアレイ1の列方向についての両側に、ビット線BLを駆動するビット線駆動回路4aおよび4bと、データ読出時、このメモリセルアレイ1のアドレス指定された列に対応するビット線を選択するリード選択回路6が設けられる。ビット線駆動回路4aおよび4bは、ビット線BLそれぞれに対応して配置されるビット線ドライバを含む。これらのビット線駆動回路4aおよび4bには、コラムアドレス信号CADおよび書込データDinおよび読出活性化信号READおよび書込活性化信号WRITEが与えられる。
【0064】
ビット線駆動回路4aおよび4bは、データ読出時においては、出力ハイインピーダンス状態である。この場合、選択列に対応するビット線BLへは、リード選択回路6を介して内部データ線から、センス電流が供給される。データ書込時においては、ビット線駆動回路4aおよび4bは、書込データDinに従って一方がアドレス指定された列に対応して配置されたビット線BLを電源電圧レベルに駆動し、他方のビット線駆動回路が、このアドレス指定された列のビット線を接地電圧レベルに駆動する。これにより、選択ビット線BLに、書込データDinにより決定される方向に電流が流れる。
【0065】
図1においては、データ“1”を書込むときに、ビット線駆動回路4aが、選択列のビット線BLをHレベルに駆動し、ビット線駆動回路4bが選択列のビット線を接地電圧レベルに駆動する。データ“0”を書込む場合には、ビット線駆動回路4bが選択列のビット線BLをHレベルに駆動し、ビット線駆動回路4aは、選択列のビット線を接地電圧レベルに駆動する。これにより、書込データ“1”および“0”に応じて、ビット線BLを流れる電流の方向を切換えることができる。
【0066】
不揮発性半導体記憶装置は、さらに、リード選択回路6により選択されたビット線BLを流れる電流を検出して内部読出データを生成する読出回路7と、読出回路7の読出した内部読出データを保持する保持回路8と、読出回路7の出力する内部読出データに従って外部出力データQを生成する出力回路9と、データ書込時外部からのデータDに従って内部書込データDinを生成する入力回路10と、外部からの読出指示信号REと書込指示信号WRに従って内部動作に必要な制御信号を生成する制御回路11と、外部からのアドレス信号ADに従って内部行アドレス信号RADおよび内部列アドレス信号CADを生成するアドレス入力回路12を含む。
【0067】
制御回路11は、このデータの書込および読出に必要な制御信号を生成するが、図1においては、この制御回路11から生成される読出活性化信号READ、書込活性化信号WRITE、ワード線活性化信号WLEN、およびデジット線活性化信号DGENを代表的に示す。
【0068】
このデータ読出時においては、読出回路7は、読出活性化信号READに従ってリード選択回路6を介して選択列のビット線へセンス電流を供給する。保持回路8は、この読出回路7の読出したメモリセルデータを保持する。この状態で、再び、参照データが、選択メモリセルへ書込まれ、この選択メモリセルから再び読出回路7により、選択メモリセルに書込まれた参照データを読出す。読出回路7は、この読出した参照データと保持回路8の保持するデータとを比較し、その比較結果に従った信号を出力回路9へ与える。
【0069】
出力回路9においては、この読出回路7の出力するデータに従って、外部出力データQを生成する。したがって、同じメモリセルに対して参照データが書込まれて読出されるため、ダミーセルを用いる必要がない。また、ダミーセルを用いた場合のパラメータのばらつきの影響を受けることなく、正確に、メモリセルデータを参照データと比較し、その比較結果に基づいて、外部出力データQを生成することができる。
【0070】
この不揮発性半導体記憶装置は、さらに、各回路に電源電圧を供給する電源回路17と、各回路の基板領域にバイアス電圧を供給する基板バイアス回路19を含む。
【0071】
電源回路17は、その構成については、後に詳細に説明するが、各回路毎に動作モードに応じて電源の電圧VddおよびVssの印加状態を変更する。すなわち、電源回路17は、電源ノードに結合するメイン電源線と、動作モードに応じて選択的にメイン電源に電気的に接続されるサブ電源線とを有する。サブ電源線に対応の内部回路が結合されて、動作電源電圧がこれらの対応の内部回路に供給される。メインおよびサブの階層電源構成を利用することにより、スタンバイ時のリーク電流を低減して消費電流を低減する。
【0072】
基板バイアス回路19は、メモリセルアレイ1およびメモリセル選択のための駆動回路等に対する基板バイアス電圧を供給する。図1においては、Pウェルに印加される基板バイアス電圧VpwおよびNウェル領域に印加される基板バイアス電圧Vnwを代表的に示す。これらの基板バイアス電圧を動作モードに応じて変更することにより、スタンバイ時のトランジスタのしきい値電圧の絶対値を大きくしてリーク電流を低減し、また、アクティブサイクル時においては、トランジスタのしきい値電圧の絶対値を小さくして、トランジスタを高速動作させまた、電流駆動力を増大させる。
【0073】
これらの電源回路17および基板バイアス回路19により、トランジスタサイズを変更することなく消費電流を低減してかつ動作速度を増大させる。
【0074】
図2は、図1に示すメモリセルアレイ1と、ワード線駆動回路2a,2bと、デジット線駆動回路3a,3bと、ソース線駆動回路5a,5bおよびリード選択回路6の構成をより具体的に示す図である。図2においては、2行4列に配列されるメモリセルMCに関連する部分の構成を代表的に示す。
【0075】
図2において、メモリセルアレイ1においては、メモリセルMCが行列状に配列される。このメモリセルMCは、抵抗性素子RTおよびアクセストランジスタMTを含む。
【0076】
ワード線駆動回路2aは、偶数ワード線WL0およびWL2に対応して配置されるワード線ドライバWDV0およびWDV2を含み、ワード線駆動回路2bは、奇数ワード線WL1およびWL3にそれぞれ対応して配置されるワード線ドライバWDV1およびWDV2を含む。ワード線ドライバWDV0−WDV3を、ワード線WL0−WL3の両側に交互に配置することにより、このワード線ドライバWDV0−WDV3のピッチ条件を緩和する。
【0077】
ワード線WL0−WL3と平行に、デジット線DG0−DG3が行方向に延在して配設される。デジット線駆動回路3aにはおいては、偶数デジット線DG0およびDG2に対応してデジット線ドライバDDV0およびDDV2が配置され、デジット線駆動回路3bにおいて、奇数デジット線DG1およびDG3に対応して、デジット線ドライバDDV1およびDDV3が配置される。デジット線DG0−DG3は、それぞれ末端が接地ノードに結合される。したがって、これらのデジット線ドライバDDV0−DDV3が、データ書込時に活性化されて、対応のデジット線DG0−DG3をHレベルに駆動すると、自動的に、選択デジット線に電流が流れる。
【0078】
デジット線駆動回路3aおよび3bにおいても、デジット線DG0−DG3の両側に交互に、デジット線ドライバDDV0−DDV3を配置することにより、これらのデジット線ドライバのピッチ条件を緩和する。
【0079】
デジット線ドライバDDV0−DDV3を、デジット線の両側に交互に配置した場合、偶数行と奇数行とで、デジット線を流れる電流の方向が異なる。この場合、データ読出時において、たとえば行アドレス信号の最下位ビットを用いて、偶数行のメモリセルのデータを反転する。たとえば、メモリセルデータと最下位行アドレス信号ビットを受けるEXNOR回路を用いることにより、最下位行アドレス信号ビットが“1”のときに、メモリセルの読出データを反転し、最下位行アドレス信号ビットが“0”のときに、メモリセルデータを単にバッファ処理して出力する処理を実現することができる。これにより、たとえ、デジット線を流れる電流の向きが、選択メモリセルの位置により異なる場合においても、ビット線を流れる電流の向きを変更する必要がなく、データ書込時の処理が簡略化される。
【0080】
デジット線DG0−DG3それぞれと平行に、ソース線SL0−SL3が行方向に延在して配設される。ソース線SL0−SL3それぞれには、対応の行に配設されるメモリセルMCのアクセストランジスタMTのソースが結合される。
【0081】
ソース線駆動回路5aは、ソース線SL0およびSL2に対応して配置されるソース線ドライバSSV0およびSSV2を含み、ソース線駆動回路5bは、ソース線SL1およびSL3に対応して配置されるソース線ドライバSSV1およびSSV3を含む。これらのソース線ドライバSSV0−SSV3は、対応のワード線WL0−WL3が選択状態(Hレベル)へ駆動されると導通するスイッチングトランジスタで構成される。
【0082】
これらのソース線ドライバSSV0−SSV3を、それぞれワード線ドライバWDV0−WDV3に近接して配置することにより、早いタイミングで、これらのソース線ドライバSSV0−SSV3を導通状態へ駆動して、ソース線SL0−SL3を接地電圧レベルへ駆動する。
【0083】
ワード線WL0−WL3上の信号に従ってソース線をソース線ドライバSSV0−SSV3を介して接地ノードへ駆動することにより、ソース線の電位制御のための回路が不要となり、回路構成が簡略化される。
【0084】
なお、ソース線ドライバSSVにおいては、非選択状態のソース線を中間電圧レベルに維持するリセットトランジスタが配置されるが、図2においては図面を簡略化するために、この非選択状態のソース線を中間電圧レベルに保持するプリチャージトランジスタは示していない。
【0085】
メモリセルMCの各列に対応してビット線BL0およびBL1が配設され、ビット線BL0およびBL1には、それぞれ、対応の列のメモリセルMCの抵抗性素子RTが結合される。
【0086】
ビット線駆動回路4aは、ビット線BL0およびBL1それぞれに対応して配置されるビット線ドライバBLLV0およびBLLV1を含み、ビット線駆動回路4bは、ビット線BL0およびBL1に対応して配置されるビット線ドライバBLRV0およびBLRV1を含む。
【0087】
データ書込時において、選択ビット線に対応して配置されるビット線BLLVおよびBLRVの一方が、書込データに応じてHレベルの信号を出力し、他方のビット線ドライバがLレベルの信号を出力する。これにより、選択ビット線BLにおいて、書込データに応じた方向に電流が流れる。データ読出時においては、これらのビット線ドライバBLLV0,BLLV1,BLRV0およびBLRV1は、出力ハイインピーダンス状態に維持される。
【0088】
これに代えて、ビット線駆動回路4aおよび4bにおいて、選択ビットに対応して配置されるビット線ドライバBLLVおよびBLRVが出力ハイインピーダンス状態に設定され、非選択ビット線に対応して配置されるビット線ドライバBLLVおよびBLRVが、ともにLレベルを出力する状態に設定されてもよい。
【0089】
データ読出時においては、選択ビット線に内部データ線15からリード選択回路6を介してセンス電流が供給され、このセンス電流を読出回路で検出して内部データの読出を行なう。
【0090】
リード選択回路6は、ビット線BL0およびBL1それぞれに対応して設けられるリード選択ゲートRSG0およびRSG1を含む。これらのリード選択ゲートRSG0およびRSG1は、それぞれ、図示しないコラムデコーダの出力信号に従ってデータ読出時導通し、導通時、対応のビット線BLを内部データ線15に電気的に結合する。
【0091】
図3は、図1に示す読出回路7、保持回路8、および出力回路9の構成の一例を示す図である。図3において、読出回路7は、読出活性化信号READの活性化に応答して内部データ線15に電流を供給する電流源トランジスタ20と、内部データ線上のノードNDBの電位と保持回路8の保持電位とを比較する差動増幅回路22を含む。電流源トランジスタ20は、読出活性化信号READの活性化時導通し、センス電源ノードから電流を内部データ線15上に供給する。このセンス電源ノード上のセンス電圧Vsは、選択ビット線の電位が上昇しすぎないように、比較的低い電圧レベルに設定される。
【0092】
差動増幅回路22は、電源ノードと内部ノードAaの間に接続されかつそのゲートが内部ノードAaに接続されるPチャネルMOSトランジスタ22aと、電源ノードとノードNDCの間に接続されかつそのゲートが内部ノードAaに接続されるPチャネルMOSトランジスタ22bと、内部ノードAaと接地ノードとの間に結合されかつそのゲートがノードNDB(内部データ線15)に結合されるNチャネルMOSトランジスタ22cと、ノードNDCと接地ノードの間に接続されかつそのゲートに保持回路8の保持電位を受けるNチャネルMOSトランジスタ22dを含む。
【0093】
この差動増幅回路22は、ノードNDBの電位が、保持回路8の保持電位、すなわちノードNDDの電位よりも高いときには、ハイレベルの信号を出力し、ノードNDBの電位が、ノードNDDの電位よりも低い場合には、ローレベルの信号をノードNDCに出力する。
【0094】
保持回路8は、ノードNDDの電位を受ける容量素子24と、保持指示信号SWPの活性化時、ノードNDCおよびNDDを電気的に結合するスイッチングトランジスタ26を含む。図3においては、このスイッチングトランジスタ26は、NチャネルMOSトランジスタで構成される。しかしながら、スイッチングトランジスタ26は、CMOSトランスミッションゲートで構成されてもよく、またPチャネルMOSトランジスタで構成されてもよい。
【0095】
この電位保持回路8において、スイッチングトランジスタ26が導通したときには、ノードNDCがノードNDDに電気的に結合される。この状態においては、差動増幅回路22においては、出力ノードNDCと基準データ信号ノードNDDが等しい電圧レベルとなり、ノードNDBの電位に等しい電圧をノードNDCに生成する。MOSトランジスタ22aおよび22bで構成されるカレントミラー段のミラー比が1であり、またMOSトランジスタ22cおよび22dのサイズ(チャネル幅とチャネル長の比)が等しく設定されており、差動増幅回路22が、増幅率が1のボルテージフォロワとして動作し、ノードNDBの電位に等しい電位をノードNDCに生成する。したがってスイッチングトランジスタ26が非導通状態となったときには、ノードNDDには、容量素子24により、内部データ線15に読出されたメモリセルデータ(電流量)に応じた電位が保持される。
【0096】
出力回路9は、基準電圧VrefとノードNDCの電位を差動増幅する差動増幅器28と、差動増幅器28の出力信号をラッチするラッチ回路30と、ラッチ回路30の出力信号をバッファ処理して外部出力データQを生成する出力バッファ回路32を含む。
【0097】
基準電圧Vrefは、メモリセルデータ読出時に選択メモリセルに書込まれる参照データが“0”のときには、その電圧レベルが低くされ、また参照データとして、“1”が用いられる場合には、その電圧レベルが高く設定される。この差動増幅器28は、2値データを生成する。
