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JP2002036173A - フィルムの切断加工方法 - Google Patents

フィルムの切断加工方法

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Publication number
JP2002036173A
JP2002036173A JP2000221441A JP2000221441A JP2002036173A JP 2002036173 A JP2002036173 A JP 2002036173A JP 2000221441 A JP2000221441 A JP 2000221441A JP 2000221441 A JP2000221441 A JP 2000221441A JP 2002036173 A JP2002036173 A JP 2002036173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
film
silver
blade
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000221441A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ikeda
昌弘 池田
Masaaki Murayama
真昭 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000221441A priority Critical patent/JP2002036173A/ja
Publication of JP2002036173A publication Critical patent/JP2002036173A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】切断刃の干渉や耐久性の問題を解消し、しかも
切断時に保護層の膜剥がれが発生せず、画像カブリの問
題の生じないフィルムの切断加工方法を提供すること。 【解決手段】支持体上に少なくとも画像形成層と保護層
を有するフィルムを刃先角が50〜70度の刃物で切断
加工するフィルムの切断加工方法において、切断用の刃
物1、2とフィルム300の動摩擦係数(下記測定法に
よる)が0.2以下であることを特徴とするフィルムの
切断加工方法。 (動摩擦係数の測定法)動摩擦係数は以下の条件で測定
し、測定回数は1回毎に別の所を3回測定した平均値と
して表す。 1.荷重:100gf 2.走査速度:300mm/分 3.走査板1 SUS製10mm角板(面粗度0.1S) 走査板2 SUS製10mm角板(面粗度0.5S) 4.測定環境:23℃、48%RH 5.被測定物は測定前2時間の間上記(4)の環境条件下
で保存してから測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムの切断加工
方法に関し、詳しくは切断時に保護層の膜剥がれが発生
せず、画像カブリが生じないフィルムの切断加工方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】医療分野・印刷製版分野では、画像形成
材料の湿式処理に伴う廃液が、作業性の上で問題となっ
ており、近年では環境保全、省スペースの観点からも処
理廃液の減量が強く望まれている。そこで、レーザー・
イメージャー、レーザー・イメージセッターにより効率
的な露光が可能で、高解像度で鮮明な黒色画像を形成す
ることができる写真技術用途の光熱写真材料に関する技
術が必要とされている。この技術として、例えば、米国
特許第3,152,904号、同3,487,075号
及びD.モーガン(Morgan)による「ドライシル
バー写真材料(Dry Silver Photogr
aphic Materials)」(Handboo
k of Imaging Materials, M
arcelDekker,Inc.第48頁,199
1)等に記載の方法が良く知られている。これらの感光
材料は80℃以上の高温で現像が行われるので、熱現像
感光材料と呼ばれている。これら熱現像感光材料では溶
液系処理薬品を一切使用しないため、より簡便で環境を
損なわないシステムをユーザーに提供することができ
る。
【0003】しかるに、かかる熱現像感光材料(必要に
よりフィルムと言う場合がある)においては、感光層を
保護するために数μm、例えば2〜3μmの極めて薄い
保護層を形成している。
【0004】かかる感光材料は、製造段階ではロール状
に巻かれているが、これを製品化する過程で刃物によっ
てシート状に切断加工したり、更に大きなシートから複
数の小さなシートに切断加工して適当なサイズのシート
を得ている。かかる切断の際に、刃物により保護層が引
っ張られて剥がされ、切断面の画像形成層が露出して、
熱現像時に熱源ドラムの汚れを発生させたり、画像カブ
リが発生したりする問題がある。
【0005】従来、保護層の膜剥がれを防止する手段と
して、刃物の刃先角を70度以上に大きくしたり、逆に
刃先角を50度以下に小さくする手段が採られていた。
しかし、刃物の刃先角を70度以上に大きくすると刃の
干渉が起こり切断が自由に出来ない問題があり、また刃
先角を50度以下に鋭利にすると刃の耐久性が悪くなる
問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、切断刃の干渉や耐久性の問題を解消し、しかも切断
時に保護層の膜剥がれが発生せず、画像カブリの問題の
生じないフィルムの切断加工方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、以下の
発明によって解決される。
【0008】(請求項1)支持体上に少なくとも画像形
成層と保護層を有するフィルムを刃先角が50〜70度
の刃物で切断加工する切断加工方法において、切断用の
刃物の動摩擦係数(下記測定法による)が0.2以下で
あることを特徴とするフィルムの切断加工方法。
【0009】(動摩擦係数の測定法)動摩擦係数は以下
の条件で測定し、測定回数は1回毎に別の所を3回測定
した平均値として表す。 1.荷重:100gf 2.走査速度:300mm/分 3.走査板1 SUS製10mm角板(面粗度0.1S) 4.走査板2 SUS製10mm角板(面粗度0.5S) 5.測定環境:23℃、48%RH 6.被測定物は測定前2時間の間上記(4)の環境条件下
で保存してから測定する。
【0010】(請求項2)前記刃物の面粗度(JIS
B 0601−1976の測定法による)が0.05S
〜0.1Sであることを特徴とする請求項1記載のフィ
ルムの切断加工方法。
【0011】(請求項3)前記刃物の表面に潤滑性を付
与するコーティングを施すことを特徴とする請求項1又
は2記載のフィルムの切断加工方法。
【0012】(請求項4)支持体上に少なくとも画像形
成層と保護層を有するフィルムを刃先角が50〜70度
の刃物で切断加工する切断加工方法において、切断用の
刃物の動摩擦係数(下記測定法による)が0.2を越え
る範囲で、該刃物の摩擦力が変動率30%以内であるこ
とを特徴とするフィルムの切断加工方法。
【0013】(動摩擦係数の測定法)動摩擦係数は以下
の条件で測定し、測定回数は1回毎に別の所を3回測定
した平均値として表す。 1.荷重:100gf 2.走査速度:300mm/分 3.走査板1 SUS製10mm角板(面粗度0.1S) 4.走査板2 SUS製10mm角板(面粗度0.5S) 5.測定環境:23℃、48%RH 6.被測定物は測定前2時間の間上記(4)の環境条件下
で保存してから測定する。
【0014】(請求項5)フィルムが、支持体上に有機
銀塩、感光性ハロゲン化銀、銀イオンの還元剤、及びバ
インダーを含有する熱現像感光材料であることを特徴と
する請求項1、2、3又は4記載のフィルムの切断加工
方法。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0016】本発明は、以下の発明を含み、いずれの発
明であっても、本発明の効果を発揮する。 1.刃物とフィルムの動摩擦係数(前述した測定法によ
る)が0.2以下であること(以下、第1の発明とい
う) 2.切断用の刃物の動摩擦係数(前述した測定法によ
る)が0.2を越える範囲で、該刃物の摩擦力が変動率
30%以内であること(以下、第2の発明という)
【0017】第1の発明を実現する手段としては、刃物
の面粗度(前述した測定法による)を0.05S〜0.
