明 細 書
電界効果トランジスタ
技術分野
[0001] 本発明は、 電界効果トランジスタに関し、 特に、 I I I族窒化物半導体を 材料として含むヘテロ接合電界効果トランジスタ (Hetero Junction Field E ffect Transistor: H J F E T) に関する。
背景技術
[0002] 従来のへテロ接合電界効果トランジスタ (Hetero Junction Field Effect Transistor: HJ FET) として、 従来、 非特許文献 1および特許文献 1に 記載のものがある。
[0003] 図 1 5は、 非特許文献 1に記載の H J FETの構成を示す断面図である。
図 1 5に示した H J F E Tにおいては、 サファイア基板 200上に、 バッ ファ層 201、 窒化ガリウム (G a N) からなるチャネル層 202、 窒化ァ ルミニゥ厶■ガリウム (A I G a N) からなるキャリア供給層 203がこの 順に積層されている。
[0004] また、 この H J F E Tにおいては、 G a Nと A I G a Nの格子定数差に起 因するピエゾ分極効果および自発性分極効果に伴い、 チャネル層 202のキ ャリア供給層 203との界面近傍に、 二次元電子ガス 204が形成される。
[0005] また、 キャリア供給層 203上に、 ソース電極 205 Sおよびドレイン電 極 205 Dが形成され、 オーム性接触がとられている。 A I G a Nキャリア 供給層 203上のソース電極 205 Sとドレイン電極 205 Dに挟まれた領 域に、 ゲート電極 207が形成され、 キャリア供給層 203との界面 203 Aにてショットキ一性接触がとられている。
[0006] また、 キャリア供給層 203およびゲート電極 207上には、 窒化珪素 ( S i N) からなる表面保護膜 208が設けられている。
[0007] また、 特許文献 1には、 ノンドープ G a N層からなるチャネル層とチヤネ ル層上に接して設けられた A I G a Nからなるバリア層を有するノーマリオ
フの H J F E Tが記載されている。 また、 本来ノーマリオンである H J F Ε Tにおいてノーマリオフを実現するために、 ゲート電極下のバリア層内に p 型不純物を含む P型半導体層を設けることが記載されている。
非特許文献 1 :安藤 (Y. A n d o) ら、 テクニカル■ダイジエスト■ォブ - インターナショナル■エレクトロン■デバイス■ ミーティング (T e c h n I c a I D i g e s t o f I n t e r n a t i o n a l E l e c t r o n D e v i c e M e e t i n g) 、 第 3 8 1頁、 200 1年 特許文献 1 :特開 2004 _ 27 348 6号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0008] ところで、 G a N、 A I G a N等の I I I族窒化物半導体のショットキ一 界面においては、 フェルミレベルのピニングの影響が小さいため、 障壁高さ が金属の仕事関数と半導体の電子親和力の差で決定されることが知られてい る。 このため、 たとえば A I組成比 0. 2の A I G a Nにおけるショットキ 一障壁高さは、 電極金属に若干依存するものの、 0. 8〜1 . O e V程度と 比較的低くなる。 これにより、 図 1 5を参照して前述した H J F E Tのよう に、 キャリア供給層として A I 03 1\1を用ぃた 1 I I族窒化物系 H J F E T では、 ゲートリーク電流密度が高く、 動作ドレイン電圧が制限されるという 課題があった。
[0009] また、 背景技術の項で前述した特許文献 1においては、 ノーマリオフ構造 つまり閾値電圧が正であるため、 ゲート電極の直下の領域以外の領域に p型 半導体層が形成されていると、 その形成領域のチャネル濃度が減少してしま し、、 電流が流れにくくなつてしまう構成となっていた。
[0010] また、 ゲート電極の直下の領域近傍にのみ p型不純物を導入するため、 製 造工程が煩雑であった。
課題を解決するための手段
[0011] 本発明によれば、
I nyG a,_yN (0≤ y≤ 1 ) からなるチャネル層と、
前記チャネル層上に設けられ、 少なくとも一層の p型層を含む A I XG a i.x N (0≤x≤ 1 ) からなるキャリア供給層と、
前記 P型層を介して前記チャネル層に対向するとともに前記キヤリァ供給 層上に設けられたソース電極、 ドレイン電極およびゲート電極と、
を有し、
前記キャリア供給層の A I組成比 x、 前記 p型層の厚さ t、 不純物濃度 NA および活性化率 77が、
[0012] [数 1]
5.6xlOnx < NA 7 xt[cm-2] <5.6xl013
[0013] を満たす電界効果トランジスタが提供される。
[0014] また、 本発明によれば、
I nyG a,_yN (0≤ y≤ 1 ) からなるチャネル層と、
前記チャネル層上に設けられ、 少なくとも一層の p型層を含む A I XG a,_x N (0≤x≤ 1 ) からなるキャリア供給層と、
前記 P型層を介して前記チャネル層に対向するとともに前記キヤリァ供給 層上に設けられたソース電極、 ドレイン電極およびゲート電極と、
を有し、
前記チャネル層内に二次元電子ガスが生成され、
前記キャリァ供給層の前記ゲート電極との界面における A I組成比 X aと前 記チャネル層との界面における A I組成比 X1とが、
X a、 X 1
であるとともに、
前記 A I組成比 xa、 前記 p型層の厚さ t、 不純物濃度 N Aおよび活性化率 77 が、
[0015] [数 2]
[001 6] を満たす電界効果トランジスタが提供される。
[001 7] 本発明においては、 ゲート電極下の電子に対するポテンシャル障壁が厚く なり、 ゲートリーク電流を減少させることができる。 また、 p型不純物をド 一ビングしない場合と比較して、 最大ドレイン電流の低下が規定値以内に抑 制される。
[001 8] また、 本発明においては、 後述するように、 電界効果トランジスタの閾値 電圧が負である。 閾値電圧が正であった背景技術の項で前述した特許文献 1 に記載の H J F E Tに対し、 本発明によれば、 p型層上にソース電極および ドレイン電極を設けた構成とした場合にも、 キャリア供給層全体で二次元電 子ガスが効率よく発生し、 電流を安定的に供給することができる。
[001 9] さらに、 本発明では、 表面電荷の影響を受けやすいソース一ゲート間、 ゲ 一トードレイン間にも p型層が存在する。 このため、 p型層により表面電荷 の影響を部分的に遮蔽でき、 電流一電圧特性が表面状態に対して安定になる 。 たとえば、 ゲート電極に大振幅の電圧を入力した時にドレイン電流の振幅 が低下する現象、 いわゆる電流コラブス現象が抑制される。
[0020] 本発明において、 前記ゲート電極の一部が前記キヤリァ供給層に埋設され ていてもよい。 また、 本発明において、 p型層の一部がエッチング除去され た埋め込みゲート構造であってもよい。 この場合にも、 ゲート電極が接する リセス部とチャネル層の間に存在する P型層のシート不純物濃度とが上述し た関係を満たす構成とすることにより、 同様の効果が得られる。
[0021 ] すなわち、 本発明によれば、
I n yG aト y N ( 0≤ y≤ 1 ) からなるチャネル層と、
前記チャネル層上に設けられ、 少なくとも一層の p型層を含む A I XG a i.x N ( 0≤x≤ 1 ) からなるキャリア供給層と、
前記 P型層を介して前記チャネル層に対向するとともに前記キヤリァ供給 層上に設けられたソース電極、 ドレイン電極、 およびゲート電極と、 を有し 前記ゲート電極が、 前記キャリア供給層の一部を除去して形成されたリセ
ス部に接触して形成される電界効果トランジスタであって、
前記リセス部と前記チャネル層の間における前記 p型層の厚さ t、 不純物 濃度 N Aおよび活性化率? 7が、
5. 6 X 1 011 X <ΝΑΧ η x t [cm"2] <5. 6 x 1 013 x
を満たす電界効果トランジスタが提供される。
[0022] また、 本発明によれば、
I nyG a,_yN (0≤ y≤ 1 ) からなるチャネル層と、
前記チャネル層上に設けられ、 少なくとも一層の p型層を含む A I XG a,_x N (0≤ x≤ 1 ) からなるキャリア供給層と、
前記 P型層を介して前記チャネル層に対向するとともに前記キヤリァ供給 層上に設けられたソース電極、 ドレイン電極、 およびゲート電極と、 を有し 前記ゲート電極が、 前記キャリア供給層の一部を除去して形成されたリセ ス部に接触して形成された電界効果トランジスタであって、
前記キャリア供給層の前記ゲート電極との界面における A I組成比 が、 前記チャネル層との界面における A I組成比 X1より小さいとともに、 前記 A I組成比 xa、 前記 A I組成比 χ 前記リセス部と前記チャネル層の間におけ る前記 Ρ型層の厚さ t、 不純物濃度 NAおよび活性化率? 7が、
5. 6 X 1 011 X!<NAX 77 X t [cm-2] +5. 6 X 1 013 (x「xa) < 5 . 6 X 1 013 X !
