明 細 書
粒状洗剤組成物
技術分野
[0001] 本発明は、粒状洗剤組成物に関する。 本願は、 2006年 11月 28日に、 日本に出 願された特願 2006— 319796号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する 背景技術
[0002] 衣類等の被洗物の洗濯に使用される洗剤組成物にお!/、ては、従来より、洗浄効果 と同時に、被洗物に柔軟性を付与するための様々な検討が行われている。
たとえば、粘土鉱物であるスメクタイトを布帛柔軟化成分として配合した洗剤組成物 が提案されてレ、る(特許文献 1参照)。
また、界面活性剤、水不溶性水膨潤性の有機物および A)〜C) [A)粘土鉱物およ び/または有機処理粘土鉱物、 B)特定の高分子化合物、 C)シリコーン誘導体]から 選ばれる少なくとも 1種の成分を含有する洗浄剤組成物が提案されて!/、る(特許文献 2参照)。
また、水不溶性固体粒子を含有する繊維処理剤組成物または洗剤組成物が提案 されている(特許文献 3参照)。
また、陽イオン性セルロース(カチオン化セルロース)を含む洗濯製品組成物が提 案されて!/、る(特許文献 4参照)。
特許文献 1:特開平 1 98697号公報
特許文献 2 :特開 2002— 194391号公報
特許文献 3:特開 2003— 64574号公報
特許文献 4 :特表 2005— 536618号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0003] しかしながら、特許文献;!〜 3に記載の洗剤組成物は、被洗物への柔軟性付与効 果が未だ充分に満足できるものではなレ、。
また、特許文献 4に記載のカチオン化セルロースを配合した洗濯製品組成物にお いては、被洗物への柔軟性付与効果は発現するものの、被洗物が本来有する吸水 性が低下してしまう不具合を生じることが分かった。
[0004] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被洗物への柔軟性付与効果に 優れると共に、被洗物の吸水性が良好な粒状洗剤組成物を提供することを課題とす 課題を解決するための手段
[0005] 本発明者らは鋭意検討した結果、上記課題を解決するために、以下の手段を提供 する。
すなわち、本発明の粒状洗剤組成物は、ァユオン界面活性剤 (A)と、カチオン化 セルロース(B)と、水不溶性でかつ水膨潤性のセルロース(C)とを含有することを特 徴とする。
本発明の粒状洗剤組成物においては、前記カチオン化セルロース(B)の含有量が 0. ;!〜 2質量%であることが好ましい。
また、本発明の粒状洗剤組成物においては、前記セルロース(C)の含有量が 0. 1 〜5質量%であることが好ましい。
発明の効果
[0006] 本発明によれば、被洗物への柔軟性付与効果に優れると共に、被洗物の吸水性が 良好な粒状洗剤組成物を提供することができる。
発明を実施するための最良の形態
[0007] «粒状洗剤組成物》
本発明の粒状洗剤組成物は、ァユオン界面活性剤 (A) (以下、(A)成分という。)と
、カチオン化セルロース(B) (以下、(B)成分という。)と、水不溶性でかつ水膨潤性 のセルロース(C) (以下、(C)成分という。)とを含有する。
[0008] < (A)成分〉
本発明において、(A)成分はァニオン界面活性剤である。該 (A)成分を含有する ことにより洗浄効果が得られる。また、(A)成分と(B)成分と(C)成分とを組み合わせ て用いることにより、洗浄効果と同時に、被洗物への柔軟性付与効果および被洗物
の吸水性向上の効果が得られる。特に、(A)成分と(B)成分との組合せにより被洗物 への柔軟性付与効果が向上する。
(A)成分としては、たとえば、以下の(1)〜(; 12)に示すものを挙げることができる。
(1)炭素数 8〜; 18のアルキル基を有する直鎖または分岐鎖状のアルキルベンゼン スルホン酸塩(LASまたは ABS)。
(2)炭素数 10〜20のアルカンスルホン酸塩。
(3)炭素数 10〜20の α—ォレフインスルホン酸塩 (AOS)。
(4)炭素数 10〜20のアルキル硫酸塩またはアルケニル硫酸塩 (AS)。
(5)アルキレンオキサイドを平均 0. 5〜; 10モノレ付カロした、炭素数 10〜20の直鎖も しくは分岐鎖状のアルキル基を有するアルキルエーテル硫酸塩または炭素数 10〜2 0の直鎖もしくは分岐鎖状のアルケニル基を有するアルケニルエーテル硫酸塩 (AE S);ただし、該アルキレンオキサイドとしては、好ましくは、炭素数 2〜4のアルキレン オキサイドのレ、ずれか、またはエチレンオキサイド(EO)とプロピレンオキサイド(PO) とが混在したもの(モル比で ΕΟ/ΡΟ = 0· 1/9. 9〜9· 9/0. 1)が挙げられる。
(6)アルキレンオキサイドを平均 3〜30モル付加した、炭素数 10〜20の直鎖もしく は分岐鎖状のアルキル基を有するアルキルフエニルエーテル硫酸塩または炭素数 1 0〜20の直鎖もしくは分岐鎖状のアルケニル基を有するァルケユルフェニルエーテ ル硫酸塩;ただし、該アルキレンオキサイドとしては、好ましくは、炭素数 2〜4のアル キレンオキサイドのいずれ力、、または ΕΟと ΡΟとが混在したもの(モル比で ΕΟ/ΡΟ =0. 1/9. 9〜9· 9/0. 1)が挙げられる。
(7)アルキレンオキサイドを平均 0. 5〜; 10モノレ付カロした、炭素数 10〜20の直鎖も しくは分岐鎖状のアルキル基を有するアルキルエーテルカルボン酸塩または炭素数 10〜20の直鎖もしくは分岐鎖状のアルケニル基を有するアルケニルエーテルカル ボン酸塩;ただし、該アルキレンオキサイドとしては、好ましくは、炭素数 2〜4のアル キレンオキサイドのいずれ力、、または ΕΟと ΡΟとが混在したもの(モル比 ΕΟ/ΡΟ = 0 . 1/9. 9〜9· 9/0. 1)が挙げられる。
(8)炭素数 10〜20のアルキルグリセリルエーテルスルホン酸等のアルキル多価ァ ノレコ一ノレエーテノレ石 酸塩。
(9)炭素数 8〜20の飽和もしくは不飽和 α —スルホ脂肪酸塩またはそのメチル、ェ チルもしくはプロピルエステル塩( a—SFまたは MES)。
( 10)長鎖モノアルキルリン酸塩、長鎖ジアルキルリン酸塩または長鎖セスキアルキ ルリン酸塩。
