JP2000075111A - 可変焦点レンズ装置 - Google Patents
可変焦点レンズ装置Info
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- JP2000075111A JP2000075111A JP10243949A JP24394998A JP2000075111A JP 2000075111 A JP2000075111 A JP 2000075111A JP 10243949 A JP10243949 A JP 10243949A JP 24394998 A JP24394998 A JP 24394998A JP 2000075111 A JP2000075111 A JP 2000075111A
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Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】透明な弾性体や動作流体を可変焦点レンズ部と
する可変焦点レンズ装置において、温度ドリフト現象の
発生を抑制するとともに耐熱性を向上させる。 【解決手段】外力による形状変化により焦点が変化する
可変焦点レンズ部10aと、レンズ部10aに外力を付
与してレンズ部10aを形状変化させるアクチュエータ
部10bとからなる可変焦点光学素子10を、断熱機構
20の収容空間部に収容保持して外部からの熱を遮断す
ることにより、レンズ部10aの温度ドリフト現象の発
生を抑制するとともに耐熱性を向上させる。
する可変焦点レンズ装置において、温度ドリフト現象の
発生を抑制するとともに耐熱性を向上させる。 【解決手段】外力による形状変化により焦点が変化する
可変焦点レンズ部10aと、レンズ部10aに外力を付
与してレンズ部10aを形状変化させるアクチュエータ
部10bとからなる可変焦点光学素子10を、断熱機構
20の収容空間部に収容保持して外部からの熱を遮断す
ることにより、レンズ部10aの温度ドリフト現象の発
生を抑制するとともに耐熱性を向上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変焦点レンズ部
におけるレンズの焦点を可変制御する可変焦点レンズ装
置に関するもので、当該可変焦点レンズ装置は、顕微
鏡、顕微鏡カメラ装置、その他医療用、工業用のカテー
テル、プルーブの先端に装備される光学レンズ等、広い
分野に応用されるものである。
におけるレンズの焦点を可変制御する可変焦点レンズ装
置に関するもので、当該可変焦点レンズ装置は、顕微
鏡、顕微鏡カメラ装置、その他医療用、工業用のカテー
テル、プルーブの先端に装備される光学レンズ等、広い
分野に応用されるものである。
【0002】
【従来の技術】可変焦点レンズ装置の一形式として、特
開昭60−84502号公報に示されているように、ス
チレンゴム等の透明な弾性体にて形成された可変焦点レ
ンズ部を備えた可変焦点レンズ装置がある。また、可変
焦点レンズ装置の他の一形式として、特開昭63−22
9401号公報に示されているように、透明弾性膜等に
て形成された収容空間に透明な動作流体を封入してなる
可変焦点レンズ部を備えた可変焦点レンズ装置がある。
なお、後者の形式の可変焦点レンズ装置については、本
特許出願人もまた、特願平8−296780号出願にて
提案している。
開昭60−84502号公報に示されているように、ス
チレンゴム等の透明な弾性体にて形成された可変焦点レ
ンズ部を備えた可変焦点レンズ装置がある。また、可変
焦点レンズ装置の他の一形式として、特開昭63−22
9401号公報に示されているように、透明弾性膜等に
て形成された収容空間に透明な動作流体を封入してなる
可変焦点レンズ部を備えた可変焦点レンズ装置がある。
なお、後者の形式の可変焦点レンズ装置については、本
特許出願人もまた、特願平8−296780号出願にて
提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
透明な弾性体や動作流体にて可変焦点レンズ部のレンズ
を構成する可変焦点レンズ装置においては、弾性体や動
作流体が装置の周囲温度の変化に応じて膨張または収縮
し、レンズの光学特性が大きく変化する所謂温度ドリフ
ト現象が発生するという問題がある。
透明な弾性体や動作流体にて可変焦点レンズ部のレンズ
を構成する可変焦点レンズ装置においては、弾性体や動
作流体が装置の周囲温度の変化に応じて膨張または収縮
し、レンズの光学特性が大きく変化する所謂温度ドリフ
ト現象が発生するという問題がある。
【0004】また、当該可変焦点レンズ装置において
は、例えば、医療用の内視鏡等の医療器具に適用される
場合には、医療器具が使用の都度オートクレーブ等にて
熱滅菌処理に付されることから、この熱滅菌処理の温度
には十分には耐えられないという問題がある。従って、
本発明の目的は、透明な弾性体や動作流体にて可変焦点
レンズ部のレンズを構成する可変焦点レンズ装置におい
て、温度ドリフト現象の発生を抑制するとともに、医療
器具に用いた場合には、熱滅菌処理に対して十分な耐熱
性を確保することにある。
は、例えば、医療用の内視鏡等の医療器具に適用される
場合には、医療器具が使用の都度オートクレーブ等にて
熱滅菌処理に付されることから、この熱滅菌処理の温度
