JP2003078169A - 発光素子 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】3-5族窒化物化合物半導体を用いた発光素子に
関し、特に、異なる色を発する井戸を積層し、それらの
発光を混色して、所望の演色性を有する光を発する発光
素子を提供する。 【解決手段】本発明による活性層は、Inを含む窒化物
化合物半導体からなる少なくとも1つの第1の井戸層
と、第1井戸層が発する光の主ピーク波長よりも長い主
ピーク波長の光を発する、Inを含む窒化物化合物半導
体からなる少なくとも1つの第2の井戸層と、を備え
る。これにより、例えば第1井戸層が青色光を、第2井
戸層がその補色関係にある黄色光を発光すると、これら
の光が混色することにより、1つの発光素子で白色光源
を提供することができる。
関し、特に、異なる色を発する井戸を積層し、それらの
発光を混色して、所望の演色性を有する光を発する発光
素子を提供する。 【解決手段】本発明による活性層は、Inを含む窒化物
化合物半導体からなる少なくとも1つの第1の井戸層
と、第1井戸層が発する光の主ピーク波長よりも長い主
ピーク波長の光を発する、Inを含む窒化物化合物半導
体からなる少なくとも1つの第2の井戸層と、を備え
る。これにより、例えば第1井戸層が青色光を、第2井
戸層がその補色関係にある黄色光を発光すると、これら
の光が混色することにより、1つの発光素子で白色光源
を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、III−V族窒化物化合
物半導体(一般に、InXAlYGa1-X-YN(0<X、0
≦Y、X+Y≦1)で表される)を用いた発光素子に関
し、特に、異なる色を発する井戸層を積層し、それらの
発光を混色して、所望の演色性を有する光を発する発光
素子に関する。
物半導体(一般に、InXAlYGa1-X-YN(0<X、0
≦Y、X+Y≦1)で表される)を用いた発光素子に関
し、特に、異なる色を発する井戸層を積層し、それらの
発光を混色して、所望の演色性を有する光を発する発光
素子に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、極めて高い輝度で赤色、緑
色、および青色(いわゆるRGB)を発光する発光素子
が開発されたことにより、高輝度タイプ発光素子が量産
されるようになった。特に、窒化物半導体を用いた発光
素子は、その混晶比を変えることにより紫外域から赤色
領域まで発光色を調整することができる。
色、および青色(いわゆるRGB)を発光する発光素子
が開発されたことにより、高輝度タイプ発光素子が量産
されるようになった。特に、窒化物半導体を用いた発光
素子は、その混晶比を変えることにより紫外域から赤色
領域まで発光色を調整することができる。
【0003】一方、発光素子の高輝度、低消費電力、小
型化可能や高信頼性などの優れた特性を活かして、例え
ば、車載メータの光源、液晶バックライト光源や各種照
明などの技術分野で、その利用が急速に広がりつつあ
る。
型化可能や高信頼性などの優れた特性を活かして、例え
ば、車載メータの光源、液晶バックライト光源や各種照
明などの技術分野で、その利用が急速に広がりつつあ
る。
【0004】このような発光素子の利用分野において、
特に白色が人間の目には快適で好感を与える色であり、
特に需要が高い。これまで白色光を実現するためには、
赤色、緑色および青色、あるいは青色および黄色などの
異なる発光色を有する複数の発光素子を同一ステム上に
配置して、それら発光色の混色により希望の白色光を得
るか、あるいは、青色発光する発光素子とその補色関係
にある黄色で蛍光発光する蛍光物質とを用いて白色光を
得ていた。
特に白色が人間の目には快適で好感を与える色であり、
特に需要が高い。これまで白色光を実現するためには、
赤色、緑色および青色、あるいは青色および黄色などの
異なる発光色を有する複数の発光素子を同一ステム上に
配置して、それら発光色の混色により希望の白色光を得
るか、あるいは、青色発光する発光素子とその補色関係
にある黄色で蛍光発光する蛍光物質とを用いて白色光を
得ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の発光素
子を同一ステム上に配置して白色光を得る場合、混色性
(光を混合したときに1つの色として一様に見える見え
方)を向上させるために複数の発光素子同士を近づける
必要があるが、これには限界がある。また、異なる系の
半導体材料を利用した場合、温度特性や駆動電圧が異な
るなど、種々の問題が生じる。同様に、蛍光体を利用し
て白色光を得る場合、発光素子に蛍光体を付着させる必
要があり、工程が複雑となる。また、発光素子からの青
色発光と、これにより励起される蛍光発光との組み合わ
せで白色光を得る場合、複数の発光素子で白色光を得る
場合と比較して、理論上発光効率が低くなる。
子を同一ステム上に配置して白色光を得る場合、混色性
(光を混合したときに1つの色として一様に見える見え
方)を向上させるために複数の発光素子同士を近づける
必要があるが、これには限界がある。また、異なる系の
半導体材料を利用した場合、温度特性や駆動電圧が異な
るなど、種々の問題が生じる。同様に、蛍光体を利用し
て白色光を得る場合、発光素子に蛍光体を付着させる必
要があり、工程が複雑となる。また、発光素子からの青
色発光と、これにより励起される蛍光発光との組み合わ
せで白色光を得る場合、複数の発光素子で白色光を得る
場合と比較して、理論上発光効率が低くなる。
【0006】したがって、従来式の各種光源を固体発光
素子に置き換えるためには、現在ある上記構成の発光素
子では十分ではなく、さらに高効率かつ高輝度に白色発
光可能な発光素子を提供することが求められている。本
発明は、上記問題を解決するために、1つの発光素子に
より、高効率かつ高輝度に白色系などの発光色を発光で
きる発光素子を提供することにある。
素子に置き換えるためには、現在ある上記構成の発光素
子では十分ではなく、さらに高効率かつ高輝度に白色発
光可能な発光素子を提供することが求められている。本
発明は、上記問題を解決するために、1つの発光素子に
より、高効率かつ高輝度に白色系などの発光色を発光で
きる発光素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
少なくとも2つのIn組成比が異なる含む窒化物化合物
半導体からなる井戸層を有してなる、白色光を得るため
の発光素子を提供することにある。
少なくとも2つのIn組成比が異なる含む窒化物化合物
半導体からなる井戸層を有してなる、白色光を得るため
の発光素子を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、第1の井戸層の凹
凸を第2の井戸層よりも大きくして、発光効率の改善さ
れた発光素子を提供することにある。
凸を第2の井戸層よりも大きくして、発光効率の改善さ
れた発光素子を提供することにある。
【0009】本発明の第3の目的は、各井戸層の上にA
lを含む第1障壁層、その上にAlを含まない第2障壁
層を形成して、順方向電圧を下げ、そして発光効率の改
善された発光素子を提供することにある。
lを含む第1障壁層、その上にAlを含まない第2障壁
層を形成して、順方向電圧を下げ、そして発光効率の改
善された発光素子を提供することにある。
【0010】本発明の請求項1に記載の発光素子は、I
nを含む窒化物化合物半導体からなる少なくとも1つの
第1の井戸層と、第1井戸層が発する光の主ピーク波長
よりも長い主ピーク波長の光を発する、Inを含む窒化
物化合物半導体からなる少なくとも1つの第2の井戸層
と、を備えた、多重量子井戸構造の活性層を、n型半導
体およびp型半導体で挟持することを特徴とするもので
ある。
nを含む窒化物化合物半導体からなる少なくとも1つの
第1の井戸層と、第1井戸層が発する光の主ピーク波長
よりも長い主ピーク波長の光を発する、Inを含む窒化
物化合物半導体からなる少なくとも1つの第2の井戸層
と、を備えた、多重量子井戸構造の活性層を、n型半導
体およびp型半導体で挟持することを特徴とするもので
ある。
【0011】第1井戸層が発する主ピーク波長と、第2
井戸層が発する主ピーク波長とを、互いに補色関係とな
るように設定すると、これら2つの光が混合することで
白色光が得られる。
井戸層が発する主ピーク波長とを、互いに補色関係とな
るように設定すると、これら2つの光が混合することで
白色光が得られる。
【0012】本発明の請求項2に記載の発光素子は、第
2井戸層が、第1井戸層およびp型半導体の間に配置さ
れることを特徴とする。
2井戸層が、第1井戸層およびp型半導体の間に配置さ
れることを特徴とする。
【0013】一般に、Inを含む窒化物半導体を形成す
ることは極めて難く、井戸層のIn組成比を増やして発
光波長を長くするほど、その結晶性が悪くなり、その発
光効率も低くなる。この傾向はInの組成比が0.05
以上のとき顕著となる。特に、窒化物半導体の多重量子
井戸構造においては、ホールの拡散長が短い。ただしp
型半導体層側においては電子−正孔の再結合効率が高い
ので、Inを多く含むために結晶性が比較的悪い第2井
戸層を、このp型半導体層側に配置させることにより、
つまり第2井戸層を第1井戸層とp型半導体との間に配
置することにより、第2井戸層の発光効率を向上させる
ことができる。
ることは極めて難く、井戸層のIn組成比を増やして発
光波長を長くするほど、その結晶性が悪くなり、その発
光効率も低くなる。この傾向はInの組成比が0.05
以上のとき顕著となる。特に、窒化物半導体の多重量子
井戸構造においては、ホールの拡散長が短い。ただしp
型半導体層側においては電子−正孔の再結合効率が高い
ので、Inを多く含むために結晶性が比較的悪い第2井
戸層を、このp型半導体層側に配置させることにより、
つまり第2井戸層を第1井戸層とp型半導体との間に配
置することにより、第2井戸層の発光効率を向上させる
ことができる。
【0014】本発明の請求項3に記載の発光素子は、第
1および第2井戸層の積層数比を調整して、第1および
第2井戸層が発する光の光度比を制御することにより、
所望の演色性(物体の色の見え方に対する光源の効果)
を有する光源を提供することを特徴とする。
1および第2井戸層の積層数比を調整して、第1および
第2井戸層が発する光の光度比を制御することにより、
所望の演色性(物体の色の見え方に対する光源の効果)
を有する光源を提供することを特徴とする。
【0015】これまでの白熱灯及び蛍光灯などの光源
も、その用途によりさまざまな演色性を有する光源とし
て開発されてきた。例えば、異なる色あいで照明する蛍
光灯が数多くある。従来式の光源にとって代わるべき本
発明に係る発光素子の演色性も、比較的簡単に微調整で
きることが望まれていた。
も、その用途によりさまざまな演色性を有する光源とし
て開発されてきた。例えば、異なる色あいで照明する蛍
光灯が数多くある。従来式の光源にとって代わるべき本
発明に係る発光素子の演色性も、比較的簡単に微調整で
きることが望まれていた。
【0016】すなわち、本発明においては、第1および
第2井戸層の積層数比を調整することにより、各井戸層
が発する光の光度比率を比較的簡単に制御することがで
きる。これ以外の方法として、例えば特開平10‐22
525が開示するように、井戸層の膜厚を制御すること
により各井戸層が発する光の光度比率を制御することも
できる。しかし、活性層が量子井戸構造を有する場合、
井戸層の厚みを薄くすると、光度をある程度増やすこと
ができるが、量子サイズ効果のため光が短波長側に移動
してしまう。同様に、井戸層の厚みを厚くすると、光度
をある程度下げることができるが、光が長波長側に移動
する。いずれにしても、所望の発光波長を得ることが極
めて難しいという問題が生ずる。
第2井戸層の積層数比を調整することにより、各井戸層
が発する光の光度比率を比較的簡単に制御することがで
きる。これ以外の方法として、例えば特開平10‐22
525が開示するように、井戸層の膜厚を制御すること
により各井戸層が発する光の光度比率を制御することも
できる。しかし、活性層が量子井戸構造を有する場合、
井戸層の厚みを薄くすると、光度をある程度増やすこと
ができるが、量子サイズ効果のため光が短波長側に移動
してしまう。同様に、井戸層の厚みを厚くすると、光度
をある程度下げることができるが、光が長波長側に移動
する。いずれにしても、所望の発光波長を得ることが極
めて難しいという問題が生ずる。
【0017】本発明の請求項4に記載の発光素子は、さ
らに、活性層が第1および第2井戸層を挟む複数の障壁
層を備え、障壁層の厚みを調整して、第1および第2井
戸層が発する光の光度比を制御することにより、所望の
演色性を有する光源を提供することを特徴とする。
らに、活性層が第1および第2井戸層を挟む複数の障壁
層を備え、障壁層の厚みを調整して、第1および第2井
戸層が発する光の光度比を制御することにより、所望の
演色性を有する光源を提供することを特徴とする。
【0018】第1および第2井戸層の積層数比のみなら
ず、障壁層の厚みを調整することにより、各井戸層が発
する光の光度比率を制御して、同様に所望の演色性を有
する光源を提供することができる。
ず、障壁層の厚みを調整することにより、各井戸層が発
する光の光度比率を制御して、同様に所望の演色性を有
する光源を提供することができる。
【0019】本発明の請求項5に記載の発光素子は、第
1井戸層が第2井戸層よりも多く積層されることを特徴
とする。
1井戸層が第2井戸層よりも多く積層されることを特徴
とする。
【0020】とりわけ、第2井戸層が第1井戸層よりも
p型半導体に近い位置に積層される場合、第1井戸層が
発する光は、第2井戸層で吸収されて、その光度が低下
する。そこで、第1井戸層を第2井戸層よりも多く積層
することにより、比較的簡単に所望の演色性を有する白
色光を得ることができる。
p型半導体に近い位置に積層される場合、第1井戸層が
