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JP2002005724A - 立体形半導体素子、該素子が配されたインクタンク、該タンクを備えたインクジェット記録装置、および前記立体形半導体素子を用いた通信システム - Google Patents

立体形半導体素子、該素子が配されたインクタンク、該タンクを備えたインクジェット記録装置、および前記立体形半導体素子を用いた通信システム

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JP2002005724A
JP2002005724A JP2000181839A JP2000181839A JP2002005724A JP 2002005724 A JP2002005724 A JP 2002005724A JP 2000181839 A JP2000181839 A JP 2000181839A JP 2000181839 A JP2000181839 A JP 2000181839A JP 2002005724 A JP2002005724 A JP 2002005724A
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JP
Japan
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dimensional semiconductor
ink
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semiconductor element
tank
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Application number
JP2000181839A
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Hiroyuki Ishinaga
博之 石永
Masahiko Kubota
雅彦 久保田
Yoshiyuki Imanaka
良行 今仲
Muga Mochizuki
無我 望月
Takaaki Yamaguchi
孝明 山口
Ichiro Saito
一郎 斉藤
Ryoji Inoue
良二 井上
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to DE60135064T priority patent/DE60135064D1/de
Priority to EP08161261A priority patent/EP1990201B1/en
Priority to AT08161261T priority patent/ATE468227T1/de
Priority to US09/878,946 priority patent/US6827411B2/en
Priority to AT01114377T priority patent/ATE402821T1/de
Priority to AT06115291T priority patent/ATE411900T1/de
Priority to DE60136304T priority patent/DE60136304D1/de
Priority to EP01114377A priority patent/EP1164022B1/en
Priority to DE60142198T priority patent/DE60142198D1/de
Priority to EP06115291A priority patent/EP1710084B1/en
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Priority to SG200404745A priority patent/SG127735A1/en
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Priority to US10/646,700 priority patent/US7210755B2/en
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各色のインクタンク内の詳細な情報をリアル
タイムで検出し、外部のインクジェット記録装置と双方
向に情報のやり取りを行うことができる立体形半導体素
子等を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録装置600には、印
字記録のためにインク滴を吐出する液体吐出ヘッド(不
図示)と、その液体吐出ヘッドに供給される液体を保持
する各色のインクタンク500が搭載されるキャリッジ
607が設けられている。各色のインクタンク500と
しては4種類の色のタンク(B、C、M、Y)が搭載さ
れている。各色のインクタンクにはそれぞれ応答条件が
異なる通信機能を有する立体形半導体素子11が配され
ていて、インクタンク500外に設けられたインクジェ
ット記録装置600の通信回路150と通信可能となっ
ている。立体形半導体素子11は共振回路102の電磁
誘導による共振で通信できる構成になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周囲の環境情報を
検知し、その情報を外部へ伝達、表示する機能を有する
半導体素子に関する。
【0002】また本発明は、各色のインクタンク内の情
報(例えばインク残量)を検知し、外部へ表示、伝達す
る装置、および該装置を備えたインクタンク、該インク
タンクを着脱可能に搭載するファクシミリ・プリンター
・複写機等のインクジェット記録装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、記録ヘッドに設けた複数の噴射ノ
ズルからインクを噴射させながら、記録ヘッドを搭載し
たキャリッジを印字方向に移動することで、画像をドッ
トパターンで用紙に印字するようにしたインクジェット
記録装置においては、記録用のインクを収容したインク
タンクを設け、そのインクタンクのインクをインク供給
路を介して記録ヘッドに供給するようにしている。そこ
で、そのインクタンクのインクの残量を検出するように
したインク残量検出装置が実用に供されるととにも、種
々提案されている。
【0004】例えば、特開平6−143607号によれ
ば、図17に示すように非導電性のインクが満たされて
いるインクタンク701の底側の内面に2本(1対)の
電極702が配設され、インクタンク701内のインク
中には、電極702と対向位置にある電極704が配設
された浮揚体703が浮揚している。2本の電極702
は、両電極の導通状態を検知する検知部(不図示)にそ
れぞれ接続されており、両電極の導通状態を検知する
と、インクタンク701内のインクが無いことを示すイ
ンク残量エラーを発し、インクジェット記録ヘッド70
5の動作を停止させることが開示されている。
【0005】また、特登録2947245号によれば、
図18に示すように下部が底面に向かって漏斗状に形成
されるとともに、底面に2つの導電体801,802が
設けられ、インク803よりも比重の小さい金属球80
4が内部に設置される構成のインクジェットプリンタ用
インクカートリッジ805が開示されている。このよう
な構成では、インク803が消費されて減っていくとイ
ンク803の液面が下がる。それに伴って、インク80
3の表面に浮かんでいる金属球804の位置が下がって
いく。インク803の液面がインクカートリッジ筺体の
底面の位置まで下がると、金属球804は2つの導電体
801,802に接する。すると、導電体801,80
