JP2002031179A - 車両用スタビライザブッシュ - Google Patents
車両用スタビライザブッシュInfo
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Abstract
略完了した時点においても、摺動ゴム部の本体ゴム部に
対する加硫接着(共架橋)が可能なスタビライザブッシ
ュを提供すること。 【解決手段】 硫黄加硫系の第一ゴム配合物で成形され
る本体ゴム部と、硫黄加硫系の滑剤を含有する第二ゴム
配合物で前記本体ゴム部の内側に成形される摺動ゴム部
とを備えた車両用スタビライザーブッシュ。前記第一ゴ
ム配合物が、加硫特性(JIS K 6300 : キュラストメー
タ)において、 t90(90%加硫時間)−t50(50%加硫時間)≧
1.5min の要件を満たすとともに架橋性粘着剤を含有するもので
ある。
Description
とされた全ゴム製の車両用スタビライザブッシュに関
し、特に、自動車用サスペンションにおけるスタビライ
ザバーを車体若しくはサスペンションに取付けるのに好
適なものである。なお、本発明はスタビライザブッシュ
以外の摺動ゴム部を有するゴム積層体にも適用可能なも
のである。
は、例えば、図1に示す構成を有するものであった(実
開昭60−180619号公報参照)。
(U字形周面16aとその開口上端を閉じる平坦面16
bとで形成される。)とで囲繞される筒状体である。該
筒状体の軸方向のU字形周面16aの両端にはフランジ
部18を備え、また、スタビライザバー19を内側へ挿
入するための割り部(切断部)20を備えている。
スタビライザバー19にブッシュ12の内側空間へ割り
部20を介して嵌着させた後、ブラケット22を介して
取付ける。すなわち、ブラケット22のU字形保持部2
2aでブッシュ12のU字形周面18aを保持し、U字
形保持部22の両端取り付け座22bのねじ穴22cを
介して車体(図示せず)等をねじ止めする。
タビライザバー19の捩じり作用受け時における捩じり
トルクを小さくすると、車両の乗り心地に効果があるこ
とが分かってきた。このため、スタビライザバー19の
捩じりトルクを小さくするための公知技術として、内周
面側を高摺動性を有する(低摩擦係数の)樹脂層で形成
したブッシュがある(特開昭63−57310・573
11号公報等)。
ュでは、樹脂材料がゴム材料に比して剛性(弾性率)が
高いため、ブッシュ全体の弾性率(ばね定数)を所定値
以下に設定し難くなる。他方、ブッシュ全体の弾性率
(ばね定数)が所定値以下にしようとして、ゴム部の材
料を柔らかいのものとすると、耐久性が低下する。
において、図2に示すような、外周面側を形成する本体
ゴム部(基体ゴム)26の内側に、スタビライザバー1
9と当接する摺動ゴム部(高摺動性ゴム)24を形成し
た構成のブッシュ12Aが提案されている。
常、図3に示す如く、射出成形型を用いて製造してい
た。
下型30とで形成される本体ゴム部用キャビティ32に
本体ゴム部用ゴム材料(第一ゴム配合物)を第一材料注
入路34を経て射出成形する。本体ゴム部26の加硫が
ある程度進んだ状態、第一上型28を第二上型36と置
き換えて、本体ゴム部26の内側に形成された摺動ゴム
部用キャビティ38に摺動ゴム部用ゴム材料(第二ゴム
配合物)を第二材料注入路40を経て射出成形する。そ
して、本体ゴム部26とともに摺動ゴム部24の加硫が
完了した時点で、型開きして、ブッシュ(成形体)を取
り出す(離型する。)。
本体ゴム部26の加硫が進み過ぎていると(例えば、9
0%加硫)と本体ゴム部26と摺動ゴム部24との間で
加硫接着(共架橋:同時加硫による)を十分に行なえな
いことが分かった。ここで、「共架橋(共加硫)」と
