WO2002013167A1

WO2002013167A1 - Optical fiber positioning element at optical fiber bundling part in optical fiber type display and method of manufacture and optical fiber type display

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Publication number: WO2002013167A1
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Inventors: Norimitsu Takeya; Hiroshi Higashida
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Description

明細書

光ファイバ型ディスプレイ装置における光ファイバ集束部の光ファイバ位置決め要素及びその製造方法、及びその光'ファイバ型ディスプレイ装置産業上の利用分野

本発明は、光ファイバ型ディスプレイ装置において、画像表示用のスクリーンパネルに導かれる多数の光ファイバを集束する光ファイバ集束部を構成する光フ

7ィバ位置決め要素及びその製造方法、更にはその光フアイパ型ディスプレイ装置に関する。

背景技術

一般に、大型の画像表示用のディスプレイ装置としては、一例として、デイスプレイ装置のスクリーンパネル上に多くの電球又は発光ダイオード等の発光部品を複数行（又は複数段） X複数列のマトリックス状に配設し、それら電球又は発光ダイオードを複合スィッチング機構により点滅制御して画像を表示するものがあった。しかるにこれによれば、スイッチング機構のスイッチング動作速度に限界があるために画像変化速度が大きい動画を表示するには不十分であり、又電球は切れ易いためにしばしば交換が必要で保守が面倒であり、又発光ダイォードは電球よりは寿命は長いが 1つの発光ダイォードが切れると幾つかの発光ダイォードをまとめたユニット毎交換する必要があり同様に保守が面倒であるという問題点があった。

他の例としては、図 1に示す如く、光ファイバ型ディスプレイ装置 1があるこの装置 1は、大略、プロジェクタ 2、光ファイバ集束部 3、スクリーンパネル 4、及び集束部 3及びスクリ一ンパネル 4を結ぶ多数の光ファイノ 5から構成される。ビデオプレーヤ装置 6からの映像信号はプロジェクタ 2に送られ、プロジェクタ 2からの画像は光ファィパ集束部 3に投射される。光フアイバ集束部 3へ投射された画像は、この光ファイバ集束部 3とスクリーンパネル 4との間に懸け渡された複数段（複数行）及び複数列の多数の光ファイバ 5を介してスクリーンパネル 4に導入されて、スクリーンパネル 4の前面側の光ファイバ出力端部において発光して所望の画像を表示する。これによればスクリーンパネル上に発光部品を置く必要がないために上記問題点を解決できる。

上記光ファイバ集束部において多数の光ファイバを積み上げる方式としては、一般に、図 2に示す俵積み方式と図 3に示す正段積み方式とがある。しかるに、これによれば次に示す如き問題点がある。

①俵積み方式の場合には、所定行の光ファイバ 5とその直上の行の光ファイバ 5 とは光ファイバの軸心位置が左右方向に略光ファイバの半径分だけずれる。ところで、プロジェクタ 2内の液晶パネル（図示せず）の画素はその画素中心を連ねる行及び列が夫々直線状のいわば正段積み方式であるため、液晶パネルにおける画像と光フアイバ集束部 3における画像とは正確に言えば光ファイバの各行どうしで光ファイバの半径分だけ水平方向にずれてしまい、正確な画像を表示し得ないという問題点があった。

②又正段積み方式の場合には、俵積み方式の場合の問題点は解決できるが、光フアイバ 5の直上に上方行の光ファイバ 5が互いに周方向 1箇所でのみ接触する、即ち光ファィバ断面上で点接触するよう不安定な状態で乗っているため、上方行の光ファイバは左又は右方向に移動ずれを生じ易く、結局上記俵積み方式の場合と同様の問題点を生ずるおそれがあるという問題点があった。

本発明の目的

本発明の目的は、以下の通りである。

①本発明の光ファイバ位置決め要素によれば、該光ファイバ位置決め要素の帯状本体の上下に設けた光ファイバ支持体により多数の光ファイバを上下で支持し位置決めすることにより、光ファイバ組付け時の位置決め精度及び作業容易化を図る。