1Sの範囲に規定することが好ましい。かかる面粗度の
範囲に規定できる手段は、刃物の材質の選定、刃物の表
面研磨、刃物の表面処理等のいずれでもよい。
【0018】また第1の発明を実現する手段として、前
記刃物の表面に潤滑性を付与するコーティングを施すこ
とも好ましい。かかるコーティングとしては、セラミッ
クコーティングが挙げられ、例えばDLC(PVD)、T
iN(PVD)、TiCN(PVD)等が挙げられる。
【0019】次に、第2の発明は、切断用の刃物の動摩
擦係数(上述の測定法による)が0.2を越える範囲
で、該刃物の摩擦力が変動率30%以内であることを特
徴とする。
【0020】摩擦力の変動を30%以内に抑制する手段
としては、回転する上刃と下刃によって切断するロー
タリカッタにおいて、下刃をしっかり固定し、上刃をク
リアランス調整可能な構造にし、下刃側で保護層を切断
することにより、切断時の摩擦力を安定させる、刃の
ついた土台をしっかり安定させる、等の手段が挙げられ
る。また刃物の精度を高めて、刃物を溝に精度良くはめ
て刃物をしっかり固定する手段でもよい。
【0021】以下、摩擦力の変動を30%以内に抑制す
る手段を図面に基づいて説明する。
【0022】始めに、上記の手段を図1に基づいて説
明する。図1は、ロータリカッタの構造を示す図であ
り、同図において、1は上刃であり、該上刃1は上カッ
タロータ100に取り付けられている。取り付け構造は
図示のように、上カッタロータ100に設けられたテー
パブロック101と取り付けボルト102によって一方
の側が固定され、他方の側(図面上右側)は押しボルト
103によってクリアランス調整が可能なように構成さ
れている。また、2は下刃であり、該下刃2は下カッタ
ロータ200に取り付けられている。取り付け構造は図
示のように、下カッタロータ200に設けられたテーパ
ブロック201と取り付けボルト202によって固定さ
れている。下刃2は安定した取り付け構造で、クリアラ
ンス調整はない。この手段では、下刃2をしっかり固定
し、上刃1をクリアランス調整可能な構造にし、下刃2
側でフィルム300の保護層301を切断することによ
り、切断時の摩擦力を安定させる。
【0023】次に上記の手段を図2に基づいて説明す
る。図2において、3は駆動モータであり、駆動モータ
3の動力は駆動伝達シャフト4に架けられた駆動伝達ベ
ルト5を介してカッタのドラム軸6に伝達され、該ドラ
ム軸6を回転させる。ドラム軸6は下刃が固定された下
カッタロータ200と上刃が固定された上カッタロータ
100を回動可能に連結されている。
【0024】かかる構造において、ベルト伸びや、シャ
フトの撓みにより、回転ムラが生じ、結果としてそれが
刃先の動きに伝わり、切断時の刃先の微小な動きになる
ことがある。かかる対策として、シャフト径を太くする
ことや、ベルトを太く厚くすること、直接ドラム軸6に
モータを直結させることなどが効果的である。
【0025】本発明が適用されるフィルムは、支持体上
に少なくとも画像形成層と数μm、例えば2〜3μmの
厚さの保護層を有するものであればよいが、本発明にお
いては、支持体上に、有機銀塩、感光性ハロゲン化銀、
銀イオンの還元剤を含有する写真構成層が溶剤塗布して
形成され、該写真構成層の上部に、少なくとも一層の保
護層を有する熱現像感光材料が好ましい。また支持体の
他方の側にバッキング層を有する、いわゆる片面感光材
料が好ましい。
【0026】また本発明の熱現像感光材料の写真構成層
は、感光性層と非感光性層からなり、感光性層に有機銀
塩及び感光性ハロゲン化銀粒子を含有し、非感光性層に
還元剤を含有する態様が好ましい。
【0027】(感光性ハロゲン化銀)ハロゲン化銀粒子
は光センサーとして機能するものである。本発明におい
ては、画像形成後の白濁を低く抑えるため、及び良好な
画質を得るために平均粒径は小さい方が好ましく0.2
0μm以下、より好ましくは0.02μm以上0.15
μm以下、更に好ましくは0.03μm以上0.11μ
m以下がよい。
【0028】ここでいう平均粒径とは、ハロゲン化銀粒
子が立方体或いは八面体のいわゆる正常晶である場合に
は、ハロゲン化銀粒子の稜の長さをいう。又、正常晶で
ない場合、例えば球状、棒状、或いは平板状の粒子の場
合には、ハロゲン化銀粒子の体積と同等な球を考えたと
きの直径をいう。
【0029】またハロゲン化銀粒子は単分散粒子である
ことが好ましい。ここでいう単分散粒子とは、下記式で
求められる単分散度が40%以下の粒子をいい、より好
ましくは30%以下、特に好ましくは20%以下となる
粒子である。
【0030】単分散度=(粒径の標準偏差)/(粒径の
平均値)×100 ハロゲン化銀粒子の形状については、特に制限はない
が、ミラー指数〔100〕面の占める割合が高いことが
好ましく、この割合が50%以上、更には70%以上、
特に80%以上であることが好ましい。ミラー指数〔1
00〕面の比率は増感色素の吸着における〔111〕面
と〔100〕面との吸着依存性を利用したT.Tani,J.Ima
ging Sci.,29,165(1985)により求めることができる。
【0031】前述の単分散粒子の平均粒径は0.1μm
以下が好ましく、より好ましくは0.01μm〜0.1
μm、特に0.02μm〜0.08μmが好ましい。
【0032】またもう一つの好ましいハロゲン化銀粒子
の形状は、平板粒子である。ここでいう平板粒子とは、
粒子の投影面積の平方根を粒径rμmとし、垂直方向の
厚みをhμmとした場合のアスペクト比(=r/h)が
3以上のものをいう。その中でも好ましいのはアスペク
ト比が3以上50以下のものである。
【0033】平板粒子の粒径は平均粒径0.1μm以下
であることが好ましく、さらに0.01μm〜0.08
μmがより好ましい。これらは米国特許第5,264,
337号、第5,314,798号、第5,320,9
58号等に記載されており、容易に目的の平板状粒子を
得ることができる。
【0034】ハロゲン組成としては特に制限はなく、塩
化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、臭化銀、沃臭化銀、沃化
銀のいずれであってもよいが、好ましくは臭化銀あるい
は沃化銀あるいは沃臭化銀であって、更に好ましくは臭
化銀あるいは沃臭化銀である。特に好ましくは沃臭化銀
であり、沃化銀含有率は0.1モル%以上40モル%以
