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JP2002031210A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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Publication number
JP2002031210A
JP2002031210A JP2000211544A JP2000211544A JP2002031210A JP 2002031210 A JP2002031210 A JP 2002031210A JP 2000211544 A JP2000211544 A JP 2000211544A JP 2000211544 A JP2000211544 A JP 2000211544A JP 2002031210 A JP2002031210 A JP 2002031210A
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JP
Japan
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differential
clutch
ring gear
differential case
case
Prior art date
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Application number
JP2000211544A
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English (en)
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Inventor
Yasuhiko Ishikawa
泰彦 石川
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP2000211544A priority Critical patent/JP4673959B2/ja
Publication of JP2002031210A publication Critical patent/JP2002031210A/ja
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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動力を遮断したときの切り離し側の走行抵
抗とドラグトルクを大幅に低減し、焼き付きやカジリを
防止する。 【解決手段】 減速機構3の減速ギヤ21と噛み合った
リングギヤ5と同軸配置されたデフケース7とを断続す
るクラッチ装置13と、クラッチ装置13からデフケー
ス7に入力する駆動力を車輪側に配分する差動機構11
とを備え、リングギヤ5とデフケース7との間に軸受け
9,9を配置し、リングギヤ5と軸受け9,9とデフケ
ース7とを軸方向に同一軸上で、かつ、ラップさせて配
置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、4輪駆動の車両
等に用いられるデファレンシャル装置に関し、とりわ
け、2輪駆動時に駆動力が切り離される駆動輪側に配置
したデファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−118233号公報に図2の
ような動力伝達装置201が記載されている。
【0003】この動力伝達装置201は、前輪を切り離
して2輪駆動状態にする4輪駆動車の前輪側に配置され
たデファレンシャル装置であり、アウターケース20
3、インナーケース205、駆動力を断続する多板クラ
ッチ207、これを締結する油圧アクチュエータ20
9、ベベルギヤ式の差動機構211、差動制限用の多板
クラッチ213、これを締結する油圧アクチュエータ2
15などから構成されている。
【0004】動力伝達装置201はデフキャリヤ217
に収容されており、アウターケース203は左右のボス
部219,221をスラストベアリング223,223
によってデフキャリヤ217に支承されている。
【0005】ドライブピニオンシャフト225は前輪側
の図外のプロペラシャフトを介してトランスファに連結
されており、ドライブピニオンシャフト225の前端に
形成されたドライブピニオンギヤ227はアウターケー
ス203に固定されたリングギヤ229と噛み合ってお
り、エンジンの駆動力によってアウターケース203を
回転駆動する。
【0006】インナーケース205はアウターケース2
03の内周で摺動自在に支承されている。
【0007】駆動力断続用の多板クラッチ207はアウ
ターケース203の左側ボス部219のアウタケース2
03の内側に突設した内側ボス部219aとインナーケ
ース205との間に配置されており、油圧アクチュエー
タ209によって押圧されると、アウターケース203
の回転をインナーケース205に伝達する。
【0008】差動機構211の左サイドギヤ231は左
前輪側のドライブシャフト233に連結されており、右