発する光は、第2井戸層で吸収されて、その光度が低下
する。そこで、第1井戸層を第2井戸層よりも多く積層
することにより、比較的簡単に所望の演色性を有する白
色光を得ることができる。
【0021】本発明の請求項6に記載の発光素子は、第
1井戸層の発する光のスペクトル半値幅が上記第2井戸
層の発する光のスペクトル半値幅よりも狭いことを特徴
とする。
1井戸層の発する光のスペクトル半値幅が上記第2井戸
層の発する光のスペクトル半値幅よりも狭いことを特徴
とする。
【0022】主ピーク波長が青色領域にある第1井戸層
と、主ピーク波長が黄色領域にある第2井戸層と、を有
する発光素子の場合、この発光素子が発する光は、緑色
および赤色領域の波長成分を全くまたは殆ど有さないた
めに、その演色性が良好とならないことがある。したが
って、第2井戸層が発する光の発光スペクトルを、第1
井戸層のそれより広くしておくことが好ましい。この結
果、発光効率を損なうことなく、この発光素子が発する
光の平均演色評価数Raを改善することができ、つまり
高輝度、かつ高演色性の白色光を発光可能な発光素子を
形成することができる。なお、当業者には明らかなよう
に、スペクトル半値幅は、例えば、井戸層の結晶性を調
整したり、不純物を添加したりすることによって、制御
することが可能である。
と、主ピーク波長が黄色領域にある第2井戸層と、を有
する発光素子の場合、この発光素子が発する光は、緑色
および赤色領域の波長成分を全くまたは殆ど有さないた
めに、その演色性が良好とならないことがある。したが
って、第2井戸層が発する光の発光スペクトルを、第1
井戸層のそれより広くしておくことが好ましい。この結
果、発光効率を損なうことなく、この発光素子が発する
光の平均演色評価数Raを改善することができ、つまり
高輝度、かつ高演色性の白色光を発光可能な発光素子を
形成することができる。なお、当業者には明らかなよう
に、スペクトル半値幅は、例えば、井戸層の結晶性を調
整したり、不純物を添加したりすることによって、制御
することが可能である。
【0023】本発明の請求項7に記載の発光素子は、第
1井戸層が2層以上10層以下の範囲で積層され、上記
第2井戸層が1層以上3層以下の範囲で積層されること
を特徴とする。
1井戸層が2層以上10層以下の範囲で積層され、上記
第2井戸層が1層以上3層以下の範囲で積層されること
を特徴とする。
【0024】本発明の請求項8に記載の発光素子は、第
1井戸層が発する光の主ピーク波長が450ないし50
0nmで、第2井戸層が発する光の主ピーク波長が56
0ないし670nmであることを特徴とする。
1井戸層が発する光の主ピーク波長が450ないし50
0nmで、第2井戸層が発する光の主ピーク波長が56
0ないし670nmであることを特徴とする。
【0025】本発明の請求項9に記載の発光素子は、第
1井戸層よりも第2井戸層の凹凸の度合いが大きいこと
を特徴とする。
1井戸層よりも第2井戸層の凹凸の度合いが大きいこと
を特徴とする。
【0026】一般に、多重量子井戸構造の井戸層は、障
壁層との界面が平坦で、結晶性が良好であるほど、その
発光効率は高い。しかし、本発明の発光素子のように、
異なる発光ピーク波長を発する井戸層を含む多重量子井
戸構造の活性層においては、井戸層が障壁層を挟んで隣
り合う状態にあるために、何らかの相互作用が働くと考
えられる。すなわち、本発明者は、長波長発光の第2井
戸層の凹凸の度合いを、短波長発光の第1井戸層よりも
大きくするすると、第1井戸層が発する短波長光は、第
2井戸層で吸収されにくくなることを確認した。また、
この条件のもとで、後述するように、第2井戸層の凹凸
の度合いを最適化することにより、第2井戸層の発する
長波長発光の発光効率も上げることができ、発光素子と
しての発光効率を上げることができる。
壁層との界面が平坦で、結晶性が良好であるほど、その
発光効率は高い。しかし、本発明の発光素子のように、
異なる発光ピーク波長を発する井戸層を含む多重量子井
戸構造の活性層においては、井戸層が障壁層を挟んで隣
り合う状態にあるために、何らかの相互作用が働くと考
えられる。すなわち、本発明者は、長波長発光の第2井
戸層の凹凸の度合いを、短波長発光の第1井戸層よりも
大きくするすると、第1井戸層が発する短波長光は、第
2井戸層で吸収されにくくなることを確認した。また、
この条件のもとで、後述するように、第2井戸層の凹凸
の度合いを最適化することにより、第2井戸層の発する
長波長発光の発光効率も上げることができ、発光素子と
しての発光効率を上げることができる。
【0027】第1および第2井戸層の凹凸の度合いを比
較する手法の一例を示す。まず、発光素子を層厚方向に
垂直な方向に切断して、この断面における井戸層および
障壁層の間の界面が呈する凹凸を走査型電子顕微鏡など
により比較する。両者の凹凸の度合い若しくは粗さの違
いを、顕微鏡確認するだけで明白に確認できることもあ
る。また、その違いが明らかでないような場合には、後
述する凹部領域が占める度合いRで比較してもよいし、
井戸層の上面または下面の少なくとも一方の面につい
て、GIXR(Grazing Incidence X-Ray Reflection:
斜入射X線反射率分析法)による薄膜解析によりラフネ
スを比較して凹凸の大小を判断してもよい。尚、第1お
よび第2井戸層が複数の井戸層を有する場合、少なくと
も1つの第2井戸層が、少なくとも1つの第1井戸層よ
りも凹凸の度合いが大きければよい。第2井戸層の全て
が、第1井戸層の全てよりその凹凸の度合いが大きいこ
とが望ましい。ただし上述のように、井戸層の結晶性お
よびその成長形態は、主にIn含有量に依存するため、
第1および第2井戸層が複数あっても、その凹凸はそれ
ぞれほぼ同等なものとなる。
較する手法の一例を示す。まず、発光素子を層厚方向に
垂直な方向に切断して、この断面における井戸層および
障壁層の間の界面が呈する凹凸を走査型電子顕微鏡など
により比較する。両者の凹凸の度合い若しくは粗さの違
いを、顕微鏡確認するだけで明白に確認できることもあ
る。また、その違いが明らかでないような場合には、後
述する凹部領域が占める度合いRで比較してもよいし、
井戸層の上面または下面の少なくとも一方の面につい
て、GIXR(Grazing Incidence X-Ray Reflection:
斜入射X線反射率分析法)による薄膜解析によりラフネ
スを比較して凹凸の大小を判断してもよい。尚、第1お
よび第2井戸層が複数の井戸層を有する場合、少なくと
も1つの第2井戸層が、少なくとも1つの第1井戸層よ
りも凹凸の度合いが大きければよい。第2井戸層の全て
が、第1井戸層の全てよりその凹凸の度合いが大きいこ
とが望ましい。ただし上述のように、井戸層の結晶性お
よびその成長形態は、主にIn含有量に依存するため、
第1および第2井戸層が複数あっても、その凹凸はそれ
ぞれほぼ同等なものとなる。
【0028】また、第2井戸層の凹凸が第1井戸層のそ
れに比べて大きくなるように形成することは、第2井戸
層の結晶性の面からも好ましい。すなわち、第2井戸層
の凹凸の度合いが第1井戸層のそれに比べて大きい場合
(第2井戸層だけに凹凸が設けられている場合を含む)
に比べて、第1井戸層の凹凸の度合いが第2井戸層のそ
れに比べて大きい場合の第2井戸層の結晶性は極めて悪
い。ウェーハの全体または一部領域において、均一な膜
厚を有する第2井戸層を形成するのが困難となり、さら
に第2井戸層の結晶が成長しない領域が生じることもあ
る。これに対して、第2井戸層の凹凸の度合いが第1井
戸層よりも大きい場合には、第2井戸層は比較的一定に
形成される。したがって、第2井戸層の凹凸の度合いを
第1井戸層よりも大きくすることにより、発光素子の特
性向上に寄与しているものと考えられる。更に、このよ
うな場合、第1および第2井戸層は、共に良好な結晶性
を有し、さらに膜厚も一定している。その結果、各井戸
層からの光の光度比も安定し、得られる発光素子間の輝
度むらおよび色調ズレなどの問題も大きく改善される。
れに比べて大きくなるように形成することは、第2井戸
層の結晶性の面からも好ましい。すなわち、第2井戸層
の凹凸の度合いが第1井戸層のそれに比べて大きい場合
(第2井戸層だけに凹凸が設けられている場合を含む)
に比べて、第1井戸層の凹凸の度合いが第2井戸層のそ
れに比べて大きい場合の第2井戸層の結晶性は極めて悪
い。ウェーハの全体または一部領域において、均一な膜
厚を有する第2井戸層を形成するのが困難となり、さら
に第2井戸層の結晶が成長しない領域が生じることもあ
る。これに対して、第2井戸層の凹凸の度合いが第1井
戸層よりも大きい場合には、第2井戸層は比較的一定に
形成される。したがって、第2井戸層の凹凸の度合いを
第1井戸層よりも大きくすることにより、発光素子の特
性向上に寄与しているものと考えられる。更に、このよ
うな場合、第1および第2井戸層は、共に良好な結晶性
を有し、さらに膜厚も一定している。その結果、各井戸
層からの光の光度比も安定し、得られる発光素子間の輝
度むらおよび色調ズレなどの問題も大きく改善される。
【0029】尚、当業者には明らかなように、第1およ
び第2井戸層は、例えば成膜速度、成膜温度などの成膜
条件を制御することで、その凹凸の度合いを変えること
ができる。上記以外の成膜条件を変えることにより、各
井戸層の凹凸の度合いを変えてもよい。
び第2井戸層は、例えば成膜速度、成膜温度などの成膜
条件を制御することで、その凹凸の度合いを変えること
ができる。上記以外の成膜条件を変えることにより、各
井戸層の凹凸の度合いを変えてもよい。
【0030】上述のように、第2井戸層の凹凸の度合い
が第1井戸層のそれに比べて大きい場合、発光素子とし
ての発光効率が向上する。第1および第2井戸層の凹凸
の度合いの各々と、その発光効率との厳密な関係は定か
でない。しかし、より短い主ピーク波長の光を発する第
1井戸層と、より長い主ピーク波長の光を発する第2井
戸層とでは、その凹凸の度合いによる発光効率に対する
寄与が異なるものと考えられる。すなわち、多重量子井
戸の活性層に含まれる井戸層におけるIn含有量、積層
数、および第1および第2井戸層の配置関係等が、井戸
層の凹凸の度合いと密接に関係して、素子特性に影響を
与えていると思われる。凹凸の度合いによる発光効率に
対する寄与度に違いがあるので、第1および第2井戸層
の最適な凹凸の度合いにも違いが生じる。さらに、第2
井戸層の凹凸の度合いを第1井戸層のそれより大きくす
ることにより、発光素子の特性を向上させることができ
る。つまり、第1および第2井戸層の凹凸の度合いが同
程度であるか、または第1井戸層の凹凸の度合いが第2
井戸層のそれより大きい場合と比べて、第2井戸層の凹
凸の度合いが第1井戸層のそれより大きい場合の発光素
子の特性は良好でない。これは、発光素子の特性向上
が、各井戸層の凹凸の度合いそのものよりも、各井戸層
の凹凸の度合いの大小関係に主に依存することを示して
いる。加えて、第2井戸層の凹凸の度合いが第1井戸層
のそれより大きい場合、各井戸層からの光の光度比が一
定するため、所望の演色性を有する光源を容易に得るこ
とができる。このことは上述の良質の結晶性が主に関係
しているものと思われる。その上、第1井戸層からの発
光については、第2井戸層に凹凸があることによる光の
取り出し効率の向上だけでなく、光の光度そのものが向
上する傾向があり、また第2井戸層についても僅かなが
らもそのような傾向がある。以上のように、各発光層の
凹凸およびその大小関係は、相乗的な効果により、素子
全体の発光効率を引き上げ、第1井戸層からの発光が効
率よく得られ、結果的に所望の演色性を有する光源を提
供することができる。
が第1井戸層のそれに比べて大きい場合、発光素子とし
ての発光効率が向上する。第1および第2井戸層の凹凸
の度合いの各々と、その発光効率との厳密な関係は定か
でない。しかし、より短い主ピーク波長の光を発する第
1井戸層と、より長い主ピーク波長の光を発する第2井
戸層とでは、その凹凸の度合いによる発光効率に対する
寄与が異なるものと考えられる。すなわち、多重量子井
戸の活性層に含まれる井戸層におけるIn含有量、積層
数、および第1および第2井戸層の配置関係等が、井戸
層の凹凸の度合いと密接に関係して、素子特性に影響を
与えていると思われる。凹凸の度合いによる発光効率に
対する寄与度に違いがあるので、第1および第2井戸層
の最適な凹凸の度合いにも違いが生じる。さらに、第2
井戸層の凹凸の度合いを第1井戸層のそれより大きくす
ることにより、発光素子の特性を向上させることができ
る。つまり、第1および第2井戸層の凹凸の度合いが同
程度であるか、または第1井戸層の凹凸の度合いが第2
井戸層のそれより大きい場合と比べて、第2井戸層の凹
凸の度合いが第1井戸層のそれより大きい場合の発光素
子の特性は良好でない。これは、発光素子の特性向上
が、各井戸層の凹凸の度合いそのものよりも、各井戸層
の凹凸の度合いの大小関係に主に依存することを示して
いる。加えて、第2井戸層の凹凸の度合いが第1井戸層
のそれより大きい場合、各井戸層からの光の光度比が一
定するため、所望の演色性を有する光源を容易に得るこ
とができる。このことは上述の良質の結晶性が主に関係
しているものと思われる。その上、第1井戸層からの発
光については、第2井戸層に凹凸があることによる光の
取り出し効率の向上だけでなく、光の光度そのものが向
上する傾向があり、また第2井戸層についても僅かなが
らもそのような傾向がある。以上のように、各発光層の
凹凸およびその大小関係は、相乗的な効果により、素子
全体の発光効率を引き上げ、第1井戸層からの発光が効
率よく得られ、結果的に所望の演色性を有する光源を提
供することができる。
【0031】本発明の請求項10および11に記載の発
光素子は、第2井戸層が、その平均膜厚の半分以下の膜
厚を有する部分的に薄い凹部を含み、この凹部の領域が
全体の10%以上占めることを特徴とする。
光素子は、第2井戸層が、その平均膜厚の半分以下の膜
厚を有する部分的に薄い凹部を含み、この凹部の領域が
全体の10%以上占めることを特徴とする。
【0032】ここで、全体に対する上記凹部領域の占め