を満たす電界効果トランジスタが提供される。
[0023] なお、 これらの各構成の任意の組み合わせや、 本発明の表現を方法、 装置 などの間で変換したものもまた本発明の態様として有効である。
発明の効果
[0024] 以上説明したように本発明によれば、 I I I族窒化物系 H J F E Tのゲー トリーク電流を減少させることができる。
図面の簡単な説明
[0025] 上述した目的、 およびその他の目的、 特徴および利点は、 以下に述べる好
適な実施の形態、 およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかに なる。
[0026] [図 1 ]実施携帯における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 2]実施例における H J F E Tのポテンシャル分布を示す図である。
[図 3]実施例における H J F E Tのゲート電流の p型不純物濃度依存性を示す 図である。
[図 4]実施例における H J F E Tの最大ドレイン電流の p型不純物濃度依存性 を示す図である。
[図 5]実施例における H J F E Tの閾値電圧の p型不純物濃度依存性を示す図 である。
[図 6]実施例における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 7]実施例における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 8]実施例における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 9]実施例における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 10]実施例における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 1 1 ]実施例における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 1 2]実施例における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 13]実施例における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 14]実施例における H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
[図 15]従来の H J F E Tの断面構造を示す断面図である。
発明を実施するための最良の形態
[0027] 以下、 本発明の実施形態について図面を参照して説明する。 なお、 すべて の図面において、 共通の構成要素には同じ符号を付し、 適宜説明を省略する
[0028] まず、 本発明の理解を容易にするために、 本発明の概要について説明する
[0029] 図 1は、 本実施形態における H J F E Tの構成を示す断面図である。 図 1 に示した H J F E T 1 1 0において、 炭化珪素 (S i C ) からなる基板 1 0
上に、 窒化アルミニウム (A I N) 層からなるバッファ層 1 1、 I nyG 3 N (0≤ y≤ 1 ) からなるチャネル層 1 2および A I XG a i-xN (0≤ x≤ 1 ) からなるキャリア供給層 1 3がこの順に接して設けられている。
[0030] 本実施形態では、 チャネル層 1 2が、 アンドープ G a N層からなる。
[0031] また、 キャリア供給層 1 3は、 チャネル層 1 2上に設けられ、 少なくとも —層の P型層を含む。 本実施形態では、 キャリア供給層 1 3が、 p型 A l xG a^Nからなる。 この p型 A l xG ai-xN層は、 チャネル層 1 2に接するとと もにソース ドレイン間の領域全体にわたって設けられている。
[0032] H J F E T 1 1 0においては、 G a Nと A I G a Nの格子定数差に起因す るピエゾ分極効果および自発性分極効果に伴い、 チャネル層 1 2のキヤリァ 供給層 1 3との界面近傍に、 二次元電子ガス 1 4が形成される。 H J FET 1 1 0は、 ゲート電極に電圧を印加しない状態で、 ソース電極とゲート電極 との間の領域およびゲート電極とドレイン電極との間の領域において、 チヤ ネル層内に二次元電子ガスが生成する構成となっている。 つまり、 H J FE T 1 1 0の閾値電圧は負である。
[0033] また、 ソース電極 1 5 S、 ドレイン電極 1 5 Dおよびゲート電極 1 7は、 上記 P型層を介してチャネル層 1 2に対向するとともにキャリア供給層 1 3 上に設けられている。
具体的には、 p型 A I G a Nからなるキャリア供給層 1 3上には、 ソース 電極 1 5 Sおよびドレイン電極 1 5 Dが形成され、 それぞれ、 キヤリァ供給 層 1 3に対してオーム性接触がとられている。 ゲート電極 1 7は、 ソース電 極 1 5 Sおよびドレイン電極 1 5 Dと同一平面内に設けられており、 ゲート 電極 1 7の底面がソース電極 1 5 Sおよびドレイン電極 1 5 Dの底面と同一 水準に位置する。
[0034] また、 キャリア供給層 1 3上のソース電極 1 5Sとドレイン電極 1 5 Dで 挟まれた部位には、 ゲート電極 1 7が設けられ、 界面 1 3 Aにてキャリア供 給層 1 3とショットキー性接触がとられている。 ゲート電極 1 7の電位を調 整して二次元電子ガス 1 4の濃度を変調することにより、 トランジスタとし
て動作する。
[0035] また、 ソース電極 1 5 Sの上面からドレイン電極 1 5 Dの上面にわたって 、 ゲート電極 1 7が形成されたキャリア供給層 1 3上に S i Nからなる表面 保護膜 1 8が設けられ、 ソース電極 1 5 Sとドレイン電極 1 5 Dとの間の領 域を被覆している。
[0036] また、 H J F E T 1 1 0において、 p型 A I G a Nからなるキャリア供給 層 1 3の A I組成比 x、 p型 A I G a Nからなるキヤリア供給層 1 3の厚さ t、 p型 A I G a N中の不純物濃度 N Aおよび活性化率 7?が、
[数 3]
5.6xlOnx < NA 7 xt[cm-2] <5.6xl013 を満たす。
以下、 この点について説明する。
[0037] まず、 A I G a N G a Nヘテロ界面には、 I I I族原子と N原子間の自 発性分極および A I G a Nと G a Nの間の格子定数差に基づくピエゾ分極に 伴い、 固定電荷が発生する。 この分極電荷の面密度 σΡは、 A I G a N層の A I組成比 xの関数として下記式 (1 ) により近似できることが知られている
[0038] [数 4] σρ = +q x (0
[0039] 上記式 (1 ) において、 q (= 1. 6 X 1 0"
19C) は素電荷、 a (=5. 6 X 1 0
13cm"
2) は比例係数である。 分極電荷の符号は、 通常の G a面成長の 場合、 G a N上の A I G a N界面が正、 A I G a N上の G a N界面が負であ る。 一方、 P型 A I
層の厚さをセ、 p型不純物の濃度を N
A、 活性化率 を 77とすると、 イオン化不純物電荷の面密度 σ
Αは下記式 (2) によって表わ される。
[0040]
[数 5] σΑ A =一 — q nNA7}i (2)
[0041 ] なお、 p型 A I G a N層の厚さ tとは、 ゲート電極 1 7との接触部におけ るキヤリア供給層 1 3の厚さのことである。 図 1に示した H J F E T 1 1 0 では、 ゲート電極 1 7力 ソース電極 1 5 Sおよびドレイン電極 1 5 Dと同 —平面内に設けられており、 ゲート電極 1 7との接触部を含むソース電極 1 5 Sとドレイン電極 1 5 Dとの間の領域の全体において、 一様な厚さのキヤ リア供給層 1 3が設けられている。 また、 後述するように、 ゲート電極が、 キヤリァ供給層の一部を除去して形成された構成、 つまりいわゆるゲートリ セス構造である場合、 p型 A I G a N層の厚さ tは、 リセス部に接触して形 成されたゲート電極との接触面におけるキャリア供給層 1 3の厚さである。
[0042] ここで、 H J F E T 1 1 0の閾値電圧は負であるため、 ゲート電極 1 7に 電圧を印加しない状態で、 チャネル層 1 2のキャリア供給層 1 3との界面近 傍に、 二次元電子ガス 1 4が発生している。
[0043] この場合、 イオン化不純物電荷密度 σΑ (符号:負) の絶対値が分極電荷密 度 σΡ (符号:正) の絶対値より低ければ、 すなわち、 下記式 (3 ) を満たす 構成であれば、 G a Νからなるチャネル層 1 2の A I G a Nからなるキヤリ ァ供給層 1 3との界面近傍に、 二次元電子ガス 1 4が生成する。
[0045] また、 この条件を上記式 (1 ) および (2 ) を用いて書き直すと下記式 (
3 ' ) のようになる。
[0047] また、 A I G a Nからなるキャリア供給層 1 3に p型不純物をドーピング
することにより、 上に凸の伝導帯プロファイルが得られる。 このため、 電子 に対するエネルギー障壁が厚くなつてゲートトンネル電流が抑制できること が期待される。 しかし、 P型不純物濃度が低すぎる場合には、 エネルギー障 壁の厚さが不充分でゲートリーク電流の抑制効果が得られない可能性がある
。 一方、 p型不純物濃度が高過ぎる場合には、 二次元電子ガス 1 4が形成さ れない可能性があるが、 上記式 (3 ) または ( 3, ) を満たす構成とすること により、 二次元電子ガスを生成させることができる。
[0048] そこで、 素子構造パラメータと素子特性の関係を数値計算によって明らか にすることにより、 ゲートトンネル電流が低減される p型不純物濃度条件を 設計した。
[0049] まず、 ポアツソン方程式を解くことにより、 伝導帯エネルギー分布を計算 した。 図 2は計算された基板に垂直な方向の伝導帯エネルギー分布の一例を 示す図である。 図 2は、 キャリア供給層 1 3のゲート電極 1 7との界面 (距 離 = 0) からの距離を示し、 距離が長いほどゲート電極 1 7から遠ざかる。
[0050] 図 2においては、 A I G a Nからなるキャリア供給層 1 3における実効的 な不純物濃度、 つまり、 P型不純物濃度と活性化率の積である NAx ?7が、 0 cm-3、 5 X 1 017cm-3および 1 X 1 018 c m-3の三通りの計算結果を示した。 ここで、 A I G a N層の A I組成比 xは 2 0 %と仮定した。
[0051] また、 図 2において、 NAx ?7 = 0 cm-3の結果は、 図 1 5に示した従来の構 成の場合に対応している。 図 2に示したように、 NAX ?7 = 0 cm-3の場合、 A I G a N層内で直線状の伝導帯エネルギー分布が得られる。 このため、 ゲー ト界面における電子のトンネル障壁が薄くなり、 トンネル電流が増大する。
[0052] —方、 NAx 7? = 5 X 1 017cm-3の場合には、 負のイオン化不純物電荷に起 因して、 上に凸の伝導帯エネルギー分布が得られる。 このため、 ゲート界面 における電子のトンネル障壁が厚くなり、 トンネル電流が減少する。 NAX 77 = 1 X 1 018cm_3の場合には、 ゲート界面における電子のトンネル障壁がさ らに厚くなり、 トンネル電流がさらに減少すると期待される。
[0053] 次に、 伝導帯エネルギー分布の計算結果に基づいて、 A I G a Nからなる
