JP2001031768A - 酸素バリア性ポリマー - Google Patents
酸素バリア性ポリマーInfo
- Publication number
- JP2001031768A JP2001031768A JP11208584A JP20858499A JP2001031768A JP 2001031768 A JP2001031768 A JP 2001031768A JP 11208584 A JP11208584 A JP 11208584A JP 20858499 A JP20858499 A JP 20858499A JP 2001031768 A JP2001031768 A JP 2001031768A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- oxygen
- barrier
- carbon
- olefin oligomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量、成形性が良好であり、透明性を選択す
ることも可能であり、従来の樹脂の成形加工性を有して
いながら従来の酸素バリア性ポリマーに比して飛躍的に
改善した酸素バリア性ポリマー及びその製造方法の提
供。なお本ポリマーは湿分や炭酸ガスの存在に影響され
ず酸素を捕捉できるポリマーである。 【解決手段】 大部分を構成するエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体けん化物、ポリビニルアルコール系樹脂ま
たはポリ塩化ビニリデン系樹脂などの酸素バリア性付
加重合体ポリマーと小部分を構成する炭素−炭素不飽和
結合を有するオレフィンオリゴマーセグメントからな
り、付加重合体ポリマー主鎖に対しオレフィンオリゴマ
ーが分岐状に結合したことを特徴とする酸素バリア性ポ
リマー。
ることも可能であり、従来の樹脂の成形加工性を有して
いながら従来の酸素バリア性ポリマーに比して飛躍的に
改善した酸素バリア性ポリマー及びその製造方法の提
供。なお本ポリマーは湿分や炭酸ガスの存在に影響され
ず酸素を捕捉できるポリマーである。 【解決手段】 大部分を構成するエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体けん化物、ポリビニルアルコール系樹脂ま
たはポリ塩化ビニリデン系樹脂などの酸素バリア性付
加重合体ポリマーと小部分を構成する炭素−炭素不飽和
結合を有するオレフィンオリゴマーセグメントからな
り、付加重合体ポリマー主鎖に対しオレフィンオリゴマ
ーが分岐状に結合したことを特徴とする酸素バリア性ポ
リマー。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分岐鎖に炭素−炭
素不飽和結合を有するオレフィンオリゴマー基を有しわ
ずかであるが酸素捕捉性があり、酸素と反応しても主鎖
の切断が起きずにポリマーとしての物性の低下が小さ
く、かつ従来の酸素バリア性ポリマーの酸素バリア性を
顕著に改善した酸素バリア性ポリマー、その製造方法及
びそれを使用した酸素バリア性ポリマー組成物に関す
る。
素不飽和結合を有するオレフィンオリゴマー基を有しわ
ずかであるが酸素捕捉性があり、酸素と反応しても主鎖
の切断が起きずにポリマーとしての物性の低下が小さ
く、かつ従来の酸素バリア性ポリマーの酸素バリア性を
顕著に改善した酸素バリア性ポリマー、その製造方法及
びそれを使用した酸素バリア性ポリマー組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、医薬、写真用薬剤、工業用薬品な
ど酸素との接触を嫌う化学品、お茶、コーヒー、ワイ
ン、ビール、海苔など吸湿を嫌う商品、酸素と易反応性
または接触を嫌う飲食物などの包装材として、アルミニ
ウム箔、ガラスびん、合成樹脂の成形体、フィルムまた
はそれにアルミニウムなどの金属を蒸着したフィルム、
最近は紙製品など各種のものが使用されている。中でも
熱可塑性樹脂の成形体またはフィルムがその軽量性、成
形性、ヒートシールなどの包装生産性、コストの面で優
越しており、最も大量に使用されている。
ど酸素との接触を嫌う化学品、お茶、コーヒー、ワイ
ン、ビール、海苔など吸湿を嫌う商品、酸素と易反応性
または接触を嫌う飲食物などの包装材として、アルミニ
ウム箔、ガラスびん、合成樹脂の成形体、フィルムまた
はそれにアルミニウムなどの金属を蒸着したフィルム、
最近は紙製品など各種のものが使用されている。中でも
熱可塑性樹脂の成形体またはフィルムがその軽量性、成
形性、ヒートシールなどの包装生産性、コストの面で優
越しており、最も大量に使用されている。
【0003】しかしながら、一般に熱可塑性樹脂の容器
や成形体は包装材として優れてはいるが、いくら密閉性
をよくしても樹脂自体が酸素ガス透過性であり、内容物
と酸素との接触を防止することは困難である。このため
ガスバリア性のあるエチレン−酢酸ビニル共重合体けん
化物(エチレン−ビニルアルコール共重合体とも言われ
る。以下「EVOH」という。)、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアクリロニトリル、メタキシリレンジアミンア
ジポアミド(以下「MXD6」という)あるいはアルミ
ニウム箔とのラミネートフィルムまたは積層体、あるい
は熱可塑性樹脂成形体(フィルムも含む)にアルミニウ
ムなどの金属を蒸着するなどによりガスバリア性を改善
したものが使用されてきた。上記のガスバリア材の中で
も、EVOHはガスバリア性もほどほどあり、安価で成
形加工性が良く、供給に問題がないなど取扱が容易な点
において優れた材料である。
や成形体は包装材として優れてはいるが、いくら密閉性
をよくしても樹脂自体が酸素ガス透過性であり、内容物
と酸素との接触を防止することは困難である。このため
ガスバリア性のあるエチレン−酢酸ビニル共重合体けん
化物(エチレン−ビニルアルコール共重合体とも言われ
る。以下「EVOH」という。)、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアクリロニトリル、メタキシリレンジアミンア
ジポアミド(以下「MXD6」という)あるいはアルミ
ニウム箔とのラミネートフィルムまたは積層体、あるい
は熱可塑性樹脂成形体(フィルムも含む)にアルミニウ
ムなどの金属を蒸着するなどによりガスバリア性を改善
したものが使用されてきた。上記のガスバリア材の中で
も、EVOHはガスバリア性もほどほどあり、安価で成
形加工性が良く、供給に問題がないなど取扱が容易な点
において優れた材料である。
【0004】このEVOHの一つの難点として吸湿性が
あり、吸湿した時はガスバリア性が低下するという点に
ある。このため吸湿させないようにポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド
などの疎水性樹脂でその両面を被覆することが行われて
いる。なおこれらのガスバリア性樹脂は、ガス透過性が
極めて小さいという特性があるが、アルミニウム箔やガ
ラスなどのように酸素透過率がゼロというわけでなく、
ポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂の場合の1/100
〜1/1000程度とすることが可能であるだけで酸素
の透過することは避けられない。
あり、吸湿した時はガスバリア性が低下するという点に
ある。このため吸湿させないようにポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド
などの疎水性樹脂でその両面を被覆することが行われて
いる。なおこれらのガスバリア性樹脂は、ガス透過性が
極めて小さいという特性があるが、アルミニウム箔やガ
ラスなどのように酸素透過率がゼロというわけでなく、
ポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂の場合の1/100
〜1/1000程度とすることが可能であるだけで酸素
の透過することは避けられない。
【0005】また容器の形態にもよるが、酸素と易反応
性、酸素との接触を嫌う商品においては窒素ガスや炭酸
ガス雰囲気下の酸素ガスの不存在下での充填などが行わ
れてはいるが、これとても酸素との接触を嫌う商品の酸
素ガスとの接触を確実に防止することは容易ではない。
特に、ガスバリア性樹脂を積層した場合であっても熱可
塑性樹脂性の容器内の残存する空気などの中の酸素を除
去することは相当に困難であって、更に長期間の保存が
必要な場合には、包装体の全表面から浸透してくる酸素
をゼロにすることはほとんど不可能である。
性、酸素との接触を嫌う商品においては窒素ガスや炭酸
ガス雰囲気下の酸素ガスの不存在下での充填などが行わ
れてはいるが、これとても酸素との接触を嫌う商品の酸
素ガスとの接触を確実に防止することは容易ではない。
特に、ガスバリア性樹脂を積層した場合であっても熱可
塑性樹脂性の容器内の残存する空気などの中の酸素を除
去することは相当に困難であって、更に長期間の保存が
必要な場合には、包装体の全表面から浸透してくる酸素
をゼロにすることはほとんど不可能である。