には十分には耐えられないという問題がある。従って、
本発明の目的は、透明な弾性体や動作流体にて可変焦点
レンズ部のレンズを構成する可変焦点レンズ装置におい
て、温度ドリフト現象の発生を抑制するとともに、医療
器具に用いた場合には、熱滅菌処理に対して十分な耐熱
性を確保することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、可変
焦点レンズ装置を、弾性を有するレンズの外力による形
状変化により焦点が変化する可変焦点レンズ部と、該可
変焦点レンズ部と一体で可変焦点光学素子を構成し該レ
ンズに外力を付与して該レンズを形状変化させるアクチ
ュエータ部と、該可変焦点光学素子を断熱的に保持する
断熱機構とを備えた構成としているものであり、かかる
構成を採ることにより、可変焦点レンズ部における温度
ドリフト現象の発生の抑制と耐熱性の向上を図るもので
ある。
焦点レンズ装置を、弾性を有するレンズの外力による形
状変化により焦点が変化する可変焦点レンズ部と、該可
変焦点レンズ部と一体で可変焦点光学素子を構成し該レ
ンズに外力を付与して該レンズを形状変化させるアクチ
ュエータ部と、該可変焦点光学素子を断熱的に保持する
断熱機構とを備えた構成としているものであり、かかる
構成を採ることにより、可変焦点レンズ部における温度
ドリフト現象の発生の抑制と耐熱性の向上を図るもので
ある。
【0006】
【発明の作用・効果】従って、本発明に係る可変焦点レ
ンズ装置によれば、可変焦点光学素子を断熱的に保持す
る断熱機構の機能により、可変焦点光学素子を構成する
可変焦点レンズ部での温度ドリフト現象の発生を抑制で
き、また、可変焦点光学素子の耐熱性の向上を図ること
ができる。
ンズ装置によれば、可変焦点光学素子を断熱的に保持す
る断熱機構の機能により、可変焦点光学素子を構成する
可変焦点レンズ部での温度ドリフト現象の発生を抑制で
き、また、可変焦点光学素子の耐熱性の向上を図ること
ができる。
【0007】しかして、本発明に係る可変焦点レンズ装
置においては、前記アクチュエータ部を、中央部に貫通
孔を有するリング状の弾性板の少なくとも一方の表面に
圧電板を接合してなる複数枚の圧電変形素子と、各圧電
変形素子の外周縁部を積層状態で連結する外周連結部材
と、各圧電変形素子の内周縁部を積層状態で連結して可
変焦点レンズ部に対する光路を形成するとともに可変焦
点レンズ部のレンズに外力を付与する内周連結部材とに
より構成することができる。
置においては、前記アクチュエータ部を、中央部に貫通
孔を有するリング状の弾性板の少なくとも一方の表面に
圧電板を接合してなる複数枚の圧電変形素子と、各圧電
変形素子の外周縁部を積層状態で連結する外周連結部材
と、各圧電変形素子の内周縁部を積層状態で連結して可
変焦点レンズ部に対する光路を形成するとともに可変焦
点レンズ部のレンズに外力を付与する内周連結部材とに
より構成することができる。
【0008】かかる構成によれば、各圧電変形素子の内
周縁側を連結している内周連結部材が中央部に円筒状の
光路を形成しているため、単一のアクチュエータ部で可
変焦点レンズ部を駆動することができる。この場合、ア
クチュエータ部を可変焦点レンズ部のレンズに同軸的に
配置することができるため、アクチュエータ部にて発生
する駆動力を可変焦点レンズ部のレンズに全周囲均等に
付与することができて、レンズに非対称な歪みを発生さ
せることがない。
周縁側を連結している内周連結部材が中央部に円筒状の
光路を形成しているため、単一のアクチュエータ部で可
変焦点レンズ部を駆動することができる。この場合、ア
クチュエータ部を可変焦点レンズ部のレンズに同軸的に
配置することができるため、アクチュエータ部にて発生
する駆動力を可変焦点レンズ部のレンズに全周囲均等に
付与することができて、レンズに非対称な歪みを発生さ
せることがない。
【0009】また、本発明に係る可変焦点レンズ装置に
おいては、前記可変焦点レンズ部を、円盤状の透明弾性
膜と、中心部に光を透過する透過部を有する加圧用弾性
膜と、透明弾性膜と加圧用弾性膜が形成する密閉空間部
に封入される動作流体とにより構成することができる。
かかる構成によれば、アクチュエータ部の駆動により、
可変焦点レンズ部を構成する加圧用弾性膜および動作流
体を介して、透明弾性膜を変形してレンズの焦点を可変
制御することができるため、レンズの焦点を高速で可変
制御し得る可変焦点レンズ装置を提供することができ
る。
おいては、前記可変焦点レンズ部を、円盤状の透明弾性
膜と、中心部に光を透過する透過部を有する加圧用弾性
膜と、透明弾性膜と加圧用弾性膜が形成する密閉空間部
に封入される動作流体とにより構成することができる。
かかる構成によれば、アクチュエータ部の駆動により、
可変焦点レンズ部を構成する加圧用弾性膜および動作流
体を介して、透明弾性膜を変形してレンズの焦点を可変
制御することができるため、レンズの焦点を高速で可変
制御し得る可変焦点レンズ装置を提供することができ
る。
【0010】なお、本発明に係る可変焦点レンズ装置に
おいては、可変焦点レンズ部を構成する透明弾性膜をホ
ウケイ酸ガラスまたはこれを主体とするガラスにて形成
すること、可変焦点レンズ部を構成する動作流体として
シリコーンオイルまたはグリセリンを採用することがで
きる。また、本発明に係る可変焦点レンズ装置において
