JP2001284190A - 固体電解コンデンサ - Google Patents
固体電解コンデンサInfo
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Landscapes
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リード線に加わる機械的ストレスがコンデン
サ素子の内部まで伝達することを防止できると共に、電
気的特性の向上を可能とした固体電解コンデンサを提供
する。 【解決手段】 巻回型のコンデンサ素子1を、アルミニ
ウム等からなる有底筒状の外装ケース2内に収納し、そ
の内部および全外周面をエポキシ樹脂層3で被覆する。
外装ケース2の開口部を、硬質部材4aと弾性部材4b
を組み合わせてなる封口体4によって密封する。この封
口体4はベーク板等の硬質部材4aの底面及び側面を、
ブチルゴム等の弾性部材4bで被覆して構成されてお
り、封口体4には、リード線5が挿通される貫通孔6が
形成されている。そして、この貫通孔6内にリード線5
の丸棒部5aが位置するように配設する。
サ素子の内部まで伝達することを防止できると共に、電
気的特性の向上を可能とした固体電解コンデンサを提供
する。 【解決手段】 巻回型のコンデンサ素子1を、アルミニ
ウム等からなる有底筒状の外装ケース2内に収納し、そ
の内部および全外周面をエポキシ樹脂層3で被覆する。
外装ケース2の開口部を、硬質部材4aと弾性部材4b
を組み合わせてなる封口体4によって密封する。この封
口体4はベーク板等の硬質部材4aの底面及び側面を、
ブチルゴム等の弾性部材4bで被覆して構成されてお
り、封口体4には、リード線5が挿通される貫通孔6が
形成されている。そして、この貫通孔6内にリード線5
の丸棒部5aが位置するように配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解コンデン
サに係り、特に、外装ケースの開口端部に収納する封口
体に改良を施した固体電解コンデンサに関する。
サに係り、特に、外装ケースの開口端部に収納する封口
体に改良を施した固体電解コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】タンタルあるいはアルミニウム等のよう
な弁作用を有する金属を利用した電解コンデンサは、陽
極側対向電極としての弁作用金属を焼結体あるいはエッ
チング箔等の形状にして誘電体を拡面化することによ
り、小型で大きな容量を得ることができることから、広
く一般に用いられている。特に、電解質に固体電解質を
用いた固体電解コンデンサは、小型、大容量、低等価直
列抵抗であることに加えて、チップ化しやすく、表面実
装に適している等の特質を備えていることから、電子機
器の小型化、高機能化、低コスト化に欠かせないものと
なっている。
な弁作用を有する金属を利用した電解コンデンサは、陽
極側対向電極としての弁作用金属を焼結体あるいはエッ
チング箔等の形状にして誘電体を拡面化することによ
り、小型で大きな容量を得ることができることから、広
く一般に用いられている。特に、電解質に固体電解質を
用いた固体電解コンデンサは、小型、大容量、低等価直
列抵抗であることに加えて、チップ化しやすく、表面実
装に適している等の特質を備えていることから、電子機
器の小型化、高機能化、低コスト化に欠かせないものと
なっている。
【0003】この種の固体電解コンデンサにおいて、小
型、大容量用途としては、一般に、アルミニウム等の弁
作用金属からなる陽極箔と陰極箔をセパレータを介在さ
せて巻回してコンデンサ素子を形成し、このコンデンサ
素子に駆動用電解液を含浸し、アルミニウム等の金属製
ケースや合成樹脂製のケースにコンデンサ素子を収納
し、密閉した構造を有している。なお、陽極材料として
は、アルミニウムを初めとしてタンタル、ニオブ、チタ
ン等が使用され、陰極材料には、陽極材料と同種の金属
が用いられる。
型、大容量用途としては、一般に、アルミニウム等の弁
作用金属からなる陽極箔と陰極箔をセパレータを介在さ
せて巻回してコンデンサ素子を形成し、このコンデンサ
素子に駆動用電解液を含浸し、アルミニウム等の金属製
ケースや合成樹脂製のケースにコンデンサ素子を収納
し、密閉した構造を有している。なお、陽極材料として
は、アルミニウムを初めとしてタンタル、ニオブ、チタ