キャリア供給層 1 3を介して流れるトンネル電流密度を計算した。
[0054] 図 3は、 トンネル電流密度から見積もられたゲートリーク電流の NAx ?7依 存性である。 A I組成比 Xは 1 5%、 20%、 25%の三通りの結果を示し た。 ここで、 p型 A I G a N層の厚さは t = 20 n mと仮定した。
[0055] 図 3より、 図中黒丸 (像) により表示した点を境界として、 高濃度側で逆 方向ゲートリーク電流が急激に減少することが示された。 そこで、 この点を もって NAx 7?の下限とする。 この点は、 上記式 (1 ) および式 (2) より、 | σΑ | = | σΡ | 1 00
となる条件である。 これより NAx ?7が高濃度側で逆方向ゲート電流が急激に 減少する。 これより、 ゲートリーク電流を効果的に低減させる条件として、 下記式 (4) または (4' ) が得られる。 なお、 下記式 (4) および (4' ) は、 上記式 (1 ) および (2) より互いに書き直すことができる。
[0057] [数 9] 「 cm—2] > 5.6x10
[0058] 上記式 (3' ) と (4' ) を組み合わせることにより、 チャネル内に二次元 電子ガスを形成できるとともに、 ゲート電流抑制効果が得られる条件は以下 のようになる。
5. 6 X 1 011 X <ΝΑΧ η x t [c m"2] <5. 6 x 1 013x
[0059] また、 ゲートリーク電流をより一層減少させるためには、 下記式 (5) を 満たす構成とすればよい。 この場合には、 逆方向ゲート電流がアンドープの 場合の 1 1 0倍程度にまで減少する。 また、 下記式 (5) を上記式 (1 ) および (2) を用いて書き直すと下記式 (5' ) のようになる。
[0060] [数 10] σ A |σ /10
[0061] [数 11]
W 4cm -―21] ^ > c5.6、x, 1l Λ01"2x (5
[0062] 次に、 最大ドレイン電流 I maxの ΝΑΧ 77依存性を計算した。
図 4は計算された I maxの ΝΑΧ 77依存性である。 図 4においては、 A I組成 比 X力《1 5%、 20%および 25%の三通りの結果を示した。 また、 キヤリ ァ供給層 1 3である p型 A I G a N層の厚さは t = 20 nmと仮定した。
[0063] 図 4より、 NAx 7?の増加とともに axは減少する。 しかしながら、 図 4中 では、 白丸 (〇) により表示した条件、 つまり | σΑ | = | σΡ | 2となる条 件を境界として、 それより低濃度であれば I maxの減少率は 50%以内に抑制さ れることが示された。 本条件をもって NAx 7?の上限とすれば、 Imax減少量を 50 %以内とすることができるので、 電流駆動能力の著しい低下をさらに確 実に抑制することができる。 この条件は、 下記式 (6) または (6' ) に示さ れる。 なお、 これらの式は、 上記式 (1 ) および (2) を用いて互いに書き 直すことができる。
[0066] I max減少量をさらに小さくする観点では、 下記式 (7) または (7') に示 される条件とすることが好ましい。 この場合には、 I maxの減少率は 20%以内 に抑制されることが示された。
[0069] 最後に、 閾値電圧 Vthの NAx ?7依存性を計算した。
図 5は計算された Vthの NAx ?7依存性である。 図 5においては、 A I組成比
X力《1 5%、 20%および 25%の三通りの結果を示した。 また、 p型 A I
G a N層の厚さは t = 20 n mと仮定した。
[0070] 図 5より、 NAx 7?の増加とともに、 Vthは正側に移動する。 図 5中に、 式 (
4) の臨界点、 つまり
| σΑ | = | σΡ | 1 00
となる条件を黒丸で示した。 また、 式 (6) の臨界点、 つまり
| σΑ | = | σΡ | /2
となる条件を白丸で示した。
[0071] また、 図 5より、 式 (4) かつ (6) を満たす範囲、 つまり
| σΡ | 1 00< | σΑ | < | σΡ | 2
を満たす範囲では、 Vthは負となることがわかる。
[0072] Vthが負となる条件においては、 ゲート電極 1 7に正電荷を印加しなくても 二次元電子ガス 1 4が生成されるため、 ゲート電極 1 7下のみならず、 ソー ス電極 1 5 Sとゲート電極 1 7の間のチャネル層 1 2内にも二次元電子ガス 1 4が生成される。 同様に、 ゲート電極 1 7とドレイン電極 1 5 Dの間のチ ャネル層 1 2内にも二次元電子ガス 1 4が生成される。
[0073] 本実施形態では、 背景技術の項で前述した特許文献 1の場合と異なり、 閾 値電圧が負であるため、 ゲート電極 1 7下のみに選択的に p型不純物をドー ビングしなくてもトランジスタとして動作するため、 プロセスが簡略になり 、 素子作製のコスト低下、 歩留り向上に繋がる。
[0074] さらに、 本実施形態では、 表面電荷の影響を受けやすいソース一ゲート間 、 ゲート一ドレイン間にも p型層が存在する。 このため、 p型層により表面 電荷の影響を部分的に遮蔽でき、 電流一電圧特性が表面状態に対して安定に
なる。 たとえば、 電流コラブス現象が抑制される。
[0075] 以上の考察より、 上記式 (4) または (4') を満たす構成とすることによ り、 ゲートリーク電流を効果的に抑制できることがわかる。 さらに、 ゲート リーク電流を抑制するとともに、 I maxの低減をさらに抑制するための NAx η の範囲は、 下記式 (8) または (8') で表される。
[0078] 上記式 (8) または (8') を満たす構成とすることにより、 ゲート電極 1 7下の電子に対するポテンシャル障壁を厚くし、 ゲートリーク電流を減少さ せるとともに、 所定の最大ドレイン電流および閾値電圧を有する I I I族窒 化物系 H J FETが得られる。 これにより、 H J FETの高周波性能、 電力 性能をさらに向上させることができる。 なお、 図 5を参照して前述したよう に、 下記式 (8) または (8') を満たす構成において、 閾値電圧 Vthは負で ある。
[0079] さらに、 NAX ?7のより一層好ましい範囲は、 下記式 (9) または (9') で 表される。
[0081] [数 19]
5.6xl01 < cm "J]< 1.12 10 以上においては、 A I G a N層からなるキャリア供給層 1 3内の p型不純 濃度が実質的に均一である場合について説明した。
[0083] A I G a N層からなるキャリア供給層の内部における NAおよび 77が不均一 な場合には、 上記式 (8' ) および (9' ) において、 それぞれ、 NAx ?? x t の部分を下記式に読み替えて、 より一般化した式 (8' ' ) および (9' ' ) を 用いることにより、 同様に計算できる。
[0084] [数 20]
[0085] [数 21]
5.6Χ10ΠΛ < <2.8xl013Jf (8")
[0087] ここで、 NA (y) は不純物濃度分布、 ?7 (y) は活性化率分布で、 積分は 基板に垂直な方向に行う。 積分範囲は A I G a Nキャリア供給層 1 3のチヤ ネル層 1 2との界面からゲート電極 1 7との界面までとする。 なお、 図 1の H J FET 1 1 0では、 NA (y) および? 7 (y) がそれぞれ一定値 NAおよび 77であるため、 上記積分値が ΝΑΧ η x tとなる。
[0088] 図 1では、 p型層中の A I組成比が、 積層方向において一定である構成を 示した。 次に、 図 6を参照して、 p型層中の A I組成比が、 積層方向におい て一定でない場合について説明する。
図 6は、 本実施形態における H J FETの別の構成を示す断面図である。 図 6に示した H J FET 1 20は、 図 1に示した H J F E T 1 1 0において 、 p型 A I G a N層からなるキャリア供給層 1 3を p型傾斜組成 A I G a N 層からなるキャリア供給層 23で置き換えたものである。
[0089] ここで、 A I G a N層からなるキャリア供給層 23の A I組成比 xは、 チ ャネル界面 (x = Xl) から表面 (x = x2) に向かって連続的に減少している ( χι> x2) 。 なお、 図 6等において、 A I G a N層の A I組成比 Xについて
、 チャネル界面 (X = X 1) から表面 (χ = χ 2) に向かって連続的に減少して いることを、 「x = X 1→ χ 2」 とも表す。
[0090] また、 H J FET 1 20はプレーナ構造である。 つまり、 ゲート電極 1 7 力 ソース電極 1 5 Sおよびドレイン電極 1 5 Dと同一平面内に設けられて おり、 ゲート電極 1 7の底面がソース電極 1 5 Sおよびドレイン電極 1 5 D の底面と同一水準に位置する。 このため、 A I G a N層からなるキャリア供 給層 23のゲート電極 1 7との界面 23 Aにおける A I組成比 xaは x2に等し い。
[0091] 上記式 (1 ) より、 A I G a N層からなるキャリア供給層 23の G a N層 からなるチャネル層 1 2との界面に発生する分極電荷の面密度 σΡは下記式 ( 1 0) によって表される。
[0092] [数 23] XP = +q x1 do)
[0093] A I G a N層上に G a N層を積層した場合には、 ヘテロ界面に負の分極電 荷が離散的に発生する。 したがって、 A I G a Nかららなるキャリア供給層 23内で A I組成比を連続的に減少させてやれば、 A I G a N層内に連続的 な負の分極電荷が発生する。 上記式 ( 1 ) より、 ゲート下の A I G a N層内 部に発生するこの分極電荷の面密度 ( G) は下記式 (1 1 ) によって表され る。
[0094] [数 24] o-G = - (11)
[0095] この分極電荷は不純物のイオン化による電荷と電気的には等価に作用する ので、 キャリア供給層 23内に発生する全固定電荷密度はイオン化電荷密度 σΑと分極電荷密度 Gの和になる。
[0096] 上記式 (3) より、 G a Νチャネル層 1 2の A I G a Νキャリア供給層 2 3との界面近傍に二次元電子ガス 1 4が形成されるための条件は、 下記式 (
1 2) のようになる。
[0097] [数 25] び」 +Iび (?lく k l (12)
[0098] この条件を上記式 (2) 、 (1 0) および (1 1 ) を用いて書き直すと. 以下のようになる。
[0099] [数 26]
¾?? cm-2]<5.6xl013xa (12')
[0100] こうすることにより、 チャネル内に二次元電子ガス 1 4が生成する。
[0101] また、 上記式 (4) より、 ゲートリーク電流抑制効果が得られる条件は以 下のようになる。
| σΑ | + | σα | > | σΡ | /Ί 00
この条件を上記式 (2) 、 (1 0) および (1 1 ) を用いて書き直すと、 以下のようになる。
NAx η X t [cm-2] +5. 6 x l 013 (x「xa) >5. 6 x 1 O11 X1
[0102] 上記式 (1 2') と組み合わせることにより、 チャネル内に二次元電子ガス が形成できるとともに、 ゲート電流抑制効果が得られる条件は以下のように なる。
5. 6 X 1 011 Χ!<ΝΑΧ 77 X t [ c m-2] + 5. 6 Χ 1 013 ( Χ「Χ 3) < 5. 6 X 1 013 Χ !