は、断熱機構の主要部を発泡樹脂からなる断熱材にて形
成すること、断熱機構を空気層または真空層を備えた気
密構造体とすること、または潜熱蓄熱剤を備えた気密構
造体とすることができる。これらの場合、断熱機構にお
ける可変焦点光学素子に対する入力光および出力光の透
過部位をガラスまたは透明な樹脂にて形成する。また、
潜熱蓄熱剤としては、パラフィンまたはフッ素化合物を
使用することが好ましい。
おいては、可変焦点レンズ部を構成する透明弾性膜をホ
ウケイ酸ガラスまたはこれを主体とするガラスにて形成
すること、可変焦点レンズ部を構成する動作流体として
シリコーンオイルまたはグリセリンを採用することがで
きる。また、本発明に係る可変焦点レンズ装置において
は、断熱機構の主要部を発泡樹脂からなる断熱材にて形
成すること、断熱機構を空気層または真空層を備えた気
密構造体とすること、または潜熱蓄熱剤を備えた気密構
造体とすることができる。これらの場合、断熱機構にお
ける可変焦点光学素子に対する入力光および出力光の透
過部位をガラスまたは透明な樹脂にて形成する。また、
潜熱蓄熱剤としては、パラフィンまたはフッ素化合物を
使用することが好ましい。
【0011】断熱機構を空気層または真空層を備えた気
密構造体とすれば、断熱機構の可変焦点光学素子を収容
している収容空間部に対する断熱効果を高めて、温度ド
リフト現象の発生を一層抑制することができる。また、
断熱機構を潜熱蓄熱剤を備えた気密構造体とすれば、断
熱機構の可変焦点光学素子を収容している収容空間部の
昇温を所定時間、潜熱蓄熱剤の融点、気化点以内の温度
に保持することができて、可変焦点光学素子の耐熱性を
飛躍的に向上させることができる。
密構造体とすれば、断熱機構の可変焦点光学素子を収容
している収容空間部に対する断熱効果を高めて、温度ド
リフト現象の発生を一層抑制することができる。また、
断熱機構を潜熱蓄熱剤を備えた気密構造体とすれば、断
熱機構の可変焦点光学素子を収容している収容空間部の
昇温を所定時間、潜熱蓄熱剤の融点、気化点以内の温度
に保持することができて、可変焦点光学素子の耐熱性を
飛躍的に向上させることができる。
【0012】
【実施例】(第1実施例)図1には、本発明に係る可変
焦点レンズ装置の第1実施例が示されており、また、図
2には、当該可変焦点レンズ装置を構成する可変焦点光
学素子の構造と動作状態が示されている。当該可変焦点
レンズ装置は、可変焦点光学素子10と断熱機構20と
からなり、可変焦点光学素子10は、可変焦点レンズ部
10aとアクチュエータ部10bとにより構成されてい
る。
焦点レンズ装置の第1実施例が示されており、また、図
2には、当該可変焦点レンズ装置を構成する可変焦点光
学素子の構造と動作状態が示されている。当該可変焦点
レンズ装置は、可変焦点光学素子10と断熱機構20と
からなり、可変焦点光学素子10は、可変焦点レンズ部
10aとアクチュエータ部10bとにより構成されてい
る。
【0013】可変焦点レンズ部10aは、中央部に貫通
孔を有するガラス製の基板11、透明弾性膜12、加圧
用弾性膜13、中央部に貫通孔を有するガラス製のスペ
ーサ14、および動作流体15にて構成されている。透
明弾性膜12は、ホウケイ酸ガラス等のガラス薄板にて
形成されているもので、基板11の一方の端面に紫外線
硬化樹脂からなる接着剤等にて接合されて屈折面を形成
している。加圧用弾性膜13は、透明弾性膜12と同様
のガラス薄板にて形成された透明膜、または、ステンレ
ス製の薄板にガラス製の窓部を接合して形成された膜で
あり、基板11の他方の端面に透明弾性膜12と同様に
接合されている。これらの基板11、透明弾性膜12、
および加圧用弾性膜13は密封空間を形成しており、こ
の密封空間に動作流体15が封入されている。
孔を有するガラス製の基板11、透明弾性膜12、加圧
用弾性膜13、中央部に貫通孔を有するガラス製のスペ
ーサ14、および動作流体15にて構成されている。透
明弾性膜12は、ホウケイ酸ガラス等のガラス薄板にて
形成されているもので、基板11の一方の端面に紫外線
硬化樹脂からなる接着剤等にて接合されて屈折面を形成
している。加圧用弾性膜13は、透明弾性膜12と同様
のガラス薄板にて形成された透明膜、または、ステンレ
ス製の薄板にガラス製の窓部を接合して形成された膜で
あり、基板11の他方の端面に透明弾性膜12と同様に
接合されている。これらの基板11、透明弾性膜12、
および加圧用弾性膜13は密封空間を形成しており、こ
の密封空間に動作流体15が封入されている。
【0014】動作流体15には、透明弾性膜12および
加圧用弾性膜13の界面での光の反射を抑えるためにシ
リコーンオイルを用いることが好ましく、また、シリコ
ーンオイルより熱膨張の小さい動作流体としてグリセリ
ンを用いることも好ましい。アクチュエータ部10bに
は、本特許出願人の出願に係る特願平8−290780
号出願にて提案している積層型圧電アクチュエータが採
用されており、アクチュエータ部10bは、複数枚の板
状の圧電変形素子16、各圧電変形素子16を外周縁側
にて連結する複数本の棒状の外周連結部材17a、パイ
プ状の内周連結部材17b、および各圧電変形素子16
の内周縁側にそれぞれ接合されて各圧電変形素子16を
内周連結部材17bに連結する複数の内周接合部材17
cにて構成されている。各圧電変形素子16は、中央部
に貫通孔を有する弾性板16aの両表面に圧電板16