2が導通するので、その間に電流が流れる。その通流を
検出すれば、インクエンド状態を検出することができ
る。インクエンド状態が検出されれば、インクエンド状
態を示す情報が使用者に知らされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来公報に代
表するような、インクタンク内のインク残量を検出する
構成が知られているが、このような構成ではインクタン
ク内に検出用の電極を配置する必要がある。また、電極
間の導通状態によりインク残量を検知するため、インク
成分に金属イオンが用いられない等の、使用するインク
に制約が生じてしまう。
【0007】また、上記の構成ではインク残量しか検知
することが出来ず、その他のタンク内情報を外部が知る
ことが出来ない。例えばインクタンク内の圧力情報、イ
ンク物性の変化などは、インクジェットヘッドを常に安
定した吐出量で動作するために重要なパラメータであ
り、タンク内のインク消費に伴って時々刻々と変化する
タンク内圧を外部のインクジェット記録装置にリアルタ
イムで知らせたり、インク物性の変化を外部へ伝達でき
るタンクが望まれている。
【0008】さらに、一方的にインクタンク内の検知し
た情報を外部へ知らせるのみならず、外部からの問いか
けに対して内部情報を返答するような双方向の情報のや
り取りを実施できるインクタンクが望まれている。
【0009】上記のようなインクタンクを開発するにあ
たって、本発明者らは、直径1ミリのシリコン・ボール
の球面上に半導体集積回路を形成するというボール・セ
ミコンダクター社のボール・セミコンダクターに着目し
た。このボールセミコンダクターは球形であるため、こ
れをインクタンク内に収容すれば、周囲環境情報の検出
や外部との双方向の情報のやり取りを平面形に比べて非
常に効率良く行えることが予想された。しかしながら、
このような機能を持つものを調査したところ、USP5
877943号のようにボール・セミコンダクター同士
を電気配線で接続する技術などが存在するだけで、上記
の機能を持つ素子自体の開発が必要となった。また、こ
の素子がインクタンクに有効に適用できるものである為
には、クリアしなければならない課題もあった。課題の
一つは、タンク内に収容された素子を起動させるための
電力の供給である。素子の起動のための電源をインクタ
ンクに持たせるとタンクが大型になったり、タンク外部
に電源を備える場合でも電源と素子との接続手段が必要
になり、タンクの製造コストが増え、タンクカートリッ
ジが高価になるので、外部より非接触で素子を起動させ
ねばならない。
【0010】更なる課題としては、インクタンクのイン
ク液面や液面より一定の距離沈んだインク中で浮遊し得
ることである。例えばインクタンク内のインク消費に伴
う負圧量の変動を経時的に監視するにはインク液面に素
子が位置するのが望ましいが、素子は水より比重の大き
いシリコンからなるため、インクに浮遊させることが困
難である。
【0011】特に、カラープリンタに適用する場合は、
各色のタンクごとに外部からの問いかけに対してタンク
内情報を取得し送信できるものが要求される。
【0012】本発明の目的は、各色のインクタンク内の
詳細な情報をリアルタイムで検出し、外部のインクジェ
ット記録装置と双方向に情報のやり取りを行うことがで
きる立体形半導体素子、該半導体素子を備えたインクタ
ンク及びインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の立体形半導体素子は、外部から非接触で電磁
波の信号を受信し、その電磁波を電磁誘導で電力に変換
する受信兼エネルギー変換手段と、外部の環境情報を入
手する情報入手手段と、前記情報入手手段による入手情
報と比較するための情報を蓄積する情報蓄積手段と、前
記受信兼エネルギー変換手段で受信した電磁波の信号が
所定の応答条件を満たした場合に前記情報入手手段によ
る入手情報とこれに対応する前記情報蓄積手段に蓄積さ
れた情報とを比較し、情報伝達の必要性を判断する判断
手段と、前記判断手段にて情報伝達が必要と判断された
場合に前記情報入手手段による入手情報を外部へ表示又
は伝達する情報伝達手段とを備え、前記情報入手手段、
前記情報蓄積手段、前記判断手段、および前記情報伝達
手段は前記受信兼エネルギー変換手段で変換された電力
により作動することを特徴とする。
【0014】前記応答条件としては電磁誘導周波数や通
信プロトコルを適用することができる。
【0015】前記情報伝達手段は前記受信兼エネルギー
変換手段により変換された電力を、前記外部に対して情
報を表示または伝達するためのエネルギーである磁界ま
たは光または形または色または電波または音に変換する
ことが考えられる。
【0016】前記受信兼エネルギー変換手段は、外部共
振回路との間で電磁誘導によって電力を発生する導電体
コイルおよび発振回路を有するものが適用できる。
【0017】この場合、前記導電体コイルは立体形半導
体素子の外表面に巻き付くように形成されている。
【0018】また、液体表面もしくは液中の所定の位置
で浮遊するための空洞部を有するものが好ましい。この
場合、液中に浮遊する立体形半導体素子の重心が、当該
素子の中心より下部に位置し、且つ、浮遊する液中で回
転しないで、安定した揺動をするものが好ましく、立体
形半導体素子のメタセンタが、該立体形半導体素子の重
心より、常に上部にあることがより好ましい。
【0019】また、本発明は、上記のような立体形半導
体素子が少なくとも1つ配されたインクタンクを特徴と
する。
【0020】この場合、前記立体形半導体素子の応答条
件がタンク内のインクによって異なることが好ましい。
具体的には、前記立体形半導体素子の応答条件がタンク
内のインクの色又は色材濃度又は物体によって異なる請
求項11に記載のインクタンク。
【0021】また、本発明は、上記のようなインクタン
クを複数個搭載したインクジェット記録装置を特徴とす
る。
【0022】この場合、各インクタンク内の立体形半導
体素子と電磁波を送受信する通信手段を有するインクジ
ェット記録装置であることが好ましい。さらに前記通信
手段は電磁波を発信する共振回路を有するが適用でき
る。
【0023】また、本発明は、立体形半導体素子を用い
た通信システムであって、前記立体形半導体素子をそれ
ぞれの中に配した複数の液体容器と、前記各立体形半導
体素子に形成された、導電体コイルを有する発振回路、
前記容器内の情報を入手する情報入手手段、外部より信
号を受信する受信手段および所定の応答条件を満たした
場合に外部へ情報を伝達する情報伝達手段と、前記複数
の液体容器の外に設置され、前記立体形半導体素子の発
振回路との間で電磁誘導によって電力を発生させるため
の外部共振回路と、前記立体形半導体素子の前記受信手
段および前記情報伝達手段とで双方向通信を行う外部通
信手段とを備えた通信システムを特徴とする。
【0024】この場合、前記応答条件は各容器に応じ
て、電磁誘導周波数又は通信プロトコルを異ならせてい
る。
【0025】さらに、液中に浮遊する立体形半導体素子
の重心が、当該素子の中心より下部に位置し、且つ、浮
遊する液中で回転しないで、安定した揺動をするものが
好ましく、立体形半導体素子のメタセンタが、該立体形
半導体素子の重心より、常に上部にあることが好まし
い。
【0026】なお、本明細書中の「メタセンタ」とは、
釣り合いにある時の重量の作用線と、傾いたときの浮力
の作用線との交点を示す。
【0027】また本明細書中の「立体形半導体素子」の
「立体形」とは、三角柱、球、半球体、四角柱、回転楕
円体、一軸回転体など、種々の立体形を全て含む。
【0028】またインクジェット記録装置に用いられる
場合、素子に電磁波の信号を供給する手段は回復ポジシ