( 1 1 )ポリオキシエチレンモノアルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンジアルキルリン 酸塩またはポリオキシエチレンセスキアルキルリン酸塩。
( 12)炭素数 10〜20の高級脂肪酸塩 (石鹼)。
上記の(A)成分は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;アミン塩、アンモニゥム 塩等として用いること力 Sできる。なかでも、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩が好 ましい。
上記(A)成分のなかでも、 LASまたは ABS、 a— SFまたは MES、石鹼が好ましく
、 LAS、 MES、高級脂肪酸のアルカリ金属塩 (以上、好ましくは、ナトリウム塩または カリウム塩)がより好ましい。
[0010] 本発明において、(A)成分は、 1種または 2種以上混合して用いることができる。
(A)成分の含有量は、本発明の粒状洗剤組成物中、;!〜 50質量%であることが好 ましぐ 5〜30質量%であることがより好ましぐ 10〜30質量%であることがさらに好ま しい。該範囲の下限値以上であることにより、洗浄力が向上する。また、被洗物への 柔軟性付与効果が向上する。一方、上限値以下であれば、被洗物への柔軟性付与 効果が充分に得られる。
[0011] < (B)成分〉
本発明において、(B)成分はカチオン化セルロースである。該 (B)成分を含有する ことにより、主として被洗物への柔軟性付与効果が得られる。特に、(B)成分と (A)成 分との組合せにより被洗物への柔軟性付与効果が向上する。
[0012] 本発明における(B)成分としては、たとえば、セルロース原料に、カチオン化剤を反 応させて得られるカチオン性のポリマーであり、ほかに少量の水を含むものが好適に 挙げられる。
セルロース原料としては、たとえば、ヒドロキシェチルセルロース(HEC)が挙げられ
カチオン化剤としては、たとえば、 3—クロロー 2
モニゥム、グリシ、: ゥムクロライドが挙げられる。
[0013] 本発明において、(B)成分の重量平均分子量は、 10万〜 200万であることが好ま しぐ 40万〜 160万であることがより好ましい。該範囲の下限値以上であることにより、 被洗物への柔軟性付与効果が向上する。一方、上限値以下であれば、(B)成分自 身の溶角 I·生がより良好となる。
なお、本明細書において「重量平均分子量」とは、標準物質をポリエチレングリコー ル(PEG)としてゲルパーミエーシヨンクロマトグラフィー(GPC)で分析を行った値を 示す。
[0014] (B)成分のカチオン化度は、 0. 3〜; 1. 0質量%であることが好ましぐ 0. 3〜0. 8 質量%であることがより好ましい。該範囲であることにより、被洗物への柔軟性付与効 果が向上する。
ただし、「カチオン化度」とは、(B)成分の単位グルコース環当たりの窒素原子の割 合 (質量%)を意味する。該窒素原子はカチオン化剤に由来する。
該カチオン化度は、その値が大きいほど(B)成分のカチオン性が強まり、水溶性が 高くなることを意味する。したがって、カチオン化度は、被洗物への吸着性と関係する 物性である。本発明においては、カチオン化度が 0. 3質量%以上であると、適度な 強さのカチオン性が得られ、被洗物への吸着性がより良好となって被洗物への柔軟 性付与効果が向上すると考えられる。一方、 1. 0質量%以下であると、カチオン性の 強さが適度に抑えられて水溶性が高くなりすぎず、被洗物への吸着性が良好に保た れるため、被洗物への柔軟性付与効果が向上すると考えられる。
[0015] (B)成分として好適なものを以下に例示する。
[0016] [化 1]
… (B - 1 )
[式中、 〜 R
5は、それぞれ独立して水素原子または下記式 (B— 1— 1)で表される 基である。 1、 m、 nは、それぞれエチレンォキシドの平均付加モル数を示す。 ]
[0017] [化 2]
[0018] 前記式 (B—l)中、単位グルコース環当たりのエチレンォキシド(EO)置換度は、好 ましくは 0. 3〜3. 0である。ただし、「EO置換度」とは、セルロース原料のグルコース 環単位当たり、 EOで置換された水酸基の平均個数 (該グルコース環の持つ 3つの水 酸基のうち、いくつに EOが付加したかを示すもので、最大 3となる。)を示す。
また、 EO平均付加モル数は、好ましくは l + m+n = 0. 5〜5· 0である。
[0019] 本発明において、(Β)成分は、 1種または 2種以上混合して用いることができる。
(Β)成分の含有量は、本発明の粒状洗剤組成物中、 0. ;!〜 2質量%であることが 好ましぐ 0. 3〜2質量%であることがより好ましぐ 0. 5〜2質量%であることがさらに 好ましい。該範囲の下限値以上であることにより、被洗物への柔軟性付与効果が向 上する。一方、上限値以下であれば、被洗物への柔軟性付与効果が充分に得られ
[0020] また、(Β)成分として具体的には、レオガード MLP、レオガード LP (以上、商品名; ライオン(株)社製); Amerchol UCARE Polymer LR400, Amerchol UCA RE Polymer LR30M (以上、商品名;ダウケミカル(株)社製); Catinal LC— 10 0、 Catinal LC— 200 (以上、商品名;東邦化学工業 (株)社製)等が好適なものとし て挙げられる。
[0021] < (C)成分〉
本発明において、(C)成分は、水不溶性でかつ水膨潤性のセルロースである。該( C)成分を含有することにより、主として被洗物の吸水性向上の効果が得られる。また 、(C)成分と(B)成分との組合せにより、被洗物への柔軟性付与効果がさらに向上す
ただし、本明細書において、「被洗物の吸水性向上の効果」とは、被洗物が本来有 する吸水性を回復させる効果、被洗物が本来有する以上に吸水性を高める効果等 を含むものとする。
[0022] 本明細書および特許請求の範囲にお!/、て、「水不溶性でかつ水膨潤性のセルロー ス」とは、吸水して膨潤するが、水には溶解しない特性を有するセルロースであり、好 ましくは、該セルロースの質量の 1. 5倍以上の吸水率を有するものを包含する。
