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JP2002328199A - 原子のレーザー冷却方法およびその装置ならびに原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源 - Google Patents

原子のレーザー冷却方法およびその装置ならびに原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源

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JP2002328199A
JP2002328199A JP2002011558A JP2002011558A JP2002328199A JP 2002328199 A JP2002328199 A JP 2002328199A JP 2002011558 A JP2002011558 A JP 2002011558A JP 2002011558 A JP2002011558 A JP 2002011558A JP 2002328199 A JP2002328199 A JP 2002328199A
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JP
Japan
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laser
wavelength
coherent light
cooling
atoms
Prior art date
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JP2002011558A
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English (en)
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Inventor
Hiroshi Kumagai
寛 熊谷
Katsumi Midorikawa
克美 緑川
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RIKEN
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RIKEN
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Publication date
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Priority to EP02001896A priority patent/EP1227708A1/en
Priority to US10/058,086 priority patent/US6822221B2/en
Publication of JP2002328199A publication Critical patent/JP2002328199A/ja
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Publication of JP3855035B2 publication Critical patent/JP3855035B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H3/00Production or acceleration of neutral particle beams, e.g. molecular or atomic beams
    • H05H3/04Acceleration by electromagnetic wave pressure
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F5/00Apparatus for producing preselected time intervals for use as timing standards
    • G04F5/14Apparatus for producing preselected time intervals for use as timing standards using atomic clocks

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シリコンやゲルマニウムなどの半導体原子を含
む各種の原子をレーザー冷却することを可能にする。 【解決手段】エネルギー準位における基底状態の冷却下
準位として複数の磁気副準位を有する原子をレーザー冷
却する原子のレーザー冷却方法であって、レーザー冷却
の対象となる原子の基底状態の冷却下準位たる複数の磁
気副準位に応じた複数の異なる偏光をそれぞれ有する所
定波長のコヒーレント光を、所定の時間間隔でずらして
順次に原子に照射するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子のレーザー冷
却方法およびその装置ならびに原子のレーザー冷却に用
いるコヒーレント光源に関し、さらに詳細には、シリコ
ン原子やゲルマニウム原子などのようにエネルギー準位
における冷却下準位として複数の磁気副準位を有する各
種の原子をレーザー冷却する際に用いて好適な原子のレ
ーザー冷却方法およびその装置ならびに原子のレーザー
冷却に用いるコヒーレント光源に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、ボース・アインシュタイン凝縮の
実証に始まって、原子波レーザーや非線形原子波光学の
開拓など、原子のレーザー冷却の応用分野における進展
には大変めざましいものがある。
【0003】このレーザー冷却応用分野において、これ
までレーザー冷却の対象とされてきたアルカリ金属原子
などの代わりに、シリコンやゲルマニウムなどの半導体
原子をレーザー冷却することが実現できるようになれ
ば、工学的観点からも新たな展開を期待することがで
き、その応用分野は計り知れないものがある。
【0004】このため、シリコンやゲルマニウムなどの
半導体原子を含む各種の原子をレーザー冷却するための
技術の提案が、強く要望されるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来からの要望に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、シリコンやゲルマニウムなどの半
導体原子を含む各種の原子をレーザー冷却することを可
能にした原子のレーザー冷却方法およびその装置ならび
に原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による原子のレーザー冷却方法およびその装
置ならびに原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源は、以下に説明するような手法に基づいてなされたも
のである。
【0007】ここで、原子のレーザー冷却とは、原子が
レーザー光と衝突(散乱)して光の吸収と自然放出とを
繰り返すことにより、原子の運動エネルギーを自然放出
光に逃がし、その結果、原子が冷却される冷却法を意味
するものである。
【0008】こうした原子のレーザー冷却の過程は、原
子を十分に減速する段階と十分に減速した原子を冷却す
る段階とに分けることができる。そして、こうした原子
の減速や原子の冷却には、図1に説明されているような
散乱力が働いている。
【0009】以下、「散乱力による原子の減速」と「散
乱力による原子の冷却」とについて、それぞれ詳細に説
明する。
【0010】まず、散乱力による原子の冷却について説
明するが、この散乱力による原子の冷却とは、所謂、
「ドップラー冷却」である。即ち、ドップラーシフト
が、自然幅の数倍程度まで減速された原子の冷却には最
も効果的に作用する。
【0011】ここで、自然放出を使って原子の冷却を行
うには、放出光子の平均エネルギーが吸収光子の平均エ
ネルギーより大きくなるということが必要である。ドッ
プラー冷却とは、ドップラー効果を利用することによ
り、放出光子の平均エネルギーが吸収光子の平均エネル
ギーより大きくなるという状態を実現するものである。
特に、効果的な負の離調量は、共鳴の自然幅(半値半
幅)程度である。
【0012】ところで、シリコンの自然幅(半値全幅)
は28MHz程度であることから、ドップラー冷却に
は、それと同程度以下、即ち、28MHz程度の線幅の
レーザーが必要となる。また、このレーザーは、ドップ
ラー冷却温度である220マイクロケルビンに到達する
のに約130マイクロ秒かかるので、連続波(CW:C
ontinuous Wave)光源とする必要があ
る。
【0013】なお、シリコンの自然幅(半値全幅)と、
ドップラー冷却温度と、ドップラー冷却温度である22
0マイクロケルビンに到達するのに要する時間(停止時
間)とは、図2に示す数式により求められる。
【0014】次に、散乱力による原子の減速について説
明する。ここで、シリコンの融点は1414℃であり、
一方、ゲルマニウムの融点は958.5℃であって、両
者の融点はともに高融点である。
【0015】電子ビーム蒸発により表面から飛び出した
シリコン原子の速度は、約1000m/s(メートル毎
秒)を中心としたボルツマン分布になる。その半値幅は
約1500m/s以上と広く、共鳴する周波数領域で約
6GHz(ギガヘルツ)ある。
【0016】即ち、速度拡がりによるドップラー拡がり
(ドップラー幅)は、融点温度で約6GHzである。
【0017】従って、単一周波数コヒーレント光源を用
いた場合には、その単一周波数コヒーレント光源の周波
数を時間とともに変化させてチャープ冷却することによ
り、原子を減速することが可能となる。
【0018】一方、原子を減速するには、ピコ秒レーザ
ーを用いるようにしてもよい。即ち、フーリエ変換限界
のパルスでは、100ピコ秒は10GHzの周波数帯域
を持つことができる。つまり、ピコ秒レーザーを用いた
場合には、ドップラー速度拡がりをしている原子ビーム
を同時に減速することができる。
【0019】なお、ドップラー幅は、図3に示す数式に
より求められる。
【0020】ここで、シリコン原子をレーザー冷却する
ことが困難であるのは、上記したように冷却波長が短い
という点だけではなく、基底状態におけるエネルギー準
位、即ち、基底準位たる冷却下準位が複数の磁気副準
位、具体的には3つの磁気副準位を有するという点に起
因している。
【0021】即ち、シリコン原子においては、基底準位
たる冷却下準位として3つの磁気副準位が存在するた
め、アルカリ金属原子のような磁気光学トラップを作る
ことができず、このことがシリコン原子をレーザー冷却
することの困難性の大きな原因となっていた。
【0022】図4(a)(b)を参照しながらさらに詳
細に説明すると、シリコン原子においては、基底状態に
おけるエネルギー準位、即ち、基底準位たる冷却下準位
(3s3p2 3,J=1)は、磁気量子数m
が「m=−1」、「m=0」および「m=+1」の3つ
の磁気副準位が縮退している。
【0023】ここで、シリコン原子をレーザー冷却する
ためには、シリコン原子にレーザー光を照射して励起
し、基底状態の冷却下準位から励起準位たる冷却上準位
(3s3p4s ,J=0)へエネルギー準位
を上げる必要がある。
【0024】そして、シリコン原子はレーザー光の照射
により励起されて冷却上準位へ上がることになるが、冷