ョン、リターンポジション、もしくはキャリッジ、ヘッ
ド等に設ければ良い。これ以外にも、電磁波の信号を供
給する手段を有する装置を用いれば、インクジェット記
録装置がなくてもインクタンク内部の状態を知ることが
でき、例えば工場や販売店で用いれば検査などに用いら
れる(品質保証)。
【0029】(作用)上記のとおりの立体形半導体素子
では、素子外部から非接触で電磁波の信号を与えると、
受信兼エネルギー変換手段はその電磁波を電力へと変換
し、この変換された電力により情報入手手段、判断手
段、情報蓄積手段、および情報伝達手段が起動する。判
断手段は、受信兼エネルギー変換手段で受信した電磁波
の信号が所定の応答条件を満たした場合に前記情報入手
手段により素子周囲の環境情報を入手させ、この入手情
報とこれに対応する前記情報蓄積手段に蓄積された情報
とを比較し、情報伝達の必要性を判断する。そして、情
報伝達の必要があると判断した場合に、判断手段は入手
情報を情報伝達手段により外部へ伝達させる。
【0030】このように外部からの電磁波の信号が所定
の応答条件を満たした場合のみ、周囲環境情報を入手し
て外部に伝達する通信機能を立体形の半導体素子に作り
込んでいるため、各素子ごとの周囲環境情報が独立して
得られる。また、3次元的に情報入手・伝達が可能なの
で、平板形の半導体素子を用いる場合と比べて、情報伝
達の方向の制限も少ない。このため、周囲環境情報の入
手、外部への伝達を効率良く行うことができる。
【0031】また、このような立体形半導体素子をイン
クタンク内に少なくとも一つ配することで、インクタン
ク内に収容したインクに関する情報や、タンク内の圧力
などをリアルタイムで外部の例えばインクジェット記録
装置に伝達させることが可能である。これは、例えばイ
ンク消費に伴って時々刻々と変化するタンク内の負圧量
を制御してインクジェット吐出を安定化する上で有利で
ある。
【0032】特に上記の立体形半導体素子を複数のイン
クタンク内にそれぞれ配置した場合、受信した電磁波の
信号が所定の応答条件を満たしたときのみ、受信信号に
応じた情報を入手して、蓄積情報との比較判断結果をそ
の入手情報とともに外部へ伝達できるので、応答条件を
タンク毎に変えれば、インクタンクごとの情報が独立し
て得られる。そのため、ユーザーは間違えることなく、
たとえばインクが無くなったインクタンクを交換するこ
とができる。
【0033】さらに、立体形半導体素子を動作させるた
めの電力を非接触で供給する構成であるので、素子の起
動のための電源をインクタンクに持たせたり、電力供給
用の配線を素子に接続する必要がなく、外部との直接的
な配線を施すことが困難な箇所に使用することができ
る。
【0034】例えば、発振回路の導電体コイルを立体形
半導体素子の外表面に巻き付けるように形成することに
より、外部の共振回路との間で電磁誘導によって導電体
コイルに電力を発生させて、素子に非接触で電力を供給
することができる。
【0035】この場合、素子の外表面にはコイルが巻き
付けられているので、そのコイルのインダクタンスの大
きさはインクタンク内の例えばインクの残量、インク濃
度、インクpHに応じて変化する。したがって、発振回
路はそのインダクタンスの変化に応じて発振周波数を変
更するので、その変更される発振周波数の変化に基づい
てインクタンク内のインクの残量などを検出することも
可能である。
【0036】そして、立体形半導体素子は、液中に浮遊
するための空洞部を有するとともに、素子の重心が、当
該素子の中心より下部に位置するように形成されている
ので、例えば、インクジェット記録装置に搭載された記
録ヘッドおよびインクタンクが、シリアルに動作し、イ
ンクタンク内のインクが上下左右に揺動しても、安定し
てインクタンク内のインク中に浮遊しながら、インクに
関する情報や、タンク内の圧力などを精度良く検出する
ことができる。その上、素子に形成した上記の発振回路
のコイルを、外部の共振回路のコイルに対して安定した
位置で保持し、常に安定した双方向通信をも可能にす
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。特に、各色のインクタンク
中にそれぞれ立体形半導体素子を配置した場合の実施形
態について詳細に説明する。尚、この素子はインクタン
クのみに収納するものでなく、他の対象物中に配して用
いても同様の効果が得られる。
【0038】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態によるインクジェット記録装置を示す概略
構成図である。この図に示す形態のインクジェット記録
装置600には、印字記録のためにインク滴を吐出する
液体吐出ヘッド(不図示)と、その液体吐出ヘッドに供
給される液体を保持する各色のインクタンク500が搭
載されるキャリッジ607が設けられている。各色のイ
ンクタンク500としてはブラックB、シアンC、マゼ
ンタM、イエローYの4種類の色のタンクが搭載されて
いる。
【0039】各色のインクタンクにはそれぞれ応答条件
が異なる通信機能を有する立体形半導体素子11が配さ
れていて、インクタンク500外に設けられたインクジ
ェット記録装置600の通信回路150と通信可能とな
っている。
【0040】通信回路150は周波数変調器152と誘
導コイル151からなる共振回路102によって、イン
クタンク500に設けられた立体形半導体素子11の通
信手段と通信可能になっている。立体形半導体素子11
は共振回路102の電磁誘導による共振で通信できる構
成になっている。このような通信機能を持たせるため
に、立体形半導体素子11の表面には図2に示すように
誘導コイルLが巻き付けられている。また、各色ごとの
素子の応答条件を変更するために、特に本例では各色ご
とに立体形半導体素子上のコイルLの巻き数や長さなど
を変えて、各色ごとの立体形半導体素子11においてそ
れぞれ共振周波数を異ならせている。通信回路150は
周波数変調器152により電磁誘導周波数を変調するこ
とが可能で、これにより通信したい色に対応した立体形
半導体素子の共振周波数に同調させて、色ごとに独立し
た通信を可能としている。例えば通信回路150によっ
てシアン色に対応する共振周波数に同調させた信号を送
ると、その信号に対しシアン色のタンク内の素子のみが
応答する。
【0041】また、立体形半導体素子11は誘導コイル
Lを備えているため、このコイルを用いて発振回路を組
むと、上記のような通信回路150の共振回路102に
よる電磁誘導を電力に変換することが出来る。このた
め、素子内に作り込まれた回路を起動するための電力供
給が非接触で行なえる。
【0042】上記のようなインクジェット記録装置で
は、例えばシアン色のタンクと情報のやりとりを行なう
ため、そのタンクに向けて通信回路150より、シアン
色に対応する共振周波数に等しい周波数の信号を電磁波
12で送ると、シアン色のタンク内の素子のコイルにお
いて電磁誘導により電力が発生し、その素子内の回路を
起動させることができる。そのため、素子内の回路に素
子周囲の環境情報を入手する手段やその環境情報を外部
に伝達する手段を設けておけば、シアン色のタンク内情
報を検知し外部に知らせることができる。
【0043】図3は各色ごとに配される立体形半導体素
子11の内部構成および外部とのやり取りを表したブロ
ック構成図である。
【0044】立体形半導体素子11は、記録装置600
内の通信回路150から送られてきた電磁波12の信号
を受信し、その電磁波12を電力13に変換する受信兼
エネルギー変換手段(コイルを備えた発振回路)14
と、通信兼エネルギー変換手段14で得た電力により起
動する情報入手手段15と判断手段16と情報蓄積手段
17と情報伝達手段18を備えている。通信手段14、
