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JP2000329778A - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

Info

Publication number
JP2000329778A
JP2000329778A JP11135834A JP13583499A JP2000329778A JP 2000329778 A JP2000329778 A JP 2000329778A JP 11135834 A JP11135834 A JP 11135834A JP 13583499 A JP13583499 A JP 13583499A JP 2000329778 A JP2000329778 A JP 2000329778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teeth
output
rotating disk
rotor
tooth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11135834A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Suzuki
秀俊 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP11135834A priority Critical patent/JP2000329778A/ja
Publication of JP2000329778A publication Critical patent/JP2000329778A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転体の回転に伴い適正な信号を出力すること
ができる回転センサを提供する。 【解決手段】回転センサ1は、回転軸5に固定されるロ
ータ2と、そのロータ2に対向配置されるステータ3,
4とを有している。ロータ2には外周に向けて等幅で延
びる多数の歯2aが形成される。ステータ3,4は、ロ
ータ2に向けて延出する2つの歯部3a,3b,4a,
4bを有し、その一方の歯部3a,4aに励磁コイル
6,7が巻回され、他方の歯部3b、4bに出力コイル
8,9が巻回されている。励磁コイル6,7に高周波電
圧が印加された状態で、ロータ2が回転すると、ステー
タ3,4のコア内を通過する磁界が変化して、出力コイ
ル8,9の出力が変化する。この出力変化は、ティース
幅wとティースピッチpとの関係が、w/p=0.2〜
0.4となる場合に大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の回転変位
等を検出するための回転センサに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、回転軸等の回転を検出するために磁
気変調形の回転センサが適用されてる。この種の回転セ
ンサでは、検出部が回転軸の回転を伝達するための歯車
に対向配置され、その検出部により回転軸の回転変位等
を検出している。
【0003】詳述すると、図7に示すように、回転セン
サ31は、回転軸32に固定された歯車33と、その歯
車33に対向して配置されるステータ34とから構成さ
れている。ステータ34の両端には、歯車33の歯33
aに向けて延出する2つの歯部34a,34bが形成さ
れ、その一方の歯部34aに励磁コイル35が巻回され
るとともに他方の歯部34bに出力コイル36が巻回さ
れている。
【0004】そして、励磁コイル35に高周波電圧が供
給された状態で、図7のようにステータ34の歯部34
a,34bと歯車33の歯33aとが対向する場合で
は、ステータ34のコア内に磁気回路が形成されて電磁
誘導作用により高周波電圧が出力コイル36に伝達され
る。従って、出力コイル36からの出力電圧は大きくな
る。一方、回転軸32が回転しステータ34の歯部34
a,34bと歯車33の歯みぞとが対向する場合では、
ステータ34のコア内に磁気回路が形成されなくなるた
め出力コイル36からの出力電圧は小さくなる。つま