下が好ましく、更に好ましくは0.1モル%以上10モ
ル%以下である。粒子内におけるハロゲン組成の分布は
均一であってもよく、ハロゲン組成がステップ状に変化
したものでもよく、或いは連続的に変化した粒子であっ
てもよい。好ましくは、粒子内部の沃化銀含有率の高い
コア/シェル構造を有するハロゲン化銀粒子を用いる態
様が好ましい。
【0035】本発明に用いられる写真乳剤は、P.Glafki
des著Chimie et Physique Photographique(Paul Montel
社刊、1967年)、G.F.Duffin著 Photographic Emulsion Ch
emistry(The Focal Press刊、1966年)、V.L.Zelikman et
al著Making and Coating Photographic Emulsion(The F
ocal Press刊、1964年)等に記載された方法を用いて調製
することができる。即ち、酸性法、中性法、アンモニア
法等のいずれでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲ
ン塩を反応させて形成するには、片側混合法、同時混合
法、それらの組合せ等のいずれを用いてもよい。
【0036】このハロゲン化銀はいかなる方法で画像形
成層に添加されてもよく、このときハロゲン化銀は還元
可能な銀源に近接するように配置する。
【0037】又、ハロゲン化銀は有機酸銀とハロゲンイ
オンとの反応による有機酸銀中の銀の一部又は全部をハ
ロゲン化銀に変換することによって調製してもよいし、
ハロゲン化銀を予め調製しておき、これを有機銀塩を調
製するための溶液に添加してもよく、又はこれらの方法
の組み合わせも可能であるが、後者が好ましい。
【0038】一般にハロゲン化銀は有機銀塩に対して
0.75〜30重量%の量で含有することが好ましい。
【0039】本発明に用いられるハロゲン化銀は、元素
周期律表の遷移金属に属するVIB、VIIB、VIII、IB族に属す
る金属のイオン又は錯体イオンを含有することが好まし
い。上記の金属としては、Cr、W(以上VIB族):
Re(VIIB族):Fe、 Co、Ni、Ru、Rh、P
d、Os、Ir、Pt(以上VIII族):Cu、Au(以
上IB族)が好ましく、中でも印刷製版用感光材料に使
用される場合はRh、Re、Ru、Ir、Osから選ば
れることが好ましい。
【0040】これらの金属は錯体の形でハロゲン化銀に
導入できる。本発明においては、遷移金属錯体は、下記
一般式で表される6配位錯体が好ましい。
【0041】一般式 [ML6m
【0042】式中、Mは元素周期表VIB族、VIIB族、VIII
族、IB族の元素から選ばれる遷移金属、Lは架橋配位
子、mは0、−1、−2又は−3を表す。
【0043】Lで表される配位子の具体例としては、ハ
ロゲン化物(弗化物、塩化物、臭化物及び沃化物)、シ
アン化物、シアナート、チオシアナート、セレノシアナ
ート、テルロシアナート、アジド及びアコの各配位子、
ニトロシル、チオニトロシル等が挙げられ、好ましくは
アコ、ニトロシル及びチオニトロシル等である。アコ配
位子が存在する場合には、配位子の一つ又は二つを占め
ることが好ましい。Lは同一でもよく、また異なってい
てもよい。
【0044】Mとして特に好ましい具体例は、ロジウム
(Rh)、ルテニウム(Ru)、レニウム(Re)又は
オスミウム(Os)である。
【0045】以下に遷移金属配位錯体の具体例を示す。
【0046】1:[RhCl6]3- 2:[RuCl6]3- 3:[ReCl6]3- 4:[RuBr6]3- 5:[OsCl6]3- 6:[CrCl6]4- 7:[Ru(NO)Cl5]2- 8:[RuBr4(H2O)]2- 9:[Ru(NO)(H2O)Cl4]- 10:[RhCl5(H2O)]2- 11:[Re(NO)Cl5]2- 12:[Re(NO)CN5]2- 13:[Re(NO)ClCN4]2- 14:[Rh(NO)2Cl4]- 15:[Rh(NO)(H2O)Cl4]- 16:[Ru(NO)CN5]2- 17:[Fe(CN)6]3- 18:[Rh(NS)Cl5]2- 19:[Os(NO)Cl5]2- 20:[Cr(NO)Cl5]2- 21:[Re(NO)Cl5]- 22:[Os(NS)Cl4(TeCN)]2- 23:[Ru(NS)Cl5]2- 24:[Re(NS)Cl4(SeCN)]2- 25:[Os(NS)Cl(SCN)4]2- 26:[Ir(NO)Cl5]2-
【0047】これらの金属のイオン又は錯体イオンは一
種類で用いてもよいし、同種の金属及び異種の金属を二
種以上併用してもよい。
【0048】これらの金属のイオン又は錯体イオンの含
有量としては、一般的にはハロゲン化銀1モル当たり1
×10-9〜1×10-2モルが適当であり、好ましくは1
×10-8〜1×10-4モルである。
【0049】これらの金属のイオン又は錯体イオンを提
供する化合物は、ハロゲン化銀粒子形成時に添加し、ハ
ロゲン化銀粒子中に組み込まれることが好ましく、ハロ
ゲン化銀粒子の調製、つまり核形成、成長、物理熟成、
化学増感の前後のどの段階で添加してもよいが、特に核
形成、成長、物理熟成の段階で添加するのが好ましく、
更には核形成、成長の段階で添加するのが好ましく、最
も好ましくは核形成の段階で添加する。
【0050】添加に際しては、数回に渡って分割して添
加してもよく、ハロゲン化銀粒子中に均一に含有させる
こともできるし、特開昭63−29603号、特開平2
−306236号、同3−167545号、同4−76
534号、同6−110146号、同5−273683
号等に記載されている様に粒子内に分布を持たせて含有
させることもできる。好ましくは粒子内部に分布を持た
せることができる。
【0051】これらの金属化合物は、水或いは適当な有
機溶媒(例えば、アルコール類、エーテル類、グリコー
ル類、ケトン類、エステル類、アミド類)に溶解して添
加することができるが、例えば金属化合物の粉末の水溶
液もしくは金属化合物とNaCl、KClとを一緒に溶
解した水溶液を、粒子形成中の水溶性銀塩溶液又は水溶
性ハライド溶液中に添加して置く方法、或いは銀塩溶液
とハライド溶液が同時に混合されるとき第三の水溶液と
して添加し、三液同時混合の方法でハロゲン化銀粒子を
調製する方法、粒子形成中に必要量の金属化合物の水溶
液を反応容器に投入する方法、或いはハロゲン化銀調製