却下準位から冷却上準位へ励起されたシリコン原子は自
然放出寿命を終えると、再び基底状態の冷却下準位へと
戻ることになる。
【0025】ところが、シリコン原子が冷却上準位から
冷却下準位へ戻る際には、冷却上準位にあるシリコン原
子は「m=−1」と「m=0」と「m=+1」との3つ
の磁気副準位へ3分の1ずつ均等に戻ることになる(図
4(b)に示す連立微分方程式より解が得られる。)。
【0026】一方、基底状態の冷却下準位の「m=−
1」の磁気副準位にあるシリコン原子は、右回りの偏光
(σ+)のレーザー光を照射された場合に冷却上準位へ
励起されるものであり、また、基底状態の冷却下準位の
「m=0」の磁気副準位にあるシリコン原子は、直線偏
光(π)のレーザー光を照射された場合に冷却上準位へ
励起されるものであり、また、基底状態の冷却下準位の
「m=+1」の磁気副準位にあるシリコン原子は、左回
りの偏光(σ−)のレーザー光を照射された場合に冷却
上準位へ励起されるものである。
【0027】従って、例えば、直線偏光のレーザー光を
シリコン原子に照射することによりレーザー冷却を行お
うとした場合には、基底状態の冷却下準位の中で「m=
0」の磁気副準位にあるシリコン原子のみが冷却上準位
へ励起されることになる。そして、冷却上準位へ励起さ
れたシリコン原子は、自然放出寿命を経過した後にその
3分の1ずつしか基底状態の冷却下準位の中の「m=
0」の磁気副準位へ戻らないので、次第に基底状態の冷
却下準位から冷却上準位へ励起されるシリコン原子の数
が減って行き、アルカリ金属原子のような磁気光学トラ
ップを作ることができないものであった。
【0028】また、同様に、ゲルマニウム原子も冷却下
準位として複数の磁気副準位が存在するため、レーザー
冷却することが困難であった。
【0029】本発明は、こうした困難性を克服するため
に、冷却下準位として複数の磁気副準位が存在する原子
をレーザー冷却するにあたって、基底状態の冷却下準位
たる複数の磁気副準位に応じた複数の偏光を有するレー
ザー光をそれぞれ、所定の時間間隔でずらして順次に原
子に照射するようにしたものである。即ち、所定の時間
毎に順番に異なる偏光のレーザー光を繰り返し照射する
ように、時間的にレーザー光の偏光を制御するものであ
る。
【0030】そして、このように所定の時間毎に順番に
異なる偏光のレーザー光を繰り返し照射する場合に、1
光子の吸収・放出に要する時間、即ち、原子の自然放出
寿命の2倍の時間間隔で光子が次々と原子に当たるよう
にすると、基底状態の冷却下準位にある原子を効率的に
冷却上準位へ励起することができる。
【0031】そして、本発明のうち請求項1に記載の発
明は、エネルギー準位における基底状態の冷却下準位と
して複数の磁気副準位を有する原子をレーザー冷却する
原子のレーザー冷却方法であって、レーザー冷却の対象
となる原子の基底状態の冷却下準位たる複数の磁気副準
位に応じた複数の異なる偏光をそれぞれ有する所定波長
のコヒーレント光を、所定の時間間隔でずらして順次に
原子に照射するようにしたものである。
【0032】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記
所定の時間間隔を、1光子の吸収・放出に要する時間た
る原子の自然放出寿命の略2倍の時間間隔としたもので
ある。
【0033】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、エネルギー準位における基底状態の冷却下準位とし
て複数の磁気副準位を有する原子をレーザー冷却する原
子のレーザー冷却装置であって、所定波長のコヒーレン
ト光を発生するコヒーレント光源と、上記コヒーレント
光源から出射されたコヒーレント光の偏光を制御して、
所定の時間間隔で異なる偏光のコヒーレント光を原子に
照射する偏光制御手段とを有し、上記偏光制御手段によ
り照射されるコヒーレント光の偏光は、レーザー冷却の
対象となる原子の基底状態の冷却下準位たる複数の磁気
副準位に応じた複数の異なる偏光とそれぞれ対応したも
のである。
【0034】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、エネルギー準位における基底状態の冷却下準位とし
て複数の磁気副準位を有する原子をレーザー冷却する原
子のレーザー冷却装置であって、レーザー冷却の対象と
なる原子の基底状態の冷却下準位たる複数の磁気副準位
に応じた複数の異なる偏光をそれぞれ有する所定波長の
コヒーレント光をそれぞれ出射する複数のコヒーレント
光源を有し、上記複数のコヒーレント光源から出射され
る複数の異なる偏光をそれぞれ有する所定波長のコヒー
レント光を、所定の時間間隔でずらして順次に原子に照
射するようにしたものであり、上記複数のコヒーレント
光源から出射されるコヒーレント光の偏光は、レーザー
冷却の対象となる原子の基底状態の冷却下準位たる複数
の磁気副準位に応じた複数の異なる偏光とそれぞれ対応
したものである。
【0035】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
は、本発明のうち請求項4に記載の発明において、上記
複数のコヒーレント光源の少なくとも1つは、2つの異
なる偏光のコヒーレント光を選択的に出射するようにし
たものである。
【0036】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
は、本発明のうち請求項3、請求項4または請求項5の
いずれか1項に記載の発明において、上記所定の時間間
隔を、1光子の吸収・放出に要する時間たる原子の自然
放出寿命の略2倍の時間間隔としたものである。
【0037】また、本発明のうち請求項7に記載の発明
は、原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源であ
って、所定波長のコヒーレント光を出射するモード同期
(ロック)ピコ秒レーザーと、上記モード同期(ロッ
ク)ピコ秒レーザーから出射される所定波長のコヒーレ
ント光の波長変換を行う波長変換素子と、上記波長変換
素子により波長変換されたコヒーレント光から所望の波
長のコヒーレント光を選択して出射する波長分散素子
と、波長分散素子から出射されたコヒーレント光の波長
を計測し、該計測結果に基づいて、上記モード同期(ロ
ック)ピコ秒レーザーが所定波長のコヒーレント光を出
射するように上記モード同期(ロック)ピコ秒レーザー
にシグナルを出力するフィードバック回路とを有するよ
うにしたものである。
【0038】また、本発明のうち請求項8に記載の発明
は、エネルギー準位における基底状態の冷却下準位とし
て複数の磁気副準位を有する原子をレーザー冷却する原
子のレーザー冷却装置であって、所定波長のコヒーレン
ト光を発生するコヒーレント光源と、半波長板と音響光
学素子とを有し、上記コヒーレント光源から出射された
コヒーレント光の上記半波長板による偏光を制御して、
所定の時間間隔で異なる偏光のコヒーレント光を原子に
照射する偏光制御手段とを有し、上記音響光学素子を使
用して時間的に周波数を変化させてチャープ冷却を行っ
て原子を散乱力により減速するとともに、上記音響光学
素子を使用して時間的に上記半波長板による偏光を分離
するとともに周波数を最適化して原子を散乱力により冷
却するようにしたものである。
【0039】また、本発明のうち請求項9に記載の発明
は、原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源であ
って、第1の波長のレーザー光を生成する第1のレーザ
ー光生成システムと、第2の波長のレーザー光を生成す
るとともに上記第1のレーザー光生成システムにおいて
生成された上記第1の波長のレーザー光を導入し、上記
第1の波長のレーザー光と上記第2の波長のレーザー光
との和周波混合により第3の波長のレーザー光を生成す
る第2のレーザー光生成システムとを有するようにした
ものである。
【0040】また、本発明のうち請求項10に記載の発
明は、エネルギー準位における基底状態の冷却下準位と
して複数の磁気副準位を有する原子をレーザー冷却する
原子のレーザー冷却装置であって、第1の波長のレーザ
ー光を生成する第1のレーザー光生成システムと、第2
の波長のレーザー光を生成するとともに上記第1のレー
ザー光生成システムにおいて生成された上記第1の波長
のレーザー光を導入し、上記第1の波長のレーザー光と
上記第2の波長のレーザー光との和周波混合により第3
の波長のレーザー光を生成する第2のレーザー光生成シ
ステムとを有するコヒーレント光源と、半波長板と音響
光学素子とを有し、上記コヒーレント光源から出射され
たコヒーレント光の上記半波長板による偏光を制御し
て、所定の時間間隔で異なる偏光のコヒーレント光を原
子に照射する偏光制御手段とを有し、上記音響光学素子
を使用して時間的に周波数を変化させてチャープ冷却を
行って原子を散乱力により減速するとともに、上記音響
光学素子を使用して時間的に上記半波長板による偏光を
分離するとともに周波数を最適化して原子を散乱力によ
り冷却するようにしたものである。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明による原子のレーザー冷却方法およびその装
置ならびに原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0042】図5には、本発明による原子のレーザー冷
却装置(以下、「本発明レーザー冷却装置」と適宜に称
する。)の実施の形態の一例の概念構成説明図が示され
ている。なお、この図5に示す本発明レーザー冷却装置
は、例えば、シリコン原子やゲルマニウム原子などのよ
うな各種の原子を冷却する際に用いることができるもの
である。
【0043】即ち、この本発明レーザー冷却装置50
は、所定の波長のコヒーレント光を発生して出射するコ
ヒーレント光源部52と、コヒーレント光源部52から
出射されたコヒーレント光の偏光を変化させる偏光制御
部54とを有して構成されている。
【0044】ここで、本発明レーザー冷却装置50のコ
ヒーレント光源部52は、例えば、コヒーレント光とし
て所定の波長のレーザー光を生成して出射する2段階の
外部共振器型波長変換部として構成することができ、ま
た、本発明レーザー冷却装置50の偏光制御部54は、
例えば、時間的に偏光を制御することが可能な複屈折結
晶から構成される電気光学素子と波長板との組み合わせ
よりなる位相変調器として構成することができる。な
お、電気光学素子とは、複屈折結晶に印加した電界によ
って屈折率が変化し、そこを通過するレーザー光の位相
を変化させるものである。
【0045】ここで、本発明レーザー冷却装置50を用
いてシリコン原子を冷却する場合において、例えば、コ
ヒーレント光源部52として上記した2段階の外部共振
器型波長変換部を用い、また、偏光制御部54として上
記した位相変調器を用いる場合には、コヒーレント光源
部52たる外部共振器型波長変換部の1段目では、波長
746nmのレーザー光(例えば、波長746nmのN
d:YVO第2高調波励起のリング型単一モードチタ
ンサファイアレーザー光を用いることができる。)を外
部共振器に導き、共振器内に配設したLBO結晶により
波長373nmの第2高調波を40%の変換効率で発生
させるようにする。
【0046】続いて外部共振器型変換部の2段目では、
この波長373nmのレーザー光と波長780nmのレ
ーザー光(例えば、波長780nmの単一モード半導体
レーザー光を用いることができる。)を第2の外部共振
器に導き、2波長のレーザー光を同時共振をさせること