【0006】このように包装体内の酸素ゼロとするため
に、酸素を積極的に吸着(反応除去)する脱酸素剤が開
発されている。その主体は鉄金属系のものが多く、その
粉末または成形体を紙などの不織布などに包んで包装体
に同封して使用されている。この脱酸素剤は安価であり
手軽に使用できるが、食品などの包装に使用する時は、
幼児などがこれを食品と誤認して食べたりすることがま
れにではあるが起きている。この系統の脱酸素剤は、低
湿度においては除去能力が発揮できず、相当の高湿度雰
囲気下において初めて有効に能力を発揮するものであ
り、また炭酸ガスの高濃度の雰囲気下では酸素除去能力
を失うなどの問題があり、水溶液などにおいてはその能
力を発揮できない。またこのタイプの脱酸素剤は包装体
内の全体に均一に封入することは不可能であり、局部的
に封入されているため酸素の除去も均一とはならず、酸
素との接触を嫌う商品の種類によっては使用不可能ある
いは効果が期待できないような場合が発生する。
に、酸素を積極的に吸着(反応除去)する脱酸素剤が開
発されている。その主体は鉄金属系のものが多く、その
粉末または成形体を紙などの不織布などに包んで包装体
に同封して使用されている。この脱酸素剤は安価であり
手軽に使用できるが、食品などの包装に使用する時は、
幼児などがこれを食品と誤認して食べたりすることがま
れにではあるが起きている。この系統の脱酸素剤は、低
湿度においては除去能力が発揮できず、相当の高湿度雰
囲気下において初めて有効に能力を発揮するものであ
り、また炭酸ガスの高濃度の雰囲気下では酸素除去能力
を失うなどの問題があり、水溶液などにおいてはその能
力を発揮できない。またこのタイプの脱酸素剤は包装体
内の全体に均一に封入することは不可能であり、局部的
に封入されているため酸素の除去も均一とはならず、酸
素との接触を嫌う商品の種類によっては使用不可能ある
いは効果が期待できないような場合が発生する。
【0007】したがって酸素ガスバリア性ポリマー自身
に脱酸素剤を配合してこれに酸素捕捉性を付与し、これ
を酸素ガスバリア性ポリマーに酸素捕捉性とし、これと
熱可塑性樹脂をラミネートまたは積層する手段は極めて
有効であり、特公平4−60826号公報、特公平4−
60827号公報、特開平7−67594号公報、特開
平7−171194号公報特開平7−309323号公
報、特開平9−40024号公報など多くの提案がなさ
れている。しかし、脱酸素剤を熱可塑性樹脂に配合する
ことは、樹脂の加工性を低下させること、物性も低下す
ることなどが避けられずこの問題を解決できる他の手段
の開発が必要であった。
に脱酸素剤を配合してこれに酸素捕捉性を付与し、これ
を酸素ガスバリア性ポリマーに酸素捕捉性とし、これと
熱可塑性樹脂をラミネートまたは積層する手段は極めて
有効であり、特公平4−60826号公報、特公平4−
60827号公報、特開平7−67594号公報、特開
平7−171194号公報特開平7−309323号公
報、特開平9−40024号公報など多くの提案がなさ
れている。しかし、脱酸素剤を熱可塑性樹脂に配合する
ことは、樹脂の加工性を低下させること、物性も低下す
ることなどが避けられずこの問題を解決できる他の手段
の開発が必要であった。
【0008】これに対しWO98/12127において
は、主としてポリエステルセグメントと酸素捕捉量(2
〜12重量%)のポリオレフィンオリゴマーセグメント
(ポリブタジエンセグメント)からなるコポリエステル
を用いた耐酸素用ボトルが提案されている。該コポリエ
ステルは、50%以上を占める主たるセグメントである
ポリエステル共重縮合体の主鎖に酸素と易反応性のポリ
ブタジエンセグメントをブロック共重縮合させたもので
あり、その成形体は透明性があり、リサイクル性に優れ
た酸素バリア性ポリマーとされている。しかしポリマー
の主鎖中にオレフィンオリゴマーがブロック重合的に組
み込まれているため、酸素と反応すると主鎖の切断さ
れ、使用後の回収、リサイクルする際に樹脂の物性の低
下が避けられない問題があった。
は、主としてポリエステルセグメントと酸素捕捉量(2
〜12重量%)のポリオレフィンオリゴマーセグメント
(ポリブタジエンセグメント)からなるコポリエステル
を用いた耐酸素用ボトルが提案されている。該コポリエ
ステルは、50%以上を占める主たるセグメントである
ポリエステル共重縮合体の主鎖に酸素と易反応性のポリ
ブタジエンセグメントをブロック共重縮合させたもので
あり、その成形体は透明性があり、リサイクル性に優れ
た酸素バリア性ポリマーとされている。しかしポリマー
の主鎖中にオレフィンオリゴマーがブロック重合的に組
み込まれているため、酸素と反応すると主鎖の切断さ
れ、使用後の回収、リサイクルする際に樹脂の物性の低
下が避けられない問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は軽量、成形性
が良好であり、透明性を選択することも可能であり、従
来の樹脂の成形加工性を有していながら従来知られてい
る酸素バリア性ポリマーと比較して酸素バリア性を飛躍
的に改善したリサイクル性に優れた酸素バリア性ポリマ
ー及びその製造方法の開発を目的とする。なお本酸素バ
リア性ポリマーはわずかではあるが酸素と反応性があ
り、湿分や炭酸ガスの存在に影響されず酸素を捕捉でき
る酸素バリア性ポリマーである。
が良好であり、透明性を選択することも可能であり、従
来の樹脂の成形加工性を有していながら従来知られてい
る酸素バリア性ポリマーと比較して酸素バリア性を飛躍
的に改善したリサイクル性に優れた酸素バリア性ポリマ
ー及びその製造方法の開発を目的とする。なお本酸素バ
リア性ポリマーはわずかではあるが酸素と反応性があ
り、湿分や炭酸ガスの存在に影響されず酸素を捕捉でき
る酸素バリア性ポリマーである。
【0010】本発明は、[1] 大部分を構成する酸素
バリア性付加重合体ポリマーと小部分を構成する炭素−
炭素不飽和結合を有するオレフィンオリゴマーセグメン
トからなり、付加重合体ポリマー主鎖に対しオレフィン
オリゴマーが分岐状に結合したことを特徴とする酸素バ
リア性ポリマー、
バリア性付加重合体ポリマーと小部分を構成する炭素−
炭素不飽和結合を有するオレフィンオリゴマーセグメン
トからなり、付加重合体ポリマー主鎖に対しオレフィン
オリゴマーが分岐状に結合したことを特徴とする酸素バ
リア性ポリマー、
【0011】[2] 酸素バリア性ポリマーの大部分を
構成する付加重合体セグメントが、骨格として、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体けん化物、ポリビニルアル
コール系樹脂またはポリ塩化ビニリデン系樹脂である
上記[1]に記載の酸素バリア性ポリマー、[3] 炭
素−炭素不飽和結合を有するオレフィンオリゴマーセグ
メントの骨格が、ブタジエン、ノルボルネン、ジシクロ
ペンタジエン、イソプレンの単独重合体またはオレフィ
ンとの共重合体である上記[1]に記載の酸素バリア性
ポリマー、[4] 酸素バリア性付加重合体ポリマー
が、0.5〜15重量%に相当する分子量1000ない
し10000の炭素−炭素不飽和結合オレフィンオリゴ
マーセグメント及び99.5%〜85重量%の反応性官
能基を有する付加重合体ポリマーよりなる上記[1]に
記載の酸素バリア性ポリマー、[5] 酸素バリア性付
加重合体ポリマーに、該官能基に対し反応性のある官能
基を有する、分子内に炭素−炭素不飽和結合を有するオ
レフィンオリゴマーを反応させることを特徴とする酸素
バリア性ポリマーの製造方法、
構成する付加重合体セグメントが、骨格として、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体けん化物、ポリビニルアル
コール系樹脂またはポリ塩化ビニリデン系樹脂である
上記[1]に記載の酸素バリア性ポリマー、[3] 炭
素−炭素不飽和結合を有するオレフィンオリゴマーセグ
メントの骨格が、ブタジエン、ノルボルネン、ジシクロ
ペンタジエン、イソプレンの単独重合体またはオレフィ
ンとの共重合体である上記[1]に記載の酸素バリア性
ポリマー、[4] 酸素バリア性付加重合体ポリマー
が、0.5〜15重量%に相当する分子量1000ない
し10000の炭素−炭素不飽和結合オレフィンオリゴ
マーセグメント及び99.5%〜85重量%の反応性官
能基を有する付加重合体ポリマーよりなる上記[1]に
記載の酸素バリア性ポリマー、[5] 酸素バリア性付
加重合体ポリマーに、該官能基に対し反応性のある官能
基を有する、分子内に炭素−炭素不飽和結合を有するオ
レフィンオリゴマーを反応させることを特徴とする酸素
バリア性ポリマーの製造方法、
【0012】[6] エチレン−酢酸ビニル共重合体け
ん化物が、エチレン含有量25〜60モル%と酢酸ビニ
ル75〜40モル%の共重合体を、けん化度80〜10
0%としたものである上記[1]ないし[4]のいずれ
かに記載の酸素バリア性ポリマー、[7] 酸素バリア
性付加重合体ポリマーの有する官能基が水酸基である時
は、官能基として無水カルボン酸基、カルボキシル基、
エポキシ基またはイソシアネート基を有する炭素−炭素
不飽和結合オレフィンオリゴマーを反応させる酸素バリ
