WO1998038970A1 - Emulsion composition - Google Patents

Description

明 細 乳化組成物 技術分野

本発明は、 乳化組成物に関し、 詳しく は、 毛髪あるいは皮膚に艷を与 え、 しっと り しかつべたつきのない、 安定性の良好な油中水型の乳化組 成物に関する。 背景技術

シ リ コー ン高分子は、 優れた撥水性、 耐熱 ' 耐酸性を有するこ とが知 られており、 種々の工業材料と して多用されている。 特に、 化粧料用あ るいは医薬部外品用材料と しては、 艷を与えべたつかずさつばり と した 感触を与えるこ とからスキ ン ケア化粧料、 メ イ クア ップ化粧料、 頭髪化 粧料をはじめとするさまざまな用途で使用されている。

しかしながら、 安定な油中水型の乳化物を得るためには、 乳化剤と し て界面活性剤あるいは有機変性粘土鉱物を配合せざるおえず、 その場合 シ リ コ一ン高分子の特徴であるべたつかずさっぱりする使用性は損なわ れ、 ベたつきを生じてしまう。

すなわち、 界面活性剤あるいは有機変性粘土鉱物と併用するこ とな し にシ リ コーン高分子だけを乳化剤と して用い、 油中水型の乳化物を得る こ とは乳化安定性上難しく、 その解決が望まれている _c

この欠点を解決するため、 乳化剤と して、 ポリェ一テル変性シ リ コー ンを用いたり （特公平 5 - 3 2 3 6 3号公報） 、 種々の添加物を配合す る等の試みがなされているが、 いまだ解決には至っていない。

本発明者らは上記事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、 シ リ コーン高分 子と して特定のポリオキシアルキレン基含有率をもつ高分子量のポリェ一 テル変性シ リ コーンを乳化剤と して用い、 その安定化剤と して、 水溶性 高分子、 無機塩またはア ミ ノ酸塩を配合した油中水型乳化物は、 毛髪あ るいは皮膚に艷を与え、 しっ と り しかつべたつきがな く、 安定性が極め て良好な乳化組成物を提供出来ることを見出し、 本発明を完成するに至 つた。

本発明は、 界面活性剤あるいは有機変性粘土鉱物を乳化剤と して用い ることな く、 ポリェ一テル変性シ リ コーンを乳化剤と して用いることに より、 しっとり しかつべたつきがな く 、 安定性が極めて良好な乳化組成 物を提供することを目的とするものである。 発明の開示

すなわち本発明は、

(I) 下記一般式 「化学式 1」 で示されるポリエーテル変性シ リ コー ンの 一種または二種以上と、

(Π) 油分と、

(III) 水、 または、 水及びエチルアルコールと、

(IV) 乳化組成物全量に対しての含有量が、 0. 1重量％〜 2 0重量％ の分子量 2 0 0 0〜 3 0 0 0 0 0である水溶性高分子、 又は、 〔） . 1重 量％〜 8重量％の無機塩若しく はア ミ ノ酸塩とを含有するこ とを特徴と する油中水型乳化組成物を提供する ものである。

[化学式 1 ]

R R R R

A—— SiO- -SiO- -SiO- -Si—— A

R R m A R

[ただし、 式中 Aはメチル基、 フエニル基及び 一般式 ： — C ₃ H ₆ 0 ( C ₂ H ₄ 0 ) _a ( C g H ₆ 0：) _b R '

(式中、 R ' は水素原子、 ァシル基、 および炭素数 1 〜 4のアルキル基 からなる群から選択される基であり、 また aは 5 〜 5 0の整数であり、 bは 5〜 5 0の整数である。 ） で示されるポリオキシアルキレン基から なる群から選択される基であり、 3つの Aのう ち少なく とも 1 つはポ リ ォキシアルキレン基である。 Rはメ チル基またはフ ヱニル基であ り、 ま た、 mは 5 0 〜 1 0 0 0の整数であり、 nは 1 〜 4 0の整数である。 さ らに、 ポリエーテル変性シ リ コーンが分子中にポリ オキシアルキレン基 を 4 0重量％以上含有し、 且つポリエーテル変性シ リ コ一ンの分子量が 3 0 0 0 0以上である。 ）

また、 本発明は、 前記水溶性高分子がポ リ エチレングリ コ一ルであり、 前記ァ ミ ノ酸塩がグルタ ミ ン酸ナ ト リ ウムであり、 前記無機塩が塩化ナ ト リ ウム、 塩化カ リ ウム、 塩化マグネ シウム、 塩化カルシウム、 塩化ァ ルミ 二ゥム、 硫酸ナ ト リ ウム、 硫酸カ リ ウム、 硫酸マグネ シ ウム又は硫 酸アルミ ニゥムであることを特徴とする前記の油中水型乳化組成物を提 供する ものである。

さ らに、 本発明は、 さ らに、 疎水性粉末を含有するこ とを特徴とする 前記の油中水型乳化組成物を提供するものである。

また、 本発明は、 前記乳化組成物が、 皮膚化粧料であるこ とを特徴と する前記の油中水型乳化組成物を提供する ものである。

さ らに、 本発明は、 前記乳化組成物が、 毛髪化粧料であるこ とを特徴 とする前記の油中水型乳化組成物を提供するものである。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の構成について説明する。