b,16cを接合してなるバイモルフ型の圧電変形素子
である。
加圧用弾性膜13の界面での光の反射を抑えるためにシ
リコーンオイルを用いることが好ましく、また、シリコ
ーンオイルより熱膨張の小さい動作流体としてグリセリ
ンを用いることも好ましい。アクチュエータ部10bに
は、本特許出願人の出願に係る特願平8−290780
号出願にて提案している積層型圧電アクチュエータが採
用されており、アクチュエータ部10bは、複数枚の板
状の圧電変形素子16、各圧電変形素子16を外周縁側
にて連結する複数本の棒状の外周連結部材17a、パイ
プ状の内周連結部材17b、および各圧電変形素子16
の内周縁側にそれぞれ接合されて各圧電変形素子16を
内周連結部材17bに連結する複数の内周接合部材17
cにて構成されている。各圧電変形素子16は、中央部
に貫通孔を有する弾性板16aの両表面に圧電板16
b,16cを接合してなるバイモルフ型の圧電変形素子
である。
【0015】アクチュエータ部10bは、各外周連結部
材17aの一端に固定された固定用リング17dを可変
焦点レンズ部10aの加圧弾性膜13の表面に接合した
状態で可変焦点レンズ部10aに連結されていて、内周
連結部材17bの一端が加圧弾性膜13の表面の中央部
に当接して接合されている。この状態で、内周連結部材
17bの貫通孔は、可変焦点レンズ部10aに対する光
路を形成している。なお、アクチュエータ部10bは駆
動手段18を備えており、駆動手段18は外周連結部材
17aと内周連結部材17b間に電圧を印加すべく機能
する。
材17aの一端に固定された固定用リング17dを可変
焦点レンズ部10aの加圧弾性膜13の表面に接合した
状態で可変焦点レンズ部10aに連結されていて、内周
連結部材17bの一端が加圧弾性膜13の表面の中央部
に当接して接合されている。この状態で、内周連結部材
17bの貫通孔は、可変焦点レンズ部10aに対する光
路を形成している。なお、アクチュエータ部10bは駆
動手段18を備えており、駆動手段18は外周連結部材
17aと内周連結部材17b間に電圧を印加すべく機能
する。
【0016】かかるアクチュエータ部10bにおいて
は、駆動手段18により電圧が印加されると、図2の
(a)または(b)に示すように、各圧電変形素子16
が変形して内周連結部材17bを可変焦点レンズ部10
aに対して前進または後退させる。これにより、可変焦
点レンズ部10aにおいては、透明弾性膜12、および
加圧用弾性膜13が変形してレンズ特性を変化させ、焦
点距離を可変とする。
は、駆動手段18により電圧が印加されると、図2の
(a)または(b)に示すように、各圧電変形素子16
が変形して内周連結部材17bを可変焦点レンズ部10
aに対して前進または後退させる。これにより、可変焦
点レンズ部10aにおいては、透明弾性膜12、および
加圧用弾性膜13が変形してレンズ特性を変化させ、焦
点距離を可変とする。
【0017】しかして、当該可変焦点レンズ装置におい
ては、可変焦点レンズ部10aとアクチュエータ部10
bからなる可変焦点光学素子10が断熱機構20にて断
熱的に保持されている。断熱機構20は、第1断熱窓部
20a、第2断熱窓部20b、および、これら両断熱窓
部20a,20bを連結する断熱連結部20cからなる
もので、これらの各構成部20a〜20cは互いに液密
的に接合されて円筒状の収容空間部を構成しており、こ
の収容空間部に可変焦点光学素子10が収容されてい
る。
ては、可変焦点レンズ部10aとアクチュエータ部10
bからなる可変焦点光学素子10が断熱機構20にて断
熱的に保持されている。断熱機構20は、第1断熱窓部
20a、第2断熱窓部20b、および、これら両断熱窓
部20a,20bを連結する断熱連結部20cからなる
もので、これらの各構成部20a〜20cは互いに液密
的に接合されて円筒状の収容空間部を構成しており、こ
の収容空間部に可変焦点光学素子10が収容されてい
る。
【0018】断熱機構20を構成する第1断熱窓部20
aは、内部に気密性の空間部21aを有するガラス製の
基板21bからなるもので、空間部21aには乾燥空気
が充填されている。第2断熱窓部20bは第1断熱窓部
20aと同様、内部に気密性の空間部22aを有するガ
ラス製の基板22bからなるもので、空間部22aには
乾燥空気が充填されている。断熱連結部20cは、発泡
樹脂からなる筒状を呈するもので、その一端に第1断熱
窓部20aが液密的に接合され、かつ、その他端に第2
断熱窓部20bが液密的に接合されている。
aは、内部に気密性の空間部21aを有するガラス製の
基板21bからなるもので、空間部21aには乾燥空気
が充填されている。第2断熱窓部20bは第1断熱窓部
20aと同様、内部に気密性の空間部22aを有するガ
ラス製の基板22bからなるもので、空間部22aには
乾燥空気が充填されている。断熱連結部20cは、発泡
樹脂からなる筒状を呈するもので、その一端に第1断熱
窓部20aが液密的に接合され、かつ、その他端に第2
断熱窓部20bが液密的に接合されている。
【0019】断熱機構20において、第1断熱窓部20
aは断熱機構20の収容空間部に収容されている可変焦
点光学素子10の可変焦点レンズ部10aの一端面側に
対向して位置し、かつ、第2断熱窓部20bは断熱機構
20の収容空間部に収容されている可変焦点光学素子1