り、ステータ34の歯部34a,34bが、歯車33の
歯33aと対向するときセンサ出力がオン状態となり、
歯車33の歯みぞと対向するときセンサ出力がオフ状態
となる。このセンサ出力に基づいて回転軸32の回転変
位が検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記回転セ
ンサ31において、歯車33の歯形は、回転を伝達させ
るために好適な形状、具体的には、例えば、インボリュ
ート歯形となっている。このため、歯車33の回転に伴
うセンサ出力を適正に得ることができない。つまり、オ
ン状態のときとオフ状態のときとでセンサ出力の差電圧
が小さく、誤検出を招く虞があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、回転体の回転に伴い適
正な信号を出力することができる回転センサを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、外周に向けて等幅で延
びる多数の歯が等間隔で設けられる回転円板と、前記回
転円板に向けて延出する2つの歯部を有し、その一方の
歯部に励磁コイルを巻回し、他方の歯部に出力コイルを
巻回して前記回転円板に対向配置されるステータとを備
え、前記回転円板の歯の幅wと、前記回転円板の歯先円
における隣り合う歯の中心線間の円弧長さpとの関係
を、w/p=0.2〜0.4としたことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、外周に向けて等
幅で延びる多数の歯が等間隔で設けられる回転円板と、
前記回転円板に向けて延出する2つの歯部を有しその一
方の歯部に励磁コイルを巻回すとともに他方の歯部に出
力コイルを巻回して前記回転円板に対向配置されるステ
ータとを備え、前記ステータの歯部の幅を、前記回転円
板の歯の幅と等しく形成し、前記ステータの歯部が回転
円板の歯みぞに対向するときステータの歯部と回転円板
の歯との間に形成される隙間sと、前記回転円板の歯の
高さhとの関係を、h/s=0.5〜2.0としたこと
を要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の回転センサにおいて、前記ステータの歯部の幅を、前
記回転円板に設けられる歯の幅と等しく形成し、前記ス
テータの歯部が回転円板の歯みぞに対向するときステー
タの歯部と回転円板の歯との間に形成される隙間sと、
前記回転円板の歯の高さhとの関係を、h/s=0.5
〜2.0としたことを要旨とする。
【0010】(作用)請求項1及び請求項3に記載の発
明によれば、励磁コイルに高周波電圧が印加された状態
で、ステータの歯部と回転円板の歯とが対向するとき、
ステータと回転円板とにより磁気回路が形成されて出力
コイルからの出力が大きくなる。一方、ステータの歯部
と回転円板の歯みぞとが対向するとき、磁気回路が形成
されなくなり、出力コイルからの出力が小さくなる。つ
まり、ステータの歯部が、回転円板の歯と対向するとき
センサ出力がオン状態となり、回転円板の歯みぞと対向
するときセンサ出力がオフ状態となる。そのセンサ出力
の変化に基づいて回転円板の回転変位が検出される。こ
の出力変化は、回転円板に等幅で形成される歯の幅、い
わゆるティース幅wと、前記回転円板の歯先円における
隣り合う歯の中心線間の円弧長さ、いわゆるティースピ
ッチpとの関係を、w/p=0.2〜0.4とした場合
に大きくなる。具体的には、ティースピッチpに対する
ティース幅wの割合w/pが0.2よりも小さい場合、
つまり、ティース幅wがティースピッチpに対して短い
場合では、ステータの歯部が、回転円板の歯に対向する
ときに磁気回路が的確に形成されず、オン状態でのセン
サ出力が小さくなる。このため、センサ出力の変化率が
小さくなってしまう。また、ティースピッチpに対する
ティース幅wの割合w/pが0.4よりも大きい場合、
つまり、ティース幅wがティースピッチpに対して長い
場合では、ステータの歯部が、回転円板の歯に対向する
ときと、歯みぞに対向するときとで、ステータ内を通過
する磁界の変化が小さくなる。このため、オン状態及び