ン等が使用され、陰極材料には、陽極材料と同種の金属
が用いられる。
【0004】また、固体電解コンデンサに用いられる固
体電解質としては、二酸化マンガンや7、7、8、8−
テトラシアノキノジメタン(TCNQ)錯体が知られて
いるが、近年、反応速度が緩やかで、かつ陽極電極の酸
化皮膜層との密着性に優れたポリエチレンジオキシチオ
フェン(以下、PEDTと記す)に着目した技術(特開
平2−15611号公報)が存在している。
体電解質としては、二酸化マンガンや7、7、8、8−
テトラシアノキノジメタン(TCNQ)錯体が知られて
いるが、近年、反応速度が緩やかで、かつ陽極電極の酸
化皮膜層との密着性に優れたポリエチレンジオキシチオ
フェン(以下、PEDTと記す)に着目した技術(特開
平2−15611号公報)が存在している。
【0005】このような固体電解コンデンサは、一般
に、巻回したコンデンサ素子に固体電解質層を形成し、
弾性部材よりなる封口体と共に金属製の外装ケースに収
納し、この外装ケースの開口端部を加締めて形成されて
いる。
に、巻回したコンデンサ素子に固体電解質層を形成し、
弾性部材よりなる封口体と共に金属製の外装ケースに収
納し、この外装ケースの開口端部を加締めて形成されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の固体電解コンデンサには、以下に述べるよ
うな問題点があった。すなわち、固体電解コンデンサの
リード線をフォーミングしたり、プリント基板に実装し
た場合には、リード線には機械的ストレスが加わる。そ
して、リード線に加わった機械的ストレスは、コンデン
サ素子の内部にまで伝わり、この機械的ストレスによっ
てコンデンサ素子の電極箔の酸化皮膜層が損傷してしま
う場合があった。特に、固体電解コンデンサは、酸化皮
膜の修復性能が弱く、このような酸化皮膜の損傷は漏れ
電流の増加を招く原因となっていた。
ような従来の固体電解コンデンサには、以下に述べるよ
うな問題点があった。すなわち、固体電解コンデンサの
リード線をフォーミングしたり、プリント基板に実装し
た場合には、リード線には機械的ストレスが加わる。そ
して、リード線に加わった機械的ストレスは、コンデン
サ素子の内部にまで伝わり、この機械的ストレスによっ
てコンデンサ素子の電極箔の酸化皮膜層が損傷してしま
う場合があった。特に、固体電解コンデンサは、酸化皮
膜の修復性能が弱く、このような酸化皮膜の損傷は漏れ
電流の増加を招く原因となっていた。
【0007】また、特に、PEDTを固体電解質に用い
た固体電解コンデンサにおいては、外部より水分が侵入
した場合には、特性が悪化するという問題点があった。
この水分の侵入経路としては、大気中の水分が、弾性部
材よりなる封口体を透過して内部に侵入したものと考え
られるため、従来より、水分の透過性能が低い封口体が
求められていた。
た固体電解コンデンサにおいては、外部より水分が侵入
した場合には、特性が悪化するという問題点があった。
この水分の侵入経路としては、大気中の水分が、弾性部
材よりなる封口体を透過して内部に侵入したものと考え
られるため、従来より、水分の透過性能が低い封口体が
求められていた。
【0008】本発明は、上述したような従来技術の問題
点を解決するために提案されたものであり、その目的
は、リード線に加わる機械的ストレスがコンデンサ素子
の内部まで伝達することを防止できると共に、電気的特
性の向上を可能とした固体電解コンデンサを提供するこ
とにある。
点を解決するために提案されたものであり、その目的
は、リード線に加わる機械的ストレスがコンデンサ素子
の内部まで伝達することを防止できると共に、電気的特
性の向上を可能とした固体電解コンデンサを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく、リード線に加わる機械的ストレスがコン
デンサ素子の内部まで伝達することを防止でき、水分の
透過性能が低い封口体について鋭意検討を重ねた結果、
本発明を完成するに至ったものである。すなわち、本発
明者等は、封口体として、硬質部材と弾性部材を組み合
わせてなる封口体を用いることにより、リード線のフォ
ーミングやプリント基板への実装の際に加わるリード線
への機械的ストレスが、コンデンサ素子の内部にまで伝
達することを防止できることを見出した。また、ベーク
板等の硬質部材は、水分の透過率が低いため、この硬質