(C)成分としては、たとえば、粉末セルロース(セルロースパウダー)、結晶性セル口 ース、微結晶セルロース等が挙げられる。なかでも、被洗物の吸水性向上の効果お よび被洗物への柔軟性付与効果が良好であることから、粉末セルロース(セルロース ノ ウダ一)が好ましい。
粉末セルロース(セルロースパウダー)のなかでも、平均繊維長が10〜100 111で あるものが好ましぐ 10〜50 111であるものがより好ましい。また、平均繊維径が 10 〜50 μ mであるものが好ましぐ 10—30 μ mであるものがより好ましい。
ここで、「平均繊維長、平均繊維径」は、粉末セルロースを、デジタルマイクロスコー プ(製品名: VHX— 500、 KEYENCE社製)とレンズ(製品名: VH— Z100、 KEYE NCE社製)とを用い、倍率を 800倍にして測定した際、 1サンプルに関して 10個の繊 維片を円柱とみなして算出される値をそれぞれ示す。
[0023] 本発明において、(C)成分は、 1種または 2種以上混合して用いることができる。
(C)成分の含有量は、本発明の粒状洗剤組成物中、 0. ;!〜 5質量%であることが 好ましぐ 0. ;!〜 3質量%であることがより好ましぐ 0. 3〜1質量%であることがさらに 好ましい。該範囲の下限値以上、特に 0. 3質量%以上であることにより、被洗物の吸 水性が向上する。また、 0. 3質量%以上であることにより被洗物への柔軟性付与効 果も向上する。一方、上限値以下であれば、被洗物の吸水性および被洗物への柔 軟性付与効果が充分に得られる。
[0024] (C)成分として具体的には、レツテンマイヤー社 (株)から商品名「ARBOCEL」で 販売されている粉末セルロース(セルロースパウダー)の、 BE600/10TG (平均繊 維長: 18 m、平均繊維径: 15 m)、 BE600/30 (平均繊維長: 30 m、平均繊 維径: 18〃 m)、 FD600/30 (平均繊維長: 45〃 m、平均繊維径: 25〃 m)、 CP60
0/30 (平均繊維長: 30 111、平均繊維径:20 111) (以上、商品名)等が好適なも のとして挙げられる。
また、製造上の取り扱いやすさの観点から、前記 BE600/10TG、前記 BE600/ 30、前記 FD600/30 (以上、商品名)等を造粒して使用することも可能である。たと えば、前記 BE600/10TG (商品名)を造粒したものとして ARBOCEL TF30HG
White (商品名、レツテンマイヤー社 (株) )が好適なものとして挙げられる。
[0025] <任意成分〉
本発明の粒状洗剤組成物には、前記 (A)〜(C)成分以外に必要に応じて、通常、 衣料用等の洗浄剤組成物に用いられる洗剤成分等の任意成分を適宜、配合するこ と力 Sできる。
具体的には、たとえば前記 (A)成分以外の界面活性剤、洗浄ビルダー、吸油性担 体、粘土鉱物、酵素、蛍光増白剤、帯電防止剤、表面改質剤、再汚染防止剤、粒子 強度保持剤、還元剤、消泡剤、香料類、色素類、柔軟性付与剤等が挙げられる。
[0026] (界面活性剤)
前記 (A)成分以外の界面活性剤としては、通常、洗浄剤組成物に用いられる界面 活性剤 (ノユオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤)が併用できる
〇
ノニオン界面活性剤としては、たとえば、以下に示すものを挙げることができる。
(1)炭素数 6〜22、好ましくは炭素数 8〜; 18の脂肪族アルコールに炭素数 2〜4の アルキレンオキサイドを平均 3〜30モル、好ましくは 5〜20モル付加したポリオキシァ ノレキレンアルキルエーテルまたはポリオキシアルキレンアルケニルエーテル。
この中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニル エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシェ チレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルが好適なものとして挙げられる。 ここで使用される脂肪族アルコールとしては、第 1級アルコール、第 2級アルコール が挙げられ、第 1級アルコールが好ましい。また、アルキル基またはアルケニル基は、 直鎖状であってもよぐ分岐鎖状であってもよい。
(2)ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテルまたはポリオキシエチレンァルケ
ニノレフェニノレエーテノレ。
(3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間にアルキレンオキサイドが付加 した、たとえば下記一般式 で表される脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。
(式中、 R Oは、炭素数 6〜22、好ましくは 8〜; 18の脂肪酸残基を示し; OAは、炭 素数 2〜4、好ましくは 2〜3のアルキレンオキサイド(たとえば、エチレンオキサイド、 プロピレンオキサイド等)の付加単位を示し; n'はアルキレンオキサイドの平均付加モ ル数を示し、一般に 3〜30、好ましくは 5〜20の数である。 R2は炭素数 1〜3の置換 基を有して!/、てもよ!/、低級 (炭素数 1〜4の)アルキル基を示す。 )
(4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。
(5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。
(6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。
(8)グリセリン脂肪酸エステル。
上記のノニオン界面活性剤のなかでも、 (1)のノニオン界面活性剤が好ましぐその なかでも炭素数 12〜; 16の脂肪族アルコールに炭素数 2〜4のアルキレンオキサイド を平均 5〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテルまたはポリオキシ アルキレンアルケニルエーテルが特に好ましレ、。
