JP2004068766A - 排気管 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単且つ安価な構成で消音効果を発揮させることができる構造の排気管を得る。
【解決手段】導入部から排出部へ排気ガスが流れるガス流路を有する円筒状の筒体10で形成された排気管1であって、ガス流路の中心近傍位置を含む略半円形状の複数の遮蔽板20を、筒体の内側においてガス流路方向に間隔を存しさせて装着するとともに、ガス流路の中心線30に対して交互に配置するよう装着し、各遮蔽板20は筒体10の縦断面40に対する傾斜角を0〜±60度に設定する。この排気管1を、直接マフラーの出口に取り付けることで消音効果が発揮させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】導入部から排出部へ排気ガスが流れるガス流路を有する円筒状の筒体10で形成された排気管1であって、ガス流路の中心近傍位置を含む略半円形状の複数の遮蔽板20を、筒体の内側においてガス流路方向に間隔を存しさせて装着するとともに、ガス流路の中心線30に対して交互に配置するよう装着し、各遮蔽板20は筒体10の縦断面40に対する傾斜角を0〜±60度に設定する。この排気管1を、直接マフラーの出口に取り付けることで消音効果が発揮させることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジンに装着される排気管に関し、特に小型のディーゼルエンジンに装着して排気騒音を消去するのに適した排気管の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
中型から大型の内燃機関(ディーゼルエンジン)における排気騒音を除去する消音装置においては、円筒管内を複数の室に区分し、円筒管内を流れる排気ガスを体積の大きい室へ拡散させたり、円筒管の壁面に多数の小孔を設け円筒管の外側周囲に吸音材を配置して円筒管内に流れる排気騒音を吸収させることが一般的に行われている。
【0003】
これに対して小型船舶や発電機に使用される小型のディーゼルエンジンに関しては、中型や大型のものに比較して騒音レベルが低かったので、特別な消音装置を装着することなく使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、騒音に対する世間の認識が変化し、小型のディーゼルエンジンについても騒音を小さくすることが要望されてきた。
しかしながら、前記した従前の消音装置のように、内部を区画形成して排気ガスのガス流路を変化させたり、吸音材を使用することで消音効果を発揮させる消音装置は、構造が複雑であるとともに装置が大型化し、小型のディーゼルエンジンに装着する場合には適していないという問題点があった。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ディーゼルエンジンに装着される排気管について、十分な消音効果を発揮できる構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1は、導入部から排出部へ排気ガスが流れるガス流路を有する円筒状の筒体で形成された排気管であって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記ガス流路の中心近傍位置を含む略半円形状の複数の遮蔽板を、前記筒体の内側においてガス流路方向に間隔を存しさせて装着する。
各遮蔽板は、前記ガス流路の中心線に対して交互に配置するよう装着する。
前記各遮蔽板は、前記筒体の縦断面に対する傾斜角が0〜±60度とする。すなわち、遮蔽板の傾斜方向は、導入部側(0〜−60度)及び排出部側(0〜+60度)の両方を含むものであり、排出部側に傾斜させることで排気抵抗を減じることができる。
【0007】
請求項2は、導入部から排出部へ排気ガスが流れるガス流路を有する円筒状の筒体で形成された排気管であって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記ガス流路の中心位置を外した略半円形状の複数の遮蔽板を、前記筒体の内側においてガス流路方向に間隔を存しさせて筒体の軸に垂直な断面に沿って装着する。
各遮蔽板は、前記ガス流路の中心線に対して交互に配置するよう装着する。
前記筒体の中心に前記遮蔽板で遮断されない流路空間を形成する。
【0008】
請求項3は、請求項1又は請求項2に記載の排気管において、前記遮蔽板に多数のパンチング孔を形成したことを特徴としている。
【0009】
請求項4は、請求項1又は請求項2に記載の排気管において、筒体の外側に該筒体の外壁周囲との間に空隙が形成される外被体を装着したことを特徴としている。
【0010】
請求項5は、請求項1又は請求項2に記載の排気管において、筒体の外側に該筒体の外壁周囲との間に環状空間が形成される外筒体を装着し、該環状空間に断熱材を充填して成ることを特徴としている。
【0011】