また、 本発明において乳化剤と して用いられるポリエーテル変性シ リ コ一ンは上記化学式 「化学式 1 」 で表わされるポリ オキシアルキ レ ン基 を有するオルガノポリ シロキサンである。 本発明においては、 市販品 （T S ポ リ マ一 5 0 — I P ： 東レダウ コ一ニ ングシ リ コー ン社製等） を利用す る こ とが出来る。

上記化学式 「化学式 1 」 の 3 つの Aの う ち、 少な く と 1 つは、 一般式 ： — C ₃ H P O ( C ₉ H ₄ 0 ) _r ( C ₃ Η 0 ) _b R ' で表わされるポ リ ォキシアルキレ ン基でなければな らず、 ポ リ エーテル変性シ リ コー ン分 子中にポ リ オキシアルキレ ン基が 4 0重量％以上含まれていなければな らない。 ポ リ オキンアルキレ ン基中の R ' のァシル基と しは、 具体的に は、 ホル ミ ル基、 ァセチル基、 プロ ピオニル基、 プチロイ ル基、 ァク リ ロイ ル基、 ベンゾィ ル基、 トルオイ ル基等が例示され、 炭素数 1 〜 4 の アルキル基と して、 具体的には、 メ チル基、 ェチル基、 i 一プロ ピル基、 n —プロ ピル基、 t —ブチル基、 n ブチル基が例示される。 なお、 ポ リ オキシアルキレ ン基において、 a または bが 5未満である場合には、 ポ リ ェ一テル変性シ リ コ ー ンが十分な乳化効果を示さな く な り 、 また a または bが 5 0を越える場合には、 得られた乳化組成物がベとつき感を 有するよ う になる。 また、 ポ リ オキシアルキ レ ン基の含有量は 4 0重量 %以上であ り、 好ま し く は 4 0〜 7 0重量⁰ /₀の範囲にある。 これは、 ポ リ オキシアルキレ ン基の含有量が 4 0重量％未満の場合にはシ リ コ ー ン 油以外の非極性油に対する乳化性が低下し 7 0重量％以上の場合には得 られた乳化組成物がベたつきを有するよ う になるためである。 また、 m は 5 0 〜 1 0 0 0 の整数であ り、 n は 1 〜 4 0 の整数である。 これは、 mが 5 0未満であ り、 nが 1 未満である場合には、 乳化効果か不十分で あ り、 また mが 1 0 0 0 を超え、 かつ nが 4 0 を越える場合には、 得ら れた乳化組成物がベとつき感を有するよ う になるからである。

また、 本発明に用いられるポリエーテル変性シリ コーンの分子量は 3 0 0 0 0 以上であ り 5 0 0 0 0以上が好ま しい。 これは、 ポ リ エーテル変性シ リ コ一ンの分子量が 3 0 0 0 0未満である と、 シ リ コー ン油以外の非極性 油分に対する乳化能が低下するためである。

また、 本発明に用いられるポ リ エーテル変性シ リ コ一ンの配合量は特 に限定されないが、 好ま し く は、 0 . 1 〜 3 0重量％で、 さ らに好ま し く は 1〜 1 5重量％である。 ポ リ エーテル変性シ リ コー ンの配合量が 0 . 1 重量％未満である と、 安定な乳化状態を得る こ とができず、 また 3 0 重量％を越える と乳化組成物がベたつき感を有するよう になる場合があ る。

本発明に使用される油分は特に限定されず、 通常、 乳化組成物に利用 される油分であれば使用でき、 例えば、 シ リ コー ン油と しては、 ジ メ チ ルポ リ シロキサン、 メ チルフ エ二ルポ リ シ ロキサン、 メ チルハイ ドロ ジ エ ンポ リ シ ロキサ ン、 ジ メ チルシ ロキサ ン · メ チルフ ヱニルシ ロキサ ン 共重合体等の低粘度から高粘度までのジオルガノ ポ リ シロキサン、 ォク タ メ チルシク ロテ ト ラ シ ロキサン、 デカ メ チルシク ロペン 夕 シロキサン、 テ ト ラ メ チルテ ト ラ フ エ ニルテ ト ラ シ ク ロ シ ロキサ ン等の環状シ ロ キサ ン、 高重合度のガム状ジ メ チルポ リ シ ロキサ ン、 ガム状の ジ メ チルシ ロ キサ ン · メ チルフ ヱニルシ ロキサ ン共重合体、 ガ厶状ジ メ チルポ リ シ ロ キサン等の環状シロキサン溶液、 ト リ メ チルシ ロキシケィ酸等、 卜 リ メ チルシロキシケィ酸の環状シロキサン溶液等、 炭素原子数 6〜 5 0 のァ ルキル基を有する ジオルガノ ポ リ シ ロキサン、 ア ミ ノ変性シ リ コ一 ン、 ァルキル変性シ リ コー ン、 フ ッ素変性シ リ コー ン等の変性シ リ コ 一 ンォ ィ ルが挙げられ、 非極性油分と してはス ク ヮ ラ ン、 流動パラ フ ィ ン、 軽 質流動パラ フ ィ ン、 流動ィ ソハ。ラ フ ィ ン、 軽質ィ ソバ'ラ フ ィ ン、 軽質流 動ィ ソパラ フ ィ ン、 重質流動ィ ソパラ フ ィ ン等の炭化水素系油分等が挙 げられる

本発明の乳化組成物において、 油分の配合量は特に限定されないが、 乳化組成物全量に対して 8 0重量％以下が好ま し く 、 通常、 3〜 8 0重 量％配合される。 本発明に用いられる水、 または、 水及びエチルアルコールの配合量は