②従って、本発明の光ファイバ位置決め要素によれば、複数段（行）の光フアイパを正段積みしたときも上下の段（行）の光ファイバどうしは上記光ファイバ位置決め要素により拘束されて位置ずれし難い。

③本発明の光ファイバ型ディスプレイ装置によれば、光ファイバ集束部が複数の光ファイバ集束部ュニットからなりかつ各集束部ュニッ卜に対してプロジェクタを個別に設けることにより、各プロジェクタはそれだけ小型化し得るのでプロジェク夕から集束部ュニッ卜までの投射距離を小さくし得、装置全体を小型化をい図る

本発明の構成

上記本発明の目的を達成するための本発明の構成は、光ファイバ型ディスプレィ装置における画像表示用のスクリーンパネル（4) に導かれる多数の光フアイ (5) を集束する、光ファイバ集束部（3) の光ファイバ位置決め要素（8) であって、該光ファイバ位置決め要素（8) は、帯状本体（9) と、該帯状本体の長手方向に所定ピッチで該帯状本体の上側及び下側に設けられた複数の光ファィバ支持体（10) とから構成され、前記多数の光ファイバ（5) は、前記帯状本体の上側及び下側の複数の光ファイバ支持体（10) に夫々係合して支持される。

好ましくは、前記複数の光ファイバ支持体（10) は、前記帯状本体（9) の長手方向に所定ピッチで該帯状本体に一体形成された複数の支持体（10) のうち隣接する該支持体間に光ファイバを係合的に収納する収納凹部（10 e) を形成する。

更に好ましくは、前記複数の支持体（10) は夫々分離されている。

又好ましくは、前記複数の支持体（10) は互いに一体である。

又好ましくは、前記複数の支持体（10) は、前記帯状本体（9) の長手方向の両側に設けられている。

又好ましくは、前記帯状本体（9) は金属板であり、かつ前記支持体（10) は樹脂であって該金属板に対して一体的にインジェクション成形されている。又好ましくは、前記金属板（9) はその長手方向に所定ピッチで設けられた複数の貫通孔（9 a) を有し、前記複数の樹脂製支持体（10) は、該金属板の貫通孔を貫通して該金属板の両面に互いに一体の上方支持体（10 a) 及び下方支持体（10 b) として形成され、該上方支持体が該金属板の上方段の光ファイバ (5) を収納する上側収納凹部（10 e) を形成し、かつ該下方支持体が該金属板の下方段の光ファイバを収納する下側収納凹部（10 e) を形成する。

他の本発明の構成は、光ファイバ型ディスプレイ装置における画像表示用のスクリーンパネル（4) に導かれる多数の光ファイバ（5) を集束する、光フアイバ集束部（3) の光ファイバ位置決め要素（8) の製造方法において、帯状本体 (9) を設け、該帯状本体（9) の長手方向に所定ピッチでかつ該帯状本体の上側及び下側に複数の光ファイバ支持体（1 0) を該帯状本体と一体的に形成してなる。

好ましくは、前記帯状本体（9) は金属板であってその長手方向に所定ピッチで設けられた複数の貫通孔（9 a) を有し、前記複数の光ファイバ係合部材（1

0) は、樹脂により、該金属板の貫通孔（9 a) を貫通して該金属板の両面に互いに一体の樹脂製の上方支持体（10 a) 及び下方支持体（1 0 b) としてインジェクシヨン成形され、該上方支持体（1 0 a) が該金属板の上方段の光フアイバ（5) を係合的に収納する上側収納凹部（1 0 e) を形成し、かつ該下方支持体（10 b) が該金属板の下方段の光ファイバ（5) を係合的に収納する下側収納凹部（1 0 e) を形成する。