により各々の光強度を同時に増大させ、共振器内のBB
O結晶による和周波混合により60mWを越える252
nmの光を発生させるようにする。
【0047】偏光制御部54では、複屈折結晶から構成
される電気光学素子と波長板との組み合わせにより位相
変調器を構成し、時間的に偏光を制御する。
【0048】上記したように、電気光学素子とは、複屈
折結晶に印加した電界によって屈折率が変化し、そこを
通過するレーザー光の位相を変化させるものであるが、
図6には、複屈折結晶によるレーザー光の位相の変化の
様子が示されている。複屈折結晶によれば、図6(a)
に示すように、o軸とe軸との間で位相が−π/2ずれ
た場合には、左回りの偏光(σ−)が実現される。ま
た、図6(b)に示すように、o軸とe軸との間で位相
のずれがない場合には、直線偏光(π)が実現される。
さらに、図6(c)に示すように、o軸とe軸との間で
位相がπ/2ずれた場合には、右回りの偏光(σ+)が
実現される。
【0049】ここで、図7に示すように、1光子の吸収
・放出に要する時間は、自然放出寿命(τ)の2倍とな
る。
【0050】具体的にシリコン原子について説明する
と、自然放出寿命は5.5ns(ナノ秒)(τ=5.5
ns)であり、自然放出寿命(τ)の2倍は11ns
(2τ=11ns)である。
【0051】従って、シリコン原子においては、11n
s毎に光子が当たると効率的に1光子の吸収・放出が行
われて、シリコン原子の冷却が行われる。
【0052】ここで、周期は「11ns×4=44n
s」であるので、偏光制御部54としての位相変調器の
周波数fmが22.7MHz(メガヘルツ)より下であ
れば、効率よくシリコン原子の冷却を行うことができ
る。
【0053】そして、図4(c)に示すように、自然放
出寿命の略2倍の時間間隔である12.5ns毎に、シ
リコン原子に照射されるレーザー光の偏光を右回り偏光
(σ+)と直線偏光(π)と左回りの偏光(σ−)とに
順次に変化させることによって、シリコン原子を冷却す
ることができる。
【0054】シリコン原子をレーザー冷却する際に1つ
の偏光方向の光を用いる場合には、冷却下準位の3つの
磁気副準位のうち2つの暗準位になっている冷却サイク
ルが閉じなくなるが、上記したように時間的に偏光方向
を変化させることで、暗準位を作ることなく冷却サイク
ルを閉じることができる。このため、シリコン原子をレ
ーザー冷却することができるようになる。
【0055】なお、コヒーレント光としてレーザー光を
照射するコヒーレント光源部52としては、散乱力によ
りシリコン原子を減速させる場合と、散乱力によりシリ
コン原子を冷却させる場合とに応じて、CWレーザー
(連続レーザー)を用いたコヒーレント光源とピコ秒レ
ーザーを用いたコヒーレント光源とを適宜に使い分ける
ようにすればよい。
【0056】図5においては、単一のコヒーレント光源
部52、より具体的には、1台のコヒーレント光源装置
を用いて原子をレーザー冷却する場合の実施の形態につ
いて説明したが、次に、図8(a)(b)を参照しなが
ら、複数のコヒーレント光源部、より具体的には、3台
のコヒーレント光源装置を用いてシリコン原子やゲルマ
ニウム原子などのような各種の原子をレーザー冷却する
場合の実施の形態について説明する。
【0057】即ち、図8(a)に示す本発明レーザー冷
却装置80は、右回り偏光(σ+)のコヒーレント光
(例えば、レーザー光)を照射する第1のコヒーレント
光源部としての第1コヒーレント光源装置81と、この
第1コヒーレント光源装置81から照射されたコヒーレ
ント光を反射する反射ミラー82と、直線偏光(π)の
コヒーレント光(例えば、レーザー光)を照射する第2
のコヒーレント光源部としての第2コヒーレント光源装
置83と、この第2コヒーレント光源装置83から照射
されたコヒーレント光を反射する反射ミラー84と、左
回り偏光(σ−)のコヒーレント光(例えば、レーザー
光)を照射する第3のコヒーレント光源部としての第3
コヒーレント光源装置85と、この第3コヒーレント光
源装置85から照射されたコヒーレント光を反射する反
射ミラー86とを有している。
【0058】この図8(a)に示す本発明レーザー冷却
装置80においては、図8(b)に示すように、原子の
自然放出寿命の略2倍の時間間隔を開けて、第1コヒー
レント光源装置81と第2コヒーレント光源装置83と
第3コヒーレント光源装置85とを順次に交互に照射す
ればよい。
【0059】次に、図9(a)(b)を参照しながら、
複数のコヒーレント光源部、より具体的には、2台のコ
ヒーレント光源装置を用いてシリコン原子やゲルマニウ
ム原子などのような各種の原子をレーザー冷却する場合
の実施の形態について説明する。
【0060】即ち、図9(a)に示す本発明レーザー冷
却装置90は、偏光を右回り偏光(σ+)と左回り偏光
(σ−)とに交互に切り替えながらコヒーレント光(例
えば、レーザー光)を照射する第1のコヒーレント光源
部としての第1コヒーレント光源装置91と、この第1
コヒーレント光源装置91から照射されたコヒーレント
光を反射する反射ミラー92と、直線偏光(π)のコヒ
ーレント光(例えば、レーザー光)を照射する第2のコ
ヒーレント光源部としての第2コヒーレント光源装置9
3と、この第2コヒーレント光源装置93から照射され
たコヒーレント光を反射する反射ミラー94とを有して
いる。
【0061】この図9(a)に示す本発明レーザー冷却
装置90においては、図9(b)に示すように、それぞ
れ原子の自然放出寿命の略2倍の時間間隔を開けて、
「第1コヒーレント光源装置90から右回り偏光(σ
+)のコヒーレント光を照射→第2コヒーレント光源装
置93から直線偏光(π)のコヒーレント光を照射→第
1コヒーレント光源装置90から左回り偏光(σ−)の
コヒーレント光を照射→第2コヒーレント光源装置93
から直線偏光(π)のコヒーレント光を照射→第1コヒ
ーレント光源装置90から右回り偏光(σ+)のコヒー
レント光を照射→第2コヒーレント光源装置93から直
線偏光(π)のコヒーレント光を照射→第1コヒーレン
ト光源装置90から左回り偏光(σ−)のコヒーレント
光を照射→・・・」という順番で照射する。
【0062】次に、図10を参照しながら、原子のレー
ザー冷却に用いるコヒーレント光源の実施の形態の一例
について説明する。
【0063】この図10に示す原子のレーザー冷却に用
いるコヒーレント光源の実施の形態の一例は、散乱力に
よるシリコン原子の減速を行うための光源(以下、「シ
リコン減速用ピコ秒コヒーレント光源」と称する。)で
あり、例えば、図5に示す本発明レーザー冷却装置50
のコヒーレント光源部52や、図8(a)に示す本発明
レーザー冷却装置80の第1のコヒーレント光源部、第
2のコヒーレント光源部あるいは第3のコヒーレント光
源部や、図9(a)に示す第1のコヒーレント光源部あ
るいは第2のコヒーレント光源部として用いることがで
きることは勿論であり、また、後述する図12に示す本
発明レーザー冷却装置におけるコヒーレント光源として
用いることができる。
【0064】この図10に示すシリコン減速用ピコ秒コ
ヒーレント光源100は、波長252.4nmのコヒー
レント光を照射することができるように構成されてお
り、モード同期(ロック)ピコ秒レーザー101と、第
1波長変換素子102と、第2波長変換素子103と、
波長分散素子104と、半透過ミラー105と、全反射
ミラー106と、レーザー波長分光部107と、周波数
制御用エラーシグナル発生器108とを有して構成され
ている。なお、半透過ミラー105と、全反射ミラー1
06と、レーザー波長分光部107と、周波数制御用エ
ラーシグナル発生器108とによって、モード同期(ロ
ック)ピコ秒レーザー101へフィードバック信号とし
てエラーシグナルを入力するためのフィードバック回路
が形成されている。
【0065】ここで、モード同期(ロック)ピコ秒レー
ザー101は、波長757nmでパルス幅1ps〜10
00ps(フーリエ変換限界パルスで周波数幅1000
GHz〜1GHz)のコヒーレント光を出射する。
【0066】まず、モード同期(ロック)ピコ秒レーザ
ー101から出射された波長757nmのコヒーレント
光は第1波長変換素子102に入射され、第1波長変換
素子102により波長757nmのコヒーレント光とそ
の第2高調波の波長378nmのコヒーレント光とが得
られる。
【0067】そして、第1波長変換素子102から出射
された波長757nmおよび波長378nmのコヒーレ
ント光は第2波長変換素子103に入射され、第2波長
変換素子103により波長757nmのコヒーレント光
とその第2高調波の波長378nmのコヒーレント光と
その第3高調波の252.4nmのコヒーレント光とが
得られる。
【0068】さらに、第2波長変換素子103から出射
された波長757nm、波長378nmおよび波長25
2.4nmのコヒーレント光は波長分散素子104に入
射され、波長分散素子104からは波長252.4nm
のコヒーレント光のみ出射され、半透過ミラー105を
透過してシリコン原子の散乱力による減速のために用い
られる。なお、波長分散素子104は、例えば、プリズ
ム、グレーティング、多層膜ミラーあるいはフィルター
などにより構成される。
【0069】一方、半透過ミラー105により反射され
た波長252.4nmのコヒーレント光は、全反射ミラ
ー106によって反射されて、波長計やシリコンホロー
カソード管などから構成されるレーザー波長分光部10
7に入射される。
【0070】このレーザー波長分光部107において入
射されたコヒーレント光の波長が計測され、その計測結
果が周波数制御用エラーシグナル発生器108へ入力さ
れる。
【0071】周波数制御用エラーシグナル発生器108
においては、入力された計測結果に基づいて、モード同
期(ロック)ピコ秒レーザー101が常に波長757n
mのコヒーレント光を発生するようにエラーシグナルを
フィードバックする。
【0072】こうしたフィードバック制御により、常に
波長252.4nmのコヒーレント光をシリコン原子に
照射することが可能となる。
【0073】また、図11には、図10に示したシリコ
ン減速用ピコ秒コヒーレント光源100の他の実施の形
態の一例が示されている。なお、図10に示した構成と
同一または相当する構成には、図10に用いた符号と同
一の符号に「’」を付して示すことにより、その詳細な
説明は省略する。
【0074】図11に示すシリコン減速用ピコ秒コヒー
レント光源100’は、波長252.4nmのコヒーレ
ント光を照射することができるように構成されており、
モード同期(ロック)ピコ秒レーザー101’と、第1
波長変換素子102’と、第2波長変換素子103’
と、波長分散素子104’と、半透過ミラー105’
と、全反射ミラー106’と、レーザー波長分光部10
7’と、周波数制御用エラーシグナル発生器108’と
を有して構成されている。なお、半透過ミラー105’
と、全反射ミラー106’と、レーザー波長分光部10
7’と、周波数制御用エラーシグナル発生器108’と
によって、モード同期(ロック)ピコ秒レーザー10
1’へフィードバック信号としてエラーシグナルを入力
するためのフィードバック回路が形成されている。
【0075】ここで、モード同期(ロック)ピコ秒レー
ザー101’は、波長1009.6nmでパルス幅1p
s〜1000ps(フーリエ変換限界パルスで周波数幅
1000GHz〜1GHz)のコヒーレント光を出射す
る。
【0076】まず、モード同期(ロック)ピコ秒レーザ
ー101’から出射された波長1009.6nmのコヒ
ーレント光は第1波長変換素子102’に入射され、第
1波長変換素子102’により波長1009.6nmの