時に予め金属のイオン又は錯体イオンをドープしてある
別のハロゲン化銀粒子を添加して溶解させる方法等があ
る。特に、金属化合物の粉末の水溶液もしくは金属化合
物とNaCl、KClとを一緒に溶解した水溶液を水溶
性ハライド溶液に添加する方法が好ましい。粒子表面に
添加する時には、粒子形成直後又は物理熟成時途中もし
くは終了時又は化学熟成時に必要量の金属化合物の水溶
液を反応容器に投入することもできる。
【0052】本発明の感光性ハロゲン化銀粒子は水洗し
て可溶性塩を除去することが好ましい。
【0053】本発明で用いる感光性ハロゲン化銀粒子は
公知の各種の方法を用いて化学増感を行なうことができ
る。特にカルコゲン化合物による化学増感を行うことが
できる。カルコゲン化合物による化学増感としては硫黄
増感法、セレン増感法、テルル増感法がある。
【0054】本発明で用いられる増感剤の添加は、ハロ
ゲン化銀粒子形成中、粒子形成後脱塩前、脱塩後のいず
れのタイミングでもよいが、好ましくは粒子形成中、あ
るいは脱塩後がよい。
【0055】本発明で用いる感光性ハロゲン化銀粒子
は、増感色素により所望の波長に分光増感できる。用い
ることができる増感色素には、シアニン色素、メロシア
ニン色素、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、
ホロボーラーシアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリ
ル色素及びヘミオキソノール色素が包含される。
【0056】これらの色素類は通常利用されている核の
いずれをも適用できる。即ち、ピロリン核、オキサゾリ
ン核、チアゾリン核、ピロール核、オキサゾール核、チ
アゾール核、セレナゾール核、イミダゾール核、テトラ
ゾール核、ピリジン核などで、これらの核に脂肪式炭化
水素環が融合した核、即ちインドレニン核、ベンズイン
ドレニン核、インドール核、ベンズオキサゾール核、ナ
フトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチア
ゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダゾール
核、キノリン核などが適用できる。これらの核は炭素原
子上に置換されてもよい。
【0057】メロシアニン色素又は複合メロシアニン色
素にはケトメチン構造を有する核として、ピラゾリン−
5−オン核、チオビタントイン核、2−チオオキサゾリ
ジン−2,4−ジオン核、チアゾリン−2,4−ジオン
核、ローダニン核、チオパルビツール酸核などの5〜6
員異節環核を適用することができる。具体的にはリサー
チデスクロージャー第176巻RD17643(197
8年12月発行)第2・3頁、米国特許4425425
号、同4425426号に記載されているものを用いる
ことができる。また増感色素は米国特許3485634
号に記載されている超音波振動を用いて溶解してもよ
い。その他に増感色素を溶解、あるいは分散して乳剤中
に添加する方法としては、米国特許3482981号、
同3585195号、同3469987号、同3425
835号、同3342605号、英国特許127132
9号、同1038029号、同1121174号、米国
特許3660101号、同3658546号に記載の方
法を用いることができる。これらの増感色素は単独で用
いてもよく、それらを組み合わせて用いてもよい。増感
色素の組み合わせは特に強色増感の目的でしばしば用い
られる。有用な強色増感を示す色素の組み合せ及び強色
増感を示す物質はRD17643(1978年12月発
行)第23頁のJ項に記載されている。
【0058】(有機銀塩)本発明に用いることができる
有機銀塩は、光に対して比較的安定であるが、露光され
た光触媒(写真用銀塩など)および還元剤の存在下で、
80℃またはそれ以上に加熱された場合に銀画像を形成
する銀塩である。
【0059】有機銀塩は、銀イオンを還元できる源を含
む任意の有機物質であってよい。有機酸の銀塩、特に
(炭素数が10〜30が好ましく、より好ましくは炭素
数15〜28の)長鎖脂肪カルボン酸が好ましい。
【0060】配位子が4.0〜10.0の範囲の全安定
定数を有する有機または無機銀塩の錯体も望ましい。銀
源物質は、好ましくは感光性層の約5〜30重量%を構
成すべきである。好ましい有機銀塩は、カルボキシル基
を有する有機化合物の銀塩を含む。これらの例は、脂肪
族カルボン酸の銀塩および芳香族カルボン酸の銀塩を含
むが、これらに限定されない。脂肪族カルボン酸の銀塩
の好ましい例は、ベヘン酸銀、ステアリン酸銀、アラキ
ジン酸銀、オレイン酸銀、ラウリン酸銀、カプロン酸
銀、ミリスチン酸銀、パルミチン酸銀、マレイン酸銀、
フマル酸銀、酒石酸銀、リノール酸銀、酪酸銀および樟
脳酸銀、これらの混合物などを含む。メルカプトまたは
チオン基を含む化合物の銀塩およびこれらの誘導体を使
用することもできる。これらの化合物の好ましい例は、
3−メルカプト−4−フェニル−1,2,4−トリアゾ
ールの銀塩、2−メルカプトベンズイミダゾールの銀
塩、2−メルカプト−5−アミノチアジアゾールの銀
塩、2−(エチルグリコールアミド)ベンゾチアゾール
の銀塩、S−アルキルチオグリコール酸(ここで、アル
キル基の炭素数は12〜22である)の銀塩などのチオ
グリコール酸の銀塩、ジチオ酢酸の銀塩などのジチオカ
ルボン酸の銀塩、チオアミドの銀塩、5−カルボキシル
−1−メチル−2−フェニル−4−チオピリジンの銀
塩、メルカプトトリアジンの銀塩、2−メルカプトベン
ズオキサゾールの銀塩、米国特許第4,123,274
号に記載の銀塩、例えば、3−アミノ−5−ベンジルチ
オ−1,2,4−チアゾールの銀塩などの1,2,4−
メルカプトチアゾール誘導体の銀塩、米国特許第3,3
01,678号に記載の3−(3−カルボキシエチル)
−4−メチル−4−チアゾリン−2−チオンの銀塩など
のチオン化合物の銀塩を含む。さらに、イミノ基を含む
化合物の銀塩を使用することができる。これらの化合物
の好ましい例は、ベンゾトリアゾールの銀塩およびそれ
らの誘導体、例えばメチルベンゾトリアゾール銀などの
ベンゾトリアゾールの銀塩、5−クロロベンゾトリアゾ
ール銀などのハロゲン置換ベンゾトリアゾールの銀塩、
米国特許第4,220,709号に記載のような1,
2,4−トリアゾールまたは1−H−テトラゾールの銀