更に他の本発明は、画像表示用のスクリーンパネル（4) に導かれる多数の光ファイバ（5) を集束する、光ファイバ型ディスプレイ装置における光ファイバ集束部（3) であって、該光ファイバ集束部（3) は複数段の光ファイバ位置決め要素（8) と複数段かつ各段複数列の光ファイバ（5) とを、交互に積層して形成され、該光ファイバ位置決め要素（8) は、帯状本体（9) と、該帯状本体の長手方向に所定ピッチで該帯状本体の上側及び下側に設けられた複数の光ファィバ支持体（10) とから構成され、前記各段複数列の光ファイバ（5) は、前記帯状本体（9) の上側及び下側の複数の光ファイバ支持体（1 0) の光フアイバ収納凹部（1 0 e) に夫々係合的に係合されて配置される。

更に他の発明の構成は、プロジェクタから光ファイバ集束部に投射された画像を、光ファイバ集束部にて集束した多数の光ファイバ（25) によりスクリーンパネル（24) に導いて画像を表示させる光ファイバ型ディスプレイ装置（2

1) において、前記プロジェクタは複数（27 a〜2 7 d) 設けられ、

かつ前記光ファイバ集束部（28) は複数の集束部ュニット（28 a〜28 d) を互いに連結して構成され、前記複数のプロジェクタ（27 a〜27 d) ら前記複数の集束部ユニット（28 a〜2 8 d) に夫々個別に投射された画像が、前記スクリーンパネル（24) 上で重ね合わされて一の画像として表示される。好ましくは、前記複数の集束部ュニット（28 a〜28 d) は一の垂直面内で垂直方向又は水平方向に互いに連結して組付けて構成したものである。

本発明によれば、次に示す効果がある。

①光ファイバ集束部において、光ファイバ位置決め要素の帯状本体の上下に設けた光ファイバ支持体（光ファイバ収納凹部）により多数の光ファイバをその上下で位置決めすることができ、光ファイバの位置決め精度及び組立て作業の容易化を図れる。

②特に、複数段（行）の光ファイバを正段積みしたときも上下の段（行）の光フアイバどうしは上記位置決めュニッ卜により拘束されて位置ずれし難い。

③上記光ファイバ支持体は隣接する支持体間に光ファイバ収納凹部として設けられているので、断面円形の光ファイバが容易にかつ確実に係合でき、構成が安定する。

④樹脂製光ファイバ位置決め要素を、金属製帯状本体にインジェクション成形するようにすれば、製造品質が安定しかつ大量製造に適する。

⑤光フアイバ集束部が複数の光ファィバ集束部ュニットからなりかつ各集束部ュニットに対してプロジェクタが個別に設けられているので、各プロジェクタはそれだけ小型化し得るのでプロジェクタから集束部ュニッ卜までの投射距離を小さくし得、装置全体を小型化し得る。

⑥しかも、 4つの光ファイバ集束部ュニット 2 8 a〜2 8 dが夫々完全画像を受け持つので、何れかのプロジェクタがダウンしても残りのプロジェクタにより完全画像を引き続き表示し得る。

図面の簡単な説明

図 1は、一般的な光ファイバ型ディスプレイ装置の全体斜視図である。

図 2は、光ファイバ型ディスプレイ装置の光ファイバ集束部において、一般的に、光ファイバを俵積み方式で積み重ねた場合を示す図である。

図 3は、同じく、一般的に、光ファイバを正段方式で積み重ねた場合を示す図である。

図 4は、本発明になる光ファイバ型ディスプレイ装置における光ファイバ集束部の光ファイバ位置決め要素を説明するための該光ファイバ集束部の要部の断面を示す正面図である。図 5は、図 4に示す光ファイバ位置決め要素の斜視図である。

図 6は、同じく光ファイバ位置決め要素の平面図である。

図 7は、従来の光ファイバ型ディスプレイ装置を示す全体概略斜視図である。図 8は、他の本発明になる光ファイバ型ディスプレイ装置における集束部の一実施例を示す該光ファィパ型ディスプレイ装置の全体概略斜視図である。