コヒーレント光とその第2高調波の波長504.8nm
のコヒーレント光とが得られる。
【0077】そして、第1波長変換素子102’から出
射された波長504.8nmのコヒーレント光は第2波
長変換素子103’に入射され、第2波長変換素子10
3’により波長504.8nmのコヒーレント光とその
第2高調波の波長252.4nmのコヒーレント光とが
得られる(波長252.4nmは、波長1009.6n
mの第4高調波である。)。
【0078】さらに、第2波長変換素子103’から出
射された波長504.8nmおよび波長252.4nm
のコヒーレント光と第1波長変換素子102’から出射
された波長1009.6nmのコヒーレント光とが、波
長分散素子104’に入射され、波長分散素子104’
からは波長252.4nmのコヒーレント光のみ出射さ
れ、半透過ミラー105’を透過してシリコン原子の散
乱力による減速のために用いられる。なお、波長分散素
子104’は、例えば、プリズム、グレーティング、多
層膜ミラーあるいはフィルターなどにより構成される。
【0079】一方、半透過ミラー105’により反射さ
れた波長252.4nmのコヒーレント光は、全反射ミ
ラー106’によって反射されて、波長計やシリコンホ
ローカソード管などから構成されるレーザー波長分光部
107’に入射される。
【0080】このレーザー波長分光部107’において
入射されたコヒーレント光の波長が計測され、その計測
結果が周波数制御用エラーシグナル発生器108’へ入
力される。
【0081】周波数制御用エラーシグナル発生器10
8’においては、入力された計測結果に基づいて、モー
ド同期(ロック)ピコ秒レーザー101’が常に波長1
009.6nmのコヒーレント光を発生するようにエラ
ーシグナルをフィードバックする。
【0082】こうしたフィードバック制御により、常に
波長252.4nmのコヒーレント光をシリコン原子に
照射することが可能となる。
【0083】次に、図12を参照しながら、原子のレー
ザー冷却に用いるコヒーレント光源として図10に示す
1台のシリコン減速用ピコ秒コヒーレント光源100を
用いた本発明レーザー冷却装置(偏光制御機能を付加し
たシリコン減速用ピコ秒コヒーレント光源)の実施の形
態の一例について説明する。なお、図10に示した構成
と同一または相当する構成には、図10に用いた符号と
同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な説明は
省略する。
【0084】この本発明レーザー冷却装置110は、偏
光制御部として、第1半波長板111と、位相変調器1
12と、第2半波長板113と、変調器ドライバー11
4と、周波数変換器115とが配設されている。
【0085】ここで、周波数変換器115はモード同期
周波数を入力され、そのモード同期周波数を周波数変換
することにより、シリコン原子の自然放出寿命の略2倍
の周期で変調器ドライバー114から変調信号が位相変
調器112に出力されるように、変調器ドライバー11
4に制御信号を出力する。即ち、位相変調器112から
出力されるコヒーレント光の偏光が、シリコン原子の自
然放出寿命の略2倍の周期で切り替わるように設定され
ている。
【0086】つまり、この偏光制御部により、波長25
2.4nmのコヒーレント光の偏光が、自然放出寿命の
略2倍の周波数で切り替わるように制御されることにな
る。
【0087】次に、図12に示す本発明レーザー冷却装
置の他の実施の形態の一例として、図13を参照しなが
ら、原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源とし
て図11に示す1台のシリコン減速用ピコ秒コヒーレン
ト光源100’を用いた本発明レーザー冷却装置(偏光
制御機能を付加したシリコン減速用ピコ秒コヒーレント
光源)の実施の形態の一例について説明する。なお、図
11に示した構成と同一または相当する構成には、図1
1に用いた符号と同一の符号を用いて示すこととし、ま
た、図12に示した構成と同一または相当する構成に
は、図12に用いた符号と同一の符号に「’」を付して
示すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0088】この本発明レーザー冷却装置110’は、
偏光制御部として、第1半波長板111’と、位相変調
器112’と、第2半波長板113’と、変調器ドライ
バー114’と、周波数変換器115’とが配設されて
いる。
【0089】ここで、周波数変換器115’はモード同
期周波数を入力され、そのモード同期周波数を周波数変
換することにより、シリコン原子の自然放出寿命の略2
倍の周期で変調器ドライバー114’から変調信号が位
相変調器112’に出力されるように、変調器ドライバ
ー114’に制御信号を出力する。即ち、位相変調器1
12’から出力されるコヒーレント光の偏光が、シリコ
ン原子の自然放出寿命の略2倍の周期で切り替わるよう
に設定されている。
【0090】つまり、この偏光制御部により、波長25
2.4nmのコヒーレント光の偏光が、自然放出寿命の
略2倍の周波数で切り替わるように制御されることにな
る。
【0091】次に、図14を参照しながら、所定波長の
コヒーレント光を発生する原子のレーザー冷却に用いる
コヒーレント光源としてCWレーザーを用いた本発明レ
ーザー冷却装置(偏光制御機能を付加したシリコン減速
/冷却用CWコヒーレント光源)の実施の形態の一例に
ついて説明する。
【0092】この図14に示す本発明レーザー冷却装置
120においては、上記したCWレーザーとして、具体
的には、1台の波長252.4nmのCWレーザーを用
いている。
【0093】この本発明レーザー冷却装置120は、シ
リコン原子に関して散乱力による減速と散乱力による冷
却との双方を実施することができる。
【0094】即ち、本発明レーザー冷却装置120は、
原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源として波
長252.4nmのシリコン用CWレーザー121を用
いるとともに、偏光制御部として、第1半波長板122
と、位相変調器123と、第2半波長板124と、変調
器ドライバー125と、発振器126と、第1レンズ1
27aと、音響光学素子128と、第2レンズ127b
と、音響光学素子ドライバー129とが配設されてい
る。
【0095】ここで、シリコン原子を散乱力により減速
する場合には、音響光学素子128を使用して時間的に
周波数を変化させて、チャープ冷却を行う。
【0096】また、シリコン原子を散乱力により冷却す
る際には、音響光学素子128は時間的に偏光を分離す
る効果と周波数を最適化するのに都合がよい。
【0097】なお、シリコン用CWレーザー121と第
1半波長板122との間に電気光学シフター(EOシフ
ター)を追加で組み込んで周波数シフト量をかせいだ方
がチャープ冷却には有効な場合があるので、適宜に電気
光学シフターを当該位置に配設するようにしてよい。
【0098】なお、波長252.4nmのシリコン用C
Wレーザー121としては、例えば、波長1009.6
nmのファイバーレーザーや半導体レーザーの第4高調
波を用いるようにしてもよいし、あるいは、波長50
4.8nmの半導体レーザーの第2高調波を用いるよう
にしてもよいし、あるいは、波長252.4.nmの半
導体レーザーを用いるようにしてもよい。
【0099】ここで、上記したシリコン用CWレーザー
121として用いることのできるコヒーレント光源、即
ち、原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源とし
て適用できる深紫外域の波長のCWレーザー光を発生す
るコヒーレント光源の構成について、図15乃至図17
を参照しながら詳細に説明する。
【0100】図15には、シリコン用CWレーザー12
1として用いることのできるコヒーレント光源500の
概略構成が示されており、このコヒーレント光源500
は、第1の波長のレーザー光を生成する第1のレーザー
光生成システムとしての第1段階(First sta
ge)外部共振器型波長変換システム1000と、第2
の波長のレーザー光を生成するとともに第1段階外部共
振器型波長変換システム1000において生成された第
1の波長のレーザー光を導入し、第1の波長のレーザー
光と第2の波長のレーザー光との和周波混合により第3
の波長のレーザー光を高効率に発生させる第2のレーザ
ー光生成システムとしての第2段階(Second s
tage)外部共振器型波長変換システム2000とよ
りなる、2段階の外部共振器型波長変換システムから構
成されている。
【0101】そして、コヒーレント光源500の第1段
階外部共振器型波長変換システム1000は、Nd:Y
VOレーザーの第2高調波により励起されて波長74
6nmのレーザー光を出射するリング型単一モードチタ
ンサファイヤレーザー(Ti:sapphire la
ser 746nm)1002と、リング型単一モード
チタンサファイヤレーザー1002から出射されたレー
ザー光を調整して出射するアイソレータ(ISR)10
04と、アイソレータ1004から出射されたレーザー
光のモード整合を行うためのモード整合用レンズ(M
L)1006と、モード整合用レンズ1006から出射
されたレーザー光が入射される共振器本体1008と、
共振器本体から出射されたレーザー光を集光する第1集
光レンズ1010と、第1集光レンズ1010から出射
されたレーザー光をさらに集光する第2集光レンズ10
12と、第2集光レンズ1012から出射されたレーザ
ー光の光路を変えるための全反射ミラー1014と、全
反射ミラー1014から出射されたレーザー光のモード
整合を行うためのモード整合用レンズ(ML)1016
と、共振器本体1008を構成する入力結合ミラー(M
1)1008−1(後述する。)を透過したレーザー光
の偏光を利用した誤差信号発生器(HC)1018と、
誤差信号発生器1018から出力された誤差信号に基づ
いて共振器本体1008を構成する全反射ミラー(M
2)1008−2(後述する。)の配設位置を微動する
ピエゾ素子(PZT)1008−5(後述する。)を駆
動するサーボ機構(servo)1020とを有して構
成されている。
【0102】ここで、共振器本体1008は、モード整
合用レンズ1006から出射された波長746nmのレ
ーザー光を共振器本体1008内へ導入する入力結合ミ
ラー1008−1と、ピエゾ素子1008−5の駆動に
より配設位置を微動する全反射ミラー1008−2と、
全反射ミラー(M3)1008−3と、共振器本体10
08の外部へレーザー光を出射する出力ミラー1008
−4と、全反射ミラー1008−2の設定位置を微動す
るピエゾ素子1008−5と、全反射ミラー1008−
3と出力ミラー1008−4とを結ぶ光路上に配置され
たLiB結晶(LBO)1008−6とを有して
構成されている。
【0103】このLiB結晶1008−6は、波
長746nmのレーザー光の第2高調波(波長373n
m)を発生する。また、LiB結晶1008−6
の切り出し角度は「θ=90°」、「φ=37.5°」
であり、結晶長は15mmであり、入力側(全反射ミラ
ー1008−3側)に波長746nmの無反射コーティ
ングを施し、出力側(出力ミラー1008−4側)に7
46nmと373nmとの無反射コーティングを施し
た。
【0104】入力結合ミラー1008−1は、波長74
6nmのレーザー光の2%を透過し、波長373nmの
レーザー光は透過せず、波長746nmのレーザー光の
98%を反射し、波長373nmのレーザー光の99.