ア性ポリマーの製造方法、
ん化物が、エチレン含有量25〜60モル%と酢酸ビニ
ル75〜40モル%の共重合体を、けん化度80〜10
0%としたものである上記[1]ないし[4]のいずれ
かに記載の酸素バリア性ポリマー、[7] 酸素バリア
性付加重合体ポリマーの有する官能基が水酸基である時
は、官能基として無水カルボン酸基、カルボキシル基、
エポキシ基またはイソシアネート基を有する炭素−炭素
不飽和結合オレフィンオリゴマーを反応させる酸素バリ
ア性ポリマーの製造方法、
【0013】[8] 酸素バリア性ポリマーが、ポリマ
ーの大部分を構成する酸素バリア性付加重合体ポリマー
セグメントと小部分を構成するポリオレフィンオリゴマ
ーセグメントからなり、更に触媒量の遷移金属化合物を
含むことを特徴とする酸素バリア性樹脂組成物、及び
[9] 酸素バリア性ポリマーが、ポリマーの大部分を
構成する酸素バリア性付加重合体ポリマーセグメントと
小部分を構成するポリオレフィンオリゴマーセグメント
からなり、更に50ないし500ppmの遷移金属化合
物またはこれと50ないし500ppmの光酸化促進剤
を含んでなる樹脂組成物である酸素バリア性樹脂組成
物、を開発することにより上記の課題を解決した。
ーの大部分を構成する酸素バリア性付加重合体ポリマー
セグメントと小部分を構成するポリオレフィンオリゴマ
ーセグメントからなり、更に触媒量の遷移金属化合物を
含むことを特徴とする酸素バリア性樹脂組成物、及び
[9] 酸素バリア性ポリマーが、ポリマーの大部分を
構成する酸素バリア性付加重合体ポリマーセグメントと
小部分を構成するポリオレフィンオリゴマーセグメント
からなり、更に50ないし500ppmの遷移金属化合
物またはこれと50ないし500ppmの光酸化促進剤
を含んでなる樹脂組成物である酸素バリア性樹脂組成
物、を開発することにより上記の課題を解決した。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明において酸素バリア性付加
重合体ポリマーとしては、酸素バリア性樹脂として使用
されている付加重合体ポリマーであれば特に制限はない
が、主鎖に例えばビニルアルコールセグメント、塩化ビ
ニリデンセグメントなどの酸素バリア性セグメントを有
する付加重合体ポリマーである必要がある。
重合体ポリマーとしては、酸素バリア性樹脂として使用
されている付加重合体ポリマーであれば特に制限はない
が、主鎖に例えばビニルアルコールセグメント、塩化ビ
ニリデンセグメントなどの酸素バリア性セグメントを有
する付加重合体ポリマーである必要がある。
【0015】このようなセグメントを有する付加重合体
ポリマーとしては、EVOH、ポリビニルアルコール、
ポリ塩化ビニリデンあるいはそれらの共重合体などを挙
げることができる。このセグメントは、必ずしもこのセ
グメントを含むモノマーを使用したポリマーである必要
はなく、重合した後に反応によりこれらの官能基セグメ
ントに変換したものであってもよい。例えばEVOH、
ポリビニルアルコールのようにエチレン−酢酸ビニルま
たは酢酸ビニルを重合した後にケン化して酢酸ビニルセ
グメントをビニルアルコールセグメントに変換したもの
があるが、結果としてポリマーとして酸素バリア性ある
付加重合体ポリマーであればいずれでも使用できる。
ポリマーとしては、EVOH、ポリビニルアルコール、
ポリ塩化ビニリデンあるいはそれらの共重合体などを挙
げることができる。このセグメントは、必ずしもこのセ
グメントを含むモノマーを使用したポリマーである必要
はなく、重合した後に反応によりこれらの官能基セグメ
ントに変換したものであってもよい。例えばEVOH、
ポリビニルアルコールのようにエチレン−酢酸ビニルま
たは酢酸ビニルを重合した後にケン化して酢酸ビニルセ
グメントをビニルアルコールセグメントに変換したもの
があるが、結果としてポリマーとして酸素バリア性ある
付加重合体ポリマーであればいずれでも使用できる。
【0016】EVOHとしては、25ないし60モル%
のエチレンと酢酸ビニルの共重合体好ましくは25ない
し50重量%のエチレンと酢酸ビニルの共重合体であっ
て、ケン化度が80%〜100モル%、好ましくは96
モル%以上、より好ましくは99モル%以上となるよう
にケン化して得られた共重合体ケン化物を使用する。該
EVOHは主鎖に沿って多数の反応性官能基である水酸
基を有しており、このすべての水酸基にオレフィンオリ
ゴマーセグメントを結合させるわけでなくそのごく一部
に結合させるだけで十分である。
のエチレンと酢酸ビニルの共重合体好ましくは25ない
し50重量%のエチレンと酢酸ビニルの共重合体であっ
て、ケン化度が80%〜100モル%、好ましくは96
モル%以上、より好ましくは99モル%以上となるよう
にケン化して得られた共重合体ケン化物を使用する。該
EVOHは主鎖に沿って多数の反応性官能基である水酸
基を有しており、このすべての水酸基にオレフィンオリ
ゴマーセグメントを結合させるわけでなくそのごく一部
に結合させるだけで十分である。
【0017】これらの反応性官能基を有する付加重合体
ポリマーと反応させるオレフィンオリゴマー誘導体とし
ては、オレフィンオリゴマーセグメント鎖中に炭素−炭
素不飽和結合を有することが必要である。このようなオ
リゴマーは、ブタジエン、イソプレンなどの共役二重結
合を有するジエン、あるいはノルボルネン、ジシクロペ
ンタジエンなどの非共役ジエンのホモオリゴマーあるい
はこれらジエン化合物とエチレン、プロピレンなどのオ
レフィンとの共重合オリゴマーを挙げることができる。
これらオリゴマーは、付加重合体ポリマー主鎖に結合し
た官能基と反応性を有する官能基を導入することが必要
であり、その手段としては、ジエン化合物を含むモノマ
ーをメタセシス重合あるいはアニオンリビング重合によ
りオリゴマーを合成し、それに官能基を導入することに
より合成できる。
ポリマーと反応させるオレフィンオリゴマー誘導体とし
ては、オレフィンオリゴマーセグメント鎖中に炭素−炭
素不飽和結合を有することが必要である。このようなオ
リゴマーは、ブタジエン、イソプレンなどの共役二重結
合を有するジエン、あるいはノルボルネン、ジシクロペ
ンタジエンなどの非共役ジエンのホモオリゴマーあるい
はこれらジエン化合物とエチレン、プロピレンなどのオ
レフィンとの共重合オリゴマーを挙げることができる。
これらオリゴマーは、付加重合体ポリマー主鎖に結合し
た官能基と反応性を有する官能基を導入することが必要
であり、その手段としては、ジエン化合物を含むモノマ
ーをメタセシス重合あるいはアニオンリビング重合によ
りオリゴマーを合成し、それに官能基を導入することに
より合成できる。
【0018】例えばブタジエンをアニオンリビング重合
を行い停止反応にエピクロルヒドリンを使うことにより
片末端にエポキシ基を有するオレフィンオリゴマーを製
造することができる。またこれを加水分解すると2個の
水酸基を有するオレフィンオリゴマーとすることができ
る。また上記の反応の停止反応に炭酸ガスを使用してカ
ルボキシル基とすることもできる。これ以外の官能基の
導入は通常の有機合成方法により行うことで必要な官能
基を導入できる。
を行い停止反応にエピクロルヒドリンを使うことにより
片末端にエポキシ基を有するオレフィンオリゴマーを製
造することができる。またこれを加水分解すると2個の
水酸基を有するオレフィンオリゴマーとすることができ
る。また上記の反応の停止反応に炭酸ガスを使用してカ
ルボキシル基とすることもできる。これ以外の官能基の
導入は通常の有機合成方法により行うことで必要な官能
基を導入できる。
【0019】オレフィンオリゴマーセグメントを付加重
合体ポリマーに導入するには、付加重合体ポリマーに官
能基が結合(本来ポリマーが所有しているもの、例えば
EVOHにおける水酸基、であっても後から導入したも
のであってもよい。)していることが必要である。この
場合酸素バリア性付加重合体ポリマー主鎖に結合した官
能基がカルボキシル基である時には、オレフィンオリゴ
マーの官能基はエポキシ基、水酸基、イソシアネート基
またはアミノ基を有するオリゴマーを使用する。酸素バ
リア性付加重合体ポリマー主鎖に結合した官能基が水酸
基である時には、オレフィンオリゴマーの官能基は無水
カルボン酸基、カルボキシル基、エポキシ基またはイソ
シアネート基を有するオリゴマーを使用する。酸素バリ
ア性付加重合体ポリマー主鎖に結合した官能基がアミノ
基である時には、オレフィンオリゴマーの官能基は無水
カルボン酸基、カルボキシル基、エポキシ基またはイソ
シアネート基を有するオリゴマーを使用する。
合体ポリマーに導入するには、付加重合体ポリマーに官
能基が結合(本来ポリマーが所有しているもの、例えば
EVOHにおける水酸基、であっても後から導入したも
のであってもよい。)していることが必要である。この
場合酸素バリア性付加重合体ポリマー主鎖に結合した官
能基がカルボキシル基である時には、オレフィンオリゴ
マーの官能基はエポキシ基、水酸基、イソシアネート基
またはアミノ基を有するオリゴマーを使用する。酸素バ
リア性付加重合体ポリマー主鎖に結合した官能基が水酸
基である時には、オレフィンオリゴマーの官能基は無水