は、異種ゴム相間で架橋を施すことをいい、「共架橋
剤」とは上記「共架橋性」を向上させるために添加する
加硫剤をいう。
合物の注入時期から早めに設定(50%加硫時間)にす
れば、十分な加硫接着強度が確保できるが、本体ゴム部
26の加硫が不十分で、本体ゴム部26の形状安定性に
欠けて実際的ではない。すなわち、摺動ゴム部用材料の
注入圧により、本体ゴム部26が圧縮等されたり本体ゴ
ム部26と金型30、36の界面に摺動ゴム部用材料が
隙間に侵入したりすることによる成形不良が発生し易
い。
の注入時期を本体ゴム部の加硫が略完了(90%加硫以
上)した時点においても、摺動ゴム部の本体ゴム部に対
する加硫接着が可能なスタビライザブッシュ及びその製
造方法を提供することを目的とする。
上記課題(目的)を下記構成により達成するものであ
る。
本体ゴム部と、硫黄加硫系の滑剤を含有する第二ゴム配
合物で本体ゴム部の内側に成形される摺動ゴム部とを備
えたスタビライザブッシュであって、第一ゴム配合物
が、加硫特性(JIS K 6300 : キュラストメータ)にお
いて、 t90(90%加硫時間)−t50(50%加硫時間)≧
1.5min の要件を満たすとともに架橋性粘着剤を含有するもので
あることを特徴とする。 当該構成とすることにより、
後述の試験例で示す如く、摺動ゴム部の成形時期を本体
ゴム部のt90経過後においても、本体ゴム部に対する摺
動ゴム部の十分な接着強度を確保できる。
る加硫接着性が改善される理由は不明である。なぜな
ら、それぞれ同種の加硫ゴムに対する未加硫ゴムの接着
強度は加硫ゴムの加硫履歴にほとんど依存しないとする
のが当業者常識であったからである。そして、粘着剤を
本体ゴム部に含有させることにより、加硫接着強度(9
0°剥離強度)が格段に増大することも当業者には知ら
れていない。すなわち、粘着剤は本来的にはゴム混練時
の練り性(ロール付着性)及び生地粘着性向上のために
混合するもので、加硫後においては大部分が架橋構造
(加硫網目)の中に保持されており、しかもTg (ガラ
ス転移点)が低い低分子量化合物であり、軟化点温度雰
囲気(例えば後述の試験例では80℃雰囲気での)にお
いては、加硫接着強度の増大にほとんど寄与しないとす
るのが当業者常識であった。
キファイアー)としては、フェノールホルムアルデヒド
樹脂又はフェノールポリスルフィド樹脂が望ましい。フ
ェノールホルムアルデヒド樹脂は、ジエン系ゴムの架橋
剤としても使用されるものであり、本体ゴム部と摺動ゴ
ム部との間で共架橋剤として作用するものと推定され
る。フェノールポリスルフィド樹脂では硫黄の放出が加
硫完了近くまで抑制されていて、やはり共架橋剤として
作用するものと推定される。
系ゴムを使用する場合においては、フェノールポリスル
フィド樹脂としてアルキルフェノールポリスルフィド
(粘着剤)使用し、その配合量は、通常、0.25〜5
phrとする。
ースとするのは、NR系ゴムに対する相溶性の見地から
であり、粘着剤配合量が過少では、本発明のT90経過後
における本体ゴム部に対する摺動ゴム部の加硫接着強度
を得難く、粘着剤の配合量が過多では加硫接着強度(ゴ
ム強度)が却って低下するとともに圧縮永久歪み性にも
悪影響がでる。
合物及び前記第二ゴム配合物におけるゴムポリマーがN
R系とする場合は、第一ゴム配合物における加硫促進剤
は、通常、ベンゾチアゾールスルフィド化合物とする。
加硫曲線の制御が容易なためである。
シュの製造方法の構成は、下記の如くになる。
を成形後、硫黄加硫系の第二ゴム配合物で本体ゴム部の
内側に摺動ゴム部を成形し、本体ゴム部に対して摺動ゴ
ム部を共架橋させて製造するスタビライザーブッシュの
製造方法において、第一ゴム配合物として、加硫特性