情報入手手段15および情報伝達手段18は立体形半導
体素子11の表面もしくは表面付近に形成されているこ
とが望ましい。
【0045】判断手段16は、受信兼エネルギー変換手
段(コイルを備えた発振回路)14が受信した電磁波1
2によって共振している場合は電磁波12の信号を受け
入れ、共振しない場合は受け入れない。そして、電磁波
12の信号を受け入れると、情報入手手段15に素子1
1の周囲環境情報であるインクタンク内の情報(例え
ば、インク残量、インク色材濃度、ph、温度など)を
入手させ、この入手したタンク内部情報と情報蓄積手段
17に記憶してある情報とを比較し、入手したタンク内
部情報を外部へ伝達する必要があるかを判断する。情報
蓄積手段17は、入手するタンク内部情報と比較する諸
条件や情報入手手段15より入手したタンク内部情報を
蓄積する。ここで、情報蓄積手段17に予め設定してあ
る条件に基づく判断手段16の判断は、例えばインク残
量が2ミリリットル以下になったり、インクのphが大きく変
化したりした為にタンク交換が必要との判断を行うこと
が挙げられる。
【0046】情報伝達手段18は、判断手段16の命令
によって電力を、タンク内情報を外部へ伝達するための
エネルギーに変換して、外部へインク内部情報を表示、
伝達する。この伝達するためのエネルギーは磁界、光、
形、色、電波、音などを使用することが可能であり、例
えばインク残量が2ミリリットル以下になったと判断された場
合には音を鳴らしてタンク交換が必要であることを外部
に伝達する。また、伝達先はインクジェット記録装置の
通信回路150のみでなく、特に光、形、色や音などの
場合は人の視覚や聴覚に伝達してもよい。さらに、イン
ク残量が2ミリリットル以下になったと判断された場合には音
で、インクのphが大きく変化したときには光で知らせ
るなど、情報に応じてその伝達方法を変えてもよい。
【0047】本形態によれば、各色のインクタンクにそ
れぞれ異なる周波数で応答する通信機能を有する立体形
半導体素子を配しているので、所望の色のタンクと個別
に情報のやりとりを行なうことができる。
【0048】また、各色ごとの立体形半導体素子は記録
装置本体側に設けられた通信回路からの電磁波を素子内
の判断手段や情報入手手段、情報伝達手段などを起動す
る電力に変換するため、外部と直接的な電気的配線を行
う必要がなくなり、外部と直接的な電気的配線を行うこ
とが困難なインク中など、対象物中のどの個所であって
も素子を使用することができる。インク中に素子を配す
れば、インクの状態をリアルタイムで正確に把握するこ
とが可能となる。さらに、素子を動作させるための起電
力を蓄積する手段(本例では電源)を配置する必要がな
くなるため、素子の小型化が可能となり、狭い個所であ
っても素子を使用することができる。
【0049】(第2の実施の形態)次に、他の実施の形
態について説明する。立体形半導体素子の基本構成は図
3に示した形態と同様となっているが、通信における応
答条件が異なる。よって説明において第1の実施の形態
と同一部品には同一符号を用いる。本形態の場合、各色
のインクタンク内の素子全てに対し、第1の実施の形態
と異なり通信のために同調させる周波数は同じである
(素子上のコイルLの巻き数や長さなどで決まる共振周
波数は各色素子すべて同じである)が、各色のタンク内
にそれぞれ配される素子ごとに異なるディジタルID識
別機能を持たせ、通信したい色のタンクをディジタルI
Dにより識別して、通信を許可するか不可にするかを判
断する。
【0050】図4は、記録装置本体側の通信回路150
と立体形半導体素子11の間で電磁誘導によりディジタ
ルIDをやり取りする概念の説明図である。この図を参
照すると、まずディジタルIDをD3h(hはD3が1
6進数表示であることを示す添え字である。)とすると
(同図(a))、通信回路150はこれを2進数「11
010011」に変換し(同図(b))、これに対応し
た電磁誘導波形にする(同図(c))。ディジタル値1
を1周期の正弦波、0を出力0とする。これを通信回路
150により電磁誘導で発信すると(同図(d))、イ
ンクタンク内の立体形半導体素子11は同調して、素子
11上のコイルLで同様の波形を得る(同図(e))。
これを素子11はコンパレータ回路等でディジタル2進
数列に変換し(同図(f))、ディジタルIDであるD
3hを得ることができる(同図(g))。
【0051】このようなディジタルIDのやり取りを用
いて特定の色のタンク内情報を入手する動作フローを図
4に示す。この図を参照すると、まず、通信したいイン
クタンクの応答条件のID(この場合、ディジタルID
のD3hとする)を選択すると、通信回路150はこれ
を2進数配列にシフトレジスター等(図示せず)で変換
し、この配列に対応した電磁誘導波形に変換して送信す
る。変換は例えば2進数配列と同周期の正弦波をAND
ゲートで乗算することで行なう。立体形半導体素子11
はコイルで、送信された電磁誘導波形と同じ波形を入手
する。これを立体形半導体素子11内の判断手段16に
設けられた変換器で2進数に変換し16進数を得る。
【0052】そして判断手段16は、入手した16進数
のIDを情報蓄積手段17に予め記憶されている16進
数の識別IDと比較する。比較が一致した場合はIDの
後に続く情報を受け入れ、一致しない場合は受け入れな
い。
【0053】上記のように情報を受け入れると、図3で
示したように判断手段16は、この情報に応じて情報入
手手段15に素子11の周囲環境情報であるインクタン
ク内の情報(例えばインクの濃度、残量、物性など)を
入手させ、この入手したタンク内部情報と情報蓄積手段
17に記憶してある情報とを比較し、入手したタンク内
部情報を外部へ伝達する必要があるかを判断する。情報
伝達手段18は、判断手段16の命令によって電力を、
タンク内情報を外部へ伝達するためのエネルギーに変換
して、外部へインク内部情報を表示、伝達する。
【0054】本形態によれば、各色のインクタンクにそ
れぞれ異なるID識別を用いた通信プロトコルで応答す
る通信機能を有する立体形半導体素子を配しているの
で、第1の実施の形態と同様、所望の色のタンクと個別
に情報のやりとりを行なうことができ、また、素子内の
回路を起動させる電源供給を非接触で行なえるため、配
線が困難なインク中でも使用できる。
【0055】さらに本形態は、ディジタルIDによっ
て、各色のインクタンクを識別した事により、第1の実
施の形態の構成よりも非常に多くの種類のタンクを扱う
ことが可能となる。
【0056】
【実施例】次に、本発明の立体形半導体素子をインクタ
ンク内に配置する場合の好ましい具体例を更に詳しく説
明する。
【0057】まず、本発明の立体形半導体素子に適用可
能な情報入手手段を例に挙げる。上記の実施の形態で説
明したように、立体形半導体素子をインクタンク内に配
置する場合、球状シリコンに作り込まれる情報入手手段
としては、(1)SiO2膜やSiN膜をイオン感応膜
として作り、インクのpHを検知するセンサーや、
(2)ダイヤフラム構造を有し、タンク内の圧力変化を
検知する圧力センサーや、(3)光を熱エネルギーに変
換し、焦電効果を有するフォトダイオードを作り込み、
現在の位置を検出し、インク残量を検知するセンサー
や、(4)材料の導電効果を用いて、タンク内の水分量
により、インク有無を検知するセンサー等を挙げられ
る。
【0058】次に、本発明の立体形半導体素子に適用可
能な受信兼エネルギー変換手段の具体例を挙げる。図6
は本発明の立体形半導体素子の構成要素である受信兼エ
ネルギー変換手段の電力発生原理を説明するための図で
ある。
【0059】図6において、外部共振回路101のコイ
ルLaに隣接して、発振回路102の導電体コイルLを
置き、外部共振回路101を通じてコイルLaに電流I
