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JP2000340455A - 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000340455A
JP2000340455A JP11152987A JP15298799A JP2000340455A JP 2000340455 A JP2000340455 A JP 2000340455A JP 11152987 A JP11152987 A JP 11152987A JP 15298799 A JP15298799 A JP 15298799A JP 2000340455 A JP2000340455 A JP 2000340455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal electrode
electrode layer
laminate
ceramic capacitor
external terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP11152987A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Uchi
一隆 内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP11152987A priority Critical patent/JP2000340455A/ja
Publication of JP2000340455A publication Critical patent/JP2000340455A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断時にセラミックグリーンシート間にすき
間ができるという問題点がなくなる。内部/外部電極接
続状態を確実にすることができる積層セラミックコンデ
ンサ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 誘電体層1、2の層間に、第1及び第2
内部電極層3、4を配置するとともに、内部電極層3、
4の引出電極部の領域内に、電極切欠部7を形成し、引
出電極部の全幅にわたって外部端子電極5、6と電気的
に接続した積層セラミックコンデンサである。そして、
製造工程の積層体1を切断した時に、その切断端面に電
極切欠部7が存在するか否かによって簡単に正しい切断
位置の確認ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層セラミックコン
デンサ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、積層セラミックコンデンサは、内
部電極層を層間に有する複数の矩形状誘電体層が積層さ
れた積層体の両端部に外部端子電極が配置されて構成さ
れていた。
【0003】隣接しあう誘電体層の層間に配置された一
対の内部電極層は、その平面中央部分で互いに対向しあ
うとともに、互いに積層体の一方または他方の端部に導
出され、一対の外部端子電極と夫々電気的に接続されて
いた。
【0004】このような積層セラミックコンデンサの製
造においては、複数の素子が抽出でき、且つ誘電体層と
なる大型セラミックグリーンシート上に、各素子領域に
対応し、内部電極層となる導体膜を形成し、これら複数
の大型グリーンシートを積層し、素子領域に応じて所定
の寸法に切断して未焼成状態の積層体を形成していた。
その後、この未焼成状態の積層体は焼成処理され、次い
で焼成された積層体の一方の端部に複数の一方の内部電
極層と導通する外部端子電極を、積層体の他方の端部に
複数の他方の内部電極層と導通する外部端子電極を形成
していた。
【0005】ここで、上述の大型グリーンシート上に、
複数の素子領域に共通的に一方または他方の内部電極層
となる導体膜を形成するにあたり、また、大型グリーン
シートを積層した状態から各素子領域毎に切断した時
に、一方の内部電極層となる導体膜の端部が、切断した
積層体の一方の端部から露出するように、また、他方の