また、融点が 50°C以下で、 HLBが 9〜; 16のポリオキシエチレンアルキルエーテル、 ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンァ ルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテル、脂肪 酸メチルエステルにエチレンオキサイドが付加した脂肪酸メチルエステルエトキシレ ート、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとが付加した 脂肪酸メチルエステルエトキシプロポキシレート等が好適に用いられる。
これらのノニオン界面活性剤は、 1種単独で、または 2種以上を適宜組み合わせて 用いること力 Sでさる。
なお、上記の「HLB」とは、 Griffinの方法により求められた値である(吉田、進藤、 大垣、山中共編、「新版界面活性剤ハンドブック」,工業図書株式会社, 1991年,第
234頁参照)。
また、上記の「融点」とは、 JIS K 0064— 1992「化学製品の融点及び溶融範囲 測定方法」に記載されてレ、る融点測定法によって測定された値である。
[0027] カチオン界面活性剤としては、たとえば、以下のものを挙げることができる。
( 1 )ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル型 4級アンモニゥム塩。
(2)モノ長鎖アルキルトリ短鎖アルキル型 4級アンモニゥム塩。
(3)トリ長鎖アルキルモノ短鎖アルキル型 4級アンモニゥム塩。
ただし、上記の「長鎖アルキル」は炭素数 12〜26、好ましくは 14〜; 18のアルキル 基を示す。
「短鎖アルキル」は、フエニル基、ベンジル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基等 の置換基を包含し、炭素間にエーテル結合を有していてもよい。なかでも、炭素数 1 〜4、好ましくは 1〜2のアルキル基;ベンジル基;炭素数 2〜4、好ましくは 2〜3のヒド ロキシアルキル基;炭素数 2〜4、好ましくは 2〜3のポリオキシアルキレン基が好適な あのとして挙げられる。
[0028] 両性界面活性剤としては、たとえばイミダゾリン系の両性界面活性、アミドべタイン 系の両性界面活性剤等を挙げることができる。具体的には、 2—アルキル N カル ボキシメチルー N ヒドロキシェチルイミダゾリニゥムベタイン、ラウリン酸アミドプロピ ルべタインが好適なものとして挙げられる。
[0029] (洗浄ビルダー)
洗浄ビルダーとしては、有機ビルダーおよび無機ビルダーが挙げられる。 有機ビルダーとしては、たとえば二トリ口トリ酢酸塩 (NTA)、エチレンジアミンテトラ 酢酸塩(EDTA)、エチレンジアミンジコハク酸塩(EDDS)、 βーァラニンジ酢酸塩( β -ADAA)、ァスパラギン酸ジ酢酸塩 (ASDA)、メチルグリシンジ酢酸塩(MGD Α)、ェチルグリシンジ酢酸塩(EGDA)、イミノジコハク酸塩(IDS)等のアミノカルボン 酸塩;セリンジ酢酸塩、ヒドロキシイミノジコハク酸塩(HIDS)、ヒドロキシェチルェチレ ンジァミン三酢酸塩、ジヒドロキシェチルダリシン塩等のヒドロキシァミノカルボン酸塩 ;ヒドロキシ酢酸塩、酒石酸塩、クェン酸塩、ダルコン酸塩等のヒドロキシカルボン酸 塩;ピロメリット酸塩、ベンゾポリカルボン酸塩、シクロペンタンテトラカルボン酸塩等の
ネート、ォキシジサクシネート、酒石酸モノもしくはジサクシネート等のエーテルカルボ ン酸塩;ポリアクリル酸、アクリル酸ーァリルアルコール共重合体、水溶性アクリル酸 マレイン酸共重合体、ヒドロキシアクリル酸重合体、多糖類 アクリル酸共重合体 等のアクリル酸重合体もしくは共重合体またはそれらの塩;マレイン酸、ィタコン酸、フ マル酸、テトラメチレン 1 , 2—ジカルボン酸、コハク酸、ァスパラギン酸等の重合体も しくは共重合体またはそれらの塩;デンプン、セルロース、アミロース、ぺクチン等の 多糖類酸化物、カルボキシメチルセルロース等の多糖類;ポリエチレングリコール、ポ リビュルアルコール、ポリビュルピロリドン等の非解離高分子化合物等が挙げられる。 なかでも、クェン酸塩、アミノカルボン酸塩、ヒドロキシァミノカルボン酸塩、重量平 均分子量が 1000を超えるポリアクリル酸塩、水溶性アクリル酸 マレイン酸共重合 体塩が好ましい。
無機ビルダーとしては、たとえば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、セ スキ炭酸ナトリウム、ケィ酸ナトリウム、結晶性層状ケィ酸ナトリウム、非結晶性層状ケ ィ酸ナトリウムなどのアルカリ性塩;硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、塩化ナトリウム、塩 化カリウム等の中性塩;オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、メタリン酸塩、 へキサメタリン酸塩、 )
•w' CH O) (式中、 Mはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子; X1、 y1および w1は
2
各成分のモル数を示し、一般的には X1は 0. 7〜; 1. 5の数、 y1は 0. 8〜6. 0の数、 w1 は任意の正数を示す。)で表される結晶性アルミノケィ酸塩;一般式 χ2 (Μ 0) ·Α1 Ο
2 2
•y2 (SiO ) -w2 (H O) (式中、 Mはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子; x2、 y2
3 2 2
および w2は各成分のモル数を示し、一般的には X2は 0. 7〜; 1. 2の数、 y2は 1. 6〜2 . 8の数、 w2は 0または任意の正数を示す。)で表される無定形アルミノケィ酸塩;一 般式 x3 (N O) ·Α1 O - y3 (SiO ) ·ζ3 (Ρ O ) -w3 (H O) (式中、 Mはナトリウム、力リウ
2 2 3 2 2 5 2
ム等のアルカリ金属原子;x3、 y3、 z3および w3は各成分のモル数を示し、一般的には X3は 0. 2—1. 1の数、 y3は 0. 2—4. 0の数、 z3は 0. 001—0. 8、 w3は 0または任意 の正数を示す。 )で表される無定形アルミノケィ酸塩等が挙げられる。