サイドギヤ235は右前輪側のドライブシャフト237
に連結されている。各ドライブシャフト233,237
はアウターケース203のボス部219,221の内周
で摺動しながら支承されている。
【0009】差動制限用の多板クラッチ213は右前輪
側ドライブシャフト237とインナーケース205との
間に配置されており、油圧アクチュエータ215によっ
て押圧されると、差動機構211の差動を制限する。
【0010】上記のように、多板クラッチ207を締結
すると、インナーケース205はエンジンの駆動力によ
って回転し、この回転は差動機構211からドライブシ
ャフト233,237を介して左右の前輪に配分され
て、車両は4輪駆動状態になり、このとき、多板クラッ
チ213を締結すると、前輪の差動が制限される。
【0011】一方、多板クラッチ207の連結を解除す
ると、インナーケース205から左右の前輪までがエン
ジンから切り離されて、車両は2輪駆動状態になる。
【0012】この2輪駆動走行中は前輪側が連れ回り状
態になるから、インナーケース205とアウターケース
203との間で摺動が生じ、ドライブシャフト233,
237とボス部219,221との間で摺動が生じる。
【0013】アウターケース203の内部にはオイルが
封入されており、これらの摺動部、差動機構211、多
板クラッチ207,213などを潤滑する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、動力伝達装置
201では、車両の2輪駆動走行中に摺動するインナー
ケース205とアウターケース203、ドライブシャフ
ト233,237とボス部219,221は、軸受けを
介在させずに、それぞれが直接摺動するから摺動抵抗が
生じる恐れがある。
【0015】その上、4輪駆動車は舗装路を走行すると
きなどは2輪駆動状態で走行するため、4輪駆動状態で
走行する時間より2輪駆動状態で走行する時間の方が遙
かに長いから、これらの摺動面に大きな負担が掛かり、
焼き付きやカジリが生じてしまう恐れがあり、摺動面の
潤滑に気を配らねばならなかった。
【0016】アウターケース203とインナーケース2
05の間で焼き付きやカジリが生じると、これらがロッ
クされて前輪の切り離し機能が失われ、前輪側の駆動系
を連れ回すため、走行抵抗となってエンジンの燃費が低
下する。
【0017】また、ドライブシャフト233,237と
ボス部219,221の間で焼き付きやカジリが生じる
と、前輪の回転と左右輪間の差動回転が両方ロックされ
るから、差動機構211の差動機能が失われ、旋回性と
操舵性に影響を与えてしまう。
【0018】このような問題を解決するために、ドライ
ブシャフト233,237とボス部219,221の摺
動面を充分に潤滑しようとすると、オイルレベルをそれ
だけ高くする必要があるが、このようにオイルの封入量
が多いと、シールが破損したときにオイルが外部に漏れ
出すこととなり、故障モード的に不利となってしまう。
【0019】また、インナーケース205とアウターケ
ース203及びドライブシャフト233,237とボス
部219,221の摺動抵抗はドラグトルク(引きずり
トルク)となってしまう。
【0020】また、アウターケース203に封入された
オイルは、インナーケース205や差動機構211の各
ギヤなどの回転部材に撹拌されて回転抵抗になり、オイ
ル量が増える程この回転抵抗が増加してしまうという問
題もあった。
【0021】また、この回転抵抗はドラグトルクにな
り、上記の摺動抵抗によるドラグトルクに加算されて大
きなドラグトルクになる。
【0022】このようなドラグトルクが生じると、それ
に見合った大きさの駆動力が前輪側の駆動系に伝達さ
れ、完全な2輪駆動状態にはならないから、走行抵抗と
なってエンジンの燃費が低下すると共に、車両の旋回
性、回頭性などに影響を与えてしまう恐れがあった。
【0023】そこで、この発明は、駆動力を遮断したと
きの回転抵抗とドラグトルクを大幅に低減し、焼き付き
やカジリを防止するデファレンシャル装置の提供を目的
とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、互いの回転軸が平行に、または、直交して
配置された複数対の減速ギヤからなり、駆動力源の回転
を減速する減速機構を備えたデファレンシャル装置であ
って、前記減速機構の減速ギヤと噛み合ったリングギヤ
と、リングギヤと同軸配置されたデフケースと、リング
ギヤとデフケースとの間を断続するクラッチ装置と、こ
のクラッチ装置を介してデフケースに入力した駆動力源
の回転を車輪側に配分する差動機構とを備え、リングギ
ヤとデフケースとの間に互いを支承する軸受けを配置す
ると共に、リングギヤと軸受けとデフケースとを同一軸
上で、かつ、軸方向にラップさせて配置したことを特徴
としている。
【0025】このように、減速機構で減速された駆動力
を入力すると共に、駆動力を断続するクラッチ装置を備
えたこのデファレンシャル装置は、4輪駆動車の2輪駆
動時に駆動力が切り離される駆動輪側に用いられる。
【0026】クラッチ装置はリングギヤとデフケースと
を断続し、クラッチ装置が連結されると、減速機構によ
って減速された駆動力はリングギヤからクラッチ装置を