る度合いの計測手法の一例について図6を参照しながら
説明する。まず、発光素子を層厚方向に垂直な方向に切
断して、井戸層断面を走査型電子顕微鏡などにより観察
する。井戸層はその平均膜厚の半分以下の膜厚を有する
部分的に薄い凹部を含むが、この凹部の長さの総和Sを
特定の範囲(長さL)を測定する。そして特定範囲にお
ける凹部領域が占める度合いRを、式R=S/Lで求め
る。ここで、測定する領域(長さL)は、短くとも1μ
m程度あれば充分であるが、10μm以上程度あれば、
さらに再現性よく凹部領域が占める度合いRを計測で
き、好ましい。また、平均膜厚は、上記測定範囲Lにお
ける井戸層の平均膜厚を求めれば足り、これを素子全体
における井戸層の平均膜厚として用いてもよい。さらに
凹部領域の全体に占める度合いRは、一般に、発光素子
全体で一様と考えられるから、任意の切断面において計
測することができる。
る度合いの計測手法の一例について図6を参照しながら
説明する。まず、発光素子を層厚方向に垂直な方向に切
断して、井戸層断面を走査型電子顕微鏡などにより観察
する。井戸層はその平均膜厚の半分以下の膜厚を有する
部分的に薄い凹部を含むが、この凹部の長さの総和Sを
特定の範囲(長さL)を測定する。そして特定範囲にお
ける凹部領域が占める度合いRを、式R=S/Lで求め
る。ここで、測定する領域(長さL)は、短くとも1μ
m程度あれば充分であるが、10μm以上程度あれば、
さらに再現性よく凹部領域が占める度合いRを計測で
き、好ましい。また、平均膜厚は、上記測定範囲Lにお
ける井戸層の平均膜厚を求めれば足り、これを素子全体
における井戸層の平均膜厚として用いてもよい。さらに
凹部領域の全体に占める度合いRは、一般に、発光素子
全体で一様と考えられるから、任意の切断面において計
測することができる。
【0033】本発明の請求項10および11に記載の発
光素子は、換言すると、R≧0.1となるような第2井
戸層を有することを特徴とする。第2井戸層の凹部領域
が占める度合いRの値が0.1未満となるように形成さ
れる場合、つまり第2井戸層が比較的平坦な形状を有す
る場合には、第1井戸層からの発光光度が第2井戸層か
らのそれに比べて相対的に下がるだけでなく、発光素子
全体の発光効率も低くなる。
光素子は、換言すると、R≧0.1となるような第2井
戸層を有することを特徴とする。第2井戸層の凹部領域
が占める度合いRの値が0.1未満となるように形成さ
れる場合、つまり第2井戸層が比較的平坦な形状を有す
る場合には、第1井戸層からの発光光度が第2井戸層か
らのそれに比べて相対的に下がるだけでなく、発光素子
全体の発光効率も低くなる。
【0034】複数の第2井戸層が積層される場合、上記
条件式R≧0.1を満たす第2井戸層が、そのうち1層
だけであっても第1井戸層の発光効率が向上するが、全
ての第2井戸層が同条件を満たすことがなお望ましい。
条件式R≧0.1を満たす第2井戸層が、そのうち1層
だけであっても第1井戸層の発光効率が向上するが、全
ての第2井戸層が同条件を満たすことがなお望ましい。
【0035】なお、第2井戸層の凹部領域が占める度合
いRが0.5よりも大きくなれば、第2井戸層の上に成
長させるp型半導体層の平坦性が損なわれ、結果として
発光素子の発光効率を低下する。したがって、第2井戸
層の凹部領域が占める度合いRの上限を0.5として発
光素子を形成すると、第1井戸層からの発光を効率よく
取り出し、発光素子全体の発光特性も良好に維持され
る。
いRが0.5よりも大きくなれば、第2井戸層の上に成
長させるp型半導体層の平坦性が損なわれ、結果として
発光素子の発光効率を低下する。したがって、第2井戸
層の凹部領域が占める度合いRの上限を0.5として発
光素子を形成すると、第1井戸層からの発光を効率よく
取り出し、発光素子全体の発光特性も良好に維持され
る。
【0036】本発明の請求項12ないし14に記載の発
光素子は、第1井戸層よりも凹凸の度合いが大きい、ま
たはR≧0.1となるような第2井戸層が、第1井戸層
およびp型半導体の間に配置されることを特徴とする。
光素子は、第1井戸層よりも凹凸の度合いが大きい、ま
たはR≧0.1となるような第2井戸層が、第1井戸層
およびp型半導体の間に配置されることを特徴とする。
【0037】上述の通り、In混晶比が高く結晶性の比
較的悪い第2井戸層を、電子−正孔の再結合確率の高い
p型半導体側に配置することにより、発光効率を向上さ
せることができ、好ましい。
較的悪い第2井戸層を、電子−正孔の再結合確率の高い
p型半導体側に配置することにより、発光効率を向上さ
せることができ、好ましい。
【0038】また、第1井戸層の凹凸の度合いが、第2
井戸層と同程度である場合、または第2井戸層よりも大
きい場合、ウェーハにおいて井戸層を均一に成膜しにく
く、発光素子間で発光波長のばらつきが大きくなる。発
光波長のばらつきが大きければ、所望の演色性を有する
光源を信頼性よく生産することは難しい。したがって、
この点からも、凹凸の度合いのより大きい第2井戸層
が、第1井戸層およびp型半導体の間に配置されること
が好適である。
井戸層と同程度である場合、または第2井戸層よりも大
きい場合、ウェーハにおいて井戸層を均一に成膜しにく
く、発光素子間で発光波長のばらつきが大きくなる。発
光波長のばらつきが大きければ、所望の演色性を有する
光源を信頼性よく生産することは難しい。したがって、
この点からも、凹凸の度合いのより大きい第2井戸層
が、第1井戸層およびp型半導体の間に配置されること
が好適である。
【0039】本発明の請求項15ないし17に記載の発
光素子は、第1井戸層が第2井戸層よりも多く積層され
ることを特徴とする。
光素子は、第1井戸層が第2井戸層よりも多く積層され
ることを特徴とする。
【0040】とりわけ、第2井戸層が第1井戸層よりも
p型半導体に近い位置に積層される場合、第1井戸層が
発する光は、第2井戸層で吸収されて、その光度が低下
する。そこで、第1井戸層を第2井戸層よりも多く積層
することにより、比較的簡単に所望の演色性を有する白
色光を得ることができる。また、比較的結晶性の悪い第
2井戸層の数が少ないため、その上に続いて積層される
p型半導体の形成にも好ましい。
p型半導体に近い位置に積層される場合、第1井戸層が
発する光は、第2井戸層で吸収されて、その光度が低下
する。そこで、第1井戸層を第2井戸層よりも多く積層
することにより、比較的簡単に所望の演色性を有する白
色光を得ることができる。また、比較的結晶性の悪い第
2井戸層の数が少ないため、その上に続いて積層される
p型半導体の形成にも好ましい。
【0041】本発明の請求項18に記載の発光素子は、
第1および第2井戸層の各々の上に、Alを含む窒化物
化合物半導体からなる第1障壁層と、Alを実質的に含
まない窒化物化合物半導体からなる第2障壁層とを有す
ることを特徴とする。
第1および第2井戸層の各々の上に、Alを含む窒化物
化合物半導体からなる第1障壁層と、Alを実質的に含
まない窒化物化合物半導体からなる第2障壁層とを有す
ることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明は以下の詳細な説明および
添付図面により明確に理解されるが、これらは単に例示
的なものであって本発明の範囲を限定するものではな
い。
添付図面により明確に理解されるが、これらは単に例示
的なものであって本発明の範囲を限定するものではな
い。
【0043】(発明の実施の形態1)In含有量の異な
る少なくとも2つの窒化物化合物半導体からなる井戸層
の発する少なくとも2色の光を、混色させることによ
り、白色などの光を得るようにしたものである。とりわ
け、長波長で発光する井戸層を短波長で発光する井戸層
よりもp型層側に設けることにより、発光効率の高い、
所望の演色性を有する光源を提供することができる。
る少なくとも2つの窒化物化合物半導体からなる井戸層
の発する少なくとも2色の光を、混色させることによ
り、白色などの光を得るようにしたものである。とりわ
け、長波長で発光する井戸層を短波長で発光する井戸層
よりもp型層側に設けることにより、発光効率の高い、
所望の演色性を有する光源を提供することができる。
【0044】Inを含む窒化物半導体からなる井戸層
は、Inの含有量に依存するそのバンドギャップエネル
ギーにほぼ比例して短い波長の光を発する。しかしなが
ら、窒化物半導体が含有するIn量が増えるにつれ、そ
の結晶性が劣化して、発光効率が低下する傾向にある。
つまり、第2井戸層は第1井戸層より低い発光効率を有
する。また、窒化物半導体の多重量子井戸構造を有する
井戸層は、ホールの拡散長が短いので、p層半導体の近
くに設けられた井戸層は、n層半導体の近くに設けられ
た井戸層よりも、電子−正孔の再結合確率が大きい。
は、Inの含有量に依存するそのバンドギャップエネル
ギーにほぼ比例して短い波長の光を発する。しかしなが
ら、窒化物半導体が含有するIn量が増えるにつれ、そ
の結晶性が劣化して、発光効率が低下する傾向にある。
つまり、第2井戸層は第1井戸層より低い発光効率を有
する。また、窒化物半導体の多重量子井戸構造を有する
井戸層は、ホールの拡散長が短いので、p層半導体の近
くに設けられた井戸層は、n層半導体の近くに設けられ
た井戸層よりも、電子−正孔の再結合確率が大きい。
【0045】そこで、本発明の第1の実施例によれば、
In含有量がより多いために結晶性の比較的良好でない
第2井戸層を、In含有量がより少ないために結晶性の
比較的良好な第1井戸層よりもp型半導体層に近く配置
する。つまり、第2井戸層を第1井戸層とp型半導体層
との間に配置する。こうして、より高輝度かつ優れた発
光効率特性を有する発光素子を形成することができる。
In含有量がより多いために結晶性の比較的良好でない
第2井戸層を、In含有量がより少ないために結晶性の
比較的良好な第1井戸層よりもp型半導体層に近く配置
する。つまり、第2井戸層を第1井戸層とp型半導体層
との間に配置する。こうして、より高輝度かつ優れた発
光効率特性を有する発光素子を形成することができる。
【0046】(実施例1)ここで添付図面を参照しなが
ら本発明の実施例1の発光素子を説明する。
ら本発明の実施例1の発光素子を説明する。
【0047】図1は、本発明の発光素子100を示す模
式的断面図である。発光素子100は、サファイア基板
101上に、GaNバッファ層102、アンドープGa
N層103、SiドープのGaNからなるn型コンタク
ト層兼クラッド層104、超格子層105、多重量子井
戸構造からなる活性層106、MgドープのAlGaN
からなるp型クラッド層110、MgドープのGaNか
らなるp型コンタクト層111が順に形成されている。
また活性層106は、障壁層107とInGaNからな
る第1の井戸層108および第2の井戸層109とから
構成されており、p型コンタクト層111側にある第2
井戸層109は、n型コンタクト層104側にある井戸
層108よりもIn量を多く含有する。n型およびp型
コンタクト層103および111にp側およびn側電極
113、114を形成することで混色光が発光可能な発
光素子100を形成することができる。次に、本発明に
係る発光素子の形成方法について詳述する。
式的断面図である。発光素子100は、サファイア基板
101上に、GaNバッファ層102、アンドープGa
N層103、SiドープのGaNからなるn型コンタク
ト層兼クラッド層104、超格子層105、多重量子井
戸構造からなる活性層106、MgドープのAlGaN
からなるp型クラッド層110、MgドープのGaNか
らなるp型コンタクト層111が順に形成されている。
また活性層106は、障壁層107とInGaNからな
る第1の井戸層108および第2の井戸層109とから
構成されており、p型コンタクト層111側にある第2
井戸層109は、n型コンタクト層104側にある井戸
層108よりもIn量を多く含有する。n型およびp型
コンタクト層103および111にp側およびn側電極
113、114を形成することで混色光が発光可能な発
光素子100を形成することができる。次に、本発明に
係る発光素子の形成方法について詳述する。
【0048】MOCVD法により窒化物半導体を成膜し
て発光素子を形成する。まず、洗浄した2インチのサフ
ァイア(C面)よりなる基板101をMOCVD装置の
反応容器内にセットする。反応容器を真空化しつつ、H
2を流して容器内をH2で十分置換した後、基板温度を
1050℃まで上昇させて、基板101をクリーニング
する。なお、半導体基板101としては、C面サファイ
アの他、R面、A面を主面とするサファイア、スピネル
(MgAl2O4)のような絶縁性基板、SiC(6
H、4H、3Cを含む)、Si、ZnO、GaAs、お
よびGaNなどの材料を用いることができる。
て発光素子を形成する。まず、洗浄した2インチのサフ
ァイア(C面)よりなる基板101をMOCVD装置の
反応容器内にセットする。反応容器を真空化しつつ、H
2を流して容器内をH2で十分置換した後、基板温度を
1050℃まで上昇させて、基板101をクリーニング
する。なお、半導体基板101としては、C面サファイ
アの他、R面、A面を主面とするサファイア、スピネル
(MgAl2O4)のような絶縁性基板、SiC(6
H、4H、3Cを含む)、Si、ZnO、GaAs、お
よびGaNなどの材料を用いることができる。
【0049】次に、成膜温度を510℃まで下げTMG
(トリメチルガリウム)、NH3を原料ガス、H2をキ
ャリアガスとして供給し、厚さ約150ÅのGaN層を
サファイア基板101上に成膜して、バッファ層102
を形成する。なお、バッファ層102はGaNの他、A
lNやGaAlNなどの材料を利用することができる。
(トリメチルガリウム)、NH3を原料ガス、H2をキ
ャリアガスとして供給し、厚さ約150ÅのGaN層を
サファイア基板101上に成膜して、バッファ層102
を形成する。なお、バッファ層102はGaNの他、A
lNやGaAlNなどの材料を利用することができる。
【0050】続いて、原料ガスの流入を一旦止め、キャ
