JP2004061115A - シンチレーターパネル、放射線検出装置及び放射線撮像システム - Google Patents
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Abstract
【課題】蛍光体層の密着不良による剥がれを防止する。
【解決手段】シンチレーターパネル110が支持基板111と、支持基板上に形成された反射層114及び下地層115と、下地層上に接して形成された蛍光体層112とを備え、下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynである。シンチレーターパネル110と、複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネル100とを貼り合わせて放射線検出装置とする。複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネルと、センサーパネル上に配された下地層、下地層上に接して形成された蛍光体層とを備え、下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynである。
【選択図】 図3
【解決手段】シンチレーターパネル110が支持基板111と、支持基板上に形成された反射層114及び下地層115と、下地層上に接して形成された蛍光体層112とを備え、下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynである。シンチレーターパネル110と、複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネル100とを貼り合わせて放射線検出装置とする。複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネルと、センサーパネル上に配された下地層、下地層上に接して形成された蛍光体層とを備え、下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynである。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療診断機器、非破壊検査機器等に用いられるシンチレーターパネル、放射線検出装置および放射線撮像システムに関し、特に、X線撮影等に用いられるシンチレーターパネル、放射線検出装置および放射線撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、X線蛍光体層が内部に備えられた蛍光スクリーンと両面塗布剤とを有するX線フィルムシステムが一般的にX線写真撮影に使用されてきた。しかし、最近、X線蛍光体層と2次元光検出器とを有するデジタル放射線検出装置の画像特性が良好であること、データがデジタルデータであるためネットワーク化したコンピュータシステムに取り込むことによってデータの共有化が図られる利点があることから、デジタル放射線検出装置について盛んに研究開発が行われ、種々の特許出願もされている。
【0003】
これらデジタル放射線検出装置の中でも、高感度で高鮮鋭な装置として、特許第3126715号公報に開示されているように、放射線を透過する支持基板上に反射層と保護層を設け、更に保護層上に蛍光体層を設けてなる放射線検出用シンチレーターパネルと、複数のフォトセンサー及びTFT (Thin Film Transistor)等の電気素子が配置されている光電変換素子部からなる2次元光検出器とを貼り合わせて一体化した放射線検出装置が知られている。この放射線検出装置は、該シンチレーターパネルの蛍光体層と反射層間に保護層を設けることで、蛍光体層が含有する成分や水分による変質等により反射層の反射膜としての機能が減衰することを防止するものである。
【0004】
上記公報で開示されている放射線検出装置のシンチレーターパネルは、支持基板上の反射層に保護層が設けられ、その上に柱状の蛍光体よりなる蛍光体層が形成される。さらに、その全体を覆うように有機膜による耐湿保護層が形成されて、全体としてシンチレーターパネルが構成されているが、これらの保護層はいずれも反射層の変質等により反射層の反射機能が減衰するのを防止することを目的とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
放射線検出用シンチレーターパネルに用いられる支持基板、反射層、保護層、絶縁耐熱層に用いられている材料の熱膨張係数は、アモルファスカーボンやガラスでは(1〜10×10−6)/℃、Al等の金属では(15〜25×10−6)/℃、一般的な樹脂ではおよそ(1〜5×10−5)/℃であり、各層が熱履歴により生じる変位差は大きい。しかしながら、支持基板上に柱状よりなる蛍光体による蛍光体層を形成する際には例えば200℃〜250℃等の一定範囲の温度で加熱される。したがって、上記放射線検出用シンチレーターパネルに於いては製造工程中また長期耐久性試験による加速試験に於いて、以下のような問題が発生する場合があった。
【0006】
1.工程の熱履歴により構成層を積層した支持基板に反りが発生した場合に、蛍光体層と下地層間の密着力不足により蛍光体層が下地層との間で破壊したり剥がれたりする場合があった。
【0007】
2.工程の熱履歴により構成層を積層した支持基板に反りが発生し、蛍光体層が反りのある支持基板上に形成され放射線検出用シンチレーターパネルが形成される。蛍光体層を2次元光検出器に貼り合わせる場合には、シンチレーターパネルは反りが強制された状態で光検出器と貼り合わされてしまう。このためシンチレーターパネルと光検出器を貼り合わせた後に、シンチレーターパネル内部に応力が加わり、応力の弱い層が内部応力によって破損する。従来は、蛍光体層が下地層との間や、下地層と接する保護層との間で、破壊したり剥がれたりすることがあった。
【0008】
3.加速耐久試験において、各構成層が熱により変位を生じるが、この変位によって各層に応力が加わり、応力の弱い層が内部応力によって破損する。従来は、蛍光体層が下地層との間、下地層と接する保護層との間で破壊したり剥がれたりすることがあった。
【0009】
本発明の目的は、蛍光体層の密着不良による剥がれを防止し、かつ、蒸着によって均一で精度の高い柱状蛍光体の層を形成し、均一な光変換効率が得られる高感度で高鮮鋭なシンチレーターパネル及び放射線検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のシンチレーターパネルは、放射線検出に用いられるシンチレーターパネルにおいて、該シンチレーターパネルが支持基板と、該支持基板上に配された下地層と、該下地層上に接して形成された蛍光体層とを備え、前記下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynであることを特徴とするものである。かかるシンチレーターパネルにおいては、前記支持基板と前記下地層との間に前記蛍光体層からの光を反射する反射層を設けることが好ましい。
