しろくま電力、蓄電所開発に海外技術者 従業員増加1位
グリーントランスフォーメーション(GX)関連の国内スタートアップで2025年に最も従業員を増やしたのは、電力小売りのしろくま電力(東京・港)だった。系統用蓄電池(蓄電所)を開発・販売する事業が伸び、1年間で68人増えた。インドネシアやベトナムなどでエンジニアを採用している。役職がなく、年齢や国籍に関係なく議論できる環境をつくり、社員の定着を目指す。 日本経済新聞社が出資する投資家向けサービスのケッ
中小が再エネ共同調達 コスト最大2割減、NTT系が支援
NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)は京葉銀行、伊藤忠丸紅鉄鋼と組み、中小・中堅企業向けの脱炭素化支援サービスをこのほど始めた。二酸化炭素(CO2)排出量の可視化や削減策の提案に加え、複数企業を束ねた再生可能エネルギーの共同調達によって最大2割程度のコスト削減効果を見込む。コストの壁により脱炭素が進みにくかった中小の取り組みを後押しする。 京葉銀行の融資先に提供 京葉銀行の融資先
養豚初のJクレ、ENEOS全量購入 排せつ物GHG1〜3割減
養豚のデジタル化支援を手掛けるEco-Pork(エコポーク、東京・千代田)は3月にも養豚由来として初めて、Jークレジットを創出する。飼料を工夫し排せつ物から発生する温暖化ガス(GHG)を最大3割減らす。2030年までに二酸化炭素(CO2)換算で累計1万1000トンの削減を見込む。全量をENEOSホールディングスが買い取る。手つかずだった養豚の取り組みが世界に広がれば、大量のGHG削減につながる可
バイオ炭製造、フランチャイズ展開 ANAHD出資の米社
バイオ炭による二酸化炭素(CO2)除去(CDR)クレジットの創出を支援する米Terraton(テラトン)の事業が商用段階に入った。バイオ炭の製造設備から、カーボンクレジット創出のためのデータ管理システムなどを一括で提供するフランチャイズ型の事業モデルが特徴で、4月に初めての施設がケニアで稼働予定だ。米グーグル出身で連続起業家の創業者が、バイオ炭クレジット創出のプラットフォーマーを目指す。 製造設
スコープ3、調達先の売上高原単位から算出 テルモ
テルモは調達先の売上高あたりの温暖化ガス(GHG)排出量を活用し、自社のスコープ3を算出するシステムを導入した。非政府組織(NGO)の英CDPが持つ企業の排出量データを基にしている。事業の活動量に排出原単位をかけて算出する手法に比べ、調達先の排出削減努力を反映しやすく、サプライチェーン(供給網)全体の排出量をより実態に近い形で把握できるとみている。 従来手法では削減努力が反映されず テルモは売上
食品ロス削減へ供給網を一括管理 北欧AI企業、日本上陸
フィンランドの小売りテックのRELEXソリューションズ(リレックス・ソリューションズ)が日本でサプライチェーン(供給網)を一括管理し、食品廃棄物の削減を支援するビジネスに乗り出す。小売業に特化した人工知能(AI)で過去の販売実績などから需要を予測し、季節や販促、他社の動向も加味して最適な発注量を提案する。食品廃棄を減らし、二酸化炭素(CO2)の排出量削減につなげる。 世界で顧客700社 リレック
風力の電力でAI開発インフラ 豊田通商系のネクスティ
豊田通商グループの電子部品商社、ネクスティエレクトロニクス(東京・港)は2028年1月をメドに北海道稚内市の風力発電所隣接のデータセンターを使った人工知能(AI)開発のインフラ提供を始める。画像処理半導体(GPU)サーバー開発のジーデップ・アドバンスと連携し、AI需要増に伴うデータセンターの地方分散を進める。 再生可能エネルギー開発大手のユーラスエナジーホールディングス(東京・千代田)が27年に
ファミマ、節電へ試行錯誤 「電力可視化だけでは不十分」
ファミリーマートは各店の電力使用量を30分ごとに把握できるシステムを導入した。電力量が増えている場合は原因をいち早く特定できるようにする。しかし、同社の検証では思うような節電効果を得られなかった。電気代の高騰が加盟店オーナーの収益を圧迫するなか、節電が進まなかった原因と対策を深掘りする。 30分単位の電力使用量、翌日に把握 中部電力の販売子会社と三菱商事による共同出資会社、中部電力ミライズコネク
ソフトバンク、再エネ併設型の基地局 千葉で実証
ソフトバンクは再生可能エネルギーを生かした自家発電型の基地局の実用化に乗り出すと発表した。基地局に使用する電力の3分の1程度を太陽光と風力発電で賄う。蓄電池と連動しており、停電時でも6〜7時間ほど稼働を継続できる。基地局で消費する電力の再エネ比率を高めて通信インフラの脱炭素化につなげる。 千葉県市原市で2025年8月から実証を進めている。期間は1年間で終了後は本格運用へ移行する予定だ。設備はレン
「CO2ゼロ」日本酒、酒米のクレジット活用 NTT系が支援
酒米づくりで創出する「水田クレジット」を使い、二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロとする日本酒の取り組みが進んでいる。NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)の支援により、若乃井酒造(山形県飯豊町)が完成させた。環境価値が話題を呼び販路の拡大につながっている。サプライチェーン(供給網)内の温暖化ガス(GHG)を削減するカーボンインセットの取り組みとしても注目が集まる。 酒米のクレジット