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JP2001110045A - 磁気テープ加工装置 - Google Patents

磁気テープ加工装置

Info

Publication number
JP2001110045A
JP2001110045A JP28567499A JP28567499A JP2001110045A JP 2001110045 A JP2001110045 A JP 2001110045A JP 28567499 A JP28567499 A JP 28567499A JP 28567499 A JP28567499 A JP 28567499A JP 2001110045 A JP2001110045 A JP 2001110045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
drum
processing
magnetic tape
laser beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28567499A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Araki
実 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP28567499A priority Critical patent/JP2001110045A/ja
Publication of JP2001110045A publication Critical patent/JP2001110045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テープの搬送速度を高速化してもキスリップを
生じることがなく、その上、カッピングも小さい、優れ
た特性を有する磁気テープを、良好な製造効率で製造す
るできる磁気テープ加工装置を提供する。 【解決手段】回転自在な中空円筒状のドラムと、軸線を
中心にドラムを回転する回転手段と、平面状のレーザ光
をドラムの内側面に入射して線を画成する光学系と、内
側面に入射し貫通光を通過したレーザ光の光路上に設定
される加工位置に磁気テープを位置しつつ、ドラム側に
バック層を向けた状態で、ドラムの回転方向と一致して
磁気テープを長手方向に搬送する搬送装置と、ドラム内
外で圧力差を生じさせる差圧発生手段とを有することに
より、前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録/再生に
供する磁気テープの技術分野に属し、詳しくは、磁気テ
ープの製造工程等において、高速で磁気テープを搬送さ
せてもスリップが発生せず、かつカッピングも小さい磁
気テープを製造する、磁気テープ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報の記録や再生に利用される磁気テー
プは、基本的に、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)等のフィルムであるベース層と、ベース層の一方の
面に形成される磁性体層と、搬送安定性や強度の向上等
を目的として、ベース層の磁性体層の逆面に形成される
バック層等を有して構成される。
【0003】このような磁気テープの製造工程において
は、磁気テープ(以下、テープとする)は、長手方向に
搬送されつつ、スリッタによる裁断やブレード刃による
表面の清掃等の各種の処理を施されて、ハブ等に巻き取
られてパンケーキやカセットとされ、次工程や納入先に
送られるが、近年では、生産性を向上させるために、各
種の工程(ブレード機やワインダ機等の製造装置)にお
けるテープの搬送速度が高速化する傾向にある。
【0004】テープの搬送は、一般的に、テープをキャ
プスタンローラに巻き掛け、キャプスタンローラを回転
することによって行われる。ところが、テープの搬送速
度を速くすると、ブレード機等の製造装置において、テ
ープが空気を巻き込んで、キャプスタンローラ等でテー
プが浮かび、これによりテープがスリップして、正常な
搬送ができなくなってしまう場合がある。
【0005】その結果、テープがキャプスタンローラ、
ガイドローラ、ブレード刃等に衝突あるいは不適正に接
触し、テープやテープエッジの折れ、磁性体層等の磨耗