【0098】
ラッチ回路30は、データの出力タイミングを調整するために設けられる。出力バッファ回路32は、データ読出時、所定のタイミングで活性化されて、ラッチ回路30のラッチデータをバッファ処理して外部出力データQを生成する。
【0099】
図4は、図2および図3に示す回路の動作を示すタイミング図である。以下、図4を参照して、図2および図3に示す回路のデータ読出時の動作について説明する。
【0100】
まず、データ“1”は、メモリセルの抵抗性素子RTの抵抗値が高い状態を示し、データ“0”は、この抵抗性素子RTの抵抗値が低い状態を示すと仮定する。
【0101】
動作モードは、クロック信号CLKの立上がりエッジでの制御信号の論理状態の組合せにより設定される。データ書込時においては、クロック信号CLKの立上がりエッジで、チップセレクト信号CSおよび書込指示信号WRをHレベルに設定する。この状態においては、データ書込が指定され、デジット線DGが、デジット線駆動回路3aおよび3bにより、選択されて、選択デジット線に電流が流れる。また、ビット線駆動回路4aおよび4bにおいて、アドレス信号および書込データに従って、選択列のビット線がビット線ドライバBLLVおよびBLRVにより駆動され、書込データにより決定される方向に、電流が流れる。
【0102】
図4においては、選択メモリセルに対してデータ“1”が書込まれる状態を1例として示す。
【0103】
データ書込時においては、リード選択回路6は非導通状態であり、また図3に示す電流源トランジスタ20も、非導通状態であり、ノードNDA−NDDはすべて接地電圧レベルにある。
【0104】
次のサイクルにおいて、クロック信号CLKの立上がりエッジでチップセレクト信号CSおよび読出指示信号REがHレベルに設定され、データ読出が指示される。このデータ読出指示に従って、読出活性化信号READが活性化され、またワード線駆動回路2aおよび2bにより、選択行のワード線WLがHレベルに駆動される。このときまた、ソース線駆動回路5aおよび5bにより、選択行に対応するソース線が接地電圧レベルに設定される。
【0105】
また、リード選択回路6が、アドレス信号に従って生成された読出列選択信号に従って、選択列に対応して配置されたビット線を内部データ線15に電気的に接続する。
【0106】
読出活性化信号READの活性化に従って、電流源トランジスタ20が導通し、センス電源ノードから、リード選択回路6により選択されたビット線BLに電流を供給する。今、選択メモリセルがデータ“1”を記憶している場合、このビット線BL(ノードNDA)の電圧レベルがプリチャージ電圧レベルまで上昇する。
【0107】
このとき、保持回路26においては、保持指示信号SWPがHレベルとなり、スイッチングトランジスタ26が導通しノードNDCおよびNDDが電気的に結合される。したがって、この差動増幅回路22においては、負帰還がかかっており、ノードNDDおよびノードNDBが同一電圧レベルとなり、このノードNDDの電位が容量素子24により保持される。所定期間が経過すると、保持指示信号SWPが非活性化され、スイッチングトランジスタ26が非導通状態となり、容量素子24が、このメモリセルの読出データを、その充電電位により保持する。
【0108】
この状態で、いわゆる「リードモデファイライト」動作を行ない、論理レベルが予め知られている参照データを選択メモリセルに書込む。この場合、再びデジット線DGが選択状態へ駆動され、ビット線BLへ、参照データに応じた方向に電流が流れる。この状態においては、読出活性化信号READが活性状態にあっても、リード選択回路6のリード選択ゲートRSGは非導通状態であり、ビット線へは、余分な読出電流は流れず、参照データがメモリセルに書込まれる。この場合、ノードNDB−NDDは、電流源トランジスタ20が非導通状態であり、先のメモリセルを読出した状態に維持される。
【0109】
この参照データの書込が完了すると、ビット線BLが、リード選択回路6が非導通状態であるため、一旦、接地電圧レベルに駆動される。この後、再びリード活性化信号READを活性化し、リード選択回路6のリード選択ゲートRSGを導通させる。選択ビット線に再び電流源トランジスタ20から電流が供給され、ビット線BLの電位が、上昇する。今、参照データが、論理“0”のデータの場合、データ“1”を読出したときよりも、このビット線BL、すなわちノードNDAの電位は低い。ノードNDBに、このノードNDAの電位が伝達され、ノードNDBの電位も先のメモリセルの記憶データ読出時よりもその電位レベルが低下する。
【0110】
差動増幅回路22は、ノードNDBの電位とノードNDDの電位差に応じた電位レベルにノードNDCを駆動する。ノードNDDの電位レベルが、ノードNDBの電位レベルよりも高いため、ノードNDCは、先のメモリセルの記憶データ読出時よりも電位レベルが低下する。
【0111】
このノードNDCの電位レベル低下を、基準電圧Vrefとの比較に基づいて出力回路9に含まれる差動増幅器28により増幅し、ラッチ回路30により、この読出データをラッチする。この後、出力バッファ回路32を介して外部へ出力する。
【0112】
この出力動作時において、参照データが論理“0”であり、メモリセルの記憶データが“1”であるため、選択メモリセルへのデータの再書込を行ない、記憶データのリストアが行われる。
【0113】
このリストア動作は、差動増幅回路22の出力信号の振幅が大きく振れたか否かを判定することにより行なわれる。すなわち、差動増幅回路22の振幅が大きく変化した場合には、メモリセルの記憶データは参照データと論理レベルが反転しており、この場合には、リトスア時には、参照データを逆転してデータを書込む。一方、この差動増幅回路22の出力信号、すなわちノードNDCの電位が小さい場合には、メモリセルの記憶データが、参照データと同じ論理レベルである。この場合には、参照データを選択メモリセルに書込む。
【0114】
参照データの論理レベルが予め定められており、この参照データの論理レベルに応じて基準電圧Vrefの電圧レベルを設定する。この基準電圧Vrefとの比較に基づいて、差動増幅回路22の出力信号の振幅の大小の判定が、差動増幅器28において行われる。このリストアのための構成については後に詳細に説明する。
【0115】
したがって、このデータの書込時において、いわゆるリードモデファイライト動作を実行することにより、1つの読出サイクル時においてデータの読出および書込を行なうことができ、別々のサイクルを準備する必要がなく、データ読出に必要とされるサイクルを、図4に示すように2クロックサイクルに設定することができ、高速のデータ読出を行なうことができる。
【0116】
図5(A)は、メモリセルから“0”のデータ読出時の差動増幅器28の出力信号変化を示す図である。図5(A)に示すように、メモリセルから、データ“0”が読出される場合、差動増幅回路22の出力信号は、保持回路8により、データ“0”に対応する電圧レベルにある。この後、参照データ“1”がこの選択メモリセルに書込まれて再び読出されて、差動増幅回路22で比較される。この参照データと保持回路8に保持されたデータが、差動増幅回路22で差動増幅される。
【0117】
データ“0”は抵抗性素子RTの抵抗値が小さい状態であり、ビット線の電位が低い状態に対応する。したがって、この場合、差動増幅回路22の出力信号が大きくHレベルへ変化し、差動増幅器28に与えられる基準電圧Vrefを大きく超える。したがって、この状態においては、差動増幅器28の出力信号がLレベルとなり、メモリセルの記憶データに応じたデータが、差動増幅器28により生成されて、次段のラッチ30によりラッチされる。
【0118】
図5(B)は、選択メモリセルからデータ“1”が読出され、参照データ“1”と比較される場合の差動増幅回路22および差動増幅器28の出力信号の変化を概略的に示す図である。図5(B)に示すように、選択メモリセルの記憶データが“1”の場合、保持回路8により、このデータ“1”が保持され、差動増幅回路22の出力信号も、このデータ“1”に応じた電圧レベルである。
【0119】
参照データ“1”が選択メモリセルに書込まれて再び読出されて、差動増幅回路22へ与えられる。差動増幅回路22においては、この選択メモリセルから伝達された参照データ“1”と保持回路8に保持されたデータ“1”を差動増幅する。したがって、この差動増幅回路22の出力信号は、保持回路8が保持する電圧レベルからそのオフセット値により、少し変化するだけである。この場合、差動増幅回路22の出力信号は、基準電圧Vrefよりも低いため、差動増幅器28の出力信号は、Hレベルとなる。
【0120】
この差動増幅回路22においてアナログ的に差動増幅動作を行なわせ、差動増幅器28を、比較回路として動作させて、その出力信号を2値信号として変化させることにより、正確に、メモリセルの記憶データに応じた信号を、差動増幅器28から出力することができる。
【0121】
なお、上述の説明においては、差動増幅回路22は、差動増幅動作時において、メモリセルから読出された参照データと保持回路8の保持するデータの論理レベルが等しい場合、その差動増幅回路22の出力信号の電圧レベルはその変化は十分小さいとしている。しかしながら、この差動増幅回路22は、メモリセルから読出された参照データと保持回路8の保持データの論理レベルが等しい場合、その出力信号が中間電圧(VCC/2)の電圧レベルに駆動され、参照データと保持データの電圧差に応じて、その出力信号が大きく変化されるように構成されてもよい。
【0122】
したがって、差動増幅器28における基準電圧Vrefは、参照データの論理レベルに応じてその電圧レベルが設定される。すなわち参照データとして、データ“1”が用いられる場合には、基準電圧Vrefの電圧レベルは高く設定され、データ“0”が参照データとして用いられる場合には、基準電圧Vrefの電圧レベルは十分低く設定される。
【0123】
図6は、図1に示す制御回路11の書込/読出に関連する部分の構成を概略的に示す図である。図6において、制御回路11は、外部からの読出指示信号REに応答してデータ読出に必要な動作を制御する読出制御回路40と、書込指示信号WRに従ってデータ書込に必要な動作制御を行なう書込制御回路42を含む。
【0124】
読出制御回路40は、図6においては、読出活性化信号READ、保持指示信号SWPおよびワード線活性化信号WLEを生成するように示す。ワード線活性化信号WLEの活性化期間中、ワード線WLが、選択状態に維持される。
【0125】
この制御回路11において、さらに、参照データDrefと差動増幅器28の出力する内部データQiを受けるEXORゲート41が設けられる。書込制御回路42は、このワード線活性化信号WLE、参照データDref、書込データDinおよびEXORゲート41の出力信号に従ってデジット線駆動回路およびビット線駆動回路の動作を制御し、選択メモリセルに対するデータの再書込を実行する。
【0126】
この書込制御回路42は、通常のデータ書込時において、書込指示信号WRと書込データDinとに従ってデジット線およびビット線を駆動する。データ読出時においては、書込制御回路42をワード線活性化信号WLEの活性化に応答して、まず参照データDrefの選択メモリセルへの書込を行なう。メモリセルの記憶データに対応する内部読出データQiが生成されると、参照データDrefと内部読出データQiの一致/不一致結果に従って、再び選択メモリセルへのデータの再書込(リストア)動作を制御する。
【0127】
EXORゲート41は、参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが同じ場合には、Lレベルの信号を出力し、両者が不一致の場合には、Hレベルの信号を出力する。したがって、EXORゲート41の出力信号がHレベルのときには、データ“0”を記憶するメモリセルへデータ“1”が書込まれており、この参照データDrefの反転データを選択メモリセルへ書込む。これらの読出制御回路40および書込制御回路42は、ハードウェアで構成されてもよく、またシーケンスコントローラなどで構成されてもよい。
【0128】
図7は、これらの読出制御回路40および書込制御回路42のデータ読出時の動作を示すフロー図である。以下、図7を参照して図6に示すこれらのデータ読出時の動作について説明する。
【0129】
読出制御回路40は、読出指示が与えられるかをモニタする(ステップSP1)。この読出指示が与えられたかどうかは、チップセレクト信号CSと読出指示信号REの両者の活性化を検出することにより判定される。
【0130】
読出指示が与えられると、読出制御回路40は、読出活性化信号READ、保持指示信号SWPおよびワード線活性化信号WLEを所定のシーケンスで活性化し、アドレス指定されたメモリセルの選択、選択メモリセルの記憶データの読出および保持を行なう(ステップSP2)。この選択メモリセルの記憶データの保持が完了したか否かの判定が行なわれ(ステップSP3)、この選択メモリセルの記憶データの保持が完了すると、次いで、参照データの書込、読出および保持データと参照データの比較を行なう処理が行なわれる(ステップSP4)。
【0131】
このステップSP3において、メモリセルの記憶データの保持が完了したかは、単に、保持指示信号SWPの活性/非活性化により判定される。参照データの書込時においては、この保持指示信号SWPが活性状態から非活性状態となり、データの保持が完了すると、書込制御回路42が、ワード線活性化信号WLEの活性化時、活性化されて、参照データDrefを選択メモリセルへ書込む。メモリセルのデータ読出時において、選択メモリセルのアドレスは指定されており、この選択メモリセルアドレスは内部で固定して、デジット線およびビット線が駆動される。この場合、読出活性化信号RAEDを非活性化し、選択列のビット線へセンス電流が流れるのを防止する。
【0132】
書込回路42による参照データDrefの書込が完了すると、読出制御回路40が、再び、読出活性化信号READを活性化し、この参照データを読出して、比較を行なう。この比較動作時においては、ビット線駆動回路およびデータ線駆動回路は非活性状態に維持されている。
【0133】
次いで、参照データと保持データの比較を行なった後、内部読出データがラッチ回路40に格納される(ステップSP5)。
【0134】
このラッチ動作と並行して参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが等しいかの検出が行なわれる(ステップSP6)。この検出動作は、図6に示すEXORゲート41により実行される。参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが異なる場合には、メモリセルの記憶データが破壊されているため、この参照データDrefの反転データを選択メモリセルへ書込みリストア動作を実行する(ステップSP7)。