aを流すと、電流Iaによって発振回路102のコイル
Lを貫く磁束Bが生じる。ここで、電流Iaを変化させ
るとコイルLを貫く磁束Bが変化するので、コイルLに
は誘導起電力Vが生じる。したがって、球状シリコンに
受信兼エネルギー変換手段としての発振回路102を作
り込み、素子外部の例えばインクジェット記録装置の通
信回路150に外部共振回路101を、素子側の発振回
路102の導電体コイルLと素子外部の共振回路101
のコイルLaとが隣接するように配設する事により、外
部からの電磁誘導による誘導起電力で、素子を動作させ
る電力を発生することが出来る。
【0060】また、球状シリコンに受信兼エネルギー変
換手段として作り込んだ発振回路102の巻き数Nのコ
イルLを貫く磁束Bは、外部共振回路101のコイルL
aの巻き数Naと電流Iaの積に比例するから、比例定
数をkとして、
【0061】
【数1】 B=k*Na*Ia コイルLに生じる起電力Vは、
【0062】
【数2】 V=−N{dB/dt} =−kNaN{dIa/dt} =−M{dIa/dt} ここで、磁束Bは、コイルの磁心の透磁率をμa、磁界
をHとすると、
【0063】
【数3】 B=μaH(z) ={μaaaa 2/2(ra 2+z23/2 となる。ここで、zは、外部共振回路のコイルと球状シ
リコンに作り込んだコイルとの距離を示している。
【0064】式の相互インダクタンス:Mは、
【0065】
【数4】 M={μN/μaIa}∫sB・dS ={μμaa 2aNS/2μo(ra 2+z23/2} となる。ここで、μoは、真空の透磁率である。
【0066】そして、球状シリコンに作り込んだ発振回
路のインピーダンス:Zは、
【0067】
【数5】 Z(ω)=R+j{ωL−(1/ωC)} と表され、外部共振回路のインピーダンス:Zaは、
【0068】
【数6】 Za(ω)=Ra+jωLa−{ω22/Z(ω)} となる.ここで、Jは、磁化を表している。そして、こ
の外部共振回路が共振(電流値:Iaが最大になると
き)した時のインピーダンス:Zoは、
【0069】
【数7】 Zo(ωo)=Ra+jLaωo−(ωo 22/R) となり、この共振回路の位相の遅れ:φは、
【0070】
【数8】 tanφ={jLaωo−(ωo 22/R)}/R となる。
【0071】そして、この外部共振回路の共振周波数:
foは、
【0072】
【数9】 fo=1/2π(LC)1/2 で求められる。
【0073】上記のような関係から、球状シリコンに作
り込んだ発振回路102のインピーダンスが、インクタ
ンク内のインクの変化に応じて可変すると、外部共振回
路101の周波数を変化させて、外部共振回路101の
インピーダンスの振幅および位相差に、上記のインクの
変化が表れてくる。さらには、この位相差や振幅には、
インク残量(即ち、zの変化)も含まれている。
【0074】例えば、外部共振回路101の共振周波数
を可変することで、球状シリコンに作り込んだ発振回路
102からの出力(インピーダンス)が、周囲の環境変
化に応じて、変化するので、この周波数依存性を検出す
ることで、インクの有無やインク残量を検出することが
出来る。
【0075】したがって、球状シリコンに作り込む発振
回路は、電力を発生させるエネルギー発生手段としての
みならず、その発振回路と外部共振回路との関係で、タ
ンク内のインクの変化を検知する手段の一部としても使
用することが可能である。
【0076】次に、本発明の立体形半導体素子の製造方
法について説明する。図7は、本発明の立体形半導体素
子の製造方法の一例を説明するための工程図であり、各
工程を球状シリコンの中心を通る断面で示している。ま
た、ここでは、球状シリコンの重心を中心より下部にな
るように作成し、且つ、球面体内部の上部を空洞にし
て、更に、その空洞部を気密状態に保持する製造方法を
例に挙げる。
【0077】図7(a)に示す球状シリコンに対し、そ
の全表面上に図7(b)に示すように熱酸化のSiO2
膜202を形成した後、図7(c)に示すようにSiO
2膜の一部に開口203を形成するため、フォトリソグ
ラフィプロセスを用いて、パターニングをする。
【0078】そして、図7(d)に示すように、開口2
03を通じてのKOH溶液を用いた異方性エッチングに
より、上部のシリコン部分のみ除去し、空洞部204を
形成する。その後、図7(e)に示すように、LPCV
D法を用いて、立体形素子の内外表面にSiN膜205
を形成する。
【0079】更に、図7(f)に示すように、メタルC
VD法を用いて、立体形素子の全表面上にCu膜206
を形成する。そして、図7(g)に示すように、周知の
フォトリソグラフィプロセスを用いてCu膜206をパ
ターニングし、発振回路の一部である巻き数Nの導電体
コイルLを形成する。その後、導電体コイルLを形成し
た立体形半導体素子を真空装置から大気中に出し、上部
の開口203を樹脂や栓などの封止部材207で塞ぎ、
球面体内部の空洞部204を密閉状態にする。このよう
に製造すれば、シリコンからなる立体形半導体素子自体
に浮力を持たせることが出来る。
【0080】また、このような浮遊型の立体形半導体素
子に形成しておくコイルL以外の駆動回路素子はN−M
OS回路を用いている。図8に、N−MOS回路を縦断
するように切断した模式的断面図を示す。
【0081】図8によれば、P導電体のSi基板401
に、一般的なMosプロセスを用いたイオンプランテー
ション等の不純物導入および拡散により、N型ウェル領
域402にP−Mos450が構成され、P型ウェル領
域403にN−Mos451が構成されている。P−M
os450およびN−Mos451は、それぞれ厚さ数
百オンク゛ストロームのゲート絶縁膜408を介して、4000オ
ンク゛ストローム以上5000オンク゛ストローム以下の厚さにCVD法
で堆積したpoly−Siによるゲート配線415、お
よびN型あるいはP型の不純物導入をしたソース領域4
05、ドレイン領域406等で構成され、それらP−M
os450とN−Mos451によりC−Mosロジッ
クが構成されている。
【0082】素子駆動用のN−Mosトランジスタ30
1は、やはり不純物導入および拡散等の工程により、P
型ウェル基板402上のドレイン領域411、ソース領
域412およびゲート配線413等で構成されている。
【0083】ここで、素子駆動ドライバとしてN−Mo
sトランジスタ301を使うと、1つのトランジスタを
構成するドレインゲート間の距離Lは、最小値で約10
μmとなる。その10μmの内訳の1つは、ソースとド
レインのコンタクト417の幅であり、それらの幅分は
2×2μmであるが、実際は、その半分が隣のトランジ
スタとの兼用となるため、その1/2の2μmである。
内訳の他は、コンタクト417とゲート413の距離分
の2×2μmの4μmと、ゲート413の幅分の4μm
であり、合計10μmとなる。
【0084】各素子間には、5000オンク゛ストローム以上1
0000オンク゛ストローム以下の厚さのフィールド酸化により
酸化膜分離領域453が形成され、素子分離されてい
る。このフィールド酸化膜は、一層目の蓄熱層414と
して作用する。
【0085】各素子が形成された後、層間絶縁膜416
が約7000オンク゛ストロームの厚さにCVD法によるPS
G、BPSG膜等で堆積され、熱処理により平坦化処理
等をされてから、コンタクトホールを介して、第1の配
線層となるAl電極417により配線が行なわれてい
る。その後、プラズマCVD法によるSiO2膜等の層
間絶縁膜418を10000オンク゛ストローム以上15000オ
ンク゛ストローム以下の厚さに堆積し、更にスルーホールを形成
した。
【0086】そして、本発明の受信兼エネルギー変換手
段としての発振回路や情報入手手段としてのセンサ部な