(JIS K 6300: キュラストメータ)において 、t90(90%加硫時間)−t50(50%加硫時間)≧
1.5min の要件を満たすとともに架橋性粘着剤を含有するものを
使用することを特徴とする。
は、上記車両用スタビライザにおける場合と同様であ
る。
て詳細な説明をおこなう。
一ゴム配合物で成形される本体ゴム部と、硫黄加硫系の
滑剤を含有する第二ゴム配合物で本体ゴム部の内側に成
形される摺動ゴム部とを備えたものである。
る過酸化物加硫系に比べて、引張強さ、引き裂き強さ、
伸び、屈曲等の機械的特性に優れた加硫物を得易いため
である。また、ゴムポリマーとして望ましいNRに対し
て、過酸化物は架橋効率が低いためである。
使用するゴムポリマーとしては、所定の機械的強度、硬
度、振動吸収性を有し硫黄加硫可能なものなら特に限定
されない。
ンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブ
タジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、
ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンジエン共
重合ゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、塩素化
ブチルゴム(Cl−IIR)、及びこれらのブレンドゴ
ムを挙げることができる。力学的強度、耐摩耗性、ゴム
弾性(振動吸収性)に優れているNR又はNRを主体と
し相溶性の良好な非極性ジエン系ゴム(SBR、IR、
BR等)をブレンドしたものが望ましい。特に、架橋性
粘着剤を必須成分とする第一ゴム配合物の場合、ジエン
系合成ゴムをブレンドしたものを使用することが望まし
い。すなわち、NRのみでは粘着剤を配合せずとも粘着
性を有するため、逆に粘着剤を配合すると過剰粘着性を
示すため、ジエン系合成ゴムをブレンドして粘着性を低
減することが望ましい。
ゴム配合物(本体ゴム部用)のゴムポリマーとして、ス
チレンを含み硬度を確保し易いSBRをブレンドしたN
R/SBRブレンドゴムが望ましい。また、第二ゴム配
合物(摺動ゴム部用)のゴムポリマーとして、高弾性
で、低発熱性、良耐摩耗抵抗性を示すBRをブレンドし
たNR/BRが望ましい。ここで、ブレンド比は、NR
/SBR≧30/70以上、望ましくは、70/30〜
90/10とする。また、NR/BR≧30/70、望
ましくは40/60〜60/40とする。
が、加硫特性(JIS K 6300: キュラストメータ)におい
て、 t90(90%加硫時間)−t50(50%加硫時間)≧
1.5min の要件を満たすとともに架橋性粘着剤を含有するもので
ある。
硫促進剤の種類・添加量を組み合わせて行なう。加硫促
進剤としては、グアニジン類、チオウレア類、チアゾー
ル類、スルフェンアミド類、チウラム類、ジチオカルバ
ミン塩酸類、キサントゲン酸塩類等を挙げることができ
る。
する場合、それらの多用されている、ベンゾチアゾール
スルフィド化合物(ベンゾチアゾール2−チオ化合物:
広義のチアゾール類)からなるまたは主体をするものを
使用する。図4(チアゾール類)・5(スルフェンアミ
ド類)に示す如く、加硫トルク曲線(レオメータ、14
0℃)として多様なものが存在するためである。図4・
5は、社団法人日本ゴム協会東海支部編発行「新ゴム技
術のABC」(平5−6−1)p78の図3・13、図
3・14から引用したものである。
物とは、下記構造式で示される基を含むもの、加硫促進
剤の分類で、チアゾール類(スルフェンアミド類を除
く)、スルフェンアミド類に代表されるものである。
チアゾール(M)、ジベンゾチアジルジスルフィド(D