9%以上を反射するように設定されている。また、全反
射ミラー1008−2は、波長746nmのレーザー光
を透過せず、波長373nmのレーザー光を透過せず、
波長746nmのレーザー光の99.9%以上を反射
し、波長373nmのレーザー光の99.9%以上を反
射するように設定されている。また、全反射ミラー10
08−3は、波長746nmのレーザー光を透過せず、
波長373nmのレーザー光を透過せず、波長746n
mのレーザー光の99.9%以上を反射し、波長373
nmのレーザー光の99.9%以上を反射するように設
定されている。また、出力ミラー1008−4は、2重
に多層膜コーディングが施されていて、波長373nm
のレーザー光の95%を透過し、波長746nmのレー
ザー光の99.9%以上を反射するように設定されてい
る。
【0105】そして、上記した4枚のミラー(入力結合
ミラー1008−1、全反射ミラー1008−2、全反
射ミラー1008−3および出力ミラー1008−4)
は、モード整合用レンズ1006から出射された波長7
46nmのレーザー光が、当該レーザー光を入射された
入力結合ミラー1008−1を透過して全反射ミラー1
008−2へ進行し、全反射ミラー1008−2から全
反射ミラー1008−3へ進行し、全反射ミラー100
8−3からLiB結晶1008−6を通過して出
力ミラー1008−4へ進行し、出力ミラー1008−
4から入力結合ミラー1008−1へ進行する光路とな
るように配置されている。従って、入力結合ミラー10
08−1、全反射ミラー1008−2、全反射ミラー1
008−3および出力ミラー1008−4によって囲ま
れた領域におけるレーザー光の光路は、X字形状に交差
することになる。
【0106】ここで、全反射ミラー1008−3からL
iB結晶1008−6を通過して出力ミラー10
08−4へ進行したレーザー光のなかの波長373nm
のレーザー光は、その95%が透過して第1集光レンズ
1010へ進行する。また、出力ミラー1008−4か
ら入力結合ミラー1008−1へ進行したレーザー光の
なかの波長746nmのレーザー光は、その2%が透過
して誤差信号発生器1018へ進行する。
【0107】そして、コヒーレント光源500の第2段
階外部共振器型波長変換システム2000は、波長78
0nmのレーザー光を出射する単一モード半導体レーザ
ー(LD 780nm)2002と、単一モード半導体
レーザー2002から出射されたレーザー光を調整して
出射するアイソレータ(ISR)2004と、アイソレ
ータ2004から出射されたレーザー光のモード整合を
行うためのモード整合用レンズ(ML)2006と、モ
ード整合用レンズ2006から出射されたレーザー光が
入射される共振器本体2008と、共振器本体2008
から出射された波長252nmのレーザー光を反射して
コヒーレント光源500の外部へ誘導する高反射ミラー
(HR252)2010と、共振器本体2008を構成
する入力結合ミラー(M5)2008−1(後述す
る。)を透過したレーザー光の偏光を利用した誤差信号
発生器(HC)2012と、誤差信号発生器2012か
ら出力された誤差信号に基づいて単一モード半導体レー
ザー2002を駆動するサーボ機構(servo)20
14と、共振器本体2008を構成する入力結合ミラー
(M6)2008−2(後述する。)を透過したレーザ
ー光の偏光を利用した誤差信号発生器(HC)2016
と、誤差信号発生器2016から出力された誤差信号に
基づいて共振器本体2008を構成する全反射ミラー
(M7)2008−3(後述する。)の配設位置を微動
するピエゾ素子(PZT)2008−5(後述する。)
を駆動するサーボ機構(servo)2018とを有し
て構成されている。
【0108】ここで、共振器本体2008は、モード整
合用レンズ2006から出射された波長780nmのレ
ーザー光を共振器本体2008内へ導入する入力結合ミ
ラー2008−1と、第1段階外部共振器型波長変換シ
ステム1000から出射された波長373nmのレーザ
ー光を共振器本体2008内へ導入する入力結合ミラー
2008−2と、ピエゾ素子2008−5の駆動により
配設位置を微動する全反射ミラー(M7)2008−3
と、共振器本体2008の外部へレーザー光を出射する
出力ミラー(M8)2008−4と、全反射ミラー20
08−3の設定位置を微動するピエゾ素子2008−5
と、全反射ミラー2008−3と出力ミラー2008−
4とを結ぶ光路上に配置されたβ−BaB結晶
(BBO)2008−6とを有して構成されている。こ
のβ−BaB結晶2008−6は、後述するよう
に和周波混合により波長252nmのレーザー光を発生
する。
【0109】入力結合ミラー2008−1は、2重に多
層膜コーディングが施されていて、波長780nmのレ
ーザー光の2%を透過し、波長373nmのレーザー光
の0.02%を透過し、波長780nmのレーザー光の
98%を反射し、波長373nmのレーザー光の99.
8%を反射するように設定されている。また、入力結合
ミラー2008−2は、2重に多層膜コーディングが施
されていて、波長373nmのレーザー光の2%を透過
し、波長780nmのレーザー光の0.02%を透過
し、波長373nmのレーザー光の98%を反射し、波
長780nmのレーザー光の99.8%を反射するよう
に設定されている。また、全反射ミラー2008−3
は、波長746nmのレーザー光を透過せず、波長37
3nmのレーザー光を透過せず、波長746nmのレー
ザー光の99.9%以上を反射し、波長373nmのレ
ーザー光の99.9%を反射するように設定されてい
る。また、出力ミラー2008−4は、3重に多層膜コ
ーディングが施されていて、波長252nmのレーザー
光に対しては84%透過するが、波長373nmならび
に波長780nmのレーザー光に対しては99.8%以
上の反射率をもつ。
【0110】そして、上記した4枚のミラー(入力結合
ミラー2008−1、入力結合ミラー2008−2、全
反射ミラー2008−3および出力ミラー2008−
4)は、モード整合用レンズ2006から出射された波
長746nmのレーザー光が、当該レーザー光を入射さ
れた入力結合ミラー2008−1を透過して入力結合ミ
ラー2008−2へ進行し、入力結合ミラー2008−
2から全反射ミラー2008−3へ進行し、全反射ミラ
ー2008−3からβ−BaB結晶2008−6
を通過して出力ミラー2008−4へ進行し、出力ミラ
ー2008−4から入力結合ミラー1008−1へ進行
する光路となるように配置されているとともに、第1段
階外部共振器型波長変換システム1000から出射され
た波長373nmのレーザー光が、当該レーザー光を入
射された入力結合ミラー2008−2を透過して全反射
ミラー2008−3へ進行し、全反射ミラー2008−
3からβ−BaB結晶2008−6を通過して出
力ミラー2008−4へ進行し、出力ミラー2008−
4から入力結合ミラー1008−1へ進行し、入力結合
ミラー1008−1から入力結合ミラー2008−2へ
進行する光路となるように配置されている。従って、入
力結合ミラー2008−1、入力結合ミラー2008−
2、全反射ミラー2008−3および出力ミラー200
8−4によって囲まれた領域におけるレーザー光の光路
は、X字形状に交差することになる。
【0111】ここで、全反射ミラー2008−3へ進行
したレーザー光のなかの波長252nmのレーザー光
は、その84%が透過して高反射ミラー(HR252)
2010へ進行する。また、出力ミラー2008−4か
ら入力結合ミラー2008−1へ進行したレーザー光の
なかの波長746nmのレーザー光は、その2%が透過
して誤差信号発生器2012へ進行し、入力結合ミラー
2008−1から入力結合ミラー2008−2へ進行し
たレーザー光のなかの波長373nmのレーザー光は、
その2%が透過して誤差信号発生器2016へ進行す
る。
【0112】次に、コヒーレント光源500における動
作の概要について説明すると、まず、第1段階外部共振
器型波長変換システム1000において、リング型単一
モードチタンサファイヤレーザー1002から出射され
る波長746nmのレーザー光を共振器本体1008に
導入し、共振器本体1008内で光強度を増強させ、共
振器本体1008内のLiB結晶2008−6に
より第2高調波(波長373nm)を効率よく発生させ
る。
【0113】続いて、第2段階外部共振器型波長変換シ
ステム2000において、第1段階外部共振器型波長変
換システム1000で得られた第2高調波の波長373
nmのレーザー光と単一モード半導体レーザー2002
の波長780nmのレーザー光とを共振器本体2008
に導き、波長373nmのレーザー光の共振を保ちつ
つ、共振器長を固定し、波長780nmのレーザー光の
周波数を微調整し、安定化することによって両波長を二
重に共振させる。この二波長同時に共振させることによ
り各々の光強度を同時に増大させ、共振器本体2008
内のβ−BaB結晶2008−6による和周波混
合により波長252nmのレーザー光を高効率に発生さ
せるものである。
【0114】次に、第1段階外部共振器型波長変換シス
テム1000における第2高調波発生の詳細について説
明する。
【0115】第1段階外部共振器型波長変換システム1
000においては、リング型単一モードCWチタンサフ
ァイヤレーザー1002から出力される波長746nm
のレーザー光は、X字形状の光路を備えた共振器本体1
008にモード整合用レンズ1006を通して導入され
る。この共振器本体1008は偏光を利用し、全反射ミ
ラー1008−2に付設されたピエゾ素子1008−5
に誤差信号をフィードバックしながら内部の光強度を増
強している。
【0116】上記したように、非線形光学結晶として用
いたLiB結晶1008−6の切り出し角度は
「θ=90°」、「φ=37.5°」であり、結晶長は
15mmであり、入力側に波長746nmの無反射コー
ティングが施され、出力側に746nmと373nmと
の無反射コーティングが施されている。
【0117】また、外部共振本体1088の光路の1周
の損失が2%と見積もれるため、入力結合ミラー100
8−1の反射率を98%として、光学的なインピーダン
ス整合を図った。
【0118】出力ミラー1008−4は、上記したよう
に、2重に多層膜コーティングが施されていて、波長3
73nmのレーザー光の95%を透過し、波長746n
mのレーザー光を99.9%を反射するように構成され
ている。なお、全反射ミラー1008−3および出力ミ
ラー1008−4の焦点距離は100mmであり、共振
器本体1008の光路の一周の長さは650mmとし
た。
【0119】4枚のミラー(入力結合ミラー1008−
1、全反射ミラー1008−2、全反射ミラー1008
−3および出力ミラー1008−4)とLiB
晶2008−6との配置は、共振器本体1008のモー
ドと入力ビームのモードとが一致し、LiB結晶
2008−6の中央でのビームウエストサイズが最適に
なるように計算された最適値35μmになるように設定
した。最適条件では、単一光路の変換効率が「9.1×
10−5−1」になる。外部共振器1008から出射
された第2高調波は、非線形結晶のウオークオフにより
生じる縦横異なる発散角を補償するために、2枚の集光
レンズ1010,1012により、横方向、縦方向を独
立に平行化した。
【0120】図16は、測定された第2高調波出力の入
力基本波依存性を示している。最大500mWの第2高
調波出力を得たが、これは、LiB結晶1008
−6や出力ミラー1008−4の透過率を考慮すると、
LiB結晶1008−6の直後では520mW以
上の出力が出ていたことを意味する。入力基本波から第
2高調波出力への変換効率は、実に40%以上である。
【0121】測定されたエンハンスメント・ファクター
は72で、単一光路の変換効率が最適値の65%の
「5.9×10−5−1」になっていることを示して
いる。この原因として、ミスアライメントによるビーム
ウエストの食い違いなどがあげられる。不完全なコーテ
ィングによる損失を含む、一周の損失が1%と見積もら
れる。入力結合ミラー1008−1の反射率を最適化す
ることにより、光学的なインピーダンス整合の向上を図
ることができる。
【0122】次に、第2段階外部共振器型波長変換シス
テム2000における和周波発生の詳細について説明す
る。
【0123】図15の下部に示す第2段階外部共振器型
波長変換システム2000における共振器本体2008
は、第1段階外部共振器型波長変換システム1000に
おける共振器本体1008と同様にX字形状の光路を備
えており、テーパー型増幅器半導体レーザー2002か
ら出力される波長780nmのレーザー光の入力結合ミ
ラー2008−1と、第1段階外部共振器型波長変換シ
ステム1000における共振器本体1008で得られた
第2高調波(波長373nm)の入力結合ミラー200
8−2を備えている。
【0124】上記したように、これら2枚の入力結合ミ
ラーはそれぞれの波長で98%の反射率を持つが、もう
一方の波長に対しては99.8%以上の反射率を持つ。
また、出力ミラー2008−4は、3重に多層膜コーテ
ィングしてあり、波長252nmに対しては84%透過
するが、373nmならびに780nmの波長に対して
は99.8%以上の反射率を持つ。
【0125】全反射ミラー2008−3ならびに出力ミ
ラー2008−4として曲率50mmの凹面鏡を使い、
共振器長を第1段階外部共振器型波長変換システム10
00における共振器本体1008の約半分の約300m
mに設定した。
【0126】また、第2段階外部共振器型波長変換シス
テム2000の非線形結晶として、10mm長の47.