どとの接続は上記スルーホールを介して行なう。
【0087】また、本例の浮遊型の立体形半導体素子を
配したインクタンクがどのような状態においても、上述
のような製法で球状シリコンに作り込まれた発振回路
と、図6に示した外部共振回路との間で、安定した磁束
(磁界)が働いている必要がある。しかし、インクなど
液体中に浮遊した場合、外部振動により液面が振動をす
ることがある。そのような場合でも、液体中で安定した
状態を保持するために、本例では、浮遊型の立体形半導
体素子の重心を決定している。
【0088】図9で示しているように、液体中に本例の
立体形半導体素子210を浮遊させた場合、図9(a)
のように、釣り合いの状態にあるためには、 (1)浮力F=物体の重量W (2)浮力の作用線と重量の作用線(重心Gを通る線)
が一致という関係が成り立っていることが必要である。
【0089】そして、図9(b)のように、外力により
液体が振動して、立体形半導体素子210が、釣り合い
の状態から少し傾いた時、浮力の中心が移動し、浮力と
重量とで偶力となる。
【0090】ここで、釣り合いの状態にあるときの重量
の作用線(図9(b)中の一点鎖線)と、傾いたときの
浮力の作用線(図9(b)中の実線)との交点をメタセ
ンタと呼び、メタセンタと重心との距離hをメタセンタ
の高さと呼ばれている。
【0091】本例のように、立体形半導体素子210の
メタセンタが重心より高い位置にあるので、偶力(復元
力)は元の釣り合いの位置に戻そうとする向きに作用す
る。この復元力:Tは、
【0092】
【数10】 T=Whsinθ=Fhsinθ =ρgVhsinθ (>0) で表される。ここで、立体形半導体素子210が排除し
た液体の体積をVと、立体形半導体素子210の比重量
をρgとしている。
【0093】そこで、この復元力を正にするためには、
h>0となることが必要十分条件である。
【0094】そして、図9(b)から、
【0095】
【数11】 となる。ここで、IはO軸回りの慣性モーメントであ
る。よって、
【0096】
【数12】 となることが、立体形半導体素子210が、インク中で
安定して浮遊し、外部共振回路からの誘電起電力の供給
や、素子外部の通信手段との双方向通信を行うための必
要条件となる。
【0097】この時の外部通信手段との双方向通信方法
としては、マイクロ波帯周波数を用いる無線LANシス
テムや、準ミリ波・ミリ波帯周波数を利用する無線アク
セスシステムを適用することが出来る。
【0098】ここで、無線LANシステムによる送受信
の概要を説明する。下記では、立体形半導体素子から記
録装置へのデータ送信について述べる。尚、逆に記録装
置側から立体形半導体素子へのデータ送信を行う場合
は、それぞれ側にデータIDを配しており、それによっ
て、識別される。
【0099】送信側の立体形半導体素子には、ライン監
視部、データ・ハンドリング部、アクノリッジ・チェッ
ク部、エラー処理部を有し、受信側の記録装置には、デ
ータ・ハンドリング部、アクノリッジ部、エラー処理
部、そして、表示部などが付設されている。
【0100】送信側の立体形半導体素子でのフローチャ
ートを図10に示す。データの送信を行う場合、決めら
れた送信プロコトルにより、初期設定を行った後、受信
側のアドレスを設定し、データの送信を行う。送信中に
信号の衝突が発生したり、あるいは、指定した受信側の
装置からアクノリッジが返って来なかったときは再送を
行う。動作中は、ラインの状態やアクノリッジの有無に
ついて、受信側の記録装置などに設けた表示部上に表示
し、ユーザに的確な判断をうながす。
【0101】受信側の記録装置でのフローチャートを図
11に示す。この受信側では、常にライン監視を行い、
自分のアドレスを確認したら、ラインからデータを取り
込み、メイン・メモリ上のバッファに蓄積していく。受
信中に、16バイト毎のブロック・マークが確認出来な
かったり、あるいは受信終了後の誤り検出処理でチェッ
クサムが一致しなかった場合は、受信エラーとして、受
信を中断し、再度ラインを監視し、ヘッダの到着を待
つ。エラー無く受信出来た場合には、表示部上に受信内
容を表示する。
【0102】以上のような実施例の立体形半導体素子
は、着脱可能に装着されたインクタンクに収容されたイ
ンクをインクジェット記録ヘッドに供給し、その記録ヘ
ッドから噴射するインク滴で記録用紙に印字するインク
ジェットプリンタに関してのインク情報およびタンク情
報を検知し、該インクジェットプリンタに該情報を伝送
して、最適な方法でプリンタを制御したり、タンク内の
状態を最適維持する制御をするインクジェットプリンタ
に好ましく適用される。
【0103】本発明の立体形半導体素子を適用できるイ
ンクタンクの構成例を図12〜図15に示す。図12に
示すインクタンク501は、インクを収納した可撓性の
インク袋502を筐体503内に配置し、筐体503に
固定したゴム栓504で袋口502aを閉じておき、イ
ンク導出用の中空針505をゴム栓504に突き刺して
袋内に連通させることで、不図示のインクジェットヘッ
ドへインク供給を行なうものである。このようなインク
タンク501のインク袋502内に本発明の立体形半導
体素子506を配置することができる。
【0104】また、図13に示すインクタンク511
は、インク513を収容した筐体512のインク供給口
514に、インクを記録紙Sに向けて吐出し記録を行な
うインクジェットヘッド515を取付けたものである。
このようなタンク511内のインク513中に本発明の
立体形半導体素子516を配置することができる。
【0105】また、図14に示すインクタンク521
は、インク522を収容する完全密閉状態の第1室と、
負圧発生部材523を収納する大気連通状態の第2室
と、タンク最下部で第1室と第2室を連通させる連通路
524とを備えたものである。第2室側のインク供給口
525よりインクが消費されると、第2室側より大気が
第1室へ入ることに替わって第1室のインク522が第
2室に導出される。このような構成のタンク521の第
1室に本発明の立体形半導体素子526を配し、インク
に関する情報をやり取りしてもよい。
【0106】また、図15に示すインクタンク531
は、インクを保持した多孔質部材532を収納し、収納
インクを記録のために使用するインクジェットヘッド5
33を取付けたものである。このような構成のタンク5
31においても、インクタンク側に本発明の立体形半導
体素子534を配し、インクに関する情報をやり取りし
てもよい。
【0107】次に、本発明の立体形半導体素子を備えた
インクタンクを搭載するインクジェット記録装置の構成
例を図16に概略図で示す。図16に示されるインクジ
ェット記録装置600に搭載されたヘッドカートリッジ
601は、印字記録のためにインクを吐出する液体吐出
ヘッドと、その液体吐出ヘッドに供給される液体を保持
する図12〜図15に示したような構造からなる複数色
のインクタンクとを有するものである。また、各色のイ
ンクタンク内にそれぞれ配された立体形半導体素子と電
磁波で通信を行なう通信回路(図1の符号150)が記
録装置600内に設置されている。通信回路の有する共
振回路(起電力となるエネルギーの供給部)101はキ
ャリッジ7に設けられていて、各色の立体形半導体素子
に電磁波の信号を送信可能となっている。そして、キャ
リッジ7にヘッドカートリッジ100が装着された状態
で、タンク内の素子の発振回路32の導電体コイルLと
キャリッジ側の外部共振回路31のコイルLaとが隣接
するように設計されている。
【0108】ヘッドカートリッジ601は、図16に示
すように、駆動モータ602の正逆回転に連動して駆動
力伝達ギヤ603および604を介して回転するリード
スクリュー605の螺旋溝606に対して係合するキャ