介してデフケースを回転させ、差動機構によって車輪側
に配分され、車両は4輪駆動状態になる。
【0027】クラッチ装置の連結が解除されると、デフ
ケースから車輪までが切り離されて車両は2輪駆動状態
になり、リングギヤとデフケースは軸受けを介して相対
回転する。
【0028】また、請求項1のデファレンシャル装置で
は、リングギヤとデフケースとの間に軸受けを配置した
から、クラッチ装置の連結が解除される2輪駆動状態
で、リングギヤとデフケースとが直接摺動しないから、
回転抵抗(走行抵抗)が極めて小さい。
【0029】また、リングギヤと軸受けとデフケースと
を同一軸上で、かつ、軸方向にラップさせて配置したこ
とにより、リングギヤの噛み合い反力を軸受けにより支
持することができるので、リングギヤとデフケースとの
間で摺動抵抗が発生することはなく、軸受けで焼き付き
やカジリを防止することができる。
【0030】このように、リングギヤとデフケースとの
間で、また、2輪駆動状態ではドライブシャフトの支承
部で摺動が生じることがないから、大きな摺動抵抗、焼
き付き、カジリなどの発生を防止することができる。
【0031】従って、焼き付きやカジリによってリング
ギヤとデフケースがロックされることがなく、2輪駆動
時の車輪の切り離し機能が保全されるので、走行抵抗を
生じることがなく、エンジン燃費の低下が防止されると
共に、ドライブシャフトでも焼き付きやカジリが生じな
いから、差動機構の差動機能と、車両の旋回性と操舵性
が保全される。
【0032】また、このようにドライブシャフト周りで
焼き付きやカジリが生じないから、従来例と異なって、
オイルレベルを特に高くする必要がなくなり、オイルの
封入量が最小限ですむ。
【0033】従って、シールが破損した場合でも、オイ
ルが外部に漏れ出すことがなくなり、故障モードで有利
に得ることができる。
【0034】また、オイル量を低減したから、減速機構
とデファレンシャル装置はそれだけ軽量になり、低コス
トとすることができる。
【0035】また、リングギヤとデフケースの間の回転
抵抗が小さいこと、ドライブシャフト周りで摺動抵抗が
生じないこと、撹拌抵抗になるオイル量が少なくてすむ
ことなどによって、ドラグトルク(引きずりトルク)が
極めて小さくなり、ドラグトルクによる走行抵抗の発生
を抑制し、燃費が向上すると共に、車両の旋回性、回頭
性などを向上することができる。
【0036】請求項2の発明は、請求項1に記載のデフ
ァレンシャル装置であって、前記クラッチ装置をデフケ
ースの外周に設けると共に、該クラッチ装置と軸受けと
を、互いに軸方向に並列に配置したことを特徴とし、請
求項1の構成と同等の作用・効果を得ることができる。
【0037】また、クラッチ装置をデフケースの外周に
配置してあるため、アウターケース203(ボス部21
9)の外周とインナーケース205の内周の間に多板ク
ラッチ207を配置した従来例と異なって、クラッチ装
置の径を大きくすることができ、該クラッチ装置のトル
ク容量を大きくして、大きなトルクを伝達することがで
きる。
【0038】また、クラッチ装置と軸受けを軸方向に並
列に配置したこの構成では、デファレンシャル装置が径
方向にコンパクト化されるから、周辺部材との干渉が防
止されて車載性が向上すると共に、車体のロードクリア
ランスを大きくすることができる。
【0039】しかも、小径化によって径方向に寸法的な
余裕が得られるから、その余裕分だけさらにクラッチ装
置の大径化が可能になり、トルク容量を大きくすること
ができる。クラッチ装置を大径化した場合、同一容量で
は、大径にする程摩擦面に掛かる負担が小さくなり、耐
久性がそれだけ向上する。
【0040】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のデファレンシャル装置であって、前記クラッ
チ装置が、リングギヤとデフケースとの間に配置された
メインクラッチと、操作手段によって断続操作されるパ
イロットクラッチと、パイロットクラッチが連結される
と、リングギヤとデフケースとの間の伝達トルクを増幅
しながら押圧力に変換し、メインクラッチを押圧して連
結させる変換手段とを備えていることを特徴とし、請求
項1または請求項2の構成と同等の作用・効果を得るこ
とができる。
【0041】パイロットクラッチが連結されると、リン
グギヤとデフケースの間の伝達トルクを受けて作動する
変換手段が、この伝達トルクを増幅しながら押圧力に変
換し、この押圧力によってメインクラッチを押圧し、締
結する。
【0042】このとき、操作手段によってパイロットク
ラッチの滑りを調整すると、変換手段(例えば、カム機
構)に掛かる伝達トルクが変化し、メインクラッチの押
圧力(カムスラスト力)が変わるから、デフケースに伝達
されるエンジンの駆動力を制御することができる。
【0043】パイロットクラッチの連結を解除すると、
変換手段の押圧力(カム機構のスラスト力)が消失して
メインクラッチの連結が解除され、デフケースから車輪
までが切り離される。
【0044】また、この構成では、メインクラッチの押
圧力が変換手段によって増幅されるから、小型軽量のメ
インクラッチを用いても充分なクラッチ容量が得られ、
車輪に充分な駆動力を伝達することができる。