カルボン酸基、カルボキシル基、エポキシ基またはイソ
シアネート基を有するオリゴマーを使用する。酸素バリ
ア性付加重合体ポリマー主鎖に結合した官能基がアミノ
基である時には、オレフィンオリゴマーの官能基は無水
カルボン酸基、カルボキシル基、エポキシ基またはイソ
シアネート基を有するオリゴマーを使用する。
【0020】反応性官能基を有する付加重合体ポリマー
に導入する炭素−炭素不飽和結合を有するオレフィンオ
リゴマーセグメントの量としては、付加重合体ポリマー
の0.5〜15重量%、特に3〜7重量%を導入するこ
とが好ましい。0.5重量%よりオレフィンオリゴマー
セグメントの導入量が少ない場合には酸素バリア性の向
上が小さくて十分な能力を発揮することができない。ま
た15重量%を超えてオレフィンオリゴマーセグメント
を導入すると付加重合体ポリマーの加工性、物性値が低
下するので好ましくない。
に導入する炭素−炭素不飽和結合を有するオレフィンオ
リゴマーセグメントの量としては、付加重合体ポリマー
の0.5〜15重量%、特に3〜7重量%を導入するこ
とが好ましい。0.5重量%よりオレフィンオリゴマー
セグメントの導入量が少ない場合には酸素バリア性の向
上が小さくて十分な能力を発揮することができない。ま
た15重量%を超えてオレフィンオリゴマーセグメント
を導入すると付加重合体ポリマーの加工性、物性値が低
下するので好ましくない。
【0021】本発明の酸素バリア性ポリマーは、反応の
機構的にはポリマー中に溶解してくる酸素とポリマーの
オレフィンオリゴマーセグメントが直接反応して酸素を
捕捉するが、この結果オリゴマーセグメントの炭素鎖は
切断する。しかし付加重合体ポリマーの主鎖には影響が
ないので酸素バリア性ポリマーのポリマーとしての物性
はほとんど影響がない。したがって、該酸素バリア性ポ
リマーを使用し、回収してポリマー材料として使用する
場合に物性の低下のないポリマーが回収できる。この場
合、ポリマー自身はガスバリア性があるので酸素透過量
はわずかしかないのに対し、そのわずかな透過酸素を樹
脂層内で捕捉してしまうため、結果として該樹脂自身は
もちろん酸素捕捉性は弱いながらも有してはいるが、酸
素捕捉性ポリマーとしてよりも酸素バリア性樹脂として
の性能が顕著に現れるためと考えられる。
機構的にはポリマー中に溶解してくる酸素とポリマーの
オレフィンオリゴマーセグメントが直接反応して酸素を
捕捉するが、この結果オリゴマーセグメントの炭素鎖は
切断する。しかし付加重合体ポリマーの主鎖には影響が
ないので酸素バリア性ポリマーのポリマーとしての物性
はほとんど影響がない。したがって、該酸素バリア性ポ
リマーを使用し、回収してポリマー材料として使用する
場合に物性の低下のないポリマーが回収できる。この場
合、ポリマー自身はガスバリア性があるので酸素透過量
はわずかしかないのに対し、そのわずかな透過酸素を樹
脂層内で捕捉してしまうため、結果として該樹脂自身は
もちろん酸素捕捉性は弱いながらも有してはいるが、酸
素捕捉性ポリマーとしてよりも酸素バリア性樹脂として
の性能が顕著に現れるためと考えられる。
【0022】なお本発明のポリマーは、主鎖の付加重合
体ポリマーが透明性の時は重縮合系酸素捕捉性ポリマー
も透明性あるポリマーとする可能性が高く、酸素バリア
性ポリマーとした時に、成形加工性も還元鉄系の脱酸素
剤をブレンドした樹脂とは異なって酸素バリア性樹脂と
ほぼ同様に加工ができる。特に還元鉄系の脱酸素剤が湿
度依存性があり湿度がないと活性が発揮できないのに対
し、湿度がまったくない乾燥状態においても有効に脱酸
素が可能な特性がある。また基材となる酸素バリア性ポ
リマー自身の酸素透過性が小さいため、酸素バリア性ポ
リマー層中を透過する酸素量が極めて小さいため、ポリ
マーに溶解する量も小さく、溶解した酸素はポリマー層
中で完全に捕捉されるためか、見かけ上酸素捕捉性ポリ
マーというよりはガスバリア性樹脂としての性能が強く
発揮される。これらの樹脂では、酸素透過量が検出でき
ないほど(酸素捕捉性はわずかに認められるが)にガス
バリア性が顕著に向上することが見出された。
体ポリマーが透明性の時は重縮合系酸素捕捉性ポリマー
も透明性あるポリマーとする可能性が高く、酸素バリア
性ポリマーとした時に、成形加工性も還元鉄系の脱酸素
剤をブレンドした樹脂とは異なって酸素バリア性樹脂と
ほぼ同様に加工ができる。特に還元鉄系の脱酸素剤が湿
度依存性があり湿度がないと活性が発揮できないのに対
し、湿度がまったくない乾燥状態においても有効に脱酸
素が可能な特性がある。また基材となる酸素バリア性ポ
リマー自身の酸素透過性が小さいため、酸素バリア性ポ
リマー層中を透過する酸素量が極めて小さいため、ポリ
マーに溶解する量も小さく、溶解した酸素はポリマー層
中で完全に捕捉されるためか、見かけ上酸素捕捉性ポリ
マーというよりはガスバリア性樹脂としての性能が強く
発揮される。これらの樹脂では、酸素透過量が検出でき
ないほど(酸素捕捉性はわずかに認められるが)にガス
バリア性が顕著に向上することが見出された。
【0023】なお本発明の酸素バリア性ポリマーは、そ
のまま単独では酸素との反応性が低いため、反応性を高
めるために該樹脂中に遷移金属化合物を触媒量添加する
ことが好ましい。適切な遷移金属化合物としては、マン
ガン、コバルト、ニッケル、銅、ロジウム、ルテニウム
などが挙げられ、最も好ましくはコバルトである。これ
らの金属の好ましい対イオンとしては塩化物イオン、酢
酸イオン、ステアリン酸イオン、パルミチン酸イオン、
2−エチルへキサン酸イオン、ネオデカン酸イオン、ナ
フテン酸イオンなどがあるがこれに限定されるものでは
ない。特に好ましいものはステアリン酸コバルト、2−
エチルへキサン酸コバルト、ネオデカン酸コバルトが挙
げられる。これ以外に遷移金属化合物はアイオノマ−で
あってもよくこれらは該技術分野では周知のものであ
る。該遷移金属化合物の配合量は、金属として酸素捕捉
性樹脂の重量の0.001ないし1%の範囲、好ましく
は0.01ないし03%である。この下限以下において
は反応促進の効果が認められず、また1%を超えて配合
しても効果は飽和していて酸素との反応速度を高めるこ
とはなく、単に物性の低下、コストアップを招くのみで
ある。
のまま単独では酸素との反応性が低いため、反応性を高
めるために該樹脂中に遷移金属化合物を触媒量添加する
ことが好ましい。適切な遷移金属化合物としては、マン
ガン、コバルト、ニッケル、銅、ロジウム、ルテニウム
などが挙げられ、最も好ましくはコバルトである。これ
らの金属の好ましい対イオンとしては塩化物イオン、酢
酸イオン、ステアリン酸イオン、パルミチン酸イオン、
2−エチルへキサン酸イオン、ネオデカン酸イオン、ナ
フテン酸イオンなどがあるがこれに限定されるものでは
ない。特に好ましいものはステアリン酸コバルト、2−
エチルへキサン酸コバルト、ネオデカン酸コバルトが挙
げられる。これ以外に遷移金属化合物はアイオノマ−で
あってもよくこれらは該技術分野では周知のものであ
る。該遷移金属化合物の配合量は、金属として酸素捕捉
性樹脂の重量の0.001ないし1%の範囲、好ましく
は0.01ないし03%である。この下限以下において
は反応促進の効果が認められず、また1%を超えて配合
しても効果は飽和していて酸素との反応速度を高めるこ
とはなく、単に物性の低下、コストアップを招くのみで
ある。
【0024】また、酸素バリア性ポリマー層に該遷移金
属化合物に加え、光酸化促進剤(増感剤)を添加するこ
とが好ましい。光酸化促進剤としては、ベンゾフェノ
ン、o−メトキシベンゾフェノン、アセトフェノン、o
−メトキシアセトフェノン、アセナフテンキノン、メチ
ルエチルケトン、バレロフェノン、ヘキサノフェノン、
α−フェニルブチロフェノン、p−モルホリノプロピオ
フェノン、ジベンゾスベロン、4−モルホリノベンゾフ
ェノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテルなどが
使用できるがこれに限定されない。
属化合物に加え、光酸化促進剤(増感剤)を添加するこ
とが好ましい。光酸化促進剤としては、ベンゾフェノ
ン、o−メトキシベンゾフェノン、アセトフェノン、o
−メトキシアセトフェノン、アセナフテンキノン、メチ
ルエチルケトン、バレロフェノン、ヘキサノフェノン、
α−フェニルブチロフェノン、p−モルホリノプロピオ
フェノン、ジベンゾスベロン、4−モルホリノベンゾフ
ェノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテルなどが
使用できるがこれに限定されない。
【0025】この光酸化促進剤は、光への暴露により酸
素バリア性ポリマーの酸素捕捉速度を促進するものであ
るが、酸素バリア性ポリマーの種類、光の波長及び強度
などにより変化する。樹脂の透明性が低ければ光酸化促
進剤の使用量は増加する必要がある。通常は全樹脂組成
物に対して0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜
1重量%程度になる。上記遷移金属化合物及び光酸化促
進剤については特開平5−194949において詳細に
説明されている。これ以外に酸素バリア性ポリマーの酸
素捕捉性を活性化する方法としては、エレクトロンビー
