GX新興投資、三菱UFJキャピタル首位 核融合やバイオ炭
2025年に明らかになったGX関連のスタートアップへの投資件数は、三菱UFJキャピタル(東京・中央)が8件で首位となった。経済安全保障の観点でエネルギー分野を重視し、核融合発電関連のEX-Fusion(エクスフュージョン、大阪府吹田市)などに投資した。4社に投資した豊田合成が事業会社としては最も高い5位に入った。 日本経済新聞社が出資する投資家向けサービスのケップル(東京・港)が持つ非上場の国内企
コスモHD、蓄電所に参入 27〜28年に長崎・宮城で稼働
コスモエネルギーホールディングス(コスモHD)は25日、送電網につないで充放電する系統用蓄電池(蓄電所)ビジネスに参入すると発表した。長崎県と宮城県で1カ所ずつ建設し、2027〜28年に運転を始める。卸電力市場の価格差で稼ぐほか、自社の発電や電力小売事業との連携を検討する。 長崎県松浦市と仙台市で開発する。コスモHDとして商業運転を前提にした蓄電所の開発は初めて。出力は2メガワットと一般的な規模
三井物産、ナイキジャパンにバーチャルPPA 18MW
三井物産はこのほど、再生可能エネルギーで環境価値のみを取引する「バーチャルPPA(電力購入契約)」をナイキジャパングループ(東京・港)と結んだと発表した。関東地域の16カ所の太陽光発電所で環境価値を生み出す。契約期間や年間販売量は非公表。ナイキジャパンは配送センターや店舗など全ての自社施設の電力を実質的に再生エネで賄えるようになる。 三井物産子会社の三井物産プロジェクトソリューションとともに、化
しろくま電力、蓄電所開発に海外技術者 従業員増加1位
グリーントランスフォーメーション(GX)関連の国内スタートアップで2025年に最も従業員を増やしたのは、電力小売りのしろくま電力(東京・港)だった。系統用蓄電池(蓄電所)を開発・販売する事業が伸び、1年間で68人増えた。インドネシアやベトナムなどでエンジニアを採用している。役職がなく、年齢や国籍に関係なく議論できる環境をつくり、社員の定着を目指す。 日本経済新聞社が出資する投資家向けサービスのケッ
BYD「日本の蓄電池販売、30年に10倍」 伊藤忠と連携
中国の電気自動車(EV)・蓄電池メーカー大手、比亜迪(BYD)が日本で系統用蓄電池(蓄電所)向けのビジネスを拡大する。日本法人で蓄電池の販売を統括する陸宇佳カントリーマネージャーはNIKKEI GXの取材に対し、「2030年までに販売量を(25年の)10倍のギガ(ギガは10億)ワット時単位に伸ばしていきたい」と明らかにした。主なやりとりは以下の通り。 アフターサービスの体制強化 ――日本事業の現
INPEX・大阪ガス、新潟で合成メタン製造開始 世界最大級
INPEXと大阪ガスは24日、新潟県長岡市で水素と二酸化炭素(CO2)から天然ガスの主成分のメタンを製造する試験設備の運転を始めたと発表した。1年間の製造能力は一般家庭1万戸相当と世界最大規模で、INPEX子会社のパイプラインを通じて工場などの需要家に供給する。ガスの低炭素化に向けて知見を蓄える。 水素とCO2から作ったメタンは合成メタンと呼ばれ、天然ガスよりも環境負荷が少ないとされる。原料の水
鈴与商事・ENEOS、SAFの環境価値 割り当ての実証事業
鈴与商事は再生航空燃料(SAF)による二酸化炭素(CO2)削減量の環境価値を融通する取り組みを始めたと発表した。ENEOSが供給するSAFのCO2削減量に相当する環境価値を、静岡空港を拠点とするフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)に割り当てる。国土交通省の実証事業の一環で効果などを探る。 ENEOSが成田国際空港で供給するSAFからCO2排出量の削減分を調達し、FDAに提供する。FDAはS
東北電、太陽光・風力由来の電気供給 セブン1800店に
東北電力は20日、セブン―イレブン・ジャパンのコンビニエンスストア店舗へ太陽光と風力発電による電力の供給を始めると発表した。東北地方や新潟県の約1800店舗が対象となる。セブンが風力由来の電力を導入するのは初めてという。 遠隔地の施設で発電した電力を需要家に届けるオフサイトPPA(電力購入契約)の手法を活用する。 東北電は電力小売りスタートアップのしろくま電力(東京・港)や再生可能エネルギー大手
【ホワイト水素】地中で発生 埋蔵量、水素需要の5万倍
脱炭素に関する各国・地域や民間団体の動きは速く、新たな概念やルールが次々と登場しています。「GX Keyword」はサステナビリティーの担当部署に限らず、幅広い部門で働く方の参考になる基礎的な用語を簡潔に整理して紹介します。原則として金曜日に掲載します。 地中で自然発生した水素のことで、天然水素とも呼ばれる。水電解などの製造過程が要らず、他の水素製造法と比べ低コストで環境負荷も低いと見込まれている
九電の揚水発電、10年で稼働2倍 太陽光の余剰電力を活用
九州電力の揚水発電所がフル稼働となっている。余った再生可能エネルギーを使って上部のダムに水をくみ上げる「揚水回数」は10年間で約2.7倍に増えた。九州で太陽光発電所が増える一方、既存の揚水発電の運転回数をこれ以上増やすことは難しい。再エネ普及には新設など能力増強が今後の焦点だ。 揚水発電は電力が余った際に下部のダムから上部のダムに水をくみ上げ、電力需要に応じて水を落として発電する。「自然の蓄電池