オフ状態におけるセンサ出力の変化率が小さくなってし
まう。従って、w/p=0.2〜0.4となるように回
転円板を形成すれば、センサ出力が回転に応じて好適に
変化する。
【0011】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、ステータの歯部の幅を前記ティース幅wと等しく形
成したので、ステータの歯部が回転円板の歯と対向する
とき、磁気回路が適正に形成されることとなり、安定し
た出力が得られる。また、ステータの歯部が回転円板の
歯みぞに対向するときステータの歯部と回転円板の歯と
の間に形成される隙間、より具体的には、前記ティース
ピッチpからステータの歯部の幅wとティース幅wとを
減算して得られる隙間、いわゆるティース隙間s(=p
−2w)と、回転円板の歯の高さhとの関係をh/s=
0.5〜2.0とした。この場合、センサ出力の変化が
大きくなる。具体的には、回転円板の歯が低すぎる場合
では、ステータの歯部が回転円板の歯みぞと対向すると
きでも磁気回路が形成されてしまう。このため、ステー
タ内を通過する磁界の変化が小さくなり、オン状態のと
きとオフ状態のときとでセンサ出力の変化が小さくな
る。また逆に、回転円板の歯が高すぎる場合では、ステ
ータの歯部が回転円板の歯と対向するとき、その際に形
成される磁気回路の磁気抵抗が大きくなるため、センサ
出力が小さくなる。従って、h/s=0.5〜2.0と
なるように回転円板とステータを形成すれば、センサ出
力が回転に応じて好適に変化する。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
【0013】本実施形態の回転センサは、車両用ディス
クブレーキ装置に適用される駆動モータのハウジング内
に設けられ、同モータの回転軸の回転変位等を検出する
ものである。
【0014】図1は、本実施形態における回転センサ1
の概略構成を示し、図2は、その回転センサ1の検出回
路を示す。図1に示すように、回転センサ1は、円板状
のロータ2と、そのロータ2に対向して配設された2つ
のステータ3,4とを有している。
【0015】ロータ2は、磁性材料からなりその外周面
には多数の凸状の歯2aが等間隔に形成されている。こ
の凸状の歯2aの歯形は、従来のインボリュート歯形と
は異なり、外周に向けて等幅で延びるよう形成されてい
る。つまり、2つの歯面が平行で歯先の幅及び歯元の幅
がともに等しくなるように形成されている。また、ロー
タ2はその中心Oが回転軸5の軸中心と一致するように
回転軸5に固定されている。
【0016】ステータ3は、その両端からロータ2に向
けて延出した2つの歯部3a,3bが形成され、その一
方の歯部3aには励磁コイル6が巻回されるとともに他
方の歯部3bには出力コイル8が巻回されている。また
同様に、ステータ4は、その両端からロータ2に向けて
延出した2つの歯部4a,4bが形成され、その一方の
歯部4aには励磁コイル7が巻回されるとともに他方の
歯部4bには出力コイル9が巻回されている。なお、ス
テータ3,4は、そのコア材として磁性材料が用いられ
ている。
【0017】ステータ3の2つの歯部3a,3bは、ロ
ータ2の隣り合う歯2aと一致するようにロータ2の中
心Oに向けて延出形成されている。つまり、ステータ3
の歯部3a,3bは、その中心線間の角度がロータ2の
隣り合う歯2aの中心線間の角度(ティース角度)θと
一致し、歯部3a,3bの幅はロータ2のティース幅w
と一致するようになっている。また、ステータ4の2つ
の歯部4a,4bも同様にロータ2の隣り合う歯2aと
一致するようにロータ2の中心Oに向けて延出形成され
ている。
【0018】なお厳密には、ロータ2における歯2aの
歯先面は円弧面となっており、その歯先面に合わせてス
テータ3,4の歯先面も円弧面状に形成されている。つ
まり、より正確には本実施形態におけるティース幅w及
び歯部3a,3b,4a,4bの幅wは円弧長さであ
る。また、ロータ2の歯2aとステータ3,4の歯部3
a,3b,4a,4bとが対向するとき近接した状態と
なるように、歯2aと歯部3a,3b,4a,4bとの
距離(ギャップ)gは、できる限り短くすることが望ま
しい。
【0019】このように、ロータ2及びステータ3,4