[0103] また、 上記式 (8) より、 ゲートリーク電流抑制効果が得られるとともに 、 Imax、 Vthがより好ましい範囲であるための NAX ?7の範囲は下記式 (1 3) または (1 3') で表される。 これらは、 上記式 (2) 、 (1 0) および (1 1 ) を用いて書き直すことができる。
[0104] [数 27]
(13)
[0105] [数 28] ί.όχΐθ
11^ < Ν
Αηί[ cm "
2 ] + 5. x 10" - ¾ ) < 2 , S x 10
13 ^ ! (13')
[0106] 上記式 (9) より、 さらに好ましい NAx 7?の範囲は下記式 (1 4) または
(1 4') で表される。 これらは、 上記式 (2) 、 (1 0) および (1 1 ) を 用いて書き直すことができる。
[0107] [数 29] び 10 <|
(14)
[0109] なお、 A I G a Ν層からなるキャリア供給層 23の内部で ΝΑおよび? 7が不 均一な場合には、 上記式 ( 1 3' ) および ( 1 4' ) において、 NAx ?7 X tの 部分を下記式に読み替える。
[0110] [数 31]
[0111] ここで、 NA (y) は不純物濃度分布、 η (y) は活性化率分布で、 積分は 基板に垂直な方向に行う。 積分範囲は A I G a Nからなるキャリア供給層 2 3のチャネル層 1 2との界面からゲート電極 1 7との界面までとする。
[0112] 次に、 本発明の実施例について図面を参照して説明する。
[0113] (第一の実施例)
図 1は、 本実施例の H J F E Tの構成を示す断面図である。 このような H J FETは、 以下のようにして作製される。
[0114] まず、 (0001 ) S i C基板 1 0上に、 たとえば有機金属気相成長 (M e t a l o r g a n i c C h em i c a l Va p o r D e p o s i t i o n : MOCVDと略する) 法により、 以下の層を順次成長させる。
アンドープ A I Nからなるバッファ層 1 1 : 20 n m
アンドープ G a Nからなるチャネル層 1 2 :
P型 A I XG a i-xNからなるキャリア供給層 1 3 (x = 0. 2) : 20 nm
[0115] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なる力 p型 A I G a Nから なるキヤリア供給層 1 3の膜厚 20 n mは転位発生の臨界膜厚以下である。
P型不純物としては、 たとえば、 マグネシウム (Mg) または亜鉛 (Z n) などを用いる。
[0116] キャリア供給層 1 3上には、 たとえば、 チタン (T i ) アルミニゥム ( A I ) ニオビゥム (N b) 金 (A u) などの金属を蒸着、 ァロイ処理す ることにより、 ソース電極 1 5S、 ドレイン電極 1 5 Dをそれぞれ形成し、 オーム性接触をとる。 次に、 キャリア供給層 1 3上つまり A I G a N層表面 のソース電極 1 5Sとドレイン電極 1 5 Dに挟まれた部位には、 たとえば、 ニッケル (N i ) A uなどの金属を蒸着、 リフトオフによりゲート電極 1 7を形成する。 こうして、 キヤリア供給層 1 3との界面 1 3 Aにてショット キー接触をとる。 最後に、 たとえば、 プラズマ気相成長 (P I a sma-E n h a n c e d C h em i c a l v a p o r D e p o s i t i o n : P ECVDと略する) 法を用いて S i Nからなる表面保護膜 1 8をたとえば 1 00 nm程度成長する。 このようにして、 図 1のような半導体装置が作製 される。
[0117] キャリア供給層 1 3として機能する A I G a N層 1 3の p型不純物の濃度 NAおよび活性化率? 7は、 上記式 (8') を満たす組合せとする。
[0118] このような H J FETにおいては、 上述した原理に基づいてゲートリーク 電流抑制効果が得られるとともに、 Imax、 Vthがさらに好ましい範囲内になる 。 一例として、 NA= 1 X 1 018 c m- 3、 ?7 = 0. 5に設定した場合、 実効的な 不純物濃度は 5 X 1 017c rrr3となる。 このとき、 ゲートリーク電流は従来技 術つまりキャリア供給層がアンドープ A l 2G a 8Nからなる場合の約 1 2% にまで抑制される。 また、 従来技術と比較した Imax減少幅は約 9%であり、 か つ、 Vthは約 _2. 3Vとなる。
[0119] (第二の実施例)
図 6は、 本発明による H J FETの第二の実施例の断面構造を示す図であ る。 本実施例は、 図 1に示した第一の実施例において、 p型 A I G a N層か らなるキャリア供給層 1 3を下記のような p型傾斜組成 A I G a Nからなる キャリア供給層 23で置き換えたものである。
P型傾斜組成 A I XG a i_xNからなるキャリア供給層 23 (0. 1 75≤ x≤ 0. 2) : 20 n m
[0120] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なるが、 p型傾斜組成 A I G a N層の膜厚 20 n mは転位発生の臨界膜厚以下である。
[0121] p型不純物としては、 たとえば、 Mgまたは Z nなどを用いる。 p型傾斜 組成 A I XG a i-xN層つまりキャリア供給層 23の A I組成比は、 チャネル層 1 2との界面 (X1=0. 2) から表面 (x2=0. 1 75) に向かって連続的 に減少している (x = 0. 2→0. 1 75) 。
[0122] 本実施例はプレーナ構造であり、 キャリア供給層 23のゲート電極 1 7と の界面 23 Aにおける A I組成比 xaは x2=0. 1 75に等しい。
[0123] また、 キャリア供給層 23を形成する際には、 MOCVD装置のガス導入 管からのトリメチルガリウム (TMG) 、 トリメチルアルミニウム (TMA ) 、 アンモニア (NH3) ガスの供給量を調整し、 トリメチルアルミニウム ( TMA) 、 アンモニア (NH3) の供給量を一定に保つとともに、 トリメチル ガリウム (TMG) の供給量を徐々に増加させる。
[0124] キャリア供給層 23の p型不純物の濃度 NA、 活性化率? 7は、 上記式 (1 3' ) を満たす組合せとする。 このような H J FETにおいては、 上述した原理 に基づいてゲート電流抑制効果が得られるとともに、 Imax、 Vthがさらに好ま しい範囲内になる。
[0125] —例として、 NA=5 X 1 017cm-3、 77 = 0. 6に設定した場合、 実効的な 不純物濃度は 3 X 1 017cm_3となる。 このとき、 ゲートリーク電流は、 キヤ リア供給層がアンドープ A I Q.2G aQ 8Nの一様組成である構成の約 4%にまで 抑制される。 また、 この構成と比較した Imax減少幅は約 1 8%であり、 かつ、
Vthは約一 2 . 2 Vとなる。
[0126] 本実施例では p型のキャリア供給層 2 3として傾斜組成 A I G a Nを用い るため、 一様組成 A I G a Nを用いた第一の実施例より低い不純物濃度にて ゲート電流抑制効果が得られる。 不純物濃度が低いほど活性化率が改善する 傾向があるため、 ェピタキシャル成長の制御性が向上し、 素子特性の歩留り 、 再現性がさらに改善される。
[0127] なお、 本実施例では p型 A I G a Nからなるキャリア供給層 2 3を、 A I 組成比が連続的に減少する傾斜組成 A I G a N層で構成したが、 これに限ら ず、 階段状に A I組成が減少する構成を採用してもよく、 二層ないしは三層 以上の階段組成 A I G a N層とすることもできる。
[0128] (第三の実施例)
図 7は、 本実施例の H J F E Tの構成を示す断面図である。
[0129] 図 7において、 S i Cからなる基板 3 0上に、 アンドープ A I Nからなる バッファ層 3 1、 アンドープ G a Nからなるチャネル層 3 2および p型 A I G a Nからなるキャリア供給層 3 3が順次積層されている。 〇 3 1\1と八 1 0 a Nの格子定数差に起因するピエゾ分極効果および自発性分極効果に伴い、 チャネル層 3 2のキヤリア供給層 3 3との界面近傍には、 二次元電子ガス 3 4が形成される。
[0130] A I G a Nからなるキャリア供給層 3 3上には、 ソース電極 3 5 S、 ドレ イン電極 3 5 Dが形成され、 オーム性接触がとられている。 A I G a Nキヤ リア供給層 3 3上には S i Nからなる表面保護膜 3 6を形成する。 表面保護 膜 3 6とキヤリァ供給層 3 3の一部をエツチング除去して形成したリセス部 上に、 ゲート電極 3 7が形成され、 界面 3 3 Aにてキャリア供給層 3 3との ショットキ一性接触がとられている。 ゲート電極 3 7の一部がキャリア供給 層 3 3に埋設されている。
[0131 ] ここで、 ゲート電極 3 7はドレイン電極 3 5 D側に向かって張り出した庇 部 3 7 Fを有し、 庇部にてゲート電極 3 7は表面保護膜 3 6に接している。
[0132] このような半導体装置は以下のようにして作製される。 (0 0 0 1 ) S i
C基板 30上に、 たとえば MO CVD法により、 以下の層を順次成長させる アンドープ A I Nからなるバッファ層 31 : 20 n m
