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JP2003008015A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法

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Publication number
JP2003008015A
JP2003008015A JP2001184896A JP2001184896A JP2003008015A JP 2003008015 A JP2003008015 A JP 2003008015A JP 2001184896 A JP2001184896 A JP 2001184896A JP 2001184896 A JP2001184896 A JP 2001184896A JP 2003008015 A JP2003008015 A JP 2003008015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
semiconductor
trench
surface layer
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001184896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Nakamura
村 和 敏 中
Norio Yasuhara
原 紀 夫 安
Yusuke Kawaguchi
口 雄 介 川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001184896A priority Critical patent/JP2003008015A/ja
Publication of JP2003008015A publication Critical patent/JP2003008015A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極の静電容量および帰還容量が小さ
くスイッチング速度が比較的速くかつON抵抗が比較的低
いパワー半導体装置を提供する。 【解決手段】 第1導電型の半導体基板110より抵抗
が高く半導体基板の表面に形成された半導体表層120
と、半導体表層に選択的に形成された第1導電型の拡散
層150と、拡散層に接続されたソース電極114と、
半導体基板の裏面に形成されたドレイン電極190と、
互いに隣り合う拡散層の間にチャネル部160を隔てて
形成されたトレンチ182と、半導体表層より抵抗が低
く半導体表層のうちトレンチの周囲に形成された第1導
電型の第1のオフセット層186と、半導体表層の表面
上に形成されたゲート絶縁膜を介して第1のオフセット
層の上から拡散層の上にまで亘り、かつトレンチの上に
は重畳しないようにトレンチの開口の周囲に形成された
ゲート電極180とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
半導体装置の製造方法に係り、特に、パワー半導体装置
およびパワー半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナル・コンピュータや情
報通信機器等の電子機器には例えば、DC-DCコンバータ
などが組み込まれている電源が配備される場合がある。
近年、電子機器はますます小型化し、その駆動電圧は低
下し、その駆動電流は大きくなっている。それに伴い、
大きな電流を効率良く流すことができ、かつ高い周波数
に対応できる電源が望まれている。
【0003】大きな電流を低電圧で流すためには電源に
使用されるパワー半導体素子のON抵抗が低いほど良い。
また、高周波数に対応するためには電源に使用されるパ
ワー半導体素子のスイッチングがより高速である必要が
ある。
【0004】また、従来から電源には、整流するために
ショットキー・ダイオードが一般的に使用されている。
近年、低い電圧で大きな電流を流すことができるように
するために、ショットキー・ダイオードに代えて、パワ
ー半導体素子が整流するために使用される。よって、電
源の入力と出力との間をスイッチングする切替用パワー
半導体素子のほかに電流を整流するための整流用パワー
半導体素子が必要になる。このような電源は、整流用パ
ワー半導体素子が切替用パワー半導体素子のスイッチン
グに同期させてスイッチングさせるので、同期整流回路
方式の電源と呼ばれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図15は、典型的な同
期整流回路方式の電源に使用されているDC-DCコンバー
タ2000の回路図である。整流用パワー半導体素子2
010および切替用パワー半導体素子2020は、同期
させて動作させるので、ともに高速にスイッチングさせ
ることができることが好ましい。また、整流用パワー半
導体素子2010および切替用パワー半導体素子202
0は、ともに大きな電流を流すのでON抵抗が低いほど好
ましい。従って、同期整流回路方式のDC-DCコンバータ
2000においては、切替用パワー半導体素子2020
および整流用パワー半導体素子2010のON抵抗の低抵
抗化およびスイッチングの高速化等の改善がより望まれ
る。
【0006】また、例えば、切替用パワー半導体素子2
020のソース電極2030とDC-DCコンバータの出力
2040との間にインダクタンス2050が接続されて
いる場合がある。このようにインダクタンスが接続され
ている電源をONからOFFまたはOFFからONにスイッチング
することを一般にL負荷スイッチングという。
【0007】切替用パワー半導体素子2020がONして
いる状態においては、ドレイン電極2060とソース電
極2030との間の電位差はゼロに近い。また、インダ
クタンス2050に電気エネルギーが蓄えられる。
【0008】一方で、切替用パワー半導体素子2020
がONからOFFへ切り替えられたときには、ドレイン電極
2060とソース電極2030との間の接続が断たれ
る。また、切替用パワー半導体素子2020がONしてい
るときの電流をインダクタンス2050が維持しようと
するため、ソース電極2030の電位が低下する。この
とき、整流用パワー半導体素子2010はONするので、