リアガスを流しながら、基板温度を1050℃に上げ
る。成膜温度が安定した後、TMGおよびNH3を原料
ガス、H2をキャリアガスとして流し、厚さ1.5μm
のアンドープGaN層をバッファ層102上に積層す
る。
リアガスを流しながら、基板温度を1050℃に上げ
る。成膜温度が安定した後、TMGおよびNH3を原料
ガス、H2をキャリアガスとして流し、厚さ1.5μm
のアンドープGaN層をバッファ層102上に積層す
る。
【0051】そして、成膜温度を1050℃に維持した
まま、原料ガスとしてTMGおよびNH3、キャリアガ
スとしてH2、不純物ガスとしてSiH4を流し、5×
10 18/cm3のSi不純物濃度を有するGaN層で
あるn型コンタクト層104を厚さ2.25μmでアン
ドープGaN層103上に形成する。
まま、原料ガスとしてTMGおよびNH3、キャリアガ
スとしてH2、不純物ガスとしてSiH4を流し、5×
10 18/cm3のSi不純物濃度を有するGaN層で
あるn型コンタクト層104を厚さ2.25μmでアン
ドープGaN層103上に形成する。
【0052】さらに、活性層106の結晶性を向上さ
せ、均一に全面発光させるために、n型コンタクト層1
04上に超格子層105を形成することが好ましい。成
膜温度を1050℃に維持した状態で、不純物ガスであ
るSiH4の供給を制御することにより、厚さ約75Å
のアンドープGaN層と、厚さ約25ÅのSiドープG
aN層とを成膜する。これを1周期として、25周期繰
り返して総膜厚2500Åの超格子層105をn型コン
タクト層104上に成膜する。なお、超格子層105を
構成するSiドープGaN層は、互いに異なる不純物濃
度(Si)を有し、いわゆる変調ドープされている。
せ、均一に全面発光させるために、n型コンタクト層1
04上に超格子層105を形成することが好ましい。成
膜温度を1050℃に維持した状態で、不純物ガスであ
るSiH4の供給を制御することにより、厚さ約75Å
のアンドープGaN層と、厚さ約25ÅのSiドープG
aN層とを成膜する。これを1周期として、25周期繰
り返して総膜厚2500Åの超格子層105をn型コン
タクト層104上に成膜する。なお、超格子層105を
構成するSiドープGaN層は、互いに異なる不純物濃
度(Si)を有し、いわゆる変調ドープされている。
【0053】次に、多重量子井戸構造の活性層106の
構成を詳細に説明する。多重量子井戸構造の活性層10
6は、厚さ約250ÅのGaNからなる障壁層107
と、厚さ約30ÅのInGaNからなる第1の井戸層1
08とを3周期繰り返して成膜した後、同様の厚さ約2
50ÅのGaNからなる障壁層107と厚さ約30Åの
InGaNからなる第2の井戸層109とを成膜するこ
とにより形成される。n型クラッド層105側に近い第
1井戸層108は青色発光し、p型クラッド層110に
近い第2井戸層109は黄色発光する。なお、活性層1
06の両端はGaNであることが望ましい。
構成を詳細に説明する。多重量子井戸構造の活性層10
6は、厚さ約250ÅのGaNからなる障壁層107
と、厚さ約30ÅのInGaNからなる第1の井戸層1
08とを3周期繰り返して成膜した後、同様の厚さ約2
50ÅのGaNからなる障壁層107と厚さ約30Åの
InGaNからなる第2の井戸層109とを成膜するこ
とにより形成される。n型クラッド層105側に近い第
1井戸層108は青色発光し、p型クラッド層110に
近い第2井戸層109は黄色発光する。なお、活性層1
06の両端はGaNであることが望ましい。
【0054】さらに、多重量子井戸構造の活性層106
の具体的な形成方法について説明する。MOCVD法を
用いて成膜温度1050℃で、原料ガスとしてTMGお
よびNH3、キャリアガスとしてH2を流すことによ
り、約250Åの厚さのGaN障壁層107を超格子層
105上に成膜する。
の具体的な形成方法について説明する。MOCVD法を
用いて成膜温度1050℃で、原料ガスとしてTMGお
よびNH3、キャリアガスとしてH2を流すことによ
り、約250Åの厚さのGaN障壁層107を超格子層
105上に成膜する。
【0055】続いて、原料ガスの流入を一旦止め、成膜
温度を800℃に調整した後、再び原料ガスとしてTM
G、TMI(トリメチルインジウム)およびNH3、キ
ャリアガスとしてN2を流すことにより、約30Åの厚
さのIn0.5Ga0.5Nを成膜する。
温度を800℃に調整した後、再び原料ガスとしてTM
G、TMI(トリメチルインジウム)およびNH3、キ
ャリアガスとしてN2を流すことにより、約30Åの厚
さのIn0.5Ga0.5Nを成膜する。
【0056】その後、成膜温度を1050℃とし原料ガ
スとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとしてH2
を流すことにより、約250Åの厚さのGaN障壁層1
07を第1井戸層108の上に成膜する。これを1周期
として3周期繰り返し積層する。
スとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとしてH2
を流すことにより、約250Åの厚さのGaN障壁層1
07を第1井戸層108の上に成膜する。これを1周期
として3周期繰り返し積層する。
【0057】続いて、原料ガスの流入を一旦止め、成膜
温度を800℃に調整した後、再び原料ガスとしてTM
G、TMI(トリメチルインジウム)およびNH3、キ
ャリアガスとしてN2を流すことにより、約30Åの厚
さのIn0.8Ga0.2Nを成膜して第2の井戸層109を
形成する。第2井戸層109は、TMI(トリメチルイ
ンジウム)流量比を第1井戸層108を成膜する場合に
比ベて大きくすることにより、第1井戸層108よりも
多くInを含有するように形成されている。
温度を800℃に調整した後、再び原料ガスとしてTM
G、TMI(トリメチルインジウム)およびNH3、キ
ャリアガスとしてN2を流すことにより、約30Åの厚
さのIn0.8Ga0.2Nを成膜して第2の井戸層109を
形成する。第2井戸層109は、TMI(トリメチルイ
ンジウム)流量比を第1井戸層108を成膜する場合に
比ベて大きくすることにより、第1井戸層108よりも
多くInを含有するように形成されている。
【0058】なお、発光層である井戸層108は、ノン
ドープ、あるいはMgやZnなどのアクセプタ不純物、
Siなどのドナー不純物を含有してもよい。さらには、
ドナー不純物およびアクセプタ不純物を同時に含有させ
ることもできる。
ドープ、あるいはMgやZnなどのアクセプタ不純物、
Siなどのドナー不純物を含有してもよい。さらには、
ドナー不純物およびアクセプタ不純物を同時に含有させ
ることもできる。
【0059】活性層106を成膜後、超格子構造を有す
るp型クラッド層110を形成する。厚さ約40ÅのM
gドープのAlGaN層と厚さ約25ÅのMgドープI
nGaN層とを成膜する。これを1周期として繰り返し
5周期成膜することにより、p型クラッド層110を形
成する。具体的には、MOCVD法により成膜温度を1
050℃とし、原料ガスとしてTMG、TMA(トリメ
チルアルミニウム)およびNH3、不純物ガスとしてC
p2Mg(シクロペンタジエニルマグネシウム)、そし
てキャリアガスとしてH2を流すことにより、厚さが約
40ÅのAlGaN層を成膜する。次に、原料ガスの流
入を一旦止め、成膜温度を850℃に調整した後に、再
び原料ガスとしてTMG、TMI、およびNH3、不純
物ガスとしてCp2Mg、そしてキャリアガスとしてN
2を流すことにより、厚さ約25ÅのInGaN層を成
膜する。これを5周期繰り返し、約325Åの厚さを有
する超格子構造のp型クラッド層110を成膜する。な
お、p型クラッド層110は、このように超格子構造を
有していてもよいが、AlGaNやAlBGaNなどの
単層構造を有していてもよい。
るp型クラッド層110を形成する。厚さ約40ÅのM
gドープのAlGaN層と厚さ約25ÅのMgドープI
nGaN層とを成膜する。これを1周期として繰り返し
5周期成膜することにより、p型クラッド層110を形
成する。具体的には、MOCVD法により成膜温度を1
050℃とし、原料ガスとしてTMG、TMA(トリメ
チルアルミニウム)およびNH3、不純物ガスとしてC
p2Mg(シクロペンタジエニルマグネシウム)、そし
てキャリアガスとしてH2を流すことにより、厚さが約
40ÅのAlGaN層を成膜する。次に、原料ガスの流
入を一旦止め、成膜温度を850℃に調整した後に、再
び原料ガスとしてTMG、TMI、およびNH3、不純
物ガスとしてCp2Mg、そしてキャリアガスとしてN
2を流すことにより、厚さ約25ÅのInGaN層を成
膜する。これを5周期繰り返し、約325Åの厚さを有
する超格子構造のp型クラッド層110を成膜する。な
お、p型クラッド層110は、このように超格子構造を
有していてもよいが、AlGaNやAlBGaNなどの
単層構造を有していてもよい。
【0060】そして、成膜温度を1050℃とし、原料
ガスとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとしてH
2、そして不純物ガスとしてCp2Mgを流し、1×1
02 0/cm3のMg不純物濃度を有するGaN層であ
るp型コンタクト層111を、2.25μmの膜厚でp
型クラッド層110上に形成する。p型クラッド層11
0形成後、温度を室温まで下げ、窒素雰囲気中でウェー
ハを700℃でアニーリング処理し、p型層をさらに低
抵抗化する。
ガスとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとしてH
2、そして不純物ガスとしてCp2Mgを流し、1×1
02 0/cm3のMg不純物濃度を有するGaN層であ
るp型コンタクト層111を、2.25μmの膜厚でp
型クラッド層110上に形成する。p型クラッド層11
0形成後、温度を室温まで下げ、窒素雰囲気中でウェー
ハを700℃でアニーリング処理し、p型層をさらに低
抵抗化する。
【0061】アニーリング処理後、ウェーハを反応容器
から取り出し、所望の形状のマスクを最上層のp型コン
タクト層111の表面に形成し、RIE(反応性イオン
エッチング)装置でp型コンタクト層111側からエッ
チング処理を行い、p型およびn型半導体表面を露出さ
せる。
から取り出し、所望の形状のマスクを最上層のp型コン
タクト層111の表面に形成し、RIE(反応性イオン
エッチング)装置でp型コンタクト層111側からエッ
チング処理を行い、p型およびn型半導体表面を露出さ
せる。
【0062】エッチング処理後、スパッタリング装置に
よりp型コンタクト層111のほぼ全面に膜厚200Å
のNiとAuを含むp型電極112と、p型電極112
の上にボンディング用のAuよりなる0.5μmの膜厚
のp型パッド電極113と、を形成する。他方、エッチ
ング処理により露出したn型コンタクト層104上に、
WとAlとを含むn型電極114を形成する。最後に、
p型電極112の表面を保護するためにSiO2よりな
る絶縁層(図示せず)を保護膜として形成する。こうし
て形成された窒化物半導体ウェーハをスクライブライン
を引いた後、外力により分割し、発光素子として350
μm角のLEDチップを完成する。
よりp型コンタクト層111のほぼ全面に膜厚200Å
のNiとAuを含むp型電極112と、p型電極112
の上にボンディング用のAuよりなる0.5μmの膜厚
のp型パッド電極113と、を形成する。他方、エッチ
ング処理により露出したn型コンタクト層104上に、
WとAlとを含むn型電極114を形成する。最後に、
p型電極112の表面を保護するためにSiO2よりな
る絶縁層(図示せず)を保護膜として形成する。こうし
て形成された窒化物半導体ウェーハをスクライブライン
を引いた後、外力により分割し、発光素子として350
μm角のLEDチップを完成する。
【0063】このように、本発明の発光素子は、一般
に、多重量子井戸構造の活性層を有し、この活性層はI
nを含む窒化物半導体からなる第1井戸層108と第2
井戸層109を有する。このとき、第2井戸層109
は、第1井戸層108から放出される主ピーク波長より
も長波長の主ピーク波長を放出するものである。本発明
による井戸層は、Inを含む窒化物半導体として、例え
ば、InXAlYGa1-X-YN(0<X、0≦Y、X+Y≦
1)で形成され、好ましくは三元混晶のInXGa1-XN
(0<X<1)で形成される。なぜなら、InGaAl
N等の他の窒化物半導体に比べて、InGaNは成膜表
面に凹部領域、または凹凸を有していても比較的良好な
結晶性を有する井戸層として形成されるためである。本
発明の多重量子井戸構造の活性層はさらに、第1井戸層
108、第2井戸層109もしくはその他の井戸層より
バンドギャップの大きな窒化物半導体よりなる障壁層1
07を有し、これら井戸層108、109とその間に挟
まれる障壁層107とを積層して形成される。障壁層1
07は、特に限定されないが、GaN、InGaN、A
lGaN等の材料により、井戸層108、109より厚
く、例えば数百Å程度の膜厚を有するように形成され
る。また、第1井戸層108および第2井戸層109の
膜厚としては、特に限定されないが、例えば100Å以
下の膜厚を有することが好ましく、さらに好ましくは7
0Å以下、最も好ましくは50Å以下の膜厚に調整す
る。100Åよりも厚いと、井戸層が弾性歪み限界以上
の膜厚となり、井戸層中に微少なクラック、あるいは結
晶欠陥が入りやすい。
に、多重量子井戸構造の活性層を有し、この活性層はI
nを含む窒化物半導体からなる第1井戸層108と第2
井戸層109を有する。このとき、第2井戸層109
は、第1井戸層108から放出される主ピーク波長より
も長波長の主ピーク波長を放出するものである。本発明
による井戸層は、Inを含む窒化物半導体として、例え
ば、InXAlYGa1-X-YN(0<X、0≦Y、X+Y≦
1)で形成され、好ましくは三元混晶のInXGa1-XN
(0<X<1)で形成される。なぜなら、InGaAl