本発明の排気管によれば、導入部から排出部へ流れる排気ガスに対して、ガス流路面積の略半分程度を遮断するために複数の遮蔽板を設けることにより、これら遮蔽板で反射及び拡散を繰り返しながら排出部側へ導かれるので、効率良く拡散を繰り返すことにより消音効果を発揮させることができる。
【0012】
また、遮蔽板にパンチング孔を形成することで、一層の拡散効果を助長させることができる。
【0013】
排気管を構成する筒体の外側に外被体を装着することで、筒体の外壁周囲との間に空隙を形成し、透過音を減少させることができる。
【0014】
排気管を構成する筒体の外側に外被体を装着し環状空間に断熱材を充填することで、外被体の表面に排気管内の温度が伝導することを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例について、図面を参照しながら説明する。図1(a)は排気管の軸方向に沿った断面説明図、図1(b)は図1(a)の矢視部における断面説明図、図2(a)(b)は排気管内部に装着される遮蔽板の斜視説明図である。
【0016】
排気管1は、長尺の円筒状筒体10で形成され、この筒体10の一端側から排気ガスが導入され、他端側から排出するように構成されている。
筒体10内には、ガス流路面積を半分遮断するように、複数の遮蔽板20,20がガス流路方向に等間隔に装着されている。各遮蔽板20は排出部側へ傾斜して装着されるとともに、ガス流路の中心線30が遮蔽板端部に接触して位置するように筒体10の内壁の略半周部分で固定されて装着されている。また、遮蔽板20は、前記したガス流路の中心線30に対して、ガス流路の遮断部分が交互になるように配置されている。
【0017】
筒体10内に装着される遮蔽板20の傾斜角度は、筒体10の縦断面40に対する傾斜角θが0〜60度となるように装着する。
遮蔽板20は、図2(a)に示すように、筒体10の断面積の半分が含まれる略半円形状をなす扇形板21や、図2(b)に示すような多数のパンチング孔23が穿孔された扇形板22で構成されている。遮蔽板20に形成されたパンチング孔23の存在により、導入される水分を含む排気ガスに対して水分を除去し、遮蔽板20での拡散効果を効率良く発揮させることが可能となる。
筒体10内に複数設置する遮蔽板20の一部にパンチング孔23を穿孔するようにしてもよい。
【0018】
また、上記例では、遮蔽板20の傾斜方向がガスの排出側(左側)に傾斜しているが、図3に示すように、導入側(右側)に傾斜するように装着してもよい。したがって、遮蔽板20の傾斜方向は、筒体10の縦断面40に対する傾斜角が0〜±60度となるように装着すればよく、傾斜方向は排気ガスの導入側(0〜−60度)及び排出側(0〜+60度)の両方を含むものである。
具体的な遮蔽板20の傾斜角度及び設置間隔は、排気管1が接続されるエンジン排気量や排気管の大きさにより異なる。したがって、効率良く拡散が行なわれるガス経路とするために、遮蔽板20の設置間隔や傾斜角度を0〜±60度の範囲で適宜設計するようにする。
【0019】
傾斜角を0〜±60度としたのは、60度を超える傾斜であると排気ガスの流れに対して抵抗となりにくく、遮蔽板20の遮蔽作用が発揮されないためである。
また、遮蔽板20を排出部側に傾斜させることで、導入側に傾斜される場合に対して排気抵抗を減じることができる。
【0020】
排気管1における遮蔽板20の縦断面40に対する傾斜角θを0度とした場合は、図4(a)のように遮蔽板20の端部が中心線30に接するように構成する他に、図4(b)に示すように、遮蔽板20の半径方向の長さを短くすることでガス流路の中心位置を外した略半円形状の遮蔽板20を形成し、これを筒体10の内側に装着することで筒体10の中心に遮蔽板20で遮断されない長方形状の流路空間50を形成するようにしてもよい。
上記例によれば、流路空間50を形成することで、排気抵抗を減じることができる。
【0021】
図5は、排気管1の他の例を示すもので、筒体10の外側に筒体の外壁周囲との間に空隙が形成される外被体を装着したものである。
すなわち、筒体10の両端に環状リング11,11を装着し、これらの環状リング11を覆うように外被体12を装着することで、筒体10の外壁と外被体12の内壁との間に環状空隙部13が形成される。したがって、環状空隙部13の隙間dは、環状リング11の肉厚に等しい長さとなっている。
図5(a)は遮蔽板20を排出側に傾斜させた例であり、図5(b)は遮蔽板を導入側に傾斜させた例である。
【0022】
上記構造によれば、筒体10の外側に環状空隙部13を形成することで、筒体11内部で発生する音が外被体12の外に透過することを遮断することができるので、透過音を防止することが可能となる。また、透過音遮断を目的とするための隙間dは、3〜10mm程度であることが好ましい。
【0023】
図6(a)(b)は、排気管1において遮蔽板20の縦断面40に対する傾斜角θを0度とした例(図4(a)(b))に対して、それぞれ筒体10の外側に外被体12を装着した例を示すものである。図5と同じ構成をとる部分については同一符号を付している。