【0045】また、変換手段で増幅した押圧力でメイン
クラッチを押圧するように構成したこのデファレンシャ
ル装置は、増幅機能を持たない同一容量のクラッチ装置
を備えた構成に較べて、さらにコンパクトになり、車載
性が向上する。
【0046】
【発明の実施の形態】図1と共に、本発明の一実施形態
である4輪駆動車に搭載されたリヤデフ1(駆動力を左
右の後輪に配分するデファレンシャル装置)を説明す
る。
【0047】リヤデフ1は請求項1〜3の特徴を備えて
いる。また、左右の方向はリヤデフ1を用いた車両及び
図1での左右の方向であり、符号のない部材等は図示を
省略してある。
【0048】リヤデフ1は4輪駆動車の2輪駆動走行時
に駆動力が切り離される後輪側に配置されている。
【0049】特にこの実施形態の車両では、前輪をエン
ジンで駆動し、後輪を補助動力として用いた電動モータ
で駆動する4輪駆動車である。
【0050】この車両は、エンジンとトランスミッショ
ン、フロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に配
分するデファレンシャル装置)、前輪側のドライブシャ
フト、左右の前輪などから構成される前輪の動力系と、
電動モータ、電動モータ用バッテリ、センサーからの情
報に基づいて電動モータを制御するコントローラ、減速
機構3、リヤデフ1、後輪側のドライブシャフト、左右
の後輪などから構成される後輪側の動力系とを持ってお
り、通常の走行中は前輪をエンジンによって駆動し、例
えば、発進時、加速時、あるいは、前輪が空転したとき
などのように、必要なときに、電動モータによって後輪
を補助的に駆動する。
【0051】図1はリヤデフ1と減速機構3の一部を示
している。
【0052】リヤデフ1は、リングギヤ5、デフケース
7、ボ−ルベアリング9,9(軸受け)、ベベルギヤ式
の差動機構11、クラッチ装置13などから構成されて
いる。
【0053】リヤデフ1と減速機構3はケーシングに収
容されており、このケーシングは減速機構3を収容する
ギヤケーシング部とリヤデフ1を収容するデフキャリヤ
部とを備えたデフキャリア15から構成されている。ま
た、このケーシングにはオイルが封入され、その内側に
はオイル溜まりが設けられている。
【0054】減速機構3は図外に配置した3段の減速ギ
ヤ組から構成されており、各減速ギヤ組はそれぞれ小径
の入力側減速ギヤと大径の出力側減速ギヤから構成され
ている。
【0055】初段の減速ギヤ組の入力側減速ギヤは第1
軸に形成され、出力側減速ギヤは第2軸に固定されてい
る。
【0056】2段目の減速ギヤ組の入力側減速ギヤは第
2軸に形成され、出力側減速ギヤ17は第3軸19に固
定されている。
【0057】3段目の減速ギヤ組の入力側減速ギヤ21
は第3軸19に形成されている。また、出力側減速ギヤ
はリングギヤ5であり、クラッチハウジング23に溶接
等によって固定されている。
【0058】第3軸19は左端をボ−ルベアリング25
により、右端をローラベアリング27によってそれぞれ
デフキャリヤ部15に支承されている。また、デフキャ
リヤ部15には、第3軸19の左端側に、開口29が設
けられており、この開口29にはカバー30が装着さ
れ、異物の侵入とオイル漏れとを防止している。
【0059】これらの第1軸、第2軸、第3軸17は互
いに平行に配置されており、各変速ギヤ組は本実施形態
ではスパーギヤで構成されている。
【0060】第1軸は後輪駆動用の補助駆動力である電
動モータの出力軸に連結されており、減速機構3は電動
モータの回転を3段に減速し、トルクを増幅してリング
ギヤ5を回転させる。
【0061】リングギヤ5はボ−ルベアリング9,9に
よってデフケース7上に支承されている。
【0062】リングギヤ5とボ−ルベアリング9,9は
同一軸上に設けられ、かつ、本実施形態では軸方向にほ
ぼ完全にラップしており、デフケース7もこれらと同一
軸上、かつ、軸方向にラップして設けられている。
【0063】左右輪間の差動機構11は、ピニオンシャ
フト31、ピニオンギヤ33、左右のサイドギヤ35,
37から構成されている。
【0064】ピニオンシャフト31は複数本がデフケー
ス7の中心から放射状に配置されており、各ピニオンシ
ャフト31の先端はデフケース7に連結され、スプリン
グピン39によって抜け止めを施されている。
【0065】ピニオンギヤ33はピニオンシャフト31
上に支承されており、デフケース7とピニオンギヤ33
との間には、ピニオンギヤ33の遠心力及びサイドギヤ
35,37との噛み合反力を受ける球面ワッシャ41が
配置されている。
【0066】サイドギヤ35,37はそれぞれピニオン
ギヤ33と噛み合っており、各サイドギヤ35,37と
デフケース7との間には、サイドギヤ35,37の噛み
合い反力を受けるスラストワッシャ43が配置されてい
る。
【0067】サイドギヤ35,37は左右のドライブシ
ャフトにそれぞれスプライン連結されており、各ドライ
ブシャフトはデフキャリヤ部15から外部に貫通し、継
ぎ手を介して左右の後輪に連結されている。
【0068】また、各ドライブシャフト及び継ぎ手とデ
フキャリヤ部15との間には、外部へのオイル漏れを防
止するオイルシール45,45が配置されている。
【0069】リングギヤ5を回転させる電動モータの駆