【0011】
また本発明の放射線検出装置は、複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネルと、該センサーパネル上に配された下地層、該下地層上に接して形成された蛍光体層とを備え、前記下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynであることを特徴とするものである。
【0012】
また本発明の放射線検出装置は、上記本発明のシンチレーターパネルと、複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネルとを貼り合わされてなるものである。本発明の放射線撮像システムは上記放射線検出装置を用いたものである。
【0013】
なお、本明細書では、X線の他、α線、β線、γ線等の電磁波も、放射線に含まれるものとする。
【0014】
本発明者らは、上述した課題を解決すべく鋭意検討を行った。まず下地層に表面のヌレ性状を高くして密着力を向上するためにプラズマ処理を行ったところ、以下のような問題が生じた。
【0015】
シンチレーターに用いられる蛍光体は蒸着法によって形成される柱状蛍光体等が用いられる。蒸着時、蒸着源から気体として発せられた蛍光体は、支持基板表面に接し液体の状態を通り固体として支持基板に定着する。このとき、あまりにも定着表面のヌレ性状が高いと定着表面への広がりが大きくなり、形成される柱状径が太く、または、径が一定せず揃わないものがあった。その結果、放射線検出装置の鮮鋭度が低下するという問題が生じ、単純に密着性向上という観点でのみ下地層の表面ヌレ性状を高くしたのでは、鮮鋭度の高いシンチレーターを形成することができないということが解った。
【0016】
そして本発明者らは、蛍光体層の破壊や剥がれ等は下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynの範囲であれば生じにくく、鮮鋭度も劣化しないことを見出した。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の放射線検出装置に用いるシンチレーターパネルの一実施形態を示す断面図である。111は支持基板、112はアルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体(例えば、CsI:Tl、タリウム活性化沃化セシウム)の層(蛍光体層)、113は有機膜よりなる耐湿保護層、114は反射層、115は下地層であり、これら全体でシンチレーターパネル110を構成するものである。図2は本発明のシンチレーターパネルの一実施形態を製造する方法を示す図である。図2(a)に示すように、支持基板111上に反射層114を設ける。さらに図2(b)に示すように、反射層114上に下地層115を積層する。
【0019】
反射層114上に下地層115を設ける際には、下地層表面の表面エネルギーが35dyn〜45dynになるように下地層の形成方法をコントロールする。
【0020】
例えば、高耐熱樹脂で一般的な材料として知られるポリイミド樹脂が下地層を形成する場合は、ポリイミド前駆体と溶剤の混合物を塗布し、これを熱により硬化することによって膜を形成する。この場合、通常の300℃〜400℃で硬化され、表面エネルギーが32dyn以下の非常にヌレ性状の低い膜表面が形成されてしまう。極めて高温で硬化することにより、前駆体を完全に反応させ、できうる限り残存溶剤を飛ばし、ポリイミドを整列・堅牢化することにより強固な膜を形成している。本実施形態においては、使用される樹脂の状態により硬化の際の温度を適切にコントロールして溶剤蒸発、イミド化、堅牢化を150℃〜230℃で行い、表面エネルギーが35dyn以上45dyn以下の膜を形成する。詳細な温度は、各々の樹脂性状により異なるが、表面エネルギーが前述の範囲にコントロールされた膜には、微量ではあるがイミド化反応が十分に進行せず、前駆体及び溶剤が残存しており、これら分子の極性基の影響により表面エネルギーが高くヌレ性状の高い膜表面を形成することができる。
【0021】
次に、図2(c)に示すように、アルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体の層を下地層上に蛍光体層112として柱状結晶させる。その後、全体を耐湿保護層113で被覆して放射線検出用シンチレーターパネル110が出来上がる(図1)。
【0022】
図3は、前述の放射線検出用シンチレーターパネルを、複数のフォトセンサー及びTFT等の電気素子が配置されている光電変換素子部からなる2次元検出器(センサーパネル)と貼り合わされてなる放射線検出装置の断面図である。図3中、101はガラス基板、102はアモルファスシリコンを用いたフォトセンサーとTFTからなる光電変換素子部、103は配線部、104は電極取り出し部、105は窒化シリコン等よりなる第一の保護層、106は樹脂膜等よりなる第二の保護層である。また、111は支持基板、114は反射層、115は下地層、112は柱状の蛍光体よりなる蛍光体層で、113は有機樹脂等よりなる耐湿保護層である。101〜106で2次元光検出器100が構成され、111〜115でシンチレーターパネル110が構成される。121は透明な接着剤よりなる接着剤層、122は封止部である。このように光検出器(センサーパネル)100とシンチレーターパネル110とを接着剤層121を介して貼り合わされて放射線検出装置が得られる。光電変換素子部のフォトセンサーとTFTとは同一の層構成からなり、例えば特許第3066944号公報にその構成が開示されている。
【0023】
図4は、本発明の放射線検出装置用シンチレーターパネルの他の実施形態を示す断面図である。111は支持基板、112はアルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体層(例えば、CsI:Tl)、113は有機樹脂よりなる耐湿保護層、114は反射層、115は下地層、116は反射層を支持及び保護する保護層、これら全体でシンチレーターパネル110を構成するものである。
【0024】
図5は本発明の他の実施形態を製造する方法を示す図である。本発明においては、図5(a)に示すように、支持基板111上に反射層を支持及び保護する保護層116を設ける。さらに前述の実施形態と同様に、図5(b)に示すように、保護層116上に反射層114を形成し、さらに反射層114上に下地層115を積層する。このとき、下地層は表面エネルギーが35dyn〜45dynになるように形成する。次に、図5(c)に示すように、アルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体の層を下地層115上に形成する。その後、全体を耐湿保護層113で被覆して放射線検出用シンチレーターパネル110が出来上がる(図4)。