を形成することによって、ロータ2の歯2aとステータ
3,4の歯部3a,3b,4a,4bとが対向すると
き、その際にロータ2及びステータ3,4に磁気回路が
適正に形成される。
【0020】また、ステータ3は、ステータ4に対して
ロータ2の周方向に所定間隔を有して配設されている。
ただし、後述する出力コイル8,9の各出力波形の位相
が90°ずれるように配設される。つまり、ステータ3
の歯部3a,3bがロータ2の歯2aと対向し、歯部3
a,3bと歯2aとが一致するとき、ステータ4の歯部
4a,4bはロータ2の歯2aに対して1/4ピッチだ
けずれた位置となる。なおここで、1ピッチは隣接する
歯2aの間隔をいう。このように各ステータ3,4を配
設することで回転軸5の回転方向が判定されるようにな
っている。
【0021】次に、回転センサ1の検出回路を図2を用
いて説明する。図2に示すように、本実施形態の検出回
路は、発振器11、検出部(センサ部)12,13、整
流部14,15、比較部16,17、電圧生成部18を
有している。
【0022】検出部12は、前記励磁コイル6と出力コ
イル8とからなり、その励磁コイル6に発振器11が接
続されている。また、検出部13は、前記励磁コイル7
と出力コイル9とからなり、その励磁コイル7に発振器
11が接続されている。そして、発振器11から励磁コ
イル6,7に高周波電圧が供給されると、電磁誘導作用
によって高周波電圧が出力コイル8,9に伝達されるよ
うになっている。つまり、ステータ3,4のコア内に
は、高周波電圧に基づく交番磁界が形成され、その交番
磁界によって出力コイル8,9に誘導起電力が発生す
る。なお、発振器11は、矩形波、正弦波、パルス波等
を発生させることで励磁コイル6,7に高周波電圧を供
給するものである。
【0023】具体的には、ステータ3,4の歯部3a,
3b,4a,4bとロータ2の歯2aとが一致すると、
ステータ3,4及びロータ2内を通過する磁気回路が形
成されて、出力コイル8,9に生じる電圧が大きくな
る。その状態からロータ2が回転してステータ3,4の
歯部3a,3b,4a,4bとロータ2の歯2aとがず
れた状態では、ステータ3,4及びロータ2内を通過す
る磁気回路が形成されなくなり、出力コイル8,9に生
じる電圧は小さくなる。このようにロータ2の回転位置
によって、ステータ3,4のコア内を通過する磁界が変
動して出力コイル8,9の出力電圧が変化する。つま
り、ステータ3,4の歯部3a,3b,4a,4bが、
ロータ2の歯部2aと対向するとき、センサ出力がオン
状態となり、ロータ2の歯みぞと対向するときセンサ出
力がオフ状態となる。
【0024】整流部14,15は、ダイオード、コンデ
ンサ、抵抗を有して構成され、出力コイル8,9からの
交流電圧を直流に整流し、その直流電圧を比較部16,
17に出力する。また、抵抗とコンデンサとからなるロ
ーパスフィルタ(LPF)によって出力コイル8,9の
出力における高周波成分が除去される。
【0025】電圧生成部18は、抵抗とオペアンプを有
しており、抵抗によって分圧される所定電圧がオペアン
プから出力される。このオペアンプは、その反転入力端
子と出力端子とが接続されており、非反転入力端子に入
力される電圧値と、出力端子から出力される電圧値とが
一致する。なおここでの所定電圧は、整流部14,15
の出力電圧の最大値と最小値との中間電圧になるように
設定される。
【0026】また、比較部16,17は、比較器(コン
パレータ)16a,17aを有しており、その反転入力
端子に整流部14,15が接続されるとともに、非反転
入力端子に電圧生成部18が抵抗を介して接続されてい
る。つまり、出力コイル8,9からの出力電圧が、整流
部14,15において直流電圧に整流された後に比較部
16,17における比較器16a,17aの反転入力端
子に入力される。また、電圧生成部18からの出力電圧
に基づくしきい値電圧が抵抗を介して比較器16a,1
7aの非反転入力端子に入力される。より詳しくは、本
実施形態における比較部16,17は、入力電圧に対し
てヒステリシスを有している。つまり、非反転入力端子
に入力されるしきい値電圧は、比較器16a,17aの
出力がHiレベルのときとLoレベルのときとで異なる