【0135】
一方、参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが等しい場合には、選択メモリセルは正確なデータを記憶しているため、さらに再書込動作は実行されない。この選択メモリセルの記憶データが破壊されているときにのみ再書込を実行することにより、再書込に要する電流を低減する。
【0136】
ステップSP6およびSP7における再書込処理は、図6に示す書込制御回路42において、この参照データDrefおよびEXORゲート41の出力信号に基づいて実行される。書込制御回路42は、このリストア動作時においては、参照データDrefを反転し、その反転参照データに従ってビット線駆動回路を、参照データ書込時と逆の状態に駆動する。
【0137】
なお、参照データDrefは、データ読出モード時に、外部から与えられてもよい。この外部から参照データを与える場合には、いわゆる「リードモデファイライト」サイクルで、参照データの書込を行なう場合、外部のコントローラの制御の下にこの参照データの選択メモリセルへの書込が実行される。これに代えて、参照データDrefは、内部のレジスタ回路に格納されてもよく、また電源電圧または接地電圧レベルに配線により固定されて内部で生成されてもよい。
【0138】
また、参照データDrefと内部読出データQiの論理レベルが等しい場合には、リストア動作は行なっていない。しかしながら、この内部読出データQiの生成後、この参照データDrefと内部読出データQiの一致/不一致にかかわらず、内部読出データQiを、元の選択メモリセルへ再書込することが行なわれてもよい。内部で、参照データDrefと内部読出データQiは、それぞれ所定のタイミングで、データ読出時、選択メモリセルへ書込む。
【0139】
なお、ビット線のメモリセル選択時の電位は、プリチャージ用のトランジスタ、すなわちセンス電流供給トランジスタ20のインピーダンス(チャネル抵抗)と選択メモリセルのインピーダンスの関係で決定される。差動増幅回路22において製造工程のばらつきにより、そのボルテージフォロア動作時において、入力電圧と出力電圧にオフセットが生じる場合が存在しても、参照データを同一選択メモリセルから読出すため、差動増幅回路においてオフセットが、同様、生じ、このオフセットが相殺される。基準電圧Vrefは、参照データの論理レベルと、ビット線電位と、この差動増幅回路22の増幅率とに応じて、適当な電圧レベルに設定されればよい。以下に、各駆動回路の構成の1例について具体的に説明する。
【0140】
[デジット線駆動回路の構成]
図8は、デジット線駆動回路3およびその電源の構成を概略的に示す図である。図8において、デジット線DGa−DGeそれぞれに対応して、デジット線ドライバDDVa−DDVeが設けられる。デジット線DGa−DGeは、それぞれ、デジット線ドライバDDVa−DDVeと対向する端部が接地ノードに結合される。
【0141】
デジット線ドライバDDVa−DDVeは、それぞれ、PチャネルMOSトランジスタPQで構成され、これらのMOSトランジスタPQは、ソースが、デジット電源線50に結合され、そのバックゲートが共通に、基板バイアス線52に結合される。
【0142】
これらのデジット線ドライバDDVa−DDVeそれぞれに対応して、デジット線デコーダDDKa−DDKeが設けられる。デジット線デコーダDDKa−DDKeは、メモリセルへのデータ書込時活性化され、図示しないアドレス信号をデコードし、対応のデジット線の選択時、Lレベルの信号を出力する。デジット線デコーダDDKa−DDKeは、非選択時には、Hレベル(電源電圧VCCレベル)の信号を出力する。
【0143】
デジット電源線50は、電源トランジスタ54を介して電源ノード56に結合される。この電源トランジスタ54は、PチャネルMOSトランジスタで構成され、そのチャネル幅Wが十分大きくされており、またしきい値電圧の絶対値も高く設定される。この電源トランジスタ54は、書込イネーブル信号ZWENがLレベルであり、メモリセルのデータ書込を指示されたときに、導通し、デジット電源線50を電源ノード56に結合する。
【0144】
電源ノード56は、他の制御回路などの周辺回路に対する電源電圧VCCPを供給する周辺電源ノード58と分離して設けられる。この電源ノード56を、周辺電源ノード58と分離して設けることにより、後に説明するテスト時に、デジット線駆動回路の電源系のパラメータの最適化を図る。また、デジット線駆動回路の動作モードに応じて電源電圧の印加状態を変更して、リーク電流の低減等を図る。
【0145】
基板バイアス線52は、スイッチングトランジスタ60を介して昇圧電位発生回路63に結合され、かつスイッチングトランジスタ62を介して降圧電位発生回路65に結合される。スイッチングトランジスタ60は、PチャネルMOSトランジスタで構成され、書込イネーブル信号WENがLレベルのとき導通し、デジット線駆動回路の非動作モード時、昇圧電位発生回路63の生成する昇圧電圧を、基板バイアス線52へ伝達する。スイッチングトランジスタ62は、書込イネーブル信号ZWENがLレベルのとき導通し、降圧電位発生回路65の生成する降圧電位を、基板バイアス線52に伝達する。昇圧電圧発生回路63は、電源電圧VCCよりも高い昇圧電圧を生成し、降圧電位発生回路65は、電源電圧VCCよりも低い電圧を供給する。これらのスイッチングトランジスタ60および62のバックゲートは共通に降圧電位発生回路63の出力ノードに結合される。
【0146】
書込イネーブル信号WENは、書込イネーブル信号ZWENの反転信号であり、データ書込動作以外の動作モード時においてはLレベルに設定され、選択メモリセルへのデータ書込を行なうときに、Hレベルに設定される。
【0147】
昇圧電位発生回路63および降圧電位発生回路65へは、それぞれテストモード指示信号TEST1およびTEST2が与えられる。これらのテストモード指示信号TEST1およびTEST2は、個々に設定され、テストモード時これらの昇圧電位発生回路63および降圧電位発生回路65の電圧発生動作を停止させる。
【0148】
このテストモード時には、昇圧電位発生回路63の出力ノードを、ノード64に結合し、また降圧電位発生回路65の出力ノードを、ノード66に結合する。これらのノード64および66は、テストモード時、それぞれ電源電圧VCCよりも高い電圧を供給することのできるパッドに結合され、またノード66は、テストモード時、電源電圧VCCよりも低い電圧を供給することのできるパッドに結合される。
【0149】
これらの、ノード64および66が、テストモード指示信号TEST1およびTEST2に従って、選択的にパッドに結合される構成が用いられてもよい。これらのノード64および66の電圧をテストモード時、外部から設定することにより、基板バイアス線52のバイアス電圧のレベルを調整し、デジット線ドライバのトランジスタPQのリーク電流および電流駆動力を最適化する。
【0150】
図9は、図8に示すデジット線駆動回路の動作を示す信号波形図である。以下、図9を参照して、この図8に示す回路の動作について説明する。
【0151】
書込イネーブル信号ZWENがHレベル(電源電圧VCCレベル以上)のときには、電源トランジスタ54はオフ状態である。デジット線デコーダDDKa−DDKeの出力信号信号はすべてHレベルであり、デジット線ドライバDDVa−DDVeにおいてMOSトランジスタPQがすべてオフ状態にある。電源トランジスタ54は、そのしきい値電圧の絶対値Vthが十分高く設定されており、サブスレッショルドリーク電流は十分抑制される。一方、デジット線ドライバのトランジスタPQは、書込動作モード時に駆動力を大きくして高速で選択デジット線を選択状態へ駆動してデジット線に電流を流すため、そのしきい値電圧の絶対値は比較的小さくされる。
【0152】
書込イネーブル信号ZWENは、書込活性化信号WRITEと同じ信号であってもよく、また、書込サイクル期間活性状態とされる信号であってもよい。データのリストア動作を行う構成の場合、データ読出時において参照データの書込およびメモリセルデータの再書込が行われる。従って、このリストア動作をデータ読出時に行う構成においては、メモリセルが選択されるアクティブサイクル時に、この書込イネーブル信号ZWENが活性化されてもよく、また、高速で電源線50および基板バイアス線54の電圧を安定化させることができる場合には、データを実際に書き込むときに、この書込イネーブル信号ZWENが活性化されてもよい。
【0153】
このデジット電源線50においては、電源トランジスタ54がオフ状態となると、電源トランジスタ54の供給するリーク電流とデジット線ドライバのMOSトランジスタPQの放電するリーク電流が釣合う電圧レベルに、デジット電源線50の電圧レベルが安定化する。この釣合った状態においてはデジット電源線50の電源電圧は電源電圧VCCよりも低い電圧レベルとなり、ドライバトランジスタPQのゲート−ソースが逆バイアス状態となり、デジット線ドライバのトランジスタPQのリーク電流がさらに抑制される。
【0154】
このとき、またスイッチングトランジスタ60がオン状態、スイッチングトランジスタ62がオフ状態であり、昇圧電位発生回路63の発生する昇圧電圧Vhdが基板バイアス線52上に伝達される。この昇圧電圧Vhdは、電源電圧VCCよりも高い電圧レベルであり、MOSトランジスタPQのしきい値電圧の絶対値が、その基板バイアス効果により高くされ、リーク電流がさらに抑制される。
【0155】
データ書込を行なうときには、書込イネーブル信号ZWENがLレベルとなり、書込イネーブル信号WENがHレベルとなる。応じて、デジット電源線50へは、電源トランジスタ54を介して電源電圧VCCが供給され、また基板バイアス線52へは、スイッチングトランジスタ62を介して降圧電位発生回路52の降圧電圧Vldが伝達される。電源トランジスタ54は、そのサイズ(チャネル幅)は十分大きくされており、大きな電流駆動力を有している。デジット線デコーダDDKa−DDKeのいずれかの出力信号がLレベルとなり、対応のMOSトランジスタPQが導通し、デジット電源線50上の電源電圧VCCに従って対応のデジット線へ電流を供給する。
【0156】
このとき、基板バイアス線52へは、電源電圧VCCよりも低い降圧電圧Vldが伝達されており、これらのドライバのMOSトランジスタPQはそのしきい値電圧の絶対値が小さくされており、電流駆動力が大きくされる。それにより、デジット線ドライバのMOSトランジスタPQの電流駆動力が大きくなり、十分な大きさの電流が、選択デジット線上に供給される。
【0157】
選択メモリセルへのデータの書込が完了すると、書込イネーブル信号ZWENが再びHレベルとなり、再びスタンバイ状態に復帰し、デジット電源線50がフローティング状態、基板バイアス線52が、昇圧電圧Vhdのレベルに設定される。
【0158】
なお、降圧電位発生回路65が発生する降圧電位Vldは、このドライバのMOSトランジスタPQのP型不純物領域とN型基板領域の間のPN接合が、順方向にバイアスされても導通しない電圧レベルに設定される。したがって、この降圧電圧Vldは、VCC−Vpn以上の電圧レベルに設定される。ここで、Vpnは、PN接合のビルトイン電圧を示す。
【0159】
テスト動作モード時においては、昇圧電位発生回路63および降圧電位発生回路65は、それぞれ、テストモード指示信号TEST1およびTEST2により、非活性化される。この場合には、スイッチングトランジスタ60が、ノード64を介して外部からの電圧を受け、またスイッチングトランジスタ62が、ノード66を介して外部からの電圧を受ける。このノード64および66の電圧レベルを調整することにより、このデジット線駆動回路3におけるリーク電流を変化させてテストする。
【0160】
また、電源ノード56の電源電圧VCCの電圧レベルを変化させ、選択デジット線へ流れる電流を変更し、書込データに対する電源電圧のマージンを測定する。テストモード指示信号TEST1およびTEST2は、テストモード指示信号と特定のアドレスキーを用いて個々に設定される。これにより、スタンバイ状態時におけるリーク電流に対する昇圧電圧のマージン、およびデータ書込時における書込データに対する降圧電圧Vldのマージンを測定する。
【0161】
したがって、このドライバのMOSトランジスタPQの電源を電源トランジスタ54を用いて階層化することにより、このドライバのMOSトランジスタPQのリーク電流を低減しつつ、その駆動能力をウェル基板バイアス調整により変更することができ、小占有面積で大きな電流駆動能力を有するデジット線ドライバを実現することができる。
【0162】
[ビット線駆動回路の構成]
図10は、図1に示すビット線駆動回路4aおよび4bとその電源回路の構成を概略的に示す図である。図10においては、ビット線BLa−BLcを代表的に示す。
【0163】
ビット線駆動回路4aにおいては、これらのビット線BLa−BLcそれぞれに対応してビット線ドライバBLLVa−BLLVcが設けられる。これらのビット線ドライバBLLVa−BLLVcそれぞれに対応して、トライステートデコーダBLDKa−BLDKcが設けられる。これらのトライステートデコーダBLDKa−BLDKcは、非選択時には、対応のビット線ドライバBLLVa−BLLVcを、出力ハイインピーダンス状態に設定する。選択時においては、これらのトライステートデコーダBLDKa−BLKDcは、書込データに応じて、対応のビット線ドライバBLLVa−BLLVcを、Hレベル出力またはLレベル出力のいずれかの状態に設定する。
【0164】
ビット線駆動回路4bにおいては、ビット線BLa−BLcそれぞれに対応して、ビット線ドライバBLRVa−BLRVcが設けられる。これらのビット線ドライバBLRVa−BLRVcは、それぞれトライステートデコーダBRDKa−BRDKcの出力信号に従って、出力ハイインピーダンス状態、Hレベル信号出力状態およびLレベル信号出力状態のいずれかの状態に駆動される。
【0165】
これらのビット線ドライバBLLVa−BLLVcおよびBLRVa−BLRVcは、それぞれ、Hレベルの信号を出力するためのPチャネルMOSトランジスタPBLと、Lレベルの信号を出力するNチャネルMOSトランジスタNBLを含む。
【0166】
ビット線駆動回路4aにおいて、ドライバのPチャネルMOSトランジスタPBLは、ソースが共通にハイ側ローカル電源線70lに結合され、NチャネルMOSトランジスタNBLのソースが共通に、ロー側ローカル電源線72lに結合される。MOSトランジスタPBLのバックゲートが、共通に、ローカル基板バイアス線74lに結合され、NチャネルMOSトランジスタNBLのバックゲートが共通に、ローカル基板バイアス線76lに結合される。
【0167】