M)、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩(M
Z)、2−(2,4−ジニトロフェニル)−メルカプト
ベンゾチアゾール(DMB)、2−メルカプトベンゾチ
アゾールのシクロヘキシルアミン塩(M−60)、N,
N−ジエチル−チオカルバモイル−2−ベンゾチアゾリ
ルスルフィド(64)、2−(4−モルフォリノジチ
オ)−ベンゾチアゾール(MDB)等を挙げることがで
きる。
シル−ベンゾチアジルスルフェンアミド(CZ)、N−
オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンア
ミド(MSA)、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾ
ールスルフェンアミド(NS)、N,N−ジイソプロピ
ル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(PS
A)、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾー
ルスルフェンアミド(DZ)等を挙げることができる。
は、加硫立ち上がりが緩やかなメルカプトベンゾチアゾ
ール(M)、ジベンゾチアジルジスルフィド(DM)、
ジ(2−メルカプトベンゾチアゾール)亜鉛(MZ)等
を含むものを好適に使用できる。また、スルフェンアミ
ド類の内では、加硫立ち上がりが緩やかなN,N−ジシ
クロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド
(DZ)等を含むものを好適に使用できる。
性により異なるが、配合量1〜3 phrとする。
用を奏しなければ、汎用の粘着剤に加硫剤(ジエン系共
加硫剤)を混合させたものでもよいが、粘着剤自体が架
橋作用を奏するもの(例えば、フェノールホルムアルデ
ヒド樹脂)、または、粘着剤と硫黄を結合させたもの
(フェノールポリスルフィド樹脂)を好適に使用でき
る。
は、下記のものを例示できる(日本化学会編「化学便覧
応用編 改定3版」(昭55−3−15)丸善、p9
49から引用)。
脂、クマロン樹脂−ナフテン系油−フェノール樹脂−ロ
ジンの混合品。
ル−ホルムアルデヒド樹脂、p−t−ブチルフェノール
−アセチレン樹脂、テルペン−フェノール樹脂、ポリテ
ルペン樹脂等。
樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂
等。
トール−エステル、水素添加ロジン、高融点エステル樹
脂等。
ミン樹脂セッケンの混合品、合成樹脂−フタル酸エステ
ル共縮合品。
ム用加硫剤を結合(通常化学的結合)させて架橋性粘着
剤とする。加硫剤としては、硫黄、チウラム、キノイド
等を挙げることができるが、硫黄、チウラムが、物性上
望ましい。
BR系等の非極性ゴムポリマーを使用する場合は、フェ
ノールとして高級アルキル基(通常、C6〜C12)を
導入して非極性ゴムポリマーとの相溶性を改善したアル
キルフェノールをベースとする粘着剤を使用する。下記
構造式で示されるアルキルフェノール・ハロゲン化(塩
化)硫黄縮合物(アルキルフェノールポリスルフィド樹
脂)を好適に使用できる。
ムアルデヒド樹脂は、それ自体、いわゆる樹脂加硫剤と
して使用できるものであるので、硫黄等の加硫剤を結合
させる必要はない。ただし、樹脂加硫においては、ハロ
ゲン化したものが、加硫ゴム物性が改良されるため望ま
しく、具体的には、下記構造式で示されるハロゲン化
(臭素化)アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂を
好適に使用できる。
ゴム部/摺動ゴム部のゴムポリマーの種類及び架橋性粘
着剤の種類(主として架橋反応性・架橋反応点密度の違