電流は、整流用パワー半導体素子2010およびインダ
クタンス2050を通して出力2040へ供給される。
【0009】図16は、同期整流回路方式の電源に使用
される従来のパワー半導体素子1000の拡大断面図で
ある。尚、パワー半導体素子1000は、整流用パワー
半導体素子および切替用パワー半導体素子の両方に使用
され得る。従来のパワー半導体素子1000は、例え
ば、n型の半導体基板1010の表面に半導体基板1
010よりも抵抗の低い半導体表層1020を有する。
半導体表層1020には、p型のベース層1030、1
031が選択的に形成されている。さらに、半導体表層
1020のベース層1030、1031内には、ベース
層1030、1031へそれぞれ接続するコンタクト層
1040、1041およびコンタクト層1040、10
41にそれぞれ隣接したソース層1050、1051が
選択的に形成されている。半導体表層1020の表面近
傍において、ベース層1030、1031内であってソ
ース層1050、1051と半導体表層1020との間
にチャネル部1060、1061がそれぞれ形成され
る。さらに、半導体基板1010の裏面にはドレイン電
極1090が半導体基板1010と接続するように形成
されている。
【0010】半導体表層1020の表面上には、ゲート
絶縁膜1070を介してゲート電極1080が形成され
ている。ゲート電極1080は、ソース層1050の上
から、チャネル部1060の上、半導体表層1020の
上、さらにチャネル部1061の上を通って、ソース層
1051まで延在している。ゲート電極1080はシリ
コン酸化膜1012で被覆され、さらにシリコン酸化膜
1012はソース電極1014で被覆されている。
【0011】一般に、ゲート電極1080の長さLgがよ
り長い場合には、それに伴いゲート電極1080がゲー
ト絶縁膜1070を介して半導体表層1020に対向す
る面積がより大きくなるので、ゲート電極1080の静
電容量がより大きくなる。特に、ゲート電極1080が
ゲート絶縁膜1070を介して対向する半導体表層10
20の対向領域1025(図16の矢示領域)とゲート
電極1080との間の容量(以下、「帰還容量」とい
う)がより大きくなる。ゲート電極1080の静電容量
および帰還容量が大きくなると、スイッチングのために
ゲート電極1080の電圧を昇圧または降圧するための
時間が長くなり、スイッチング損失が大きくなってしま
う。よって、パワー半導体装置1000のスイッチング
速度が遅くなってしまいスイッチング損失が大きくなる
ことにより、変換効率が低下する。
【0012】しかし、同期整流回路方式の電源において
は、切替用パワー半導体素子だけでなく整流用パワー半
導体素子のゲート駆動に要する電力も小さくしなければ
ならない。よって、ゲート電極1080の静電容量およ
び帰還容量はより小さい方が望ましい。一般には、ゲー
ト電極1080の静電容量のうち帰還容量がスイッチン
グ速度およびスイッチング損失に大きな影響を与える。
従って、ゲート電極1080の帰還容量を小さくするた
めに、ゲート電極1080と対向領域1025とが対向
する面積(以下、「対向面積」という)をより小さくす
ることが考えられる。
【0013】対向面積を小さくするために、互いに隣り
合うベース層1030とベース層1031との間の距離
を短くすることが考えられる。ベース層1030とベー
ス層1031との間の距離を短くすると、チャネル部1
060のチャネル長が拡がり、対向領域1025が狭く
なる。
【0014】チャネル長が拡がることによって、パワー
半導体装置1000のON抵抗が高くなってしまうという
問題が生じる。対向領域1025が狭くなると、半導体
基板1010からチャネル部1060へ流れる電流は対
向領域1025を通過し難くなる。それによって、パワ
ー半導体装置1000のON抵抗が高くなってしまうとい
う問題が生じる。
【0015】ベース層1030とベース層1031との
間の距離を短くするのに伴い、互いに隣り合うソース層
1050とソース層1051との間の距離を短くするこ
とによって、チャネル長の拡がりを回避できる。また、
素子ピッチLpが短くなるので、パワー半導体装置100
0が小さくなる。よって、ベース層1030とベース層
1031と間の距離を短くするのに伴い、互いに隣り合
うソース層1050とソース層1051との間の距離を
短くすることは好ましい。
【0016】しかし、対向領域1025が狭くなること
により、ON抵抗が高くなってしまうという問題は依然と
して残る。
【0017】一方で、パワー半導体装置1000のON抵
抗を低くするために、対向領域1025を広いまま維持
すると、対向面積が大きくなってしまう。
【0018】よって、従来から、対向面積を小さくする
ことによってゲート電極1080の静電容量および帰還
容量を小さくし、パワー半導体装置1000のスイッチ
ング速度を速くし、スイッチング損失を小さくすること
と、対向領域1025を広くすることによってパワー半
導体装置1000のON抵抗を小さくすることとはトレー
ドオフの関係にあった。
【0019】そこで、本発明の目的は、ゲート電極の静
電容量および対向領域とゲート電極との間の帰還容量が
小さい、即ち、スイッチング速度が比較的速く、かつON
抵抗が比較的低いパワー半導体装置を提供することであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に従った実施の形
態による半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の表
面に形成された半導体表層と、半導体表層の断面におい
て、互いに離間して選択的に形成された第1導電型の複
数の拡散層と、複数の拡散層に接続されたソース電極ま
たはドレイン電極のいずれか一方と、半導体基板の裏面
に形成されたソース電極またはドレイン電極のいずれか
他方と、互いに隣り合う拡散層の間に該拡散層に接続す
るようにチャネルが形成されるチャネル部と、互いに隣
り合う拡散層の間に拡散層から少なくともチャネル部を
隔てて形成されたトレンチと、半導体表層より抵抗が低
く、半導体表層のうちトレンチの周囲に形成された第1
導電型の第1のオフセット層と、半導体表層の表面上に
形成されたゲート絶縁膜を介して、第1のオフセット層
の上から拡散層の上にまで達し、かつトレンチの上には