内部電極層となる導体膜が切断した積層体の他方の端部
から露出するように制御することが重要である。
【0006】しかしながら、導体膜の印刷ずれや切断ず
れが起きた場合、各積層体1個1個ごとに所望の位置で
切断が行われているかを確認することは非常に難しい。
【0007】すなわち、幅方向(以下、W方向:外部端
子電極が形成されていない端部方向)の印刷ずれや切断
ずれは、大型グリーンシートの積層体を切断した時に、
その切断面から現れる内部電極層の引出電極となる導体
膜の露出状況によって検査することができる。
【0008】しかし、長手方向(以下、L方向:一対の
外部端子電極が形成される端部方向)の印刷ずれや切断
ずれは、仮にずれていても、切断面から現れる内部電極
層の引出電極となる導体膜の幅が同一または、導体膜が
形成されていない領域であるため、この切断端面からは
検査することができる。
【0009】したがって、従来、未焼成状態の積層体
を、任意に抜き取り、そのL方向に切断して、印刷ずれ
や切断ずれを検査していた。
【0010】しかし、積層セラミックコンデンサは通
常、数mm角と小さく、切断することが非常に困難で検
査しがたい欠点があった。また、検査用に切断した積層
セラミックコンデンサは製品化できない。
【0011】そこで、図4、5に示す積層セラミックコ
ンデンサが提案されている(特開平10−275736
参照)。図4(a)は、大型グリーンシートから所定寸
法に切断した時の領域における一方の内部電極層となる
導体膜を示し、図4(b)は大型グリーンシートから所
定寸法に切断した時の領域における他方の内部電極層と
なる導体膜を示している。そして、図5(a)は、その
グリーンシートを積層して切断した状態の一方側の端面
を示す。
【0012】図4(a)において、一方の内部電極層4
3となる導体膜は、矩形状の第1誘電体層41となるグ
リーンシート上に形成されている。一方の内部電極層4
3は、第1誘電体層41の一方端部に延出している。
【0013】図4(b)において、他方の内部電極層4
4となる導体膜は、矩形状の第2誘電体層42となるグ
リーンシート上に形成されている。他方の内部電極層4
4は、第2誘電体層42の一方端部に延出している。
【0014】ここで、一方の内部電極層43の引出電極
部分、即ち、他方の内部電極層44のエンドマージン部
分には、誘電体層41の一方端部に露出するように、幅
方向の中央部に切り欠け部47が形成されている。同様
に、他方の内部電極層44の引出電極部分、即ち、一方
の内部電極層43のエンドマージン部分には、誘電体層
42の一方端部に露出するように、幅方向の中央部に切
り欠け部47が形成されている。
【0015】このような図4(a)を素子領域に有する
第1誘電体層41となるグリーンシート上に、一方の内
部電極層43となる導体膜を形成し、また、図4(b)
を素子領域に有する第2誘電体層42となるグリーンシ
ート上に、一方の内部電極層44となる導体膜を形成
し、これらのグリーンシートを交互に積層して、素子領
域にそって切断した時、第1誘電体層41と第2誘電体
層42とが正しく積層され、かつ正しく切断されれば、
その切断面(例えば一方側の端面)には、図5(a)に
示すように、内部電極層43となる導体膜の幅方向の中
央に切り欠け部47が現れる。即ち、積層体40の切断
端面を観察すると、セラミックと内部電極の色あるいは
明度が異なるため、直接目視によってただちに判定でき
る(図5(a))。もちろん正確を期するため、顕微鏡
や光学的手段を用いてもよい。
【0016】逆に、正しく積層されていない場合には、
その切断面(例えば一方側の端面)には、図5(b)に
示すように、露出すべきでない内部電極層43の容量形
成領域が露出し、内部電極層43の全幅に渡って現れる
ことになる。
【0017】これは、図4(a)に示すように、切断位
置が切り欠け部47を越えて、さらに内部側に入り込ん
だ場合(切断線A)の場合が例示できる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、積層セラミッ
クコンデンサは、誘電体セラミック材料からなる誘電体
層41、42の層間に、金属材料からなる所定形状の内