い)により異なる。例えば、本体ゴム部/摺動ゴム部と
もに、ゴムポリマーがNR系で、架橋性粘着剤がアルキ
ルフェノールポリスルフィド樹脂の場合、通常0.25
〜5 phr、望ましくは0.5〜2.5 phrとする。同じ
架橋性粘着剤がアルキルフェノールホルムアルデヒド樹
脂の場合、通常、1〜8 phr、望ましくは2〜6 phrと
する。
発明の効果(本体ゴム部に対するt 90経過後における摺
動ゴム部の加硫接着性の確保)を奏し難い。逆に、配合
量が過多となると、本体ゴム部が過剰粘着となるととも
に、圧縮永久歪み(CS)が低下するおそれがある。特
に、硫黄供与型のフェノールポリスルフィドの場合に圧
縮永久歪みの低下が発生し易い。フェノールポリスルフ
ィドの存在により、圧縮永久歪み性の向上に寄与するモ
ノスルフィド・ジスルフィド架橋の比率が低下するため
と推定される。
加硫剤、加硫促進剤及び架橋性粘着付与剤以外に、通常
の副資材、例えば、亜鉛華、ステアリン酸、カーボンブ
ラック、老化防止剤、等を加える。このとき、ブッシュ
のバー保持力を確保する見地から、ゴム硬さHS (A)
(JIS K 6301) が、60〜95、望ましくは、65〜8
5となるような配合処方(加硫剤の量、カーボンブラッ
ク等の量により調整)とする。ゴム硬さが高すぎると、
ブッシュに要求される振動吸収性を確保し難い。
に、加硫剤、加硫促進剤、亜鉛華、ステアリン酸、カー
ボンブラック、老化防止剤、プロセスオイルを加えると
ともに、高摺動性を付与するために滑剤を含有する。こ
こで、滑剤としては、高級脂肪酸アミド、ポリエチレン
・パラフィンワックス、脂肪酸エステル(脂肪酸アミド
を除く。)、ジメチルポリシロキサン等を1種又は2種
以上組み合わせて使用する。これらの内で、高級脂肪酸
アミドがブルーム持続性の見地から望ましい。この脂肪
酸アミドの配合量は、5〜40 phr、望ましくは10〜
35 phr配合する。高級脂肪酸アミドが過少では、十分
な摺動性を付与し難く、高級脂肪酸アミドが過多では、
本体ゴム部と摺動ゴム部との界面における加硫接着性に
悪影響を与えるおそれがあるとともに、加硫ゴムの物性
(特にゴム強度)に悪影響を与えるおそれがある。ここ
で、高級脂肪酸アミドとしては、パルミチン酸アミド
(C16)、ステアリン酸アミド(C18)、オレイン
酸アミド(C18)、エルカ酸アミド(C22)等の飽
和(前二者)・不飽和(後二者)脂肪酸アミドを好適に
使用することができる。 このとき、ブッシュのばね定
数を小さくする見地から、第一ゴム配合物よりゴム硬さ
を若干低く設定する。ゴム硬さの差で△10〜20とす
る。すなわちゴム硬さHS (A)(JIS K 6301) が、4
0〜85、望ましくは、45〜75となるような配合処
方(加硫剤の量、カーボンブラック等のより調整)とす
る。ゴム硬さが低過ぎると、ブッシュの耐久性に問題
(特に摩耗等)が発生し易い。また、ゴム硬さの差が大
きすぎると、より高い加硫接着強度が要求される。
の成形は、前述と同様に図3に示すような金型を用いて
行なう。
6を成形後、第二ゴム配合物で本体ゴム部26の内側に
摺動ゴム部24を成形し、本体ゴム部26に対して摺動
ゴム部24を共架橋させて図2に示すようなブッシュを
製造する。
の種類により異なるが、例えば、ブッシュ外径26mm
φ、内径19mmφのとき、3〜4mmとする。肉厚が薄す
ぎると、滑剤の持続性(寿命)が短くなる。逆に肉厚が
厚すぎると、ブッシュのばね定数が低くなる。
くとする。
ては、射出材料温度:150〜170℃、型締め時間
(90%加硫時間):1.5〜3.0min とする。
4の射出成形時においては、射出材料温度:150〜1
70℃、型締め時間(90%加硫時間):1.5〜3.