重畳しないようにトレンチの開口の周囲に形成されたゲ
ート電極とを備える。
【0021】半導体基板は第1導電型であり、半導体表
層は、第2導電型または半導体基板より抵抗が高い第1導
電型であり、拡散層はソース層であり、ソース層にはソ
ース電極が接続され、半導体基板の裏面にはドレイン電
極が形成されていることが好ましい。
【0022】トレンチの深さは半導体表層を貫通して半
導体基板に到達する深さであってもよい。この場合に
は、第1のオフセット層は半導体表層の表面から半導体
表層を貫通して半導体基板まで形成されている。
【0023】また、半導体表層は第1導電型であり、ト
レンチの深さは半導体表層を貫通することなく半導体表
層中の任意の位置までの深さに形成されていてもよい。
この場合、オフセット層は半導体表層の表面からトレン
チの底部まで形成されている。
【0024】さらに、第1のオフセット層の周囲を半導
体表層の表面から半導体表層を貫通して半導体基板まで
形成され、半導体表層よりも抵抗が低い第2導電型の第
2のオフセット層をさらに備えていてもよい。この場
合、トレンチの深さは半導体表層を貫通して半導体基板
に到達する深さであり、第1のオフセット層は半導体表
層の表面から半導体表層を貫通して半導体基板まで形成
されている。
【0025】ドレイン電極、ソース層、第1のオフセッ
ト層、第2のオフセット層およびゲート電極は、当該半
導体装置の断面において、トレンチの中心を境にほぼ対
称の位置に設けられかつほぼ対称の形状に成形されてい
ることが好ましい。
【0026】本発明に従った実施の形態による半導体装
置の製造方法は、第1導電型の半導体基板より抵抗が高
い第1導電型または第2導電型の半導体表層を該半導体基
板の表面に形成するステップと、半導体表層上に絶縁膜
を形成する絶縁膜形成ステップと、絶縁膜上に導電性の
ゲート材料を形成するゲート材料形成ステップと、所定
のパターンに従って、ゲート材料、絶縁膜および半導体
表層を連続して異方的にエッチングして半導体表層内に
トレンチを形成するトレンチ形成ステップと、トレンチ
の側壁に第1導電型の不純物を該側壁に対して斜め方向
に注入する第1の注入ステップと、第1導電型の不純物
を拡散させることによって、第1のオフセット層を形成
する拡散ステップとを含む。
【0027】ゲート材料形成ステップの後に、ゲート材
料を所定のパターンに従ってエッチングして、該エッチ
ング後のゲート材料を利用して自己整合的にソース層を
形成するステップと、トレンチ形成ステップにおけるエ
ッチングによって、ゲート電極が形成され、拡散ステッ
プ後に、ソース層に接続されるソース電極を形成し、半
導体基板の裏面にドレイン電極を形成するステップと、
をさらに含んでいてもよい。
【0028】第1の注入ステップの後、トレンチの側壁
に第1導電型の不純物と拡散長が相違する第2導電型の
不純物を注入する第2の注入ステップをさらに含み、第
2の注入ステップの後、拡散ステップにおいて、第1導
電型の不純物と第2導電型の不純物を拡散させることに
よって、トレンチの側壁に第1導電型の第1のオフセッ
ト層を形成し、第1のオフセット層の周囲に第2導電型
の第2のオフセット層を形成してもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明によ
る実施の形態を説明する。尚、本実施の形態は本発明を
限定するものではない。また、以下の本発明に従った実
施の形態による半導体装置は、各要素の導電型につい
て、p型の要素をn型へ変更し、かつn型の要素をp型
へ変更しても本発明の効果は失われない。
【0030】図1は、本発明に従った第1の実施の形態
によるパワー半導体装置100の拡大断面図である。本
実施の形態によれば、パワー半導体装置100は、n
型の半導体基板110と、半導体基板110より抵抗が
高く、半導体基板110の表面に形成されたn型の半導
体表層120と、半導体表層120に選択的に形成され
たp型のソース層150およびソース層151と、ソー
ス層150およびソース層151に接続されたソース電
極114と、半導体基板110の裏面に形成されたドレ
イン電極190と、互いに隣り合うソース層150およ
びソース層151の間に、ソース層150およびソース
層151にそれぞれ接続するようにチャネルが形成され
るチャネル部160およびチャネル部161と、互いに
隣り合うソース層150およびソース層151の間に、
ソース層150およびソース層151からそれぞれ少な
くともチャネル部160およびチャネル部161を隔て
て形成されたトレンチ182と、半導体表層120より
抵抗が低く、半導体表層120のうちトレンチ182の
周囲に形成されたn型のオフセット層186およびオフ
セット層189と、半導体表層120の表面上に形成さ
れたゲート絶縁膜170を介してそれぞれオフセット層
186の上からソース層150およびソース層151の
上にまで達し、かつトレンチ182の上には重畳しない
ようにトレンチ182の開口188の周囲に形成された
ゲート電極180およびゲート電極181とを備えてい
る。
【0031】本実施の形態において、ベース層130お
よびベース層131が半導体表層120に選択的に形成
されている。ソース層150およびソース層151は、
それぞれベース層130およびベース層131をタッブ
としてそれらの内側に選択的に形成されている。ソース
層150およびソース層151にそれぞれ接続されてい
るコンタクト層140およびコンタクト層141がさら
に設けられている。また、ソース層150、151およ
びコンタクト層140、141に接続されたソース電極
114が形成されている。ソース電極114は、ゲート
電極180、181の上を被覆したゲート絶縁膜112
の上を被覆するように形成されている。
【0032】従来例との比較のために、便宜上、ベース
層130、131、コンタクト層140、141および
ソース層150、151の大きさ、位置および濃度は、
従来例のベース層1030、1031、コンタクト層1
040、1041およびソース層1050、1051の
大きさ、位置および濃度と同じとして説明する。
【0033】本実施の形態によるトレンチ182の深さ
は半導体表層120を貫通して半導体基板110に到達
する深さである。また、オフセット層186は半導体表
層120の表面から半導体表層120を貫通して半導体
基板110まで到達している。