0のアクチュエータ部10bの他端側に対向して位置し
ていて、可変焦点光学素子10に対する光の透過を許容
する。
aは断熱機構20の収容空間部に収容されている可変焦
点光学素子10の可変焦点レンズ部10aの一端面側に
対向して位置し、かつ、第2断熱窓部20bは断熱機構
20の収容空間部に収容されている可変焦点光学素子1
0のアクチュエータ部10bの他端側に対向して位置し
ていて、可変焦点光学素子10に対する光の透過を許容
する。
【0020】かかる構成の可変焦点レンズ装置において
は、可変焦点レンズ部10aおよびアクチュエータ部1
0bからなる可変焦点光学素子10が全て断熱機構20
の収容空間部に収容されて、可変焦点光学素子10の機
能を全く損なうことなく断熱的に保持されている。この
ため、可変焦点光学素子10における温度ドリフト現象
の発生を抑制することができるとともに、耐熱性を大幅
に向上させることができる。
は、可変焦点レンズ部10aおよびアクチュエータ部1
0bからなる可変焦点光学素子10が全て断熱機構20
の収容空間部に収容されて、可変焦点光学素子10の機
能を全く損なうことなく断熱的に保持されている。この
ため、可変焦点光学素子10における温度ドリフト現象
の発生を抑制することができるとともに、耐熱性を大幅
に向上させることができる。
【0021】以上説明したように、当該可変焦点レンズ
装置においては、断熱機構20を構成する各断熱窓部2
0a,20bの空間部21a,22aに乾燥空気を充填
している例を示しているが、空間部21a,22aを真
空状態に形成することができる。この場合には、空間部
21a,22aに乾燥空気を充填した場合に比較して断
熱効果が高く、温度ドリフト現象の発生を一層抑制する
ことができるとともに、耐熱性を一層大幅に向上させる
ことができる。
装置においては、断熱機構20を構成する各断熱窓部2
0a,20bの空間部21a,22aに乾燥空気を充填
している例を示しているが、空間部21a,22aを真
空状態に形成することができる。この場合には、空間部
21a,22aに乾燥空気を充填した場合に比較して断
熱効果が高く、温度ドリフト現象の発生を一層抑制する
ことができるとともに、耐熱性を一層大幅に向上させる
ことができる。
【0022】なお、断熱機構20において、各断熱窓部
20a,20bを構成する各基板21b,22bの形成
材料としては、石英ガラス等のガラスの外に、ポリカ−
ボネート、ポリメチルメタアクリレート等の透明度の高
い合成樹脂が好適に使用される。また、断熱連結部20
cの形成材料としては、ポリウレタン、ポリフェノー
ル、ポリスチレン、ポリカーボネート等からなる発泡樹
脂の外に、発泡ゴム等の発泡性の高分子材料が好適に使
用される。 (第2実施例)図3には、本発明に係る可変焦点レンズ
装置の第2実施例が示されている。当該可変焦点レンズ
装置は、第1の実施形態の可変焦点レンズ装置とは同一
の可変焦点光学素子10を採用しているが、可変焦点光
学素子10を断熱保持する断熱機構30が相違する。
20a,20bを構成する各基板21b,22bの形成
材料としては、石英ガラス等のガラスの外に、ポリカ−
ボネート、ポリメチルメタアクリレート等の透明度の高
い合成樹脂が好適に使用される。また、断熱連結部20
cの形成材料としては、ポリウレタン、ポリフェノー
ル、ポリスチレン、ポリカーボネート等からなる発泡樹
脂の外に、発泡ゴム等の発泡性の高分子材料が好適に使
用される。 (第2実施例)図3には、本発明に係る可変焦点レンズ
装置の第2実施例が示されている。当該可変焦点レンズ
装置は、第1の実施形態の可変焦点レンズ装置とは同一
の可変焦点光学素子10を採用しているが、可変焦点光
学素子10を断熱保持する断熱機構30が相違する。
【0023】断熱機構30は、内殻部30aと外殻部3
0bとからなる二重構造のもので、内殻部30aは、ガ
ラス製の一対の基板31,32と、発泡樹脂等断熱材か
らなる断熱筒体33にて構成されているもので、これら
の各構成部材31〜33は互いに液密的に接合されて円
筒状の収容空間部を形成しているとともに、断熱筒体3
3の外周に環状の凹所を形成している。内殻部30aの
収容空間部には、可変焦点光学素子10が収容されてい
る。
0bとからなる二重構造のもので、内殻部30aは、ガ
ラス製の一対の基板31,32と、発泡樹脂等断熱材か
らなる断熱筒体33にて構成されているもので、これら
の各構成部材31〜33は互いに液密的に接合されて円
筒状の収容空間部を形成しているとともに、断熱筒体3
3の外周に環状の凹所を形成している。内殻部30aの
収容空間部には、可変焦点光学素子10が収容されてい
る。
【0024】外郭部30bは、ガラス製の一対の基板3
4,35と、発泡樹脂等断熱材からなる断熱筒体36に
て構成されているもので、これらの各構成部材34〜3
6は互いに液密的に接合されて円筒状の収容空間部を形
成している。また、断熱筒体36はその内周側にて、内
殻30aの各基板31,32の外周側に液密的に接合さ
れていて、両基板31,34間および両基板32,35
間に円盤状の空間部37a,37bを、また、両断熱筒
体33,36間に円環状の空間部37cを形成してい
る。これらの各空間部37a〜37cには乾燥空気が充
填されている。なお、各空間部37a〜37cを真空状
態に形成してもよい。
4,35と、発泡樹脂等断熱材からなる断熱筒体36に