なかでも、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、トリポリリン酸ナトリウム、
硫酸ナトリウム、ケィ酸ナトリウム、アルミノケィ酸ナトリウムが好ましい。
[0031] (酵素)
酵素としては、たとえばプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ等を用いる こと力 Sでさる。
プロテアーゼの具体例としては、サビナーゼ(Savinase)、アルカラーゼ(Alcalase )、エノ ラーゼ (Everlase)、カンナーゼ (Kannase)、エスペラーゼ (Esperaze) (以 上、商品名;ノボザィムズ社製); API21 (商品名、昭和電工 (株)製);マクサターゼ( Maxtaze) ,マクサカル(Maxacal)、ピユラフエタト(Purafect)、マクサぺム(以上、 商品名;ジエネンコア社製); KAP (商品名、花王 (株)製)、特開平 5— 25492号公 報に記載のプロテアーゼ K— 14、 K— 16等が挙げられる。
リパーゼの具体例としては、リポラーゼ、リポラーゼウルトラ、ライペックス(以上、商 品名;ノボザィムズ社製)、リポサム(商品名、昭和電工 (株)製)等の市販のリパーゼ が挙げられる。
アミラーゼの具体例としては、ターマミノレ(Termamyl)、デユラミノレ(Duramyl)、ス ティンザィム(Stainzyme)、プロモザィム(Promozyme) 200L (以上、商品名;ノボ ザィムズ社製)、マキサミル(Maxamyl) (商品名、ジエネンコア社製)、プルラナーゼ ァマノ(商品名、天野製薬社製)、 DB— 250、 Aerobacter aerogenes ATCC962 1由来のプルラナーゼ(以上、商品名;クルードまたは結晶化品が生化学工業社より 発売)等が挙げられる。
セルラーゼの具体例としては、セルザィム、ケアザィム(以上、商品名;ノボザィムズ 社製)、 KAC500 (商品名、花王 (株)製)、特開昭 63— 264699号公報の請求項 4 に記載のセルラーゼ等が挙げられる。
[0032] 本発明の粒状洗剤組成物の製造方法は、特に制限されるものではなぐ一般に用 いられて!/、る製造方法により製造可能である。該粒状洗剤組成物が粉末形態である 場合を例に説明すると、たとえば、界面活性剤や他の原料を水に分散 ·溶解し噴霧 乾燥する方法や、捏和 ·押出、撹拌造粒、転動造粒等の装置に供して、捏和ゃ造粒 、圧縮成形等を施し、さらに必要に応じて粉砕等する方法により製造することができる
[0033] 本発明の粒状洗剤組成物の粒子の平均粒子径は、特に制限されるものではなぐ な力、でも 200〜; 1500〃 mであることカ好ましく、 250〜; 1000〃 mであることカより好 ましい。平均粒子径が 200 m以上であると、使用時に粉立ちが抑制される。一方、 1500 m以下であると、水への溶解性が向上する。
かかる粒子の平均粒子径は、 日本薬局方に記載された粒度の試験に準じた篩!/、 分けによる粒度分布から算出される値を示す(特開 2004— 331816号公報参照)。 具体白勺 ίこ (ま、粒状洗斉 IJ糸且成物 ίこつレヽて、 目開き 1680〃 m、 1410〃 m、 1 190〃 m 、 1000 μ m、 710 μ m、 500 μ m、 350 μ m、 250 μ m、お J:び 149 μ mの 9段の |¾ と、受け皿とを用いて分級操作を行う。分級操作は、受け皿に、 目開きの小さな篩か ら目開きの大きな篩の順に積み重ね、最上部の 1680 H mの篩の上から 100g/回 の粒状洗剤組成物を入れ、蓋をしてロータップ型篩!/、振盪機( (株)飯田製作所製、 タッピング: 156回/分、ローリング: 290回/分)に取り付け、 10分間振動させた後、 それぞれの篩及び受け皿上に残留したサンプルを篩目ごとに回収して、サンプルの 質量を測定する。そして、受け皿と各篩との質量頻度を積算していくと、積算の質量 頻度が 50%以上となる最初の篩の目開きを「a a mjとし、 a ,i mよりも一段大き!/、篩 の目開きを「b m」とし、受け皿から a mの篩までの質量頻度の積算値を「c%」、ま た、 & 111の篩上の質量頻度を「(1%」として、次式により平均粒径(質量 50%)を求め 、かかる粒子の平均粒子径とした。
[0034] 國 平均粒径 量 = 1 0 0-( =— d (logb— l。ga) x logb) ) / Cd/ (logb― loga) )
[0035] 本発明の粒状洗剤組成物は、被洗物への柔軟性付与効果に優れると共に、被洗 物の吸水性が良好であるという効果を有する。
力、かる効果が得られる理由としては、以下のように推測される。
本発明者らの検討によると、ァニオン界面活性剤 (A)存在下でカチオン化セルロー ス(B)を配合した従来の洗剤組成物にお!/、ては、被洗物への柔軟性付与効果は発 現するものの、被洗物が本来有する吸水性が低下してしまう不具合を生じることが分 かった。
かかる洗剤組成物を水に溶解した際、(A)成分と(B)成分とが複合体を形成し、該 複合体が被洗物に吸着する。これにより、被洗物の繊維に柔軟性が付与されると同 時に、繊維表面が疎水化されるため、従来の洗剤組成物では、被洗物の吸水性が 低下してしまうと考えられる。
本発明の粒状洗剤組成物は、(A)成分と(B)成分に加えて、水不溶性でかつ水膨 潤性のセルロース(C)をさらに含有する。該(C)成分は、(B)成分が存在することに より少量の配合量でも効率的に被洗物の繊維間に吸着することができ、また、(C)成 分は水膨潤性であるため、吸水能が良好である。これにより、被洗物の吸水性の低 下を防止して良好にする効果が発揮され、かつ被洗物への柔軟性付与効果がさらに 向上すると考えられる。
したがって、本発明の粒状洗剤組成物は、被洗物への柔軟性付与効果に優れると 共に、被洗物の吸水性が良好であるという効果が得られると推測される。
実施例
[0036] 以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明する力 本発明はこれら実施例に 限定されるものではない。なお、「%」は特に断りがない限り「質量%」を示す。
[0037] (実施例;!〜 21、比較例;!〜 2)
表 1及び表 2に示す各例の粒状洗剤組成物を、表 1及び表 2中に示した成分と表 3 に示した共通成分とを用いて製造した。