アンドープ G a Nからなるチャネル層 32 2 um
P型 A I XG a i_xNからなるキャリア供給層 33 (x = 0. 2) : 40 n m [0133] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なる力 キャリア供給層 33 として機能する P型 A I XG a i-xN層の膜厚 40 n mは転位発生の臨界膜厚以 下である。 p型不純物としては、 たとえば、 Mgまたは Z nなどを用いる。 A I G a N層上には、 たとえば、 T i /Ik I H b A uなどの金属を蒸着 、 ァロイ処理することにより、 ソース電極 35 S、 ドレイン電極 35 Dをそ れぞれ形成し、 オーム性接触をとる。
[0134] 次に、 たとえば、 P ECVD法を用いて S i Nからなる表面保護膜 36を たとえば 1 00 nm程度成長する。 表面保護膜 36のソース電極 35 Sとド レイン電極 35 Dに挟まれた部位には、 エッチング除去により開口部を形成 する。
[0135] 次に、 表面保護膜 36をマスクとして、 たとえば、 塩素 (C I 2) 系ガスを 用いたドライエッチング装置を用いてキャリア供給層 33の一部をエツチン グ除去することによリリセス部を形成する。 リセス部上には、 N i ZA uな どの金属を蒸着、 リフトオフにより庇部 37 Fを有するゲート電極 37を形 成する。 こうして、 A I G a N層との界面 33 Aにてショットキー接触をと る。 以上の手順により、 図 7に示した H J FETが作製される。
[0136] 本実施例においても、 キャリア供給層 33の p型不純物の濃度 NA、 活性化 率 77は上記式 (8') を満たす組合せとする。 本実施例では、 ゲート電極 37 力 キヤリァ供給層 33の一部を除去して形成されたリセス部に接触して形 成されており、 上記式 (8') における p型 A I G a N層厚 tとは、 ゲート界 面 33 Aとチャネル層 32で挟まれた部分に存在する p型層の厚さ、 つまり リセス部とチャネル層 32との間における p型層の厚さである。 本実施例の 場合、 たとえば、 t =20 nmとする。
[0137] このような H J F E Tにおいては、 上述した原理に基づいてゲートリーク 電流抑制効果が得られるとともに、 I max、 Vthがさらに所望の範囲内になる。 —例として、 八 1組成比乂を0. 2、 p型不純物濃度 NAを 1 X 1 018c m-3、 活性化率 77を 0. 5に設定した場合 (実効的な不純物濃度は 5 X 1
) には、 ゲートリーク電流は従来技術 (アンドープ A I G a N) の約 1 2% にまで抑制される。 また、 従来技術と比較した I max減少幅は約 9%であり、 か つ、 Vthは約 _2. 3 Vとなる。
[0138] また、 本実施例では、 キャリア供給層 33の一部をエッチング除去したリ セス部にゲート電極 37が形成されている。 このため、 二次元電子ガス層 3 4とゲート電極 37の距離を小さくして相互コンダクタンスを高く保ったま まで、 二次元電子ガス層 34と A I G a N表面の距離を大きくでき、 プレー ナ構造の第一の実施例と比較して、 電流コラプスのような表面トラップに起 因した不安定性を抑制できる。
[0139] さらに、 ゲート電極 37が S i Nからなる表面保護膜 36に接した庇部 3 7 Fを有する。 この庇部 37 Fはいわゆるフィールドブレート電極として機 能する。 すなわち、 庇部 37 F下に空乏層が形成され、 ゲート一ドレイン間 の電界強度が低減され、 庇部を具備しない第一の実施例と比較して、 ゲート 耐圧が改善される。
[0140] (第四の実施例)
図 8は、 本実施例の H J F E Tの構成を示す断面図である。 本実施例は、 図 7に示した第三の実施例において、 p型 A I G a Nからなるキャリア供給 層 33を、 以下に示す p型傾斜組成 A I G a N層からなるキャリア供給層 4 3で置き換えたものである。
P型傾斜組成 A I XG a i_xNからなるキャリア供給層 43 (0. 1 5≤ x≤0 . 2) : 40 n m
[0141] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なる力 キャリア供給層 43 を構成する P型傾斜組成 A I G a N層の膜厚 40 n mは転位発生の臨界膜厚 以下である。 p型不純物としては、 たとえば、 Mgまたは Z nなどを用いる
[0142] キャリア供給層 43として機能する p型傾斜組成 A l xG a i_xN層の A I組 成比は、 G a Nからなるチャネル層 32との界面 (Χ1=0. 2) から表面 ( χ2=0. 1 5) に向かって連続的に減少している (X = 0. 2→0. 1 5)
[0143] 本実施例では、 リセス構造を採用しているため、 ゲート界面 43 Αにおけ る A I組成比 xaが、 Xlと x2の間の値、 たとえば、 xa=0. 1 75になる。
A I G a N層の p型不純物の濃度 NA、 活性化率 7?は上記式 (1 3') を満たす 組合せとする。 本実施例においては、 ゲート電極 37力 キャリア供給層 4 3の一部を除去して形成されたリセス部に接触して形成されており、 上記式 ( 1 3' ) における p型 A I G a N層厚 tとは、 ゲート界面 43 Aとチャネル 層 32で挟まれた部分に存在する p型層の厚さ、 つまりリセス部とチャネル 層 32との間における p型層の厚さである。 本実施例の場合、 たとえば、 t =20 n mとする。
[0144] このような H J FETにおいては、 上述した原理に基づいて、 ゲートリー ク電流抑制効果が得られるとともに、 Imax、 Vthがさらに所望の範囲内になる 。 一例として、 NA=5 X 1 017cm-3、 77 = 0. 6に設定した場合 (実効的な 不純物濃度は 3 X 1 O^c m-3) には、 ゲートリーク電流は従来技術 (アンド ープ一様組成 A l o.2G a08N) の約 4%にまで抑制される。 また、 従来技術と 比較した I max減少幅は約 1 8 %であり、 かつ、 Vthは約一 2. 2 Vとなる。
[0145] また、 本実施例では、 p型キャリア供給層として傾斜組成 A I G a Nを用 いるため、 一様組成 A I G a Nを用いた第三の実施例より低い p型不純物濃 度にてゲート電流抑制効果が得られる。 不純物濃度が低いほど活性化率が改 善する傾向があるため、 ェピタキシャル成長の制御性が向上し、 素子特性の 歩留り、 再現性がさらに改善される。
[0146] なお、 本実施例では p型のキヤリァ供給層 43を傾斜組成 A I G a N層で 構成したが、 もちろん、 二層ないしは三層以上の階段組成 A I G a N層で構 成してもよい。
[0147] (第五の実施例)
図 9は、 本実施例の H J F E Tの構成を示す断面図である。
[0148] 図 9において、 S i C基板 50上に、 アンドープ A I Nからなるバッファ 層 51、 アンドープ G a Nからなるチャネル層 52、 p型 A I XG a N層 5 31、 アンドープ A I XG a i_xN層 532が順次積層されている。
[0149] G a Nと A I G a Nの格子定数差に起因するピエゾ分極効果および自発性 分極効果に伴い、 チャネル層 52のp型A l xG a1-xN層531 との界面近傍 には、 二次元電子ガス 54が形成される。
[0150] アンドープ A I G a N層 532上には、 ソース電極 55 S、 ドレイン電極
55 Dが形成され、 オーム性接触がとられている。 アンドープ A I G a N層 532上には S i Nからなる表面保護膜 56を形成する。
[0151] 表面保護膜 56とアンドープ A I G a N層 532の一部をエッチング除去 して形成したリセス部上には、 ゲート電極 57が形成され、 界面 53 Aにて A I G a N層 532とのショットキー性接触がとられている。 ここで、 ゲー ト電極 57はドレイン電極 55 D側に向かって張り出した庇部 57 Fを有し 、 庇部にてゲート電極 57は表面保護膜 56に接している。
[0152] このような H J FETは、 以下のようにして作製される。
まず、 (0001 ) S i C基板 50上に、 たとえば MOC V D法により、 下記に示す順および膜厚で順次成長させる。
アンドープ A I Nからなるバッファ層 51 : 20 n m
アンドープ G a Nからなるチャネル層 52 :
p型 A I XG a —xN層 531 ( x = 0. 2) : 20 n m
アンドープ A I XG aト XN層 532 (x = 0. 2) : 20 n m
[0153] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なる力 p型 A l xG a i_xN層
531 とアンドープ A I XG a i-xN層 532との膜厚の和 40 n mは転位発生 の臨界膜厚以下である。 P型不純物としては、 たとえば、 Mgまたは Z nな どを用いる。
[0154] アンドープ A I XG a i—xN層 532上には、 たとえば、 T i ZA I ZN bZ
A uなどの金属を蒸着、 ァロイ処理することにより、 ソース電極 55 S、 ド レイン電極 55 Dをそれぞれ形成し、 オーム性接触をとる。