ように構成されている。これにより、前記ローパスフィ
ルタで除去できなかった高周波成分やノイズの影響をな
くしている。
【0027】各比較部16,17の出力端子はコントロ
ーラ19と接続され、比較部16,17からの出力信号
がコントローラ19に取り込まれる。コントローラ19
は、この信号に基づいて回転軸5の回転変位等を検出し
ている。
【0028】なお、本実施の形態では、ロータ2が回転
円板に相当する。また、回転センサ1とコントローラ1
9により回転検出装置が構成される。次いで、前記検出
回路の動作を図3を用いて詳述する。
【0029】図3(a)に示すように、励磁コイル6に
所定の高周波電圧が供給されているときステータ3の歯
部3a,3bとロータ2の歯2aとがずれた状態(図1
参照)では、出力コイル8に生じる電圧は小さくなる。
従って、整流部14を介して比較部16の反転入力端子
に入力される電圧は、非反転入力端子に入力されるしき
い値電圧Vhiよりも小さく、比較部16から出力され
る信号はHiレベルとなる。その状態から回転軸5が図
1の時計回り方向に回転すると、ステータ3の歯部3
a,3bとロータ2の歯2aとが一致するようになりス
テータ3のコア内を通過する磁界が増加して、出力コイ
ル8に発生する出力電圧が大きくなる。従って、整流部
14を介して比較部16の反転入力端子に入力される電
圧は、図3(a)に示すように非反転入力端子に入力さ
れるしきい値電圧Vhiよりも大きくなり、比較部16
から出力される信号はLoレベルとなる。これと同時
に、非反転入力端子に入力されるしきい値電圧は、Vh
iからVloに変化する。
【0030】さらに、回転軸5が時計回り方向に回転し
ステータ3の歯部3a,3bがロータ2の歯2aに対向
し歯部3a,3bと歯2aとが一致するとき、その際に
ステータ3のコア内を通過する磁界が最大となり出力コ
イル8から出力される電圧が最も大きくなる。そして、
回転軸5の回転に伴ってステータ3の歯部3a,3bが
ロータ2の歯2aからずれることで出力コイル8の出力
電圧が小さくなり、比較部16の反転入力端子に入力さ
れる電圧がしきい値電圧Vloよりも小さくなると、比
較部16の出力がLoレベルからHiレベルに変化す
る。なお、図1のようにステータ3の歯部3a,3bが
ロータ2の歯みぞに対向するとき、その際にステータ3
のコア内を通過する磁界が最小となり出力コイル8から
出力される電圧が最も小さくなる。このように、回転軸
5の回転に伴って、比較部16からの出力信号が変化
し、その信号をコントローラ19が取り込むことで回転
軸5の回転変位が検出される。
【0031】一方、図3(b)に示すように、検出部1
3の励磁コイル7に高周波電圧が供給されることで、回
転軸5の回転に伴い出力コイル9の出力電圧が変化す
る。但し、出力コイル9の出力は、その位相が出力コイ
ル8に対して90°(1/4周期)進んで変化する。従
って、比較部17から出力される信号は、図3(a)に
示す比較部16の出力信号に対して90°位相が進んだ
信号となる。
【0032】なお、回転軸5が反時計回り方向に回転す
るとき、出力コイル9からの出力信号は、その位相が出
力コイル8の出力信号に対して90°遅れて出力され
る。従って、出力コイル8,9からの2つの出力信号に
基づいて回転軸5の回転方向が検出される。
【0033】上述したように、回転センサ1の出力変化
によって回転軸5の回転変位が検出されるため、オン状
態のときとオフ状態のときのセンサ出力の差電圧が大き
いほど、回転軸5の回転を的確に検出できる。このセン
サ出力の差電圧は、ロータ2の形状に大きく依存するた
め、本実施形態では、ロータ2の形状を下記のように決
定している。
【0034】詳しくは、図3(a)に示すように出力コ
イルからの出力電圧の差電圧(最大及び最小電圧の差)
Aを最大電圧Bで除算した変化率(A/B)は、ティー
スピッチpに対するティース幅wの割合(w/p)によ
って変化する。ここで、ティースピッチpとは、図1に
示すように、一つの歯2aの中心線と次の歯2aの中心
線とで区切られるロータ2の歯先円上での円弧長さ、つ
まり、ロータ2の歯先円の円周をロータ2の歯数で除算
した円弧の長さである。なお、本実施形態では、ロータ