て構成されているもので、これらの各構成部材34〜3
6は互いに液密的に接合されて円筒状の収容空間部を形
成している。また、断熱筒体36はその内周側にて、内
殻30aの各基板31,32の外周側に液密的に接合さ
れていて、両基板31,34間および両基板32,35
間に円盤状の空間部37a,37bを、また、両断熱筒
体33,36間に円環状の空間部37cを形成してい
る。これらの各空間部37a〜37cには乾燥空気が充
填されている。なお、各空間部37a〜37cを真空状
態に形成してもよい。
【0025】かかる構成の可変焦点レンズ装置において
は、可変焦点レンズ部10aおよびアクチュエータ部1
0bからなる可変焦点光学素子10が全て断熱機構30
の収容空間部に収容されて、可変焦点光学素子10の機
能を全く損なうことなく断熱的に保持されている。この
ため、可変焦点光学素子10における温度ドリフト現象
の発生を抑制することができるとともに、耐熱性を大幅
に向上させることができる。
は、可変焦点レンズ部10aおよびアクチュエータ部1
0bからなる可変焦点光学素子10が全て断熱機構30
の収容空間部に収容されて、可変焦点光学素子10の機
能を全く損なうことなく断熱的に保持されている。この
ため、可変焦点光学素子10における温度ドリフト現象
の発生を抑制することができるとともに、耐熱性を大幅
に向上させることができる。
【0026】しかして、当該可変焦点レンズ装置におい
ては、特に、断熱機構30を構成する両空間部37a、
37bにより形成される円盤状の断熱層、および、大径
の円環状の空間部37cにより形成される円環状の断熱
層が収容空間部への熱の侵入を大きく遮断し、可変焦点
光学素子10における温度ドリフト現象の発生を一層抑
制することができるとともに、耐熱性を一層大幅に向上
させることができる。 (第3実施例)図4には、本発明に係る可変焦点レンズ
装置の第3実施例が示されている。当該可変焦点レンズ
装置は、第1および第2の実施形態の可変焦点レンズ装
置とは同一の可変焦点光学素子10を採用しているが、
可変焦点光学素子10を断熱的に保持する断熱機構40
が相違する。
ては、特に、断熱機構30を構成する両空間部37a、
37bにより形成される円盤状の断熱層、および、大径
の円環状の空間部37cにより形成される円環状の断熱
層が収容空間部への熱の侵入を大きく遮断し、可変焦点
光学素子10における温度ドリフト現象の発生を一層抑
制することができるとともに、耐熱性を一層大幅に向上
させることができる。 (第3実施例)図4には、本発明に係る可変焦点レンズ
装置の第3実施例が示されている。当該可変焦点レンズ
装置は、第1および第2の実施形態の可変焦点レンズ装
置とは同一の可変焦点光学素子10を採用しているが、
可変焦点光学素子10を断熱的に保持する断熱機構40
が相違する。
【0027】断熱機構40は、内殻部40aと外殻部4
0bとからなる二重構造のものであり、内殻部40a
は、ガラス製の一対の基板41,42と、発泡樹脂等断
熱材からなる断熱筒体43にて構成されているもので、
これらの各構成部材41〜43は互いに液密的に接合さ
れて円筒状の収容空間部を形成している点、この収容空
間部に可変焦点光学素子10が収容されている点、およ
び、外郭部40bは、ガラス製の一対の基板44,45
と、発泡樹脂等断熱材からなる断熱筒体46にて構成さ
れているもので、これらの各構成部材44〜46は互い
に液密的に接合されて円筒状の収容空間部を形成してい
る点、各空間部47a,47bに乾燥空気が充填され、
または真空状態にされて断熱層が形成されれている点
で、第2の実施形態の可変焦点レンズ装置の断熱機構3
0と類似している。
0bとからなる二重構造のものであり、内殻部40a
は、ガラス製の一対の基板41,42と、発泡樹脂等断
熱材からなる断熱筒体43にて構成されているもので、
これらの各構成部材41〜43は互いに液密的に接合さ
れて円筒状の収容空間部を形成している点、この収容空
間部に可変焦点光学素子10が収容されている点、およ
び、外郭部40bは、ガラス製の一対の基板44,45
と、発泡樹脂等断熱材からなる断熱筒体46にて構成さ
れているもので、これらの各構成部材44〜46は互い
に液密的に接合されて円筒状の収容空間部を形成してい
る点、各空間部47a,47bに乾燥空気が充填され、
または真空状態にされて断熱層が形成されれている点
で、第2の実施形態の可変焦点レンズ装置の断熱機構3
0と類似している。
【0028】しかしながら、断熱機構40においては、
両基板44,45および両断熱筒体43,46にて形成
されている環状の空間部47cに潜熱蓄熱材48が充填
されている点で、断熱機構30とは相違する。潜熱蓄熱
材48は、当該可変焦点レンズ装置の熱滅菌処理に対す
る耐熱性を付与するもので、潜熱蓄熱材48としては、
熱滅菌処理温度において固相から液相へ相変化を生じる
化合物、または、液相から気相へ相変化を生じる化合物
を採用することができる。例えば、当該可変焦点レンズ
装置の熱滅菌処理に対しては、パラフィン等の固体化合
物やフッ素化合物等の液体化合物(スリーエム社製の商
品名フロリート等)が好適に採用される。
両基板44,45および両断熱筒体43,46にて形成
されている環状の空間部47cに潜熱蓄熱材48が充填
されている点で、断熱機構30とは相違する。潜熱蓄熱