動力は、後述するように、クラッチ装置13によってデ
フケース7に伝達される。デフケース7の回転はピニオ
ンシャフト31からピニオンギヤ33を介して各サイド
ギヤ35,37に配分され、さらにドライブシャフトか
ら左右の後輪に伝達されて車両が4輪駆動状態になり、
悪路の脱出性と走破性、発進性、加速性、車体の安定性
などが大きく向上する。
【0070】また、悪路などで左右輪間に駆動抵抗差が
生じると、電動モータの駆動力はピニオンギヤ33の自
転によって左右の後輪に差動配分される。
【0071】クラッチ装置13は、電磁石47(操作手
段)、多板式のメインクラッチ49及びパイロットクラ
ッチ51、ボールカム53(変換手段)、リターンスプ
リング55、コントローラなどから構成されている。
【0072】電磁石47のコア57はデフキャリヤ部1
5に固定されており、そのリード線は外部に引き出さ
れ、車載のバッテリおよびコントローラに接続されてい
る。
【0073】デフケース7は、左端部をボ−ルベアリン
グ59によってデフキャリヤ部15に支承され、右端部
をボ−ルベアリング59によってコア57(デフキャリ
ヤ部15)に支承されている。
【0074】デフケース7の右端側には、側壁部材であ
る磁性材料のロータ61がスプライン連結され、スナッ
プリング63で右方向に位置決めされている。
【0075】メインクラッチ49は、ボ−ルベアリング
9,9の右側で、クラッチハウジング3とデフケース7
の間に配置されており、パイロットクラッチ51はクラ
ッチハウジング23とカムリング65の間に配置されて
いる。
【0076】ボールカム53はカムリング65とプレッ
シャープレート67との間に配置されている。プレッシ
ャープレート67はデフケース7にスプライン連結され
ており、下記のように、ボールカム53のカムスラスト
力を受けてメインクラッチ49を押圧する。
【0077】ロータ61とカムリング65との間には、
ボールカム53のカム反力を受けるスラストベアリング
69が配置されている。
【0078】リターンスプリング55は、プレッシャー
プレート67とデフケース7との間に配置され、プレッ
シャープレート67をメインクラッチ49の押圧力と反
対方向に付勢する。
【0079】ロータ61は電磁石47の磁気回路の一部
を構成すると共に、ロータ61とコア57との間には磁
気回路の一部になる所定幅のエアギャップが設けられて
いる。また、ロータ61はステンレス鋼(非磁性体)の
リング71により、径方向の外側と内側で磁気的に分断
され、磁力の短絡を防止している。
【0080】プレッシャープレート67とパイロットク
ラッチ51との間には、アーマチャ73が軸方向移動自
在に配置されており、プレッシャプレート15と接触し
ないようにスナップリングによって位置決めされてい
る。
【0081】図1のように、クラッチ装置13を構成す
る電磁石47、メインクラッチ49、パイロットクラッ
チ51、ボールカム53、リターンスプリング55はデ
フケース7と同軸に配置されており、そのメインクラッ
チ49とボ−ルベアリング9,9とは互いに軸方向に配
置されている。
【0082】コントローラは、電磁石47の励磁、励磁
電流の制御、励磁停止などを行い、さらに、その励磁と
励磁停止とに連動して後輪駆動用電動モータをそれぞれ
回転させ、回転を停止させる。
【0083】このように、電動モータを回転させるとき
は電磁石47が励磁され、電磁石47が励磁されると、
アーマチャ73が吸引されてパイロットクラッチ51を
押圧し締結させる。
【0084】パイロットクラッチ51が締結されると、
パイロットクラッチ51によってクラッチハウジング2
3(リングギヤ5側)に連結されたカムリング65と、
デフケース7側のプレッシャープレート67とを介して
ボールカム53に電動モータの駆動力が掛かり、ボール
カム53はこの駆動力を増幅しながらカムスラスト力に
変換し、プレッシャープレート67を介してメインクラ
ッチ49を押圧し、締結させる。
【0085】こうしてクラッチ装置13が連結される
と、前述のように、リングギヤ5の回転はデフケース7
に伝達され、その回転は差動機構11によって左右の後
輪に配分され、車両が4輪駆動状態になる。
【0086】このとき、電磁石47の励磁電流を制御す
ると、パイロットクラッチ51の滑りが変化してボール
カム53のカムスラスト力が変わり、後輪側に伝達され
る駆動力が制御される。
【0087】このような駆動力の制御を、例えば、旋回
時に行うと旋回性と車体の安定性とを大きく向上させる
ことができる。
【0088】また、電磁石47の励磁を停止すると、パ
イロットクラッチ51が開放されてボールカム53のカ
ムスラスト力が消失し、リターンスプリング55の付勢
力によってプレッシャープレート67が右方に戻り、メ
インクラッチ49が開放されてクラッチ装置13の連結
が解除され、車両はエンジンの前輪駆動による2輪駆動
状態になる。
【0089】このときコントローラは、前述のように、
電動モータの回転を停止する。
【0090】また、コントローラは、車両を発進させる
とき、電動モータを回転させると共に、クラッチ装置1
3を連結して4輪駆動状態にし、エンジンと電動モータ
の駆動力によって車両の駆動力を強化し、発進性、加速