【0034】オフセット層186、189の不純物濃度
は半導体表層120の不純物濃度より高く、半導体基板
110およびソース層150、151の不純物濃度より
も低い。
【0035】トレンチ182の内部にはプラグ材料18
4が充填されている。プラグ材料184として、SiO
やエピタキシャル成長させたn型またはp型のシリ
コン等が使用される。
【0036】ゲート電極180、181は開口188の
周囲に設けられている。よって、図1の断面図において
は、ゲート電極180、181の間に間隙Wが現れてい
る。
【0037】図2(A)および図2(B)は、本発明に従
った第1の実施の形態によるパワー半導体装置100の
拡大平面図である。本実施の形態において、開口188
(図2(A)参照)を単に溝として、ゲート電極180、
181が溝188(図2(B)参照)によって2つに分
離されているように構成してもよい。即ち、図2(A)に
示すように、ゲート電極に開口188が設けられた場合
には、ゲート電極180、181は2つに分離されず、
梯子状に成形される。一方で、ゲート電極に溝188が
設けられた場合には、ゲート電極は2つに分離され、そ
れぞれが独立し、それぞれが帯状に成形される。ゲート
電極には開口188または溝188のいずれが形成され
てもよい。尚、図2(A)または図2(B)のX-X´線に沿
った断面図が図1の断面図に該当する。
【0038】次に、本実施の形態によるパワー半導体装
置100の動作を説明する。パワー半導体装置100が
OFFしており、ドレイン電極190に電圧が印加されて
いるときには、空乏層が半導体表層120とベース層1
30、131、オフセット層186、189との間に拡
がる。
【0039】パワー半導体装置100がONするときに
は、ゲート電極180、181に所定のゲート電圧が印
加されることによって、チャネル部160、161が反
転する。それによりチャネルが形成され、ソース層15
0、151と半導体表層120およびオフセット層18
6、189との間に電流が流れる。オフセット層18
6、189の不純物濃度は半導体表層120の不純物濃
度より高いので、ドレイン電極190からの電流は半導
体基板110を介してオフセット層186、189をゲ
ート電極180、181の方向へ向かって流れる。その
電流はそれぞれゲート電極180、181の下の対向領
域125、126を流れ、チャネル部160、161に
形成されたチャネルを介してソース層150、151お
よびソース電極114へと流れる。
【0040】本実施の形態によれば、ベース層130、
131とコンタクト層140、141とソース層15
0、151との大きさおよび位置は、従来例のベース層
1030、1031とコンタクト層1040、1041
とソース層1050、1051との大きさおよび位置と
同じである。よって、ゲート電極180のソース層15
0側にある端から、ゲート電極181のソース層151
側にある端までの幅Lgは、図16の従来例におけるゲー
ト電極1080の幅Lgとほぼ同じである。従って、ゲ
ート電極180とゲート電極181との間に間隙Wが設
けられていることによって、ゲート電極全体の半導体表
層120に対向している面積はより小さくなる。従っ
て、ゲート電極の静電容量は、従来例より小さくなる。
【0041】また、本実施の形態においては、間隙W´
のトレンチ182が形成されている。従って、対向領域
はトレンチ182の両側壁からベース層130、131
までのそれぞれの間の2つの対向領域125、126に
なる。これらの2つの対向領域125、126の面積の
和が対向面積となる。従って、本実施の形態の帰還容量
は、従来例の帰還容量よりも、トレンチ182が形成さ
れている分だけ小さくなる。
【0042】一方で、半導体表層120のうちトレンチ
182の内壁の周囲には、半導体表層120より抵抗値
の低いオフセット層186、189が形成されている。
従って、電流は、ドレイン電極190から半導体基板1
10を介して比較的抵抗の低いオフセット層186、1
89を通過して、チャネル部160、161へ流れる。
それによって、対向面積の減少に伴い半導体装置100
のON抵抗が上昇することを回避することができる。さ
らに、オフセット層186、189の不純物濃度を多く
し、その抵抗を低下させることによって、従来例よりも
半導体装置100のON抵抗を低下させてもよい。ただ
し、オフセット層186、189の不純物濃度を過度に
多くすると、オフセット層186、189で空乏層が拡
がり難くなる。従って、パワー半導体装置100をOF
Fにしているときのソース−ドレイン間の耐圧が低下す
る。よって、オフセット層186、189のn型の不純
物濃度は約1×1012cm−2から約5×1012cm−2が好
ましい。
【0043】尚、本実施の形態においては、間隙Wは間
隙W´とほぼ等しい。それによって、後述するように本
発明に従った本実施の形態による半導体装置の製造方法
によれば、パワー半導体装置100の製造を容易なるか
らである。また、図1の断面図において、パワー半導体
装置100は、トレンチ182の中心を境にほぼ対称に
形成されている。従って、パワー半導体装置100の各
構成要素は、トレンチ182を境にほぼ対称の位置に設
けられかつほぼ対称の形状に成形されている。それによ
り、パワー半導体装置100を流れる電流の流れが対称
となる。よって、パワー半導体装置100の一部分に電
界が集中しないので、パワー半導体装置100が破壊さ
れることがない。また、パワー半導体装置100の寿命
が延びる。さらに、実質的にパワー半導体装置100の
ON抵抗が低下する。
【0044】図3は、本発明に従った第2の実施の形態
によるパワー半導体装置200の拡大断面図である。
【0045】尚、第2から第5の実施の形態において、
トレンチ282、382、482、582より左側の構
成は、トレンチ282、382、482、582より右
側の構成と対称であるので、トレンチ282、382、
482、582より左側の構成要素の参照番号は省略さ
れている。
【0046】第1の実施の形態によるパワー半導体装置
100と比較して、本実施の形態によるパワー半導体装
置200のトレンチ282の深さはトレンチ182より
浅く、オフセット層286の長さはオフセット層186
より短い。よって、トレンチ282およびオフセット層
286は、半導体表層220を貫通しておらず、半導体