部電極層43、44が配置した状態であり、内部電極層
となる導体膜と、誘電体層となるセラミックグリーンシ
ートとの密着性が重要となる。即ち、誘電体層となるセ
ラミックグリーンシートどうしの密着性(内部電極層4
3、44のサイドマージン部分)に比較して、異種材料
の密着性は劣ってしまう。
【0019】特に、上述の構造においては、素子領域に
素って正しく切断すると、その切断線部分は、密着性の
良いサイドマージン部、グリーンシートと導体膜との密
着性の悪い切り欠け部47の周囲部、密着性の良い切り
欠け部47、グリーンシートと導体膜との密着性の悪い
切り欠け部47の周囲部、密着性の良いサイドマージン
部となり、密着性の変動が激しくなってしまう。しか
も、切り欠け部47の幅方向の寸法を小さくするように
すれば、切り欠け部47領域のセラミックグリーンシー
トどうし接触面積が小さくなり、この領域の厚み方向の
変動が激しくなってしまう。
【0020】その結果、密着性の変動が少ない図4
(a)のA線(不良品の場合)で切断した場合に比較し
て、セラミックグリーンシートの層間にすき間が発生し
やくなるという問題があった。例えば、切り欠け部47
の幅方向の寸法が150μm以下にすると、切断した際
のセラミックグリーンシートの層間のすき間が全品(1
00%)に発生してしまう。
【0021】このようにグリーンシート間にすき間が発
生すると、外部端子電極を形成した際、特に、メッキ処
理をした際に、メッキ液が浸入してしまうという致命的
な問題点が発生する。
【0022】また、内部電極層43、44と外部端子電
極との接続部分が、切り欠け部47を形成した結果、非
常に細くなってしまう。特に、内部電極層43、44と
外部端子電極とは、異なる工程で形成するため、その接
続状態の信頼性が低下するという問題があった。
【0023】本発明は、上記課題に鑑みて案出されたも
のであり、その目的は、切断時にセラミックグリーンシ
ート間にすき間の発生が緩和でき、かつ内部電極層と外
部電極層の接続信頼性を安定して維持できるとともに、
しかも、切断ずれなども容易に容易に検出することがで
きる積層セラミックコンデンサ及びその製造方法を提供
することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の積層セラミック
コンデンサは、複数の矩形状誘電体層を積層して成る積
層体に、該積層体の一対の端部の一方から延出される矩
形状第1内部電極層と、該第1内部電極層と該誘電体層
を挟んで対向し、且つ該積層体の一対の端部の他方から
延出される矩形状第2内部電極層とを配置するととも
に、積層体の両端部に第1及び第2外部端子電極を形成
した積層セラミックコンデンサにおいて、前記第1内部
電極層はその全幅にわたり第1外部端子電極と接続する
とともに、一方端部寄りに電極切欠部を有し、前記第2
内部電極層はその全幅にわたり第2外部端子電極と接続
するとともに、他方端部寄りに電極切欠部を有している
ことを特徴とする積層セラミックコンデンサである。
【0025】また、第2の発明は、その製造方法であ
り、複数の素子領域を有し、誘電体層となるグリーンシ
ートを形成する工程、前記素子領域に、その全幅が一方
の端部に延出し、且つその一方端部寄りに電極切欠部を
有する第1内部電極層となる導体膜を形成した第1のグ
リーンシートを形成する工程、前記素子領域に、その全
幅が他方の端部に延出し、且つその他方端部寄りに電極
切欠部を有する第2内部電極層となる導体膜を形成した
第2のグリーンシートを形成する工程、前記第1及び第
2のグリーンシートを交互に積層・一体化して複数素子
領域を有する大型積層体を形成する工程、前記大型積層
体を各素子領域の形状に応じて切断して未焼成積層体を
形成する工程、前記未焼成積層体の端面を確認して、電
極切欠部が露出している未焼成積層体を除去する工程、
前記未焼成積層体を焼成し、前記焼成した積層体の一対
の端面にそれぞれ外部端子電極を形成する工程、とから
成る。
【0026】
【作用】以上のように、第1内部電極層は、第2内部電
極層と対向して容量形成する領域と、該容量形成領域か
ら積層体の一方の端部に外部端子電極と接続するための
引出電極とに分けられる。第2内部電極層は、第1内部