ビット線駆動回路4bにおいて、PチャネルMOSトランジスタPBLのソースが、共通にハイ側ローカル電源線70rに結合され、バックゲートが共通に、ローカル基板バイアス線74rに結合される。NチャネルMOSトランジスタNBRは、ソースが共通にロー側ローカル電源線72rに結合され、そのバックゲートが、共通にローカル基板バイアス線76rに結合される。
【0168】
ハイ側ローカル電源線70lおよび70rが共通に、ハイ側グローバル電源線71に結合され、ロー側ローカル電源線72lおよび72rが、共通にロー側グローバル電源線73に結合される。ローカル基板電源線74lおよび74rが、共通にグローバル基板バイアス線75に結合される。ローカル基板バイアス線76lおよび76rが共通にグローバル基板バイアス線77に結合される。
【0169】
ハイ側グローバル電源線71は、書込イネーブル信号ZWENに応答して選択的に導通する電源トランジスタ80を介して電源ノードに結合される。ロー側グローバル電源線73は、書込イネーブル信号WENの活性化に応答して導通する電源トランジスタ81を介して接地ノードに結合される。これらの電源トランジスタ80および81が結合する電源ノードおよび接地ノードは、周辺回路の電源ノードおよび接地ノードから分離される。
【0170】
グローバル基板バイアス線75は、書込イネーブル信号WENに応答して選択的に導通するスイッチングトランジスタ82を介して昇圧電位発生回路86に結合され、かつ書込イネーブル信号ZWENの活性化に応答して降圧電位発生回路87に結合される。これらのスイッチングトランジスタ82および83は、それぞれ、PチャネルMOSトランジスタで構成される。
【0171】
昇圧電位発生回路86および降圧電位発生回路87は、それぞれテストモード指示信号TEST3およびTEST4により、選択的に活性/非活性状態に設定される。テストモード時においては、昇圧電位発生回路86は、その出力ノードが、パッド90に結合され、また降圧電位発生回路87が、その出力ノードが、テストモード時、パッド91に結合される。これらのパッド90および91に、テストモード時、電源電圧よりも高い電圧および電源電圧よりも低い電圧を個々に与えて、リーク電流のテストなどを実行する。
【0172】
グローバル基板バイアス線77は、書込イネーブル信号ZWENに応答して導通するスイッチングトランジスタ84を介して負電位発生回路88に結合され、かつ書込イネーブル信号WENに応答して導通するスイッチングトランジスタ85を介して昇圧接地発生回路89に結合される。これらのスイッチングトランジスタ84および85は、NチャネルMOSトランジスタで構成される。
【0173】
負電位発生回路88および昇圧接地発生回路89には、それぞれテストモード指示信号TEST5およびTEST6が与えられ、個々にテスト状態に設定することができる。負電位発生回路88は、活性化時、接地電圧よりも低い負電圧を発生し、昇圧接地発生回路89は、活性化時、接地電圧よりも高い電圧を発生する。これらの負電位発生回路88および昇圧接地発生回路89は、テストモード時、それぞれの出力ノードが、ノード(パッド)92および93に結合され、それぞれのテストモード時非活性状態のときに外部から負電位および昇圧接地の電圧レベルが設定される。
【0174】
電源トランジスタ80および81は、それらのしきい値電圧の絶対値が高く、また、チャネル幅Wは十分に大きくされる。これらの電源トランジスタ80および81のスタンバイ時のリーク電流を低減し、かつ動作時の駆動電流を大きくする。
【0175】
ビット線BLa−BLcそれぞれに対応して、アクティブサイクル指示信号ZACTに応答して選択的に導通するプリチャージトランジスタPTa−PTcが設けられる。これらのプリチャージトランジスタPTa−PTcは、導通時、対応のビット線BLa−BLcを中間電圧Vmaに設定する。アクティブサイクル指示信号ZACTは、データの書込または読出が行われる動作モード時に活性化される(Lレベルに設定される)。これらのビット線プリチャージトランジスタは、スタンバイ時にビット線がフローティング状態となるのを防止する。
【0176】
図11は、図10に示す回路の動作を示す信号波形図である。以下、図11を参照して、図10に示すビット線駆動回路のデータ書込時の動作について説明する。
【0177】
スタンバイ状態時においては、書込イネーブル信号ZWENは、Hレベルであり、また書込イネーブル信号WENは、Lレベルである。したがって、ハイ側グローバル電源線71へは、電源トランジスタ80がオフ状態であり、グローバル電源線71は、フローティング状態となる。したがって、電源トランジスタ81もオフ状態であり、ロー側電源線73もフローティング状態となる。
【0178】
トライステートデコーダBLDKa−BLDKcおよびBRDKa−BRDKcは、それぞれビット線ドライバBLLVa−BLLVcおよびBLRVa−BLRVcが、出力ハイインピーダンス状態となるように、その出力信号のレベルを設定する。すなわち、ビット線ドライバにおいて、PチャネルMOSトランジスタPBLおよびPBRは、ゲートにHレベルの信号を受け、NチャネルMOSトランジスタNBLおよびNBRが、Lレベルの信号をゲートに受ける。
【0179】
スタンバイ時においては、アクティブサイクル指示信号ZACTはHレベルであり、ビット線プリチャージトランジスタPTa−PTcが導通状態に設定され、ビット線BLa−BLcは、中間電圧Vmaの電圧レベルに設定される。この中間電圧Vmaは、電源電圧VCCの1/2の電圧レベルである。ビット線BLa−BLcを中間電圧レベルに維持することにより、メモリセルにおけルリーク電流を抑制する。
【0180】
また、スイッチングトランジスタ82および84が、それぞれオン状態であり、基板バイアス線75および77へは、昇圧電位発生回路86からの昇圧電圧および負電位発生回路88からの負電圧が供給される。したがって、PチャネルMOSトランジスタPBLおよびPBRは、そのバックゲートに昇圧電圧を受け、NチャネルMOSトランジスタNBLおよびNBRが、バックゲートに、負電圧を受け、これらのMOSトランジスタPBL、PBR、NBLおよびNBRは、バックゲートバイアス効果により、そのしきい値電圧の絶対値が大きくなる。
【0181】
このスタンバイ状態時において、グローバル電源線71および73が、フローティング状態であり、MOSトランジスタPBLおよびPBRのリーク電流と、電源トランジスタ80のリーク電流が釣合う電圧レベルに、ハイ側グローバル電源線71の電圧レベルが安定化する。このとき、グローバル電源線71の電圧レベルは、電源電圧VCCよりも低くなるため、MOSトランジスタPBLおよびPBRが、そのゲート−ソース間が逆バイアス状態となり、さらに、リーク電流が抑制される。
【0182】
また、ロー側グローバル電源線73においては、MOSトランジスタNBLおよびNBRのリーク電流と電源トランジスタ81のリーク電流が釣合う電圧レベルでその電圧レベルが、安定化する。したがって、このロー側グローバル電源線73の電圧レベルは接地電圧よりも高くなり、同様、MOSトランジスタNBLおよびNBRのゲート−ソース間が逆バイアス状態となり、そのリーク電流がさらに抑制される。
【0183】
データ書込時においては、このビット線に電流を流す必要がある。このビット線BLa−BLcに流れる電流の向きは書込データに応じて決定される。この書込時においては、ハイ側グローバル電源線71においては、電源トランジスタ80がオン状態となり、電源電圧VCCがハイ側ローカル電源線70lおよび70rに供給される。また、電源トランジスタ81が導通し、接地電圧が、グローバル電源線73を介してローカル電源線72lおよび72rに供給される。
【0184】
グローバル基板バイアス線75においては、スイッチングトランジスタ83がオン状態、スイッチングトランジスタ82がオフ状態となり、降圧電位発生回路87からの降圧電圧が供給され、その電圧レベルが、電源電圧VCCよりも低い電圧レベルに設定され、MOSトランジスタPBLおよびPBRのバックゲートが、ソースに対して順方向にバイアスされる。
【0185】
同様、スイッチングトランジスタ84がオフ状態、スイッチングトランジスタ85がオン状態となり、MOSトランジスタNBLおよびNBRのバックゲートへは、基板バイアス線76lおよび76rを介して昇圧接地発生回路89からの昇圧接地電圧Vbsgが与えられ、これらのMOSトランジスタNBLおよびNBRのバックゲートが順方向にバイアスされる。
【0186】
ただし、この順方向バイアス時においても、PN接合のビルトイン電圧よりも、バックゲート−不純物領域間の電圧は低いため、これらのドライブトランジスタのPN接合は非導通状態を維持する。
【0187】
また、アクティブサイクル指示信号ZACTがLレベルとなり、ビット線BLa−BLcに対するプリチャージトランジスタPTa−PTcによるプリチャージが終了する。
【0188】
データ“1”の書込時においては、MOSトランジスタPBLがオフ状態、MOSトランジスタNBLがオン状態となる。一方、MOSトランジスタPBRがオン状態、MOSトランジスタNBRがオフ状態となる。したがって、データ“1”の書込時においては、ビット線駆動回路4aが、選択ビット線を接地電圧レベルに駆動し、ビット線駆動回路4bが、選択ビット線を電源電圧レベルへ駆動する。
【0189】
データ“0”の書込時においては、逆に、MOSトランジスタPBLおよびNBRがオン状態、MOSトランジスタNBLおよびPBRがオフ状態となる。この状態においては、ビット線駆動回路4aからビット線駆動回路4bに電流が流れる。
【0190】
このビット線に電流を流し、データの書込を行なった後、再びスタンバイ状態に入る。この場合、基板バイアス線77へは、このビット線のリセット時において、昇圧接地電圧Vbsgを供給し、高速で、選択ビット線を中間電圧Vmaレベルにまでリセットする。
【0191】
このリセット期間中に、グローバル電源線71および73に対する電源制御が行われ、再びグローバル電源線71および73がハイインピーダンス状態となり、また基板バイアス線75および77も、このリセット期間完了後、それぞれ、昇圧電圧および負電圧レベルに駆動される。これらの電源電圧の駆動は、リセット期間完了後に行なわれてもよい。図11においては、書込完了後に、各電源線の電圧レベルが調整されるように示す。
【0192】
したがって、データ書込時においてビット線に電流を流す場合には、この選択ビット線に対して設けられるビット線ドライバにおいてMOSトランジスタPBL、PBR、NBLおよびNBRのバックゲートバイアスが浅くされ、そのしきい値電圧の絶対値が小さくされ、電流駆動力が大きくされる。また、グローバル電源線71および73に対しても、それぞれ電源電圧VCCおよび接地電圧GNDが供給される。このバックゲートバイアスの調整により、ビット線ドライバBLLVa−BLLVcおよびBLRVa−BLRVcの駆動力が大きくされ、面積増大を伴うことなく、大きな駆動力でビット線を駆動することのできるビット線ドライバを実現することができる。
【0193】
なお、このスタンバイ時においては、ハイ側およびロー側の電源線をハイインピーダンス状態に設定しており、ビット線ドライバのMOSトランジスタのゲート−ソース間が、逆バイアス状態に設定され、またバックゲートバイアスも深くされており、十分にそのリーク電流が抑制され、スタンバイ時の消費電流が低減される。
【0194】
図12は、この図10に示すビット線駆動回路のデータ読出時の動作を示す信号波形図である。データ読出時においては、ビット線ドライバにおいてPチャネルMOSトランジスタPBLおよびPBRはゲートにHレベルの信号を受け、オフ状態を維持する。また、ビット線ドライバのMOSトランジスタNBLおよびNBRは、ゲートにLレベルの信号を受けオフ状態である。従って、データ読出時において、ビット線ドライバBLLVa−BLLVcおよびBLRVa−BLRVcが、出力ハイインピーダンス状態に設定される。ビット線プリチャージトランジスタPTa−PTcは、同様、データ読出時においては非導通状態に設定される。図2に示すリード選択回路を介してセンス電源から選択ビット線に対してセンス電流が供給される。
【0195】
この読出サイクルが完了すると、基板バイアス線75の電圧レベルを、負電圧Vbbから、昇圧接地電圧Vbsgにまで所定期間高く設定し、高速で、選択ビット線を放電する。このビット線のリセット完了後、スタンバイ状態に復帰し、各ビット線は中間電圧レベルに維持される。
【0196】
なお、このデータ読出モード時においては、そのNチャネルMOSトランジスタNBLおよびNBRのバックゲートへは、基板バイアス線75を介して負電圧Vbbが、負電位発生回路88から供給される。MOSトランジスタPBLおよびPBRのバックゲートに対しては、昇圧電位発生回路86からの昇圧電圧がバックゲートへ与えられる。
【0197】
昇圧電位発生回路86および負電位発生回路88は、たとえば、キャパシタのチャージポンプ動作を利用する回路で構成される。降圧電位発生回路87および昇圧接地発生回路89は、抵抗素子を用いるレベルシフト回路または、基準電圧との比較に従って、基準電圧レベルと同じ電圧レベルの信号を出力する回路または、ダイオードのレベルシフト効果を利用する回路を用いて形成される。
【0198】
これらの昇圧電位発生回路86、降圧電位発生回路87、負電位発生回路88および昇圧接地発生回路89へは、テストモード指示信号TEST3、TEST4、TEST5およびTEST6がそれぞれ与えられており、テストモード時これらの回路の動作を停止させ、外部からパッド90、91、92および93を介してこれらの内部電圧の電圧レベルを設定することができる。したがって、これらの電圧レベルを最適化し、その結果に従って、接地電位発生回路87および昇圧接地発生回路89の生成する電圧のチューニングを行なうこともできる。負電位発生回路88および昇圧電位発生回路86についても同様である。
【0199】
また、電源トランジスタ80および81が接続する電源ノードおよび接地ノードも、周辺回路から分離されており、この電源ノードおよび接地ノードへ、最適な大きさの電流がビット線へ供給されるようにこれらの電源トランジスタ80および81のサイズをテストモード時調整する。
【0200】
なお、ビット線駆動回路においても電源制御は、データのリストアをおこおなう構成においては、十分に電源電圧および基板バイアス電圧の切り替えを行うことができる場合には、実際のデータ書込に応じて電源および基板バイアスの制御が行われてもよい。
【0201】
これに代えて、ビット線駆動回路の電源および基板バイアス制御が、アクティブサイクル指示信号ZACTに従って実行されてもよい。
【0202】