なお、表中の配合量の単位は、粒状洗剤組成物の全質量を基準とする質量%を示 す。また、表中の各成分の中で、界面活性剤、ゼォライトおよび MA剤(金属イオン補 捉剤)は純分換算としての配合量、その他はそのもの(有り姿)としての配合量をそれ ぞれ示す。炭酸 Na量の「バランス」は、総量が 100質量%となるように調整したことを 意味する。
以下に、表中に示した成分の説明、粒状洗剤組成物の製造方法について示す。
[0038] <表中に示した成分の説明〉。
-ァユオン界面活性剤 (A)
MES1:炭素数 14の炭化水素基を有する化合物と、炭素数 16の炭化水素基を有 する化合物との混合割合が質量比で 18: 82の α —スルホ脂肪酸メチルエステルの
ナトリウム塩の水溶液 (ライオン (株)製; AI濃度 = 70質量%、残部は未反応脂肪酸メ チルエステル、硫酸ナトリウム、メチルサルフェート、過酸化水素、水等である。)。 ここで、 「AI」とは、 MES中に含まれる、界面活性剤としての機能を有する化合物を 示す。 MES中には、通常、 α スルホ脂肪酸メチルエステル塩のほ力、、副生物とし て α スルホ脂肪酸ジアルカリ塩が含まれる。 α スルホ脂肪酸ジアルカリ塩も、 α スルホ脂肪酸メチルエステル塩と同様、界面活性剤としての機能を有している。し たがって、 ΑΙ濃度は、 α スルホ脂肪酸メチルエステル塩と、副生物の 1つである α スルホ脂肪酸ジアルカリ塩との合計の濃度を意味する。
MES2 :炭素数 16の炭化水素基を有する化合物と、炭素数 18の炭化水素基を有 する化合物との混合割合が質量比で 80: 20の α スルホ脂肪酸メチルエステルの ナトリウム塩の水溶液 (ライオン (株)製; ΑΙ濃度 = 70質量%、残部は未反応脂肪酸メ チルエステル、硫酸ナトリウム、メチルサルフェート、過酸化水素、水等である。)。
LAS Na:直鎖アルキル(炭素数 10〜; 14)ベンゼンスルホン酸 [ライオン(株)製、 ライボン LH— 200 (LAS— H 純分 96質量%) ]を、界面活性剤組成物の調製時に 48質量%水酸化ナトリウム水溶液で中和した化合物。表 1及び表 2中の配合量は、 L AS Naとしての値(質量%)を示す。
石鹼:炭素数 12〜; 18の脂肪酸ナトリウム (ライオン (株)製、純分:67質量%、タイタ ー:40〜45。じ;脂肪酸組成:じ12 11. 7質量%、じ14 0. 4質量%、 C16 29. 2 質量%、 C18F0 (ステアリン酸) 0· 7質量%、 C18F1 (ォレイン酸) 56. 8質量%、 C1 8F2 (リノ一ノレ酸) 1. 2質量0 /0 ;分子量: 289)。
'カチオン化セルロース(B)
カチオン化セルロース AX:ヒドロキシェチルセルロース(住友精化製、商品名: AX 15、 1質量0 /0水溶液粘度(25°C) : 15000〜30000mPa ' s) 30g (100質量部)に 、イソプロピルアルコール/水(質量比) = 85/15となる混合溶媒 300g (1000質量 部)と、更に 25質量%水酸化ナトリウム水溶液 5g (16. 5質量部)とを加えて混合した 。次いで、 30分間撹拌混合して、混合溶媒の上澄み 150g (500質量部)を抜き出し た。
その後、 50°Cまで昇温させ、カチオン化剤としてグリシジルトリメチルアンモニゥムク
口ライド(阪本薬品工業製、商品名: SY— GTA80、有効濃度: 73質量%水溶液) 3g (10質量部)を加えて、 3時間反応させた。その後、 10質量%塩酸イソプロピルアル コール溶液を加えて pH6に調整し、カチオン化セルローススラリーを得た。
そして、遠心脱水し、乾燥(70〜80°C)を経て、カチオン化セルロース AX (重量平 均分子量: 160万、カチオン化度: 0. 6質量%、固形分: 91質量%)を得た。
[0040] カチオン化セルロース LF :ヒドロキシェチルセルロース(住友精化製、商品名: LF
15、 1質量%水溶液粘度(25°C) : 700〜; 1300mPa' s) 30g (100質量部)に、ィ ソプロピルアルコール/水(質量比) = 85/15となる混合溶媒 300g (1000質量部) と、更に 25質量%水酸化ナトリウム水溶液 4. 5g (15質量部)とを加えて混合した。次 いで、 30分間撹拌混合して、混合溶媒の上澄み 150g (500質量部)を抜き出した。 その後、 50°Cまで昇温させ、カチオン化剤としてグリシジルトリメチルアンモニゥムク 口ライド(阪本薬品工業製、商品名: SY— GTA80、有効濃度: 73質量%水溶液) 4g (13質量部)を加えて、 3時間反応させた。その後、 10質量%塩酸イソプロピルアル コール溶液を加えて pH6に調整し、カチオン化セルローススラリーを得た。
そして、遠心脱水し、乾燥(70〜80°C)を経て、カチオン化セルロース LF (重量平 均分子量: 90万、カチオン化度: 0. 6質量%、固形分: 91質量%)を得た。
[0041] 'セノレロース(C)
セルロースパウダー A :ARBOCEL BE600/30 (商品名、レツテンマイヤー社製 ;平均繊維長 30 ,1 m、平均繊維径 18 ,1 m)。
セルロースパウダー B :ARBOCEL TF— 30HG White (商品名、レツテンマイヤ 一社製;セルロースパウダー Aを造粒して粒子径 0. 4〜; 1. 25mmとしたもの)。
セルロースパウダー C :ARBOCEL FD600/30 (商品名、レツテンマイヤー社製 ;平均繊維長 40 H m、平均繊維径 25 m)。
[0042] ·任意成分
ノニオン界面活性剤: ECOROL26 (商品名、 ECOGREEN社製;炭素数 12〜; 16 のアルキル基を有するアルコール)の酸化エチレン平均 15モル付加体(純分 90質量
%)。
ゼォライト: A型ゼオライト ·シルトン B (商品名、水澤化学 (株)製;純分 80質量%)。
MA剤:アクリル酸/無水マレイン酸共重合体ナトリウム塩(商品名:アクアリック TL 400、 日本触媒 (株)製;純分 40質量%水溶液)。
トリポリリン酸 Na:トリポリリン酸ソーダ (三井化学 (株)製)。
珪酸 Na:粉末珪酸ソーダ 2号(日本化学工業 (株)製)。
亜硫酸 Na:無水亜硫酸曹達 (神州化学 (株)製)。