2の歯数は12でありロータ2の外径dとした場合、テ
ィースピッチp=πd/12となる。
【0035】出力電圧の変化率(A/B)は、図4に示
すように、ティースピッチpに対するティース幅wの割
合w/pがほぼ0.3になるとき最も大きくなる。具体
的には、ティースピッチpに対してティース幅wが短い
と、歯部3a,3b,4a,4bと歯2aが対向すると
き、その際にステータ3,4のコア内を通過する磁気回
路が十分に形成されなる。つまり、オン状態でのセンサ
出力が小さくなり、センサ出力の差電圧が小さくなる。
また逆に、ティース幅wが長くなり、例えば、w/p=
0.5以上になると、ステータ3,4の歯部3a,3
b,4a,4bと、ロータ2の歯2aとが常に重なって
しまう。この場合、その重なった部分を通過する磁気回
路が常に形成されることになり、回転軸5の回転に伴う
磁界の変化が小さくなる。つまり、オン状態とオフ状態
とで、センサ出力の差電圧が小さくなる。従って、ティ
ースピッチpに対するティース幅wの割合w/pは、
0.2〜0.4が望ましい。
【0036】また、出力電圧の変化率(A/B)は、図
5に示すように、ティース隙間sに対するティース深さ
(図1に示す歯2aの高さ)hの割合によっ変化する。
ここで、ティース隙間sとは、ティースピッチpからス
テータ3,4の歯部3a,3b,4a,4bの幅wとロ
ータ2のティース幅wを減算した値(p−2w)であ
る。つまり、ティース隙間sは、図1のように、ステー
タ3の歯部3aがロータ2の歯みぞと対向するとき、そ
の際に隣り合う歯2aと歯部3aとの間に形成される隙
間xの長さの和(s=2x)である。ただし厳密には、
ティース隙間s及び隙間xも円弧長さである。
【0037】出力電圧の変化率は、ティース隙間sに対
するティース深さhの割合h/sが小さすぎる場合、即
ちティース深さhが浅い場合では、ステータ3,4の歯
部3a,3b,4a,4bがロータ2の歯みぞと対向す
るときでもステータ3,4及びロータ2とを通過する磁
気回路が形成されてしまう。このため、回転軸5の回転
に応じた磁界の変化が小さくなる。その結果、センサ出
力がオン状態のときとオフ状態のときとで、出力の差電
圧が小さくなる。また逆に、割合h/sが大きすぎる場
合、即ちティース深さhが深い場合では、ステータ3,
4の歯部3a,3b,4a,4bとロータ2の歯2aと
が対向するときでもステータ3,4とロータ2とで形成
される磁気回路の磁気抵抗が大きくなってしまう。この
ため、ステータ3,4のコア内を通過する磁界が小さく
なる。その結果、オン状態でのセンサ出力が小さくなり
出力電圧の差電圧が小さくなる。またこれに加えて、テ
ィース深さhが深すぎるとロータ2の強度が低下してし
まう虞がある。よって、ティース隙間sに対するティー
ス深さhの割合h/sは、0.5〜2.0の範囲が望ま
しい。
【0038】なお、図4及び図5は、所定の条件とし
て、ロータ2の外径、ロータ2におけるティース角度
θ、ギャップg等を決定した後に、w/p及びh/sを
パラメータとしてシミュレーションした結果を示すもの
である。
【0039】以上記述したように、本実施形態によれ
ば、下記のような特徴を有する。 (1)ロータ2の歯2aを外周に向けて等幅で形成し、
その歯2aに合わせて、ステータ3,4の歯部3a,3
b,4a,4bの幅をwとした。この場合、歯部3a,
3b,4a,4bと歯2aとが対向するとき、磁気回路
が適正に形成されるので、安定した出力を得ることがで
きる。
【0040】さらに、ロータ2を、ティースピッチpに
対するティース幅wの割合w/pが0.2〜0.4とな
るように形成した。また、ティース隙間sに対するティ
ース深さhの割合h/sが0.5〜2.0となるように
形成した。このようにすれば、上述したように出力コイ
ル8,9の出力信号の変化率が大きくなる。つまり、回
転センサ1は、回転軸5の回転に応じて適正な信号を出
力することができ、センサ誤検出を防止できる。よっ
て、この回転センサ1を用いれば、回転軸5の回転変位
が正確に検出できるので、ディスクブレーキ装置の制御
精度を向上できる。
【0041】(2)出力コイル8,9から90°位相が
異なる信号を得ることができ、回転軸5の回転方向を検