ム、γ線、X線などの放射線照射、α−水素引き抜きエ
ネルギーを付与するための超音波、高周波、熱(高温
度)など外部からのエネルギー付与も効果があり、これ
らの組み合わせにより誘導期間を短くすると共に酸素捕
捉速度、酸素捕捉量を高くすることができる。
素バリア性ポリマーの酸素捕捉速度を促進するものであ
るが、酸素バリア性ポリマーの種類、光の波長及び強度
などにより変化する。樹脂の透明性が低ければ光酸化促
進剤の使用量は増加する必要がある。通常は全樹脂組成
物に対して0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜
1重量%程度になる。上記遷移金属化合物及び光酸化促
進剤については特開平5−194949において詳細に
説明されている。これ以外に酸素バリア性ポリマーの酸
素捕捉性を活性化する方法としては、エレクトロンビー
ム、γ線、X線などの放射線照射、α−水素引き抜きエ
ネルギーを付与するための超音波、高周波、熱(高温
度)など外部からのエネルギー付与も効果があり、これ
らの組み合わせにより誘導期間を短くすると共に酸素捕
捉速度、酸素捕捉量を高くすることができる。
【0026】このような酸素バリア性ポリマーは、該樹
脂単独で使用してもよいが、コストを安くするために他
の樹脂で希釈して使用してもよい。希釈する樹脂の種類
はできれば同一系統の樹脂が相溶性が高く、該樹脂層が
透明になる可能性が高いので好ましい。この場合酸素バ
リア性ポリマーの配合量は酸素バリア性ポリマー層の厚
さとも関係するが、酸素バリア性ポリマー濃度として少
なくとも5%、好ましくは20%以上配合したものが使
用できる。
脂単独で使用してもよいが、コストを安くするために他
の樹脂で希釈して使用してもよい。希釈する樹脂の種類
はできれば同一系統の樹脂が相溶性が高く、該樹脂層が
透明になる可能性が高いので好ましい。この場合酸素バ
リア性ポリマーの配合量は酸素バリア性ポリマー層の厚
さとも関係するが、酸素バリア性ポリマー濃度として少
なくとも5%、好ましくは20%以上配合したものが使
用できる。
【0027】
【実施例】以下、実施例に基づき具体的に説明を行う
が、本発明は以下の例に限定されるものではない。東芝
機械(株)製、同方向二軸押出機(TEM37BS、3
7mmφ、L/D=45)を使用して酸素バリア性ポリ
マーを製造した。
が、本発明は以下の例に限定されるものではない。東芝
機械(株)製、同方向二軸押出機(TEM37BS、3
7mmφ、L/D=45)を使用して酸素バリア性ポリ
マーを製造した。
【0028】(使用付加重合体ポリマー) 1)エチレン−ビニルアルコール樹脂(EVOH) 日本合成化学工業(株)製:ソアノールDT2903 エチレン含有量:29モル%、融点188℃。 2)エチレン−ビニルアルコール樹脂(EVOH) (株)クラレ製:エバールEP−F101 エチレン含有量:32モル%、融点183℃。 3)エチレン−ビニルアルコール樹脂(EVOH) (株)クラレ製:エバールEP−H101 エチレン含有量:38モル%、融点175℃。 4)エチレン−ビニルアルコール樹脂(EVOH) (株)クラレ製:エバールEP−E105 エチレン含有量:44モル%、融点165℃。 5)エチレン−ビニルアルコール樹脂(EVOH) (株)クラレ製:エバールEP−G110 エチレン含有量:47モル%、融点156℃。
【0029】(EVOH系酸案捕捉性樹脂の製造) [EVOH系酸素捕捉性樹脂−(EV−)] EVOH(日本合成化学工業(株)製:ソアノールDT
2903、エチレン含有量:29モル%、融点188
℃。)を96重量部をホッパーから送入した。樹脂温度
を220℃に設定し、片末端エポキシ基ポリブタジエン
(ブタジエンを通常のアニオンリビング重合を行い、停
止反応にエピクロルヒドリンを使うことにより、片末端
エポキシ基ポリブタジエンを得た。今回は分子量500
0のものを作成した。)液状物4重量部に、上記EVO
H及び片末端エポキシ基ポリブタジエンの合計量に対し
ステアリン酸コバルト200ppmを混合したものを液
状注入機を使って押出機に導入して、滞留時間約5分間
溶融混練して、未反応物、低分子物は真空ベントから除
去した後、溶融ストランドを水中で急冷しペレットを得
た。溶融ストランドからペレットを得るまでは窒素雰囲
気下で処理を行った。さらにこのペレットを真空乾燥器
で温度60℃で6時間乾燥し、水分率0.005重量%
以下であることを確認して、以後の成形に使用した。
2903、エチレン含有量:29モル%、融点188
℃。)を96重量部をホッパーから送入した。樹脂温度
を220℃に設定し、片末端エポキシ基ポリブタジエン
(ブタジエンを通常のアニオンリビング重合を行い、停
止反応にエピクロルヒドリンを使うことにより、片末端
エポキシ基ポリブタジエンを得た。今回は分子量500
0のものを作成した。)液状物4重量部に、上記EVO
H及び片末端エポキシ基ポリブタジエンの合計量に対し
ステアリン酸コバルト200ppmを混合したものを液
状注入機を使って押出機に導入して、滞留時間約5分間
溶融混練して、未反応物、低分子物は真空ベントから除
去した後、溶融ストランドを水中で急冷しペレットを得
た。溶融ストランドからペレットを得るまでは窒素雰囲
気下で処理を行った。さらにこのペレットを真空乾燥器
で温度60℃で6時間乾燥し、水分率0.005重量%
以下であることを確認して、以後の成形に使用した。
【0030】[EVOH系酸素捕捉性樹脂−(EV−
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−F101、エチレン
コンテント32モル%、MI=1.3、融点183℃)
96重量部をホッパーから導入した。樹脂温度を220
℃に設定し、片末端エポキシ基ポリブタジエン(ブタジ
エンを通常のアニオンリビング重合を行い、停止反応に
エピクロルヒドリンを使うことにより、片末端エポキシ
基ポリブタジエンを得た。今回は分子量1500のもの
を作成した。)液状物4重量部に、上記EVOH及び片
末端エポキシ基ポリブタジエンの合計量に対し、ステア
リン酸コバルトを200ppmを混合したものを液状注
入機を使って押出機に導入して、滞留時間約5分間溶融
混練して、未反応物、低分子物は真空ベントから除去し
た後、溶融ストランドを水中で急冷しペレットを得た。
溶融ストランドからペレットを得るまでは窒素雰囲気下
で処理を行った。さらにこのペレットを真空乾燥器で温
度60℃で6時間乾燥し、水分率0.005重量%以下
であることを確認して、以後の成形に使用した。
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−F101、エチレン
コンテント32モル%、MI=1.3、融点183℃)
96重量部をホッパーから導入した。樹脂温度を220
℃に設定し、片末端エポキシ基ポリブタジエン(ブタジ
エンを通常のアニオンリビング重合を行い、停止反応に
エピクロルヒドリンを使うことにより、片末端エポキシ
基ポリブタジエンを得た。今回は分子量1500のもの
を作成した。)液状物4重量部に、上記EVOH及び片
末端エポキシ基ポリブタジエンの合計量に対し、ステア
リン酸コバルトを200ppmを混合したものを液状注
入機を使って押出機に導入して、滞留時間約5分間溶融
混練して、未反応物、低分子物は真空ベントから除去し
た後、溶融ストランドを水中で急冷しペレットを得た。
溶融ストランドからペレットを得るまでは窒素雰囲気下
で処理を行った。さらにこのペレットを真空乾燥器で温
度60℃で6時間乾燥し、水分率0.005重量%以下
であることを確認して、以後の成形に使用した。
【0031】[EVOH系酸素捕捉性樹脂−(EV−
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−F101、エチレン
含有量32モル%、融点183℃)88重量部をホッパ
ーから導入した。樹脂温度を220℃に設定し、片末端
エポキシ基ポリブタジエン(ブタジエンを通常のアニオ
ンリビング重合を行い、停止反応にエピクロルヒドリン
を使うことにより、片末端エポキシ基ポリブタジエンを
得た。今回は分子量3000のものを作成した。)液状
物12重量部に、上記EVOH及び片末端エポキシ基ポ
リブタジエンの合計量に対し、ステアリン酸コバルト2
00ppm及びベンゾフェノン200ppmを混合した
ものを液状注入機を使って押出機に導入して、滞留時間
約5分間溶融混練反応させた。未反応物、低分子物は真
空ベントから除去した後、溶融ストランドを水中で急冷
しペレットを得た。溶融ストランドからペレットを得る
までは窒素雰囲気下で処理を行った。さらにこのペレッ
トを真空乾燥器で温度60℃で6時間乾燥し、水分率
0.005重量%以下であることを確認して、以後の成
形に使用した。
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−F101、エチレン
含有量32モル%、融点183℃)88重量部をホッパ
ーから導入した。樹脂温度を220℃に設定し、片末端
エポキシ基ポリブタジエン(ブタジエンを通常のアニオ
ンリビング重合を行い、停止反応にエピクロルヒドリン