N等の他の窒化物半導体に比べて、InGaNは成膜表
面に凹部領域、または凹凸を有していても比較的良好な
結晶性を有する井戸層として形成されるためである。本
発明の多重量子井戸構造の活性層はさらに、第1井戸層
108、第2井戸層109もしくはその他の井戸層より
バンドギャップの大きな窒化物半導体よりなる障壁層1
07を有し、これら井戸層108、109とその間に挟
まれる障壁層107とを積層して形成される。障壁層1
07は、特に限定されないが、GaN、InGaN、A
lGaN等の材料により、井戸層108、109より厚
く、例えば数百Å程度の膜厚を有するように形成され
る。また、第1井戸層108および第2井戸層109の
膜厚としては、特に限定されないが、例えば100Å以
下の膜厚を有することが好ましく、さらに好ましくは7
0Å以下、最も好ましくは50Å以下の膜厚に調整す
る。100Åよりも厚いと、井戸層が弾性歪み限界以上
の膜厚となり、井戸層中に微少なクラック、あるいは結
晶欠陥が入りやすい。
【0064】また、p型半導体およびn型半導体とし
て、特に限定されないが、例えば窒化物半導体からなる
p導電型およびn導電型の半導体を用いることができ
る。本発明の窒化物半導体の材料組成は、InXAlYG
a1-X-YN(0<X、0≦Y、X+Y≦1)と表され、上述
の通り、p型導電性またはn型導電性を有するように、
p型またはn型不純物をドープする。
て、特に限定されないが、例えば窒化物半導体からなる
p導電型およびn導電型の半導体を用いることができ
る。本発明の窒化物半導体の材料組成は、InXAlYG
a1-X-YN(0<X、0≦Y、X+Y≦1)と表され、上述
の通り、p型導電性またはn型導電性を有するように、
p型またはn型不純物をドープする。
【0065】発光ダイオードランプのリードフレーム
は、銀メッキした鉄入り銅で形成される。リードフレー
ムの一方は、LEDチップを配置するためのカップを有
するマウント・リードで、他方は、LEDチップの一方
の電極とワイヤを介して電気的に接続するインナー・リ
ードを有する。エポキシ樹脂を用いて、LEDチップを
マウント・リード上にダイボンディングした後、LED
チップのp電極およびn電極に直径35μmの金線ワイ
ヤの一方をボールボンディングし、他方をリードフレー
ムの先端にステッチボンディングする。これにより、L
EDチップの各電極とインナー・リードおよびマウント
・リードとをそれぞれ電気的に接続する。
は、銀メッキした鉄入り銅で形成される。リードフレー
ムの一方は、LEDチップを配置するためのカップを有
するマウント・リードで、他方は、LEDチップの一方
の電極とワイヤを介して電気的に接続するインナー・リ
ードを有する。エポキシ樹脂を用いて、LEDチップを
マウント・リード上にダイボンディングした後、LED
チップのp電極およびn電極に直径35μmの金線ワイ
ヤの一方をボールボンディングし、他方をリードフレー
ムの先端にステッチボンディングする。これにより、L
EDチップの各電極とインナー・リードおよびマウント
・リードとをそれぞれ電気的に接続する。
【0066】こうして得られた発光ダイオードランプに
20mA(Vf=3.5V)の順方向電流を流したとこ
ろ、図3に示すように、CIEの色度図上の座標が
(X、Y)=(0.333、0.314)で表され、色
温度が約6000Kである発光スペクトルを有する白色
光が得られる。このとき、第1および第2井戸層10
8、109から、各々約470nmおよび約575nm
の波長を有する発光が確認される。また、第2井戸層1
09が発する発光スペクトルは、第1井戸層108が発
する発光スペクトルに比べて半値幅が広く、演色性に優
れている。なお、本発明に係る発光素子は、異なる発光
スペクトルを発する井戸層が2つに限定されるものでは
なく、それ以上の井戸層を設けることもできる。これに
より、発光素子全体としてのスペクトル幅を広げること
ができる。
20mA(Vf=3.5V)の順方向電流を流したとこ
ろ、図3に示すように、CIEの色度図上の座標が
(X、Y)=(0.333、0.314)で表され、色
温度が約6000Kである発光スペクトルを有する白色
光が得られる。このとき、第1および第2井戸層10
8、109から、各々約470nmおよび約575nm
の波長を有する発光が確認される。また、第2井戸層1
09が発する発光スペクトルは、第1井戸層108が発
する発光スペクトルに比べて半値幅が広く、演色性に優
れている。なお、本発明に係る発光素子は、異なる発光
スペクトルを発する井戸層が2つに限定されるものでは
なく、それ以上の井戸層を設けることもできる。これに
より、発光素子全体としてのスペクトル幅を広げること
ができる。
【0067】本発明の効果を実証するために、比較実験
を行った。つまり、第1および第2の井戸層108、1
09の積層順序を入れ替えて形成した以外は同様にし
て、発光ダイオードランプを形成した。この発光ダイオ
ードランプの輝度はより暗く、その発光色は青みがかっ
て見えた。これは、In含有量の多い第2発光層109
からの光度が減少し、第1井戸層108の結晶性が結晶
性のより悪い第2井戸層109に引きずられて悪化した
ために第1井戸層108の光度も低下したためと考えら
れる。
を行った。つまり、第1および第2の井戸層108、1
09の積層順序を入れ替えて形成した以外は同様にし
て、発光ダイオードランプを形成した。この発光ダイオ
ードランプの輝度はより暗く、その発光色は青みがかっ
て見えた。これは、In含有量の多い第2発光層109
からの光度が減少し、第1井戸層108の結晶性が結晶
性のより悪い第2井戸層109に引きずられて悪化した
ために第1井戸層108の光度も低下したためと考えら
れる。
【0068】(実施例2)次に、青色発光の第1井戸層
208を1層追加して、合計4層とした以外は実施例1
と同様にして、発光素子200を形成した。こうして得
られた発光素子200の発光色は、実施例1の発光素子
100に比べて色温度が上昇し青みがかって見えた。同
様に、青色発光する第1井戸層を2層追加して、合計5
層とした以外は実施例1と同様にして、形成した発光素
子の発光色はさらに青みがかって見えた。実施例1によ
る発光素子100(第1井戸層108が3層、第2井戸
層109が1層)および実施例2による発光素子200
(第1井戸層208が4層、第2井戸層209が1層)
が発する発光スペクトルの色度図上の座標を図3に示
す。すなわち、第1井戸層108および第2井戸層10
9の積層数比を調整することにより、希望するCIE色
度図座標および色温度を有する混色光を得ることができ
る。
208を1層追加して、合計4層とした以外は実施例1
と同様にして、発光素子200を形成した。こうして得
られた発光素子200の発光色は、実施例1の発光素子
100に比べて色温度が上昇し青みがかって見えた。同
様に、青色発光する第1井戸層を2層追加して、合計5
層とした以外は実施例1と同様にして、形成した発光素
子の発光色はさらに青みがかって見えた。実施例1によ
る発光素子100(第1井戸層108が3層、第2井戸
層109が1層)および実施例2による発光素子200
(第1井戸層208が4層、第2井戸層209が1層)
が発する発光スペクトルの色度図上の座標を図3に示
す。すなわち、第1井戸層108および第2井戸層10
9の積層数比を調整することにより、希望するCIE色
度図座標および色温度を有する混色光を得ることができ
る。
【0069】(実施例3)第1井戸層108を挟む障壁
層107の厚みをそれぞれ約250Åから約300Åと
した以外は実施例1と同様にして、発光素子100を形
成した。こうして得られた発光素子100に順方向電流
を流したところ、第2井戸層109が発する光の強度は
ほぼ同じであるのに対し、第1井戸層108が発する光
の強度は増加した。
層107の厚みをそれぞれ約250Åから約300Åと
した以外は実施例1と同様にして、発光素子100を形
成した。こうして得られた発光素子100に順方向電流
を流したところ、第2井戸層109が発する光の強度は
ほぼ同じであるのに対し、第1井戸層108が発する光
の強度は増加した。
【0070】(実施例4)第2井戸層109を挟む障壁
層107の厚みをそれぞれ約250Åから約200Åと
した以外は実施例1と同様にして、発光素子100を形
成する。こうして得られた発光素子100に順方向電流
を流したところ、第1井戸層108が発する発光強度は
ほぼ同じであるのに対し、第2井戸層109が発する発
光強度は減少する。実施例3および4により、障壁層1
07の厚みを制御することにより、各発光色光度比を制
御して、希望の演色性を有する光源を容易に得ることが
できる。
層107の厚みをそれぞれ約250Åから約200Åと
した以外は実施例1と同様にして、発光素子100を形
成する。こうして得られた発光素子100に順方向電流
を流したところ、第1井戸層108が発する発光強度は
ほぼ同じであるのに対し、第2井戸層109が発する発
光強度は減少する。実施例3および4により、障壁層1
07の厚みを制御することにより、各発光色光度比を制
御して、希望の演色性を有する光源を容易に得ることが
できる。
【0071】(実施例5)第2井戸層109の発光スペ
クトルの半値幅を、実施例1の第2井戸層109よりも
広くすること以外は実施例1と同様にして、発光素子を
形成する。具体的には、実施例1では800℃に調整し
た成膜温度を810℃に上げると共に、実施例1で用い
たTMIガスをより多く流して、第2井戸層109を成
膜する。一般に、成膜温度を上げた場合、主波長ピーク
波長は短波長側に移動し、In材料ガスを多くした場
合、主ピーク波長は反対に短波長側に移動する。さらに
いずれの場合も、こうして成膜された第2井戸層109
の発光スペクトル分布は、よりブロードになる。つまり
発光スペクトルの半値幅が広くなる。上記の通り、成膜
温度を800℃から810℃にしたことにより、第2井
戸層109の主ピーク波長が短波長側に移動したことを
補完するようにTMI流量を上げると、主ピーク波長を
変えることなく、発光スペクトルの半値幅だけを広くす
ることができる。図4は本発明の実施例1の発光スペク
トル分布を示し、図5は本実施例5の発光スペクトル分
布を示す。
クトルの半値幅を、実施例1の第2井戸層109よりも
広くすること以外は実施例1と同様にして、発光素子を
形成する。具体的には、実施例1では800℃に調整し
た成膜温度を810℃に上げると共に、実施例1で用い
たTMIガスをより多く流して、第2井戸層109を成
膜する。一般に、成膜温度を上げた場合、主波長ピーク
波長は短波長側に移動し、In材料ガスを多くした場
合、主ピーク波長は反対に短波長側に移動する。さらに
いずれの場合も、こうして成膜された第2井戸層109
の発光スペクトル分布は、よりブロードになる。つまり
発光スペクトルの半値幅が広くなる。上記の通り、成膜
温度を800℃から810℃にしたことにより、第2井
戸層109の主ピーク波長が短波長側に移動したことを
補完するようにTMI流量を上げると、主ピーク波長を
変えることなく、発光スペクトルの半値幅だけを広くす
ることができる。図4は本発明の実施例1の発光スペク
トル分布を示し、図5は本実施例5の発光スペクトル分
布を示す。
【0072】このように成膜温度を上げたり、活性層の
厚くしたり、または不純物を添加したりすることによっ
ても、発光スペクトルの半値幅を広げることができ、必
要に応じて、これらを適宜組み合わせることもできる。
厚くしたり、または不純物を添加したりすることによっ
ても、発光スペクトルの半値幅を広げることができ、必
要に応じて、これらを適宜組み合わせることもできる。
【0073】(発明の実施の形態2)本発明の実施の形
態2は、本実施の形態1の発光素子において、第2井戸
層の凹凸を第2井戸層のそれよりも大きくするか、また
は第2井戸層の平均膜厚の半分以下の膜厚を有する凹部
領域で占められる度合いを10%以上とすることによ
り、所望の演色性を有する高効率な発光を可能にするも
のである。
態2は、本実施の形態1の発光素子において、第2井戸
層の凹凸を第2井戸層のそれよりも大きくするか、また
は第2井戸層の平均膜厚の半分以下の膜厚を有する凹部
領域で占められる度合いを10%以上とすることによ
り、所望の演色性を有する高効率な発光を可能にするも
のである。
【0074】実施例1で形成した発光素子の井戸層が有
する凹凸の度合いを評価する手法の一例について説明す
る。
する凹凸の度合いを評価する手法の一例について説明す
る。
【0075】まず、実施例1で形成した発光素子100
の井戸層108、109につき、層厚方向に垂直な方向
で切断した断面を走査型電子顕微鏡などにより観察す
る。図6に示すように、対象となる井戸層107または
108は、その平均膜厚の半分以下の膜厚を有する部分
的に薄い凹部Dを含む。この凹部Dの長さの総和Sを特
定の範囲(長さL)について測定する。そして特定範囲
における凹部領域が占める度合い(井戸層が有する凹凸
の度合い)Rが、式R=S/Lで求められる。ここで、
測定する領域(長さL)は、短くとも1μm程度あれば
充分であるが、10μm以上程度あれば、さらに再現性
よく凹凸の度合いRを計測でき、好ましい。また、平均
膜厚は、上記測定範囲Lにおける井戸層の平均膜厚を求
めれば足り、これを素子全体における井戸層の平均膜厚
として用いてもよい。さらに井戸層が有する凹凸の度合
いRは、一般に、発光素子全体で一様と考えられるか
ら、任意の切断面において計測することができる。
の井戸層108、109につき、層厚方向に垂直な方向
で切断した断面を走査型電子顕微鏡などにより観察す
る。図6に示すように、対象となる井戸層107または
108は、その平均膜厚の半分以下の膜厚を有する部分
的に薄い凹部Dを含む。この凹部Dの長さの総和Sを特
定の範囲(長さL)について測定する。そして特定範囲
における凹部領域が占める度合い(井戸層が有する凹凸
の度合い)Rが、式R=S/Lで求められる。ここで、
測定する領域(長さL)は、短くとも1μm程度あれば
充分であるが、10μm以上程度あれば、さらに再現性