や剥離等のテープの損傷が発生し、得られたテープが製
品として不適正なものとなってしまう。また、テープの
製造装置には、必要に応じてテープの長さの測定するロ
ーラ(検尺ローラ)が装着されるが、ここでテープがス
リップすると、テープ長の測定に誤差が生じ、生産管理
も適正に行えなくなるという問題点もある。そのため、
要求される生産効率に良好に対応するように、テープの
製造におけるテープ搬送速度を高速化することが困難に
なっている。
【0006】また、テープが有する別の問題点として、
テープの幅方向のカール(湾曲)、いわゆるカッピング
が知られている。カッピングは、主に、磁性体層とバッ
ク層とで用いられるバインダの収縮率の違いによって生
じるが、カッピングが発生すると、製品としての磁気テ
ープの外観の低下; 記録ヘッドや読取ヘッドへの磁気
テープの当りが悪くなり記録誤差や読取誤差が生じる可
能性がある; 磁気テープのエッジにダメージが生じ易
く耐久性が低下する; 等、様々な問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、ブレード機や
ワインダ機等の磁気テープの製造装置において、テープ
の搬送速度を高速化してもキャプスタンローラ等におけ
るテープのスリップを生じることがなく、その上、カッ
ピングも小さい、優れた特性を有する磁気テープを、良
好な製造効率で製造できる磁気テープ加工装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、側面に多数の貫通孔を有する回転自在な
中空円筒状のドラムと、軸線を中心に前記ドラムを回転
する回転手段と、平面状のレーザ光を前記ドラムの内側
面に入射して、前記レーザ光によって線を画成する光学
系と、前記内側面に入射し前記貫通光を通過したレーザ
光の光路上に設定される加工位置に磁気テープを位置し
つつ、前記ドラム側にバック層を向けた状態で、前記ド
ラムの回転方向と一致して磁気テープを長手方向に搬送
する搬送装置と、前記ドラム内と外部とで圧力差を生じ
させる差圧発生手段とを有することを特徴とする磁気テ
ープ加工装置を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気テープ加工装
置について、添付の図面に示される好適実施例をもとに
詳細に説明する。
【0010】本発明の磁気テープ加工装置(以下、加工
装置とする)によって加工される磁気テープは、PET
やアラミド樹脂等からなるベース層(ベースフィルム)
の一面に磁性体層を有し、ベース層の他方の面にバック
層(バックコート層)を有し、あるいはさらにオーバー
コート層(保護層)や下塗り層を有してなる、通常の層
構成を有する磁気テープで、本発明の加工装置によって
加工され、バック層に凹部(好ましくは溝)を形成され
る。
【0011】図1に、本発明の加工装置によって加工さ
れた、バック層に凹部を有する磁気テープ(以下、テー
プとする)のバック層の一例を概念的に示す。図1に示
される例は、テープのバック層に、テープの長手方向に
延在する短い溝(加工線分a)からなる、長手方向に延
在する点線状の加工パターンを、テープの幅方向(以
下、幅方向とする)に副数列、形成したものである。
【0012】なお、このような凹部の形状(断面形状)
には特に限定はなく、例えば、矩形、三角形、半円(弓
型)等が例示される。このような形状は、バック層を加
工するレーザビームのビームスポット強度分布で調整し
てもよい。また、凹部の深さにも特に限定はなく、テー
プの強度等に応じて適宜決定すればよいが、良好な効果
を得るためには、凹部の深さは0.1μm以上とするの
が好ましく、特に、0.2μm以上とするのが好まし
い。さらに、凹部のサイズ(線幅)や形成密度にも、特
に限定はなく、テープの強度や幅(サイズ)等に応じて
適宜決定すればよい。例えば、幅が0.5inのテープ
に、図1に示されるように、長手方向に延在する点線状
に加工線分aを形成する場合には、幅3μm〜10μm
程度で、幅方向に数本〜100本程度の加工線等を形成
するのが好ましい。
【0013】バック層にこのような凹部を有するテープ
は、高速搬送(走行)しても、テープによる空気の巻き
込みが少なく、また、空気を巻き込んだ場合でも、凹部
から好適に排除できる。そのため、ブレード機等のテー
プの製造装置でテープを高速搬送しても、キャプスタン
ローラ等でテープが浮き上がってスリップすることがな