を使うことにより、片末端エポキシ基ポリブタジエンを
得た。今回は分子量3000のものを作成した。)液状
物12重量部に、上記EVOH及び片末端エポキシ基ポ
リブタジエンの合計量に対し、ステアリン酸コバルト2
00ppm及びベンゾフェノン200ppmを混合した
ものを液状注入機を使って押出機に導入して、滞留時間
約5分間溶融混練反応させた。未反応物、低分子物は真
空ベントから除去した後、溶融ストランドを水中で急冷
しペレットを得た。溶融ストランドからペレットを得る
までは窒素雰囲気下で処理を行った。さらにこのペレッ
トを真空乾燥器で温度60℃で6時間乾燥し、水分率
0.005重量%以下であることを確認して、以後の成
形に使用した。
【0032】[EVOH系酸素捕捉性樹脂−(EV−
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−H101、エチレン
含有量38モル%、融点175℃)92重量部をホッパ
ーから導入した。樹脂温度を220℃に設定し、片末端
エポキシ基ノルボルネンオリゴマー(メタセシス重合に
よりノルボルネンオリゴマーを合成し、片末端に1個の
エポキシ基を有するものに変換した。今回は分子量10
000のものを作成した。)8重量部に、上記EVOH
及び片末端エポキシ基ノルボルネンオリゴマ−の合計量
に対し、ステアリン酸コバルト200ppmを混合した
ものを押出機に導入(本発明においては、原料となる基
本ポリマーとは異なる、基本ポリマーが溶融後の第2供
給口から導入するのが好ましいが、基本ポリマーとドラ
イブレンドしてホッパーから導入してもよい。)して、
滞留時間約5分間溶融混練反応させた。未反応物、低分
子物は真空ベントから除去した後、溶融ストランドを水
中で急冷しペレットを得た。溶融ストランドからペレッ
トを得るまでは窒素雰囲気下で処理を行った。さらにこ
のペレットを真空乾燥器で温度60℃で6時間乾燥し、
水分率0.005重量%以下であることを確認して、以
後の成形に使用した。
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−H101、エチレン
含有量38モル%、融点175℃)92重量部をホッパ
ーから導入した。樹脂温度を220℃に設定し、片末端
エポキシ基ノルボルネンオリゴマー(メタセシス重合に
よりノルボルネンオリゴマーを合成し、片末端に1個の
エポキシ基を有するものに変換した。今回は分子量10
000のものを作成した。)8重量部に、上記EVOH
及び片末端エポキシ基ノルボルネンオリゴマ−の合計量
に対し、ステアリン酸コバルト200ppmを混合した
ものを押出機に導入(本発明においては、原料となる基
本ポリマーとは異なる、基本ポリマーが溶融後の第2供
給口から導入するのが好ましいが、基本ポリマーとドラ
イブレンドしてホッパーから導入してもよい。)して、
滞留時間約5分間溶融混練反応させた。未反応物、低分
子物は真空ベントから除去した後、溶融ストランドを水
中で急冷しペレットを得た。溶融ストランドからペレッ
トを得るまでは窒素雰囲気下で処理を行った。さらにこ
のペレットを真空乾燥器で温度60℃で6時間乾燥し、
水分率0.005重量%以下であることを確認して、以
後の成形に使用した。
【0033】[EVOH系酸素捕捉性樹脂−(EV−
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−E105、エチレン
含有量44モル%、融点165℃)92重量部をホッパ
ーから導入した。樹脂温度を210℃に設定し、片末端
エポキシ基ポリブタジエン(ブタジエンを通常のアニオ
ンリビング重合を行い、停止反応にエピクロルヒドリン
を使うことにより、片末端エポキシ基ポリブタジエンを
得た。今回は分子量3000のものを作成した。)液状
物8重量部に、上記EVOH及び片末端エポキシ基ポリ
ブタジエンの合計量に対し、ステアリン酸コバルト20
0ppmを混合したものを液状注入機を使って押出機に
導入して、滞留時間約5分間溶融混練反応させた。未反
応物、低分子物は真空ベントから除去した後、溶融スト
ランドを水中で急冷しペレットを得た。溶融ストランド
からペレットを得るまでは窒素雰囲気下で処理を行っ
た。さらにこのペレットを真空乾燥器で温度60℃で6
時間乾燥し、水分率0.005重量%以下であることを
確認して、以後の成形に使用した。
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−E105、エチレン
含有量44モル%、融点165℃)92重量部をホッパ
ーから導入した。樹脂温度を210℃に設定し、片末端
エポキシ基ポリブタジエン(ブタジエンを通常のアニオ
ンリビング重合を行い、停止反応にエピクロルヒドリン
を使うことにより、片末端エポキシ基ポリブタジエンを
得た。今回は分子量3000のものを作成した。)液状
物8重量部に、上記EVOH及び片末端エポキシ基ポリ
ブタジエンの合計量に対し、ステアリン酸コバルト20
0ppmを混合したものを液状注入機を使って押出機に
導入して、滞留時間約5分間溶融混練反応させた。未反
応物、低分子物は真空ベントから除去した後、溶融スト
ランドを水中で急冷しペレットを得た。溶融ストランド
からペレットを得るまでは窒素雰囲気下で処理を行っ
た。さらにこのペレットを真空乾燥器で温度60℃で6
時間乾燥し、水分率0.005重量%以下であることを
確認して、以後の成形に使用した。
【0034】[EVOH系酸素捕捉性樹脂−(EV−
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−G110、エチレン
含有量47モル%、融点156℃)88重量部をホッパ
ーから導入した。樹脂温度を200℃に設定し、片末端
エポキシ基ポリブタジエン(ブタジエンを通常のアニオ
ンリビング重合を行い、停止反応にエピクロルヒドリン
を使うことにより、片末端エポキシ基ポリブタジエンを
得た。今回は分子量5000のものを作成した。)液状
物12重量部に、上記EVOH及び片末端エポキシ基ポ
リブタジエンの合計量に対し、ステアリン酸コバルト2
00ppmを混合したものを液状注入機を使って押出機
に導入して、滞留時間約5分間溶融混練反応させた。未
反応物、低分子物は真空ベントから除去した後、溶融ス
トランドを水中で急冷しペレットを得た。溶融ストラン
ドからペレットを得るまでは窒素雰囲気下で処理を行っ
た。さらにこのペレットを真空乾燥器で温度60℃で6
時間乾燥し、水分率0.005重量%以下であることを
確認して、以後の成形に使用した。
)] EVOH(クラレ(株)製、EP−G110、エチレン
含有量47モル%、融点156℃)88重量部をホッパ
ーから導入した。樹脂温度を200℃に設定し、片末端
エポキシ基ポリブタジエン(ブタジエンを通常のアニオ
ンリビング重合を行い、停止反応にエピクロルヒドリン
を使うことにより、片末端エポキシ基ポリブタジエンを
得た。今回は分子量5000のものを作成した。)液状
物12重量部に、上記EVOH及び片末端エポキシ基ポ
リブタジエンの合計量に対し、ステアリン酸コバルト2
00ppmを混合したものを液状注入機を使って押出機
に導入して、滞留時間約5分間溶融混練反応させた。未
反応物、低分子物は真空ベントから除去した後、溶融ス
トランドを水中で急冷しペレットを得た。溶融ストラン
ドからペレットを得るまでは窒素雰囲気下で処理を行っ
た。さらにこのペレットを真空乾燥器で温度60℃で6
時間乾燥し、水分率0.005重量%以下であることを
確認して、以後の成形に使用した。
【0035】上記酸素バリア性ポリマーを使用した樹脂
組成物の構成を表1に示す。
組成物の構成を表1に示す。
【表1】
【0036】(実施例1〜6、比較例1)上記の樹脂組
成物をT−ダイ成形により厚さ20ミクロンのフィルム
を成形した。それぞれの成形に使用した使用樹脂及び成
形温度を表2に示す。
成物をT−ダイ成形により厚さ20ミクロンのフィルム
を成形した。それぞれの成形に使用した使用樹脂及び成
形温度を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】[評価方法](酸素透過度)使用機器はモ
コン社製、OX−TRAN2/20MLを使用して測定
した。 1)酸素透過度(1) 測定は厚さ20μmのフィルムを温度25℃、内面が6
5%RHで行った。 2)酸素透過度(2) 厚さ20μmのフィルムを60℃の温水に浸漬し、吸湿
率9%に調整した後、温度25℃、内面が85%RHの
条件で測定した。
コン社製、OX−TRAN2/20MLを使用して測定
した。 1)酸素透過度(1) 測定は厚さ20μmのフィルムを温度25℃、内面が6
5%RHで行った。 2)酸素透過度(2) 厚さ20μmのフィルムを60℃の温水に浸漬し、吸湿
率9%に調整した後、温度25℃、内面が85%RHの
条件で測定した。
【0039】(酸素吸収量)アルミニウム箔多層シート
をヒートシールにより四方パウチ(150mm×200
mm)として製袋した。このパウチ中に空気400ml
を充填し、更に酸素バリア性ポリマーフィルム(厚さ2
0μm×100mm×100mm)を挿入し密閉した。
温度23℃で保存し、このパウチ中に、ドライ窒素とド