部材を封口体に用いることにより、外部からの水分の侵
入を防ぐことができることを見出したものである。
を解決すべく、リード線に加わる機械的ストレスがコン
デンサ素子の内部まで伝達することを防止でき、水分の
透過性能が低い封口体について鋭意検討を重ねた結果、
本発明を完成するに至ったものである。すなわち、本発
明者等は、封口体として、硬質部材と弾性部材を組み合
わせてなる封口体を用いることにより、リード線のフォ
ーミングやプリント基板への実装の際に加わるリード線
への機械的ストレスが、コンデンサ素子の内部にまで伝
達することを防止できることを見出した。また、ベーク
板等の硬質部材は、水分の透過率が低いため、この硬質
部材を封口体に用いることにより、外部からの水分の侵
入を防ぐことができることを見出したものである。
【0010】すなわち、請求項1に記載の発明は、陽極
箔と陰極箔をセパレータを介して巻回するとともに、一
方の巻回端面から外部引き出し用の端子を導出したコン
デンサ素子に固体電解質層を形成すると共に、このコン
デンサ素子を有底筒状の外装ケースに収納し、外装ケー
スの開口部を、前記外部引き出し用の端子が挿通する貫
通孔を有する封口体によって封止した固体電解コンデン
サにおいて、前記封口体として、硬質部材と弾性部材を
組み合わせてなる封口体を用いたことを特徴とするもの
である。
箔と陰極箔をセパレータを介して巻回するとともに、一
方の巻回端面から外部引き出し用の端子を導出したコン
デンサ素子に固体電解質層を形成すると共に、このコン
デンサ素子を有底筒状の外装ケースに収納し、外装ケー
スの開口部を、前記外部引き出し用の端子が挿通する貫
通孔を有する封口体によって封止した固体電解コンデン
サにおいて、前記封口体として、硬質部材と弾性部材を
組み合わせてなる封口体を用いたことを特徴とするもの
である。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の固体電解コンデンサにおいて、前記封口体が、前記硬
質部材の上面、底面及び側面の内、少なくとも側面を前
記弾性部材で被覆して構成されていることを特徴とする
ものである。請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の固体電解コンデンサにおいて、前記封口体の貫通孔の
内面が、前記弾性部材で被覆して構成されていることを
特徴とするものである。
の固体電解コンデンサにおいて、前記封口体が、前記硬
質部材の上面、底面及び側面の内、少なくとも側面を前
記弾性部材で被覆して構成されていることを特徴とする
ものである。請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の固体電解コンデンサにおいて、前記封口体の貫通孔の
内面が、前記弾性部材で被覆して構成されていることを
特徴とするものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれか一に記載の固体電解コンデンサにおい
て、前記硬質部材が、ベーク板であることを特徴とする
ものである。請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれか一に記載の固体電解コンデンサにおい
て、前記弾性部材が、ブチルゴムであることを特徴とす
るものである。
求項3のいずれか一に記載の固体電解コンデンサにおい
て、前記硬質部材が、ベーク板であることを特徴とする
ものである。請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれか一に記載の固体電解コンデンサにおい
て、前記弾性部材が、ブチルゴムであることを特徴とす
るものである。
【0013】上記のような構成を有する請求項1乃至請
求項5に記載の発明によれば、外装ケースの開口端部を
加締める際に封口体に加わる圧力は、封口体の弾性部材
によって吸収され、外装ケースの開口端部を密閉するこ
とができる。また、コンデンサ素子のリード線が、封口
体の硬質部材によって強固に支持されているので、リー
ド線のフォーミングやプリント基板への実装の際に加わ
るリード線への機械的ストレスが、コンデンサ素子の内
部にまで伝達することを防止できる。さらに、ベーク板
等の硬質部材は水分の透過率が低いため、外部からの水
分の侵入を防止することができる。
求項5に記載の発明によれば、外装ケースの開口端部を