塩、イミダゾールおよびイミダゾール誘導体の銀塩など
を含む。例えば、米国特許第4,761,361号およ
び同第4,775,613号に記載のような種々の銀ア
セチリド化合物を使用することもできる。
【0061】本発明において、中でも好ましい銀源はベ
ヘン酸銀である。さらに好ましくはステアリン酸銀、ア
ラキジン酸銀との混合物である。ステアリン酸銀の含有
率としては、ベヘン酸銀に対して0〜70モル%で、好
ましくは10〜30モル%であり、アラキジン酸銀はベ
ヘン酸銀に対して0〜70モル%、好ましくは30〜6
0モル%である。
【0062】有機銀塩化合物は、水溶性銀化合物と銀と
錯形成する化合物を混合することにより得られるが、正
混合法、逆混合法、同時混合法、特開平9−12764
3号に記載されている様なコントロールドダブルジェッ
ト法等が好ましく用いられる。
【0063】本発明においては、有機銀塩は平均粒径が
1μm以下でありかつ単分散であることが好ましい。有
機銀塩の平均粒径とは、有機銀塩の粒子が例えば球状、
棒状、或いは平板状の粒子の場合には、有機銀塩粒子の
体積と同等な球を考えたときの直径をいう。平均粒径は
好ましくは0.01μm〜0.8μm、特に0.05μ
m〜0.5μmが好ましい。また単分散とは、ハロゲン
化銀粒子の場合と同義であり、好ましい単分散度は1%
〜30%である。
【0064】本発明において、感光性ハロゲン化銀と有
機銀塩の混合方法及び混合条件については、本発明の効
果が十分に表われる限りにおいて特に制限はないが、好
ましい混合方法としては、別々に調製終了した感光性ハ
ロゲン化銀と有機銀塩とを混合する方法、あるいは、有
機銀塩の調製中のいずれかのタイミングで調製終了した
感光性ハロゲン化銀を混合する方法、及び調製終了した
有機銀塩とハロゲン化剤を混合してハロゲン化銀を調製
する方法があり、より好ましい混合方法としては、調製
終了した感光性ハロゲン化銀を有機酸と混合し、その後
有機酸を銀塩化する方法がある。
【0065】本発明において、所定の光学濃度にするた
めには、ハロゲン化銀及び有機銀塩の総量は、銀量に換
算して1m2当たり0.3g以上1.5g以下であるこ
とが好ましい。また銀総量に対するハロゲン化銀の量
は、重量比で50%以下、好ましくは25%以下、更に
好ましくは0.1%〜15%の範囲である。
【0066】(銀イオンの還元剤)銀イオンの還元剤
は、有機銀塩のための還元剤であり、本発明に使用でき
る還元剤としては、銀イオンを金属銀に還元する任意の
物質、好ましくは有機物質であってよい。フェニドン、
ヒドロキノンおよびカテコールなどの従来の写真現像剤
は有用であるが、ヒンダードフェノール還元剤が好まし
い。ヒンダードフェノール類としては、下記一般式
(A)で示される化合物が挙げられる。
【0067】
【化1】
【0068】式中、Rは水素原子、又は炭素原子数1〜
10のアルキル基(例えば、−C49 、2,4,4−
トリメチルペンチル)を表し、R′及びR″は炭素原子
数1〜5のアルキル基(例えば、メチル、エチル、t−
ブチル)を表す。
【0069】一般式(A)で示される化合物の具体例は
を以下に示す。ただし、本発明は、以下の化合物に限定
されるものではない。
【0070】
【化2】
【0071】
【化3】
【0072】前記一般式(A)で示される化合物を始め
とする還元剤の使用量は好ましくは銀1モル当り1×1
-2〜10モル、特に好ましくは1×10-2〜1.5モ
ルである。
【0073】還元剤は、写真構成層(画像形成層)の1
〜10重量%に範囲で存在することが好ましい。感光材
料が多層構成の場合、還元剤をエマルジョン層以外の層
に加える場合は、わずかに高い割合である約2〜15重
量%がより望ましい傾向がある。
【0074】熱現像感光材料においては広範囲の還元剤
を用いることができ、例えばフェニルアミドオキシム、
2−チエニルアミドオキシムおよびp−フェノキシフェ
ニルアミドオキシムなどのアミドオキシム;例えば4−
ヒドロキシ−3,5−ジメトキシベンズアルデヒドアジ
ンなどのアジン;2,2′−ビス(ヒドロキシメチル)
プロピオニル−β−フェニルヒドラジンとアスコルビン
酸との組合せのような脂肪族カルボン酸アリールヒドラ
ジドとアスコルビン酸との組合せ;ポリヒドロキシベン
ゼンと、ヒドロキシルアミン、レダクトンおよび/また
はヒドラジンの組合せ(例えばヒドロキノンと、ビス
(エトキシエチル)ヒドロキシルアミン、ピペリジノヘ
キソースレダクトンまたはホルミル−4−メチルフェニ
ルヒドラジンの組合せなど);フェニルヒドロキサム
酸、p−ヒドロキシフェニルヒドロキサム酸およびβ−
アリニンヒドロキサム酸などのヒドロキサム酸;アジン
とスルホンアミドフェノールとの組合せ(例えば、フェ
ノチアジンと2,6−ジクロロ−4−ベンゼンスルホン
アミドフェノールなど);エチル−α−シアノ−2−メ
チルフェニルアセテート、エチル−α−シアノフェニル
アセテートなどのα−シアノフェニル酢酸誘導体;2,
2′−ジヒドロキシ−1,1′−ビナフチル、6,6′
−ジブロモ−2,2′−ジヒドロキシ−1,1′−ビナ
フチルおよびビス(2−ヒドロキシ−1−ナフチル)メ
タンに例示されるようなビス−β−ナフトール;ビス−
β−ナフト−ルと1,3−ジヒドロキシベンゼン誘導体
(例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンまたは
2′,4′−ジヒドロキシアセトフェノンなど)の組合
せ;3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロンなどの
5−ピラゾロン;ジメチルアミノヘキソースレダクト
ン、アンヒドロジヒドロアミノヘキソースレダクトンお
よびアンヒドロジヒドロピペリドンヘキソースレダクト
ンに例示されるようなレダクトン;2,6−ジクロロ−
4−ベンゼンスルホンアミドフェノールおよびp−ベン
ゼンスルホンアミドフェノールなどのスルホンアミドフ
ェノール還元剤;2−フェニルインダン−1,3−ジオ
ンなど;2,2−ジメチル−7−t−ブチル−6−ヒド
ロキシクロマンなどのクロマン;2,6−ジメトキシ−
3,5−ジカルボエトキシ−1,4−ジヒドロピリジン
などの1,4−ジヒドロピリジン;ビスフェノール(例
えば、ビス(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メ
チルフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3−メチルフェニル)プロパン、4,4−エチリデン
−ビス(2−t−ブチル−6−メチルフェノール)およ
ビ2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンなど);アスコルビン酸誘導体(例え
ば、パルミチン酸1−アスコルビル、ステアリン酸アス
コルビルなど);ならびにベンジルおよびビアセチルな
どのアルデヒドおよびケトン;3−ピラゾリドンおよび
ある種のインダン−1,3−ジオンを含む。
【0075】(バインダー)本発明の熱現像感光材料に
好適なバインダーは透明又は半透明で、一般に無色であ
り、天然ポリマー合成樹脂やポリマー及びコポリマー、
その他フィルムを形成する媒体、例えば:ゼラチン、ア
ラビアゴム、ポリ(ビニルアルコール)、ヒドロキシエ
チルセルロース、セルロースアセテート、セルロースア
セテートブチレート、ポリ(ビニルピロリドン)、カゼ
イン、デンプン、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メチルメ
タクリル酸)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(メタクリル
酸)、コポリ(スチレン−無水マレイン酸)、コポリ
(スチレン−アクリロニトリル)、コポリ(スチレン−
ブタジエン)、ポリ(ビニルアセタール)類(例えば、
ポリ(ビニルホルマール)及びポリ(ビニルブチラー
ル))、ポリ(エステル)類、ポリ(ウレタン)類、フ
ェノキシ樹脂、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリ(エポキ
シド)類、ポリ(カーボネート)類、ポリ(ビニルアセ
テート)、セルロースエステル類、ポリ(アミド)類が
ある。親水性でも非親水性でもよい。
【0076】本発明においては、熱現像後の寸法変動を
防ぐ目的として感光性層のバインダー量が1.5〜10
g/m2であることが好ましい。
【0077】(その他の添加剤)本発明においては、感
光性層側にマット剤を含有することが好ましく、熱現像
後の画像の傷つき防止のためには、感光材料の表面にマ
ット剤を配することが好ましく、そのマット剤を乳剤層
側の全バインダーに対し、重量比で0.5〜10%含有
することが好ましい。
【0078】本発明において用いられるマット剤の材質
は、有機物及び無機物のいずれでもよい。例えば、無機
物としては、スイス特許第330,158号等に記載の
シリカ、仏国特許第1,296,995号等に記載のガ
ラス粉、英国特許第1,173,181号等に記載のア
ルカリ土類金属又はカドミウム、亜鉛等の炭酸塩、等を
マット剤として用いることができる。
【0079】有機物としては、米国特許第2,322,
037号等に記載の澱粉、ベルギー特許第625,45
1号や英国特許第981,198号等に記載された澱粉
誘導体、特公昭44−3643号等に記載のポリビニル
アルコール、スイス特許第330,158号等に記載の
ポリスチレン或いはポリメタアクリレート、米国特許第
3,079,257号等に記載のポリアクリロニトリ
ル、米国特許第3,022,169号等に記載されたポ
リカーボネートの様な有機マット剤を用いることができ
る。
【0080】マット剤の形状は、定形、不定形どちらで
も良いが、好ましくは定形で、球形が好ましく用いられ
る。
【0081】マット剤の大きさはマット剤の体積を球形
に換算したときの直径で表される。本発明においてマッ
ト剤の粒径とはこの球形換算した直径のことを示すもの
とする。本発明に用いられるマット剤は、平均粒径が
0.5μm〜10μmであることが好ましく、更に好ま
しくは1.0μm〜8.0μmである。又、粒子サイズ
分布の変動係数としては、50%以下であることが好ま
しく、更に好ましくは40%以下であり、特に好ましく
は30%以下である。
【0082】ここで、粒子サイズ分布の変動係数は、下
記の式で表される値である。 (粒径の標準偏差)/(粒径の平均値)×100
【0083】本発明に係るマット剤は任意の構成層中に
含むことができるが、本発明の目的を達成するためには
好ましくは感光性層以外の構成層であり、更に好ましく
は支持体から見て最も外側の層である。
【0084】本発明に係るマット剤の添加方法は、予め
塗布液中に分散させて塗布する方法であってもよいし、
塗布液を塗布した後、乾燥が終了する以前にマット剤を
噴霧する方法を用いてもよい。また複数の種類のマット
剤を添加する場合は、両方の方法を併用してもよい。
【0085】本発明の熱現像感光材料は常温で安定であ
るが、露光後高温(例えば、80℃〜220℃)に加熱
することにより現像される。加熱することにより有機銀
塩(酸化剤として機能する)と還元剤との間の酸化還元
反応を通じて銀を生成する。この酸化還元反応は露光で
ハロゲン化銀に発生した潜像の触媒作用によって促進さ
れる。露光領域中の有機銀塩の反応によって生成した銀
は黒色画像を提供し、これは非露光領域と対照をなし、
画像の形成がなされる。この反応過程は、外部から水等
の処理液を供給することなしで進行する。
【0086】感光性層に通過する光の量又は波長分布を
制御するために感光性層と同じ側又は反対側にフィルタ
ー層を形成しても良いし、感光性層に染料又は顔料を含
ませても良い。染料としては特願平7−11184号に
記載の化合物が好ましい。
【0087】前述の成分に加えて、画像を向上させる
「色調剤」として知られる添加剤を含むと有利になるこ
とがある。例えば、色調剤材料は全銀保持成分の0.1
〜10重量%の量で存在してよい。色調剤は、米国特許
第3,080,254号、同第3,847,612号お
よび同第4,123,282号に示されるように、写真
技術において周知の材料である。
【0088】色調剤の例は、フタルイミドおよびN−ヒ
ドロキシフタルイミド;スクシンイミド、ピラゾリン−
5−オン、ならびにキナゾリノン、3−フェニル−2−
ピラゾリン−5−オン、1−フェニルウラゾール、キナ
ゾリンおよび2,4−チアゾリジンジオンのような環状
イミド;ナフタルイミド(例えば、N−ヒドロキシ−
1,8−ナフタルイミド);コバルト錯体(例えば、コ
バルトヘキサミントリフルオロアセテート);3−メル
カプト−1,2,4−トリアゾール、2,4−ジメルカ