よく凹凸の度合いRを計測でき、好ましい。また、平均
膜厚は、上記測定範囲Lにおける井戸層の平均膜厚を求
めれば足り、これを素子全体における井戸層の平均膜厚
として用いてもよい。さらに井戸層が有する凹凸の度合
いRは、一般に、発光素子全体で一様と考えられるか
ら、任意の切断面において計測することができる。
【0076】ここで実際に、実施例1で形成した発光素
子の第2井戸層108について、凹凸の度合いRを計測
したところ、0.15であった。
子の第2井戸層108について、凹凸の度合いRを計測
したところ、0.15であった。
【0077】(実施例6)第2井戸層108を形成する
際、実施例1よりわずかに成膜速度を上げたところ、そ
の凹凸の度合いRが0.2となった。つまり、凹凸の度
合いRが0.2であることを除いて、実施例1と同様の
発光素子を得た。得られた発光素子100によれば、第
2井戸層109が発する黄色光の光度に対する、第1井
戸層108が発する青色光の光度の比が、実施例1に比
べてわずかに大きくなっていた。また、得られた発光素
子100の発光効率については、ほぼ同等なものであっ
た。
際、実施例1よりわずかに成膜速度を上げたところ、そ
の凹凸の度合いRが0.2となった。つまり、凹凸の度
合いRが0.2であることを除いて、実施例1と同様の
発光素子を得た。得られた発光素子100によれば、第
2井戸層109が発する黄色光の光度に対する、第1井
戸層108が発する青色光の光度の比が、実施例1に比
べてわずかに大きくなっていた。また、得られた発光素
子100の発光効率については、ほぼ同等なものであっ
た。
【0078】(実施例7)青色光を発光する第1井戸層
108の成膜温度を変えて、実施例1と同様にして発光
素子を形成する。一般に、より高い成膜温度で形成する
と、井戸層の凹凸の度合いは大きくなる傾向がある。第
1井戸層108を、成膜温度を830℃に設定した後
に、再び原料ガスとしてTMG、TMI、およびN
H3、そしてキャリアガスとして窒素ガスを流して、成
膜速度2Å/secで厚さ約30ÅのIn 0.5Ga0.5N
を成膜する。これを3回繰り返しInの含有量が少ない
第1井戸層108を形成する。
108の成膜温度を変えて、実施例1と同様にして発光
素子を形成する。一般に、より高い成膜温度で形成する
と、井戸層の凹凸の度合いは大きくなる傾向がある。第
1井戸層108を、成膜温度を830℃に設定した後
に、再び原料ガスとしてTMG、TMI、およびN
H3、そしてキャリアガスとして窒素ガスを流して、成
膜速度2Å/secで厚さ約30ÅのIn 0.5Ga0.5N
を成膜する。これを3回繰り返しInの含有量が少ない
第1井戸層108を形成する。
【0079】このとき、第1井戸層108は、第2井戸
層109と同様に両側表面に凹凸を有し、その凹部領域
の占める割合Rが0.1となる。また、このとき発光素
子100は、実施例1とほぼ同等の良好な発光効率を有
する。しかも、青色光と黄色光との光度比に関し、素子
間のばらつきが少なく、その結果、再現性よく所望の演
色性を有する白色光源を提供することができる。
層109と同様に両側表面に凹凸を有し、その凹部領域
の占める割合Rが0.1となる。また、このとき発光素
子100は、実施例1とほぼ同等の良好な発光効率を有
する。しかも、青色光と黄色光との光度比に関し、素子
間のばらつきが少なく、その結果、再現性よく所望の演
色性を有する白色光源を提供することができる。
【0080】(実施例8)図7で示すように、実施例7
ではIn0.5Ga0.5Nからなる第1井戸層308が3層
であったものを、2層追加して合計5層とすること以
外、実施例7と同様にして発光素子300を形成する。
このとき第2井戸層309の凹凸は、第1井戸層308
よりも大きい。この発光素子300は、実施例2の第1
井戸層207が4層のものに比べて更に青みがかって見
える。本実施例8の発光素子300の発光効率は、実施
例2に比べて向上しており、また各井戸層308、30
9からの発光の強度も向上しており、特に第1井戸層3
08からの発光が大きく向上する。加えて、第1および
第2井戸層からの発光の強度比も実施例7に比べて安定
するので、再現性よく所望の演色性を有する白色発光素
子を得ることができる。
ではIn0.5Ga0.5Nからなる第1井戸層308が3層
であったものを、2層追加して合計5層とすること以
外、実施例7と同様にして発光素子300を形成する。
このとき第2井戸層309の凹凸は、第1井戸層308
よりも大きい。この発光素子300は、実施例2の第1
井戸層207が4層のものに比べて更に青みがかって見
える。本実施例8の発光素子300の発光効率は、実施
例2に比べて向上しており、また各井戸層308、30
9からの発光の強度も向上しており、特に第1井戸層3
08からの発光が大きく向上する。加えて、第1および
第2井戸層からの発光の強度比も実施例7に比べて安定
するので、再現性よく所望の演色性を有する白色発光素
子を得ることができる。
【0081】(実施例9)次に、実施例8とは逆に、第
1井戸層308の凹凸が、第2井戸層309よりも大き
くなるようにして、実施例8と同様の発光素子を形成す
る。すなわち、凹部領域の占める割合Rの値0.2であ
る第1井戸層308と、凹部領域の占める割合Rの値
0.4である第2井戸層309と、を含む発光層を有す
る発光素子300を形成する。
1井戸層308の凹凸が、第2井戸層309よりも大き
くなるようにして、実施例8と同様の発光素子を形成す
る。すなわち、凹部領域の占める割合Rの値0.2であ
る第1井戸層308と、凹部領域の占める割合Rの値
0.4である第2井戸層309と、を含む発光層を有す
る発光素子300を形成する。
【0082】この発光素子300は、実施例8に比べて
その発光効率が大幅に低下し、また実施例1の発光素子
100と比較しても低くなる。さらに、第1および第2
井戸層308、309からの光の光度比が発光素子ごと
で大きくばらつき、再現性よく所望の演色性を有する白
色光を得ることが困難となる。
その発光効率が大幅に低下し、また実施例1の発光素子
100と比較しても低くなる。さらに、第1および第2
井戸層308、309からの光の光度比が発光素子ごと
で大きくばらつき、再現性よく所望の演色性を有する白
色光を得ることが困難となる。
【0083】(実施例10)実施例8と同様にして、凹
部領域の占める割合Rの値が0.05である第1井戸層
308と、凹部領域の占める割合Rの値が0.08であ
る第2井戸層309と、を含む活性層306を有する発
光素子を形成する。このとき、5層からなる第1井戸層
308について、各々層厚を測定すると、いずれもRの
値は約0.05であって、第1井戸層308の間でほぼ
同等となる。またこのとき、この発光素子300の断面
において、第1井戸層308が第2井戸層309より凹
凸が明らかに小さいことが容易に観察されるので、必ず
しもRの値を精確に計測する必要はない。
部領域の占める割合Rの値が0.05である第1井戸層
308と、凹部領域の占める割合Rの値が0.08であ
る第2井戸層309と、を含む活性層306を有する発
光素子を形成する。このとき、5層からなる第1井戸層
308について、各々層厚を測定すると、いずれもRの
値は約0.05であって、第1井戸層308の間でほぼ
同等となる。またこのとき、この発光素子300の断面
において、第1井戸層308が第2井戸層309より凹
凸が明らかに小さいことが容易に観察されるので、必ず
しもRの値を精確に計測する必要はない。
【0084】得られた発光素子300は、実施例8と同
様に良好な発光を示し、発光効率はわずかに劣るが、許
容できるものであり、得られる混色光の演色性も満足で
きるものである。したがって、第1および第2井戸層の
凹凸の大きさよりも、各井戸層間の凹凸の大小関係が、
発光素子の特性により大きい影響を与えることが理解さ
れる。
様に良好な発光を示し、発光効率はわずかに劣るが、許
容できるものであり、得られる混色光の演色性も満足で
きるものである。したがって、第1および第2井戸層の
凹凸の大きさよりも、各井戸層間の凹凸の大小関係が、
発光素子の特性により大きい影響を与えることが理解さ
れる。
【0085】(発明の実施の形態3)本発明の実施の形
態3は、本実施の形態1の発光素子において、第1およ
び第2井戸層上に、AlzGa1−zN(0<z<1)
からなる第1障壁層と、GaNからなる第2障壁層を形
成することにより、順方向電圧Vfを下げるるとともに
発光効率をあげることを目的とする。
態3は、本実施の形態1の発光素子において、第1およ
び第2井戸層上に、AlzGa1−zN(0<z<1)
からなる第1障壁層と、GaNからなる第2障壁層を形
成することにより、順方向電圧Vfを下げるるとともに
発光効率をあげることを目的とする。
【0086】(実施例11)図8を参照しながら説明す
る。
る。
【0087】実施例1と同様の装置を用いて、本発明に
係る他の実施の形態の発光素子400を形成する。この
発光素子400は、概略、活性層401と、これを挟む
n型半導体層402およびp型半導体層403から構成
される。
係る他の実施の形態の発光素子400を形成する。この
発光素子400は、概略、活性層401と、これを挟む
n型半導体層402およびp型半導体層403から構成
される。
【0088】n型半導体層402は、サファイア基板4
11、GaNからなるバッファ層412、アンドープの
GaN層413aおよびSiドープのGaN層413b
を交互に5層繰り返し積層してなるn型コンタクト層4
13、SiドープのInGaNからなるn型クラッド層
414を順次積層して形成される。なお、n型コンタク
ト層413の最上層のSiドープのGaN層413bの
上にn型電極436を形成する。
11、GaNからなるバッファ層412、アンドープの
GaN層413aおよびSiドープのGaN層413b
を交互に5層繰り返し積層してなるn型コンタクト層4
13、SiドープのInGaNからなるn型クラッド層
414を順次積層して形成される。なお、n型コンタク
ト層413の最上層のSiドープのGaN層413bの
上にn型電極436を形成する。
【0089】p型半導体層403は、MgドープのIn
GaNからなる第1のp型クラッド層431、Mgドー
プのAlGaNからなる第2のp型クラッド層432、
MgドープのGaNからなるp型コンタクト層433を
順次積層して構成される。また、pコンタクト層433
の上にp型電極434を形成する。
GaNからなる第1のp型クラッド層431、Mgドー
プのAlGaNからなる第2のp型クラッド層432、
MgドープのGaNからなるp型コンタクト層433を
順次積層して構成される。また、pコンタクト層433
の上にp型電極434を形成する。
【0090】活性層401は、n型コンタクト層414
に近いInGaNからなる第1井戸層416と、p型コ
ンタクト層に近いInGaNからなる第2井戸層420
を含む多重量子井戸構造を有する。第2井戸層420
は、第1井戸層416よりも大きいIn組成を有する。
特に、本実施形態3では、第1井戸層416上にAlG
aNからなる第1障壁層417およびGaNからなる第
2障壁層418を形成する。同様に、第2井戸層420
上にAlGaNからなる第1障壁層421およびGaN
からなる第2障壁層422を形成する。第1障壁層41
7および421は、主として電子を止めるバリア層とし
て機能し、第2障壁層418および422は、主として
その上に形成させる井戸層の下地層として機能する。こ
のような組成の異なる複数の障壁層を井戸層上に形成す
ることにより、結晶性が向上しVfが下がる。このよう
な第1および第2の障壁層は、単一量子井戸構造の活性
層を有する発光素子、あるいは実質的に同じIn量を含
む多重量子井戸構造の発光素子においても有効で、その
結果、高い結晶性、低いVfを有し、高出力発光可能な
発光素子を提供することができる。ただし、主ピーク波
長が黄色より長波長側で発光するInを含む窒化物化合
物半導体を結晶性良く形成することが難しいため、例え
ば、青色光が発光可能な第1井戸層416と、黄色光が
発光可能な第2井戸層420と、を組み合わせた白色発
光素子を形成する上で、第1および第2の障壁層は、顕
著な効果を奏す。なお、Al組成比が0.3以上である
第1障壁層は、結晶性の点からもより効果が大きい。こ
こでは、Al組成比を0.5としてある。
に近いInGaNからなる第1井戸層416と、p型コ
ンタクト層に近いInGaNからなる第2井戸層420
を含む多重量子井戸構造を有する。第2井戸層420
は、第1井戸層416よりも大きいIn組成を有する。
特に、本実施形態3では、第1井戸層416上にAlG
aNからなる第1障壁層417およびGaNからなる第
2障壁層418を形成する。同様に、第2井戸層420
上にAlGaNからなる第1障壁層421およびGaN
からなる第2障壁層422を形成する。第1障壁層41
7および421は、主として電子を止めるバリア層とし
て機能し、第2障壁層418および422は、主として
その上に形成させる井戸層の下地層として機能する。こ
のような組成の異なる複数の障壁層を井戸層上に形成す
ることにより、結晶性が向上しVfが下がる。このよう
な第1および第2の障壁層は、単一量子井戸構造の活性
層を有する発光素子、あるいは実質的に同じIn量を含
む多重量子井戸構造の発光素子においても有効で、その
結果、高い結晶性、低いVfを有し、高出力発光可能な
発光素子を提供することができる。ただし、主ピーク波
長が黄色より長波長側で発光するInを含む窒化物化合
物半導体を結晶性良く形成することが難しいため、例え
ば、青色光が発光可能な第1井戸層416と、黄色光が
発光可能な第2井戸層420と、を組み合わせた白色発
光素子を形成する上で、第1および第2の障壁層は、顕
著な効果を奏す。なお、Al組成比が0.3以上である
第1障壁層は、結晶性の点からもより効果が大きい。こ
こでは、Al組成比を0.5としてある。
【0091】この活性層401は、第1井戸層416、
第1障壁層417、および第2障壁層418を4周期繰