加締める際に封口体に加わる圧力は、封口体の弾性部材
によって吸収され、外装ケースの開口端部を密閉するこ
とができる。また、コンデンサ素子のリード線が、封口
体の硬質部材によって強固に支持されているので、リー
ド線のフォーミングやプリント基板への実装の際に加わ
るリード線への機械的ストレスが、コンデンサ素子の内
部にまで伝達することを防止できる。さらに、ベーク板
等の硬質部材は水分の透過率が低いため、外部からの水
分の侵入を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る固体電解コン
デンサの一つの実施の形態について、図1乃至図5を参
照して具体的に説明する。
デンサの一つの実施の形態について、図1乃至図5を参
照して具体的に説明する。
【0015】[1.構成] [1−1.固体電解コンデンサ]図1は、本発明に係る
固体電解コンデンサを示したものであり、巻回型のコン
デンサ素子1は、アルミニウム等からなる有底筒状の外
装ケース2内に収納され、その内部および全外周面はエ
ポキシ樹脂層3で覆われており、外装ケース2の開口部
は、硬質部材4aと弾性部材4bを組み合わせてなる封
口体4によって密封されている。なお、図中5は、コン
デンサ素子1から導出されたリード線である。
固体電解コンデンサを示したものであり、巻回型のコン
デンサ素子1は、アルミニウム等からなる有底筒状の外
装ケース2内に収納され、その内部および全外周面はエ
ポキシ樹脂層3で覆われており、外装ケース2の開口部
は、硬質部材4aと弾性部材4bを組み合わせてなる封
口体4によって密封されている。なお、図中5は、コン
デンサ素子1から導出されたリード線である。
【0016】また、前記封口体4は、図2に示したよう
に、ベーク板等の硬質部材4aの底面及び側面を、ブチ
ルゴム等の弾性部材4bで被覆して構成されており、前
記リード線5が挿通される貫通孔6が形成されている。
そして、この貫通孔6内に前記リード線5の丸棒部5a
が位置するように構成されている。
に、ベーク板等の硬質部材4aの底面及び側面を、ブチ
ルゴム等の弾性部材4bで被覆して構成されており、前
記リード線5が挿通される貫通孔6が形成されている。
そして、この貫通孔6内に前記リード線5の丸棒部5a
が位置するように構成されている。
【0017】このような構成を有する固体電解コンデン
サは、具体的には次の手順で製造されている。まず、ア
ルミニウム等の弁作用金属からなり、表面に酸化皮膜層
が形成された両極電極箔をビニロン繊維等からなるセパ
レータを介して巻回してコンデンサ素子1を形成した
後、このコンデンサ素子1の両極電極箔間に、ポリエチ
レンジオキシチオフェン(PEDT)等からなる固体電
解質層を生成する。
サは、具体的には次の手順で製造されている。まず、ア
ルミニウム等の弁作用金属からなり、表面に酸化皮膜層
が形成された両極電極箔をビニロン繊維等からなるセパ
レータを介して巻回してコンデンサ素子1を形成した
後、このコンデンサ素子1の両極電極箔間に、ポリエチ
レンジオキシチオフェン(PEDT)等からなる固体電
解質層を生成する。
【0018】次に、このコンデンサ素子1を外装ケース
2内に収納し、外装ケース2とコンデンサ素子1との間
にエポキシ樹脂等を充填する。続いて、外装ケース2の
開口部に、硬質部材4aと弾性部材4bを組み合わせて
なる封口体4を装着すると共に、外装ケース2の開口端
部を加締めて外装ケース2を封止する。その後、エポキ
シ樹脂の種類に応じた温度で加熱して硬化させることに
より、コンデンサ素子1の内部および全外周面を覆うエ
ポキシ樹脂層3を形成する。
2内に収納し、外装ケース2とコンデンサ素子1との間
にエポキシ樹脂等を充填する。続いて、外装ケース2の
開口部に、硬質部材4aと弾性部材4bを組み合わせて
なる封口体4を装着すると共に、外装ケース2の開口端
部を加締めて外装ケース2を封止する。その後、エポキ
シ樹脂の種類に応じた温度で加熱して硬化させることに
より、コンデンサ素子1の内部および全外周面を覆うエ
ポキシ樹脂層3を形成する。
【0019】[1−2.封口体]封口体4としては、図
2に示す構成の他、図3(A)に示したように、硬質部
材4aの側面のみを弾性部材4bで被覆したもの、図3
(B)に示したように、硬質部材4aの全面を弾性部材
4bで被覆したものを用いることができる。さらに、図
4(A)〜(C)に示したように、封口体4の貫通孔6