基板210に到達していない。従って、パワー半導体装
置200は、電流の集中し易い対向領域125近傍のO
N抵抗(JFET抵抗)を低下させることができる。
【0047】一方、トレンチ282およびオフセット層
286の下方には、比較的不純物濃度の低い半導体表層
220が存在する。よって、トレンチ282およびオフ
セット層286の下方へ空乏層が伸び易い。それによ
り、パワー半導体装置200がOFFの場合におけるソ
ース−ドレイン間の耐圧は、パワー半導体装置100が
OFFの場合におけるソース−ドレイン間の耐圧よりも
高くなる。
【0048】パワー半導体装置100およびパワー半導
体装置200は、それらの使用の目的によって選択すれ
ばよい。例えば、ソース−ドレイン間の耐圧が高いこと
を重視する場合は、パワー半導体装置200を選択すれ
ばよい。
【0049】図4は、本発明に従った第3の実施の形態
によるパワー半導体装置300の拡大断面図である。
【0050】第1の実施の形態によるパワー半導体装置
100と比較して、本実施の形態によるパワー半導体装
置300はp型の半導体表層320を使用していること
が異なっている。従って、ドレイン電極390とソース
電極314との間の電位差によって、半導体表層320
からオフセット層386へ空乏層が拡がり易くなる。そ
れによって、ゲート電極380と対向領域325との間
の帰還容量が小さくなる。従って、パワー半導体装置3
00は、パワー半導体装置100およびパワー半導体装
置200に比較して、スイッチング速度が速く、スイッ
チング損失が小さくなる。
【0051】また、パワー半導体装置100およびパワ
ー半導体装置200のスイッチング速度と同程度のスイ
ッチング速度で足りる場合には、オフセット層386の
不純物濃度を高くすることができる。それにより、パワ
ー半導体装置300は、パワー半導体装置100および
パワー半導体装置200に比較して、ON抵抗をさらに低
下させることもできる。
【0052】図5は、本発明に従った第4の実施の形態
によるパワー半導体装置400の拡大断面図である。
【0053】半導体表層420はp型である。さらに、
オフセット層486の周囲を半導体表層420の表面か
ら半導体表層420を貫通して半導体基板410まで形
成され、半導体表層420よりも抵抗が低いp型のオフ
セット層487をさらに備えている。
【0054】オフセット層487は半導体表層420よ
りも不純物濃度が高い。よって、第3の実施の形態によ
るパワー半導体装置300と比較して、本実施の形態に
よるパワー半導体装置400においては、ドレイン電極
490とソース電極414との間の電位差によって、半
導体表層420からオフセット層486へ空乏層がさら
に拡がり易くなる。それによって、ゲート電極480と
対向領域425との間の帰還容量がさらに小さくなる。
従って、パワー半導体装置400は、パワー半導体装置
100、パワー半導体装置200およびパワー半導体装
置300に比較して、スイッチング速度が速い。
【0055】また、パワー半導体装置100、パワー半
導体装置200またはパワー半導体装置300のスイッ
チング速度と同程度のスイッチング速度で足りる場合に
は、オフセット層486の不純物濃度を高くすることが
できる。よって、パワー半導体装置400は、パワー半
導体装置100、パワー半導体装置200およびパワー
半導体装置300に比較して、ON抵抗をさらに低下させ
ることができる。
【0056】図6は、本発明に従った第5の実施の形態
によるパワー半導体装置500の拡大断面図である。図
5の第4の実施の形態によるパワー半導体装置400と
比較して、パワー半導体装置500は、n型の半導体表
層520を使用していることが異なっている。従って、
ドレイン電極590とソース電極514との電位差によ
って、半導体表層520からオフセット層587へ空乏
層が広がりやすくなる。それによって、オフセット層5
87の不純物濃度を高くすることができる。従って、オ
フセット層586の不純物濃度を高くすることができる
ので、パワー半導体装置500はパワー半導体装置40
0に比較してON抵抗を更に低下させることができる。
【0057】図7は、本発明に従った第6の実施の形態
によるパワー半導体装置700の拡大断面図である。図
6の第5の実施の形態によるパワー半導体装置500と
比較して、ソース電極714が半導体基板710の裏面
に形成され、ドレイン電極790が半導体基板710の
表面に形成されている点で異なる。
【0058】従って、本実施の形態によるパワー半導体
装置700は、p型の半導体基板710と、半導体基
板710の表面に形成されたn型またはp型の半導体表
層720と、半導体表層720の断面において、互いに
離間して選択的に形成されたn型の2つのドレイン層7
11、712と、ドレイン層711、712に接続され
たドレイン電極790と、半導体基板710の裏面に形
成されたソース電極714と、互いに隣り合うドレイン
層711、712の間に該ドレイン層711、712に
接続するようにチャネルが形成されるチャネル部713
と、互いに隣り合うドレイン層711、712の間にド
レイン層711、712から少なくともチャネル部71
3を隔てて形成されたトレンチ782と、半導体表層7
20より抵抗が低く、半導体表層720のうちトレンチ
782の周囲に形成されたn型のオフセット層786
と、半導体表層720の表面上に形成されたゲート絶縁
膜770を介して、オフセット層786の上からドレイ
ン層711、712の上にまで達し、かつトレンチ78
2の上には重畳しないようにトレンチ782の開口の周
囲に形成されたゲート電極780とを備える。
【0059】ドレイン層711、712は、ドレイン電
極790と接合する接合部711と接合部711からチ
ャネル部713へ延在している電界緩和部712を有す
る。電界緩和部712は、ゲート電極780を利用して
自己整合的に形成される。電界緩和部712は、チャネ
ル部713またはp型の半導体表層720との間に拡が
る空乏層を延び易くすることによって、ソース−ドレイ
ン間の耐圧を向上させるために設けられている。したが
って、電界緩和部712は、半導体表層720がn型の
場合には必ずしも必要ない場合もある。
【0060】また、トレンチ782内に少なくとも半導
体基板710とオフセット層786とを接続することが
できるように金属材料781が堆積される。金属材料7