[0155] 次に、 たとえば、 P ECVD法を用いて絶縁保護膜 56として機能する S i N膜をたとえば 1 00 nm程度成長する。 S i N膜のソース電極 55 Sと ドレイン電極 55 Dに挟まれた部位には、 エッチング除去により開口部を形 成する。
[0156] 次に、 たとえば、 S i N膜をマスクとして、 C I 2系ガスを用いたドライエ ツチング法により、 ソース電極 55 Sとドレイン電極 55 Dとの間の所定の 領域において、 アンドープ A I G a N層 532の一部を選択的にエッチング 除去することにより、 アンドープ A I G a N層 532にリセス部を形成する
[0157] リセス部上には、 N i ZA uなどの金属を蒸着、 リフトオフにより庇部 5 7 Fを有するゲート電極 57を形成する。 こうして、 A I G a N層との界面 53 Aにてショットキー接触をとる。 このようにして、 図 9に示した半導体 装置が作製される。
[0158] 本実施例において、 p型 A I XG a i_xN層 531中の p型不純物の濃度 NA、 活性化率 7は上記式 (8') を満たす組合せとする。 ここで、 上記式 (8') における P型 A I G a N層厚 tとは、 ゲート界面 53 Aとチャネル層 52で 挟まれた部分に存在する P型層の厚さであり、 本実施例の場合、 t =20 n mである。
[0159] このような H J FETにおいては、 上述した原理に基づいてゲートリーク 電流抑制効果が得られるとともに、 Imax、 Vthがさらに所望の範囲内になる。 —例として、 p型不純物濃度 NAを 1 X 1 018c m-3、 活性化率 7?を 0. 5に設 定した場合 (実効的な不純物濃度は 5 X 1 O^cm-3) には、 ゲートリーク電 流は従来技術 (アンドープ A I 0.2G a0.8N) の約 1 2%にまで抑制される。 ま た、 従来技術と比較した I max減少幅は約 90/0となる。
[0160] また、 本実施例では、 アンドープ A I XG a i-xN層 532の一部をエツチン グ除去したリセス部にゲート電極 57が形成されている。 このため、 リセス
深さが若干変動してもゲート下の p型不純物のィォン化電荷密度 σΑは変化し ない。 このため、 ρ型 A I XG a i_xN層 531内部にリセス部を形成する第三 の実施例と比較して、 プロセス余裕度が改善し、 素子特性の面内均一性が改 善される。
[0161] (第六の実施例)
図 1 0は、 本実施例の H J F E Tの構成を示す断面図である。 本実施例は 、 図 9に示した第五の実施例において、 p型 A I XG a i-xN層 531およびァ ンドープ A I XG a i-xN層 532を、 それぞれ、 以下の A I G a N層構造で置 き換えたものである。
P型傾斜組成 A I XG aト XN層 631 (0. 1 75≤ x≤ 0. 2) : 20 n m アンドープ A l xG aト XN層 632 (x = 0. 1 75) : 20 n m
[0162] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なるが、 p型傾斜組成 A I XG ai-xN層 631 とアンドープ A I XG ai-xN層 632との膜厚の和 40 n mは 、 転位発生の臨界膜厚以下である。
[0163] p型傾斜組成 A I XG a i_xN層 631中の p型不純物は、 たとえば、 Mgま たは Z nとする。 p型傾斜組成 A I XG a i_xN層 631の A I組成比は、 チヤ ネル層 52との界面 (x O. 2) からアンドープ A I XG a 層 632と の界面 (x2=0. 1 75) に向かって連続的に減少している (x = 0. 2→ 0. 1 75) 。
[0164] リセス部はアンドープ A I XG a i_xN層 632の一部をエッチング除去して 形成されるので、 ゲート電極 57との界面 63 Aにおける A I組成比 xaは x2 =0. 1 75に等しい。
[0165] A I G a N層 631の p型不純物の濃度 N A、 活性化率 7?は上記式 (1 3') を満たす組合せとする。 ここで、 上記式 (1 3') における p型 A I G a N層 厚 tとは、 ゲート界面 63 Aとチヤネル層 52で挟まれた部分に存在する p 型層の厚さであり、 本実施例の場合、 t =20 nmである。
[0166] このような H J FETにおいては、 上述した原理に基づいてゲート電流抑 制効果が得られるとともに、 Imax、 Vthがさらに所望の範囲内になる。 一例と
して、 NA=5 X 1 0"Cm-3、 77 = 0. 6に設定した場合 (実効的な不純物濃 度は 3 X 1 0"c m-3) には、 ゲートリーク電流は従来技術 (アンドープ一様 組成 A l o.2G a0.8N) の約 4%にまで抑制される。 また、 従来技術と比較した
I max減少幅は約 1 8 %となる。
[0167] また、 本実施例では、 p型のキャリア供給層として傾斜組成 A I G a Nを 用いるため、 一様組成の A I G a Nを用いた第五の実施例より低い p型不純 物濃度にてゲート電流抑制効果が得られる。 不純物濃度が低いほど活性化率 が改善する傾向があるため、 ェピタキシャル成長の制御性が向上し、 素子特 性の歩留り、 再現性が改善される。
[0168] なお、 本実施例では p型キャリア供給層を p型傾斜組成 A I G a N層 63
1で構成したが、 もちろん、 二層ないしは三層以上の階段組成 A I G a N層 で構成してもよい。
[0169] (第七の実施例)
[0170] 図 1 1は、 本実施例の H J F E Tの構成を示す断面図である。
[0171] 図 1 1において、 S i Cからなる基板 70上に、 アンドープからなる A I Nバッファ層 7 1、 アンドープ G a Nからなるチャネル層 72、 p型 A I XG aト XN層 731、 アンドープ A I XG aト XN層 732および n型 A I XG 31-ΧΝ 層 733がこの順に積層されている。 G a Νと A I G a Nの格子定数差に起 因するピエゾ分極効果および自発性分極効果に伴い、 チャネル層 72として 機能する G a N層の p型 A I XG a i_xN層 731 との界面近傍には、 二次元電 子ガス 74が形成される。
[0172] n型 A I XG a i_xN層 733上には、 ソース電極 75 Sおよびドレイン電極 75 Dが形成され、 オーム性接触がとられている。 n型 A I XG a i_xN層 73 3上には、 S i N膜からなる絶縁性の表面保護膜 76を形成する。 S i N膜 および n型 A I XG aト XN層 733と、 アンドープ A I XG aト XN層 732の一 部とをエッチング除去して形成したリセス部上に、 ゲート電極 77が形成さ れ、 界面 73 Aにて A I XG a i-xN層 732とのショットキ一性接触がとられ ている。 ここで、 ゲート電極 77はドレイン電極 75 D側に向かって張り出
した庇部 77 Fを有し、 庇部にてゲート電極 77は表面保護膜 76に接して いる。
[0173] このような H J FETは、 以下のようにして作製される。
まず、 (0001 ) S i C基板 70上に、 たとえば MOC V D法により、 以下の層を順次形成する。
アンドープ A I Nからなるバッファ層 7 1 : 20 n m
アンドープ G a Nからなるチャネル層 72 2 um
p型 A I XG aト XN層 731 ( x = 0. 2) : 20 n m
アンドープ A I XG aト XN層 732 ( x = 0. 2) : 1 0 n m
n型 A l xG aト XN層 733 ( x = 0. 2) : 1 0 n m
[0174] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なる力 A I G a N層 (p型 A I XG aト XN層 731、 アンドープ A I XG aト XN層 732および n型 A I XG ai_xN層 733) の膜厚の和 40 nmは転位発生の臨界膜厚以下である。
[0175] p型 A I XG a i_xN層 731中の p型不純物としては、 たとえば、 Mgまた は Z nなどを用い、 n型 A I XG a i_xN層 733中の n型不純物としてはたと えば、 珪素 (S i ) を用いる。
[0176] n型 A I XG a^xN層 733上には、 たとえば、 T i ZA l ZN bZA uな どの金属を蒸着、 ァロイ処理することにより、 ソース電極 75 S、 ドレイン 電極 75 Dをそれぞれ形成し、 オーム性接触をとる。
[0177] 次に、 たとえば、 P ECVD法を用いて表面保護膜 76として機能する S i N膜をたとえば 1 00 nm程度成長する。 S i N膜のソース電極 75 Sと ドレイン電極 75 Dに挟まれた部位には、 エッチング除去により開口部を形 成する。 次に、 S i N膜をマスクとして、 たとえば、 C I 2系ガスを用いたド ライエッチング装置を用いて n型 A I XG a i_xN層 733とアンドープ A I XG ai-xN層 732の一部とをエッチング除去することによりリセス部を形成する 。 リセス部上に、 N i ZA uなどの金属を蒸着し、 リフトオフにより庇部 7 7 Fを有するゲート電極 77を形成する。 こうして、 ゲート電極 77のアン ドープ A I XG a i-xN層 732との界面 73 Aにてショットキ一接触をとる。