の内面を、弾性部材4bで被覆したものを用いても良
い。また、図5に示したように、横加締めによる圧力が
リード線の丸棒部5aにまで伝わるように、封口体の構
造と外装ケースの加締め位置の相対的な位置関係を調整
することにより、丸棒部5aと封口体4の貫通孔6とを
さらに密着させることができるので、外部からの水分の
侵入を防止する効果をさらに高めることができる。
2に示す構成の他、図3(A)に示したように、硬質部
材4aの側面のみを弾性部材4bで被覆したもの、図3
(B)に示したように、硬質部材4aの全面を弾性部材
4bで被覆したものを用いることができる。さらに、図
4(A)〜(C)に示したように、封口体4の貫通孔6
の内面を、弾性部材4bで被覆したものを用いても良
い。また、図5に示したように、横加締めによる圧力が
リード線の丸棒部5aにまで伝わるように、封口体の構
造と外装ケースの加締め位置の相対的な位置関係を調整
することにより、丸棒部5aと封口体4の貫通孔6とを
さらに密着させることができるので、外部からの水分の
侵入を防止する効果をさらに高めることができる。
【0020】[1−3.封口体の材質]封口体4を構成
する硬質部材4aとしては、ベーク板の他、ポリアミド
樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、PP
S、ポリイミド、テフロン(登録商標)、Al板等が挙
げられる。また、弾性部材4bとしては、ブチルゴムの
他、EPDM、フッ素ゴム等を用いることができる。
する硬質部材4aとしては、ベーク板の他、ポリアミド
樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、PP
S、ポリイミド、テフロン(登録商標)、Al板等が挙
げられる。また、弾性部材4bとしては、ブチルゴムの
他、EPDM、フッ素ゴム等を用いることができる。
【0021】[2.作用・効果]上記のような構成を有
する本実施形態の作用は次の通りである。すなわち、本
実施形態においては、外装ケース2の開口部に、硬質部
材4aと弾性部材4bを組み合わせてなる封口体4を装
着し、外装ケース2の開口端部を加締めて外装ケース2
を封止しているので、加締める際に封口体に加わる圧力
は、弾性部材4bによって吸収される。
する本実施形態の作用は次の通りである。すなわち、本
実施形態においては、外装ケース2の開口部に、硬質部
材4aと弾性部材4bを組み合わせてなる封口体4を装
着し、外装ケース2の開口端部を加締めて外装ケース2
を封止しているので、加締める際に封口体に加わる圧力
は、弾性部材4bによって吸収される。
【0022】また、コンデンサ素子のリード線5の丸棒
部5aは、封口体4の硬質部材4aに形成された貫通孔
6内に挿入され、この硬質部材4aで強固に支持されて
いるので、リード線のフォーミングやプリント基板への
実装の際に加わるリード線への機械的ストレスは、コン
デンサ素子1の内部にまで伝達することはない。
部5aは、封口体4の硬質部材4aに形成された貫通孔
6内に挿入され、この硬質部材4aで強固に支持されて
いるので、リード線のフォーミングやプリント基板への
実装の際に加わるリード線への機械的ストレスは、コン
デンサ素子1の内部にまで伝達することはない。
【0023】さらに、外装ケース2の開口部に装着され
る封口体4は、硬質部材4aと弾性部材4bを組み合わ
せて構成されており、ベーク板等の硬質部材は水分の透
過率が低いため、外部からの水分の侵入を防止すること
ができる。特に、ポリエチレンジオキシチオフェン(P
EDT)等の有機導電性高分子材料からなる固体電解質
層は、水分の影響を受けやすいため、エポキシ樹脂層3
と外装ケース2および封口体4からなる2重の密封構造
によって水分の侵入を防止することにより、コンデンサ
の寿命特性を大きく向上することができる。
る封口体4は、硬質部材4aと弾性部材4bを組み合わ
せて構成されており、ベーク板等の硬質部材は水分の透
過率が低いため、外部からの水分の侵入を防止すること
ができる。特に、ポリエチレンジオキシチオフェン(P
EDT)等の有機導電性高分子材料からなる固体電解質
層は、水分の影響を受けやすいため、エポキシ樹脂層3
と外装ケース2および封口体4からなる2重の密封構造
によって水分の侵入を防止することにより、コンデンサ
の寿命特性を大きく向上することができる。