【0025】
支持基板111と反射層114の間に設けられている、反射層を支持する保護層116は、反射層の腐蝕を防ぐ目的や、支持基板と反射層間の応力を緩和する目的で設けられるものがある。反射層114を支持及び保護する保護層116を形成することは、下地層の表面エネルギーをコントロールすることに加え、さらに、熱履歴によって生じた応力に対する変形耐性が増し、ひいては蛍光体剥がれの発生を押さえることができ望ましい。また、反射層の変質による反射率の減衰を防止するためには反射層の両側面に保護層を設けることが望ましく、安価な点から樹脂層による保護層が望ましい。
【0026】
図6は本発明における他の実施形態の放射線検出装置を示す図である。本実施形態は、前述のように支持基板に蛍光体層を形成した後、これをセンサーパネルと貼り合わせるのではなく、センサーパネル100上に、下地層115を介して蛍光体層112を直接形成するものである。
【0027】
図7は、本発明の放射線検出装置の一実施形態を製造する方法を示した図である。図7(a)に示すように、ガラス基板101上に形成された、アモルファスシリコンを用いたフォトセンサーとTFTからなる光電変換素子部102、配線部103、電極取り出し部104、窒化シリコン等よりなる第一の保護層105を備えたセンサーパネル100上に、センサーパネルの剛性保護を兼ねた蛍光体の下地層115を形成する。このとき、下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynになるように形成する。
【0028】
次に図7(b)に示すように、センサーパネル上に設けた下地層115上に、アルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体の層(蛍光体層112)を形成し、全体を耐湿保護層113で被覆する。さらに図7(c)に示すように、反射層114を蛍光体層112上に形成する。このようにして構成した放射線検出装置の反射層114に接して全体を覆うように保護層117を設けることにより、反射層114及び蛍光体層112を外部の水分等によって変質することを防止することができる(図6)。
【0029】
上記実施形態のいずれに於いても、本発明が最も効果を発揮するのは、結晶状態のコントロールが蛍光体の鮮鋭度に影響する柱状結晶の蛍光体層が蒸着によって形成される場合である。
【0030】
本発明で使用される保護層としては、SiNやTiO2 、LiF、Al2 O3 、MgO等の他、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フッ素樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、液晶ポリマー、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。特に保護層は、放射線照射時に蛍光体によって変換された光が通過し、反射層によって反射された該光が再度通過することから、蛍光体が放出する光の波長において高い透過率を示すものが望ましい。
【0031】
本発明に用いられる下地層としては、柱状化蛍光体による蛍光体層形成工程での熱プロセス(200℃以上)に耐える材料であればいずれの材料でもよい。特に表面のヌレ性を形成方法によってより容易にコントロールできることから、高耐熱樹脂が望ましく、例えば、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
【0032】
支持基板としては、放射線検出装置用蛍光体パネルの支持基板として一般的に用いられている材料、Al、ガラス溶融石英、アモルファスカーボン基板、アモルファスカーボン含有基板、ポリイミド樹脂等の耐熱樹脂基板、を挙げることができる。アモルファスカーボンはガラスやAlに比べ、X線の吸収量が少なくより多くのX線を蛍光体層に透過することができるため支持基板に大変適した材料である。
【0033】
金属反射膜の材料としては、Al、Ag、Cr、Cu、Ni、Ti、Mg、Rh、Pt及びAu等の反射率の高い金属が望ましい。
【0034】
支持基板及び蛍光体層全体を覆う耐湿保護層113は、防湿保護の目的で設けられているものであって該目的にかなうものであればいずれの材料でもよいが、耐湿性の高い特開2000−9845で開示のあった、ポリパラキシリレン等のCVD膜を用いるのが望ましい。
【0035】
蛍光体としては、アルカリハライド:付活剤が好適に用いられ、CsI:Tlの他に、CsI:Na,NaI:Tl,LiI:Eu,KI:Tl等を用いることができる。
【0036】
2次元光検出器として、ガラス基板上にアモルファスシリコンを用いたフォトセンサーとTFTからなる光電変換素子部を形成した場合について説明したが、CCDやCMOSセンサ等を2次元状に配置した撮像素子を形成した半導体単結晶基板を2次元状に貼り合わせて2次元光検出器を構成することもでき、その上ファイバー板等を介してシンチレーターパネルを貼り合わせたり、2次元状に貼り合わせた半導体単結晶基板上に下地層、蛍光体層を配置することで放射線検出装置を構成することができる。
【0037】
【実施例】
次に、本発明の放射線検出装置を実施例に基づいて詳細に説明する。
【0038】
(実施例1−3)
図3に示すようにガラス基板101上の非晶質シリコンから成る半導体薄膜上にフォトセンサーとTFTからなる光電変換素子部(光検出素子(画素))102を形成し、その上にSiNx よりなる保護膜(第一の保護層)105と、さらにポリイミド樹脂を硬化した保護層(第二の保護層)106を形成してセンサーパネル100を作製した。
【0039】
次に、蛍光体の支持基板111(アモルファスカーボン基板450×450mm、厚さ1mm)上に、スパッタリング法により反射層114としてAl層(5000Å)を設けた。さらに反射層114上にポリイミド樹脂(東レ(株)社製LP−62)をスピンコートして、下記表1の各条件(実施例1−3でキュアの条件(硬化温度条件)を変えた)にてキュアを行い5μm厚の下地層115を形成した。表1の実施例1−3及び比較例1−4の硬化温度の保持時間は1時間(昇温速度 4℃/min)である。
【0040】
次に、下地層115の表面に、アルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体の層(蛍光体層112)を蒸着法によって形成する。全体をパラキシリレン樹脂よりなる耐湿保護層113をCVD法によって形成し、シンチレーターパネル110を得た。
【0041】