電極層と対向して容量形成する領域と、該容量形成領域
から積層体の他方の端部に外部端子電極と接続するため
の引出電極とに分けられる。そして、引出電極が形成さ
れていないL方向の端部で誘電体層が露出する領域をエ
ンドマージン、内部電極層のW方向で誘電体層が露出す
る領域をサイドマージンである。
【0027】本発明では、内部電極層の引出電極部は、
その全幅にわたり外部端子電極と接続するとともに、引
出電極部内に電極切欠部が形成されている。
【0028】従って、内部電極層の引出電極部が全幅に
わたり外部端子電極と接続するため、内部電極層と外部
端子電極との接続が安定し、その信頼性が非常に向上す
る。
【0029】また、電極切欠部が、内部電極層の引出電
極部の領域内、即ち、他方の内部電極層側のエンドマー
ジン部領域内に形成されているため、容量形成領域を狭
めることがなく、高い容量成分を形成できる。
【0030】そして、高価な内部電極層の材料の使用を
軽減できる。
【0031】また、製造方法において、第1内部電極層
となる導体膜を形成した第1誘電体層となるグリーンシ
ートと、第2内部電極層となる導体膜を形成した第2誘
電体層となるグリーンシートとを交互に積層一体化し、
この大型積層体を素子領域にそって切断時、正しく切断
された場合には、その積層体の端面からは電極切欠部が
現れず、全幅に渡って切断端面から現れる。
【0032】また、電極切欠部が切断端面から現れた場
合には、異常位置で切断されたことを示し、非常に簡単
に切断の良否を確認できる。
【0033】特に、良品においては、全幅に渡って内部
電極層が現れるため、外部端子電極との接続信頼性は向
上し、また、切断時において、密着性の良好な領域と、
良好でない領域とが激しく変化することがなことから、
セラミックグリーンシート間にすき間ができるという問
題点が解消できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の積層セラミックコ
ンデンサ及びその製造方法を図面に基づいて詳説する。
【0035】図1は本発明にかかる積層セラミックコン
デンサの外観斜視図である。図2は図1の積層セラミッ
クコンデンサの内部電極層となる導体膜のパターンを示
す平面図であり、図3はそれぞれ切断した積層体におけ
る端面を示す図である。
【0036】この積層セラミックコンデンサにおいて
は、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウムなどの
矩形状の誘電体層1、2からなる積層体10の内部、即
ち、誘電体層1、2の層間に、PdまたはAg−Pd合
金などの貴金属材料あるいはNiなどの卑金属材料から
なる内部電極層3、4が配設されている。
【0037】これら複数の一方の内部電極層3は積層体
1の一方の端部に延出され、内部電極層4の全幅にわた
り外部端子電極5に接続されており、複数の他方の内部
電極層4は積層体1の他方の端部に延出され、内部電極
層4の全幅にわたり外部端子電極6に接続されている。
【0038】ここで、内部電極層3、4は、上述したよ
うに、他方の内部電極層4、3と対向しあう容量形成領
域と、該容量形成領域から各々の誘電体層1、2の端部
に延出する引出電極部とから構成されている。そして、
引出電極部の容量形成部分側に切断位置確認用電極切欠
部7が形成されている。
【0039】上述の積層セラミックコンデンサは次のよ
うに作製する。
【0040】なお、説明では、誘電体層となるグリーン
シート、内部電極層となる導体膜、積層体は、便宜上、
焼成処理前の符号を付す。
【0041】まず、複数素子が抽出可能で、且つ誘電体
層となる大型のセラミックグリーンシート1、2を用意
する。具体的には、誘電体セラミックス材料のスラリー
をドクターブレード法等により、所定厚みとなるように
成形する。
【0042】次に、図2(a)に示すように、第1誘電
体層1となる大型グリーンシート1の各素子領域に、第
1内部電極層3となる導体膜を、Ag、Pd、卑金属金
属などから成る導電性ペーストを用いて、スクリーン印
刷法等により印刷形成する。
【0043】同様に、図2(b)に示すように、誘電体