【0024】
図7は、排気管の他の例を示すもので、筒体10の外側に外筒体14を装着して、筒体10との間に環状空間部15を形成し、この環状空間部15内に断熱材16を充填して構成されている。
この例によれば、環状空間部15に断熱材16を充填することで、外筒体14の表面に排気管1内の温度が伝導することを防止でき、排気管1の外周に触れても問題のない構造とすることができる。
【0025】
上述した排気管1によれば、導入側から排出側へ流れる排気ガスに対して、ガス流路面積の略半分程度を遮断するために複数の遮蔽板20を設けることにより、これら遮蔽板20で反射及び拡散を繰り返しながら排気ガスが排出側へ導かれるので、効率良く拡散を繰り返すことにより消音効果を発揮させることができる。
また、パンチング孔23が形成された遮蔽板20を設置することで、排気ガスの一部がパンチング孔23を通って導かれることになるので一層の拡散効果を助長させることができる。
【0026】
遮蔽板20は、排気ガスが連続して導入されることで焼き状態となり、不完全燃焼ガスが導入された場合にこれを気化させて燃焼させることができるので、不完全燃焼ガスが排気管1から排出されることを防止するという効果がある。
また、遮蔽板20にそれぞれ形成されたパンチング孔23の作用により、導入側から導入される排気ガス中の水分の除去が行なわれるので、エンジン始動に際して水が排気管より外に飛び出すことを防止することができる。
そして、除去された水分は筒体10の下部に流れるが、排気ガスが継続して導入されることにより遮蔽板20が高熱状態となることによる温度上昇で蒸発させることができる。
【0027】
遮蔽板20においては、排気ガスが衝突して反射し拡散を繰り返しながら排出側へ導かれ、排気ガスが相互干渉して消音が行なわれる
【0028】
また、パンチング孔23がカーボンで目詰まりした時には、排気ガス導入側のパイプを外してエアーを噴射させることで、容易に掃除をすることができる。
【0029】
また、上述したような構造の排気管を消音装置のガス流路の一部として適用すれば、小型で消音効果が優れた消音装置を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の排気管によれば、導入部から排出部へ流れる排気ガスに対して、ガス流路面積の略半分程度を遮断するために複数の遮蔽板を設けることにより、これら遮蔽板で反射及び拡散を繰り返しながら排出部側へ導かれるので、効率良く拡散を繰り返すことにより消音効果が得られるので、小型エンジンであればこの排気管を直接マフラーの出口に取り付けることで簡単且つ安価な構成で消音効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気管の実施形態の一例を示すものであり、(a)は排気管の軸方向における断面説明図、(b)は(a)の矢視部における断面説明図である。
【図2】(a)(b)は排気管内に装着される遮蔽板の斜視説明図である。
【図3】排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【図4】(a)(b)は排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【図5】(a)(b)は排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【図6】(a)(b)は排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【図7】排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【符号の説明】
1…排気管、 10…筒体、
11…環状リング、 12…外被体、 13…環状空隙部、
14…外筒体、 15…環状空間部、 16…断熱材、
20…遮蔽板、 23…パンチング孔、
30…中心線、
40…縦断面、
50…流路空間
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジンに装着される排気管に関し、特に小型のディーゼルエンジンに装着して排気騒音を消去するのに適した排気管の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
中型から大型の内燃機関(ディーゼルエンジン)における排気騒音を除去する消音装置においては、円筒管内を複数の室に区分し、円筒管内を流れる排気ガスを体積の大きい室へ拡散させたり、円筒管の壁面に多数の小孔を設け円筒管の外側周囲に吸音材を配置して円筒管内に流れる排気騒音を吸収させることが一般的に行われている。
【0003】
これに対して小型船舶や発電機に使用される小型のディーゼルエンジンに関しては、中型や大型のものに比較して騒音レベルが低かったので、特別な消音装置を装着することなく使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、騒音に対する世間の認識が変化し、小型のディーゼルエンジンについても騒音を小さくすることが要望されてきた。