得られたシンチレーターパネル110をセンサーパネル100に積層して貼り合わせて、放射線検出装置を構成した。
【0042】
これらの実施例のような構成においては、蛍光体層112が精度良く形成でき、均一性の高い放射線装置が得られた。
【0043】
さらに以上のように作製した放射線検出装置を、60℃、90%の温度湿度試験槽に1000時間保存した。その結果、蛍光体層の層間剥離等の外観不良は発生せず、更に感度の低下もほとんど認められず、高信頼性の放射線検出装置が得られたことを確認できた。
【0044】
(比較例1)
上記実施例と同様にしてセンサーパネル100を作製した。
【0045】
次に、蛍光体の支持基板111(アモルファスカーボン基板450×450mm、厚さ1mm)上に、スパッタリング法により反射層114としてAl層(5000Å)を設けた。次に下地層115としてポリイミド樹脂(東レ(株)社製LP−62)をスピンコートして300℃でキュアし、膜厚5μmの層を形成した。上記実施例と同様にして、柱状蛍光体の層(蛍光体層112)、耐湿保護層113を設け、シンチレーターパネル110を得た。さらに、上記実施例と同様にして放射線検出装置を得た。
【0046】
(比較例2)
下地層115を350℃でキュアする以外は、比較例1と同様にして、放射線検出装置を得た。
【0047】
(比較例3)
上記実施例と同様にしてセンサーパネル100を作製した。次に、上記実施例と同様にして、支持基板111上に、反射層114及び下地層115を積層した。下地層115の密着性向上のため、Arプラズマ処理60secを行い、表面エネルギー50dynの表面を持つ層を得た。上記実施例と同様にして、柱状蛍光体の層(蛍光体層112)、耐湿保護層113を設け、シンチレーターパネル110を得た。さらに、上記実施例と同様にして放射線検出装置を得た。
【0048】
(比較例4)
Arプラズマ処理75secを行い、表面エネルギー53dynの下地層115を得た以外は、比較例3と同様にして、放射線検出装置を得た。
【0049】
各実施例及び各比較例で得られた放射線検出装置について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
1.表面エネルギーの測定
下地層表面の界面の臨界表面張力を測定する所謂濡れ試験標準液から得られる指数(JIS K6768)であって、ここでは、得られた指数の濡れ標準液の表面張力の値を下地層の表面エネルギーの値とした。
【0051】
2.CsI及び下地層の密着強度評価
試験片上の膜を貫通して、素地面に達するX状の切り傷をつけて素地面との密着性を評価するXカットテープ法(JIS K5400)によって評価を行い、JISに定められる評価点数8以上:○、4以上:△、4未満:×とした。
【0052】
3.鮮鋭度の評価
厚さ100mmの水ファントムを通して、管電圧100kVのX線で撮影した時の値であり、感度は実施例1の感度を1とし、鮮鋭度は空間周波数2本/mmにおけるMTF値を求め、実施例1のMTFを100としたときの変動について、 変動±5%:○、変動±5%以上:× とした。
【0053】
4.耐久性
60℃、90%、2000h耐久ののち、蛍光体部に剥離や破損による欠陥が発生するか、しないかを観察した。
【0054】
図8は本発明による放射線検出装置のX線診断システムへの応用例を示したものである。
【0055】
X線チューブ6050で発生したX線6060は患者あるいは被験者6061の胸部6062を透過し、図3に示したような放射線検出装置(イメージセンサ)6040に入射する。この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応してシンチレーター(蛍光体層)は発光し、これをセンサーパネルの光電変換素子が光電変換して、電気的情報を得る。この情報はディジタルに変換され信号処理手段となるイメージプロセッサ6070により画像処理され制御室の表示手段となるディスプレイ6080で観察できる。
【0056】
また、この情報は電話回線6090等の伝送処理手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなどの表示手段となるディスプレイ6081に表示もしくは光ディスク等の記録手段に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。また記録手段となるフィルムプロセッサ6100によりフィルム6110に記録することもできる。
【0057】
以上説明したように、本発明は医療用のX線センサに応用することが可能であるが、無破壊検査等のそれ以外の用途に応用した場合にも有効である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の効果がある。
【0059】
(1)形成された蛍光体層の形状の均一度が高く、感度ムラのないシンチレーターパネル及び放射線検出装置を実現できる。
【0060】
(2)シンチレーターパネル及び放射線検出装置として構成したときに、蛍光体の剥がれや破損が生じず、特に耐温度耐湿度耐久が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線検出装置におけるシンチレーターパネルの一実施形態の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の放射線検出装置におけるシンチレーターパネルの一実施形態の製造方法を示す図である。
【図3】本発明の放射線検出装置における一実施形態の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の放射線検出装置における他のシンチレーターパネルの一実施形態の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の放射線検出装置における他のシンチレーターパネルの一実施形態の製造方法を示す図である。
【図6】本発明の放射線検出装置における一実施形態の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の放射線検出装置における一実施形態の製造方法を示す図である。
【図8】本発明による放射線撮影システムの構成を示す概念図である。
【符号の説明】
100 センサーパネル
101 ガラス基板
102 光電変換素子部
103 配線部
104 電極取り出し部
105 第一の保護層
106 第二の保護層
110 シンチレーターパネル
111 支持基板
112 柱状の蛍光体よりなる蛍光体層
113 耐湿保護層
114 反射層
115 下地層
116 保護層
117 保護層
121 接着剤層
122 封止部