好ましい具体例の説明

図 4は、本発明になる光ファイバ型ディスプレイ装置における光ファイバ集束部の光ファイバ位置決め要素を適用した、該光ファイバ集束部 3の要部の断面を示す正面図である。図 4中、光ファイバ集束部 3は、フレーム 7の内側において、複数段（又は複数行又は複数枚）の光ファイバ位置決め要素としての帯状スぺ一サ 8と各段複数列からなる複数段の多数のマトリックス状に配列した光ファイバ 5とを上下方向に交互に積層してなる。ここで、帯状スぺ一サ 8の構成について説明する。

帯状スぺ一サ 8は、図 5及び図 6に示す如く、例えば厚さ 0 . 1 5 mmのステンレス又は洋白製の金属板からなる帯状本体 9と、帯状本体 9にインジェクション成形により一体形成した例えばポリプロピレン製の複数の樹脂製支持体 1 0とから構成される。帯状本体 9は、その両側部（図 5中前後部、かつ図 6中上下部）において長手方向所定ピッチ位置に夫々長手方向に直交する方向に伸びて設けられた複数の貫通スロット 9 a (図 6中、梨地模様で示す）と、両側部間の中心部において長手方向所定ピッチ位置に設けた複数の送り孔 9 b (同じく梨地模様で示す）とを有する。各樹脂製支持体 1 0は夫々、インジェクション成型時に帯状本体 9の貫通スロッ卜 9 aを貫通して一体形成されることにより、夫々帯状本体 9の長手方向に直交する方向に伸びる互いに一体の上側支持体 1 0 a及び下側支持体 1 0 と、両支持体 1 0 a及び 1 0 b.を連結して前後方向へ突出する連結突出部 1 0 cとを有する。なお、連結突出部 1 0 cはそれ自体の強度を保持するために、互いに連続して隣り合う 3つの突出部 1 0 c毎にプリッジ音 15 1 0 dを介して一体の構成となっている。なお、ブリッジ部 1 O dは隣り合う連結突出部 1 0 cどうしを互いに保持して突出部 1 0 cが個別の場合に外力により曲がったり折損するのを防止する。しかしながら、これに限らず、連結突出部 1 0 cは個別に分離していてもよく、又は 2つ毎に一体でもよく、又は 4つ以上の適宜数、場合によっては全てが一体でもよい。又連結突出部 1 0 cの部分でなく上側支持体 1 0 aどうし及び下側支持体 1 O bどうしの少なくとも一方が互いにブリッジ部を介して一体になる構成でもよい。又上記帯状スぺーサ 8は、帯状本体 9が金属製かつ支持体 1 0が樹脂製であつたが、これに限ることなく、一枚の金属板をプレス成形して帯状本体 9及び支持体 1 0を共に金属から一体形成しても良く、又は帯状本体 9及び支持体 1 0を共に樹脂（又は他の部材でもよい）により一体成型してもよい。

このとき、各支持体 1 0 a及び 1 0 bは断面略三角形状であり、かつ三角形の両側斜辺が夫々略 4分の 1円弧状の凹状部を形成し、これにより隣接する支持体どうしの略 4分の 1円弧状凹状部が共働して略半円弧状の凹状光ファイバ収納凹部 1 0 eを形成する。なお、この半円弧の半径は例えば 0 . 4 mniである。又本実施例では、送り孔 9 bは、上記インジェクション成型時に帯状本体 9を逐次送り移動させるために使用される。

従って、光ファイバ集束部 3を組立てる際は、図 4に示す如く、複数列の 1段目のファイバ 5 (半径は例えば 0 . 3 7 5 mm) の下部を夫々、 1段目の帯状スぺーサ 8の上側支持体 1 0 aの各光ファイバ収納凹部 1 0 eに係合的に配置する。更にこの複数列光ファイバ 5の上方に 2段目の帯状スぺ一サ 8を配置し、その下側支持体 1 0 bの各光ファイバ収納凹部 1 0 eを上記 1段目の各光ファイバ 5の上部に係合的に配置する。