しかしながら、前記した従前の消音装置のように、内部を区画形成して排気ガスのガス流路を変化させたり、吸音材を使用することで消音効果を発揮させる消音装置は、構造が複雑であるとともに装置が大型化し、小型のディーゼルエンジンに装着する場合には適していないという問題点があった。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ディーゼルエンジンに装着される排気管について、十分な消音効果を発揮できる構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1は、導入部から排出部へ排気ガスが流れるガス流路を有する円筒状の筒体で形成された排気管であって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記ガス流路の中心近傍位置を含む略半円形状の複数の遮蔽板を、前記筒体の内側においてガス流路方向に間隔を存しさせて装着する。
各遮蔽板は、前記ガス流路の中心線に対して交互に配置するよう装着する。
前記各遮蔽板は、前記筒体の縦断面に対する傾斜角が0〜±60度とする。すなわち、遮蔽板の傾斜方向は、導入部側(0〜−60度)及び排出部側(0〜+60度)の両方を含むものであり、排出部側に傾斜させることで排気抵抗を減じることができる。
【0007】
請求項2は、導入部から排出部へ排気ガスが流れるガス流路を有する円筒状の筒体で形成された排気管であって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記ガス流路の中心位置を外した略半円形状の複数の遮蔽板を、前記筒体の内側においてガス流路方向に間隔を存しさせて筒体の軸に垂直な断面に沿って装着する。
各遮蔽板は、前記ガス流路の中心線に対して交互に配置するよう装着する。
前記筒体の中心に前記遮蔽板で遮断されない流路空間を形成する。
【0008】
請求項3は、請求項1又は請求項2に記載の排気管において、前記遮蔽板に多数のパンチング孔を形成したことを特徴としている。
【0009】
請求項4は、請求項1又は請求項2に記載の排気管において、筒体の外側に該筒体の外壁周囲との間に空隙が形成される外被体を装着したことを特徴としている。
【0010】
請求項5は、請求項1又は請求項2に記載の排気管において、筒体の外側に該筒体の外壁周囲との間に環状空間が形成される外筒体を装着し、該環状空間に断熱材を充填して成ることを特徴としている。
【0011】
本発明の排気管によれば、導入部から排出部へ流れる排気ガスに対して、ガス流路面積の略半分程度を遮断するために複数の遮蔽板を設けることにより、これら遮蔽板で反射及び拡散を繰り返しながら排出部側へ導かれるので、効率良く拡散を繰り返すことにより消音効果を発揮させることができる。
【0012】
また、遮蔽板にパンチング孔を形成することで、一層の拡散効果を助長させることができる。
【0013】
排気管を構成する筒体の外側に外被体を装着することで、筒体の外壁周囲との間に空隙を形成し、透過音を減少させることができる。
【0014】
排気管を構成する筒体の外側に外被体を装着し環状空間に断熱材を充填することで、外被体の表面に排気管内の温度が伝導することを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例について、図面を参照しながら説明する。図1(a)は排気管の軸方向に沿った断面説明図、図1(b)は図1(a)の矢視部における断面説明図、図2(a)(b)は排気管内部に装着される遮蔽板の斜視説明図である。
【0016】
排気管1は、長尺の円筒状筒体10で形成され、この筒体10の一端側から排気ガスが導入され、他端側から排出するように構成されている。
筒体10内には、ガス流路面積を半分遮断するように、複数の遮蔽板20,20がガス流路方向に等間隔に装着されている。各遮蔽板20は排出部側へ傾斜して装着されるとともに、ガス流路の中心線30が遮蔽板端部に接触して位置するように筒体10の内壁の略半周部分で固定されて装着されている。また、遮蔽板20は、前記したガス流路の中心線30に対して、ガス流路の遮断部分が交互になるように配置されている。
【0017】
筒体10内に装着される遮蔽板20の傾斜角度は、筒体10の縦断面40に対する傾斜角θが0〜60度となるように装着する。
遮蔽板20は、図2(a)に示すように、筒体10の断面積の半分が含まれる略半円形状をなす扇形板21や、図2(b)に示すような多数のパンチング孔23が穿孔された扇形板22で構成されている。遮蔽板20に形成されたパンチング孔23の存在により、導入される水分を含む排気ガスに対して水分を除去し、遮蔽板20での拡散効果を効率良く発揮させることが可能となる。
筒体10内に複数設置する遮蔽板20の一部にパンチング孔23を穿孔するようにしてもよい。