硫酸 Na:中性無水芒硝(日本化学工業 (株)製)。
炭酸 K :炭酸カリウム (粉末)(旭硝子 (株)製;平均粒子径 490 ^ 111、嵩密度 1 · 30g / cm )。
炭酸 Na :粒灰(旭硝子 (株)製、平均粒子径 32(^ 111、嵩密度 1. 07g/cm3)。 炭酸 Ca:炭カル M400 (旭鉱床 (株)製)。
蛍光剤:チノパール CBS— X(商品名、チバスペシャルティケミカルズ) /チノパー ル AMS— GX (商品名、チバスペシャルティケミカルズ) = 3/1 (質量比)の混合物。 被覆炭酸 Na粒子:以下に示す第 1〜3工程で調製される、炭酸ナトリウム 85質量% 、アクリル酸/無水マレイン酸共重合体ナトリウム塩 3質量%、ラウリン酸 7質量%、水 、その他残部からなる表面処理無機粒子。
(第 1工程)
鋤刃状ショベルを具備し、ショベル 壁面間クリアランスが 5mmのプロ一シェアーミ キサー(大平洋機ェ (株))に、炭酸ナトリウムを投入し (充填率 30容積%)、主軸 150 rpmで撹拌を開始した(チョッパー回転数: 1015rpm、ブレード先端速度(周速): 6. 9m/s)。撹拌開始後 10秒後に、アクリル酸/無水マレイン酸共重合体ナトリウム塩 水溶液を噴霧角 115度の加圧ノズル (フラットノズル)で 180秒間噴霧添加し、造粒- 被覆操作を行った。
なお、第 1工程で調製された粒子において、該粒子全量に対する水分量が 10質量 %を超えていた場合には、上記装置に熱風を導入して乾燥し、水分量を 10質量% 以下に調整した。
(第 2工程)
引き続き、プロ一シェア一ミキサーの撹拌を継続しつつ、ラウリン酸を噴霧角 60度の 加圧ノズル(フルコーンノズル)で 180秒間噴霧添加し、被覆操作を行った。そして、
引き続き、 30秒間撹拌を続け、粒子を得た。
(第 3工程)
次いで、得られた粒子を、流動層(製品名: Glatt— POWREX、型番 FD— WRT— 20、(株)バウレックス製)に充填し、充填後、 15°Cの風(空気)を流動層内に送り、粒 子の冷却操作を行レ \ 20°Cまで冷却された粒子を得た。
流動層内風速は、流動化状態を確認しながら 0. 2-10. Om/sの範囲で調整した
〇
得られた粒子を、 目開き 2000 mの篩を用いて分級し、 目開き 2000 mの篩を 通過する表面処理無機粒子 (被覆炭酸 Na粒子)を得た。
[0044] ラウリン酸:日本油脂 (株)製、商品名: NAA— 122 ;融点 43°C。
香料:特開 2002— 146399号公報 [表 11 ]〜[表 18 ]に示す香料組成物 A。
酵素 1:サビナーゼ 12T (ノボザィムズ製)/ LIPEX100T (ノボザィムズ製)/スティ ンザィム 12T (ノボザィムズ製) = 5/1/4 (質量比)の混合物。
酵素 2:デォザィム 12T (ノボザィムズ製)
[0045] <粒状洗剤組成物の製造方法〉
表 1〜3に示す組成にしたがって、下記に示す調製方法により、界面活性剤含有粒 子を調製し、当該界面活性剤含有粒子を用いて表 1及び表 2に示す各例の粒状洗 剤組成物を製造した。
[0046] [実施例;!〜 19、比較例 1 , 2]
(界面活性剤含有粒子の調製)
まず、撹拌装置を具備したジャケット付き混合槽に水を入れ、温度を 60°Cに調整し た。これに、(A)成分を含む界面活性剤 (ただし、 MESとノニオン界面活性剤を除く 。)を添加し、 10分間撹拌した。続いて、 MA剤、硫酸 Na、蛍光剤をそれぞれ添加し た。さらに、 10分間撹拌した後、ゼォライトの一部(2. 0質量%相当量 (対界面活性 剤含有粒子、以下同じ。)の捏和時添加用、 3. 2質量%相当量の粉砕助剤用、 1. 5 質量%相当量の表面被覆用の各ゼオライトを除く。)、炭酸 Na、炭酸 Kおよび亜硫酸 Naをそれぞれ添加した。さらに、 20分間撹拌して水分 38質量%の噴霧乾燥用スラリ 一を調製した後、向流式噴霧乾燥塔を用いて熱風温度 280°Cの条件で風量などを
調節し、水分 5質量%の噴霧乾燥粒子を得た。
一方、原料の脂肪酸エステルをスルホン化し、中和して得られた MESの水性スラリ 一(水分濃度 25質量%)に、ノニオン界面活性剤の一部(MESに対して 25質量%) を添加し、水分が 11質量%になるまで薄膜式乾燥機で減圧濃縮して、 MESとノニォ ン界面活性剤との混合濃縮物を得た。
上記噴霧乾燥粒子、上記混合濃縮物、 2. 0質量%相当量のゼォライト、 0. 5質量 %相当量の噴霧添加用を除く残りのノニオン界面活性剤および水を、連続ニーダー ( (株)栗本鐵ェ所製、 KRC— S4型)に投入し、捏和能力 120kg/hr、温度 60°Cの 条件で捏和し、界面活性剤含有混練物を得た。この界面活性剤含有混練物を、穴 径 10mmのダイスを具備したペレツターダブル(不二パゥダル(株)製、 EXDFJS— 1 00型)を用いて押し出しつつ、カッターで切断し(カッター周速は 5m/s)、長さ 5〜3 0mm程度のペレット状界面活性剤含有成型物を得た。
次いで、得られたペレット状界面活性剤含有成型物に、粉砕助剤としての粒子状ゼ オライト(平均粒子径 180 m) 3. 2質量%相当量を添加し、冷風(10°C、 15m/s) 共存下で、直列 3段に配置したフィッツミル (ホソカワミクロン (株)製、 DKA— 3)を用 V、て粉砕した(スクリーン穴径: 1段目 /2段目 /3段目 = 12mm/6mm/3mm、回 転数: 1段目 /2段目 /3段目いずれも 4700rpm)。最後に、水平円筒型転動混合 機(円筒直径 585mm、円筒長さ 490mm、容器 131. 7Lのドラム内部壁面に内部壁 面とのクリアランス 20mm、高さ 45mmの邪魔板を 2枚有するもの)で、充填率 30容 積%、回転数 22rpm、 25°Cの条件で 1. 5質量%相当量の微粉ゼオライトを加え、 0 . 5質量%相当量のノユオン界面活性剤と香料を噴霧しつつ、 1分間転動し、表面改 質して界面活性剤含有粒子を調製した。
(粒状洗剤組成物の製造)
水平円筒型転動混合機(円筒直径 585mm、円筒長さ 490mm、容器 131. 7Lのド ラム内部壁面に内部壁面とのクリアランス 20mm、高さ 45mmの邪魔板を 2枚有する もの)を用いて、充填率 30容積%、回転数 22rpm、 25°Cの条件で、カチオン化セル ロース(B)、セルロースパウダー(C)、被覆炭酸 Na粒子、界面活性剤含有粒子、お よび酵素等の成分を 5分間混合し、各例の粒状洗剤組成物を製造した。
