BYD「日本の蓄電池販売、30年に10倍」 伊藤忠と連携
中国の電気自動車(EV)・蓄電池メーカー大手、比亜迪(BYD)が日本で系統用蓄電池(蓄電所)向けのビジネスを拡大する。日本法人で蓄電池の販売を統括する陸宇佳カントリーマネージャーはNIKKEI GXの取材に対し、「2030年までに販売量を(25年の)10倍のギガ(ギガは10億)ワット時単位に伸ばしていきたい」と明らかにした。主なやりとりは以下の通り。 アフターサービスの体制強化 ――日本事業の現
自然資本ファイナンス、日本でも始動 野村不100億円調達
自然資本の保全や回復に対する投融資「ネイチャーファイナンス」が日本でも活発になってきた。2026年に入り野村不動産ホールディングス(HD)がメガバンク3行から計100億円を調達した。ニッスイも債券発行を決めた。欧州の資本市場を中心に、自然資本に与える企業活動の評価や計測に関する実務指針の整備が進み、投融資が先行してきた。日本でも格付け機関や政府指針などでの枠組みが徐々に整いつつある。 ニッスイ、
三菱商事・ソニー、バイオプラ13社で供給網 3年かけ構築
ソニーグループ傘下のソニーが家電製品向けに複数のバイオマスプラスチックを安定的に調達できる体制を整備した。三菱商事やENEOSなど国内外の13社が集結し、サプライチェーン(供給網)を構築して実現した。巨大な供給網の構築には3年かかった。バイオプラの価格は従来比数倍とされるが、ソニーは環境価値を重視した。三菱商事などは今後ソニー以外の販売先を開拓して規模を増やし、価格低減を進める。 ソニー、イヤホ
豊田通商「部長評価に環境」、コニカミノルタ「GX軸に開発」
NIKKEI GXは16日、日本経済新聞社のNIKKEI GX会議シンポジウムで特別セッションを開いた。2025年10月に公表した脱炭素経営ランキング「NIKKEI GX500 2025年版」上位に入った豊田通商とコニカミノルタの2社が登壇し、GXを推進するための経営体制や社員の意識改革などについて議論した。豊田通商は部長級以上の社員の人事評価に環境の要素を必須とする仕組みを導入したことを明らか
養豚初のJクレ、ENEOS全量購入 排せつ物GHG1〜3割減
養豚のデジタル化支援を手掛けるEco-Pork(エコポーク、東京・千代田)は3月にも養豚由来として初めて、Jークレジットを創出する。飼料を工夫し排せつ物から発生する温暖化ガス(GHG)を最大3割減らす。2030年までに二酸化炭素(CO2)換算で累計1万1000トンの削減を見込む。全量をENEOSホールディングスが買い取る。手つかずだった養豚の取り組みが世界に広がれば、大量のGHG削減につながる可
バイオ炭製造、フランチャイズ展開 ANAHD出資の米社
バイオ炭による二酸化炭素(CO2)除去(CDR)クレジットの創出を支援する米Terraton(テラトン)の事業が商用段階に入った。バイオ炭の製造設備から、カーボンクレジット創出のためのデータ管理システムなどを一括で提供するフランチャイズ型の事業モデルが特徴で、4月に初めての施設がケニアで稼働予定だ。米グーグル出身で連続起業家の創業者が、バイオ炭クレジット創出のプラットフォーマーを目指す。 製造設
お〜いお茶、茶畑でJクレジット 伊藤園がバイオ炭散布
伊藤園は主力の茶飲料「お〜いお茶」の原料で使う茶葉の栽培で、カーボンクレジットを創出する実証を埼玉県で始めた。周辺地域で集めた未利用のもみ殻を加工したバイオ炭を使い二酸化炭素(CO2)を土壌に貯留する。同時に茶飲料の製造時に排出される茶殻から作った肥料もまき、肥料の地産地消で調達や輸送にかかるコストとCO2を抑える。2027年までに国の認めるJークレジットとして創出・販売する。 狭山茶産地で実証
メルカリ・東大、古着のCFP自動算出 AIで一点物の壁打破
メルカリと東京大学は、原材料調達から生産、販売、廃棄までに生じる二酸化炭素(CO2)排出量「カーボンフットプリント(CFP)」を人工知能(AI)を使って自動で算出する手法を開発した。古着1着ごとに、フリマアプリに出品された画像や商品情報などを分析して、新品購入に比べたCO2削減量を算出する。今後はフリマアプリ上にCO2の削減効果を表示するなどサービスへの展開も検討する。 古着3500着検証、新品
五輪代表、足元からサステナブル アシックスが靴を再生
ミラノ・コルティナ冬季五輪が6日開幕し、日本代表はサステナブル素材が使われたシューズを着用する。アシックスが2024年に発売したランニングシューズの使用済み品を回収し、再生した素材を代表向けのシューズに一部使った。靴は構造が複雑なため再利用が進んでこなかったが、循環の輪が回り始めている。 再生しやすい靴を発売 五輪用シューズの元となるのは、アシックスが24年に日本や欧米などで発売した「ニンバス
燃料輸送のメタン検知、新型衛星で高精度 損保ジャパン
損害保険ジャパンは温暖化ガス(GHG)の一種であるメタンガスの漏洩検知サービスの精度を高める。国立環境研究所などが開発したGHGを観測する新型人工衛星「GOSAT-GW(いぶきGW)」のデータを使う。同データを活用する民間企業の第1陣となる見込みだ。商社や石油・ガス事業者など保険サービスの顧客に無償でデータを提供する。施設の早期改修や点検につなげメタン漏洩に伴う罰金や事故を防ぐ。 いぶきGW活用