1 〜 9 0重量％が好ま しく、 より好ま しく は、 3〜 8 0重量％の範囲で ある。 これは、 これらの配合量が 1 %未満であると透明ゲル化してしま い、 乳化組成物が得られず、 また、 9 0重量％を越えると乳化物から水 が分離し、 安定な乳化が得られないためである。 なお、 本発明において、 油中水型乳化組成物とは、 非連続相が、 水、 または水一エタ ノ ール混合 液の相であることを意味するものである。

本発明で安定化剤と して用いられる水溶性高分子は、 例えば、 ポリエ チ レ ングリ コール、 ポ リ ビニルアルコール、 ポ リ ア ク リ ル酸、 力ルボキ シメ チルセルロース、 ポリ ビニルピロ リ ドン、 ヒ ドロキシ メ チルセルロー ス、 メ チルセルロース等の合成高分子な らびに、 デキス ト リ ン、 ぺプチ ン、 アルギン酸、 コ ン ドロイチン硫酸等の天然の水溶性高分子等であり、 これらの分子量は 2 , 0 0 0〜 3 0 0， 0 0 0、 好ま し く は 3. 0 0 0 〜 1 0 0， 0 0 0である。 分子量が 2， 0 0 0未満のものは乳化の安定 ィ匕に寄与しない。 また、 分子量が 3 0 0， 0 0 0を超えると安定化の寄 与が少な く、 また乳化組成物の使用感がベとつく という欠点が生じる。 水溶性高分子の配合量は、 乳化組成物全量の 0. 1 〜 2 0重量¾、 好 ま しく は 0. 5〜 1 0重量％である。 0. 1重量％未満では乳化物を安 定化することができず、 2 0重量％を越えると乳化組成物と して用いる 際にべとっきの原因となり好ま しく ない。

水溶性高分子の中で特に好ま しいものはポリエチレングリ コールであ り、 他のものよ り乳化組成物の安定化に特に有効であり、 かつ乳化組成 物と して使用する際の使用感が好まれるという長所を有する c ポ リェチ レングリ コールにおける特に好ま しい分子量は 3 , 0 0 0〜 2 0， 0 0 0 であり、 配合量は乳化組成物全量に対して 1 〜 1 0重量％が好ま しい。 また、 本発明で安定化剤と して用いられるア ミ ノ酸塩と しては、 ア ミ ノ酸中の力ルボキシル基、 又はア ミ ノ基が塩を形成したものであり、 例 えば、 ァスパラギン酸ナ ト リ ウム、 ァスパラギン酸カ リ ウム、 ァ スノ、。ラ ギン酸マグネシウム、 ァスパラギン酸カルシウム、 グルタ ミ ン酸ナ ト リ ゥム、 グルタ ミ ン酸カ リ ウム、 グルタ ミ ン酸マグネ シ ウム、 グルタ ミ ン 酸カルシ ウ ム、 グルタ ミ ン酸塩酸塩、 シ スティ ン塩酸塩、 ヒ スチ ジ ン塩 酸塩、 リ ジ ン塩酸塩、 オル二チ ン塩酸塩、 オル二チ ン酢酸塩、 ト リ ブ ト ファ ン塩酸塩、 アルギニン—グルタ ミ ン酸塩、 オル二チン一グルタ ミ ン 酸塩、 リ ジ ン一 グルタ ミ ン酸塩、 リ ジ ン—ァスパラギン酸塩、 オルニチ ン一ァスパラギン酸塩等である。 これらの中でもグルタ ミ ン酸ナ ト リ ウ ムが好ま しい。 本発明で用いられるァ ミ ノ酸塩の配合量は、 乳化組成物 全量に対して 0 . 1 〜 8重量％、 好ま しく は 0 . 5 〜 5重量％である。 0 . 1重量％未満及び 8重量％を越える配合量では、 乳化物を安定化す ることができず好ま しく ない。

また、 本発明で安定化剤と して用いられる無機塩と しては、 塩酸、 硫 酸、 硝酸、 炭酸、 リ ン酸等のアルカ リ金属塩、 アルカ リ土類金属塩、 ァ ルミ ニゥム塩、 亜鉛塩またはア ンモニゥム塩等があげられる。 好ま しい 無機塩と しては、 塩化ナ ト リ ウ ム、 塩化力 リ ウム、 塩化マ グネ シ ゥ 厶、 塩化カルシ ウ ム、 塩化アル ミ ニウ ム、 塩化亜鉛、 塩化ア ンモニゥ 厶等の 塩化物、 硫酸ナ ト リ ウ ム、 硫酸カ リ ウム、 硫酸マグネ シ ウム、 硫酸ァル ミ ニゥ ム、 硫酸亜鉛、 硫酸ア ンモニゥム等の硫化物、 硝酸ナ ト リ ウ ム、 硝酸カ リ ウム、 硝酸マグネ シ ゥム、 硝酸カルシ ウム、 硝酸アル ミ ニウム、 硝酸亜鉛、 硝酸ア ンモニゥ ム等の硝酸化物、 炭酸ナ 卜 リ ゥ ム、 炭酸力 リ ゥ ム、 炭酸マグネ シ ウ ム、 炭酸カルシ ウ ム等の炭酸化物、 リ ン酸ナ 卜 リ ゥム、 リ ン酸カ リ ウム等のリ ン酸化物があげられ、 中でも、 塩化ナ ト リ ゥム、 塩化カ リ ウ ム、 塩化マグネ シ ウ ム、 塩化カルシ ウ ム、 塩化アル ミ 二ゥム、 硫酸ナ ト リ ウ ム、 硫酸カ リ ウ ム、 硫酸マグネシ ゥ厶、 硫酸ァル ミニゥムが特に好ま しい。 本発明で用いられる無機塩の配合量は、 0 . 1 〜 8重量％、 好ま しく は 0 . 5 〜 5重量％である。 0 . 1重量％未満 及び 8重量％を越える配合量では、 乳化物を安定化することができず好 ま しく ない。