続いて、 2段目以降の複数列の光ファイバ 5と 3段目以降の帯状スぺ一サ 8とを順次積層して、必要な高さを確保する。これによれば、多数の光ファイバ 5は全体として複数段（複数行）及び複数列のマトリックス形状に構成される。このとき、全体の光ファイバ 5は、上下段の光ファイバ 5の軸心が夫々同一垂直面内に存在する正段積み方式となるが、各光ファイバ 5は帯状スぺーサ 8の支持体 1 0の光ファイバ収納凹部 1 0 eに係合することにより左右方向に位置ずれしないよう拘束支持されるので、従来例の正段積み方式の如く位置ずれすることはない。又この場合光ファイバ 5及び帯状スぺ一サ 8 (支持体 1 0 ) が互いに位置規制し合うので他の位置決め部材を特に必要としないので部品点数も低減しうる。しかも、図 5中、光ファイバ 5は帯状スぺ一サ 8の前後両側部において支持体 1 0により支持されるので、左右方向に曲がることなく前後方向に真直に伸びることができこの点でも隣接する光ファイバどうしの位置ずれの影響を防止できる。なお、図 4中、各光ファイバ 5外径と光ファイバ収納凹部 1 0 eとの間の隙間は、理解を容易にするため実際より大きな寸法の隙間として示している。

次に、図 7及び図 8により、本願の他の発明について説明する。図 7は前記本願の他の発明の従来例を示すが、同図中、光ファイバ型ディスプレイ装置 2 1は、大略、例えばメタルハライドランプを用いたプロジェクタ 2 2、光ファイバ集束部 2 3、スクリーンパネル 24、及び集束部 2 3及びスクリ一ンパネル 24を結ぶ多数の光ファイバ 2 5から構成される。即ち、ビデオプレ一ャ装置 2 6からの映像信号はプロジェクタ 2 2に送られ、プロジェクタ 2 2からの画像は光フアイバ集束部 2 3に投射される。光ファイバ集束部 2 3へ投射された画像は、この光ファイバ集束部 2 3とスクリーンパネル 24との間に懸け渡された複数段（複数行）及び複数列の多数の光ファイバ 2 5を介してスクリーンパネル 24に導入されて、スクリーンパネル 24の前面側の光ファイバ出力端部において発光して所望の画像を表示する。

この場合、光ファイバ集束部 2 3の幅寸法を W、高さ寸法を H (即ち、光ファィバ集束部 2 3の全体受光面積は WH) 、プロジェクタ 2 2及び光ファイバ集束部 2 3間の離間寸法 D 1とすると、前記離間寸法は一般に、光ファイバ集束部の幅寸法の 1. 5倍であるから、 D l = l . 5Wである。また、プロジェクタ 2 2 は 1つのプロジェクタでスクリ一ンパネル 2 4全体を所望の照度で照明する必要があるのでその規格は比較的大型となり、一つの実際例として例えば所望の照度 1 2， 0 0 0 ANS Iルーメンを得るためのメタルハライドランプを用いたプロジェクタ 2 2の消費電力は 3, 0 0 0ヮットという比較的大きな消費電力が必要 'であった。なお、「ANS I」とは、アメリカ規格協会（Ame r i c an N a t i o n a 1 S t a n d a r d s I n s t i t u t e) が制定している測定方法によることを意味する（規格書番号： ANS I ZNAPM I T 7. 2 2 8 - 1 9 9 7 ) 。