り返して成膜し、その上に第2井戸層420、第1障壁
層421、および第2障壁層422を積層して、形成さ
れる。第1および第2井戸層416、420は、InG
aNからなり、In組成比を制御することにより所望の
波長を有する光を発することができる。例えば、第1井
戸層416が約480nmの主ピーク波長の青色光を発
し、第2井戸層420が約580nmの主ピーク波長の
黄色光を発するように各々のIn組成比を制御してもよ
い。第1および第2井戸層416、420は、約30Å
の厚さを有し、第1および第2障壁層417、421、
および418、422は、約300Åの厚さを有する。
第1障壁層417、および第2障壁層418を4周期繰
り返して成膜し、その上に第2井戸層420、第1障壁
層421、および第2障壁層422を積層して、形成さ
れる。第1および第2井戸層416、420は、InG
aNからなり、In組成比を制御することにより所望の
波長を有する光を発することができる。例えば、第1井
戸層416が約480nmの主ピーク波長の青色光を発
し、第2井戸層420が約580nmの主ピーク波長の
黄色光を発するように各々のIn組成比を制御してもよ
い。第1および第2井戸層416、420は、約30Å
の厚さを有し、第1および第2障壁層417、421、
および418、422は、約300Åの厚さを有する。
【0092】以下、発光素子400の形成方法について
詳述する。
詳述する。
【0093】MOCVD法により窒化物半導体を成膜し
て発光素子400を形成する。まず、洗浄した2インチ
のサファイア(C面)よりなる基板411をMOCVD
装置の反応容器内にセットする。反応容器を真空化しつ
つ、H2を流して容器内をH 2で十分置換した後、基板
温度を1050℃まで上昇させて、基板411をクリー
ニングする。なお、半導体基板411としては、C面サ
ファイアの他、R面、A面を主面とするサファイア、ス
ピネル(MgAl2O4)のような絶縁性基板、SiC
(6H、4H、3Cを含む)、Si、ZnO、GaA
s、およびGaNなどの材料を用いることができる。
て発光素子400を形成する。まず、洗浄した2インチ
のサファイア(C面)よりなる基板411をMOCVD
装置の反応容器内にセットする。反応容器を真空化しつ
つ、H2を流して容器内をH 2で十分置換した後、基板
温度を1050℃まで上昇させて、基板411をクリー
ニングする。なお、半導体基板411としては、C面サ
ファイアの他、R面、A面を主面とするサファイア、ス
ピネル(MgAl2O4)のような絶縁性基板、SiC
(6H、4H、3Cを含む)、Si、ZnO、GaA
s、およびGaNなどの材料を用いることができる。
【0094】次に、成膜温度を510℃まで下げTMG
(トリメチルガリウム)、NH3を原料ガス、H2をキ
ャリアガスとして供給し、厚さ約150ÅのGaN層を
サファイア基板411上に成膜して、バッファ層412
を形成する。なお、バッファ層412はGaNの他、A
lNやGaAlNなどの材料を利用することができる。
(トリメチルガリウム)、NH3を原料ガス、H2をキ
ャリアガスとして供給し、厚さ約150ÅのGaN層を
サファイア基板411上に成膜して、バッファ層412
を形成する。なお、バッファ層412はGaNの他、A
lNやGaAlNなどの材料を利用することができる。
【0095】続いて、原料ガスの流入を一旦止め、キャ
リアガスを流しながら、基板温度を1050℃に上げ
る。成膜温度が安定した後、原料ガスとしてTMGおよ
びNH 3、キャリアガスとしてH2を流し、アンドープ
のGaN層413aをバッファ層412上に積層する。
そして、成膜温度を1050℃に維持したまま、原料ガ
スとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとして
H2、不純物ガスとしてSiH4を流し、Siがドープ
されたGaN層413bをアンドープGaN層413a
の上に成膜する。アンドープのGaN層413aおよび
SiドープのGaN層413bを交互に5層積層して約
4μmのコンタクト層413を形成する。
リアガスを流しながら、基板温度を1050℃に上げ
る。成膜温度が安定した後、原料ガスとしてTMGおよ
びNH 3、キャリアガスとしてH2を流し、アンドープ
のGaN層413aをバッファ層412上に積層する。
そして、成膜温度を1050℃に維持したまま、原料ガ
スとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとして
H2、不純物ガスとしてSiH4を流し、Siがドープ
されたGaN層413bをアンドープGaN層413a
の上に成膜する。アンドープのGaN層413aおよび
SiドープのGaN層413bを交互に5層積層して約
4μmのコンタクト層413を形成する。
【0096】続いて、原料ガスの流入を止め、成膜温度
800℃に下げる。温度が安定した後、原料ガスとして
TMG、TMI、NH3、キャリアガスとしてH2、不
純物ガスとしてSiH4を流し、SiをドープしたIn
GaNからなるクラッド層414をSiドープのn型G
aN層上413bの上に形成する。
800℃に下げる。温度が安定した後、原料ガスとして
TMG、TMI、NH3、キャリアガスとしてH2、不
純物ガスとしてSiH4を流し、SiをドープしたIn
GaNからなるクラッド層414をSiドープのn型G
aN層上413bの上に形成する。
【0097】次に、多重量子井戸構造の活性層401を
SiドープのInGaN層414の上に形成する。MO
CVD法を用いて、成膜温度を1050℃にし、原料ガ
スとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとして
H2、および不純物ガスとしてSiH4ガスを流しなが
ら成膜し、n型InGaNのクラッド層414上に約2
00Å厚のn型GaN層415を成膜させる。
SiドープのInGaN層414の上に形成する。MO
CVD法を用いて、成膜温度を1050℃にし、原料ガ
スとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとして
H2、および不純物ガスとしてSiH4ガスを流しなが
ら成膜し、n型InGaNのクラッド層414上に約2
00Å厚のn型GaN層415を成膜させる。
【0098】次に、原料ガスの流入を一旦止め、成膜温
度を750℃に変更した後に、再び原料ガスとしてTM
G、TMI、NH3、キャリアガスとしてN2を流し
て、約30Å厚のInGaNからなる第1井戸層416
を成膜する。
度を750℃に変更した後に、再び原料ガスとしてTM
G、TMI、NH3、キャリアガスとしてN2を流し
て、約30Å厚のInGaNからなる第1井戸層416
を成膜する。
【0099】その後、成膜温度を800℃に設定し、原
料ガスとしてTMG、TMAおよびNH3、キャリアガ
スとしてH2を流しながら成膜し、約30Å厚の第1障
壁層417を成膜する。
料ガスとしてTMG、TMAおよびNH3、キャリアガ
スとしてH2を流しながら成膜し、約30Å厚の第1障
壁層417を成膜する。
【0100】続いて、原料ガスを止め、キャリアガスの
みを流し、成膜温度を1000℃に上げる。その後、原
料ガスとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとして
H2を流しながら、約300Å厚のGaNからなる第2
障壁層418を成膜する。
みを流し、成膜温度を1000℃に上げる。その後、原
料ガスとしてTMGおよびNH3、キャリアガスとして
H2を流しながら、約300Å厚のGaNからなる第2
障壁層418を成膜する。
【0101】同様にして、第1井戸層416、第1障壁
層417、および第2障壁層418を順に各々4層繰り
返して成膜する。
層417、および第2障壁層418を順に各々4層繰り
返して成膜する。
【0102】続いて、同様にして第2井戸層420を形
成する。ただし、第1井戸層416については4層形成
されるのに対して、第2井戸層420については1層し
か形成されない。また、第2井戸層420は、580n
mの主ピーク波長を有する光を発するようにIn組成比
を制御したこと以外は、第1井戸層416と同様の層構
成を有する。
成する。ただし、第1井戸層416については4層形成
されるのに対して、第2井戸層420については1層し
か形成されない。また、第2井戸層420は、580n
mの主ピーク波長を有する光を発するようにIn組成比
を制御したこと以外は、第1井戸層416と同様の層構
成を有する。
【0103】活性層401を形成した後、InGaNか
らなるp型第1のクラッド層431を形成する。p型第
1クラッド層431は、Mgドープのp型InGaNか
らなり、厚さ約200Åを有する。MOCVD法を用い
て、成膜温度を1050℃に設定し、原料ガスとしてT
MG、TMI、およびNH3、不純物ガスとしてCp 2
Mg、キャリアガスとしてH2を流して、InGaNか
らなるp型第1クラッド層431を成膜する。
らなるp型第1のクラッド層431を形成する。p型第
1クラッド層431は、Mgドープのp型InGaNか
らなり、厚さ約200Åを有する。MOCVD法を用い
て、成膜温度を1050℃に設定し、原料ガスとしてT
MG、TMI、およびNH3、不純物ガスとしてCp 2
Mg、キャリアガスとしてH2を流して、InGaNか
らなるp型第1クラッド層431を成膜する。
【0104】p型第1クラッド層431を形成した後、
AlGaNからなるp型第2のクラッド層432を形成
する。p型第1クラッド層432は、Mgドープのp型
AlGaNからなり、厚さ約200Åを有する。成膜温
度を1050℃に維持し、原料ガスとしてTMG、TM
A、およびNH3、不純物ガスとしてCp2Mg、キャ
リアガスとしてH2を流して、AlGaNからなるp型
第1クラッド層を成膜する。
AlGaNからなるp型第2のクラッド層432を形成
する。p型第1クラッド層432は、Mgドープのp型
AlGaNからなり、厚さ約200Åを有する。成膜温
度を1050℃に維持し、原料ガスとしてTMG、TM
A、およびNH3、不純物ガスとしてCp2Mg、キャ
リアガスとしてH2を流して、AlGaNからなるp型
第1クラッド層を成膜する。
【0105】そして、成膜温度をそのまま1050℃と
し、原料ガスとしてTMGおよびNH3、キャリアガス
としてH2、そして不純物ガスとしてCp2Mgを流
し、GaNからなるp型コンタクト層433を約300
0Åの膜厚で第2p型クラッド層432上に形成する。
p型コンタクト層433形成後、温度を室温まで下げ、
窒素雰囲気中でウェーハを700℃でアニーリング処理
し、p型層をさらに低抵抗化する。
し、原料ガスとしてTMGおよびNH3、キャリアガス
としてH2、そして不純物ガスとしてCp2Mgを流
し、GaNからなるp型コンタクト層433を約300
0Åの膜厚で第2p型クラッド層432上に形成する。
p型コンタクト層433形成後、温度を室温まで下げ、
窒素雰囲気中でウェーハを700℃でアニーリング処理
し、p型層をさらに低抵抗化する。
【0106】アニーリング処理後、ウェーハを反応容器
から取り出し、所望の形状のマスクを最上層の第2p型
コンタクト層433の表面に形成し、RIE(反応性イ
オンエッチング)装置でp型コンタクト層433側から
エッチング処理を行い、p型およびn型半導体表面を露
出させる。
から取り出し、所望の形状のマスクを最上層の第2p型
コンタクト層433の表面に形成し、RIE(反応性イ
オンエッチング)装置でp型コンタクト層433側から
エッチング処理を行い、p型およびn型半導体表面を露
出させる。
【0107】エッチング処理後、スパッタリング装置に
より第2p型コンタクト層433のほぼ全面に膜厚20
0ÅのNiとAuを含むp型電極434と、p型電極4
34の上にボンディング用のAuよりなる0.5μmの
膜厚のp型パッド電極435と、を形成する。他方、エ
ッチング処理により露出したn型コンタクト層413a
上に、WとAlとを含むn型電極436を形成する。最
後に、p型電極435の表面を保護するためにSiO2
よりなる絶縁層(図示せず)を保護膜として形成する。
こうして形成された窒化物半導体ウェーハをスクライブ
ラインを引いた後、外力により分割し、発光素子として
350μm角のLEDチップを完成する。
より第2p型コンタクト層433のほぼ全面に膜厚20
0ÅのNiとAuを含むp型電極434と、p型電極4
34の上にボンディング用のAuよりなる0.5μmの
膜厚のp型パッド電極435と、を形成する。他方、エ
ッチング処理により露出したn型コンタクト層413a
上に、WとAlとを含むn型電極436を形成する。最
後に、p型電極435の表面を保護するためにSiO2
よりなる絶縁層(図示せず)を保護膜として形成する。
こうして形成された窒化物半導体ウェーハをスクライブ
ラインを引いた後、外力により分割し、発光素子として
350μm角のLEDチップを完成する。
【0108】発光ダイオードランプのリードフレーム
は、銀メッキした鉄入り銅で形成される。リードフレー
ムは、一端部において、カップを有するマウント・リー
ドを有し、他端部において、マウント・リードに配置す
るLEDチップの一方の電極とワイヤを介して電気的に
接続するインナー・リードを有する。エポキシ樹脂を用
いて、LEDチップをマウント・リード上にダイボンデ
ィングした後、直径35μmの金線ワイヤを用いて、L
EDチップの各電極にワイヤの一方をボールボンディン
グし、リードフレームの先端にワイヤの他方をステッチ
ボンディングする。これにより、LEDチップの各電極
とインナー・リードおよびマウント・リードとをそれぞ
れ電気的に接続する。
は、銀メッキした鉄入り銅で形成される。リードフレー
ムは、一端部において、カップを有するマウント・リー
ドを有し、他端部において、マウント・リードに配置す
るLEDチップの一方の電極とワイヤを介して電気的に
接続するインナー・リードを有する。エポキシ樹脂を用
いて、LEDチップをマウント・リード上にダイボンデ