81は半導体基板710とオフセット層786とを電気
的に接続する。
【0061】また、パワー半導体装置700は、オフセ
ット層786の周囲にp型のオフセット層787をさら
に備える。オフセット層787は、ドレイン電極790
に正電位を印加したときに、ドレイン層711、712
から拡がる空乏層がオフセット層786に届くことによ
って、ドレイン層711、712とオフセット層786
との間にピンチ・オフが起きることを防止する。半導体
表層720がn型の場合には、オフセット層787はソ
ースとドレインとの間の短絡を防止するために必ず必要
になる。一方で、半導体表層720がp型の場合には、
オフセット層787は半導体表層720の濃度によって
必ずしも必要でない場合もある。例えば、ドレイン層7
11、712から拡がる空乏層がオフセット層786に
届かない程度に半導体表層720の濃度が設定されてい
る場合には、オフセット層787は必要ではない。
【0062】本実施の形態による半導体装置700にお
いては、電界緩和部712はゲート電極780を利用し
て自己整合的に形成されているので、ドレイン層71
1、712とゲート電極780との対向面積が電界緩和
部712のチャネル部713の方向への拡散によって決
定される。従って、半導体装置700における対向領域
725は、第1から第5の実施の形態における対向領域
125、126、325、425、525と比較して、
小さくすることができる。したがって、半導体装置70
0は、他の実施の形態に比べて、電界緩和部712の拡
散の程度によって帰還容量を小さくすることができる。
【0063】次に、本発明に従った半導体装置の製造方
法について説明する。
【0064】尚、本実施の形態において、断面図がほぼ
左右対称の構成になるので、断面図のほぼ中心から左側
の構成要素の参照番号は適宜省略されている。
【0065】図8から図14は、本発明に従った第1の
実施の形態によるパワー半導体装置100の製造方法を
プロセス順に従って示したパワー半導体装置100の工
程別の拡大断面図である。
【0066】図8を参照すると、n型の半導体基板1
10が準備され、半導体基板110上に半導体基板11
0より抵抗が高いn型の半導体表層120が形成され
る。半導体表層120の表面にはp型のベース層が選択
的に形成される。半導体表層120上にシリコン酸化膜
などの絶縁膜170が形成される。さらに、絶縁膜17
0の上に金属またはドープドポリシリコン等のゲート材
料178が堆積され、所定の形状に成形される。
【0067】次に、図9を参照すると、フォト・レジス
ト、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等のマスク材料1
76によって、ゲート材料178が被覆される。ゲート
材料178は、そのほぼ中間部分において間隙Wを有す
るようにパターニングされる。ゲート材料178のほぼ
中間は、互いに隣り合うベース層130のほぼ中間でも
ある。間隙Wは、互いに隣り合うベース層130の間の
距離よりも小さいことが好ましい。それによって、オフ
セット層186(図12参照)はチャネル部160(図
14参照)に影響を与えない。
【0068】次に、図10を参照すると、マスク材料1
76の上からゲート材料178、絶縁膜170および半
導体表層120を連続して異方的にエッチングして半導
体表層120内にトレンチ182を形成する。
【0069】本実施の形態では、半導体基板110の一
部もエッチングされている。よって、トレンチ182は
半導体基板110まで到達している。
【0070】次に、図11を参照すると、トレンチ18
2の側壁にn型の不純物185が、トレンチ182の側
壁に対して斜め方向に注入される。不純物185の注入
の方向は、トレンチ182の間隙Wとマスク材料176
の表面からトレンチ182の底面までの深さDによって
決定される。
【0071】即ち、不純物185の注入は、半導体基板
110の表面に対して垂直な方向から角度|θ|≧tan
−1(W/D)だけ傾けた斜め方向に向けて行われる。本
実施の形態では、不純物185は、図11の矢印Yの方
向へ注入される。また、トレンチ182の対向する側壁
に注入する場合には、不純物185は、図11の矢印Y
´の方向へ注入される。それによって、トレンチ182
の側壁全体に不純物185が注入される。尚、不純物1
85は、例えば、砒素、リン等のn型の不純物である。
【0072】次に、図12を参照すると、パワー半導体
装置100を熱処理することによって、トレンチ182
へ注入された不純物185が拡散される。不純物185
が拡散されることによってオフセット層186が形成さ
れる。
【0073】次に、図13を参照すると、マスク材料1
76が除去され、トレンチ182の内部にプラグ材料1
84が充填される。さらに、コンタクト層140および
ソース層150がベース層130に選択的に形成され
る。
【0074】次に、図14を参照すると、層間絶縁膜1
12がゲート電極180、181の上を被覆するように
形成される。さらに、層間絶縁膜112の上にソース電
極114を堆積し、ソース電極114がコンタクト層1
40およびソース層150とオーミック接触するように
形成される。また、ドレイン電極190が半導体基板1
10の裏面とオーミック接触するように形成される。
【0075】尚、層間絶縁膜112は、例えば、CVD等
の方法を使用して堆積させればよい。また、ソース電極
114およびゲート電極180は、例えば、金、銀、
銅、アルミニウムなどの金属をスパッタリングによって
形成することができる。
【0076】また、図3に示したパワー半導体装置20
0のトレンチ282は、パワー半導体装置100のトレ
ンチ182と比較して浅い。従って、不純物の注入は、
半導体基板210の表面に垂直な方向(以下、単に「方
向V」という)からトレンチ282の側壁に対して角度
|θ|<tan−1(W/D´)(D´については図3を参
照)だけ傾けた斜め方向に向けて行われると、底部に高
濃度の不純物が注入されてしまう。底部に高濃度の不純
物が注入されると、パワー半導体装置200の耐圧が低
下してしまう。
【0077】そこで、パワー半導体装置200において
は、不純物の注入は、方向Vからトレンチ282の側壁
に対して角度|θ|≧tan−1(W/D´)だけ傾けた斜
め方向に向けて行う。それによって、トレンチ282の