図13は、図10に示すトライステートデコーダBLDKa−BLDKcおよびBRDKa−BRDKcの構成の一例を示す図である。図13においては、トライステートデコーダBRDK(BRDKa−BRDKc)の構成を示す。図13において、トライステートデコーダBRDKは、アドレス信号を受けるAND型デコーダ100と、デコーダ100の出力信号と内部書込データDinとを受けるNANDゲート102と、デコーダ100の出力信号と書込データDinとを受けるNANDゲート103と、書込タイミング信号ZWACTを反転するインバータ104と、NANDゲート102の出力信号と書込タイミング信号ZWACTとを受けるORゲート105と、NANDゲート103の出力信号とインバータ104の出力信号を受けるANDゲート106を含む。
【0203】
ORゲート105の出力信号が、ビット線ドライバBLRVに含まれるMOSトランジスタPBRのゲートへ与えられ、ANDゲート106の出力信号が、ビット線ドライバBLRVに含まれるMOSトランジスタNBのゲートへ与えられる。
【0204】
スタンバイ時においては、書込タイミング信号ZACTがHレベルであり、ORゲート105の出力信号がHレベルであり、また、ANDゲート106の出力信号がLレベルである。したがって、ビット線ドライバBLRVにおいては、MOSトランジスタPBRおよびNBRがともに非導通状態にある。
【0205】
AND型デコーダ100は、選択時、Hレベルの信号を出力し、非選択時、Lレベルの信号を出力する。書込データDinが“1”のときには、このNANDゲート102および103が、インバータとして動作する。
【0206】
データの書込時、書込タイミング信号ZACTが所定のタイミングで活性化されてLレベルとなる。応じて、ORゲート105およびANDゲート106がバッファ回路として動作する。したがって、選択ビット線に対しては、ORゲート104からは、Lレベルの信号が出力され、また、ANDゲート106が、Lレベルの信号を出力する。この状態においては、MOSトランジスタNBRがオフ状態、MOSトランジスタPBRがオン状態となる。ビット線BLがHレベルに駆動される。
【0207】
書込データDinが“0”のときには、NANDゲート102および103がともに、Hレベルの信号を出力する。ORゲート105がHレベルの信号を出力しANDゲート106がHレベルの信号を出力する。したがって、ビット線ドライバBLRVにおいて、MOSトランジスタPBRがオフ状態、MOSトランジスタNBRオン状態となり、ビット線BLが接地電圧レベルに駆動される。
【0208】
なお、データDinが“0”のときにはデコーダの出力に係らず、このトライステートドライバの出力信号の状態が決定される。従って、AND型デコード回路100においては、書込データDinが“0”のときにはデコード動作が禁止されてもよい。
【0209】
非選択ビット線に対しては、AND型デコード回路100の出力信号は、Lレベルである。従って、NANDゲート102および103の出力信号がHレベルとなり、ビット線ドライバBLRVにおいて、MOSトランジスタPBRがオフ状態、MOSトランジスタNBRがオン状態となり、非選択ビット線は接地電圧レベルに維持される。アクティブサイクル時、非選択ビット線がフローティング状態となるのを確実に防止することができる。
【0210】
ビット線ドライバBLLVに対して設けられるトライステートデコーダBRDKに対しては、書込データDinに代えて、補の内部書込データZDinを与える。
【0211】
トライステートデコーダBRDKに対して、この内部書込データDinに代えて書込データZDinを与えることにより、書込データDinが、“0”のときに非選択状態を維持し、書込データDinが“1”のとき、AND型デコーダ100の出力信号に従ってビット線ドライバBLRVを駆動することができる。
【0212】
このAND型デコーダ100の出力信号と読出活性化信号READを受けるAND回路の出力信号をリードセレクトゲートへ与えることにより、コラムデコーダをデータ書込およびデータ読出に共通に用いることができる。この場合、内部書込データDinに代えて参照データDrefを与えることにより、リストア動作およびデータ読出後のデータのリードモデファイライトによる書込を容易に行なうことができる。
【0213】
[ワード線駆動回路の構成]
図14は、図1に示すワード線駆動回路およびその電源回路の構成を概略的に示す図である。図14においては、ワード線WLa−WLcに対応して配置されるワード線ドライバWDVa−WDVcを代表的に示す。ワード線ドライバは、このメモリセルアレイの両側に交互に配置される。
【0214】
ワード線ドライバWDVa−WDVcは、それぞれ、ワード線デコーダWDEKa−WDEKcの出力信号に従って対応のワード線WLa−WLcを選択状態へ駆動する。これらのワード線ドライバWDVa−WDVcの各々は、PチャネルMOSトランジスタPWQとNチャネルMOSトランジスタNWQを含む。これらのワード線ドライバWDVa−WDVcの各々は、CMOSインバータで構成され、対応のワード線デコーダWDEKa−WDEKcの出力信号がLレベルのときに、対応のワード線WLa−WLcを、Hレベルへ駆動する。
【0215】
ワード線ドライバWDVa−WDVcにおいて、PチャネルMOSトランジスタPWQのソースが、共通にローカル電源線110に結合され、そのバックゲートが、共通にローカル基板バイアス線111に結合される。NチャネルMOSトランジスタNWQは、ソースが、共通にローカル電源線112に結合され、それらのバックゲートが、ローカル基板バイアス線113に結合される。
【0216】
ハイ側ローカル電源線110は、ハイ側グローバル電源線114に結合され、またロー側ローカル電源線112は、ロー側グローバル電源線116に結合される。グローバル電源線114は、補の読出活性化信号ZREADをゲートに受ける電源トランジスタ120を介して電源ノードに結合される。グローバル電源線116は、接地ノードに結合される。従って、ロー側グローバル電源線116は、その電圧レベルが接地電圧に固定される。
【0217】
電源トランジスタ120が、PチャネルMOSトランジスタで構成され、データ読出動作モード時、導通し、電源ノードをグローバル電源線114に結合する。これらの電源トランジスタ120が結合する電源ノードおよびロー側グローバル電源線116が接続する接地ノードは、他の周辺回路から分離されており、このワード線駆動回路の電源回路の動作を、ワード線選択動作に応じて他の回路と独立に制御することを可能にする。
【0218】
ローカル基板バイアス線111および113は、それぞれグローバル基板バイアス線115および117に結合される。グローバル基板バイアス線115は、スイッチングトランジスタ121を介して昇圧電位発生回路123に結合され、かつスイッチングトランジスタ125を介して降圧電位発生回路126に結合される。
【0219】
スイッチングトランジスタ121は、読出活性化信号READの非活性化時導通し、スイッチングトランジスタ125は、読出活性化信号ZREADの活性化時導通する。昇圧電位発生回路128は、電源電圧VCCよりも高い電圧を生成し、降圧電位発生回路126は、電源電圧よりも低い電圧を生成する。この昇圧電位発生回路123および降圧電位発生回路126へは、それぞれテストモード指示信号TEST7およびTEST8が与えられ、テストモード時、それぞれ個々に、活性/非活性が制御される。
【0220】
昇圧電位発生回路123の出力ノードは、テストモード時、パッド131に結合され、降圧電位発生回路126の出力ノードが、テストモード時、パッド132に結合される。これらのパッド131および132へは、テストモード時、外部から所望のレベルの電圧を供給することができる。
【0221】
グローバル基板バイアス線117は、スイッチングトランジスタ127を介して負電位発生回路128に結合され、かつスイッチングトランジスタ129を介して昇圧接地発生回路130に結合される。
【0222】
スイッチングトランジスタ127および129は、NチャネルMOSトランジスタで構成され、それぞれのバックゲートが負電位発生回路128の出力ノードに結合される。スイッチングトランジスタ127は、読出活性化信号ZREADの非活性化時導通し、負電位発生回路128の生成する負電位を伝達する。スイッチングトランジスタ129は、読出活性化信号READの活性化時導通し、昇圧接地発生回路130の生成する電圧を伝達する。
【0223】
負電位発生回路128は、接地電位よりも低い負電圧を生成し、昇圧接地発生回路130は、接地電圧よりも高い電圧を生成する。
【0224】
これらの負電位発生回路128および昇圧接地発生回路130へは、それぞれテストモード指示信号TEST9およびTEST10が与えられ、個々に、テストモード時、活性/非活性が制御される。テストモード時においては、負電位発生回路128の出力ノードが、パッド133に結合され、また昇圧接地発生回路130の出力ノードも、テストモード時パッド134に結合される。テストモード時においては、これらの負電位発生回路128および昇圧接地発生回路130の動作を停止させ、負電圧および昇圧接地電圧の電圧レベルを外部から調整して、リーク電流等をテストすることができる。
【0225】
図15は、図14に示すワード線駆動回路2および電源回路の動作を示す信号波形図である。以下、図15を参照して、図14に示す構成の動作について説明する。
【0226】
スタンバイ時においては、補の読出活性化信号ZREDは、Hレベルであり、電源トランジスタ120はオフ状態であり、グローバル電源線114は、電源ノードから分離される。
【0227】
ワード線デコーダWDEKa−WDEKcの出力信号は、スタンバイ時においては、Hレベルであり、ワード線ドライバWDVa−WDVcそれぞれにおいて、NチャネルMOSトランジスタNWQがオン状態、PチャネルMOSトランジスタPWQがオフ状態である。
【0228】
この状態において、MOSトランジスタPWQを介してリーク電流(サブスレッショルド電流)が流れ、ローカル電源線110およびグローバル電源線114の電圧レベルは、電源トランジスタ120を介して流れるリーク電流とワード線ドライバWDVa−WDVcのPチャネルMOSトランジスタPWQを介して流れるリーク電流が釣り合う電圧レベルで安定化する。また、ワード線ドライバのPチャネルMOSトランジスタPWQのゲート−ソース間が逆バイアス状態となり、MOSトランジスタPWQを介して流れるリーク電流が抑制される。
【0229】
このとき、スイッチングトランジスタ121がオン状態、スイッチングトランジスタ125がオフ状態であり、基板バイアス線111へは、昇圧電位発生回路123の生成する昇圧電圧が供給される。したがって、ワード線ドライバWDVa−WDVcにおいて、PチャネルMOSトランジスタPWQの基板バイアスが深くなり、確実に、リーク電流が抑制される。
【0230】
ワード線ドライバWDVa−WDVcにおいて、NチャネルMOSトランジスタNWQがオン状態であり、ワード線WLa−WLcは、それぞれロー側ローカル電源線112を介してロー側グローバル電源線116に結合される。ロー側ローカル電源線112およびロー側グローバル電源線116が接地電圧レベルである。この状態において、ワード線WLa−WLcは、フローティング状態のハイ側電源線に結合されても、ロー側電源線112および116が接地電圧レベルであり、ワード線ドライバのNチャネルMOSトランジスタNWQを介して各ワード線が接地電圧レベルに固定される。
【0231】
また、スイッチングトランジスタ127がオン状態で、スイッチングトランジスタ129がオフ状態であり、基板バイアス線117および113へは、負電位発生回路128からの負電圧が供給され、ワード線ドライバWDVa−WDVcのNチャネルMOSトランジスタNWQのしきい値電圧が高くされる。この場合、MOSトランジスタPWQからのリーク電流がMOSトランジスタNWQを介して接地へ放電されるのを確実に抑制することができる。
【0232】
データ読出が始まると、補の読出活性化信号ZREADがLレベルとなり、電源トランジスタ120がオン状態となり、グローバル電源線114へ電源電圧VCCが供給される。また、スイッチングトランジスタ125および129がオン状態となり、スイッチングトランジスタ121および127がオフ状態となる。したがって基板バイアス線115および111には、降圧電位発生回路126からの降圧電圧が供給され、また基板バイアス線117および113へは、昇圧接地発生回路130の発生する電圧が供給される。したがってワード線ドライバWDVa−WDVcにおいて、MOSトランジスタPWQおよびNWQの基板バイアスが浅くなり、高速で、アドレス指定された行に対応するワード線を選択状態へ駆動する。
【0233】
読出動作が完了すると、選択状態のワード線WLを非選択状態へ駆動する必要がある。この場合、昇圧接地発生回路130からの昇圧接地電圧を基板バイアス線117および113を介して伝達し、ワード線ドライバWDVa−WDVcの放電用のMOSトランジスタNWQの駆動力を十分大きくする。これにより、選択状態のワード線を高速で非選択状態へ駆動することができる。この後、スイッまた、このワード線駆動回路においては、データ読出時、Lレベルのワード線を、電源電圧レベルへ駆動することが要求される。したがって、NチャネルMOSトランジスタNWQにおいて大きな駆動力が要求されるのは、選択ワード線を非選択状態へ駆動するときである。したがって、データ読出完了後のリセット期間のみ、この基板バイアス線113および117へ、昇圧接地発生回路130からの昇圧接地電圧が伝達されるように構成されてもよい。
【0234】
以上のように、このワード線ドライバにおいても、スタンバイ時においては、ドライブトランジスタの基板バイアスを深くし、また電源線をフローティング状態に維持しており、スタンバイ時のリーク電流を抑制することができる。また、動作時においては、基板バイアスを浅くしており、大きな駆動力で、ワード線を選択状態へ高速で駆動することができ、ドライバの面積を増大させることなく、小占有面積で大きな駆動力を有するワード線駆動回路を実現することができる。
【0235】
[ソース線駆動回路の構成]
図16は、ソース線駆動回路5の構成を示す図である。このソース線駆動回路5においても、ソース線の両側に交互にソース線ドライバが配置される。図16においては、一方側に配置されるソース線駆動回路5のソース線ドライバを示す。図16においては、ソース線SLa−SLcを代表的に示す。
【0236】
ソース線SLa−SLcそれぞれに対応して、ソース線ドライバSSVa−SSVcが設けられる。これらのソース線ドライバSSVa−SSVcの各々は、それぞれ対応のワード線WLa−WLc上の信号電位に応答するNチャネルMOSトランジスタNSQおよびPチャネルMOSトランジスタPSQを含む。
【0237】