【0024】なお、実施の形態としてアルミニウム等か
らなる有底筒状の外装ケースを用いたが、樹脂からなる
有底筒状の外装ケースを用いてもよい。この場合、外装
ケースの開口部は外装ケースの内径よりもやや大きい封
口体を圧入するなどして密封してもよく、この場合、加
締め等の工程は不要となる。また、封口体は、コンデン
サ素子を外装ケースに収納した後に外装ケースの開口部
に装着しても、あるいはコンデンサ素子の端面に装着し
た後に、コンデンサ素子とともに外装ケースに収納して
もよい。
らなる有底筒状の外装ケースを用いたが、樹脂からなる
有底筒状の外装ケースを用いてもよい。この場合、外装
ケースの開口部は外装ケースの内径よりもやや大きい封
口体を圧入するなどして密封してもよく、この場合、加
締め等の工程は不要となる。また、封口体は、コンデン
サ素子を外装ケースに収納した後に外装ケースの開口部
に装着しても、あるいはコンデンサ素子の端面に装着し
た後に、コンデンサ素子とともに外装ケースに収納して
もよい。
【0025】また、前記実施の形態においては、ポリエ
チレンジオキシチオフェン(PEDT)等からなる固体
電解質層を生成する場合について説明したが、二酸化マ
ンガンやポリピロール等、他の各種の材料からなる固体
電解質層を生成する場合にも同様に適用可能である。
チレンジオキシチオフェン(PEDT)等からなる固体
電解質層を生成する場合について説明したが、二酸化マ
ンガンやポリピロール等、他の各種の材料からなる固体
電解質層を生成する場合にも同様に適用可能である。
【0026】
【実施例】次に、本発明による固体電解コンデンサの実
施例について、比較例と比較しながら具体的に説明す
る。まず、同一のコンデンサ素子と同一の外装ケースを
形成し、これらを使用して、本発明と従来技術に係る同
定格の固体電解コンデンサをそれぞれ作製した。すなわ
ち、本発明に係る実施例としては、前述した実施の形態
に記載したように、封口体として、硬質部材と弾性部材
を組み合わせてなる封口体、具体的には、樹脂ベーク板
の底面及び側面をブチルゴムで被覆した封口体を用いた
固体電解コンデンサを作製し、従来技術に係る比較例と
しては、封口体として、ブチルゴムよりなる弾性部材の
みからなる封口体を用いた固体電解コンデンサを作製し
た。
施例について、比較例と比較しながら具体的に説明す
る。まず、同一のコンデンサ素子と同一の外装ケースを
形成し、これらを使用して、本発明と従来技術に係る同
定格の固体電解コンデンサをそれぞれ作製した。すなわ
ち、本発明に係る実施例としては、前述した実施の形態
に記載したように、封口体として、硬質部材と弾性部材
を組み合わせてなる封口体、具体的には、樹脂ベーク板
の底面及び側面をブチルゴムで被覆した封口体を用いた
固体電解コンデンサを作製し、従来技術に係る比較例と
しては、封口体として、ブチルゴムよりなる弾性部材の
みからなる封口体を用いた固体電解コンデンサを作製し
た。
【0027】[試験1]以上のように作製した実施例と
比較例の固体電解コンデンサについて、リード線を手で
折り曲げて元に戻す作業を10回繰り返し、その前後の
電気的特性について調べたところ、表1に示すような結
果が得られた。
比較例の固体電解コンデンサについて、リード線を手で
折り曲げて元に戻す作業を10回繰り返し、その前後の
電気的特性について調べたところ、表1に示すような結
果が得られた。
【表1】
【0028】表1から明らかなように、比較例において
は、折り曲げ後のLC(漏れ電流)は、折り曲げ前に比
べて約38倍と大幅に増加した。これに対して、実施例
においては、折り曲げ後のLCは、折り曲げ前に比べて
約3倍に増加したに過ぎなかった。また、折り曲げ後の
LCを実施例と比較例で比べてみると、比較例のLCは
実施例の約15倍となった。この結果から明らかなよう
に、硬質部材と弾性部材を組み合わせてなる封口体を用
いた実施例においては、リード線に加わった機械的スト
レスによって、コンデンサ素子の電極箔の酸化皮膜層が
損傷することを大幅に防止することができることが分か
った。
は、折り曲げ後のLC(漏れ電流)は、折り曲げ前に比
べて約38倍と大幅に増加した。これに対して、実施例
においては、折り曲げ後のLCは、折り曲げ前に比べて
約3倍に増加したに過ぎなかった。また、折り曲げ後の
LCを実施例と比較例で比べてみると、比較例のLCは
実施例の約15倍となった。この結果から明らかなよう