性を向上させる。
【0091】また、車速が所定値(例えば、20km/
h)に達し、電動モータの駆動力が不要になると、コン
トローラは電動モータの回転を停止し、これと連動して
クラッチ装置13の連結を解除して2輪駆動状態にす
る。
【0092】また、コントローラは、登坂時にも車両を
上記のような4輪駆動状態にし、車両の駆動力を強化す
ることができる。
【0093】もし、この登坂中に、前輪が空転して車体
が後退するロールバック現象が生じると、コントローラ
は電動モータの回転を停止させ、クラッチ装置13の連
結を解除する。
【0094】クラッチ装置13の連結が解除されると、
後輪は連れ回り状態になると共に、電動モータは後輪か
ら切り離され、後輪の回転(前進走行時は正転、ロール
バック時は逆転)によって無理に回されることから解放
される。
【0095】また、上記のような発進後の所定車速とは
無関係に、走行中の駆動トルクを大きくしたい場合は、
電動モータを回転させてクラッチ装置13を連結すれ
ば、段差や窪地などの乗り越し性や、車両の加速性がさ
らに向上する。
【0096】左右のドライブシャフトがそれぞれ貫通す
るデフケース7のボス部75,77内周には螺旋状のオ
イル溝79,81が設けられている。また、デフケース
7には、メインクラッチ49と対応する部分に、矢印8
3で示す開口が設けられており、クラッチハウジング2
3には、パイロットクラッチ51と対応する部分に、開
口85が設けられている。
【0097】オイル溜まりのオイルは、デフケース7の
回転に伴ってオイル溝79,81から内部に流入して差
動機構11の各ギヤの噛み合い部と球面ワッシャ41を
潤滑・冷却し、さらに遠心力を受けて矢印83の開口か
らメインクラッチ49側に流出し、メインクラッチ4
9、ボ−ルベアリング9,9、ボールカム53、パイロ
ットクラッチ51、スラストベアリング69などを潤滑
・冷却し、開口85から流出してオイル溜まりに戻る。
【0098】また、ボ−ルベアリング9,9はリングギ
ヤ5の回転によって跳ね掛けられたオイルによっても潤
滑・冷却される。
【0099】また、電磁石47のコイル87は、オイル
によって冷却され特性が安定すると共に、コイル87の
熱によってオイル溜まりのオイルと周辺のパイロットク
ラッチ51やボールカム53などが加温され、暖められ
たオイルが循環し、上記の各構成機能を暖める。
【0100】こうして、リヤデフ1が構成されている。
【0101】リヤデフ1は、上記のように、リングギヤ
5とデフケース7との間にボ−ルベアリング9,9を配
置したことにより、クラッチ装置13の連結が解除され
る2輪駆動状態で、リングギヤ5とデフケース7とが直
接摺動しないから、回転抵抗が極めて小さい。
【0102】しかも、この実施形態では、クラッチ装置
13をリングギヤ5の内周とデフケース7の外周との間
に配置し、左右のドライブシャフトをデフケース7側で
のみ支持する構造としてあるので、従来例と異なって、
左右のドライブシャフトをリングギヤ5側で支承する必
要がなくなり、2輪駆動状態でこれらの間で摺動しない
から、回転抵抗が極めて小さい。
【0103】また、リングギヤ5とボ−ルベアリング
9,9とデフケース7とを軸方向にラップ配置したこと
により、リングギヤ5の噛み合い反力をボ−ルベアリン
グ9,9で支持することができるので、リングギヤ5と
デフケース7との間で焼き付きやカジリを防止すること
ができる。
【0104】このように、リングギヤ5とデフケース7
との間で、また、2輪駆動状態ではドライブシャフトの
支承部で摺動が生じることがなく、焼き付きやカジリを
防止することができる。
【0105】従って、焼き付きやカジリによりリングギ
ヤ5とデフケース7がロックされることがなく、2輪駆
動時における後輪の切り離し機能が保全されるから、後
輪側の駆動系の連れ回りによる走行抵抗によって、燃費
が低下するのを防止することができると共に、ドライブ
シャフト周りでも焼き付きやカジリを抑制できるので、
差動機構11の差動機能と、車両の旋回性と操舵性を向
上することができる。
【0106】また、このようにドライブシャフト周りで
焼き付きやカジリが生じないから、従来例と異なって、
ケーシング(デフキャリヤ部15)のオイルレベルを特
に高くする必要がなくなり、オイルの封入量が最小限で
すむ。
【0107】従って、オイルシール45が破損した場合
でも、オイルが外部に漏れ出すことがなくなり、故障モ
ードがそれだけ有利に得ることができる。
【0108】また、オイル量を低減したことによって、
減速機構3とリヤデフ1はそれだけ軽量になり、低コス
トになる。
【0109】また、リングギヤ5とデフケース7の間の
回転抵抗が小さいこと、ドライブシャフト周りで摺動抵
抗が生じないこと、及び、各回転部材の回転抵抗(撹拌
抵抗)になるオイル量が少なくてすむことなどによっ
て、ドラグトルクが極めて小さくなるから、燃費がさら
に向上すると共に、ドラグトルクによる車両の旋回性、
回頭性を向上することができる。
【0110】なお、本実施形態のように、補助駆動力と
して電動モータを用いた4輪駆動車の場合、前述のよう
に、焼き付きやカジリによるロックが生じないから、2
輪駆動走行時、あるいは、登坂時等にロールバック現象