NチャネルMOSトランジスタNSQは、導通時、対応のソース線SLa−SLcを、ロー側ローカルソース電源線150に結合する。PチャネルMOSトランジスタPSQは、導通時、対応のソース線SLa−SLcを中間電圧伝達線151に結合する。この中間電圧伝達線151上の中間電圧Vmは、メモリセルMCにおけるアクセストランジスタMTのゲート−ソース間が逆バイアス状態となる電圧レベルであり、電源電圧VCCと接地電圧GNDの間の電圧レベルであればよい。この中間電圧Vmは、ビット線BLのプリチャージ電圧Vmaと同じ電圧レベルであってもよい。
【0238】
ロー側ローカルソース電源線150は、ソース電源トランジスタ152を介して接地ノードに結合される。このソース電源トランジスタ152は、読出活性化信号READの活性化に応答して導通する。ロー側ソース電源線150は、また、テストモード指示信号TEST11に応答して導通するスイッチングトランジスタ154を介してパッドPADに結合される。このスイッチングトランジスタ154は、NチャネルMOSトランジスタで構成され、テストモード指示信号TEST11がHレベルのとき、ロー側ソース電源線150をパッドPADに結合し、選択ソース線の電圧レベルを変更して、応じてソース線を流れるセンス電流を変更し、またリーク電流の大きさを変更してテストする。
【0239】
スタンバイ状態においては、このソース電源トランジスタ152はオフ状態であり、ロー側ソース電源線150は、接地ノードから分離される。ワード線WLa−WLcは、非選択状態であり、ソース線ドライバSSVa−SSVcにおいて、PチャネルMOSトランジスタPSQがオン状態となり、中間電圧Vmが、ソース線SLa−SLcに伝達される。ソース線SLa−SLcが中間電圧Vmレベルにプリチャージされても、ソース線ドライバSSVa−SSVcにおいては、NチャネルMOSトランジスタNSQがオフ状態であり、ローカルソース電源線150の電圧レベルは、このMOSトランジスタNSQのリーク電流とソース電源トランジスタ152のリーク電流が釣り合う電圧レベルで安定化する。
【0240】
この状態においては、ソース線ドライバSSVのNチャネルMOSトランジスタのゲート−ソース間が逆バイアス状態となり、MOSトランジスタNSQを介して流れるリーク電流が抑制される。
【0241】
データ読出時においては、読出活性化信号READがHレベルとなり、ソース電源トランジスタ152がオン状態となり、ロー側ローカルソース電源線150が接地ノードに結合され、その電圧レベルが接地電圧レベルに維持される。選択ワード線に対応して設けられるソース線ドライバにおいてNチャネルMOSトランジスタNSQが導通し、選択メモリセルに対するソース線SLが、接地電圧レベルに駆動される。
【0242】
非選択メモリセルにおいては、ソース線が、中間電圧Vmレベルに維持され、選択ビット線から非選択メモリセルの抵抗性素子RTを介して流れる電流が、さらにアクセストランジスタMTを介して非選択ソース線へリークするのを抑制する。これにより、正確に、選択メモリセルにおいて、ビット線からソース線に流れる電流量を、その選択メモリセルの記憶データに応じた電流量に設定することができ、正確にメモリセルデータの読出を行なうことができる。
【0243】
データ読出が完了すると、選択ワード線が非選択状態へ駆動され、応じて、選択ワード線に対応して配置されたソース線ドライバSSVにおいて、NチャネルMOSトランジスタNSQがオフ状態、PチャネルMOSトランジスタPSQがオン状態となり、選択ソース線が、再び中間電圧Vmレベルにプリチャージされる。また、ソース電源トランジスタ152がオフ状態となり、ロー側ソース電源線150が、フローティング状態に維持される。
【0244】
テストモード時においては、テストモード指示信号TEST11をHレベルに設定し、パッドPADへ、所望のレベルの電圧を印加することにより、このソース線を流れる電流量の調整、およびリーク電流量の測定を行う。
【0245】
以上のように、ソース線ドライバを、対応のワード線上の信号に応答して駆動することにより、ソース線を駆動するためのデコード回路は不要となり、回路占有面積を低減することができる。また、非選択状態のソース線を、中間電圧Vmレベルにプリチャージして維持することにより、メモリセルのリーク電流を低減することができる。また、ソース接地線(ロー側ローカルソース電源線)を、スタンバイ状態時フローティング状態に維持することにより、このスタンバイ時、ソース線を中間電圧レベルに維持しても、リーク電流を抑制することができ、スタンバイ電流を低減することができる。
【0246】
[全体の配置]
図17は、この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置を概略的に示す図である。この図17に示す半導体記憶装置においては、メモリアレイ200aおよび200bが設けられる。これらのメモリアレイ200aおよび200bそれぞれにおいて、メモリセルが行列状に配列される。メモリアレイ200aおよび200bは、それぞれアレイ基板領域210aおよび210b内にそれぞれ形成される。このアレイ基板領域210aおよび210b内に、メモリセルのアクセストランジスタが形成される。
【0247】
これらのアレイ基板領域のバイアス電圧を、個々に調整することによりアレイ基板領域210aおよび210bにおいてノイズが発生しても、ノイズの伝播を抑制することができる。また、メモリアレイ200aおよび200bをここに駆動することにより、選択メモリセルを含むアレイのみを選択状態に駆動するいわゆるブロック分割動作が可能となり、消費電流を低減することができる。
【0248】
メモリアレイ200aの一方側に、ワード線駆動回路202au、ワード線デコード回路203au、デジット線駆動回路204auおよびデジット線デコード回路205auがこの順に配置される。ワード線駆動回路202auが、基板領域211au内に形成され、デジット線駆動回路204auが、基板領域212au内に形成される。
【0249】
同様、メモリアレイ200aの他方側において、ワード線駆動回路202alが基板領域211al内に形成され、デジット線駆動回路204alが、基板領域212al内に形成される。ワード線駆動回路202alとデジット線駆動回路204alの間にワード線デコード回路203alが配置される。
【0250】
デジット線駆動回路において、デジット線ドライバは、PチャネルMOSトランジスタで構成され、このデジット線駆動回路204auおよび204alが形成される基板領域212alおよび212auは、たとえばNウェル領域で形成される。一方、ワード線駆動回路202auおよび202alは、PチャネルMOSトランジスタおよびNチャネルMOSトランジスタを含むため、これらのPチャネルMOSトランジスタ形成領域およびNチャネルMOSトランジスタがこの基板領域212auおよび211alに形成される。これは、たとえばツインウェル構造を用いて実現される。
【0251】
メモリアレイ200bに対して、一方側にワード線駆動回路202bu、ワード線デコード回路203bu、デジット線駆動回路204buおよびデジット線デコード回路205buが配置される。ワード線駆動回路202buが基板領域211bu内に形成され、デジット線駆動回路204buが、基板領域212bu内に形成される。
【0252】
メモリアレイ200bの他方側において、ワード線駆動回路202bl、ワード線デコード回路203bl、デジット線駆動回路204blおよびデジット線デコード回路205blが配置される。ワード線駆動回路202blが、基板領域211blに形成され、デジット線駆動回路204blが、基板領域212blに形成される。
【0253】
メモリアレイ200aおよび200bの間に、リード選択回路206aおよび206bと、ビット線駆動回路207aおよび207bと、コラムデコーダ208が配置される。リード選択回路206aとビット線駆動回路207aの間に、内部データ線(IO線)が配置され、データ読出時において、センス動作を行う差動増幅回路へ内部読出データが伝達される。
【0254】
ビット線駆動回路207aおよび207bが、それぞれ基板領域220aおよび220b内に形成される。コラムデコーダ208は、データ書込および読出用に別々に設けられてもよく、また書込動作時および読出動作時、両動作時において、デコード動作を行なうように構成されてもよい。
【0255】
この図17に示す配置においては、メモリアレイ200aおよび200bが設けられており、選択メモリセルを含むメモリアレイに対してのみデータアクセスを行なうことにより、消費電流を低減する。これは、メモリアレイ200aおよび200bそれぞれに、メモリセルを選択するための回路が配置されているため、「ブロック分割動作」を行なうことができる。
【0256】
また、ワード線駆動回路202au、202bu、202alおよび202blが、それぞれ基板領域211au、211bu、211alおよび211blに形成され、またデジット線駆動回路204au、204bu、204alおよび204blが、それぞれ基板領域212au、212bu、212alおよび212bl内に形成されており、これらを個々に、その基板電位を制御することができる。
【0257】
また、ビット線駆動回路207aおよび207bがそれぞれ基板領域220aおよび220bに形成され、他の回路の基板領域と分離されている。
【0258】
これらのワード線駆動回路およびデジット線駆動回路およびビット線駆動回路に対して、それぞれ異なるタイミングで基板バイアスを変更することができ、各動作モードに応じて基板バイアスを設定することにより、低消費電流で高速動作をさせることができる。
【0259】
すなわち、スタンバイ状態時においては、これらのワード線駆動回路、デジット線駆動回路およびビット線駆動回路の基板領域に、負バイアスを印加し、リーク電流を低減する。アクティブサイクルが始まると、データ読出が指示されるかデータ書込が指示されるかに応じて、ワード線駆動回路、デジット線駆動回路およびビット線駆動回路の基板バイアスを設定する。各回路ごとに基板領域を分離することにより、各動作モードに応じて、最適な基板バイアスを設定することができ、高速動作しかつ消費電流を低減することができる。
【0260】
この図17に示す配置においては、ワード線駆動回路、デジット線駆動回路およびビット線駆動回路が、その基板バイアスが個々に制御されるため、電源線も個々に調整されるため、それぞれの電源ノードおよび接地ノードは、各回路に対応して個々に設けられる。
【0261】
電源回路および基板バイアス回路は、ワード線駆動回路、ビット線駆動回路およびデジット線駆動回路にそれぞれ対応して配置される。グローバル電源線に対して配置される電源回路が、所定の領域内において集中的に配置されてもよい。ただし、ブロック分割動作を実現するために、メモリアレイ200aおよび200bそれぞれに対して電源回路および基板バイアス回路を配置して、個々に制御する必要がある。
【0262】
[基板領域の配置2]
図18は、この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置の変更例を示す図である。この図18に示す構成においても、2つのメモリアレイ200aおよび200bが設けられ、これらのメモリアレイ200aおよび200bは、それぞれアレイ基板領域210aおよび210b内に形成される。メモリアレイ200aに対応して、ワード線駆動回路、デジット線駆動回路、ワード線デコード回路およびデジット線デコード回路が配置され、メモリアレイ200bにおいても、ワード線駆動回路、デジット線駆動回路、ワード線デコード回路およびデジット線デコード回路が設けられる。このメモリアレイ200aおよび200bに対して設けられるメモリセルの選択回路およびデータ読出に関連する回路部分の構成は図17に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0263】
この図18に示す不揮発性半導体記憶装置の構成においては、以下の点が、図17に示す不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置と異なっている。すなわち、図18に示す不揮発性半導体記憶装置においては、ワード線駆動回路202auおよびデジット線駆動回路204auが共通に、基板領域230au内に形成され、ワード線駆動回路202alおよびデジット線駆動回路204alが、共通に基板領域230al内に形成される。デジット線駆動回路204buおよびワード線駆動回路202buが、基板領域230bu内に形成され、ワード線駆動回路202blおよびデジット線駆動線204blが共通に、基板領域230bl内に形成される。
【0264】
したがって、ワード線およびデジット線の駆動回路を、共通の回路基板領域内に配置する。基板領域230au、230al、230buおよび230blにおいても、PチャネルMOSトランジスタを形成する基板領域と、NチャネルMOSトランジスタを形成する基板領域が設けられる。
【0265】
これらの基板領域の外部にデジット線デコード回路およびワード線デコード回路が配置される。
【0266】
列選択およびデータ読出に関連する部分の構成は、図17に示す構成と同じである。
【0267】
この図18に示す基板領域の配置の場合、デジット線駆動回路とワード線駆動回路が共通の基板領域内に形成される。したがって、これらのワード線駆動回路とデジット線駆動回路の基板領域を分離するためのウェル分離領域が不要となり、回路のレイアウト面積を低減することができる。この基板領域230au、230al、230buおよび230blは、スタンバイ状態時には負バイアス状態(逆バイアス状態)に設定され、データの書込/読出を行なうアクティブサイクル時においては、正バイアス状態(順バイアス状態)に設定される。
【0268】
したがって、デジット線駆動回路およびワード線駆動回路のバックゲートバイアスは、同じタイミングで変更される。データの書込/読出を、ランダムなシーケンスで実行する場合、基板領域は、デジット線駆動回路およびワード線駆動回路ともに、正バイアス状態に設定する必要がある。基板バイアスを、書込/読出サイクルに応じて切換る場合、応答の遅れが生じる場合があり、このような状態のときに、スタンバイサイクル/アクティブサイクルで、これらのデジット線駆動回路およびワード線駆動回路の基板バイアスを切換えることにより、安定に基板バイアスを設定することができる。
【0269】
[基板領域の配置3]
図19は、この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域のさらに他の配置を示す図である。回路構成は、図17および図18に示す半導体記憶装置の回路構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付しその詳細説明は省略する。