に、硬質部材と弾性部材を組み合わせてなる封口体を用
いた実施例においては、リード線に加わった機械的スト
レスによって、コンデンサ素子の電極箔の酸化皮膜層が
損傷することを大幅に防止することができることが分か
った。
【0029】[試験2]続いて、以上のようにして作製
した実施例と比較例の固体電解コンデンサを、85℃、
湿度85%の環境に定格電圧(6.3V)を印加した状
態で1000時間放置し、その前後の電気的特性につい
て調べたところ、表2に示すような結果が得られた。
した実施例と比較例の固体電解コンデンサを、85℃、
湿度85%の環境に定格電圧(6.3V)を印加した状
態で1000時間放置し、その前後の電気的特性につい
て調べたところ、表2に示すような結果が得られた。
【表2】
【0030】表2から明らかなように、比較例において
は、放置後の静電容量が放置前の約85%に低下した。
これに対して、実施例においては、放置後の静電容量は
放置前と同じであった。この結果から明らかなように、
硬質部材と弾性部材を組み合わせてなる封口体を用いた
実施例においては、高温・高湿の状態に長時間放置した
場合であっても、電気的特性に大きな変化は見られず、
大気中の水分が固体電解コンデンサの内部に侵入してい
ないことが示された。一方、比較例においては、放置後
の静電容量が大幅に低下したことから、大気中の水分が
固体電解コンデンサの内部に侵入し、その結果、電気的
特性が低下したと考えられる。
は、放置後の静電容量が放置前の約85%に低下した。
これに対して、実施例においては、放置後の静電容量は
放置前と同じであった。この結果から明らかなように、
硬質部材と弾性部材を組み合わせてなる封口体を用いた
実施例においては、高温・高湿の状態に長時間放置した
場合であっても、電気的特性に大きな変化は見られず、
大気中の水分が固体電解コンデンサの内部に侵入してい
ないことが示された。一方、比較例においては、放置後
の静電容量が大幅に低下したことから、大気中の水分が
固体電解コンデンサの内部に侵入し、その結果、電気的
特性が低下したと考えられる。
【0031】また、両者の結果から、大気中の水分の侵
入経路は、弾性部材からなる封口体であることが明確化
され、本発明のように、封口体として硬質部材と弾性部
材を組み合わせてなる封口体を用いることの有効性が示
された。
入経路は、弾性部材からなる封口体であることが明確化
され、本発明のように、封口体として硬質部材と弾性部
材を組み合わせてなる封口体を用いることの有効性が示
された。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リード線に加わる機械的ストレスがコンデンサ素子の内
部まで伝達することを防止できると共に、電気的特性の
向上を可能とした固体電解コンデンサを提供することが
できる。
リード線に加わる機械的ストレスがコンデンサ素子の内
部まで伝達することを防止できると共に、電気的特性の
向上を可能とした固体電解コンデンサを提供することが
できる。
【図1】本発明に係る固体電解コンデンサの一例を示す
断面図
断面図
【図2】本発明に係る固体電解コンデンサの開口端部に
装着される、硬質部材と弾性部材を組み合わせて構成さ
れた封口体の一例を示す断面図
装着される、硬質部材と弾性部材を組み合わせて構成さ
れた封口体の一例を示す断面図
【図3】(A)、(B)共に、硬質部材と弾性部材を組
み合わせて構成された封口体の他の例を示す断面図
み合わせて構成された封口体の他の例を示す断面図
【図4】(A)、(B)、(C)共に、図2及び図3に
示した封口体の貫通孔の内面に弾性部材を被覆した例を
示す断面図
示した封口体の貫通孔の内面に弾性部材を被覆した例を
示す断面図
【図5】図4に示した封口体を用いた固体電解コンデン
サの一例を示す断面図
サの一例を示す断面図
1…コンデンサ素子 2…外装ケース 3…エポキシ樹脂層 4…封口体 4a…硬質部材 4b…弾性部材 5…リード線 5a…丸棒部 6…貫通孔
Claims (5)
- 【請求項1】 陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻
回するとともに、一方の巻回端面から外部引き出し用の
端子を導出したコンデンサ素子に固体電解質層を形成す
ると共に、このコンデンサ素子を有底筒状の外装ケース
に収納し、外装ケースの開口部を、前記外部引き出し用