材48は、当該可変焦点レンズ装置の熱滅菌処理に対す
る耐熱性を付与するもので、潜熱蓄熱材48としては、
熱滅菌処理温度において固相から液相へ相変化を生じる
化合物、または、液相から気相へ相変化を生じる化合物
を採用することができる。例えば、当該可変焦点レンズ
装置の熱滅菌処理に対しては、パラフィン等の固体化合
物やフッ素化合物等の液体化合物(スリーエム社製の商
品名フロリート等)が好適に採用される。
【0029】当該可変焦点レンズ装置を医療用の光学器
具に適用する場合には、オートクレーブ内で熱滅菌処理
されるため、熱滅菌処理温度に対して十分な耐熱性を備
えていることが肝要である。この場合、熱滅菌処理が例
えば135℃で5分間なされるとすれば、融点が50℃
程度の潜熱蓄熱剤48を用いると、空間部47cに充填
されている潜熱蓄熱剤48の全てが固相から液相へ相変
化する間は、潜熱蓄熱材48は融点である50℃以上に
は昇温しない。このため、潜熱蓄熱剤48で覆蓋されて
いる内殻40a内の収容空間部は潜熱蓄熱剤48の融点
である50℃以上には昇温せず、可変焦点光学素子10
の耐熱性を飛躍的に向上させることができる。
具に適用する場合には、オートクレーブ内で熱滅菌処理
されるため、熱滅菌処理温度に対して十分な耐熱性を備
えていることが肝要である。この場合、熱滅菌処理が例
えば135℃で5分間なされるとすれば、融点が50℃
程度の潜熱蓄熱剤48を用いると、空間部47cに充填
されている潜熱蓄熱剤48の全てが固相から液相へ相変
化する間は、潜熱蓄熱材48は融点である50℃以上に
は昇温しない。このため、潜熱蓄熱剤48で覆蓋されて
いる内殻40a内の収容空間部は潜熱蓄熱剤48の融点
である50℃以上には昇温せず、可変焦点光学素子10
の耐熱性を飛躍的に向上させることができる。
【0030】なお、この潜熱蓄熱剤48の空間部47c
への充填量は、オートクレーブ内で135℃の水蒸気が
5分間に当該可変焦点レンズ装置に与える熱量と、潜熱
蓄熱剤48の単位重量当たりの潜熱から設定できる。
への充填量は、オートクレーブ内で135℃の水蒸気が
5分間に当該可変焦点レンズ装置に与える熱量と、潜熱
蓄熱剤48の単位重量当たりの潜熱から設定できる。
【図1】本発明の一例に係る可変焦点レンズ装置の断面
図である。
図である。
【図2】同可変焦点レンズ装置を構成する可変焦点光学
素子の動作説明図(a),(b)である。
素子の動作説明図(a),(b)である。
【図3】本発明の他の一例に係る可変焦点レンズ装置の
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明のさらに他の一例に係る可変焦点レンズ
装置の断面図である。
装置の断面図である。
10…可変焦点光学素子、10a…可変焦点レンズ部、
10b…アクチュエータ部、11…基板、12…透明弾
性膜、13…加圧用弾性膜、14…スペーサ、15…動
作流体、16…圧電変形素子、16a…弾性板、16
b,16c…圧電板、17a…外周連結部材、17b…
内周連結部材、17c…内周接合部材、18…駆動手
段、20…断熱機構、20a…第1断熱窓部、20b…
第2断熱窓部、20c…断熱連結部、21a,22a…
空間部、21b,22b…基板、30…断熱機構、30
a…内殻部、30b…外殻部、31,32…基板、33
…断熱筒体、34,35…基板、36…断熱筒体、37
a,37b,37c…空間部、40…断熱機構、40a
…内殻部、40b…外殻部、41,42…基板、43…
断熱筒体、44,45…基板、46…断熱筒体、47
a,47b,47c…空間部、48…潜熱蓄熱剤。
10b…アクチュエータ部、11…基板、12…透明弾
性膜、13…加圧用弾性膜、14…スペーサ、15…動
作流体、16…圧電変形素子、16a…弾性板、16
b,16c…圧電板、17a…外周連結部材、17b…
内周連結部材、17c…内周接合部材、18…駆動手
段、20…断熱機構、20a…第1断熱窓部、20b…
第2断熱窓部、20c…断熱連結部、21a,22a…
空間部、21b,22b…基板、30…断熱機構、30
a…内殻部、30b…外殻部、31,32…基板、33
…断熱筒体、34,35…基板、36…断熱筒体、37
a,37b,37c…空間部、40…断熱機構、40a
…内殻部、40b…外殻部、41,42…基板、43…
断熱筒体、44,45…基板、46…断熱筒体、47
a,47b,47c…空間部、48…潜熱蓄熱剤。
Claims (10)
- 【請求項1】 弾性を有するレンズの外力による形状変
化により焦点が変化する可変焦点レンズ部と、 該可変焦点レンズ部と一体で可変焦点光学素子を構成し
該レンズに外力を付与して該レンズを形状変化させるア
クチュエータ部と、 該可変焦点光学素子を断熱的に保持する断熱機構と、を
備えていることを特徴とする可変焦点レンズ装置。 - 【請求項2】 前記アクチュエータ部は、 中央部に貫通孔を有するリング状の弾性板の少なくとも
一方の表面に圧電板を接合してなる複数枚の圧電変形素
子と、 該各圧電変形素子の外周縁部を積層状態で連結する外周
連結部材と、 該各圧電変形素子の内周縁部を積層状態で連結して前記
可変焦点レンズ部に対する光路を形成するとともに該可
変焦点レンズ部のレンズに外力を付与する内周連結部材
と、により構成されている請求項1に記載の可変焦点レ