ライ酸素を98:2で混合し、400mlを充填し、酸
素濃度を経時的に測定した。スタート時の酸素濃度は
2.0%であった。
をヒートシールにより四方パウチ(150mm×200
mm)として製袋した。このパウチ中に空気400ml
を充填し、更に酸素バリア性ポリマーフィルム(厚さ2
0μm×100mm×100mm)を挿入し密閉した。
温度23℃で保存し、このパウチ中に、ドライ窒素とド
ライ酸素を98:2で混合し、400mlを充填し、酸
素濃度を経時的に測定した。スタート時の酸素濃度は
2.0%であった。
【0040】
【表3】
【0041】
【発明の効果】酸素バリア性付加重合体ポリマーにオレ
フィンオリゴマーセグメント基を導入した本発明の酸素
バリア性ポリマーは、コスト的に安価であり、押出加工
性に優れ、また密度が小さく軽量で取扱性が容易であ
る。特にEVOHは水分依存性があり、湿度が高い時に
は吸湿し著しくバリア性が低下するが、本発明の酸素バ
リア性付加重合体ポリマーは高い湿度においても酸素バ
リア性を高く維持できる特徴を有する優れた酸素バリア
性ポリマーである。また酸素バリア性付加重合体ポリマ
ーのマトリックス樹脂が透明である時は、酸素バリア性
ポリマーも透明にすることが可能であり、包装材プラス
チックとして有用な性質を有している。特に酸素バリア
性が顕著に向上するので従来焼却性に問題があるとは言
われながらアルミニウム箔などの積層体でないと酸素バ
リア性の点でまずいとされてきた高度の酸素バリア性を
必要とされる容器類も、本発明の酸素バリア性ポリマー
を使用することにより代替が可能で焼却性は解決可能で
あり、更に臭いの問題もないところから、食品、化粧
品、医薬品などの包装用樹脂としての利用も考慮できる
ポリマーである。
フィンオリゴマーセグメント基を導入した本発明の酸素
バリア性ポリマーは、コスト的に安価であり、押出加工
性に優れ、また密度が小さく軽量で取扱性が容易であ
る。特にEVOHは水分依存性があり、湿度が高い時に
は吸湿し著しくバリア性が低下するが、本発明の酸素バ
リア性付加重合体ポリマーは高い湿度においても酸素バ
リア性を高く維持できる特徴を有する優れた酸素バリア
性ポリマーである。また酸素バリア性付加重合体ポリマ
ーのマトリックス樹脂が透明である時は、酸素バリア性
ポリマーも透明にすることが可能であり、包装材プラス
チックとして有用な性質を有している。特に酸素バリア
性が顕著に向上するので従来焼却性に問題があるとは言
われながらアルミニウム箔などの積層体でないと酸素バ
リア性の点でまずいとされてきた高度の酸素バリア性を
必要とされる容器類も、本発明の酸素バリア性ポリマー
を使用することにより代替が可能で焼却性は解決可能で
あり、更に臭いの問題もないところから、食品、化粧
品、医薬品などの包装用樹脂としての利用も考慮できる
ポリマーである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 210/02 C08F 210/02 C08K 3/00 C08K 3/00 5/00 5/00 C08L 23/26 C08L 23/26 27/08 27/08 29/04 29/04 Z 101/12 101/12 (72)発明者 田越 宏孝 千葉県千葉市緑区大野台1−1−1 昭和 電工株式会社総合研究所内 (72)発明者 宮内 乙彦 東京都港区芝大門一丁目13番9号 昭和電 工株式会社内 (72)発明者 大西 健介 東京都千代田区飯田橋3丁目6番5号 昭 和アルミニウム缶株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB24 AB26 AB81 AB96 BB14A CA06 CA11 EE25 GB13 4J002 BB201 BB221 BD101 BD171 BE021 BK002 BL012 BL022 DD076 EE037 EE057 EG046 EG086 EU237 FD206 FD207 GG02 4J031 AA12 AA14 AA15 AA17 AA28 AA29 AA48 AB01 AB02 AC03 AC04 AC05 AC07 AC08 AC09 AD01 AE19 AF11 AF30 CD09 CD10 CD13 CD22 4J100 AA02P AC04P AD02P AD02Q AG04Q BA03H BA34H CA01 CA04 CA31 DA36 HA09 HA11 HA19 HA55 JA58 JA59
Claims (9)
- 【請求項1】 大部分を構成する酸素バリア性付加重合
体ポリマーと小部分を構成する炭素−炭素不飽和結合を
有するオレフィンオリゴマーセグメントからなり、付加
重合体ポリマー主鎖に対しオレフィンオリゴマーが分岐
状に結合したことを特徴とする酸素バリア性ポリマー。 - 【請求項2】 酸素バリア性ポリマーの大部分を構成す
る付加重合体セグメントが、骨格としてエチレン−酢
酸ビニル共重合体けん化物、ポリビニルアルコール系
樹脂またはポリ塩化ビニリデン系樹脂である請求項1
に記載の酸素バリア性ポリマー。 - 【請求項3】 炭素−炭素不飽和結合を有するオレフィ
ンオリゴマーセグメントの骨格が、ブタジエン、ノルボ
ルネン、ジシクロペンタジエン、イソプレンの単独重合
体またはオレフィンとの共重合体である請求項1に記載
の酸素バリア性ポリマー。 - 【請求項4】 酸素バリア性付加重合体ポリマーが、
0.5〜15重量%に相当する分子量1000ないし1
0000の炭素−炭素不飽和結合オレフィンオリゴマー
セグメント及び99.5%〜85重量%の反応性官能基
を有する付加重合体ポリマーよりなる請求項1に記載の
酸素バリア性ポリマー。 - 【請求項5】 酸素バリア性付加重合体ポリマーに、該
官能基に対し反応性のある官能基を有する、分子内に炭
素−炭素不飽和結合を有するオレフィンオリゴマーを反
応させることを特徴とする酸素バリア性ポリマーの製造
方法。 - 【請求項6】 エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物
が、エチレン含有量25〜60モル%と酢酸ビニル75
〜40モル%の共重合体を、けん化度80〜100%と
したものである請求項1ないし4のいずれか1項に記載
の酸素バリア性ポリマー。 - 【請求項7】 酸素バリア性付加重合体ポリマーの有す
る官能基が水酸基である時は、官能基として無水カルボ
ン酸基、カルボキシル基、エポキシ基またはイソシアネ
ート基を有する炭素−炭素不飽和結合オレフィンオリゴ
マーを反応させる酸素バリア性ポリマーの製造方法。 - 【請求項8】 酸素バリア性ポリマーが、ポリマーの大
部分を構成する酸素バリア性付加重合体ポリマーセグメ
ントと小部分を構成するポリオレフィンオリゴマーセグ
メントからなり、更に触媒量の遷移金属化合物を含むこ
とを特徴とする酸素バリア性樹脂組成物。 - 【請求項9】 酸素バリア性ポリマーが、ポリマーの大
部分を構成する酸素バリア性付加重合体ポリマーセグメ
ントと小部分を構成するポリオレフィンオリゴマーセグ
メントからなり、更に50ないし500ppmの遷移金
属化合物またはこれと50ないし500ppmの光酸化
促進剤を含んでなる樹脂組成物である酸素バリア性樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11208584A JP2001031768A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 酸素バリア性ポリマー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11208584A JP2001031768A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 酸素バリア性ポリマー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001031768A true JP2001031768A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16558618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11208584A Pending JP2001031768A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 酸素バリア性ポリマー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001031768A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006312732A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-11-16 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 樹脂組成物 |
| JP2007291271A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 水分及び酸素バリヤー性樹脂組成物 |