の端子が挿通する貫通孔を有する封口体によって封止し
た固体電解コンデンサにおいて、 前記封口体として、硬質部材と弾性部材を組み合わせて
なる封口体を用いたことを特徴とする固体電解コンデン
サ。 - 【請求項2】 前記封口体が、前記硬質部材の上面、底
面及び側面の内、少なくとも側面を前記弾性部材で被覆
して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
固体電解コンデンサ。 - 【請求項3】 前記封口体の貫通孔の内面が、前記弾性
部材で被覆して構成されていることを特徴とする請求項
2に記載の固体電解コンデンサ。 - 【請求項4】 前記硬質部材が、ベーク板であることを
特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の
固体電解コンデンサ。 - 【請求項5】 前記弾性部材が、ブチルゴムであること
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載
の固体電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000096762A JP2001284190A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 固体電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000096762A JP2001284190A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 固体電解コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001284190A true JP2001284190A (ja) | 2001-10-12 |
Family
ID=18611480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000096762A Pending JP2001284190A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 固体電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001284190A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005093656A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-04-07 | Nok Corp | 電解液シール材料 |
| JP2009111240A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Nichicon Corp | 電解コンデンサ |
| WO2012039103A1 (ja) * | 2010-09-22 | 2012-03-29 | パナソニック株式会社 | 封止部材およびこれを用いたコンデンサ |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000096762A patent/JP2001284190A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005093656A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-04-07 | Nok Corp | 電解液シール材料 |
| JP2009111240A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Nichicon Corp | 電解コンデンサ |
| WO2012039103A1 (ja) * | 2010-09-22 | 2012-03-29 | パナソニック株式会社 | 封止部材およびこれを用いたコンデンサ |
| CN103119672A (zh) * | 2010-09-22 | 2013-05-22 | 松下电器产业株式会社 | 密封部件及使用了该密封部件的电容器 |
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