図 8は、本願の他の発明を示し、同図中、図 7と同一部分には同一符号を付す。図 7の従来例ではプロジェクタ及び光ファイバ集束部は夫々 1つであつたが、本発明では、夫々ハロゲンランプを用いた 4つのプロジェクタ 2 7 a〜2 7 dと、該プロジェクタ 2 7 a〜2 7 dに夫々添付符号を対応させて設けた 4つの光ファィパ集束部ュニット 2 8 a〜2 8 dを互いに連結して構成した 1つの光ファイバ集束部 2 8とが設けられている。なお、ハロゲンランプ以外にも、キセノンランプ、メタルハライドランプ、 UH Pランプ、 UH Eランプ等を使用し得る。この場合、最上段光ファイバ集束部ユニット 2 8 aに集束された n段（n〉 1 ) の光ファイバ 2 5のうち、最上段光ファイバ列 2 5 a 1はスクリーンパネル 2 4の最上段部へ接続され、かつ最下段光ファイバ列 2 5 a nはスクリーンパネル 2 4の下から 4番目の段部へ接続され、かつその間の光ファイバ列 2 5 a

2 ' · - 2 5 a ( n— 1 ) (図示せず）はスクリーンパネル 2 4の最上段及び下から 4番目段の中間位置に上方から下方へ、各光ファイバ列 2 5 a 1 · · · 2 5 a nが等ピッチになるよう順次接続される。同様にして、上から 2番目段部の光ファイバ集束部ユニット 2 8 bに集束された n段（η > 1 ) の光ファイバ 2 5 b 1 · · · 2 5 b nも夫々、スクリーンパネル 2 4の上から 2番目段部から下から 3番目段部へ順次接続される。以下、同様にして、 3段目及び最下段の光フアイバ集束部ュニット 2 8 c及び 2 8 dの各 n段（η > 1 ) の光ファイバ 2 5 c 1 · · · 2 5 c n及び 2 5 d 1 · · · 2 5 d nも夫々、スクリーンパネル 2 4の上から 3番目段部〜下から 2番目段部、及び上から 4番目段部〜最下段部に接続される。即ち、光ファイバ集束部ユニット 2 8 a〜 2 8 dは夫々が 1つの完全画像を表示するのであって、夫々が前記完全画像の 1 / 4の分割画像を表示するのではない。この場合、スクリーンパネル 2 4上において 4段分ずつの光ファイバ 2 5が同一の画像信号を表示することになるが、スクリーンパネル 2 4の大きさ自体が相当に大きいのでスクリーンパネル 2 4上の画像を全体として見た場合には良好な画像としてみることができる。なお、上記例では、 4つの光ファイバ集束部ュニット 2 8 a〜2 8 dからの同一の段の合計 4本の光ファイバをスクリ一ンパネル 2 4上で垂直方向に順次隣接するよう配置しているが、これに限ることなく、水平方向に順次隣接させても良く、又は 4本の光ファイバが略四角形の 4 つの頂点位置に夫々配置されるようにしてもよく、要は互いに隣接し合って配設されればよく種々の配設形態を取りうる。

その動作としては、ビデオプレーヤ装置 26からの映像信号は各プロジェクタ 27 a〜27 dに送られる。そして、例えば最上方のプロジェクタ 27 aからの画像は対応する最上方の光ファイバ集束部ュニット 28 aのみに投射される。従つて、最上段光ファイバ集束部ュニット 28 aからの完全画像がスクリーンパネル 24全体に表示される。同様にして、他のプロジェクタ 27 b〜27 dからの画像は夫々対応する光ファイバ集束部ュニット 28 b〜28 dに投射され、各集束部ュニット 28 b〜28 dからの完全画像がスクリーンパネル 24全体に表示される。かくして、それら 4つの完全画像がスクリーンパネル 24において重ね合わされてその重ね合わせ輝度は、個々の光ファイバ集束部ュニット 28 a〜2 8 dのみによる表示輝度に比して 4倍になる。従って、個々のプロジェクタ 27 a〜27 dはスクリーンパネル 24を図 7における上記所望照度に比して 1/4 の照度で照明すればよいので、その輝度は規格は比較的小型のものでよい。従つて、図 7の従来例と同一の輝度である 12， 000 ANS Iル一メンを得るためには、個々のプロジェクタ 27 a〜27 dの輝度は、 12， 000ANS Iル一メン ÷4 = 3, 000 ANS Iル一メンでよく、この 3, 000ANS Iル一メンを提供し得るプロジェクタの消費電力はわずか 300ヮットであった。従って、その合計消費電力は 300ワット X 4= 1 , 200ワットであり、図 7の従来例の 3， 000ヮッ卜に比してはるかに消費電力を低減し得る。