層2となる大型グリーンシートの各素子領域に、第2内
部電極層4となる導体膜を導電性ペーストを用いて形成
する。
【0044】ここで、第1及び第2内部電極層3、4と
なる導体膜には、互いに対向しあう容量形成部及び一方
または他方の素子領域の端部に延出する引出電極部を有
し、さらに、この引出電極部には、例えば矩形状の電極
切欠部7となる非電極領域がスクリーン印刷の製版制御
により形成される。
【0045】このように第1内部電極層3となる導体膜
が形成された第1誘電体層1となるグリーンシートと第
2内部電極層4となる導体膜が形成された第2誘電体層
2となるグリーンシートとを交互に積層し、必要に応じ
て上部あるいは下部に導体膜が形成されていないセラミ
ックグリーンシートをさらに積層し、圧着一体化する。
【0046】次に、所定グリーンシートを積層した大型
積層体を、各素子領域に応じて、所定寸法に切断して未
焼成状態の積層体1を形成する。
【0047】次に、上述の大型積層体を所定素子領域に
応じて切断した積層体1の端面の第1及び第2内部電極
層3、4と成る導体膜の露出状況を目視により確認し、
切断ずれを確認する。尚、ここで、切断ずれと判断でき
る積層体1は製造工程から除去されることになる。
【0048】この切断によって正しい位置で行なわれた
場合には、積層体1の一方の切断端面は、図3(a)の
ように、第1内部電極層3の引出電極部がその全幅に渡
って露出することになる。同様に、積層体1の他方の切
断端面には、第2内部電極層4の引出電極部が、その全
幅に渡って露出することになる。従って、所定位置で切
断されたことがセラミック部分と内部電極層の色彩のコ
ントラストで明瞭に目視することができる。
【0049】尚、切断が正しく行なわれていない場合に
は、図3(b)のように、第1内部電極層3の引出電極
部の全幅の中央部分に電極切欠部7が現れることから容
易に判断できることになる。
【0050】次いで、正しく切断された未焼成状態の積
層体1を所定雰囲気、所定温度で焼成処理する。これに
より、誘電体層1、2の層間に、容量形成領域、引出電
極部及び切欠部7を有する内部電極層3、4が配置され
た積層体1となる。
【0051】次に、積層体1の端面を研磨処理し、積層
体1の端面から内部電極層3、4の引出電極部がその全
幅に渡って露出するようにして、この一対の端面を含む
端部に、外部端子電極5、6を形成する。具体的には、
AgやCuなどの厚膜導電性ペーストを焼付けにより下
地導体膜を形成し、その表面にNiメッキ、Auメッキ
などを被着する。これにより、図1に示す積層セラミッ
クコンデンサを得ることができる。
【0052】本発明によれば、内部電極層3、4の引出
電極部に、電極切欠部7が形成されている。この電極切
欠部7の非電極形成領域は、その周囲が電極部分に囲ま
れ、例えば矩形状に形成されている。
【0053】これにより、上述の大型積層体を所定素子
領域にそって切断した時、電極切欠部7の有無より、セ
ラミック部分と内部電極層の色彩のコントラストで明瞭
に目視することができる。
【0054】尚、この切断時の積層体1の端面の確認に
より、特定のある内部電極層3のみが、W方向にずれて
いる場合には、その内部電極層と成る導体膜を印刷する
際にW方向に印刷ずれが発生したり、その内部電極層を
形成したグリーンシートがW方向に積層ずれが生じてい
ることも判定できる。
【0055】逆に、上述の大型積層体を素子領域を誤っ
て、例えば、図2に示す切断線Bで切断すると、その切
断端面には、図3(b)のように電極切欠部7の領域部
分が露出し、誤った位置で切断されたことが明瞭に目視
することができる。
【0056】さらに、上述の大型積層体を素子領域を誤
って、例えば、図2に示す切断線Cで切断すると、その
切断端面には、内部電極層3の他に、内部電極層4のエ
ンドマージン部側の端部も露出することになり、切断端
面の誘電体層1、2の各層から内部電極層3、4が露出
することから、誤った位置で切断されたことが、切断位
置確認用電極切欠部7の領域の露出により明瞭に目視す
ることができる。
【0057】尚、この場合、特定のある内部電極層3の
みが、L方向にずれている場合には、他の内部電極層3
の露出形状と相違して、切断位置確認用電極切欠部7の