出できる。また、比較部16,17は、ヒステリシスを
有して構成されるので、出力コイル8,9の出力信号に
発生するノイズ等によるセンサ誤検出を防止できる。
【0042】(第2の実施形態)以下、本発明を具体化
した第2の実施形態を図面に従って説明する。なお、第
1の実施形態と同様の構成については、その詳細な説明
及び図面を省略する。
【0043】図6に示すように、本実施形態の回転セン
サ21におけるステータ22は円環状に形成され、ロー
タ23の中心Oに向けて延出する2対の歯部24a,2
4b,25a,25bが形成されている。なお、ステー
タ22は、その中心がロータ23の中心Oと一致するよ
うに固定されている。また、歯部24a,24b,25
a,25bの先端側はテーパ状となっており、この歯部
24a,24b,25a,25bの先端の幅がロータ2
3のティース幅wと一致するように形成されている。対
となる歯部24a,24bは、その一方の歯部24aの
中心線と他方の歯部24bの中心線とがなす角θ1がロ
ータ23のティース角θの2倍となるように形成されて
いる。対となる歯部25a,25bも同様に形成されて
いる。
【0044】歯部24aには励磁コイル6が巻回される
とともに、歯部24bには出力コイル8が巻回されてい
る。また、歯部25aには励磁コイル7が巻回されると
ともに、歯部25bには出力コイル9が巻回されてい
る。そして、本実施形態の回転センサ21も、図2に示
す検出回路を用いて、回転軸5の回転を検出するように
構成されている。
【0045】本実施形態によれば、下記のような特徴を
有する。 (1)第1の実施形態のように、ロータ2の隣り合う歯
2aに合わせてステータ3,4の歯部3a,3b,4
a,4bを形成した場合では、回転センサ1の分解能を
向上させるべく、ロータ2の外周面に形成される歯数を
多くすると、ロータ2のティース角θが小さくなり、ス
テータ3,4の歯部3a,3b,4a,4bに励磁コイ
ル6,7及び出力コイル8,9を巻回すためのスペース
がなくなってしまう。このような場合に、本実施形態の
回転センサ21を適用すれば、ロータ23の歯に対応し
た出力を得ることができる。従って、回転軸5の回転を
高分解能で検出できる。なお、一方の歯部24a,25
aと他方の歯部24b,25bとがなす角θ1は、ロー
タ23のティース角θの2倍に限定するものではなく、
ティース角θの整数倍となるように形成すればよい。
【0046】(2)ステータ22の歯部24a,24
b,25a,25bの先端をテーパ状に形成した。この
場合、ステータ22のコア内において磁気回路が好適に
形成されるので、安定した出力を得ることができ実用上
好ましいものとなる。
【0047】尚、上記実施形態は、以下の態様で実施し
てもよい。 ○上記各実施形態では、回転センサ1,21は、2つの
出力コイル8,9からの信号が90°位相がずれるよう
に構成していたが、これに限定するものではない。つま
り、2つの出力信号に基づいて回転軸5の回転方向が判
定できるように、位相の異なる信号が得られるものであ
ればよい。
【0048】また、回転センサ1,21は、2つの検出
部12,13を備えるものであったが、これに限定する
ものではない。つまり、1つの検出部により回転変位を
検出する回転センサに具体化してもよい。
【0049】○上記各実施形態では、回転センサ1,2
1は、車両用ディスクブレーキ装置における駆動モータ
の回転を検出するものであったが、これに限定するもの
ではない。例えば、パワーステアリング装置における駆
動モータの回転を検出する回転センサにおいて具体化し
てもよい。また、上記各実施形態の回転センサ1,21
は、自動車に限らず家電製品等における回転体の回転の
検出に適用してもよい。
【0050】さらに、上記実施形態により把握される請
求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と
共に記載する。 (イ)外周に向けて等幅で延びる多数の歯が等間隔で設
けられる回転円板と、前記回転円板に向けて延出する2
つの歯部を有し、その一方の歯部に励磁コイルを巻回
し、他方の歯部に出力コイルを巻回して前記回転円板に