4°カットβ−BaB結晶2008−6を用いて
いる。β−BaB結晶2008−6の両端面で2
つの入力光(波長780nmのレーザー光および第2高
調波(波長373nmのレーザー光))に対しての無反
射コーティングを施し、特に、出力側で波長252nm
光に対して、95%の透過が得られるように更にコーテ
ィングしている。
【0127】第2段階外部共振器型波長変換システム2
000における共振器本体2008では、異なる2つの
周波数の光を共振させるフィードバックループが形成さ
れることになる。
【0128】即ち、第1のフィードバックループによ
り、全反射ミラー2008−3に取り付けてあるピエゾ
素子2008−5を使って、波長373nmの光を共振
させるように共振器長を制御した。即ち、共振器長を固
定した後、単一モード半導体レーザー2002の発振周
波数がちょうど安定化した共振器周波数に一致するよう
にフィードバックをかけ、波長373nmのレーザー光
と波長780nmのレーザー光との同一共振器での同時
共振を実現した。
【0129】図17に、波長780nmのレーザー光の
入力パワーを横軸にとり、共振器本体2008から取り
出した波長252nmのレーザー光の出力の測定値を縦
軸にとって示す。波長373nmのレーザー光が480
mW、波長780nmのレーザー光が380mWのと
き、50mWの波長252nmのレーザー光を共振器本
体2008から取り出すことができた。出力ミラー20
08−4やβ−BaB結晶2008−6の透過率
から、発生した波長252nmのレーザー光は60mW
を越えていて、和周波の変換効率は7%と見積もられ
る。エンハンスメント・ファクターは、波長780nm
のレーザー光に対して92、波長373nmのレーザー
光に対して34、全共振器内損失は、波長780nmの
レーザー光に対して0.6%、波長373nmのレーザ
ー光に対して2.5%であった。これらの損失を考慮す
ると、共振器のフィネスは、波長780nmのレーザー
光に対して241、波長373nmのレーザー光に対し
て141と計算できる。
【0130】自由スペクトル域とフィネスとの関係から
線幅を求めると、波長780nmのレーザー光に対して
4.1MHz、波長373nmのレーザー光に対して
7.1MHzと見積もることができた。
【0131】この結果から、波長252nmのレーザー
光の線幅は高々12MHzと見積もられ、シリコン原子
のレーザー冷却遷移の自然幅の29MHz以内であるこ
とがわかる。
【0132】また、単一モード半導体レーザー2002
から出射されるレーザー光の波長を780nmから78
5nmに変化させ、最適な結晶の角度に調節すると、波
長251nmから波長253nmまでの波長範囲を、ほ
ぼ50mWの出力を低下させることなく同調することが
できた。同調範囲が広いことは、シリコンの同位体制御
を容易に可能にするものである。
【0133】なお、上記においては、本発明をシリコン
原子の冷却に適用することを中心に説明したが、本発明
はシリコン原子以外の他の原子にも同様に適用すること
ができることは勿論である。
【0134】以下、本発明をシリコン原子以外の他の原
子に適用する一例として、本発明をゲルマニウム原子に
適用する場合について説明する。
【0135】まず、図18を参照しながら、ゲルマニウ
ム原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源の実施
の形態について説明する。
【0136】この図18に示すゲルマニウム原子のレー
ザー冷却に用いるコヒーレント光源の実施の形態の一例
は、散乱力によるゲルマニウム原子の減速を行うための
光源(以下、「ゲルマニウム減速用ピコ秒コヒーレント
光源」と称する。)であり、例えば、図5に示す本発明
レーザー冷却装置50のコヒーレント光源部52や、図
8(a)に示す本発明レーザー冷却装置80の第1のコ
ヒーレント光源部、第2のコヒーレント光源部あるいは
第3のコヒーレント光源部や、図9(a)に示す第1の
コヒーレント光源部あるいは第2のコヒーレント光源部
として用いることができることは勿論であり、また、後
述する図20に示す本発明レーザー冷却装置におけるコ
ヒーレント光源として用いることができる。
【0137】この図18に示すゲルマニウム減速用ピコ
秒コヒーレント光源130は、波長271.0nmのコ
ヒーレント光を照射することができるように構成されて
おり、モード同期(ロック)ピコ秒レーザー131と、
第1波長変換素子132と、第2波長変換素子133
と、波長分散素子134と、半透過ミラー135と、全
反射ミラー136と、レーザー波長分光部137と、周
波数制御用エラーシグナル発生器138とを有して構成
されている。なお、半透過ミラー135と、全反射ミラ
ー136と、レーザー波長分光部137と、周波数制御
用エラーシグナル発生器138とによって、モード同期
(ロック)ピコ秒レーザー131へフィードバック信号
としてエラーシグナルを入力するためのフィードバック
ループが形成されている。
【0138】ここで、モード同期(ロック)ピコ秒レー
ザー131は、波長813nmでパルス幅1ps〜10
00ps(フーリエ変換限界パルスで周波数幅1000
GHz〜1GHz)のコヒーレント光を出射する。
【0139】まず、モード同期(ロック)ピコ秒レーザ
ー131から出射された波長813nmのコヒーレント
光は第1波長変換素子132に入射され、第1波長変換
素子132により波長813nmのコヒーレント光とそ
の第2高調波の波長406.5nmのコヒーレント光と
が得られる。
【0140】そして、第1波長変換素子132から出射
された波長813nmおよび波長406.5nmのコヒ
ーレント光は第2波長変換素子133に入射され、第2
波長変換素子133により波長813nmのコヒーレン
ト光とその第2高調波の波長406.5nmのコヒーレ
ント光とその第3高調波の271.0nmのコヒーレン
ト光とが得られる。
【0141】さらに、第2波長変換素子133から出射
された波長813nm、波長406.5nmおよび波長
271.0nmのコヒーレント光は波長分散素子134
に入射され、波長分散素子134からは波長271.0
nmのコヒーレント光のみ出射され、半透過ミラー13
5を透過してゲルマニウム原子の散乱力による減速のた
めに用いられる。なお、波長分散素子134は、例え
ば、プリズム、グレーティング、多層膜ミラーあるいは
フィルターなどにより構成される。
【0142】一方、半透過ミラー135により反射され
た波長271.0nmのコヒーレント光は、全反射ミラ
ー136によって反射されて、波長計やゲルマニウムホ
ローカソード管などから構成されるレーザー波長分光部
137に入射される。
【0143】このレーザー波長分光部137において入
射されたコヒーレント光の波長が計測され、その計測結
果が周波数制御用エラーシグナル発生器138へ入力さ
れる。
【0144】周波数制御用エラーシグナル発生器138
においては、入力された計測結果に基づいて、モード同
期(ロック)ピコ秒レーザー131が常に波長813n
mのコヒーレント光を発生するようにエラーシグナルを
フィードバックする。
【0145】こうしたフィードバック制御により、常に
波長271.0nmのコヒーレント光をゲルマニウム原
子に照射することが可能となる。
【0146】また、図19には、図18に示したゲルマ
ニウム減速用ピコ秒コヒーレント光源130の他の実施
の形態の一例が示されている。なお、図18に示した構
成と同一または相当する構成には、図18に用いた符号
と同一の符号に「’」を付して示すことにより、その詳
細な説明は省略する。
【0147】図19に示すゲルマニウム減速用ピコ秒コ
ヒーレント光源130’は、波長271.0nmのコヒ
ーレント光を照射することができるように構成されてお
り、モード同期(ロック)ピコ秒レーザー131’と、
第1波長変換素子132’と、第2波長変換素子13
3’と、波長分散素子134’と、半透過ミラー13
5’と、全反射ミラー136’と、レーザー波長分光部
137’と、周波数制御用エラーシグナル発生器13
8’とを有して構成されている。なお、半透過ミラー1
35’と、全反射ミラー136’と、レーザー波長分光
部137’と、周波数制御用エラーシグナル発生器13
8’とによって、モード同期(ロック)ピコ秒レーザー
131’へフィードバック信号としてエラーシグナルを
入力するためのフィードバックループが形成されてい
る。
【0148】ここで、モード同期(ロック)ピコ秒レー
ザー131’は、波長1084nmでパルス幅1ps〜
1000ps(フーリエ変換限界パルスで周波数幅10
00GHz〜1GHz)のコヒーレント光を出射する。
【0149】まず、モード同期(ロック)ピコ秒レーザ
ー131’から出射された波長1084nmのコヒーレ
ント光は第1波長変換素子132’に入射され、第1波
長変換素子132’により波長1084nmのコヒーレ
ント光とその第2高調波の波長542nmのコヒーレン
ト光とが得られる。
【0150】そして、第1波長変換素子132’から出
射された波長542nmのコヒーレント光は第2波長変
換素子133’に入射され、第2波長変換素子133’
により波長542nmのコヒーレント光とその第2高調
波の波長271.0nmのコヒーレント光とが得られ
る。
【0151】さらに、第2波長変換素子133’から出
射された波長542nmおよび波長271.0nmのコ
ヒーレント光と第1波長変換素子132’から出射され
た波長1084nmのコヒーレント光とが、波長分散素
子134’に入射され、波長分散素子134’からは波
長271.0nmのコヒーレント光のみ出射され、半透
過ミラー135’を透過してゲルマニウム原子の散乱力
による減速のために用いられる。なお、波長分散素子1
34’は、例えば、プリズム、グレーティング、多層膜
ミラーあるいはフィルターなどにより構成される。
【0152】一方、半透過ミラー135’により反射さ
れた波長271.0nmのコヒーレント光は、全反射ミ
ラー136’によって反射されて、波長計やゲルマニウ
ムホローカソード管などから構成されるレーザー波長分
光部137’に入射される。
【0153】このレーザー波長分光部137’において
入射されたコヒーレント光の波長が計測され、その計測
結果が周波数制御用エラーシグナル発生器138’へ入
力される。
【0154】周波数制御用エラーシグナル発生器13
8’においては、入力された計測結果に基づいて、モー
ド同期(ロック)ピコ秒レーザー131’が常に波長1
084nmのコヒーレント光を発生するようにエラーシ
グナルをフィードバックする。
【0155】こうしたフィードバック制御により、常に
波長271.0nmのコヒーレント光をゲルマニウム原
子に照射することが可能となる。