このようにして、 図 1 1のような H J F E Tが作製される。
[0178] p型 A I XG a i_xN層 731の p型不純物の濃度 NA、 活性化率? 7は上記式 (
8') を満たす組合せとする。 ここで、 上記式 (8') における p型 A I G a N層厚 tとは、 ゲート界面 73 Aとチャネル層 72で挟まれた部分に存在す る P型層の厚さであり、 本実施例の場合、 t =20 nmである。
[0179] このような H J FETにおいては、 上述した原理に基づいてゲートリーク 電流抑制効果が得られるとともに、 Imax、 Vthがさらに所望の範囲内になる。 —例として、 p型不純物濃度 NAを 1 X 1 018cm_3、 活性化率 7?を 0. 5に設 定した場合 (実効的な不純物濃度は 5 X 1 017cm-3) には、 ゲートリーク電 流は従来技術 (アンドープ A I 0.2G a0.8N) の約 1 2%にまで抑制される。 ま た、 従来技術と比較した I max減少幅は約 90/0となる。
[0180] また、 本実施例では、 n型 A I G a N層 733内に、 正のイオン化不純物 電荷が発生する。 このため、 ォーミック電極 (ソース電極 75 Sおよびドレ イン電極 75 D) 下の A I XG a i-xN層 731内の負の分極電荷が打ち消され て空乏層が縮小し、 電子に対するポテンシャル障壁が低下して、 ォーミック 接触抵抗が低減される。
[0181] (第八の実施例)
図 1 2は、 本実施例の H J FETの構成を示す断面図である。 本実施例は 、 図 1 1に示した第七の実施例において、 A I G a N層 (p型 A I XG 31.ΧΝ 層 731、 アンドープ A I XG aト XN層 732および n型 A I XG a i_xN層 73 3) を下記のような A I G a N層構造で置き換えたものである。
P型傾斜組成 A I XG aト XN層 831 (0. 1 75≤ χ≤ 0. 2) : 20 η m アンドープ A I XG aト ΧΝ層 832 ( χ = 0. 1 75) : 1 0 n m
n型傾斜組成 A I XG aト XN層 833 (0. 1 75≤ x≤ 0. 2) : 1 0 n m
[0182] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なる力 A I G a N層 (p型 傾斜組成 A I XG aト XN層 831、 アンドープ A I XG aト x N層 832、 n型傾 斜組成 A I XG a i-xN層 833) の膜厚の和 40 n mは転位発生の臨界膜厚以 下である。
[0183] p型傾斜組成 A I XG a i_xN層 831中の p型不純物としては、 たとえば、 Mgまたは Z nなどを用い、 n型傾斜組成 A I XG a i_xN層 833中の n型不 純物としてはたとえば、 S i を用いる。
[0184] p型傾斜組成 A I XG a i_xN層 831の A I組成比は、 チャネル層 72との 界面 (x O. 2) からアンドープ A I XG aト XN層 832との界面 (x2=0 . 1 75) に向かって連続的に減少させる (x = 0. 2→0. 1 75) 。 n 型傾斜組成 A I XG aト XN層 833の A I組成比は、 アンドープ A I XG 3 ι_χΝ 層 832との界面 (χ2=0. 1 75) から表面 (χ3=0. 2) に向かって連 続的に増加させる (χ = 0. 1 75→0. 2) 。
[0185] リセス部は η型傾斜組成 A I XG a i-xN層 833とアンドープ A I XG 3 ι_χΝ 層 832の一部とをエッチング除去して形成するので、 ゲート電極 77との 界面 83 Αにおける A I組成比 xaは χ2=0. 1 75に等しい。 ρ型傾斜組成 Α 631-)(1\1層831の p型不純物の濃度 NA、 活性化率? 7は上記式 (1 3') を満たす組合せとする。 ここで、 上記式 (1 3') における p型 A I G a N層 厚 tとは、 ゲート界面 83 Aとチャネル層 72で挟まれた部分に存在する p 型層の厚さであり、 本実施例の場合、 t =20 nmである。
[0186] このような H J FETにおいては、 上述した原理に基づいてゲートリーク 電流抑制効果が得られるとともに、 Imax、 Vthがさらに所望の範囲内になる。 —例として、 NA=5 X 1 0"C m-3、 77 = 0. 6に設定した場合 (実効的な不 純物濃度は 3 X 1 0" c m-3) には、 ゲートリーク電流は従来技術 (アンド一 プ一様組成 A I 0.2G a08N) の約 4%にまで抑制される。 また、 従来技術と比 較した I max減少幅は約 1 8 %となる。
[0187] また、 本実施例では p型のキャリア供給層として p型傾斜組成 A Ι ΧΘ 31.Χ N層 831を用いるため、 一様組成 A I G a Nを用いた第七の実施例より低 い P型不純物濃度にてゲートリーク電流の抑制効果が得られる。 不純物濃度 が低いほど活性化率が改善する傾向があるため、 ェピタキシャル成長の制御 性が向上し、 素子特性の歩留り、 再現性が改善される。
[0188] なお、 本実施例では、 p型のキャリア供給層を p型傾斜組成 A l xG a i-xN
層 831で構成したが、 もちろん、 二層ないしは三層以上の階段組成 A I G a N層で構成してもよい。
[0189] (第九の実施例)
図 1 3は、 本実施例の H J F E Tの構成を示す断面図である。
[0190] 図 1 3において、 S i Cからなる基板 90上に、 アンドープ A I Nからな るバッファ層 91、 アンドープ G a Nからなるチャネル層 92、 p型 A I XG ai—xN層 931およびアンドープ A I XG ai—xN層 932がこの順に積層され ている。 G a Nと A I G a Nの格子定数差に起因するピエゾ分極効果および 自発性分極効果に伴い、 チャネル層 92の p型 A I XG a i-xN層 931 との界 面近傍には、 二次元電子ガス 94が形成される。
[0191] アンドープ A I XG a i-xN層 932上にはソース電極 95 S、 ドレイン電極 95 Dが形成され、 オーム性接触がとられている。 アンドープ A I XG a,_xN 層 932上には S i Nからなる表面保護膜 96が設けられている。 表面保護 膜 96とアンドープ A I XG a i-xN層 932の一部をエッチング除去して形成 したリセス部上に、 ゲート電極 97が形成されており、 界面 93 Aにてアン ドープ A I XG a i_xN層 932とのショットキ一性接触がとられている。
[0192] ここで、 ゲート電極 97は、 ドレイン電極 95 D側に向かって張り出した 庇部 97 Fを有し、 庇部にてゲート電極 97は表面保護膜 96に接している 。 さらに本実施例では、 表面保護膜 96上のゲート電極 97とドレイン電極 95 Dによって挟まれた部位にはショットキ一電極 99が形成されている。
[0193] このような H J FETは、 以下のようにして作製される。
まず、 (0001 ) S i C基板 90上に、 たとえば MOC V D法により、 以下に示す順および膜厚で順次成長させる。
アンドープ A I Nからなるバッファ層 91 : 20 n m
アンドープ G a Nからなるチャネル層 92 2 um
p型 A I XG aト XN層 931 ( x = 0. 2) : 20 n m
アンドープ A I XG aト XN層 932 (x = 0. 2) : 20 n m
[0194] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なる力 A I G a N層 (p型
A I XG a i-xN層 931、 アンドープ A I XG ai_xN層 932) の膜厚の和 40 n mは転位発生の臨界膜厚以下である。
[0195] p型 A I XG a i_xN層 931中の p型不純物としては、 たとえば、 Mgまた は Z nなどを用いる。 アンドープ A I XG a i_xN層 932上には、 たとえば、 T i ZA I N bZA uなどの金属を蒸着、 ァロイ処理することにより、 ソ ース電極 95 S、 ドレイン電極 95 Dをそれぞれ形成し、 オーム性接触をと る。
[0196] 次に、 たとえば、 P ECVD法を用いて表面保護膜 96として機能する S i N膜をたとえば 1 00 nm程度成長する。 S i N膜のソース電極 95 Sと ドレイン電極 95 Dに挟まれた部位には、 エッチング除去により開口部を形 成する。 次に、 S i N膜をマスクとして、 たとえば、 C I 2系ガスを用いたド ライエッチング装置を用いてアンドープ A I XG a i-xN層 932の一部をエツ チング除去することによリリセス部を形成する。
[0197] リセス部上には、 N i ZA uなどの金属を蒸着、 リフトオフにより庇部 9 7 Fを有するゲート電極 97を形成する。 こうして、 A I G a N層との界面 93 Aにてショットキ一接触をとる。 表面保護膜 96上のゲート電極 97と ドレイン電極 95 Dによって挟まれた部位にはたとえば T i 白金 (P t ) ZA uなどの金属を蒸着、 リフトオフによリショットキ一電極 99を形成す る。 このようにして、 図 1 3に示した H J F E Tが作製される。