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療診断機器、非破壊検査機器等に用いられるシンチレーターパネル、放射線検出装置および放射線撮像システムに関し、特に、X線撮影等に用いられるシンチレーターパネル、放射線検出装置および放射線撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、X線蛍光体層が内部に備えられた蛍光スクリーンと両面塗布剤とを有するX線フィルムシステムが一般的にX線写真撮影に使用されてきた。しかし、最近、X線蛍光体層と2次元光検出器とを有するデジタル放射線検出装置の画像特性が良好であること、データがデジタルデータであるためネットワーク化したコンピュータシステムに取り込むことによってデータの共有化が図られる利点があることから、デジタル放射線検出装置について盛んに研究開発が行われ、種々の特許出願もされている。
【0003】
これらデジタル放射線検出装置の中でも、高感度で高鮮鋭な装置として、特許第3126715号公報に開示されているように、放射線を透過する支持基板上に反射層と保護層を設け、更に保護層上に蛍光体層を設けてなる放射線検出用シンチレーターパネルと、複数のフォトセンサー及びTFT (Thin Film Transistor)等の電気素子が配置されている光電変換素子部からなる2次元光検出器とを貼り合わせて一体化した放射線検出装置が知られている。この放射線検出装置は、該シンチレーターパネルの蛍光体層と反射層間に保護層を設けることで、蛍光体層が含有する成分や水分による変質等により反射層の反射膜としての機能が減衰することを防止するものである。
【0004】
上記公報で開示されている放射線検出装置のシンチレーターパネルは、支持基板上の反射層に保護層が設けられ、その上に柱状の蛍光体よりなる蛍光体層が形成される。さらに、その全体を覆うように有機膜による耐湿保護層が形成されて、全体としてシンチレーターパネルが構成されているが、これらの保護層はいずれも反射層の変質等により反射層の反射機能が減衰するのを防止することを目的とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
放射線検出用シンチレーターパネルに用いられる支持基板、反射層、保護層、絶縁耐熱層に用いられている材料の熱膨張係数は、アモルファスカーボンやガラスでは(1〜10×10−6)/℃、Al等の金属では(15〜25×10−6)/℃、一般的な樹脂ではおよそ(1〜5×10−5)/℃であり、各層が熱履歴により生じる変位差は大きい。しかしながら、支持基板上に柱状よりなる蛍光体による蛍光体層を形成する際には例えば200℃〜250℃等の一定範囲の温度で加熱される。したがって、上記放射線検出用シンチレーターパネルに於いては製造工程中また長期耐久性試験による加速試験に於いて、以下のような問題が発生する場合があった。
【0006】
1.工程の熱履歴により構成層を積層した支持基板に反りが発生した場合に、蛍光体層と下地層間の密着力不足により蛍光体層が下地層との間で破壊したり剥がれたりする場合があった。
【0007】
2.工程の熱履歴により構成層を積層した支持基板に反りが発生し、蛍光体層が反りのある支持基板上に形成され放射線検出用シンチレーターパネルが形成される。蛍光体層を2次元光検出器に貼り合わせる場合には、シンチレーターパネルは反りが強制された状態で光検出器と貼り合わされてしまう。このためシンチレーターパネルと光検出器を貼り合わせた後に、シンチレーターパネル内部に応力が加わり、応力の弱い層が内部応力によって破損する。従来は、蛍光体層が下地層との間や、下地層と接する保護層との間で、破壊したり剥がれたりすることがあった。
【0008】
3.加速耐久試験において、各構成層が熱により変位を生じるが、この変位によって各層に応力が加わり、応力の弱い層が内部応力によって破損する。従来は、蛍光体層が下地層との間、下地層と接する保護層との間で破壊したり剥がれたりすることがあった。
【0009】
本発明の目的は、蛍光体層の密着不良による剥がれを防止し、かつ、蒸着によって均一で精度の高い柱状蛍光体の層を形成し、均一な光変換効率が得られる高感度で高鮮鋭なシンチレーターパネル及び放射線検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のシンチレーターパネルは、放射線検出に用いられるシンチレーターパネルにおいて、該シンチレーターパネルが支持基板と、該支持基板上に配された下地層と、該下地層上に接して形成された蛍光体層とを備え、前記下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynであることを特徴とするものである。かかるシンチレーターパネルにおいては、前記支持基板と前記下地層との間に前記蛍光体層からの光を反射する反射層を設けることが好ましい。
【0011】
また本発明の放射線検出装置は、複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネルと、該センサーパネル上に配された下地層、該下地層上に接して形成された蛍光体層とを備え、前記下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynであることを特徴とするものである。
【0012】
また本発明の放射線検出装置は、上記本発明のシンチレーターパネルと、複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネルとを貼り合わされてなるものである。本発明の放射線撮像システムは上記放射線検出装置を用いたものである。
【0013】
なお、本明細書では、X線の他、α線、β線、γ線等の電磁波も、放射線に含まれるものとする。
【0014】
本発明者らは、上述した課題を解決すべく鋭意検討を行った。まず下地層に表面のヌレ性状を高くして密着力を向上するためにプラズマ処理を行ったところ、以下のような問題が生じた。
【0015】
シンチレーターに用いられる蛍光体は蒸着法によって形成される柱状蛍光体等が用いられる。蒸着時、蒸着源から気体として発せられた蛍光体は、支持基板表面に接し液体の状態を通り固体として支持基板に定着する。このとき、あまりにも定着表面のヌレ性状が高いと定着表面への広がりが大きくなり、形成される柱状径が太く、または、径が一定せず揃わないものがあった。その結果、放射線検出装置の鮮鋭度が低下するという問題が生じ、単純に密着性向上という観点でのみ下地層の表面ヌレ性状を高くしたのでは、鮮鋭度の高いシンチレーターを形成することができないということが解った。
【0016】