ンズ装置。 - 【請求項3】 前記可変焦点レンズ部は、 円盤状の透明弾性膜と、 中心部に光を透過する透過部を有する加圧用弾性膜と、 該透明弾性膜と加圧用弾性膜が形成する密閉空間部に封
入される動作流体と、により構成されている請求項1に
記載の可変焦点レンズ装置。 - 【請求項4】 前記可変焦点レンズ部を構成する透明弾
性膜は、ホウケイ酸ガラスまたはこれを主体とするガラ
スにて形成されている請求項3に記載の可変焦点レンズ
装置。 - 【請求項5】 前記可変焦点レンズ部を構成する動作流
体は、シリコーンオイルまたはグリセリンである請求項
3に記載の可変焦点レンズ装置。 - 【請求項6】 前記断熱機構は、発泡樹脂からなる断熱
材を主要構成部材としている請求項1に記載の可変焦点
レンズ装置。 - 【請求項7】 前記断熱機構は、空気層または真空層を
備えた気密構造体である請求項1または6に記載の可変
焦点レンズ装置。 - 【請求項8】 前記断熱機構は、潜熱蓄熱剤を備えた気
密構造体である請求項1または6に記載の可変焦点レン
ズ装置。 - 【請求項9】 前記潜熱蓄熱剤は、パラフィンまたはフ
ッ素化合物である請求項8に記載の可変焦点レンズ装
置。 - 【請求項10】 前記断熱機構における前記可変焦点光
学素子に対する入力光および出力光の透過部位が、ガラ
スまたは透明な樹脂にて形成されている請求項1,6,
7または8に記載の可変焦点レンズ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10243949A JP2000075111A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 可変焦点レンズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10243949A JP2000075111A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 可変焦点レンズ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000075111A true JP2000075111A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17111442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10243949A Pending JP2000075111A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 可変焦点レンズ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000075111A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007289992A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Denso Corp | レーザ加工装置 |
| JP2008304792A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 光学素子及び光走査装置 |
| WO2009011384A1 (ja) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | Nikon Corporation | 光学素子、光学系、光学装置および結像方法 |
| WO2009011385A1 (ja) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | Nikon Corporation | 光学装置および結像方法 |
| KR101458563B1 (ko) | 2008-01-11 | 2014-11-07 | 삼성전기주식회사 | 가변 초점 렌즈 |
-
1998
- 1998-08-28 JP JP10243949A patent/JP2000075111A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007289992A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Denso Corp | レーザ加工装置 |
| JP2008304792A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 光学素子及び光走査装置 |
| WO2009011384A1 (ja) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | Nikon Corporation | 光学素子、光学系、光学装置および結像方法 |
| WO2009011385A1 (ja) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | Nikon Corporation | 光学装置および結像方法 |
| KR101458563B1 (ko) | 2008-01-11 | 2014-11-07 | 삼성전기주식회사 | 가변 초점 렌즈 |
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