側面に不純物が注入され、その底部には注入されない。
【0078】また、一般的に、不純物の注入は、半導体
基板を回転させながら行われる。しかし、本実施の形態
においては、不純物は、半導体基板210を停止させた
まま、方向Vからトレンチ282の側壁に対して角度|
θ|≧tan−1(W/D´)だけ傾けた2方向へ注入され
る。
【0079】その理由は、本実施の形態において半導体
基板210を回転させながら不純物の注入を行った場
合、トレンチ282の長手方向と不純物の注入を方向V
から傾斜させる方向とが一致することが生ずる。それに
よって、不純物がトレンチ282の底部に注入されてし
まうからである。
【0080】不純物がトレンチ282の底部に注入され
ると、ベース層230からの空乏層の伸びが制限される
ので、パワー半導体装置200のソース−トレイン間の
耐圧が低下してしまう。
【0081】図8から図14は、パワー半導体装置10
0の製造方法を示した。しかし、パワー半導体装置20
0、300、400、500にも適用することができ
る。
【0082】例えば、パワー半導体装置400は、オフ
セット層486の周囲を半導体表層420よりも抵抗が
低いp型のオフセット層487をさらに有する。オフセ
ット層486は次のプロセスで形成される。即ち、図1
1を参照して、不純物が注入された後、トレンチの側壁
に不純物185と拡散長が相違するp型の不純物(図示
せず)を注入する。p型の不純物は、不純物185が注
入された方向とほぼ同方向へ注入される。p型の不純物
としては、ボロン等である。
【0083】さらに、パワー半導体装置400を熱処理
することによって、不純物185およびp型の不純物が
拡散される。パワー半導体装置400においては、不純
物185の拡散長よりもp型の不純物の拡散長の方が長
い。よって、トレンチ182の側壁にオフセット層48
6が形成され、オフセット層486の周囲にpのオフセ
ット層487が自己整合的に形成される。
【0084】図8から図14の製造方法をパワー半導体
装置200、300、500にも適用することは、当業
者にとってきわめて容易である。
【0085】本実施の形態による半導体装置の製造方法
により、本発明に従った半導体装置が既存の装置によっ
て製造することができる。また、トレンチ182を形成
する際に、ゲート材料178、絶縁膜170および半導
体表層120は連続してエッチングされるので、プロセ
ス工程がさほど長くなることはない。よって、製造コス
トの増加も低く抑えられる。
【0086】尚、本発明に従った実施の形態は、同期整
流回路の切替用パワー半導体素子ないし整流用パワー半
導体素子のいずれに使用してもよい。切替用パワー半導
体素子および整流用パワー半導体素子に使用してもよ
い。
【0087】
【発明の効果】本発明による半導体装置によれば、ゲー
ト電極の静電容量および対向領域とゲート電極との間の
帰還容量を小さくすることができる。即ち、本発明によ
る半導体装置は、従来と比較して、スイッチング速度を
より速く、スイッチング損失をより小さく、かつON抵抗
をより低くすることができる。
【0088】また、本発明による半導体装置の製造方法
により、本発明に従った半導体装置が既存の装置によっ
て製造することができ、かつプロセス工程がさほど長く
ならないので、製造コストの増加も低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った第1の実施の形態によるパワー
半導体装置100の拡大断面図。
【図2】本発明に従った第1の実施の形態によるパワー
半導体装置100の拡大平面図。
【図3】本発明に従った第2の実施の形態によるパワー
半導体装置200の拡大断面図。
【図4】本発明に従った第3の実施の形態によるパワー
半導体装置300の拡大断面図。
【図5】本発明に従った第4の実施の形態によるパワー
半導体装置400の拡大断面図。
【図6】本発明に従った第5の実施の形態によるパワー
半導体装置500の拡大断面図。
【図7】本発明に従った第6の実施の形態によるパワー
半導体装置700の拡大断面図。
【図8】本発明に従った第1の実施の形態による半導体
装置の製造方法をプロセス順に従って示した半導体装置
の拡大断面図。
【図9】本発明に従った第1の実施の形態による半導体
装置の製造方法をプロセス順に従って示した半導体装置
の拡大断面図。
【図10】本発明に従った第1の実施の形態による半導
体装置の製造方法をプロセス順に従って示した半導体装
置の拡大断面図。
【図11】本発明に従った第1の実施の形態による半導
体装置の製造方法をプロセス順に従って示した半導体装
置の拡大断面図。
【図12】本発明に従った第1の実施の形態による半導
体装置の製造方法をプロセス順に従って示した半導体装
置の拡大断面図。
【図13】本発明に従った第1の実施の形態による半導
体装置の製造方法をプロセス順に従って示した半導体装
置の拡大断面図。
【図14】本発明に従った第1の実施の形態による半導
体装置の製造方法をプロセス順に従って示した半導体装
置の拡大断面図。
【図15】従来の典型的な同期整流回路方式の電源に使
用されているDC-DCコンバータ2000の回路図。
【図16】従来の同期整流回路方式の電源に使用される
従来のパワー半導体素子1000の拡大断面図。
【符号の説明】
100、200、300、400、500、700 パ
ワー半導体装置 110、210、310、410、510、710 半
導体基板 114、214、314、414、514、714 ソ
ース電極 120、220、320、420、520、720 半
導体表層 125、126、325、425、525、725 対
向領域 130、131、230、330、430、530 ベ
ース層 140、141、240、340、440 コンタクト
層 150、151、250、350、450 ソース層 178、180、181、280、281、380、4
80、580、780ゲート電極 182、282、382、482、582、782 ト
レンチ 186、189、286、386、486、487、5
86、786、787オフセット層 190、290,390,490、590、790 ド
レイン電極 170、270、370、470、570、770 ゲ