| WO2008032743A1 (en) | 2006-09-12 | 2008-03-20 | Kuraray Co., Ltd. | Oxygen-absorbing resin composition |
| WO2015086391A1 (de) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | Evonik Industries Ag | Epoxyterminiertes polybutadien als sauerstoff-fänger |
| WO2015186618A1 (ja) * | 2014-06-05 | 2015-12-10 | 株式会社細川洋行 | レトルト包装用積層体及び容器 |
| WO2019124553A1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | 株式会社クラレ | 積層体 |
| WO2019235622A1 (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | 株式会社クラレ | ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ |
-
1999
- 1999-07-23 JP JP11208584A patent/JP2001031768A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006312732A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-11-16 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 樹脂組成物 |
| JP2007291271A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 水分及び酸素バリヤー性樹脂組成物 |
| WO2008032743A1 (en) | 2006-09-12 | 2008-03-20 | Kuraray Co., Ltd. | Oxygen-absorbing resin composition |
| KR102208969B1 (ko) * | 2013-12-12 | 2021-01-28 | 에보니크 오퍼레이션즈 게엠베하 | 산소 스캐빈저로서 사용되는 에폭시-말단 폴리부타디엔 |
| WO2015086391A1 (de) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | Evonik Industries Ag | Epoxyterminiertes polybutadien als sauerstoff-fänger |
| KR20160098220A (ko) * | 2013-12-12 | 2016-08-18 | 에보니크 데구사 게엠베하 | 산소 스캐빈저로서 사용되는 에폭시-말단 폴리부타디엔 |
| CN106062008A (zh) * | 2013-12-12 | 2016-10-26 | 赢创德固赛有限公司 | 作为氧捕捉剂的环氧基封端的聚丁二烯 |
| JP2017511747A (ja) * | 2013-12-12 | 2017-04-27 | エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH | 脱酸素剤としてのエポキシ末端ポリブタジエン |
| AU2014363890B2 (en) * | 2013-12-12 | 2017-09-07 | Evonik Operations Gmbh | Epoxy-terminated polybutadiene used as an oxygen scavenger |
| RU2667449C1 (ru) * | 2013-12-12 | 2018-09-19 | Эвоник Дегусса Гмбх | Полибутадиен с концевыми эпоксигруппами в качестве поглотителя кислорода |
| US10087266B2 (en) | 2013-12-12 | 2018-10-02 | Evonik Degussa Gmbh | Epoxy-terminated polybutadiene as oxygen scavenger |
| TWI650334B (zh) * | 2013-12-12 | 2019-02-11 | 贏創德固賽有限責任公司 | 作爲氧去除劑之環氧基終端之聚丁二烯 |
| WO2015186618A1 (ja) * | 2014-06-05 | 2015-12-10 | 株式会社細川洋行 | レトルト包装用積層体及び容器 |
| US10633158B2 (en) | 2014-06-05 | 2020-04-28 | Hosokawa Yoko Co., Ltd. | Laminate for retort packaging and container |
| WO2019124553A1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | 株式会社クラレ | 積層体 |
| WO2019235622A1 (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | 株式会社クラレ | ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ |
| CN112218916A (zh) * | 2018-06-08 | 2021-01-12 | 株式会社可乐丽 | 橡胶组合物和使用该组合物的轮胎 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4503768B2 (ja) | ガスバリア性樹脂組成物 | |
| US5942297A (en) | By-product absorbers for oxygen scavenging systems | |
| TW209850B (ja) | ||
| EP2336239B1 (en) | Compatible blend systems of oxygen barrier polymers and oxygen scavenging polymers | |
| AU775958B2 (en) | Oxygen absorptive resin composition | |
| JP2991437B2 (ja) | 包装に関する改良 | |
| JP4646349B2 (ja) | 酸素吸収性樹脂組成物 | |
| KR100490710B1 (ko) | 산소 흡수성 수지 조성물 | |
| JP5133094B2 (ja) | 酸素吸収性樹脂組成物 | |
| JP2001047561A (ja) | 酸素捕捉機能樹脂層を含むラミネートフィルム及びそれを使用したフレキシブルパッケージ | |
| EP1953180B1 (en) | Oxygen-absorbing resin, oxygen-absorbing resin composition and oxygen-absorbing container | |
| JP2001031768A (ja) | 酸素バリア性ポリマー | |
| JP2002155214A (ja) | 樹脂組成物および多層容器 | |
| JP2001072115A (ja) | イージーピール蓋材 | |
| JP2001097342A (ja) | ビール用プラスチックボトル | |
| JP2001048182A (ja) | ビール用プラスチックボトル | |
| JP2001031760A (ja) | 酸素不透過性樹脂 | |
| JP2001031759A (ja) | 分岐鎖に不飽和結合を有する重縮合系酸素捕捉性ポリマー | |
| JP2002069320A (ja) | ガスバリア性に優れた樹脂組成物 | |
| JP5143321B2 (ja) | ガスバリア性を有する樹脂組成物 | |
| CN1163384C (zh) | 改进氧清除改性共缩聚物的方法,其产品以及包含该产品的包装物品 | |
| JP5409376B2 (ja) | 成形品およびその製造方法 | |
| CN101277761B (zh) | 氧吸收性组合物以及使用该组合物的容器 | |
| JP2001080014A (ja) | 紙製容器用基材及び酸素捕捉性紙製容器 | |
| JP2001062975A (ja) | 環境対応ビール用プラスチックボトル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD13 | Notification of appointment of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433 Effective date: 20050609 |