[0048] [実施例 20]
(界面活性剤含有粒子の調製)
まず、撹拌装置を具備したジャケット付き混合槽に水と直鎖アルキルベンゼンスル ホン酸中和用の水酸化ナトリウムを直鎖アルキルベンゼンスルホン酸の添加量に対 し等モル量加えた。温度を 60°Cに調整し、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸を加え た後、 10分間撹拌した。続いて、トリポリリン酸 Na、 MA剤、硫酸 Na、蛍光剤をそれ ぞれ添加した。
さらに、 10分間撹拌した後、炭酸 Na、珪酸 Na、亜硫酸 Naおよび炭酸 Caをそれぞれ 添加した。さらに、 20分間撹拌して水分 38質量%の噴霧乾燥用スラリーを調製した 後、向流式噴霧乾燥塔を用いて熱風温度 280°Cの条件で風量などを調節し、水分 5 質量%の噴霧乾燥粒子を得た。
上記噴霧乾燥粒子に最終組成物として 2. 0質量%相当量の A型ゼオライト微粉末 を混合し、界面活性剤含有粒子を調製した。
[0049] (粒状洗剤組成物の製造)
水平円筒型転動混合機(円筒直径 585mm、円筒長さ 490mm、容器 131. 7Lのド ラム内部壁面に内部壁面とのクリアランス 20mm、高さ 45mmの邪魔板を 2枚有する もの)を用いて、充填率 30容積%、回転数 22rpm、 25°Cの条件で、カチオン化セル ロース(B)、セルロースパウダー(C)、界面活性剤含有粒子、および酵素、香料等の 成分を 5分間混合し、各例の粒状洗剤組成物を製造した。
[0050] [実施例 21]
(界面活性剤含有粒子の調製)
噴霧乾燥粒子や界面活性剤混合濃縮物などとともに、カチオン化セルロース (B)を 連続ニーダ一に投入した他は、全く実施例 3と同様にして界面活性剤粒子を調製し た。
(粒状洗剤組成物の製造)
カチオン化セルロース Bを配合しな力、つた他は、全く実施例 3と同様にして粒状洗剤 組成物を製造した。
[0051] <評価〉
得られた各例の粒状洗剤組成物に対して、以下に示す、柔軟性付与効果、吸水性 の評価をそれぞれ行った。
[0052] [試料の調製]
(前処理)
ポリエステルジャージ (染色試材 (株)) lkg、二槽式洗濯機 (製品名: CW— C30A 1 -H形、三菱電機株式会社製)を使用し、 50°Cの水道水を用い、市販の洗剤トツ
1
プ (ライオン (株)製)を標準使用濃度(水道水 30Lに対して洗剤トップ 20g、すなわち 6 67ppm)および浴比 30倍で、「15分間洗浄後、 5分間脱水」の洗浄 '脱水の操作を 2 度繰り返した後、「15分間流水濯ぎ後、 5分間脱水」の濯ぎ'脱水の操作を 5回繰り返 し、その後、室温で吊り干しすることによって前処理を施した。
綿タオル((株)東進社製、 220匁ボーダーソフト FT) lkg、 B. V. D肌シャツ(丸首 半袖 Tシャツ、品番 G0134TS) 1kgにおいても同様の前処理を施した。
[0053] (洗浄処理)
洗濯機として全自動電気洗濯機 (製品名: JW— Z23A、 Haier社製)を使用し、該 全自動電気洗濯機の普通コースにより、水温 20°Cの水道水を用い、前記ポリエステ ルジャージ 1枚(38g/枚)、前記綿タオル 2枚(71g/枚)、前記 B. V. D肌シャツ 3 枚(140g/枚)(合計 600g) (以下、これらをまとめて「布類」という。)に対して、浴比 20倍(低水位: 12Uおよび各例の粒状洗剤組成物濃度 833ppm (水道水 12Lに対 して粒状洗剤組成物 10g)で、前記布類を同浴にて処理することによって洗浄処理を 施した。その後、室温で吊り干しして乾燥させた。
[0054] [柔軟性付与効果の評価]
綿タオルの柔軟性につ!/、て、上記各例の粒状洗剤組成物により洗浄処理を施した 綿タオルと、各例の粒状洗剤組成物の代わりに標準洗剤組成物(比較例 1の粒状洗 剤組成物からカチオン化セルロース AXを抜!/、たもの)により前記洗浄処理を施した 綿タオルとの一対比較を専門パネラー 10人によって行った。
評価は、比較する一対の綿タオル間の柔軟性にはっきりと差がある場合、柔軟性が 高レ、方の綿タオルに + 2点、低!/、方の綿タオルに 2点を与え;やや差がある場合、 柔軟性がやや高レ、方の綿タォノレに + 1点、やや低!/、方の綿タォノレに 1点を与え;
全く差がなければ両者に 0点を与えた。そして、 10人の合計点を求め、下記基準に 基づ!/、て柔軟性付与効果を評価した。その結果を表 1及び表 2に示した。
(評価基準)
◎◎: 16〜20点。
◎ : 11〜; 15点。
〇:6〜; 10点。
△ : 1〜5点。
X : 0点以下。
[0055] [吸水性の評価]
JIS L 1907 (繊維製品の吸水性試験方法) 7. 1. 2バイレック法に準じ、上記各 例の粒状洗剤組成物により洗浄処理を施した綿タオルを 200mm X 15mmに裁断し 、その長手方向の一端から 5mmまでを、色素(商品名: Sumilight Supra Turqu oise Blue G、住友化学 (株)製)で着色した純水(20°C土 2°C)に浸漬した。このと き、裁断した綿タオル切片を 10分間に上昇する水の高さ(吸水長、単位: mm)を測 定した。
そして、該測定 10回の平均値を求め、下記基準に基づいて綿タオルの吸水性を評 価した。その結果を表 1及び表 2に示した。
(評価基準)
〇:95mm以上。
△ : 90mm以上、 95mm未満。
X: 90mm未満。
[0056] [表 1]
686.90/.00Zdf/X3d VZ 6890/800Z OAV
[0058] [表 3]
[0059] 表 1及び表 2の結果から明らかなように、本発明に係る実施例:!〜 18の粒状洗剤組 成物は、被洗物への柔軟性付与効果に優れると共に、被洗物の吸水性が良好であ ること力 S確言忍でさた。
一方、セルロース(C)を欠く比較例 1の粒状洗剤組成物は吸水性が悪ぐカチオン 化セルロース(B)を欠く比較例 2は、被洗物への柔軟性付与効果が低レ、ことが確認 できた。
産業上の利用可能性
[0060] 本発明によれば、被洗物への柔軟性付与効果に優れると共に、被洗物の吸水性が 良好な粒状洗剤組成物を提供することができる。