[0198] A I XG a i_xN層 931の p型不純物の濃度 NA、 活性化率? 7は、 上記式 (8' ) を満たす組合せとする。 ここで、 上記式 (8') における p型 A I G a N層 厚 tとは、 ゲート界面 93 Aとチャネル層 92で挟まれた部分に存在する p 型層の厚さであり、 本実施例の場合、 t =20 nmである。
[0199] このような H J FETにおいては、 上述した原理に基づいてゲートリーク 電流抑制効果が得られるとともに、 Imax、 Vthがさらに所望の範囲内になる。 —例として、 p型不純物濃度 NAを 3 X 1 018cm_3、 活性化率 7?を 0. 33に 設定した場合 (実効的な不純物濃度は 1 X 1 018cm-3) には、 ゲートリーク 電流は従来技術 (アンドープ A I 0.2G a0.8N) の約 1 %にまで抑制される。 ま
た、 従来技術と比較した I max減少幅は約 1 8%となる。
[0200] また、 本実施例では、 ショットキ一電極 99をソースに接続することによ り、 いわゆるファラデーシールドとして機能する。 すなわち、 ゲート一ドレ イン間電気的結合が遮蔽され、 ゲート一ドレイン間容量が低減、 利得および アイソレーション特性が向上する。 ショットキ一電極 99はゲー卜に接続し てもよい。 この場合は、 いわゆるフィールドプレートとして機能し、 ゲート 耐圧がさらに改善される。
[0201] (第十の実施例)
図 1 4は、 本実施例の H J F E Tの構成を示す断面図である。
[0202] 図 1 4において、 S i Cからなる基板 1 00上に、 アンドープ A I Nから なるバッファ層 1 01、 アンドープ G a Nからなるチャネル層 1 02、 p型 A I XG aト XN層 1 031およびアンドープ A I XG aト XN層 1 032が順次積 層されている。 G a Nと A I G a Nの格子定数差に起因するピエゾ分極効果 および自発性分極効果に伴い、 チャネル層 1 02の 型 631-)(1\1層1 0 31 との界面近傍には、 二次元電子ガス 1 04が形成される。
[0203] アンドープ A I XG a^xN層 1 032上にはソース電極 1 05 S、 ドレイン 電極 1 05 Dが形成され、 オーム性接触がとられている。 アンドープ A I XG ai_xN層 1 032上に、 第一表面保護膜 1 06として機能する S i N膜を形成 する。 第一表面保護膜 1 06とアンドープ A I XG a i_xN層 1 032の一部を エッチング除去して形成したリセス部上にはゲート電極 1 07が形成され、 界面 1 03 Aにてアンドープ A I XG a i-xN層 1 032とのショットキ一性接 触がとられている。
[0204] ここで、 ゲート電極 1 07はドレイン電極 1 05 D側に向かって張り出し た庇部 1 07 Fを有し、 庇部にてゲート電極 1 07は第一表面保護膜 1 06 に接している。 さらに、 本実施例では、 ソース電極 1 05Sとドレイン電極 1 05 Dとの間の領域において、 第一表面保護膜 1 06とゲート電極 1 07 の上面の被覆する第二表面保護膜 1 08が設けられている。 第二表面保護膜 は、 S i N膜であり、 第二表面保護膜 1 08上のゲート電極 1 07とドレイ
ン電極 1 05 Dで挟まれた部位にはショットキ一電極 1 09が形成されてい る。
[0205] このような H J FETは、 以下のようにして作製される。
まず、 (0001 ) S i Cからなる基板 1 00上に、 たとえば MOCVD 法により、 以下の層を順次形成する。
アンドープ A I Nからなるバッファ層 1 01 : 20 n m
アンドープ G a Nからなるチャネル層 1 02 : 2 m
p型 A I XG aト XN層 1 031 ( x = 0. 2) : 20 n m
アンドープ A I XG aト XN層 1 032 ( x = 0. 2) : 20 n m
[0206] ここで、 A I G a Nと G a Nは格子定数が異なる力 A I G a N層 (p型 A I XG aト XN層 1 031、 アンドープ A I XG aト XN層 1 032) の膜厚の和 40 n mは転位発生の臨界膜厚以下である。
[0207] p型 A I XG a i_xN層 1 031中の p型不純物としては、 たとえば、 Mgま たは Z nなどを用いる。 アンドープ A I XG a i-xN層 1 032上には、 たとえ ば、 T i ZA I ZN bZA uなどの金属を蒸着、 ァロイ処理することにより 、 ソース電極 1 05S、 ドレイン電極 1 05 Dをそれぞれ形成し、 オーム性 接触をとる。
[0208] 次に、 たとえば、 P ECVD法を用いて第一表面保護膜 1 06として機能 する S i N膜をたとえば 1 00 nm程度成長する。 S i N膜のソース電極 1
05Sとドレイン電極 1 05 Dに挟まれた部位には、 エッチング除去により 開口部を形成する。 次に、 第一表面保護膜 1 06をマスクとして、 たとえば
、 C I 2系ガスを用いたドライエッチング装置を用いてアンドープ A I XG 31.Χ N層 1 032の一部をエッチング除去することによりリセス部を形成する。 リセス部上には、 N i ZA uなどの金属を蒸着、 リフトオフにより庇部 1 0 7 Fを有するゲート電極 1 07を形成する。 こうして、 A l xG a1-xN層1 0 32との界面 1 03 Aにてショットキ一接触をとる。
[0209] 次に、 たとえば、 P ECVD法を用いて第二表面保護膜として機能する S
1 N膜 1 08をたとえば 200 nm程度成長する。 第二表面保護膜 1 08上
のゲート電極 1 07とドレイン電極 1 05 Dで挟まれた部位には、 たとえば T i /P t ZA uなどの金属を蒸着し、 リフトオフによリショットキ一電極 1 09を形成する。 このようにして、 図 1 4に示した H J F E Tが作製され る。
[0210] A I G a N層 1 03 1の p型不純物の濃度 NA、 活性化率 7?は上記式 (8' ) を満たす組合せとする。 ここで、 上記式 (8' ) における p型 A I G a N層厚 tとは、 ゲート界面 1 03 Aとチャネル層 1 02で挟まれた部分に存在する P型層の厚さであり、 本実施例の場合、 t = 20 n mである。
[0211] このような H J F E Tにおいては、 上述した原理に基づいてゲート電流抑 制効果が得られるとともに、 I max、 Vthがさらに所望の範囲内になる。 一例と して、 P型不純物濃度 NAを 3 X 1 018c m_3、 活性化率 7?を 0. 33に設定し た場合 (実効的な不純物濃度は 1 X 1 018c m-3) には、 ゲートリーク電流は 従来技術 (アンドープ A I 0.2G a0.8N) の約 1 %にまで抑制される。 また、 従 来技術と比較した I max減少幅は約 1 8 %となる。
[0212] また、 本実施例では、 ゲート電極 1 07とショットキ一電極 1 09の間に 第二表面保護膜 1 08を挟んだ構成になっている。 このため、 ショットキー 電極 1 09が第二表面保護膜 1 08を介してゲート電極 1 07の少なくとも —部を取り囲む形態にできる。 したがって、 ショットキー電極 1 09をソー スに接続した場合には、 ゲート一ドレイン間の遮蔽効果が大幅に改善し、 利 得およびアイソレーション特性がさらに向上する。
[0213] 以上、 本発明を上記実施例に即して説明したが、 本発明は上記態様にのみ 限定されず、 本発明の原理に準ずる各種態様を含むことはもちろんである。
[0214] たとえば、 以上の実施例においては、 キャリア供給層の材料として、 A I G a Nを用いたが、 他の I I I族窒化物半導体を用いてもよい。 たとえば、 I n A I N、 I n G a N、 I n A I G a N、 A I N、 G a Nを用いてもよい 。 また、 G a N、 A I G a N、 I n A I N、 I n G a N、 I n A I G a N、 A I N、 I n Nのうち、 少なくとも 2種類の異なる半導体材料からなる超格 子層としてもよい。
[0215] また、 以上の実施例においては、 p型 A I G a Nからなるキャリア供給層 を G a Nチャネル層に接して形成したが、 G a N層と p型 A I G a N層の間 にアンドープ A I G a Nスぺーサ層を挿入してもよい。 また、 A I G a Nキ ャリア供給層の一部に S i等の n型不純物をドーピングしてもよい。
[0216] また、 以上の実施例においては、 チャネル材料として G a Nを用いたが、 チャネル材料は、 キャリア供給層よりバンドギャップの小さい他の I I I族 窒化物半導体であってもよい。 たとえば、 I n N、 I n G a N, A I G a N 、 I n A I N、 I n A I G a Nを用いてもよい。 また、 チャネル層をアンド ープとしたが、 チャネル層の一部または全体に S i等の n型不純物をドーピ ングしてもよい。
[0217] また、 以上の実施例においては、 絶縁保護膜を構成する誘電体膜として S i Nを用いたが、 絶縁保護膜の材料は、 他の誘電体であってもよい。 たとえ ば、 S i 02または S i ONを用いてもよい。
[0218] さらに、 以上の実施例においては、 基板材料として S i Cを用いたが、 他 の基板を用いてもよい。 たとえば、 サファイア、 S i、 G a Nを用いてもよ い。