本発明においては、 安定化剤と して、 上記水溶性高分子、 ァ ミ ン酸塩 または無機塩の少なく とも一種を用いれば充分であるが、 2種以上の水 溶性高分子、 ア ミ ン酸塩または無機塩を用いてもよ く、 また、 水溶性高 分子、 ァ ミ ン酸塩または無機塩を複数混合して用いてもかまわない。 本発明は、 さ らに、 上記の必須成分に加えて、 疎水性粉末を配合する ことが好ま しい。 疎水性粉末とは、 シ リ コ ー ン樹脂粉末、 若しく は、 有 機粉末及び無機粉末を疎水化処理して得られるものである。 最も好ま し い粉末は、 シ リ コー ン樹脂粉末及び二酸化チタ ン粉末を疎水化処理した 疎水性粉末である。

疎水化処理に用いる粉末としては、 例えば、 タルク、 カオリ ン、 雲母、 絹雲母 （セ リサイ ト） 、 白雲母、 金雲母、 合成雲母、 紅雲母、 黒雲母、 リ チァ雲母、 パー ミキユ ラィ ト、 炭酸マ グネ シ ウ ム、 炭酸カルシ ウム、 ケィ酸アル ミ ニウ ム、 ケィ酸バ リ ウ ム、 ゲイ酸カルシ ウ ム、 ケィ酸マグ ネ シ ゥ ム、 ケィ酸ス ト ロ ンチウム、 タ ン グステ ン酸金属塩、 マ グネ シ ゥ ム、 シ リ カ、 ゼォラ イ 卜 、 硫酸バ リ ウ ム、 焼成硫酸カ ル シ ウム、 （焼セ ッ コ ゥ） 、 リ ン酸カルシウム、 弗素アバ'夕イ ト、 ヒ ドロキシアパタ イ ト、 セラ ミ ッ クパウダ一、 金属石鹼 ( ミ リ スチ ン酸亜鉛、 パル ミ チ ン酸カ ル シゥム、 ステアリ ン酸アルミニゥム） 、 窒化ホウ素等の無機粉末、 ポリ ァ ミ ド樹脂粉末 （ナイ 口ン粉末） 、 ポリ エチ レン粉末、 ポリ メ タク リ ル 酸メ チル粉末、 ポ リ スチ レ ン粉末、 スチ レ ン とア ク リ ル酸の共重合体樹 脂粉末、 ベンゾグアナ ミ ン樹脂粉末、 ポリ四弗化工チ レ ン粉末、 セル口一 ス粉末等の有機粉末、 シ リ コー ン樹脂粉末、 二酸化チ タ ン、 酸化亜鉛等 の無機白色顔料、 酸化鉄 （ベンガラ） 、 チタ ン酸鉄等の無機赤色系顔料、 γ -酸化鉄等の無機褐色系顔料、 黄酸化鉄、 黄土等の無機黄色系顔料黒 酸化鉄、 力一ボンブラ ッ ク、 低次酸化チタ ン等の無機黒色系顔料、 マン ゴバイォレツ ト、 コバル トバイオレ ツ ト等の無機紫色系顔料、 酸化ク 口 ム、 水酸化ク ロム、 チタ ン酸コバル ト等の無機緑色系顔料、 群青、 紺青 等の無機青色系顔料、 酸化チタ ンコーテツ ドマイカ、 酸化チタ ンコ一テ ッ ドォキシ塩化ビスマス、 酸化チタ ンコ一テ ツ ドタルク、 着色酸化チタ ンコ一テ ッ ドマイ力、 ォキシ塩化ビスマス、 魚鱗箔等のパール顔料、 ァ ルミ ニゥムパウダー、 カ ツパーパゥダ一等の金属粉末顔料、 赤色 2 0 1 号、 赤色 2 0 2号、 赤色 2 0 4号、 赤色 2 0 5号、 赤色 2 2 0号、 赤色 2 2 6号、 赤色 2 2 8号、 赤色 4 0 5号、 橙色 2 0 3号、 橙色 2 0 4号、 黄色 2 0 5号、 黄色 4 0 1号、 及び青色 4 0 4号などの有機顔料、 赤色 3号、 赤色 1 0 4号、 赤色 1 0 6号、 赤色 2 2 7号、 赤色 2 3 0号、 赤 色 4 0 1号、 赤色 5 0 5号、 橙色 2 0 5号、 黄色 4号、 黄色 5号、 黄色 2 0 2号、 黄色 2 0 3号、 緑色 3号及び青色 1号などのジルコニウム、 ノくリ ウム又はアル ミ ニウム レーキ等の有機顔料、 ク ロ ロ フ ィ ル、 β — 力 口チン等の天然色素等が挙げられる。