そして本発明者らは、蛍光体層の破壊や剥がれ等は下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynの範囲であれば生じにくく、鮮鋭度も劣化しないことを見出した。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の放射線検出装置に用いるシンチレーターパネルの一実施形態を示す断面図である。111は支持基板、112はアルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体(例えば、CsI:Tl、タリウム活性化沃化セシウム)の層(蛍光体層)、113は有機膜よりなる耐湿保護層、114は反射層、115は下地層であり、これら全体でシンチレーターパネル110を構成するものである。図2は本発明のシンチレーターパネルの一実施形態を製造する方法を示す図である。図2(a)に示すように、支持基板111上に反射層114を設ける。さらに図2(b)に示すように、反射層114上に下地層115を積層する。
【0019】
反射層114上に下地層115を設ける際には、下地層表面の表面エネルギーが35dyn〜45dynになるように下地層の形成方法をコントロールする。
【0020】
例えば、高耐熱樹脂で一般的な材料として知られるポリイミド樹脂が下地層を形成する場合は、ポリイミド前駆体と溶剤の混合物を塗布し、これを熱により硬化することによって膜を形成する。この場合、通常の300℃〜400℃で硬化され、表面エネルギーが32dyn以下の非常にヌレ性状の低い膜表面が形成されてしまう。極めて高温で硬化することにより、前駆体を完全に反応させ、できうる限り残存溶剤を飛ばし、ポリイミドを整列・堅牢化することにより強固な膜を形成している。本実施形態においては、使用される樹脂の状態により硬化の際の温度を適切にコントロールして溶剤蒸発、イミド化、堅牢化を150℃〜230℃で行い、表面エネルギーが35dyn以上45dyn以下の膜を形成する。詳細な温度は、各々の樹脂性状により異なるが、表面エネルギーが前述の範囲にコントロールされた膜には、微量ではあるがイミド化反応が十分に進行せず、前駆体及び溶剤が残存しており、これら分子の極性基の影響により表面エネルギーが高くヌレ性状の高い膜表面を形成することができる。
【0021】
次に、図2(c)に示すように、アルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体の層を下地層上に蛍光体層112として柱状結晶させる。その後、全体を耐湿保護層113で被覆して放射線検出用シンチレーターパネル110が出来上がる(図1)。
【0022】
図3は、前述の放射線検出用シンチレーターパネルを、複数のフォトセンサー及びTFT等の電気素子が配置されている光電変換素子部からなる2次元検出器(センサーパネル)と貼り合わされてなる放射線検出装置の断面図である。図3中、101はガラス基板、102はアモルファスシリコンを用いたフォトセンサーとTFTからなる光電変換素子部、103は配線部、104は電極取り出し部、105は窒化シリコン等よりなる第一の保護層、106は樹脂膜等よりなる第二の保護層である。また、111は支持基板、114は反射層、115は下地層、112は柱状の蛍光体よりなる蛍光体層で、113は有機樹脂等よりなる耐湿保護層である。101〜106で2次元光検出器100が構成され、111〜115でシンチレーターパネル110が構成される。121は透明な接着剤よりなる接着剤層、122は封止部である。このように光検出器(センサーパネル)100とシンチレーターパネル110とを接着剤層121を介して貼り合わされて放射線検出装置が得られる。光電変換素子部のフォトセンサーとTFTとは同一の層構成からなり、例えば特許第3066944号公報にその構成が開示されている。
【0023】
図4は、本発明の放射線検出装置用シンチレーターパネルの他の実施形態を示す断面図である。111は支持基板、112はアルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体層(例えば、CsI:Tl)、113は有機樹脂よりなる耐湿保護層、114は反射層、115は下地層、116は反射層を支持及び保護する保護層、これら全体でシンチレーターパネル110を構成するものである。
【0024】
図5は本発明の他の実施形態を製造する方法を示す図である。本発明においては、図5(a)に示すように、支持基板111上に反射層を支持及び保護する保護層116を設ける。さらに前述の実施形態と同様に、図5(b)に示すように、保護層116上に反射層114を形成し、さらに反射層114上に下地層115を積層する。このとき、下地層は表面エネルギーが35dyn〜45dynになるように形成する。次に、図5(c)に示すように、アルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体の層を下地層115上に形成する。その後、全体を耐湿保護層113で被覆して放射線検出用シンチレーターパネル110が出来上がる(図4)。
【0025】
支持基板111と反射層114の間に設けられている、反射層を支持する保護層116は、反射層の腐蝕を防ぐ目的や、支持基板と反射層間の応力を緩和する目的で設けられるものがある。反射層114を支持及び保護する保護層116を形成することは、下地層の表面エネルギーをコントロールすることに加え、さらに、熱履歴によって生じた応力に対する変形耐性が増し、ひいては蛍光体剥がれの発生を押さえることができ望ましい。また、反射層の変質による反射率の減衰を防止するためには反射層の両側面に保護層を設けることが望ましく、安価な点から樹脂層による保護層が望ましい。
【0026】
図6は本発明における他の実施形態の放射線検出装置を示す図である。本実施形態は、前述のように支持基板に蛍光体層を形成した後、これをセンサーパネルと貼り合わせるのではなく、センサーパネル100上に、下地層115を介して蛍光体層112を直接形成するものである。
【0027】
図7は、本発明の放射線検出装置の一実施形態を製造する方法を示した図である。図7(a)に示すように、ガラス基板101上に形成された、アモルファスシリコンを用いたフォトセンサーとTFTからなる光電変換素子部102、配線部103、電極取り出し部104、窒化シリコン等よりなる第一の保護層105を備えたセンサーパネル100上に、センサーパネルの剛性保護を兼ねた蛍光体の下地層115を形成する。このとき、下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynになるように形成する。
【0028】
次に図7(b)に示すように、センサーパネル上に設けた下地層115上に、アルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体の層(蛍光体層112)を形成し、全体を耐湿保護層113で被覆する。さらに図7(c)に示すように、反射層114を蛍光体層112上に形成する。このようにして構成した放射線検出装置の反射層114に接して全体を覆うように保護層117を設けることにより、反射層114及び蛍光体層112を外部の水分等によって変質することを防止することができる(図6)。