く、これに起因する損傷や搬送長の誤差がない。従っ
て、このテープTを用いることにより、高速で正確なテ
ープ搬送を行って、適正な生産管理の下、適正品質の磁
気テープを、安定して高効率に製造することが可能にな
る。また、巻き取りの際にも、テープ間の空気を好適に
抜けるので、カートリッジやパンケーキに巻き取った際
の巻き姿も美しい。
【0014】さらに、バック層に凹部を有するこのテー
プは、カッピングも従来のテープに比して少なく、カッ
ピングに起因する外観低下、ヘッド当りの悪化、テープ
エッジのダメージ等も、従来のテープに比して大幅に低
減される。なお、バック層に凹部を形成することによ
り、カッピングが低減できる理由は明らかではないが、
前述のバインダの収縮率差に起因してテープの幅方向で
生じる応力が凹部で寸断されるため、テープの幅方向に
生じる力が全体として小さくなり、その結果、カッピン
グを防止できるものと考えられる。
【0015】図2に、このような凹部を有する(磁気)
テープを製造する、本発明の加工装置の概念図を示す。
なお、図2において、(A)は、この加工装置をテープ
の幅方向から見た図を、(B)は、この加工装置をテー
プの長手方向(搬送方向)から見た図を、それぞれ示す
ものである。
【0016】図示例の加工装置10は、基本的に、光源
12と、シート状レーザ成形器14(両者は、図2
(A)では省略)と、加工ドラム16と、テープ搬送装
置18と、吸引チャンバ20とを有して構成される。ま
た、後に詳述するが、加工ドラム16の中には、ミラー
22が配置される。図示例の加工装置10においては、
光源12、シート状レーザ成形器14およびミラー22
で、本発明の光学系が構成される。
【0017】光源12は、テープTのバック層を加工す
るレーザ光となるレーザビームを射出するものである。
このような光源12には特に限定は無く、バック層を加
工可能な出力を有するレーザビームを射出可能なもので
あれば、各種のレーザビーム光源(レーザ発振器)が使
用可能である。好ましくは、紫外域のレーザビームおよ
び可視域のレーザビームの少なくとも一方を射出するも
のが使用される。加工性の点では、波長の短いレーザビ
ームの方が好ましく、紫外域のレーザビームが最も好ま
しいのに対し、コスト、安全性、作業性等の点では可視
域のレーザビームが好ましい。具体的には、488nm
や515nmのアルゴン(イオン)レーザ、YAGレー
ザをSHG(Second Harmonic Generation 二次高調波
発生)素子で波長変換してなる532nmのレーザビー
ムを射出する光源等が例示される。
【0018】光源12から射出されたレーザビームは、
シート状レーザ成形器14(以下、成形器14)に入射
される。成形器14は、レーザビームを、一方向のみに
拡径(拡散)し、次いで平行光に整形することにより、
平面状のレーザ光(以下、シート光Sとする)とするも
のである。成形器14は、好ましくは、加工ドラム16
の半径方向に線を画成するシート光Sとする。また、図
示例においては、より好ましい態様として、シート光S
とテープTは、面的に、互いに直交するように位置され
る。このような成形器14には、特に限定はなく、レー
ザビームをシート光Sとできる公知の各種の光学系(光
学素子)が利用可能である。具体的には、シリンドリカ
ルレンズやコリメータレンズを組み合わせた光学系、ロ
ッドレンズとシリンドリカルレンズ(コリメータレン
ズ)を組み合わせた光学系等が例示される。
【0019】シート光Sは、次いで加工ドラム16の端
面から内部に入射して、加工ドラム16内に配置される
ミラー22によって反射され、加工ドラム16の内側面
に入射し、この内側面に加工ドラム16の軸線と平行な
線を画成する。なお、ミラー22は、加工ドラム16の
中心軸26に固定される、外部のステーに固定される等
の公知の方法で、後述する加工ドラム16の回転に対し
て固定されている。また、ミラー22は、シート光Sの
入射に対して45°の角度で配置されるのが好ましく、
すなわち、シート光Sは、ミラー22によって90°反
射され、加工ドラム16の内側面に垂直に入射するのが
好ましい。
【0020】図3に、加工ドラム16の概略断面図(図
1(A)のa−a線)を示す。加工ドラム16は、基本
的に、中空円筒状のドラム本体24と、ドラム本体24
を軸線を中心に回転自在に軸支する中心軸26と、ドラ
ム本体24の内部に配置されるブロック28とから構成