0min とする。
験例で示す如く、本体ゴム部と摺動ゴム部との間に十分
な架橋接着強度を有するとともに、本体ゴム部の変形も
ない。
た試験例について説明する。
値(min )を示すように調整した表2に示す第一ゴム配
合物を用いて第一ゴム成形体を射出成形した(100mm
□×3.0mmt)。<加硫促進剤の種類・量が実施例・
比較例同じ。>そして、t50、t90、t135 の各加硫時
間経過後に、表4に示す第二ゴム配合物を用いて第二ゴ
ム成形体(100mm□×3.0mmt)を第一ゴム成形体
上に射出成形して、加硫型成形をした。加硫条件は、そ
れぞれ、下記の通りとした。
度:160℃、型締め時間(90%加硫時間):2.5
min とする。
度:160℃、型締め時間(90%加硫時間):2.5
min とする。
体)について、80℃雰囲気中における180°剥離試
験試験(JIS K 6301、引張速度:50mm/min )及び圧
縮永久歪み試験(JIS K 6301、熱処理条件:100℃×
70h)を行なった。 それらの結果を示す表1に及び
図6から下記のことが分かる。
t90経過後に第二ゴム成形体を成形しても、良好な接着
強度(ゴム破壊:R)を示すことが分かる。
着剤としてフェノールポリスルフィドを用いた実施例2
はt90経過後に第二ゴム成形体を成形しても、良好な接
着強度を示すことが分かる。
び、比較例1に対して実施例4・5は、それぞれ加硫促
進剤の種類(前者:チアゾール系、後者:スルフェンア
ミド系)・量が同じであるのに加硫特性(t90−t50)
が異なるのは、それぞれ架橋性粘着剤が加硫遅延作用を
奏するものと推定される。そして、実施例1−3におい
て、架橋性粘着剤の量が増大しているにもかかわらず加
硫特性が変化しないのは、少量の配合(0.5 phr)で
その加硫遅延作用が飽和に達するものと推定される。
1(従来例)の加硫特性曲線をモデル的に示す。
付け態様斜視図
面図及び縦断面図
る各金型の概略断面図
すグラフ図
線を示すグラフ図
び圧縮永久歪み(CS)との関係を示すグラフ図
ける加硫トルク曲線をモデル的に示すグラフ図
Claims (12)
- 【請求項1】 硫黄加硫系の第一ゴム配合物で成形され
る本体ゴム部と、硫黄加硫系の滑剤を含有する第二ゴム
配合物で前記本体ゴム部の内側に成形される摺動ゴム部
とを備えたスタビライザブッシュであって、 前記第一ゴム配合物が、加硫特性(JIS K 6300 : キュ
ラストメータ)において、 t90(90%加硫時間)−t50(50%加硫時間)≧
1.5min の要件を満たすとともに架橋性粘着剤を含有するもので
あることを特徴とする車両用スタビライザブッシュ。 - 【請求項2】 前記架橋性粘着剤がフェノールホルムア
ルデヒド樹脂であることを特徴とする請求項1記載の車
両用スタビライザブッシュ。 - 【請求項3】 前記架橋性粘着剤がフェノールポリスル
フィド樹脂であることを特徴とする請求項1記載の車両
用スタビライザブッシュ。 - 【請求項4】 前記第一ゴム配合物のゴムポリマーが天
然ゴム(NR)系であり、フェノールポリスルフィド樹
脂としてアルキルフェノールポリスルフィド樹脂を使用
する場合の架橋性粘着剤の配合量は0.25〜5 phrで
あることを特徴とする請求項3記載の車両用スタビライ
ザブッシュ。 - 【請求項5】 前記第一ゴム配合物及び前記第二ゴム配
合物におけるゴムポリマーがNR系であるとともに、前
記第一ゴム配合物における加硫促進剤がベンゾチアゾー
ルスルフィド化合物であることを特徴とする請求項1、
2、3又は4記載の車両用スタビライザブッシュ。 - 【請求項6】 硫黄加硫系の第一ゴム配合物で本体ゴム
部を成形後、硫黄加硫系の滑剤を含有する第二ゴム配合
物で前記本体ゴム部の内側に摺動ゴム部を成形し、本体
ゴム部に対して摺動ゴム部を共架橋させて製造するスタ
ビライザブッシュの製造方法において、 前記第一ゴム配合物として、加硫特性(JIS K 6300 :
キュラストメータ)において、 t90(90%加硫時間)−t50(50%加硫時間)≧
1.5min の要件を満たすとともに架橋性粘着剤を含有するものを
使用することを特徴とする車両用スタビライザブッシュ
の製造方法。 - 【請求項7】 前記架橋性粘着剤がフェノール樹脂系で
あることを特徴とする請求項6記載の車両用スタビライ
ザブッシュの製造方法。 - 【請求項8】 前記架橋性粘着剤がフェノールポリスル
フィド樹脂であることを特徴とする請求項7記載の車両
用スタビライザブッシュの製造方法。 - 【請求項9】 前記第一ゴム配合物のゴムポリマーが天
然ゴム(NR)系であり、フェノールポリスルフィド樹
脂としてアルキルフェノールポリスルフィド樹脂を使用