ィングした後、直径35μmの金線ワイヤを用いて、L
EDチップの各電極にワイヤの一方をボールボンディン
グし、リードフレームの先端にワイヤの他方をステッチ
ボンディングする。これにより、LEDチップの各電極
とインナー・リードおよびマウント・リードとをそれぞ
れ電気的に接続する。
【0109】こうして得られた発光素子に20mAの順
方向電流を流したところ、従来式の発光素子の順方向電
圧が3.5Vであったものが、3.0Vまで低下し、実
施例1よりも明るい白色光を得ることができる。
方向電流を流したところ、従来式の発光素子の順方向電
圧が3.5Vであったものが、3.0Vまで低下し、実
施例1よりも明るい白色光を得ることができる。
【0110】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0111】本発明に係る発光素子の活性層が、異なる
発光波長を発する第1および第2井戸層を含むことによ
り、1つの発光素子により、高効率かつ高輝度に白色系
などの混光色を発光できる。また、第1および第2井戸
層の積層数比および/または障壁層の厚みを制御するこ
とで、演色性をより高めることができる。
発光波長を発する第1および第2井戸層を含むことによ
り、1つの発光素子により、高効率かつ高輝度に白色系
などの混光色を発光できる。また、第1および第2井戸
層の積層数比および/または障壁層の厚みを制御するこ
とで、演色性をより高めることができる。
【0112】さらに、第2井戸層の凹凸を第1井戸層の
それよりも大きくするか、および/または第2井戸層の
平均膜厚の半分以下の膜厚を有する凹部領域で占められ
る度合いを10%以上とすることにより、所望の演色性
を有する高効率な発光を可能にする。
それよりも大きくするか、および/または第2井戸層の
平均膜厚の半分以下の膜厚を有する凹部領域で占められ
る度合いを10%以上とすることにより、所望の演色性
を有する高効率な発光を可能にする。
【図1】本発明の実施形態1に係る実施例1の発光素子
の模式断面図を示す。
の模式断面図を示す。
【図2】実施形態1に係る実施例2の発光素子の模式断
面図を示す。
面図を示す。
【図3】実施例1および実施例2により形成された発光
素子が発する光の色度図上の座標を示す。
素子が発する光の色度図上の座標を示す。
【図4】実施形態1に係る実施例1の発光素子の発光ス
ペクトル図を示す。
ペクトル図を示す。
【図5】実施形態1に係る実施例5の発光素子の発光ス
ペクトル図を示す。
ペクトル図を示す。
【図6】本発明の実施形態2に係る井戸層の凹凸を説明
する模式断面図を示す。
する模式断面図を示す。
【図7】実施形態2に係る実施例8の発光素子の模式断
面図を示す。
面図を示す。
【図8】本発明の実施形態3に係る実施例11の発光素
子の模式断面図を示す。
子の模式断面図を示す。
100,200,300・・・発光素子
101,201,301・・・サファイア基板
102,202,302・・・バッファ層
103,203,303・・・アンドープ層
104,204,304・・・n型コンタクト層
105,205,305・・・n型超格子層
106,206,306・・・活性層
107,207,307・・・障壁層
108,208,308・・・第1井戸層
109,209,309・・・第2井戸層
110,210,310・・・p型クラッド層
111,211,311・・・p型コンタクト層
112,212,312・・・p型透光性電極
113,213,313・・・p型台座電極
114,214,314・・・n型電極
401・・・活性層
402・・・n型半導体層
403・・・p型半導体層
411・・・基板
412・・・バッファ層
413・・・n型コンタクト層
414・・・n型クラッド層
416・・・第1井戸層
420・・・第2井戸層
417、421・・・第1障壁層
418、422・・・第2障壁層
431・・・p型第1クラッド層
432・・・p型第2クラッド層
433・・・p型コンタクト層
434・・・p型透光性電極
435・・・p型台座電極
Claims (18)
- 【請求項1】 Inを含む窒化物化合物半導体からなる
少なくとも1つの第1の井戸層と、該第1井戸層が発す
る光の主ピーク波長よりも長い主ピーク波長の光を発す
る、Inを含む窒化物化合物半導体からなる少なくとも
1つの第2の井戸層と、を備えた、多重量子井戸構造の
活性層を、n型半導体およびp型半導体で挟持すること
を特徴とする発光素子。 - 【請求項2】 上記第2井戸層が、上記第1井戸層およ
び上記p型半導体の間に配置されることを特徴とする請
求項1に記載の発光素子。 - 【請求項3】 上記第1および第2井戸層の積層数比を
調整して、上記第1および第2井戸層が発する光の光度
比を制御することにより、所望の演色性を有する光源を
提供することを特徴とする請求項1に記載の発光素子。 - 【請求項4】 さらに、上記活性層が上記第1および第
2井戸層を挟む複数の障壁層を備え、 上記障壁層の厚みを調整して、上記第1および第2井戸
層が発する光の光度比を制御することにより、所望の演
色性を有する光源を提供することを特徴とする請求項1
に記載の発光素子。 - 【請求項5】 上記第1井戸層が上記第2井戸層よりも
多く積層されることを特徴とする請求項1に記載の発光
素子。 - 【請求項6】 上記第1井戸層の発する光のスペクトル
半値幅が上記第2井戸層の発する光のスペクトル半値幅
よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の発光素
子。 - 【請求項7】 上記第1井戸層が2層以上10層以下の
範囲で積層され、上記第2井戸層が1層以上3層以下の
範囲で積層されることを特徴とする請求項5に記載の発
光素子。 - 【請求項8】 上記第1井戸層が発する光の主ピーク波
長が450ないし500nmで、上記第2井戸層が発す
る光の主ピーク波長が560ないし670nmであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の発光素子。 - 【請求項9】 上記第1井戸層よりも第2井戸層の凹凸
の度合いが大きいことを特徴とする請求項1に記載の発
光素子。 - 【請求項10】 上記第2井戸層が、その平均膜厚の半
分以下の膜厚を有する部分的に薄い凹部を含み、該凹部
の領域が全体の10%以上占めることを特徴とする請求
項1に記載の発光素子。 - 【請求項11】 上記第2井戸層が、その平均膜厚の半
分以下の膜厚を有する部分的に薄い凹部を含み、該凹部
の領域が全体の10%以上占めることを特徴とする請求
項9に記載の発光素子。 - 【請求項12】 上記第2井戸層が、上記第1井戸層お
よび上記p型半導体の間に配置されることを特徴とする
請求項9に記載の発光素子。 - 【請求項13】 上記第2井戸層が、上記第1井戸層お
よび上記p型半導体の間に配置されることを特徴とする
請求項10に記載の発光素子。 - 【請求項14】 上記第2井戸層が、上記第1井戸層お
よび上記p型半導体の間に配置されることを特徴とする
請求項11に記載の発光素子。 - 【請求項15】 上記第1井戸層が上記第2井戸層より
も多く積層されることを特徴とする請求項12に記載の
発光素子。 - 【請求項16】 上記第1井戸層が上記第2井戸層より
も多く積層されることを特徴とする請求項13に記載の
発光素子。 - 【請求項17】 上記第1井戸層が上記第2井戸層より
も多く積層されることを特徴とする請求項14に記載の
発光素子。 - 【請求項18】 上記第1および第2井戸層の各々の上
に、Alを含む窒化物化合物半導体からなる第1障壁層
と、Alを実質的に含まない窒化物化合物半導体からな
る第2障壁層とを有する請求項1に記載の発光素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002224341A JP2003078169A (ja) | 1998-09-21 | 2002-08-01 | 発光素子 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26702898 | 1998-09-21 | ||
| JP10-267028 | 1998-09-21 | ||
| JP12717899 | 1999-05-07 | ||
| JP11-127178 | 1999-05-07 | ||
| JP2002224341A JP2003078169A (ja) | 1998-09-21 | 2002-08-01 | 発光素子 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26782799A Division JP3454200B2 (ja) | 1998-09-21 | 1999-09-21 | 発光素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003078169A true JP2003078169A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=27315479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002224341A Pending JP2003078169A (ja) | 1998-09-21 | 2002-08-01 | 発光素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003078169A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007019455A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Samsung Electro Mech Co Ltd | 白色発光素子 |
| JP2007036113A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Showa Denko Kk | 窒化ガリウム系化合物半導体積層物の製造方法 |
| WO2007091651A1 (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-16 | Rohm Co., Ltd. | 窒化物半導体素子 |
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| JP2010045105A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Stanley Electric Co Ltd | 半導体発光装置 |
| KR20120045120A (ko) * | 2010-10-29 | 2012-05-09 | 엘지이노텍 주식회사 | 발광 소자 |
| CN102760807A (zh) * | 2011-04-28 | 2012-10-31 | 夏普株式会社 | 氮化物半导体发光二极管元件 |
| JP2012244162A (ja) * | 2012-04-16 | 2012-12-10 | Toshiba Corp | 窒化物半導体素子、窒化物半導体ウェーハ及び窒化物半導体層の製造方法 |
| US8692287B2 (en) | 2011-05-16 | 2014-04-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nitride semiconductor device, nitride semiconductor wafer, and method for manufacturing nitride semiconductor layer |
-
2002
- 2002-08-01 JP JP2002224341A patent/JP2003078169A/ja active Pending
Cited By (15)
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|---|---|---|---|---|
| US7482635B2 (en) | 2004-02-24 | 2009-01-27 | Showa Denko K.K. | Gallium nitride-based compound semiconductor multilayer structure and production method thereof |
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| US8154036B2 (en) | 2006-02-09 | 2012-04-10 | Rohm Co., Ltd. | Nitride semiconductor device |
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| JP2008159958A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Showa Denko Kk | Iii族窒化物半導体の製造方法、iii族窒化物半導体発光素子の製造方法、及びiii族窒化物半導体発光素子、並びにランプ |
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| KR101700792B1 (ko) * | 2010-10-29 | 2017-01-31 | 엘지이노텍 주식회사 | 발광 소자 |
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| JP2012244162A (ja) * | 2012-04-16 | 2012-12-10 | Toshiba Corp | 窒化物半導体素子、窒化物半導体ウェーハ及び窒化物半導体層の製造方法 |
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