疎水化処理方法と しては、 撥水性を付与できる方法であればいかなる ものでもよ く 、 その方法は問わないが、 例えば、 気相法、 液相法、 ォー トク レーブ法、 メ カノ ケ ミ カル法等、 通常の表面処理方法を用いるこ と ができる。

例えば、 疎水化処理剤を原料粉末に添加して処理を行う場合、 適当な 溶媒 （ジク ロルメ タ ン、 ク ロ口ホルム、 へキサン、 エタ ノ ール、 キ レ シ ン、 揮発性シ リ コーン等） に希釈して添加してもよ く、 あるいは直接添 力 Dしてもよい。 粉末と処理剤の混合攪拌には、 ボールミ ル、 ホジ ャーサ イ トボーノレ ミ ノレ、 振動ボール ミ ノレ、 ア トライ ター、 ポッ ト ミ ノレ 、 ロ ッ ド ミ ル、 パン ミ ノレ、 ホモ ミ キサー、 ホモディ スパ一、 ヘンシ ェル ミ キサー、 ナウター ミ キサー等も使用することができる。 この他にも、 粉末表面の 活性を利用し、 気相反応により 1 0 0 °c以下の低温で環状オルガノ シ口 キサンを粉体表面上で重合させる方法 （特公平 1 — 5 4 3 8 0号） や、 前記方法の後に表面のシ リ コーンポ リ マーの S i — H部分にグリセ口— ルモ ノ ア リ ルェ一テル等のぺンダン ト基を付加させる方法 （特公平 1 ― 5 4 3 8 1号） 等も用いることができる。

疎水化処理剤と しては、 特に限定されるものではないが、 脂肪酸デキ ス ト リ ン処理粉末、 ト リ メ チルシロキシ珪酸処理粉末、 フ ッ素変性ト リ メ チルシ ロキシ珪酸処理粉末、 メチルフ ヱニルシ ロキシ珪酸処理粉末、 フ ッ素変性メ チルフ ヱニルシ ロキシ珪酸処理粉末、 ジメ チルポ リ シ ロ キ サン、 ジフ ヱ二ルポ リ シ ロキサ ン、 メ チルフ ヱ二ルポ リ シ ロキサ ン等の 低粘度〜高粘度油状ポリ シ ロキサ ン処理粉末、 ガム状ポ リ シ ロキサ ン処 理粉末、 メ チルハイ ドロ ジ ヱ ンポ リ シ ロキサ ン処理粉末、 フ ッ素変性メ チルハイ ドロ ジエ ンポ リ シ ロキサン処理粉末、 メ チル ト リ ク ロルシラ ン、 メ チノレ ト リ アノレコキシ シ ラ ン、 へキサメ チルジ シ ラ ン、 ジ メ チノレジク ロ ノレシ ラ ン、 ジメ チルジアルコキシ シ ラ ン、 ト リ メ チルク ロノレシ ラ ン、 ト リ メ チルアルコキシ シ ラ ン等の有機シ リ ル化合物あるいはそれ らのフ ッ 素置換体による処理粉末、 ェチル ト リ ク ロルシラ ン、 ェチル ト リ アルコ キシ シ ラ ン、 プロ ピル ト リ ク ロルシ ラ ン、 プロ ピル ト リ アルコキシ シ ラ ン、 へキ シノレ ト リ ク ロ ノレシ ラ ン、 へキシノレ ト リ ァノレ コキ シ シ ラ ン、 長貞 アルキル ト リ ク ロルシ ラ ン、 長鎖アルキル 卜 リエ ト キシ シ ラ ン等の有機 変性シランあるいはそれらのフ ッ素置換体による処理粉末、 ァ ミ ノ変性 ポリ シロキサ ン処理粉末、 フ ッ素変性ポリ シロキサ ン処理粉末、 フ ッ化 アルキルリ ン酸、 フ ッ化アルキルリ ン酸エステル処理粉末等が挙げられ る。

これら疎水性粉末は 1種を用いてもよ く、 あるいは 2種以上を用いて もよい。 また、 一般の化粧品に適用できる疎水化処理粉末であればよく、 上記の成分に限定されるものではない。 なお、 本発明において疎水性粉 末の配合量は、 乳化組成物全量に対して、 0 . 5〜 1 5重量％が好ま し く、 特に好ま しく は、 1 〜 1 0重量％である。 本発明の乳化組成物には上記した必須成分に加えて、 必要により適宜、 保湿剤、 紫外線吸収剤、 香料、 酸化防止剤、 防腐防ばい剤、 体質顔料、 着色顔料等、 通常化粧料に用いられる成分を発明の効果を損なわない範 囲で配合することができる。

本発明の乳化組成物の用途は限定されないが、 乳化化粧料、 好ま しく は、 皮膚化粧料、 毛髪化粧料と して利用される。 特に、 一般にアルコー ル含有量が高い毛髪化粧料 （アルコール含有量 6重量％以上、 好ま しく は 1 0重量％以上、 さ らに好ま しく は 3 0重量％以上） において、 乳化 組成物の安定性の点で本発明の意義が高い。 実施例