リッジ607上に搭載されている。駆動モータ602の
動力によってヘッドカートリッジ601がキャリッジ6
07ともとにガイド608に沿って矢印aおよびbの方
向に往復移動される。インクジェット記録装置600に
は、ヘッドカートリッジ601から吐出されたインクな
どの液体を受ける被記録媒体としてのプリント用紙Pを
搬送する被記録媒体搬送手段(不図示)が備えられてい
る。その被記録媒体搬送手段によってプラテン609上
を搬送されるプリント用紙Pの紙押さえ板610は、キ
ャリッジ607の移動方向にわたってプリント用紙Pを
プラテン609に対して押圧する。
【0109】リードスクリュー605の一端の近傍に
は、フォトカプラ611および612が配設されてい
る。フォトカプラ611および612は、キャリッジ6
07のレバー607aの、フォトカプラ611および6
12の領域での存在を確認して駆動モータ602の回転
方向の切り換えなどを行うためのホームポジション検知
手段である。プラテン609の一端の近傍には、ヘッド
カートリッジ601の吐出口のある前面を覆うキャップ
部材614を支持する支持部材613が備えられてい
る。また、ヘッドカートリッジ601から空吐出などさ
れてキャップ部材614の内部に溜まったインクを吸引
するインク吸引手段615が備えられている。このイン
ク吸引手段615によりキャップ部材614の開口部を
介してヘッドカートリッジ601の吸引回復が行われ
る。
【0110】インクジェット記録装置600には本体支
持体619が備えられている。この本体支持体619に
は移動部材618が、前後方向、すなわちキャリッジ6
07の移動方向に対して直角な方向に移動可能に支持さ
れている。移動部材618には、クリーニングブレード
617が取り付けられている。クリーニングブレード6
17はこの形態に限らず、他の形態の公知のクリーニン
グブレードであってもよい。さらに、インク吸引手段6
15による吸引回復操作にあたって吸引を開始するため
のレバー620が備えられており、レバー620は、キ
ャリッジ607と係合するカム621の移動に伴って移
動し、駆動モータ602からの駆動力がクラッチ切り換
えなどの公知の伝達手段で移動制御される。ヘッドカー
トリッジ601に設けられた発熱体に信号を付与した
り、前述した各機構の駆動制御を司ったりするインクジ
ェット記録制御部は記録装置本体側に設けられており、
図15では示されていない。
【0111】上述した構成を有するインクジェット記録
装置600では、前記の被記録媒体搬送手段によりプラ
テン609上を搬送されるプリント用紙Pに対して、ヘ
ッドカートリッジ601がプリント用紙Pの全幅にわた
って往復移動する。この移動時に不図示の駆動信号供給
手段からヘッドカートリッジ601に駆動信号が供給さ
れると、この信号に応じて液体吐出ヘッド部から被記録
媒体に対してインク(記録液体)が吐出され、記録が行
われる。
【0112】
【発明の効果】本発明の立体形半導体素子によれば、外
部からの電磁波の信号が所定の応答条件を満たした場合
のみ、周囲環境情報を入手して外部に伝達する通信機能
を備えているため、各素子ごとの周囲環境情報が独立し
て得られる。また、3次元的に情報入手・伝達が可能な
ので、平板形の半導体素子を用いる場合と比べて、情報
伝達の方向の制限も少ない。このため、周囲環境情報の
入手、外部への伝達を効率良く行うことができる。
【0113】また、このような立体形半導体素子をイン
クタンク内に少なくとも一つ配することで、インクタン
ク内に収容したインクに関する情報や、タンク内の圧力
などをリアルタイムで外部の例えばインクジェット記録
装置に伝達させることが可能である。これは、例えばイ
ンク消費に伴って時々刻々と変化するタンク内の負圧量
を制御してインクジェット吐出を安定化する上で有利で
ある。
【0114】特に上記の立体形半導体素子を複数のイン
クタンク内にそれぞれ配置した場合、受信した電磁波の
信号が所定の応答条件を満たしたときのみ、受信信号に
応じた情報を入手して、蓄積情報との比較判断結果をそ
の入手情報とともに外部へ伝達できるので、応答条件を
タンク毎に変えれば、インクタンクごとの情報が独立し
て得られる。そのため、ユーザーは間違えることなく、
たとえばインクが無くなったインクタンクを交換するこ
とができる。
【0115】さらに、立体形半導体素子を動作させるた
めの電力を非接触で供給する構成であるので、素子の起
動のための電源をインクタンクに持たせたり、電力供給
用の配線を素子に接続する必要がなく、外部との直接的
な配線を施すことが困難な箇所に使用することができ
る。また、非接触で接近した位置で機能するため、一つ
の位置で複数色を扱うことも可能である。また印字中も
伝達可能である。
【0116】例えば、発振回路の導電体コイルを立体形
半導体素子の外表面に巻き付けるように形成することに
より、外部の共振回路との間で電磁誘導によって導電体
コイルに電力を発生させて、素子に非接触で電力を供給
することができる。
【0117】この場合、素子の外表面にはコイルが巻き
付けられているので、そのコイルのインダクタンスの大
きさはインクタンク内の例えばインクの残量、インク濃
度、インクpHに応じて変化する。したがって、発振回
路はそのインダクタンスの変化に応じて発振周波数を変
更するので、その変更される発振周波数の変化に基づい
てインクタンク内のインクの残量などを検出することも
可能である。
【0118】そして、立体形半導体素子は、液中に浮遊
するための空洞部を有するとともに、素子の重心が、当
該素子の中心より下部に位置するように形成されている
ので、例えば、インクジェット記録装置に搭載された記
録ヘッドおよびインクタンクが、シリアルに動作し、イ
ンクタンク内のインクが上下左右に揺動しても、安定し
てインクタンク内のインク中に浮遊しながら、インクに
関する情報や、タンク内の圧力などを精度良く検出する
ことができる。その上、素子に形成した上記の発振回路
のコイルを、外部の共振回路のコイルに対して安定した
位置で保持し、常に安定した双方向通信をも可能にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の立体形半導体素子の受信兼エネルギー
変換手段を構成するために表面に巻き付けられた導体コ
イルを示す図である。
【図3】本発明の立体形半導体素子の内部構成および外
部とのやり取りを表したブロック構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置において装置本体側とタンク内の立体形半導
体素子との間で電磁誘導によりディジタルIDをやり取
りする概念の説明図である。
【図5】図4に示したディジタルIDのやり取りを用い
て特定の色のタンク内情報を入手する動作フローを示す
図である。
【図6】本発明の立体形半導体素子の構成要素であるエ
ネルギー発生手段の電力発生原理を説明するための図で
ある。
【図7】本発明の立体形半導体素子の製造方法の一例を
説明するための工程図である。
【図8】本発明の立体形半導体素子に使用するN−MO
S回路を縦断するように切断した模式的断面図である。
【図9】図7で示す方法で製造した立体形半導体素子が
液体中で安定した状態を保持するための条件を説明する
ための図である。
【図10】本発明の実施例による立体形半導体素子と記
録装置とで双方向通信を行なう場合の、送信側の立体形
半導体素子でのフローチャートを示す図である。
【図11】本発明の実施例による立体形半導体素子と記
録装置とで双方向通信を行なう場合の、受信側の記録装
置でのフローチャートを示す図である。
【図12】本発明の立体形半導体素子を適用できるイン
クタンクの構成例を示す図である。
【図13】本発明の立体形半導体素子を適用できるイン
クタンクの構成例を示す図である。