される。また、前述のように、加工ドラム16のドラム
本体24内には、ミラー22が固定されている。
【0021】ドラム本体24は、円筒30の両端面を円
板32(32aおよび32b)で閉塞したものである。
円筒30の側面には、円周方向(テープTの搬送方向)
に延在する点線を軸線方向に複数列形成するように、多
数の貫通孔30aが形成されている。従って、図3に示
されるように、ミラー22に反射されてドラム本体24
(円筒30)の内側面に入射したシート光Sは、この内
側面に軸線と平行な線を画成すると共に、この貫通孔3
0aに入射した部分は、レーザビームとしてドラム本体
24の外部に射出される。また、この貫通孔30aの形
成パターンによって、テープTの加工パターンを調整し
てもよい。
【0022】円筒の端面を閉塞する円板32は、中心に
開口部を有する。図示例の加工ドラム16においては、
この開口部において、軸受34(34aおよび34b)
を介して、円板32を中心軸26に回転自在に軸支する
ことにより、ドラム本体24を軸線を中心に回転自在に
軸支する。なお、シート光Sの入射端面となる円板32
aは、石英ガラス等の、シート光Sが透過可能で、好ま
しくは光学特性に優れた材料で形成される。
【0023】あるいは、図4に示される構成とすること
により、入射端面となる円板をリング状にしてもよい。
図4に示される例においては、光透過性の円板32aに
変えて、シート光Sの入射領域が開口するリング状の円
板50を用いた例である。この例においては、軸受34
cによって中心軸26に回転自在に軸支される円板32
cを、円板50と共に円板32bを挟む位置に配置する
と共に、円板32bと円板32cによって円筒52の両
端面を閉塞してなるドラム54を形成した構成を有す
る。すなわち、この構成は、中心軸24によって軸線を
中心に回転自在に軸支されるドラム54を構成し、この
ドラム54によってドラム本体24を保持することによ
り、ドラム本体24を軸線を中心に回転自在に支持する
ものである。
【0024】ドラム本体24の回転軸となる中心軸26
は、先端が閉塞する剛性なパイプで、ドラム本体24内
となる領域に、側面を貫通する孔部26aが複数(図示
例では3つ)形成されている。また、中心軸26の他端
側は、コンプレッサやブロワ等の空気導入手段(差圧発
生手段)に接続される。すなわち、ドラム本体24内に
は、中心軸26を介して空気が導入され、外部に対して
加圧状態となる。前述のように、ドラム本体24の円筒
30には貫通孔30aが多数形成されているので、加圧
状態のドラム本体24の内部の空気は、貫通孔30aか
ら外部に噴出される。
【0025】なお、ドラム本体24の内部と外部との圧
力差(後述するブロック28を有する場合には、ブロッ
ク28の凹部28aが形成する空間と外部との圧力差)
には特に限定はなく、加工ドラム16の貫通孔30aに
付着する加工カス等を除去できる圧力差を適宜決定すれ
ばよい。
【0026】図示例の加工装置10においては、好まし
い態様として、中心軸26には、ブロック28が固定さ
れる。ブロック28は、ミラー22によるシート光Sの
反射方向と逆側(すなわち、テープTと逆側)に曲面を
有する略半円柱状の部材で、この曲面側に、凹部28a
を有し、ドラム本体24の内側面と共に空間を形成す
る。また、ブロック28はドラム本体24とは非接触
で、ドラム本体24の回転は妨害しないように構成され
るものの、好ましくは、ブロック28は、ドラム本体2
4の内側面と共に、ドラム本体24内部において凹部2
8aが形成する空間を略気密状態とするように構成され
る。
【0027】この凹部28aが形成する空間と、中心軸
26の孔部26aとは、連通孔28bによって連通して
いる。従って、図示例においては、中心軸26から供給
された空気によって、凹部28aが形成する空間が特に
加圧状態とされ、ドラム本体24内の空気は、主にこの
空間、すなわちテープTとは反対側に位置する貫通孔3
0aから外部に噴出される。
【0028】さらに、図示例においては、好まし態様と
して、加工ドラム内16のブロック28(特に、凹部2
8aが形成する空間)に対面して開口を有する吸引チャ
ンバ20が配置される。吸引チャンバ20は、その内部
(チャンバが構成する空間)がブロワやサクションポン
プによって減圧され、開口より外部の空気を吸引する、
公知の吸引チャンバである。従って、上方の凹部28a
が形成する空間に位置する貫通孔30aから噴出された