対向配置されるステータとを備え、ステータの歯部を、
前記回転円板の歯の幅と等しく形成するとともに、その
先端面を、回転円板の歯先面に合わせて円弧面状に形成
した回転センサ。このようにすれば、ステータの歯部が
回転円板の歯に対向するとき、磁気回路が適正に形成さ
れるので、安定した出力を得ることができる。
【0051】(ハ)請求項1〜請求項3のいずれか一項
に記載の回転センサを備え、その回転センサの出力信号
に基づいて回転軸の回転変位を検出する回転検出装置。
この構成によれば、回転軸の回転変位を適正に検出でき
るので実用上好ましいものとなる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
回転体の回転に伴い適正な信号を出力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の回転センサを示す概略構成
図。
【図2】 回転センサの検出回路を示す図。
【図3】 回転センサの出力波形を説明するための図。
【図4】 ティース幅/ティースピッチと出力の変化率
との関係を示す図。
【図5】 ティース深さ/ティース隙間と出力の変化率
との関係を示す図。
【図6】 第2の実施形態の回転センサを示す概略構成
図。
【図7】 従来の回転センサを示す概略構成図。
【符号の説明】
1…回転センサ、2…回転円板としてのロータ、2a…
歯、3…ステータ、3a,3b…歯部、4…ステータ、
4a,4b…歯部、6,7…励磁コイル、8,9…出力
コイル、21…回転センサ、22…ステータ、23…回
転円板としてのロータ、24,25…歯部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に向けて等幅で延びる多数の歯が等
    間隔で設けられる回転円板と、前記回転円板に向けて延
    出する2つの歯部を有し、その一方の歯部に励磁コイル
    を巻回し、他方の歯部に出力コイルを巻回して前記回転
    円板に対向配置されるステータとを備え、 前記回転円板の歯の幅wと、前記回転円板の歯先円にお
    ける隣り合う歯の中心線間の円弧長さpとの関係を、 w/p=0.2〜0.4としたことを特徴とする回転セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 外周に向けて等幅で延びる多数の歯が等
    間隔で設けられる回転円板と、前記回転円板に向けて延
    出する2つの歯部を有しその一方の歯部に励磁コイルを
    巻回すとともに他方の歯部に出力コイルを巻回して前記
    回転円板に対向配置されるステータとを備え、 前記ステータの歯部の幅を、前記回転円板の歯の幅と等
    しく形成し、 前記ステータの歯部が回転円板の歯みぞに対向するとき
    ステータの歯部と回転円板の歯との間に形成される隙間
    sと、前記回転円板の歯の高さhとの関係を、h/s=
    0.5〜2.0としたことを特徴とする回転センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の回転センサにおいて、 前記ステータの歯部の幅を、前記回転円板に設けられる
    歯の幅と等しく形成し、 前記ステータの歯部が回転円板の歯みぞに対向するとき
    ステータの歯部と回転円板の歯との間に形成される隙間
    sと、前記回転円板の歯の高さhとの関係を、 h/s=0.5〜2.0としたことを特徴とする回転セ
    ンサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006523822A (ja) * 2002-11-20 2006-10-19 ヴァルター メーナート 位置検出器
JP2010145299A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Toyota Motor Corp 回転角検出装置
WO2013177862A1 (zh) * 2012-05-31 2013-12-05 中山大洋电机股份有限公司 一种变速风机系统及其控制方法

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