電動二輪「UC3」投入へ 越ガソリン車規制も踏まえ―ホンダベトナム
【ハノイ時事】ホンダベトナムは10日、同国の首都ハノイで電動二輪「Honda UC3」を発表した。ベトナムで大気汚染対策の一環として、ガソリンバイクへの規制が強まる中で市場への投入を図り、顧客の選択肢を増やしたい考えだ。
UC3の最高時速は80キロ。0%から4時間で100%まで充電できる。1回の充電で約120キロの走行を実現する。6月の販売開始を想定しており、販売価格は現時点で検討中としている。
ホンダベトナムは既に「ICON e:」などのモデルも同国の市場に投入している。10日ハノイ市内で開いた会見で、2027年以降も電動二輪モデルを追加する方針も明らかにした。
会見したホンダベトナムの荒井清香社長は、同社の強みとして「操作性、安定性を加味した形でのノウハウは他社には負けないと思っている」と答えた。
ハノイはこのほど、26年7月から中心部の環状道路1号線内に低排出ゾーンを設定し、指定時間帯でのガソリンバイク走行を禁止する方針を打ち出した。深刻な大気汚染を緩和するのが目的だ。一方、同国の二輪車台数はホンダをはじめとした日本企業が占める割合も大きく、裾野産業や市民生活に与える影響も小さくないことから、日本側は政府も含め、排ガス対策そのものには賛同するものの、慎重な対応や準備を求めてきた。
ベトナムの複合企業大手「ビングループ」傘下の自動車会社ビンファストなども電動バイクを市場に投入している。