【図14】本発明の立体形半導体素子を適用できるイン
クタンクの構成例を示す図である。
【図15】本発明の立体形半導体素子を適用できるイン
クタンクの構成例を示す図である。
【図16】本発明の立体形半導体素子を備えたインクタ
ンクを搭載するインクジェット記録装置の構成例を示す
概略図である。
【図17】特開平6−143607号に記載のインク残
量検知装置を示す図である。
【図18】特登録2947245号に記載のインク残量
検知装置を示す図である。
【符号の説明】
11、210 立体形半導体素子 12 電磁波 13 電力 14 受信兼エネルギー変換手段 15 情報入手手段 16 判断手段 17 情報蓄積手段 18 情報伝達手段 101 外部共振回路 102 発振回路 150 通信回路 151 誘導コイル 152 周波数変調器 201 球状シリコン 202 SiO2膜 203 開口 204 空洞部 205 SiN膜 206 Cu膜 207 封止部材
フロントページの続き (72)発明者 今仲 良行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 望月 無我 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山口 孝明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 斉藤 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井上 良二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA29 EB20 EB29 EB30 EB51 EB59 EC26 FA10 HA51 KC11 KC13 KC14 KD06 2F014 AB02 AB03 EB02

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から非接触で電磁波の信号を受信
    し、その電磁波を電磁誘導で電力に変換する受信兼エネ
    ルギー変換手段と、 外部の環境情報を入手する情報入手手段と、 前記情報入手手段による入手情報と比較するための情報
    を蓄積する情報蓄積手段と、 前記受信兼エネルギー変換手段で受信した電磁波の信号
    が所定の応答条件を満たした場合に前記情報入手手段に
    よる入手情報とこれに対応する前記情報蓄積手段に蓄積
    された情報とを比較し、情報伝達の必要性を判断する判
    断手段と、 前記判断手段にて情報伝達が必要と判断された場合に前
    記情報入手手段による入手情報を外部へ表示又は伝達す
    る情報伝達手段とを備え、 前記情報入手手段、前記情報蓄積手段、前記判断手段、
    および前記情報伝達手段は前記受信兼エネルギー変換手
    段で変換された電力により作動する立体形半導体素子。
  2. 【請求項2】 前記応答条件は電磁誘導周波数である請
    求項1に記載の立体形半導体素子。
  3. 【請求項3】 前記応答条件は通信プロトコルである請
    求項1に記載の立体形半導体素子。
  4. 【請求項4】 前記情報伝達手段は前記受信兼エネルギ
    ー変換手段により変換された電力を、前記外部に対して
    情報を表示または伝達するためのエネルギーである磁界
    または光または形または色または電波または音に変換す
    る請求項1に記載の立体形半導体素子。
  5. 【請求項5】 前記受信兼エネルギー変換手段は、外部
    共振回路との間で電磁誘導によって電力を発生する導電
    体コイルおよび発振回路を有する請求項1に記載の立体
    形半導体素子。
  6. 【請求項6】 前記導電体コイルは立体形半導体素子の
    外表面に巻き付くように形成されている請求項5に記載
    の立体形半導体素子。
  7. 【請求項7】 液体表面もしくは液中の所定の位置で浮
    遊するための空洞部を有する請求項1から6のいずれか
    に記載の立体形半導体素子。
  8. 【請求項8】 液中に浮遊する立体形半導体素子の重心
    が、当該素子の中心より下部に位置し、且つ、浮遊する
    液中で回転しないで、安定した揺動をする請求項7に記
    載の立体形半導体素子。
  9. 【請求項9】 立体形半導体素子のメタセンタが、該立
    体形半導体素子の重心より、常に上部にある請求項8に
    記載の立体形半導体素子。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載の立
    体形半導体素子が少なくとも1つ配されたインクタン
    ク。
  11. 【請求項11】 前記立体形半導体素子の応答条件がタ
    ンク内のインクによって異なる請求項10に記載のイン
    クタンク。
  12. 【請求項12】 前記立体形半導体素子の応答条件がタ
    ンク内のインクの色によって異なる請求項11に記載の
    インクタンク。
  13. 【請求項13】 前記立体形半導体素子の応答条件がタ
    ンク内のインクの色材濃度によって異なる請求項11に
    記載のインクタンク。
  14. 【請求項14】 前記立体形半導体素子の応答条件がタ
    ンク内のインクの物性によって異なる請求項11に記載
    のインクタンク。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載のインクタンクを複
    数個搭載したインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 各インクタンク内の立体形半導体素子
    と電磁波を送受信する通信手段を有する請求項15に記
    載のインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 前記通信手段は電磁波を発信する共振
    回路を有する請求項16に記載のインクジェット記録装
    置。
  18. 【請求項18】 立体形半導体素子を用いた通信システ
    ムであって、 前記立体形半導体素子をそれぞれの中に配した複数の液
    体容器と、 前記各立体形半導体素子に形成された、導電体コイルを
    有する発振回路、前記容器内の情報を入手する情報入手
    手段、外部より信号を受信する受信手段および所定の応
    答条件を満たした場合に外部へ情報を伝達する情報伝達
    手段と、 前記複数の液体容器の外に設置され、前記立体形半導体
    素子の発振回路との間で電磁誘導によって電力を発生さ
    せるための外部共振回路と、 前記立体形半導体素子の前記受信手段および前記情報伝
    達手段とで双方向通信を行う外部通信手段とを備えた通
    信システム。
  19. 【請求項19】 前記応答条件は各容器によって異なる
    請求項18に記載の通信システム。
  20. 【請求項20】 前記応答条件は電磁誘導周波数である
    請求項19に記載の通信システム。
  21. 【請求項21】 前記応答条件は通信プロトコルである
    請求項19に記載の通信システム。
  22. 【請求項22】 液中に浮遊する立体形半導体素子の重
    心が、当該素子の中心より下部に位置し、且つ、浮遊す
    る液中で回転しないで、安定した揺動をする請求項18
    から21のいずれか1項に記載の通信システム。
  23. 【請求項23】 立体形半導体素子のメタセンタが、該
    立体形半導体素子の重心より、常に上部にある請求項2
    2に記載の通信システム。
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