更に、各光ファイバ集束部ユニット 28 a〜28 dの幅寸法は W/2、高さ寸法は H/2 (即ち、光ファイバ集束部 28全体としての幅寸法は W/2、高さ寸法は 2 Hでその全体受光面積は図 8の場合と同一の WH) であり、プロジェクタ 27及ぴ光ファイバ集束部 28間の離間寸法 D 2とすると、上述した如く離間寸法は一般に、光ファイバ集束部の幅寸法の 1. 5倍であるから、 D2 = l. 5 X W/2 = 0. 75Wである。従って、 D2= (D 1) /2となるから図 7の構成に比して、離間寸法を略 1/2にし得る。従って、光ファイバ型ディスプレイ装置 21の図 8中寸法 D 2部分を従来例に比して略半分とし得、装置 21、光ファィバ集束部 28及びプロジェクタ 27 a〜27 dを合わせた全体装置（これを一つの完成ユニットとして運搬する）の大きさを小型化しうる。なお、この完成ュニッ卜においては、光ファイバ集束部 2 8及びスクリーンパネル 2 4間の離間寸法 D 3は光ファイバ 2 5を折り畳むことにより可能な限りゼロに近づけることが出来（この点については図 7の構成においても同様）、しかも上記光ファイバ 2 5の折り畳み状態のままで装置を動作させスクリーンパネル 2 4に画像表示を行つてよく、一層全体の小型化に寄与し得る。更には、 4つの光ファイバ集束部ュニット 2 8 a〜2 8 dが夫々完全画像を受け持つので、例えば 1つのプロジェク夕が故障によりダウンしても残りの 3つのプロジェクタにより多少画像は暗くなるものの完全画像を引き続き表示し得る。

Claims

請求の範囲

1. 光ファイバ型ディスプレイ装置における画像表示用のスクリーンパネル (4) に導かれる多数の光ファイバ（5) を集束する、光ファイバ集束部（3) の光ファイバ位置決め要素（8) であって、

該光ファイバ位置決め要素（8) は、帯状本体（9) と、該帯状本体の長手方向に所定ピッチで該帯状本体の上側及び下側に設けられた複数の光フアイバ支持体（10) とから構成され、

前記多数の光ファイバ（5) は、前記帯状本体の上側及ぴ下側の複数の光ファィパ支持体（10) に夫々係合して支持されることを特徴とする光ファイバ位置決め要素。

2. 請求項 1記載の光ファイバ位置決め要素であって、

前記複数の光ファイバ支持体（10) は、前記帯状本体（9) の長手方向に所定ピッチで該帯状本体に一体形成された複数の支持体（10) のうち隣接する該支持体間に光ファイバを係合的に収納する収納凹部（10 e) を形成することを特徴とする光ファイバ位置決め要素。

3. 請求項 1又は 2記載の光フアイバ位置決め要素であつて、

前記複数の支持体（10) は夫々分離きれていることを特徴とする光ファイバ位置決め要素。

4. 請求項 1又は 2記載の光ファィパ位置決め要素であつて、

前記複数の支持体（10) は互いに一体であることを特徴とする光ファイバ位置決め要素。

5. 請求項 1乃至 4の何れかに記載の光ファィバ位置決め要素であつて、前記複数の支持体（10) は、前記帯状本体（9) の長手方向の両側に設けられていることを特徴とする光ファイバ位置決め要素。

6. 請求項 1乃至 5の何れかに記載の光ファイバ位置決め要素であって、前記帯状本体（9) は金属板であり、かつ前記支持体（10) は樹脂であって該金属板に対して一体的にィンジェクション成形されていることを特徴とする光ファイバ位置決め要素。