プトピリミジン、3−メルカプト−4,5−ジフェニル
−1,2,4−トリアゾールおよび2,5−ジメルカプ
ト−1,3,4−チアジアゾールに例示されるメルカプ
タン;N−(アミノメチル)アリールジカルボキシイミ
ド、(例えば、(N,N−ジメチルアミノメチル)フタ
ルイミドおよびN,N−(ジメチルアミノメチル)−ナ
フタレン−2,3−ジカルボキシイミド);ならびにブ
ロック化ピラゾール、イソチウロニウム誘導体およびあ
る種の光退色剤(例えば、N,N′−ヘキサメチレンビ
ス(1−カルバモイル−3,5−ジメチルピラゾー
ル)、1,8−(3,6−ジアザオクタン)ビス(イソ
チウロニウムトリフルオロアセテート)および2−トリ
ブロモメチルスルホニル)−(ベンゾチアゾール));
ならびに3−エチル−5〔(3−エチル−2−ベンゾチ
アゾリニリデン)−1−メチルエチリデン〕−2−チオ
−2,4−オキサゾリジンジオン;フタラジン;フタラ
ジノン、フタラジノン誘導体もしくは金属塩、または4
−(1−ナフチル)フタラジノン、6−クロロフタラジ
ノン、5,7−ジメトキシフタラジノンおよび2,3−
ジヒドロ−1,4−フタラジンジオンなどの誘導体;フ
タラジノンとフタル酸誘導体(例えば、フタル酸、4−
メチルフタル酸、4−ニトロフタル酸およびテトラクロ
ロ無水フタル酸など)との組合せ;キナゾリンジオン、
ベンズオキサジンまたはナフトオキサジン誘導体;トー
ン調節剤としてだけでなくその場でハロゲン化銀生成の
ためのハライドイオンの源としても機能するロジウム錯
体、例えばヘキサクロロロジウム(III)酸アンモニウ
ム、臭化ロジウム、硝酸ロジウムおよびヘキサクロロロ
ジウム(III)酸カリウムなど;無機過酸化物および過
硫酸塩、例えば、過酸化二硫化アンモニウムおよび過酸
化水素;1,3 −ベンズオキサジン−2,4−ジオ
ン、8−メチル−1,3−ベンズオキサジン−2,4−
ジオンおよび6−ニトロ−1,3−ベンズオキサジン−
2,4−ジオンなどのベンズオキサジン−2,4−ジオ
ン;ピリミジンおよび不斉−トリアジン(例えば、2,
4−ジヒドロキシピリミジン、2−ヒドロキシ−4−ア
ミノピリミジンなど)、アザウラシル、およびテトラア
ザペンタレン誘導体(例えば、3,6−ジメルカプト−
1,4−ジフェニル−1H,4H−2,3a,5,6a
−テトラアザペンタレン、および1,4−ジ(o−クロ
ロフェニル)−3,6−ジメルカプト−1H,4H−
2,3a,5,6a−テトラアザペンタレンなど)を含
む。
【0089】本発明において好ましい色調剤はフタラジ
ノン又はフタラジンであリ、さらにはフタル酸誘導体と
の組み合わせが好ましい。中でもフタラジンと4メチル
フタル酸、テトラクロロフタル酸、テトラクロロフタル
酸無水物の組み合わせが好ましい。
【0090】本発明の熱現像感光材料中には、かぶり防
止剤が含まれて良い。最も有効なかぶり防止剤として知
られているものは水銀イオンである。感光材料中にかぶ
り防止剤として水銀化合物を使用することについては、
例えば米国特許第3,589,903号に開示されてい
る。
【0091】しかし、水銀化合物は環境的に好ましくな
い。非水銀かぶり防止剤としては例えば米国特許第4,
546,075号及び同第4,452,885号及び特
開昭59−57234号に開示されている様なかぶり防
止剤が好ましい。
【0092】特に好ましい非水銀かぶり防止剤は、米国
特許第3,874,946号及び同第4,756,99
9号に開示されているような化合物、-C(X1)(X2)(X3)
(ここでX1及びX2はハロゲン原子であり、X3は水素又は
ハロゲン原子である)で表される1以上の置換基を備え
たヘテロ環状化合物である。好適なかぶり防止剤の例と
しては、特開平9−90550号段落番号〔0062〕
〜〔0063〕に記載されている化合物等が好ましく用
いられる。
【0093】更に、より好適なかぶり防止剤は米国特許
第5,028,523号及び英国特許出願第92221
383.4号、同第9300147.7号、同第931
1790.1号に開示されている。
【0094】感光性層は複数層にしても良く、また階調
の調節のため感度を高感層/低感層又は低感層/高感層
にしても良い。
【0095】本発明で用いられる支持体は、現像処理後
に所定の光学濃度を得るため、及び現像処理後の画像の
変形を防ぐために、プラスチックフイルム(例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイ
ミド、ナイロン、セルローストリアセテート、ポリエチ
レンナフタレート)であることが好ましい。
【0096】その中でも好ましい支持体としては、ポリ
エチレンテレフタレート(以下、PETと略す)及びシ
ンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体を含む
プラスチック(以下、SPSと略す)の支持体が挙げら
れる。
【0097】支持体の厚みとしては50〜300μm程
度が好ましく、より好ましくは70〜180μmであ
る。
【0098】また熱処理したプラスチック支持体を用い
ることもできる。支持体の熱処理とはこれらの支持体を
製膜後、感光性層が塗布されるまでの間に、支持体のガ
ラス転移点より30℃以上高い温度で、好ましくは35
℃以上高い温度で、更に好ましくは40℃以上高い温度
で加熱することである。但し、支持体の融点を超えた温
度で加熱しては本発明の効果は得られない。
【0099】本発明に係る支持体の製膜方法及び下引製
造方法は公知の方法を用いることができるが、好ましく
は、特開平9−50094号の段落〔0030〕〜〔0
070〕に記載された方法を用いることである。
【0100】本発明においては物性あるいは写真性能の
改良のために感光材料にバッキング層を設けることが好
ましい。本発明のバッキング層の好適なバインダーは透
明又は半透明で、一般に無色であり、天然ポリマー合成
樹脂やポリマー及びコポリマー、その他フィルムを形成
する媒体、例えば:ゼラチン、アラビアゴム、ポリ(ビ
ニルアルコール)、ヒドロキシエチルセルロース、セル
ロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、
ポリ(ビニルピロリドン)、カゼイン、デンプン、ポリ
(アクリル酸)、ポリ(メチルメタクリル酸)、ポリ
(塩化ビニル)、ポリ(メタクリル酸)、コポリ(スチ