【0029】
上記実施形態のいずれに於いても、本発明が最も効果を発揮するのは、結晶状態のコントロールが蛍光体の鮮鋭度に影響する柱状結晶の蛍光体層が蒸着によって形成される場合である。
【0030】
本発明で使用される保護層としては、SiNやTiO2 、LiF、Al2 O3 、MgO等の他、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フッ素樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、液晶ポリマー、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。特に保護層は、放射線照射時に蛍光体によって変換された光が通過し、反射層によって反射された該光が再度通過することから、蛍光体が放出する光の波長において高い透過率を示すものが望ましい。
【0031】
本発明に用いられる下地層としては、柱状化蛍光体による蛍光体層形成工程での熱プロセス(200℃以上)に耐える材料であればいずれの材料でもよい。特に表面のヌレ性を形成方法によってより容易にコントロールできることから、高耐熱樹脂が望ましく、例えば、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
【0032】
支持基板としては、放射線検出装置用蛍光体パネルの支持基板として一般的に用いられている材料、Al、ガラス溶融石英、アモルファスカーボン基板、アモルファスカーボン含有基板、ポリイミド樹脂等の耐熱樹脂基板、を挙げることができる。アモルファスカーボンはガラスやAlに比べ、X線の吸収量が少なくより多くのX線を蛍光体層に透過することができるため支持基板に大変適した材料である。
【0033】
金属反射膜の材料としては、Al、Ag、Cr、Cu、Ni、Ti、Mg、Rh、Pt及びAu等の反射率の高い金属が望ましい。
【0034】
支持基板及び蛍光体層全体を覆う耐湿保護層113は、防湿保護の目的で設けられているものであって該目的にかなうものであればいずれの材料でもよいが、耐湿性の高い特開2000−9845で開示のあった、ポリパラキシリレン等のCVD膜を用いるのが望ましい。
【0035】
蛍光体としては、アルカリハライド:付活剤が好適に用いられ、CsI:Tlの他に、CsI:Na,NaI:Tl,LiI:Eu,KI:Tl等を用いることができる。
【0036】
2次元光検出器として、ガラス基板上にアモルファスシリコンを用いたフォトセンサーとTFTからなる光電変換素子部を形成した場合について説明したが、CCDやCMOSセンサ等を2次元状に配置した撮像素子を形成した半導体単結晶基板を2次元状に貼り合わせて2次元光検出器を構成することもでき、その上ファイバー板等を介してシンチレーターパネルを貼り合わせたり、2次元状に貼り合わせた半導体単結晶基板上に下地層、蛍光体層を配置することで放射線検出装置を構成することができる。
【0037】
【実施例】
次に、本発明の放射線検出装置を実施例に基づいて詳細に説明する。
【0038】
(実施例1−3)
図3に示すようにガラス基板101上の非晶質シリコンから成る半導体薄膜上にフォトセンサーとTFTからなる光電変換素子部(光検出素子(画素))102を形成し、その上にSiNx よりなる保護膜(第一の保護層)105と、さらにポリイミド樹脂を硬化した保護層(第二の保護層)106を形成してセンサーパネル100を作製した。
【0039】
次に、蛍光体の支持基板111(アモルファスカーボン基板450×450mm、厚さ1mm)上に、スパッタリング法により反射層114としてAl層(5000Å)を設けた。さらに反射層114上にポリイミド樹脂(東レ(株)社製LP−62)をスピンコートして、下記表1の各条件(実施例1−3でキュアの条件(硬化温度条件)を変えた)にてキュアを行い5μm厚の下地層115を形成した。表1の実施例1−3及び比較例1−4の硬化温度の保持時間は1時間(昇温速度 4℃/min)である。
【0040】
次に、下地層115の表面に、アルカリハライドよりなる柱状結晶化した蛍光体の層(蛍光体層112)を蒸着法によって形成する。全体をパラキシリレン樹脂よりなる耐湿保護層113をCVD法によって形成し、シンチレーターパネル110を得た。
【0041】
得られたシンチレーターパネル110をセンサーパネル100に積層して貼り合わせて、放射線検出装置を構成した。
【0042】
これらの実施例のような構成においては、蛍光体層112が精度良く形成でき、均一性の高い放射線装置が得られた。
【0043】
さらに以上のように作製した放射線検出装置を、60℃、90%の温度湿度試験槽に1000時間保存した。その結果、蛍光体層の層間剥離等の外観不良は発生せず、更に感度の低下もほとんど認められず、高信頼性の放射線検出装置が得られたことを確認できた。
【0044】
(比較例1)
上記実施例と同様にしてセンサーパネル100を作製した。
【0045】
次に、蛍光体の支持基板111(アモルファスカーボン基板450×450mm、厚さ1mm)上に、スパッタリング法により反射層114としてAl層(5000Å)を設けた。次に下地層115としてポリイミド樹脂(東レ(株)社製LP−62)をスピンコートして300℃でキュアし、膜厚5μmの層を形成した。上記実施例と同様にして、柱状蛍光体の層(蛍光体層112)、耐湿保護層113を設け、シンチレーターパネル110を得た。さらに、上記実施例と同様にして放射線検出装置を得た。
【0046】
(比較例2)
下地層115を350℃でキュアする以外は、比較例1と同様にして、放射線検出装置を得た。
【0047】
(比較例3)
上記実施例と同様にしてセンサーパネル100を作製した。次に、上記実施例と同様にして、支持基板111上に、反射層114及び下地層115を積層した。下地層115の密着性向上のため、Arプラズマ処理60secを行い、表面エネルギー50dynの表面を持つ層を得た。上記実施例と同様にして、柱状蛍光体の層(蛍光体層112)、耐湿保護層113を設け、シンチレーターパネル110を得た。さらに、上記実施例と同様にして放射線検出装置を得た。
【0048】
(比較例4)
Arプラズマ処理75secを行い、表面エネルギー53dynの下地層115を得た以外は、比較例3と同様にして、放射線検出装置を得た。
【0049】
各実施例及び各比較例で得られた放射線検出装置について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
1.表面エネルギーの測定
下地層表面の界面の臨界表面張力を測定する所謂濡れ試験標準液から得られる指数(JIS K6768)であって、ここでは、得られた指数の濡れ標準液の表面張力の値を下地層の表面エネルギーの値とした。