みが露出することになり、その内部電極層と成る導体膜
を印刷する際にL方向に印刷ずれが発生したり、その内
部電極層を形成したグリーンシートがL方向に積層ずれ
が生じていることを判定できる。
【0058】本発明において、所定位置で切断された場
合には、素子幅方向の両端部に存在するセラミックシー
トどうしが密着したサイドマージン部及びその間に位置
するセラミックシートと導体膜とが密着した引出電極部
のみであり、密着性の変動が従来の図4に比較して緩和
されることになる。
【0059】従って、切断時の応力によって、グリーン
シート間にすき間が発生するという問題が有効に抑えら
れる。
【0060】以上のように、本発明では、切断位置が正
しく切断されたか否かを簡単に判別できるとともに、切
断位置が正しく切断された場合のみに、第1及び第2内
部電極層3、4から外部端子電極5、6に全幅にわたり
接続されることができるため、内部電極層3、4と外部
端子電極5、6との接続信頼性が、図4に示す従来の構
造に比較して大きく向上する。
【0061】しかも、切断時のセラミックグリーンシー
トどうしの密着と、セラミックと導体膜との密着性の変
動が少なくなり、セラミックグリーンシート間の隙間が
発生しないものとなる。
【0062】また、第1内部電極層3の引出電極部に形
成する電極切欠部7は、第2内部電極層4のエンドマー
ジン部領域に位置することが望ましい。これにより、内
部電極層3と4とが対向しあう容量形成領域の対向面積
を減少させることがなく、比較的高い容量成分を導出さ
せることができるためである。
【0063】しかし、素子寸法の小型化により、エンド
マージン部のL方向の距離が狭くなっている。この場合
には、電極切欠部7の中央寄りが容量形成領域にその一
部がかかることも考えられる。
【0064】しかし、第1内部電極層3の電極切欠部7
が、他方の内部電極層4の容量形成領域の端部にかかっ
ていたとしても、第2内部電極層4の端部付近に電気力
線が集中して平行平板状に対向していなくとも、誘電体
層1、2の厚み斜め方向に電気力線が走るため、第1内
部電極層3と第2内部電極層4との間で取り出される容
量成分は大きく低下しない。
【0065】尚、内部電極層3、4の電極切欠部7の幅
方向の寸法が小さいと、切断端面の目視による判定が難
しくなり、また、製版スクリーンによる印刷精度、導電
性ペーストのにじみなどにより判定が難しくなる。
【0066】したがって、電極切欠部7の幅方向の寸法
は20μm以上であることが望ましい。
【0067】一方、内部電極層3、4の電極切欠部7の
幅が大きいと、内部電極層3、4の容量形成領域から引
出電極部の接続が低下するため、電極切欠部7の幅は、
引出電極部の幅の1/2以下であることが望ましい。
【0068】また、本発明においては、積層体1の端面
から内部電極層3、4の電極切欠部7のL方向の寸法
は、積層体1の端面から内部電極層3、4のエンドマー
ジン部の長さ方向の距離の1/2以下であることが望ま
しく、さらに、電極切欠部7の長さ方向の寸法は、20
μm以上であることが望ましい。
【0069】なお、本発明は上記の実施の形態例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
での種々の変更や改良等は何ら差し支えない。
【0070】
【発明の効果】以上の通り、複数の矩形状誘電体層の層
間に内部電極層が配置されており、内部電極層が積層体
の端面に延出する引出電極部が形成され、引出電極部の
全幅にわたり外部端子電極に接続されている。そして、
内部電極層の引出電極部内に電極切欠部を形成されてい
る。
【0071】従って、製造工程中、所定素子形状に応じ
て、積層体の切断端面を観察し、電極切欠部が現れるか
否かによって、所定位置で切断ているか否かを直接目視
によって判定できる。
【0072】しかも、所定位置で切断された積層体を有
する積層セラミックコンデンサにおいては、内部電極層
の引出電極部がその全幅にわたり、外部端子電極と接続
することになるため、接続信頼性が向上する。
【0073】さらに、所定位置で切断される場合には、
誘電体材料と誘電体材料の密着性と、誘電体材料と導体
材料との異種材料間で密着性の変動を緩和することがで