レン−無水マレイン酸)、コポリ(スチレン−アクリロ
ニトリル)、コポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ
(ビニルアセタール)類(例えば、ポリ(ビニルホルマ
ール)及びポリ(ビニルブチラール))、ポリ(エステ
ル)類、ポリ(ウレタン)類、フェノキシ樹脂、ポリ
(塩化ビニリデン)、ポリ(エポキシド)類、ポリ(カ
ーボネート)類、ポリ(ビニルアセテート)、セルロー
スエステル類、ポリ(アミド)類がある。バインダーは
水又は有機溶媒またはエマルジョンから被覆形成しても
よい。
【0101】本発明の熱現像感光材料には種々の助剤が
添加されうる。たとえば、促進剤、アーキュタンス染
料、安定剤、界面活性剤、潤滑剤、被覆助剤、ハロゲン
供給剤、ポリハロゲン化合物やメルカプト化合物等、ロ
イコ染料、キレート剤、可塑剤、紫外線吸収剤及び種々
の他の添加剤が有用に添加されうる。
【0102】また、その処理方法及び製造方法において
も、公知の各種技術、処理、処方、添加剤とその添加方
法を好ましく適用することができ、各種の添加剤は感光
性層、非感光性層、又はその他の形成層のいずれに添加
しても良い。
【0103】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0104】実施例1 フィルムとして熱現像感光材料フィルムを3種類用意し
た。 摩擦係数が低いフィルム 摩擦係数が高いフィルム 摩擦係数が普通のフィルム
【0105】各フィルムは、ロール状に巻かれた状態に
あり、これを切断し、シート状の熱現像感光材料を得
た。切断する際に、面粗度の異なる刃物で切断した。
【0106】(評価)切断の際に、保護層の膜剥がれに
ついて以下のように測定し、その結果を図3に示す。面
粗度の測定は以下の方法に従った。
【0107】JIS B 0601−1976の測定法
により測定した。具体的には、断面曲線から基準長さ
0.25mmを抜き取り、その部分の最大高さを、接触
式の表面粗さ計で10μm以下の先端半径のダイヤモン
ドの触針が、被測定面の凹凸を一定速度でたどる時に生
ずる上下動の変位を測定することにより行った。
【0108】また動摩擦係数についても測定し、その結
果を図3に示した。動摩擦係数の測定法は以下の方法に
従った。
【0109】(動摩擦係数の測定法)動摩擦係数は以下
の条件で測定し、測定回数は1回毎に別の所を3回測定
した平均値として表す。 荷重:100gf 走査速度:300mm/分 走査板1 SUS製10mm角板(面粗度0.1S) 走査板2 SUS製10mm角板(面粗度0.5S) 測定環境:23℃、48%RH 被測定物は測定前2時間の間上記(4)の環境条件下
で保存してから測定する。
【0110】(測定結果)図3より、動摩擦係数が0.
2以下の場合に保護層の膜剥がれが生じないことが判っ
た。また面粗度が0.1S以下の場合に、保護層の膜剥
がれが生じないことが判った。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、切断刃の干渉や耐久性
の問題を解消し、しかも切断時に保護層の膜剥がれが発
生せず、画像カブリの問題の生じないフィルムの切断加
工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す要部断面図
【図2】本発明の他の実施の形態を示す斜視図
【図3】測定結果を示すグラフ
【符号の説明】
1:上刃 100:上カッタロータ 101:テーパブロック 102:取り付けボルト 103:押しボルト 2:下刃 200:下カッタロータ 201:テーパブロック 202:取り付けボルト 3:駆動モータ 4:駆動伝達シャフト 5:駆動伝達ベルト 6:ドラム軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に少なくとも画像形成層と保護層
    を有するフィルムを刃先角が50〜70度の刃物で切断
    加工するフィルムの切断加工方法において、切断用の刃
    物とフィルムの動摩擦係数(下記測定法による)が0.
    2以下であることを特徴とするフィルムの切断加工方
    法。 (動摩擦係数の測定法)動摩擦係数は以下の条件で測定
    し、測定回数は1回毎に別の所を3回測定した平均値と
    して表す。 1.荷重:100gf 2.走査速度:300mm/分 3.走査板1 SUS製10mm角板(面粗度0.1S) 走査板2 SUS製10mm角板(面粗度0.5S) 4.測定環境:23℃、48%RH 5.被測定物は測定前2時間の間上記(4)の環境条件下
    で保存してから測定する。
  2. 【請求項2】前記刃物の面粗度(JIS B 0601
    −1976の測定法による)が0.05S〜0.1Sで
    あることを特徴とする請求項1記載のフィルムの切断加
    工方法。
  3. 【請求項3】前記刃物の表面に潤滑性を付与するコーテ
    ィングを施すことを特徴とする請求項1又は2記載のフ
    ィルムの切断加工方法。
  4. 【請求項4】支持体上に少なくとも画像形成層と保護層
    を有するフィルムを刃先角が50〜70度の刃物で切断
    加工するフィルムの切断加工方法において、切断用の刃
    物とフィルムの動摩擦係数(下記測定法による)が0.
    2を越える範囲で、該刃物の摩擦力が変動率30%以内
    であることを特徴とするフィルムの切断加工方法。 (動摩擦係数の測定法)動摩擦係数は以下の条件で測定
    し、測定回数は1回毎に別の所を3回測定した平均値と
    して表す。 1.荷重:100gf 2.走査速度:300mm/分 3.走査板1 SUS製10mm角板(面粗度0.1S) 走査板2 SUS製10mm角板(面粗度0.5S) 4.測定環境:23℃、48%RH 5.被測定物は測定前2時間の間上記(4)の環境条件下
    で保存してから測定する。
  5. 【請求項5】フィルムが、支持体上に有機銀塩、感光性
    ハロゲン化銀、銀イオンの還元剤、及びバインダーを含
    有する熱現像感光材料であることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載のフィルムの切断加工方法。
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