空気は、吸引チャンバ20によって吸引され、飛散しな
い。
【0029】なお、本発明においては、ブロック28お
よび吸引チャンバ20は、好ましい態様として配置され
るものであり、いずれか一方、あるいは、両者共、無く
てもよい。しかしながら、貫通孔30aから噴出(ある
いは、吸引)される空気が、テープTの搬送等に与える
影響を考慮すると、少なくとも一方、特に、ブロック2
8は有するのが好ましい。
【0030】このような加工ドラム16のドラム本体2
4は、例えば、円板32bの外周に当接するローラ、円
板32bの外周に巻きかかるベルト等の回転手段(図面
を簡略にするために、図示省略)によって、中心軸26
を回転軸として回転する。ここで、ドラム本体24は、
軸受34を介して中心軸26に軸支されている。また、
ブロック28は中心軸26に固定され、ミラー22は公
知の手段で加工ドラム16の回転に対して固定されてい
る。従って、加工ドラム16において回転するのは、ド
ラム本体24のみである。なお、テープTが、加工ドラ
ム16(ドラム本体24の円筒30)に当接、あるいは
巻きかかる場合には、テープTの走行を回転手段として
もよい。
【0031】一方、加工装置10において、テープT
は、テープ搬送装置18によって、バック層を加工ドラ
ム16(ドラム本体24の側面)に向けた状態で、加工
位置Wに位置されつつ、長手方向に搬送される(搬送方
向xと長手方向とを一致して、所定方向に搬送され
る)。また、テープTの搬送方向と、前記ドラム本体2
4の回転方向は一致している。
【0032】テープ搬送装置18は、テープTを所定の
加工位置Wに位置させる支持部材40に加え、図示しな
い、キャプスタンローラ、リワインダ、ワインダ等の搬
送駆動手段、鍔付きローラやクラウンローラ等のテープ
Tの幅方向の位置規制手段、ガイドローラ等を有して構
成される、公知のテープTの搬送装置(走行装置)であ
る。あるいは、ドラム本体24の円板32aおよび32
bが、テープTの幅方向の位置規制手段を兼ねてもよ
い。
【0033】支持部材40は、加工位置WをテープTの
搬送方向に挟んで配置される、2つのブレード42と、
ブレード42を固定・支持する固定部材44とを有して
構成される。ブレード42は、例えば、側稜を幅方向に
一致して配置される三角柱状のもので、側稜によってテ
ープTを下方から持ち上げるように支持することによ
り、テープTを加工位置Wに支持する。
【0034】ここで、加工位置Wは、ミラー22によっ
て反射されて、ドラム本体24(円筒30)の内側面に
軸線と平行な線を画成して、ドラム本体24の貫通孔3
0aを通過したシート光Sの光路上に設定される。ま
た、ドラム本体24の回転方向と、テープTの搬送方向
(長手方向)とは、一致している。言い換えれば、加工
ドラム16の円筒30によって遮光されなければ、シー
ト光Sは、テープ搬送装置18によって、加工位置Wに
位置されつつ長手方向に搬送されるテープTのバック層
に、幅方向に延在する線を画成する。
【0035】前述のように、図示例の加工装置10にお
いては、光源12から射出され、成形器14によって成
形されたシート光Sは、光透過性の円板32aからドラ
ム本体24内に入射され、ミラー22に反射され、ドラ
ム本体24(円筒30)の内側面に、軸線と平行な線を
画成する。ここで、ドラム本体24は、中心軸26によ
って軸線を中心に回転されているので、内側面に線を画
成したシート光Sの内、円筒30の貫通孔30aに入射
したレーザ光が、円筒30を通過して、加工位置Wのテ
ープTに入射してバック層を加工する。すなわち、ドラ
ム本体24の回転によって、バック層へのレーザ光の入
射(バック層の加工)がon/offされる。また、テ
ープTは、テープ搬送装置18によって長手方向に搬送
されているので、テープTのバック層には、図1に示さ
れるような、幅方向に配列された、加工線分aからなる
点線状の加工が、長手方向に連続して行われる。
【0036】ここで、レーザ光によってバック層を加工
する本発明の加工装置においては、レーザビームの熱加
工、レーザビームが起こすアブレーション(解離、遊
離)による加工の両者が複合的に発生して、バック層が
加工されると考えられる。そのため、バック層の加工に
よって、加工カス(粉塵等)や有害なガス等が発生する
場合がある。この加工カスの多くは、テープTに最も近
いドラム本体24(円筒30)の外側面に付着してしま