【0156】次に、図20を参照しながら、原子のレー
ザー冷却に用いるコヒーレント光源として図18に示す
1台のゲルマニウム減速用ピコ秒コヒーレント光源13
0を用いた本発明レーザー冷却装置(偏光制御機能を付
加したゲルマニウム減速用ピコ秒コヒーレント光源)の
実施の形態の一例について説明する。なお、図18に示
した構成と同一または相当するの構成には、図18に用
いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳
細な説明は省略する。
【0157】この本発明レーザー冷却装置140は、偏
光制御部として、第1半波長板141と、位相変調器1
42と、第2半波長板143と、変調器ドライバー14
4と、周波数変換器145とが配設されている。
【0158】ここで、周波数変換器145はモード同期
周波数を入力され、そのモード同期周波数を周波数変換
することにより、ゲルマニウム原子の自然放出寿命の略
2倍の周期で変調器ドライバー144から変調信号が位
相変調器142に出力されるように、変調器ドライバー
144に制御信号を出力する。即ち、位相変調器142
から出力されるコヒーレント光の偏光が、ゲルマニウム
原子の自然放出寿命の略2倍の周期で切り替わるように
設定されている。
【0159】つまり、この偏光制御部により、波長27
1.0nmのコヒーレント光の偏光が、自然放出寿命の
略2倍の周波数で切り替わるように制御されることにな
る。
【0160】次に、図20に示す本発明レーザー冷却装
置の他の実施の形態の一例として、図21を参照しなが
ら、原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源とし
て図19に示す1台のゲルマニウム減速用ピコ秒コヒー
レント光源130’を用いた本発明レーザー冷却装置
(偏光制御機能を付加したゲルマニウム減速用ピコ秒コ
ヒーレント光源)の実施の形態の一例について説明す
る。なお、図19に示した構成と同一または相当する構
成には、図19において用いた符号と同一の符号を用い
て示すこととし、また、図20に示した構成と同一また
は相当する構成には、図20に用いた符号に「’」を付
して示すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0161】この本発明レーザー冷却装置140’は、
偏光制御部として、第1半波長板141’と、位相変調
器142’と、第2半波長板143’と、変調器ドライ
バー144’と、周波数変換器145’とが配設されて
いる。
【0162】ここで、周波数変換器145’はモード同
期周波数を入力され、そのモード同期周波数を周波数変
換することにより、ゲルマニウム原子の自然放出寿命の
略2倍の周期で変調器ドライバー144’から変調信号
が位相変調器142’に出力されるように、変調器ドラ
イバー144’に制御信号を出力する。即ち、位相変調
器142’から出力されるコヒーレント光の偏光が、ゲ
ルマニウム原子の自然放出寿命の略2倍の周期で切り替
わるように設定されている。
【0163】つまり、この偏光制御部により、波長27
1.0nmのコヒーレント光の偏光が、自然放出寿命の
略2倍の周波数で切り替わるように制御されることにな
る。
【0164】次に、図22を参照しながら、所定波長の
コヒーレント光を発生する原子のレーザー冷却に用いる
コヒーレント光源としてCWレーザーを用いた本発明レ
ーザー冷却装置(偏光制御機能を付加したゲルマニウム
減速/冷却用CWコヒーレント光源)の実施の形態の一
例について説明する。
【0165】この、図22に示す本発明レーザー冷却装
置150においては、上記したCWレーザーとして、具
体的には、1台の波長271nmのCWレーザーを用い
ている。
【0166】この本発明レーザー冷却装置150は、ゲ
ルマニウム原子に関して散乱力による減速と散乱力によ
る冷却との双方を実施することができる。
【0167】即ち、本発明レーザー冷却装置150は、
原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源として波
長271nmのゲルマニウム用CWレーザー151を用
いるとともに、偏光制御部として、第1半波長板152
と、位相変調器153と、第2半波長板154と、変調
器ドライバー155と、発振器156と、第1レンズ1
57aと、音響光学素子158と、第2レンズ157b
と、音響光学素子ドライバー159とが配設されてい
る。
【0168】ここで、ゲルマニウム原子を散乱力により
減速する場合には、音響光学素子158を使用して時間
的に周波数を変化させて、チャープ冷却を行う。
【0169】また、ゲルマニウム原子を散乱力により冷
却する際には、音響光学素子158は時間的に偏光を分
離する効果と周波数を最適化するのに都合がよい。
【0170】なお、ゲルマニウム用CWレーザー151
と第1半波長板152との間に電気光学シフター(EO
シフター)を追加で組み込んで周波数シフト量をかせい
だ方がチャープ冷却には有効な場合があるので、適宜に
電気光学シフターを当該位置に配設するようにしてよ
い。
【0171】なお、波長271nmのゲルマニウム用C
Wレーザー151としては、例えば、波長1084nm
のファイバーレーザーや半導体レーザーの第4高調波を
用いるようにしてもよいし、あるいは、波長542nm
の半導体レーザーの第2高調波を用いるようにしてもよ
いし、あるいは、波長271nmの半導体レーザーを用
いるようにしてもよい。
【0172】なお、上記した実施の形態においては、冷
却対象の原子としてシリコン原子とゲルマニウム原子を
取り扱ったが、これに限られるものではないことは勿論
であり、冷却対象の原子として種々の元素の原子を取り
扱うようにすることができる。
【0173】即ち、取り扱う原子を構成する所定の種類
の原子、例えば、各種の同位体の中の所望のものの原子
共鳴線と一致もしくは正または負に離調した波長を備え
たコヒーレント光を、コヒーレント光源装置から当該原
子ビームに照射することにより、上記した実施の形態と
同様の作用効果を得ることができる。
【0174】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、シリコンやゲルマニウムなどの半導体原子
を含む各種の原子をレーザー冷却することを可能にした
偏光制御による原子のレーザー冷却方法およびその装置
ならびに光源装置を提供することができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】中性原子に働く力(散乱力)の説明図である。
【図2】シリコンの自然幅(半値全幅)と、ドップラー
冷却温度と、ドップラー冷却温度である220マイクロ
ケルビンに到達するのに要する時間(停止時間)とを求
める数式を示す図表である。
【図3】ドップラー幅を求める数式を示す図表である。
【図4】本発明の原理を示す説明図であり、(a)はエ
ネルギー準位を示し、(b)は各エネルギー準位に存在
するシリコン原子の数を求めるための連立微分方程式で
あり、(c)は各偏光のコヒーレント光を照射するタイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図5】本発明による原子のレーザー冷却装置の実施の
形態の一例の概念構成説明図である。
【図6】複屈折結晶によるレーザー光の位相の変化の様
子を示す説明図であり、(a)はo軸とe軸との間で位
相が−π/2ずれた場合に左回りの偏光(σ−)となる
ことを示し、(b)はo軸とe軸との間で位相のずれが
ない場合に直線偏光(π)となることを示し、(c)は
o軸とe軸との間で位相がπ/2ずれた場合に右回りの
偏光(σ+)となることを示す。
【図7】1光子の吸収・放出に要する時間が自然放出寿
命(τ)の2倍となることを示す説明図である。
【図8】第1乃至第3のコヒーレント光源として3台の
コヒーレント光源装置を用いて原子をレーザー冷却する
場合を示す説明図であり、(a)は本発明による原子の
レーザー冷却装置の実施の形態の一例の概念構成説明図
であり、(b)は各偏光のコヒーレント光を照射するタ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図9】第1および第2のコヒーレント光源として2台
のコヒーレント光源装置を用いて原子をレーザー冷却す
る場合を示す説明図であり、(a)は本発明による原子
のレーザー冷却装置の実施の形態の一例の概念構成説明
図であり、(b)は各偏光のコヒーレント光を照射する
タイミングを示すタイミングチャートである。
【図10】原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源の実施の形態の一例を示す構成説明図であり、より詳
細には、散乱力によるシリコン原子の減速を行うための
光源としての原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント
光源の構成説明図である。
【図11】原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源の他の実施の形態の一例を示す構成説明図であり、よ
り詳細には、散乱力によるシリコン原子の減速を行うた
めの光源としての原子のレーザー冷却に用いるコヒーレ
ント光源の構成説明図である。
【図12】原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源として図10に示す1台のシリコン減速用ピコ秒コヒ
ーレント光源を用いた本発明レーザー冷却装置(偏光制
御機能を付加したシリコン減速用ピコ秒コヒーレント光
源)の実施の形態の一例の構成説明図である。
【図13】原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源として図11に示す1台のシリコン減速用ピコ秒コヒ
ーレント光源を用いた本発明レーザー冷却装置(偏光制
御機能を付加したシリコン減速用ピコ秒コヒーレント光
源)の実施の形態の一例の構成説明図である。
【図14】1台の波長252.4nmのCWレーザーを
原子冷却に用いるコヒーレント光源として用いた本発明
レーザー冷却装置(偏光制御機能を付加したシリコン減
速/冷却用CWコヒーレント光源)の実施の形態の一例
の構成説明図である。
【図15】図14において符号121により示す波長2
52.4nmのシリコン用CWレーザーとして用いるこ
とのできるコヒーレント光源の構成を示す概略構成説明
図である。
【図16】図15に示すコヒーレント光源の第2高調波
発生における入出力特性を示すグラフであり、波長74
6nmの入力光に対する波長373nmの出力光の入出
力特性を示す。
【図17】図15に示すコヒーレント光源の波長252