次に実施例及び比較例をあげて、 本発明をさ らに具体的に説明する。 本発明は、 これによ り限定される ものではない。 配合量は、 すべて重量 %である。

「実施例 1 〜 5及び比較例 1 〜 5」

「第 1表」 に示す処方で乳化化粧料であるク リ ームを製造し、 得られた ク リ ームについて、 安定性試験及び女性専門パネル （ 1 0名） による実 使用試験により評価した。 安定性試験結果は 5 0 °C、 一ヶ月放置後の外 観を、 また実使用試験は使用時の好みをそれぞれ下記の評価基準で判定 した。 結果を 「第 1表」 に示す。

[安定性の評価基準]

〇 ： 分離が全く みられない。

△ ： 分離がほとんどみられない。

X ： 液相 （油相又は水相） の分離が生じた。

[使用性の評価基準]

〇 ： 7名以上が艷があり、 しっとり し、 ベたつかず使用性良好と判定。 △ ： 3名以上 7名未満が艷がぁり、 しっ と り し、 ベたつかず使用性良 好と判定。

x ： 3名以下が艷があり、 しっとり し、 ベたつだず使用性良好と判定 < 第 1表

(製法）

( 1 ) に ( 2 ) を混合分散し予め油相を調製しておく。 次に、 （ 5 ) 又は （ 6 ) 又は （ 7 ) 又は （ 8 ) 又は （ 5 ) ( 6 ) ( 7 ) 又は （ 5 ) ( 6.) ( 7 ) ( 8 ) を溶解分散した （ 3 ) ( 4 ) の水相を、 徐々に室温で高速 攪拌機を用い攪拌しながら油相に添加し、 目的の乳化化粧料を得た。 な お、 ポリエーテル変性シ リ ンは下記化学式 「化学式 2」 の ものを用 いた。 疎水性粉末は、 シ リ コ ー ン樹脂粉末を用いた。 [化学式 2 ]

H₃C CH₃

分子量 ： 5 5 0 0 0、 ポリオキシアルキレン基含有率 ： 4 5 % 「実施例 6 乳液」

( 1 ) 流動パラ フ ィ ン 6. 0 ( 2 ) デカ メ チルシ ク ロペン 夕 シ ロキサン 1 0. 0

( 3 ) 1 , 3 —ブチレ ングリ コール 3. 0

( 4 ) ポリエ ーテル変性シ リ コー ン ( 「化学式 3」 ） 6. 0

( 5 ) ィォン交換水 7 3. 0

( 6 ) グルタ ミ ン酸ナ ト リ ウム 2. 0 ( 7 ) パラベン

( 8 ) 酸化防止剤 適

( 9 ) 香料 適

(製法）

( 1 ) ( 2 ) ( 4 ) ( 9 ) を混合分散し予め油相を調製しておく。 次 に、 （ 3 ) ( 5 ) ( 6 ) ( 7 ) ( 8 ) を溶解した水相を、 室温で徐々に 高速攪拌機を用い攪拌しながら油相に添加し、 目的の乳液を得た。 本乳 液は、 実施例 1 〜 5 と同様に、 使用性は 0、 すなわち皮膚に塗布した場 合艷を与え、 しっとり した感触を有しており、 しかもべたつかず安定性 の良好 （〇） な ものであった。

なお、 ポリエーテル変性シ リ コー ンは下記化学式 「化学式 3」 のもの を用いた。 [化学式 3 ]

CH₃ CH₃ CH₃ CH₃ H₃C— SiO- -SiO- SiO- -Si— CH₃ CH₃ CH₃ (CH₂)₃0 (C₂H₄0)₂₄ (C₃H_sO)₂₄H CH₃

」400 10 分子量 ： 5 5 0 0 0、 ポ リ オキシアルキ レ ン基含有率 ： 4 5 % 「実施例 7 乳化型毛髪処理剤」

( 1 ) イ ソパラ フ ィ ン 3 0 0 ( 2 ) ジメ チルポ リ シ ロキサン （ 5 0 0 C S ) 1 0 0 ( 3 ) グリ セロール δ 0

( 4 ) ポリェ―テル変性シ リ コー ン （ 「化学式 4」 ) 8 0 ( 5 ) ィォン交換水 2 5 0 ( 6 ) エタ ノ ール 2 0. 0 ( 7 ) 塩化ナ ト リ ウム 2. 0 ( 8 ) パラベン

( 9 ) 酸化防止剤 過 量

( 1 0 ) 香料 適 量

(製法）

( 1 ) ( 2 ) ( 4 ) ( 1 0 ) を混合分散し予め油相を調製しておく。 次に、 （ 3 ) ( 5 ) ( 6 ) ( 7 ) ( 8 ) ( 9 ) を溶解した水相を、 室温 で徐々に高速攪拌機を用い攪拌しながら油相に添加し、 目的の乳化型毛 髪処理剤を得た。 本乳化型毛髪処理剤は、 使用性は ο、 すなわち毛髪に 塗布した場合艷を与え、 しっと り した感触を有しており、 しかもべたつ かず安定性の良好 （〇） なものであ っ た。

なお、 ポリエ一テル変性シ リ コー ンは下記化学式 「化学式 4— の もの を用いた。 [化学式 4 ]

分子量 ： 5 5 0 0 0、 ポリオキシアルキ レン基含有率 ： 4 5 % 「実施例 8 乳ィ匕フ ァ ンデー シ ョ ン」

( I ) ス ク ヮ ラ ン 2. 0 ( 2 ) ジ メ チルポ リ シ ロキサ ン （ 6 C S ) 2 0. 0

( 3 ) プロ ピ レ ング リ コーノレ 5. 0 ( 4 ) ポリエーテル変性シ リ コー ン （ 「化学式 5」 ） 4. 0 ( 5 ) ィォン交換水 2 6. 0