い、テープTのバック層を加工するシート光Sが通過す
る貫通孔30aを閉塞してしまう場合がある。
【0037】これに対し、本発明の加工装置は、前述の
ように、中心軸26から空気を導入し、加工ドラム16
の内部を加圧して外部と圧力差を設け、貫通孔30aか
ら空気を噴出している。特に、図示例の加工装置10に
おいては、好ましい態様として、ブロック28を設けて
テープTと反対側の領域のみの圧力を高くし、さらに、
吸引チャンバ20によって、ブロック28と対面する領
域を吸引している。従って、貫通孔30aに加工カスが
付着しても、内部から噴出される空気によって吹き飛ば
されるので、貫通孔30aが閉塞することはない。ま
た、図示例によれば、ブロック28の作用の下、この空
気の噴出を、主にテープTが存在しない領域で行うの
で、テープTの搬送等に悪影響を与えることもない。し
かも、ドラム本体24から噴出された空気や加工カス
を、吸引チャンバ20で吸引するので、加工カス等が周
囲に飛散することもない。
【0038】前述のように、本発明の加工装置におい
て、テープTとドラム本体24とは、非接触でも接触し
ていてもよい。ここで、図示例のように、テープTとド
ラム本体24とが非接触な場合には、テープTの搬送速
度と、ドラム本体24の回転速度(周速)は、必ずしも
一致している必要はない。あるいは、非接触の場合に
は、ドラム本体24の回転速度やテープTの搬送速度を
調整(加工中でも可)することにより、テープTのバッ
ク層加工パターンを変更あるいは調整してもよい。な
お、テープTとドラム本体24とが接触している場合に
は、テープTの損傷を避けるために、両速度は、一致さ
せるのが好ましい。また、この際には、ドラム本体24
がテープTを加工位置に保持する保持手段を兼ねてもよ
い。
【0039】以上の例においては、加工ドラム16のド
ラム本体24内に空気を導入し、内部を加圧して外部に
空気を噴出しているが、本発明は、これに限定はさな
い。例えば、中心軸26をサクションポンプや吸引用ブ
ロワ等の排気手段(差圧発生手段)に接続して、外部に
対してドラム本体24内を減圧して、外部から空気を吸
引し、あるいはさらに、吸引チャンバ20に変えて、送
風手段を設けて、ドラム本体24外部に送風することに
より、加工によって生じ、貫通孔30aに付着した加工
カスを、ドラム本体24内に吸引してもよい。
【0040】なお、この際における、加工ドラム内部と
外部の差圧は、前述の例と同様、加工ドラム16の貫通
孔30aに付着する加工カスを除去できる圧力差を適宜
決定すればよい。
【0041】また、本発明の加工装置においては、さら
に、ドラム本体24の外側面に付着した加工カスを除去
する粘着テープ等のクリーニング手段を設けてもよい。
さらに、加工カスや有害なガスによる作業環境の汚染
や、テープ表裏面の損傷や汚れを防ぐため、加工位置W
の下流(テープTの搬送方向)に、テープTの表面を清
浄化する粘着テープなどのクリーニング手段(等)や、
ガスを吸引するダクト等を設けてもよい。
【0042】以上説明した、本発明によるテープTの加
工は、バック層を形成した後であれば、磁気テープ製造
工程のいつ行っても良く、例えば、スリッタによってテ
ープを製品幅に切断する前であっても、切断した後であ
ってもよい。
【0043】以上、本発明の磁気テープ加工装置につい
て詳細に説明したが、本発明は上述の例に限定はされ
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改
良や変更を行ってもよい。例えば、図示例においては、
中心軸26から空気を導入あるいは吸引することによっ
て、加工ドラム16の内部と外部とに圧力差を生じさせ
たが、本発明はこれに限定はされず、例えば、吸引チャ
ンバ20からの吸引(送風)によって、加工ドラム16
の内部と外部とに圧力差を生じさせてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
磁気テープ加工装置によれば、搬送速度を高速化しても
キャプスタンローラ等でスリップすることがなく、従っ
て、高速で正確な搬送を行うことができ、しかも、カッ
ピングの少ない、優れた特性を有する磁気テープを、効
率良く得ることができる。しかも、本発明の加工装置に
よれば、バック層の加工によって生じた加工カスが、バ
ック層を加工するレーザ光が通過する貫通孔に付着する
事を防止できるので、長期に渡って、安定して適正な磁