nm和周波発生における入出力特性を示すグラフであ
り、波長373nmの入力光を480mWで一定とした
場合における、波長780nmの入力光に対する波長2
52nmの出力光の入出力特性を示す。
【図18】原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源の実施の形態の一例を示す構成説明図であり、より詳
細には、散乱力によるゲルマニウム原子の減速を行うた
めの光源としての原子のレーザー冷却に用いるコヒーレ
ント光源の構成説明図である。
【図19】原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源の他の実施の形態の一例を示す構成説明図であり、よ
り詳細には、散乱力によるゲルマニウム原子の減速を行
うための光源としての原子のレーザー冷却に用いるコヒ
ーレント光源の構成説明図である。
【図20】原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源として図18に示す1台のゲルマニウム減速用ピコ秒
コヒーレント光源を用いた本発明レーザー冷却装置(偏
光制御機能を付加したゲルマニウム減速用ピコ秒コヒー
レント光源)の実施の形態の一例の構成説明図である。
【図21】原子のレーザー冷却に用いるコヒーレント光
源として図19に示す1台のゲルマニウム減速用ピコ秒
コヒーレント光源を用いた本発明レーザー冷却装置(偏
光制御機能を付加したシリコン減速用ピコ秒コヒーレン
ト光源)の実施の形態の一例の構成説明図である。
【図22】1台の波長271nmのCWレーザーを原子
冷却に用いるコヒーレント光源として用いた本発明レー
ザー冷却装置(偏光制御機能を付加したシリコン減速/
冷却用CWコヒーレント光源)の実施の形態の一例の構
成説明図である。
【符号の説明】
50 本発明レーザー冷却装置 52 コヒーレント光源部 54 偏光制御部 500 コヒーレント光源 1000 第1段階(First stage)
外部共振器型波長変換システム 1002 リング型単一モードチタンサファイヤ
レーザー(Ti:sapphire laser 74
6nm) 1004 アイソレータ(ISR) 1006 モード整合用レンズ(ML) 1008 共振器本体 1008−1 入力結合ミラー(M1) 1008−2 全反射ミラー(M2) 1008−3 全反射ミラー(M3) 1008−4 出力ミラー 1008−5 ピエゾ素子(PZT) 1008−6 LiB結晶(LBO) 1010 第1集光レンズ 1012 第2集光レンズ 1014 全反射ミラー 1016 モード整合用レンズ(ML) 1018 誤差信号発生器(HC) 1020 サーボ機構(servo) 2000 第2段階(Second stag
e)外部共振器型波長変換システム 2002 単一モード半導体レーザー(LD 7
80nm) 2004 アイソレータ(ISR) 2006 モード整合用レンズ(ML) 2008 共振器本体 2008−1 入力結合ミラー(M5) 2008−2 入力結合ミラー(M6) 2008−3 全反射ミラー(M7) 2008−4 出力ミラー(M8) 2008−5 ピエゾ素子(PZT) 2008−6 β−BaB結晶(BBO) 2010 高反射ミラー(HR252) 2012 誤差信号発生器(HC) 2014 サーボ機構(servo) 2016 誤差信号発生器(HC) 2018 サーボ機構(servo)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H079 AA04 AA12 BA04 CA24 KA18 2K002 AA07 AB12 BA03 CA02 HA20 5F072 HH07 JJ20 MM20 SS08 YY20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギー準位における基底状態の冷却
    下準位として複数の磁気副準位を有する原子をレーザー
    冷却する原子のレーザー冷却方法であって、 レーザー冷却の対象となる原子の基底状態の冷却下準位
    たる複数の磁気副準位に応じた複数の異なる偏光をそれ
    ぞれ有する所定波長のコヒーレント光を、所定の時間間
    隔でずらして順次に原子に照射するようにしたものであ
    る原子のレーザー冷却方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の原子のレーザー冷却方
    法において、 前記所定の時間間隔は、1光子の吸収・放出に要する時
    間たる原子の自然放出寿命の略2倍の時間間隔である原
    子のレーザー冷却方法。
  3. 【請求項3】 エネルギー準位における基底状態の冷却
    下準位として複数の磁気副準位を有する原子をレーザー
    冷却する原子のレーザー冷却装置であって、 所定波長のコヒーレント光を発生するコヒーレント光源
    と、 前記コヒーレント光源から出射されたコヒーレント光の
    偏光を制御して、所定の時間間隔で異なる偏光のコヒー
    レント光を原子に照射する偏光制御手段とを有し、 前記偏光制御手段により照射されるコヒーレント光の偏
    光は、レーザー冷却の対象となる原子の基底状態の冷却
    下準位たる複数の磁気副準位に応じた複数の異なる偏光
    とそれぞれ対応したものである原子のレーザー冷却装
    置。
  4. 【請求項4】 エネルギー準位における基底状態の冷却
    下準位として複数の磁気副準位を有する原子をレーザー
    冷却する原子のレーザー冷却装置であって、 レーザー冷却の対象となる原子の基底状態の冷却下準位
    たる複数の磁気副準位に応じた複数の異なる偏光をそれ
    ぞれ有する所定波長のコヒーレント光をそれぞれ出射す
    る複数のコヒーレント光源を有し、 前記複数のコヒーレント光源から出射される複数の異な
    る偏光をそれぞれ有する所定波長のコヒーレント光を、
    所定の時間間隔でずらして順次に原子に照射するように
    したものであり、 前記複数のコヒーレント光源から出射されるコヒーレン
    ト光の偏光は、レーザー冷却の対象となる原子の基底状
    態の冷却下準位たる複数の磁気副準位に応じた複数の異
    なる偏光とそれぞれ対応したものである原子のレーザー
    冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の原子のレーザー冷却装
    置において、 前記複数のコヒーレント光源の少なくとも1つは、2つ
    の異なる偏光のコヒーレント光を選択的に出射するもの
    である原子のレーザー冷却装置。
  6. 【請求項6】 請求項3、請求項4または請求項5のい
    ずれか1項に記載の原子のレーザー冷却装置において、 前記所定の時間間隔は、1光子の吸収・放出に要する時
    間たる原子の自然放出寿命の略2倍の時間間隔である原
    子のレーザー冷却装置。
  7. 【請求項7】 原子のレーザー冷却に用いるコヒーレン
    ト光源であって、 所定波長のコヒーレント光を出射するモード同期(ロッ
    ク)ピコ秒レーザーと、 前記モード同期(ロック)ピコ秒レーザーから出射され
    る所定波長のコヒーレント光の波長変換を行う波長変換
    素子と、 前記波長変換素子により波長変換されたコヒーレント光
    から所望の波長のコヒーレント光を選択して出射する波
    長分散素子と、 波長分散素子から出射されたコヒーレント光の波長を計
    測し、該計測結果に基づいて、前記モード同期(ロッ
    ク)ピコ秒レーザーが所定波長のコヒーレント光を出射
    するように前記モード同期(ロック)ピコ秒レーザーに
    シグナルを出力するフィードバック回路とを有する原子
    のレーザー冷却に用いるコヒーレント光源。
  8. 【請求項8】 エネルギー準位における基底状態の冷却
    下準位として複数の磁気副準位を有する原子をレーザー
    冷却する原子のレーザー冷却装置であって、 所定波長のコヒーレント光を発生するコヒーレント光源
    と、 半波長板と音響光学素子とを有し、前記コヒーレント光
    源から出射されたコヒーレント光の前記半波長板による
    偏光を制御して、所定の時間間隔で異なる偏光のコヒー
    レント光を原子に照射する偏光制御手段とを有し、 前記音響光学素子を使用して時間的に周波数を変化させ
    てチャープ冷却を行って原子を散乱力により減速すると
    ともに、前記音響光学素子を使用して時間的に前記半波
    長板による偏光を分離するとともに周波数を最適化して
    原子を散乱力により冷却するものである原子のレーザー
    冷却装置。
  9. 【請求項9】 原子のレーザー冷却に用いるコヒーレン
    ト光源であって、 第1の波長のレーザー光を生成する第1のレーザー光生
    成システムと、 第2の波長のレーザー光を生成するとともに前記第1の
    レーザー光生成システムにおいて生成された前記第1の
    波長のレーザー光を導入し、前記第1の波長のレーザー
    光と前記第2の波長のレーザー光との和周波混合により
    第3の波長のレーザー光を生成する第2のレーザー光生
    成システムとを有する原子のレーザー冷却に用いるコヒ
    ーレント光源。
  10. 【請求項10】 エネルギー準位における基底状態の冷
    却下準位として複数の磁気副準位を有する原子をレーザ
    ー冷却する原子のレーザー冷却装置であって、 第1の波長のレーザー光を生成する第1のレーザー光生
    成システムと、第2の波長のレーザー光を生成するとと
    もに前記第1のレーザー光生成システムにおいて生成さ
    れた前記第1の波長のレーザー光を導入し、前記第1の
    波長のレーザー光と前記第2の波長のレーザー光との和
    周波混合により第3の波長のレーザー光を生成する第2
    のレーザー光生成システムとを有するコヒーレント光源
    と、 半波長板と音響光学素子とを有し、前記コヒーレント光
    源から出射されたコヒーレント光の前記半波長板による
    偏光を制御して、所定の時間間隔で異なる偏光のコヒー
    レント光を原子に照射する偏光制御手段とを有し、 前記音響光学素子を使用して時間的に周波数を変化させ
    てチャープ冷却を行って原子を散乱力により減速すると
    ともに、前記音響光学素子を使用して時間的に前記半波
    長板による偏光を分離するとともに周波数を最適化して
    原子を散乱力により冷却するものである原子のレーザー
    冷却装置。
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