【0270】
この図19に示す不揮発性半導体記憶装置の配置においては、メモリアレイ200aおよび200bは、それぞれ、アレイ基板領域210aおよび210b内に形成される。ワード線駆動回路200au、デジット線駆動回路204au、ワード線デコード回路203auおよびデジット線デコード回路205auが、基板領域250au内に形成される。ワード線駆動回路202al、デジット線駆動回路204al、ワード線デコード回路203alおよびデジット線デコード回路205alが、基板領域250alに形成される。
【0271】
また、ワード線駆動回路202bu、デジット線駆動回路204bu、ワード線デコード回路203bu、およびデジット線デコード回路205buが、基板領域250bu内に形成される。ワード線駆動回路202bl、デジット線駆動回路204bl、ワード線デコード回路203blおよびデジット線駆動回路205blが、基板領域250bl内に形成される。
【0272】
さらに、ビット線駆動回路207aおよび207bと、コラムデコーダ208が基板領域252内に形成される。リード選択回路206aおよび206bは、この基板領域252の外部に形成される。
【0273】
この図19に示す構成においては、デコードを実行する回路部分と、このデコード回路の出力信号に従って対応の信号線を駆動する駆動回路とは、同一の基板領域内に配置され、その基板バイアス電位がスタンバイ/アクティブサイクルに応じて制御される。デコード回路と駆動回路の基板領域を分離するための領域が不要となり、よりレイアウト面積を低減することができる。
【0274】
また、デジット線デコード回路およびワード線デコード回路の基板領域の電位も、デジット線駆動回路およびワード線駆動回路と同様に制御することができ、このデジット線デコード回路205au、205bu、205alおよび205blと、ワード線デコード回路203au、203al,203buおよび203blの消費電流も低減することができる。
【0275】
ここで、ビット線駆動回路207aおよび207bとは、対応のメモリアレイが異なるため、個々に動作する必要があり、ビット線駆動回路207aおよび207bの基板領域は分離される。コラムデコーダ208についても、一方のメモリアレイのビット線駆動回路を活性状態とし、他方のメモリアレイに対して配置されたいビット線駆動回路を非選択状態とするため、これらのビット線駆動回路およびコラムデコーダの基板領域は別々に配置される。
【0276】
アクティブサイクルにおいては、デジット線デコード回路、ワード線デコード回路およびコラムデコーダの電流駆動力が大きくされるため、高速で、選択動作を行なうことができる。
【0277】
なお、図17から図19に示す構成において、ビット線駆動回路は、各メモリアレイの両側に配置され、メモリアレイ200aおよび200bそれぞれにおいて、選択ビット線が両側から駆動される。
【0278】
以上のように、この各回路の基板バイアスを、動作モードに応じて変更することにより、スタンバイ時の消費電流を低減でき、またアクティブサイクル時の電流駆動力を大きくすることができ、高速でかつ低消費電流で動作する半導体記憶装置を実現することができる。
【0279】
[他の適用例]
上述の説明においては、メモリセルデータ読出時においては、参照データを書込み、その参照データとメモリセルから読出されたデータの比較を行なってメモリセルデータを決定している。しかしながら、この電源構成および基板バイアスの構成については、メモリセルアレイ内にダミーセルを設け、このダミーセルのデータと、選択メモリセルのデータとを比較する構成に対しても適用することができる。
【0280】
上述の説明においては、誘起磁界によりメモリセルの記憶部に分極を生じさせ、その分極方向にしたがってデータを不揮発的に記憶する不揮発性半導体記憶装置について説明している。しかしながら、不揮発性半導体記憶装置としては、MRAMに限定されず、例えば、結晶質と非晶質の間で結晶状態を変化させることにより、データを不揮発的に記憶する不揮発性半導体記憶装置であっても本発明は適用可能である。この例としては、例えば、日経マイクロデバイス、2002年3月号、第65ページから第78ページの、「不揮発性メモリ最前線;フラッシュからOUMへ.米インテルが描く将来像」と題された記事に開示されているOUM(Ovonic Unified Memory)のような相変化メモリであってもよい。
【0281】
この相変化メモリにおいては、メモリセルが薄膜のカルコゲナイト相および発熱素子により構成され、データ書込電流が通過する発熱素子からの加熱パターンに応じてカルコゲナイト相が、アモルファス化または結晶化される。カルコゲナイト相の電気抵抗は、アモルファス状態および結晶状態でそれぞれ異なる。書込電流を書込データに応じて設定することにより、カルコゲナイト相の状態を設定することができ、応じてデータを不揮発的に記憶することができる。
【0282】
さらに、メモリセルとしては、不揮発性メモリセルに限定されず、いかなるメモリセルの構造に対しても、本発明は適用可能である。メモリセルの選択のために、選択電流を使用するため、磁場によりメモリセルに分極を生じさせてその分極状態を不揮発的に記憶する不揮発性半導体記憶装置と、データ書込電流が通過する発熱素子からの加熱により相転移を生じさせて、その相の状態を不揮発的に記憶する不揮発性半導体記憶装置が、現状では、本発明が適用される半導体記憶装置としては、最も適している。しかしながら、メモリセルの形態として、キャパシタに電荷を保持することによりデータを記憶し、選択トランジスタによりキャパシタの記憶電荷の読出/書込を行うメモリセルに対しても、この選択トランジスタの活性化信号配線(ワード線)の高速化のために本発明を適用することも可能である。
【0283】
なお、MRAMにおいて、アクセストランジスタは、NチャネルMOSトランジスタで構成されている。しかしながら、このアクセストランジスタが、PチャネルMOSトランジスタで構成されていても、本発明は同様、適用可能である。
【0284】
【発明の効果】
以上のように、この発明に従えば、スタンバイ時の消費電流を動作時の駆動能力を低下させることなく大幅に低減することができる。
【0285】
すなわち、メモリセルが接続する信号線を駆動する信号線駆動回路の電源ノードの印加電圧を、動作モードに応じて変更しており、信号線駆動回路の動作時の駆動能力を低下させることなく消費電流を低減することができる。
【0286】
特に、電源ノードを、この信号線駆動回路の非活性化時ハイインピーダンス状態に設定し、この信号線駆動回路の活性化時電源ノードに一定電圧レベルの電圧を供給することにより、信号線駆動回路の電源を階層電源構成とすることができ、簡易な回路構成で、確実に、動作時の駆動力を低下させることなく、スタンバイ時の消費電流を低減することができる。
【0287】
また、この信号線駆動回路は、メモリセル列に対応して配置されるビット線を駆動するビット線駆動回路の場合、データの書込を行なうビット線駆動回路におけるスタンバイ時の消費電流を、データ書込時の電流駆動能力を低下させることなく容易に増大させることができる。
【0288】
また、ビット線をビット線駆動回路の非活性化時に所定電圧レベルに保持することにより、ビット線がスタンバイ時にフローティング状態となるのを防止することができ、ビット線電位がスタンバイ時に浮き上がり誤動作が生じるのを防止することができる。また、メモリセルを介してリーク電流が流れるのを防止することができる。
【0289】
また、信号線駆動回路が、メモリセル行に対応して配置されるワード線を選択状態へ駆動するワード線駆動回路の場合、データ読出時に選択ワード線を駆動するワード線駆動回路のスタンバイ時の消費電流を、動作時の電流駆動力を低下させることなく低減することができる。
【0290】
また、この信号線駆動回路が、メモリセル行に対応して配置されるソース線を駆動するソース線駆動回路の場合、スタンバイ時のソース線駆動回路のリーク電流を低減することができ、また動作時、高速で、選択行に対応して配置されたソース線を所定電圧レベルに駆動することができる。
【0291】
また、このソース線駆動回路に対して、対応のソース線の非選択時、電源ノードの電圧と異なる電圧レベルの電圧を供給するリセット素子を設けることにより、非選択ソース線において、メモリセルを介してリーク電流が流れるのを確実に防止することができ、消費電流を低減することができる。
【0292】
また、ソース線駆動回路およびソース線リセット素子を、対応のワード線上の信号に従って選択的に活性化することにより、ソース線駆動回路を選択するためのソース線デコーダが不要となり、回路のレイアウト面積が低減され、また消費電流も低減することができる。
【0293】
また、この信号線駆動回路において、メモリセル行に対応して配置される信号線を駆動するドライブトランジスタのバックゲートへ印加される電圧を、動作モードに従ってその電圧レベルを変更することにより、スタンバイ時のリーク電流を低減でき、また動作時の電流駆動力を大きくすることができ、小占有面積でかつ低消費電流で動作する信号線駆動回路を実現することができる。
【0294】
また、メモリセル列に対応して配置される信号線を駆動する信号線駆動回路のドライブトランジスタのバックゲートの電圧レベルを、動作モードに応じて変更することにより、この信号線駆動回路のレイアウト面積を増加させることなく、動作時の電流駆動力を大きくすることができ、回路レイアウト面積を低減することができる。また、この信号線駆動回路のスタンバイ時の消費電流をより低減することができる。
【0295】
また、このバックゲートバイアス電圧として、信号線駆動回路の活性化時、ドライブトランジスタのバックゲートのPN接合を順方向にバイアスし、非活性化時逆方向にバイアスする電圧を印加することにより、スタンバイ時のリーク電流を抑制し、かつ動作時の電流駆動力を大きくすることができる。
【0296】
また、電源回路を周辺回路の電源と分離することにより、特定の動作モード時には、その電源回路の供給する電圧レベルを変更することにより、信号線駆動回路が最適動作する電圧レベルを検出することができる。
【0297】
また、この信号線駆動回路のドライブトランジスタのバックゲートに与えられる電圧を、特定動作モード時通常動作モード時の電圧レベルと異なる電圧レベルに設定することにより、これらのバックゲートバイアス電圧を最適化することができ、また、リーク電流などのテストを行なうことができる。
【0298】
また、メモリブロックをそれぞれ別々の基板領域に形成し、またメモリブロックの基板領域と分離してそれぞれ個々の基板領域内にアレイ駆動回路を配置することにより、メモリブロック単位で動作させて、消費電流を低減でき、また基板領域の分離により、ノイズの伝搬を防止でき、安定に動作させることができる。また、各基板領域のバイアス電圧を、各回路アレイ駆動回路の動作モードに応じて最適値に設定することができ、低消費電流で高速動作する半導体記憶装置を実現することができる。
【0299】
また、メモリセルの抵抗性素子に結合するビット線を駆動する回路を、独立した基板領域に配置することにより、このビット線駆動回路のスタンバイ時の消費電流を低減しかつ動作時の駆動力を、レイアウト面積を増大させることなく大きくすることができる。
【0300】
また、ワード線ドライブ回路を分離基板領域に特に配置することにより、各動作モードに応じて、最適なバイアス電圧レベルに基板バイアス電圧を設定することができる。
【0301】
また、デジット線を駆動するデジット線駆動回路と、ワード線を駆動するワード線駆動回路を別々の基板領域に配置することにより、デジット線およびワード線の駆動状況に応じて、これらのデジット線駆動回路およびワード線駆動回路の基板バイアスを最適値に設定することができ、低消費電流で高速動作するデジット線駆動回路を実現することができる。
【0302】
また、ワード線駆動回路とデジット線駆動回路を共通の基板領域内に形成することにより、これらの駆動回路の基板領域を分離する領域が不要となり、レイアウト面積が低減される。
【0303】
また、ワード線デコード回路、ワード線駆動回路、デジット線デコード回路およびデジット線駆動回路を、共通の基板領域に形成することにより、基板領域の分離のための領域が不要となり、レイアウト面積が低減される。また、デコード回路においてもスタンバイ時の消費電流を低減することができる。
【0304】
また、選択時、制御電極が接続される配線に電流が供給される第1のトランジスタの基板領域に対し第1の動作モード時においては基板電位供給回路により第1のトランジスタの出力ノードと導通ノードの電位の中間の電位を供給し、第2の動作モード時に、この基板領域を基板電位供給回路から分離することにより、第2の動作モード時基板電位を変更して第1のトランジスタの動作特性を試験して、最適な動作特性を与える基板電位を設定することができる。また、第1の動作モード時において、第1のトランジスタのソース/ドレインの中間電位を基板に供給することにより、第1のトランジスタのしきい値電圧の絶対値を小さくして高速で、または大きな電流駆動力で第1のトランジスタを動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1に示す不揮発性半導体記憶装置の要部の構成を具体的に示す図である。
【図3】図1に示す不揮発性半導体記憶装置のデータ読出部の構成の一例を示す図である。
【図4】図2および図3に示す回路のデータ読出時の動作を示す信号波形図である。
【図5】(A)および(B)は、図3に示すデータ読出部の動作を示す信号波形図である。
【図6】図1に示す制御回路の要部の構成を概略的に示す図である。
【図7】図6に示す制御回路の動作を示すフロー図である。
【図8】図1に示すデジット線駆動回路の構成およびその電源部の構成を示す図である。
【図9】図8に示す回路の動作を示す信号波形図である。
【図10】図1に示すビット線駆動回路およびその電源部の構成を示す図である。
【図11】図10に示す回路の動作を示す信号波形図である。
【図12】図10に示すビット線駆動回路のデータ読出時の動作を示す信号波形図である。
【図13】図10に示すトライステートデコーダの構成の一例を示す図である。
【図14】図1に示すワード線駆動回路の構成および電源部の構成を示す図である。
【図15】図14に示す回路の動作を示す信号波形図である。
【図16】図1に示すソース線駆動回路の構成を概略的に示す図である。
【図17】この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置を概略的に示す図である。
【図18】この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域の配置の変更例を示す図である。