7. 請求項 6記載の光ファイバ位置決め要素であって、

前記金属板（9) はその長手方向に所定ピッチで設けられた複数の貫通孔（9 a) を有し、前記複数の樹聘製支持体（10) は、該金属板の貫通孔を貫通して該金属板の両面に互いに一体の上方支持体（10 a) 及び下方支持体（10 b) として形成され、該上方支持体が該金属板の上方段の光ファイバ（5) を収納する上側収納凹部（10 e) を形成し、かつ該下方支持体が該金属板の下方段の光ファイバを収納する下側収納凹部（10 e) を形成することを特徴とする光ファィパ位置決め要素。

8. 光ファイバ型ディスプレイ装置における画像表示用のスクリーンパネル (4) に導かれる多数の光ファイバ（5) を集束する、光ファイバ集束部（3) の光ファイバ位置決め要素（8) の製造方法において、

帯状本体（9) を設け、

該帯状本体（9) の長手方向に所定ピッチでかつ該帯状本体の上側及び下側に複数の光ファイバ支持体（10) を該帯状本体と一体的に形成してなる、ことを特徴とする光ファイバ集束ュニッ卜の製造方法。'

9. 請求項 8記載の製造方法であって、

前記帯状本体（9) は金属板であってその長手方向に所定ピッチで設けられた複数の貫通孔（9 a) を有し、

前記複数の光ファイバ係合部材（10) は、樹脂により、該金属板の貫通孔 (9 a) を貫通して該金属板の両面に互いに一体の樹脂製の上方支持体（10 a) 及び下方支持体 (10 b) としてインジェクション成形され、

該上方支持体（10 a) が該金属板の上方段の光ファイバ（5) を係合的に収納する上側収納凹部（10 e) を形成し、かつ該下方支持体（10 b) が該金属板の下方段の光ファイバ（5) を係合的に収納する下側収納凹部（10 e) を形成することを特徴とする光ファイバ集束ュニットの製造方法。

10. 画像表示用のスクリーンパネル（4) に導かれる多数の光ファイバ (5) を集束する、光ファイバ型ディスプレイ装置における光ファイバ集束部 (3) であって、

'該光ファイバ集束部（3) は複数段の光ファイバ位置決め要素（8) と複数段かつ各段複数列の光ファイバ（5) とを、交互に積層して形成され、

該光ファイバ位置決め要素（8) は、帯状本体（9) と、該帯状本体の長手方向に所定ピッチで該帯状本体の上側及び下側に設けられた複数の光ファィバ支持体（1 0) とから構成され、

前記各段複数列の光ファイバ（5) は、前記帯状本体（9) の上側及び下側の複数の光ファイバ支持体（1 0) の光ファイバ収納凹部（1 O e) に夫々係合的に係合されて配置されることを特徴とする光ファイバ集束部。

1 1. プロジェクタから光ファイバ集束部に投射された画像を、光ファイバ集束部にて集束した多数の光ファイバ（2 5) によりスクリーンパネル（24) に導いて画像を表示させる光ファイバ型ディスプレイ装置（2 1) において、前記プロジェクタは複数（2 7 a〜2 7 d) 設けられ、

かつ前記光ファイバ集束部（2 8) は複数の集束部ュニット（2 8 a〜2 8 d) を互いに連結して構成され、

前記複数のプロジェクダ（2 7 a〜2 7 d) から前記複数の集束部ュニッ卜 (2 8 a〜2 8 d) に夫々個別に投射された画像が、前記スクリーンパネル（2 4) 上で重ね合わされて一の画像として表示されることを特徴とする光ファイバ集束部。

1 2. 請求項 1 1記載の光ファイバ型ディスプレイ装置において、

前記複数の集束部ュニット（2 8 a〜2 8 d) は一の垂直面内で垂直方向又は水平方向に互いに連結して組付けて構成したことを特徴とする光ファイバ集束部。