きるため、大型積層体の切断時、切断応力により誘電体
セラミックグリーンシート間にすき間が発生することを
有効に防止することができる。
【0074】しかも、内部電極層に電極切欠部を形成し
た分、高価な内部電極層材料を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる積層セラミックコンデンサの外
観斜視図である。
【図2】図1の積層セラミックコンデンサの内部電極層
となる導体膜パターンを示す平面図であり、(a)は一
方の内部電極層の平面図であり、(b)は他方の内部電
極層の平面図である。
【図3】本発明の積層セラミックコンデンサの製造方法
において、切断状況を示す図であり、(a)は正しい場
合の切断位置での端面状態を示す図であり、(b)は正
しくない場合の切断位置での端面状態を示す図である。
【図4】従来の積層セラミックコンデンサの内部電極層
となる導体膜のパターンを示す平面図であり、(a)は
一方の内部電極層の平面図であり、(b)は他方の内部
電極層の平面図である。
【図5】図4のパターンを用いた積層体の切断端面を示
す図であり、(a)は正しい場合の切断位置での端面状
態を示す図であり、(b)は正しくない場合の切断位置
での端面状態を示す図である。
【符号の説明】
10・・・・・積層体 1、2、41、42・・・誘電体層 3、43・・・第1内部電極層 4、44・・・第2内部電極層 5、6・・・・外部端子電極 7・・・・・・電極切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の矩形状誘電体層を積層して成る積
    層体に、該積層体の一対の端部の一方から延出される矩
    形状第1内部電極層と、該第1内部電極層と該誘電体層
    を挟んで対向し、且つ該積層体の一対の端部の他方から
    延出される矩形状第2内部電極層とを配置するととも
    に、積層体の両端部に第1及び第2外部端子電極を形成
    した積層セラミックコンデンサにおいて、 前記第1内部電極層はその全幅にわたり第1外部端子電
    極と接続するとともに、一方端部寄りに電極切欠部を有
    し、前記第2内部電極層はその全幅にわたり第2外部端
    子電極と接続するとともに、他方端部寄りに電極切欠部
    を有していることを特徴とする積層セラミックコンデン
    サ。
  2. 【請求項2】複数の素子領域を有し、誘電体層となるグ
    リーンシートを形成する工程、 前記素子領域に、その全幅が一方の端部に延出し、且つ
    その一方端部寄りに電極切欠部を有する第1内部電極層
    となる導体膜を形成した第1のグリーンシートを形成す
    る工程、 前記素子領域に、その全幅が他方の端部に延出し、且つ
    その他方端部寄りに電極切欠部を有する第2内部電極層
    となる導体膜を形成した第2のグリーンシートを形成す
    る工程、 前記第1及び第2のグリーンシートを交互に積層・一体
    化して複数素子領域を有する大型積層体を形成する工
    程、 前記大型積層体を各素子領域の形状に応じて切断して未
    焼成積層体を形成する工程、 前記未焼成積層体の端面を確認して、電極切欠部が露出
    している未焼成積層体を除去する工程、 前記未焼成積層体を焼成し、前記焼成した積層体の一対
    の端面にそれぞれ外部端子電極を形成する工程、とから
    成ることを特徴とする積層セラミックコンデンサの製造
    方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011018758A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Tdk Corp 積層型電子部品
KR101018112B1 (ko) 2008-12-24 2011-02-25 삼성전기주식회사 적층형 커패시터
CN104576042A (zh) * 2014-12-23 2015-04-29 广东风华高新科技股份有限公司 多层陶瓷电容器
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