する場合の架橋性粘着剤の配合量は0.25〜5 phrで
あることを特徴とする請求項8記載の車両用スタビライ
ザブッシュの製造方法。 - 【請求項10】 前記第一ゴム配合物及び前記第二ゴム
配合物におけるゴムポリマーがNR系であるとともに、
前記第一ゴム配合物における加硫促進剤がベンゾチアゾ
ールスルフィド化合物であることを特徴とする請求項
6、7、8又は9記載の車両用スタビライザブッシュの
製造方法。 - 【請求項11】 硫黄加硫系の第一ゴム配合物で本体ゴ
ム部を成形後、該本体ゴム部の加硫時間90%が経過
後、硫黄加硫系の滑剤を含有する第二ゴム配合物で前記
本体ゴム部の内側に摺動ゴム部を成形し、前記本体ゴム
部に対して摺動ゴム部を共架橋させて製造するスタビラ
イザーブッシュの製造方法において、前記第一ゴム配合
物として、加硫特性(JIS K 6300: キュラストメータ)
において、 t90(90%加硫時間)−t50(50%加硫時間)≧
1.5min の要件を満たすとともに架橋性粘着剤を含有するものを
使用することを特徴とする車両用スタビライザブッシュ
の製造方法。 - 【請求項12】 硫黄加硫系の第一ゴム配合物で成形さ
れる本体ゴム部と、硫黄加硫系の滑剤を含有する第二ゴ
ム配合物で前記本体ゴム部の成形後に積層して成形され
る摺動ゴム部とを備えたゴム積層体であって、 前記第一ゴム配合物が、加硫特性(JIS K 6300 : キュ
ラストメータ)において、 t90(90%加硫時間)−t50(50%加硫時間)≧
1.5min の要件を満たすとともに架橋性粘着剤を含有するもので
あることを特徴とするゴム積層体。
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|---|---|---|---|
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000215001A JP2002031179A (ja) | 2000-07-14 | 2000-07-14 | 車両用スタビライザブッシュ |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002031179A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004110722A1 (ja) * | 2003-06-12 | 2004-12-23 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | 二層構造ブッシュの製造方法及び装置 |
| WO2004110723A1 (ja) * | 2003-06-12 | 2004-12-23 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | 二層構造ブッシュの成形金型 |
| WO2004110724A1 (ja) * | 2003-06-12 | 2004-12-23 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | 二層構造ブッシュの成形金型 |
| JP2007039502A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Taoka Chem Co Ltd | アルキルフェノール・塩化硫黄共縮合樹脂架橋剤 |
| JP2007085533A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Protect:Kk | 振動機器用振動吸収板 |
| FR2899510A1 (fr) * | 2006-04-11 | 2007-10-12 | Michelin Soc Tech | Procede et dispositif pour le moulage d'articles elastomeriques. |
-
2000
- 2000-07-14 JP JP2000215001A patent/JP2002031179A/ja active Pending
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| WO2007115792A1 (fr) * | 2006-04-11 | 2007-10-18 | Societe De Technologie Michelin | Procede et dispositif pour le moulage d'articles elastomeriques |
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