ート酸化膜 112 層間絶縁膜 184 プラグ材料 781 金属材料 176 マスク材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安 原 紀 夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 川 口 雄 介 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB02 BB04 BB08 BB09 BB40 CC01 CC05 DD02 DD37 DD66 DD91 EE03 EE05 EE09 EE16 EE17 FF02 FF32 GG18 HH14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、 前記半導体基板の表面に形成された半導体表層と、 前記半導体表層の断面において、互いに離間して選択的
    に形成された第1導電型の複数の拡散層と、 前記複数の拡散層に接続されたソース電極またはドレイ
    ン電極のいずれか一方と、 前記半導体基板の裏面に形成されたソース電極またはド
    レイン電極のいずれか他方と、 互いに隣り合う前記拡散層の間に該拡散層に接続するよ
    うにチャネルが形成されるチャネル部と、 互いに隣り合う前記拡散層の間に前記拡散層から少なく
    とも前記チャネル部を隔てて形成されたトレンチと、 前記半導体表層より抵抗が低く、前記半導体表層のうち
    前記トレンチの周囲に形成された第1導電型の第1のオフ
    セット層と、 前記半導体表層の表面上に形成されたゲート絶縁膜を介
    して、前記第1のオフセット層の上から前記拡散層の上
    にまで達し、かつ前記トレンチの上には重畳しないよう
    に前記トレンチの開口の周囲に形成されたゲート電極
    と、 を備えた半導体装置。
  2. 【請求項2】前記半導体基板は第1導電型であり、 前記半導体表層は、第2導電型または前記半導体基板よ
    り抵抗が高い第1導電型であり、 前記拡散層はソース層であり、 前記ソース層にはソース電極が接続され、 前記半導体基板の裏面にはドレイン電極が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記トレンチの深さは前記半導体表層を貫
    通して前記半導体基板に到達する深さであり、 前記第1のオフセット層は前記半導体表層の表面から前
    記半導体表層を貫通して前記半導体基板まで形成されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記半導体表層は第1導電型であり、 前記トレンチの深さは前記半導体表層を貫通することな
    く前記半導体表層中の任意の位置までの深さであり、 前記オフセット層は前記半導体表層の表面から前記トレ
    ンチの底部まで形成されていることを特徴とする請求項
    2に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記トレンチの深さは前記半導体表層を貫
    通して前記半導体基板に到達する深さであり、 前記第1のオフセット層は前記半導体表層の表面から前
    記半導体表層を貫通して前記半導体基板まで形成されて
    おり、 前記第1のオフセット層の周囲を前記半導体表層の表面
    から前記半導体表層を貫通して前記半導体基板まで形成
    され、前記半導体表層よりも抵抗が低い第2導電型の第
    2のオフセット層をさらに備えたことを特徴とする請求
    項2に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記ドレイン電極、前記ソース層、前記第
    1のオフセット層、前記第2のオフセット層および前記
    ゲート電極は、当該半導体装置の断面において、前記ト
    レンチの中心を境にほぼ対称の位置に設けられかつほぼ
    対称の形状に成形されていることを特徴とする請求項2
    に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】第1導電型の半導体基板より抵抗が高い第
    1導電型または第2導電型の半導体表層を該半導体基板の
    表面に形成するステップと、 前記半導体表層上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成ステッ
    プと、 前記絶縁膜上に導電性のゲート材料を形成するゲート材
    料形成ステップと、 所定のパターンに従って、前記ゲート材料、前記絶縁膜
    および前記半導体表層を連続して異方的にエッチングし
    て前記半導体表層内にトレンチを形成するトレンチ形成
    ステップと、 前記トレンチの側壁に第1導電型の不純物を該側壁に対
    して斜め方向に注入する第1の注入ステップと、 前記第1導電型の不純物を拡散させることによって、前
    記第1のオフセット層を形成する拡散ステップと、 を含む半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記ゲート材料形成ステップの後に、前記
    ゲート材料を所定のパターンに従ってエッチングして、
    該エッチング後のゲート材料を利用して自己整合的にソ
    ース層を形成するステップと、 前記トレンチ形成ステップにおけるエッチングによっ
    て、ゲート電極が形成され、 前記拡散ステップ後に、前記ソース層に接続されるソー
    ス電極を形成し、前記半導体基板の裏面にドレイン電極
    を形成するステップと、 をさらに含む請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記第1の注入ステップの後、前記トレン
    チの側壁に第1導電型の不純物と拡散長が相違する第2
    導電型の不純物を注入する第2の注入ステップをさらに
    含み、 前記拡散ステップにおいて、前記第1導電型の不純物と
    前記第2導電型の不純物を拡散させることによって、前
    記トレンチの側壁に第1導電型の第1のオフセット層を
    形成し、前記第1のオフセット層の周囲に第2導電型の
    第2のオフセット層を形成することを特徴とする請求項
    7または請求項8に記載された半導体装置の製造方法。
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