【0018】
また、上記例では、遮蔽板20の傾斜方向がガスの排出側(左側)に傾斜しているが、図3に示すように、導入側(右側)に傾斜するように装着してもよい。したがって、遮蔽板20の傾斜方向は、筒体10の縦断面40に対する傾斜角が0〜±60度となるように装着すればよく、傾斜方向は排気ガスの導入側(0〜−60度)及び排出側(0〜+60度)の両方を含むものである。
具体的な遮蔽板20の傾斜角度及び設置間隔は、排気管1が接続されるエンジン排気量や排気管の大きさにより異なる。したがって、効率良く拡散が行なわれるガス経路とするために、遮蔽板20の設置間隔や傾斜角度を0〜±60度の範囲で適宜設計するようにする。
【0019】
傾斜角を0〜±60度としたのは、60度を超える傾斜であると排気ガスの流れに対して抵抗となりにくく、遮蔽板20の遮蔽作用が発揮されないためである。
また、遮蔽板20を排出部側に傾斜させることで、導入側に傾斜される場合に対して排気抵抗を減じることができる。
【0020】
排気管1における遮蔽板20の縦断面40に対する傾斜角θを0度とした場合は、図4(a)のように遮蔽板20の端部が中心線30に接するように構成する他に、図4(b)に示すように、遮蔽板20の半径方向の長さを短くすることでガス流路の中心位置を外した略半円形状の遮蔽板20を形成し、これを筒体10の内側に装着することで筒体10の中心に遮蔽板20で遮断されない長方形状の流路空間50を形成するようにしてもよい。
上記例によれば、流路空間50を形成することで、排気抵抗を減じることができる。
【0021】
図5は、排気管1の他の例を示すもので、筒体10の外側に筒体の外壁周囲との間に空隙が形成される外被体を装着したものである。
すなわち、筒体10の両端に環状リング11,11を装着し、これらの環状リング11を覆うように外被体12を装着することで、筒体10の外壁と外被体12の内壁との間に環状空隙部13が形成される。したがって、環状空隙部13の隙間dは、環状リング11の肉厚に等しい長さとなっている。
図5(a)は遮蔽板20を排出側に傾斜させた例であり、図5(b)は遮蔽板を導入側に傾斜させた例である。
【0022】
上記構造によれば、筒体10の外側に環状空隙部13を形成することで、筒体11内部で発生する音が外被体12の外に透過することを遮断することができるので、透過音を防止することが可能となる。また、透過音遮断を目的とするための隙間dは、3〜10mm程度であることが好ましい。
【0023】
図6(a)(b)は、排気管1において遮蔽板20の縦断面40に対する傾斜角θを0度とした例(図4(a)(b))に対して、それぞれ筒体10の外側に外被体12を装着した例を示すものである。図5と同じ構成をとる部分については同一符号を付している。
【0024】
図7は、排気管の他の例を示すもので、筒体10の外側に外筒体14を装着して、筒体10との間に環状空間部15を形成し、この環状空間部15内に断熱材16を充填して構成されている。
この例によれば、環状空間部15に断熱材16を充填することで、外筒体14の表面に排気管1内の温度が伝導することを防止でき、排気管1の外周に触れても問題のない構造とすることができる。
【0025】
上述した排気管1によれば、導入側から排出側へ流れる排気ガスに対して、ガス流路面積の略半分程度を遮断するために複数の遮蔽板20を設けることにより、これら遮蔽板20で反射及び拡散を繰り返しながら排気ガスが排出側へ導かれるので、効率良く拡散を繰り返すことにより消音効果を発揮させることができる。
また、パンチング孔23が形成された遮蔽板20を設置することで、排気ガスの一部がパンチング孔23を通って導かれることになるので一層の拡散効果を助長させることができる。
【0026】
遮蔽板20は、排気ガスが連続して導入されることで焼き状態となり、不完全燃焼ガスが導入された場合にこれを気化させて燃焼させることができるので、不完全燃焼ガスが排気管1から排出されることを防止するという効果がある。
また、遮蔽板20にそれぞれ形成されたパンチング孔23の作用により、導入側から導入される排気ガス中の水分の除去が行なわれるので、エンジン始動に際して水が排気管より外に飛び出すことを防止することができる。
そして、除去された水分は筒体10の下部に流れるが、排気ガスが継続して導入されることにより遮蔽板20が高熱状態となることによる温度上昇で蒸発させることができる。
【0027】
遮蔽板20においては、排気ガスが衝突して反射し拡散を繰り返しながら排出側へ導かれ、排気ガスが相互干渉して消音が行なわれる
【0028】
また、パンチング孔23がカーボンで目詰まりした時には、排気ガス導入側のパイプを外してエアーを噴射させることで、容易に掃除をすることができる。
【0029】