が生じたとき、クラッチ装置13によって電動モータを
後輪から確実に切り離することが可能であり、その起電
力によってバッテリ、オルタネータ、制御回路の構成素
子などに大きな負荷が掛かることが防止される。
【0111】従って、これらの機能が正常に保たれると
共に、耐久性が大きく向上する。
【0112】また、ロックが生じないから、後輪の回転
によって電動モータが無理に回されることがなく、磁界
側あるいは回転子側の巻線に掛かる負担と温度上昇、軸
受けに掛かる負担などが軽減され、電動モータの耐久性
が大きく向上する。
【0113】また、ブラシタイプの電動モータでは、ブ
ラシの耐久性も向上するから、ブラシの交換回数がそれ
だけ少なくてすみ、保守コストを大幅に削減することが
できる。
【0114】また、ドラグトルクによって電動モータが
機械的に回されることがなくなるから、バッテリ、オル
タネータ、回路素子などの保護機能と、電動モータの耐
久性とがさらに向上する。
【0115】さらに本実施形態では、リヤデフ1は、ク
ラッチ装置13をデフケース7の外周に配置してあるた
め、アウターケース203(ボス部219)の外周とイ
ンナーケース205の内周の間に多板クラッチ207を
配置した従来例と異なって、クラッチ装置13の径を大
きくすることができ、該クラッチ装置13のトルク容量
を大きくして、大きなトルクを伝達することができる。
【0116】また、ボ−ルベアリング9,9とクラッチ
装置13を軸方向に並列に配置したことによって小径化
されるから、デフキャリヤ部15や減速機構3の第3軸
19などとの干渉が防止されて車載性が向上すると共
に、車体のロードクリアランスを大きくすることができ
る。
【0117】また、小径化によって得られる寸法的な余
裕によって、クラッチ装置13の大径化がさらに可能と
なり、トルク容量を大きくすることができる。
【0118】また、クラッチ装置13を大径化すれば、
同一容量ではトルクが大きくなっただけ摩擦面に掛かる
負担が小さくなるから、耐久性がそれだけ向上する。
【0119】また、メインクラッチ49の押圧力がボー
ルカム53によって増幅されるから、メインクラッチ4
9を小型軽量にしても充分なクラッチ容量が得られ、後
輪に充分な駆動力を伝達することができる。
【0120】また、このように、メインクラッチ49の
押圧力を増幅するボールカム53を設けたから、増幅機
能を持たない同一容量のクラッチ装置を備えた構成に較
べて、クラッチ装置を小さくでき、リヤデフ1をさらに
コンパクトとして、車載性を向上することができる。
【0121】また、電磁石47(コイル87)の熱によ
ってオイルやメインクラッチ49などが暖められるか
ら、クラッチ装置13の連結を解除した状態で、特に、
オイルが低温のときにオイルの粘性によって発生する後
輪側の引きずりトルクが軽減され、エンジン駆動力のロ
スがそれだけ少なくなり、燃費が向上する。
【0122】また、クラッチ装置13に多板式のメイン
クラッチ49とパイロットクラッチ51を用いたことに
よって、噛み合いクラッチのようなラチェット音が発生
しないから静粛性が高い上に、連結時及び連結解除時の
ショックとショック音から解放される。
【0123】また、多板式のメインクラッチ49とパイ
ロットクラッチ51を用いたクラッチ装置13は、連結
時及び連結解除時に回転を同期させる必要がないから、
同期機構が不要であり、リヤデフ1を、さらに軽量、コ
ンパクト、低コストに構成することができる。
【0124】なお、前述の実施形態は、エンジンを主駆
動力源にし、電動モータを補助駆動力源にした4輪駆動
車のデファレンシャル装置に適用した例を示したが、適
用例はこれに限らず、本発明のデファレンシャル装置
を、エンジンを駆動力源にした4輪駆動車の2輪駆動時
に切り離される駆動輪側に用いることも可能である。
【0125】そして、その場合、電動モータに関する効
果以外について同様の効果を得ることができるのはもち
ろんである。
【0126】また、本発明において、リングギヤ5とデ
フケース7及び軸受け9とを軸方向でほぼ完全にラップ
させて配置した例を示したが、これらは互いにその一部
を軸方向でラップするように配置してあっても同様の作
用・効果を得ることができるのは言うまでもない。
【0127】また、リングギヤ5とデフケース7との間
に配置する軸受け9は、ボ−ルベアリングのような転動
体による軸受けを用いた例を示したが、これに限らず、
滑り軸受けでもよい。
【0128】また、パイロットクラッチの操作手段は、
電磁石に限らず、油圧アクチュエータのような流体圧ア
クチュエータや電動モータ等を用いてもよい。
【0129】また、請求項3のメインクラッチやパイロ
ットクラッチは、多板クラッチの他に、例えば、単板ク
ラッチ、コーンクラッチなど摩擦クラッチであればどの
ような形式のクラッチを用いてもよい。また、これらは
湿式でも乾式でもよい。
【0130】また、多板クラッチや単板クラッチのクラ
ッチ板について、実施形態注では特に明記していない
が、クラッチ板としてはスティール、カーボン、ペーパ
ーなどのいずれを用いてもよい。
【0131】また、差動機構は、ベベルギヤ式の差動機
構に限らず、例えば、プラネタリーギヤ式の差動機構、
デフケースの収容孔に摺動自在に収容されたピニオンギ