( 6 ) エタ ノ ール 8. 0 ( 7 ) ポ リ エチ レ ング リ コ一ル （分子量 3 , 0 0 0 ) 5. 0 ( 8 ) パル ミ チ ン酸デキス ト リ ン処理二酸化チタ ン 1 0. 0

( 9 ) パノレ ミ チ ン酸デキス ト リ ン処理マイ 力 1 0. 0

( 1 0 ) パル ミ チ ン酸デキス ト リ ン処理夕 ルク 5. 0

( I I ) パル ミ チ ン酸デキス ト リ ン処理酸化鉄 5. 0 (-1 2 ) ェチルパラベン 適 量

( 1 3 ) 酸化防止剤 適 量

( 1 4 ) 香料 適 量 (製法）

( 1 ) ( 2 ) ( 4 ) 及び （ 7 ) 〜 （ 1 4 ) を混合分散し予め油相を調 製しておく。 次に、 （ 3 ) ( 5 ) ( 6 ) を溶解した水相を、 室温で徐々 に高速攪拌機を用い攪拌しながら油相に添加し、 目的の乳化フ ア ンデー シ ヨ ンを得た。 本乳化フ ァ ンデー シ ョ ンは、 使用性は O、 すなわち皮膚 に塗布した場合艷を与え、 しっと り した感触を有しており、 しかもべた つかず安定性の良好 （〇） な ものであ っ た。 なお、 ポ リ エ—テル変性 シ リ コーンは下記化学式 「化学式 5」 のものを用いた。

[化学式 5 ]

CH₃ CH₃ CH₃ CH₃

H₃C— SiO- -SiO- SiO- -Si-

CH₃ CH₃ (CH₂)₃0 (C₂H »)₂₄ (C₃H₆0)₂₄H CH₃

」400 10

(CH₂)₃0 (C₂H₄0)₂₄ (C₃H₆0)₂₄H 分子量 ： 5 8 0 0 0、 ポリオキシアルキ レン基含有率 ： 4 7 %

「実施例 9 ： ク リ ーム」

( I ) 流動パラ フ ィ ン 5. 0 ( 2 ) デカ メ チルシ ク ロペン 夕 シ ロ キサ ン 2 5. 0

( 3 ) 1 , 3 — ブチ レ ン グ リ コ一ル 5. 0

( 4 ) ポリエーテル変性シ リ コ ー ン （ 「化学式 6」 ） 1. 0

( 5 ) ィ ォン交換水 5 4. 0

( 6 ) エタ ノ ール 5. 0 ( 7 ) グルタ ミ ン酸ナ ト リ ウム 2. 0

( 8 ) 疎水化処理二酸化チタ ン粉末 3. 0

( 9 ) パラベン 適 量

( 1 0 ) 酸化防止剤 適 量

( I I ) 香料 適 量 (製法）

( 1 ) ( 2 ) ( 4 ) ( 1 1 ) を混合分散し予め油相を調製しておく。 次に、 （ 3 ) ( 5 ) ( 6 ) ( 7 ( 8 ) ( 9 ) ( 1 0 ) を溶解した水相 を、 室温で徐々に高速攪拌機を用い攪拌しながら油相に添加し、 目的の ク リ ームを得た。 本ク リ ームは、 使用性は〇、 すなわち皮膚に塗布した 場合艷を与え、 しっと り した感触を有しており、 しかもべたつかず安定 性の良好 （〇） な の あった。.

なお、 ポリエーテル変性シ リ コ一 ンは下記化学式 「化学式 6」 の もの を用いた。

[化学式 6 ]

CH₃ CH₃ CH₃ CH₃

H₃C— SiO- -SiO- SiO- -Si— CH₃

CH₃ CH₃ (CH₂)₃0 (C₂H₄0)₂₄ (C₃H₆0)₂₄H CH₃

」400 10 分子量 ： 5 5 0 0 0、 ポリオキシアルキレン基含有率 ： 4 5 % 「実施例 1 0 乳液」

( 1 ) 流動パラ フ ィ ン 6. 0 ( 2 ) デカ メ チノレシ ク ロペン 夕 シ ロ キサ ン 1 0. 0

( 3 ) 1， 3 — ブチ レ ング リ コール 3. 0 ( 4 ) ポリェ一テル変性シ リ コー ン （ 「化学式 7」 ） 6. 0 ( 5：) ィォン交換水 7 3. 0 ( 6 ) ポ リ エチ レ ング リ コール （分子量 3、 0 0 0.) 2. 0 ( 7 ) パラベン 適 量

( 8 ) 酸化防止剤 適 量

( 9 ) 香料 適 量

(製法）

( 1 ) ( 2 ) ( 4 ) ( 9 ) を混合分散し予め油相を調製しておく。 次 に、 （ 3 ) ( 5 ) ( 6 ) ( 7 ) ( 8 ) を溶解した水相を、 室温で徐々 に 高速攪拌機を用い攪拌しながら油相に添加し、 目的の乳液を得た。 本乳 液は、 実施例 1 〜 5 と同様に、 使用性は〇、 すなわち、 皮膚に塗布した 場合艷を与え、 しっとり した感触を有しており、 しかもべたつかず、 安 定性の良好 （ C) ) なものであった。