【図19】この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の基板領域のさらなる配置を概略的に示す図である。
【図20】従来の磁気メモリ素子の構造を概略的に示す図である。
【図21】従来の磁気メモリ素子の断面構造の1例を概略的に示す図である。
【図22】従来の磁気メモリセルの電気的等価回路を示す図である。
【図23】従来の磁気メモリセル素子の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、2a,2b ワード線駆動回路、3a,3b デジット線駆動回路、5a,5b ソース線駆動回路、4a,4b ビット線駆動回路、6 リード選択回路、7 読出回路、8 保持回路、9 出力回路、BLLV0,BLLV1,BLRV0,BLRV1 ビット線ドライバ、DDV0−DDV3 デジット線ドライバ、WDV0−WDV3 ワード線ドライバ、MC メモリセル、RSG0,RSG リードセレクトゲート、22 差動増幅回路、8保持回路、24 容量素子、26 スイッチングトランジスタ、28 差動増幅回路、DDVa−DDVe デジット線ドライバ、DDKa−DDKe デジット線デコーダ、52 基板バイアス線、50 デジット線電源線、54 電源トランジスタ、56 電源ノード、60,62 スイッチングトランジスタ、63 昇圧電位発生回路、65 降圧電位発生回路、64,66 パッド、BLLVa−BLLVc,BLRVa−BLRVc ビット線ドライバ、PTa−PTc ビット線リセットトランジスタ、70l,70r ローカル電源線、72l,72r ロー側ローカル電源線、74l,74r ローカル基板バイアス線、76l,76r ローカル基板バイアス線、77 グローバル基板バイアス線、71 ハイ側グローバル電源線、73 ロー側グローバル電源線、75 グローバル基板バイアス線、77 基板バイアス線、80,81 電源トランジスタ、82,83,84,85 スイッチングトランジスタ、86 昇圧電位発生回路、87 降圧電位発生回路、88 負電位発生回路、89 昇圧接地発生回路、WDVa−WDVc ワード線ドライバ、110 ハイ側ローカル電源線、112 ロー側ローカル電源線、111 ローカル基板バイアス線、113 ローカル基板バイアス線、114 グローバル電源線、116 ロー側グローバル電源線、115 基板バイアス線、117 グローバル基板バイアス線、120 電源トランジスタ、121,125,127,129 スイッチングトランジスタ、123 昇圧電位発生回路、126 降圧電位発生回路、128 負電位発生回路、130 昇圧スイッチ発生回路、SSVa−SSVc ソース線ドライバ、NSQ NチャネルMOSトランジスタ、PSQ PチャネルMOSトランジスタ、PAD パッド、152 電源トランジスタ、154 スイッチングトランジスタ、200a,200b メモリアレイ、202au,202al,202bu,202bl ワード線駆動回路、203au,203al,203bu,203bl ワード線デコード回路、204au,204al,204bu,204bl デジット線駆動回路、205au,205al,205bu,205bl デコーダデコード回路、210a,210b,211au,211al,211bu,211bl,212au,212al,212bu,212bl,220a,220b 基板領域、230au,230al,230bu,230bl 基板領域、250au,250al,250bu,250bl,252
基板領域。
Claims (20)
- 各々が、記憶データに従って内部状態が決定され、該内部状態を保持してデータを記憶する複数のメモリセル、
メモリセル選択時、少なくともアドレス信号に従って選択メモリセルが接続する信号線を駆動する信号線駆動回路、および
前記信号線駆動回路の電源ノードに結合され、前記信号線駆動回路へ電源電圧を供給する電源回路を備え、前記電源回路は、動作モードに応じて前記電源ノードの印加電圧を変更する、不揮発性半導体記憶装置。 - 前記電源回路は、前記電源ノードを前記信号線駆動回路の非活性化時ハイインピーダンス状態に設定しかつ前記信号線駆動回路の活性化時、前記電源ノードへ所定電圧レベルの電圧を供給する、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記複数のメモリセルは、行列状に配列され、かつ各前記メモリセルは、記憶データに応じて抵抗値が決定され、該抵抗値によりデータを記憶する抵抗素子を備え、
前記半導体記憶装置は、さらに、
各メモリセル列に対応して配置され、各々に対応の列のメモリセルの抵抗素子が結合する複数のビット線を備え、
前記信号線駆動回路は、各前記ビット線に対応して配置され、各々が活性化時対応のビット線に電流を供給するビット線駆動回路を備える、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記ビット線に結合され、前記ビット線駆動回路の非活性化時、各前記ビット線を所定電圧レベルに維持する電圧保持回路をさらに備える、請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記複数のメモリセルは行列状に配列され、かつ各前記メモリセルは、記憶データに応じてその抵抗値が決定される抵抗素子と、前記抵抗素子に結合されるアクセストランジスタとを含み、
前記半導体記憶装置は、さらに、
各メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリセルのアクセストランジスタが結合する複数のワード線を備え、
前記信号線駆動回路は、各前記ワード線に対応して配置され、各々が活性化時対応のワード線を選択状態へ駆動して対応のメモリセルのアクセストランジスタを導通状態に駆動するワード線駆動回路を備える、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記複数のメモリセルは行列状に配列され、かつ各前記メモリセルは、記憶データに応じてその抵抗値が決定される抵抗素子と、前記抵抗素子に結合されるアクセストランジスタとを含み、
前記半導体記憶装置は、さらに、
各メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリセルのアクセストランジスタが結合する複数のソース線を備え、
前記信号線駆動回路は、各前記ソース線に対応して配置され、各々が活性化時対応のソース線を選択状態に駆動して対応のメモリセルに電流が流れる経路を形成する複数のソース線駆動回路を備える、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記信号線駆動回路は、さらに、
各前記ソース線に対応して配置され、各々が対応のソース線の非選択時、対応のソース線に前記電源ノードの電圧と電圧レベルの異なる電圧を供給する複数のソース線リセット素子を含む、請求項6記載の含む不揮発性半導体記憶装置。 - 各メモリセル行に対応して配置され、各々が対応の行のメモリセルのアクセストランジスタに結合し、選択時対応のメモリセルのアクセストランジスタを導通状態へ駆動する複数のワード線をさらに備え、
前記ソース線駆動回路および前記ソース線リセット素子は、対応のワード線上の信号に従って選択的に活性化され、各ソース線において前記ソース線駆動回路と前記リセット素子とは相補的に活性化されるトランジスタで構成される、請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記複数のメモリセルは行列状に配列され、前記信号線は各メモリセル行に対応して配置され、
前記信号線駆動回路は、各メモリセル行に対応して配置され、導通時、前記電源ノードを対応の行に配列された信号線に電気的に結合する、各々がバックゲートを有する複数のドライブトランジスタを備え、
前記半導体記憶装置は、さらに、
前記ドライブトランジスタのバックゲートに電圧を印加する基板バイアス回路を備え、前記基板バイアス回路は、前記動作モードに従って前記バックゲートへ印加される電圧レベルを変更する、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記複数のメモリセルは行列状に配列され、
前記信号線は各メモリセル列に対応して配置され、
前記信号線駆動回路は、各メモリセル列に対応して配置され、導通時前記電源ノードを対応の列に配列された信号線に電気的に結合する、各々がバックゲートを有する複数のドライブトランジスタを備え、
前記半導体記憶装置は、さらに、
前記ドライブトランジスタのバックゲートへ電圧を印加する基板バイアス回路を備え、前記基板バイアス回路は、前記動作モードに従って、前記バックゲートへ印加される電圧レベルを変更する、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記基板バイアス回路は、前記信号線駆動回路の活性化時、前記バックゲートへ前記バックゲートのPN接合が順方向へバイアスされる電圧を印加し、かつ前記信号線駆動回路の非活性化時前記PN接合が逆バイアス状態となる電圧を印加する、請求項9または10記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記電源回路は、周辺回路の電源回路と分離して配置される、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記電源回路は、特定の動作モード指示信号に応答して前記電源回路が通常動作モード時に生成可能な電圧レベルと異なる電圧レベルの電圧を供給する、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記複数のメモリセルは行列状に配列され、
前記信号線は各メモリセル行に対応して配置され、
前記信号線駆動回路は、各メモリセル行に対応して配置され、導通時、前記電源ノードを対応の行に配置された信号線と電気的に結合する、各々がバックゲートを有する複数のドライブトランジスタを備え、
前記半導体記憶装置は、さらに、
前記ドライブトランジスタのバックゲートへ電圧を印加する基板バイアス回路を備え、前記基板バイアス回路は、通常動作モード時に所定の電圧レベルの電圧を供給し、前記通常動作モードと異なる特定の動作モード時前記所定の電圧レベルと異なる電圧レベルの電圧を供給し、かつ前記通常動作モード時、前記信号線駆動回路の活性/非活性に応じて前記所定の電圧レベルを第1および第2の電圧レベルの間で切換えて、前記バックゲートへ伝達する、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 各々が互いに分離される基板領域に形成され、各々が、複数のメモリセルを備える複数のメモリブロックを備え、各前記メモリセルは、記憶データに応じて内部状態が決定され、該内部状態を保持することによりデータを記憶し、さらに、
各前記複数のメモリブロックに対応してかつ前記メモリブロックの基板領域と分離される基板領域に配置され、各々が対応のメモリブロックのメモリセルの選択時、メモリセルに結合する信号線を選択的に駆動する複数のアレイ駆動回路を備える、不揮発性半導体記憶装置。 - 各前記メモリブロックにおいて、前記複数のメモリセルは行列状に配列され、
各前記メモリセルは、記憶データに応じて抵抗値が決定され、該抵抗値によりデータを記憶する抵抗素子と、前記抵抗性素子を選択するアクセストランジスタとを備え、
前記信号線は、各メモリセル列に対応して配置され、各々に対応の列のメモリセルの抵抗性素子が結合するビット線を備える、請求項15記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 各前記メモリブロックにおいて、前記複数のメモリセルは行列状に配列され、
各前記メモリセルは記憶データにしたがって抵抗値が決定される抵抗性素子と、前記抵抗性素子を選択するアクセストランジスタとを備え、
前記信号線は、前記メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルのアクセストランジスタの制御電極に電気的に結合されるワード線と、
各前記メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルの抵抗性素子に結合するデジット線とを備え、
各前記アレイ駆動回路は、対応のメモリブロックのワード線を駆動するワード線駆動回路と、対応のメモリブロックのデジット線を駆動するデジット線駆動回路とを備え、前記ワード線駆動回路と前記デジット線駆動回路とは互いに分離される基板領域に形成される、請求項15記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 各前記メモリブロックにおいて、前記複数のメモリセルは行列状に配列され、
各前記メモリセルは、記憶データにしたがって抵抗値が決定される抵抗性素子と、前記抵抗性素子を選択するアクセストランジスタとを備え、
前記信号線は、前記メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルのアクセストランジスタの制御電極に電気的に結合されるワード線と、
各前記メモリセル行に対応して配置され、対応の行のメモリセルの抵抗性素子に結合するデジット線とを備え、
各前記アレイ駆動回路は、対応のメモリブロックのワード線を駆動するワード線駆動回路と、対応のメモリブロックのデジット線を駆動するデジット線駆動回路とを備え、前記ワード線駆動回路と前記デジット線駆動回路とは共通の基板領域に形成される、請求項15記載の不揮発性半導体記憶装置。 - データ読出時、与えられたアドレスをデコードしてワード線指定信号を生成して前記ワード線駆動回路へ与えるワード線デコード回路と、
データ書込時活性化され、与えられたアドレスをデコードして、デジット線指定信号を生成して前記デジット線駆動回路へ与えるデジット線デコード回路をさらに備え、前記ワード線デコード回路および前記デジット線デコード回路は前記共通の基板領域に形成される、請求項18記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 第1の配線に第1のトランジスタの出力ノードが接続され、前記第1のトランジスタの制御電極の活性化時、前記第1の配線に電流を供給する半導体装置であって、前記第1のトランジスタは、さらに、導通ノードを有し、
第1の動作モード時、前記第1のトランジスタの基板領域に、前記第1のトランジスタの前記出力ノードの電位と前記導通ノードの電位の間の電圧を供給する基板電位供給回路、および
前記第1の動作モードと異なる第2の動作モード時、前記基板電位供給回路と前記基板とを電気的に分離する分離回路を備える、半導体装置。
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