ヤで出力側のサイドギヤを連結した差動機構、ウォーム
ギヤを用いた差動機構などのいずれを用いてもよい。
【0132】また、本発明のデファレンシャル装置は、
4輪駆動車の2輪駆動時に駆動力から前輪が切り離され
る場合のフロントデフにも用いることができるのはいう
までもない。
【0133】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置は、リ
ングギヤとデフケースとが直接摺動することがなく、ま
た、クラッチ装置の連結が解除される2輪駆動状態でド
ライブシャフト周りに摺動を生じないから、これらの箇
所で焼き付きやカジリが発生するのを抑制することがで
きる。
【0134】また、リングギヤの噛み合い反力をリング
ギヤをデフケース上に支承する軸受けによって支持する
ことができるので、リングギヤとデフケースとの間で摺
動抵抗が発生することはなく、焼き付きやカジリを防止
することができる。
【0135】しかも、このようにリングギヤとデフケー
スがロックされることがないから、車輪の切り離し機能
が保全され、切り離し側による走行抵抗を生じることが
ないので、燃費の低下が防止されると共に、ドライブシ
ャフトでも焼き付きやカジリが生じないから、差動機構
の差動機能と、車両の旋回性と操舵性が保全される。
【0136】また、オイルの封入量が最小限ですみ、シ
ールが破損した場合でも、オイルが外部に漏れ出すこと
がなくなって、故障モードが改善される。
【0137】また、デファレンシャル装置と減速機構
は、オイル量を低減しただけ軽量になり、低コストにな
る。
【0138】また、摺動抵抗が生じない上に、撹拌抵抗
になるオイル量が少ないから、ドラグトルクが極めて小
さくなり、燃費がそれだけ向上すると共に、車両の旋回
性、回頭性などの低下が防止される。
【0139】請求項2のデファレンシャル装置は、請求
項1の構成と同等の効果を得ることができる。
【0140】また、クラッチ装置をデフケースの外周に
配置してあるため、クラッチ装置の径を大きくすること
ができ、該クラッチ装置のトルク容量を大きくして、大
きなトルクを伝達することができる。
【0141】また、クラッチ装置と軸受けを軸方向に並
列に配置したことによって径方向に小径化でき、周辺部
材との干渉が防止されるので車載性が向上し、車体のロ
ードクリアランスが大きくなる。
【0142】また、径方向の小径化による寸法的な余裕
によってクラッチ装置の大径化が可能になり、トルク容
量をさらに大きくすることができる上に、大径にしただ
け摩擦面の負担が小さくなり、耐久性を向上することが
できる。
【0143】請求項3のデファレンシャル装置は、請求
項1または請求項2の構成と同等の効果を得ることがで
きる。
【0144】また、メインクラッチの押圧力を増幅する
変換手段によって、充分なクラッチ容量が得られると共
に、増幅機能を持たない構成に較べて、さらにコンパク
トになり、車載性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 リヤデフ(デファレンシャル装置) 3 減速機構 5 リングギヤ 7 デフケース 9 ボ−ルベアリング(軸受け) 11 差動機構 13 クラッチ装置 21 減速機構3の減速ギヤ 47 電磁石(操作手段) 49 メインクラッチ 51 パイロットクラッチ 53 ボールカム(変換手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの回転軸が平行に、または、直交し
    て配置された複数対の減速ギヤからなり、駆動力源の回
    転を減速する減速機構を備えたデファレンシャル装置で
    あって、 前記減速機構の減速ギヤと噛み合ったリングギヤと、リ
    ングギヤと同軸配置されたデフケースと、リングギヤと
    デフケースとの間を断続するクラッチ装置と、このクラ
    ッチ装置を介してデフケースに入力した駆動力源の回転
    を車輪側に配分する差動機構とを備え、リングギヤとデ
    フケースとの間に互いを支承する軸受けを配置すると共
    に、リングギヤと軸受けとデフケースとを同一軸上で、
    かつ、軸方向にラップさせて配置したことを特徴とする
    デファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明であって、クラッ
    チ装置をデフケースの外周に設けると共に、該クラッチ
    装置と軸受けとを、互いに軸方向に並列に配置したこと
    を特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の発明で
    あって、前記クラッチ装置が、リングギヤとデフケース
    との間に配置されたメインクラッチと、操作手段によっ
    て断続操作されるパイロットクラッチと、パイロットク
    ラッチが連結されると、リングギヤとデフケースの間の
    伝達トルクを増幅しながら押圧力に変換し、メインクラ
    ッチを押圧して連結させる変換手段とを備えていること
    を特徴とするデファレンシャル装置。
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