【0051】
2.CsI及び下地層の密着強度評価
試験片上の膜を貫通して、素地面に達するX状の切り傷をつけて素地面との密着性を評価するXカットテープ法(JIS K5400)によって評価を行い、JISに定められる評価点数8以上:○、4以上:△、4未満:×とした。
【0052】
3.鮮鋭度の評価
厚さ100mmの水ファントムを通して、管電圧100kVのX線で撮影した時の値であり、感度は実施例1の感度を1とし、鮮鋭度は空間周波数2本/mmにおけるMTF値を求め、実施例1のMTFを100としたときの変動について、 変動±5%:○、変動±5%以上:× とした。
【0053】
4.耐久性
60℃、90%、2000h耐久ののち、蛍光体部に剥離や破損による欠陥が発生するか、しないかを観察した。
【0054】
図8は本発明による放射線検出装置のX線診断システムへの応用例を示したものである。
【0055】
X線チューブ6050で発生したX線6060は患者あるいは被験者6061の胸部6062を透過し、図3に示したような放射線検出装置(イメージセンサ)6040に入射する。この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応してシンチレーター(蛍光体層)は発光し、これをセンサーパネルの光電変換素子が光電変換して、電気的情報を得る。この情報はディジタルに変換され信号処理手段となるイメージプロセッサ6070により画像処理され制御室の表示手段となるディスプレイ6080で観察できる。
【0056】
また、この情報は電話回線6090等の伝送処理手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなどの表示手段となるディスプレイ6081に表示もしくは光ディスク等の記録手段に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。また記録手段となるフィルムプロセッサ6100によりフィルム6110に記録することもできる。
【0057】
以上説明したように、本発明は医療用のX線センサに応用することが可能であるが、無破壊検査等のそれ以外の用途に応用した場合にも有効である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の効果がある。
【0059】
(1)形成された蛍光体層の形状の均一度が高く、感度ムラのないシンチレーターパネル及び放射線検出装置を実現できる。
【0060】
(2)シンチレーターパネル及び放射線検出装置として構成したときに、蛍光体の剥がれや破損が生じず、特に耐温度耐湿度耐久が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線検出装置におけるシンチレーターパネルの一実施形態の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の放射線検出装置におけるシンチレーターパネルの一実施形態の製造方法を示す図である。
【図3】本発明の放射線検出装置における一実施形態の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の放射線検出装置における他のシンチレーターパネルの一実施形態の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の放射線検出装置における他のシンチレーターパネルの一実施形態の製造方法を示す図である。
【図6】本発明の放射線検出装置における一実施形態の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の放射線検出装置における一実施形態の製造方法を示す図である。
【図8】本発明による放射線撮影システムの構成を示す概念図である。
【符号の説明】
100 センサーパネル
101 ガラス基板
102 光電変換素子部
103 配線部
104 電極取り出し部
105 第一の保護層
106 第二の保護層
110 シンチレーターパネル
111 支持基板
112 柱状の蛍光体よりなる蛍光体層
113 耐湿保護層
114 反射層
115 下地層
116 保護層
117 保護層
121 接着剤層
122 封止部
Claims (10)
- 放射線検出に用いられるシンチレーターパネルにおいて、該シンチレーターパネルが支持基板と、該支持基板上に配された下地層と、該下地層上に接して形成された蛍光体層とを備え、
前記下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynであることを特徴とするシンチレーターパネル。 - 前記支持基板と前記下地層との間に前記蛍光体層からの光を反射する反射層を設けた請求項1記載のシンチレーターパネル。
- 複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネルと、該センサーパネル上に配された下地層、該下地層上に接して形成された蛍光体層とを備え、
前記下地層の表面エネルギーが35dyn〜45dynであることを特徴とする放射線検出装置。 - 請求項1又は2に記載のシンチレーターパネルと、複数の光電変換素子が2次元状に配されたセンサーパネルとを貼り合わされてなる放射線検出装置。
- 前記シンチレーターパネルの蛍光体層と前記センサーパネルの前記複数の光電変換素子とが内側に位置するように、前記シンチレーターパネルと前記センサーパネルとが貼り合わされている請求項4に記載の放射線検出装置。
- 前記下地層が、高耐熱樹脂及びその前駆体を含む樹脂層からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
- 前記蛍光体層が、蒸着法によって前記下地層上に形成されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
- 前記下地層が、ポリイミド樹脂及びその前駆体を含む樹脂層からなることを特徴とする請求項6に記載の放射線検出装置。
- 前記蛍光体層が、アルカリハライド:付活剤の蒸着によって前記下地層上に形成されることを特徴とする請求項7に記載の放射線検出装置。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載の放射線検出装置と、
前記放射線検出装置からの信号を処理する信号処理手段と、
前記信号処理手段からの信号を記録するための記録手段と、
前記信号処理手段からの信号を表示するための表示手段と、
前記信号処理手段からの信号を伝送するための伝送処理手段と、
前記放射線を発生させるための放射線源と、
を具備することを特徴とする放射線撮像システム。
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