気テープのバック層の加工を行うことができる。このよ
うな本発明の加工装置によって作製された磁気テープを
用いることにより、ブレード機等の磁気テープの製造装
置において高速かつ正確なテープ搬送を行うことがで
き、その結果、適正な生産管理の下、損傷の無い磁気テ
ープを安定して高生産効率で製造でき、かつカートリッ
ジやパンケーキに巻き取った際の巻き姿も美しくでき、
かつ、カッピングに起因するテープの外観低下、ヘッド
当りの悪化、テープエッジの損傷等も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープ加工装置で加工された磁気
テープのバック層の一例を示す概念図である。
【図2】(A)は、本発明の磁気テープ加工装置の一例
をテープの幅方向から見た概念図を、(B)は、同テー
プTの長手方向から見た概念図を、それぞれ示す。
【図3】図2(A)のa−a線概略断面図を示す。
【図4】本発明の磁気テープ加工装置の別の例の光学系
の概念図である。
【符号の説明】
10 (磁気テープ)加工装置 12 光源 14 (シート状レーザ)成形器 16 加工ドラム 18 テープ搬送装置 20 吸引チャンバ 22 ミラー 24 ドラム本体 26 中心軸 26a,26b 孔部 28 ブロック 28a 凹部 28b 連通孔 30 円筒 30a 貫通孔 32(32a,32b,32c),50 円板 34(34a,34b,34c) 軸受 40 保持部材 42(42a,42b) ブレード 44 固定板 54 ドラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面に多数の貫通孔を有する回転自在な中
    空円筒状のドラムと、軸線を中心に前記ドラムを回転す
    る回転手段と、平面状のレーザ光を前記ドラムの内側面
    に入射して、前記レーザ光によって線を画成する光学系
    と、前記内側面に入射し前記貫通光を通過したレーザ光
    の光路上に設定される加工位置に磁気テープを位置しつ
    つ、前記ドラム側にバック層を向けた状態で、前記ドラ
    ムの回転方向と一致して磁気テープを長手方向に搬送す
    る搬送装置と、前記ドラム内と外部とで圧力差を生じさ
    せる差圧発生手段とを有することを特徴とする磁気テー
    プ加工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8367189B2 (en) 2007-01-23 2013-02-05 Dai Nippon Printing Co., Ltd Pattern printed transparent sheet
US8523237B2 (en) 2007-03-12 2013-09-03 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Reflection pattern-printed transparent sheet
US8993100B2 (en) 2006-12-27 2015-03-31 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Transparent sheet having a pattern for infrared reflection

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8993100B2 (en) 2006-12-27 2015-03-31 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Transparent sheet having a pattern for infrared reflection
US8367189B2 (en) 2007-01-23 2013-02-05 Dai Nippon Printing Co., Ltd Pattern printed transparent sheet
US8523237B2 (en) 2007-03-12 2013-09-03 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Reflection pattern-printed transparent sheet

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