また、上述したような構造の排気管を消音装置のガス流路の一部として適用すれば、小型で消音効果が優れた消音装置を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の排気管によれば、導入部から排出部へ流れる排気ガスに対して、ガス流路面積の略半分程度を遮断するために複数の遮蔽板を設けることにより、これら遮蔽板で反射及び拡散を繰り返しながら排出部側へ導かれるので、効率良く拡散を繰り返すことにより消音効果が得られるので、小型エンジンであればこの排気管を直接マフラーの出口に取り付けることで簡単且つ安価な構成で消音効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気管の実施形態の一例を示すものであり、(a)は排気管の軸方向における断面説明図、(b)は(a)の矢視部における断面説明図である。
【図2】(a)(b)は排気管内に装着される遮蔽板の斜視説明図である。
【図3】排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【図4】(a)(b)は排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【図5】(a)(b)は排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【図6】(a)(b)は排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【図7】排気管の他の例を示す軸方向での断面説明図である。
【符号の説明】
1…排気管、 10…筒体、
11…環状リング、 12…外被体、 13…環状空隙部、
14…外筒体、 15…環状空間部、 16…断熱材、
20…遮蔽板、 23…パンチング孔、
30…中心線、
40…縦断面、
50…流路空間
Claims (5)
- 導入部から排出部へ排気ガスが流れるガス流路を有する円筒状の筒体で形成された排気管であって、
前記ガス流路の中心近傍位置を含む略半円形状の複数の遮蔽板を、前記筒体の内側においてガス流路方向に間隔を存しさせて装着するとともに、前記ガス流路の中心線に対して交互に配置するよう装着し、
前記各遮蔽板は、前記筒体の縦断面に対する傾斜角が0〜±60度である
ことを特徴とする排気管。 - 導入部から排出部へ排気ガスが流れるガス流路を有する円筒状の筒体で形成された排気管であって、
前記ガス流路の中心位置を外した略半円形状の複数の遮蔽板を、前記筒体の内側においてガス流路方向に間隔を存しさせて筒体の軸に垂直な断面に沿って装着するとともに、前記ガス流路の中心線に対して交互に配置するよう装着する一方、
前記筒体の中心に前記遮蔽板で遮断されない流路空間を形成して成る
ことを特徴とする排気管。 - 前記遮蔽板に多数のパンチング孔を形成した請求項1又は請求項2に記載の排気管。
- 筒体の外側に該筒体の外壁周囲との間に空隙が形成される外被体を装着した請求項1又は請求項2に記載の排気管。
- 筒体の外側に該筒体の外壁周囲との間に環状空間が形成される外筒体を装着し、該環状空間に断熱材を充填して成る請求項1又は請求項2に記載の排気管。
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|---|---|---|---|
| JP2002232092A JP2004068766A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 排気管 |
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| Country | Link |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008111740A1 (en) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Sanguk Kim | Muffler of a exhaust system |
| JP2012189030A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Suzuki Motor Corp | 内燃機関の消音器 |
| CN111472978A (zh) * | 2019-01-24 | 2020-07-31 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 导流管结构、定涡旋部件、压缩机组件及压缩机系统 |
-
2002
- 2002-08-08 JP JP2002232092A patent/JP2004068766A/ja active Pending
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| CN111472978B (zh) * | 2019-01-24 | 2024-10-25 | 谷轮环境科技(苏州)有限公司 | 导流管结构、定涡旋部件、压缩机组件及压缩机系统 |
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