なお、 ポリエーテル変性シ リ コー ンは下記化学式 「化学式 7」 のもの を用いた。

[化学式 7 ]

CH₃ CH₃ CH₃ CH₃

H₃C— SiO- -SiO- SiO- -Si— CH₃ CH₃ CH₃ (CH₂)₃0 (C₂H₄0)₂₄ (C₃H₆0)₂₄H CH₃

」400 10 分子量 ： 5 5 0 0 0、 ポリオキシアルキレン基含有率 ： 4 5 % 「実施例 1 1 乳液」

( 1 ) スク ヮラ ン 6. 0 ( 2 ) デカ メ チルシク ロペンタ シロキサン 1 0. 0 ( 3 ) 1， 3 —ブチ レ ングリ コール 3. 0 ( 4 ) ポリエーテル変性シ リ コー ン （ 「化学式 8」 ） 6. 0 ( 5 ) ィォ ン交換水 7 3. 0

( 6 ) 塩化ナ ト リ ウム 2. 0 ( 7 ) パラべン 適 量

( 8 ) 酸化防止剤 適 量

( 9 ) 香料 適 量

(製法）

( 1 ) ( 2 ) ( 4 ) ( 9 ) を混合分散し予め油相を調製しておく。 次 に、 （ 3 ) ( 5 ) ( 6 ) ( 7 ) ( 8 ) を溶解した水相を、 室温で徐々に 高速攪拌機を用い攪拌しながら油相に添加し、 目的の乳液を得た。 本乳 液は、 実施例 1〜 5 と同様に、 使用性は〇、 すなわち皮膚に塗布した場 合艷を与え、 しっ とり した感触を有しており、 しかもべたつかず安定性 の良好 （〇） なものであった。

なお、 ポリエーテル変性シ リ コー ンは下記化学式 「化学式 8」 のもの を用いた。

[化学式 8 ]

CH₃ CH₃ CH₃ CH₃

H₃C— SiO- -SiO- SiO- -Si— CH₃

CH₃ CH₃ (CH₂)₃0 (C₂H₄0 (C₃H₆0) ₂₄H CH₃

J 400 し 1 0 分子量 ： 5 5 0 0 0、 ポリオキシアルキレン基含有率 ： 4 5 % 産業上の利用可能性

本発明によれば、 界面活性剤あるいは有機変性粘土鉱物を乳化剤と し て用いるこ とな く 、 ポリエーテル変性シ リ コー ンを乳化剤と して用いる ことにより、 毛髪あるいは皮膚に艷を与え、 しっと り しかつべたつきが なく、 安定性が極めて良好な乳化組成物を提供することが出来る。

Claims

請 求 の 範 囲

1. (1) 下記一般式 「化学式 1」 で示されるポリエーテル変性シ リ コ一 ンの一種または二種以上と、

(II) 油分と、

(III) 水、 または、 水及びエチルアルコールと、

(IV) 乳化組成物全量に対しての含有量が、 0. 1重量％〜 2 0重量％ の分子量 2 0 0 0〜 3 0 0 0 0 0である水溶性高分子、 又は、 0. 1重 量％〜 8重量％の無機塩若しく はア ミ ノ酸塩とを含有することを特徴と する油中水型乳化組成物。

[化学式 1 ]

R R R R

A— SiO- -SiO- -SiO- -Si— A

R R A R

m

[ただし、 式中 Aはメ チル基、 フ ヱニル基及び

一般式 ： ^C 3^H 6° ^{f C} 2^H4^{0 )} a ^{( C} 3^H 6^{0 )} b ^R

(式中、 R' は水素原子、 ァシル基、 および炭素数 1 〜 4のアルキル基 からなる群から選択される基であり、 また aは 5〜 5 0の整数であり、 bは 5〜 5 0の整数である。 ） で示されるポリオキシアルキレン基から なる群から選択される基であり、 3つの Aのうち少なく とも 1 つはポ リ ォキシアルキ レ ン基である。 Rはメ チル基またはフ エニル基であ り、 ま た、 mは 5 0〜 1 0 0 0の整数であり、 nは 1 〜 4 0の整数である。 さ らに、 ポ リ ェ一テル変性シ リ コー ンが分子中にポ リ オキシアルキ レ ン基 を 4 0重量％以上含有し、 且つポリエーテル変性シ リ コー ンの分子量が 3 0 0 0 0以上である。 Ί

2 . 前記水溶性高分子がポ リ エチ レ ングリ コ一ルであり、 前記ァ ミ ノ酸 塩がグルタ ミ ン酸ナ ト リ ゥムであり、 前記無機塩が塩化ナ ト リ ウム、 塩 ィ匕カ リ ウム、 塩化マグネシウム、 塩化カルシウム、 塩化アル ミ ニウム、 硫酸ナ ト リ ウム、 硫酸カ リ ウム、 硫酸マグネ シウム又は硫酸アル ミ ニゥ ムであることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の油中水型乳化組成物。

3 . さ らに、 疎水性粉末を含有することを特徴とする請求の範囲第 1項 または第 2項記載の油中水型乳化組成物。

4 . 前記乳化組成物が、 皮膚化粧料であるこ とを特徴とする請求の範囲 第 1項、 第 2項または第 3項記載の油中水型乳化組成物。

5 . 前記乳化組成物が、 毛髪化粧料であるこ とを特徴とする請求の範囲 第 1項、 第 2項または第 3項記載の油中水型乳化組成物。